シュトロハイム「進撃の巨人?」(28)

どうも皆様はじめまして

・SS速報VIPの初投稿 SSの修正した上の転載
・ジョジョ(第二部)のシュトロハイム×進撃の巨人です
・素人なのでキャラ崩壊があるかも...
・ナチスの科学は世界一チィィィ!

それでも読んでくださる仏様のような心の広い方はどうぞ

時は1941年!ナチスが全世界へ宣戦布告し、西へ東へ戦線を拡大していた時代!
ドイツ本国のとある場所で身の毛がよだつような恐ろしい実験がある人物によって行われようとしていた!

少佐「支持しよう…続けたまえ」

ドイツ兵A「シュトロハイム大佐!捕虜の準備が出来ました!何時でも実験を始められます!」


縛られた捕虜「う~!う~!(た、助けてくれぇ!)」


シュトロハイム「うむ、ご苦労!では新型光線照射装置の実験を開始する!」ウィ~ン、ピピピィカァァッ!

ドイツ兵A「...」


ドイツ兵B「...」


縛られた捕虜「...」


シュトロハイム「...」


照射装置 ピピピィカァァッ~


ドイツ兵A「...(何も起きないな...)」


ドイツ兵B「...(何も起きないな...)」


縛られた捕虜「...(何も起きないな...)」


シュトロハイム「...どうしたぁ!何もおこらんでは...」シュゥゥゥゥ


シュトロハイム「ん?」


ドイツ兵B「シュトロハイム大佐!背中の照射装置より煙がッ!」


シュトロハイム「な、なにぃぃ~!!」


ドカーン!


モクモク....

シュトロハイム「う...うん...ここは一体...?」キョロキョロ


シュトロハイム「見たところ家々があるから町のようだが...まさか外まで俺は吹き飛.....?」


その時、シュトロハイムは目撃したっ!なんと、高さは50mはあろうかと壁がまるで町を囲うように建っているではないかっ!


シュトロハイム「な、なんだ、あの壁は...」


シュトロハイム(研究所の周辺にはあのような高い壁はなかった...するとあれは一体...?)


ドォォ!


シュトロハイム「!?(あの壁の外から煙がッ!...)」


ズガァァァン!


町人達「「「うわぁ!」」」


シュトロハイム「瓦礫が飛んできただとぉぉーー!今度は何が起き...」


超大型巨人「...」ズゴゴゴゴ


シュトロハイム「」


シュトロハイム(何だあれは...あの50mはあろう高い壁から顔を覗かせている人体模型のような奴は...もしや、瓦礫が飛んできたのも奴やったというのかッ!)


町人1「壁が、壊された!?」


町人2「大変だぁ!壁が壊されたぞ!巨人が入ってくるから早く逃げろー!」


シュトロハイム「巨人?(巨人とは一体?さては新手の屍人のことかッ!?)」

???「ハァハァ...」ダダダッ、ドン


シュトロハイム「いでェでェ!!おい小僧、大佐である私にぶつかっ...っおいッ!このシュトロハイムを無視するなッ!」


シュトロハイム(あの小僧...チラッと顔を見たが、何か焦っていたな。小僧が向かった先には何かあるのか?
...道は分からんが取り敢えず追ってみるか)ダダダダッ

エレン「あの角、あの角を曲がれば普段通り家が…!!」ザッ


エレン「そんな...家が...」


カルラ「う、うぅ...」


エレン「か、母さん!」


カルラ「エレン!何でここにいるのッ!今すぐ逃げなさいッ!」


ミカサ「母さん!」ザッ


カルラ「ミカサまで...!エレンと一緒に早く逃げなさい!」


エレン「何言っているんだよ母さん!母さんも一緒だ!」


ミカサ「イヤ...イヤだ...」

ズシーンズシーン


「「「!!!」」」


巨人「...」ニタニタ


ミカサ「もう近くまで来てる...!」


エレン「分かってるよ!(ダメだ...柱が重たすぎて持ち上がらない)」


エレン(チクショウ...俺に力が無いばかりに...自分の母さんまで助けられないのかよ)


巨人「...」ニタニタ


エレン(誰でもいい、母さんを...大事な母さんを助けてくれ...)

これは期待!

「突っ立っとる場合かーッ!!」バシュ!


巨人「...」バギャァ!


「「「!?!?」」」


その時、エレンは、その場にいた者たちには何が起きたか理解できなかった!
今まさに自分達を喰らおうと近づいてくる巨人が、何処からともなく飛んできた拳で後ろへ大きく吹き飛ばされたのだッ!


エレン「えっ...」


ミカサ「い、今のは何...?」

シュトロハイム「おい小僧ッ、呑気に突っ立っとらんで、さっさと逃げんかッ!?(今のが巨人か?吸血鬼共より遥かに不気味だな...)」タッタッタッ ガチャ


エレン「えっ、あ、あの...誰ですか...(この人飛んできた拳をつけ直した...)」


シュトロハイム「...先ほど貴様がぶつかった男だ。
そんなことより、もたもたしとらんで行くぞ!」


エレン「で、でも、母さんがまだ...!」


シュトロハイム「なにぃ!?(そうか...母親を助けようとあの巨人が間近に来ても逃げなかったのか。このシュトロハイム、人種は違えどおまえに敬意を表す!)」

シュトロハイム「...この柱だな?」ヒョイ ズズーン


シュトロハイム「これでいいか?」


エレン「」


ミカサ「」


カルラ「」


エレン「」


ミカサ「」


カルラ「」


ハンネス「カルラ大丈...おい、どうなっているんだ一体?」タッタッタッ


シュトロハイム(ん、この男は...シュトロハイムが判断する限り、正真正銘兵士だな。
見たことのない軍服に武器を付けておるが何処の部隊だ?
まぁいい、子供を運ぶのを手伝ってもらおう)


シュトロハイム「ちょうど良い所にk...


巨人「...」ブゥン


ハンネス「そこのアンタ、危ないっ!」


シュトロハイム「ぬわぁっ!」ガシィッ



ミカサ「左腕で巨人の腕を受け止めた!」


エレン「けど、あのままだと右手が使えても意味が...」

シュトロハイム「そうかい?」ウィィィン!


「「「「!!!!」」」」


エレン「う、腕が異様な角度に曲がったぞ...」


シュトロハイム「そしてぇぇ!」ブォォォン


エレン「きょ、巨人を..!」


ハンネス「投げた、だと...!?」


巨人「...」バコォォン


シュトロハイムの指の力1950kg/c?!巨人の力の約数倍!

シュトロハイム「ブァカ者がァアアアア!!ナチスの科学は世界一チィィィィ!!サンタナのパワーを基準にィィィィィィ....このシュトロハイムの腕の力は作られておるのだぁぁ!!」


巨人「...」ガラガラ


シュトロハイム「むっ?何処ぞの家に叩きつけられても生きておるか。案外しぶといな」


ハンネス「そこのあんた!うなじを狙え!」


シュトロハイム「うなじだと?(なぜうなじなどという場所を狙わねばならんのだ?
だが、ここで逆らっても仕方あるまい)」スタスタ


シュトロハイム「どぅおりゃ!」ガシィィ


ベキベキベキ...ブチチィィ!


巨人「...」シュゥゥゥ


ハンネス(うなじを片手でもぎ取るなんて...ありえねぇ...)

シュトロハイム(ふむ、うなじを引き千切ったら、蒸発した...少なくとも吸血鬼や、その類いのものではないな)


エレン・ミカサ「「母さんッ!!」」ダキッ!


カルラ「エレンッ!ミカサ」ダキッ!


ハンネス(アルミンから聞いた時は驚いたが...助かってよかったな...)


ハンネス「ところでア、アンタは一体...?」


シュトロハイム「なぁに、俺はそこの小僧と小娘の勇気ある行動に敬意を評してほんのちょっぴり手伝っただけよ。
それより一刻も早く、ここから脱出するぞ!」

船着場

ワーワー!
オネガイダァー!ノセテクレェー!
セメテコノコダケデモッ!
ダメダ!フネニハモウノレン!モウイクゾ!


アルミン「エレン、ミカサ、それにカルラおばさんも大丈夫!?」


エレン「あぁ!この人が母さんを助けてくれてーーー


シュトロハイム「おい、怪我人と子供だぁ!どけぇい!」ガンッ


憲兵「うげぇっ!」


エレン(うわっ、痛そう!?)


ミカサ(理不尽...)


アルミン(本人に悪気はないんだろうけど...酷い...)

ズドォン...ズドォン...


シュトロハイム(壁の外より砲撃音が...!巨人はそこまで来ているというのか...)


ズガァァァン!


鎧の巨人「グゥォォォ!」


「「「「!!!」」」」


町人1「門が...きょ、巨人がウォール・マリアまでも...」


町人2「また、人類は...」


シュトロハイム(先ほど、壁の外から砲撃の音がした...
それと石で出来ていると思われる門があの化け物によって破壊された時の時間差を考えると砲撃は恐らくこの突破してきた巨人への攻撃な筈ッ!
つまり、奴は砲撃にも岩に体当たりしても耐えうる程の硬質化した皮膚を持っているということッ!
こんな奴が今後も現れたりしたら我が祖国にとっても柱の男以来の大きな敵になるッ!
こいつは抹殺しなくてはならんッ!)

シュトロハイム「...」クルリ


カルラ「シュトロハイムさん...?まさか...!?」


アルミン「あれと戦うつもりですかっ!?」


シュトロハイム「...俺はこれでも誇り高きドイツ軍人!
女子供や民衆を守るためなら、体の一つや二つ、簡単にくれてやるわァァァ!」


アルミン「す、すごい...」


エレン「シュトロハイムさん...一つ聞いてもいいですか?」


シュトロハイム「何だ?」


エレン「その...あんな化け物が恐い、とか、恐ろしいとか感じたりはしないんですか?」


シュトロハイム「...人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある、ギリシャの歴史家、プルタルコスの言葉だ」

エレン「...(すげぇ、俺もこんなに強く思えたら)」


シュトロハイム「さて、もうそろそろ行かねばなるまい...それではまた会おう!」タッタッタッ


「「「シュトロハイムさぁぁん!!!」」」

ーーーーーーー

鎧の巨人「...」


シュトロハイム「おい、そこの巨人」


鎧の巨人「...」ギロリ


シュトロハイム「貴様が門を破壊したのか...早い、たった数時間前にあの大型巨人が最初の壁を破った後にここまで侵入するとは...そして、今の見事かつ素早い突入、立ち塞がった兵士達がうめき声一つたてずに死んでいったわ...」


鎧の巨人「...グゥォォォ!!」ズドンズドン


シュトロハイム「ほう、体当たりして俺を吹き飛ばそうとするか...普通ならばタダではすまんだろう」


シュトロハイム「だがしィかァァしィィ!!俺の体はァァァァアアアアーーッ!!我がゲルマン民族の最高知能の結晶であり誇りであるゥゥゥゥ!!つまり!!全ての人間を超えたのだァァァァーー!!」バァァァン!


シュトロハイム「食らえ巨人ッ!一分間に600発の徹甲弾を発射可能!30mmの鉄板を貫通できる重機関砲だッ!!一発一発の弾丸が、お前の体を削り取るのだァァ!」


ズガガガガガガガガ!!!!

鎧の巨人「...」ガスガスガス!!


鎧の巨人「...」ドサァァン


シュトロハイム「ふん、対したことはない。これでは柱の男達どころか、吸血鬼の方がまだマシだ」


シュトロハイム「どれ、後はうなじを引きちぎるか...」


鎧の巨人「...」ブシュゥゥゥ


シュトロハイム「ブゥエェ、ゲホッゲホッ、煙を出すとは小癪な...あの巨人の姿が消えただと...!?」


シュトロハイム「さては逃げ...」


女型の巨人「...」ニタニタ

シュトロハイム「門に何かいるな...あれは新手か?」


女型の巨人「ヴァァ!」ビリビリ


シュトロハイム「っ!何という凄まじい声ッ!しかし、今のは何か意味が...」


巨人達「「「...」」」ズシーンズシーン


シュトロハイム「あんなにも大量の巨人共が向かってくるだとォォ!?まさか、今のは仲間を呼んだのかァァ!!」


シュトロハイム「...」フッ


シュトロハイム「よかろう!ならば相手をしてやるッ!!さぁ来い巨人どもぉ!!我がナチスの科学力はァァァ世界一チィィィィーーーー



ズドォォォン...
ガガガガッ...

???「......さ.....シュト....ム....」


シュトロハイム「う...うん?」


ドイツ兵A「大佐ッ!おい、大佐殿が目覚めたぞっ!」


シュトロハイム「...ここは何処だ?(あの後、硬い皮膚を持った巨人には逃げられたが...巨人共を数えきれないほど始末した所で...うぅむ思い出せん)」


ドイツ兵A「研究所の郊外であります。恐らく照射装置の不備による爆発で、ここまで飛ばされたと推測されます」


シュトロハイム「...そうか(あれは一体何だったのだ...?夢にしては鮮明だったような...)」


ドイツ兵B「大佐殿、今日はもうお疲れでしょう。兵舎までお連れし...あれ?」


シュトロハイム「どうした?」


ドイツ兵B「シュトロハイム大佐、左腕の拳がありませんが、いかがなさいました?」

書き終わりました。需要があったかどうかはわかりませんが、読んでくださった方々、本当にありがとうございました。ではまた何処かで会えれば、またお会いしましょう。

こういう他の漫画のキャラ出てくるSS好きです。
面白かったですが、もう少し長いのも読みたいです。
また書いてくれるの楽しみにしてます。

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