サシャ「コニー!勝負しましょう!」コニー「勝負?」(134)


サシャ「そうです! 午後の立体起動訓練で、どちらが先にジャンの獲物を横取りできるか勝負です!」

ジャン「おい、勝手に俺を巻き込むな」

コニー「いいぜ、賭けるのは夕飯のパンでどうだ?」

サシャ「望むところです!」

ジャン「聞けよ人の話を!」


立体起動訓練用敷地

キース「始め!」

バシュ! ガシュ!
ビュオオオオ!

ジャン「やっぱりか……ついてくんじゃねえコニー!」

コニー「俺の夕飯がかかってんだよ!」

ジャン「知るか! とにかく集中できねえ!」ビュオオオオ「よし、目標接近!」

コニー「何っ、させるかあああ!」バシュ! ビュオオオオ!

サシャ「行かせませんよコニー!」ビュオオオオ!

コニー「なっ、サシャ、お前どっから!?」

サシャ「パンは私のものです!」

コニー「させっかぁ!」

ジャン「てめーら邪魔すんじゃねー!!」

ザシュ!!

コニー「やった!」

サシャ「あぁああ~~っ!?」

ジャン「くそっ、二人の動きに気をとられすぎた……」


食堂

サシャ「ううっ、うっ、パンが…私のパンが…」グスッ

コニー「へっへーん、勝負は勝負だかんな!」

サシャ「うぅ……」グスッグスッ

コニー「……」

サシャ「うっ…ひっく」

コニー「な、なぁ、いい加減泣き止めよ……」

サシャ「……」グスッ

ユミル「おい、何突っ立ってるんだお前ら。さっさと座れよ」

コニー「あ、ああ」ガタン

クリスタ「あれ、サシャどうしたの!?」アワアワ

コニー「いや、これはその、俺とサシャで、パンを賭けて勝負したんだ」

ユミル「それで負けて泣いてるってか。はん、ほんとバカな奴だな」

クリスタ「ちょっと、ユミル!」

ユミル「だってそうだろ?自業自得じゃねえか。おおかた芋女から言い出したことなんだろ?」

コニー「ま、まぁな」

ユミル「負けたときのことを考えねえからこうなるんだよ。まっ、夕飯全部賭けなかっただけよかったじゃねえか。あっはは!」

クリスタ「もう、ユミルってば!」

サシャ「……」

コニー「チッ」

いったん切ります。書きためて午後から続けます。

>>7
待ってるぞ

コニー「ほら」スッ

サシャ「……えっ?」

コニー「やるよ」

サシャ「で、でもこれは、コニーが」

コニー「あぁ、俺がお前から勝ち取った戦利品だ。つまりは俺のもんだ。だから……やるよ」

サシャ「コ、コニー!」パアア

コニー(みるみる顔色よくなってやがる)

コニー「言っとくけどこれは貸し「ありがとうございます!!」ガシッバクッ

コニー「うおっ!?待て待て痛てぇよ!指ごと噛むな!やる、やるから!」

サシャ「はぐはぐ」ニコニコ

クリスタ「ふふ、よかったねサシャ」

ユミル「ったく、お人好しだなお前ら」

コニー「俺は別に」

サシャ「ごちそうさまでした!」

コニー「早ぇよ!ってかそれよりお前……」

サシャ「なんですか?」

コニー「……そろそろ手ぇ離せよ」


サシャ「あぁ、そうですよね。すみません。でもその前に」ギュッ

コニー「へっ?」

サシャ「ありがとうございましたコニー!大好きです!」パアッ

コニー「!?」

ユミル「」ブッハ!

クリスタ(え……キャー!!)

コニー「なっ、何いってんだお前!」バッ

サシャ「何って、食べ物をくれたコニーに感謝を」

コニー「だからっておまっ……手ぇ握っていう必要もないだろ!そっそれに大げさなんだよ!」

サシャ「そんなに慌てることですか?」キョトン


コニー「うるせー!とにかく貸しだかんな!」

サシャ「はい!」ニコニコ

コニー「うっ……」

クリスタ(わぁ、コニー顔真っ赤だ)ワクワク

ユミル「ぶっ……くくくっ」プルプル


エレン「お前ら何さわいでんだ?」

ミカサ「……サシャの目がちょっと赤い」

サシャ「いえ、もう大丈夫ですよ!」

エレン「コニーは耳が赤いな。ウソでもついたのか?」

コニー「ついてねえよ!」

ミカサ「エレン、嘘ついて耳が赤くなるのは貴方だけ」


カーン カーン

コニー「ったく……」ガタン

サシャ「あっ、コニー!」

コニー「な、何だよ」

サシャ「今度お礼しますね!」ニコッ

コニー「っ勝手にしろ!」バタバタ

書きため切れたんでまた空けます。次ちょっと遅くなると思われ。
レスくれた方、見てくださってる方ありがとうございます。

見てます
がんばってください

見てます(・∀・)

見てます
待ってるよ


サシャ「コニーどうしたんでしょう?あんなにあわてて」

クリスタ(もうっ、照れてるからに決まってるのにっ!)

エレン「さぁな。便所が近かったんじゃねぇか?」

クリスタ「そんなわけないでしょ!」

エレン「?」

サシャ「?」

ユミル「ぶくくっ、あっははは!」


男子寮

コニー「……」ベッドにゴロン

(コニー!)

(ありがとうございますコニー!)

(コニー大好きです!)

コニー(あいつ、あんな風に笑うんだな……)

コニー(……可愛かった、よな)


(大好きです)


コニー「っだーーーもーーー!!!」ゴロンゴロンゴロン


ジャン「おい、うっせーぞコニー!」

コニー(なんであの場面ばっか思い出すんだ)

ジャン「おい、聞いてんのか?」

コニー(手を握られて、今までに見たことない満面の笑みで)

ジャン「おーい」

コニー(心なしか声も可愛く聞こえて)

ジャン「聞けよ」

コニー(大好きですって)

ジャン「……早く寝ろよ」ハア

コニー(サシャ……)


翌朝
食堂

サシャ「コニー!おはようございます!」

コニー「っ!」ドキ「お、おお」

コニー(ダメだ。まともに顔が見れん)

サシャ「どうしました?元気ないですね」ズイッ

コニー(顔が近けぇ!)


コニー「な、何でもねぇよ」フイッ

サシャ「そうですか。ならいいです。今日も対人格闘訓練、よろしくお願いしますね」

コニー(そうか、そういやいつもサシャと組んでたよな俺)

コニー(でも……)

サシャ「コニー?」

コニー「悪りいサシャ。今日は別の奴と組む」


サシャ「え、そうなんですか?」

コニー「あぁ……」

ミーナ「サシャー!こっちで一緒に食べよー!」

サシャ「あ、はーい!それじゃあコニー、また!」

コニー「おう」


ユミル「くくくっ……傑作だなほんと。芋頭が芋女に惚れるなんてな」

クリスタ「もうユミルったら。でも、うまくいってほしいな~」


午前
対人格闘訓練

コニー(つっても、誰と組むかな……あ)

コニー「アニ!組んでくれねぇか?」

アニ「はぁ?なんであんたと」

コニー「俺、座学がヤバイから他で点数稼がないといけなくてさ。サボるくらいなら協力してくれよ」

アニ「対人格闘術なんて点数にならないよ」

コニー「い、いいから頼むよ!」

サシャ「ジャン!一緒に組んでくれませんか?」

コニー(! サシャの、声だ)


ジャン「ん?なんだ、お前いつもコニーと組んでなかったか?」

サシャ「コニーは今日、別の人と組むそうなので」

ジャン「ふーん……まぁいいぜ」

サシャ「負けませんよ!」

ジャン「お前ら、また俺をダシにして賭けてるんじゃねーだろうな?」

サシャ「しませんよ、もう!」

コニー「……」

アニ「何ぼーっとしてんの?」バシン

コニー「うわっ!」グルン ドサッ


コニー「ってー」

アニ「そっちから誘ってきたくせにそれじゃあ、話にならないね」

コニー「ま、待ってくれアニ!もう一回だけ!」

アニ「何回やっても一緒。今日のあんた、注意力散漫すぎ」スタスタ

コニー「ぐっ……」

コニー(そりゃそうだよな……)ハア

サシャ「コニー!大丈夫ですか!」タタタッ

コニー「ぶっ!?」ズルツドシャッ

バッテリ切れそうだしとりあえずここまで。
見てくださってる方、コメント残してくださった方ありがとうございます。SS書くのって楽しいね。

コニーのSSなかなか無いから嬉しいわ
頑張れ

コニーとサシャ仲いいよね^^


サシャ「どうしたんですか?立ち上がろうとしたのにまたこけて」

コニー「なっ、なんでお前ここにいるんだよ!」

サシャ「コニーがアニに一回転させられてるのが見えたので」

コニー「なんでそこばっちり見てんだよ……つーかお前、ジャンと組んでたんじゃなかったのか?」

サシャ「あれ、なんでジャンと組んでたこと知ってるんですか?」

コニー「おっ、お前のでかい声が聞こえたんだよ!」


サシャ「そうなんですか。いや、ジャンってばサボることばっかり考えてて、つまらないんですよ。だからやっぱり、コニーと組みたいと思いまして」

コニー「俺と?」

サシャ「はい。コニーと組んだ方が楽しいですから!」

コニー「……!」

サシャ「コニー?どうしました?」ズイッ

コニー「なっ、何でもねぇよ!わかった。やろうぜ」

サシャ「はい!」


ユミル「おいクリスタ。よそ見しすぎだ」

クリスタ「え~だって~」


コニー(……とは言ったものの)

サシャ「それじゃあ、私からいきますよ!」

コニー(まともに動ける気がしねぇ!)

サシャ「えいやー!」ダダダッ

コニー(俺、いつもどうやって)

バシッ バシン

サシャ「まだまだー!」

コニー(こいつと接してた?)

ズルツ

サシャ「あっ!」コニー「へっ?」

サシャ「うわわわわ~!」

コニー「えっ、お、おい!」バッ

ドシーン!


コニー「痛てて……」

サシャ「コニー!コニー大丈夫ですか!?」

コニー「あぁ、なんと、かっ!?」

コニー(近けぇ!てか体が上にっ)

サシャ「すみません私のせいで!庇ってくれてありがとうございます!」

コニー(息が……髪が……)


サシャ「あ、ごめんなさい重いですよね。もう下りますから……って、コニー?」

コニー(なんだこれ……力が入らねぇ)

サシャ「顔真っ赤ですよ?大丈夫ですか?」ピトッ

コニー「」ボンッ!

サシャ「えっ、ちょっと、コニー!?コニー!!」



医務室

コニー「う……ん」

サシャ「コニー!気がつきましたか!」

コニー「サ、サシャ。あれ?俺は」

サシャ「対人格闘訓練中に倒れたんで、医務室まで運んできたんです。私一人じゃ無理だったので、ユミルとクリスタが手伝ってくれました」

コニー「そうか……悪かったな」

サシャ「いいえ、謝るのは私の方です。すみませんでした……迷惑かけて」

コニー「別にこのくらい、大したことねぇよ」


サシャ「これで私、コニーに借りが二つできちゃいましたね」

コニー「だからいいって。気にすんな」

サシャ「ふふ、ありがとうございます。私はもう訓練に戻りますけど、コニーは今日休んでていいそうなので、ゆっくりしてくださいね」

コニー「あぁ」

パタン

コニー「……」

コニー「はぁ……」

キリがいいんでここまで。次は今夜かな。
今日中に仕上げたかったのですが思ったより長くなりそう。
一気に書き上げたいんだけどなぁ。

読んでくださってる方、コメント残してくださった方ありがとうございます。スローペースですがお付きあいいただけると嬉しいです。

まってるからな

人増えてきて嬉しいです

まだー?


男子寮

ガチャッ

アルミン「あ、コニー!もう大丈夫なのかい?」

コニー「まぁ一応な」

アルミン「一応?」

コニー「うーん、体はなんともないんだが……いやなんともなくないか」

アルミン「?」


コニー「ところで、みんなは?」

アルミン「お風呂に行ってるよ。僕は先に座学の復習をしようと思って」

コニー「相変わらず勉強家だな。俺には真似できねぇよ。なんつーか、考えるってことが苦手なんだ……」

アルミン「……コニー、何かあった?」

コニー「えっ?」

アルミン「悩みごとがある、って顔してるよ」


コニー「そう、なのか?」

アルミン「コニーはわかりやすいからね」

コニー「そ、そうか……じゃあもしかして、あいつもわかってんのか」

アルミン「あいつって?」

コニー「あ゛っ!」カアア

アルミン「コニー、もしかして好きな人いるの?」

コニー「いやっ、別にサシャはそんなんじゃなかったんだよ!」

アルミン「サシャなの?」

コニー「だーーーーー!!!」


アルミン「そっか、そうなんだ。よかったねコニー」

コニー「いやだから違っ――え? よかった?」

アルミン「うん。好きな人ができるって、いいことだよ」

コニー「そうなのか?」

アルミン「そうだよ。だって、好きな人のこと考えると、幸せでしょ?」

コニー「幸せ……?」


(コニー!大好きです!)


コニー「……」ポケー

アルミン「うん、やっぱりわかりやすいやコニーは」クスクス

コニー「うっうるせぇ!」

アルミン「でも、コニーがサシャをそんなふうに想ってたなんて」

コニー「やめてくれなんかもうこれ以上言われたら恥ずかしくて死ぬ」

アルミン「そんな、もっと自分の気持ちに素直になりなよ」

コニー「素直に……?」

アルミン「サシャを好きな気持ちに、正直になるってことだよ」

コニー「……」

アルミン「あっ、もうこんな時間だ。僕もお風呂行ってくるね」バタバタ

バタン

アルミン「でも、コニーがサシャをそんなふうに想ってたなんて」

コニー「やめてくれなんかもうこれ以上言われたら恥ずかしくて死ぬ」

アルミン「そんな、もっと自分の気持ちに素直になりなよ」

コニー「素直に……?」

アルミン「サシャを好きな気持ちに、正直になるってことだよ」

コニー「……」

アルミン「あっ、もうこんな時間だ。僕もお風呂行ってくるね」バタバタ

バタン


コニー「……」

コニー(気持ちに、素直に……?)

コニー(サシャを好きな、気持ちに……)


っていうかやっぱり、そうだよな。これ。

俺は。

(コニー!)

サシャが、好きなんだよな。

二重投稿すいません


翌朝
男子寮

コニー(あんま寝れなかったな……でも、昨日よりすっきりした気がする)

マルコ「コニー?どうしたんだい?」

コニー「えっ、何がだよ?」

マルコ「何だか、晴れ晴れとした顔してるからさ。いいことあった?」

コニー「……俺、そんなにわかりやすいか?」

マルコ「まぁ、そうだね」

コニー「はぁ……まーいいや」

マルコ「?」

アルミン「フフッ」


食堂


コニー(サシャは……)キョロキョロ (お、いた)

コニー「サシャ、隣いいか?」

サシャ「あっ、コニー!もう体は大丈夫ですか?」

コニー「あぁ。ありがとな」

サシャ「よかったです!」ニコッ

コニー(やっぱりそうだ。俺は)

コニー(この笑顔が見たい。ずっと見ていたいんだ)

今日はここまで。
明日上げるとしたら夕方~夜になってしまうかもです。待ってくださってる方すみません。感謝です。
一応作中の時間で言うとこの夜には完結します。しかしほんとはアルミンもマルコも出すつもりなかったのに出しちゃうあたりうまくまとまるかどうか。頑張ります。

コニサシャとな


ライナー「おいお前ら、盆持ったまま何つっ立ってんだ?」

クリスタ「きゃっ!あ、おはようライナー、ベルトルト」

ベルトルト「おはよう。二人とも何してるの?」

ユミル「邪魔すんな」

ベルトルト「えっ」


ライナー「早く座ったらどうだ?お、コニー達のテーブルが空いてるな。行くか」

クリスタ「だ、だめー!」バッ

ライナー「え?クリスタ?」

クリスタ「こ、こっち!こっちで一緒に食べよライナー!ね!」グイグイ

ライナー「えっ、あ、あぁ勿論いいけど、何なんだ?」


ユミル「よしお前も来い」ガシッ

ベルトルト「わっ、ユミル?ちょっと待ってスープがこぼれる」

ジャン「おい、お前ら邪魔だぞ。さっさと席に……お、サシャ!コニー!」

クリスタ「あっ!」ガーン

ユミル「ちっ」


サシャ「ジャン!おはようございますっ」

コニー(むっ)

ジャン「よぉ、ここいいか?」

サシャ「いいですよ、どうぞ」カタン

ジャン「サンキュ。今日は午前座学、午後馬術か。かったりいなぁ」

サシャ「朝から座学は正直つらいですよね~」


ジャン「座学もさほど点数にならねぇしな……おいどうしたコニー?難しい顔して」

コニー「何でもねぇよ」

サシャ「まさか、まだどこか具合が悪いんですか?」

コニー「いやっ、そんなんじゃねぇんだ!大丈夫」


ライナー「なぁ、クリスタ。誘ってくれたのは嬉しいんだが、さっきからちょっとよそ見しすぎじゃないか?全然食べてないじゃないか」

クリスタ「えっ、い、いや、そんなことないよ!うん……」ジィー

ユミル「ちったぁ黙ってろ」ジィー

ライナー「」

ベルトルト「あー……もしかして、そういうこと?」


ユミル「なんだ、気づいたのか?」

ベルトルト「えっと、コニーがサシャと話してるときは顔が優しくなって、多分同じ理由でジャンには冷たい、ってことには」

ユミル「お前は話が早くて助かる」

ライナー「な、何だ?どういうことなんだベルトルト」

クリスタ「ライナー、しいっ!」ジィー

ライナー「」

だめだ眠い……短いですが本日はライナー落ちで。
今週末は忙しいんで明日も更新するならこのくらいの時間になりそうです。
読んでくださってる方、コメント残してくださった方ありがとうございます。コニサシャ好き増えろおおおお

なんという焦らしプレイ・・・

楽しみに待ってるぜ

まだかなぁ

安定のライナーだなぁw

早く書いてくださいー
コニサシャが気になって眠れないー

コニーの頭をジョリジョリしたい~~~

66さんに同意今回はライナー無事に生還できますかねぇ~


午前
座学

コニー「サシャ!あの、隣に」

サシャ「あっ、ジャン!隣いいですか?」

コニー「!」

ジャン「お?サシャか。別にいいけど」

コニー(くそっ……なんでジャンにばっかり)イラァ

コニー(とりあえず後ろに座っとくか)


教官「では、巨人の弱点について確認する。巨人の弱点は、どこのどのくらいの範囲か。ブラウス訓練兵」

サシャ「はっ!」ガタン「頭から下、うなじにかけて、縦1m、横20㎝です!」

教官「……うむ。自信満々に答えてくれたが、間違っている」

サシャ「え゛っ」ガーン

コニー(やべ、俺もそうだと思ってた)ガーン


教官「代わりに訂正しなさい。キルシュタイン訓練兵」

ジャン「はっ」ガタン「縦1m、横10㎝です」

教官「そうだ。この弱点は巨人の大きさに関わらない。二人とも座りなさい」

コニー(くそっ、やっぱ座学じゃ俺は……)


サシャ「えへへ、間違えちゃいました」

ジャン「お前なぁ、大事なことなんだからちゃんと覚えとけよ」

コニー(……こうして見ると、ジャンとサシャって、結構バランスのいい二人だよな。サシャは少し背が高めだけど、ジャンもそこそこあるし)

コニー(俺なんてチビだし、サシャよか10㎝も背が低いんだよなぁ)

コニー(くそ……)




馬術訓練

コニー「よし、やってやる!」

ライナー「何だ?随分気合いが入ってるなコニー」

コニー(座学と比べりゃ、馬術はまだいけるからな)

ジャン「あんまりやりすぎると逆に馬に遊ばれるぞ?」

コニー「お前には負けねぇかんな!」


ジャン「はぁ?またサシャと何か賭けてるのか?」

コニー「違げぇよ!とにかく負けねー!」

サシャ「ジャン!コニー!今日は三人一班での訓練ですよ!頑張りましょう!」

コニー「お、おお!」



ユミル「……これは、面白くなりそうだ」

クリスタ「だ、大丈夫かな」ハラハラ ワクワク

ライナー「何やってんだお前ら。早く行くぞ」

ユミル「うるさい黙れ」

ライナー「」

ベルトルト(ライナー……)

波乱の予感だけ残した状態で今日はここまで、という焦らしプレイになってしまいましたすみません。
レスがいきなり増えてびっくり嬉しいです。読んでくださってありがとうございます。
明日は何時更新になるかな……今日よりは早いかと。でもそろそろ終わりがみえてきました。
最後までどうかお付き合いくださるとうれしいです。

しかしライナー動かしやすいな。

いくらなんでも小出しすぎんよー

ジャンめ~
あいつミカサ一筋じゃないんかい!

進撃のSSでコニーとサシャって珍しいなぁーでも僕はこれを書いてくれた人に感謝感激です!また書いてくださいね♪

サシャにパァンをあげてみてぇー

まだですかー?
夕食ナウw

お待たせしております。1です。
筆がのってきたんで今日中に完結できそうです。
風呂あがったら一気に上げます。


教官「始め!」

コニー「おらおらおらー!!」バカラッバカラッ

サシャ「わっ、コニー速いですね!」

コニー「へっ、まぁな!」

ジャン「おいコニー!飛ばしすぎだ!」

コニー「うっせ!このくらい普通だ!」

コニー(お前にばっかりいいカッコさせてたまるか!)


ジャン「お前が飛ばしても俺たちが追いつかないんじゃ班別訓練の意味がない!これは組織行動の訓練でもあるんだぞ!」

コニー「何だと、この――」

サシャ「コニーっ……待ってくださいっ……はあっ、速すぎ……!」

コニー「! サシャ!」ガカッ

ジャン「馬鹿がっ!急に止めたら!」

ヒイイィイーン!!

コニー「うわっ!待て落ち着けお前っ!落っこちちま――うわあああ!」

ジャン「ちっ!」バカラッ ガカッ

サシャ「コニー!ジャン!」

ドガアアアア!!

サシャ「コニー!ジャンー!」バカラッ

コニー「うっ……はっ、ジャン!大丈夫かっ!?」

ジャン「っつ……あ、あぁ」

コニー「お、俺、馬に振り落とされそうになって、それで……」

サシャ「ジャンが馬を後ろにつけて、助けてくれたんですよ!ジャン、立てますか?」

ジャン「あぁ、平気だ。うっ……」

サシャ「無理しないでください」


コニー「ご、ごめん!ジャン、ほんとにすまなかった!!」

コニー(くそっ、何をやってるんだ俺は……!)

ジャン「平気だって。気にすんな」

サシャ「ジャン、肩貸しますよ」

ジャン「済まねぇ」

教官「お前たち何してる!訓練中だぞ!」バカラッ


コニー「あ、えっと、これは」

ジャン「俺が馬の制御を誤って、落馬しました」

コニー「!」

教官「キルシュタイン訓練兵か。訓練は続けられそうか?」

ジャン「ええ、問題ありませ――っつ!」

サシャ「教官! キルシュタイン訓練兵はとても馬に乗れる状態ではありません! 医務室に連れて行ってもよろしいでしょうか?」

教官「わかった。ブラウス訓練兵は彼を連れて行ったあと、直ちに報告に戻るように」

サシャ「はっ!」


コニー「ジャ、ジャン……」

ジャン「今回だけだからな」ポンッ

サシャ「ジャン、行きましょう。早く手当てしないと」

ジャン「あぁ」

コニー「……」


コニー(ほんとに何やってんだ? 俺)

コニー(サシャにいいとこ見せたくて。ジャンに負けたくなくて)

コニー(挙句の果てに、ジャンに怪我させちまうなんて)

コニー(サシャだって……)

コニー「……」


もしも。

もしもサシャが、ジャンのことが好きだったら。

俺は……

俺は、あいつに勝てないんじゃねぇか……?



食堂

コニー「はぁ……」

アルミン「コニー? どうしたのさ。全然食べてないじゃないか」

コニー「なんつうか、食欲がなくてな」

アルミン「……もしかして、昨日の悩み事?」

コニー「えっ?」

アルミン「ジャンとサシャ、まだ戻ってきてないよね」

コニー「……」


アルミン「あの、僕でよかったら、また相談に乗るよ?」

コニー「ありがとなアルミン。けど大丈夫だ」

アルミン「でも……」

コニー「悪りぃ、ちょっと外の空気吸ってくる」ガタン


クリスタ「コニー……大丈夫かな……」

ユミル「……」


訓練兵舎裏

コニー「はぁ……」

コニー(医務室に見舞いに行きたいけど、なんか、行きづらいんだよな)

コニー(邪魔しちまうんじゃねぇかとか……)

コニー「ん?」

コニー「おー、すげえ星」


コニー(ちょっと座って見てるか)ストン

コニー(こんなに見えるのって久しぶりだな)

コニー「……」

コニー「……サシャと、見たかったな」

サシャ「私がどうかしました?」

コニー「はぁっ!!??」ビクッ!


コニー「なっ、なんでお前はまた唐突に現れるんだよ! サシャ!」

サシャ「丁度医務室から帰ってきたところだったんです」

コニー「あぁ、医務室って、ジャンの……」

サシャ「隣座っていいですか?」

コニー「あ、ああ」

サシャ「失礼します」ストン


サシャ「ジャン、今日はとりあえず医務室泊まりですけど、明日からは訓練に復帰できるそうですよ」

コニー「そ、そうか! よかった……」

サシャ「コニー、今日はいったいどうしたんですか?」

コニー「えっ?」

サシャ「今日のコニーは、なんだかコニーらしくなかったですよ?」

コニー「……」

サシャ「コニー?」

コニー「――なのか?」

サシャ「えっ?」

コニー「ジャンのこと、好きなのか?」

コニー「ハァー」

サシャ「あれ?コニーどうしたんですか?」

コニー「げっ、サ、サシャ!」ドキッ

サシャ「本当にどうしたんですか?具合でも悪いんですか?」

コニー「あ、ああ大丈夫だそれよりジャンは?」

サシャ「ああ、ジャンなら大丈夫ですよ今夜は医務室で泊まりだそうです」

サシャ「えっ? えっ?」

コニー「いやっ、別にだからどうってわけじゃねぇんだ! ただ……」

サシャ「……ただ?」

コニー「ただ……気になるんだ」

サシャ「……」

コニー「悪りぃ、やっぱ何でもねぇ! 忘れてくれ! なっ!」

サシャ「コニー」

コニー「やっ、やっぱりちょっとここ寒いよな! そろそろ兵舎に戻るか!」

サシャ「コニー。待ってください」

すみませんミスた

98は無視して下さいそしてごめんなさい

>>100びっくりしてしまったw
いつも読んでくださってありがとうございます

続けまーす


コニー「な、何だよ」

サシャ「コニー、何か勘違いしてますよ」

コニー「勘違い?」

サシャ「手、出してもらえますか?」

コニー「あ、あぁ」スッ

ギュッ

コニー「!?」


サシャ「コニー。誤解しないで欲しいんです」

サシャ「あの時は、食べ物をくれた感謝にって言いましたけど」

サシャ「でも、私――」


サシャ「何とも思ってない人に、『大好きです』なんて、言いませんよ?」

いえこちらこそお騒がせしてしまってすみません


コニー「えっ……?」

コニー(それって……まさか……)

サシャ「ねぇ、コニー」

ギュッ・・・

サシャ「私……」


サシャ「コニーのことが、大好きですよ」ニコッ

コニー「……! サシャ……!」


あぁ、やっとだ。

お前のその笑顔が。

その言葉が。

俺はずっと、欲しかったんだ。


コニー「……俺もだ」

コニー「俺も……お前が好きだ。サシャ」


サシャ「ふふ……嬉しいです」

ポスッ

コニー(! 肩に、頭がっ)

サシャ「ねぇ、コニー。そういえば私、コニーにまだ、借りを二つも返していませんでしたよね?」

コニー「んあ? あぁ、別にいいぜ、もう」

サシャ「でも」

コニー「もう十分、返してもらったさ」

サシャ「……でもそれじゃ、私が納得出来ないですよ」

コニー「んなこと言ったって、どうするってんだよ」

サシャ「……」

コニー「何だよ。人の顔じっと見て」

サシャ「いえ、何となく思ったんですが……コニーのほっぺた、触り心地よさそうですね」

コニー「は?」


サシャ「ちょっと失礼しますよ」プニプニ

コニー「うおっ!? ちょっ、何だよ急に!」

サシャ「あ~、やっぱり気持ちいいですね~」プニプニ

コニー「お、おい! 何なんだよ、ったく……」


サシャ「ねぇコニー。二つぶんの借りを返すことになるかはわかりませんが」プニプニ

サシャ「私、少し勇気を出しますんで、それでいくらか返したことにしてくれませんか?」

コニー「へ? 何を言って――」


チュッ


コニー「!!??」


サシャ「ふふっ」ニコニコ

コニー「え、お、おまっ、お前今っ」カアアア

サシャ「あ、もうそろそろ戻らないとまずいですね! 私先に帰ります!」

コニー「お、おいちょっ」

サシャ「それじゃあ、また明日! コニー!」スタタタタッ

コニー「おい待っ……速ぇよ」


コニー「……」

コニー(夢じゃ、ねぇよな)

コニー(今起きたこと、全部、本当なんだよな)

コニー「……へへっ。よっしゃーー!!」


コニー「さて、俺も戻るか……ん?」


ガサガサ…
ガサガサ…
ガササッ!!

クリスタ「きゃあっ!」

ユミル「おいベルトルト! お前何押してんだよ!」

ベルトルト「ぼ、僕じゃないって、ライナーが!」

ライナー「なっ、親友を売る気かベルトルト!」


マルコ「全く、見つかっちゃったじゃないか」

コニー「お、お前ら何やってんだ!?」

アルミン「ごめんコニー! 僕のせいで、その……みんなついてきちゃって」

クリスタ「アルミンは悪くないよ! ユミルが食堂でアルミンを問い詰めたりするから……」

ユミル「食堂での様子からして、こいつは絶対知ってると思ったからな」

クリスタ「だからって、あんなおおっぴろげに言わなくたって」


ユミル「どっちにしろバレることだ。遅かろうが早かろうがいいじゃねぇか」

ユミル「まっ、おかげで面白いもんが見れたけどな」ニヤリ

コニー「~~~~~!!」カアアアアア

アルミン「で、でもよかったね! ほんとに」

クリスタ「そ、そうだよね!」

マルコ「あぁ。おめでとう」

ベルトルト「おめでとう」

ライナー「全く、どういうことかと思ったら、またバカ夫婦が一組できてたなんてな」ニヤリ

コニー「お前らああああ!!!」



サシャ「ふっふ~ん♪」

エレン「あれ、サシャじゃないか」

サシャ「あっ、エレン! ミカサ! 二人ともどうしたんですか?」

エレン「医務室でジャンの見舞いに行ってたんだよ。なんかあいつ、元気すぎるぐらい元気だったぞ」

サシャ「ならよかったです」

ミカサ「サシャ、耳が赤い。何かあったの?」

サシャ「えっ!?」

エレン「何だ? 嘘でもついたのか?」

ミカサ「エレン、だからそれはあなただけ」

サシャ「……ふふ。嘘なんかついてないですよ」

サシャ「これは、私が幸せな証です」



終わり

これにて完結です! 思ったよりもだいぶ長くなった……
日にちをまたいでもまたいでもずっと読んでくださった方、コメントを残してくださった方、このSSを開いてくださったすべての方に感謝します。
本当にありがとうございました!

おもしろかった!!
コニサシャがもっと流行るといいなあ!

乙!!

馬鹿二人は和むなあ
乙でした

コニサシャとてもよかったです!
また書いてくださいね♪
待ってまーす

乙!

おもしろかった!

面白かった!

お疲れ様!

面白かった!お疲れ様です。

サシャ×コニーはもっと増えても良いと思う

おつ

乙!
おもしろかった
良かったよ

乙でしたぁ!
コニーのSS珍しいですよね
また書いて下さい

>>98は真面目に無視してください

壁|ω・´)コソッ

1です。
たくさんのレスありがとうございます。
書き手冥利に尽きます。
コニーに「好きな人が出来たときの定番」を思い付く限りやらせた甲斐があるというもの。

次回作も構想中ですので、またどこかでお会いしましょう。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom