アニ「パソコンの使い方を教えてほしい?」(37)

訓練兵団 資料室





カタカタカタカタ



アニ(へぇ~、進撃の巨人にもSSがあるんだね)

アニ(やっぱりエレンと他の女の子とのカップリングが多いのか)

アニ(アルミンネタのも結構あるし、面白いね)

アニ(私のは……。
   フムフム、エレンが私と一緒に訓練して私に意識しだす展開が多いのか)

アニ(エレンねぇ……)

アニ(しかし、私もずいぶんネットを使いこなせるようになったもんだな。
   私達の作品のSSを見つけて読んでいるなんてね)

エレン「お、アニじゃんか。
    こんなとこで何やってんだ?」

アニ「誰かと思ったらアンタか。
   別に。ただネットで遊んでるだけだよ」

アニ(おっと、このサイトは消しとこ……)

エレン「フーン。その最新の技術が使われたパソコンってやつは面白そうだな」

アニ「まあね。アンタはここで何してるんだい?」

エレン「あぁ、俺は今日の講義で気になったところがあってその調べ物さ」

アニ「……。ホントにあんたは熱心なんだね。
   まさか座学の方もそこまでとは思わなかったよ」

エレン「当たり前だっつーの。遊びにここに入った訳じゃないんだからさ」

アニ「ふぅん」



ガタガタッ バサッ ストンッ



アニ(隣に座るんだ……。ま、別にいいけど。)



チラッ



アニ(もう資料に集中してるっぽいねコイツ。エライエライ。私には分からないけど)

アニ(……。またネットサーフィンでもするか……)

数十分後



エレン「う~ん」ポリポリ

アニ「……」

エレン「なぁアニ」

アニ「なに?」

エレン「この資料のここの部分さ、よく分からないんだけど教えてくれないか?」

アニ「そういうのはアルミンが適任だろ? 私だって分からないよ」

エレン「うーん……。そうだ! そのパソコンってやつで調べられるんじゃないのか?」

アニ「だろうね。使うならどーぞ。私はもういいから」

エレン「ホントか!? サンキュー」

アニ「それじゃ私はもう行くから」スタスタスタ

エレン「あ、ちょっと待ってくれよ! 悪いけどこれの使い方教えてくれないか?」

アニ「嫌だよ面倒だし。他の誰かにでも聞けばいいじゃん」

エレン「そんなこと言ったって他に今誰もいないし……。冷たい事言わないで頼むよアニ」

アニ(まったく、コイツは変に真面目なんだよな。
   格闘術の訓練でもやたら私とやりたがるし……)

アニ「はぁ~……。分かったよ。で、何を調べたいんだい?」

エレン「ありがとう! ここなんだけどさ……」

そういって資料を指差すが、文字が小さくてよく見えない。

アニ「なに、どれどれ?」

サラッ……



資料を見ようと覗き込んだとき、垂れてきた髪を耳へかきあげる。

エレン「あ……」

アニ「なに?」

エレン「何でもない」

アニ「何だそれ。……で、どこが知りたいの?」

エレン「ああ悪い悪い、ここだよ。ここが分からなくてさ」

アニ「……。ふぅん。じゃ、パソコンの使い方教えるからちゃんと聞きな」

エレン「おう! よろしく頼むな」ニカッ

アニ(まったく……)

隣に座ってひとつの画面を覗き込むふたり。

アニ(あ、くっつきそうなくらい近い……)

しばらくして……




アニ「例えばこうやって……」

エレン「ふむふむ」

アニ(ずいぶんと熱心に説明聞いてくれるんだ。
   たまに私の右手ごとマウス掴んで操作してるけど……)

アニ(最初にそれやられた時はちょっとビックリした)

エレン「へぇ~なるほどな! スゴイなアニ! おかげで助かったよ」

アニ「どういたしまして」

エレン「しかしアニって教えるの上手いよな。格闘術もだけど、勉強になることばかりだ」

アニ「そう? 普通に教えてるだけだよ私は」

褒められてつい視線を逸らしてしまうアニ。

エレン「本当だよ。純粋にすごいと思う。よかったらまたこれの使い方教えてくれよ。
    まだちょっと不慣れだからさ。」

アニ「暇な時なら別にいいよ。そんな時間なんてあまりないだろうけど」

サラッ……



エレン「あ」

アニ「?」

エレン「前から思ってたんだけどさ。その仕草良いよな」

アニ「え? 私なんかした?」

エレン「なんだ無意識にやってんのか? その髪を耳に掛けて直す仕草だよ」

アニ「髪を?」

エレン「ああ。すごく綺麗だと思う」

アニ「なっ!?」

エレン「その金髪も綺麗だしさ。前から良いなと思ってたんだ」

アニ「なっ!?」

エレン「その金髪も綺麗だしさ。前から良いなと思ってたんだ」

アニ「ちょっ!? アンタ急に何言って……」

声が上擦って頬が赤く染まってしまう。

エレン「? アニ?」

アニ(ちょっ、コイツこんな事言うヤツだったっけ?
   いつもは巨人の事ばかりの鈍感野郎なのに……)

エレン「大丈夫かオイ?」

アニ「だ、大丈夫。平気」ケホッケホッ

アニ(なんか妙に優しいし……)

エレン「そっか。なら良かった」

アニ「じゃ、私はもう行くから。ちゃんと電源落としといてね」スタスタスタ

エレン「おう。ありがとうな。」

アニ(なんか調子狂った。シャワー浴びて今日は早く寝よう……)

期待

続きは後日です
2作目、よろしくお願いします

続きを・・・はやくしてくれ・・・

翌朝  食堂


エレン「おっす、おはようアニ」

アニ(え?)ドキッ

アニ「あ、うん。おはよう」

エレン「昨日はありがとな。おかげで助かったよ」ニカッ

アニ「いいよ別に」

アニ(昨日変なこと言われたから何か変な感じ)

ミカサ「おはようエレン。遅くなってごめん。
    さ、あっちで食べよう?」

アニ(あ……)

エレン「あ、ああ。それじゃあまたな。
    またよろしく頼むぜ」スタスタスタ

アニ「いいけど……」

アニ(行っちゃった……。
   何やってるんだろう私。さっさとご飯食べよう)

立体機動訓練



エレン「うおおおおおおおっ」

ザンッ

エレン「よしっ! って、あぶねええぇぇ!」

ミカサ「エレン、斬り込みの角度が甘い。

    あと、斬撃に満足してその後の立て直しが遅い。
    そんなんじゃ木や岩にぶつかって大怪我をする」

エレン「チッ、わかったって!
    そんなことより次の巨人だ!」

ミカサ「エレン!」

アニ(……)

座学




教官「~ということであり、十分な注意が必要である」

エレン「教官、質問があります!」

ジャン「またあいつの質問か……」

アニ(……)

野営訓練



ライナー「俺とエレンとマルコはテントの設営だ!

     他の者は高所にて周囲の見張り、及び食材の調達にあたれ!
     情報の伝達を怠るな!」

サシャ「うふふふふふ。
  見たところこの辺りは結構食べられる動植物が多いみたいです。
    大物をゲットしますよ!」

エレン「サシャの奴、気合い入ってるな。

    よし、ライナー! 積荷をほどくぞ。
    そっち側を頼む!」

ライナー「よしきた! 任せろ!」

アニ(……)

ミーナ「どうしたのアニ? ほら、食材探しに行こう?」

アニ「……。そうだね」

格闘術訓練



ブンッ ガッ!


エレン「あがっ!」

アニ「蹴りが単発だとは限らないよ。
   ほらっ!」


ブンッ


エレン(そう何度も食らってたまるか!)

アニ(なっ! 避け…)


ガシッ! グルンッ ドスンッ


エレン「痛てて……」

アニ「アンタ……。
   自分から掴みかかっておいて、私をかばうなんて」

エレン「危ないと思ったからさ。そんな事よりケガはなかったか?」

アニ「ケガはないよ。ありがとう」

エレン「それなら良かった。それにしてもお前さっき一瞬だけ集中切れたよな。
   俺でも分かったぞ。珍しい」

アニ(え?)

エレン「気をつけてくれよな。ケガしたらアニと一緒に格闘術できなくなっちゃうじゃんか」

アニ「あ、ありがとう……」

ピピィーッ!



教官「ここで一旦休憩とする! 各自水分をしっかり採っておくように!」

エレン「ちょうど休憩だってさ。あっちの木蔭で休もうぜ」

アニ「そうだね」



スタスタスタ



アニ(……)

アニ「ちょっと、これ持っててくれる?」

エレン「? あ、ああ。 髪留め?」

アニ「そう。さっき倒れた時ちょっと緩んじゃって」


ファサッ


エレン(……)ジィーー

アニ(……。
   やっぱり見てくれてる)

アニ「どうしたの?」

エレン「いや、何か新鮮だなぁってさ。アニが髪おろしてるの」

アニ「確かにそうかもね。 似合わない?」

エレン「そんなことないぞ! すごく綺麗だと思う」

アニ「それはどうも……。ありがとう。」

アニ(褒めてくれた……)

アニ「ほらっ」 スッ

エレン「? なんだこの手は?」

アニ「髪留め返して」

エレン「あぁそっか。 はいっ」 スッ


ギュッ


アニ「……。なんで握ったままなの?」

エレン「あのさ」

アニ「なに?」

エレン「この休憩時間中、そのままでいてくれないか?」

アニ「なっ! ちょっ、アンタ何言って!」

エレン「頼む! この通りだ!」

アニ「は、恥ずかしいよ……」

エレン「……」

アニ「~~~っ!
   わ、分かったから! とりあえず髪留め返して」

エレン「ホントか!? サンキュー!」

アニ(そんな嬉しそうな顔されても……)

アニ「ったく。アンタそんなにこの髪型が気に入ったの?」

エレン「ああ! アニのその髪型好きだ。いつもの髪型も良いけどな」

アニ「バカ……///」ボソッ

エレン「? 何か言ったか?」

アニ「なんでもない……」

良いねぇ~

エレアニのSSなんてつまらない。
エレンとわたsミカサがラブラブするSSか一番
ので、エレンとミカサの純愛SSを書くべき。

待ってたマジ待ってたよ!

>>21
アッカーマン訓練兵、配置に戻れ

さいこうですわ~君最高、我腐ってるw

ストンッ



エレン「やっぱ木陰の方が涼しいな。気持ちいい風も吹いてるし」

アニ(……)ドキドキ

エレン「あ、俺今日水持ってきてなかったんだった」

アニ「……。私ので良かったら」

エレン「良いのか? 助かるよ」


ゴクッ ゴクッ ゴクッ


エレン「ぷはぁっ! いくらか回復した心地だ。ごちそうさま」

アニ「いいよ、これくらい」

アニ(間接キス……)


ジィー……


コクッ コクッ


アニ(してしまった……)

アニかわええ

アニ~**可愛いよアニ~!

ジィーが気になるww

アニ(ハッ!?)

アニ(私としたことが。らしくない……)

アニ(……)

アニ「アンタはさ」

エレン「?」

アニ「どうしてそんなに何でもかんでも一生懸命になれるんだい?」

エレン「どうしたんだ急に?」

アニ「他の訓練兵が手を抜くような事でもアンタはいつも頑張ってて」

エレン「……」

アニ「そりゃ他にも頑張ってるのいるけど、アンタの場合はそれがより強く感じる」

エレン「……」

アニ「やっぱり復讐のため?」

エレン「もちろんそれもある。巨人たちを駆逐するって決めてるからな」

アニ(……)ズキッ

エレン「でもそれだけじゃない。目の前に出来る事、やれば届くかもしれないことがあるのに
    俺は力を抜きたくないだけ」

アニ「じゃあ私なんかはアンタにとって見ていたくないヤツだね」

エレン「そんな事ない。確かに最初はアニの事そういう風に思ってたことあった」

エレン「でも今は違う。
    ここには訓練兵ながらもそれぞれ秀でた力で頑張ってるやつがいる。ライナーのリーダーシップ
    やジャンの立体機動の技術、アルミンの座学なんかもそうだ」

アニ「……」

エレン「お前だってそうなんだぞ?」

アニ「え?」

エレン「ブレードの斬撃だって上手だし、パソコンだって難しいの使えるし」

アニ「それは……」

エレン「それに、その格闘術はお前の努力の賜物だろ?」

アニ「!!」

エレン「親父さんに教えてもらったらしいけど、そこまで使いこなせるようになるには相当努力したはずだ」

アニ「……」

エレン「俺は努力してる人が好きだし、頑張れる人が好きだ」

エレン「だからお前のことも好きだよ」

アニ「……」

アニ(こんな風に私を認めてくれる人がいるなんてね……)


ピピィーッ


教官「休憩終了!! 訓練を再開しろ!!」

エレン「さて、じゃあ始めるとするか!」

アニ「そうだね」

アニ(惚れちゃったよ……バカ……)

きたきたきたきた!
さぁ頼むぜ、支援!

期待

支援w

続きは無いのかね

続き

支援

続きを...

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月25日 (水) 22:50:18   ID: _dAouLKg

期待

2 :  SS好きの774さん   2014年01月04日 (土) 14:59:44   ID: Kt4d03Xd

いいですなぁ

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