教師妹「お兄ちゃん、学校では先生って呼んでって言ったでしょ!」 (75)

生徒兄「……ごめん、先生」

教師妹「分かればよろしい! じゃ、授業始めるから教室行こっか!」

生徒兄「……うん」

教師妹「お兄ちゃん、今回のテストよく頑張ったね! 何点だった?」

生徒兄「……12点」

教師妹「……うーん、私の教え方が悪いのかな……」

池沼の兄を…妹…施設…職員…

>>17
教師妹「お兄ちゃん、今回のテストよく頑張ったね! 何点だった?」

生徒兄「あうあうあー」

教師妹「……うーん、私の教え方が悪いのかな……」

教師妹「じゃあ、この問題解ける人! はい、お兄ちゃん解いてみて!」

生徒兄「……手なんか挙げてないんだけど」

教師妹「お兄ちゃんなら大丈夫。ほら、答えてみて?」

生徒兄「……うう、わ、分かりません」

教師妹「もー! 昨日一緒に予習したでしょ? お兄ちゃんは今日の放課後、補習だからね!」

生徒兄「……うん」

教師妹「お兄ちゃん、私今日はお兄ちゃんのおうちに家庭訪問するからね!」

生徒兄「同居してるくせに……」

教師妹「お茶菓子はケーキがいいなあー」
生徒兄「……用意しとく」

教師妹「はい、正解 じゃあ…この問題は…」

生徒兄「………」スヤスヤ

教師妹(お兄ちゃん…また寝てる…)

教師妹(最近疲れてるのは分かるけど、私の授業はしっかりとうけてほしいなぁ…)

教師妹「じゃあ兄くん!この問題解いてみて!」

兄「ふぁ…ふぁいっ!?」ガタッ

教師妹「この問題、解いてみて」

兄「え…えぇと…その問題は……」

教師妹(もう…ちゃんと聞いて欲しかったのに……)

教師妹(帰ったらしっかりと叩きこまないと…)

教師妹「はい、じゃあこの問題は…」

女「…○○だよ…兄君…」ボソボソ

兄「え…あ…○○です!」

教師妹「せ…正解です…」

兄「あ…ありがと…」

女「ううん、いいよ 大丈夫」

女「でも今度はちゃんと自分の力で解いてよね!」

兄「…努力は……してみる…」

教師妹「……っ!」イラッ

教師妹(あ…あの人…なんなの!)

教師妹「そこ!授業中は私語を謹んで下さい!」

兄「す…すいません…」

女「ごめんなさい…」

女「ふふ、怒られちゃったね」ボソボソ

兄「そ…そうだね」

妹「……ッ!!」イライライラ

あれじゃん、高校生入学間近で兄が病気で何年間か寝たきりで
気付いたら妹が教師免許証をとっててで兄が通おうとしていた学校の先生になった
みたいな

>>27
そんなに病気してたら自主退学するっしょ

教師妹「お兄ちゃん、どうして授業中に隠れてお弁当食べてるの?」

生徒兄「いや、これは……お腹が空いて、つい」

教師妹「もー、朝ご飯ちゃんと食べないからだよ。廊下に立ってなさい!」

生徒兄「……はい」

教師妹「皆さんは、お兄ちゃんみたいにならないようにちゃんと朝ご飯食べてね?」
生徒兄「……」

教師妹「先生とのお約束だよー」

>>28
入学しなおせばいいじゃん!!!!!

昼休み

兄「(やっと昼休みか・・・。弁当食べよう・・・)」
ガラッ
妹「お兄ちゃーん!お弁当食べよー!」

兄「い、妹!?」

妹「なにしてんの?一緒に食べようよ」

兄「いやでも、お前学校ではって・・・」

妹「今は昼休みでしょー?ほら早く早く」

兄「お、おう・・・」

そうやって兄と他の生徒との距離を離そうとする妹であった

妹「お兄ちゃん! 家では名前で呼んでって言ったでしょ!」

教師妹「……お兄ちゃん、学校でどの時間が一番楽しい?」

生徒兄「ええと、そりゃもちろん、昼……」

教師妹「お昼なの?」

生徒兄「……いや、お前の授業の時間かな」

教師妹「やった! ありがとーお兄ちゃん! 大好き!」

生徒兄「はは……」

教師妹「これからも、ずっと一緒に勉強しようね!」

生徒兄「ずっとは嫌だな……」

教師妹「えーと、じゃあ宿題を回収しまーす。1番後ろの席の人が集めて持ってきてね」

生徒兄「(っ!やべぇ・・・!家に忘れちゃったよ!)」

教師妹「よーし、全員分集まったね。忘れた人はいないだろうね〜?」

生徒兄「すいません先生、宿題を家に忘れました」

教師妹「お兄ちゃんのは昨日家でチェックしたので大丈夫で〜す。他には〜?」

生徒兄「(昨日宿題したあとすぐに寝たのに、なんでチェックしてあんの!?)」

他生徒「(仲いいなー)」

兄が寝静まった後に部屋に忍び込む妹であった。

教師妹「お兄ちゃん、夏休み予定ある?」

生徒兄「いや、別にないけど……」

教師妹「良かったぁ。お兄ちゃん、夏休みは私とデートしよっ」

生徒兄「いいけど……。いつにする?」

教師妹「ん、毎日」

生徒兄「毎日!?」

教師妹「場所は、学校。お兄ちゃん、まさか皆と同じように夏休みを過ごせると思ってたの?」

生徒兄「ま、まさか……」

教師妹「出来の良くない子は補習だよ、お兄ちゃんっ♪」

生徒兄「……ぐはっ」

教師妹「うふふ、楽しみだねえ」

教師妹「お兄ちゃん、今日は調理実習でクッキー作らなかった?」

生徒兄「え? ああ、作ったけど」

教師妹「先生のぶんも勿論あるでしょ? 一口ちょーだい」

生徒兄「ああ、ほら」

教師妹「ちがーう! お口を開けるからあーんして食べさせてって言ってるの!」

生徒兄「お前なあ……、職員室で何言ってるんだよ。ほら、同僚の先生達に見られてるぞ」

教師妹「あーんしないとテスト0点だよ! れーてん!」

生徒兄「ああもう。……あ、あーん」

教師妹「(もぐもぐ。)……ん、美味しいっ。お兄ちゃんは料理の天才だねえ」

生徒兄「大げさな」

教師妹「はーい注目! ここ! ここはテストに出しますよ、お兄ちゃん!」

生徒兄(俺を名指しすんなよ……)

教師妹「今日のおべんとうもおいしいね、お兄ちゃん!」

生徒兄「そうか、良かったよ」

教師妹「やっぱりお兄ちゃんは料理上手だね〜」

生徒兄「ありがとな」

教師妹「うんうん、お兄ちゃんの妹で幸せだよ〜」

女「先生、私も一緒に食べていいですか?」

教師妹「え?」

生徒兄「(こ、この人はクラスのマドンナ的存在の女さん!な、なんで!?)」

女「兄くんも、いいかな?」

生徒兄「あ、ああ。俺は構わないけど・・・」

女「そう。それはよかった。じゃあ食べましょ?」

生徒兄「お、おう」

教師妹「む〜・・・(お兄ちゃんと二人っきりだったのに〜)」

生徒兄「(も、もしかして女さんは俺に気がある!?)」

女「(これで妹ちゃんと食事できるわーゲヘヘ)」

教師妹「……あ! お兄ちゃんダメだよ、授業中に居眠りしちゃ。めっ!」

生徒兄「……ふあぁ。ごめんな」

教師妹「授業中は先生に集中しなさい!」

生徒兄「……見飽きた顔だからなぁ」

教師妹「先生、これからあなたたちが居眠りしてたらチョーク投げるからね! 分かった?」

生徒兄「……皆、言っとくけど妹はノーコンだぞ」

教師妹「お兄ちゃん、まさか先生に隠れて不純な異性交遊してないよね?」

生徒兄「いいや。……縁があったらそういう事もしてみたいもんだけどさ」

教師妹「ダーメ。お兄ちゃんは勉強しなきゃ。女の子と付き合ってるヒマは無いでしょ!」

生徒兄「はいはい。でもさ、とある先生には平日も休日も随分と付き合わされてる気がするんだけど?」

教師妹「妹とは不純にならないからいいの!」

教師妹「お兄ちゃん今日も補習だねえ」

生徒兄「嬉しそうに言うなよ……」

教師妹「えへへ。お兄ちゃんをビシバシしごくのが楽しくて」

生徒兄「お兄ちゃんはお前をそんな風に育てた覚えは無いんだけどな」

教師妹「今日は一緒に帰れるかな?」

生徒兄「どうかなあ。一緒に帰れたらどっかで外食するか」

教師妹「わーい、楽しみ! ようし、じゃ、ちゃっちゃと始めましょーか!」

生徒兄「お手柔らかに……」

教師妹「お兄ちゃん、次の授業で使うプリント持ってってー」

生徒兄「はいはい」

教師妹「ついでに黒板が消えてなかったら消しといてね。あと、皆が騒がしかったら静かにさせて」

生徒兄「分かった」

教師妹「……お兄ちゃんって頼れるねえ。次の生徒会長に立候補しない?」

生徒兄「おい、そしたら今度は何を言い付けるつもりなんだ?」

教師妹「お兄ちゃん、前髪が目にかかる長さになってる。校則違反だよ」

生徒兄「……ああ、最近床屋行ってないからなあ」

教師妹「もー、不精者なんだから。あんまりほったらかしてると先生が切っちゃうぞ?」

生徒兄「やめてくれ。お前の床屋ごっこには昔酷い目に遭ったから」

教師妹「あはは、ちっちゃい時の事まだ気にしてるー」

生徒兄「1000円カットでいいかな?」

教師妹「ええー。みっともない髪型にしてきたら妹則違反だからねっ」

生徒兄「なんだそりゃ」

教師妹「お兄ちゃん、購買で売ってる伝説のパンって知ってる?」

生徒兄「ん、なんか聞いた事あるな……。でも俺、お前が弁当作ってくれるし興味ないなあ」

教師妹「食べたいなあ。どんな味なのかなあ」

生徒兄「昼休みになった瞬間に売り切れらしいぞ。まあ、諦めろよ」

教師妹「お兄ちゃん、今日のお昼に頑張って買ってみてよ。お願い!」

生徒兄「嫌だよ、飯の前なのに面倒くさい」

教師妹「もー! 可愛い妹の頼みでしょ!」

生徒兄「子供みたいな事言うなよ、先生」

生徒兄「お前って、なんだか男子に人気あるみたいだぞ」

教師妹「え、ホント!? 嬉しいなあ」

生徒兄「兄としては複雑な気分だよ、先生」

教師妹「何言ってるのお兄ちゃん。勿論、男子の中にお兄ちゃんも含まれてるでしょ?」

生徒兄「う……なんだ、この腹の痛みは。妹よ、今日は俺学校休みでいいかな」

教師妹「えっ、……じゃあ、私も休む。休んでお兄ちゃんの看病する」

生徒兄「おいおい、ワガママ言うなよ。生徒が待ってるだろ」

教師妹「だって、お兄ちゃんがいないと私、頑張れないもん……」

生徒兄「そこで頑張れないと一人前になれないぞ? 校長先生も他の先生達も、学校に家族がいなくてもちゃんと仕事してるだろ?」

教師妹「うう……。じゃ、お兄ちゃんがいるつもりで頑張る」

生徒兄「よしよし、よく言ったな」

教師妹「お腹が治ったらすぐ来てね! 待ってるからね!」

生徒兄「分かった分かった。治ったらな」

教師妹「もー、ワイシャツのボタンは上まで留めないとダメでしょ、お兄ちゃん」

生徒兄「全部留めると暑いし息苦しいんだよ」

教師妹「だーめ。ほら、先生が留めてあげるから」

生徒兄「……」

教師妹「ほら出来た。ちゃんとしてるといい男だねえ、お兄ちゃんは」

生徒兄「……他の男子も襟開けてる奴多いだろ」

教師妹「お兄ちゃんは先生のお兄ちゃんなんだから、ちゃんとしてよね」

生徒兄「先生はお兄ちゃんの妹なんだから、もっとだらしなくてもいいんだけどな」

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