ミカサ「エレンと一緒に寝たい」(33)

夜 訓練兵団 女子寮


ミカサ(もう何年も一緒にエレンとねんねしてない・・・・・・)
ミカサ(小さい頃は夜寝るときはいつも一緒だったのに・・・・・・)
ミカサ(エレンのお家で住むようになった頃、エレンはよく私のことを気遣ってくれてた)
ミカサ(特に夜になると・・・)

エレン『・・・?
    なんだ、眠れないのかミカサ?』
ミカサ『・・・うん』
エレン『その、まだ怖いとか寂しいとかか?』
ミカサ『・・・うん』
エレン(無理もないか・・・。
    あんな事があってまだ間もないしな・・・)

エレン『ミカサ』
ミカサ『・・・なに?』
エレン『こっち来いよ
    ほら・・・その、眠れないんだろ?』
ミカサ『・・・・・・?』
エレン『一緒に寝れば寂しくないかと思ってさ・・・・・・
    嫌なら別にいいんだが・・・』
ミカサ『・・・・・・いいの?』
エレン『ああ』
ミカサ『一緒に・・・寝る』

モゾモゾ・・・・・・
ピトッ・・・

ミカサ(恥ずかしい・・・。
    けど、温かい・・・)
エレン『ど、どうだ?
    これで何とか眠れそうか?』
ミカサ『うん・・・温かい
    寂しくない・・・』
エレン『そっか・・・。
    じゃ、おやすみだな・・・』

ナデナデ

ミカサ(!?)
ミカサ(エレンの手、やさしい・・・)
エレン『おやすみ』
ミカサ『うん、おやすみエレン・・・』

ミカサ(それからは一緒に寝るのが普通になった)
ミカサ(今思うとあれは至福の時だった)
ミカサ(同じ布団でエレンの温かさを感じながら眠る)
ミカサ(夏は暑いから手を繋いだり触れ合わせるくらいだったけど)
ミカサ(冬は抱っこしたり密着してたな)
ミカサ(エレンの息遣いや鼓動に安心して)
ミカサ(いつの間にか眠ってて、起きた時にはやっぱりエレンが隣にいる)
ミカサ(眠って意識が無い間もくっついてるなんて、ロマンチックだったな)
ミカサ(カルラおばさん達はそれを見て微笑んでたみたいだけど)
ミカサ(巨人が来て以来、そんな事ずっと出来てない)

ミカサ「寂しい・・・」ボソッ

少女は枕を抱きしめ、眠るのだった

翌朝 食堂

ミカサ「おはようエレン、アルミン」
エレン「おはよう」
アルミン「おはよう」

朝食を貰っていつもの席に向かうと、エレンとアルミンが待っていた。

アルミン「それじゃあミカサも来たし、いただこうか」
エレン「おう」
ミカサ「うん」
エレミカアル「いただきます」

カチャカチャ
モグモグパクパク

アルミン「どうしたのミカサ?
     いつもより食欲ないんじゃない?」
エレン「おいおい大丈夫か?
    今日の訓練もハードなんだからちゃんと食べないと身体もたないぞ?」
ミカサ「あ、うん大丈夫。なんでもない」
エレン「ほら、今の会話を聞いたサシャがあっちで目をギラつかせてるぞ?
    取られるまえにさっさと食べちゃえよ」

見ると、確かに視線をこちらから離さずにガツガツと食べ続けるサシャの姿があった

ミカサ「うん、ちゃんと食べる」
ミカサ(鈍感なエレンだけど、こうして気を配ってくれるとやっぱり嬉しい)
ミカサ(一緒の時間を過ごすにつれて、エレンの興味の対象は外の世界や巨人に向かってしまったけど)

エレン「ん? どうしたミカサ?
    そんなに俺の顔ばっか見て」
ミカサ「エレン、パンくずがほっぺについてる。動かないで」

ほっぺに付いてたパンくずを取り、自分の口へと運ぶ。

エレン「あ、ああ。サンキュ・・・。
    でさー・・・」

悪くないと思うけど空行挟もうか、自分で見直してもわかると思うが読みにくいぞ

≫9
やっぱりそう?
詰めちゃったんだよね

エレンはパンくずを取ってもらうと、そのままアルミンとの会話を続ける。

私のそういった行動が、エレンにとってはさも当然かのようで嬉しい・・・

ミカサ(昔みたいに一緒に寝てたのも、また出来ないかな・・・)

アルミン(アハハ、このやりとりは完全に夫婦だな。
     隣のテーブルでジャンがまたイライラしてるみたいだけど気のせい気のせい・・・)

その日の訓練終了後

エレン「ヨシ! 今日の訓練も有意義だったぜ。」

ミカサ「お疲れ。最近のエレンの成長はすごい」

エレン「ハハッ、お前にはまだ敵わないけどな。
    さて、夕飯食べて風呂入ろ。で、座学の復習でもするかな」

汗を拭きつつ一緒に寮へと向かう。

ミカサ「・・・・・・」

エレン「・・・?
    どうしたミカサ?やっぱり元気無いんじゃないのか?」

ミカサ(!? 今日のエレンは何だかいつもより優しい…)

ミカサ「エレン、お願いがある・・・・・・」

エレン「どうした?」

ミカサ「・・・・・・最近、夜になると寂しい」

エレン「寂しい?」

ミカサ「そう。だから、昔みたいにエレンと一緒に寝たい・・・」

エレン「はぁ!? ちょ、お前急に何言って・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・・・・・・・」

ミカサ「ダメ・・・?」

エレン「ダメっつーか。
    お前、ちっちゃい頃じゃないんだから・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」

エレン「それにここは寮生活なんだし」

ミカサ(・・・・・・・・・・・・?)

エレン「・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」

エレン「だぁー!! 分かったよ!!
    一緒に寝ればいいんだろ?」

ミカサ「・・・え?」

エレン「一緒に寝るっつってんの!」

エレン(そんな昔みたいな顔されたらかなわないっての!)

ミカサ「本当にいいの?」

エレン「ああ」

ミカサ「嬉しい。ありがとう」

エレン「まったく、元気無かった理由はそれかよ」

ミカサ「うん」

エレン「じゃあ消灯後に古いポンプ小屋に来いよ。
    そこで待ってるから」

ミカサ「分かった」

エレン「それじゃあな」

そう言ってエレンは男子寮へと走っていった。

なんか文句言うみたいで気が引けるけど、()以外は全角でいいんじゃないかな。
あとは地の文とセリフの区別をつけるために、地の文は3行までまとめるとか工夫してみるといいかも

それと・・・は…を2個並べて使うのが一般的、3回・打つか「さんてん」で変換すると良い。
場面変換の一行の後は空行を増やしたりとかね。
内容面白いから読みやすいともっとレス付くと思うよ、今の所全レス俺だけど

続きがくるのを楽しみにしてる。

消灯後 旧ポンプ小屋



コンコンッ



ミカサ「エレン、いる?」

エレン「ああ、もう入ってるよ」



ギギィ~ バタンッ



ミカサ「布団、持ってきてくれたんだ」

エレン「じゃないと眠れないだろ?」

ミカサ「ありがとう」

エレン「ああ。それよりも、いつまでもそんなとこに突っ立ってないで早くこっち来いよ」

ミカサ「……うん」

ミカサ(何年ぶりだろう。すごく嬉しい)

モゾモゾ モゾモゾ



エレン「……久しぶりだな。こうやって一緒に寝るの」

ミカサ「うん。本当に久しぶり。ずーっとしてなかった」

エレン「……。
    ほら、もっとこっち来いよ。寂しかったんだろ?」

ミカサ「……ありがとう」

ミカサ(やさしい……)



モゾモゾ ギュ~ッ

エレン「ハハッ、こんなに大きくなったのに甘えん坊だな。
    小さい頃も夜になるとミカサはこうだった」

ミカサ「……。甘えん坊なの、エレンは嫌?」

エレン「別に嫌じゃないよ。ただ昔と変わらないなって思っただけだ」



ナデナデ ヨシヨシ



ミカサ(穏やかな表情。やさしい手。昔と同じ……)

ミカサ「エレンの手、大きくなったね」

エレン「ああ」



ギュ~ッ  頭グリグリ

ミカサ「身体のほうも大きくなった」

エレン「そりゃあな」




トクンッ トクンッ 



ミカサ(エレンの心臓の鼓動……。安心する……)

エレン「どうだミカサ? これで寂しくなくなったか?」

ミカサ「……うん、ありがとうエレン」

エレン「……。
    実はな、俺も最近ミカサとこうやって寝てたことを思い出してたんだ」

ミカサ「……そうなの?」

エレン「ああ、だからミカサが一緒に寝たいって言い出した時は驚いた」

ミカサ「……そうなんだ」

ミカサ(同じ事考えてたんだ……。嬉しい)

ミカサ「私、エレンとこうして一緒に寝るの好き……」

エレン「・・・・・・。そっか……」

ミカサ「……」

エレン「実はさ……」

ミカサ(……?)

エレン「俺も好きだ。お前とこうして一緒にいるの」

ミカサ「……そうなの?」

エレン「ああ……」

エレン「だからさ、今夜だけじゃなくまたこうして一緒に寝ようぜ?」

ミカサ「!!」

エレン「ここを卒業して、外の世界に行くようになってもさ」

ミカサ「・・・・・・嬉しい。」グスッ

エレン「ば、バカ! 泣くなよオイ……」




ナデナデ ポムポム



ミカサ「うんっ! ……うんっ!
    エレンとずっと一緒……」

エレン「ああ、一緒だ……」



エレン「じゃあそろそろ寝るか?
    明日は休みだけど朝の点呼はあるからな」

ミカサ「うん、おやすみエレン」

エレン「ああ、おやすみミカサ」




2人は幸せに眠りましたとさ


おわり

エレミカが少ないので自分で書きました
あまり細かいところは気にしてないです

次はエレアニを書きたいです

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