黒人のデカマラにドハマリしてアヘ顔ピースビデオレターを送ってくるなんて
俺は幼馴染みは、十年以上もの友人と言う関係から脱却し、ようやく最近になって付き合いだした。
今は、成績優秀な幼馴染みと同じ大学に行くため、必死に勉強している。
ちょっと怒った表情、風に揺れる髪、気が緩んだときに見せる柔らかな笑顔。
俺は彼女が大好きで、彼女は俺を好きでいてくれて。
俺にとって幼馴染みは特別な存在、最高のパートナーになれると思っていた……
夏休み、幼馴染みがサンフランシスコの遠い親戚宅に預けられるまでは――――――
夏休みの間、幼馴染みのご両親がアメリカの別場所に出張するらしく、彼女はその間……親戚の元に預けられることになった。
「どれだけ離れてても……私は男が好きだから……絶対、好きだから」
そんな幼馴染みの言葉に励まされ、俺は笑顔で彼女を送り出した。
一ヶ月くらい、あっという間だと彼女に言って。
しかし―――
最初の内は毎日幼馴染みからあった連絡が、少しずつ減り始める。
だんだんと幼馴染みの態度が素っ気ないものになっていき、送られてくるビデオレターには、親戚の男の影がちらつき始める……。
それを見る度、俺は胸のざわつきを気のせいだと言い聞かせて……。
早く、夏休みが終わって幼馴染みが帰ってくればいいのに、と願うのだった……。
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