モバP「個性が加速してこじれる機械?」【安価】 (97)

晶葉「うむ」

P「リモコンみたいな形をしてるな」

晶葉「使い方は相手に向けてボタンを押すだけだ」

晶葉「この機械から発せられる特殊な電波が相手の精神に干渉して」

P「あいや、どうせ解らんから原理の説明は要らない」

晶葉「むう……釣れないな」

P「で、なんだってこんなもの作ろうと思ったんだ?」

晶葉「何と言うか……いろいろやってたらなんか出来てた」

P「ご都合主義ですかそうですか晶葉えもん乙」

晶葉「なにやら馬鹿にされた気がする」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378826596

P「個性が加速するってのはどういうことなんだ?」

晶葉「そうだな……実際に見てみた方が早いだろうな」

ガチャ

幸子「おはようございまーす、カワイイボクが来ましたよ!」

晶葉「丁度良く実験台が」

P「まあ幸子ならどうなっても大丈夫な気はするが」

幸子「い、いきなり何言ってくるんですか……」

晶葉「じゃあ、機械を向けて」

幸子「ん? 何ですかそれ」

晶葉「ポチッと」ポチッ

ミョンミョンミョン

幸子「……」

P「……?」

幸子「……」スッ

P「手鏡を取り出したな」

幸子「……」ジー

P「えらい凝視してるな」

幸子「……いやあ」

幸子「ボクってカワイイですよね」

P「ん?」

幸子「なんかこう、カワイすぎてカワイすぎて」

幸子「自分でも見惚れちゃいますねぇー……」

P「そ、そうか……」

幸子「……あはぁー……」ポー

P「鏡見て自分の顔に夢中になってるぞ……」

晶葉「【ボクはカワイイ】という個性が加速してナルシストになったみたいだな」

晶葉「ちなみに10分程度で効果が切れるから放っておいても大丈夫だ」

P「自分の世界に入ってるから話しかけても何ともならないけどな」

幸子「あー……カワイイなあ……」

幸子「こう……流し目とか」クイ

幸子「あ、今のカワイかった! えっと今のは確かこうやって……」

晶葉「まあ、この機械がどんなものかはよく分かっただろう」

P「どこに需要があるのか疑問だけどな」

晶葉「じゃあ、これは貸すから自由に使うといい」

P「え、俺が使うの?」

晶葉「私が作った機械をPが使う」

晶葉「お約束だろう?」

P「誰が決めたんだよ……」

晶葉「いいから」

P「じゃあ早速」ポチッ

晶葉「え、私?」

ミョンミョンミョン

晶葉「……」

晶葉「はぁーーっはっはっはっ!!」

P「!?」

晶葉「私は天才だぁ!」

晶葉「不可能など無ぁい!」

P「あー、【天才】の部分が加速したのかな」

P「でもこれ、いけない方向にこじれてるんじゃないのか?」

幸子「ん? なんでボクは鏡を見てるんですかね?」

晶葉「そうだな、おい助手、実験台になれ!」

P「うげ! なんか嫌な予感がする!」

晶葉「大丈夫だ、失敗なんて起きないから」

晶葉「この天才の私を信じろ!」

幸子「ねえプロデューサーさん、ボクって何してました? カワイイですよね?」

P「逃げよう」

…………

P「ふう、難なく撒いたな」

P「放っておけば元に戻るらしいから大丈夫だろ、多分」

P「……結局持ってきちまったな、この機械」

P「使っても疲れるだけだろうしな、先の二人の例からして」

P「しかし、好奇心が湧いているのも否定できない……むむむ」

ガチャ

P「あ、誰か来た」


おまたせしました、安価です
1人数レス程度の予定です
筆の速さには期待しないでね

来たアイドル↓2

森久保

ユッコ

杏「おはよー」

P「!?」

杏「なにさ、人の顔見て驚いて」

P「杏が自力で事務所に来ただと……」

杏「失礼な」

P「(にしても、杏か……)」

P「(個性を加速させても何となく予想はつくんだよなあ)」

P「まあまずはポチッと」ポチッ

ミョンミョンミョン

杏「ん?」

杏「……」

杏「あー」グデ

P「おい、床に寝そべるなよ」

杏「うー」ダラー

P「思った通り、【ぐうたら】な部分が加速したな」

杏「んー」

P「喋るのも億劫なのか」

杏「うぃー」

P「とりあえず寝そべるならソファーまで移動しろよ」

杏「うあー」グダー

P「……あくまで自分で動かないつもりか、よいしょっと」

杏「ぬぁー」

P「ほれ」ドサッ

杏「んー」

P「そうだ、飴舐めるか?」

杏「あー」

P「……どうした、口開けて」

杏「あ、あ」

P「……俺が口の中に入れろと」ヒョイ

杏「んむ」コロコロ

杏「……ぅぇ」

P「残念だったな、ハッカ飴だ」

杏「むー……」

P「そんな目で見られてもな、口の中に入れさせたのは杏だろ?」

杏「むぅ」プイ

P「ありゃ、拗ねた」

P「これ以上は何も進展は無さそうだな」

P「放っておいても問題ないな、杏だし」

晶葉「おーいP、私はさっきまで何していたんだ?」

ガチャ

P「誰か来た、次は誰だ?」

晶葉「聞いてるのか? 聞いてないな?」


来たアイドル↓2

ユッキ

ありす

泰葉

ありす「おはようございます」

P「おー、おはようありす」

ありす「あ、プロデューサー」

ありす「(えへへ)」

P「(最近は名前で呼んでも咎められなくなってきたな)」

P「(むしろ懐いてきたような)」

晶葉「(助手が相手してくれない)」

杏「(うぁー)」

P「(さて、そんなありすに機械を使うとどうなるやら)」

P「ポチッと」ポチッ

ミョンミョンミョン

ありす「今日はお仕事までまだ時間ありますね」

P「そうだな、少しの間くつろいでてくれ」

ありす「はい」ポス

P「おーい? なんで俺の膝に座るの?」

ありす「だって、ソファーは占領されてますし」

杏「んー」グデー

P「あ、そうだった」

ありす「♪」

P「(……特に変わったところは見られないな)」

P「あり

ありす「名前で呼ぶなアアァ!!!」クワッ

P「!?」ビクッ

ありす「あ……すいません、大声出して」

P「あ、いや、大丈夫だあり

ありす「……」ギンッ

P「……橘」

ありす「はい」

P「(【名前コンプレックス】……まだあったんだな)」

P「(にしても、今の剣幕は……アイドルの顔では無かった……)」

ありす「あ、頭撫でてくれませんか?」

P「あ、ああ」ナデナデ

ありす「えへへ」

P「(それ以外は最近のデレありすなんだけどなあ……)」

ありす「あ……その、お花摘んできますね」スタッ

P「ん、ああ……」

ありす「(プロデューサーの膝……名残惜しいなぁ……)」スタスタ

P「……」

P「正直、冷汗かいた」

杏「……zzZ」


ガチャ

P「ん、次は誰かな?」


来たアイドル↓2

まゆ

岡崎先輩

泰葉「プロデューサー、おはようございます」

P「おはよう泰葉」

P「確か、今日はボイストレーニングだったかな」

泰葉「はい、そうですね」

P「今日は晶葉と幸子と一緒にトレーニングだったよな」

晶葉「……あ、やっと呼んでくれた」

P「幸子は多分もう行ったと思うから、晶葉と一緒に向かってくれ」

泰葉「分かりました」

泰葉「じゃあ行きましょうか、晶葉ちゃん」

晶葉「そうだな」

泰葉「(他の人と一緒にトレーニングかあ)」

泰葉「(前の職場ではいつも一人で練習してたなあ)」

P「(出ていくところに機械をオン)」ポチッ

ミョンミョンミョン

晶葉「(あ、今使ったな)」

…………

幸子「あー、あー」

トレーナー「うーん、声に張りが無いな」

幸子「むむむ……この音程は難しいですね……」

泰葉「……」

泰葉「幸子ちゃん、そこはね、お腹のここらへんに力を入れて……」

幸子「あーー……こうですか?」

トレーナー「……うん、さっきよりは良くなったぞ」

幸子「本当ですか? まあボクはカワイイですからね、当然ですね!」

泰葉「ふふ、良かったね幸子ちゃん」

幸子「あ、はい。ありがとうございます泰葉さん」

泰葉「分からないことがあったら何でも聞いてね」

泰葉「私、芸歴は長いですから!」

晶葉「……」

晶葉「(イマイチ変化が少なくて分かり辛いが……)」

晶葉「(どうやら【先輩】として張り切ってるみたいだ)」

泰葉「晶葉ちゃんも遠慮なく聞いてくださいね」

晶葉「ん? うむ、分かった」

泰葉「ほら、何でも聞いていいですよ? うふふ」ニコニコ

晶葉「う、うむ……」

晶葉「(……張り切り過ぎてるよな)」

晶葉「(我ながら効果の強い機械だな……)」

P「……」

P「あれ」

P「ボイトレに行っちゃったらどんな変化をしたのか分かんないじゃん」

P「しくったな……」

ありす「ふう」スタスタ

P「おかえり、橘」

ありす「え……」

ありす「(今、苗字で……)」

ありす「……うぅ」グス

P「あ、あー、ありす」

ありす「あ……はいっ!」ニコ

P「(晶葉の言う通り、効果時間は短いようだ……)」

ガチャ

P「ん、次が来たな」


来たアイドル↓2

珠ちゃん

珠美

今日はここまで
次回、珠ちゃん了解

おっつおっつ

プロデューサー助けて!
さっきまで元気だった珠ちゃんの背が1mないの!

ポンコツ具合が加速するんかな?

ぽ、ぽんこつとちゃうしっ!

じゃあちびっこ?

ちびりっこ?(難聴

にわかを加速させたい

これウサミンが加速したらどうなるんだ…

ウサミン星皇女・安部菜々(17)地球侵略開始さる

とりあえず師匠の個性を加速させよう(提案

珠美「プロデューサー殿、おはようございます!」

P「おはよう、珠美」

P「(珠美といえば剣道だよな)」

珠美「……」チラッ

杏「zzZ」

珠美「……ふっ」

P「なんで杏を見て勝ち誇った顔をしてるんだお前は」

珠美「え!? い、いや、何でもないです、はい!」

P「(とにかく、機械をポチッと)」ポチッ

ミョンミョンミョン

ポンッ

P「うわっ!?」

珠美「? どうされました?」

P「ちっさ!」

珠美「ぬああ!? そ、そんなにばっさりいわないでください!」

P「(なんだ!? 機械を使った途端に明らかにさっきよりちっちゃくなったぞ!?)」

杏「んー……もう、うるさいなー……あれ」

珠美「ん?」

杏「……寝ぼけてるのかな、私より【ちび】に見えるんだけど」

珠美「はうあっ!?」

P「珠美」

P「身長、いくらだっけ」

珠美「ううー! ふ、ふたりしていじめないでください!」

珠美「これでもこうこうせいなんです!」

珠美「まだまだこれからせいちょうするんですー!」

P「(ちっさくなったせいか呂律も回ってないぞ)」

杏「……小学生にしか見えないね」

珠美「ぬがっ!? いちばんいわれたくないひとにいわれた!?」

P「まあ……実際のところ、仁奈や千佳と同じくらい……いや、それより低い?」

珠美「う、ううう」

珠美「ぷろでゅーさーのばかー!」バシンバシン

P「ぬあ!? お前竹刀は止め、いて、いてぇ!」

P「あの後、珠美は泣きながら事務所を飛び出してしまった」

P「にしてもこの機械、外見にまで影響が出るのか」

杏「災難だったね」

P「全くだ。あーいて、アザにならないよなこれ……」

杏「ところで、なんであんなにちっちゃくなってたの?」

P「晶葉」

杏「理解した」

P「それよりお前、もうすぐ仕事の時間だろ」

杏「だりー……」

P「はよ行け」

杏「はいはい……」

ガチャ

杏「ん、誰か来た」


来たアイドル↓2

卯月

きらり

あやめ

事務所壊滅待ったなし!

きらり「にゃっほーい! Pちゃんおっすおっす☆」

P「おっすおっすきらり」

杏「うげっ」

きらり「うきゃー☆ 杏ちゃんだにぃ!」

きらり「杏ちゃん成分補給すゆ!」ギュー

杏「やめ、離せー! ぐえっ」

P「丁度良かった。そのまま杏を仕事に連れて行ってくれないか」

きらり「ばっちこいだにぃ! うぇへへ☆」

杏「降ろせー!」ジタバタ

P「(ここで機械をポチッ)」ポチッ

ミョンミョンミョン

ゴンッ

きらり「あいたっ」

P「どうした?」

きらり「入口の上に頭ぶつけたゆ……」

きらり「Pちゃん、こんなにドアちっちゃかったっけ?」

P「ドアの大きさは変わってないけど」

きらり「うーん……まいっか☆」

きらり「いってきまーす!」

杏「自分で歩くから降ろしてくれー……」

バタン

P「……」

…………

珠美「勢い余って飛び出してしまいました……」

珠美「早く事務所に戻りましょう」

珠美「……ん?」

ズシンズシン

きらり「にょわー、にょわー☆ お仕事れっつらごーう☆」ズシンズシン

杏「……」チョコン

杏「(幸子の気持ちが分かった気がする……)」


珠美「」

珠美「あれが、1歳違い……!」

珠美「うわぁん!」ダッ

ありす「……プロデューサー」

P「どうしたありす」

ありす「窓から諸星さんの頭が見えます」

P「そうだな」

ありす「……ここ6階ですよね」

P「そうだな」

ありす「双葉さんが頭の上で寝そべってますね」

P「そうだな」

ありす「どういうことですか?」

P「特撮の撮影なんだ」

ありす「ああ、なるほど……」

ありす「って、そんな理由で納得するわけないじゃないですか!」

P「……」

P「(【でかい】、説明不要)」

P「(しかし、まさか電波を当ててからも大きくなり続けるとは……)」

ありす「あ、電線くぐってます」

ガチャ

P「ん、誰か来た」


来たアイドル↓2

st

榊原里美

こずえ

里美「プロデューサーさん、おはようございます~」

P「おはよう里美」

ありす「おはようございます」

里美「えっとぉ~……あれ? なんで事務所に来たんでしたっけ?」

P「……自分のスケジュールくらい把握しような」

里美「ほぇぇ……」

P「(里美と言えば天然だが……)」

P「(どうなることやら、ポチッ)」ポチッ

ミョンミョンミョン

里美「えっとぉ~……」

里美「暑いので脱ぎますねぇ」ヌギ

P「え!? あ、ああ、コートを脱いだだけか」

P「(びっくりした)」

里美「あの、今日の予定って、何でしたっけぇ?」

P「そうだな、ちょっと待ってな、えーと」

里美「それですかぁ?」ムニッ

P「! お、おい里美?」

里美「ほぇ?」キョトン

P「(当たってる、腕に当たってるぞぉ!)」

P「(しかも当ててる事に自分で自覚してない!)」

ありす「……」

ありす「私だって成長すれば……」ブツブツ

里美「あ、これですか、お兄様?」

P「おにいさまぁ?」

里美「あ、おにいちゃん、の方がいいですかぁ?」

P「(おいおーい、【天然】っぷりに磨きがかかってるぞ)」

ありす「(これ、わざとやってません?)」

P「……あれ、お前またボタン掛け違えてるな」

里美「あれ? そうみたいですぅ」

里美「おにいちゃん、直してくれますかぁ?」バイン

P「(うわーい! 胸をこっちに突き出すんじゃなーい!)」

ありす「わ、私が直しますから! 更衣室行きましょう!」

里美「あ、そうですかぁ? じゃあお願いしますぅ」

P「(残念……違う違う、助かったぜありす)」

里美「……チッ」

ありす「!?」

ありす「(確信した! わざとやってた!)」

ありす「(天然ではない!【あざとい】!)」

P「……」

P「危なかった……色々と」

ガチャ

珠美「ただ今戻りましたー……」

P「おー、おかえり……どうした?」

珠美「……」

珠美「まだ……まだ成長するんです……!」

P「何があった……」

ガチャ

珠美「あ、誰か来ましたね」


来たアイドル↓2

大和軍曹

幸子

もうあった
忘れてくれ

薫ちゃん

今回はここまで、短くてすまんな
次回、薫ちゃん了解でございまー

やあ、待たせてすまんな
待ってる人いないかもしれないけど、待たせてすまんな
投下するよー

薫「おはようございまー!」

P「おはよう薫」

珠美「おはようございます」

薫「せんせぇ! あのね!」

P「おう、どうした?」

薫「さっきあそこでね!」

薫「猫ちゃん見つけた!」

P「そーかそーか、それで?」

薫「見つけたんだよー!」

P「そうかー、良かったなー」

薫「えへへ!」

珠美「……」

珠美「(なんだろう、この会話)」

P「(子供ってのはそういうものだ)」

珠美「(え? あ、はい)」


P「(薫かー)」

P「(元気っ子ではあるけど、際立った個性は無い、よな?)」

P「(はたしてどうなるやら)」ポチッ

ミョンミョンミョン

薫「そーーーー!」

P「ん!?」

珠美「!?」

薫「かーーー、さーーーーーーーーーー!」

P「お、おう」

薫「おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

薫「かーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

P「そ、そうかそうか」

薫「えーー、えーーーーー!」

P「う、うん、そうだな」

P「(こ、これは)」

P「(【語尾を略して伸ばす】という)」

P「(薫の舌っ足らずな部分が加速したのか)」

P「語尾どころじゃねえぞこれ」

薫「え? せーーーーーーーー?」

P「ん!? あー、なんでもないよ」

P「(熊本弁と違って難解すぎる)」

P「(というか最初の一文字だけで理解できるか!)」

珠美「プロデューサー殿、何ですかこれ」

P「後にしてくれ」

珠美「え……はい」

薫「あ、そーー、たーーーー!」

珠美「……ん? 私?」

薫「えーーー、そーー」

薫「けーーー、かーーーーーー!」

珠美「え、えっと」

珠美「そ、そうだね! うん!」

薫「えーーー!」

珠美「あ、あははは!」

薫「じーー、にーーーーーーーーー!」

P「う、うん」

バタン

P「……」

P「つ、疲れた」

珠美「あ、あの、プロデューサー殿」

珠美「これは一体?」

P「晶葉」

珠美「理解しました」

※薫語翻訳※


薫「そういえば!」

薫「かおるね、さっきそこの道路でね!」

薫「重そうなにもつを持ったおばあさんがいたから」

薫「かおるがにもつを持っていっしょに渡ったんだー!」

薫「えへへ、えらいでしょ!」

薫「え? せんせぇどうしたの?」

薫「あ、そうだ、珠美さん!」

薫「えっとね、そのね」

薫「けんどう、かっこいいねー!」

薫「えへへー!」

薫「じゃあ、荷物おいてくるねー!」


※※※

P「ん? もうこんな時間か」

珠美「あ! 私そろそろ出ないといけない時間です!」

珠美「それでは失礼します!」

P「いってらっしゃーい」

ガチャ

P「……ん? 入れ替わりで誰か来たな」



来たアイドル↓2

ナターリア

まゆ

も、もうだめだ…おしまいだ…

一途なだけだから……(震え声)

まゆ「おはようございまーす」

P「ヒィッ」

まゆ「?」

P「あ、お、おはよう、まゆ」

まゆ「(今日もPさんの顔を生で見れました……)」

まゆ「うふっ」

P「……」

P「(こ、こえーよ!)」

P「(個性加速させたらロクな事にならないって!)」

里美「お待たせしましたぁ~」

ありす「も、戻りました……」

P「!」

P「(これはいいタイミングでは?)」

P「あーー、俺ちょっとコンビニに行って買い物して来なきゃなー」

まゆ「あら? でしたらまゆも一緒に行きますよぉ?」

P「いや、大丈夫だ。10分くらいで戻るから、うん」

まゆ「そうですかぁ?」

P「それじゃあその、何かあったら隣の部屋にちひろさんがいるからそっちにな」

まゆ「いってらっしゃい……うふふ」

P「(外に出る瞬間に、機械をポチッ!)」ポチッ

ミョンミョンミョン

P「逃げっぞ!」

バタン

まゆ「……」

里美「……」

ありす「……」

ありす「(心なしか、空気が重い……)」

まゆ「……橘ちゃん?」

ありす「え? はい、なんですか?」

まゆ「最近……Pさんと仲がよさそうですねぇ……?」

ありす「え……そ、そう見えます?」

まゆ「見えますねぇ」

ありす「(な、なんだろう、いつもより怖い)」

まゆ「……この前」

まゆ「Pさんのお膝に乗ってましたねぇ」

ありす「(!? 見られてた……!?)」

まゆ「……嬉しそうな顔をしてましたねぇ?」

ありす「ヒッ」

里美「おにいちゃんのお膝かぁ~」

まゆ「……おにいちゃん?」ピク

里美「あ、間違えましたぁ」

里美「おにいちゃんじゃなくて、プロデューサーさんですねぇ~♪」

まゆ「へぇ……?」

まゆ「Pさんのことをおにいちゃんと呼ぶくらい」

まゆ「仲がいいんですねぇ……?」

里美「そうなんですよぉ~」

まゆ「そうなんですかぁ……」

里美「うふふ~」

まゆ「……うふ、うふふふ」

ありす「(あわわわ……)」

ありす「(天然と【ヤンデレ】が嫌な具合に擦れてヤバイことになってる)」

まゆ「そうですねぇ」

まゆ「とりあえず二人共、消臭しましょうか」スチャ

ありす「……な、なんですか、それ」

まゆ「灯油とライターですよぉ」

まゆ「さっきからPさんの匂いが二人から漂ってくるんですよねぇ」

まゆ「不愉快極まりないんだよッ!!」クワッ

ありす「っ!?」ビクッ

里美「ほ、ほぇ?」

まゆ「Pさんを堪能していいのはぁ、まゆだけですのでぇ」カチッカチッ

まゆ「きっちり焼却して消毒してあなた達についたPさん成分を消さないといけませんね♪」カチッボッ

ガチャ

薫「せんせぇ、おまたせー!」

まゆ「……」

薫「あれ、せんせぇは?」

まゆ「……」

まゆ「Pさんをせんせぇと慕うあなたも目障りなんですよねぇ……」

ありす「!?」

ありす「(龍崎さんにも矛先向けるの!?)」

薫「へっ?」

まゆ「三人まとめて……」

里美「きゃあ!」ドテッ

まゆ「ひゃっ!?」

バターンッ

里美「痛た……転んじゃいましたぁ~」

ありす「……あ、あの、大丈夫ですか?」

里美「私は大丈夫ですよぉ~」

ありす「いや、そっちじゃなくて」

里美「ほぇ?」

薫「まゆさん、下敷きだよー!?」

まゆ「きゅう……」

里美「あ、あらぁ~?」

ありす「……気絶してますね」

ありす「(た、助かった)」

薫「ど、どうしよう!?」

まゆ「うーん……」

ありす「け、怪我は無さそうなのでソファーに寝かせましょう」

ガチャ

P「ただいまー」

ありす「お、おかえりなさい」

薫「あ、せんせぇおかえりー!」

まゆ「ぬええ……」

P「!? まゆはどうしたんだ?」

里美「転んで、気絶しちゃったみたいですぅ~」

P「そ、そうなのか」

P「(何があった……)」

ありす「……あ、もうこんな時間なんですね」

P「ん、ありすはそろそろ出た方がいいな」

ありす「では、行ってきますね」

里美「いってらっしゃ~い」

P「……里美も出る時間だぞ」

里美「ほぇ?」

P「早く行った方がいいぞ」

里美「そ、そうなんですかぁ?」

P「さっきスケジュール確認したじゃん……」



P「さて、二人が出掛けて事務所も静かに」

薫「せんせぇ! こおろぎがいたよー!」

P「なってなかった」

薫「せんせぇ! こおろぎ!」

P「捕まえないで、外に逃がしてあげなさい」

薫「はーい!」

P「(ここ6階だけどどこから来たんだろう、コオロギ)」

ガチャ

P「ん、誰か来た」



来たアイドル↓2

マスタートレーナーはあり?
なしなら服部さん

キャラが増えると文章量も増えるなあ
今回はここまで
安価なら下

あやめ

小梅ちゃん

薫ちゃんそれ多分コオロギじゃ…

カサカサカサ……

じょうじ

待ってる

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