阿笠「出来たぞい光彦君、全自動金玉叩き機じゃ」 (35)

光彦「待ってました博士!どうやって使うんですか?」

阿笠「至って簡単じゃよ。これをこんな風にして……ほら、こんな感じで股間にはめるんじゃよ。」

阿笠「金玉を叩くタイミングはこのボタンで遠隔操作をするか、パソコンにつないで予めタイミングを設定することも出来るぞい」

阿笠「パソコンで設定する場合はこのCDに入ったインターフェースを使うんじゃ。金蹴り動画を再生しながら蹴りに合わせてタイミングを設定することも出来るぞい」 

阿笠「金玉叩きの強さは5段階で設定できるぞい。一番弱いので蘭ちゃんの軽い蹴り位の衝撃じゃ。一番強い設定だと蘭ちゃんの助走を付けた本気蹴りのレベルかの。一番強い設定はなかなかキツイ一撃じゃからいくらマニアの光彦君といえど相当辛いじゃろうなあ……」

光彦「ありがとうごさいます博士!」

阿笠「くれぐれも悪用してはいかんぞ」

光彦「さっそく家に帰って使ってみましょう!!」


ー光彦宅ー

光彦「さて…早速はめて……」かちゃん

光彦「始めはレベル1の設定でやってみましょう」

カチッ
ぺしっ

光彦「っ!ふむ、強すぎず弱すぎず、適度な痛みが心地よく下腹を包み込む……そんな印象ですね」

光彦「また、金玉を叩く部分もよく考えられていますね…厚めのストッキングを履いた女性の足のような感触だ……さすが博士、ただいたずらに女性の素足を再現したのでは面白くない……解っていますね…」

光彦「さて、レベル2は…」

カチッ
ペチン

光彦「ほう…なかなか考えられた打撃感ですね…弱めのスナップを入れてくることで少々重い一撃になっていますね…暖かい中にも厳格さを隠さない高貴な痛みが心地よく下腹を包み込みます…」

光彦「さて、お次はレベル3ですね」

カチッ
パチン!

光彦「おおおっ!!これはなかなかの一撃です。先程よりもスナップを利かせて打撃直前の速度もでていますね。さすが蘭さんの蹴りの強さで表すだけあってなかなか本格的な蹴りになっていますね。常人ならばここで顔を歪めて股間を抑えつつ膝を落とすでしょうか…」

光彦「私にさえ下腹に染み渡る痛みにも乱暴さを覚えました」

光彦「さて、次はレベル4……ここからは少し用心してかかる必要がありそうです」

光彦「ゴクリ……」


カチッ
パァン!

光彦「うぐっ!!」

光彦「これは……なかなか重い蹴りですね……」

光彦「さすがの私でもしばらくは立って居られないレベルですね……」

光彦「下腹にしみる痛みに私の股間に対する悪意……悪魔の笑みが見え隠れしているようです……容赦のない、潰れても良いという思いが伝わってきます……」

光彦「次はこの装置最強を誇るレベル5……博士の言うことには『蘭さんが助走を付けて本気で蹴ってくる強さ』と同等……」

光彦「……」スー……ハー……

光彦「覚悟を決めていきましょう!」

カチッ
スパアアァァン!!

光彦「っ!!!」

光彦「カハッ……!」


光彦「オエッ」ビチャア

光彦「げええええ」ビチャビチャビチャア



光彦「はあ……はあ……」


光彦「これは……地獄という言葉にふさわしい痛みです……ひさびさに嘔吐してしまいましたよ……」

光彦「悪魔が下腹で邪悪な笑みを浮かべながら暴れているようです……」

光彦「私でなければ失神物の一撃ですね……」
光彦「さすがに性癖の一つとしてこれを喰らって楽しむ気はおきませんね……間違っても……」

光彦「そうだ、灰原さんや歩美さんと会話しながらボタンを押せば擬似的な金蹴りを体感できますね」

光彦「まってくださいよー!歩美さん!」

歩美「どうしたの?グズひk……光彦君!」

コナン「バーロー、おせーやつはおいてくぞ」

歩美「そうだよ光彦君……いつもいつも私達の後ろでまごまごして……」
光彦(今です!)
ペチン
光彦「うっ」
歩美「のろま」

ペチン
光彦「うっ」

灰原「そう責めることはないわ」

ペチン
光彦「うっ」

灰原「彼も好きでのろまやってるわねじゃないわ」
ペチン
うっ
灰原「そういう星の本に生まれた、かわいそうな人なのだから……」

ぺちん
光彦「うっ」

歩美「それもそうね。いきましょ」


うな重「そういや光彦、さっきからどうしたんだ?うーうーうなって」

光彦「い、いや!なんでもないですよーハハハ」

歩美「きもちわるー…」

ペチン
光彦「うっ」


コナン「ついたぞ、ここが遺体発見現場予定地だ」

歩美「えー、もう決まってるの?」

ペチン
光彦「うっ」

灰原「露骨になってきたわね…」

ペチン
光彦「うっ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom