【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 (719)


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 │ これは——「呪い」を解く物語。   ..│
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 ——この物語に奇跡なんてない。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363615339


このスレのテーマは、実にありふれたこと——人間讃歌です

たとえ短い命だとしても精一杯生きる。その中で満足していく。覚悟を胸に前に進む
まっすぐ胸を張って立つ。正しいと信じる道をいく。納得する、感謝する
勇気を強く抱き締めて、運命に負けずに路を切り開いていく。希望の火を絶やさない
終わりなく受け継がれていくものがある……それが『大切』なんじゃあないだろうか

『結果』じゃあない。『過程』が重要なんだ……
長く生きるのではなく、どう生きるかが問題なのだ

尚、シナリオは荒木飛呂彦と藤田和日郎をリスペクトしつつ井上敏樹と虚淵玄風味で進む模様


前スレ:【咲安価】京太郎「……変、身ッ!」 憧「……変身」 14クール目【仮面ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363381466/)


�空気雑用こと須賀京太郎が主人公です。場合によっては死にます

�R−15程度の残酷な描写があります。青年雑誌漫画程。大体酷くて異形の花々程度です

�咲のキャラクターが傷付いたり死ぬ場合もあります。消滅したり改造されたりします

�裏切り合いや足の引っ張り合いなども存在する可能性があります。乾巧って奴の仕業です

�コンマと戦術で闘うTRPGです。難易度はそこそこ、皆が楽しんでやれるのが一番です。所詮は遊びなので
  「おまかせあれ」で失敗しても、和やかに「クロチャーw」「やク糞」「これはおしおきやろなぁ……」「(腹パン)」などの声をかけてあげましょう

�遊びと言っても人の積み上げたジェンガを崩すような行為はご遠慮ください

�原則的にリトライ不能です。敗北しても川落ちしたり、仲間が駆けつけたり、仲間が死んだり、守ろうとした人が死んだり、浚われて改造されたりします

�登場する仮面ライダーは原則的に平成ライダーが主体です

�登場予定のライダーは以下の通り
 クウガ、アギト(アギト・ギルス・G3・アナザーアギト)、龍騎(龍騎・ナイト・ゾルダ・王蛇・タイガ・ベルデ・王蛇・リュウガ・オーディン・オルタナティブ)、
 555(ファイズ・カイザ・デルタ・サイガ・オーガ)、剣(ブレイド・ギャレン・レンゲル・カリス)、
 響鬼(響鬼・威吹鬼・斬鬼・裁鬼)、カブト(カブト・ガタック・ザビー・サソード・ドレイク・キック・パンチ・ダークカブト・ヘラクス・ケタロス・コーカサス)、
 電王(電王・ゼロノス・New電王)、キバ(キバ・ダークキバ・イクサ)、ディケイド(ディケイド・ディエンド・クウガ)
 W(W・アクセル・スカル・ナスカ)、オーズ(オーズ・バース)

�モブとして他作品のキャラがでても、元ネタの話で盛り上がる程度にしてください。本編に影響を及ぼす予定はありません

�咲キャラとしては登場校は以下の通り
  清澄・龍門渕・鶴賀・風越・姫松・宮守・永水・阿知賀・白糸台・千里山・新道寺・その他(荒川憩、小走やえ等)

�ライダーの原作キャラは、一部を除いて登場しません。咲キャラがライダーに変身します

�ハーレム?  そんなもの、ウチにはないよ

�地の文はよく読もう。地雷が埋まってるよ

�バッドエンド? あはは、それは違うよ。希望は……絶望には負けないんじゃないかな……?

�忘れないで……きょーたろーのその優しさが、もっと大きな悲しみを呼び寄せることもあるってことを

�世界中の子供たちに愛と勇気をね! 与えてあげる前提で、まず怖がらせるだけ怖がらせてあげちゃうよーん!! 一生残る恐怖と衝撃で、一生残る愛と勇気をね!!

�——15年の中で、はっきりと憶えている日が、1日だけある

�チョロインばっかりのギャルゲー(意味深)

�大体そろそろ、麻子たちの記憶が消えるぐらい

・ストーリールート
→願いを叶える戦いとそれを巡るカードの話(龍騎/剣)
→生徒を襲う謎の仮面の男と怪物(アギト/555)
→願いを叶えるという怪物の話(電王/W/オーズ)
→ドッペルゲンガー、吸血鬼、妖怪のうわさ(響鬼/カブト/キバ)

以上の中から選択。それにより、登場ライダーが変化
ルート中には別ルートに行けず、他のストーリーではライダーだったものが一般人、怪人となったりする


基本的に日常パートは以下の通り
・朝
 誰かと登校したりもできますが、今のところその好感度の人間は存在しません
 あえて指名可能なのはカザリ。学校をサボるか否かの選択も出来ます
 条件を満たしているとイベントが発生します
・昼
 コンマ判定です。一定コンマで、まだ出会った事のない人間に出会えます。
 そうでなければ、これまでの交友関係から指名して会話を行います
 時々イベントが発生します。
・放課後
 コンマ判定でイベントが発生します。まだ出会った事のない人間に出会えます
 また、特定人物に連絡を取る事も可能ですし、特訓なども可能です
 条件を満たしていると、イベントが発生します


【戦闘システム】
・ステータス
基礎戦闘技能値
01〜09:おおよそ戦いには向かないレベル(良太郎)
10〜40:一般人(城戸真司)
41〜60:ある程度の格闘経験有(たっくん)
61〜80:格闘技や武道経験者(天道総司・草加雅人など)
81〜90:軍人・プロの格闘家クラス(黒崎一誠など)
91〜00:トップアスリートというか最早超人(一文字隼人など)

10〜80までは、戦闘能力値は1戦闘または1鍛錬に於いて1上昇
01〜09は戦闘での残り体力値/30(端数切り上げ) 上昇
80〜00は特訓により上昇
ボーナス:ライダー同士での戦闘は、(相手との技能差+戦闘での残りHP)/5 分上昇

HP=30+(戦闘能力&取得時コンマ)/5+特殊補正
スタミナ=30+(戦闘能力&取得時コンマ)/5+特殊補正
気力=30+取得時コンマ+特殊補正
※ただし気力の取得コンマが20以下の場合は20として設定


・戦闘計算式
戦闘判定=戦闘経験+コンマ+特殊補正 VS 戦闘経験+GMコンマ+特殊補正
ダメージ=勝利者の秒数の合計+戦闘判定差/5+攻撃者ATK−防御者DEF
スタミナ消費=出したコンマの10の位

HPゼロにて死亡または変身解除、スタミナゼロにて変身解除
気力ゼロにて、気力の最大値/4のマイナス補正を戦闘判定に与える

ファンブル=01〜04 強制失敗(問答無用で戦闘計算敗北。コンマ値は0として計算)
確定クリティカル=00(判定値は100)
クリティカル=100-戦闘能力値/10(端数切り上げ)以上の値を出す事。
(つまり戦闘能力値91なら90以上、戦闘能力値40なら96以上がクリティカルとなる)
クリティカル時、全てコンマは100として計算。与ダメージが2倍。被ダメージは半減

※判定/方針安価に雑談や安価下が当たった場合、原則的にコンマも行動もその下のものを利用します
※戦闘判定が同値の場合、相打ちとして互いのダメージ計算を行う
※敵味方がそれぞれHPゼロとスタミナゼロとなって戦闘終了の場合、スタミナゼロの勝利とする
※双方ともに次ターンで戦闘不能という状態になったら、ラストターンボーナス(気力回復・気力最大値上昇)
※秒数合計=0は基本的に0とする。故に01は1。ただし00は10
※コンマ合計=0は基本的に0とする。故に01は1。ただし00は20
※クリティカル時のスタミナ消費半減、ファンブル時は1消費

・レンジの概念
レンジを超える相手に対しては、同レンジ対象の武器を持たない場合、攻撃は不可能
戦闘判定勝利にて『距離を詰める』(ダメージ計算なし)となる
また、撤退と追撃と奇襲に際し以下の補正が加わる
奇襲の場合は、奇襲を行う側に加えられる

距離=至近距離/近距離/中距離/遠距離/超遠距離
(追撃)  +20/+15 /+10 / +5  /±0
(撤退)  ±0 /+5  /+10 /+15 /+20
(奇襲) −20/ −10 / ±0 /+10 /+20

・撤退(追撃)判定
 残スタミナ+コンマ+気力消費+特殊補正+距離補正 VS 残スタミナ+コンマ+気力消費+特殊補正+距離補正

※撤退失敗の場合、双方ともにコンマ10の位のスタミナを消費
※また、撤退失敗側にはこの判定の差分値/5のダメージを与える

・奇襲判定
(奇襲判定)=技能値+コンマ+特殊補正+距離補正 VS 技能値+コンマ+特殊補正+距離補正
(ダメージ判定)=秒数合計+奇襲判定差分/5+勝利者ATK−敗北者DEF

※既に戦闘が起きている場所に駆けつけた際に、奇襲を選択する事で判定が行われる
※奇襲を仕掛ける側は己の攻撃レンジに相当する距離補正を受ける
※高速の場合は超遠距離となり、攻撃後は自分の適性レンジになる
※判定に勝利する事で相手にダメージを与えられる
※被奇襲側は勝利する事で自分の攻撃レンジ内なら相手にダメージを与えられる


・戦闘方針
戦闘時に、【通常戦闘】【攻撃重視】【防御重視】【温存重視】【撤退重視】などの方針の選択が可能。なお、ターンごとに随時変更が可能
1:【通常戦闘】の場合、特殊効果は存在しない
2:【攻撃重視】の場合、与ダメージ及び被ダメージ2倍。選択中スタミナ消費2倍
3:【防御重視】の場合、与ダメージ及び被ダメージを半減。選択中スタミナ消費2倍
4:【温存重視】の場合、与ダメージ及びスタミナ消費半減
5:【撤退重視】の場合、戦闘判定コンマ勝利にて撤退判定に派生

※尚、【攻撃重視】及び【防御重視】でも、固定HPダメージの増減は不可能
※戦闘方針は一度に一つのみが使用可能
※記述されない場合、前ターンの戦闘方針を引き継ぐ


・戦闘中のコマンド
 【フォームチェンジ】=戦闘判定時の書き込みにより、フォームチェンジ。その判定から適用する
 【能力使用】=戦闘判定時の書き込みにより、能力を使用。その判定から適用する。
           記号が同じ能力の同時使用は不可能。『・』は常時発動
 【距離を取る】=判定で勝利した場合、ダメージ処理を行わず距離を1つずらす
           必殺技に当たる技との併用は不可能

※なお、必殺技に当たる技(技名記載)は同フォームにおいて1戦闘に1使用まで
※不発はこれに含めない

・精神コマンド
 【沈着】=気力値を15消費する事で、戦闘判定時のコンマを【50】という固定値として扱う。スタミナは5消費
 【集中】=気力消費値と等量を、戦闘判定時の値に加算する。10なら10。50なら50。これによりスタミナ消費値は変動しない
 【爆発】=そのターンのスタミナ消費値を2倍とする事で、次のターンの気力値に20回復させる(上限値を超えない)。
       戦闘判定の結果如何に寄らず気力が加算される
※精神コマンドの併用は不可能


・状態
 怪我=戦闘時のコンマが偶数ゾロ目、戦闘判定勝利にて、その時の判定値の差が40以上で発現。以後の相手の戦闘判定-10。
 昏倒=戦闘時のコンマが奇数ゾロ目、戦闘判定勝利にて。その時の判定値の差が40以上で発現。相手の変身解除
 高速=高速を持たない相手は撤退に対する追撃が不可能。持たない相手との戦闘判定勝利にて、レンジ差に関わらず攻撃が可能。
     距離を離す場合、任意のレンジまで移動が可能。
 飛行=飛行を持たない相手の戦闘・撤退・追撃判定-5。戦闘判定勝利にて、詰められた/離されたレンジを2レンジまでの範囲内でリセットする。
     能動的に距離を詰める/離す場合、通常通り1レンジ。
 暴走=戦闘中、一切の行動指示(作戦変更やフォームチェンジ等)が不可能
 属性相性=ダメージ判定において、秒数合計が、(秒数合計)×1.5に変化。マスクドデータだが、メズールにラトラーター、ウヴァに対する炎みたいなもの

日常行動に関して(補足)

【昼】
・見知った人間との会話
 →連絡先を交換している/交遊関係のライダー関係者
 →その話で怪人フラグがありお互い名前を知っている/それ以前に仲がいい
・誰かと出会う
 →指定なし。予めの怪人フラグは確定でイベント
 →そうじゃないのはコンマで怪人フラグ。なりやすさあり
・イベント
 →原則的にヒロインライダー絡みのイベント
 →怪人フラグが立っている場合は何か/余所で怪人が出て呼び出し/他
・遭遇ゾロ目
 →怪人フラグ設定者と遭遇/他グリードなどからの接触/他

【放課後】
・何事もない
 →何事もない。帰宅。好感度の高い人物と一緒に帰ったり
・誰かに出会う
 →ライダー関係者などに関わらず出会える
 →怪人フラグ設定者ならそれ関連の何か
 →そうでないものはただ出会って会話。互いのコミュ力により会話変化ただ会うだけも
・イベント発生
 →名前が書かれた人物に怪人フラグが立っていないで、それがライダー関係者でない
 →その人物に既に怪人絡みのイベントが起きてない場合は怪人に襲われる
 →ただし、ドーパント・イマジンの契約者・ヤミーの親で一般に被害を出している場合は別
 →既に怪人に絡んでいても復讐として襲われる場合がある
 →ライダー関係者の場合、指名人物に関わらないライダー関係者イベント
 →怪人登場フラグが立っている場合(コンマで怪人フラグ有りやカザリからの警告)は怪人関係の何かが起きる
・特殊イベント
 →出会っていないライダーVS怪人
 →ミュージアム関連&グリードからの接触・勧誘や襲撃
 →クローズドで設定された怪人絡みになりやすい人物に関するイベント
 →咲キャラ以外が契約したイマジン・変身したドーパント・親になったヤミーとの戦闘イベント
 →ヒロインとイチャイチャしたり、噂を聞いたりその他

【夜】
・好感度の高い人物と会話したり、怪人と戦ったり

【ヒロイン強度】
ライダーである咲キャラ(&グリード)
>>怪人に襲われていた咲キャラ・交遊関係のライダー関係者の咲キャラ(一般人でも可)
>>>仲の良い一般人咲キャラ(現状なし)・怪人絡みの咲キャラ
>>>>ただの一般人咲キャラ・教師・敵

【怪人フラグ】
……カザリやモモタロス、哩姫やセーラからの警告(モブ怪人やグリード・幹部ドーパント)
……コンマの値によって怪人絡みになってしまったキャラクターとの接触
……予め原作の設定から鑑みるにイマジン・ドーパント・グリードに付け込まれそうなキャラクターとの接触

※尚、原作からの怪人絡み確定勢も一応、コンマで判定
※逆にこれの値によっては怪人絡みを外す事もある。襲われないの確定は不憫
※逆に、設定されてないものに関してはコンマ次第で怪人絡みか否か決まる
※ただしこれは確定ではない
※例えば一般人と判定されても、その後友人や家族が襲われたりすれば変わる
※逆にイベントが起きなければ、未登場のライダーが解決したり、問題や悩みが解決する事も

※同一IDによる、連続での同一人物安価については安価が下か上にずれる

【オーズ タトバコンボ】 須賀京太郎
技能:57
HP:52/52
スタミナ:51/51
気力:82/82
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離〜近距離)
・タトバコンボ:タトバコンボ時、スタミナ消費半減。
・欲望の王:戦闘ダメージゾロ目にて、グリードよりコアメダルを奪取
・メダジャリバー:レンジを近距離に変更。DEFが40以下の相手に対する与ダメージ+2
・メダガブリュー:『至近距離〜近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
           コンマゾロ目時、コアメダルを砕く
★カンドロイド:カンドロイドの使用が可能。複数のカンドロイドを同時に使用する事も
★オーズバッシュ:使用時の判定成功にて、レンジを『〜超遠距離』に変更したうえで敵すべてに固定HPダメージ20。DEFを無視する。セルメダルを3枚消費
★王を統べる力:戦闘時【王を統べる力】を選択にて戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+10。コンボ以外でのメダルを使用
           また、持つメダルによって、レンジも変更される。(至近〜遠距離)
★コンボチェンジ:使用宣言時、次ターンより発動。
           メダルが揃っているとき、以下のコンボを使用可能。コンボチェンジの度にスタミナを固有値10消費
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定−10。
                判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定−10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1〜4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能

《ガタキリバコンボ》
 ATK:45 DEF:45
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近〜中距離
・昆虫の王:戦闘判定+25。相手撤退判定-10。敵の数的優位を無効化(判定値が自分以下の相手にはダメージを与えられる)
★ガタキリバキック:使用宣言時、戦闘判定−10。判定成功にて、『ATK+25+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《シャウタコンボ》
 ATK:45 DEF:45
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近〜中距離
・水棲の王:戦闘判定+10。10以下の戦闘ダメージを無効化。消費スタミナが10以上の場合、10とする(コンボによる+5を含む)
★オクトバニッシュ:使用宣言時、戦闘判定−10。判定成功にて、『ATK+10+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《サゴーゾコンボ》
 ATK:50 DEF:50
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近〜超遠距離
・重量の王:戦闘判定+5。相手全員の戦闘判定−5。相手スタミナ消費+5。相手の撤退判定−15。相手の【飛行】を打ち消す
・重量の王:与える最終ダメージが10以下の場合、10として扱う。(ただしこれにはメダル効果を含む)
★サゴーゾインパクト:使用宣言時、戦闘判定−10。
                判定成功時及び、敗北時も相手との判定差が10以内にて、『ATK+5+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《タジャドルコンボ》
 ATK:50 DEF:50
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近〜遠距離
・大空の王:戦闘・追撃・撤退判定+15。飛行を得る
★ギガスキャン:使用時の戦闘判定−13。判定成功にて手持ちのコンボ中の最大値のATK分固定HPダメージを与える。DEFによる減衰が不可能
          その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。(現在ここでプトティラを構成するメダルの使用は不可能)
★プロミネンスドロップ:使用宣言時、戦闘判定−10。
                判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《プトティラコンボ》
 ATK:55 DEF:55
・レンジ:至近〜遠距離
・恐竜の王:戦闘判定+15。飛行を得る
・欲望の破壊者:コンマゾロ目時、またはダメージゾロ目時に相手のコアメダルを破壊する
・メダガブリュー:与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする
★ブラスティングフリーザ:使用宣言時、戦闘判定−10。判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★ストレインドゥーム:使用時の戦闘判定−10。判定成功にて90の固定HPダメージを相手に与える。DEFによる減衰が可能
              使用時にセルメダルを1枚使用。最大で4枚使用可。
              使用数の上昇につき、使用時の戦闘判定のマイナス値を増加(最大3)。また、増加枚数×3威力を上昇させる(最大99)

《ブラカワニコンボ》
 ATK:45 DEF:45
・レンジ:至近〜中距離
・爬虫類の王:毎ターンHPが一割回復。変身時から、戦闘コンマでの毎ターンのスタミナ消費、及びコンボ使用によるスタミナ消費が起こらない。
         毒・電撃・炎などの属性のダメージの秒数合計を半減し、毒などの記述を持つテキストの効果を無効化する。
★ワーニングライド:使用宣言時、戦闘判定−10。判定成功にて、『ATK+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
              更に、判定値差分/10の追加ダメージ

※タトバ以外からでもスタートできます
※メダジャリバーは胴体がトラ・パンダメダルの場合のみ使用可能
※メダガブリューは、カンガルーが胴体の場合、グローブにて持てない事で使用不可能

タカ(頭部):偶数ゾロ目コンマ及びクリティカルでコアメダル奪取。(トラと組み合わせる事で全てのゾロ目時奪取)
       グリード以外に対しては偶奇問わずゾロ目コンマの数値(66なら6、00なら10)ダメージを追加。この効果は重複しない
       タジャドルコンボにて使用されるタカヘッドブレイブでは、飛行を持たない者への補正を−10へと変更する
クジャク(胴体):レンジを遠距離に変更。複数の敵に一度にダメージを与えられる
           このメダルの使用時、タジャスピナー(ギガスキャン)の使用が可能
★タジャスピナー:使用した『メダル枚数(最大7)×(コアなら5・セルなら4)』の固定HPダメージ。DEFにて減衰不可能
            使用宣言時、『5+メダルの使用枚数』分のマイナス補正を受ける。
            コアを使用した場合、次ターンにてそのメダルを使用したフォーム・コンボチェンジが不可能となる
            その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。
コンドル(脚部):与ダメージを1.1倍する

ライオン(頭部):ライオネルフラッシュ。自身のコンマ値の合計またはコンマの1・10位の数字(大きいもの)を相手判定値から差し引く
          ただしゾロ目を除いて、2ケタには達しない
トラ(胴体):奇数ゾロ目コンマでコアメダル奪取。(タカと組み合わせる事で全てのゾロ目時奪取)
       グリード以外に対しては偶奇問わずゾロ目コンマの数値(33なら3、99なら9)ダメージを追加。この効果は重複しない
チーター(脚部):高速を得る。高速との戦闘で戦闘判定+10

クワガタ(頭部):レンジを【中距離】に変更。全体に攻撃。奇襲判定+10
カマキリ(胴体):レンジを【近距離】に変更。レンジ:至近距離〜近距離での戦闘判定+4。最終的な与ダメージ+2
バッタ(脚部):戦闘判定に勝利した場合、飛行の効果によって離された/詰められたレンジを2レンジまでリセットする。これは攻撃と同時に行える
         また、戦闘判定で飛行属性を持つ相手に勝利した場合、その判定で更に+10の補正を得る

シャチ(頭部):水流によりレンジを【中距離】に変更。撤退・奇襲判定+10
ウナギ(胴体):レンジを【中距離】に変更。与えたダメージの1/10相手のHPとスタミナを更に減衰させる
タコ(脚部):距離を詰める、距離を取るで2レンジ移動可能。1レンジまでなら攻撃しながら距離を詰める/取る事が可能

サイ(頭部):他コアの持つパワーを増加。あらゆる数字に+2を加える。ゾウと組み合わせる事で、奇襲判定+10
ゴリラ(胴体):レンジを【超遠距離】に変更。飛行に対して+5の戦闘補正を得る。最終的な与ダメージ+3。
ゾウ(脚部):通常の攻撃での最終的な与ダメージ+1。サイと組み合わせる事で、奇襲判定+10

プテラ(頭部):このメダルはプトティラでしか使用不可能。飛行を持つ相手との戦闘判定+5。飛行を持たない相手の戦闘判定を−10に変更
トリケラ(胴体):このメダルはプトティラでしか使用不可能。レンジ『〜中距離』までの相手の距離を詰める/距離を取るを、戦闘判定差が10以内の場合無効
ティラノ(脚部):このメダルはプトティラでしか使用不可能。戦闘判定差5以内の相手行動を無視する(オーズ敗北の場合ドローとする)。

コブラ(頭部):レンジを【中距離】に変更。追撃・奇襲判定+10
カメ(胴体):(レンジ:〜至近距離)。攻撃方針の相手から受けるダメージを半減させ、防御方針時の半減後の最終ダメージ−5
ワニ(脚部):レンジ『〜至近距離』までの相手への最終ダメージ+5。1レンジまでなら攻撃しながら移動可能

パンダ(胴体):(レンジ:〜至近距離)。ATK+2。防御方針の相手への最終的な(半減後の)与ダメージ+4
カンガルー(胴体/脚部):(レンジ〜:至近距離)。胴体として使用した場合、ATK+2。攻撃方針の相手への最終的な与ダメージ+3
                脚部として使用した場合、2レンジ以上先からの、判定値差分が20以下の攻撃のダメージを受けない

※サイコアについて……
  減衰の場合は、減衰値を増加。ダメージ追加の場合ダメージを増加
  ただし、倍数については1.1倍を1.3倍に変更する

※1:ライドベンダーに乗って移動したとき以外、街中以外の野外などでのカンドロイド購入は不可能
※2:カンドロイド購入中は誰か1人はダメージを与える事ができない。ただし、ゴリラカンを1つでも使用していれば別


【タカ・カンドロイド】
 ヤミーやイマジンの契約者・ドーパントの監視や追尾を行う
 ほとんどフレーバー程度の存在だが、探索時にはセルメダルを消費する事で判定を有利にできる

【バッタ・カンドロイド】
 偵察等の諜報活動や通信等の支援活動を行うカンドロイド
 ほとんどフレーバー程度の存在だが、探索時にはセルメダルを消費する事で判定を有利にできる

【タコ・カンドロイド】
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 発動ターン含めた2ターンの間、『このカンドロイドの数』×『+1』の補正をオーズに与える。これが『+15』を超える事はない。
 使用数が30を超えた場合、相手の飛行による効果を打消し、また、被ダメージを『−5』する。

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『−1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

【トラ・カンドロイド】
 メダルを投入する事で巨大化し、ライドベンダーと合一してトライドベンダーと化す。
 トライドベンダーの操作は同族性のラトラーターコンボのみが可能となる。

・トライドベンダー:飛行。オーズの射程距離を『〜中距離』に変更。
            ライオディアスの使用が不可能となる代わりに、スタミナの余分消費(+5)を解消
            距離の移動が3レンジに変化し、また、2レンジまでなら攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能となる

【電気ウナギ・カンドロイド】
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 発動ターン含めた2ターンの間、、『このカンドロイドの数』×『−1』の補正を相手1体に与える。これが『−15』を超える事はない。

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『−1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

【クジャク・カンドロイド】
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 発動ターン含めた2ターンの間、戦闘判定勝利時にはダメージ計算にて最終的に『このカンドロイドの数』×『+1』のダメージを与え、
 戦闘判定敗北時にはダメージ計算にて最終的に『このカンドロイドの数』×『−1』のダメージ減衰を行う。これが『±10』を超える事はない。

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『−1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

【ゴリラ・カンドロイド】
 ヤミーの探知や、メダルの投入などを行うカンドロイド。
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 必殺技を除く、セルメダルを使用する技術に関してのマイナス補正を、『このカンドロイドの数』×『+3』分打ち消す
 具体的に言うと【カンドロイド】関連

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『−1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

その他、変身可能なライダー

【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎
汚染値:0
適合値:95
技能:71(52)
HP:56/56
スタミナ:53/53
気力:82/82
ATK:40
DEF:35

(レンジ:至近距離〜遠距離)
・【汚染値】:汚染値が50を超えている場合、その差分/5を技能にプラスする。超えていない場合、技能は通常のものを用いる (+0)
・【適合値】:適合値/5を技能に追加する (+19)
・気象の記憶:あらゆる敵に対して与えるダメージの秒数合計を5割り増し(端数切り上げ)する。判定勝利にて全体に攻撃
・気象の記憶:飛行を持つ相手に対して戦闘判定+5
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲に際して、コンマ20以下とコンマ差5以下の相手の行動を阻害する
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定+15。ただし、高速を持つ相手に対してはこの補正を得られない。
※戦闘終了の度に汚染値増加判定を行う。コンマの10の位と1の位の合計分汚染値上昇


【仮面ライダーウェザー】 須賀京太郎
技能:52
HP:55/55
スタミナ:55/55
気力:82/82
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離〜遠距離)
・気象の記憶:あらゆる敵に対して与えるダメージの秒数合計を5割り増し(端数切り上げ)する。判定勝利にて全体に攻撃
・気象の記憶:飛行を持つ相手に対して戦闘判定+5
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲に際して、判定差10以内の相手の行動を阻害する
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定+15
★マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能

・須賀京太郎
 主人公。漆黒の殺意。コアメダルを砕く!
 片岡優希に辛辣な言葉をかけてしまった事、宮永咲におざなりに接してしまった事、自分が両親にディナーをプレゼントした事
 それら全ての後に、全員が行方不明・死亡した事に対して後悔を抱いている
 それから極力人と関わらないように生きてきたが、カザリと出会った事・オーズとなった事により転機を迎える
 知っているか……京太郎からは逃げられない。隠しステ魔王度カンストどころかリミットブレイク。人殺しの眼をしてる
 完全ではないが、かなりハードボイルドになってしまった
 正統派ヒーローの筈だったのに、完全に大魔王やダークヒーローに。正直主人公の座を奪われかけた
 「だから……なぁ。道(そこ)を——退けッ!」

・カザリ
 800年前に封印されたグリードの1体。猫科の王
 コアメダル3枚であり、グリードから狙われているために、自分を庇った京太郎を仕方なくオーズに
 プライドが高くて臆病で寂しがり屋でツンデレ
 裏切ったけど、一言も京太郎を殺すとは言ってないんだよね。淡と小蒔を殺しかけたけど
 「今の一撃、ひょっとして僕を殺す気だった?」

・アンク
 800年前に封印されたグリードの1体。鳥の王。原作での相棒ポジ
 コアメダルは少なく、現在ミギー状態。アイスとりんごが好物。ガワは佐倉杏子(まどマギ)。それも松実玄って奴の仕業なんだ
 現代に蘇ってから自分を拾ってくれた佐倉杏子の妹の影響でりんごを食べる
 なお、当人は父親の無理心中によって死亡。佐倉杏子はアンクをヤミーから庇って重症。それで憑依
 裏切ったけど、あまり積極的に京太郎を攻撃する気が無いようにも見える
 「……ふん。俺たちはグリード、こいつはオーズ」

・神代小蒔
 グリードと戦う京太郎を助けに来た人。おもち。天使
 九面を下ろすという性質に特異点であることが合わさり、イマジンズと契約を交わして電王として戦う
 一緒にトレーニングする京太郎の精神面をガリガリ削り、弾道を上げる人
 京太郎にアクシデントから胸を触られて悶々としている。やっぱり出番が少ないと思っていたか? ぐう聖お姉さんだ
 京太郎にとっては頼りになる姉のような存在である。言うなれば小学生の近所に住んでる知り合いや親戚のお姉さんだろうか
 精神耐性あり。多分この人獣の槍を使えたりもする感じの、精神的なイケメン。女だけど
 また出番が……
 「ま、だ……まだ、ですよ……!」

・江口セーラ
 小走やえがクインビー・ドーパントになった場面に駆けつけ速攻マキシマムドライブ。誤爆。次週へ続く
 行間でウヴァさんをボコボコにして、追い払った人。でもマキシマムドライブは決まらない。かわいい
 T・Sさんによって最近カップリング本が作られてるとかなんとか。京太郎の事は守ってやらなきゃなーという感じ。膝枕してあげたり
 仮面ライダースカルからエンジンブレードとアクセルメモリ・ドライバーを貰ってアクセルになる
 トライアルを手に入れようとしたが、岩に敗北。岩強い、超強い。
 トライアルマキシマムドライブを以って、テラー・ドラゴンを撃破。超強い
 「俺が、京太郎を残して死ぬわけないやろ」

・大星淡
 仮面ライダーゼロノスとしてライダーを護るために戦っている。麻雀を諦めなきゃならないのもあって不満だらけだった
 デネブはいない両親代わり。多分一番不幸と思ってたけどまだその下が居たよ
 シイタケ、ニンジン、ピーマン、セロリが嫌い。京太郎が居る時は押し付ける
 正ヒロイン。京太郎に守られる私じゃなくて、京太郎を護る私になりたい。迫られると濡れる
 カザリたちにボコボコにされて、ウヴァさんから「こんな奴に梃子摺っていたとはな……」と背中を踏みつけられた
 コンマを操作して正ヒロインの座に納まる。汚い、淡きたない。京太郎が好きで好きでしょうがない
 もう完全に淡のターンだよねこれ
 「その、ば、場所……変えよう? ね?」

・新子憧
 鴻上ファウンデーションまで須賀京太郎を案内した人。正直もうケーキ食べたくない
 仮面ライダーバースに変身して、やたらと中二病全開なスタイリッシュな戦いをする。
 男が苦手というか奥手で純情というか最早むっつりスケベ。虐めるのはやめよう
 エロス方面にエロイ。多分貢いでくれる
 ブラカワニを貢いでくれた。きっとこの先も貢いでくれるだろう。いいおんな
 「さあ——ショータイムよ」

・白水哩&鶴田姫子
 お前ミュージアムだろ? なあ、首ば折る! 首ば折るぞ! なあ! 首ば折ってやる!
 復讐鬼。とりあえず新道寺はミュージアムのせいで大変な事になった。
 生き残りの二人。拉致からの脳改造直前に部員を置いて逃げ出した事を悔やんでいる
 復讐鬼じゃなくなったよ。早いのは大体原作での照井竜のせい
 自分たちを助けてくれてテラー・ドーパントに破れた、先代のWからドライバーを受け継いだ
 見事、トリガー・フルバーストで己たちの仇を討つ。ぽんこつとサドマゾのコンビ

【登場人物紹介2】

・宮永咲
 故人。仮面ライダークウガ。京太郎に片思いをしていた。
 アルティメットとなり、ン・ダグバ・ゼバと相打ち。
 京太郎の両親が死ぬところを目撃。
 自分がちゃんと戦えていたら、京太郎の両親が死ななかった——という自責の念でアルティメットに
 京太郎にお別れは言えました

・染谷まこ
 仮面ライダースカル。
 未確認生命体による襲撃のあの日、混乱に乗じて逃げ出した南浦数絵と出会う事でライダーとして戦う事に。
 その時、自分と共にいた片岡優希が仮面ライダーWのボディサイドとなる。
 そして、優希はテラーとの戦いで廃人同然となってしまった。その事に後悔を抱えている。

・片岡優希
 先代の仮面ライダーW。タコス。
 持ち前の気丈さと、未確認などの脅威から両親や友人、部活の仲間を護りたくて仮面ライダーに。
 片思い相手だった須賀京太郎に自らの生存を隠してもなお、戦う事を選んだ。
 現在廃人同然。京太郎の名前を呼びながら部屋の隅で毛布をかぶって怯えている
 でもテラーを倒した事で戻ったけど……遅すぎる……。既に淡が……


・鴻上光生
 欲望は素晴らしい! ハッピーバースデイ!
 グリードの封印を解いたすべての元凶。この学園の出資企業の一人

・伊達明
 いい男、以上
 原作にて登場した回ではテレビの前の皆に「誰この人」「嫌いじゃないわ!」などの声を生み出したガチムチ
 保健室に居る

・イマジンズ(モモタロス・ウラタロス・キンタロス・リュウタロス)
 いるだけで雰囲気が明るくなる
 マジ清涼剤

・ウヴァさん
 800年の眠りから覚めた、恐ろしいグリードの一体の筈が……。
 メダル銀行。マジ癒し系
 コンマ神(ドS)に京太郎よりも虐められているのか、それとも笑いの神に好かれているのか
 Dr.もこにメダルを砕かれた。最初の犠牲者。ありがとウヴァ

・高鴨穏乃
 >>1の心の支えだった
 「何! で、だよッ……。どうして——どうしてそんな魔物みたいなことするんだよ……!」

・南浦琉兵衛(南浦プロ)
 ミュージアムの首領、テラー・ドーパント。
 孫の南浦数絵が《地球の本棚》の持ち主、先代の仮面ライダーWの片方。
 その目的はガイアンパクト。バトルファイトによる人類滅亡の回避。
 須賀京太郎&江口セーラに敗れる

・内木一太
 清澄の学生議会副会長から、スマートブレイン学園の副会長に。ナスカ。漆黒の殺意
 ライダーを捕える事を目的とする、ミュージアムの処刑人。生徒の事を思っている。
 その後悔の源は未確認生命体襲撃時に、一人の少女を助けられなかった事。
 己が踏み込めていれば死なずに済んだと思っている。或いは、トドメを指してあげるべきだったと
 ガイアメモリの中毒性によって、余命はごく僅か。新道寺の攫われた部員を助けるために、残りの命を使うつもり
 財団Xにさらわれた少女を助けに、ホッパー・ゼロ・スミロドン・アームズと一人で戦闘
 決死の戦いの末に三体を撃破し、R・ナスカ(RIDERナスカ)となり、ゼロを倒す
 少女を救い出して、仮面ライダーについての憧れを抱かせて、男は風になった。ライスピ時空の住人

・対木もこ
 おそろしい勢いでチョロインと化したヤンデレメンヘララスボス少女。
 カンドロイドなどの技術を開発するドクター。虐待の過去を持つ、紫のメダルのもう一人の持ち主。
 でも攻略できないよ。いや、出来るけどな。闇堕ちルートで。
 ウヴァさんというスレッドの癒しを殺した悪鬼
 ついでにナスカを使って、京太郎の精神を破壊して自分と同じに目覚めさせようと目論む
 女版フェイスレスに白面の者をミックスしたノリ

>>9
その他、変身可能なライダー

【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎
汚染値:0
適合値:95
技能:76(57)
HP:57/57
スタミナ:54/54
気力:82/82
ATK:40
DEF:35

(レンジ:至近距離〜遠距離)
・【汚染値】:汚染値が50を超えている場合、その差分/5を技能にプラスする。超えていない場合、技能は通常のものを用いる (+0)
・【適合値】:適合値/5を技能に追加する (+19)
・気象の記憶:あらゆる敵に対して与えるダメージの秒数合計を5割り増し(端数切り上げ)する。判定勝利にて全体に攻撃
・気象の記憶:飛行を持つ相手に対して戦闘判定+5
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲に際して、コンマ20以下とコンマ差5以下の相手の行動を阻害する
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定+15。ただし、高速を持つ相手に対してはこの補正を得られない。
※戦闘終了の度に汚染値増加判定を行う。コンマの10の位と1の位の合計分汚染値上昇


【仮面ライダーウェザー】 須賀京太郎
技能:57
HP:56/56
スタミナ:56/56
気力:82/82
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離〜遠距離)
・気象の記憶:あらゆる敵に対して与えるダメージの秒数合計を5割り増し(端数切り上げ)する。判定勝利にて全体に攻撃
・気象の記憶:飛行を持つ相手に対して戦闘判定+5
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲に際して、判定差10以内の相手の行動を阻害する
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定+15
★マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能


シチュはロッカー
そして前スレ>>1000はウヴァさん外伝って、ウヴァさん仲間にしたときの事でええんか?


                __, . : ´  ̄ ̄ ` 、
        、__, . :´: : : : : : : : : : : : : : : : : . ヽ
        \` < . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\
         \  `ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\
          八_≦=\: : : : : / . : __: : : : : : : . ヽ
        / .: : : : : : : : : : : / . : /   //l : : : : : : . l\
       / .: : : : : : : : : : / \/     l/  |ノ ヽ: : : : :|: . ヽ
      / .: /: : : : : : : : /\_/`\           | : : : :|: : : . \_
    _/ .:// : : : :/⌒V. :/___ ヽ    __| : : : :|二ニ=ー'
    ̄ ̄ / : :/lハ  /: /〃 丿厂ヽ     ´_  | : : : :|
         |: :/  l : :/ / 〈「し.:/       ,彳フヽ /: l : : |  これが華菜ちゃんの実力だし! もっと褒め称えるし!
        ∨   | :/ ∧⊂⊃`¨´      /し:/ ノ/: :/l: : :|
      ___ /�//∧          , `ー'′ /: :/ l : :|
     // ̄\\ |ノ ̄\ヽ    ` ー 、_,  ⊂ノ人l  l : |
    〃 ̄\ \\    \\         / レ'     l :/
   〃    \ \\    ヽ ` / ̄厂`丶、__     レ′
  〃      \ \\    l__/     // ∧
 //        \ >ー 、 |  /    // / l

それじゃあ、ちょっと本編戻る前に軽くウヴァさん外伝行こうか
かるくやでー


 その出会いは、まさに運命であった。
 怪物たちに襲われる怪物。
 それを庇って立った京太郎。


ウヴァ「仕方がない——おい、これを使え!」


 どうやら、後で話を聞くに。
 みんなのメダルを持ち逃げしようとしたらしい、ウヴァ。
 それは当然ボコボコにされると思う。

 カザリの奴が俺のメダルを盗もうとしていたからとか。
 あいつは前に裏切った。アンクがいない今はアイツが裏切り者だとか。
 そんな事を言っているが——。

 それでお前が裏切り者になってたら、世話がないんじゃないかと思う。
 こいつ、恐ろしい化け物かと思ったけど、虫だった。


ウヴァ「助かったぞ、オーズ!」

京太郎「いや、だから京太郎って呼べよ」


 小走やえ——どうやら悩みのある彼女に、密かにメダルを投入しようとしたところ、
 ドーパントとなられて襲い掛かられたらしい。
 こいつやっぱり虫だ。殴っておいた。


ウヴァ「イマジンめ……!」

京太郎「おまえ、また契約しようとしたのか?」


 今度はちゃんと相手に了承を取って、
 京太郎が怒らない範囲内にしようとしたらしいが……イマジンに邪魔されたらしい。
 ネクタイを探すためにヤミーを生み出す。
 それぐらいなら正直可愛いものだし、人の役に立つのならいいかとも思う。


ウヴァ「……これを使え、オーズ!」

京太郎「悪りィ、ウヴァ……!」

ウヴァ「フン……お前に死なれたら、困るからな!」


 カザリのヤミーが憑依した少年。
 それに手を出しあぐねて戦い、重傷を負った京太郎。
 そのもとに差し出される、緑の——ウヴァのコア。


ウヴァ「その欲望、解放しろ……!」

京太郎「……ウ、ヴァ」

ウヴァ「緊急事態だ。文句は言うなよ」


 クレイドールの攻撃に、満身創痍となった京太郎。
 そして——クレイドールに投入される、セルメダル。
 人助けで絶対に迷惑をかけないなら、ヤミーを作ってもいい。
 そう言って溜めておいたセルメダルが、役に立った。

 クレイドールに投入されて、生み出されるヤミー。
 それが、クレイドールと戦っている。


ウヴァ「女、よくやったな……メズールからコアを奪うなんて」

淡「誰この虫」

京太郎「虫だけど虫じゃない。ウヴァだ」

淡「ふーん」


 メダルが増えて大喜びなウヴァ。
 どうやら病院の人たちの、外の景色を見たいとかそんな欲望を叶えているらしい。
 いい傾向だと思う。


ウヴァ「この数……カザリィィ」


 病院に襲撃をかける、グリードが四体。
 ウヴァが歯噛みをした。肝心のオーズは重症。
 そして、自分のコアメダルでは戦えない。


京太郎「……心配すんなよ、ウヴァ」

ウヴァ「京太郎」

京太郎「俺とお前なら——絶対に負けない。あの数ぐらい、なんでもない」

京太郎「そうだろ?」

ウヴァ「……いいだろう。俺のコンボを使え」

京太郎「ああ——これは、1人で50人……いや、51人だ」

京太郎「なら、4体には負けねーって」

ウヴァ「……どういう事だ」

京太郎「その中にはお前も入ってるって、事だよ」

ウヴァ「……フン」



京太郎「敵は多いが——まあ、どうにかなるよな」

ウヴァ「俺とお前なら、当然だ」


 例えばそこに数百数千の敵がいようとも、京太郎は挫けない。
 1人なら50体。
 なら、2人100体だ。まさに百人力——。

 実際そこまで数はいないけど、こいつとならば戦える。
 ウヴァの放つ電撃が、ガタキリバホーンで分散、増幅されて敵を討つ。
 これこそが——ガタキリバコンボに、本来の昆虫の王の力が加わったもの。

 放たれる電撃の嵐が、あたりを塗りつぶす。
 全てが染まった。何もかもが、緑色の稲光の中に消えていく。


 雲霞の如く押し寄せるイマジン/ヤミー/ドーパントをものともしない。
 二人で一体。
 二人で百人。
 それこそが、京太郎とウヴァだった。


京太郎「さあ……行くぜ、ウヴァ————!」

ウヴァ「おい、待て……京太郎!」


 ——そんな、ありえたかもしれないどこかの世界の話。


                                        ——了

まあ、単細胞だからね

メズールとガメルはあれや
序盤はいいけど、終盤はカザリよりも思いで

もこに消しかけられたガメルが、紫のコアを持つ京太郎に襲い掛かったり
ヤンデレたメズールが、愛を得るためにヒロインを食べたり
うん、まあウヴァさんが一番(内輪もめの危険では)楽だったと思う

○重い

○けしかけられた

まあ、ウヴァさんだから正直京太郎が紫だしたら戻ってくるはず
だってメダル砕かれたくないもんね


もこ「須賀京太郎の身体の中のメダル、グリードを殺すんだよ?」

もこ「メズールも、危ないんじゃないかなぁ……?」

ガメル「俺、メズール、助ける!」

もこ「ああ、そうだね」

もこ「紫のコアの力は……こんな感じだから、さ」


みたいな
ガメルが説得で踏みとどまっても、もこによって砕かれてます的に
おおよそ小説版の異形の花々みたいな感じや

ところでおもらしは本編がいい? 小ネタがいい?

小ネタなら、このまま書いちゃうけど

小ネタの方がちょい多いかな
本編だとクッソ気まずくなるから影響でるしなー

ああ、咲ちゃんは全部死んでるからね





  「狭いとこが落ち着くのってなんだろうねあれって言葉があるけど
   そう言えば温泉とかプールも落ち着く方だよね。つまり……」




「……恐ろしい力だ、ロッカー・ドーパント」


 LOCK。つまり施錠を意味する地球の記憶。

 ロッカーを自在に生み出したり、ロッカーに物体を閉じ込めたり、そしてあらゆる物体を施錠したりするドーパント。

 そのドーパントの影響で。

 ロッカーの中に、二人、須賀京太郎と淡は閉じ込められていた。


 死んだと思っていた竹井久が、まさかのガイアメモリ使用者で。

 不意を突かれた京太郎と淡は、ロッカーに閉じ込められていた。

 暗い。狭い。蒸し暑い。

 そこに二人である。推して知るべしであろうか。

 正直なところ、オーズの力とゼロノスの力を合わせたら、脱出できるかと思っていた。

 が、そう上手くはいかない。攻撃が全部跳ね返ってくるのだ。

 それで、ただロッカーがガタガタ動くだけ。虚しい。

 必殺技を使えば——と思ったが、

 それで突き破れなかった場合、なんというか恐ろしすぎる。

 電波も当然遮断されているが、事前に江口セーラに連絡を取っていた。

 それで——とりあえず、京太郎と淡は彼女に任せる事にした。


 現在、更衣室。

 その中にある掃除用具のロッカー。

 なんというか、果てしなく心細い。淡がいてくれて、良かったと思う。

 コインロッカーベイビーという言葉があるが。

 この、薄明かりしか入らない——決して出られないロッカーに閉じ込められ続ける。

 ともすれば、気が狂うかもしれない。

 ロッカー・ドーパント。竹井久。

 恐ろしい敵だと思う。いや、本当に。


「お前が居てくれて、本当によかったよ」

「んー?」

「一人だったら、寂しくて死んでた」

「なら、開くまでおしゃべりしてよっか」

「そうだな」


 腰を下ろす事もできない。立ち続けだ。

 そう言えば中学校の頃、みんなで中村君をロッカーに閉じ込めた事があった。

 そのまま入口をひっくり返して壁側に。

 授業中ガタガタ動くロッカーと、イジメに関わりたくないと思ったのか、見て見ぬふりを決める教師。

 なんともシュールな光景だ。

 ちなみに言っておくと、別に中村君は虐められていた訳ではない。

 なんとなくその頃、ロッカーに人を閉じ込める遊びが流行っていたのだ。

 かく言う京太郎もロッカーに閉じ込められた。

 昼休みの間に、思いっきり扉を蹴り飛ばして反動で脱出したが。

 まあ、頭を打った。言うまでもないだろう。


「それでね、菫先輩がねー。ショーケースの前でじっとケーキ見てるの」

「……あの人か。というか、ファンシーもの好きでお菓子大好きだったなんて」

「見かけによらないでしょー? しかも、体重計気にしててあんまり食べないから超ウケる」

「そういうお前は?」

「私、体重計を気にした事なんて一度もないよっ! へへん!」

「また、世の中の女性を敵に回したな……」

「私くらいの可愛さなら、既に世の中が嫉妬と羨望で敵だらけだよ!」

「……ああ、バカがいる。おもちない癖に」

「むっ! この、このこの!」

「よせ! 暴れんな! 暴れんなよ!」


 ロッカーがガタガタと揺れる。

 下手に倒れたら、死ぬ。頭を打って死ぬ。ロッカーにエネルギー跳ね返されて、フルの衝撃で死ぬ。

 まさかのロッカーで脳挫傷。ダサすぎる。最悪だ。

 肘でつついたり、デコピンをしようとして来ようとする淡を宥めるのに、一苦労だ。


 そんなとき、だった。


「う、温かいけど……さ、寒くなってきてる……うぅ」


 声がした。ここは更衣室だ。

 そう、体育の授業が終わったのなら、着替えに来る。

 今回の授業は三年生だったらしい。くわっと、目を見開いた。

 ……が。


「……淡、手を退けてくれ」

「駄目」

「退けるんだ。俺にはやらなくちゃならない事が出来た」

「絶対ダメ」

「頼む、退いてくれ。俺は男としてやらなきゃいけないんだ」

「駄目絶対」

「これが、俺のやりたい事なんだ……! だから、なぁ——道(そこ)を、退けッ」

「ここで手を伸ばさなかったら絶対に後悔する。
 きょーたろーが人として駄目になる。だから、私がきょーたろーを守る!」

「悔、しい……! こんなにも、悔しい……っ! 見れないのが、悔しい……ッ!」


 目の前に突き出された淡の小さな手。それが、京太郎の視界を遮っている。

 声の主はおそらく松実宥である。すばらなおもちの持ち主である。

 なんとしても見届けなくてはならない。彼女の“生き様(おっぱい)”を——。


 まあ、ちょっと魔がさしただけだ。

 だってきっと誰だって同じ事を思おう。おもちがある。自分だけがそれに届く。

 それなら、手を伸ばさない事の——目を見張らない事の理由になんてならないのに。

 だが悲しきかな。淡のガードは、全盛期のゴール下の桜木花道を超えているのだ。

 結局、京太郎は諦めた。

 そこまでがっついては、なんというか自分の品位を下げる事になる。

 あくまでも事故、あくまでも不可抗力だから許されるのだ。


「……これなら一人で閉じ込められたかった」

「何か言った?」

「……なんでもないです。すみません」



 と、寸劇を繰り広げて、京太郎も諦めたその時だった。


「……今、何か音が」


 淡のディフェンス。

 その衝撃によって、ロッカーが揺れた。

 或いは、わずかながらに声が外に漏れているのか分からないが。

 怪訝そうな声が、した。


「やべえ、淡、静かにしろっ!」

「ふぇ!? ん、むぐ……」


 咄嗟に、淡の口を塞いだ。

 そして、自分の傍に抱き寄せて軽くしゃがむ。

 ロッカーの覗き穴から、中が覗かれるかもしれない。

 こちらから見えるという事は、向こうからもまた然りという事だ。

 そのまま、息を潜める。

 万が一見つかったらどうなるのか。ロッカーを外に投げ出されるかもしれない。

 そうなったら、下手したら死ぬ。そんなのは御免だ。


(う、お、おぉぉぉ——っ)


 そして、淡の口を塞いでしばらくの辛抱の後に。

 松実宥は、どこか合点が行かないと言う顔で戻っていく。

 ひょっとして、ロッカーの認識阻害効果もあるのかもしれない。

 恐るべし、ロッカー・ドーパント。きっとロッカーを放置して中で衰弱孤独死させるつもりなのだろう。怖い。

 まあ、それはともかくとして。

 京太郎の眼には桃源郷が飛び込んできた。そう、桃源郷。

 目の前を覆う大星淡の手がなくなったのだ。すなわち、桃源郷であろう。


 先ほど話題に上がっていた、弘世菫も来た。テンション急上昇。

 おお、さらには石戸霞もいるではないか。なんてこった。ここは幻想郷なのか。

 宮守麻雀部の彼女たちもいる。素晴らしい! ハッピーバースデイ!

 宮永照は……ああ、うん。可哀想に。どっちが背中なんだろうねあれ。


 彼女たちが、ジャージのジッパーに手をかける。

 心臓が跳ね上がった気がする。

 なんとしても見たい。見たい——が。


(あ、淡にあそこまで言われて見るのも……なんかな)


 結局は踏みとどまった。

 仮面のヒーロー。正義のヒーロー。

 それがバイオレンス・ジャックではなくピーピング・トムになるのは色々と拙い。よくないのだ。


 そのまま、地獄の時間が過ぎるのを待つ。

 目の前には天国がある。少し目を開けば、それを享受できる。

 自分はもう一週間もものを食べてない獣だ。

 それで、目の前には最高の食糧がある——だというのに、お預けを喰らっている。

 自分の意志一つ。ちょっとぐらい開けばそれを味わえるのに。

 だが、味わってはならないと自制する。禁断の果実だ。

 衣擦れの音、女性の嬌声——どちらも抜群のソテー。

 大きさ比べ——最高のシャンパン。甘露。


 なんというか、興奮が止まらない。興奮と書いてロマンティックと読む。

 逸らそうとしている首が元に戻ろうとする。薄眼を開けそうになる。

 だが、堪える。なんとか堪えるのだ。


(人はパンのみで生きるにあらず、人はパンのみで生きるにあらず、人はパンのみで生きるにあらず)


 でもこのロッカーの外の人たちはパン1だよね。

 いやブラはつけてるだろうけどさ。

 ほら、見ちゃっていいんじゃないかな。これは全部ドーパントが悪いんだから、不可抗力だよ。

 そんな悪魔の声が囁きかける。

 『なにがパンのみで生きるに非ずだ、パイパン舐めろこらー!』

 とても聞き覚えのある天使が、悪魔を蹴り飛ばした。でも言っている事、余計に酷いよこれ。


 悪魔も天使も、同じ事だ。

 そう言えば、「天使のような悪魔の笑顔」って歌もある。超懐かしい。堂本光一出てたよねアレ。

 ……いや、じゃない。というか今関係ない。

 「悪いやつらは、天使の顔して心で爪を研いでるものさ」って歌もある。そうだ。悪魔の囁きに耳を貸してはならない。

 だけど、男ならぐずぐずするなとも言っている。そうだ。若さだ。


 ——若さってなんだ? 振り向かない事さ。


 そう、振り向くのはアウト。なら、目をあけるのはセーフだ。そういう意味だろう。

 これは愛だ。おもち愛。躊躇わない事が大事だ。


(耐えろ……耐えろ、俺……ッ!)


 結局、京太郎は耐えた。

 口を押さえられて唸りを上げる淡。

 もし見たら、彼女は暴れ出すだろう。そうなったら、ロッカーが倒れて死ぬ。

 曽根崎心中ならぬロッカー心中。多摩川に飛び込もうとしてた太宰治もびっくりの心中。

 それだけは御免だった。結局、耐えた。


 ……が、訪れる再びの地獄。

 今週も京太郎と地獄に付き合って貰おう。そう言わんばかりの追い討ち。

 そう、着替えが終わったのなら……つまり授業が終わったのなら。

 今度は、別のクラスの体育の授業である。


「沢村さんの、おもち……!」

「ちょ、ちょっと……」

「松実さん、それはあかんって……」

「む、愛宕さんのおもちもすばらしいですね!」

「んー、みはるん。それなに読んでるのー?」

「『もしも京太郎がセーラの嫁だったら』。凄いオススメだよ!」

「にゃ゛!? い、いい……華菜ちゃんは遠慮しとく……」

「次は京セラでロッカーもの書くって、渋谷さんが……」

「しかも、書いてる人そこに居るし!?」


 外から聞こえる会話。京太郎はいきり立った。

 歯を食いしばって耐える。すぐさまロッカーをぶち抜いてその場に飛び出したい欲求に駆られる。

 でもそんな事したら、多分退学になる。人生終わる。

 あばよ学生、よろしくニート。

 正直洒落にならない。仮面ライダーと言っても、高校ぐらい卒業しないと不味い気がする。

 必死に耐えた。それはもう、ひたすら必死に耐えた。

 地獄の時間だった。プトティラが体内で暴れまわる。正直ブチ破ってもいいんじゃないかってぐらいに。

 しかもこの後、まだあるのである。彼女たちが戻ってくるとき、再び地獄が訪れる。

 正直、この地獄を楽しんじゃっていいのかなって気がする。


「だから、俺は見てないって……ちゃんと耐えてるから」

「……」

「本当に、耐えたからって! だから、機嫌治してくれよ!」


 あれから更に時間が立って、三度目の地獄を乗り越えた須賀京太郎は。

 大星淡に平謝りしていた。

 兎に角、不機嫌だ。口を開いてくれない。

 スカートの裾を握りしめたまま、俯いている。なんというかその表情に、こう、来るものがあった。

 正直なところ、さっきの生殺しで大分来ていた。

 ちょっとぐらい、いいんじゃないか。何がちょっとかは知らないが。

 それにこう、もう十数分も口をきいてくれない淡に対しても、ちょっと文句がある。

 熱い。狭い。立ち続けて辛い。

 二人いるから会話できて、まだ救われる。それなのに、一人が黙っている。

 これでは意味がないではないか。一人で入っていた方が、まだ広くてよかった。


「そーかよ、そうやって無視すんのかよ」

「……ぃ」

「いいぜ、だったら俺にも考えがある」


 覆いかぶさるように、淡の耳に息を吹きかける。

 そのまま追撃。脇腹のあたりをぐりぐりと擦る。

 そして、首筋に鼻を埋める。ちょっと、汗の匂いが強いが、いい匂いだ。

 抵抗と言うのは、もぞもぞと逃れようとするだけ。意地でも、京太郎と口を利きたくないというのか。

 いいだろう。ならば戦争だ。


「お前が、ちゃんと口をきいてくれるまで、擽るのを、やめないッ!」

「……や、ちょ、ちがっ。やめっ」

「ホーラホラホラホラホラ! C・F・H・S(クスグリ・ファイヤーハリケーン・スペシャル)、かわせるかーッ!!」

「やめっ、ホント、やめてよっ……! やっ、ぁっ、言うから! ぃ、ぁ、言うから、止めてっ!」


 右手を関節ごと左回転。左手を関節ごと右回転。

 その力で、相手の脇腹を擽る技だ。流石の淡も耐えられなかったらしい。


 だけれども、それは既に遅かった。

 思えば——何かに耐えるように、淡が俯いていたのも。

 ひたすらに口を利かなかったのも。

 そういう事であったのだろう。須賀京太郎は、気が付かなかった。

 そして、決壊した。京太郎が止めを刺したのだ。


「……ぁ。ぁ——見ないで」

「えっ」


 最初、理解できずに淡の顔を覗き込んだ。

 真っ赤にして、目に涙を浮かべる。それから、ロッカーに滴り落ちる水音で気が付いた。

 スカートから出た、脚が濡れていた。ソックスも、湿っている。

 これは……もしかして……。


「うぅぅ……ぁ、ぁああ……」

「……」


 なんと言っていいものか。言葉を失った。

 代弁者は、この場にはいない。(しかも漏らしたのは小なだけに。なんちゃって)

 気まずくなって、ひたすらに黙るしかない。

 謝るべきか。そう思ったが、余計に淡の傷口を抉る行為に思えてならない。


「ぐすっ、ばか……きょーたろーの、ばか……。やめてって、言ったのに……うぅ、ばか」

「……すまん」

「こんなの……最悪だよ……。ばか……きょーたろーの、ばか……っ。うぅ、うぅぅう……」

「……悪い」

「高っ、校っ、一年生にもなって……こんなの、やだ……もう、やだよぉ……! うぅ、うぅ……」

「……百年生じゃなかったっけ」

「ばか……黙れ、ばか……ッ! もう、やだ……こんなの、さいてい……! うぅ、ひぐっ、う、うぇ……」

 


 


 スカートを握りしめて、ひたすらに涙を流す淡。

 『上も下も泣いてるね!』そんな言葉が口から出そうになるが、なんとか抑える。

 多分言ったら、ロッカーの壁に頭を打ちつけて死ぬだろう。

 京太郎も殺される。絶対殺される。確実に殺される。

 そんなくだらない言葉が浮かんでくるぐらいに、京太郎は狼狽していた。


 正直、どうしたらいいのか分からない。

 同学年の女の子が粗相をしてしまった。ロッカーの中で。

 しかもやったのは須賀京太郎である。ロッカーの中で。

 女の子は涙ながらに俯いている。ロッカーの中で。


 これも何もかんも、ロッカー・ドーパントが悪い。

 京太郎と淡をロッカーに閉じ込め、外に出さず、

 あまつさえ、淡の膀胱を決壊させ、その原因を京太郎とした。

 閉じ込められなければ、淡はちゃんとお手洗いに行けただろうし、

 ロッカーの中でフラストレーションがたまっていなければ、京太郎も淡を擽らなかった。

 つまり、全てはロッカーが悪い。

 許せん、ロッカー。流石ドーパントだ。ロッカー殺すべし。慈悲はない。

 竹井久、悪魔の女である。流石は悪待ち。汚い、ロッカーきたない。

 いや確かに、たった今現在進行形で淡の小水がブチ撒けられているので汚いんだけどね。ロッカー汚い。


 ……などと現実逃避をしても仕方がない。

 現実淡に止めを刺したのは、まぎれもない京太郎だ。

 とりあえず、泣き止む彼女をどうにかする。そして謝る。掃除する。

 これをしなくてはならないだろう。

 幸いにもここは、掃除用具入れである。雑巾はある。


「悪かった。本当に、悪かった」

「うぅ……もぉ、やだよぉ……。うぅ、うっうっ、最低だよぉ……!」

「最低ってのはさいこ——ごめん、ホント俺が悪かった。
 な、俺、最低だから。ほら、でも、気持ち悪いだろ? な、掃除、するからさ……ほら」

「うぅ……ぅ、ぅぅぅぅ」


 何とか淡に、謝り倒す。

 未だ泣き止まずに涙目だが……一先ずはある程度、落ち着いてくれたらしい。


「絶対、こっち向かないでよ?」

「ああ、判ってる」

「……んっ」


 背中を向けたその先で、濡れそぼったショーツを脱ぐ淡。

 濡れたままでは気持ちが悪い。彼女がそういうのだから、そうなのだろう。

 片足を上げて、よろけた彼女の背中が京太郎にぶつかる。伝わる、熱。

 衣擦れの音が聞こえた。

 チラリと後ろを見ると汗で房となった淡の髪の毛。

 後れ毛。

 吐息を漏らしながら、何とか下着を脱ごうと格闘する淡。

 それを見て——須賀京太郎の理性が決壊した。


「淡……すまん」

「ふぇっ!?」

「正直、お前可愛過ぎる」

「ちょ、ここロッカー……! や、ばか、人来るから……っ、ぁ、や、だめ……! ぁ……」


 ちなみにLOCKという英単語の意味、錠前以外にもいくつかある。

 監禁であったり、仕舞い込むであったり——そして中には、こんな意味もある

 しっかりと組み合わせる.とか、抱きしめるとか。

 或いは髪の毛の房(おさげとかモロだね)とか。

 何が言いたいかと言えばつまり、要するに、人を閉じ込めて、入れられた人間の思考を狂わせるメモリである。

 これがロッカーメモリの効果。実に恐ろしいものである。

 のちにT・Sさんがこのメモリを使って、男同士をロッカーに閉じ込める起こしたとか起こさないとか——。

 まあ、それは別の話。

                 ——了

> のちにT・Sさんがこのメモリを使って、男同士をロッカーに閉じ込めるを起こしたとか起こさないとか——。

                       ↓

> のちにT・Sさんがこのメモリを使って、男同士をロッカーに閉じ込める�事件�を起こしたとか起こさないとか——。

このまま身体の関係が済し崩し的に続いて、強く出られない淡
ありじゃないでしょうか。絶対に書きませんが


たかみーの他に腐ってる枠が出しにくかったんや
候補としては、ともきーと咲ちゃんとてるてるとあたりなんだけど……
咲は死んでるし、照を出すとトラウマ抉りに行っちゃってたし、ともきーは……うん、まあ
みはるんは眼鏡なので腐りました(偏見)

そういや照と淡は腐ったまま?

>>160
照はもともとある種そういうところがあった(BL本を持っていた)
京セラに目覚めて、やたらハイテンションだったのはヤミーの所為
淡は、ヤミーの力じゃなくて、洗脳照によって吹き込まれたので照の汚染を解いても、そっち側に踏み込んでしまった
でも興味は出たってぐらい
京太郎が好きだから熱心に探そうとはしないし、あれはちょっと気を引きたくてからかってたノリで

ああ、ルートによってベースは京太郎でも事件によって変化した部分の人間性は違うよ

まあ、ぶっちゃけオ○フェノクなら咲が戦ってるのも死んだのも初めから知ってる
オルタナティブなら、本編開始以前(他ライダーと出会う前から)ミラーモンスターと戦って人助けしてる
ホッパーなら、昔の部室掃除に言っててホッパーベルト見つける感じだし

正直ここまで後ろ向きなのは、オーズが強い&欲望がテーマだからかな
ナスカなら、もっとキャラクターに影は薄かっただろうし
力が強いんなら心は弱くなるし、力が弱いんなら心は強くなる。まあ、そんなもんです

まあ、実は確か序盤は吐いてないはず
精々、悪夢で魘されたとき一回かな
あとは戦力とメダルが揃って自分のできる範囲が増えた中盤で、照宥のとき

魔王化はなー、戦う相手が極悪人ばっかりやからなー
最近、ライダー(か自分一人) VS 悪人の形式が多いから、ヒーローっぽく励ます相手がおらんのよね

ここまでの方向性で、「敵には容赦しない」「被害を及ぼす前に脅してでも食い止める」になったからな
再犯防止にやたらと敵の心を砕きに行くようになったんや
基本的に信じられる奴しか信用してないから、倒して終わりじゃなくて、確実に潰す方式になっとるし
あとはあれやね。「罪には相応の罰を」の精神で


まあ、安価スレだから完全引きこもり決めて戦いに出ないのにはならんから安心してほしい
うだうだ悩んでも、人助けの為には戦いにいくでー

まあ、今日はここまでやな
ちょっと明日は予定あるんよ。おやすみー

ああ〜泣いてるあわあわ可愛いんじゃー。嬉し泣きも含めて泣かせたいんじゃー

だから同じ潰すにしたってやたらと魔王魔王言うのはどうなのって言われてるんちゃうの?
小蒔と共闘した時みたいに脅しが必要な時ならわかるけど、ただ倒せばいいだけのときにもいちいち悪役ぶった発言させてるし、
そもそも怪人を倒すのにあんなラスボスみたいな言動する必要は全くないし。少なくとも人を選ぶ言動をさせてるのは事実やろ

いつも思うけどイッチはシステム以外の面でやたらと信用度下げてるよなぁ…wwww

あ、失礼
まあ、礼によって16:00頃に始めたいと思う。17:00になるかもしれないけど

>>178
「お前悪い事してたんだよな? しかも改心しないんだよな? だったら死ぬ前に絶望しろ、それが償いだ」
になっとるんや。色々な選択の積み重ねでインガオホーダーク中二病になったんや
あとは地の文にもどっかで書いたと思うけど、精一杯中二の言動で自分を鼓舞してるんや

すまん。酒飲んで真っ裸で寝てた

30分後から始めます

30分後からなんつったのが間違いだった
流石に完徹して宥姉に近い格好で出掛けてお酒飲んで運動してだと無理があった

今からやります。待ってて

よしっ! 待たせたな!
結構寝たから大丈夫や! こんなに寝れるなんて幸せものなんだよ!
さて、日常編をスタートさせようか

やっとちゃんと異形の花々を手に入れた
ああ、そっか……カイザは改造人間枠に入るんやね……入れるんやね(ニコッ

いや、キャップは改造しないよ。キャップは
ただ、普通に敵キャラとして量産型カイザとか、京太郎がカイザになるのもありかなと思ったんだ

【朝】

京太郎「なんつーか、久々の夜明けって感じだな」

京太郎「まだまだやる事はあるけど、とりあえず日は上った」


 コキリと背中を鳴らす。
 一番深い夜の闇は、拭う事が出来た。
 勝ったのだ。自分たちが。
 護ったのだ。この街を。


京太郎(街を——護る、か)

京太郎(別に俺は……目に見えない、手の届かない人の為に戦ってはない)

京太郎(ただ、あくまでも自分の為に戦ってるだけだ)

京太郎(自分が嫌だと思ったから、自分がやりたいと思ったから——だから戦ってる)


 京太郎の戦いは、エゴだ。
 人を守りこそすれ救いはせず、人を庇いこそすれ導きはしない。
 そこで自己完結している。それ以上、他人の領分には足を踏み入れない。
 これは自分の為であった。
 自分自身、他人に土足で心を踏み荒らされたくない。故に、他人の心には干渉しないのだ。

 しかしそれも、例外があった。

 確かに、己の目の前で襲われている者であったり、今まさに死に瀕しようとしている人間でなければ、
 それ以上の命など、背負えない。己は、聖人ではない。
 須賀京太郎は全てを背負わない。
 少しでも、どんな形でもいいから己と関わった、己の領分以上には責任を追えない。

 それでも、そいつを——誰か罪人を見過ごす事で、後々誰かに被害が及ぶと言うのなら。
 それの被害が京太郎の届かない場所であっても、それは見逃した自分の責任であると考える。
 故に、その時は例外として心を砕く。
 二度と牙を向けないように、爪を砕き、牙を折り、手足を削いで、心を殺す。
 人を殺す事に躊躇いはあっても、実際には引き金を引ける。
 その手の人間の心を折る——人としての人格を殺す事も、出来るのだ。

 勿論、考えはする。
 そこまでやる必要があるのかどうかは、見極める。
 必要がないのに殺害に及ぶ。それは正当ではない。いや、元々殺人は正当ではないが、それは尚の事卑しい行為だ。
 それでも、必要だとするときは、“出来た”。出来る性質の人間だと、思っている。

 同様に——どうあがいても罪を重ねすぎたもの。きっと救えないもの。
 その者にも、容赦はなかった。
 地獄に向かう前に、最大級の因果を応報させねばならない。そう考えている。


 故に——己は、正義とは程遠い人間だと思った。
 己の中での「正しさ」の基準はある。正しくあろうと思っているし、誇り高くあろうと考えている。
 だけれども、社会的な倫理基準とは明らかに隔絶していた。
 それ故、京太郎は己を「正義」とも思わなければ、「ヒーロー」とも思わない。
 ただのエゴイストだと思っている。

 だから——街を守るなどと言う。
 そんな在り方と、己は合致しないと思っている。似つかわしくない。相応しくないと。


京太郎(でも——そんな俺でも)

京太郎(そうだとしても……)

京太郎(街を守るってのは、ちょっと、心が震えるな)


 それでも、そうだとしても。
 この街を守れたというのは——純粋に嬉しかった。
 

京太郎(内木一太。仮面ライダーナスカ)

京太郎(あんたは、どうだった? どう思った——?)


 昨日、あの場に現れなかった内木一太。
 それにたいして、須賀京太郎は心中で問いかける。
 目の前に広がる青空。それが、あのナスカのボディを思わせる。

 京太郎は理解していた。
 ナスカが、あの場に来なかったその理由を。
 彼は死んだのだと、確信した。

 あの男の強い瞳。
 自分が少し焚き付けただけで、それ以上の熱量を以って燃え上がった心の炎。
 あの男は、諦める男ではない。
 命ある限り、最後まで戦う男。きっとやり遂げるだろう男。

 そんな彼が、新道寺の部員を助ける場に、ついぞ現れなかった。
 それが意味する事は一つ。死んだのだ、ナスカは。
 きっと——戦い切って、彼は死んだ。

 京太郎たちを助けるためにか、それとも何かを守ろうとしたのかは知らない。判らない。
 でも彼は、絶対に死の間際まで戦ったと思う。
 誰かの価値を守るために、最後まで立ち上がったと思う。
 あの目は、そんな目だ。あれは守護者の眼だ。


京太郎(……お疲れ様、仮面ライダーナスカ)

京太郎(一時でも、あんたと一緒に戦えて——よかったよ)

京太郎(あんたは、どんな最期だった? 満足して、死ねたか?)


 問いかけても、言葉での答えなど来ない。
 ただ、一際強く風が吹いた。
 それが答えのように、感じられた。


京太郎「さ——て。久しぶりの学校だな」

京太郎「ああ、還ってきたんだな……やる事、まだまだあるけど」


 早朝のランニングを済ませて、サンドバッグを蹴るのを終わらせた。
 的確に、確実に相手を無力化する。
 戦闘で閃いた事。咄嗟に行った行動でも、それがスムーズで最適だった行動。
 そんなものを、体に覚え込ませる。

 オーズの力がなくても、戦えるように。
 オーズの力に、溺れてしまわないように。


 目の前に——敵がいる事を想定する。

 それは、今まで自分が戦ってきた敵。その記憶。
 死を覚悟した戦いだ。どれも濃密に、心に焼き付いている。
 思い返そうとすると、膝が震えた。

 それを——笑い殺す。
 これから、お前を喰らい尽くしてやるのだと、己に言い聞かせる。


 繰り出される相手の右拳を、右手から救い上げ、軌道を反らす。
 同時、踏み込み。そのまま肘を、置く。
 体勢を崩した相手の、肋骨を折るのだ。

 腰を据える。叩き込んだ右手を伸ばし、相手の後頭部を抑える。
 そのまま、曲がった体に膝蹴り。横隔膜を揺さぶる。内臓に衝撃を与える。
 頭部を抑えた右腕を、相手の脇に通す。足を引き戻す勢いと共に、腰に乗せて——地面に払い倒す。
 そして、頭部に踏みつけ。これで、致命傷だ。

 そんな型を、何度も繰り返す。
 後でちゃんとした武術をやっていそうなセーラ——警察から教わっているのだろう——や、
 バースの装着者として、そのあたりに余念がなさそうな憧。
 ジムに通う暇はないが、まあ、そういう人から話を聞いておこうと思った。


京太郎「……よしッ」


 最後に繰り出した拳。カザリとアンクの頭を殴るイメージ。
 絶対に連れ戻す。そう、誓おう。

 まだ奴らは、ヤミーを作っていない。
 そこに躊躇があると思っている。こちらの、歩み寄る余地があると思っている。


京太郎「……あ、やべえ! 遅刻するッ!」


朝のイベント

1〜20:そんなものはない。現実は非情である
21〜40:一緒に登校しようと女の子が待ってるよ
41〜70:通学路で誰かと合う
71〜99:そらあ、ラブコメの王道の激突やろ

ゾロ目:ドアの前で待つ奴隷A(K・Hさん)、発見

↓5

ほい

>>229の判定:39

誰が待ってた?


1:神代小蒔
2:江口セーラ
3:大星淡
4:新子憧
5:白水哩&鶴田姫子

↓5

>>239の選択:5

京太郎「……あれっ?」


 ドアを出たその時だった。
 誰かの人影を感じた。すぐに分かった。


哩「……遅かよ」

姫子「きょーたろう君。土下座」


 腕を組んで、トントンと指を叩く白水哩。
 にこやかに地面を指さす鶴田姫子。
 その二人が、そこに居た。


京太郎「あの、色々あるんすけど……その、土下座は勘弁してください」

姫子「じゃあ、靴ば舐めて。全身で」

京太郎「そのネタまだ引っ張るのォ!?」


 にこやか、されど毒々しい。
 どうやら、京太郎を弄るのが気に入ったらしかった。
 てっきり、なんというかそっちではないと思っていたが……目覚めてしまったようだ。


 ちなみにサドというのはマゾと本質的には一緒であり、
 その根本には“肉体・精神を問わない暴力”・“自己顕示欲”・“自己愛”・“支配欲”が存在している。
 要するに、「支配できる自分スゴイ」なタイプである。
 マゾは、その痛みに耐えられる自分を誇らしく思う。サドは、その支配をできる自分を誇らしく思う。
 本質的には、一緒である。

 ただ、どうしてもそこで、たとえそうでも他人に主導権を渡したくないと思うタイプはサド固定。
 そうでないタイプは——他人に支配されるのが/求められるのがいいと言う人間は、まあおおよそマゾになる。

 ただ、この辺りの境界が薄い人間はサドマゾになる。
 どちらも、同じコインの裏表でしかないのだ。

                                   ——赤坂郁乃・著『そして家畜豚は作られる』より抜粋


哩「姫子、やめんか。そいでは、遅刻するやろ」

京太郎(た、助け船……! どこかポンコツだと思ってたけど、頼もしい!)

京太郎(後光が差して見える!)

姫子「……はい、部長」

哩「やけん、学校についてからやれば、よかよ」

京太郎「悪化してますよそれェ!」


姫子「まあ、冗談はこの辺にしといて、行こー」

哩「ん。遅れそうやしな」

京太郎「すみません、お待たせしちゃったようで」


 それから、急ぎつつ、二人から話を聞く。
 新道寺の部員に関しての治療法は、染谷まこが探っているとの事。
 放課後、京太郎にも顔を出してほしいとの事。
 それらを聞いた。

 そういえば、この先二人はどうするのだろうか。
 部員たちを助けだし、復讐をするという目的は果たしたのだ。
 まあ、戦う理由はなくなっただろう。

 そんな風に思っていた——ときだった。


哩「……京太郎」

姫子「その——私たちば助けてくれて、ありがとう」

京太郎「……いや、そんな」

京太郎「こっちこそ、ありがとうございます」

姫子「何が?」

京太郎「いや、なんていうか……こう、俺の言葉を信じてくれて」

京太郎「俺の事を、信じてくれて」

姫子「……」

哩「……」


 バシンと、背中を叩かれた。
 痛みに、思わずのけぞる。


哩「胸ば張れ。お前が一番、頑張った」

姫子「きょーたろう君がいなかったら、どうなってたか判らんけん」

姫子「そういうのも含めて、さっきのありがとうよ」

京太郎「……うっす」

姫子「きょーたろう君になんかあったら、今度は恩返しするけん」

哩「何でも、言ってくれてよかとよ」

京太郎「……なん、でも」

姫子「いやらしいのは禁止で。調教ばして欲しいなら……部長とまとめて、いつでもしてあげるけど」

京太郎「いや、そんな趣味ないっすから」

【昼】

アドルフ「どんなに恐くても、それを知ろうとする事は……大切だ」

アドルフ「オレ達人間に、たった一つ生まれ持った武器があるとしたら——」

アドルフ「死ぬ間際だけでなく事前に恐怖を感じ、自覚し、対処し、"作戦を立てられる"能力(こと)だ」


 おかしいな。
 これ、英会話の授業じゃなかったっけ。



コンマ判定
1〜50:見知った人間と会話
51〜80:誰かと出会う
81〜99:何かイベントの……

ゾロ目:遭遇イベント


↓5

あいやー

>>256の判定:47

よって、会話

1:神代小蒔
2:江口セーラ
3:大星淡
4:新子憧
5:白水哩&鶴田姫子

↓5

そろそろ姫様のイマジン関連だ1

1

>>263の選択:1


 うー、お肉お肉。

 とりあえず肉さえ食べておけば人生はどうにかなる。
 人間の体を作っているのはタンパク質だ。だからその材料さえあればいいのだ。
 ビタミンが足りないなら生肉を食べればいいじゃない。
 お腹を壊す? なら、ヨーグルトと一緒に食べよう。
 それに何度もやってれば、お腹が強くなるから大丈夫だ。

 冗談である。
 流石にそこまで京太郎は、人間をやめてない。


京太郎「……あ、小蒔さん」

小蒔「こんにちは、京太郎くん」


 昨晩以来である。
 神代小蒔が、そこに居た。
 ちょっと人もはけ始めた購買。

 お菓子のところを、じっと見ている。
 京太郎に挨拶する為に、一瞬顔を向けたと思ったら、またお菓子に向き直る。
 なんだろうこれ。


京太郎「……お菓子、好きなんですか?」

小蒔「い、いえっ。違います! ただ、そろそろ時期が変わるし、新しいの出てないかなって——」

小蒔「じゃ、じゃなくて……ほら、モモさんたちに何か買っていこうかって思って」

京太郎「アッ、ハイ」

京太郎(どうみてもお菓子好きなんだよなぁ……)


 話しながら、気もそぞろといった様子でちらちらお菓子を眺める小蒔。
 品ぞろえが多い方だ。気になるのだろう。

 いや、それだけではない。
 おそらくは……あの母性が溢れてて子供がいてもおかしくないほどの貫録がある石戸霞から、
 お菓子禁止令が出されているのかもしれない。


京太郎「……あー、俺なんかちょっと甘いもの食べたいんですよね」

京太郎「しかも、こう、結構食べたいっていうか」

京太郎「お勧め、あります?」

小蒔「! ええ、それはもう!」


 分かりやすく眼が輝いた。満面の笑みになる。
 なんというか、見てて可愛らしいものだ


1:校舎裏で二人で食べよう
2:そりゃあ、イマジンズたちとも一緒に食べよう

↓5

>>272の選択:2

モモタロス「よう、金髪! 大活躍だったみてーじゃねえか!」

京太郎「相変わらず元気そうだな、モモタロス」


 彼女たちの部室に入るや否や、肩を叩きに来るモモタロス。
 単細胞だが、なんというかそれだからこそいいと思う。
 見てて、こっちまで明るくなる。
 周りにはどうにも女の子しかいないので、こういうノリ、凄く好きなのだ。


リュウタロス「あ、京太郎だー! ねぇ、遊ぼ! 遊ぼ!」

キンタロス「かなり活躍したっちゅー話やったからな。お前の強さに、俺が泣いた」

ウラタロス「やあ、金髪君。そのあとどう? どこまで進んだ? 誰か気になる女の子、できた?」

京太郎「はは、一片に話さないでくれって」


 イマジンたちに囲まれる。
 彼らと会うのも、実に久しぶりだ。
 最近は戦い尽くしであったし、なんというか、懐かしい。
 時間にして一週間と少しだろうが——もっと離れていたような気がする。


京太郎「そういう、そっちはどうだったんだ」

ウラタロス「うーん、小蒔ちゃんがさぁ……」

キンタロス「『それでも私も連れてって欲しかった』ちゅーてな」

リュウタロス「ずーっと、お菓子食べてて、霞おねーちゃんに怒られてた」

モモタロス「ったく、俺も退屈だったぜ」

モモタロス「ま、お前がその分戦ったんならいいけどよぉ」

キンタロス「そう言えば、京太郎。お前、無理してへんか?」

ウラタロス「君は君で、また無茶しそうなタイプだしね」

京太郎「そんな事ねーって」

京太郎「心配してくれるのは嬉しいけど、大丈夫だって」

リュウタロス「無理しないでね? 京太郎、いなくなっちゃやだよ」

京太郎「はは、大丈夫だって。ほら、俺も仮面ライダーなんだしさ」

1:天丼、鳥公について
2:元の世界のイマジンの目的について
3:ゼロノス、デネブについて

↓5

1

>>281の選択:1

 適当に談笑をしながら、そう言えばこの間彼らが言っていた事を思い出した。
 天丼がどう、鳥公がどうだという話を。


京太郎「……そう言えばさ、天丼とか鳥公ってなんなんだ?」

京太郎「いつだか、こっちに来て逸れたっていてったよな」

モモタロス「おう、そうなんだよ! 天丼と鳥公の奴、どこいっちまってるんだか」

京太郎(……すげえ名前だ)


 モモタロスの性格から察するに、鳥公というのは鳥っぽいからだろう。
 ウラタロスが亀公、キンタロスが熊公。リュウタロスがハナタレ小僧。
 という事は——多分、その鳥公っていうのは鳥のような外見をしているのだろう。

 天丼は……文字通り天丼なのか。
 童話のイメージで天丼——というと。
 ぶんぶく茶釜とか、あとは天丼○ンだろうか。


京太郎「……ちなみにウラタロス、天丼と鳥公ってのは」

ウラタロス「テディとジークって名前だよ」

ウラタロス「外見は……そうだね」


 ウラタロスの言葉に従って、リュウタロスが絵を描く。
 白鳥の王子様の白鳥と——これは青い鬼だろうか。
 そう言えば何故、モモタロスはモモタロスなのだろうか。
 どっちかと言うと、オニタロスな気がしてならない。


リュウタロス「なら、京太郎もキョウタロスにする? お揃いー」

キンタロス「イマジンの仲間入りやな」

ウラタロス「きょ、キョウタロス……」

モモタロス「なら、良太郎はリョウタロスか」

京太郎「その内コウタロスとか、ショウタロスとか出てきそうだな」


 ヒガシコウタロスとか、ミナミコウタロスとか、ノガミコウタロスとか。
 まあ、居そうではある。いてもおかしくない。


ウラタロス「まあ、多分どっちも無事だと思うけどね……」

ウラタロス「ジークがいなくなるのは、今に始まった事じゃないし」

ウラタロス「見かけたら、こっちに来るように言っといてくれる?」

京太郎「応、分かった」

【放課後】

アレクサンド「【——弟子たちは】」

アレクサンド「【『あなたの家を思う熱心が、わたしを食いつくすであろう』と書いてあることを思い出した】」

アレクサンド「これは……」


 アンデルセン先生の授業も久しぶりだ。
 というか、この時間は倫理だったはずだよな。
 なんで、神学みたいになってるんだ……一体。



1:普通に帰宅する
 (そのレスでコンマ判定へ)
 1〜15:何事もない 16〜74:誰かに出会う 75〜99:イベント発生 ゾロ目:特殊イベント
 ※出会う人間も一緒にお書きください

2:誰かに連絡を取る (特訓・相談など)


↓5

※1ならば 「1:淡」など。複数選択可能
※2ならば 「2:神代小蒔」のようにお書きください
※2については、連絡先を交換した相手のみとなります

2まこ

>>294の選択:2


 授業が終わり、携帯電話を取り出した。
 当たりを眺める。新子憧が、友人と思わしき少女と一緒に部活に向かうのが見えた。
 軽く手を振って返す。
 その脚で、屋上へと向かう京太郎。


京太郎「……そうだな、優希の奴の事もあるし」

京太郎「新道寺の人たちの事もあるし、染谷先輩に連絡しよう」

まこ『……ん、京太郎か。どうした?』

京太郎「優希の件と、あと、新道寺の人たちは……」

まこ『おう、そうじゃの……』


 染谷まこは戦える体ではない。酷使するわけにもいかない。
 特訓に付き合っては貰えるだろう。
 だけれども、模擬戦は難しいだろう。
 京太郎自身思う。もう、彼女を無理に戦わせたくないと。


まこ『んー』



優希の状態

1〜20:「まだ……治らんな」
21〜40:「話くらいは出来そうじゃ」
41〜70:「一応、善くはなった」
71〜99:「もう飛び出してったよ」 修☆羅☆場
ゾロ目:「もう飛び出してったよ」

↓4


新道寺の状態

1〜20:「……このままじゃどうにも、ならん」
21〜40:「よくは……なっとるんじゃが」
41〜70:「まだ時間はかかるが、目途はたったよ」
71〜99:「もう、哩と姫子のところに行っとるよ」
ゾロ目:「……その、なんというか、なぁ」

↓6

ほい

ゾロゾロ

>>302の判定:73 >>304の判定:03

まこ『……このままじゃ、どうにもならん』

まこ『衰弱が激しすぎる——わしだけじゃ、助けられん』

京太郎「そんな! どうにかならないんですか!?」

京太郎「折角助けたのに……折角、また皆が笑えるっていうのに……」

京太郎「こんな結末は、あんまりだ……」


 辺りを絶望で覆って、その先に一本の蜘蛛の糸を垂らす。
 辿り着くための障害。あまりにも多すぎる、苦難。
 絶望に負けずにそこまでたどり着いて——最後の最後で、その糸を切られる。
 そんなの、あんまりだ。酷過ぎる。
 絶対に——許せない。肯んずる事など、不可能だ。


京太郎「なにか、ないんですか?」

京太郎「俺に出来る事なら、なんでもします……! ここで見捨てるなんて、あり得ない!」

京太郎「どんな事でもいい。まだ、絶対に不可能じゃないならそれでいい」

京太郎「可能性が、なにか可能性は……ありませんか!?」

まこ『……ん』

まこ『ある事には、あるが……』

まこ『正直、あんたが協力してくれるんならどうにかできる』

まこ『ただ——その所為で、あんたの命が縮むかもしれん』

まこ『あくまで、可能性にすぎん。あんたの命が削れるのも、向こうが助かるのも』

京太郎「……」

京太郎「染谷先輩、それってどういう意味でですか?」

京太郎「俺の心臓を差し出せとか、臓器を移植しろって意味ですか?」

京太郎「それとも、俺が文字通り生贄になれっつーことっすか?」

京太郎「……もし、その命が縮むっていうのが」

京太郎「俺がどうにかしようとして、なんとかなる事なら——構わないっす」

京太郎「可能性がゼロじゃなくて、俺の手で変えられるんだったら……」

京太郎「確実に俺の命が削れないっていうんなら……それは決まった事じゃない」

京太郎「俺の事は気にしないで、もっと大変なその二人の為に何かさせてください」


 実際のところ。
 果たして京太郎の肉体を差し出して、そこで二人が助かると言うのなら——自分はどうするだろうか。
 判らない。起きて見なければ判らない。

 敵に狙われている。自分の体を盾にすればいい。
 そういう、シンプルな事なら分かり易い。多分、それに踏み切る。
 ただ、だからと言って——そう、だからと言って。
 死にそうな人間がいる。京太郎が臓器を差し出せば助かるかも知れない。
 そんなときに臓器を差し出せるかと言われたら、不明だ。

 そこまで聖人ではない。
 助かる方法を探すのは、考える。手も尽くす。
 だが、だからと言って自分の体を切り売りできるかと言われたら、判らない。
 そんな、幸福の王子のような事はできないと思う。恐らくは難しい。

 故に——見極めが必要だった。
 これは、己で何かできる余地があるのかという事の。


まこ『……ん』

まこ『あの、ブラカワニコンボのメダル——貰えるか?』


 それからまこは言った。
 生命力が、あまりにも削られ過ぎている。
 度重なる実験による、汚染の進行。
 人の身に余るほどのメモリの力を、何度も使っている事。
 自我を喪失同然にさせられ、その上にサイコメトリーで“上書き”をされ続けた事。

 自我——精神は、人の生きる支えとなる。
 心など、脳の中の回路と電流が作り出す不確定なものにすぎないが。
 それでも厳然として、気力と言うのはあるのだ。

 病は気から。まさにそれだ。

 実際のところの研究で、明らかになっている部分もある。
 その人の精神状態と、生命力の関係。
 勿論、死なないと思っていれば決して死なないという事はないが、
 それでも気を強く保っているものは、そうでないものに比べて、生き残りやすい。

 たとえばそれは戦いなら、心の僅かな濁りが、一太刀の明暗を分ける。
 精神は肉体に、純然たる影響を及ぼす。
 気が萎えれば腰が引ける。畏れればしなやかさを失う。緊張は威力を殺す。
 故に人は状況に慣れるために、訓練をする。
 そんな、些細な事の積み重ねが生死を分かつ——というのもあるし。

 また、たとえば免疫機構。
 笑っている人間、笑顔が多い人間はこれが強いとされる。
 精神状態の変化により、脳から分泌される物質が、免疫機構に働きかけるのだ。


 こんな事例が存在する。
 だが、現在——今の江崎仁美、安河内美子に人間的な感情、人格は殆ど失われている。
 気力がない。意志がない。
 最後の一線。そこで踏みとどまる事ができないのだ。
 故に外部から働きかけても、本人自身に意思がない以上、どうしても不足が生まれる。

 それゆえに、体を修復して、問題を治したとしても——その前に本人の命が尽きるかもしれない。
 そんな、状況であった。
 それを、まこは補おうとしていた。
 生命を司る——ブラカワニのメダルの力で。それを研究して利用する事で。


まこ『あんたも、この先の戦いで使う事になる』

まこ『要するに——武器を、盾を、腕を差し出せって言ってるのと同じ事じゃ』

まこ『それが無いせいで、ひょっとしたら戦いで、京太郎の命が追い込まれるかもしれん』

まこ『貰っても、確実に助けられるとは誓えん』

まこ『ひょっとしたら、そのメダルが無いせいであんたが死んで、新道寺の二人も助からんっちゅー事もあり得る』

まこ『貸せないというんなら、それでいい』

まこ『そんなら、まだ他にも方法を試すだけじゃけぇ……無理なら無理で、いい』

まこ『嫌な言い方じゃろうが……』

まこ『あの二人の命よりも、ひょっとしたらのあんたの命の方が、わしにとっても重い』

まこ『やから……』

1:メダルを渡す
2:メダルを渡さない

↓5

1 ありがとうブラカワニ 君の事は忘れない

>>319の選択:1

京太郎「……」

京太郎「……染谷先輩」

まこ『なんじゃ……?』

京太郎「武器がないなら、拳を握ればいい」

京太郎「盾がないなら、腕を使えばいい」

京太郎「腕が無いなら——それでもまだ両足がある。立ち上がれる」

京太郎「その程度……俺がどうにかしようと思って何とかすれば、死にません」

京太郎「だったら、もっと大変な人たちに使った方が——お得っすよね」

京太郎「一人が確実に助かって二人が死ぬのと、三人が助かるのじゃ大きな違いだ」

京太郎「腕一本で人の命が助かるなら……まあ、十分っすよ」

まこ『……すまん』


 ブラカワニのメダルを握りしめる。
 新子憧から受け渡されたメダル。それを、勝手に手渡すのはどうかと思った。
 だけれども、ここで彼女に判断を仰ぐのは酷だろう。
 お前が受け入れなかったら、二人は死ぬ——そう言うのも同然であるのだ。
 後でしっかり、謝っておこう。

 そう思って……。
 しばしの戦友——何よりも京太郎の力となって、皆を救い出す事が出来た盾。
 そのメダルを握りしめて、別れを済ます。


京太郎(……いや)

京太郎(でも、報告ぐらいはしといた方がいいよな)

京太郎(憧が嫌だって言うんなら、謝り倒す。それでもできないって言っても、ひたすら頼み込む)

京太郎(どうしても俺がそうしたい。そうしなきゃいけない。そう決めた)

京太郎(まあ、アイツなら——良いって言ってくれそうだし、きっと見捨てないだろう)

京太郎(でも、筋は筋だ。通しとかないとな)

京太郎(ちゃんと事情の説明はしておこう。事後報告だと……いい気、しないだろうし)


まこ『あ、それと……』

京太郎「——染谷先輩。ちょっと、折り返し電話します」

京太郎「それから、すぐに持っていきます。待っててください」

京太郎「それじゃあ……」


まこ(……あ、切れた)

まこ(優希の奴が飛び出してったって伝え損ねたが……うーん)

まこ(まあ、大丈夫じゃろ)


 まこが言い終わる前に、電話は切れた。
 まあ、新道寺の差し迫った部員二人の事情に比べて、こちらは終わった話。
 いいニュースだが、悪いニュースに比べて緊急性があるかと言われるとそうでもない。
 別にいいか。
 そう思ってまこは通話終了画面を眺めてから、電話を置いた。


京太郎「……すまん。頼む。悪い。お願いします。なんでもします」

京太郎「だから……メダル、使ってもいいでしょうか」

憧『……あー、それだけ? 電話の理由』

憧『別にそこまで頼み込まなくても……そんなの、いいに決まってるでしょ』

憧『家の倉庫で眠ってるより、よっぽど有意義な使われかたじゃない』

憧『それに元から、帰ってくる事……期待してないしね』

京太郎「サンキュー! 今度、絶対埋め合わせはする! 本当、ありがとう! 悪いな!」

京太郎「ホンット、ありがとう! 愛してる! 流石神社の娘!」

憧『あ、あい……うぐ。それに神社の娘関係ないし……』

憧『んんん……まあ、それじゃあ、その……また貸し一つね』

憧『あ……言っとくけど』

憧『これで貸しまくってるんだから、死なないでよね』

憧『それで、メダルが無いせいで死ぬとか……そんな甘ったれた事言ったら、あの世に行ってブッ飛ばすから』

京太郎「判ってる。ホント、悪い」

憧『それじゃあ、また』

京太郎「ああ、また」


 電話を切った。実にまあ、ありがたい事だ。
 気風がいいと言うか。実にかっこいい女だ。
 本当に恩があり過ぎる。今度は盛大に、返さなければいけないだろう。


淡「あ、きょーたろーだ」

京太郎「お、丁度いいところに」

淡「ん? どしたの?」

京太郎「ちょっとさ、ゼロライナーに乗せてってもらえるか? 行きたいとこ、あるんだけど」


淡「ん? 別にいいけどさー」

淡「それよりデート、いつにするー?」

京太郎「……あ、そうだな」


 カザリとアンクを速やかに連れ戻すべし。
 そうは思っても実際、あいつらが今どこで何をしているのか分からない。
 カンドロイドを放ったり、聞き込みは一応した。
 あいつらが使っていたような、ネットの掲示板を使っている。

 だけれども、行方が知れない。
 流石は、知略担当と言うおうか——猫も鳥も、逃げ出したら見つけるのが難しい。
 
 故に約束は約束。
 であるが、差し迫って奴らの手掛かりが見つからないのならば、
 同じく、こちらの約束を行ってもよいだろう。
 実際のところ、小蒔や淡の云うように、いつまでも戦闘の緊張状態では心が続かない。
 それはいずれ、致命的な損傷となって襲い来る。

 ならば、休めるときに休んでおくべきだろう。


京太郎「次の日曜日、どうだ?」

淡「ん、分かった。じゃあ、楽しみにしとくね?」

京太郎「つっても、プラン考えるのお前だけど」

淡「ちーが−うーってば! 言わせないでよ、もう!」

淡「きょーたろーのエスコート、楽しみにしとくって事だから!」

淡「もう。恥ずかしいな、きょーたろーは」

京太郎「あ、そうか……悪い」

京太郎「まあ、お前と遊びに行けるの……俺も楽しみだ」

淡「えへへ。まあ、私の方が百倍は楽しみだけどさっ!」

淡「でも、その百倍楽しませてあげるね!」


 そう言って、飛びついてくる淡。
 なんというか、こう、可愛い。
 淡可愛い。あわいい。


淡(……流石に、デート中にロッカーに閉じ込められないよね?)

淡(へ、へんな夢だった……きょーたろーのスケベ)


……で、どうなんですかね優希さん


判定
1〜20:「……」
21〜40:(ふ、二股最低男……? 嘘だろ……?)
41〜70:「鼻の下伸ばして! おのれ犬!」
71〜99:「久しぶりだな、京太郎! 具足(タコス)を持て!」

ゾロ目:「きょ、京太郎は私のものだじょ!」


↓5

おまかせあれ!

京ちゃんが喜びの涙を流す

>>345の判定:86

京太郎「さて、それじゃあ……行く、か」

優希「久しぶりだな、京太郎! 具足(タコス)を持て!」


 行くかと言い終わるよりも先に。
 大声と共に何かの影が、京太郎の目の前に落下してきた。
 淡を庇うように、咄嗟に身構える。一先ず、ウェザーメモリを取り出した。
 直刺し。それは恐ろしいが、やらねばならぬなら、やるときである。


京太郎「……って、まさか」

京太郎「お前は……再起不能になったはずの……」

京太郎「——片岡、優希ッ!」

優希「ふふ……ご明察だ……流石、京太郎」

優希「『YES、I MA』と言ってやりたいところだが……ゴメン、ちょっと待って」

優希「足痛い」

京太郎「……かっこつけて高いところから登場するからだ、馬鹿」


 衝撃で痺れたと、膝を抑える片岡優希。
 その姿は——以前と変わらず。
 何やら見慣れないマントを付けているが、須賀京太郎が知っている片岡優希本人だ。
 そう、生きている片岡優希だ。

 あれほど、会いたかった——片岡優希。
 それが、目の前にいる。


優希「どうやら、しばらく会わないうちに目が腐ったみたいだな……京太郎」

優希「正真正銘の片岡優希ちゃんだけど……あの頃よりも、もっと美少女になってるんだじぇ」

優希「ふふん、まだまだ甘いな」

京太郎「……言ってろよ」

京太郎「その分だと……相変わらず、タコス好きみたいだな」

優希「当然! 酸素を嫌いな人間がいるか? 答えは否!」

優希「タコス無くして私じゃなく、私無くしてタコスじゃないんだじょ!」


 そう言いながら、その手に持ったタコスを食いちぎる優希。
 が、不服そうな顔。
 落下の衝撃で、具材がいくつか飛び出していたらしい。


京太郎「ハハ、本当……久しぶりだな。こんな会話」

優希「……おう。本当の本当に、久しぶりだ」


京太郎「お前……ホンットさ」

京太郎「連絡の一つぐらい入れろよ! 買ったタコスの材料が無駄になっちまっただろ!」

優希「なぬっ……も、勿体ない事をした」

                       カメンライダー
優希「その分じゃ、相当なレベルの《タコスの作り手》になっているみたいだな……」

優希「流石は京太郎と、言ったところか……」

京太郎「いや、そのルビはおかしい。謝れ。全ライダーに謝れ」

優希「仮面ライダーは改造人間……呪われたタコスの血を全身に入れられてしまったもの……」

優希「つまり、人間はみんなライダーなんだじょ!」

京太郎「その理屈はおかしい。……つまりじゃねーし、前後が全くつながってねーだろ」


 或いは狼の子供が甘噛みをし合うように。
 あの日と——かつての日を思い返して、軽口を叩きあう。
 互いに距離感を図りあっていた。
 お互いが、変わっていないのだと確かめようとしていた。

 京太郎が、あの居場所を懐かしむように。
 片岡優希も、あの頃の自分たちを振り返っているのだ。


京太郎「っていうか、『YES I MA』ってなんだよ。MAって」

京太郎「英語苦手ってレベルじゃねーだろ、それ」

京太郎「お前モビルアーマーなのかよ。ブラウブロかよ。ヴァルヴァロかよ」

優希「そのチョイス……! だが私は、MAならノイエジールやディキトゥスの方が好きなんだ」

京太郎「ちなみに理由は?」

優希「ディキトゥスってデカイ手だろ?」

京太郎「ああ、そうだな……まさかの、正義と自由とか凄い意味ありげなネーミングされてるけど」

優希「あの手のサイズなら、かなりでっかいタコスが食べれるから」

京太郎「同じサイズの口無いけど、いいのかよ?」

優希「……も、盲点だった」


 ぐぬぬ、と顔を落とす片岡優希。
 なんというか——本当に、相変わらずだ。
 お互いこれまで、色々と合った。だけれどもそれでも、昔のままで会話がしたい。
 旧交を温めてから。
 今の話をするにしても、そうしてからの方がいいと——二人とも思っていた。


淡さんは……

判定
1〜20:「……」
21〜40:「……きょーたろー、紹介してよ」
41〜70:「きょーたろー、紹介してくれる?」 ムギュッ
71〜99:「そっか、この人——京太郎の昔いたところの」

ゾロ目:(意味深な笑いをする声)

↓5

あわあわ大天使

ぞろ

>>357の判定:09

淡「……」


 そんな風に二人が楽しそうに話す間。
 大星淡は、それを黙って見ているしかなかった。
 完全なる疎外感。自分が立ち入れない領域。

 そこには、淡の知らない須賀京太郎の顔がある。
 京太郎の過去がある。自分と出会う前の——ここに来る前の。
 知らず、スカートの裾を握りしめた。

 京太郎が、知らない人間になっていくような気がした。
 いや、事実そうなのだ。
 大星淡が大星淡の人生を持つように、須賀京太郎も須賀京太郎の人生を持つ。
 そこには、淡が入り込めない絆があった。


淡(振り向いてよ、きょーたろー)


 握りしめる手に、力が入る。
 そして念じた。自分の方を見てくれ——と。
 言い出して、彼の再会を邪魔したくはなかった。
 折角の、昔の仲間との再会。そこに顔を突っ込んで、台無しにしたくない。

 だから、ただ無言で祈るだけ。
 それでも——彼は、淡の方を一顧だにしなかった。
 それだけ、嬉しかったのだろう。彼女と出会えた事が。
 それは、喜ばしい事だと思う。彼が喜んでいるのは、純粋に嬉しい。

 なのに……。


淡(寂しいよ、きょーたろー……)


 今にも彼の背に抱き着いて、顔を埋めたくなった。
 自分がここにいるのだと、知らせたくなった。
 その服の袖を掴んで、身体を摺り寄せたかった。

 どうしてこんな、一人ぼっちで荒野に出されたような気分になると言うのか。
 立つ瀬がない。まさにそれだ。
 先ほどまで与えられていた暖かさを奪われてしまったような、そんな感覚。
 しばし、淡は無言で立ち尽くした。

 こんな、醜い自分を見られたくない。
 彼が——再会して、嬉しい事である筈なのに。
 それなのに、自分は純粋にそれを祝えていない。
 その場に顔を突っ込んで、滅茶苦茶にしたいと、心のどこかで思っている。

 そんな顔——見せたくない。


京太郎「お、そうだ優希。こっちでできた友達、紹介するな」

京太郎「大星淡。仮面ライダーゼロノスだ」

優希「ふーん。京太郎の奴が世話になってるようだけど……コイツと同じ麻雀部だった、片岡優希」

優希「前に、仮面ライダーWをやってたんだじぇ。よろしくっ!」

淡「あ……うん」

淡「大星淡です……よろ、しく」

え、連投だったのか
ちょっと待ってくれ。書き直す

>>358の判定:85

淡「そっか、この人——きょーたろーの昔いたところの」


 ひょい、と顔を覗かせる淡。
 事情がよくわからないという様子の優希と、そう言えば紹介すべきだったなと思う京太郎。
 すっかり久しぶりの再会を楽しむだけで、淡の事を忘れてしまっていた。


優希「ん、初めまして……えっと私は」


 どう答えたものか。
 初対面だし敬語を使った方がいいのか。
 それとも、気さくに話しかけてしまっていいのか。

 そう窺うような、優希の目。
 京太郎は軽く頷いた。大丈夫だ、問題ない——と。


優希「京太郎が昔いた、清澄麻雀部の一年生。片岡優希だじょ!」

優希「前の仮面ライダーW。主食はタコス! よろしく!」

淡「私は……元は白糸台で、あなたと同じ一年生。いや、実力的には高校百年生!」

淡「仮面ライダーゼロノス。大星淡だよっ! よろしくね」


 互いに笑いかける優希と淡。
 二人とも似たタイプだから相性がいい。そう思っていたが、そうだった。
 しかし浮かれすぎて淡の事を忘れているなんて、悪い事をしたと思う。
 そんな目を向けると、淡がウィンクで返してきた。
 デートのとき、期待している。そう言いたげだ。


優希「しかし、白糸台かー」

優希「淡ちゃんは凄いんだなー」

淡「うん、まあ……そんな事、あるよ! 私超スゴイから!」

京太郎「……自分で言うか?」

京太郎「つーか、白糸台ってそんなにスゴいの?」

淡「……え、知らなかったの」

優希「……流石、京太郎だじょ」


 京太郎の言葉。それに二人が、停止する。
 それから顔を突き合わせて、こいつやっぱり話にならないと囁き合う。
 出会って五分と経っていない。凄まじい順応具合だ。


優希「これだから京太郎は駄目駄目なんだ……まったく」

淡「ねー。今、正直すっごく引いた。ドン引き。麻雀部だったんでしょ?」

優希「そうだじょ。へっぽこだけど」

淡「あ、なんとなく判る。ライダーやり始めてもへっぽこだったし」

優希「相変わらず京太郎はどこででも、駄目駄目男だ」

淡「ねー。しかもデリカシーないしさー」

優希「本当、こいつは乙女心ってもんが分かってない。その辺のタコスの方がまだマシだじぇ」

淡「やっぱりそうだったんだ。その辺の話、聞かせて欲しいかなー」

優希「……そう、こんな事があったんだ」

京太郎「……やべえ。疎外感。超アウェイ」

そりゃあ一番下と一番上だし……


 やいのやいのと、自分に対する不満をブチ撒け合う。
 完全にガールズトークの状態である。凄まじく一人ぼっちだ。
 というかそこまで、こき下ろされるような事を自分はしただろうか。酷い。


京太郎(……ま、いいか)

京太郎(久しぶりに優希の奴とこうして話せたし……)

京太郎(淡とも、仲良くやっていけそうな感じだし)


 ふう、と息を漏らす。
 昔の仲間と今の仲間。仲良くやってくれそうで、よかった。
 懸念は一つ解消だ。
 それとも、同じ麻雀部として——何かしら通じ合うところがあったのかもしれない。


淡「へー、そんな事があったんだー。へー」

優希「本当、どうしようもない奴だじぇ……」

優希「淡ちゃんの方にも、うちの京太郎が迷惑かけてなかったか?」

淡「そっちこそ、私のきょーたろーが馬鹿な事やったりしてなかった?」

優希「いやー、でも別にそんな事ないじょ? こいつ、これで居て気が利く方だし」

淡「うん、確かにきょーたろーは面倒見がいいよねー。この間とかもそうだったし」

優希「……」

淡「……」


 あれ、どうしたんだろう。
 心なしか空気が固まった気がする。
 何だろう。テラー・メモリ、誰か使ったんだろうか。

 淡が急に腕を組んできた。胸が当たる。
 いや別に、だからどうしたって事はないレベルのおもちだけど、それでもおもちだ。
 ちょっと意識せずにはいられない。
 ぐぬぬ、と優希が淡を睨み付ける。タコスを返せ。そう言っているときの眼だ、あれは。

 胃が痛い。
 ちょっと吐きそうになってくる。


優希「……」

淡「……」

京太郎「……あの、おまえら」

優希「……」

淡「……」

京太郎「……なんでもないです、はい」

ここで煌が駆けてきてご主人様とでもいったら最高に


 沈黙する二人の頭を叩く。
 それから改めて、コアメダルを握りしめた。


京太郎「ま、つもる話は後にしよーぜ。今は、新道寺の人たちの話が先だ」

淡「ん、そーだよね。判った」

優希「確かに、よく考えたらそれどころじゃないな」

京太郎「いや……いきなり、優希と盛り上がってた俺が言えた事じゃないけど」

淡「まったくもって」

優希「その通りだじぇ」

京太郎「……ぐ。判ってる。ぐうの音も出ないって事は分かってる」

淡「出してんじゃん」

優希「今、『ぐ』って言ったじぇ」


 二人から指摘を受けながら、歩き出す。
 どうにもこれでは、片岡優希か大星淡が二人になった感覚だ。
 女が三人集まれば姦しいと言うが、こいつらなら二人で十分。
 それどころか、一人でやかましいと思える。

 そして、淡に促して扉をあける。
 ゼロライナー。時を翔ける列車なら、直ぐにまこのいる場所に辿り着けるだろう。


優希「ま、駄目駄目な犬だから……ここは私たちが大人にならないとな」

淡「そうだよねー。きょーたろーは一年生なんだし、先輩として私がフォローしないと」

優希「その心は?」

淡「私は実力・精神年齢も100年生。きょーたろーは1年生」

優希「なら私は101年生だじぇ!」

淡「じゃあ私は300年生!」

優希「ぬっ! なら私は1000年生だじょ!」

淡「じゃー私は1億年生ー!」

優希「さ、さっきから上がり方がずるい……ぐぬぬ」

優希「それなら私は、100京年生だ!」

淡「む……京の文字を取るなんて……!」

淡「それじゃあ私は9999京年生!」

優希「じゃあ、私は9999.99999京年生!」

淡「じゃあ私はそれよりも上の京年生!」

優希「それなら私はもっと上の上だじぇ!」

淡「じゃあ私は、そのもっと上の上の上の上、絶対何があっても上ー!」

優希「絶対の絶対の絶対私が上だじょ!」


京太郎「オイ、バカ二人」

京太郎「車内だから馬鹿騒ぎはやめろって……」

淡「バカはきょーたろーじゃん!」

優希「そうだじょ! バカはお前の方だ!」


 会いたかったと思ってたけど……いざ会うと、実にやかましい。
 木霊ですか? いいえ、子供です。
 そんな声が脳内で反響する。京太郎は、頭を抱えた。

 まあ、細かく見たらタイプは違う。
 淡の方が——きっともっと不遜なタイプだ。
 直接、麻雀を打ったことはないから判らないが、戦闘中に感じるあの独特の気配と殺気。
 純粋で自信がある故に、残酷と言うような、凍てつくような殺気。

 優希とは……戦った事がないから判らないが。
 おそらくこちらは、燃え上がるようなタイプだ。
 また、こんな風に不遜な態度を取りながらも、内面では色々と考えてそうなのが優希。
 身内以外に対しても打ち解けるのが早いのは、多分そんなところ。
 淡は逆に——というか実際、打ち解けるまで時間がかかりそうだ。

 そう言う意味で、本質的にこの二人は別の側面の人間であるが——。


京太郎(五月蠅いのと子供っぽいのは、同じなんだよな)


 少なくとも京太郎には、そうとしか思えない。
 はぁ、と息を漏らす。

 だけども——この煩さ。悪くない。
 もう二度と戻らないと思っていたあの日よりも、なお醸し出される喧騒は、
 京太郎から、失った悲しさを薄れさせるのだ。

 向こうで話し合う二人を眺めながら、京太郎は席を立った。
 まあ、仲良くしてくれそうだし……二人で話す事も、あるだろう。
 あとトイレに行きたい。実は結構、トイレを我慢してた。
 アンデルセン先生、いい人で許してくれるだろうけど——怖いし。


京太郎「ちょっと俺はトイレ行ってくる。お前ら、暴れるなよ」

淡「んー、分かった」

優希「ついでにタコス買ってきてくれ!」

京太郎「ここらへんに売店ねーから」

優希「む、残念……」


 須賀京太郎がいなくなって、二人はしばし無言。
 さて、なんと言っていいものか。お互いに窺っていた。
 口を開いたのは、淡からだ。


淡「んー、まあ正直、何だこいつってとことか、正直馬鹿じゃんってとこあるけどさ」

淡「でも、弱いなりに頑張ってるところは結構イケてるよね」

優希「ああ、確かに……」

優希「よくもあれだけボコボコにされても……何事も無いように、部活に顔出せるとは思う」

優希「うん、そこらへんは京太郎の凄いところだな」

淡「……」

優希「……」


淡「負けないから。っていうか、私が勝つ」

淡「私のこのボディで悩殺してあげるからさ」

優希「ふふん。京太郎はおもち大好きだ。その程度のおもちでは満足しない!」

優希「そのおっぱいを見ながら、おかしな妄想をされたか? されてないなら、つまりおっぱいに対しては魅力が無いという事だじぇ!」

淡「……う」

淡「でもそれ、そっちも同じじゃん」

優希「……うん。言ってて自分でも虚しくなってきた」

淡「……」

優希「……」


淡「まあ、とりあえず」

優希「うん」

淡「絶対私は負けないから。先に会ってても、私が最後に勝つから」

優希「それはこっちの台詞だ。私も、最後の最後まで諦めないからな」

淡「うん、それじゃあ改めて——」

淡「よろしく」

優希「よろしく」

もこたんは砕くので

……という事で今日はここまで
別の世界線の淡は、今頃涙目でトイレで泣いてます

おやすみー。今日は1600から始めるでー

おつー

あー、早めでいいんならこのまま続き行こうか
三日くらいは食わないでも寝ないでも動けるで

まあ、ちょっと麻雀の書き溜めしてきます
酒飲んで寝ると、スッキリ疲れがとれるからいいよね

続けるのは構わないけど体は壊すなよ!?

あそこで「いやちょっと……」って断って二人に死なれたら京太郎SAN値壊滅、Wの鬱度MAXになるから
ぶっちゃけまこの「あの二人よりお前のが大事」は見捨てて死なれた時に一番重くのしかかってくる言葉だし

まあもうガタキリバ分身されないようにってことだろ……
たぶんこの先プトティラかコンボかくらいしかまともに戦う方法ないけど、欲望も浸食もやばい、もう視覚に影響出てる
ロスドラも手に入らないから借りるしかないけど、亜種やコンボと違って応用聞かないからウェザー使いにくい

ブレイド小説読んだ
うん、あの設定が結局なんなのかまるで分らんが、とりあえず京太郎のとった方法は間違いじゃなかったようで何より

というか、神様殺せる道具作るって人間マジやばいなオイ
先代オーズのやりたかったこと、京太郎がもう終わらせちゃったよとか
なんて言えばいいんだろう。もう眠いのもあってぐちゃぐちゃや

じゃあちょっとお試しでやってみようか

エターナルとの適合値

京太郎
↓3

優希
↓4


↓5

フォイ

おまかせあれ!

京太郎 >>414 適合値48
優希 >>415 適合値98
淡  >>416 適合値100

なんぞこれ

適合値100っておかしいやろとかいろいろ突っ込みたい
なんだよ。ウェザー超えてるじゃん。びっくりするほどユートピア超えてるじゃん
お前死体だったのかよ、大星淡


淡「記憶が……過去が消えていくなら……」

淡「せめて……未来が欲しい……!」


こういう事ですかね。何だこりゃ
というかね、松実玄さん。あんたね、メモリと人間引き合わせるの強くないですかね
あれですかね、メモリと人間のキューピッドなんすかね

タコスのマントはそのつもりでつけてたんだけど、まさかの淡によるエターナルNTR
タコスが可哀想だよ……両方ともNTRなんて

べ、別にくやしくねーし!
京太郎はメモリーメモリマキシマムドライブで咲ちゃんの記憶でダブルライダーキックするし!

メモリーメモリ、純性じゃないからマキシマムドライブできんで

チクショウ

【仮面ライダーエターナル】 大星淡
技能:67(47)
HP:54/54
スタミナ:54/54
気力:80/80
ATK:45
DEF:45

(レンジ:至近距離)
・脅威の適合率100%:技能+20、気力+20
・永遠の記憶(ブルーフレア):レンジを『〜遠距離』に変更。与ダメージ+2。
・永遠の記憶(エターナルエッジ):至近距離での与ダメージ+3
・永遠の記憶(エターナルローブ):判定値差が25以内の、あらゆる攻撃によるダメージを受けない。
                     また、『飛行などによらない自身の判定への−補正』や『自動で発動するダメージ』など、一部の能力等のテキストを無効化する
                     (アイズメモリの眼球の記憶等)
・永遠の記憶(コンバットベルト):任意の純正ガイアメモリを使用し、そのメモリを利用したマキシマムドライブの発動が可能
★エターナルレクイエム:戦闘判定−10。相対した敵のメモリによるテキストを全て無効化
               変身を解除させ相手を半ば生身として上で、通常のダメージ処理を行う。なおその際、『相手DEF−生身分DEF』/2の追撃ダメージ
※出力の関係から、エターナルレクイエムを発動させた戦闘終了時に判定を行い、失敗する事で破損する

ほんとなんだろうねこれ
適合率100%とか考慮しとらんよ

そういえばさ、「かーなーり強い」ってどっちかと言うとあれ個人スキル (一太の覚悟完了とかと一緒)なんだけど……
これ、入れなきゃ駄目ですかね? 実質技能77なんすけど……

……はい、こうなりました


【仮面ライダーエターナル】 大星淡
技能:67(47)
HP:54/54
スタミナ:54/54
気力:80/80
ATK:45
DEF:45

(レンジ:至近距離)
・私はかーなーり強い:毎ターン、気力+10
・脅威の適合率100%:技能+20、気力+20
・永遠の記憶(ブルーフレア):レンジを『〜遠距離』に変更。与ダメージ+2。
・永遠の記憶(エターナルエッジ):至近距離での与ダメージ+3
・永遠の記憶(エターナルローブ):判定値差が25以内の、あらゆる攻撃によるダメージを受けない。
                     また、『飛行などによらない自身の判定への−補正』や『自動で発動するダメージ』など、一部の能力等のテキストを無効化する
                     (アイズメモリの眼球の記憶等)
・永遠の記憶(コンバットベルト):任意の純正ガイアメモリを使用し、そのメモリを利用したマキシマムドライブの発動が可能
★エターナルレクイエム:戦闘判定−10。相対した敵のメモリによるテキストを全て無効化
               変身を解除させ相手を半ば生身として上で、通常のダメージ処理を行う。なおその際、『相手DEF−生身分DEF』/2の追撃ダメージ
★スカルパニッシャー:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
※純正スカルメモリを所持
※出力の関係から、エターナルレクイエムを発動させた戦闘終了時に判定を行い、失敗する事で破損する


もうこれ(山の魔物連れてきて殺すしか)ねえな

あ、スカルryのくだりは、ロストドライバー手に入れるとしたら必然的にまこからなんで
まあ、スカルも貰うだろうなっつーことで

こりゃあ、ナスカヤミーさんに頑張ってもらうしかないな

優希「京太郎もエターナルもNTRられた……」
   「もうタコスも東場もないんだじぇ……」

謎の女「ヘイ、ガールも私とレッツヘル&デストローイしません?」

【仮面ライダーエターナル】 片岡優希
技能:55
HP:55/55
スタミナ:55/55
気力:75/75
ATK:45
DEF:45

(レンジ:至近距離)
・東場の王:2ターン目まで、毎ターン気力+10。与ダメージ+5
・永遠の記憶(ブルーフレア):レンジを『〜遠距離』に変更。与ダメージ+2。
・永遠の記憶(エターナルエッジ):至近距離での与ダメージ+3
・永遠の記憶(エターナルローブ):判定値差が25以内の、あらゆる攻撃によるダメージを受けない。
                     また、『飛行などによらない自身の判定への−補正』や『自動で発動するダメージ』など、一部の能力等のテキストを無効化する
                     (アイズメモリの眼球の記憶等)
・永遠の記憶(コンバットベルト):任意の純正ガイアメモリを使用し、そのメモリを利用したマキシマムドライブの発動が可能
★エターナルレクイエム:戦闘判定−10。相対した敵のメモリによるテキストを全て無効化
               変身を解除させ相手を半ば生身として上で、通常のダメージ処理を行う。なおその際、『相手DEF−生身分DEF』/2の追撃ダメージ
★スカルパニッシャー:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
※純正スカルメモリを所持
※出力の関係から、エターナルレクイエムを発動させた戦闘終了時に判定を行い、失敗する事で破損する


ちな優希
でももう、NTR確定してるんだよなぁ……

なんぽさんに会いたい、ロスドラ生成して

あーあの赤って適合値高いと青なんだよ

京太郎が使うと、レッドフレアやね
で、ブルーフレア〜コンバットベルトまでが使えない
つまり、弱い

もう京太郎はデメリットある変身しかできない運命

>>458
そりゃ、男で主人公だから仕方ないよね

1:まこさんがマグナムを渡す
2:エターナルエッジから髑髏の光線が出る
3:ライダーキックと髑髏の弾丸を>>1が間違えた

好きなの選んで、どうぞ

(16時240分)

おまたせー
ほんじゃあ、やるかのう

あー……あー

キタデー

さて、あー あー
うん、ちょっと聞いてほしい事があるんだけどいいかな

ちょっと、1か月ちょい暇を貰う感じになりそうやわ

まあ色々あって、4月のちょい手前から、4月中の更新が無理になった
5月中。おおよそゴールデンウィークぐらいかな? そこらへんに戻ってくるわ

3月中は、今日と……23日かな? そこらへんしか出来なそうやわ
何と言うか申し訳ないな。終わらせるけど
明日と明後日は、向こうのスレを勧めさせてもらいます

おおう、残念だけどしゃーなしだな

だから、5月になったら 【咲安価】 京太郎「最後の……変、身ッ!」 劇場版【仮面ライダー】 って名前でスレ立てるわ
エターナル登場したからって、エタりはしない
せっかくここまでやったんやしな。というかラスト前でエタる理由なんぞないわ。勿体ない

って事で、まあ、なんか、そんな感じだけどスマン。色々スマン


で、適当に質問があったら答えます
このライダーは誰がやってるの? とか、元々このルートのシナリオなんだったの、とか
別ルートのプロットは? とか、別のライダーのステ見せて、とか

え、戻ってきたら再開!とかじゃなくて
とりあえずこのルートだけで終了てこと?

1ヶ月強なら落ちないんだしこのスレ使わんの?

NEW電王はもし出てたらどんな能力でどんな役割だったー?

あ、別に師匠筋みたいな病気じゃないんで
ちょっとな、ネット環境が無い場所に行かねばならなくなってしまったのだ

>>489
戻ってきたら、このルートは終わらせる
他のルートはやりたいけど、ちょっとどうなるか判らん
出来るとしても更新頻度が下がりそうかな。夏入ったらまたちょっとやるけど、スレでやる時間が劇場版のノリになりそう
下手すると、戦闘システム削れて安価だけになるかもしれんし

胡桃はどれかのルートでライダーやってる?

こないだ風見V3のステ公開してもろたけど、翔太郎ジョーカーと翔太郎&フィリップエクストリームのステータスも知りたいです(W厨並の要望)

おおう出張とかかな
でもまだやるかもということか

>>491
今日と23日で埋まるかもしれんし、ほら、コピペのアレがおるやん

>>492
こんな感じやわ

【NEW電王】 戒能良子
技能:63
HP:56/56
スタミナ:57/57
気力:97/97
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離〜遠距離)
・イマジン「テディ」:気力+30
・マチェーテディ:戦闘判定+5。与ダメージ+5
★フルチャージ:戦闘判定−10。通常のダメージ処理後、追加で『自分ATK−相手DEF』+『気力消費分/4』の固定HPダメージ。DEFによる減衰不能

戒能さん結局出なかったなww

>>494
マスコットです
下手をするとマーマン族のポジです

>>496
【仮面ライダージョーカー】 左翔太郎
技能:88(73)
HP:66/66
スタミナ:67/67
気力:115/115
ATK:30
DEF:30

(レンジ:至近距離)
・ハーフボイルド:爆発による気力の回復値を40に変更。その際のスタミナ消費+5
・切り札の記憶:技能+15。コンマ/10の分、敵に与えるダメージに上乗せする。ゾロ目なら特殊処理(33なら6。00なら20)
           この効果は、マキシマムドライブにても適用される
★ライダーパンチ:使用宣言時の戦闘判定−3。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
★ライダーキック:使用宣言時の戦闘判定−8。使用判定勝利にて、敵にATK分+コンマ(大)の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能


エクストリームは、

ATK:50、DEF50
・超越の記憶:戦闘・奇襲・撤退・追撃判定+20
・水晶の記憶:必殺技に際し、使用したメモリの持つ効果を全て受ける
・水晶の記憶(プリズムビッカー):飛行に対して、飛行を得る。与ダメージ+5
・《地球の本棚》:閲覧によって相手のメモリによるテキストを無効化する(高速・飛行などは除く)
★ビッカーチャージブレイク:使用宣言時の戦闘判定−10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
★ビッカーファイナリュージョン:使用宣言時の戦闘判定−10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
                    また、メタルメモリを使用する事で、受けるダメージをDEF分減衰可能となる
                    減衰不可能なダメージも、この効果により減衰可能

こんな感じ

因みにCJGXだとどうなんの?

うーん残念

咲ちゃんは結局生存、もしくは復活する可能性は有り?

ぶっちゃけ一番やりたかったルートって何?

まあ、他ルートはまだ未定(結構厳しい)ってとこやから
聞いてくれて構わんよ。というか言いたいくらいや


とりあえず、スタートについてはこんな感じになる


★オルタナティブ
  開始時に、咲キャラを一人選択。ライダーか、ライダー以外
  ライダーの場合、龍騎系ならコンマ判定にてライダーとライダーの争い、ライダー一人または二人とミラーモンスターの戦いに遭遇
  両親から残されたオルタナティブのベルトを手に、その戦いに介入する
  剣勢なら、既にライダーとして戦っている。そこで、殺せないモンスター・アンデッドの存在と、都市伝説の仮面ライダーの存在を知る
  ライダー以外の場合、その少女を庇うように戦闘参加
  戦いが終わったところに、龍騎系ライダー一人が現れる

★ホッパー
  開始時に、咲キャラを一人選択。ライダーか、ライダー以外
  ライダーの場合(カブト・キバ)は京太郎は部室で手に入れたホッパーのベルトを持ち、戦闘に巻き込まれてスタート
  ライダーの場合(響鬼)、既に戦っている京太郎。魔化魍という、殺せない敵と出会ったところに響鬼ライダー参戦
  ライダー以外の場合、ワームに襲われている咲キャラを京太郎が助ける形でスタート

★デルタ
  開始時に、咲キャラを一人選択。ライダー及びライダー以外
  アンノウンに両親を殺された須賀京太郎。手に入れたデルタのベルトを手に、逃げ回る生活を続ける
  自分の身を守るためにしか戦わない京太郎であったが、オルフェノクに襲われた少女を助けるために変身する
  その際、ライダーが助けに入り初邂逅を果たす

>>505
ATK・DEF+5。で、街の涙を拭った人数によって、気力値にプラス(回復)

>>506
4ルートクリアしたら、京太郎がディケイドクウガ、まほがディケイドという形になって咲ちゃんを助けに行った
最初の世界選択で選ばれたキャラが戦いに同行する。Wクウガになった

>>507
555/アギトルート

展開によっては、パラダイスロストのその先に辿り着いてた

ユウスケは最後死んだし……

そら(京太郎自身本編でクウキやから)そう(変身するのもクウキ)やろ

まあ、実際ワイは小野寺クウガ好きなんだけどね
士の態度に対して「こういう考えがあるんだよ」って言ったりフォローしてるところとか、
某戦いの神とこいつ取り換えたらスムーズだったろうなって思わなくない
京太郎に一番あってるポジ。というか一番原作京太郎と親和性が近いポジ

あ、デルタは二人選択だった


正直、次やるとしたらディケイドかなと思ってる
全ルート行けるしね

ホッパーでガタックやカブトを圧勝できたらゼクターNTRとか……

誰がって言えばギャレンとキックホッパーが誰だったのかも聞いてみたい

なるほどなるほど〜

気になるのは各ルートの主役級ライダーは誰?

清澄勢に関しては、元々京太郎参戦時失踪中
で、それに関する人物とのイベントが早く進むと、参加する形やったね
あとは、京太郎が何度も死にかけて全ライダーが出てると、フォローにやってくる

どっちも起こらなかったので優希は……


>>515
敵対するならアリ
まあ、元サッカー部のキックホッパーに拾われる事もあり

一番ルート的に厳しいのは、龍騎/剣ルートかな
ライダー同士の戦いがとにかく多い。しかも願いがあるから中々打ち解けない
下手するとバカバカ殺し合う。明らかに止まらない奴もいる。本当に殺し合い
ハーレムどころか、比率としては仲間:1 なんとなく共闘したり:2 敵:4 ぐらいの勢い

アギト/555だと、約2名がスマートブレイン所属、騙される奴、騙す奴がいる


>>516
ギャレン=赤土晴絵(トラウマカタカタ)/松実宥(変身すると異常に寒がる)
キックホッパー=愛宕絹恵(サッカー部・姉にコンプありそう)


>>517
仮面ライダークウガ=宮永咲        (永遠のヒロイン・京太郎の心を占める)
仮面ライダーアギト=松実玄        (姉は死亡)
仮面ライダー龍騎=清水谷龍華      (参戦理由はお察し)
仮面ライダー555=竹井久         (カイザの参戦理由はお察し)
仮面ライダー剣=原村和          (パパンのつながりと赤土先生から……)
仮面ライダー響鬼=高鴨穏乃       (肉体派/公式で猛士の本拠地は奈良にある)
仮面ライダーカブト=鷺森灼        (おばあちゃんに引き取られてる)
仮面ライダー電王=神代小蒔       (言わずもがな)
仮面ライダーキバ=天江衣         (そりゃ月って言ったら……/引きこもり/ディケイドでは子供がキバ)
仮面ライダーディケイド=夢乃マホ     (コピー系)
仮面ライダーW=片岡優希&南浦数絵  (東場と南場)
            白水哩&鶴田姫子   (リザベーション)
仮面ライダーオーズ=須賀京太郎     (選ばれたのならこのルートのみ主役ライダーに変身)


こんな感じやった
アギトは、龍がモチーフやしね

×龍華
○竜華

いやーなんぽさんとセーラとかさっぱりわからなかったわ
セーラと接触はしたけどそこからまこ関係してるとかまるでそぶりもなかったし

聞けば聞くほどまだやりたくなってくるジレンマ

そういえば一番大事なことを聞いてなかった。響鬼系ライダーが変身解除すると?

あ、ルートの主役級ライダーか。すまんち
特に主役は決めてないなぁ……シナリオでの関係度の深さ、みたいのはあるけど

>>523
その為の着やすい/脱ぎやすいジャージやろ
他の人は……うん、原作準拠だ

ポジションナイトなのに竜華とはこれいかに
しかしあるある

レンゲルは名前的には睦月だけど、キャラ的には高一最強さんっぽいよね

やっぱりカブトだとワームでSAN値ゴリゴリだったのだろうか

>>526
ナイトにしようか龍騎にしようか迷って、原作とはスタンスが交換されましたわ

単体ルートなら、間違いなく高一最強さんだよね
なお、高一最強さんはイマジンに絡まれるキャラだった

むしろ名前的にリュウガだと思ってた>竜華

あとインペラーは羊先輩だと確信

あれ?響鬼キャラって変身解除すると真っ裸になってたよね?





ってことは、該当する咲キャラも、そうなるんやよね…?(ゲス顔)

>>527
そりゃそうやろうなぁ……
正直それまでの選択肢で選ばれた京太郎のキャラによるけど
削れたら絹ちゃんが慰めてくれたで。地獄に堕ちようって

あ、ある一名が神代剣状態なのはお察し

他のルートでもウェザーみたいな感じでイレギュラーな変身があったりもしたー?

>>529
正直どうしようか悩んだけど、その場合の龍騎が玄になって二度ライダーになっちゃうので、やめました

>>530
当然やな(ニッコリ


ちな、イマジン/ドーパント/ヤミーの被害者候補

★被害者候補
・内木一太→小さな女の子を愛でたい
・天江衣→麻雀やそれに関わる自分を消したい
・姉帯豊音→この学園がそのままあればいい(未確認生命体が暴れまわってくれればまだ皆と一緒に居られる)
・小鍛治健夜→結婚したい。彼氏が欲しい
・瑞原はやり→正直、この格好し続けるの辛い
・エイスリン→自分の国に帰りたくない
・小瀬川白望→ダルい。動きたくない
・松実宥→寒いのが嫌
・文堂星夏・津山睦月→プロ雀士カードが欲しい
・赤土晴絵→トラウマを治したい
・園城寺怜→皆に迷惑をかけたくない
・江崎仁美→政治を変えたい
・佐々野いちご→アイドルとしての自分ではなく、雀士としての自分を見てほしい
・深堀純代→痩せたいorもっと食べたい
・愛宕絹恵→姉の隣に並びたい
・池田華菜→妹たちを守りたい(未確認などから)
・二条泉→自分に自信がない
・宮永照→本当は、もう一度妹と会って話をしたい

てるー……
そういえば、今なら照に向き合えるかな

>>532
本当は一切考慮してなかった
精々、グレイブやブレイドのカードを受け継いだとかぐらい
あとは、ダークキバを使用して衣を守るとか、プロトイクサを使って変身とか
イクサの装着者からイクサを奪ったり、挫けてる時に自分が代わりになりますって言ったり

>>1000取られなきゃ、使用ライダーでエターナルとウェザーは出なかったかな

>>539
デッキやベルトなんかは仲良い人から最期に託されたり、気が付いたらザビーがヒロインになってたりはしないんです?

イマジンが解決しようとすると……まあこうなる

・松実宥→寒いのが嫌
       =じゃあ火をつけた建物に突っ込もう/冷蔵庫やエアコンを壊す
・小鍛治健夜→出会い系サイトに登録して、ネカマになってすこやんを装うイマジン
          orラブホに立てこもる健夜の元に届けられる男性(プトティラがなきゃ京太郎も攫われる)
・江崎仁美→政治を変えたい
        =ポスターに落書き。政治の文字を別の字に変える
・小瀬川白望→ダルい。動きたくない
          =柱に縛り付けられる
・園城寺怜→皆に迷惑をかけたくない
        =じゃあ、迷惑をかけられる皆がいなきゃいいんだよね。殺害に


>>544
ああ、そういうのはある
というか、誰かが死んだら基本的に受け継いで戦う事になった

555のベルトとか、あとはデッキカードとか、代わりにアギト(ギルス)の力とか
ザビーは、小走ザビーネさんが泣いちゃうからやめて差し上げて下さい

アンノウンに家族ヤられて自分も狙われてるっつーことは時間経てばアギトに覚醒したりするんじゃないの?

照ライダーはなかったのか

あとはモブだったら

・虐めの復讐
・婦女暴行
・死体遺棄
・私刑執行
・暴力団やヤンキーの抗争
・虐待をした父親への復讐
・殺人衝動
・食人衝動
・破壊衝動
・三角関係の縺れ
・別の怪人に襲われてる人を助ける為に
・父親の死因の調査
・妻の浮気への復讐
・ちょっと人とは違う事がしたい
・ホストへの復讐
・銀行強盗
・人命救助
・薬物中毒状態
・病気の恋人の治療

こんなとこかな

>>546
ヒント:オルフェノクは人間じゃない

>>547
別ルートだとライダーだけど、このルートではないね

今日は本編なし?

>>500
その為の戒能さん
まあ、正直女の子が負けたら大変な事になるかな……とも考えてたけど
既に全員と出会ってて、しかも京太郎が負けてその女の子が負けるレベルでないと、ない
あとはヤミー作れるグリード一緒なら、京太郎にメダル投入する

あとはプトティラさんが来たり、ナスカさんが殺しに来たりしたから、
実質的にはその被害はほぼありえなかった
そりゃあ、IFならともかく無意味にバッドにはせんから。見たくないでしょ、みんな


本編はちょっとまってなー。やるけど
軽く身辺整理済ましとるんよ

照は、まあ、別ルートでライダーやっとるんよ
ライダーポジは被らないって感じやからね
それと、セーラが可愛くて……な

出会うのが遅かったら、学ラン来てるのは形見とかそんな理由がついてた

想定してたルートはあと

(ディケイド/クウガ/FIRST/NEXT)ルートかな

ここではディケイドクウガとV3が候補だった
V3なら、大ショッカーの改造人間

よかった、救出で敗北して連れ去られたあとボロボロで崩壊な姿で発見や
咲キャラライダーが戦って負けたら相手にヤられるなんてないんだね

あれ、ミュージアムはなんか捕らえた相手に程度はともかくそんなことするとか言ってたような

海外出張とか大変だよね……

>>560
正直、あわあわが負けたらやってもいいかなと思ってた(小学生並の感想)
ほら、水辺が似合うじゃん。別のライダースレでもそうだったじゃん

「このガキ、梃子摺らせやがって」は前出てきたバイオレンスみたいな奴ならあった
まあ、プトティラさんとナスカさんが来るのでお察し
確率1/100000くらいかな。負けて大変な事になるのって

あくまでも愛と勇気が売りのスレッドなんで、あんま取り返しのつかない事にはならない
アギト/555くらい、ダークな感じじゃないとない

メ、メモリはもう生産されないし(震え声)

まあ、基本的に一度の失敗で取り返しつかなくなるレベルはないから
あくまでもハッピーエンド主義だから、そのあたりは安心してほしい

それじゃあ、途中で離席するかもしれないけど始めようかー

ごめん離席。始めるって言ったばっかで
ちょっと多分1時間〜1時間半ぐらいかかる

了解

お待たせー。ちょっと2400でまた中座するけど
ちな、まあ参考までに

・宮永咲
・竹井久
・片岡優希
・原村和
・染谷まこ
・内木一太
・国広一
・龍門渕透華
・天江衣
・ハギヨシ
・福路美穂子
・池田華菜
・久保貴子
・加治木ゆみ
・東横桃子
・蒲原智美
・津山睦月
・愛宕洋榎
・愛宕絹恵
・末原恭子

・神代小蒔
・小瀬川白望
・臼沢塞
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なんの参考だ・・・?

ライダー変身枠、という事で
まあ、乗ってない全員に何かしら準レギュラーくらいの出番はあるから安心してほしい
サポート約だったりウルフェン族だったりマーマン族だったりね。戒能さん? 知らん

とりあえず、人類の祖は痴女だったって事は確定してるけど、咲世界だから仕方ないよね

>人類の祖は痴女だったって事は確定してるけど
どういうことだってばよ……

ジョーカーはヒューマンアンデッドの姿になる
ヒューマンアンデッド=痴女

御免、ちょっと気分が悪い
洗濯物出して来たりせにゃあアカンし……


ちょっとどっかのルートのトレイラー見たいとか、どこか考えてるけどなるか判らないシナリオの場面とか、
シナリオ分岐してた時のIFとか、○○のルート入ったらどうなるのとか、こういうネタ見たいとかある?

ウヴァさんのときのノリで、軽く書くけど

龍騎ルートトレーラー

【サイガルート IF】

美穂子「そんな……どうして……!」

美穂子「どうして、オルフェノクを庇うの……?」

美穂子「その子は、スマートブレインの尖兵」

美穂子「人間の敵なのよ?」

美穂子「人間を殺そうとするオルフェノクの手先で……」

美穂子「人間と共存しようとするオルフェノクも殺している、スマートブレインの……!」


 美穂子が叫んだ。
 その腰には、カイザドライバー。金属製のベルトが巻かれている。
 本心から美穂子は、京太郎の投降を願っていた。
 これまで、一人ぼっちで戦ってきた。その事に後悔はない。

 あの日を繰り返させない。自分の手で、人間を守る。
 そんな信念があったからこそ、自分だけでも大丈夫だった。
 だけれども、ライダーの仲間。それもいいものだと思えた。
 困難を共に乗り越える。命がけで、背中を合わせて戦う。
 共に戦いを通じて、良い関係になれたと思っていた。

 もう、大切な人を失いたくない。
 福路美穂子はそうして、ただの人間から無意識に距離を取った。
 失いたくなかった。そして、人間とはいえこうしてライダーに変身するのだ。
 排除されたくなかった。また、人から好奇と排斥の眼を向けられるのは嫌だった。

 故に、ライダーの仲間が出来て嬉しかった。
 どう言っても、寂しさはあったのだ。

 それなのに——何故、彼が。仲間である彼が。上埜——竹井久の後輩である彼が。
 オルフェノクを——スマートブレインのライダーを庇っているのか。


京太郎「……すみません」

京太郎「俺は、この人を守る……そう誓ったんです」

京太郎「それに……」


 それにと区切って、彼は逡巡の後、頭をふった。
 説得は通じない。そうなっていた。
 仕方がないと——倒してでも事情を聞かなければという思い。

 同時に湧き上がる負の感情。

 またしても、オルフェノクが……。
 オルフェノクが、己から大切なものを奪ったのだ。
 共存を考えもした。だけれども、無理だ。
 奴らは人を殺し過ぎる。暴力を以って人を甚振る事を至上としている。
 穢された末に灰になった少女の事を思い浮かべると、反吐が出そうだった。

 粘りつくような、嫌悪感。
 福路美穂子は、爆発した。

【メズールルート IF】

京太郎「誰だか知らないけど……女の子狙うなんて、ふざけんな」

メズール「ぼう、や……?」

京太郎「逃げてくれ……! ここは、俺がなんとしても食い止めるから……」


 それは——世界を侵す恋。
 その日すべてが始まった。ただ、地獄に向かうしかない道筋。
 進む事もできず、退く事もできない。
 歯を食いしばって、選ばなければならない——そんな世界。


メズール「……仕方ないわね」

メズール「金髪の坊や。これを使いなさい」

京太郎「坊やって……いや、何だこれ!?」


 それから聞いた。彼女たち——メズールとガメルの身に何が起きたのか。
 ウヴァとカザリ、そしてアンクが手を組んだ。
 つまりは、他のグリードによる攻撃だった。

 ほとんど完全体に近いカザリとウヴァ。
 彼らの命令を聞く、ロストアンク。
 カザリが——他のグリードのコアメダルを我が物にしようとした、そうだ。
 そこで何故ウヴァが残っているのかと聞いたら、臆病で扱いやすいから、だそうだ。


メズール「あら……」

メズール「坊やは、こういう姿の方が好みなのかしら」

京太郎(お、おおおおおおおおもち! おもち! すばらっ!)

京太郎(もう人間と怪人の壁とかいいんじゃないか? いや、でも……)

京太郎(ぐっ、耐えろ……ッ! 耐えろ京太郎……!)


 年上お姉さん(800歳以上)の、イケナイ誘惑。
 須賀京太郎は、果たして耐えきれるのだろうか。


ガメル「オーズ、俺と一緒にメズール護る!」

京太郎「おう、頑張ろうぜ……ガメル!」

メズール「二人とも、無茶はしないでね」


 突如空中から襲撃してきたクイーンビー・ドーパント。
 正直なところ恐ろしい。
 だが、京太郎は一人ではない。共に戦う、仲間がいた。


メズール「ヤミーを作りたいんだけど、駄目かしら?」

京太郎「いや、その……あの、いや」

メズール「許してくれたら、可愛がってあげるわよ……坊や」

京太郎「……じょ、条件付きなら」


 俺のグリードがこんなにもエロい訳がない。
 と言うかこの声を聞いていると、何か別の自分になりそうな気がしてならない。
 運命だろうか。

 でも可愛がるっていっても、特にエロイことはしてくれない。
 そう言う感情が薄いのだろうか。凄い声がエロいのに。
 魔女だ。悔しい、でもそんな提案に飛びつかないわけにはいかない。
 京太郎は頭を抱えながら、何とか彼女の提案を人類向けに折り合わせる。

 そう、この頃は幸せな記憶。


京太郎「ぐ、ぁ……う、ぐぁ……!」


 体内に宿された、紫のメダルが京太郎の精神を塗りつぶす。
 欲望を殺せ。その象徴を殺せ。グリードを殺せ。慈悲はない。
 全てを虚無に導け。何もかもを破滅に追い込め——そう、囁きかける。

 歯を食いしばって、何とか堪えようとする——が、無駄だった。
 ガメルとメズールの攻撃。
 そして、仮面ライダーの手によって、かろうじて変身が解除された。
 これが全ての崩壊の始まり。


もこ「オーズの力、見たでしょ?」

もこ「そのままだと……あなたたちは砕かれちゃうわ」

もこ「ねえ、いいの?」

もこ「メズールを守れるのは、貴方しかいないんだよ?」

ガメル「……俺、メズール、護る」


 そして浸食する世界の悪意。
 恋慕は呪縛となり、全てに絶望を与える。
 安息の日々は、還らない。


京太郎「やめろ……! やめてくれ、ガメル……!」

京太郎「お前とは戦いたくない……! なんで、どうしてだよ……ッ!」

ガメル「俺、オーズを倒してメズールを守る!」

ガメル「待ってて、メズール!」

京太郎「やめろ————ッ!」


 両親を殺した。仲間を殺した。グリードを殺した。
 全ての関係に、罅が入る。
 京太郎はもう、耐えられなかった。

 ガメルを殺してしまった。
 メズールも、口では京太郎を慰めようとしてくれていたが……内心、複雑だっただろう。


淡「……きょーたろー」

淡「大丈夫。私が受け止めてあげるからさ」

淡「今は、泣いてもいいんだよ?」


 そして京太郎は少女に縋りついた。
 己の罪に耐えられない。一時でもいいから、癒しが欲しい。
 何かに溺れたかった。
 これではない何か。今ではない何か。ここではない、どこか。

 そして——。


メズール「……」


 崩壊が始まる。
 全ての舞台が、終焉に向けて収束する。
 残るのはたった一つだけ。
 あとはすべてが虚無に包まれる。


メズール「私は、愛が欲しいのよ……京太郎」

メズール「今なら、貴方を愛してあげられるわ」

メズール「あんなおままごとじゃなくて、ね」

メズール「私は、人を愛せる——あなたの事を、愛してあげられる」

メズール「だから……私と来てくれる?」

メズール「世界よりも、私を選びなさい。いえ……選んでほしいの、あなたに」


 泡の中に囚われた人々。
 何人もの母娘。既に食われてしまって、衣服の残骸だけが残っている者もいる。
 大星淡。或いは神代小蒔、新子憧。
 ライダーの皆。助けた皆。それも、その膜の中に覆われている。


セーラ「……辛いやろうけど、あそこまで行ったら」

セーラ「京太郎、覚悟を決めるんや」


 そして——その果てに。
 ただ一つを残して、全ては崩壊した。
 世界の為に彼女を殺すのか、彼女の為に世界を壊すのか。

 京太郎が選ぶのは——。

【国広一 IF】


 ああ——なんと、人間は愛おしいのだろうか。

 国広一/仮面ライダーカリス/アンデッド・ジョーカーは覚えている。
 人々の温かさを。己が出会ってきた人間の心を、ぬくもりを。

 アンデッドに親はない。子供もいない。
 故に家族など不要だった。特に、あらゆる種族の祖ではないジョーカーには、同族は居ない。
 己は孤独な獣だ。ただ戦い、全てを終わらせるだけの化け物だ。
 そう、彼女は化け物だった。


 ああ——なんと人間は素晴らしいのだろうか。

 一は覚えている。
 自分を家族だと、アンデッドだと知っても受け入れてくれた龍門渕透華の凛とした表情を。
 一は覚えている。
 どちらかと言えば不真面目な自分にも、静かに付き合ってくれた沢村智樹を。
 一は覚えている。
 なんだかんだと息があって、アンデッド探しにも勝手に協力してくれた井上純を。
 一は覚えている。
 人間だと言うのに孤独に苛まれる天江衣を。彼女の小さな手を、その涙を。
 一は覚えている。
 戦う事しかできなかった自分に、根気よく色々な事を教えてくれた萩原を。
 一は覚えている。
 自分には無縁だった——人間の恋と言う感情を。
 アンデッドだとしても、最後の瞬間までともに生きたいと言った須賀京太郎の言葉を。

 だから——自分は死ななくてはならない。
 否、不死だから死はない。封印されるだけだ。
 そうだとしても、国広一という人間が死ぬ事には変わりないと——彼らは言っていた。

 自分が死ぬ。
 何ともおかしい響きだったが、悪い気はしなかった。
 皆が自分を、人間として考えてくれているのだ。
 だからこそ、申し訳ない。

 それでも——そんな愛を教えてくれた彼らを。
 国広一は、護りたいと思った。自分と引き換えにしても。


一「ボクは、とーかを守りたい。ともきーを守りたい。順くんを守りたい。衣を守りたい。ハギヨシさんを守りたい」

一「こんなボクに……空っぽのボクに、愛をくれたんだ」

一「このままだと世界が滅んで、皆が死んじゃう……ボクのせいで」

一「もう、ボク自身止められない。ジョーカーの本能を」

一「だから、ボクを封印してくれる?」

一「これは、君にしか頼めない……君にやって欲しい。君に封印されたい」

一「ボクの最後を、決めてくれ」

京太郎「————ッ」


 原村和から受け継いだブレイドのバックル。
 変身を済ませた京太郎は、戦いの末、国広一の胸に剣を突き立てた。
 飛び散る緑色の血液。それでも呻き一つしない、一。
 最後に——ラウズカードを投げて、彼女を封印した。

 須賀京太郎は国広一の願いを叶えて、世界を守った。
 己の恋人を——代償に。

【一ルート IFその2】


 世界の崩壊は突如として終わりを告げた。
 理由は分からない。だが、一は感じ取った。
 己が勝利者でない事を、バトルファイトがまだ続く事を。

 素直に——嬉しかった。
 死ぬ覚悟をしたとしても、やはり嫌だった。
 心無い獣は、人に触れて愛を知った。もう、戦うだけの存在にはなりたくない。
 一人ぼっちは寂しかった。封印されるのが、怖かった。
 それが、止まったのだ。

 これで——自分は人間の中で暮らせる。
 そんな実感が湧いてきた。
 堪らなく嬉しかった。戸惑いよりも、悦びが勝った。
 そのまま、須賀京太郎に抱き着こうとした。自分は封印されなくていいのだ、と。
 だが——。


京太郎「来るなっ!」

一「京太郎くん……?」


 変身が解除された京太郎が、一を睨み付けた。
 満身創痍。獣の眼だ。
 一瞬、ジョーカーである筈の自分が気圧された。
 その場に立ちすくみ——そして、気付いた。


一「その傷、まさか……」

京太郎「……そうです。俺も、たった今アンデッドになりました」

京太郎「だから……バトルファイトは継続された。世界は滅ばない」

京太郎「でも——もう、俺たちは会っちゃいけない。会ったら、殺し合わなければならなくなる」

一「そんな……」

一「どうして……!」


 一の問いかけに、困った風に笑う京太郎。
 笑いながら、一から距離を取る。
 離れていくのに、傷ついている彼が見えるのに——手を伸ばす事も、抱きしめる事もできない。


京太郎「あなたが誰かを守りたかったように——俺も、あなたを守りたかった」

京太郎「二度と会えないとしても、生きていてくれる……それだけでいい」

京太郎「この世界のどこかで、貴方が笑っていてくれる。生きていてくれる」

京太郎「それだけで——俺は満足だ」


 それじゃあ、と。
 一に背を向けて、地を蹴りその場を後にする京太郎。
 戦いのダメージが後を引き、彼を追いかける事ができない。
 手を伸ばす——だが、届かない。どんどんと離れて行ってしまう。

 須賀京太郎は——二度と会えない運命と引き換えに、国広一の生存を臨んだのだ。
 これは、そんな世界。そんな結末。



             ┌────────────┐
             │これは——願いの物語   .│
             └────────────┘

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   .:/ /'  = フ'¨,r ュ,rフ/二二フ/  7´' ∠/ ∠¨_ / ,. '′  ,..,.  ,/    ./
   7 / /ク r'/ / 三/ /´//ー‐/ /-'´//─‐,≠/ /    {  \ヽ      i'
  /─'ー‐‐^ー———^ー—´   '==='  'ー‐´       ー'´        `´\ ヽヽ   !
 /M A S K E D  R I DE R_   _ .           ,.'⌒   `,. l   !  ー"ヽ  ヽ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l l  //.          ! ゝ-‐'´ /l  .!  `ー-、   }
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               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }   ./  ̄ ̄ ̄
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                                     ̄


    ┌──────────────────────────────────┐
    │ その果てに何が待ち受けているとしても、誰もが純粋に——幸福を願っていた  │
    └──────────────────────────────────┘





 ——「願い」を守る少年


: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
.: : 丶    \゙、        `> リ  `  願いが無くちゃ、戦っちゃ駄目なのか?
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ          ,....-ィ /       誰かの笑顔を守りたいってだけじゃ、戦う理由にならないのか?
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >



 ——「願い」を継いだ少女


                   ,.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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             ′:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:、:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:ハ

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              |: : : :/: !:イ: : :i: :.:.:.:|:.:.:.i|  ',:.:.:.:}、::::::::i:::::::::::::::.:.:.:i
             |. .i:.:|:.: |'_i:.:.:.ハ:: : |i:.:.:|{ _.. 斗:.| |:::::::|:::::::::::::::::.:.:i  先輩の意思を継いで、人を守るっす!

             i: i|:.:|:.: | _i:.|iヽ_,ヽ.:| 、:.{ヽ _.」:} リ:::/:::::::: |::::::.:.: i

                  |: !V|:/.|yt示:メ、 ヽ ヾ,イ.:.:..i:ト、レ:::::::::::::|::::::::: :i
                  |:.i:::::ハ{{.|i:r':. |       r':.:.:}:|:} i} |::::::::::::|::::::::::.:',
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         _     .i:.,イ::::::::: : |:!、   マ .フ   |:i ./.!::i::::::: |::::::::::::::::ハ
     / ヽ.´.7  |:i |:i::::::ト:: |:|::>..  ` ´    .|:i´ ..i:::|::::::::'::|:::::::::::}:::ハ
    / /   >、   |:i |:i|:::::| : |:|::::::::::::>tェ.<  |:i. ´.|:::|/::::'、:|:::::::::::iヽ::::i
   .{ ./ , -‐´ _}. .|:i_|:i|:--:.-.i|´ ̄:/:.:{ ヽ ,.-‐´|,'  .|:/:}:.:i: : }`: : ‐---`..._

    i    ´ ̄ } ∧:.:{: : : :.:.:.|: : :/: ./,イ:三:ヽ .|   ./: :|:/: : |: : : : : : : /: : :ヽ



 ——「願い」を生き方にする少女


                  ,..:::-----:.. 、
                /::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
              /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
             /::::::/:::::::::::::::::\:::::::::::\::::::::::ヽ

             /::::/::::::/::/{\ヽ\:::::::::::\::::::::ヽ
            /:::/\/ /    ヾヽ \:::::::::::ヽ:::::::',
            /:::/:::::/ /        _.\:::::::::',:::::::l
           /::/\/ _\    /´_ ヽ::::::l::::::::l
           /::/:::/Y´し牟ト、   イ´�`ヾ'::::::l::::::::l   この力で、家族や皆を護るし!
          /::/::/ { ヒ{::爿    .ヒ{:::爿 / }:::::l:::::::::l

         ./:::/:/::ヽ', `ー´  ,   `ー´ /ヽ:::l::::::::::l
         /::/'l:/::::::::ハ      _     /ノ:::l::l::::小ヾ
        /"  {小::::{:::l丶、  ` ー´  .∠小::::l::|:リ
             ヽ小l::::::r `i> 、 _. ィ´{ミヽリリ州/
          z ''"´ ̄ ̄ {´|     ! 7 `丶、

        /´¨\       ヽ      /     ` 丶、 _
       /    \/´ ̄_ ̄_丶、__ _ /       / ヽ
    ,, "    , '"´  _ `丶、 `ー-´ /      / ./  ヽ
 /"    ,, ''"     \`丶、`ヽ、  ./     /  ./    ',
{ ̄ '7ヽ/       \\\ `ー-` /  ,,≠"´= /     ヽ、




 ——「願い」に命を託す少女


       /  / ::/ :::::::::::::::::::://:´ ̄::ヽ:::/ /::/   |:l |:::::::::::::::::|::::::.     i
.      /  / : ::::| :::::::::::::::/ /:::::::::> ´ /,: ′  |:l |:::::::::::::::::|::::::::.    l
     /  /...::::::::|::i:::::::::::/ァ===ミ、 ヽ /イ      .:j_|:::::::::::::::::|::::::::::.   │
.     ′.:: :::::::::::リ、:::::::;《 ん干ハ\        〃 j\:::::イ::/::::::::::::.   /|
.   / .::: ::::::::/  ∨ |  {:ト::::::ノ:'         ,ノ  /::::::ヾ }/}::::\ __/ .′
   ′::::  ::::::::{    ヽ{  ゝ:こソ        =ァ=/:::/  ソ/::::::/::\   /
  / :::::! :::::::::∧     。              ん干ハ�  /::::::/::::::  ヽ.′
 ′:::::::|...:::::::::::::∧__   :.:':.':.:           {:ト::::::ノ:′|} /:::/:::::::   //
/ . ::::::::i|..::::::::::::::::::::|::{              、     ゝ:こソ //彡::::::::  //
.....::::::::::i|.:::::::::::::::::::::|∧                     ヘ:/::::::  / ノ  待っとってな……絶対、助けるから……!
...::::::::::::i|::::::::::::::::::::::l::::∧     「 `ヽ、    :.:':.':.° ′ノ┬=ァ ´
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/::::::::::::j|::::::::::::::::::::::|/      丶 ___,,..  イ::::::::::::../ /
:::::::::::::::i|::::::::::::::::::::::ト         /:::/::i|::::::::::::::::::::::../ /

-=ニニニム::::::::::::::::::::{ニ\        /:::/::::i|:::::::::::::::::::. ,′/



 ——「願い」を奪われた少女


               , - ── - 、
            ,  ´ , .ヘ       ヘ、
          /  /.   ∧    /   . \
.          ./  /  .....:::::::..∧   /,...:、::::::::.. .\
       /   .}   .:::::::::{ ミ ∧ /‖ . }::::::::.  ヾ、
.      / ,::::::::::ノ   .:::::::::i_ミ_ __z--.ヘ::::::::::.  ∧
      { {::::::::/   .:::::::::/        .∨::::::::.. ∧
      i i:::::ノ    :::::/          ∨::::...... ∧
      } レ´  ....:::::::.::/         ___∨、::::::::.. ミ、
      {彡' .......::::::::イ:/─一     ´_ _  ヽヽ_::::   \
    ニ´彡 ......:::/::‖ --       ____\=-ニ、___`_=-

  -=ニ´____/{. ,=-テ三欠      ケ_ノ::} ゝ{::::::::::}

     } ::}.}、::::::::.}丶 {::ヘ__ノ}       ヒヘ_ソ  .ノ,:::::ノ:}
     i .::,:{}::ヽ:::.N  ゞ─‐'.       ` ̄´  ク:::,ノj{{  生憎と——私はもう、一度死んでるんだ
     ,' ::::} :::::::}ー`、         '       }:::::::: ||
     }  { ::::}:}:::::`ー、               .ノl:::::::: ll
    ,', ::,' .:::|::|:::::::::|:{\      <  ア   ./}::}::::::: .}}
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 ——「願い」を砕く女性


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                    /:.:.:.:.:.:.:.: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ : }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
                 ′: : :i:.:.:./|:.:.:./{ハ: :./ |:.:/\:.:./ハ:.:.:|:.:.:.:.:.i
              i:.:.:.:.: :|:.:/ :l:.:./   ∨ レ'  ∨  }�:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.�  V                |:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.|   ___,.   、____  |:.:.:.:.:.|  踏みにじられた人間の顔、見た事ある……?
              |:.:|.:.:.:.| ´                ` |:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.| ,斗ぅ芋ミ      斗ぅ芋ミ  |:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.| {. 乂辷ソ::::::::::::::::::乂辷ソ .} |:.:.:.:.:.|

              |:.:|.:.:.:.|ハ   :::::::::::::::::::::::::::::    ハ|:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.lヽ{        '         }ノ|:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.|:.人     __       人 |:.:.:.|: |
              |:.:|.:.:.:.l: :|:.:|:...    ̄ ̄    イ:l:.: :|:.:.:.|: |
              |八:.:.:.ト、|:.:|:.:.r‐}` ー--‐  {‐ァ: |:.|: : |:.:.:.|: |
                \l:_:|-‐'{厂         ア}ー- .:_:|:.: 八|
             _ ,. <     |        |    ノ/=ー-、
              〈           |        |            〉
             ∧           ヽ       /           ∧


 ——「願い」を見守る女性

              .   -‐…‐-  .
              ´               `  、
       /                  \
       /      .. .. .. .. .. ..  .. .. ..      丶
          . .: .: .: .: .: .: .: \:. :. :. :. :. :. .   、

    /    . .:| .: .: .: .: .: �:. :. \:. :. \:. :.    `
       . . . .:.| .: .: .: .: .: | i :. , :. :. :. :. :. :. :.   ,
   ;   . . .: .: .:.|  .: .: .: 、_|__j_|ノ|ハ:. :. |i :. :.
   l i. ..: ..:|. .:.| i :. :. :. :. :..| i  | 人 �:. |i :. :. i |

   | | .: i.: |. .:.|八 :. :. :. :. ∨i,x圻幵竹,:. |i :. :. | |  んー、楽しそうだったからじゃ駄目かねぃ
   | | .: i.: |/l ∧ :. ___ノ 〃 トィ/f心| :. |i :. :. | |
   | | .: i.: | :. ァヒ扞ト′      _)ツ| :. |i :. :. | |  誰かの欲望って、見てて退屈しないんだよね。わかんねーけど

   | i .: .:i.:| 爪 トィ心       ,,,  | :. l/ :. :.. |:八
   | | .: i.: | :. |i'  )ツ           | ; ′:. :. | : :\ /�i
   | i ’.: ,.: | :. ||:、 ,,,   ′   ィ   / .: .: .:  ノ|: :/  �i
   |/ V/, |i :. 〈癶     ーく  ノ / .: .: .:  /: : |/   �i
        V 八:. :. V:.ゝ      / .: .: .:  ィ/: : :/    ァ�¨:\
       \:. \i:. \:. ≧=ー/ .: .: ≠≪'/: :/   ,ァ�¨。 ゚xヘ: \
        }≧=\------辷r< //。※゚l/  ァ�¨ ※/。※ハ: `

        /  ;冖冖冖冖/ i/ `X升ォt/ ァ�¨ 。※゚/。※゚。※゚| : |
       / / /。※゚.。※゚/: :{※゚/ ゚| | ァ�¨: :/。※゚〃※。※゚。※゚| : |
.    / イ/ /※|。/。※/ : : {/。※゚| |¨l : : : /※/゚/゚。※゚。※゚。※゚| ノ




 ——「願い」の代価に苦しむ少女

                       ... -——‐- ...
                 /::::::::::::::::::::::::::::::\
                /:::::/::::::::::::::::::::::::::::::∧
.               /:::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
                    /:::::/:::::::::::/::/::/::::::::::::::::::::∧
              .′::′:::::::/::/::/::: : |::::|:::::::::::::|  勝てば、皆といられると思って……それで……

               |::::::l::::::::::/ /::/:::|::::::|l:::|:::::::::::::|
               |::::::l:::::::/ー匕ィ77''''|l:::|二二二二二ニ==--
               |::::::|:::::; __ | 〈 〈 {_L从ハ二二二二二二二二ニ=--
               |::::::|::::{℃癶_)-`ー‐'__フ`<二二二二二二二二二二〉
               |::::::|::∧/Y´Υ ̄ ̄∨::l:::l:::| ̄ ̄二ニ<二二二二/
.             __ |::::::|::l::リ し' ヘ⊇...イ:::::l:::l:::| ̄ ̄ / /二二マニ/
         /   `≪三三|    ∨彡'三lリ'l:::|   /{ l二二二/
          /       }≪三|    /三三ヲ/ ll:::|  ,/ l |二>''"
.          /       ∨〉 `~「 ̄\,/三彡'  八:{ /   __フ´
         /       /  /二二二>∠__,     ∨ /__ノ
      /___\__    l ,/二二二/----'      ∧
      〈/┬‐=ミ\  / ,/二二二/         ∨::::::.
        ヽ|二二>∨ ,/二二二/      /   |:::::::::::\
       ノ|二二二{__/二二二/      /     |:::::::::::::::::\
.      /:::::|二二二フ二二二ニ' /    /'     |:::::::::::::::::::::::\
     // ̄!二二/二二二∨/    /     |::::\::::::::::\::::\


 ——「願い」を叶えたい少女


                   _, -‐—
            _, . .-:‐:‐:'´: : ": : :‐-. 、_
         _,.r:"´: : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :``: .、
       /: : : :.:::::::::::::/:::::::i:::::::::::::::::::::::::::::.:.: _、; `-.、_
       /: : :.::::::::::::;::::::イ::::::;::ハ:::::;;::::::::::::::::::::/::::::.:.: : : :\
     /: : :::::::::::::::/:::/:|:::::::i:i:.:.i:::::;;;;::::::::::::::‖:::::::::::::、:::.: : :ヽ

   ,.r:"⌒:ヽ、::::::::/:::/ ┤::::|:|ニ廴:::;;;;;;::::::::::|::::::::::::::::::)::::: : : |
  / . : :.:::::::::::゙i::::::イ::/_—|::::::|:!—弌/ア;;;::::::ゝ、__/::::::.: :‖
 i: : :::f::::::::::::j:::/;|:7ヘミ::i:::::|:|——丈:::::;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::: ;ハ

 {: :.: 弋__,/‖ハ:!:.:.:.ミミヘ::::!|-—彡-`ゞ、;_::::::::::::::::::::: ;:イ:i : i
 ゙、 .:.:::::::::::::::/ノ:.:リョニャニヘ::ヘニニ羊三≡ミミヨT:::":´: ;.r宀・ト、  (こん力で、政治ば変える……!)
  .\ : : :::_/ャビ毛鬱"|ニニヘ:ヘニニ⊇;;;;;;;;;;;. リ:i:::::::::::.f:.:.:.:.:.:.、: ヽ
  / ̄ヾ::゙l:.:.:⊇ ;;;;;;;; リニニニ`‐-:八 ''''''' /:.:|:::::::::::{:.:.:.:.:.:. }: : |

  / . : :.:.:::川:.:.:叉__ノ:.:.ニニニニニ:.`:‐-‐" :.:.:゙、::::::::.:ゝ、:_:;ノ:.:‖
 i: : {:.:.:.::リ||:l:.:.:.:.:.:.:.:.: : : :             _又::::::::.:.:.:.:.: : /
 .! : :``:":::::::};:.:      __,.ィ 、__,.       ,.r ´::::::::`ミ‐--:i イ
  ゞ、 .:.:.:.:.::_ノヘ.         l、 ,ノ     /.:.::::;:r‐-::.:.川 : |
     ̄.「´:.::;r::ゝ、_       ̄     ‖.:.:f .:::::::::::ノ/: :/
     .| :.::{ ::.:.:;: ``:;,.、_        _,イl .:::ゞ、;_;彡'.: :/
      ゙、 : ゞ、ソ:.:.:.:.|   コ;;;‐-,,-匕´::.:ト乂: : :.:.:.: : :/
        \ : : : :._ノ:!/(_|__: : : : _; rイ \`‐--‐"
        ` ̄.´ /   .λ  f^`i     >‐ァ_
         _,. -‐" ヘ.  /:人_.ノ  ::i   / '´ .``‐ 、_
       ,.r "     ヘ λゝ、 Y//:》//      ``‐.、
     ./.!        ∨、:ヘ_0_|/:::://          / .ヽ
    / .| i          》":::::::``7           /   .゙、
   ./  | |          }:::::::::::::::7          ,       }、
   /   |.∨         };;;;;;;;;;;_/            / ,.     ハ
  ./  .f |./         /:::::::::::|        .i ./ .!    '  .゙、



 ——「願い」を食い止める少女


  |..:|....::..::     /     /|.:|...ト、...:....゙、::......::.:|
  |::|::::::::::::::::::::.:/..........::/   ゙、ヾ、 \::::::゙、::::::::::|
.  |:|:::::::::::::::::::/:::::::::::/    ゙、 ゙、 \::::゙、::::::|
  |:::!:::::::::::::::/::::::::::/          ,. --\゙、::/
  |::::!::::::::::::/—‐/-- 、__     / ___ !;:/
  |:|::冫-、/::::::::/=-r:::::iヾ    /'´5::::}〉|
  |::|:{ ヘ/::::::::/丶 ー"          ̄  !
. |::|:::゙、 |:::::::/            ,      /  アンデッドは……全て封印する
 |:::|:::::::〉::::/_                 /
. |::/|::i:::|:::/i::::\       ,  -    /
/:/ |:::|::|:/::|::::::::::\        /

:/ |:::|::|/:::ハ:::::::├!_` ー _ , イノ|、_

|   |:::|::|::::| ゙、:ノ/ `ー-、 ,, -‐ ´  ゙、\
   |:::|:|:::::|/:.:〈     /ー‐\    |:.:.:\_
_,..-‐.:´.:/:.:.:.:.:∧  /|  / \   |:.:.:.:.:.:.|:.:`:.ー-..、_
:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.|  V   〉-〈   \/:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ー-、


 ——「願い」を受け継いだ少女


                > -─── <
              / : : : : : : : : ` 、
            / : : : : : : : : : : : : \
           / : : : :/ : : : : : : : : : : \

          ./ : : : : : :/ : : : : : : : : : : :  ヽ
          /: : : : /: : /: : : :/: : : : : :l : : : : : ヽ
        .∨: : : : :j: :∨: : : /: : : ::ル : : , j : : l : : : Y

         .j: : : : :Y´:ノ: : : ,; : ノ/j: : :イハ: : : : :! : : :  }
        .イ: : : : :ト'´Y: : : :ナ卅'‐x- zノ/j: : : : /ハ: : : : }: : : }
        l:!: : : : ::!: ::!: : : :レ'≠=≦、ノ ./: : : ::イ/.!:イ: : :!: : :!:!

        !:!: : : : Y .Y: : : :{ んzハソ  ノ ノ: :ノ/∧!' !: : :!: : ハ:}
        〉:l : : : : | .!: : : :| ゝ-ク'    ´ r=≦'.`メ: :ノ :/ノ.リ
       ./: :{: : : : ::! !: : : :l         ん.v/.}ノ::ノ': /'   お、おねーちゃんだから……皆を守らないと……
      ./: : :〉: : : : ト-!: : : :!        ゝ.乂./: : :/:ノ

      /: :/´∧: : : :!`|: : : :|       `   ./: : :/イ     赤土さんの分も、私が……
    ノ -‐'  .ヽ: : : {. {: : : :!   r−-,    ./: :!: : : :j
 , r:'´'´     .∧: : :∧.、: : :{.`ヽ、  ̄´   ノ: !リ: : : リ
´: : :/,r ‐ .、   .∧: : :∧ヽ: :ゝ  `ヽ -‐<r‐-、': : : /

: : :/r.⌒ヽ、 `ヽ、 ∧: : :∧、\ゝ     ̄ /./Y !: : :/

: : {     ヽ  〉、∧: : ::∧` ,v‐ー-、   / }l | {:/
::/.!.     ヽ ‖} `}: : |: ::ヽr' ´   >./ /j' j .!
' .!      ∨' l  .}: :l: : ::Y´  r'´ r./ 〉'  { .ト,
  |      ‖ .j  l::j: : : ::}ゝ-{ / \    .' }、
  l      .‖∨  }/: : : : }  ∨   \   .∧



 ——「願い」以外を切り捨てる少女


                i{ /{/::::::::::::::::::::/       __
                 ____У__:::-===-:::::∠__ -=ニ ̄:::::::::::::::ニ=-
           r=ニ二 ̄ `ヽ:::::::::::::::::::::::: / ̄二ニ=‐┐:::::::::::::::::::::::::::::::\
           }///     \______/       //{/ ̄ ̄二ニ=-:::::::: \
          /{///         「///}           //} ̄二ニ=- 、  \:::::::|
       / .:て ̄二ニ=-  ___{///」 ____ -=ニ二 ̄く\⌒\:::::: \   \ |
        / .:::::::)//        厂 ̄乂       ///} :::.\  \:::::: \   }!
      ′.::::::::{/r─‐‐    /:::::::::::::::`ヽ___彡イ:::::::::::. \  \::::: |
      ′.:::::::: 乂_______彡イ::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::V::::::::. \  \:|
    ノイ ::::::|:::| |l |  │l|   |    |   |l   !     V::::::::::::.: ,  }!
     |  :::::|:::| iト!::::::::八|::::::l|:::::::::::: i|:::::::|l::::::: |::::::::: :. ∨:::::::::::. ,
     |  :::::|l::| |l |:::: /  |:::::;i|::::::::::::/|:::: ノ|:::: /!::::::::::::.   ,:::::::::::. ,
     |  ::::八| |i |:::/   i| :/ |::::::/ !/ l|:::/ |l∨:::::: :.   ,  :!::::,
     |  : :::: |  フ了癶T l/ l|/  ,斗f癶Y  |l ∨::::::::.   , .:|Y: !  ボクの邪魔をするなら——殺すよ?
     |  : :::: |i 人 ヒzZノ        ヒzZノ  i|l  }::::::::: :.  ‘ .::| l:::|
     |  : ::::: |l                  l|__ノ|::::::::::::::.  ∨::| l:::|
     |  : ::::::::|i           ‘        厂|:::|:::::::::::::::.   V ! レ′
     |  : : ::::::圦               ′ |:::|:::::::::::::::::.   }
     |  : : ::::::|i `       -‐   ̄         iノ!::::::::::::::::::  .′
        : : : :::l|!     ト       ィ´       i|:::::ノ|:::::: : /
      \ ::{ : :|l\   |         |        ノ/ l:::|:::: /
.     ____\{\|i_____ノ         八_______i|/|:::/
   /´          ∧∨            ∨∧         У
.  '         ∧∨ `   ー-   -‐  ∨∧       ‘,
  {          ∧∨                ∨∧         }






┌──────────────────────────┐
│  ——ここには神はなく、奇跡はあらず、英雄はいない。   │
└──────────────────────────┘





                       ___         ,..、
                    ,.ィ'"´::::::::::::: ̄``ヽ.、   ∨:.
                      ,イ'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ,、∨:.
                    //:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙,ヽヤ::.
                 /イト、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: //´ヾ、:.

                 ,':::i:::ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rイ/:: : : :マ!
                 ト‐!"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i !:: : : : : |
                 |::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙i i':: : : : : |   ……人の願いが叶うのを見るのって
                 ゙.:::i:::::::r─- 、:::::::::::::::::::::::::::::||:::: : : : ::!
                  ゙,ィi─'___ l_:_:_:::::::::::::::::::::||:::: : : ::/   その力になれるのって——悪くないっすよ
                     ヽ!゙"´:::::::::::`─-、`ヽ、_:_::ィ'rト.:: : :/
                  ゙ヽ::!|::::::::::::::::::::::::`ヽ.、  ゞイiァ'゙''
                  ,ィ'='"゙/ ̄ ̄ ̄`─‐ト、:`ヽ./i |
              ,.ィ'":::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::`ト!_, ノ"

           ,. -‐_、..,r'"::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、,..  -- 、
          /   i !´:`ヽ、:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::_:_:,..ィ-:,ィ'"´       ヽ.
          !   !|:::::::::::::::`::::‐'‐:‐:‐:‐:‐:‐:‐'":::::::::/    ,.ィ-─:-.、__!

                                                  ┌──────────────────┐
                                                  │ ——あるのは、ただ、純粋な願いのみ   . │
                                                  └──────────────────┘



「それじゃあ、俺が止めてやるよ。何度でも」


「悪いけど——パーティはここで解散っすね」


「怜の為なら……何人でも、殺したるわ……!」


「こんな事になるんだったら……ライダーになんて……なりたくなかった」



「死なないから——アンデッドって言うんだよ」


「……お久しぶりです。お元気でしたか?」


「もう、私は助からない……! こうしている間にも……!」


「寒くて……寒くて、戦えないの……」


「まさか、ライダーだったなんて……」


「あの、潰れた顔——忘れられないんだよね」


「さーて、どっちについたもんかねぃ」


「もう、私は後戻りできないんだよー……」



「どんな理由でもいい——俺は、とにかく前を向きたい」


「だったら、戦って決着を付けようか。公平にさ」



 希望があるから、絶望がある。

 願望があるから、殺し合う。

 欲望が故に、人は苦しむ。

 願いとは——「呪い」なのか。

 それとも——「救い」なのか。


 そんな、誰もが胸に願いを抱いて戦う。

 ほんのささやかな「願い」についてのお話。




: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
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: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
.: : 丶    \゙、        `> リ  `   安心してくれ……それなら——
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ          ,....-ィ /
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
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                 ┌──────────────┐
                 │ 「————変……身ッ!!」  .│
                 └──────────────┘



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                 f:i      _,....../イ_

                 ヤ!  ,.ィ::"´::::::∨∧::::::`ヽ.        ,..
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                  iイi::7::::::::::::://〉゙_rr=ト_ト、::::::::ト..ィ'  /、.ィー≦、__r:..ィ‐ト=-:イー,---─= :  ̄: :_ -"´
                  ヤi/:::,.:::::::/// ,ゝ::ゞイト>トゞメ.ィヽヤ_〉´::ヽヤ: : :i:::|: : : : 「: : : : :_,.. -‐ ´
               ,.. ,.ィト、'::,、,、.ミf/" /::::::::::::::::::::::ナjl::/`〉/::::::,:、i::i: : :|::::|: : : : ト、,..ィ-‐ ´

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   _,... -─:::::'" ̄::::|   |: : :!:::ヽ/::ト'::::::::::::::::::::::::::::://:::イ、::::::::,...ィ -‐"~::::::\
   :::::::::_,::::ニ=-‐="l、_ ヤ: : ヽ::::::::_:_:_:_:_:_:::::::::::::rュイ、,イノ `ー/:r─────、     貴方の願いは、俺が護る

    ̄´          `~゙\/\i`ト、メ/ヽィ‐-rーイ_,ィ'トェ.  ヤトイ ̄=====ト、
    _                  _ ゝヽィ``",i.イ_.イ'::::::::::::::`ト|::::::::/ー─---====ト、
   ≡ミト、、           _,/´_,.ィ、〉ゝトー"´:/(〇):::::::::::::::::ト.::::</`ー ──----=イ、
    、:::::\ヽ       ,.ィ="´/ ,./:::::〉:::}::::::::::::::,ィ'::::`´ー─‐</´~`ヤ::::::::::::r----、 _:_:_:_:_:_:ヽ.
   :::ト、::::::ト、\    ,イ::〈イノ:::〉´ ̄:ト、_:::i:::::::::::|´:::::::::::::::::::::::::::ゝ- イ:∨::::::<´_,、____      `ト.
   :::::::ヽ、::::::\ト、 /ト',..ィ-ー/:::/〉:::::r=ト.>::::: /r=:、::::::::::::r‐、::::::::::::::::::∨:::::::´:::::::::::::` ̄`=─-ト.
   :::::::::::::``i:::::\>/":::::::::::::|:〈/::ィ、:ゞイ」_:ゞ=イ::__:::::::::\ ヽ:frヾ;:::::∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
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                                          /,..-ニ‐- '"_,..)
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    .:/ / r─‐'‐ァ r─‐'ニニニニ7:.,ィ─ァ‐===‐‐二/   , ',. -一' ./..'/     .}
   .:/ /'  = フ'¨,r ュ,rフ/二二フ/  7´' ∠/ ∠¨_ / ,. '′  ,..,.  ,/    ./
   7 / /ク r'/ / 三/ /´//ー‐/ /-'´//─‐,≠/ /    {  \ヽ      i'
  /─'ー‐‐^ー———^ー—´   '==='  'ー‐´       ー'´        `´\ ヽヽ   !
 /M A S K E D  R I DE R_   _ .           ,.'⌒   `,. l   !  ー"ヽ  ヽ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l l  //.          ! ゝ-‐'´ /l  .!  `ー-、   }
                         | |//         __. \  /  }  .}    ヽ/
                               l  、 ヽ   、-、 ,.-, ,' r‐、ヽ `ヽヽ  j  ノ
              ._______| |ヽ ヽ_ヽ.∨ /__.ゝ ー’ノ___゙、`'   / ___
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }   ./  ̄ ̄ ̄
                                  / ./.               ヽノ
                                     ̄









 ——この物語に、英雄はいない。

これが、龍騎/剣編のトレイラーやね
まあ、正直>>1の頭の中の方向性によって話を付けたので、こうなるかは未定
そもそもできるのか(ry

オーズ編も、だいぶ初期の想定と違うしね

オーズ編で一番想定と違うのは、ウェザーとエターナル以外だとなにー?

>>652
正直カザリの裏切りが早すぎたのと、ウヴァさんが速攻死んだのと
実はカザリたちの為にミュージアムに組するシナリオがあったのと
淡がメズールにぼこぼこにされるのと、セーラがナスカにボロボロにされるのと、
アコチャーがカタカタしてから立ち上がってないのと、まあ色々
ほぼライブすぎる

ちょっと洗濯物出してくるけど、他のトレイラーも見る?

それじゃあ、どっちから見たい?

1:アギト/555
2:響鬼/カブト/キバ

↓5

よし、1やね。りょーかい



   ┌────────────┐
   │ これは——「命」の物語   .│
   └────────────┘


   ┌────────────────────────────────┐
   │ 小さな星の片隅で、誰もが懸命に生きてようとしていた——そんなお話  ....│
   └────────────────────────────────┘





 ——「命」に怯える少年


: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
.: : 丶    \゙、        `> リ  `  「俺は死にたくない……絶対に、死にたくないんだ」
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ    U     ,....-ィ /
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >



 ——「命」を希う少女


     |: : : : : : : : : : : : : : :./__//  }: }: : : : : : : :./ |: :|___}: : : : : : : : : : : |
     |: : : : : : : : : : : : : :./ // ` //|: : : : : : : /´ l:./    |/|:..: : : : : : : : :|
     |: : : : : : : : : : : : :./ /イ  〃 ,:ィ: : : :../  〃    ,ノ : : : : : : : : : :.|
     |: : : : : : : : :..:.ト、/___j!__,/__/ /: :../   /_,j!______  |: : : : : : : : : :|
     |: : : : : : : : :..:i!〃つ。ノ.V/l|\-‐ ´    '´つ。ノ.V/l}� |: : : : : : : : : ハ  「少しでも長く生きたい思うのは、そんなに悪い事なんか……?」
    ,: : : : : : : : : :fヘヽ弋l(......)ツ           弋(......)lツ / ,:イ : : : : : : : : :.
.    ′: : : : : : : : :| i  ¨¨¨¨¨           ¨¨¨¨¨  / |: : : : : : : : :い
    i.| : : : : : : : : :.|  , ゚.:.:.:.:.:.:.:          :.:.:.:.:.:.:.゚  ,  |: : : : : : :..:..| |i
    |ハ: : : : : : : : : |  ′:.:.:.:.:.:.:.:     '       :.:.:.:.:.:.:.  ′ノ: : : : : : : : :| ||
    || |: : : : : : : : :.\__j                   j_/: : : : : : : : :..:| ||
    || l: : : : : : : : : : : :.∧                  /: : : : : : : : : : : : , l|
    リ 乂: : : : : : : : : : : :个:..      ´  ̄ `      ..:个: : : : : : : : : : : : ゚ リ
       \}: : : : : : :.ト、: : : : >...         イ: : : : : : : : : : : : : : :./
         \: : : : い乂: : : :..:.| >  __  <│: :j: : : :./}: :/}: : : :/j/
          `ー—ヘ   ヽ}ィニ|           |ニヽ:ノ}ノ/_,イノ ィ
           __ -=ニニニニニノ           ∨ニニ=- __



 ——「命」を守り抜く少女


                   '"    . . . . . . . . .  `

                     /   . . : : : : : : : : : : : : : : . .  \
               /   . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
                  / . : /: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ : :ヽ : : : :.
             /   / . : /: : : : : /: : : : : : |:.:. : :.|: |.: : : :. : : ::.
               /   /: :. :.′/〉 7: : : : : : : |: : : :.|: |: : : :.|.: : : :.
             ′  . .:.:.:/)//i: : : : : : : :.|: __i__!:. :.:.:.|.:.:.:.| |
              |人レ:.:.// //⌒: : : : : :.:.ト、:.:.:.|: |`: : :.|: : :.| |
              __i!// //!∨八:.:.:.| : : : | \|: ト、 : |:. :.:.| |
            _/ { /  //〉x芹示ミ.x:ト : : :| ,イ芹示ミx. |: : : | |  「アンノウンの相手は、おまかせあれっ!」
       /  {  /∨   ,イ〃h!i:i:i :!  ` ‐┘ hii:i:i:i ! j! !: : : | |
     __/       ∧_ イ:i_.ヽ.乂ぅ;ソ       込 _ン'′!:. :.:.:|:.|
   '"              /\ノ:.|ハ           ,           ハ: :. :.|: |
/            __  イ: : :i!  """    __    """ iノ: : : l: :|
              } /:.:|: : :.lヽハ       i    }      人 : : : : : |
               //: : i!: : :|: : :.ゝ    、    ノ    イ: :.:l:. :.:/ : :.l
        __  '"/:. :.:.||:.:.:.|: : :′:.:| :>   __   <:.:.:.|: : ,′/: : : :.l
      / __.   i∧: :.| \|:. :.| : : :.v〜i__    __レヘ: :.|: /: 〃/:. : l
      /`¨´ ̄\-┼‐\!‐ ┴ ┴‐‐く   入__/^ヽ  ` y/¨´: : : : : l
     ハ         \              \∧    ∧ /   `  .:.:..l
.   / !         、 |       x─‐ヘ    x─‐┐       ’'ヽ
  ´ /            `|         〉: :. :.__Y^Y__: : : :〈           ハ
ー‐                  |       〈: : : : : :.j‐┼:. :.::. :. 〉       ′ l
、                 V       〉__/i! 〈\.:.:. :.∧         |



 ——「命」を取り戻そうとする少女


                    ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ` 、
                /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
               , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ: : : :.
                /: :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
              ': : ': : : :' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',: : ∨: :i
            / : : : : : : i: : : : : : : | : : : |: : : : : :|: l : : |: : :|: : :|

            /.: : : |: |i: : : | |: }   l: :| : : : | \.: : :|: l : : |: : :|: : :|
          /: : : : : :|: |i: : : | 乂─人:ト、: : :|  \ | ─ |: : :|: : :|
        /: : : :__|: |l: : : |,,___   ` \{ '´  }  ,,N: : 八: :|
         ̄ ̄ ̄   | 八 : 小'庁示ミ、      '乏示庁`|: /: i|:八   「……アギトの力は、渡してもらう。私一人でいい」
              ハj: :\{  乂:ソ        乂:ソ  レ'| : :|: : ヽ
               /: : |: : Λ                ハ〕.: :|: : : 丶
       .       / : : :|: : トハ       '           /‐'| : :|: : : : : :,
             /: : /: |: : |:.:込、                ,イ.:.:.:| : :|: : : : : :′
               /: : /: : |: : |:.:.:l.:.::...    ´ `   ...::.:.:.i:.:i:.| : :|: : : : : : !
           ,.: : :/: : :i|: : |.:.:i|:.::i|:::.〕ト     イ.:.:i.:.:.:l:.:l:.| : :|: : : ; :l: |
          /{ ,r─‐=:i|: : | ̄ ̄ ̄`ノ      .;ト..,|.:.:.:l:.:l:.| : :|: : :/ :|: }
         /⌒ヽ   八: :|      ヽ        〈::::::::`゛l:.:l:.l : 八:/  |:/
        /     \  ヽ}      ∨___∧      |:/ .,)  }'
      /′      \           :,_     ` :::._    ,}′   >、
     //            、\        :,_        }      / λ
   /:::/            :::〉〉x、         :,_     ′     /′/ ∧
  / .:::/            :::'/ニニ>      :.,_     /   /ニ/  / ∧
/___〈       ___   ..::::∧ニニニニニニ     :..,_   /   /ニニ/     / ∧
     :._ / ___ \ /  _ニニニニニニニニ__ :.,_ / /ニニニ/       / ∧
      ∨ /    `ヽ|ノ'     ニニニニニニ_三\�/ニニニニ/      / ∧
        〉′ . =====‐-  .,_   ̄ ̄ ̄/ニニニニ>〈ニニニニノ'        / ∧


 ——「命」を失った少女


            ,,, -='':::::::::::::::::::::::::::::::``:- .、
           ,;彡::::::::::::::::::::::::::::::ミ;:::::::::::::::::::::::::゙:: .、
        /::::::::::::::::::::::::::_;;;,z:''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙:: ,
       /:::::::::::::::::::::;:: ''"/::::::::/:::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
     //   :::::;/  / /l::::::: l:::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::゙,

    / /:::::::::::::;/    ″l:ハ::::::|:::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
.   /  ,:::::::::::; '/"゙ヽ      ゙   \i     l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
  /  j::::::::;イ/,;=、ヽ     -─‐-、゙::::..  |     ::::::::::::::::::::i
  l   l::::::/:i'l /):::}!       ー___  ゙i::::::: l::::::::::::..   :::::::::::::l
     i::::/::::! {:::。/    ,ィチ" ̄ミ、. l::::::!:::::::::::::::i:::::::...   ″
     l::/:::::! ゙-"        ;_):::::::::゙ハ l:::/:::::::::::::::l:::::::::::::::::../
     | !::::; "' ,       {:::::::c;/ノ }/:::::::::::::::/::::::::::::::::::/  「——ごめんね、須賀君」
.    ヽ`Y             ` ‐ " /:::::::::::::::::/::::::::::::::::::/
.      {   、_     "" , .::'::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::/
.       ‘、    ` ー   /:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::/
.          \       /,l:::::::::/::::::::::::::/:::::::::::::::::/
.          ヽ     !; {::::::/:::::::::::::::::/:::::::::::::::::Y
           iー—┐¬、!::|::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::l
            /i:::::::::::|   ゙、|:::::::::::::::::l|::::::::::::::::::::{
          /' }:::::::::::l     |:::::::::::::::::|ヘ:::::::::::::::::::ヽ
       /'   /::i:::::::::|   /::::::::::::::::::l.:.ハ:::::::::::::::::::::}
      /,´  /:::/:::/j   /:::::::::::::::::从.:.:.:ゝ、:::::::::::::リ
      '、 /::::// ,ノ_/:::;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;ヽ.:.:..:.ヽ:::::::/
       /.:.//>─" ̄.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}/



 ——「命」を守れなかった少女


.          /                           ヽ
         /             ′              :.
.        /   ′i i i     i      i           :.
        ′   ′ i i ii  i  i i      i   i   i  :.
.        i    i   i i_」iLi _i  i i       i   i   i   :
.        i    i i i ´i i i i`  i i  ii i  _i_!_ ,′   i } i
        八 i ii i ii i { i !{  ii i  ii i  从  /`ヽ   i ′i
.           ヽ从小「八八八从__i从__ハノ__//ハ//   ノ ノ/ i |
.           ′|{   ___      x''丐ミメ、ヽィイl/   |  「心配しないで。私と、一緒に戦いましょう?」
            ′   i ゞ=≠''      し':::::::::ハV/^   i  |
           ′   i :::.:.:.           r辷'゚シ′/     i  |
          ′    i       ,       ̄^` /     i |
          ′    人            :::.:.:  ///    i   |
       ,′  / / へ、    ‐ -         イ//    i  |
       ,′   / /  // ト .         .イ //      ii  |
       ,′    /  // /  }  ー   ´{ |//      jj   |
       ,′  / /  // /..斗ノ      ト .」.'/ / /        |
.     {{{ { i{  {>'" r{       ノ〉 `ヽ/ /        |
     r‐くく { i{  |     |ー-、     ,′  { {     //从ノ
    /`ヽ \ヽハ i |     |________,′   ヽヽ从///ヘ、


 ——「命」を護ろうとする少女

                    _ ,, ...:::‐::..-......、    ,,,,ィ::;z
                 , イ´: : : : : : : : : : : .:::`ヾ;´:::;;;<
                  /: : : : : :., 、: : : : : : : : : : .:::ヾ;;:::::;;;ミ
                ,:': : : : : :// ヾ、:::::ヽ、:::. : : :.::::ヘ;;::ヾ
             /: :::: : : ://´   `\ヾヘ::: :.:.:.:::::::iゞ;ヘ

            /::::::::.: : :/_'_    , ィ'  ゙´ }:;.:.:.:.::::::::l!;''
            `>:::. : :,'   `゙  " ィヤ壬ア;:.:.:::::;イ;;;!''
             \:::. : : iィャ心   弋_叨,'.:.:::::;' i;;;;ii  「オルフェノクだかアンノウンだか知らんけど、あんま人間舐めんなって」
              i: : : 人弋タ        /.:::::::::!ノ;;;;;ll
               l: .:.:.:.:;;ヘ    ' _   ,'.:.::::::::i';;;;;;;;!!
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                  ヾ::::.:.:.:.::`:;;∠ォ'v〈 ヾ;.:.:::;;;シ´、
                 `ナー'" o/∧|O`ー' ̄:, '  ヽ、
                 { .,   ,l/,' |!     :;     ::ヘ
                 ソ      .;      .:!     ::ヽ、
                 /.      i        :l      ::::::ヽ
                   {        !      .;!        :;'
                  ヘ       ',        !       ,z'
                   i       i      .:゙T ー -.'":!
                       l       l       .:::;'l    : : l
                  l      !     .:::;' !  : : : l



 ——「命」を奪い続ける少女

                     _..  -‐……‐-  .._
                  ´             `丶、
                /                 、   \\
                            \  `、 ヽ
               /,     i    i、       `、  `、
           //   i  |    「\ \       ゙,   ゙, ;:.
.           .:'/ ,   i   |j     `、-‐…‐-ミ.゙.   Wハ
        / ,′,′ i   圦    、 ゙;:、   iハ :   【_Vハ
.           ´ ;      /\   \ }iハハj止_ハ;   Г)、}  「……ゴメンネ」
       /   :;  ; i  ij j�   `  ‐-- ,�゙⌒¨ ,′  Г  \
     {{   ; ii� j�     __    ″    /   ;     \
.     \   !i�i{ {い.:\  ,�⌒         /    ,゙    ;:.. `、
         ‘リ从W辷} }::} #             .゙     /     ;゙;::. ゙,
              》'´ ノ人__        _,ノ  ;     / ,!  }ii ; }}  }
              ,´ ,   厂}込、       .:;  .::/ ,;゙| ,ハj   /
             ,゙ /   .::/. :√ ` ._;ァ=‐‐ ´! : ;゙_jWル1 },゙ /
         /  ; .゙i; .:::/{ : :{い ''7「    Vv  ,:.  :{ }トミ」|__/イ}
        {ノ ;; ii ;:::;゙{_V゛   ;; |     Vv/^゙:、 ゙、]     ̄ミメ、
         i ‘i八{::i{'ヤ ;、  ii |     ,氷   \`      ハ
         U ! \〈   ゙,  �|   /⌒^\  `  ‐- }   ハ
          __     /` ‐- }i 从|__/_____\/    ノ/  ,ハ



 ——「命」を修復する少女


                 /:/:: : : : : : : : : :/: : : : : : : : /: : : : : : : :\: : : : :\
              / : /: : : : : : /: ://: : :/: : : : :./:| : : : : : : |: : :゚: : : : : : :.
                / : /: : : : : : /:.:/ / : :./: : : : :./:.:�: : : :.:.:.|: : : :゚: : : : : :.:.
             ′/: : : : : //:_/__,/:_: :/: : : : :./: :.:| ゚: : : : :.:.|: : : : :゚: : : : : ::.
.             |: /.|: : : :.:/7´/ _」: : / : : : :.:/┼:┼ ゚: : : : :.l: : : : : :|: : : : : :|
.             |//:l: : : /| |:./   : :∧: : : : : ,」:.:.:|  ゚:.\:.リ: : : : : :|: : : : : :|
.             |/: :|: :./:.:| l/   l/ ‘: : : :.| 八: |  |: : /: :l: : : : :|: : : : : :|
          /: : :|::/: : | | ___--、  ‘: : :.|  ‘ |  |: /}: /: : : リリ: : : : :.:.|  「……でも、うちがおらんとオルフェノクが死んでまうんよ」

         /: : : :从{: : ::|ァ´ ̄ ̄`ヾ   \{ __-‘__, |//:/: : : /::/ : : : ::| :|
        / : : : : : : : : : : |            ´ ̄ ̄`ヾ/イ: : : / / : : : : ::| :|
     __彡: : : : : : : : :/ : : : :| 〃〃   ′           |: :/Χ : : : : : :| :|
    `ー------=彡ク: : : : : |     _      〃〃   |/´ ̄`∨: : : : :∨
           / : : : : :.人     |   ̄`ヽ.           /: : : : :l: : \
          /: : : : : :/ / \          /       、__彡イ: : : : : :ト、: : :.\
         /_:_:_:_::彡   //l: : :\   `ー‐        _. .:≦: :|: : :.从 : : : 八  --- `
               l/ : : : :./`ト . _   _  -‐   |:_:_:_:/|: : /  \: : : :\
                    八: :./  |:.∧ Τ        {_ノ∧ l/     ` : : : \
                 ∨  j/ /´ |   __ -‐    \          ̄ ̄
                      __/ /lノr‐              \
                 --‐   / /~⌒l           / \
                / {     / ∧   \         /    \



 ——「命」を踏みにじる女性


     , '"::::::::::::::: ̄`::: 、
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
  ./::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::::::::::ヘ
  ′:::::::::::i::::::::::::::!ハ::::::::::::∧

  i|:::::::::::::::|::::::::::::::!  ヤ::::::::::::∧
  |i:::::::::::::::|:::::::::::/   リ从:::::::::∧ 「いややわ〜。ちょっと腕が灰になっただけやのにぃ」
  |::::::::::/´レ勹´    _`_キ:::::::::∧
  |:::::::::::!' ,r=‐     ⌒i|::::::::::::::\____
  |::::::::爪 ´,,       ″|::::::::::::::::::::ヽ、 `ヽ
  |::::::::::::::ゝ        .,ノ:::::::从:::::::::::::`ヽ、
  |::::::::::::::::::心 _/.)^._ イ´::::::::∧\::::::::::::::::}
..,ィ|i:::::::::::::::::::::::::/./:   |:::::::i::::::::::\ }::::::::ソ

{::::./::::::::::::::|::::::,'‐^ュ   `k |:::::::i::::::::\"´
ji:{::::广 ̄丁::j’  ´> ‐''ノ从::::::|-ミ::::::::}

  ji:ル   /::::人__,,斗宀'"  i \|ノ;:::/i
   |  彳"/::::::::/'     │  !"¨ ./
   |ゝ-弋./::::::::/__  __ _/i  / |!/|
   |:::::::::::/::::::::/:::::`´:::::::::::::|/  |::::::i|
   |:::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::|   |::::::i|








┌──────────────────────────┐
│  ——ここには神はなく、奇跡はあらず、英雄はいない。   │
└──────────────────────────┘







                  丶丶             / /
                   \\,.  ´ ̄ ̄ ̄`  ,′,′
                  丶丶  `  丶  / /
                 / 丶丶  i  i  / /ヽ

                    / /\ 丶┘亠 └  /  ヽ
                   | |: : : \ \    / /: : :i |
                    | |: : : : : \ \ / /: : : : i |
                ヽ !: : : : : : : \丶 /: : : : : l |  「退いてくれ……殺すのも、殺されるのも、殺させるのも御免だ」
                i、ヽ、: : : : : : : |ヽイ: : : : : / ,'

                丶 ヽ: : : : : | .|: : : : / /
                 ト .ヽ: : : : | .|: : : ノ ,′
                 丶___,/丶┘ .└‐ィ丶,'
                 ハ |   \_   / /
  _−——————i ,' ̄`ヽ l_::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ ̄ _,,..-‐————丶 / 冖 |:::::::::::::::l .|::::::::::::::::::::::ヽ
l ,イ   .__--‐—-丶| (◎) |_:::::::/ |::::::::::::::::::::::::::\ヽ ヽ_
\ _,/ ̄_,..ィ ̄ ̄ ̄ ̄|  。 |  )\ く _-‐==ニニ二三\  \
 ',/ / ̄   _—— ̄ト○ ○.| /\ \ \ \ \::::::::::::::::::::::/
  ト  _,/ ̄  ,—i||,リ ト---イ    ヽ \   \ \:::::::::::/
  \イ _,,..ィ ̄     ト、_,.イ            \ \:/
   ヽイ   i/ ̄ ̄

                                    ┌──────────────────────┐
                                    │ ——ただ等しく、生きようとするものだけがいる  ...│
                                    └──────────────────────┘


「死ぬのは嫌だけど……ほっとけねーよな」


「ギルスの力なんて、そんなの望んどらんのに……」


「私の邪魔をしないで。京ちゃ——須賀、京太郎」


「ニゲテ、アブナイ! キョータロー!」


「オルフェノクは……どうして、人を襲うのかしら……」



「おねーちゃん、置いて行かないで! やだよ、おねーちゃん……!」


「人間なら、人間として足掻くのが筋ってもんやないんですか?」


「貴方には、余計なものを背負わせちゃったわね」


「本当は……オルフェノクと人間、手を取り合ってくれたらええなぁって」


「首から上と、膝から下のどっちがええ〜? 選んでええよ〜」



「……オルフェノクも人間も、関係ない」


「王を殺したら——何もかもが終わってしまう。全てが、終わる」




 蘇った命の価値は。

 救った命の重さは。

 託された命の代償は。

 生きようとする命の罪は。

 戦わなければ守れない命は。

 戦っても取り戻せない命は。

 懸命に生きようとするだけの命は。


 そんな——誰もがただ生きる事を願っていた。

 小さな星の「命」の物語。


: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
.: : 丶    \゙、        `> リ  `   「俺は戦いたくない……嫌だけど……」
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ    U     ,....-ィ /
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >



                 ┌──────────────┐
                 │ 「————変……身ッ!!」  .│
                 └──────────────┘




                    ',∧               /ハ
                   ',∧ . ‐…‐- .   .///
                     ハ ∨:::::::| |.| |::::: ヽ///
                  /:::∧ ’,::::| H |:::::: ///

                   .::::: /∧  二二二二//ヽ
             _       {:::::イ,' : :.丶\r/ヽ.///: : :}l
           /::::::} _   |::::::{|: : : : :. ’,:、 ///: : : :|!}
          | ̄lrく__.丿  ト:::: {! : : : : : :. ’,//: : : : :ハ!  「そうするしかないなら、俺が戦うッ!」
          | 「::::::/_   ,}八、 : : : : : | |::| |: : : : //
           ∨::/─‐=ミ.__', ∨:\、: : : :| |::| |: : //
         r<:::::::r"´ ̄ヽ.ノ\\_ノ`ー┘!::! ー'′{′
         |!〃/〉ヽ: /{⌒}   マ ¨´〈 ̄ ̄ ̄ / ∧)ヽ
         |!|!//::::::V::::厂}‐={::::\_´ ̄ ̄`//::::::>=‐- .__           __
       _|!|!イ::::::::::マ廴/:::::::::{::::∨:::::: 厂厂∧´::::::/:::::::::::/ /⌒> _. ‐…  ¨¨´ _/
 r───v /{// ::::::::::ノ {::::::::::::::Y^}|:::::::::{ {:::∧ ',:/:::::::::::/  /  /:::::::/  . ─=ニ:::::/
 \__ ./\ >‐=ニ::{  l>"´ 人 ゝ─‐=彡:::\丶::::://} ;  ,:::::./  / _ニ=-─ァ
   ',:::::::::{\ ⌒}=- }   r"´:::::::::::`¨¨¨¨¨´::::::::::: 〉 `´/::::′{! :|::::::/  _. -─=ニ7
    マ¨¨//\ ー─‐ノ:∧ マ二二二二二二二ア'′/::::::::′/l  :!::::′ /_.二ニ=‐ァ
    `.//:::::::/`¨¨¨´}::::::::’, \\r/\ォ>"´  /::::::::::/ /::i|  {:::{  . -‐…ア¨´


                                            ,.ー-‐.、
                                          ヽ、   ヽ  __
                                          /,..-ニ‐- '"_,..)
                                          ' ´/  , _ 、´
      .:_______.: . . . . . . . . . . . . . : '          ,. ''" ,. -‐/ _  ̄\
    .:/ / r─‐'‐ァ r─‐'ニニニニ7:.,ィ─ァ‐===‐‐二/   , ',. -一' ./..'/     .}
   .:/ /'  = フ'¨,r ュ,rフ/二二フ/  7´' ∠/ ∠¨_ / ,. '′  ,..,.  ,/    ./
   7 / /ク r'/ / 三/ /´//ー‐/ /-'´//─‐,≠/ /    {  \ヽ      i'
  /─'ー‐‐^ー———^ー—´   '==='  'ー‐´       ー'´        `´\ ヽヽ   !
 /M A S K E D  R I DE R_   _ .           ,.'⌒   `,. l   !  ー"ヽ  ヽ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l l  //.          ! ゝ-‐'´ /l  .!  `ー-、   }
                         | |//         __. \  /  }  .}    ヽ/
                               l  、 ヽ   、-、 ,.-, ,' r‐、ヽ `ヽヽ  j  ノ
              ._______| |ヽ ヽ_ヽ.∨ /__.ゝ ー’ノ___゙、`'   / ___
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }   ./  ̄ ̄ ̄
                                  / ./.               ヽノ
                                     ̄








 ——この物語に、正義はない。

という事で、555/アギトルート
装着者が変わるので、まあ割とベルトの持ち主が変わります
オルフェノクと共存ルートもあるよ。用意はしてる

代行がドラゴンなのは、あの人笑顔で人の両足を灰にするとかできそうだから(偏見)

しかし何故だかわからんけど、どれも仮面ライダーのPVっぽさがないよね。不思議
それじゃあ、最後に響鬼/カブト/キバルートのトレイラー行こうか



 「ねえ知ってる? 妖怪の話」


 「あー、聞いたことある。有名な都市伝説でしょ?」


 「それって、吸血鬼と戦う十字架の人の事?」


 「私は、ドッペルゲンガーと戦う仮面の怪人って聞いたけど……」


 「えー。鬼と河童が殴り合ってたんじゃなかったっけ?」


 「いくらお話にしても、無茶苦茶すぎるよね」


 「うん、確かに……あれっ?」


 「どうしたの?」


 「今、あそこにおじいちゃんがいたような……」


 「えー、この間亡くなったって言ってたじゃん!」


 「ちょっと、怖い話だからって身内ネタにするのはなしでしょ!」


 「えー、うん。見間違いかな……?」


 「あ、でもさ……もしかしてそれ、ドッペルゲンガーだったりして……」


 「そう言えば、死んだ人が蘇ってくるってのもあったかも……」


 「なにそれ……やめてよ! バカバカしい!」


 「何言ってるの? 自分から振ったんじゃん」


 「だって確かに——見たんだから。見間違いかもしれないけど」


 「はいはい」



  ┌────────────────────────┐
  │この世界には——様々な種族がひしめき合っている  .....│
  └────────────────────────┘


  ┌───────────────────────┐
  │路地裏、街中、学校、職場、街外れ——そして、闇の中│
  └───────────────────────┘


  ┌────────────────┐
  │ ただの人間には知られはしない  ....│
  └────────────────┘


  ┌────────────────┐
  │そんな、「怪物」についての伝説だ  ...│
  └────────────────┘



 ——「怪物」を追うもの


: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{;;;;;i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
.: : 丶    \゙、        `> リ  `   「……お前、ワームだろ? 人を襲うんだよな?」
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ          ,....-ィ /
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >



 ——「怪物」を倒すもの


.     /::::/:::::::::: /::::::::::::/:::::::::: |::::::::::::::::::ヽ:.....   ヽ
    / , ::::::::::::/:::::::/::/ ::::::::: |:|::::::::::: |::::::|::::::::
  /...   :::::/:::::::/:/|::::::::::::::|:|::::::::::: |::::::|::::::::

./::::::::::/::::::....   :/:/ :|:::::::::::: |:|::::::::::: |::::::|::::::::......
// /::::/::::::::::/|:::: /:/  |:::::::::::::从::::::/|::|:::::::::::::::  |:/::;
/ /::::/::::::::::/: |:::::|/`ト、|::::::::::/ |::::/斗イ:/::::::::  /|j/

{/::::/::::::::::/::::::\j ィrチ笊ミ:/  j/ ィf斥kx:::::::::  |   「お祖母ちゃんが言ってた……『服の絵柄とボウリングの弾は見かけによらない』って」

/:::,:::::::::::::::::::/⌒; 《{ト、 _j|      {ト、 _j| ノ,:::::::  |
|::::|::::::::::::::::八.   弋 ソ     弋 ソ /::::::::  |            .......、
从|::|::::::/:::|:::::\__,         .    .//::::::::::::;           ´ ノ:::::::ノ
  ハ|:::|:{:::::|::::/|:::::::\           //::::: /::/,       /   .....:/
    ̄X|  ̄   ̄ ̄ >    ´ `   //::::::/:://  __,.:⌒::::::、::/:::/
           __ | `    </ ─イ⌒ /:::::ヽ:::::::( ̄ \/
         ̄ ̄\  \     ト、r-、__/::::∧::::::.ー-::...  \__
    / ´ ̄  \  \  \     }/::::::/:::::::::::::∧::::::..:::::::::{>ー= ノ
.   //     \  \   ー 彳::::::::{{:::::::::::::::::::::∧::::::::..´   /
   /   ──   }_  ー—  |:::::::::::\::::::::::::::::::::::\::::::〉 /
 /  / / ̄ ̄         人:\:::::::::::::::::::::::::─==´ イ
. {{  イ  /               \:>── イ  \
 \__}}  /                ´       |     \


 ——「怪物」に抗うもの

                       ,≠´:::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
                  /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\_

                      .:::::::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::マ::::``丶、
                    //:::::::::::::::、::::::/  ':::::/:::::::::::::::::::::::::W*、:::::::::::\
                    ,′::::::::::::|:::::\|   ∨::::::::::|:::::::}::::::::i:i  \::::::::::}\
.             ,.≠:{::|::::::::::::::|:::::∧|    ::i:i::::/|::::/|:::::::i|!|    ヽ:::/:::::::.
.              /::::::::;:W::::::::::::∧:/ ヽ    }从,x=≠≪jノリ:j     /:::::::::::}
             ,,:゙::::::::/ V:::::::V ,z==ミ、     'ブ ::::ノ},灯‐く ,.≠´ ::::::::::::/  「そのパンチ、実にすばらです! 一緒にZECTで働きませんかっ」
.            /:{:::::;/    ヽ::ぅ*イ ,ノ::::ハ      弋辷ソ .!' <::::::::::::::::::::/
           i:::乂:i{       〉^ヾ 弋辷ソ        /// ! <::::::::::::::::/
           !::::::::≧=‐-‐::ヤ_,,゙:, ///    ′       j''′`¨¨¨¨´
           ‘:;:::::::::::::::::::::::::/\_゚     r    ̄,     ′       |
.             \:::::::_;;::*''´    ゝ.      、__/  /     __人,r-、   , ‐- 、
.              `¨⌒           `    .,_, イ__          `Y´\ ヽ/ /  `ヽ
                           ハ]    _少゙ \ _____   |   ':, `〈_,/ /   }
                        __/  `7V¬    i    `ヽ    {   ∨_,z /
                  ,  ´   | o  /   ':,  o /      ':,   A     /
                 /        \/\_/\/             |\   /}
                 /             \ {___} /              ', |   ̄ ̄i|
                /                  Y i ´           厶=-‐/       |
                xく/\     ∨          i |         ∨'///,/       }
           /   \/\   :|          ||        } ̄ ̄|        /
         /     \/\ |          | :|          j   /        /



 ——「怪物」に変わるもの

                        _. . —: :—: : .、
                     .-‐ァ: /: :/: : : : : : : \

                    /://: :/: : :/:/: :、:/: : :ハ: : :ヽ
                    //: : :{: : ハ : ハハ彡: \:ノ }: : : :ヘ
             __. -:/: : : : : :r‐v: :Vん芯≦´  jト、: : ハ
    . . .—: : : : ̄: : : : :彡: : : : : : : :ハ! {: : { 辷ソ   z_彡イ: }:ハ

  /: : :——彡: :二:/: : : : : : : : / ヽ ! : { ""    んfハ/: :ノノ ノ
 /:/   /: :/: : : : : : : :/: :/     ヘ: ',   / 、´ ゙='/:イ     「それじゃあ、片づけちゃうから!」
/:/   /: /: : : : : : : 彡:´: /     f三ヘ:ト   ー' _"ィ: :/
(:(   // /: : : : :/ /: : :/      /:::::::::::::ヾ〉 ̄  /: / rユ_
ヾ   ( / : : /  /: : :/        /::::::::::::::::::::\  彡∠三ミ<
       (: /    /: : :/       /:::::::::::::::::::::::::::::>—'::::::::ヾヽ〉
        V    ハ: : ;         〃::::::丶:::::::/:/:::::::::::::〉::::〉´
              {ハ: :{      /;i::::::::::_::::—:':::::::::::::::::/::/
              ヽヽ:',     /;〈:::/:::::::::::::::/::::::::::::イ ̄
                ヾ、   /:;:;:{::::::::::::::::::::_:::‐::´:::::!
                    /;:;:;:;:ゞ::_;:;‐;´:::::::::::::::::::::{
                  /:;:;:;:;:;:;:;:/};:;:;:;::::::::::::::::::::::::|
                /:;:;:;:;:;:;/   〉;::::::::::::::::::::::::::::{
              /;:;:;:;:;/    /:::::::::::_::::::::::::{{:|
                 /;:;:;:/    /::::/::::::::::::::丶::{{::',



 ——「怪物」を庇うもの


   /      /        |   ヽ   ヽ    ',  ハ
  ./      |  |     i!     i!   | |     !   ハ
  i      i!  l     ハ   ||   | i!    |    i
  | |  | |  |   !    |,ヘ   |ハ/ i! |    |    |
  | |  | |  ト、  ト.    i! �. ィ´|   ル'!     |    |  「逆臣はいらぬ……されど、衣の同胞。王として、臣下を守らねばならん」
  | |  | i! T ト=L\   !{ '´xィチ乞ぅミx!     !    |
  �  �ト、.ト,.ィ乞ぅミ\  ',  い:::::::ハ リ|     |    .!
  �  ヾ! 从{ い:::::ハ  `ー\ マZz'ソ i!     !    i!
   ヽト、 トヾミゝ マz:斗          i!     !    !
     ヾ!  .∧     '          /|    i!    ∧
      |  i! 人     -—   /| i!     !     ∧
      |  |/  i >  . _  _  ´ /|    |      ∧
      |  |!  !    fr「   /  /    !   __ ハ
      |  |!_ |__/^>vくx—‐//     ト-'´     \
      |/ /: : : : : : `Y⌒/: : : :/ i!      |
     ./  く: : : : : : /こ{_{こヽ: i ||      !
    /     }: : : : : : : // ∧: : :i! .!i      |
   ,/  /  〈/: : : : /: / /: : \:| |:|    i!     \
 ./ {_/   ./.: : :/: :,.イ /: : : : : :| ト!    |       \__
.〈       ∧: :./: :/:/ i: : : : : : :| | |     |
 ヽ      / i∨_;イ: :/  .ト、: : : : : ! ! !     !


 ——「怪物」に微笑む者


             ,..-/:.:.:::.:/.::::..:!:..:.:..:.:\

              //.::.:::/:/:::::::::::::::::::::..::..:.ヽ
           〃//:/:/::/::i::|::::::::i::l:::|::::::::::::..:i
          〃/:/::i:::i::ィ:::/!.:!:::::::|::|:::|:::..i::..:. ..|
           〃/イ./::::|::i:/!::ハ::|::::::|:::!ハ::::|::::::::::|
           !| |i レ:::::::|i::!‐廾‐|:::!、::!:/---、|::リ::::::|
         | !ノi::::::i::!:|.ャ伝テ、:けメ、迂テァ∧|::::|  「失礼……ですが、あくまで執事ですので」

           |::!::|:::!ハ      iハj   iイ /|:::!:!
.              |ハ|::|:ト、!       ;      !ノ::|::ハ:!
           | !ハ!ハ丶    ′   /::::/レ' リ
             | ′ iヘ丶 `  ̄´ イ:/レ′
                 )|__\_/__K
               /:L_\ /_/\
           ,...-イ::::::∧  ̄7::!< ̄ /:i:::::\-、

    __,...-‐':´:::::::/::::::::i::::i  /:::||:::、 /::::i:::::::::丶::`ー-..、
   /::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::i /::::| |::::Y:::::::|::::::::::::゙、:::::::::::::`:::...、

   /:i:::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::,:|:::::::〈 ::::| .!:::::〉::::::|、::::::::::/::::::::::::::::::::::::::゙、
   !:::|:::::::::::::::::┌-、.二/::|::::::::::`t' ケ´::::::::::|::\∠-‐'7::::::::::::::::/:::i
.  |:::::i:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::|::::::::::::::.、/ ::::::::::::::|:::::::::::[|:::/::::::::::::::::/:::::|

.   |::::::|:::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::|:::::::::::::::/::::::::::::::::::|::::::::::::::/::::::::::::::::/::::::::|


 ——「怪物」と暮らす者


                  / /        ./ ヘ Y.           \   |  j
                 / /        /   ヤ |      -—‐t `  |. /
                    /      .//\ /,ヘ .|   イ  7  | ヽ レ
                  ’/..     /,イ   /へ レ       /  ハ
              / /      \ /./    /′  ̄`ー‐-≦7.    ハ  ’
                 / /      /ヽ/   /'            .::  /  .ヘ  }
            / /      不、 lハ   {|            .::: /    }
            //       / { ;;;≧x、V |        /  /.    / ’
           //       ./. 弋__ツヘ  | ー=--——十 ./    / /
          //         ,イ  """      ノ   て≧芯x_ノ ./    / /  「わたくしの毒は、少々堪えますわよ?」
.       / ./  //     |               弋;;;__ ツクイ     / /
    /  ./  //    |. ハ       r:      """/介     ヤ /
   /   /'  / i     |.  ヽ    ト、         /"/ |    マ
 /   /{   { . |     ||./{ >、 ヽ ` ァ   ー‐' /__ ヤ   |. ヽ
    _廴_込 ヽ、   | |´   ヘ \  __  _チ'´ _. ヽマ    ヽ
    {      ヽ  `  .ト.!     ヘ      / ∨「〈.', マ¨ :.  マ     ハ ト、
    λ         マ  } .ハ ヽ    ヽ  /_  .| | マ、 ー-、  ヽ  / .l ! ::._
   / ハ.       /ヤ /ハ| ) /ミ≧≦チ_,マ  ヽ` く ̄¨¨¨.    \,.へj ̄`ヽ
.  / / ヤ    /   У′ リ / ィチ>二<< マ  フ`ーへ   ヽ    `ソ `ヽ ヘ
 / /  ヤ   /   /   / レ// / 厂|、ヾ、\、/    />  _`ー  /   `マヘ
  /     マ  .i   /  /  / /  / /  | ヽヘヽ \  ,イ /   // ̄`ヽ{     マ ヽ
      ヽ 八  .{       | .|  ./ /|   | iマヘ. > >/ | λ.  |.{三三/       .〉`



 ——「怪物」を狩る者


       !:.::.:::: :: ::|.....::::|::::::::::::::|:::|:!:|__!........|:.   ゙、:、::ヾ、
     |   ..::::::::i::::::::::|:|::::::::::::|:::|:「!::::i:!:`ヽ!|::::::::::.:.i: i. ト、!
      !....:::::::::::::::i::::::::::|:|:::::::::::::i::::|,rゥ-ニミ┘i__:::::::ノ|::|..i |
     i:.:.::::::::::::::::i::::::::i::|:|::::::::::::::i:::|! ー-'..ヾ::::::::`iヽ!ノ;ノ:;i |
      ! ::::::::::::::::i|:::::::::|:|:|:::::::::::::::i::::!    :::::::::::iァ::....!ヾノ
    i.:::::::::::::::::i:|::::::::i::|:|:::::::::::::::::i:::i       ヾ :::: |   「なら……イクサの前に平伏すんだな」
     |:::::::::::::::::i:i:::::::::i::|:|:::::::::::::::::::i:::i      /::::.:.|
.    !::::::::::::::::!:!:::::::::i:::|:|::::::::::::::::::::゙、i   _,...._ l::::::.::|
.   i::::::::::::::://::::::::/::/`ー^-、:」i_:::゙、   `" /:::::::.i.|

    i::::::::::::::://; ' ´ ̄ ̄`ヽ     ̄     /:::::::::::|:!
  /::::::::::::::://'           \  r-、__ ノ:-、_;::|i|
  /::::::::::::::::/        :::::::::...\::::|:::::::|:::|   `ヾ!
 /:::::::::::::::/          ::::::::::::...ヽ ::::::|:::|
../::::::::::::::/ :::..         \:::::::::::::.i ::::|:::!
/::::::::::::::/ :::::.            \:::::::::! :/:/
::::::::::::::/ノ :::::::.           \:::|i \




 ——「怪物」を除く者

                 ... -———‐- ....      /}
               /:::::::::::/::::::::::::::::::::::::\  / /
              /:::::::::/::/:::::::::::::::::::::::::::::::::∨ ∠...__
             /{_:::/::::/::/l::::::| :::::: :ト、:::::::::::::::∨\__彡'
.             ∧__::|::::/::/八::::|\:::::| \:::::|__∧\\
           /イ::::::|:/l:/ ̄`ヽ{  \{´ ̄ }从::|:::|  \\
.          {::::|:/∧{ /芹うト     /芹うト }:|:::l    }::::}_  「パーフェクトハーモニーだ。ニワカは相手にならんよ!」
          _ノミV ノ{∧ 、V炒      V炒/ 小リ   ノ-=≦}
.          /::::::::::/   {ハ   ̄   '     ̄  /^l/  /≧=-く__
.       {/:::::::::{   ヽ圦    r— v    //  {/-=≦彡'_
.          廴:::::::l            `ニ ´   . ´    \/≧=-く
           `^^′        `ト  __ ィ        辷_ -=≦)
                   ┌ |   __ノ\__ __       /∠
                / /∨ \____// ̄\    ̄} /

             __∠二ニ≠==≦二二/:.:.:{   /∧   くく
             //:.:.:{二二二襾二ニニニ/.:.:.:.:|  /   }   ノノ
.          / /.:.:.:.:}ニニニニ/ ∧二ニニ{:.:.:.:.:.:| ,/  \_〉 /


 ——「怪物」を塞ぐ者

                      __
                    /:::::::::::::\
            ... -—━━‐┴=ミ::::::::::::::.
         ...::´::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::\::::::::|

.       /::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::\::::::::\/

       /::::::/:::/:::::|::::::::::::::::::::::\::::::::\::::::::.
.       ′::/:::l:l:::::::l\::::::\:::::::::::|:|::::l::::l::::::::::. ┌— 、
      |::::l:l::::从::::::|  \___|\::::」从:l::::|:::::|::::�「 ̄  \
      |::::l:L/  \|   ´ ̄ ___,,  l::::|:::::|:::::(__〉{ ̄__ ‘,
      |:::从  ̄`,_     ´ィ芹心`ァl::::|:::::ト::::::ト、ヽ{_ァ   ,   「まぁ——私に任せなさい」
      |/:}:∧ィ芹心、     乂゚ツ  l::::|:::::|ノ: : |    {    ′
         /::_∧{{乂゚ツ}}      .:::.   l::::|:::::|::::::::|   \‘ _   |
.        /:::::⌒辷_ノ' ′      川|:::::|::::::/     }  } |
       |:::::/::/:人     -‐ ~)    //::|:::::|/       |    |
       l:::/::::|::::::个:..   ` -   /}/l:::」/       |
       |::|::::::|::::::::|::::::::> . __ // ̄\__         l
       |::|::::::|::::::/ ̄     ___厂  //  \      |     |
       l/}/ ̄      {Y ll| //      \     |    |
                    / l_//: /       ∧   ,      |
                {//: : :/l ∨     ∧  ,′     |
.              //: : : : {八 l|l         \′     |
.             //: : : : : ∧ �l         ,′     |
           __彡く{: : : : : : : : ∧‘ |        __,′     |
          _∨彡': : : : : : : :.:.:.:∧l|     /: |      |
           }/:|: : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|  /\   |      |
           /|:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. {  /  ∧ |       ,
          ^|:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨   ∧八      /



 ——「怪物」に手を差し伸べる者


               /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶
               / :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
             /: /: : : /: :/: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
            /: / : : : /: :/: :/: : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : :,
            /: : ://: : :/!`メ、| :/!: : : : : : : : :,:|: : :|.: :| : ', : ′
     __.. 彡 : : : :|:| : : :| |/_|メ、|:{ : : : : :,': / |: :/|.: :|: : :',: :l
     >─: : : : : : |ハ: : :lx�斥�|ハ : : : /}/_斗イ:| :/ : : :|: :l
     \: : : : : : : :/ |.: :{{ { // }  ':,: :/ �斥�,|/| : : : |:八  「人間? ファンガイア? ワハハ、風は縛られないからこそ風なんだぞー」

.        \: : : : /: : \| V://ノ    `  { // } }} /: : : /: : : \
           \ /; : : :/!  `¨´      V://ノ /: :/|/: : : ヽ: : >
          {∧: : | l     __      `¨´ 厶イ: !: : : : : : :\
             ヽ:|小、   l    ̄  7     /: : : :|: : : : : : :/
              {八\ \___ /   /!: : : }ノ: : : :, '′
               _/ \丶.  __ .. 、<_:_从/-‐ '′
        ___.. イ ',  \_ _jヘ、

      x<         |  ',   /⌒V ヽ._
    /   ヽ     |  ,  /ヽ  ハ   \  ̄`ヽ
        ',     |   ∧ /  〉‐{ ,\  〉   ',
   |      ',   └--/ ‘、  /  } i  ヽ/     ',



 ——「怪物」を笑い飛ばす者


                                 _,. .-‐-、
          _                    /: : : : : : :ヽ
      ,. :''"´: : : : :`ヽ、          /: : : :_; : : :-:‐:-. . . ._

     /: : : : : : : : : : : : : : : : :‐-. . . .-‐ ''ン; : ''": : : : : : : : : : : : : :`:ヽ
   /: : :_; : : -‐-x: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
  /: :, '"´ , : ''"´: : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::.
. //  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
 {.i  /: : : : : : : : : :_:_: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\

. |j /: : : : : : : ; ''"´   ̄  ー-‐‐7: : : : : : : /l: : : : : : : :iハ: :ヽ`/: : i : : : : : : :}`ヽ
    {: : : : : ./           //: : : : : : : / .l: : : : : : : :i .i: i/ i: : : :}: : : : : : : i : : : . 、
   i: : : :/            /:.:/: : : : : ∧7‐-=ミ:ハ : : : :.!/  j: :ハ∧.: : : : :ト,:i  ̄ `ヾ;,.
   i: : :/             /:.:/{:.i: : : :.i:i リ   i:./ _\: : :i =ニテオ=z≦!: : : : :} '!    /: :}
   ヾ: :i           /:./   i:ハ: : : |:| _,z=オ芹「  \:!  i:::;;;しイ j: : :./:V   /:/
     \__,        'イ     lj ヾ: :i:| '"i::::;;;しイ.      弋::::::ソ ,厶イ:.:ハ :i   /
              `ヾ=---' //\!ト、 弋_::_;ソ         ̄  i |: !: i i }/
                     // |: :i ∧         '_         i |: : .i i:.!   「ほんなら、うちらの勝ちで終いっちゅー事やな」
                   {:.i  .|: :!: :∧      / `ヽ    イ l: : :i //
                   ヾ\ |:.:i.:/  ` .     i__,ノ  / iリ |: ://
                           i:.:i/     ≧-  _  イ  ,/ i:/
                        i:.|      八|      ,ハ__   /
                       ';.! _,, -‐f´  \  /  i ` ‐-  _
                      , ''"    {.    ∧_∧   }       `ヽ
                        /    /.   \. _/x==x`ヾ_,ノ      i
                    //  i   ___{{__〃V \        i    \
                        /    .l. / ,、ヽヽヽヾ! i\,ノ       ./     \_
                  /      i / ゝ_/_/_/_/ー-、. \     V          ̄_`ヽ
                  ∠__      /      _,, イ ̄          〈           /::::i i
                  {::::/ `ヽ.  /     -‐‐''"  .|             }::.i      /\:::ノ ノ


 ——「怪物」に成りきれない者


                  -——-

                 /   ___   \
              /  / /   \
               /|/ノ   \_|/| │

             |  |_--  -_ │ |
             | {ル=ニ 》=《 ニミ`ァ

             | 个ー==' . ー==彳  |   「私の実力じゃ、お姉ちゃんの助けになれへんから……」
             │ 圦 ""___""│  |
               | 个 ‘ー  ’イリ  │
            ト、__/ │ | r|≧= h |/l  │
          \__厶イ >u< ∨|  \__/|
         <_/   (__,ノ 人  ノ人___,,/
              /\     ≫≪゙ ̄   \_>
          |│/   /ノ介ト \ \ノ ハ




 ——「怪物」に取り込まれた者


                       .  ¨  ̄ ̄ ¨   .
                . ´              `ヽ
               . ´                  :.
                ′                         :.
            /                        :.
            ,′                       ;.
            /                         /
              / {                            /
          /  \                     /  イ
            /\_ \ _                   ∠ イ |  「私なのに……私は私じゃないんだ……」
        /  ,ィ   ̄ ̄    |    │   l  :| :|    | | |
.        厶イ |  i    |   ト.    ト、 .:ト、 .| :|    | |/
         j  j从|  | |、 | | | ト、 │゚. :| ゚. | :|    │!
                 |  ト、圦乂| 乂| \| \| ヽ{ヽ{   イノ
                 乂_{ jハ               从イ/´
               -=ニ`ト .    −    .イ二ニ=‐- 、_
              r=ニ    =ニ二|`ト   _ . r |二ニ   ニ7 }ニ〉
             ハ マニ   ニ二ハ         !二ニ    / / /ヽ
.            / Vハ \     ニ二ハー-  -一 j二ニ   / / / ∧
            ′ \\\   ニ二ハ───‐/二ニ  //イ /
            |      \\\  二∧    /二ニ ///,/ ,/  1
            |   }八  {\\\ 二∧  /二 /// // ∧   |


 ——「怪物」に成りきれない者


                  -——-

                 /   ___   \
              /  / /   \
               /|/ノ   \_|/| │

             |  |_--  -_ │ |
             | {ル=ニ 》=《 ニミ`ァ

             | 个ー==' . ー==彳  |   「私の実力じゃ、お姉ちゃんの助けになれへんから……」
             │ 圦 ""___""│  |
               | 个 ‘ー  ’イリ  │
            ト、__/ │ | r|≧= h |/l  │
          \__厶イ >u< ∨|  \__/|
         <_/   (__,ノ 人  ノ人___,,/
              /\     ≫≪゙ ̄   \_>
          |│/   /ノ介ト \ \ノ ハ




 ——「怪物」に取り込まれた者


                       .  ¨  ̄ ̄ ¨   .
                . ´              `ヽ
               . ´                  :.
                ′                         :.
            /                        :.
            ,′                       ;.
            /                         /
              / {                            /
          /  \                     /  イ
            /\_ \ _                   ∠ イ |  「私なのに……私は私じゃないんだ……」
        /  ,ィ   ̄ ̄    |    │   l  :| :|    | | |
.        厶イ |  i    |   ト.    ト、 .:ト、 .| :|    | |/
         j  j从|  | |、 | | | ト、 │゚. :| ゚. | :|    │!
                 |  ト、圦乂| 乂| \| \| ヽ{ヽ{   イノ
                 乂_{ jハ               从イ/´
               -=ニ`ト .    −    .イ二ニ=‐- 、_
              r=ニ    =ニ二|`ト   _ . r |二ニ   ニ7 }ニ〉
             ハ マニ   ニ二ハ         !二ニ    / / /ヽ
.            / Vハ \     ニ二ハー-  -一 j二ニ   / / / ∧
            ′ \\\   ニ二ハ───‐/二ニ  //イ /
            |      \\\  二∧    /二ニ ///,/ ,/  1
            |   }八  {\\\ 二∧  /二 /// // ∧   |


 ——「怪物」と戦えぬ者

                 -−……−-
         r—‐⌒ヾ : : : : : : : : : : : : : : : \
         |∨: : : : : \ : : : : : : : : : : : : : : : \
         |/゚:。 : : : : : : \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : .

         /: : : \:.:.:.:. : : : :\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : 。
          //: :/ : : \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.o。:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :i: ゚
.         /イ /: :.:.:.イ:.:. ー┬---:.:.:.:__:.`:.:.o。:.:.:.:.:.|.:..。
       i{ | ′:.:.'{_|_:.:.:.:| リV:.:.:.:.:.:.:}:.>匕、: :\j--i

        || |/: :.:.:∧}リ≫┘o。v——'’xr示=ミト、:.:.\}、  「……アドバイスくらいしか、出来ないけどね」
        リ {: :.:.:.:.|!:‘, ィ芹≧ュ    ’|イi//| 》、:。:.:.:.ぃ、
           |:.:.:.:.:.「`ヽ《乂_゚ツ        ゞ= '゚ :リ/リ゚。:.:.ト、i
           |:.:.:.:.小   , ,    '    , ,  : /:.:.:.∧:.} リ
           l.:.:.:.:.:| }ゝ-!            jハ:.:.:.:j/}:.|
          :。.:.:.:{ {:j:八    -==ァ     イ }/ j:ノ
            ゚:。.リ  \{≧ュ。.    ィ:jソ  ″ /
           ゞ    イニ}  ` ´  {ニヽ

              ィニ//      ゝ|ニ\_

        ┬==≦ニ/ニ7____    __,.|ニニムニニニニニlヽ
       /ニ|ニニニ/ニニニ|`−———‐一´|ニニニムニニニニ|ニム
.      /ニニ:|ニ7ニニニニニ|          |ニニニニ}ニニニ=|ニム



 ——「怪物」みたいな爺


                       -——-
                   ´           `
                     ´                 ヽ
               ,'                       i!
               i         ,        ,'  ,,斗i!
               i       '        ,'  ,':::::::::i!
               i        i!       i  ,':::::::::::i!
                  ム --‐‐.{  ゞー‐‐--    {::::::::::::i!  「退いてろ、小僧」
                〈 __,,;!   廴___  弋::::::::::i!
                   i ` ゞ'冫    ` ゞ' ''′  ゙γ⌒y
                 ゙!   ´ !    `            /
                 :.    ,'           /    /
                     〈....::::.... ヽ    ,/  ,ト,,,ァ′
                  ,'` ー    :.     ,' {:/
                     ' ー--- 、:.    ,' }'
                      、  ゙゙゙゙    ャヤ´  }≧o。,_
                       从从从从从/   ! ,八::::::!.:.:}
                    八:::::::::::::::::/   !   \}.:.:.:ヽ
                /.:.:} \从/    ,'     /.:.:.:.:.:.ヽ
                    /.:.:.:.:.:i!   ,〉    ,'    ,/.:.:.:.:.:.:.:.:.ト...
              .。o≦/.:.:.:.:.:.人           _  イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:>...
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┌──────────────────────────┐
│  ——ここには神はなく、奇跡はあらず、英雄はいない。   │
└──────────────────────────┘



                   ,、

                  /lヽ
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          ,- 、    /;;;;l;;;;l;;;;;l _____             /;;;;;l
          ヽ;;ヽ`ヽ 、/;;;;l;;;;_, -´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、         /;;;;;;;;;l
           ヽ;;ヽ;;;;;;;`;;;;ヽ─‐ ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/__ゝ、    /;;;;;;;;;;;l
           ヽ;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/─/;;;;;;;ヽ_//;;;;;;;;;;;;;l

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    lヽ        lヽ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/─ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
    l ヽ       l;;;;;>;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/─ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
   l   ヽ      l;;;;l ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;` ヽ 、;;;;;;;/─/;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
   l   ヽ     l /~ 、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, -─- 、___, -´ 、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l

   l     ヽ    r´.:.:.:.:ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
   l      ヽ   l.:.:.:.:.:.:.:.:l;;;;;;;;;;;;;;;;;;l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/   「必死に生きようとしている奴を——笑うな」
  l        ヽ  .l.:.:.:.:.:.:.:l○;;;;;;;;;;;;;l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
  l         ヽ !.:.:.:.:.:.:ノl;;;;;;;;;;;;;;;l !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
  l          ヽ、.:.:ノl l;;;;;;;;;;;;;l;;;ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/

  l            l`´_┘ l;;;;;;;;;;;`‐,;; ヽ, 、__,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_/l
  l            l l`ヽ__l_, -──- 、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_-´  l==ヽ
  l            l lヽl ヽ」__, -‐ ´l / `>--,─´   _/_ -´/ヽ
  l             l l_>_, 、l_, -‐l  _/ l l    /, -‐´    ヽ      ┌──────────────────────┐
  l             Ll ヽ   l   l_/  /l l  /         l      │そこには——「怪物」と向き合う精神だけがある  .....│
  l         __/    ヽ_,/_   /  /  lノ- ´     ____l      └──────────────────────┘
  l       / /___   `─- _/      _,-──´      ヽ
  l      /    ´      ̄ ‐l    /     _/ ̄    ヽ ヽ       ヽ



「悪いけど……その顔が気に食わない」


「私、本当に……鬼になんて、怪物になんてなりたくないよ……!」


「その、うちの弟にならへん?」


「なら——ここで命を使い尽くすときでしょうか。お元気で」


「衣は……生きてちゃ、いけないのか……?」


「私が射抜いてやる。その命——神に返せ」


「だーかーらー、パーフェクトハーモニーだって言ってるでしょうが!」



「なら——その根性、叩きのめしてあげますよ」


「……年の功って奴だ」


「教え子に戦わせて……自分がなにもできないなんてね」


「……これは、お祖母ちゃんじゃなくて私の言葉」


「なら、ワームを殲滅しますわ! 龍門渕の名に懸けて!」


「……ちょっとこれ、大きすぎるやろ」


「別に——ファンガイアだからって、笑うのを諦めなくていいんだぞ」


「ごめんね……京ちゃん。私は、ワームなの」



「俺に……光なんて関係ないんだよ……ははは」


: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
.: : 丶    \゙、        `> リ  `  「……ふざけるなよ、お前」
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ          ,....-ィ /
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >


                 ┌──────────────┐
                 │ 「————変……身ッ!!」  .│
                 └──────────────┘


                      ∧
           _      iト、 , イ! :!:r‐-、ノ||
         . \: :>.、   |:|::Y: : :,: :i: !: ョ: �|
            \: : : `ー‐|:!:::!:ョ: ノ: j: {: :ヨ: :::リ    「なら、まずは俺が相手になってやる」
            ヽ\: : : :/∧、|:ョ_f: ::|: :Lリ: /∧、
             ', ヽ: //: :.ゝ{⌒ヽ:。/⌒',/|::|: :`: ヽ._
             /-f≧|:L: : :トゝ、_,:小、:_ノ:/::j:::!=、_:/: : : : ̄ ̄ ̄¨:.!
          .  /:〉ヘ_ノ!:`ヽ.|∧:fv=!=vfレ':::ノ:/: : : | : : : : : : : : : : ,ァ|
           /:/冫':::,|ト.::|\:::::ゝ:`エ´∠/:/: : : : |: : : : : : : : ,イ/ !.
          ! ゝ'/:::/∧:、\: \ヽ.:v:f二彡'ニニ=、.:|: : : : > ' ./.

         |/ノミヽ.::::::,ヘ\、ヽ.: ::¨^7 ̄: : : </|::レ'_   /ノ}
          !'、\ニ彡'  ヽ. \:、: : :,': : : :/ュユユ}:::|_二ニ、_.ノ.
         .|::\三リ   \{ハ ̄\_: /=_  ノハ:::: ̄ヽ. /}

         /:::::::::::::/    {f|:: ̄:: ̄::≧、ヽ._j彡'/| ',:: :: :: ::、//|
         ト、__ノ!     [r'\:: :: :: :: :: `¨:: r、,シL '、:: :: :: :�j
         ゝニニノリ    {\[jr==f ̄≧、/] ]8|:: :7 {ミヽ.:: ;彡!
         巛_/ニレ'    くヽ.:\ア´¨`ゝイ7/=レ':: :: ! |:: :: :: ::〈ノ、
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 ——この物語に、神なんていない。

という事で響鬼/カブ/キバルート
正直数が多すぎるので(これでも削ったけど)、リストラを考えている
基本的に勢力同士がゴタゴタするからある意味一番メンドイ。派閥とかあるし

まあ、各トレイラーはこんなもんかな
流石にディケイドの分はいらんよね?

できてあと1つぐらいやろうなー
それもできるか判らんレベルだし

鬼がおる……V3バージョンでいいよね

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