ちなつ「えへへ、京子先輩大好きー!」 (54)

京子「よーし、欲しいもんあったら京子ちゃんが何でも買ってあげるからねっ」デレデレ

両津「ぶ…部長ー!こんなところにゆるゆりスレですよ!」

部長「うむ、我々で乗っ取るしかなさそうだな」

はよ

京子「っていう夢を見たんだけど」

ちなつ「はい」

京子「これは神の啓示だと思うんだ」

ちなつ「はぁ?」

京子「だから私と付きあおう」

ちなつ「嫌です」

京子「こんな夢を見るなんて、神か仏からのお知らせとしか思えない!」

ちなつ「でも夢なんでしょう?」

京子「夢だからこそ夢があるんじゃないか」

ちなつ「現実じゃないから夢なんですよ」

京子「ちなちゅはかたいなぁ」

ちなつ「ちなちゅ言うな」

頑張れ脳姦

京子「今日はいつもよりお茶がおいしいね」ズズッ

ちなつ「そうですか」

京子「ちなつちゃんの愛がこもってるんだな」

ちなつ「こもってません」

京子「付きあおう」

ちなつ「付き合いません」

京子「そうだ!今度二人で遊びに行かない?」

ちなつ「私と結衣先輩の二人ですか?」

京子「結衣先輩じゃなくて京子先輩!」

ちなつ「京子先輩が何もかもおごってくれるならいいですよ」

京子「ち、ちとそれはきついかも」

ちなつ「冗談ですよ」

京子「ちなつちゃんってさ」

ちなつ「はい」

京子「寝る時どんなこと考えてるの?」

ちなつ「そうですね……好きな人のこととか」

京子「ありがとう」

ちなつ「違います」

自演くさい上につまらないとはこれいかに

くさい
つまんね
SS()

クソ3点セット

京子「ねえねえちなつちゃん」

ちなつ「もう、なんですか」

京子「夢で言ってたみたいに『えへへ、京子先輩大好きー!』って言ってみて」

ちなつ「夢で言われたんだからいいじゃないですか」

京子「リアルちなつちゃんに言われたいの!」

ちなつ「しょうがないですね…」

京子「お!」

ちなつ「え、えへへ…京子先輩大好きー…」

京子「うおおおおお」ジタバタ

ちなつ「宿題に集中できないのでちょっと黙っててください」

京子「……」

ちなつ「……」

京子「……」

ちなつ「…なんで話しかけてこないんですか?」

京子「え、ちなつちゃんが黙ってって言ったんじゃん」

ちなつ「あ、そうでした…」

京子「……」

ちなつ「……」

京子「……」

ちなつ「……少しなら喋っていいですよ」

京子「お、ちなつちゃんがでれた?」

ちなつ「そんなんじゃないです」

ちなつ「なんか、こう、静かすぎて嫌だなあって」

京子「仕方ないなー、寂しがり屋さん!」

\4

京子「二人で海行きたいねー」

ちなつ「もう夏終わっちゃいましたよ」

京子「いや、秋の海もいいと思うんだ」

ちなつ「空いてはいるでしょうね」

京子「夕暮れに照らされながら海ではしゃぐ二人の少女」

ちなつ「絶対寒いです」

京子「そして落ちていく夕日を並んで見つめる……魅力的だと思わない?」

ちなつ「思いません」

京子「付き合おう」

ちなつ「付き合いません」

ちなつ「ところでどうして私の家にいるんですか?」

京子「今更だね」

ちなつ「今更です」

京子「泊まりに来た」

ちなつ「聞いてないです」

京子「聞かせてないもん」

ちなつ「帰ってください」

京子「ええーっ、もうお母さんに泊まるって言っちゃったよ」

ちなつ「ったく、京子先輩は…」

ちなつ「ったく、京子先輩は(京子先輩が泊まる京子先輩が泊まる京子先輩が泊まる!!!!)」

京子「抱きしめていい?」

ちなつ「だめです」

京子「えいっ」ムギュ

ちなつ「ちょっ、ダメって言ったじゃないですか!」

京子「ちなつちゃんの髪もふもふでいい匂い」

ちなつ「今日結構汗かいたのでほんとに離れてください!」

京子「汗もいい匂い」

ちなつ「もおおおおお」

京子「どこ行くの?」

ちなつ「お風呂です」

京子「早いね」

ちなつ「京子先輩に汗がどうとか言われたので」

京子「褒めたんだけど」

ちなつ「私は恥ずかしいんです」

京子「一緒に入っていい?」

ちなつ「ダメです」

京子「わーいちなつちゃんとお風呂」チャプチャプ

ちなつ「止めても無駄なのは知ってましたけど…」チャプン

京子「小さいねー」

ちなつ「そりゃ湯船は一人分ですからね」

京子「いや、ちなつちゃんのおっぱいの話」

ちなつ「怒りますよ?」

京子「ごめんちゃい」

京子「んーこれじゃ揉みがいがないかも」

ちなつ「何の話ですか?」

京子「でもちっぱいはちっぱいで魅力が…」

ちなつ「私先に上がりますね」ザバー

京子「ああん、待ってー」

京ちな!

さくひま!さくひま!

京子「体ほかほか」

ちなつ「早くパジャマ来てくださいよ!いつまで下着なんですか!」

京子「えーだって暑いもん」

ちなつ「クーラーつけますから!」ピッ

京子「しょうがないなー」

京子「ちなつちゃーん、喉乾いたから何か飲み物ちょうだい」

ちなつ「めんどくさいので我慢してください」

京子「じゃあちなつちゃんの唾液で我慢するか」

ちなつ「わかりました今すぐ飲み物持ってきますからそれ以上近づかないでください」

京子「オレンジジュースうめぇ!」ゴクゴク

ちなつ「唾液入れておきましたから美味しいでしょう?」

京子「ブッ」

ちなつ「冗談ですよ!あぁ…カーペット汚しちゃって…」

京子「ごめん!」

ちなつ「いいです。今回は私に否がありました」

ちなつは気持ちを表に出せない、もしくは出さないくらいがちなつらしくて可愛い

京子「いやーちなつちゃんがあんなこと言うなんて」

ちなつ「吐き出したってことは、やっぱり私の唾液嫌なんですね」

京子「違うよ!驚いただけだって!」

ちなつ「そうですか……」

京子「本当だって!!今度は飲む前に言ってくれれば気持ちよく飲むよ!」

ちなつ「それはそれで嫌ですね…」

京子「オレンジジュースうめぇ!」ゴクゴク

ちなつ「唾液入れておきましたから美味しいでしょう?」

京子「ブッ」

ちなつ「冗談ですよ!あぁ…カーペット汚しちゃって…」

京子「ごめん!」

ちなつ「いいです。今回は私に非がありました」

京子「ところで、さっきした海へ行く約束だけど」

ちなつ「してませんけど」

京子「今度一緒に水着買いに行かない?」

ちなつ「本気で言ってるんですか?」

京子「本気でちなつちゃんの水着選んであげるよ」

ちなつ「私の水着姿みたいだけじゃないですか」

京子「そうだよ!」

京子「楽しいこと思いついたんだけど」

ちなつ「ろくなことじゃないですね」

京子「これからホラー映画でも見ない?」

ちなつ「全然楽しくないです」

京子「『京子先輩…怖くて一人でトイレいけません…』とか言われてみたいんだよね!」

ちなつ「早く死んでください」

京子「…ねえちなつちゃん」

ちなつ「はい」

京子「もし私が難病を抱えてるって言ったら、心配する?」

ちなつ「そ、そりゃちょっとは心配します…」

京子「そっか…」

京子「実はさ、私、余命1年って言われてるんだ」

ちなつ「え、医者にですか?」

京子「うん…。今まで隠してたけど…」

ちなつ「冗談ですよね?」

京子「え…」

ちなつ「それ冗談ですよね?」

京子「え、う、うん、ごめん嘘」

ちなつ「そういう質の悪い冗談やめてくださいよ…」

ちなつ「私だってそれなりに心配するんですから」

京子「ごめん…」

いいかんじ

京子「今の話じゃないけど私たちの命なんていつなくなるかわからない!」

ちなつ「まあ…そうですね」

京子「明日交通事故で死ぬかもしれない!」

ちなつ「言えなく無いです」

京子「だから今のうちにキスしておこう」

ちなつ「なんでそうなるんですか」

京子「ダメ?」

ちなつ「ダメに決まってます」

京子「ちなちゅはツンツンだなぁ」

ちなつ「ちなちゅ言うな」

ちなつ「でも…一回くらいならいいかも…です」

京子「え、何って?」

ちなつ「なんでもないです!」

京子「一回ならいいのか!」

ちなつ「聞こえてるじゃないですか!!」

京子「んー貴重な一回ならとっておこうかな」

ちなつ「なんですかそれ」

京子「ここぞという機会に!」

ちなつ「そんな機会ありますかね」

京子「私が作るから大丈夫!」

京子「ねえちなつちゃん」

ちなつ「なんですか」

京子「ずっと気になってたんだけどさ」

ちなつ「はい」

京子「どうして頭の上にほこり乗っけてるの?」

ちなつ「なっ!もっと早く言ってくださいよ!」フリフリ

京子「いやー新手のファッションかなーって」

ちなつ「バカですか」

ちなつ「床に布団敷いておくのでそこで寝てください」

京子「そんなのいらないよ!」

ちなつ「はぁ?」

京子「私はちなつちゃんと同じベッドで寝るの!」

ちなつ「狭いですよ!」

京子「私は気にしない!」

ちなつ「私が気にするんですよ!」

ちなつ「うぅ…窮屈…」

京子「なんだかんだで一緒に寝てくれるちなつちゃん優しい!」

ちなつ「今回だけですからね」

京子「今回ってことは次回もあるのか」

ちなつ「そういうつもりで言ったんじゃありません」

京子「次回は床に敷いた布団に二人で寝ようね」

ちなつ「もう勝手にしてください」

京子「ちなつちゃんに抱きついて寝るぞ」ギュッ

ちなつ「ちょ、ちょっと!」

京子「んー…抱きまくらより抱き心地がいい…」ムギュムギュ

ちなつ「暑くて寝れないので離れてください!」グイッ

京子「明日の朝二人で登校しようね」

ちなつ「いいですよ」

京子「私たち恋人同士かもって噂がたっちゃうかも」

ちなつ「やっぱりやめておきます」

京子「そんなこと言わないでー」

ちなつ「すーすー」

京子「ちなつちゃん寝ちゃったな」

ちなつ「んー……」モゾモゾ

京子「私は学校でいっぱい寝てるから寝れないんだよね」

京子「だからちなつちゃんの寝顔観察」

ちなつ「スースー」

京子(あああ抱きしめたい……。でも抱きしめたら起きちゃうだろうな)

ちなつ「…ん……えへへ…京子先輩……」

京子「!!!???」

ちなつ「…むにゃ……」

京子(寝言…?)

京子(……まったく、ちなつちゃんのツンデレ具合にはまいっちゃうよ)

京子「……へへっ」

 
 
ちなつ「京子先輩!京子先輩!」ユサユサ


京子「…んー?」ボケー

ちなつ「もう朝ですよ!早く準備しないと学校始まっちゃいますよ!」

京子「おお、ちなつよ、お目覚めのキスを」

ちなつ「そんなことやってる暇ありません!私まで遅刻するの嫌ですから早く起きてくださいよ!」

京子「へいへい…」

京子「よし、準備完了!」

ちなつ「じゃあ急いで学校行きますよ」

京子「あ、ちなつちゃん」

ちなつ「なんですか」

京子「手つないで行こうよ」

ちなつ「……今日だけですよ」ギュッ

京子「へへっ」

ちなつ「じゃあ急ぎますよ」タッ

京子「ちょっ、ちなつちゃん速い!」


おわり

おつ

あかりちゃんは出ますか?

ツンツンチーナかわいすぎィ

時代は京ちなか

大層乙であった

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