エレン(100)「駆逐してやる....一匹残らず」(18)

エレン「巨人は.....後何匹くらいいるんじゃ?」

アルミン「よく見えないが....向こうにいる一匹で最後じゃないかのぉ?」

エレン「後一匹で全滅か....長かったのぉ...」

アルミン「それより腰が痛いよワシは...」

ミカサ「ゴホッ!ゴホッ!」

アルミン「大丈夫かミカサ?ほれ、最後の一踏ん張りじゃ」

ミカサ「囚われーたー屈辱はー...はぁ!!」入れ歯ポン

エレン「アルミン、ミカ婆はもうボケとるんじゃよ」

アルミン「この世界は残酷じゃのう...」

エレン「よし!立体機動の準備じゃ」

アルミン「巨人に変身はしないのか?」

エレン「あれは若い頃の体力がないと無理じゃ」

アルミン「困ったのぉ〜」

エレン「しかし考えれば立体機動も老いた身体じゃ無理じゃ」

アルミン「最後の一匹なのにのぉ...」

巨人「!!」ズシンズシン

アルミン「巨人に見つかったぞ!」

エレン「ここまでか....長い駆逐人生だった」

ミカサ「えものおーほふう...」パシュ

ミカサ「いぇーーあーー」ズバッ

エレアル「ミカ婆!?」

アルミン「見たか!?今の!」

エレン「あぁ、ボケた筈のミカ婆が立体機動で最後の巨人を仕留めた」

ミカサ「ほほはいーうーほーおおーいー」

アルミン「本人に自覚はないみたいじゃがな...」

エレン「....まぁこれで長年の目標が達成できたのぉ」

アルミン「いや、しかし何か忘れてる気がするのぉ」

エレン「何がじゃ?」

アルミン「一番の憎き巨人を忘れとるような....」

エレン「あぁ!そうじゃった!奴が居たからワシは駆逐を決意したんじゃ!」

アルミン「えーと...奴の名前はたしか...」

ベルトルト「わしじゃよ」

ベルトルト「ワシなんじゃよ」

アルミン「....お前さんは誰じゃ?」

ベルトルト「ベルトルトじゃよ、訓練兵からの同期じゃ」

エレン「覚えてないのぉ...」

ミカサ「へうほうほ・ふーあー」

ベルトルト「遅くなったが...お前はワシの故郷に来てもらうぞ」

エレン「お前さんの故郷?」

アルミン「美味い焼酎でもあるのかのぉ?」

エレン「アルミンは酒飲んじゃダメじゃろ!この前お医者さんに...」

ベルトルト「......あれ?」

エレン「どうしたんじゃ?」

ベルトルト「ワシの故郷がどこか忘れた...」

エレン「物忘れはよくある事じゃ」

アルミン「でもさすがに自分の故郷は忘れちゃ駄目じゃろ...」

四人「はっはっはっはww」

その頃 故郷

ライナー「遅いのぉ〜」

アニ「まだかのぉ〜」

ライナー「.....そういえばワシ達は何を待ってんじゃ?」

アニ「知らん」


おわり

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