高森藍子「少女日和 ∼after∼」 (22)

モバマス、高森藍子短編SSです
一応続き物ですが前作を読まなくても大丈夫です。
一応おいておきますのでどうぞ
高森藍子「少女日和」 - SSまとめ速報
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どんどん投下していきます

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こんにちは、高森藍子です。


それでは今回も自己紹介をしていきましょうか。
身長155センチ、体重42キロ。
7月25日生まれの16歳、しし座です。
前回もしましたからこんな感じでいいでしょうか。

_____________

今日の私のスケジュールは、テレビの撮影とラジオの収録です。
両方ともあまり経験がないので緊張してしまいますね。

それでは早速お仕事に向かいましょうか。
今日のテレビの収録は街頭でするロケになっています。
街をお散歩しながら、カフェを巡ってみようという企画らしいです。
新しい、お気に入りのカフェが見つかるといいな。


収録の前、さまざまな機器の設営などが慌ただしく行われています。
たくさんの人の努力に、私は支えられているんですね。
期待に応えるためにも頑張らなきゃ。

まもなく本番です。カメラも私のほうへ向けられます。
失敗はしないようにしなくちゃね。
Pさん、私、少し緊張してきちゃいました。


撮影は滞ることなく進み、無事に終えることができました。
はじめて行ったカフェだったけど、雰囲気も良くて素敵なところでした。
プライベートでも行きたいなぁ。


さて、今日のお仕事はこの前みたいに時間はあまり余っていないようです。
準備をして、次のお仕事に向かうために車に乗り込みます。


車の中に流れる音楽は、同じ事務所の子の曲。
元気が出るような明るい曲で、私も元気になっちゃいます。
確か宝石の言葉は愛情、自然の流れ、だったかな。
私もそんな愛情を振りまけるようなアイドルになりたいですね。


ラジオ局に到着しました。今日二つ目のお仕事です。

出演するラジオは島村卯月ちゃんと渋谷凛ちゃん、城ヶ崎美嘉ちゃんがパーソナリティを務めているラジオです。
そういえばお仕事で共演するのは初めてですね。楽しみです。

お話の内容はおもにCDデビューについて、です。
彼女たちは皆、私よりも先にCDを出しています。美嘉ちゃんはさっき流れていた曲も歌っていましたね。


収録中、私たちはリスナーさんのさまざまなお便りを交えながらいっぱい会話をしました。
編集によって30分間の番組になるそうですが、30分に収められるか心配です。

トップアイドルの彼女たちは、やっぱりすごいなって感じました。
第一にファンのことを考えているし、それでいて自分のあるべき姿をわかっている、というのでしょうか。
私もそういうところを見習っていきたいな。


あ、私に対するお便りもたくさん来ていたんですよ。
応援しています!とか、新曲聞きました!とか。
嬉しくなっちゃって、ちょっと感動しちゃって。
皆、私のことをちゃんと見てくれているんだなって思いました。


収録を終えて、確認も終わりました。
今日はもうお仕事もありません。用事もないので帰宅するのみです。
急いでいるわけでもないので、少し休んでから準備をしましょうか。


準備も終わりましたので、帰るためにラジオ局を出ます。
迎えてくれたのは事務所の用意してくれたタクシー、Pさんは他の子のお仕事で忙しいみたいです。
本当は送迎がよかったんですけどね。


文句を言うつもりはありませんから、タクシーに乗り込みます。
行き先を告げると、ゆっくりと走り出しました。

車内には先ほどとは違った曲が流れます。
この歌は…私の曲ですね。
CD発売を控え、さまざまなところで流れているのを耳にします。


私の声が、日本中に届く。
少し前では考えることのできない世界でした。
それが今、現実となって私を迎え入れてくれています。

この曲、私が歌っているんですよ。
なんて、運転手さんに言ったらどんな反応するのかな。
きっと驚いて、もしかしたら歌ってくれとか頼まれたりするかもしれませんね。

そんなことを考えている内に、自宅のすぐそばまで着きました。
適当なところで降ろしてもらい、そこからは歩いて帰宅します。
それほど距離はありませんけどね。

いつも通り、今日一日を振り返ります。
ああ、今日は充実した一日だったなぁ。新しいカフェも見つけたし、いっぱいお話もできたし。
あんまりお散歩はできなかったけど、その分撮影でたくさん歩いたから、良しとしましょう。


今日という一日を大事にすることで、きっと明日も輝ける。
それはまるで、磨けば光る宝石のように。
私はそんな、美しい宝石になれるでしょうか。

一人ひとり輝きは違うけれど、どれもきれいな輝きを放ちます。
けれどもそれは時には濁り、くすんでしまうかもしれません。
そんなくすみを取り除いていくのが私達アイドルなのかもしれませんね。


希望を与えるアイドルとして、光り輝くアイドルとして、
私、高森藍子ができることを精いっぱいやっていきたいのです。
きっと、それが誰かを救う力となるから…


_______________


お疲れ様でした。これで収録も終わりですね。
新たな一面、発見できましたか?
私はまだまだ原石ですから、もっともっと磨いてトップアイドルにしてくださいね?

以上です。ありがとうございました
藍子のCDデビューお祝いで書きました。

イメージとしてはpassion jewelriesの収録曲「Orange Sapphire」を題材にして考えてみました

少しだけ補足しておくと、最初のテレビの下りはCMのものをイメージしています。
あれが実際何の撮影かはわからないけど…

ラジオは言うまでもないかと思いますがデレラジです

html化出しておきます

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