ペトラ「ハンジさん、付き合ってください!」(114)

リヴァペトです。ペトハンではありません。
初のスレ立てなので、分からないこと多くて見づらいかもしれません。
捏造ありまくり。

初対面は最悪だった。
訓練兵時代に親友と二人で騎乗訓練の補修練習をしていた時、何故か鞍が外れて通りがかった彼に衝突してしまったのだ。

まさか、その人が人類最強と言われていると思わず、一瞬見ただけでは背が低かったので、同期の訓練兵だと思い「きゃーごめん!またやっちゃった!」といつもの軽い口調で謝ってしまったのだ。

泥がべっとりついた団服に顔をしかめているとは全く気づかず、「もーなんでだろうねーやっぱり取り付けが下手くそなのかなー?」と鞍を拾っていると
「ぺ、ペトラ…」と親友の震えた声が後ろから聞こえてきた。

「なぁにー?」と振り返れば、青ざめた顔で何か口パクをしている。

「おい、お前」

背後から聴こえた声に冷や汗が一気に溢れ出した。
…私、終了のお知らせ…。



「おい、ペトラ、茶もってこい」
「自分でやれ」
今日もオルオは兵長の真似をしている。うざい。本気でうざい。
「おい、声に出てるぞ」
「うん、うざい」
喚くオルオは放置して、不機嫌そうに座っている彼に近づく。
「兵長、お茶いかがですか?」
「あぁ」
「了解です!」
「…俺にm」
「黙れ」
こぽこぽと薫りのいい茶葉にお湯を注いでいく。
今日は内地の一部地域でしかとれない特産ハーブティーを入れてみた。
…少し、勇気を出すためにこの間街に行った時に奮発して買ったのだ。

明後日はリヴァイ班として初の壁画位調査の日。
明日は忙しいだろうから、今日が最後のチャンス。
……最後の告白のチャンス。
最後でも最期にはしたくない。でもこのリヴァイ班としていられるのは今回限りかもしれない。

ハンジさんに教えられた通り、兵長を後で聞きたいことがあるからと用事の予約を取り付けておいた。

支援


深呼吸をたっぷりして、兵長の部屋のドアをノックする。
「兵長、ペトラです」
扉の奥から「入れ」の声がして、また心臓がどきんと跳ね上がった。
だめだめ、一回落ち着かせたのに。

それでも気合いをいれて、ドアノブを回す。
「失礼します!」と勢いよく入ると、軽くドンッと誰かにあたった。
誰かって、そりゃ兵長しかいないわけで…って、え?
目の前に兵長が不機嫌そうに立っている。
「お前はよく俺にあたるな」
「すっすみません兵長!」

「…まぁ昔からそうだったからな」
「へっ!?」
昔からって、やばい、初めてあった時の事を言われてるのーー!?
「その時は本当にすみませんでした!その、泥とかつけてしまって、ほんとに」
「あぁ、あれか」
彼はそう言って軽く微笑んだ。
いつもの強い目力がすこし緩まる、とてもとてもレアなその表情に、私はまた心臓の早さを一段階あげてしまう。
収まらない脈動。全身が心臓になったみたいに、熱さがこみあげてくる

「と、ところで兵長!何故こんなドアの近くにいらっしゃるんですか?」
「ん?あぁ、いや…まぁ特に意味はない」
「?はぁ…」
ん?よくわからないけど、でもこんな近くに兵長がいるのはすごく嬉しいから別にいっか。
でもこんな部屋の入り口近くでなんか話せない。
今リヴァイ班がいる旧調査兵団本部のこの城は作りが古く、このドアさえも薄くて廊下にでも誰かいられたら丸聞こえになってしまう。

「あの、お話があって来たんですけど」
「そうだったな」
「その、ここでは外に丸聞こえになってしまうので奥の方にいきませんか?」
「あぁ…」
…なんか今日の兵長少しおかしい?
いつもより表情が緩めだし、何より私との距離が近いような…?
「では兵長、奥へいきましょ…う?」
おいおいちょっと待て、何その虚ろな目の兵長!
顔の前で手を振っても全く反応してくれない。

「兵長ー?あの、大丈夫ですか?」
10往復ほど手を振った時、その手を彼が掴んだ。驚く間も無くそのまま抱き寄せられる。

「ペトラ」

ぎゅっと抱き締められて、彼の温度が自分の 肌に伝わって、熱さがまた高まってくる。
鼓動なんて、どっちのものかわからない。まず私の心臓は動いているのだろうか。


「…お前は何故、俺を慕う」
やっぱり、気付かれていたんだ…。
いきなり核心をつかれて、ただでさえ煩い鼓動がまた飛び跳ねる。私の心臓はうさぎにでもなったのだろうか。
それでも、今日はこの為に来たんだと勇気を振り絞り口を開けた。
「最初から、です。初めて兵長に会った時からでした。とても失礼な行為をしたのに、あなたは怒るどころか私に本当の事を気付かせてくださいました。…それが知りたくなかった事とはいえ、今の私を作り上げる大きな糧となっています」
そう、あの時のあの出会いがなければ私は今頃能なしの兵士になっていたか、もしかしたら開拓地に送られていたかもしれない。
あなたが、いたから今の私がいる。それは紛れもない事実なのだ。


「おい、お前」
顔は遠目でわからなかったが、この声は聞き覚えがあった。訓練兵になる前の説明会で聞いた、あの、声だ。
振り向くか振り向かないか振り向くか振り向かないか…
5秒の間にぐるぐると脳内を駆け巡った後にでた結果はそれ以外の、振り向かされた、ということだった。
私の肩にずっしりと大きめの手がかかり、気づいた時には目の前に彼の顔があった。
「名前はなんだ」
「ぺ、ペトラ・ラルです!」
おざなりの敬礼をしながら、視界いっぱいに見える眉間の皺に、あらゆる汗腺から流れ出す冷や汗。

「これはなんだ」
「ど、泥です!」
「そうだ…俺の団服にべっとりとついている…」
あ、謝りたい…全力で土下座したい…いや、それより先に私の存在をここから一瞬で消したい…こ、殺される…
「訓練兵か」
「はっはい!」
「…」
彼は私の馬と私が左手に持っている鞍を交互に見て、また眉間に皺を深くさせた。

訓練兵ももうすぐ卒業するのに、未だに馬の乗り方が下手とか、やばい怒られる…!
「外れ方が不自然だ」
彼はそういいながら、鞍の裏の部分を見せてきた。
「見ろ、あきらかに故意に接続部分が壊れているだろ。…点検を怠るな」
「す、すみません!」
って、え?故意に傷つけられたってこと…?それは…つまり…
「普通鞍ごと落ちるなんてあるわけねぇだろ。お前、?また?って言ったな。…鈍感すぎるだろ」
彼はそう言い残し、兵舎に消えていった。

それから、親友に話しかけるまで呆然としていた。
一人で馬の手綱を引きながら歩きながら帰っている間、混沌とした脳内を整理しようにも全く処理能力が追いつかない。
?故意?という言葉で少しずつ思い当たる事がぽつぽつと頭の中に浮かんできた。
朝起きるたびシャツの一番上のボタンがとれていた事。
立体機動装置の右のアンカーが出なくなって、怪我をしそうになった事。
よく、誰かに水をかけられる事。
食事中に席を立つと、帰ってくれば必ず虫が混入している事。
偶然だと思っていた。自分の不注意だと思っていた。それでも思い返せばやっぱり不自然で、それに気付けなかった自分が恥ずかしい。

でもシャツのボタンなんてすぐに取れるものだと思って毎朝起きたらすぐにボタンを直すことが日課になっていたし、水をかけられる事も毎回違う同期にされていたから、怪しまなかった。
…さすがに虫の時は冗談で周りの友人に「誰かいれたでしょー!もー!」と言ったけれど、その時のみんなの顔は………あぁ、完全にそうだ…。

IDが何回も変わっていてすみません。どうやって統一したらいいんでしょうね…

なんとなくはわかっていたかもしれない。
でも思いたくなかった。みんな仲良く接してくれたし、これでも順調に過ごせていると思っていた。
でもそう思いたかった部分もあるに違いない。
そうしなくては、自分の何かが崩壊することを知っていたかもしれない。

それから点検は毎回必ず念入りにするようになった。
シャツは綺麗に折りたたんで枕下にいれるようにした。
食事中は席をできるだけ立たないようにした。
そうすることでだいぶ?故意?の出来事は減っていったが、水をかけられるのはまだあったし、こけさせられることも、対人格闘術の時にわざとぶつかられたりされることもあった。

その度にまたこの人も、この人もと敵を知ることができたが、別に得することなんか、ほとんどない。むしろ人への信頼が次々と崩れることしかなかった。
でも親友だけは違った。
何かされるたびに、軽くでも怒ってはくれたし、いつも一緒に行動して、彼女だけがずっと話しかけてくれていた。

ごめんなさい需要ないですかね
面白くかけなくてすみません…

読んでるよ!続き待ってる

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楽しませてもらってます!
続き待ってます!

みなさんありがとうございます!
今まだ学校なので、暇が出来たらまた更新します

だから、解散式の二日前に彼女が主犯格だということを知った時は少なからず私にショックを与えたものだ。
その日、最後の立体機動装置の模擬訓練で彼女とペアを組み、森林の中を飛んでいた私はいきなり彼女に殺されかけた。
アンカーを私にむけ、放ったのだ。
アンカーは鋭く、通常は木や巨人、建物に突き刺して固定して移動する為に使う。そんなものを生身の人間にさせばもちろん貫通し、大きな怪我を負うだろう。
彼女はそれを、私が木の上に乗る直前に仕掛けたのだ。それはガスをふかし終え、自分のアンカーも抜いた状態でのことだからすぐには避けられない。

急所を狙った、?故意?の事故だった。

幸い、とっさにトリガーをひいてギリギリ彼女のアンカーを避けれたが、着地を失敗した私は足を酷く打撲し解散式も足を固定した状態で出席をせざるをえなかった。
立体機動装置が得意だったからか、私は10位以内に入れ両親が懇願していた憲兵団への入団権利を取得できた。
彼女も同じく10位以内に入っていた。
でも私はどうでもよかった。
私はもう、何処に行こうとも思わなかった。
ただ、一人になりたかった。

足に激痛が走る木の上で、彼女に何故そんな真似をしたのかと朦朧とする意識の中尋ねた気がする。
でも彼女からの返答は何もなくて、表情も私に背を向けていて全く見えなかった。
彼女の肩は細かく震えていた。でも私はそれを気づかなかったことにして、一人、言う事を聞かない足を無理矢理動かしてトリガーをひいた。
森の冷たい空気が肌を刺して、痛くて痛くて、トリガーを掴んだ手は後でみてみると赤切れが出来ていた。
それでも、涙は出なかった。

その日は多分そのまま手当ても適当にしてベッドに倒れた気がする。
教官には何かを言って逃れた気がするけれど、覚えてはいない。
それは無様な姿だっただろう。
足を引きづる姿をおかしがる奴がいたことだろう。

どうして私が、とはもう思わなかった。
おそらくどうでもいい理由に違いない。私の同期には貴族出身の子も多くて、何とかして憲兵団に入ろうと画策していたのは丸わかりだったから、町民出身の私ごときが10番に入るなどという事を阻止したかったとか、そんなところだろうか。
……そういえば彼女の出身は有名貴族の本家だったな。

まだかなーwktk

その私たちの代で調査兵団に入ったのはたったの4人だった。
ペトラ・ラル
オルオ・ボザド
グルタ・シュルツ
エルド・ジン
後にリヴァイ班として一緒に行動する事になるその4人は、すぐに仲良くなった。
彼ら三人は10番以内で優秀だったが、私と同様憲兵団を選ばなかった。そして私を一度もいじめたり、それを無視したりしなかった。
調査兵団に入団する際に始めて話したが、三人とも感じがいい好青年だった。
私がされていたことに対して何度か教官に伝えた事があるという。教官にはとりあってもらえなかったらしいが、それでも何度か注意はしてくれていたらしい。
そんなこと、教えてもらえるまで全く気づかなかった。

裏切り者リストには入っていなかったのはわかっていたけれど、ここまでしてくれたなんて、少し申し訳ない思いがした。
「そんなことしたら自分たちもって思わなかったの?」
ありがとう、とか感謝の言葉の前にそんな事を言ってしまった。するとエルドが暗い顔をして答える。
「…うん、そりゃ思ったよ。だから今まで君に話しかけられなかった。怖かったからな。偽善者だって思われても仕方が無い。言い訳はできないよ」
ごめんな、そうグンタが続けて言ってオルオまでも悔しそうな顔をしていた。
私は何故かおかしくなって笑いがこみ上げてきた。あぁ、もういいや。
「いいのよ私はあなた達が私みたいにならなくてよかったって思ってるの。そりゃ男と女じゃ差があると思うけどさ、面倒臭いじゃないされるのもそれを防ぐのも。むしろあなた達に会えて嬉しいよ。ありがとう」
あの時彼らに知り合えなくても今知り合えたんだからもう何でもいい。
周りに調査兵団希望もいなかったからここに入団することにしたけど、これだけで報われた気がする。

その後はやっぱり大変だった。
私なんて入団の理由が調査兵団に関わる事じゃなかったから余計に巨人に対する覚悟は誰より劣っていたし、初めての壁外調査ではもらしてしまったほどだ。
まぁ、オルオももらしてたけど。
でも、ある時から巨人をあの子たちに見たてるようにしてからは討伐数、討伐補佐数も増えて行った。
爽快感と高揚感、そして背徳感にたまらなくなった。
その度に自分の心の黒さを思い知ることになったが。



リヴァイ兵長に再会したのは初めての壁外調査から帰った日の晩だった。
恐怖と恥ずかしさと何もできずに終わったことの申し訳なさと、もんもんと考えながらお風呂に入っていると、疲れたからか寝てしまっていた。
私、ここ選んで良かったと思うけど、役立てるのかなぁ…なんて湯船につかりながらうとうとしていたら、いつの間にか男性団員が入る時間になってしまっていたのだ。

「おい、お前」
頭上から聞こえてきた声に、耳が反応したが頭は全く回っていなかった。
なんか聞いたことがある声だなぁ…いい声だなぁ…なんてぼうっとしていると、軽く頭をはたかれた。
同時に「ペトラ・ラル」と呼ばれる。
ぱちっと目を覚まして「はいっ」と敬礼をすれば、目の前には顔をしかめたリヴァイ兵長の姿があった。

自分の格好が裸ということも忘れて固まっていると、タオルを思いっきり投げられる。
「てめぇは馬鹿か」
それを羽織れ。と指をさされ、
「ぎゃーーーーーーーーーー!」
うわ信じらんないまじでないこれは何したの馬鹿!嫁入り前に体晒すとかありえない!
「うっせぇ黙れ。もうすぐ他の団員が来るぞ。早く出ていけ」
「すみません!」
顔が真っ赤だ。鏡をみなくてもわかる。

脱衣所であたふた着替えながら頭は混乱したままで落ち着かない。
なに!?最初はぶつかってタメ口で話して泥まみれにさせて、二回目は裸をみられるとか、ほんとろくな出会い方をしていない*
脱衣所を出ようとしている時、浴室のドアがあいてまた声をかけられた。

「おい、胸のベルト跡、かぶれかかってるからハンジにでも薬塗ってもらえ」

まさかの追い打ち。胸って。そりゃ見えたでしょうけど、胸って。
兵長も腰にタオルを巻いただけの格好で、目のやり場も、とにかく脳内で整理ができない。
「りょ、了解です!」
そして逃げるように脱衣所を後にした。
私が部屋まで走る背後で沢山の声が風呂場に向かっていたからギリギリだったことがわかる。
……というか、背そんなに高くなかったな。
部屋に戻って心と体を落ち着かせながらゆっくりと考える。
目つきの悪さとかは噂通りだったけど、わざわざ私を起こしてくれたり、ベルト跡のことを気に掛けてくれたり、結構優しい。
……やばい、動機が収まらない。
顔が火照っているのは長風呂してしまったからか、それとも…?
ペトラ・ラル、そう呼んでくれたことが頭を過って少しにやつく。
覚えてくれたんだ、名前。
寝付くころには全て忘れて、ただ彼の声が頭の中で響いていた。

>>1 です。更新遅れてすみません
IDころころ変わっていますが、面倒なので放っておきます笑
読んでくれてる人いるのかなー…

読んでるよー!

うまい。面白いよ!

面白い

応援ありがとうございます!
続きを書いて行こうと思います。
のろまですが、おつきあいください。



体全体が脈を打つ。
彼の腕の中でそんなことをぼうっと思い出していた。
未だ彼は返事をしてくれない。

気持ちいいな。
彼の分厚い筋肉が私の体を包んで、ただ抱きしめられているというのに、一つになったみたい。
「兵長?私は今すごく幸せです。
こんな、贅沢私なんかができるとは思っていませんでした。
明後日の壁外調査頑張れそうです」
もう、これでいい。告白しなくても彼には想いが伝わっていたし、別にそれを実らそうとは思わない。

私は兵士なのだから。

ゆっくりと彼の顔をみると、目があった。
ずっと見られていたのか、とびっくりしてまた顔が赤くなる。
「…俺はな、巨人を絶滅させるまで誰も囲うなど考えていなかった。
それは訓練の妨げにもなるし、俺自身も別に興味がなかった」
だからな、と彼の手が私の髪を優しく撫でる。少しくすぐったくて、恥ずかしい。
「お前の気持ちを知った時も断ろうと思っていた。
…………それでも無理だった。

理性より先に本能がお前を欲しいと叫んでいたんだ。」

「俺は兵士である以前に一人の人間だ。
人類の命を背負っておきながらこんな屁理屈を言うのは駄目かもしれねぇがな、
今だけは許してくれ」



こんな、柔らかい笑顔をする人なんだ。
近づいてくる唇を眺めながら、蜜に包まれるかのような甘い空気を味わっていた。
今だけ。

…今、だけ。

ぬるいですが、ここから絡み始まります。
苦手な方はどうぞお戻りくださいませ。

溶けるようなキスから、舌が絡みあうような激しいキス。
今いる場所がドアの近くだということも吹っ飛んで、私達はあまったるいキスに没頭した。
潔癖性の彼なら、互いの涎を交換するような真似など嫌に違いなかっただろう。
それでも熱い口付けは温度を増して行くばかりで、訓練で鍛えた腰が抜けそうになる。
力が入らなくなりそうになっても彼は私の肩と腰を支えて無理矢理私を立たせていた。
……ほんと、本能のまま、ね。

それから本当に腰が抜けて、床に崩れ落ちた私。
彼は「いいか」と声を投げて私を抱き起こす。
何が「いい」なんていい加減わかる。
ここを越えれば、もう後戻りは出来ない。
でも、彼の口元についた涎を拭う姿に、"きて" しまった。
「うけてたちますよ」
そう言い返すと、「そうか」とまた柔らかく頬笑む彼。
やばい、ぞくぞくする。

俗に言う「お姫様抱っこ」というものをされ、兵長の清潔すぎるベッドに運ばれる。
キスも止めぬまま、彼は私の服を脱がしていく。
お互い寝る直前で軽装だった為かすぐに裸になってしまう。
…お父さん、ごめんね?
されるがまま、なんて勿体無い。
私だって、と絡みついてキスをするとそれに対抗するように彼の舌が口内に入ってくる。
あぁ、気持ちいい。
こんな快感、巨人のうなじを削いでいても味わえなかった。

彼のキスがだんだん下におりていって、胸の上でふと止まる。
「…薬塗ってもらわなかったのか?」
かぶれている。そう言いながら彼は赤くなっているそこを優しく口づけした。
…覚えてくれているのね、全部。
嬉しくて嬉しくてたまらない。
こんな幸せな事が今まであったのだろうか。

恥ずかしくて怖くて気持ち良くて、少し痛くて。
体にかかる彼の熱い息がたまらなくくすぐったくて、びくりびくりと反応する身体に耐えきれず涙が出る。
無言で彼は鎖骨、胸、腰、太腿、足の裏と口づけし、舐めていく。
それにつれて私の息が荒くなって、心臓が苦しい。
「愛してる」
重なるとき、ただ一言だけ彼は呟いた。
それが脳内で反響して、強張っていた心が全て解放された気がした。
この人に一生ついていこう。
心にそう誓って、意識を手離す。
女の子らしくない、こんな身体でも彼は隅々まで愛してくれた。

今日はここまでにします。
また暇なときに更新しますね~
おやすみなさい


続き待ってるよー

続き待ってます

おまたせしました。
続きを書こうと思います。
ここからはリヴァイ視点ですのでご注意を。

俺は後悔していた。
面倒くさいことをあの時教えてしまったと。
気が付いたとしても言わなかった方が良かったかもしれない。
彼女が憲兵団を志願できるくらいの実力だとは知っていた。
"ペトラ・ラル"
エルヴィンから聞かされる訓練兵上位十名の成績にその名前があったことは分かっていたはずだ。
何故俺は教えてしまったのだ。
俺が馬の鞍の事を知らなかったふりをすれば彼女は憲兵団を選んだだろう。

リヴァイ班宛だと先程ハンジから手渡された手紙の中にはペトラの父親からのものがあった。

『考え直さないか、憲兵団に変更することは可能なんだろう?』

いつだったか、見回りをしていた時に大会議室で泣き疲れたからか寝落ちしている彼女の横にあった手紙。
不可抗力で見えてしまったその内容にはその事しか書いていなかった。

この中にもその事が書かれているのだろうか。
握り潰しそうになって、直前で力を緩める。

彼女が選んだ道だ。どう考えても茨しか蔓延っていないのに、それを傷だらけでも進むと決めた。
その彼女の意思を尊重したいと思った。

調査兵団に入ると彼女はみるみるうちに実力をつけていった。
己の心を断ち切るように巨人を狩る姿は、とても、とても美しかった。

「特別班を作るが、誰を指名するか?」
エルヴィンにそう尋ねられ、口が勝手に彼女の名前を吐き出していた。
そのままエルド、オルオ、グンタと続けて言う。
実力もそうだがチームワークも大事だとエルヴィンが言っていた。
だからこの4人だ。そう言い聞かせた。

後悔をしている。だが、悔いはない。
そんな矛盾な存在が彼女だった。
人類の為には彼女が必要だ。それは誰の目にも確かなはずだ。



俺は間違ったことをしていないのだろう?

後悔をしている。だが、悔いはない。
そんな矛盾な存在が彼女だった。
人類の為には彼女が必要だ。それは誰の目にも確かなはずだ。



俺は間違ったことをしていないのだろう?

連投してました。
失礼しました

手紙を各個人の置き場所に振り分ける。
明日は年に一度の里帰り出来る日だ。
勿論その里が無い兵士には休日としてあてがわれる。

彼女はもう4年帰っていない。
彼女はあれから一度も手紙の封を切っていない。
「俺が愛を込めてつくったポエムを手紙にして送ったのに、あいつ手紙だとなんでもすぐ捨てちまうからな。
読んだか?って聞いてもムカつく顔しかしてなかったぜ…」
オルオが休憩室でそうエルド達にボヤいていたのを最近耳にした。

ペトラの親には一度会ったことがある。
わざわざこの調査兵団本部にまで訪ねて来たのだ。
あれは3年前の事だったか。
「ペトラと話せなくてもいいんです。ペトラの顔だけ見させてください」
ルールとしては里帰りや第二親、第三親の不幸、結婚、そのた重大な事柄では無い限り兵士は里帰りや面会を認めていない。
だが…まぁ影から姿を見るくらいならばいいだろう、とエルヴィンから許可が下りた。

寝落ちしてました。
再開します

次の壁外調査にむけての会議中、内容はわからない程度の位置の影から彼女を見てもらった。
人が多く、普通にはすぐ見つけられないはずだったが、一瞬で彼らは彼女をみつけ、見つめていた。
「…そうか」
彼女の父親がそう呟くと、そのまま二人で出口へと戻って行った。
親は部下に彼らを任し、自分は会議に合流する。
「右翼索敵には~」
エルヴィンの声が頭上に飛んで行く中、俺はペトラを見ていた。
彼女はよく発言してくれる。それは精神的にもこの調査兵団を支えてくれる事が多い。
例えば彼女は自ら索敵に立候補する。
そしていつも彼女の班は生存率が高く、彼女が上手く指揮しているのが誰の目にも確かだった。
壁外調査の時だけではなく、今この会議中でも周りを気遣い休憩の提案やお茶を淹れてくれる。

細やかなそうった事が彼女の人気をより高めていた。
よく誰かが彼女に告白をしにいったという噂を耳にする。
そして必ず断られるということも、有名だ。

「まぁ、俺という人がいるからな!」
その日の食堂ではペトラたちと隣になった。
オルオなのか、と思ったが次の瞬間「きもい変態」とペトラに言われていたから違うらしい。
「誰か好きなやつでもいるのか?」
エルドがペトラに尋ねたが、彼女は顔を真っ赤にして「秘密!」と叫ぶ。
「なんだなんだ?じゃーエルヴィン団長か?」
「んなわけねぇだろエルド。俺だよこのオルオ・ボサドさm」
「それはない。ほんと舌噛み切ってしね」
「まぁ団長はないな。…あるとしたら兵長だろうよ」
グンタが横目で俺を見る。お前らな、丸聞こえだから意味がないぞ。
ガタッ!と大きな音がしてその方を見るとペトラがシチューを零していた。
「おい、ペトラ大丈夫か?」
「だっ、大丈夫よエルド!」
焦ったように汚れたシャツをふく彼女。おい、そんなきつく引っ張ると皺になるぞ。

うむ、いいね


「……へっ兵長なんかね!別に好きじゃないの!私はね!その、ハ、ハンジさんが好きなのよ!」
彼女が大声をはりあげる。
…へぇ、それは珍しい事を聞いた。
「なぁーにー?私がなんだってー?」
「ぎゃっ!ハンジ分隊長!」
彼女の背後を奇行種が襲う。お前の地獄耳は本当に気持ち悪いな。
「ふぅーんペトラは私が好きなの~?」
「えっ!?い、いや!えーとはい!そうです…?」
「きゃー!聞いた!?リヴァイ!ペトラが私を好きなんだってさ~」
………………めんどくせぇ。
俺にその話を振るな馬鹿奇行種。



「よかったな」


適当に返す。
なんだか居心地が悪い。軽い吐き気もする。昼飯のスープに異物でも入っていたか。
その場を後にしようとして、ふと彼女の顔が見えた。
何故か、目が潤んでいる。
そして目があった。だがすぐに逸らされる。
まるで見られては欲しくなかったように。
バン!と音がすると同時に彼女が勢いよく立った。後ろを振り向いて、ハンジと向き合う。
「っ、では!ハンジさん、付き合ってください!」

IDがコロコロ変わる事に色々諦めた>>1です
なめくじ並みの遅い更新ですみません。
コメントありがとうございます!
すごく励みになりますー!
時系列めちゃくちゃ変わってますけど、だ、大丈夫ですかね…?
一応進めるストーリー展開は頭の中では決まっているのですが、もし要望があれば可能な限り取り入れたいです!
あと、改行がなくて読みづらいかもしれませんが、私的にSSを書き慣れて無いせいで改行をすると気持ち悪いな、と感じてしまい、重要なものだけ改行をしています。
ギャグなのかシリアスなのか、シリアスなギャグなのか、自分でも良くわかっていませんができる限り書き続けたいと思います~
暖かい目で見守ってくださればと思います^^




「ねぇ、ほんとにいいの?ペトラ、もらっちゃうよ?」
食堂から帰る途中、ハンジが付きまとってうざかった。
「リヴァイも分かってるんでしょ?弾みで言った事だって、彼女の想いだってさ。なんでそんなにしらばっくれるのさ」
「うるせぇ」
彼女が調査兵団に入団して3年。
実力が突出してくる彼女からの視線は常に俺に向けられていた。
羨望の中の憧憬、それくらいは俺でも気づく。
だが上司としてか男としてかはわからない。

「あいつも兵士だ。自分に置かれた立場くらいわかってるだろう」
「あーのねぇ、だからリヴァイは馬鹿なんだって!そんなに不機嫌な顔をするなら自分もだって認めちゃえば?」
「……別に認める事なんて何もねぇよ」
わーわーと喚く奴をほって、自室に帰る。
ふーと息を吐いてソファに腰掛けてみると、ふと自分の手が何ももっていない事に気づく。
……しまった。本を忘れてきた。
面倒くさいが食堂に戻らねば。
重い足取りでドアを開ける。
たまには本でも、と思ったのが仇だったか。慣れない事をするものではないな。

食堂に入り自分が座っていた所辺りを見渡す……と、ペトラとエルドがまだ話していた。
……これは俺が居たら駄目な雰囲気か?
ペトラが顔を伏せている。なんだ?泣いているのか?
「…明日家に帰るのか」
「ううん、帰れない。お父さんに合わせる顔が無いもの」
「そうか…」
二人の光景を見て、身体の芯が凍っていった。
彼らの信頼関係。
それが眩しくて、俺には直視できない。
俺は彼女の何を知っている。
何を知ったかぶって彼女に近づこうとしている。
本をとりながら、俺は彼女に言うつもりだった。
『親御さんが先日お前を見にきたぞ』
そんなことを言ったところでなんになる。
事情も知らない部外者が、外から爆弾を放り込んで、一体彼女の何のためになるというのだ。

支援

アイコン:2月18日潤潤ロンドンでバーバリー秋と冬2013女性のショーを見るためにバーバリーを身に着けている。 ティファニー 指輪 http://tiffanyjapan.hudsonci.com/

支援

>>1です
支援ありがとうございます!
多忙すぎて更新滞っていました申し訳ない…
少ないですが、更新します


「あれ、リヴァイ兵長どうしましたか」
後からグンタの声がした。しまった、俺が背後をとられるなど、気が抜けていたか。
「おい、ちょっとこい」
二人に気づかれないよう、こそこそと食堂を出る。
…ほんと、何をしているんだ俺は。

食堂の扉の影で、がめつい男二人が小声で話す…気持ち悪い画面だな。
「あいつ…ペトラをお前はどう思っているんだ」
「え?俺がですか?…うーんおてんばな妹、ですかね」
「…妹、か」
もしかしたら、俺もそう思っているのかもしれない。そうだ、妹だ。そう思えばいい。
他のやつより少し気にかけてるのは妹みたいだからだ。
「そうだな…あいつは妹のようだな」
そう思い込んで自分の責任と想いを封じ込めたかった。

見てるよー気長に待ちます
最初の方のイジメコワイヨ(´・ω・)

>>1 です
>>86 ありがとうございますー!
またほんの少しずつですが更新します



「ペトラ!」


背後からエルドの声がして振り向くと、開いた食堂の門の隙間からペトラが泣きながら裏門から出て行くのが見えた。
エルドがそのあとを追う。
「…兵長、追いかけなくていいのですか」
グンタが真剣な目つきで俺に言ってくる。

なんだ、なんなんだ。
……俺はどうしたらいいのだ。
彼女を追いかける?追いかけてどうする。何を言えばいいのだ。

「…いい、仕事が溜まってるからな」
最もないい訳をつけてその場を去る。
俺はこういう事に関しては逃げてばっかりだ。

支援

まじ、いい内容!乙乙

>>1です
支援ありがとうございます。
リヴァイになってから時系列がごちゃごちゃでごめんなさい!訂正箇所があります。
ペトラの親が来たのは「里帰りの前日」のこととしてください。
「先日」と書きましたが違います!ややこしくしてしまって申し訳ない。
ではまた更新します~


それが昨日の出来事。
仕事も手につかず、寝ようにも寝付けず、仕方なく起きても気持ちの悪い最悪な状況のまま、もう朝になってしまっていた。
今日は食堂に普段より人が少ない。
"家族"というものがどういうものか、俺はもう忘れてしまった。
いつもは暗い顔をしている奴も、眉間に皺を寄せている奴も、今日だけは顔が緩んでいる。
周囲からは期待感と高揚感が伝わってきて、今か今かと家族との再会を待ち望んでいる。
調査兵団の兵舎から故郷が遠いやつらは早朝からすでに出かけているだろう。


「兵長、ここいいですか」
向かいにエルドが朝食のパンとスープを持って現れる。
…なんとなく今は話したくないが、断る理由もなく、許可をする。
人が少ないからか、お互いスプーンでスープを飲む音が良く響く。
と、エルドが手を止めた。
「…ペトラは今回も家族の元へは帰らないそうです」
あぁ、知っている。昨日二人で話していたな。
「ペトラは手紙を破り続けています」
そうだな。
「ペトラは……っ」
エルドのスプーンを握る手がカタカタと震えている。眉間には恐ろしくシワがよっていた。
「自分が関与していいとは思っていません。ですが…………昨日の兵長には失望しました」

アーーーーーーーーーーッ…
駄目だ俺リヴァペトじゃないから
目が拒否ってるぅぅぉおるるるぁぁぁ!!
御免俺は見れない

>>94 嫌ならレスせず戻る押せばよかったのに。

続き楽しみにしてますー

続きキタ━(゚∀゚)━!

続ききたー!
ずっと待ってましたよ^^


「いつまで知らないふりを押し通すのですか。いつまで…彼女を、ペトラを欺いて、傷付かせるつもりですか。
別に彼女の想いに答えて欲しいとか自分が言えることではありません。分かっています。
…………ですが兵長、自分自身の思いまで欺いてどうするんですか。苦しいだけではないのですか」
冷め切ったスープを一口すする。味が、しなかった。

「エルド、それを言ってお前はどうする」
それでも、俺は
「っ、兵長」
「この世界では本音など、破って捨てるのがあたりまえだ」
自分を閉ざさせて
「ペトラはいい部下だ。それは間違いない事実だ。だから俺はこれからもペトラを起用するし、それはお前もグンタもオルオもだ。…ただ、それだけだ、何もない」
奥にしまいこむ。
「しかしっ」
「エルドは今日帰るだろ?」
「…はい」
「気をつけて帰れよ。少数となったがまだまだ旅行者を襲う輩がいる。…まぁお前なら大丈夫だと思うが…」
呆然とするエルドを前に立ち上がる。
「お前は幸せになれよ」

遅くなりました。>>1です
海外に行っていたので更新遅くなり申し訳ないです
では、続きを>>101から始めます

それから、1年経った。
「兵長、何やら今年は調査兵団希望の訓練兵が多いらしいですよ!」
ペトラはいつも変わらず笑顔で話しかけてくれる。
「明日訓練兵の解散式じゃないですか。成績上位の子達も希望してるって噂ですよ!」
今日も軽く頬を赤らめて、
「ほう、ではオルオ様がきちんと新兵らに先輩の格とやらを見せないとな」
「その新兵に抜かれないようにね」
艶めいた髪を靡かせて、
「そうだ、主席は今までに類を見ないくらい優秀だそうだしさ」
「グンタ、その子って女の子よね」
琥珀色の瞳で、
「お、よく知ってるなペトラ。俺は見た訳じゃないが、訓練兵の兵舎に行った奴が見かけて興奮していたよ。…何だっけ、金髪の女神とか言ってたな」
「ん?俺は黒髪だと聞いたが。人違いじゃないのか?」
「おいおいエルド、それはお前の好みじゃないか」
「いや、俺は別に…。オルオの方こそどうなんだ」
「そりゃペトラがどうしても俺の嫁に…」
「いきません」
また俺を魅了する。

「お前ら、明日は壁外調査だ。点検し終わったらさっさと寝ろ」
「はい!」
彼女はまだ手紙を破り続けている。
俺はまだ彼女の想いを受け止めきれていない。
俺はまだ彼女への想いを認めていない。
「おい、ナナバ。ミケにこの資料を渡しといてくれ」
「ん、わかった」
明日の壁外調査も彼女を同じ班に指名した。
「ねーゲルガー、ミケにこれ渡しといて~」
「はぁ!?お前が渡しとけよ!兵長から渡されたんだろ!」
「私の酒一昨日飲み干したでしょ」
「あーもーわかりました!ったく、ミケのやつ寝るの早いからなぁ…」
「鼻で笑われるだけで済むといいね」
「くっ」
明日、彼女は生き残るだろうか。
「リヴァイ、もう寝るの?」
「あぁ」
結果は誰にもわからない。
「えー書類整理終わらないんだけどー」
「知るか。適当に終わらせろ。明日に響くぞ」
「そうだよねぇ~あぁ~明日は何体奇行種に会えるかなぁ~」
誰にも、わからない。


続ききてた~!

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お久しぶりです。>>1です。
大変長い間更新をしておらず、申し訳ありません。多忙に多忙を重ね、また書いたものが全て消えるという事態になってしまい、年の瀬まで更新できずにおりました。
>>102の続きをまた再開したいと思います。
どうぞ生暖かい目で読んでいただけたら光栄です。




見事な壁外調査日和だ。
空は一つ二つ雲が浮かんでいるだけで、風もあまりない。
「見ろ、リヴァイ兵士長だ!」
沿道からの民衆がその声につられて一斉に俺を見る。
期待、尊敬、そんな眼差しが俺を貫いて行く。
「ちっ、うるせぇな」
俺は強い。わかっている。
だが、それでも全ての者を救える程ではない。
今日も、また親しい誰かを亡くすのは確実だ。

もしかすれば、彼女もその誰かになるのかもしれない。


砲撃の音が止んだ。
叫びながら伝達を行っていた部下たちが声を飲み込み、辺りが一瞬静まり返る。

もうすぐ、開門だ。
我々人類は、また壁外へと歩を進める。

「開門!」

エルヴィンの声と共に鐘が鳴り響き、生命の門が金属音と共に開いていった。

「第56回壁外調査を始める!」


破壊されたウォールマリア内の街を駆ける。
索敵の取りこぼしを処理しながらも、方々で転がっていく兵士たちの姿が嫌でも目に焼き付けられる。

進むに連れて巨人の数が増して行く。索敵の人数も大分減ってしまったか。

ちらりと彼女の姿を確認した。
今のところ大きな怪我も無く、今日も機敏にかつ正確に討伐、討伐補佐をして俺についてくる。
倒れている兵士を見れば、すぐに駆け寄り、息のあるものならば応急処置を手早くする。

優秀な兵士だ。素直に思える。


「生きて、生きて、お願い…!」

下半身を巨人に喰われかけ、瀕死の兵士に彼女が呼びかけながら血を止めようと必死に患部を抑えている。
「兵長、血が、止まりません…!」
細かく震える腕。
彼女の涙が頬をつたい、倒れる兵士の上に落ちていった。




俺は、何度も人を殺してきた。



生きていく為には仕方なかった、といえば真っ当な言い訳に出来るが、結局それは自分自身を納得させる為のものであり、事実には何も影響しない。

ただ、仲間を護りたかった。
結局その信念に当時は「殺す」という手段が一番手軽で、かつ最も有効的だった。

そして、今日も俺は巨人を「殺す」ことで仲間を護っていくしかできない。

お久しぶりです。>>1です。
ご覧の通り、更新がままならない状況であり、また需要もここのスレではなさそうなので、このストーリーをここでは一旦中止させていただきます。
細々と他のところではこれの修正版を書いておりますが、そちらの方は明記いたしません。タイトルの方も変わっておりますので、いつかどこかで巡り会えましたら、記念にでも読んでくださいまし。

しかし、リヴァペトが最近叩かれているようですね。怖い怖い。
自由にさせてやってよ、ということなんですが、マナー違反な方もいらっしゃるようで、二次創作もやりにくくなったもんだなぁと実感しています。

本当に中途半端なところで終わらせてしまい申し訳ありません。

彼女たちの運命は決まっていますが、少しでも希望があったことを勝手に妄想して、幸せな二人がいたということを願うばかりです。

では、どこかで。
今までありがとうございました。

リヴァペト最高~\(^q^)/

age

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