エレン「仲間ゲーム」(17)

キース「今日は貴様ら訓練兵に大事な知らせがある!」

キース「貴様らも気づいているようだが、私の隣にいるのは本日よりしばらく教官になるための研修を受けるヨシモト研修生である!」

ヨシモト「今日からみなさんと学ばせていただくコーヤ・ヨシモトです!何卒よろしくおねがいしまーす!」

キース「ヨシモト研修生は研修で来ているが、貴様ら訓令兵はヨシモト教官と呼ぶことを義務づける!」

キース「以上!本日はこれをもって解散とする!解散!」

ザワザワザワ…
エレン「ヨシモト教官か…」

アルミン「優しそうな人だね」

ミカサ「………」


コーヤ「…いいねぇ~」

翌日
立体機動訓練
ヨシモト「……このようなときは、ガスを一瞬強めに蒸かすより一定のリズムで…」

ジャン「なに!そうだったのか…」

アルミン「ヨシモト教官は教えるの上手だね!分かりやすいよ」

ヨシモト「おっ!うれしいこと言ってくれるねぇ~」

エレン「もし可能なら座学の個人指導を頼めないでしょうか!」

ヨシモト「そんなに俺に習いたいの?嬉しいねぇ~」

ミカサ「(エレンとの時間がへってしまう!)あの……私も」

ヨシモト「君たち名前は?」

エレン「エレン・イエーガーです!」

アルミン「アルミン・アルレルトです」

ミカサ「…ミカサ・アッカーマン」

ヨシモト「じゃあよろしく!エレンにアルミンにミカサ!」

エレン「はい!」

ミカサ「………」

一週間後
ライナー「エレン、最近座学の成績が格段に伸びてるみたいだがどうしたんだ?」

サシャ「アルミンとミカサもいつにもまして優秀ですし」

クリスタ「秘訣があるなら教えてよ!」

ユミル「(天使…)…それは私も聞きてぇな」

エレン「ヨシモト教官に訓練終了後にミカサ達と個人指導受けてるんだ」

クリスタ「ヨシモト教官に?」

ライナー「すごいな…ヨシモト教官」

サシャ「私たちも受けたいです」

ヨシモト「いいねぇ~」

ヨシモト「話は聞いたよ。君たちも一緒に受けるかい?」

クリスタ「いいんですか?!」

ヨシモト「大歓迎だよ。今更増えても変わらない」

ライナー「なら是非」

ユミル「クリスタがやるなら…」

サシャ「私も内地でおいしいごはん食べたいので!」

ヨシモト「じゃあ今日は夕食後に大講堂に集合!」

エレン達「「ハッ!」」

夕食後
大講堂にて

ヨシモト「………よって現在、壁外調査での生存率は…」

エレン「ふむふむ…」

ライナー「ほう…」

ミカサ「………」

エレン「ありがとうございましたー!」

ライナー「わかりやすい授業だった…成績があがるのも納得だ」

クリスタ「もっと受けたくなっちゃう!」

ミカサ「エレン…ヨシモトは」

ユミル「おいおいミカサ、仮にも教官を呼び捨てはないだろ?」

サシャ「頭使ったらパァンが食べたくなってきました!」

アルミン「サシャは相変わらずだなぁ」

アハハハハハハハ

ヨシモト「…………」

ーーー104期生教官研修記録

ー座学の指導で成績を上げたことによりミカサ以外の訓練兵の信頼を得ることが出来た。

ーミカサ・アッカーマンはエレンに以上と言っていいほど愛情を注いでいる。それが狂気に変わるのは彼ら自信の問題だ。

ーエレン、アルミン、サシャは素直すぎる性格故に知らず知らずの内に人を傷つけてしまうことが起こりかねない。

ーユミル、ライナーは言うまでもない。

以上ーーーーー

今日はここまでにします。
もちろんタイトルは家族ゲームから取りました。
そんな感じで書きたいとおもいます。
読んでくださっている方、ありがとうございます。

翌日 夜

サシャ「今日の夕食はパァンです!」ムシャムシャ

ライナー「それは俺のだ!」

アルミン「ヨシモト教官今夜もよろしくお願いします!」

ヨシモト「ごめん、今夜は用事があるんだ。続きは明日にしてくれ」

エレン「そうですか…」

クリスタ「残念……」

ミカサ「何かあるの?」

ヨシモト「教官に相談があってね」

ミカサ「そう……」

ユミル「それより今日私の立体機動装置に傷付けたのだれだよ!」

ライナー「先週は俺のにも付いてたな。明らかに人が付けたような傷だ」

アルミン「それは気になるね」

エレン「全く…くだんねぇことするなよ」

教官室
コンコン
キース「うむ、入れ」

ヨシモト「失礼します」

キース「相談とはなんだ」

ヨシモト「はい、訓練体制についてですが……男女で完全に分けた方がよろしいかと思いまして…」

キース「ほう…なぜだ…?」

ヨシモト「恋愛沙汰を避けるためです。例えばブラウン訓練兵なた一部の兵はレンズ訓練兵に好意を抱いているため、訓練に身が入っていないことがあります」

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