小鳥「おはようございまぁす…」 真「うわ来た」 (42)

真美「はぁ~…なんかピヨちゃんが来ると空気重くなるんだよね→」

響「自分、ぴよ子が居なくなったら本当の完璧になれるんだけどなー」

小鳥「…ごめんなさいね、皆」

いつからだろうか、こうして私が虐められる様になったのは。

私なりに必死に頑張って765プロのみんなを支えていたつもりだ。
アイドルの皆と一緒にトップを目指す仲間としてやってきたはずなのに。


雪歩「みんなー、お茶が入ったよー。はい、真ちゃん、真美ちゃん、響ちゃんどうぞ」

真「ありがとう、雪歩」

雪歩「あと音無さ…あっ!」

バシャッ

小鳥「あつっっ!!!!!」

雪歩「ひゃううごめんなさい!!偶然にも雑巾の絞り汁を沸騰させた物をかけちゃってごめんなさい!!!」

真「雪歩大丈夫?…それにしても、なんか臭うなぁ」

真美「雑巾くさいよ→」

響「匂いに気を使わない人ってちょっとなぁ…自分、そういうズボラな人間がこの世で1番きらいだぞ」

小鳥「…ごめんなさい、皆」

真「謝ってないで拭けよ、汚いなぁ…
僕達は小鳥さんと違ってアイドルなんだから雑巾の臭いなんてついたら困るんだよね」

真美「ほらピヨちゃん、雑巾もってきてあげたよ?これで体拭いて?」

雪歩「お、音無さん…せめてもの罪滅ぼしに私が拭きますぅ…」

ゴシゴシ

小鳥「うっ、ウォオェェェ」ビチャビチャ

真「うわっ汚い!!!なに吐いてんだよ!!!!」

真美「あれ~?雪ぴょん、それ…トイレモップじゃ→ん!」

雪歩「え?あっごめんなさぃい~…!!」

響「雪歩はドジだなぁ」

皆「アハハハ…」

ガチャ

P・春香「おはようございまーす」

真美「あれ?兄ちゃんとはるるん一緒なの?…ってことは…んっふっふ~」

春香「違うよ真美!たまたまそこで会っただけだよぉ!」グリグリ

小鳥「痛いっ、春香ちゃん!痛い、やめて…頭踏まないで…」

春香「あぁ、いたんですか……ってなんでそんなゲロまみれなんです?本当シャレにならないくらい臭い…」

小鳥「これは、その、雪歩ちゃんがトイレモップで私の顔を…」

春香「言い訳は聞きたくないなぁ…。それより靴にゲロついちゃった…
舐めてきれいにしてくださいっ!」

小鳥「…はい…」

真「うわ、ほんとに舐めてる…」

春香「聞いてよ皆~!今日朝から災難だったんだよ~…
今日朝犬のアレ踏んじゃって…それで駅に着いたらお手洗い行きたくなって行ったんだけど
混んでたから公衆トイレにも行くハメになっちゃって…」

小鳥「ォェ、エッエウェェオェェエ」ビチャビチャ

P「こら春香、はしたないぞ」

春香「えへへ、すいませんプロデューサーさん♪」

真美「ねぇピヨちゃん、全然さっきから片付いてないよ?むしろ汚くなってるっていうか…はぁ、なんか真美、気分悪くなってきた…」

雪歩「真美ちゃん大丈夫?屋上行く?」

真美「ウン…雪ぴょんありがと→…」

小鳥「……」

響「なぁ、これなんだ?」

真「まさかこれ…手作りクッキー?誰に…?おーい音無さん!この小鳥さんのカバンに入ってるクッキー、誰宛ですか?」

小鳥「やめて!!それだけは!!やめて!!!!」

響「あ、裏に何か書いてあるぞ…なになに…プロデューサーさんへ……!?」

真「え…まさかこれプロデューサーに渡す気だったんですか…?」

小鳥「やめて…やめて真ちゃん…」

真「プロデューサー、これ小鳥さんがプロデューサーにって。」

プロデューサーさんにも、虐められているけれど
私はプロデューサーさんへの好意を捨て切ることができなかった。
クッキーを焼いて持ってきては渡すことが出来なくて自分で食べているクッキー。
まさか真ちゃんに見つかるなんて…。


P「………受け取るよ」

小鳥「!?」

春香「え…」

真「えっ!?」

プロデューサーさんはクッキーの袋を受け取ると私の方に寄ってきた。

P「音無さん、クッキーありがとうございます。今食べて良いですか?」

小鳥「えっ…?は、はい…」

本当は自分で渡したかった。
こんな汚い格好見られたく無かった。
でもそんな事よりプロデューサーさんが受け取ってくれた事で心がいっぱいだった。

P「じゃあ、いただきましょう」

プロデューサーさんがニッコリと笑ってそう言った瞬間、私の吐瀉物の上にクッキーが落ちた。

小鳥「…えっ?」

P「冗談ですよ、音無さん。」

そう良いながら雪歩ちゃんが置いて行ったトイレ用モップでクッキーを砕いていく。

P「でも食べ物を粗末にしたらいけないですよね?音無さん。これ全部食べてくださいね。
食べ終わるまでここで見ててあげますから。」

小鳥「あ…あ…」

P「音無さん?」

小鳥「い、いくらなんでも無理です……汚してしまって本当にごめんなさい!スグに掃除します!全部捨てます…!!
だから許してください…!!」

P「俺が望んでいるのは音無さんが今ここでこのビチャビチャのクッキーを全裸で食べる事です。」

プロデューサーさんの言っている事が分からなくて、暫く黙っていたらプロデューサーさんに殴られてしまった。
そして気づいた時には私は全裸でゲロまみれのクッキーと床を舐めとっていたのだった。

真「傑作ですね、プロデューサー!♪」

響「これいくらにしようかなぁ…ネット上のおじさんにぴよ子の汚い写真を郵送するだけでお金が沢山入るなんて本当良い仕事だぞ!」

P「こらこら、アイドル活動を疎かにするなよ?」

真「はーい。…でもこんな汚いものに塗れた女の人が好きな男の人って本当に居るんですね…」

P「ま、人それぞれってことだよ」

春香「それはそうと、プロデューサーさん。やよいの調子はどうですか?」

P「あぁやよいなら今日6…いや7人目の子供堕ろすとこだよ。」

響「やよいはプロデューサーに飼われてからすっかり家に閉じこもるようになっちゃったなぁ…」

真「たまには会いたいから、今度連れてきてくださいよ!小鳥さんとコラボさせたら売れると思いません!?」

P「おっ、それもいいな。近いうち連れてくるよ。
っと…もうこんな時間か…」

春香「なにか予定あるんですか?」

P「あぁ、やよいの堕ろす時の写真を撮って売ろうと思ってな。じゃあそろそろ時間だから行くよ。」

響「その写真、自分も見たいぞ!」

P「あぁ、撮ったらみせてやる……おっと、音無さんで転ぶところだった。これじゃまるで春香だな」

春香「もーっ、ひどいですよ!」

皆「アハハハ…」


終わり

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月23日 (土) 21:01:37   ID: ppWyqsRO

才能ないよ

2 :  SS好きの774さん   2016年03月26日 (土) 14:28:23   ID: lNMc10y2

駄作もいいとこ

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