エレン「平和な世界」(30)

-----845年

エレン「ミカサ、アルミン!今日は何して遊ぶ?」

アルミン「うーん……あ、おしゃべりなんてどうかな?」

ミカサ「私もそれがいい」

エレン「じゃあさ、壁の外の話を聞かせてくれよ!」

アルミン「うん!」





アルミン「…でね、巨人はずっと南の方に住んでいるんだって」

エレン「へえ~」

ミカサ「巨人は何でここに来るの?」

アルミン「じいちゃんは服を買うためだって言ってたなあ」

エレン「巨人が着る服か…俺たちが着たらどうなるんだろうな」

アルミン「きっとダボダボどころの騒ぎじゃないね」


カンカンカンカン


エレン「? この音は…」

アルミン「あ、探検隊が帰ってきたみたいだ!」

エレン「ほんとか!」

ミカサ「見に行く?」

エレン アルミン「「もちろん!」」





エレン「くっそー人垣で見えねえ」

ミカサ「エレン。あっちの方を見て」

アルミン「あれはハンネスさんと…巨人だ!」

エレン「でっけぇー」

アルミン「ねえ、壁の外の話…聞きたくない?」ニッ

ミカサ「! 聞きたい」

エレン「よし、行こうぜ二人とも!」






タタタッ

三人「「「こんにちわ!」」」

ハンネス「お、エレンとミカサとアルミンじゃないか」

巨人「 ハンネス、コノコタチハ ? 」

ハンネス「ああ、顔馴染みだ」

巨人「 ホォー 」

アルミン「あの、巨人さん!壁の外の話をしてくれませんか!」

巨人「 オオ イイヨイイヨ ! ドンナハナシガ イイカナ ? 」

エレン「外の世界にはどんなものがあるの?」

巨人「 ホノオノ ミズ トカ、 スナノ セツゲン ガ アルヨ 」

アルミン「じゃあ、氷の大地はあるんですか?」

巨人「 ウン、ズーット ムコウニイケバ アル カナ 」

エレン「行ったりする?」

巨人「 イヤア サムイカラ イカナイ 」

エレン「へえ~」

ハンネス「なあ、あれを見せてやったらどうだ?」

巨人「 アアー アレカ 」 ガサゴソ

アルミン「?」

エレン「?」

巨人「 アッタ 」 スッ

エレン「な、なんだこのピカピカの石は!」

アルミン「うわあー!」キラキラ

ミカサ「きれい…」

巨人「 ダイアモンド ッテイウンダ 」

エレン「すげえー」

巨人「 アゲルヨ コレ 」

エレン「え、いいの?」

巨人「 ウン ドウセ ツカワナイシ 」

エレン「! やった!」パァァ

ハンネス「ははっ、良かったな」

アルミン「いいなーエレン」ジトー

ミカサ「…ずるい」

エレン「何言ってんだ。みんなのに決まってるだろ?」


ワイワイキャッキャッ


巨人「 …カワイイ タベテイイ ? 」

ハンネス「まあ、甘噛みぐらいなら?」

巨人「 ハハハ ジョウダンダヨ 」

ハンネス「!」バッ

キース「巨人さん。そろそろバーゲンの時間ですよ」

巨人「 ア、ワカリマシタ 」

エレン「巨人さん!」

巨人「 ン ? 」

エレン「せーの」


三人「「「ありがとう!」」」


巨人「 」 ニコッ

終わりです。

続きまして、ミカサ「かさかさ」

夜に書こうと思うので、もし良ければ見てください!

すみません遅れました。


-----夜・女子寮


カサカサ... カサカサカサ...
カサカサカサ... カサ...
カサカサカサカサ... カサカサ...
カサカサカサカサカサカサ...


ミーナ「みんな、起きてる?」

サシャ「…おきてまぁーす…」

ミカサ「こんな状況で寝れる方がおかしい」

アニ「」スースー

ユミル「」スースー

クリスタ「すごいなあ、二人は…」

ミーナ「とにかく、音の正体を突き止めなくちゃね」

ミカサ「ええ。手分けして探そう」






ミカサ「どこだか分かった?」

ミーナ「わからないわ。そっちは?」

サシャ「うーん…」

クリスタ「…ねえ、ユミルのベッドの方から聞こえない?」


カサカサ...

ユミル「」スースー

カサカサカサ... カサ...

ミカサ「言われてみれば…」

サシャ「? それはなんでしょうか?」

ミーナ「これは、押入れ?」

クリスタ「かなり使ってなさそうな感じだね」

ユミル「……んー…」ムクリ

クリスタ「あ、ごめんね」

ユミル「……」ウトウト

ミカサ「で、開ける?」

サシャ「やるしかないですね…」


カサカサカサカサ... カサカサカサ...


ミーナ「……」

クリスタ「……」ゴクリ

ミカサ「……」

サシャ「じゃあ、開けますよ…」

スーーー

サシャ「」

クリスタ「……」

ミカサ「…真っ黒なだけ」

サシャ「っわあああああああ!」ダダダッ

ミーナ「えっちょっ」ダダッ

クリスタ「ど、どうしたのみんな」

ミカサ「?」

ユミル「……あぁ」





ユミル「…なんだ…そいつか」

ミカサ クリスタ「「あ」」


かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ




-----男子寮

アルミン「そろそろ寝ようか」

ライナー「じゃあ明かり消すぞ」

エレン「おう」

ドタドタドタドタドタ

アルミン「ん?」

コニー「何だ?」

ガチャガチャッ ドンドンドンドン

サシャ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

エレン「うおっ!」

サシャ「開けろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

ジャン「おい。うるせえぞ」

ライナー「サシャ、どうした!」

サシャ「開けっ開け…ゾオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

サシャ「オオオオオ…アアアアアアア……」

ライナー「!」

シーン

エレン「……は?」

コニー「き、気持ち悪いな」

ジャン「冷やかしか?」

アルミン「違う…これは…」

カサカサ... カサカサカサ...

サシャ「…かさかさかさかさかさかさ」

カサカサカサ... カサ...

ミーナ「かさかさかさかさかさかさ」

カサカサカサカサ... カサカサ...

クリスタ「かさかさかさかさかさかさ」

カサカサカサカサカサカサ...

ミカサ「…え、エレン……」

エレン「! ミカサか!外で何が――

カサカサ... カサカサカサカサカサカサ...

ミカサ「逃げ……」

ミカサ「……――」

エレン「……おい?」

















ミカサ「かさかさ」

終わり

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