ペリーヌ「明日に架ける橋 」 (3)

ミーナ「全機撤退!」

ペリーヌ「中佐! ここで引くとネウロイがガリアに……」

ミーナ「もうみんな満身創痍よ。クロステルマン中尉、あなたももう弾薬も魔法力もないでしょう」

坂本「ペリーヌ、悔しいがここは一旦撤退だ。基地に戻って作戦を立て直す」

ペリーヌ「少佐まで……。それならわたくしだけでもここに残って……」

宮藤「ダメですペリーヌさん! 死んじゃいますよ!」

ペリーヌ「わたくしの命で食い止められるのなら安いものですわ。行きます!」ビュゥン

――……。

ペリーヌ「うっ……」

宮藤「ペリーヌさん! よかった、やっと目を覚ましてくれた」

ペリーヌ「ここは基地内の医務室? それよりネウロイは……」

宮藤「止められませんでした」

ペリーヌ「なんですって!?」

宮藤「ペリーヌさんが飛び出していってトネールを撃って魔法力を使い果たして気を失ったんですが……覚えていませんか?」

ペリーヌ「覚えていますわ。それより今はどういう状況なんですの? ガリアにあの大群のネウロイの侵攻を許してしまっては……」

宮藤「……」

ペリーヌ「宮藤さん?」

宮藤「ガリアは、ネウロイにほぼ占領されました」

ペリーヌ「なっ……」

宮藤「これからミーナさんからの報告があります。ペリーヌさん、まだ起きたばかりですから無理しなくても」

ペリーヌ「行きます。行きますわ!」

宮藤「あ、そうですか」

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