淫魔「どうしよう」 (903)

淫魔「男性に興味がない」

男「んな僕に言われても先輩」

淫魔「そろそろ精液の味を覚えてもいいころなのにな」

男「昼時にする話じゃないですよ」

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男「ていうか先輩、ダメってわりに僕と話すのは大丈夫じゃないですか」

淫魔「お前は男特有のオーラが無いからな」

男「……どうせモテませんよ僕は」

淫魔「私よりもな」

男「そりゃ先輩は女の子受けしそうな顔と、泣く子も黙る巨大な胸がありますからね……」

淫魔「しかもヤる気も無いんだろ?」

男「昼時ですよ、もう」

男「……人並みにはあるつもりなんですけど」

淫魔「そういうオーラが無い」

男「……」

男「言っておきますけど、女の子に興味が無い訳じゃないですからね」

淫魔「それは知ってる」

男「えっ」

淫魔「2組の保健委員の娘だろ?」

男「まさかあんたまた…」

淫魔「とっくにいただいた」

男「」

淫魔「あ、動画あるぞ、観るか?」

男「……この下衆レズビアン色情淫魔が!!!」

淫魔「それが先輩に対する口の聞き方か」

淫魔「罰として一週間射精禁止な」ヒュッ

男「……っ!」ビク

淫魔「もう慣れてるだろ?」

男「今解りましたよ……僕に性欲が無い理由」


男「解いて下さいお願いします」

淫魔「一週間たてば自然と、な」

男「これ副作用でちょっと成長するんですよ…」

淫魔「それを副作用と言うか」

淫魔「そこらの男だったら泣いて喜ぶ効果だぞ」

男「うるせえ!もうこの罰受けすぎてな、制服がぱつんぱつんになるまで大きくなってんだよ!!逆に困るわ!!!」

淫魔「飯時に大声出すな」

男「いいじゃねえか!!どうせ周りのテーブルの女子も手籠めにしてんだろあんた!!」

淫魔「うん」

男「うんじゃねえよ!!!!!」

委員長「……///」

男「何見てんだよ!!!!!」

淫魔「あの娘は2週間前の…」

男「やめて下さいよもう…」

男「失礼ですが先輩、実年齢はおいくつなんです?」

淫魔「レディーに歳を聞くな、ばかもん」

男「いやいや、年格好変わらないでしょう?淫魔なら」

淫魔「こういうのは気分の問題だ。だめだ」

男「参考までに」

淫魔「お前の数倍は生きてるとだけ言っておこう」

男「おばあちゃん、」

淫魔「そら」ヒョイ

男「はうっ!!!?な、何を??」ガタン

淫魔「勃起出来ないようにした」

男「すみません!…すみませんって、先輩!ちょっとそれはシャレになんないですって!」

淫魔「安心しろ。3日で効果は切れる」

男「そういう問題じゃないですよ!」

淫魔「優しい先輩に感謝するんだな」

男「…でも、これでもう何も怖くないですよ。先輩、男性経験は?」

淫魔「よくて2人」

男「意外ですね」

淫魔「なんだ、ショックなのか?」

男「え、な、何でですか?」

淫魔「そんなオーラが出た」

男「……」

淫魔「なんだよ、かわいいなお前」

男「やめてください」

淫魔「内訳を聞いてはくれないのか?」

男「…聞きましょう」

淫魔「1人目はあっちの学校の先生だ」

男「あっちというのは…」

淫魔「魔界だ」

男「やっぱり、そういう学校なんですか」

淫魔「あっちじゃ普通なんだが」

男「で、授業の一環として済ませたと?」

淫魔「ちょっと違う。授業は張り子と魔法でヤるんだ」

男(張り子って…)

淫魔「だが私は上手くなくてな、追試になってしまった」

淫魔「それで、学年主任の先生とした」

男「…すみません、聞かない方が良かったみたいですね……」

淫魔「何故?」

男「大事な初めてをそんなことで済ませちゃうなんて…」

淫魔(ピュアピュアだな)

淫魔「言うじゃないか」

男「すみません。…先輩はそれで良かったんですか?」

淫魔「まあな。あの先生は皆の憧れでもあったし」

男「へえ…そんなにいい男なんですか」

淫魔「ん?魔界に男は居ないぞ?」

男「え?でもその先生としたんじゃ…」

淫魔「ああ、先生はインキュバスなんだ」

男「へ?」

淫魔「つまり、両性具有」

男「」

淫魔「いやあ、あんな可愛い顔をしてあんな凶悪なモノを持っていたとはな…恐れ入ったよ」

男「…それって、"男性"経験に入るんですか?」

淫魔「私は"よくて"2回って言ったろ」

男「まあいいですよ…あとの1回は?」

淫魔「こっちに来てからの初仕事で」

男「して、お相手は?」

淫魔「小学4年の男の子だった」

男「」

淫魔「いやはや、女の子みたいな顔しててな…髪も長くて…あっちの方も可愛かった」

男「さっきから引いてばっかりですよ…」

淫魔「まあ、付き合えや」

男「でも、そんなにその男の子が気に入ってたんなら、今もその子に憑いてるんじゃないんですか?」

淫魔「憑くとは失礼な。通うと言ってくれ」

男「で、どうして離れたんです?」

淫魔「ああ…やっぱり、知識がまだ無かったんだろうな。お尻に挿れられた」

男「」ブッ

淫魔「それで怖くなって逃げた」

男「で、今に至ると」フキフキ

淫魔「うん」

男「ほぼ0じゃないですか」

淫魔「何が?」

男「男性経験が」

淫魔「2人」

男「0でしょ」

淫魔「…2人」

男(あれっ、珍しく俺が優勢か?)

男「インキュバスの先生を抜くと?」

淫魔「…1人」

男「で、男の子とは結局?」

淫魔「…してない」

男「0人」

淫魔「0人…」

男「はい」

淫魔「ぜろ…にうぅ…グスッえくっ…すん」

男(え、ちょっと…は!?ま、まずいぞ!)

男「せ、先輩?何も泣くことは…」

淫魔「だって、えくっ、だってぇ…」

委員長「」ガタッ

眼鏡女「」ガタッ

購買女「」ガタッ

男(本格的にまずい!周りの女子の視線が一斉に…!)

男「先輩、行きましょう!」

淫魔「ひくっ…うぇっ…グス、えくっ」

男「ほら」ガシッ

淫魔「あ…」

【資料室】

男「ここなら大丈夫でしょう」

淫魔「うん…ありがとう…グスッ…」

男「すみません先輩…まさか泣いちゃうとは」

淫魔「いい…結局私が悪いんだし…」

男(こんなしおらしい先輩を見るのは、初めてだ…)

淫魔「うぅぅ…」

男(不謹慎だけど…なんだこれ、可愛いな)

男「先輩、これ」

淫魔「ぁ…は、ハンカチ…」

男「授業には僕も一緒に遅刻しますから、どうか許して下さい」

淫魔「…いいって。私は、大丈夫だ、から」

男「まだ目が赤いですよ。もう少し居ましょう」

淫魔「…ふふっ、なんだかんだでお前は優しいな」

男「いえ、男なら誰だってこうしますよ。泣いてる女性を放ってはおけません」

淫魔「そうだろうか」

男「そうです。先輩は、男性を怖がることは無いんです」

淫魔「…そうか」

男「……」

淫魔「なあ、男」

男「わ、なんです?」

淫魔「私に協力してくれないか?」

男「……断れる状況じゃありませんもんね。ずるいな、先輩は」

淫魔「ふふ、話が早くて助かる」

男「で、何を協力すればいいんですか?」

淫魔「さっき話した男の子がいるだろ?探す」

男「簡単に言いますね。探してどうするつもりです?」

淫魔「その子でなら男性恐怖症を克服できるかもしれん。そのために、私の力になってほしい」

男「へえ、積極的ですね!そういうことならお安い御用です」

淫魔「約束だぞ」

男「ええ、もちろん」

淫魔「助かる。じゃあ詳しくはまた後で」

男「もう大丈夫なんですか?」

淫魔「なんだ。お前には私がか弱い乙女に見えるのか?」

男「一瞬そう見えましたけど…」

淫魔「言うようになったな、少年」

【放課後】

男「さて、今日の勤めも終わった!さあ部活行くぞ」

男友「久しぶりに波も穏やかだしな。絶好の航海日和よ」

男「お前、ちょっと見ないうちに髪伸びたな。部長がまたうるさいぞ」

男友「いいだろ、こんくらい!?ボート部だからって何で強制坊主なんだよ…」

男「仕方ないさ。伝統なんだから」ヴーヴー

男友「メール来てる」

男「ん?ああ、本当だサンキュ」ゴソ

男友「女か?」

男「…間違いじゃないんだけど」

男友「なんだよーその言い方、お相手が可哀想だぜ?」

男「先輩からだ」

男友「お前の言う先輩というと…あの男前レズ大魔王か!?」

男「そう」

男友「ふっざけやがって!あいつ、事もあろうに俺の大事なバスケ部のあの娘を……あの娘を…」

男「お前もか…お互い大変だな」

男友「…ま、どうせ片思いだったからどうしようもないけどな」

男友「んで、その先輩がどうしたって?」

携帯『放送室まで来い。ASAP。来なきゃ2週間』

男「…すぐ来いと」

男友「この2週間っての、何だ?」

男「恐ろしい罰だ…」パタン

男友「はあー、部活は?」

男「残念だけど、おあずけかな」

【放送室】

男「失礼します」ガチャ

淫魔「おう。よく来た」

男「あれ?珍しい。先輩お一人ですか?」キィバタン

淫魔「放送部自体は休みなんだ。部員の半数が風邪でダウンしてな」

男(さしずめ調教の後遺症ってとこだろう)

淫魔「お前を呼んだのは他でもない」

男「昼の件ですよね?」

淫魔「うむ。私なりに考えた」

男「心配です…」

淫魔「まあまあ。私、その、淫魔だろ?」

男「何を今さら」

淫魔「最近ずっとこの姿だからな。…淫魔ってことは、空を飛べる訳だ」

男「なるほど。空からその男の子の家を探すって訳ですか」

淫魔「その通り。羽根を生やすのは数年ぶりだけどな」

淫魔「あの頃は毎晩、あの子の部屋の窓から侵入してたものさ」

男「数年ぶりって…じゃあその男の子も今頃は」

淫魔「あ…」

男「思春期まっしぐらの年頃でしょうね」

淫魔「……」

男「…気づいてなかったんですか?先輩」

淫魔「…平気だ。私の運命の人だぞ?きっとお淑やかに育っているに違いない」

淫魔「むしろ、恐怖症を一気に克服するチャンスじゃないか!」

男「…ま、いいですけど。じゃあ、早速飛んでみましょうよ」

淫魔「そうしたいところだが」

男「?何か問題が?」

淫魔「魔力が足りない」

男「え?」

淫魔「私が最近淫魔らしいことをしていないから」

男「…それってまさか」

淫魔「魔力を上げるには男性の体液が必要なんだ」

男「そんな!ジレンマじゃないですか!」

淫魔「何が?」

男「男性に慣れる為に、男性の体液が必要だなんて…」

淫魔「くふふ。私が何の為にお前を呼んだと思う?」

男「……先輩、よして下さい。そういうことなら協力しませんよ」

淫魔「何を言ってるんだ。約束だってしたじゃないか」

男「そんな覚えはありませんよ!」

淫魔「昼の事を思い出してみろ」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

淫魔『私の力になってほしい』

男『お安い御用です』

ーーーーーーーーーーーーーーーー

男「…その"力"っていうのは魔力って意味じゃありません!」

淫魔「そういう意味だったのさ」

男「待って下さい。それ以上近づくと大声出しますよ」

淫魔「ここは放送室だぞ?完全防音だ」

男「…友達を救援に呼びます」

淫魔「今頃はボートの上で必死にオールをかき回してるだろうな」

男「なんだよ!!完璧じゃないか!!!」

淫魔「諦めな」

男「…そうだ!僕、1週間射精できませんよ?」

淫魔「何考えてるんだ」ジト

男「え?」

淫魔「体液なら何でもいいんだ。血でもいい」

男「ち、ち、血は勘弁して下さい!」

淫魔「あいにく私もそういう趣味はない。唾液でよろしく頼む」

男「」

淫魔「じゃあ、行くぞ」

男「ま、待って下さい…」

淫魔「……そんなに私じゃ嫌か?」

男「え…?」

淫魔「いや?」

男「いや、じゃないですけど…」

淫魔「ふふ、良かった♪」

男(近い近い近い近い)

淫魔「…お前から来いよ」

男「へ?」

淫魔「ほら、早く」ニヤニヤ

男(くそっ!この人楽しんでやがる!)

淫魔「ん……」

男(悔しいけど…くそ、綺麗な顔しやがって!)

淫魔「……」

男(あ、あ、フリスクがどっかにあったんだけど…)

淫魔(ふふ、焦ってる焦ってる)

男「い、行きますよ……」

淫魔「……きて」

男(…ええい、ままよ!)

淫魔「……チュッ」

男「チュッ」


男「……これでどうですか?」

淫魔「…お前には失望したよ」

男「えっ…」

淫魔「この程度の唾液で、魔力が復活する訳ないだろう!」

淫魔「もっと激しくぶちゅっと来いよ!」

男「仕方ないでしょ!は、初めてのキスくらい可愛くしたかったんですよ!///」

淫魔「ふ、ふうん///」

淫魔(はじめてだったのか…余計なことしたかな)

男「いいですよ…2回目行きましょう」

淫魔「……うん」

男(とはいえ、どうする俺?そんなテクニックも無いぞ)

淫魔(だめだ、緊張する…女の子相手だと、そんなことはなかったのに)

男「し、失礼します…」

淫魔「…どうぞ」

男「…はんっ……」

淫魔「ふんっ……チュ」

男「あ、れ…?」

淫魔「ん……舌入れるぞ…」

淫魔「んんっ……ちゅぷっ……ずちゅ……ん゛ん゛、れぇろ……ちゅぷっ……」

男「!…ふむっ…」

淫魔「ちゅぷぅ、っうン……ちゅぴ、んちゅ……はむ……ぴちゅぅうううっ!」

男(な、なんだこれ…これがキスだってのか……)

淫魔「あむっ……チュチュ…くちゅっ……ん、むぁっ…ふ…」

男「…」

淫魔「んくっ…んくっ……ずちゅっ、んふぅあ…」

男(の、飲んでるよ…俺の……)

淫魔「ぇろっ、にゅむっ……っ…っ、はむぅん…んあっ」

男「…」

淫魔「チュッチュッ、チュ~~~っ、ぅぁ…にゅん……っンはぁ…んぱっ」

男「ハァ、ハァ、ん、ハァー…」

淫魔「ん、ハァ、ハァ…んふ、へへへ///」

男「んな、な、にがおかしい?んですか?」

淫魔「久しぶりに、淫魔っぽかったかなっ、と思って」

男「ハァ…女の子相手に、毎日、こんなことしてたんですか?」

淫魔「まあ、ね」

男(こりゃ堕ちるわ…)

淫魔「ふふっ、やっと尻尾が生えてきた」

男「おお、っぽくなりましたね。……羽根は?」

淫魔「ふふふ、まだ足りない♪」

男「勘弁して下さい……」


淫魔「ずちゅっ、じゅぷっ…はん…むっ、レるっ……チュクッーーっぱ!」

男(あー、いつもの俺だったら、とっくに果ててんだろうなぁ…)

淫魔「んはッ、ぴちゅぅ……んっ、ん~~~!ぇむっ、くぷっ…むっ……」

男(保健委員のあの子もこんな風に…)

淫魔「んくっ…ゴク、くっ、れぅぅ…むちゅっ、ぅ、ぁっ…んくっ」

男(いや…今は先輩のことを考えておこう)

淫魔「れルっ、ちゅっちゅっ、ちく…んむ、あんむ、っへむ…」

淫魔「じゅんっ…へんっ、んあっ、男っ、男…」

男「ヘェ、ハ…な、何です?」

淫魔「手ぇ、貸して」

男「ど、うぞ」

淫魔「んふふっ…♪」ギュッ

男「」キュッ

淫魔「あーんむっ…くちゅっ、チュッ、チュクっ…っぱ、チュッチュッチュチュ……」

男(あー、これはやばい)

淫魔「んふぅ♡…じゅぞっ、くちゅっ…ジュるー~~っ……へぇあ、んっ」

淫魔「くちゅっ、ちゅぽぅ、ツーーーー、えぅ…にゅふっ、ふぁ、じゅく…じゅぷッ」

淫魔「やっと羽根が生えた」

男「そ…そうすか……ハハ」

淫魔「ごめんな、男、こんなことに付き合わせちゃって」

男「いいんすよ……ハハ」

男(もう婿に行けねえ……)

淫魔「お礼に私がロックしたそれ、解除してやろうか?」

淫魔「今なら魔力あるし」

男「…いま解放したら、僕が僕でなくなりそうです……」

淫魔「そうか。じゃあよしとこう」

男(うぅ、どうなってやがんだ、これ)ビクン

男(勃ってるわけでもないのに、なんか、くる)

淫魔「さて、じゃあずらかるぞ」

男「え…?もうそんな時間なんですか?」

淫魔「日は落ちたな。じき校舎も閉まる」

男(なんてことだ…2時間近くもキスされっぱなしだったってことか…)

男(まあ意識も飛んじゃってたし…)

淫魔「じゃあ、早速私は偵察に行ってくるよ」

男「こんな夜にですか?」

淫魔「本来私たちは夜行性だしな。夜の方が人間に見られないというのもあるが」

男「なるほど」

淫魔「何より、この程度の体液じゃ1日くらいしか魔力が持たない」

男「あ、あれだけやって1日ですか!?」

淫魔「唾液だしな……量もせいぜいヤクルト1本分だろう」

男「そんな生々しい表現しないで下さいよ…」

淫魔「おう。だから水分とっとけよ。枯れるぞ」

淫魔「ま、時間もないし、行ってくる」バッサバッサ

男「あ、待って下さい」

淫魔「何だ?手短にな」バッサ

男「上は寒いでしょう。僕の学ラン着てって下さい」

淫魔「え…い、いいよ、そんな気遣ってくれなくても」

男「いいから、ほら」ワサ

淫魔「……ありがとう」バッサバッサ

男「いえ」

淫魔「じゃ、改めて。行ってくる」バサ

男「行ってらっしゃい…」フリフリ

男「……」モンモン

男「帰るか…」

男「……今日はタラが安いんだっけ」

淫魔(久しぶりの空)バッサバッサ

淫魔(意外と飛び方は覚えてるものだな)バッサ

淫魔「しかし、うぅ、寒い…」

淫魔(学ラン、借りたのは正解だったかも……)

淫魔(ちなみに、羽根は魔法的なものなので、学ランがあろうが無かろうが問題は無い)

淫魔(記憶だとこの辺だったんだがな)

淫魔(そうそう、川があって…橋のそばに…!)

淫魔(……無くなってる。というか、マンションが建ってる…)

淫魔「参ったな……」

淫魔(立ち退きにでもなったんだろうか…)

淫魔(あ、人が歩いてる)バサ

淫魔(…男の人じゃなさそうだ)

淫魔(……聞いてみようか。何か知ってるかも)

淫魔「ふぅ…」スタ

淫魔(あ、魔法解いとかないと)アタフタ

淫魔「んん、……すみませーん」

女「え、はい?」

女(うわ、すごく綺麗な人…)

淫魔(か、可愛い…これは……私のコレクションに加えろと、私のゴーストが囁いている…!)

女「あの…なんでしょうか?」

淫魔「あ、えーとですね、学校の課題でこの辺りの歴史について調べてまして」

女「へえ…こんな時間に大変なんですね」

淫魔(見たところ…中学生、って感じかな)

淫魔「えへへ、実は締め切りが迫っちゃってて。ズボラな性格が祟ったみたいです」

女「ははは、そなんですか。…もしかして、北高の方ですか?」

淫魔「えっ、どうしてわかったんですか?」

女「着てる学ランが兄の学校と同じものなので…」

淫魔「へ!?あ、ああ!これは…///」ガバッ

淫魔(すっかり忘れてた!恥ずかし!)

女「彼氏さんのですか?」

淫魔「ま、まあそんなとこ///」

淫魔(ふふふ。これで私に対する警戒心を解くのさ…!)

女「いいなあ~、そういうの。憧れます!」

淫魔「い、いやそんな…」

女「あ、宿題の最中なんですよね。すみません、お邪魔しちゃって」

淫魔「いいのよそんなのは。適当に済ませちゃえばいいんだから」

女「とは言っても…」

女「……」

女「あの、良かったらうちに来ませんか?」

淫魔(うおおおおおお、ラッキーーーー!!!)

女「あ、すみません、ご迷惑ですよね?親御さんも待ってるでしょうし」

淫魔「いいのいいの。わたし一人暮らしだし。…あなたこそ、いいの?」

女「はい、うちには郷土史の本がいっぱいあるので…父の趣味でして」

女「書斎はホコリっぽいんですけど、そこは我慢して下さいね?」ニコ

淫魔(ええ娘や…)「じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな?」

女「えへ、じゃあ決まりですね」

淫魔(よっしゃ。今日のところは作戦変更!)

淫魔(…男のおかげで魔力もちょっと残ってるし)

淫魔「お兄さんがいるって言ってたよね。どんな人?」コツコツ

淫魔(調査はしとかないと)

女「うーん、頼りになる人ですよ。優しいし。女っ気は無いですけどね」テクテク

淫魔「あはは、そうなんだ」コツコツ

女「はい。努力はしてるみたいなんですけど…なんというか、変な努力で」テクテクテク

淫魔「どんなどんな?」

女「秘密なんですけど…ふふっ、こっそりタップダンスとかやったりしてます」

女「ふふ、ふ、あとはそうだな…かっこいいフリスクの食べ方を研究してたりとか」

淫魔「くふははは。面白い人だね」

女「はい。でも、私は好きですよ。そんな兄が」

淫魔(軽度のブラコンか…それもいいな)

女「あ、着きました。ここです」

女「散らかってますが、どうぞ」ガチャ

淫魔「お邪魔しまーす…わっ、真っ暗」

女「あれ?おかしいな…兄さんいつもなら帰ってるのに」

淫魔(チャーンス)

女「すみません、今電気つけますね」パチン

淫魔「ありがとう。でも、本当にお邪魔なら失礼するよ、わたし」

女「いえ、お客さんには慣れてますから」

淫魔(ええ娘や…ほんまええ娘や…)

女「取りあえず、中へどうぞ」

淫魔()ワクワク

女「えーと、今資料持ってきますね」

淫魔「資料って、何の?」

女「えと、宿題の、ですけど」

淫魔(忘れてた)「あ、ありがとう」

女「じゃあ書斎まで行ってきます」トテトテ

淫魔「私も行くよ」

女「いえ、本当にホコリっぽいので…」

淫魔「まあまあ、私は平気だから」

淫魔(チャーンス)

<ただいまー

女「あ、兄さん帰ってきましたね!」

淫魔(チッ)

男(この靴…客人か…)「おーい妹、お客様がいらっしゃるときは連絡しろっていつも…」ガラッ

淫魔「」

妹「ごめん、急なことでさ」

男「」

妹「あれ、どしたの?」

男「この人をどこで拾った?」

妹「もう、そんな言い方って」

男「大事なことだ。…兄ちゃんはこの人とお話がある。鍋に湯沸かしといてくれ」

妹「え、兄さんそのお姉さんと知り合いなの!?」

男「いいから湯を沸かすんだ!わかったかい!?」

妹「はーい…」

男「この色情魔」

淫魔「ははは…」

男「僕の妹に手を出したのが運の尽きですよ先輩…」

淫魔「で、でもお前に妹さんがいるなんて、聞いてないぞ!」

男「あんたに手ぇ出されたくなかったから話してないんだよ!!!」

淫魔(こいつ、シスコンか…!)

男「で、何か言い訳はあるんですか?」

淫魔「あるに決まってるだろ!


男「ほお、面白い。聞きましょう」

淫魔「実は……」

かくかくしかじか

淫魔「……という訳なんだ」

男「そうか、妹がね…」

淫魔「うん」

男「あいつは人が良すぎる!世の中そんなに甘くないよ!」

淫魔「」ビクッ

男「あんたもあんただ!調査をするのは構わないさ!でも途中でターゲットを変えるのはどうなんだ!?」

淫魔「いやあ、面目ない…」

男「くそ、なんて日だ…」

淫魔「じゃあ、私はこれで……」

<兄さーん?お湯沸いたよー?

男「ああ、今行く!…先輩もどうぞ」

淫魔「え…どうぞって?」

男「客人に夕飯も出さずに帰したとあれば、我が家の名が廃ります。いささか不本意ですが、どうぞ」

淫魔「あ、ありがとう…」

男「妹ー、玉ねぎ切ってくれー」

妹「はーい」

男「俺はパスタを茹でる」ジョアッ

男「その隙にタラをレモンと蒸し焼く」ジュー

淫魔「えーと、キミたちのご両親は?」

男「親父は船に乗ってまして。1ヶ月は帰ってきませんよ」

妹「母は飲み屋をやってますから、たいてい夜は遅いです」シャッシャッ

淫魔「ふーん。タフなんだねえ」

妹「初めは大変でしたけど、すぐ慣れました」

男「すぐ?包丁も握れなかったくせに、よく言うよ」

妹「タップダンス」ボソ

男「おい、まさか先輩に言ってないだろうな」

淫魔「わたしは何も聞いてないよー」

妹「あははは…」

男「出来た。困ったときのプッタネスカ」

妹「と玉ねぎサラダ」

男「すみません、簡単なものしか作れなくて」

淫魔(う、うまそう…)

男「あ、先輩辛いものダメだったりします?」

淫魔「大好物です」

男「それはよかった」ニコ

妹「もう食べよ」

男「うむ。いただきます」

妹「いただきます!」

淫魔「いただきまーす!」

男「うん、まあまあだな」ハグハグ

妹「素直に美味しいって言いなよ」モグ

男「うん、我ながら美味しい」

妹「どうですか、お姉さん?」

淫魔「…」

男「先輩…どうされたんです?」

淫魔「おいしい…おいしいよぉ」ポロポロ

男「げっ、飯食って泣いてるぞこの人」

妹「もう、ひどいこと言わないの。どうしたんですか?お姉さん」

淫魔「わたし、一人暮らしだから、いっつもコンビニ弁当とかで…」グスッ

男(最悪飯無しでも生きられるもんな)

淫魔「こんなに美味しく、みんなでご飯食べたの、久しぶりで…」

妹「…」ウルウル

男「なーにお前まで泣いてるんだよ」

妹「いや、私も昔はそうだったなと思って…」

淫魔「え?」

男「お前は余計なことを…」

妹「あっ、ごめん兄さん」

男「謝ることはないさ」

淫魔(どういうことだろ?)

妹「ねえ兄さん、今日はお姉さんに泊まってってもらおうよ!」

淫魔(ナイス妹ちゃん!)

男「ばか。そんなに甘やかしてどうするんだよ」

妹「だって、もう夜遅いし…お姉さん一人なんでしょ?寂しいよ…」

男「いーや、ダメだ。このお姉さんには帰ってもらう」

淫魔(まあ、そうなるか)

淫魔「そうだよ。妹ちゃん。わたしは平気だから」

妹「そっか!お姉さんには彼氏さんがいるもんね!」

男「はあ!?何言ってるんだお前は…」

妹「だってあの学ラン…」

男「おお、妹の話で思い出した。学ラン返して下さいね、先輩」

淫魔「あ、あはははは…」

妹「え!?あの学ランって兄さんのなの!?」

男「そうだけど…」

妹「てことは!お姉さんが兄さんの彼女さんなの!?」

男「なっ、何でそうなる!!」

淫魔「……」

妹「だってその学ランは彼氏さんのだって!」

男「もう話にならない…先輩からも言ってやって下さい」

淫魔(ここは黙っとこう)

男「せ、先輩!?」

<ただいま~

妹「あ、お母さんだ!」

男「こんなときに…!いつもより早いし」

母「何だか今日は賑やかね~」トテトテ

妹「お母さんお母さん!こちら兄さんの彼女さん!」

男「だから違うって!」

母「まあ!あんた何時の間にこんなべっぴんさんを…男の母です」

淫魔「男くんがいつもお世話になってます…」

男「先輩までなに言ってるんですか!?」

母「先輩?まーあなた年上が好みだったの。誰の血かしらねー」

妹「ねー」

母「もービックリして酔いが覚めちゃったわ、私。飲み直さないと」

男「なんでよ…しこたま飲んできたんだろ母さん」

母「祝杯よ祝杯」

妹「ね!今日は泊まってってもらおうよ!遅いしさ!」

母「そうねえ、最近物騒だしねぇ。あ、私もパスタちょうだい」シュポッ

男「否定してよ母さん…俺たち高校生なんだぞ…?それに付き合ってないし、あとボトル開けないで」

母「またまた~、照れちゃって~。私の息子らしくないぞ?」トクトクトク

淫魔(大変なことになったな…)

男「で、結局泊まることになったと」

淫魔「うん、悪いな…」

男「寝床はまあ、先輩には妹の部屋を使ってもらうとして」

淫魔「妹ちゃんにも迷惑かけちゃうな」

男「あいつは、久しぶりにお母さんと寝られる、って喜んでましたから」

淫魔「そうは言っても」

男「うちの女連中はあれだからいけないんだよ…親父がいればどうにかなったかも」

淫魔「すごいパワーだったな…2人とも」

男「ええ。まるで親子みたいでしょ?」

淫魔「え?親子じゃないのか?」

男「こうなっちゃったから話しておきますけど、僕らのこの家族ってのは、片親同士でくっついてできてるんです」

淫魔「ほー。そうなのか」

男「ずいぶん反応が薄いんですね」

淫魔「だって私、人間じゃないし。よくわからん」

男「…それもそうでした。まあとにかく、親父は妹の実の父で、母さんは僕の実の母です」

淫魔「大変なんだな」

男「いえ、うまくいってますから」

淫魔(と、いうことはブラコンシスコンの線は消えて…なんてこった)

淫魔「男。お前妹ちゃん好きか?」

男「なっ、何言ってるんですか!?」

淫魔「なんだ、図星か?」

淫魔(ちょっとそういうオーラが出たな…)

男「別に、そんなことはありませんよ…」

淫魔「ふーん。じゃあ、私がいただいても構わないわけだ」

男「それとこれとは話が違います」

淫魔「言うじゃないか、少年」

男「だいたい、妹は僕の家族ですよ?手を出すって言うんなら、本当に帰しますからね!」

淫魔「仕方ないな、我慢するよ」

<コンコン兄さーん

男「何だ妹ー」

妹「お姉さんとお風呂に入っていいー?」ガチャ

男「ダメだ」

妹「なんでよ、けち」

淫魔「くすっ、ひどいお兄さんだねー」

妹「ねー」

淫魔「ねえねえ男くん、わたしも妹ちゃんとお風呂入りたいなー」

男(誰だお前…!)

淫魔「それとも、わたしと入りたいのかな?男くん?」ボソ

男「!ま、まあ、今日だけだぞ。妹、入ってこい」

妹「やったー!」

淫魔「じゃ、入ろっか♪」

母「私もご一緒しようかなー」

男「げ、酒くさい…ご老体は無理するなよ」

母「なによ!これでも店じゃ今だに求婚されるんだから!もちろん断るけどねっ!」

妹「お父さんだけが成功例だもんねー」

母「や、やめなさいよ///」

男「あーもうやかましい!全員まとめて入ってこい!」

<キョウノニイサンコワーイ
<ガッコウデモアンナカンジヨ
<ヘーイガイネー

男「くそうるせえなあいつら…」

<ピンポーン

男「今度は誰だ!」

<アレー?ダレモイネー?

男「……」タッタッタ

父「ただいまー…なんだ、お前だけか」ガチャ

男「どしたんだよ親父…今ごろ太平洋じゃないのか?」

父「お、聞いてくれるか息子よ!」バタン

父「実はソマリアで海賊に襲われちゃってさ。そこを俺がこうゲームで培った知識で…」

男「それは嘘だろ」

父「ばれたか。実を言うと、フランス海軍に助けられたんだ。偶然フランスの航海士がたくさん乗っててよ。」

父「ヘリが現れたときなんざもう天使に見えたな。で、あっちの空港からこっそり飛行機で帰ってきた」

男「まあ、無事で何より」

父「この家はニュースを見ないのか…ほら、俺が出てるぞこれ」

父「ところで、うちの女どもは?」

男「みんなで風呂に入ってる」

父「珍しいな。それとあの玄関の靴。ありゃ誰のだ?妹の趣味じゃないし」

男「俺の先輩の」

父「泊まりか!?お前やるなあ」

男「詳しくは後で話すよ」

父「よし、風呂場覗きにいくぞ」

男「あんたそれでも親かよ…」

父「うるさいな、こちとら1ヶ月禁欲生活だったんだ。これくらいいいだろ?」

男「なんで母さんが親父に惚れたのか時々わからなくなるよ…」

父「待ってろ俺の嫁!」

父「なんだかんだでついてくるのな、お前」

男「親父が暴走しないか心配なんだよ」

父「音はたてるなよ」

父「おいなんだあの美人は」ソー

男「…先輩」

父「違うその隣」

男「……俺の母親」

父「見方を変えると?」

男「あんたの嫁だよ!」

父「ははは、相変わらず綺麗だなあ!」

男「息子の前で惚気るのやめてくれよ!」

父「お前の先輩もすこぶる器量よしじゃないか。信じられん。でかいし」

男「どこ見てるんだ…」

父「安心しろ。獲ったりはしないから」

父「奪い合いは船上では死を招く。よく覚えとけ」

男「実体験?」

父「それについては聞いてくれるな」

男「…ごめん」

父「なんだよ湿っぽいなー。せっかくの王の帰還だってのに」


淫魔(魔力切っててよかったー…)

妹「なんていうか、お姉さん…」

母「ナイスバディーねー。あの子、むっつりだったのね」

淫魔「そう言うお、おお母さんだって相当…」

母「ふふ、よしてよ」

妹「……」

母「妹ちゃんは成長期なんだから気にしないの!」

淫魔「そうだよー。わたしも急に来たんだから」

妹「そうかなぁ…」

妹「お姉さん」

淫魔「なあに?」ニコ

妹「そのー……お姉さんの…それ、触らせてくれません?」

淫魔「ええっ!?///」

淫魔(どうぞどうぞどうぞ!!!)

母「まあ妹ちゃんたら、積極的ね~」

母「でもいいのお姉さん?それって結局、あの子のなんじゃ」

淫魔「そっ、そそそ、そんなことは!///」

淫魔「…こんなのでよければ、どうぞ」

母「じゃあ、私も触るー」

妹「だって、気になるんだもん」


父「俺も気になるぞ」ソッ

男「さすが親父の血だな」

妹「」ソー

母「」わしっ

淫魔「ひゃんっ!」バシャ

妹「もう!お母さんデリカシー無い!」

母「あら、ごめんなさい。お酒のせいかな?」ツンツン

淫魔「ひ~~~ん!///」

妹「それっ」モミ

淫魔(うう、襲いてえ……)

妹「やわらかーい」モミモミ

母「本当。柔軟剤使った?」わしわし


父「俺も酒飲もうかな」

男「今はダメ」

妹「ごちそうさまでした」

淫魔「いえ…」

淫魔(こちらこそ!まいどあり!)

母「若いっていいわねー」

淫魔「お母さんも十分お若いですよ」

母「またまた~」

母「ふふっ、こうして妹ちゃんとお風呂に入るの、久しぶりね」

妹「そりゃもう私も中学生ですから」

母「でも私は私で寂しかったのよ。お姉さんのおかげかな?」

淫魔「そんな、私は成り行きで…」

母「変な偶然もあったものよね。妹ちゃんが連れてきた人が、あの子の彼女だったなんて」

妹「面倒くさそうな宿題を出した先生に感謝だねえ」

淫魔「あ、そうだ…宿題!」

父「ふう。眼福さ」

男「親父、そういや頼みがある」

父「なんだ?今の俺は機嫌がいいぞ」

男「この辺の郷土史持ってるだろ?」

父「俺の書斎にならいくらでもある。刀狩りから土地開発までな」

男「見せてくれないか?」

父「ほう。お前もついに目覚めたか…この趣味の素晴らしさに」

男「ちょっと違うんだけど、確認しておきたいことがあって」

淫魔「この辺りに、大きなマンションがありますよね?」

母「いくつかあるわね。あの川沿いの?」

淫魔「そうです。あの辺りの歴史について調べていまして」

妹「締め切りが近いんだって」

母「うーん、あの辺が区画整理されたのって、5、6年前かしら?」

淫魔「そ、その前は何があったんですか?」

母「団地よ。もう老朽化したとかで、整理は取り壊しのついでね。あの時は大変だったなあ…」

淫魔「大変だったって、何か……」

母「立ち退きがねー」

淫魔「え?」

母「だって、私もそこに住んでたんだもん。あの子と。2人で」

父「あったあった。この辺りの都市計画書だ」ボサ

男「ケホッケホッ…相変わらずすごい部屋だな。整理しなよ」

父「この方が落ち着くのさ。研究者っぽいだろ?」

男「…6年前の地図」ペラ

父「この辺りも随分変わったんだな。こんなところに道あったっけ?」

男「団地がまだある。俺が住んでた所だ」

父「おお。俺も引っ越しの準備手伝ったもんな。覚えてるか?」

男「覚えてる。…初対面だった」

父「あの頃はまだ可愛げがあったのにな、お前。母さんの後ろに隠れちゃって」

男「…母さんから話には聞いてたけど、やっぱり不安だったから」

父「前の親父の事もある。仕方ないさ。…と、これが今の地図だ」

男「やっぱり団地がマンションになってる…先輩の話もあるとなると、俺の記憶の中のアレは……」

父「やっぱりこの部屋ホコリっぽいな…。決めた、俺は風呂に入る」

男「母さんたちまだ入ってるよ」

父「じゃあ、催促しに行くまでだ」

【脱衣所前】

父「やっぱりついてくるのな、お前」

男「ドアは開けるなよ。先輩居るんだからな!」

父「開けないさ。俺は紳士だぞ?」

男(風呂は覗いたくせに…)

父「おーいきみたち、少し風呂が長いんじゃないか?」コンコン

母「ゴローさん!?帰ってきたの?」

妹「お父さん!?」

淫魔(お、お父さん!!??)

父「君たちに早く会いたくてね。もう風呂上がったんだろ?開けていいか?」

妹「ちょっとまって!今面白いことしてるの!」

男「…嫌な予感しかしないな」

母「もういいよー開けても」

父「ただいま、みっちゃん」ガラッ

男「」

淫魔「ぅぅ…」

母「ゴローさん、なんとこちら男の彼女さん」

父「話には聞いたが、こんな対面とは……」

母「どう?お姉ちゃんに私のネグリジェ着せてみたの!」

妹「ガーターベルトも!」

父「いいセンスだ。さすが我が娘」

男「あんたら先輩で遊ぶなよ……」

母「だって、妹ちゃんのパジャマだと胸元伸びちゃいそうだし」

妹「う…」

母「私も最近着る機会無いし」

父「!」ゴッホゴホ

淫魔「は、恥ずかしいですよぅ…」

父「…ご挨拶が遅れました。初めまして、お姉さん。男の父です」ニコ

淫魔「はっ、初めまして……」

父「とても似合ってるよ。それを着こなせるのは世界で2人だけだ」ニコ

母「まったく、何言ってるやら」

父「もちろん、みっちゃんほど似合う人は居ないよ」

妹「お母さんがこんなの着てるとこ、見たことないよ…」

父「そういうものなの。お前も、大人になってむやみやたらと着ないように」わしゃわしゃ

妹「はーい」

男「いい加減にしろよ!…ほら先輩、これ羽織って下さい」ヌギッ

淫魔「あ…ありがと」

父(ネグリジェの上に学ランとは……)

妹(なんて着眼点!まさか兄さん……)

母(プロね。)

男「まったく…困った人たちだ」バタン

淫魔「楽しい家族じゃないか」

男「なんで僕の部屋に居るんですかね」

淫魔「ふふ。寝るところが他に?」

男「……確かに、思わぬ父の帰還でベッドは埋まっちゃいましたけど。僕がソファで寝ればいい話です。」

淫魔「…バカかお前は?」

男「バカは先輩です。あんな演技までして」

淫魔「演技?」

男「…本当は恥ずかしくなかったんでしょう?あの格好」

淫魔「はは、お前相手じゃばれるか。……じゃあ何で学ランを貸してくれたんだ?」

男「…目のやり場に困るからです」

淫魔「へぇ~」ニヤニヤ

男「……僕だって、男ですもん」

淫魔「なあ、男」

男「…なんですか?」

淫魔「しよ?」ニコ

男「いつも思ってましたけど、頭おかしいですよあなた。本末転倒でしょ!」

淫魔「男女が一つ屋根の下ときたら、することは一つだろう?」

淫魔「もう親御さん公認なんだしさ、既成事実つくっちゃおうぜ?」

男「そこは改めるべきところでしょ!?」

淫魔「なんだよー、こんな綺麗なお姉さんが相手なんだぞ?男冥利に尽きるってやつか?」

男「それは僕の台詞で…」

淫魔「あ」

男(しまった…!)

淫魔「くくく。満更でもなさそうだな」

男「…だいたい、男の子探しはどうなったんです?その子が本命なんでしょ?」

淫魔「…それなんだが、いやはや、にわかには信じられないんだが」

淫魔「調査の結果、どうやらお前がその男の子らしい」

男「…そっか」

淫魔「あれ?反応が薄過ぎやしないか?」

男「やっぱりそうなんですか…いつ気づきました?」

淫魔「さっき風呂場でお母様に…昔、あの辺りの団地に住んでたって聞いてから」

男「僕の記憶の上でもそうです。あの団地には小学6年くらいまで住んでた」

淫魔「しかし驚いたよ。あんな可愛かった子がこんな……」

男「なんです?」

淫魔「たくましく成長したなと思って」

男「うまい言葉を選びましたね…」

淫魔「まったく気づかなかった…名前を見ても思い出せなかったなんて」

男「そりゃあ、昔先輩に…お、襲われたころは母親の旧姓で、高校で先輩に会った時には父の苗字でしたから…」

淫魔「そういうことか」

男「僕の下の名前は、ありふれたものですからね」

淫魔「というか、お前!そこまで気づいておきながら何故黙っていた!?」

男「仕方ないでしょ!子どものころの記憶なんだ!…夢やなんかと混線してるのかと思って」

男「熱出した時なんかは幻覚もみるでしょ?子どもの時分は。そういう類の現象なのかな、と」

男「まさか現実とは……」

淫魔「それもそうか…非常識な存在だもんな、私」

男「はい…なので言い出せずにいました。すみません」

淫魔「……よし、わかった!」

淫魔「男?」

男「はい?」

淫魔「私に男を教えてくれないか?」

男「結局そうなるんですか…」

淫魔「ほら、覚悟決める」バッ

男「なんですかその男らしい脱ぎか…た…」

男(うわ、中身アレだってこと忘れてた…)

淫魔「はやく」

男(ヤバイヤバイヤバイ!何だあれ!)

淫魔「……」タユン

男(何だあれ!)

淫魔「お前も脱げよ」

男「先輩、僕風呂入ってきま…」

淫魔「生娘かお前は。気にするな」

男「風呂は大事でしょ!マナーでしょう!?」

淫魔「私気にならないし」

男「先輩を思ってのことですよ!半分くらいは!」

淫魔「半分かよ…残りの半分は?」

男「僕が気にするんです!」バタン!

淫魔「まったく。人間ってのは面倒くさいなあ」

男「ふぅ…なんとか逃げたか」チャポン

男(俺にはまだ色々と早いって)

男(先輩には申し訳ないけど、今の俺は先輩を心から愛せるのかというと)

男「どうなんだろ…」

男「なあ?息子よ」

息子「」

男(あれ…元気ないな)

男「……」

男「……そういや、勃たないんじゃ?」

男(いやいやいや!いやいやいや!)

男(ここまで来て!?それはだめだろ!)

男(直前まで言ってたことと矛盾するけど、それは違うわ…)

男(男として情けない……)

男「はあ…」ガチャ

淫魔「おう。上がったか」

男「先輩…その格好で僕の枕抱っこしないで下さい」

淫魔「なんでだ?別にくさくないぞ?」スンスン

男(色々はちきれそうだから!)

淫魔「むしろずっと嗅いでいたいというか…」ギュウウ

男「やめて下さいよもう」

男「それと先輩、今日は…その……できません」

淫魔「……」スクッ

男(う…怒らせちゃったかな)

淫魔「逃げるなよ」ギュ

男「え?ちょっ、先輩!?」

男(うわ、やっぱでけえ…じゃなくて)

男「どどどどういう風の吹きまわしですか!??」

淫魔「…私も、こんなに強引なのは悪いと思うよ?」

淫魔「でも、私がしたい異性は、男…だけだから……」ギュ

淫魔「してくれよ…」

淫魔「うずくんだよ……」

男「先輩」

淫魔「うん…」

男「勃たないんです……」ウルウル

淫魔「は?」

男「いや、これが……」クスン

淫魔「あ」

男「先輩の魔法で…」

淫魔(すっかり忘れてた…)

男「すみません、すみませんっ…」ポロ

淫魔「」キュン

淫魔「な…何も泣くことはないだろお前」

男「だって、情けなくて…」グスッ

男「僕だって、紳士っぽく振る舞いたいのに」

男「いざってときに、戦う意思もないなんて…」ギュ

淫魔「まったく」ナデナデ

男「うう…」ポロポロ

淫魔「よしよし、お前はがんばった」ナデナデ

淫魔「落ち着いたか?」ナデナデ

男「はい…すみません、情けない…」

淫魔「いいんだ。私が悪い」ポンポン

男「…ずいぶん慰め慣れてるんですね」

淫魔(まあ、泣いちゃう娘も見慣れてるし)

淫魔「学校で習ったのさ」

男「先輩、もう大丈夫です」

淫魔「そうか?」

男「はい、ありがとうございました…」

男「提案なんですが先輩」

淫魔「なんだ?」

男「イチャイチャしましょう」

淫魔「イチャイチャ、って…」

男「だって先輩、男性に慣れたいんでしょう?」

男「だったら何も、するだけじゃあ…」

淫魔「お前、馬鹿なのか?」

男「え?」

淫魔「私が今したいのはお前となんだよ!他のオスのことなんか考えるな!」

男「いや、でも先輩!男性に慣れるために男の子を探して……」

淫魔「その男の子がお前だろ!?だったらもうお前のことしか考えられねえよ!」ガバッ

男「ちょ、先輩?」ドシッ

淫魔「…いいよ。今日はイチャイチャで勘弁してやる」

淫魔「その変わり、満足させろよ?」

男「……やってみます」

男「とは言ったものの」

男「そもそもイチャイチャって何なんでしょう」

淫魔「お前が言ったくせに」

男「すみません…経験無いですし」

淫魔「うーん……ペッティング?」

男「ちょっと違うと思います」

淫魔「でもキスとかは…」

男「先輩のがハードすぎるんです!」

淫魔「だまれおっぱい星人」

男「な!?……」

淫魔「ふふ。私は淫魔だぞ?この部屋に隠してあるエロ媒体くらい…」

男「まさか…僕が風呂に入ってる隙に」

淫魔「お前がロリコンじゃなくて安心した」

男「……このやろ!このやろ!」

淫魔「くふはははははっ!、ひっ、こら!腹をくすぐるな!」ギュウ

男「」

淫魔「ふふん。これでくすぐれないだろ?密着しすぎて」ギュウウ…

男(うわあ…全体が柔らかい……)

淫魔「しかし参ったな…全然イチャイチャできていない」

男「正解だと思うんですけど」

淫魔「え?そうなのか?」

男「今わかりました…イチャイチャってのは、異性間のスキンシップです」

淫魔「スキンシップ…」

男「はい」

淫魔「スキンシップって?」

男(向こうじゃそう言わないのかな)

男「言わば、肌の触れ合いですかね」

淫魔「なるほど」

淫魔(肌…ふれあい……)

淫魔(風呂で妹ちゃんとお母様にやられたアレか!)

淫魔「ふふふっ、お前も子どもだなあ」

男「まあ、先輩に比べたら…」

淫魔「ほら、手」

男「何を…」

淫魔「」ムギュ

男「」

淫魔「……いいんだぞ?触っても」

淫魔「今は、お前だけのものだ」

男「」

男「先輩…その台詞は反則です」

淫魔(ああ…やっぱり男の子なんだな)

男「」ガシッ

淫魔「男、がっつきすぎ」

男「す、すみません…でも僕もう」

淫魔「ふふん、お前いっつも私の胸見てたもんな」

男「違います。視界に入っちゃうんです」ムギュ

淫魔「んあっ…」

男(うわ…やらけえ)

淫魔「んふ…もっと触って?」

男「…」モミ

淫魔「ん、ネグリジェの上からで、いいのか?」

男「…物事には段階ってものがあるんですよ」スッ

男「キス、しましょう」

男「チュ…」

淫魔「んちゅー…」

男「はむっ」

淫魔「ん!?ん~~~~っ!!??」

男「…」

淫魔「んん"っ、むちゅっ、れろっ…れるぅ~、ちゅポン」

淫魔「んはっチュッ、チュッ、はむ、じゅぞぞぞ…ちゅるん」

淫魔「つぽっ……いきなりどうした?」

淫魔(かわいいキスはどこいった)

男「ハァハァ、僕も、できるんだぞって、感じで、す」

淫魔(くそかわいいなこいつ)

淫魔「ふふっ…でも、まだまだだ」

男「先輩には勝てませんよ」

淫魔「…私を見ろ」ガシ

男「おわっ」

男(先輩が俺の上に跨ってる…)

淫魔「くちゅっ…ぁんふ……にゅむっ」

淫魔「れろぉ、んはっ」ツーーーー

男「いやらしい…です、先輩」

淫魔「どうだ?見ろ、淫魔の唾液を」ツー

淫魔「人間とは違うからな……」

男「いや……僕にはわかりませんけど」

男(というか、唾液なんか観察したことないし)

淫魔「んふぅ……淫魔の唾液はぁ…」トロォ

淫魔「粘度が調節できるの…」ドロ…

淫魔「さらさらから、どろどろまでな。んは」ツーーーー

男「」ゴクッ

淫魔「これでキスされたら、どうなるか」

淫魔「ふふっ、お前に耐えられるかな?」


淫魔「チュ…」

淫魔「へんっ…あむっ、くちゅ、ルオオ、」

男(!あ、甘い…)

淫魔「すちゅっ、んく、へむっ…れろぉ、チュピ」

淫魔「…ふふっ、くつっ、つぷん、モチュっ…はむっ」

男(うわ、舌…咥えられて)

淫魔「んぷっ、じゅぷっ、ジュンーー、じゅぞぞぞぞ…ずっ」

男(し、舌を口でしごかれてる…)

淫魔「くちゅっ、じゅぼっ…じゅぼ…チュウウウウーーー」

男(それと、この香り…)

淫魔「んぷっ…ちゅぞっ、ちゅぞっ、んはあ……ぁーむっ」

男(アルコールっぽい、のかな)

淫魔「んふっ、ちゅつっ、つぷ、ふむ…ふふふ…んぷっ」

男(うわあ…ドロドロだ)

淫魔「じゅぶっ、じゅっ、ヂュヂュヂュっ…」

淫魔「んん"っ、んはっ…じゅく、ち…んふぅ、ヂュプ、ヂュ」

淫魔「じゅぽんっ、きちゅっ…ズズッ、づっぽっ」ギュウウ

男「…」ナデナデ

淫魔「ふ、ふふっ♪ちゅぷっ、づくっ…んはぁ、ちゅく」

淫魔「んはっ…」ツーーーー

男「ハァハァ、はぁ」ツーーーー

淫魔「んふふふ、どうだ?」

男「ふ、だんの、ぼくなら、はっ、果ててる自信が、あります」

淫魔「そうか…なら、結果オーライだな」

男「お恥ずかしい…」

淫魔「おい…」

男「はい…」

淫魔「さっきの…また、ナデナデして?」

男「どうぞ」ナデナデ

淫魔「ふふっ♪」

淫魔「なあ、なあ」

男「何です?」ナデナデ

淫魔「そろそろ責めてこいよ」

男「う…やっぱりそう来ますか」

淫魔「ほおら、おっぱいだぞー」ギュウウ

男「うぅ…」

淫魔「うりうり♪」ギュム

男「じゃあ僕なりに…」

淫魔「うん、来い」

淫魔「好きにして、いいから」

男「ちゅっ」

淫魔「ん」

淫魔(かわいいキス…)

男「チュ」

淫魔「なんだよ、今さらほっぺに?」

男「ん」ツー

淫魔「ひゃっ」

淫魔(唇舐めて…?)

男(こう…徐々に下に)

淫魔(首?)

男「ん…」

淫魔「ふふん、くすぐったい」

男(首すじを舌でなぞって)

淫魔「ぁう……」

男(鎖骨…)チュッ

淫魔「ふんっ……」

男「ちゅ、ペロ」

淫魔「そ、そんなとこ…」

男「チュ、ピチュ」ナデナデ

淫魔「ひゃ…ぅぅ///」

淫魔「も、もうここはいいからっ…」

男(てことは、いいってことだな)ギュッ

淫魔(うう、手…)

男「かわいいです、先輩…」チュチュ

淫魔「やっ、やめてよ…」

男「…」チュッ

淫魔「はんっ」

男(じゃあ、そろそろ…)

男「チュッ」

淫魔「ぅ…んっ」

男(胸元に…)

淫魔「あ、舌…」

男「チク…れろっ」

淫魔(も、もどかしい…これ……)

男「ちゅっ…んふ…」ナデナデ

淫魔「…うぅ、男……」

男「んは…なんです?」ワシワシ

淫魔「せつない…そんなしつこくシなくても…」

男「……性格が出ますね、チュク」

淫魔「や……ぁ」

男「チュ」

男(だんだんとこう…真ん中に)

男(でも乳首は、まだ)

淫魔「んっ!…布ごしなんて…」

男「へへっ……透けて見えちゃいますね?」

淫魔「そっ、そんなになるまで…?」

男「ペロ…ジュくっ、ん…」ギュ

淫魔(うう…手があったかい…)

男「ふ…れるっ、ぇむっ」

淫魔「ふぁ……」

男「んは…大分透けましたね」

淫魔「もう…恥ずかしいから……」

男「じゃ、脱がします」

淫魔「うん……」

男「失礼します…」

男「カシッ」

淫魔「えっ…」

男「ふむ…」

淫魔(そんな、口で脱がすなんて…っ)

淫魔「手じゃ、ダメなのか…?」

男「んは、だって…ふさがってますもん、両手」

淫魔「いや、そんなこと…」

男「左手は先輩の手、右手は先輩の頭と繋がってて」

男「離せるわけ、ないですよ」キュ

淫魔「んや……」キュン

男「だから、仕方ないです…ね?」

男「カシッ」

淫魔「ぁ…見えちゃう…」ポ…ロ…

男「はぁ、はあ…」

淫魔「ぁあ…」ポロン

男「……」

淫魔「ど、どうだ?」

男「綺麗です、先輩」

淫魔「ふふふ…素直でよろしい」

男「じゃあ、こっちも…」

男(左も、出さないと)

淫魔「んっ……」

淫魔「……」ダラリン

男「うわぁ…」

男(これ…凶悪な絵だな…)

男「おっぱいも寝るんですね…」

淫魔「もう、変なこと言わない」

男(勃たなくてよかったー…のか?)

淫魔「せつないんだからっ…はやく」

男「はい…」チュ

淫魔「そ!?そんなっ…」

淫魔(へそから…??)

男(ぷにぷにしてる…お腹)ホオズリサスサス

男「ぺろっ」

淫魔「や、やめてよっそんなとこ…」

男「なんでですか?かわいいお腹なのに…」チュ

淫魔「そんな、変態ちっくな、とこ…」

男(徐々に上へ)ツーーーー

淫魔「ん…くすぐった……」

男「おっぱいに到達ー」

淫魔「まったくもう……」

男(下乳にキス)チュク…

淫魔「んやっ」ビク

男「チュッチュッチュ」

淫魔「ひん……」

男(すご…弾力が伝わってくる)

男「これ…はちきれそうですね」

淫魔「ほんとに、はちきれちゃうから…はやくぅ……」

男(…徐々に登って)ツー

淫魔「はあぅ……!」

男(乳輪……)ジッ

淫魔「そんな、見るな……」

男(にキス!)チュプ

淫魔「んやっ!!」

男(おお…柔らかいのに、硬い)ちゅぷっ

淫魔「ああっ…せつない、せつないからぁ…!」

男(なんだか、美味しい気がする)ペロ

淫魔「ん…いやっ…!」

男(先輩、声が大きくなってきたな)

男「……」バッ

淫魔「あ……ナデナデは…?」

男「先輩、これ…咥えててください」

淫魔「えっ…?」

男「指」すっ

淫魔「はんっ!?ん~~~!??」

男「んちゅっ、チュッ…れろ」

淫魔「ふんっ!んぅぅううう……!」

男(乳輪をなぞるように……)ツー

淫魔「んっ、んむっ!るろぉ、んばっ」

男(舌で輪を描いて)レロォ

淫魔「ふむっ、んくっ…ちゅるううぅう」

男(乳首には、一切触れない)チュチュプッ

淫魔「んっ!んっ!んふ~、えむ、くふっ…!」

男(パンパンだ、乳輪)

男(針で突いたら、はちきれそうなほど)カミッ

淫魔「ん~~~~~っ!!!?」ガクン

男(甘噛みは刺激が強いか)チュッ

淫魔「うぅ、うぇっ…ふむっ」

淫魔「うう…くすっ、るぇっ…」ポロ

男「んちゅ…え…先輩?」

淫魔「グスッ、ふぅぇ、ぇくっ」ポロポロ

男(な、なんで泣いてるんだ…??)

男「えーと、せんぱい?どうされたんですか?」

淫魔「んばっ…ケホッケホッ、だって…せつなくて」

男「え…」

淫魔「だってっ、男が、あんまりいじめるんだ、もんっ」

男「……」

淫魔「そんな、いじめられるようなこと、
わたし、したかなぁ…」グスッ

男(いや…結構してるけど)

男(そうか…考えてみれば、これ先輩にやり返すチャンスじゃないか)

男(でも酷いことするのは紳士じゃないしな…)

男(本の趣味もそうだし…)

男「すみません、先輩」チュッ

淫魔「ん…」

男「んは…でもこれ、スキンシップですから」

淫魔「これ…が?」

男(いや、大分違うな…)

淫魔「人間は、こういうこと、するのか?」

淫魔「私、見たことないぞ……」

男「…それは、みんな誰にも見られないようにしてるからです」

淫魔「そう、なのか?」

男「はい…例えば、そうだな。恋人同士、
とか」

淫魔「恋人同士?」

男「う…はい」

男(でもこれは…俺の趣味全開だけど)

淫魔「お前は、恋人同士ですることを、私としてるのか?」

男「そ…!?そうなります…」

男(そうだよな)

淫魔「…ふふっ」ジワ

男「わ!僕なんかひどいこと言いました?」

淫魔「ううん、これは、嬉しくて…泣いてるだけ」グス

淫魔「ごめん、泣いちゃって…」

男「僕こそすみません…」

淫魔「いいの。だから…続きを、な?」

男「はい…」

淫魔「あと、手」ギュ

男(こ、恋人つなぎ…)

淫魔「ふふ、ふふっ♪」

男「じゃ、失礼して…胸に」

男「チュ……?え?」

男(あ、甘!)

淫魔「あ…れ?」

男(それだけじゃない!なんとなく、甘い香りも…!)

淫魔(わ、わたし、…発情してる?)

男「ちゅっ、つぷっ…」

男(うわぁ…乳首がこんなに)

男「ふーっ」

淫魔「んやあ!」ビク

男「先輩、息吹きかけただけですよ?」

淫魔「…ぁ、ぁ…」

淫魔「は、はやくっ、めちゃめちゃに、していいからっ」

男「そうですか?」

淫魔「ね、ね?もう限界なのっ、わたし」

男「でも先輩の胸は、今は僕のものですから」

淫魔「そ、そんな!」

男「だって先輩、言ってましたよね?」

男「僕の好きなようにさせて下さい」

淫魔「いじわる…いじわる!」

男「どうしても、って言うんなら」

男「先輩なら、わかりますよね?いつも女の子にしてるんだから、どうせ」

淫魔「お、お願いします!」

男「何をです?」

男(谷間にキス)チュ

淫魔「わたしの、むね…」

男「ツー、ぺろ」

男「わたしの、"いやらしい"、"はしたない"胸」チュ

淫魔「わっ、わたしのげひんなっ…!」

男「カミッ」

淫魔「やっ…!!」

男「下品では、無いです。とても綺麗ですから」

淫魔「そ、そんなあ…」

男「もう一度」

淫魔「わたしのっ、いやらしいむねの先っぽ…どうか、触ってください」

男(おお……達成感)

淫魔「い、言ったぞ…!」

男「チュ」

淫魔「んぐっ…」

淫魔(き、きす…)

男「すみませんね、先輩。こんな酷い男で…」ナデナデ

淫魔「うぅ…いいから、早く、食べてよぉ…」

男「では」

淫魔「ふふ、召し上がれ…」

男「あー」

淫魔「ハァ、ハァ…」

淫魔(きちゃう…!)

男「む」

淫魔「はぁっ!?ぁ~~~~~~っ!!んきゃっ!!??」ビクビクッ

男(あ、甘い。一段と)チュッ

淫魔「はあっ、ああ…すごいぞ…男っ♪」

淫魔(乳首にキスされただけで、こんな…!)

男「そんな大声出さないで下さいよ…妹に聞こえちゃいます」

淫魔「ごめん、でもっ…!」

男「やっぱり咥えてて下さい、僕の指」

淫魔「はんっ、はむ……ズズッーくちゅっ」

男「もう…手が先輩でトロトロです」

淫魔「んふふっ…っぷは、もっとくちゅくちゅしてやる…ぁむっ…」

男(うわぁ…ドロドロモードだ…)

淫魔「はぐっ、へぶっ、んく…じゅぶっ」

男(…乳首に触れるか触れないかのところで舌を出す)

淫魔「んんっ?!へふっ…ちゅくっ、にゅぷっ」

男(そのまま舌を左右に動かす)

淫魔「んぁっ!?…ぁっ!はあ、あむっ」

男(そのまま乳首を舌で押しつぶして)くちゅっ

淫魔「んー~~~~~!!!??」

男(…乳房の肉の海に乳首をねじ込む)

淫魔「ああっ、あはっ♡はー、はぁっあー、ぁー…」

男(乳首を、乳肉の壁にすりこませる)チュク

淫魔「だっ、だめっだ、そんなにっ…したりゃぁ…」

男「ふふ、乳首隠れちゃいましたね?」

淫魔「うわあ…や、やらしいから、やめてくれ…」

男「じゃ、出します」

男(吸う)ズゾッ

淫魔「いやあっ!やぁっ…ひゃめっ…めっ…///」ガクン

男(いつのまにか指咥えてないし)

男「すごい…手がふやけてるみたいです」ドロ

淫魔「ここまでどろどろになったの、初めて…」

男(解放された汁だくの右手を、右の乳房に伸ばす)ピト

淫魔「あっ…そ、そっちもかっ!??」

男(先輩の唾液を乳輪に練り込む)モニュン

淫魔「やんっ…はげしすぎ、るっ…」

男「すごい…ローションみたいです…」

淫魔「んまぁ、もともと、そういう用途だしっ……」

男(柔らかくて、ぬるぬるのぐちょぐちょで)

男「すごくいやらしいです。先輩」

淫魔「言わないで……でもそういう生き物だから、わたし…」

男(左の乳房を吸いながら、舌で転がす)

淫魔「…っ…!!……んぁう」

男(優しく咀嚼する)ジュプジュプ

淫魔「…ああっ…あー、あぁ…」

男(乳首を唇で優しくついばむ)

淫魔「くふぅんっ…は…はー…ぃやっ」

男(唇で乳輪を覆い、舌で乳首を叩きつける)

淫魔「あっは…!これぇ……ぃい…」

男(…右人差し指で乳首を押し込む)

淫魔「ああっ!…りょうほう、いっしょはっ…」

男(乳首を押しつつ円を描く)クルッ

淫魔「~~っ!!ぁぁぁ…ぅん…」

男(指を上下運動させる)ジュッポジュッポ

淫魔「あっ、やっ、やっやっ♪」

淫魔(おとこのゆびにっ…ちくび、おかされてるっ、みたいだ…)

男(左の乳輪を光らす唾液を、舌で一旦回収する)ジュぷっ

淫魔「ひやあ、もう…やめっ!?」

男(軽く咀嚼して、乳首に注ぐ)

淫魔「ひんっ…やぁ、やらしいよぉ…ぅ」

男(もう一度回収して、先輩の口まで持っていく)

淫魔「えっ…き、きす…えっっ?」

男(…先輩の中で解放する)チュ

淫魔「んー~~~~~っ!!??!!?」

男(先輩を味わう)

淫魔「んむっ、くちゅぅ…レロっちぱっ…」

淫魔(やらしい味って、こういうことなのか…?)

男(右手の親指と中指で両乳首を捉える)

淫魔「ふんっ…ぷぁっ、んむ…あっ」

男(軽く挟み込む)

先輩女「いんっ…!にゅむっ、ちゅっ…チュプっれるん…」

男(口の端から流れる唾液を舐める)

先輩女「ああぅ…やぁん…らぇ、ぅっむ…」

男(舌を再挿入)

先輩女「…ふふっ♡」

男「あれ?先輩今…」

淫魔「ふふぅ…なんだ?」

男「いえ…」

男(一瞬、瞳の色変わったよな…?)

淫魔「ほらぁ…続けて?」

淫魔(危ない…本気で発情しちゃってた、わたし…)

淫魔(淫魔じゃ、ヒトの精液は受精出来ないから…)

淫魔(だからって、ヒトの身体に……)

男「……チュク」

先輩女「……んぁ」

男「ほら、」

先輩女「……」

男「…先輩?」

先輩女「ぁ、まただ…」

男「どうしたんですか?なんだか、先輩だけど先輩じゃないっていうか…」

淫魔「大丈夫、大丈夫だから…」

男「でも」

淫魔「ちょっと、頭撫でてくれ」

男「どうぞ…」ナデナデ

淫魔「はぁ…」

男「落ち着きました?」ナデナデ

淫魔「うん…ありがとう」

男「すみません、やりすぎでしたか」ナデナデ

淫魔「ある意味…な」

男「……」ナデナデ

淫魔「正直、お前に本気で惚れそうになった」

男「は!!?」

淫魔「……ごめんな」

男(あの、先輩がか??)

淫魔「今日はもう寝ようか」

淫魔「あ、ナデナデ続けろ」

男「…」ナデナデ

淫魔「…ふふふ」

男「ベッド、すごい事になっちゃいましたね」ナデナデ

淫魔「ネグリジェもな」

男「ああ…母さんになんて言おう」

淫魔「ありのままを話すか?あのお母様なら寛大そうだ」

男「やめて下さいよ…」

淫魔(実際そんなノリで着せられたんだしな…)

淫魔(妹ちゃんはわかってなかったろうけど)

男「明日は休日ですし、こっそり洗っちゃいます」

淫魔「私も手伝う」

男「当然です……今日は寝ましょうか」

淫魔「うん…手、貸せ」

男「はい?」ギュ

淫魔「うへへ、おやすみ」キュッ

男(寝れないな、こりゃ)

【翌朝】

淫魔「おはよう」

男「あと5分…」

淫魔「起きろ」パシ

男「うう…今日休みですよぉ?」

淫魔「お母様が呼んでる。皆で朝ご飯だって」

男「ああ…そっか、久しぶりにみんないるんだ」

淫魔「ほら、着替えるぞ?」

男「あれ、その服」

淫魔「お前のジャージを借りた」

男(胸元が伸びる…)

【洗面所】

父「おはよう、息子よ」

男「はよ…」

父「昨夜はお楽しみでしたか?」

男「……」

父「なんか言えよ。それとも図星か?」

男「そんなんじゃないって…」

父「ま、俺の教育が行き届いているうちは、安心かね」

父「でもよ、男ならそれをぶち破るものだろ?そこんとこどう?」

男「あんたそれでも親かよ」

【食卓】

母「昨夜はお楽しみ…」

男「本当夫婦だなあんたら…」

父「あたぼうよ。なあみっちゃん?」

母「はいはい」コト

淫魔「あはは…」

男「そういや、妹は?」

母「私が呼んでも降りて来ないの」

父「あいつが?珍しいな」

男「ちょっと見てくる」タッタッタ

【妹部屋】

男「妹ー?入るぞ~」コンコン

妹「……」

男「返事くらいしろよー」

妹「…今日、ご飯いらない」ガチャ

男「何言ってんだよ、おま…え」

男(目の下、真っ黒…)

妹「……」

男「まさか、」

妹「兄さんのばか」

男「」グサッ

男「め、飯くらい食おう。みんな下で待ってるからさ」

妹「お姉さんもいるの?」

男「そりゃそうだ」

妹「ふーん…」

妹「ま、行ってあげてもいいけど」

男「よかった。行こう」

妹「でも、一つだけ聞いて」

妹「…今日は私に話しかけないで、兄さん」

男「う……」

妹「今日だけ。ごめんなさい…」

妹「…行こ」トテテテ

男「……ぁ、ぁ」

【食卓】

父「お姫様が来たぞ」ペラ

母「どうしたの妹ちゃん、その顔?」

妹「テスト近いから。捗っちゃって」

父「……身体は大事にしろよ。俺と母さんの一人娘なんだから」ペラ

男「親父、俺は」

父「お前がどこでくたばろうが構わないさ。お前は自分の道を生きろ」

男「…俺愛されてんの?どっちなの?」

父「俺だっていつ死ぬかわからないんだ。お前もその道に進むんだろ?」

男「そのつもりだけど…」

母「まあ、食べましょうよ。妹ちゃんに栄養つけてもらわないと」

父「じゃあ、いただきます」

一同「いただきまーす」

妹「…」モグモグ

男「…」モグモグ

淫魔「…」モグモグ

父「…お、船長がインタビュー受けてる」

母「まあ、この人が?」

父「この間家に来たろ?」

母「ええ、覚えてるわよ。下戸のドイツ人なんて初めて見たもの」

男「…」モグモグ

妹「…」モグモグ

淫魔「…」モグモグ

父「しゃべれよ!」

父「まったくお前らは黙々と…」

男「朝で頭回らないんだよ」

妹「わたしもー」

淫魔「すみません」

母「お姉さんはいいの。緊張されてるだろうし」

父「せっかくの母さんの飯が、味気なくなるだろ」

男「いや…パン焼いただけじゃ」

父「みっちゃんが焼いたパンだ。パンじゃない」

男「パンだろ」

淫魔(え…パンじゃないのか?)

妹(パンだよね?)

母(パンね)ズズ

父「とにかく、男。お前にゃ話がある」

男「なんで俺だけ…」

父「いいから。あとで俺の部屋まで来い」

男「わかったよ…」

母「コーヒーおかわりいるひとー」

父「はい!」

妹「私もー」

淫魔「あ、お願いします…」

母「男は?」

男「…俺はいい」

一同「ごちそうさまー」


男「はあ…気が重い」

淫魔「ごめんな。私のせいかな?」

男「それは大丈夫ですよ…大丈夫」

淫魔「そうかな…」

男「じゃ、僕は親父のとこに行ってきます」

【書斎】

父「よくきた」

男「あのー、なんでしょうか…」

父「リラックスしろって。座れ」

男「…」

父「まあ、叱るわけじゃない。忠告だ」

父「お前、妹と何かあったろ?」

男「…別に」

父「お前の表情は読めないからなぁ」

父「でも、妹は別だ。あいつは今日嘘をついた」

男「…へ?」

父「テスト勉強で眠れなかったって話。ありゃ嘘だ」

父「今後1ヶ月、妹の学校ではテストは無い」

男「でも、あいつのことだから、真面目に自主勉強ってことじゃ」

父「あいつはテストが近いって言ったんだぞ。1ヶ月は近いと思うか?」

男「高校なら、多少は。でも…中学生なら…」

父「とにかく、あいつは嘘をついてる。これは珍しいことだ」

男「へいへい。あなたの娘さんですもんね」

父「そうさ。重要なのは、何故嘘をついたのかってことだ」

父「で、原因は十中八九、お前」

男「いやいや…」

父「まあ、本当はあのお姉さんと言いたいところだが」

父「客人で、息子の女で、我が娘だ。あの子には言えん」ボソ

男「大体不正解だけど」

父「お前、見ない間に、男になっちゃったんだなあ」

男「それは違うって!」

父「でもそれ以外に理由は考えられんし」

父「ま、俺が言いたいのは、とっとと仲直りしろってことだ」

父「この件に関して俺は介入しない」

父「早く美味い飯が食えることを、祈ってるよ」


男「…だそうです」

淫魔「……申し訳なかった!」

男「いや、先輩が謝ることは」

淫魔「だって、半分私のせいじゃん…」

男「否定はしませんけど。でも、これは僕と妹の問題ですから」

淫魔「でも…」

男「僕、妹の様子見てきます」

淫魔「え、でもお前」

男「なんです?」

淫魔「話しかけるなって、言われてるんじゃ…」

男「なんだかんだで許してくれますよ。優しい子ですから」

淫魔「……」

男「じゃ、行ってきます」

淫魔「……」

淫魔「…クローク、起動」ピチューン

淫魔(魔力もつかなー…)

男「妹ー」コンコン

男「入るぞ」ガチャ

妹「……」カキカキ

男(無視かい)バタン

男「妹、お前どしたんだよ」

妹「……」

男「兄ちゃん、なんかしたか?」

妹「……」カキカキ

男「言ってくれなきゃわからないだろう?」

妹「……」チョイチョイ

男「ん?」

『昨日のこと』

男(筆談はいいのかよ…)

『聞こえちゃったの。ごめんなさい。』

男「……」カキカキ

『聞こえたって、何が?』

男(白々しいか、流石に)

妹「……」カキカキ

『とぼけないで。』

男(だよなあ…)

『ごめん。』

『ごめんじゃないよ!何してたの!?』


淫魔(しゃべれよ!来た意味ないじゃん!)

男「……」カキカキ

『お前にはまだ早いよ。』

『なによ!子供扱いして!私だってわかるんだから!』

男「え…」

男(わかるのかよ…!兄ちゃんショック!!)

『どこから聞いてた?』

妹「……」カキカキ

『お姉ちゃんの声が聞こえてから、聞き耳をたててたの。それはごめんなさい。』

『兄さんの話し声、お姉ちゃんの叫び声。苦しそうだった』

男「……」カキカキ

『すまなかった。』

妹「……!」

『謝るんならお姉ちゃんに謝って!』

『最低!』

妹「……!!」カキカキ

『最っ低!!』

男(うう…2回も書かなくても…)

『仕方がなかったんだ』

『言い訳する気?信じられない!』

『兄さんがDVしたのに、どう言い訳できるの?』

男「……え?」

妹「……?」フンス


淫魔(見えないなー)ピョンピョン

『私だってそれくらい知ってるんだから!』

男「いや…お前、ちょっと待て」

『喋らないで』

男「う……」

男(なんだ、妹は汚されてなかったか。よかったよかった)ホクホク

男(じゃなくて…!)

男「……」カキカキカキ

『誤解だ。話せばわかる。』

『問答無用!』

『もう兄さんなんか知らない!』

妹「…!」ガチャ!タッタッタ

男「あう…」


淫魔「」エネルギークリティカル

男「」ビクッ

淫魔「」

男「…先輩」

淫魔「ご、ごごごめん、違うというか、なんというか」アタフタ

男「それは後で。これ…見て下さい」ペラ

淫魔「えっ…?」

淫魔(かわいい字……えーと)

淫魔「ははーん。兄妹揃ってピュアピュアだな」

男「こんな複雑な気持ちは初めてです…」

男「ほっとしたんですけど、なんでしょうこのやるせなさ」

淫魔「本当のこと話したら?」

男「出来るわけないでしょう!?どっちに転んでもダメですよもう…」

淫魔「…ここは私に任せとけ」

男「いやっ、それは…」

淫魔「妹ちゃんは私が被害者だと思ってる。今のお前は悪魔か何かだ」

男「う……」

淫魔(くひひひひ。これは面白い。面白いぞ)

男「親父!妹は!?」ドテドテ

父「さっき出てった。お前、怒らせたな?」

男「どうしよう…マズイことになった」

父「車なら出さんぞ」

男「そんなこと頼まないよ。これは俺の問題だ」

男「母さん、妹の行きそうな場所は?」

母「そうねえ…妹ちゃん、ぱっとどっかに行っちゃうから」

男「くそ…どうしよう…」

淫魔「わたし、追いかけます!」タッタッタ

男「あ、先輩!!」


淫魔(待ってろ!妹ちゃん!!)マキシマムスピード

男「行っちゃった」

母「すごいスピード…」

男「陸上やってるんだよ、先輩」

男(嘘だけど)

父「追いかけな。ここにいる意味は無くなったぞ」

男「…もちろん」


男「妹の自転車がない」

男(あいつが行きそうな場所…)

男(そもそも、あいつの居場所って?)

男(独りで居られる場所…)

男(……図書館?)


淫魔「ハァハァハァハァ…」ゼエゼエ

淫魔(魔力無いのに走るんじゃなかった…)

男「え…と、先輩?」チリーン

淫魔「……」

男「妹追いかけたんじゃ…」

淫魔「…魔力が切れてた」

男(素であんなに速いんだ)

淫魔「…もう、疲れた」

男「後ろ乗って下さい。行きますよ」

淫魔「いいのか?」

男「今回ばかりは、先輩が頼りです」

淫魔「妹ちゃんの匂いがする…!!」

男「ハァハァ、くっ…」クイックイッ

淫魔「もっと速く漕げないのか?」

男「登り、坂ですっから…っ」クイ

淫魔「大変なら降りるって言ってるだろうが…」

男「いいっ…ですっ」クイッ

男(最近筋トレしてないからな…!)

淫魔「あ、見えてきたぞ、図書館」

男(やっぱりここか!)

【図書館前】

男「ハァ…ハァ…ハァ」

淫魔「ほら。私のおごり」ヒョイッ

男「ありがと…ござやす…」パシッ

男「って熱っ!!!」

淫魔「今日は寒いからなー」ホクホク

男「僕自転車漕いでたんですよ…コーヒーて…」

淫魔「なんだ、私の買ったコーヒーが飲めないのか?」

男「飲みます、けどっ…もうちょっと後で」

淫魔(あちゃー、選択ミスったか…)

『室内での飲食、喫煙はおやめ下さい』

淫魔「ま、普通そうだわな」

男「あ…」

淫魔「どうした?」

男「開けちゃいました…缶コーヒー」

淫魔「なんだ、後で飲むんじゃ…」

男「開けた方が早く冷めるかなと思って」

淫魔「まったく。先行くぞ」

男「すみません、お願いします…」

淫魔(あれ?チャンスじゃない?)

男「あ、先輩、くれぐれも…」

男「…居ない」

【図書館】

淫魔(妹ちゃんの匂い妹ちゃんの匂い)スンスン

淫魔(こっちか)コツコツ…

淫魔(休日なのに、結構人いるんだな)

淫魔(この中に妹ちゃんが…)

淫魔(……)

淫魔(あの俯いてる子…?)


【館外】

男「くそー…早く飲まないとな」

男(色情魔がいつ発動するかもわからん)

男「あちちち…」

男(猫舌なんだよ、俺…)

淫魔(……)コツコツ

淫魔(間違いない…匂いも濃くなってる)コツコツ

淫魔(……)コツコツ

淫魔「妹ちゃーん…」ボソ

淫魔(寝てるのか…?)

妹「すー…すー…」

淫魔(寝顔もかわいい)

淫魔(…本読んで寝ちゃったのか)

淫魔(そりゃそうだよね、昨日寝てないんだもん)

淫魔(何読んでたのかなー)

『DVの実態』
『家庭内暴力の報告:2010年版』
『雪のひとひら』

淫魔(…真面目ね)

淫魔「妹ちゃーん…」ユサユサ

妹「ぅ…ぁ…」

妹「ん……お、お姉ちゃん!?」ボソッ!

淫魔「やっほー」ボソ

妹「ど、どうしてこんなところに」ボソ

淫魔「心配になっちゃって。探したんだよ?」ボソッ

妹「もしかして、兄さんも?」ボソ

淫魔「男くんは…今は来てない」ボソ

妹「そですか…」

妹「ちょっと、外出ましょう」ボソ

男「コーヒー飲んだら、トイレ行きたくなっちゃったなー」

男「新陳代謝の速いこと速いこと」トテトテ


淫魔「妹ちゃんは、よく図書館に?」

妹「いえ、そんなには…学校の帰り道ではあるんですけど」

妹「図書館よりも、この裏の神社によく友達と来てます」

淫魔「神社?」

淫魔(うげ)

淫魔(…まあ宗派は違うからいいか)

妹「はい…猫がいるので。3匹くらいかな?」

淫魔「へえ、面倒見てるの?」

妹「かわいいですからね」

【神社】

妹「ここです!」

淫魔「こりゃまた…古そうな」

妹「古いんですもん……ここなら誰も居ないかな」

淫魔「え?」

妹「そこ、座りましょう」

淫魔(ちょっと抵抗が…)

淫魔「……しょっ、と」

妹「お姉ちゃん…大丈夫なんですか?」

淫魔「ん?何が、かな?」

妹「…昨晩、兄さんが、お姉ちゃんをいじめる声を聞いてしまって」

淫魔「あ……」

妹「すみません!」

淫魔「いや、あれは…」

妹「でも!私心配で!」

妹「お姉ちゃん、あれってDVですよね?」

淫魔「妹ちゃん、よく聞いて」

淫魔「あれはDVなんかじゃないの」

妹「そんな!じゃあどうしてあんな大声を…?」

淫魔「そ、それは///」

妹「言えないこと、なんですか?」

淫魔「言いにくいことではあるんだよね…」

妹「……?」

淫魔「妹ちゃんにはまだ早いかも」

妹「私、もう中学生なんですよ」

淫魔「でもなー」

妹「教えてくださいっ」

淫魔「…こっち来て」スクッ

【神社裏】

淫魔(このへんに…やっぱり捨ててあるんだよなー)

淫魔(エロ本)

妹「……」

淫魔「どしたの?妹ちゃん」

妹「男子がたまに持ってるやつ…」

淫魔「これ?」

妹「……」コク

淫魔(ふふふ、かわいい)

淫魔「見たこと、ある?」

妹「…1回だけ。すぐ閉じましたけど」

淫魔「昨日、私と兄くんがこの本みたいにえっちなことしてたって言ったら、信じる?」

妹「えっちな、こと…」

淫魔「そう、えっちなこと…」

妹「まさか。兄さんもお姉ちゃんもそんな人には見えませんよ」

淫魔「そう?じゃあ、こっち来てみて」

妹「……」フルフル

淫魔「大丈夫。怖くないから」

妹「…うぅ」ピト

淫魔「ふふふ」

淫魔「一緒に読もっか?」

男「……いない」

男「先輩も妹も居ない」

男(俺の失態だ…)


淫魔「見てごらん」

妹「……」フルフル

淫魔「もう、そんなに怖がらないでよ」

妹「…はい」

淫魔「ここに女の人がいるでしょ?」

妹「……」コク

淫魔「で、こっちに男の人」

淫魔「2人はどう見える?」

妹「すごく、仲よさそう…」

淫魔「そうね。ここでキスもしてる」

妹(キス……///)

淫魔(耳真っ赤…)

淫魔「…で、次のページ」

妹「!」ガシッ

淫魔「大丈夫よ、ほら」ナデナデ

妹「でも、女の人、血出てる…」

淫魔「顔をよく見て」

淫魔「…どんな顔してる?」

妹「笑って…る?」

淫魔「それだけかな?」

淫魔「とっても、気持ちよさそうでしょ?」ハアハア

妹「言われてみると…」

妹(お姉ちゃん…?)

淫魔「見て。女の人、何て言ってるかな?」

妹「……気持ちいい…もっとして、って」

淫魔(言わせてえー)

淫魔「昨日のわたしも、こんな声をあげてたの」

淫魔「それを妹ちゃんが、男くんがわたしをいじめてるって勘違いしたのね」

妹「うそ…ですよね?」

淫魔「…まあ、昨日はここまでハードじゃなかったけどね///」

妹「……」

淫魔「…次のページ。最後かな?」

淫魔「2人はどうなってる?」

妹「最初より、仲よさそう…」

淫魔「そう。そこがポイント」

淫魔「こういうえっちなことは、男女が仲良くなるためにするの」

妹「仲良く…」

淫魔「そう。と言っても、好きな人同士が、だけどね?」

淫魔「誰にでもやっていいわけじゃないから、注意して?」

妹「好きなひと…」

淫魔「昨日のわたしと、男くんみたいに///」

妹「……」

淫魔「信じられない?」

妹「…ちょっと、読ませて下さい」

妹「……///」

妹「……うわ…///」

淫魔「……」ホクホク

妹「……」

妹「……おー、」

妹「……え?」

淫魔(あ、やばいページ)

淫魔「見ちゃだめ」サッ

妹「ひゃっ!」

妹(い、今の、何?)

淫魔「…人には色んな愛し方があるの」

淫魔「その中には理解できないものもある」

淫魔「それだけは言っておくわ」

妹「……」

妹(クラスの男子が持ってたのは、そういうのなんだ…)

淫魔「さ、本はこれでおしまい」

妹「捨てちゃうんですか?」

淫魔「誰かの使用済みだもの」

妹「……?」

淫魔「さて、行きましょ」

妹「はい…」

淫魔「男くんも探してるでしょうし」

妹「兄さん来てるんですか!?」

淫魔「あ…ごめん、さっきは嘘ついたの」

淫魔「男くんが気にしててね」

淫魔「でも、もう大丈夫でしょ?」

妹「はい…///」

淫魔(本当に男のことが好きなんだろうな)

淫魔「今頃は図書館で寝てるかな、男くん」

男「くかー…」

淫魔(間抜けな顔…)

妹「くふっ…」

淫魔「起こしてあげて」

妹「にいさーん…」チョンチョン

男「くー、すー…」

妹「……」

淫魔「まったく、こいつは…」ボソ

妹「いいですよ。寝かしといてあげましょ?」ボソ

妹「私もここで本読みますから…」

淫魔「……」

淫魔(感謝しろよ、男)

男「」

妹「すー…すー」

男「何が起こってる?」

男(あ、ありのままに今起こったことを話すぜ)

男(うっかり寝てしまったと思ったら、隣に喧嘩中の妹が寝ていた)

男「……ん?」

男(メモ…先輩か?)

『先に帰る。起きたら、妹ちゃんを起こして帰ってこい』

男「……はは」

男「妹ー、起きろー」ボソッ

男「妹ー」ユサユサ

妹「はっ…」ボー

男「帰るか?」

妹「……!///」ガタッ

男「?」

妹「う、うん、帰ろっか///」

男(目を合わせようとしてくれない…)

妹「……///」

男「お前、大丈夫か?顔赤いけど…」

妹「こっ、この部屋が暖房効きすぎなの」

父「しかし驚いたよ、1日で解決するとは」モグモグ

母「2人が喧嘩って、珍しいこともあるものねー」

妹「喧嘩ってほどじゃないよ…///」

父「そうか?おっかない雰囲気だったぞ」モグモグ

淫魔「2人とも仲直りできて、安心しちゃった」ニコ

妹「……///」

男「……」カチャカチャ

男(ぜってー何かしたよ…あの淫魔)

母「どう?今日の豚の角煮。お姉ちゃんにも手伝ってもらったんだけど」

父「最高」モグモグ

妹「うん、美味しい」

母「お姉ちゃんの飲み込みが早くて、たすかっちゃった」モグモグ

淫魔「えへ、そんな…」

一同「ごちそうさまー」

父「俺は風呂ー」

母「長風呂はやめてね」

父「はーい」テッテッテ


男「…先輩、ちょっと」

淫魔「なんだ?」

男「話があります」

淫魔「わたし、皿洗いしなきゃ」

男(どんだけ馴染んでんだこの人)

淫魔「それが終わったらね。ねー妹ちゃん?」

妹「へへーん、それまでお姉ちゃんは私のものだから///」

男「……わかったよ、部屋に戻ってる」

男(どう考えてもおかしい)バタン

男(相変わらず妹は目合わせてくれないし)

男(先輩が一枚噛んでるとしか思えん)

男「はー…」

男(仲直りもしたのかどうかよくわからんし)

男(それに!先輩が妹に手出ししてないかが一番不安だ!)

男(あれは俺の失態だったな…)

男(くそー…)

男(本でも読むか)

男「……あれ?」

男(一冊無くなってる…)

男(いつからだ?でも本棚見たの久しぶりだし…)

淫魔「男?入っていいか?」コン

男「どうぞー」

淫魔「ふぅ。皿洗いをマスターした!」ガチャ

男「花嫁修行かなにかですか?」

淫魔「馬っ鹿、何言ってんだお前」

男「だって、炊事に洗濯に…」

淫魔「今日はそれだけ」

男(今日はって…)

淫魔「話があるんだろ?」

男「そうです。まあくつろいででいいですよ」

淫魔「…」ゴロゴロ

男「くつろぎすぎです」

淫魔「で、ご用件は」ゴロゴロ

男「妹に手出ししてませんよね?」

淫魔「うーん、そういう手出しはしてない」シュタッ

男「だったらどの手を出したんですか!」

淫魔「ちょっとした教育だ、教育」

男「先輩が言うといかがわしく聞こえますけど…」

淫魔「本当に教育だって」

淫魔「お前にとっても悪くない教育だ」

男「怪しい…」

男「2つ目。妹をどうやってなだめたんですか?」

淫魔「その、教育をしてるうちに自然とおさまっていった、って感じだ」

男(じゃあ、悪い教育じゃなさそうだな…)

淫魔「でも、その理由はよくわからん」

男「へ?」

淫魔「私は他のやり方でなだめたかったんだけどな」

淫魔「信用されてるんだよ、お前」

男「そうは思えませんけど…目逸らされるし」

淫魔(はっはーん)ニヤ

淫魔「もしかして、妹ちゃんが照れてるんじゃないか?」

男「あいつが?」

男「でも、どうして?」

淫魔「さあ?私が撒いたタネのせいかな」

男「聞き捨てなりませんよそれ」

淫魔「他に質問は?」

男「あ、僕の本知りません?」

淫魔「無くなったのか?」

男「はい…」

淫魔「私じゃないぞ…本を読む趣味は無いし」

男「確かに」

男(エロ本ばっか読んでそうだもんな)

淫魔「何て本だ?」

男「雪のひとひら」

淫魔(どっかで見たような…)

淫魔「…知らないな」

男「でしょうね」

淫魔「悪い。大切な本なのか?」

男「昔、親父が買ってくれたんですよ」

淫魔「面白かったか?」

男「はは、当時の僕には早すぎました」

淫魔「それじゃ、風呂入ってくる」

男「ナチュラルに泊まる気ですね」

淫魔「悪いかよ」

男「いえ」

淫魔「あ、そうだ。ちょっと失礼」

男「なにを…むぐっ!?」

淫魔「ちゅっ……じゅぞぞぞぞぞぞ、んくっ」

男「うへっ…ハァ、ハァ、何するんですか!?」

男(根こそぎ持ってかれた…)

淫魔「したかったから」

男「やっぱり頭おかしいです」

男(何だったんだ…)

男(喉渇くし……キッチン行くか)ガチャ

男「……」トテテテテ

男「……」

母「あら、夜食?」

男「さっき飯食ったばっかりだろ。水」

母「あなたも一杯ってとこかしら?」

男「母さんは飲み過ぎなんだよ…もう年だろ?」

母「大丈夫。この程度じゃ酔わないから」

男(俺もその遺伝か)キュッ

男「…」ゴクゴクゴク

母「あ、そういえばあなた、妹ちゃんが話したいって」

男(妹が話って…なんだろ)

男(部屋で待ってるのにいつまでたっても来ないし)

男(…俺から来いってか)


男「妹?入っていいか?」コンコン

妹「!っど、どうぞー…」

男「よう、来たぞ」ガチャ

妹「どうして…?」

男「え、話があるんじゃないのか?」

妹(お母さんだ…!)

男「お前全然来ないから、俺から出向いてやったぞ」

妹「その、ね…」

男「うん…?」

妹「あ!こ、これ!!」

男「おい、これって…俺の本じゃないか」

妹「うん、これを返そうと、思って…」

男「なんだ、お前だったのか。探したんだぞ?」

妹「ごめんね?今から、返しに行こうと思ってたんだけど…」

男「あれ?でも兄ちゃん、お前にこの本買ってあげたよな?」

妹「とっ、友達に貸しちゃったから…」

男「ふーん…」

妹(本当はこの本を持って兄さんの部屋に行く予定だったのに)

妹(これじゃあ持ち出した意味がないよ…)

男「で、話は?」

妹「えっと…?」

男「まさか、これだけ?」

妹「ちっ…ちがうけど」

妹「その…お姉ちゃんと上手く行ってるの?」

男「え?あ、ああ、人並みには…」

妹「今日はごめんね?勘違いしちゃって」

男「わかってくれたんならいいんだ」

妹「うん。お姉ちゃんが違うって、教えてくれたから…」

男「何を教えられた?」

妹「えっと…その…昨日は、兄さんと……仲良くなってたんだ、って///」

男(あの人にしてはいい表現じゃないか)

男「そうさ、兄ちゃんは先輩と仲良くしてた」

男「親睦を深めてたのさ」

妹「え……///」

男(何故赤くなる)

妹「そう、なんだ」

男「うん。でも!今日はしないから!兄ちゃん疲れたから!今日は寝る」

男「だから、お前も安心して寝ろよ?」ワシャワシャ

妹「うん…///」

男「じゃあ、俺はこれで…」

妹「…」カシッ

男「……妹?」

妹「えっと、その…」

男「ごめんな、まだ話があったか?」

妹「わ、私、まだ兄さんと仲直りできてないと思うの…」

男「それはまあ…お前目逸らすしな」

妹「私はっ、仲直りしたいなーとは思ってるんだよ?」

男「そうなのか?」ホッ

男「じゃあ、何だ。指切りでもする?」

妹「えっと、えっとね?お姉ちゃんからおそわったんだけど」

妹「えと…仲良くなる方法」

男「うん…」

男(雲行きが怪しいぞ)

妹「その…ぅ…」

妹「私とえっちなこと、しよ?」

男「」

妹「兄さん?」

男(先輩…とんでもないタネを撒いてくれたな)

妹「兄さん、答えてよ…」

男「妹」

妹「うん…!」

男「それはできない」

妹「……どうして?」

男「俺たち、兄妹なんだぞ?」

妹「でも血はつながってないよ?」

男「……それでもダメだ」

男「先輩はそういうところは教えてくれなかったのか?」

妹「上半身までならいいんじゃないか、って」

男「」

妹「私、えっと…せっくすまでは、望まないよ?」

妹「お姉ちゃんは、そういうことは本当に好きな人とするんだって」

妹「あ!兄さんのことは本当に好き…だけど」

妹(あれ、私なに言って…)

妹「兄さんにはお姉ちゃんがいるし…」

妹「でも私は、兄さんと仲直りしたいし…」

男「……難しい問題だ」

妹「うん…」

男「他にも仲直りの方法は、あるだろ?」

妹「兄さん、わかってよ…」

男「お前は幼い。中学生だぞ?そういうことをするのは、まだ早い」

妹「う…」

男「ほら、こっち来て」

妹「……」

男「…」ギュ

妹「……ぅ」

男「…今はこれまで」ナデナデ

妹「ぅ…ぅくっ…スッ…えくっ」

男(今週は女の子の涙によく遭遇するな…)

妹「……ひくっ…スン…」

男「……」ナデナデ

妹「……グスッ…スッ…」

男「…よしよし」ナデナデ

妹「…ぅ、ぅぅ」

妹「うああああああぁぁぁぅぅぅ……ケホッ、グスッ…」

男「泣くなったら」ギュッ

妹「わかっ…ヒッ、スンッ、てる…よぉ……」

男「そうか、えらいぞ」ポンポン

妹「…くふっ、ケホッケホッ…すん…」

男「……」ナデナデ

妹「兄さん…」ワシッ

男「何だ?」ナデナデ

妹「これ以上、やさしくしちゃ、ダメ…」

男「落ち着けって」ポンポン

男「泣いてるお前を放っておけるかよ」キュッ

妹「うぅ…うう!!」

妹(ダメって言ってるのに…!)ポロポロ


淫魔(私出番無いなー…)

妹「私、兄さんのこと好きなんだよ?」

男「…俺も好きだ」

妹「そうじゃない!…このやり取り2回目でしょ……?」

妹「あの時は、まだお互い幼かったけど…」

妹「兄さんは、俺とお前が大人になったら考える、って」

男「そっか…まだ好きか」

妹「うん……会ったときから」キュ

妹「…ねえ、もう私大きくなったよ?頭も少し、よくなったよ?」

妹「それで気付いたの…このままじゃ死ぬまで、私は兄さんに追いつかないって」

妹「当然だよね、私、兄さんより年下だもん」

妹「兄さんから見たら、ずっと子どもだもん…」

妹「それなのに、大人になったら考えるなんて…」

男「……」

妹「……兄さん、キスして?」

妹「そうしたら私、兄さんに近づける気がする」

男「でも俺には…」

妹「お姉ちゃんには許してもらった」

淫魔(確かに)

妹「今はお姉ちゃんのこと、考えないでよ…」

淫魔(なんと)

妹「ほら…」

男「……後悔しないか?」

妹「このまま一生しないままの方が、後悔すると思う」

男「そうか」

妹「…私からいくね?」

男「……」

妹「目開けないでよ?」

妹「……ん」


妹「ちゅっ」

男「チュ」

妹「……」

男「……」

妹(ああ、いまわたし、兄さんときすしてるんだ…)

妹「……はぁ」

男「……ん」

妹「しちゃったね」

男「……」

妹「…嫌だった?」

男「そんなことは…」

妹「よかった」

妹「じゃあ……2回目、していい?」

妹「今度は兄さんから…」キュッ

男「ああ……」

妹「……」

男(涙の跡まで見えるほど近い…)

男(こうして見るとこいつ、顔立ちが凛々しくなったなぁ)

男(身体も成長してるし…)ギュッ

妹「ん……」

男(先輩の魔法が無ければ、襲ってしまってたかもしれん……)

妹「……」

男「……チュ」

妹「!…んむ……」

男「…チュ」

妹「ハァ……んむ」

男「……」ナデナデ

妹「んっ……」

男「……は」

妹「ぷは……」

妹「もっと……」

男「これ以上は、」

妹「……」

妹(そうだよね…兄さんにとっては浮気、だもん)

妹(キスしてくれただけでも幸せなのに、私……)


淫魔(甘々だな)

妹「…うん、わかった」

妹「今日はありがと、兄さん」

男「ごめんな。こんな兄ちゃんでごめんな…」キュッ

妹「いいの…私が全部悪いんだから」

妹「だって、兄妹だもんね。仕方ないよ」

男(兄妹……)

妹「私も、今ので諦めがついた。やっぱり、兄さんは私の兄さんだよ」

妹「これからもよろしくね?」ニコ

男「あ、ああ…」

男(……はぁ)

男「はあ、参ったな…」ガチャ

淫魔「全くだ」エネルギークリティカル

男「!」ビクッ

男「……見てたんですね」

淫魔「魔力がちょうど切れたか。ギリギリだったな」

男「どうして見てたんですか?」

淫魔「私の撒いたタネを見届けようと思ってな」

淫魔「予想外だよ……芽が出たはいいが、五部咲きだった」

男「……それ以上言うと、怒りますよ」

淫魔「おかげで私の出る幕は無く、お前の独壇場だ」

男「…先輩」

淫魔「正直見直した。近頃のオスはあの台詞でイチコロだと教わったんだけどな…」

男「先輩!!」

淫魔「大声出すな、近所迷惑だぞ」

男「……先輩には感謝してますよ。先輩の魔法が無ければ僕は、妹を襲ってたかもしれない」

男「でも!そもそも先輩がこの家に居なければ、こんな状況になることは無かったでしょう!」

淫魔「妹ちゃんだって同じようなジレンマに囚われている。わからないか?」

男「……はい?」

淫魔「お前が妹ちゃんの兄では無かったら、2人が結ばれることもあったろう」

淫魔「でもお前が兄で無かったら、妹ちゃんはお前の存在を知らなかったかもしれない」

男「……」

淫魔「そういうことだ」

男「先輩…こじつけがましいです」

淫魔「ばれたか」

淫魔「でも本質は突いてるだろ?」

男「先輩が悪いことに変わりはありませんよ」

淫魔「申し訳ない」

男「…まあ、実害はありませんでしたから」

淫魔「お前のそういうところが気に入っている」

男「次は許しませんからね。教会に突き出しますよ」

淫魔「それだけはやめろ」

淫魔「…安心しろ。もう妹ちゃんに手は出さない。向こうが望んでこない限りは」

男「ちゃっかり保険をかけないで下さい」

淫魔「それも無いだろう。妹ちゃんはお前にべた惚れだ」

男「そこまでですか」

淫魔「べた惚れってのは珍しいんだぞ?お前は親御さんで見慣れてるかもしれんが」

男「まあ…あの2人は」

淫魔「お前たちにもその血が流れてる、と考えれば自然だ。羨ましい」

淫魔「だから私は妹ちゃんに手を出さない。お前が出せ」

男「何を言って…」

淫魔「安心しろ。浮気には入らないぞ。私がお前の浮気相手だからな」

男「……は?」

淫魔「何だ?私を正妻にしてくれるのか?」

男「ちょっと待って下さい」

淫魔「くれるのか?」

男「こ、このタイミングでその質問には…」

淫魔「……冗談だ。忘れてくれ」

男(今の…本気なのか?)

淫魔「話を折って悪かった。続けるぞ」

淫魔「妹ちゃんは辛いのを我慢してる」

男「わかってます…あの引きつった笑顔。あいつは嘘をつくのが下手だ」

淫魔「原因はお前」

男「……それもわかってます」

淫魔「ということは、妹ちゃんの痛みを解消できるのは、お前だけだ」

淫魔「なのにお前は上手く逃げる」

男「いや、逃げては…」

淫魔「逃げてるだろう?」ニコ

男「!…」ゾク

淫魔「兄妹という関係を利用し、妹ちゃんの若さを利用し、私という存在を利用し」

淫魔「……そのくせ私の質問には答えようともせず」

淫魔「いったいどれだけの女を泣かせれば気が済むんだ?」ニコ

男「……ぅ」

男(怖え…)

淫魔「お前の言い分もわからなくはない。人間には道徳というものがある」

淫魔「でも私は淫魔だ……違うか?」ニコ

淫魔「これ以上妹ちゃんを悲しませるな?」

淫魔「そこで私から提案がある」

淫魔「私の夢の中で、妹ちゃんを可愛がってやれ」

男「はい?」

淫魔「お前たち2人の見る夢を私と繋ぐ」

淫魔「夢の中なら道徳など関係ない。覚めてしまえば全て元通り」

淫魔「……しかし夢の中の人間の状態は、現在のそれを参考にするから」

淫魔「お前は相変わらず勃たないままだ」

淫魔「夢の中でもヤレないとは……まあ夢精も禁止だから仕方ない」

男「展開が早すぎます…」

淫魔「お前にとっても妹ちゃんにとっても、悪くない話だと思うが?」


男「目が覚めた後の記憶は?」

淫魔「ばっちり残る」

男「そうですか…」

淫魔「感触もリアルに残る。でも夢だ」

男「儚いですね。妹には逆効果なんじゃ…」

淫魔「それはお前次第。行動しなきゃ何も変わらない」

男「……いいですよ。やりましょう」

淫魔「よく言った!」

男「じゃあ僕は寝ますんで」

淫魔「ちょっと待て」

男「何ですか?早く始めましょうよ」

淫魔「魔法だぞ?何の儀式も無しに始められるか?」

淫魔「お前と妹ちゃんの体液が要る」

男「また本末転倒な…」

男「先輩、妹に手は出さないって…!」

淫魔「考えてみろ。お前、妹ちゃんとキスしたろ?」

男「ああ…」

淫魔「それで事足りる」

男「……安心しました」

男「いや安心じゃないですよ!またするんですか!?」

淫魔「私の口に唾液を垂らすって方法もあるぞ?その方がいやらしいが」クスクス

男「…しましょう、キス」

淫魔「よしよし」

男「そもそも何で口から摂取するんですか」

淫魔「口じゃなくてもいけるぞ」

男「じゃあそれでいいんじゃ…」

淫魔「お前言ってること解ってるのか?」

男「あ」

淫魔「私は……構わないけど…」チラ

男「す、すみません!ちょっと僕には刺激が!」

男(下着が!禁断の丘が…!)

淫魔「なんだ、してくれないのか」

男「段階飛ばしすぎです!」

淫魔「ふふ、お前はからかいがいがあるなあ」

男「もういいですよ…早くキスしましょう」

男(なんて台詞吐いてるんだ俺は…)

淫魔「ん…用意するから」

淫魔「……くふぅ…ん…」

淫魔「ヌロォ…チク、くちゅっ……くぷっ」

淫魔「はぁ……」

男(うわぁ…ドロドロ…)

淫魔「ひへ……」

男「……ぱく」

淫魔「ちゅうううっ!ぐぷっ、ヌチ…はぐっ、っく、んく」

淫魔「じゅずぅぅーーー…はむ、くちゅっ、ちゅぷっ」

淫魔(妹ちゃんの味…ちょっとする?)

淫魔「はぷっっ…チュル…つぽっ、んく、んく」

淫魔(…だめ、集中しないと)

淫魔「ふぐぅ…ちゅぞぞぞぞ、チュッ、んぱ、はぐ…」

男(あ…れ)

淫魔「つぷっ、にゅぷっ、クチュ…ぇむ」

男(眠くなっ…)

淫魔「ちゅうううううーーーーーーーっ!!ちゅぽんっ」

男「……」ガクッ

淫魔「…落ちたか」

ザァァーーーーーー……

男「……」

男「…雨だ」

男「何故?」

淫魔「妹ちゃん、泣いたまま寝たんだろう」ヌッ

男「うわっ、先輩……?」

淫魔「何故そんな驚く」

男「いや、先輩もいるんだ、と思って」

淫魔「私はアドバイザーだ。この夢は妹ちゃんのものだからな」

淫魔「お前はここではまだ異物なんだ。上手く振る舞え?」

男「はい…」

ザァァァァァァーーーーーー…

男「あ、ここ…」

淫魔「知ってる場所か?」

男「妹の学校です。懐かしいなあ」

淫魔「来たことあるのか」

男「あるも何も、僕の母校ですから」

淫魔「気をつけろ。夢と現実の区別がつかないと厄介だ」

男「大丈夫です。本物はもっとボロボロですから」

淫魔「入ろう。雨でビショビショだ」

男「確か昇降口は…」

男「しかし誰もいませんね」

淫魔「私がそうしておいた。邪魔者はここには居ない」

男「少し寂しいですよ」

淫魔「そういう夢だってある。早く妹ちゃんを探すぞ」

男「あいつなら、多分…」

男「音楽室かな」

淫魔「一人で行けるな?」

男「もちろん」

淫魔「じゃあ、私は消えるよ」

男「えっ、先輩?」

男「……居ない」

(聞こえるか?)

男「!」

(聞こえてるみたいだな)

男「驚かさないで下さい!」

(悪い。反応が見たくて)

(お前も声に出さなくても、私には伝わるぞ)

男(こうですか?)

(そうだ)

(何かあったらそれで呼んでくれ)

男「……さて、行くか」

【音楽室】

男(…妹だ。でも様子が…?)

男(先輩!)

(何ださっそく?)

男(妹の様子がおかしいです!)

(どういう風に?)

男(なんだか大人っぽい!)

(…そういう設定なんだろう。何があっても驚くなよ?)

男(はい!)

男(……相変わらず胸は無いんだな、あいつ)

男「失礼します…」ガラガラ

妹「あ!」

男「よお」

妹「先輩!」

男「」

男(どういう世界だ…?)

妹「ビショビショですよ、先輩…こんな天気なのに、外歩いたんですか?」ダキッ

男「あ、ああ…」

男(なんだこれ、くすぐったい)

妹「もう、こんなになって…」

妹「私があっためてあげます……」ギュッ

男「ありがとう…?」キュッ

妹「ふふっ、素直でよろしい」

男(つまりこれは)

男(俺と妹が他人の世界ってことか……)

男「……」ナデナデ

妹「どうしたんですか?今日は積極的なんですね」

妹「…でもうれしいです。やっと慣れたみたいで」

妹「……男さん?」

男「」

男(妹に名前で呼ばれる日が来るとは…)

妹「今日の練習はどうします?…またサボっていちゃいちゃしますか?」キュッ

妹「…いけませんね、大会も近いのに」

男(そうか…俺たち、付き合ってる設定か)

男(それもそうか…妹の夢なんだし)

妹「でも今日は雨ですし。リードの調子も悪いですね」

妹「することありませんね……」ギュッ

男「いつの間にこんないけない子に…」

妹「ふふっ。男さんには負けますよーだ」

妹「…背伸びするのも疲れました」

男「何もそんな」

妹「先輩の肩の位置が高いんです」

妹「もう座りましょう?」

妹「あ、私が使ってたイスしかありませんね…」

男「準備室から持ってこようか?」

妹「いいですよ。先輩が座って下さい」

男「でも…」

妹「年長者が先です。ほら」

男「じゃあお言葉に甘えて…」スチャッ

妹「ふふっ」

妹「私の特等席ができました…」

男「えっ?」

妹「ふふっ、失礼します」

男「おい、そんな座り方って…」

妹「だって、落ち着くんですもん…」ストッ

男(妹が俺の右太ももにまたがってる…)

男「はしたないぞ」

妹「何を考えてるんですか?」

男「だってこんな格好…」

妹「先輩のえっち……」ピト

妹「そんな男さんの心臓はどうなってるのかな?」ピトッ

妹「おー、少し速いですね?」

男「そうかな?」

妹「はい…」

男「でも、お前ほどじゃないだろ?」

妹「…確かめてみて下さい」ギュッ

男「っ!?いきなり…全く、どれ」

男「速いじゃないか」

妹「ははっ、ばれましたか」

妹「緊張してますから」ギュッ

男「緊張してるのか」

妹「当たり前です…好きな人と居るんですから」

男「……」ナデ…

妹「ぅ…え?」

妹「どうしたんですか先輩?いつもより、本当に優しいですね」

男「ごめんな…」ナデナデ

妹「何で謝るんですか」

男「いや、何でもない…」ナデナデ

妹「ふふ、変な先輩…」

男「……」ナデナデ

妹「へへへ…///」

妹「先輩?」

男「どうした?」

妹「……」ジー

男「そんなに見るなよ…恥ずかしいから」

妹「じゃあ目を瞑っていればいいんです…」ジー

男「視線がくすぐったい…」

妹「……」ジー

男「…うぅ」

妹(瞑っちゃった…)

妹「……チュッ」

男(なっ!?)ガタ

妹「チュッ……チュ……ツプ」

妹(男さんっ!男さん!男さん…!)

妹「ん…くふ……チュッ…」

男「ん、ど、どうしたんだよお前!」ガシッ

妹「……」

妹「チュッ…だって、こうしなきゃいけない気がして」

妹「自分でも、よくわかりませんけど…」

男「……そうだよな」

男(もう今は妹じゃないんだもんな)

妹「すみません、こんな彼女で」ギュッ

男「…チュッ」

妹「あ……」

男「…ははは」

妹「先輩からしてくれた…」

妹「うれしいです、先輩……ああ、もうわたし…」ガシッ

妹「ちゅっ!」

妹「チュッ、チュッ、ちぱッ!チュゥゥ……」

妹「ちゅっ、チュチュっ…にゅむっ…チュゥ」キュッ

妹(幸せ……)

妹「ちゅくっ、ぁむっ、ぷちゅっ、チュッ」

妹(このままし続けたら、どうなっちゃうんだろ…)

男「…ぁむ…ニュロ」

妹「ん…ぅむ~~~~~~~っ!!?」ガクッ

妹(舌がっ!男さんの舌が…!)

妹「んっ、はぶっ、チク…んうぅ…?」

妹(あぁ…あったかい…)

妹「ちゅぷっ…ぇぅ…むちゅーーー~っ、ヌロォ」

妹(男さん…男さんっ、男さん…)

妹「んっ!…はぐっ、チュプ…ぢぅ~~~っ、くちゅっ」

妹「ふ……ぬぱっ、チュッ、あむっ、じゅうぅーーーーーっ」

妹(だめ……幸せすぎる…)

妹「じゅぷっ、じゅうぅ…じゅぷっ、んぁ…れる…」

妹「はぶっ、んくっ…ふふっ♪…ぁん…」

妹「れろぉ…ちゅぽっ、ちゅぽっ、チク…じゅぶっ」

妹(好き…好きっ!すき!すき!)

妹「んくっ!ちゅぷろぉ…んや…ちゅぷっ…」ダキッ

妹(すき!おとこさんっ!おとこさんっ!)

妹「へんはぅ…ぬりゅっ…チュッ、へんはい…」

男「……」

男(本当に…妹なのか…?)

男(完全に女の子の顔になって…)

妹「はぁ…ちゅぽっ…んちゅぅ……ぷは」

妹「……んへぇ…はぁ…はぁ…はぁ…」ツーーー

男「ハァ、ハァ…はぁ、」ツーーー

妹「はぁ…はぁ…」

妹(まだ男さんと繋がってる…)

男「っ……」

妹「……先輩…わたし…」トン

男「……」ナデナデ

妹「力、抜けちゃって…」キュッ

妹「少し…胸貸してください…」

男「ああ……」ナデナデ

妹「ありがとうございます…」

妹(あはっ、先輩…心臓速くなってる)

妹(私だけじゃなかったんだ…)キュン

男「…大丈夫か?」ナデナデ

妹「平気です…少しこのままにさせてください」

男「……」サラ…

男(綺麗な髪だ)

妹「ふふっ、毛づくろいみたいですね?」

男(同じシャンプー使ってるんはずだけどなあ……)

男(俺、短髪だしな…)

妹「先輩、ひとつ質問なんですが…」

男「何だい?」サラサラ

妹「えっちな子は嫌いですか?」

男「……ん?」

妹「私は…いけない子、みたいですから」

男「ああ…さっきのは冗談で…」

妹「違います…さっきのキスで……ああもう、見て下さい…!」ガタッ

男「お、おい、いきなり立ち上がるな…」

妹「……///」ツーーー

男(…妹のスカートの中から、一筋の糸が伸びて)

男(俺の右太ももと繋がっている……)

妹「すみません……気づいたらこうなってまして…」

男「いや……仕方ないだろ…」

妹「やっぱり先輩は優しいですね…」ピト

妹「う……」ブル

男「またここに座るのかよ」

妹「だって、このまま帰れませんもん」ギュッ

妹「女の子をこうまでしちゃって、どう責任とってくれるんですか?先輩?」ボソ

男「…耳元でそんなこと囁くな」

妹「……でも、先輩のことは私が一番よく知ってますから」

妹「そんなことはまだ早い、ですよね?」

男「う…確信犯め」

妹「いいんです…それが先輩なりの思いやりってことは、解ってます」ギュッ

妹「全く…優しすぎです…」

妹(女の子の気も知らないで……)

妹「ですから、私も年相応の行動をとります」

男「そりゃ何よりだ」

妹「先輩は、じっとしてて下さいね」ガタッ

妹「……、……」

男「え」

妹「…ぁ、……ん…ぃや……」スッ…スッ…

妹「……くふっ……ん…ぁ……」スッ…ギシッ

男「」

妹「っぁ……これ…もどかしい、です……んっ」スッ…スッ

男(妹が…俺の目の前で……)

男(自分を慰め始めた……)

男「……」

妹「んっ…くぁ……や……」スッ…ギシッ…

男(あー…これはヤバイ)

妹「ふん……っは…やっ…ん…」スッ…スッ…

男(普段の俺ならもう…)

妹「あっ……ふ…ふぁ……ぅ…」ギュッ…スッ

男「俺はどうすればいい?」

妹「…!、せっ……せんっ…ぱい、あたま…あたま…な、でて……くだ……」ギシッ

男「…」ナデナデ

妹「ぁはっ…!…いやっ…っ…んあっ…」スッ…シュッ…

妹「あっ…ん……すきっ、すきです、せんぱい……っ!」ガタッ…スッ

妹(男さんの太ももにこすりつけてるだけなのに……)

妹「はんっ!……ひゃっ……ぁ…」スッ…チッ…

妹(こんなに気持ちいいなんて…!)

妹「はあっ…!…やっ……やっ……っひゃ…!?」チッ…ヌチッ

妹(ほんとにしたら、どうなっちゃうんだろ……)

男(妹のやつ、ふらついてきたな)

妹「やっ…んぁっ……くふ…ぅ…いい……」チュクッ…チッ…

男「……」ニギッ

妹「んっ…!?そ、んなっ……こと、いま…したらっ///」チュッ…チッ

妹(両手なんか繋がないでよぉ……///)キュン

男(これで安定したな)

妹「あっ……せんぱいっ…せん、ぱい……」チュツッ、ヌチッ

妹「きすっ!……きすが、したいです……」チク…チュプ

男「…ん」

妹「あはぁ…♪…んふっ……くふ…チュッ、チュッ」ツチ…ヌチュ…

妹「はぁんむ……ピチュッ、んゆっ…ムチ…」チュッチュッチュッ

男(一体どっちがキスの音なんだ)

妹「んふ♡…れろぉ……クチュ、ちむっ……」チュッ、チュッ、チュッ

妹「ぬろぉ…ちゅぞっ、じゅぷ、ふふ…んく、んくっ」チュッチュッ、ツプッ

妹(男さん男さん男さん…ああ、もうしあわせです……)

妹「んあっ♡…ふぐっ♡、はっ♡ズジュプッ…ん~~っ♡」チュッチュッチュッ

妹「んっ…♡んくっ…!んょ…」チュッチュクッチュッ

男「……」ニギ…

妹「んっ…ちゅぷっ…ぷふぅっ…~っっはっ!」チュッチュッ

妹「はぁっ、はぁん…んは……くっ」チュツッ、チュッ

妹「せっ、ちぇっ、せんぱいっ!」チュッチュッ

妹「すきっ…すきっ♡せんぱいっ…んあっ♡」ジュッチュクヌチッ

妹「あっ♡んはっ…あっ♡あっ♡あっ♡」チュクチュッチュッ

妹「ぃい……いいですっ♡…いいですぅ……」クチュ…チュッチュッ

妹「ああっ、あ、あ、あっ、あっ♡」チュッチュッチュッ

妹「せんぱいっ、きすっ…きすしてっ!…くらは」チュッチュッ

妹「…ぁんむっ♡ちゅぷっ…んくっ…ピチュッ…れるっ」チュッチュッ

男(…ちょっと当たってるんだが)

妹「んっ、んぁっ!…くちゅっ…ニュプッ…チュッ」ッチュ、チュクッツチ…

男(これでも反応しないとは…)

妹(なんか…なんかきちゃう!なにっ…これ!?)

妹「あはぁ…ん、ん!?ひっ!?」チュッチュッチュッ

妹「んーーーー~~~~~~~~っ!!???」ビクビクッ

男「あぁ……」

妹「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……」ヌチッ…ヌチッ

男「……」

妹「…ふふっ」トサ

男「おっと」ギュッ

妹「ふふふ…しちゃいました……」

妹「はじめての……お、ぉなにー……」カァ~

男「はっ!?初めてだったのか!?」

妹「はい…イくのもはじめてです…」

妹「いくのって…こんなにきもちぃこと、なんですね……」ギュッ

妹「せんぱいのせいで、とりこになっちゃいそうです…」

男(夢だよな?)

妹「先輩の制服、汚しちゃいましたね…」

男「まあ、これくらいは…外は雨だったし」

男(俺でこれなら、妹のスカートの中は…)

妹「…先輩?」

男「何だ?」ナデ…

妹「2回目お願いしたら、怒りますか?」

男「……ちょっと厳しいな」

(男~…)

男「!」ビク

妹「…どうされたんですか?」

男「いや、何でも」

男(完全に忘れてた…)

(いいなー、羨ましいなー)

(私が女の子とするときはそれに近いものがあるからな)

(いいなー)

男(わかりました、わかりましたって!)

男(今いいムードなんですから!)

(いいムードってなんだよ…妹ちゃんを女として見てやがるな?)

男(あ…!)

(まあ、妹ちゃんなら許すよ…私の妹でもあるし)

男(いきなり何言ってるんですか…)

(そろそろ時間だからさ、上がってこいよ)

男「……」ジッ

妹「…なんですか?じっと見て」

男「もう少しこのままでいたいな、って」ナデナデ

妹「ふふ、そですか…」

(ダメだ。本物の妹ちゃんはこっち。戻ってこい)

男「……」

男「ちょっと、トイレ行ってくる」

妹「行ってらっしゃい…」

男「…はぁ」ガラッ

淫魔「お前らしくない」

男「…すみません」

淫魔「まあ、調教次第でああなるってことだな。お前の妹ちゃん」

男「その表現やめて下さい」

淫魔「ごめん。じゃあ、本物に再会しに行くか」

男「そういえば、どうやって夢から…」

淫魔「飛び降りる」ギュッ

男「え」

淫魔「さあ!おはよう!」パリーン

男「うわぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!」

男「!!!」スクッ

淫魔「目覚めたか?」ポンポン

男「最悪の目覚めです…」

淫魔「いい夢見たんだ。その代償」

淫魔「さて、妹ちゃんの部屋行くぞ」

男「まだ寝てるんじゃ?」

淫魔「妹ちゃんはあれだけ理想的な夢を見たんだ。起きて一人ぼっちだったら意気消沈するだろ?」

男「そうですね…」

淫魔「行ってこい」

男「……」ガチャ

男「……」ソッ

妹「すう…すぅ…」

男(どうすりゃいいんだ…添い寝?)

男「……」ゴソゴソ

妹「……すー、」

男(ってシーツぐっちゃぐちゃ!?)

妹「すー、すぅ…」

男(寝たふりしとこう…)

妹「ん、ふぅ……」

妹「あ……」

妹(夢か……)

妹(うわ、パンツが…って)

妹「」

男「くかー」

妹「」

妹(どうして兄さんが!?///)

妹(起こそうかな…)

男「……」

妹(でも、あんな夢見た後だし…///)

妹(夜のこともあるし…)

妹(シーツ…これ、私の、だよね?///)

妹(顔合わせづらいなあ…)

男「ん…んんー!」

妹「!」

男「あれ?」

妹「…///」

男「……」

妹「兄さん、おはよ…ど、どうして」

男「昨日の夜、お前うなされてたからさあ」

男「心配になって様子見に来たんだよ。昨日のこともあるし…」

男「せめてもの罪滅ぼしに、お前を慰めて…ってあれ?」

妹「兄さん…!」

妹「あれはうなされてたんじゃないの!きっと嬌声なの!」

男「は!?」

妹(や、私なに言って…///)

妹「せっかくいい夢だったのに…先輩のばか!」

妹「先輩じゃない!兄さんのばか!!」

一同「いただきまーす」

妹「……///」

父「今日の妹はご機嫌そうだな」モグモグ

妹「そんなこと、ないもん…」

男「……」モグモグ

母「なにかあったのかしらねー」

母(妹ちゃん…さっきパンツ洗ってたけど)

母(今夜はお赤飯炊こうかしら…)ズズ…

父「諸君、今日の予定は?」モグモグ

妹「私、部活あるから」

母「私はお店の準備しないと…」

父「せっかく俺が帰ってるのに?」カチャン

母「常連さんもいるんだもの。日曜だし」

父「俺も行こうかな」モグモグ

母「やめときなさい。また殴られるわよ」

父「あいつも昔は飲んだ仲なのに…」

男(親父…)

父「…お前は?今日ヒマなのか?」

男「予定ってほどの予定は無いな」モソモソ

淫魔「えっと、じゃあ…」

淫魔「二人っきりだね?」

男「っ!?」

妹(いいなあ…)

父「そうだそうだ。お前たち全然恋人っぽいことしてないじゃないか」モグモグ

男(そうでもないけど)

母「…デートでもしてきたら?」

淫魔「でっ、でデートですか?///」

妹「いいなー」

男「そんな金無いぞ…」

父「情けないこと言うな。手繋いで街歩きゃデートになるんだ」

父「…エスコートしてこい」

淫魔「うぅ…男くん、お願いします…」

淫魔「という訳でデートをしよう」

男「2人になった瞬間にキャラ変わりすぎです、先輩」

淫魔「これで学校生活も切り抜けてきたんだ。許せ」

男「こっちの方が先輩らしいですけどね」

淫魔「ふふ、嬉しいこと言ってくれるじゃないか」

男「しかし、デートか…どこ行きましょう?」

淫魔「とりあえず私の家に行こう」

男「どうしてそうなるんですか」

淫魔「おめかしさせてくれよ。どこの世界にジャージでデートするカップルがいる?」

男(結構見かけるけどな)

男「まあ、先輩2日もそれ着てますからね…行きましょうか」

男「先輩、着替え持ってきてませんでしたもんね」テクテク

淫魔「お前のジャージで事足りたからな。夜はネグリジェだったし」コツコツ

男「……下着は?」テクテク

淫魔「履いてない。付けてない」コツコツ

男「」テクテク

淫魔「ふふっ、見るか?」ジー

男「ファスナー降ろさないで下さい!」

淫魔「お、いい反応だな。こういうの好きか?」ムギュッ

男「きょ、強調しないで!」

男(大好物ですけど)

淫魔「街中でやることではないな」ジー

淫魔「…あれ?入らないぞ?」グイッ

男(痴女だ…痴女がいる…)

淫魔「屋外でこの格好はまだ寒い。早く家に入りたい」コツコツ

男「先輩の家ってどの辺なんですか?」テクテク

淫魔「駅の側だ。もう近い」コツコツ

男「近いってほどかなあ」テクテク

淫魔「なんだよ。文句があるなら自転車で来い」コツコツ

男「エスコートしなきゃならないんで」テクテク


淫魔「ここだ」

男「意外とキレイな所ですね」

淫魔「だが家賃は安い!…なんでも、出るって噂だからな」

男(それ先輩のことなんじゃ)

淫魔「でも気にせず入ってくれ。私にはそういうものは寄ってこない」

男「お邪魔しまーす…」

淫魔「散らかってて悪いな」ガチャ

男(地雷とか、埋まってないよね?)ソー

淫魔「どうした?早く入れ」バタン

男「よく考えたら、女の子の部屋って初めてです」

淫魔「妹ちゃんの部屋があるだろ」

男「そうですけど……」ツカツカ

男「……」

淫魔「ようこそ、我が家へ」

男「…意外とキチンとしてるじゃないですか」

淫魔「こうじゃなきゃ、女の子は落とせないぞ?」

男(そういうことかよ)

淫魔「全く…どんな部屋を想像してたんだ?」

男「もっとこう…コンクリート打ちっぱなしとか」

淫魔「あ、コーヒーと紅茶どっちがいい?


男「そんな、お構いなく」

淫魔「いいから。選べよ」

男「…紅茶で」

淫魔「ミルクは?」

男「お願いします」

淫魔「オッケー……ああ、適当に座っとけ」

男「……」チョコン

淫魔「あんまりあちこち見るなよ?」

男「ははっ、先輩じゃありませんし、見ませんよ」

淫魔「う…」

淫魔「どうぞ」コト

男「いただきます」

淫魔「どうだ、美味いか美味しいか?」

男「…僕、猫舌ですから」

淫魔「そういやそうだった」

男「冷めるのを待ちます」

淫魔「…私も猫舌なんだ」

男「そうなんですか」

淫魔「一緒だな?」ニコ

男(なんだなんだ……かわいいぞこの先輩)

淫魔「じゃあ、冷ましてる間に着替えてくるから」スタスタ

淫魔「……覗くなよ」

男「覗きません」

淫魔「覗くなよ」チラッ

男「目瞑ってますから」

淫魔「覗けよ!」

男「なんでですか!」

淫魔「別にいいだろもう!私の胸吸ったろ!?」

男「そういう問題じゃないでしょ!」

男(やっぱりいつもの先輩か…)

男「…やっと冷めたか」ゴク

男「……おいしい」

男「せんぱーい!お茶おいしいです!」

<そりゃよかったー

男「……」ゴク

<男ー!

男「なんですか?」

<何色が好きー?

男「えー…白で!」

<おっけー

男「…」ゴク

淫魔「待たせたな」

男「!」

淫魔「ど、どう?」

男「何と言うか、女の子です…」

男(…桜を思わせる淡いピンク色のサマーセーター、純白のスカート、黒のニーソックス…)

男「先輩、スカート履くんですね」

淫魔「一張羅だ」

男(セーターは…ノースリーブでありながらタートルネック…)

男(女の子の服は何考えて作られてるのかわからん…)

男(それと、白のカチューシャか)

男「似合ってます」

淫魔「へ、へへへ…///」

男(でも、なんなんだろう…清楚っぽい服装なのに)

男(……エロい)

淫魔「そっか、似合ってるか///」

男(色使いが視線誘導を狙ってるんだよ)

男(まずピンクに目が行くだろ……あの胸に)

男(なんだあれ。隠れてるのに隠れてないぞ)

男(で、まずいと思って次に目立つ黒へ目をやると)

男(…ムチムチの太ももが覗いている)

淫魔「よかった…私も女だったんだな」

男(もしかして…どんな格好してもエロいんじゃ)

男(不憫だなあ)

淫魔「私も紅茶飲もうかな」

男「ちょうどよく冷めてますよ。おいしいです」

淫魔「ふふ、私が淹れたんだから当然」スッ

男(女の子座り…!)

淫魔「…うん、なかなかだな」

男「これ、パックのお茶じゃないやつですよね?」

淫魔「そうだけど」カチャ

男「意外とやりますね。何処で教わったんですか?」

淫魔「教わったというか…趣味でさ」ゴク

男「意外ですね…」

淫魔「お前さっきから"意外"しか言ってないな」

淫魔「今まで私を何だと思ってたんだ…」

男「……男前レズ色情魔」

淫魔「あってるけどさ」

男「でも、今日ここに来て確信しました」

男「先輩は女の子です」

淫魔「」キュン

淫魔(いや…何あたりまえの事にキュンとしてるんだ、私)

淫魔「そ、そうか。ならいいんだ」カチャ

男「そうだ、今度紅茶の淹れ方教えて下さいよ」

淫魔「こっ、今度?」キュン

男「ええ。今度」

淫魔「何なら今教えるけど…」

男「だって今からデートじゃないですか」

淫魔「」キュン

淫魔「世の中にはお家デートってモノがあるって習ったぞ」

男「でも先輩おめかししてますし」

淫魔「あ……」

男「行きましょう?」

淫魔「…うん」

男「あ、でもその格好じゃ寒いですよ」

男「何か羽織った方がいいです」

淫魔「お前はお母さんか…」

男「せめてお父さんって言って下さいよ…」

淫魔「じゃあ私がお母さんな」

男「何を言って…」

淫魔「察せよ」

男「……///」

淫魔「……コート取ってくる」

男(どうしたんだろう、先輩)

男(最近こういう冗談が多いような…)

淫魔「着てきた」

男「おお…ある意味一番よく似合ってます」

淫魔「何だよ、ある意味って」

男「痴女っぽくて…」

淫魔「お前も言うようになったな」ギュウ

男「いってててて…」

淫魔「余裕をかますのはいいが、調子に乗るのはやめろ」ギュッ

男「すみません!耳引っ張るのはやめて下さい!」

淫魔「全く。ちょっとかわいいなと思ったらすぐこれだ」

淫魔「行くぞ」

男「先輩、怒ってます?」テクテク

淫魔「少し」カツカツ

男「すみません…」テクテク

淫魔「ふん…」カツカツ

男「今日の昼、奢りますから…」テクテク

淫魔「そんなことはしなくていい」カツカツ

淫魔「体で払え」カツカツ

男「先輩が言うと冗談に聞こえませんよ…」テクテク

淫魔「何を考えてるんだ…」

淫魔「ほら、手貸せ」

男「はい…」

淫魔「……」ニギッ

淫魔「…これで許してやる」コッコッ

男「…それは優しすぎやしませんか」テクテク

淫魔「うるさいな。私がいいって言ってるだろ」コッコッ

淫魔「なんかもんくあるか?」ギュッ

男「ないです」テクテク

淫魔「いい子だ」コッコッ

淫魔「そんなに許して欲しくないんなら、そうだな…」コッコッ

淫魔「そういえば今日、魔法が一つ解けるよな」コッコッ

男「勘弁して下さい…それは勘弁して下さい」テクテク

淫魔「ふふっ」コッコッ

男「僕が余裕でいられるのも、半分くらいはこの魔法のお陰みたいなものですから」テクテク

淫魔「そうなのか?」コッコッ

男「はい…冷静でいられるというか」テクテク

男「緊張しなくて済むというか」テクテク

淫魔(そのお陰で私がドキドキしてるんだが)

男「なんででしょうね?その分頭に血が回ってるのかな?」テクテク

淫魔「間違いじゃないかもな」コッコッ

男「へえ」テクテク

淫魔「道のど真ん中でする話じゃない…喫茶店でも入ろう」

【喫茶店】

男「……」カロンカロン

淫魔「ありがとう」ニコ

男「……」ガチャ

男「注文…先輩は?」

淫魔「じゃあ、カフェモカ」

男「僕はコーヒー…あ、ミルクいります」

淫魔「…ふぅ……紅茶派じゃなかったのか?」

男「ははっ、お店でも先輩のには敵いませんよ」

淫魔「まったく、調子がいいな…///」キュン

淫魔(ということは…また、飲んでくれるのか)キュン

男「早速お話しましょうよ。その、ここでしか出来ない話を」ボソ

淫魔「そうだな……なあ男」

男「はい」

淫魔「お前は勃起のメカニズムを知っているか?」

男「…質問がストレートすぎます」

淫魔「悪い。でも大事な話だ」

男「多分、人並みには知ってると思いますけど…」

男「血が集まってくるんですよね……ここに」

男「それで硬く……」

淫魔「血が集まってくる、というのは正確ではない。集めると言った方が近いな」

淫魔「海綿体に通じる動脈には弁が付いている。勃起の際にはそいつと静脈が閉じるんだ」

淫魔「そうすることで海綿体が充血し、勃起が完成する」

淫魔「私の魔法の場合、その弁を開けっ放しにすることで勃起できなくしている」

淫魔「だから、頭への血の巡りが良くなるという話は無くはない」

男(頭痛くなってきた)

淫魔「だから勃起が…」

男「……さっきから勃起勃起うるさいです!」

淫魔「なんだよ今さら…」

男「周りにお客さんもいるんです!少し声抑えて下さい!」ボソッ!

淫魔「至極全うな話だと思うんだが」

男「先輩は女の子なんですから!…もうじきコーヒーも来ますよ」

淫魔「で、勃起が…」

男「うるさい!」

男「店員さん変な顔してたじゃないですか」コト

淫魔「結構かわいい人だったな。惜しいことをした」カチャ

男「やめて下さいそういうの…」トプン

淫魔「ごめん……ん、甘い」ゴク

男「先輩…僕と女の子だったら、どっちを取るんですか……」クルクル

淫魔「」キュン

淫魔「なんだお前…嫉妬か?」

男「……よくわかりません」クルクル

淫魔「ふふっ、ふふ、ふふふ…」

男「そんなに笑わないで下さいよもう…」コト

淫魔(いかん!嬉しすぎてやばい!)

男「質問した僕が悪かったです」サー

淫魔「ふふっ、ごめん、ごめん」

男「……」クルクル

淫魔「あー、…お前は本当にかわいいな」

男「誤魔化さないで下さい…」トントン

淫魔「まあ、今だったら間違いなくお前を選ぶな」カチャ

男「っ!?こっ、これからコーヒー飲もうって時になんてこと言うんですか!」

淫魔「質問したのはお前だろ」ゴク

男「そうですけど…」ズズ

男「なんというか、予想外で」

淫魔「ふふふ、誇っていいぞ?」

男「でも…本当良かったです」

男「先輩が男性恐怖症を克服できたみたいで」

淫魔(こいつ何もわかっちゃいない)

淫魔「……男」コト

男「はい?」

淫魔「もう3日間勃てなくしてやろうか?」

男「やっやめてください!僕何か言いました!?」

淫魔(でもそれは私が困るか…)

淫魔「冗談だ」

男「笑えません!今すぐにでも解除して欲しいくらいなのに…」

淫魔「それは出来ない」

男「えっ」

淫魔「魔法というものは本来、解除出来るものではないんだ」

男「そうなんですか…?」

男「でも先輩、金曜の帰り際は解除してやろうかって言って…」

淫魔「言ったっけ?」

男「言いました!僕が先輩の……キスで放心しかけてるときに」

淫魔「あー…あれは…お前の愚息が随分辛そうだったから、それを解放しようとして言ったんだ」

男「それって魔法の解除ってことじゃ?」

淫魔「その場合は解除じゃない。上書きだ」

男「…どう違うんです?」

淫魔「"勃起できなくする"魔法に"勃起させる"魔法を上書きすれば、新しい後者が有効となる」

淫魔「上書きは同じ部位に対して2度まで有効だ」

男「早く言って下さいよ!だったら僕のに上書きすれば…」

淫魔「いいのか?お前、私の話をよく聞いてたか?」

淫魔「動脈の弁を開けっ放しにすることで、勃起を抑制してたんだ。その逆は?」

男「…閉じっぱなしにするってことは」

淫魔「勃ちっぱなしだ」

男「……期限は」

淫魔「最低でも1日」

男「僕の身体に何しようとしてたんですか!!」

淫魔「安心しろ。もう一度勃起禁止の魔法を上書きすればよかったんだ」

男「あ、そうか……いやそれも嫌ですけど」

男「でもどうしてそんなめんどくさいことを?」

淫魔「昔、2人の淫魔が1人の男を取り合ってな」

男(羨まし…くはないな)

淫魔「2人とも譲らず、惚れさせる魔法をその男にかけあっては解除し返すということを繰り返した」

淫魔「元々身体に負担を強いる魔法だ。じき、男は廃人となった」

男「うわ……」

淫魔「魔界では大問題になってな。」

淫魔「審議の結果、魔法の解除は禁止。上書きを2回だけ認めるという取り決めが出来た」

淫魔「魔法に期限が付いたのはその時からだ。シンデレラの話はお前も知ってるだろ?」

男「あれってそういう話なんですか…」

淫魔「教訓話だ」ゴク

男「上書きが2回まで、っていうのはどうしてですか?」

淫魔「先手必勝だろ?」コト

男「ああ…色々大変なんですね、魔界も」

淫魔「もっとも、逃げ道はみんな作ってる。私も作ってる」

男「そうなんですか?」

淫魔「お前によくやる射精禁止の魔法。あれはどうやって禁止してるんだ男くん?」

男「い、イこうとすると、強烈な眠気が……」

淫魔「それを知ってるってことは、私が禁止してる時に1人でしちゃった、ってことだな?」

男「」

淫魔「お前もオスなんだなー…そういうオーラは無いのに」

男「…失態だ。酷い失態だ」

淫魔「まあ、こういうことだ」

淫魔「私の射精禁止魔法は、射精直前のオルガズムを強力な眠気とすり替ることで実現してる」

淫魔「これによって、従来の射精禁止魔法では不可能だった上書きが可能となった」

男「その前の魔法では不可能だったんですか?」

淫魔「射精禁止の反対の状態は?」

男「……イきっぱなし」

淫魔「そんなことをされたら、廃人は確定だ」

男「怖い話ですね…」

淫魔「私はこの魔法を発明したことで、あっちの学校を卒業できたんだ」

淫魔「もっとも、今までにこれを使った相手はお前だけだけどな…」

男「なんだかコーヒー飲む気無くしそうです…」

淫魔「ゆっくり飲めばいい。喫茶店とはそういう場所だ」ズズッ

男「先輩、僕の飲んでくれません?」

淫魔「!?」キュン

淫魔(いや、馬鹿か私は)

淫魔(末期だな……)

淫魔「…お前に奢られる筋合いは無い」

男「そういうことじゃないんですけど…」

男「じゃあ、交換しましょうよ」

淫魔「え……」

男「あれ、先輩そういうの嫌ですか?」

淫魔「い、いやじゃない…嫌じゃないけど、大分飲んじゃったし…」

男「ちょっとだけでいいですから」

淫魔「じゃあ…どうぞ」

男「ありがとうございます。結構気になってたんですよ、カフェモカ」カチャ

淫魔(男が私の飲みかけを……)

男「あ、甘い。美味しいですね…女の子の飲み物って感じで」コト

淫魔「そ、そうか」

男「先輩も僕のどうぞ。砂糖入れてありますから」

淫魔「うん…いただきます」カタ

淫魔(これ、男が飲んでたやつだよな…)ドキドキ

淫魔(……いや、考えてみれば今までもっとすごいことしてきたじゃないか)

淫魔(なのに何でこんなにドキドキ…)

淫魔(……///)

男「先輩?ずいぶん飲んでますね」

淫魔「あ、」

淫魔(全部飲んじゃってた…!)

淫魔「ご、ごめん男!」

男「はははっ、そんなに気に入ったんですか?ここのコーヒー」

淫魔「ま、まあな」

淫魔(味なんて全然わからなかったけど……)

男「さて、ここ出ますか?それとも何か軽く食べていきますか?」

淫魔「出よう」

男「そうしましょう。コート忘れずに」

淫魔「こんな寒い中忘れるかよ」ゴソゴソ

男「いやいや、割と暖かいですよ。寒そうな格好してるのは先輩でしょう」

淫魔「そうだけど…そうだけど」

淫魔(あーもう、察しろよ!)

男「じゃあ僕、お会計済ませてきますから」

淫魔「割り勘だろ」

男「払わせて下さいよ」

淫魔「割り勘」

淫魔「……」カロンカロン

淫魔「…寒い」

淫魔(結局折れなかったな、あいつ)

淫魔(変なところで意地張りやがって)

男「ふぅ」カロンカロン

男「お待たせしました」

淫魔「ん…」

男「?」

淫魔「ん!」

男「なんですか、この五百円玉」

淫魔「割り勘って言ってるだろ!」

男「いいですって」

淫魔「こっちの台詞だ。無理するな」

男「別に無理なんか」

淫魔「じゃあ、あの全部飲んじゃったコーヒー代ってことで」

男「高すぎます」

淫魔「うるさいなあ。男は立ててやったろ?」

男「……なんでそんなに割り勘にこだわるんですか」

淫魔「私、先輩だし。あ、じゃあ先輩の命令ってことで」

男「昨日僕先輩に奢ってもらいましたから」

淫魔「あれは私が奢りたかったんだからいいの!」

男(結局割り勘にされてしまった)

男(…正直、助かる)

淫魔「男」コッコッ

男「はい?」テクテク

淫魔「ふふーん」ギュッ

男「……」ニギッ

淫魔「どこ行こうか?」コッコッ

男「そういうのって喫茶店で話すんじゃないんですかね」テクテク

淫魔「じゃあまた喫茶店探すか」コッコッ

男「いやいや」テクテク

淫魔(あー…なんかこういうのいいなあ)

男「そういや先輩、なんか目線の高さが近いなと思ったら」テクテク

男「ヒール履いてるんですか!」テクテク

淫魔「ブーツこれしかないからな」コッコッ

男(ニーソとのコントラストがいい!)

男「じゃああんまり歩くと疲れちゃいますね」テクテク

淫魔「気にするな。私は人間じゃないんだぞ?」コッコッ

男「いーや。今はどう見たって女の子です」テクテク

淫魔「……」コッコッ

男「適当に店があれば入りましょうか」テクテク

淫魔「うん」コッコッ

淫魔「あ」コッコッ

男「どうされました?」テクテク

淫魔「あれ。本屋じゃないか?」コッコッ

男「ですね。…先輩本読まないんじゃ?」テクテク

淫魔「私だって雑誌くらいは読む。それにお前、入りたいんだろ?」コッコッ

男「まあ…」テクテク

淫魔「じゃあ行こう」グイ

男「っと、そんなに慌てなくても」テクテク

淫魔「それもそうか」コッコッ

男「一日は長いですから」テクテク

淫魔「もうお昼だけど」コッコッ

【本屋】

淫魔「じゃあ私は雑誌見てくるから」

男「僕はこの辺りにいます」

淫魔「用が済んだら呼べ」コッコッ…

男(しまった!本屋じゃ必然的に別行動じゃないか!)

男(いやなにも残念がることは無いよな…)

男「あ」

男(この人新刊出したのか)


淫魔(美味そうな表紙、美味そうな表紙…)

淫魔(あ、これ美味そう…)

淫魔(……やっぱり美味そうなものは高いな)

淫魔(何でこんなに高くなるんだ?バターか?砂糖か?)

淫魔(へへへ…涎が出そうだ)ペラ

淫魔(春物か…)

淫魔(あ、これいいな。私は着れそうもないけど)

淫魔(…どうにかならないか、この胸)

淫魔(チュニックとか!絶対風入ってくるし!考えた奴出てこい!)

淫魔(あいつ、白が好きって言ってたな…)

淫魔(……)

淫魔(妹ちゃんみたいな格好が好きなのかな?)

淫魔(今度相談してみるか…)ペラ

淫魔(腹減ったな…)

男(あー、こういう話か)

男(相変わらず暗いな)トン

男(東京創元は何でこんなに高いの)

男(新潮文庫を見習いなさい!)

淫魔「男」ボソ

男「あ、先輩。僕そんなに立ち読みしてました?」

淫魔「そうでもないけど…腹減った」

男「ああ、そういう」

淫魔「お前は平気なのか?」

男「ちょうどお腹が空いてきたところです。これだけ買ってきますね?」

淫魔「…」コク

男「すみません、付き合わせちゃって」テクテク

淫魔「いいんだ。私も情報収集が出来た」コッコッ

男「何が食べたいですか?」テクテク

淫魔「私は何でも」コッコッ

男(ラーメンはダメだろ…ファストフードもどうかと思うし…)

淫魔「そんな真剣な顔しなくても…本当に何でもいいんだぞ?」コッコッ

男「そういえば、あそこに洋食屋さんがあったな…」テクテク

淫魔「おー…」コッコッ

男「値段も良心的なんで、いつも混んでるんですよ」テクテク

男「入れるかな?」テクテク

淫魔「行くだけ行ってみよう」コッコッ

『定休日:日曜日』

男「そんな店ある!?」

淫魔「残念だったな」

男「すみません…」

淫魔「ふふ、そんな気はしてた」

男「どうしようかな…そんなに外食しないし、他に店なんて知らないのに」

淫魔「提案がある」

男「是非お願いします」

淫魔「最近駅の向こう側にできたドーナツ屋で色々買って、外で食おう」

男「先輩、甘いもの食べたいだけでしょ」

淫魔「ばれたか。異論は?」

男「ありません!」

【ドーナツショップ】

男「結構歩きましたね」

淫魔「来た道を戻ってきた訳だからな」

男「おかげでいい感じに腹ぺこです」

淫魔「さて、選ぼう選ぼう」

男(先輩、目がキラキラしてるな)

淫魔「このチョコのやつと、いちごっぽいのと、メープルシロップが入ってるのと…」

男「そんなに食べて大丈夫ですか?」

淫魔「うるさいなあ…太らない体質だからいいんだ」

男「怪しいですね」

淫魔「む、魔力を見くびるなよ?」

男(結局魔力に頼ってるのか)

男「僕は…これと、これと」ヒョイ

淫魔「ああっ、このクリームが入ってるのも捨て難い…!」

男「どれだけ選んでるんですか…」

淫魔「だって、どれも美味しそうで…でも全部は食べきれないし」

男「だったら、さっき喫茶店でしたみたいに半分こしましょうよ」

淫魔「その手があったか。お前のチョイスは?」

淫魔「……なるほど、なるほど。そう来たか。じゃあお前はチョコ系と抹茶系を頼む」

男「了解です」

淫魔「うーん…」

男「それでも悩むんですね」

男「こんなもんですか?」

淫魔「それくらいで許してやる」

男(かなりあるけど…8個?)

男「じゃあ買ってきます」

淫魔「ん。外で待ってる」


男「お願いします…はい持ち帰りで」


淫魔「……」ウィーン

淫魔「…暖かくなってきた」

男「お待たせしました」ウィーン

淫魔「はいよ、ほら」

男「…また割り勘ですか」

淫魔「私のわがままだし、素直に受け取れ」

男「じゃあありがたく」

淫魔「うむ、よいよい」

男「ところで、何処で食べましょう?」テクテク

淫魔「暖かくなってきたし、海沿いの公園で食おう」コッコッ

男「いいですね、少し歩きますけど」テクテク

淫魔「空腹は最高のスパイスと言うし」コッコッ

淫魔(やっぱりちょっと買いすぎたし…今のうちに運動を)

【海浜公園】

男「いい風です」

淫魔「ちょっと寒い…」

男「あ、なら僕コーヒー買ってきますよ」

淫魔「私も行く」

男「昨日のお返しですから、これくらい奢らせて下さい。先輩はそこのベンチに」

淫魔「…ありがとう」

淫魔「……」トス

淫魔「はー……」

淫魔(腹減ったなあ…ドーナツ食っちゃおうかな…)

淫魔(いかん、あいつを待たないと。はしたない女だと思われてしまう)

淫魔「……」グゥーーー

淫魔「……///」

淫魔(き、聞かれてないか?)

淫魔(うぅ…早く来てくれよぉ…)

男「すみません…!すみません!」タッタッタ

淫魔「やっと来たか!」

男「自販機が見当たらなくて。駐車場まで行ってました」

淫魔「早く食おう。死んじゃうから!もう死んじゃうから!」

男「あれ、先に食べてるかと」

淫魔「お前を待ってたんだ!早く座れ!」

男「じゃあ、いただきます」

淫魔「いただきます!」ハグッ

男「いきなりですか…」

淫魔「…!んぐ、うん、美味い!」

男「それはよかったです」

淫魔「実は本屋で雑誌読んだとき載っててさ、無性に食いたかったんだ。ドーナツ」

男「じゃあ、日曜が定休日の店に乾杯ですね」モグモグ

淫魔「いや、あそこもいつか行こう」ハグッ

男「先輩そんなにグルメでしたっけ?」

淫魔「お前が餌付けするから悪いんだ!なんだあのパスタは」

淫魔「あれから食欲が止まらない。生まれて始めてだ、こんなの」

淫魔「……」モグモグ

男「……」モグモグ

淫魔「…それ少しくれ」

男「どうぞ」

淫魔「カプッ」

男(俺の手から直接!?)

淫魔「あー、これもうまいなあ。ハズレ無しだ」モグモグ

男「……」

淫魔「どうした?」

男「ちょっと放心してます…」

淫魔「油断してると私が食べちゃうぞ、それ」

男「どうぞ…」

淫魔「カプッ」

淫魔「……」

淫魔(よく考えたら結構恥ずかしくないか?今の状態)

淫魔(しまったな…食べ物に目が眩んでいた)

淫魔「……///」

男「咥えたまま顔赤くしないで下さい」

淫魔「……んぐ…モグモグ」

男「行儀が悪いですよ」

淫魔「……」モグモグ

男「……」カシュ

淫魔「私もコーヒー…」カシュ

男「……」グビ

淫魔「あちっ」

男「冷まさないと」グビ

淫魔「うーむ……こいつで暖をとったんだが」

男「先輩の手が温かすぎるんじゃないですか?」

淫魔「確かにお前の手は握ってて冷たく感じるな」

男「そうでしたか?すみません、気付かなくて」

淫魔「私が温めてやろうか?」

男「僕はそんなに寒くありませんよ。風が冷たいだけで」

淫魔「まあまあ、遠慮するな」ギュム

男「」

淫魔「ふふふ…温かいか?」ギュ…

男(ま、まさか腕ごととは…)

淫魔「かわいそうにこんなに冷たくなって……おーよしよし」サスサス

男(なんかやわらかいものがあたってるんですけど)

淫魔「……」グビ

男(そのままコーヒー飲まないで)

男「そろそろ温まりましたから」

淫魔「断る。このままがいい」ギュッ

男「……恥ずかしいんですよこの距離感」

淫魔「スキンシップだ。お前も言ってたろ?」

男「う……」

淫魔「勃たないうちに体験しとけ」ギュム

男「やっぱり確信犯じゃないですか!」

淫魔「ふふっ、いいじゃないか。お互い余裕のあるうちだけだぞ?」

淫魔「ほらほら」スリスリ

男「動かないで下さい!」

淫魔「はぁ……」ボーー

男(結局この体制のまま…)

淫魔「……」ボーー

男「……」ボーー

淫魔「…あ、船」

男「隣町からですね」

淫魔「どこまで行くんだ?」

男「カナダかな…ニッケルを積んでたやつですかね」

淫魔「遠いな…」

男「ですね…」

男「……」ボーー

淫魔「……ふあ」

男(あくび……)

淫魔「…そんなに見るな」

男「すみません」

淫魔「……」ボーー

男「なんと言うか、無防備ですね。先輩」

淫魔「襲うか?」

男「とんでもない」

淫魔「……」ギュッ

淫魔(……襲えよ)

淫魔「…ちょっと肩貸せ」ピト

男「せっ先輩?」

淫魔「寝る」

男「こんなところで寝たら風邪ひきますって」

淫魔「ひかない。私、淫魔だし」

男「そういうことを言ってるんじゃ…」

淫魔「……」ウトウト

男(寝るの早っ)

淫魔「……」ウトウト

男「まったくもう…」

淫魔「…すぅ……すー…」

男(綺麗な寝顔だ……)

男(いや普段も綺麗なんだけどさ)

男(……何を考えてるんだ俺は。彼氏でもないのに)

淫魔「……ん…」

男(このデートだって……)

男(先輩の冗談に振り回されてるだけだよな?そうだよな?)

淫魔「……」ギュッ

男(……どうなんだろう)ナデナデ

淫魔「ん……」

男「……」サラ…

男(本でも読むか)

男「……」ペラ

淫魔「すー……すー…」

男「……」

淫魔「くー……すぅー…」

男「……ふああ…」

男(俺も眠気が…)

男(寝ちゃおうか…でも先輩を放っておくわけには……)

男「……」ウト…

男「……」ペラ

男「……」ボケーー

男「………すー…」

……

男「」ハッ

男「……」

男「…うぅ」ゴソゴソ

男「こんな時間か…」

男「先輩…?」

淫魔「…くー……」ピト

男(よかった、無事だ)

男「先輩、起きて下さい」ユサユサ

淫魔「うーん……」

男「先輩!」ユサユサ

淫魔「」ビク

淫魔「あ…れ?男?」

淫魔(あー…デート中だったっけ……)

淫魔「今何時……」

男「五時半くらいです。結構寝ちゃいましたね」

淫魔「そうか、そんなに……ごめんよ、せっかくの日曜を」

男「ははは、何言ってるんですか。とてもいい1日でしたよ」

淫魔「うぅ……」

男(こりゃあ先輩、寝ぼけてるな)

男「夕飯どうします?」

淫魔「……お前の飯が食いたい」

男「じゃ、買い物して帰りましょうか。ほら立って」

淫魔「うん…」

【スーパー】

男「起きましたね」

淫魔「面目ない」

男「本当に僕の料理でいいんですか?」

淫魔「あれは本心だ」

男「光栄です。じゃあそうだな…オムライスでも作りましょうか」

淫魔「オムライス!」

男「はい。ダメですか?」

淫魔「好きだ」

男「よかった。あれなら妹も喜ぶし…」

淫魔「ふふふ、オムライスか。何年ぶりだろう」

男「先輩の家って、ケチャップとかあります?」テクテク

淫魔「調味料はほとんど無いぞ」コッコッ

男「えっ」

淫魔「バターと紅茶に使う砂糖くらいならある」

淫魔「飯は食わなくても死にはしないからな。料理も昨日がほぼ初めてだった」

男「そうでしたか…」テクテク

淫魔「なんだ。私の家で作るつもりだったのか?」コッコッ

男「ええ、妹も呼んで…僕の家で食べると、先輩の帰りが遅くなっちゃうなと思って」テクテク

淫魔「私は別に」コッコッ

男「僕が気にするんです」テクテク

淫魔「親御さんは?」コッコッ

男「どうせ店で飲んできますよ。だから妹も呼ぼうと」テクテク

淫魔「そういうことか」コッコッ

男「もう我が家で作ることにしますか」

淫魔「それがいい」

男「となるとそんなに買うものは無いかな…卵くらいか」テクテク

男「あ、牛乳がそろそろ切れるんだったな」テクテク

淫魔「玉ねぎも昨日使っちゃったぞ」コッコッ

男「え、おとといは割とありましたけど…」

淫魔「……私が剥きすぎたんだ。全部皮かと思ってな」

男「結構買うものありますね」ドサー

淫魔「男!」チョイチョイ

男「なんですか?」

淫魔「あれ!」

男「……お酒は買いません」テクテク

淫魔「どうして」

男「僕たち未成年ですよ!」

淫魔「私は違うけど」

男「先輩だって今は立派な女子高生です」

淫魔「1本だけ」

男「どうしても飲みたかったら母の飲みかけをどうぞ。僕は飲みませんからね!」

男「……」ウィーン

淫魔「……」コッコッ

淫魔「たくさん買ったな」コッコッ

男「週末の買い物は結局こうなります…」テクテク

淫魔「袋、片方持つ」コッコッ

男「大丈夫ですよ」

淫魔「持たせろ」グイ

男「あ…」テクテク

淫魔「む、重いな…」コッコッ

男「だから大丈夫って言ったのに…」テクテク

淫魔「役立たずにはなりたくないからな」コッコッ

淫魔「……」コッコッ

男「……」テクテク

淫魔「…くふっ」コッコッ

男「なんですか、いきなり」テクテク

淫魔「ふふ、なんでもない…っ…」コッコッ

男「そんな」テクテク

淫魔「いや、こうして一緒に歩いてるとさ…夫婦みたいだなって」コッコッ

男「!?」ビクッ

淫魔「あっ、おい、急に止まるなよ。袋が伸びるだろ」

男「……先輩が変な冗談言うから」テクテク

淫魔(冗談……)

淫魔「ふーん……」シュン

男「僕が困っちゃいますよ、そういう冗談は」テクテク

淫魔「わかった、控える……」トボトボ

男「なにもそんな」テクテク

淫魔「ううん、ごめんな…?」トボトボ

男「…そんなあからさまに落ち込まないで下さい。僕も不安になりますから……」テクテク

淫魔「……ごめん」トボトボ

男「謝らないで下さいよ…」テクテク

男(マズかったかな……マズかったよな)

男「…先輩の冗談を聞くと、あがっちゃうんです。それで困るんです」テクテク

男「だから僕が、それにうろたえない紳士を目指せばいいだけのことです」テクテク

男「なので結局、僕が悪いというか……」テクテク

淫魔「……」

男「……」テクテク

淫魔「…クス」コッコッ

男(ほっ)

淫魔「…お前、人を励ますの下手だな」コッコッ

男「う…?」テクテク

淫魔「ふふっ、なんだよ紳士って…大げさ過ぎだろ」コッコッ

男「そっ、それは先輩が落ち込んでたから!」テクテク

淫魔「私がそう見えたかね紳士くん?」コッコッ

男「やめて下さいよ!見えましたよ!明らかにトボトボ歩いてたでしょう!」テクテク

淫魔「こらこら、紳士がそんなに声を荒げていいのかい?牛乳くんが泣いちゃうぞ?」コッコッ

男「泣きませんよ!」テクテク

男(しまった!こういう人だった!)

男「くそー…」テクテク

淫魔「くふふふ、やっぱりお前はからかいがいがあるな」コッコッ

男「まさか落ち込んだのも演技…?」テクテク

淫魔「それはどうだか」コッコッ

男「先輩には勝てそうにありませんよ…」トボトボ

淫魔「当然だ。お前の何倍生きてると思ってる?精進するんだな」コッコッ

男「はぁ……」トボトボ

淫魔「……気遣いには感謝するよ。ありがとう」コッコッ

男「いいですって、そんなの…紳士として当然…」

淫魔「プッ」

男「笑わないで下さい!」

男「家に着きましたね」

淫魔「早く開けろ。手が千切れそうだ」

男「今開けますから」ガチャガチャ

男「ほら、ただいま」キィ

淫魔「ただいまー、疲れた…」バタン

男「何で家に着くと疲れたって言っちゃうんでしょうか」

淫魔「本能じゃないか?自分のテリトリーでは気を緩められるというか」

男「ここ僕の家なんですけど…」

淫魔「半分は私の家だ」

男「それは冗談ですか?」

淫魔「…無意識だった」

男「あれ、テーブルに置き手紙がある」

『今日はお母さんの店で夕飯を食べて来ます。お姉ちゃんと仲良くね。』

男「……は!?」

淫魔「妹ちゃんの字か。どうやら二人きりのようだな」

男「」

淫魔「どうした」

男「二人きりの夜はダメでしょう…」

淫魔「…どうして?」ニヤニヤ

男「年頃の男女が一つ屋根の下なんて問題でしょ!不健全です!」

淫魔「何処が不健全なんだ?妹ちゃんも"仲良く"と言ってるぞ」

男「それって先輩が教えた"仲良く"でしょう!きっと!」

淫魔「お前がそんな風に考えるとはショックだな…大体お前勃たないだろ?」

男「デート後にそういうこと言いますか?」

淫魔「私にとってはデート中なんだが。お前の家にお邪魔してるわけだし」

男「……///」

淫魔「何で照れた」

男「いや、そりゃ、照れます…」

淫魔「」キュン

男「そうですか、デート中でしたか。そうですよね」

男「でも明日学校あるんですから、ご飯食べたら先輩の家まで送って行きますよ?いいですね?」

淫魔「別に送ってくれなくても」

男「いえいえ、紳士を目指しておりますから」

淫魔「ありがとう」キュン

男「あれ…?今度は笑わないんですね?」

男「早速オムライスを作りますか」

淫魔「おお」パチパチ

男「先輩は座ってていいですよ」

淫魔「手伝う」

男「……」

淫魔「手伝う」キラキラ

男「大丈夫かなあ…」

淫魔「あ、待った。用意するから」

男「用意って……!」

淫魔「ん…?」ゴソゴソ

男(先輩が…髪を縛ってるぞ!口にゴムを咥えて!)

淫魔「……」ワシャワシャ

男(慣れてないのかな…?)

淫魔「んん?」ゴソゴソ

男「先輩、僕手伝いますよ」

淫魔「ん、いい」

男「妹で慣れてますから、安心して下さい」

淫魔「…じゃあよろしく」

男「任せて下さい」シュルシュルキュッ

男「できました」

淫魔「ありがとう…どうだ?」クルッ

男「」ゴクリ

淫魔「ほー…結ぶ高さってこれくらいなのか?」フリフリ

男(自分で縛っといてなんだけど、か、可愛いぞこの先輩……)

男「可愛いです」

淫魔「へ?」

男「先輩、可愛いです」

淫魔「よ、よせよかわいいなんて私に使う言葉じゃ…へへへ///」

男(心なしか、いつもより幼く見えるな…)

男「……」ヒョイ

淫魔「あっ、こら!髪引っ張るな!」

男「ちょうどいい場所にあるので」ピンピン

淫魔「まったく……」

男「……」ヒョイ

淫魔「……///」

男(俯いてしまった…)

淫魔「いつまで続けるんだよぉ……」

男「そろそろ取り掛かりますか」

淫魔(やめちゃうのか…)

男「まずは昨日の残りのご飯を」

男「レンジで温めて下さい」トン

淫魔「よしきた」スチャ

男「僕はその間に玉ねぎをみじん切りします」サクサク

淫魔「男ー、何分くらいやる?」

男「"オート"でいいですよ」サク

淫魔「おーけい」ピ

男「……」トントントントン

淫魔「おお……凄いな。玉ねぎが散り散りに…」

男「…あー、目が!」トントントントン

淫魔「男、仕事をくれ」

男「目薬とってきて下さい…」トントントントン

淫魔「任せろ」トテトテ…

淫魔「大丈夫か?」

男「あー…目薬のおかげで」

男「……そういえばどうして先輩はうちの目薬のありかを知ってるんですか?」

淫魔「昨日使ったからな。私も玉ねぎを剥いてそうなった」

男「どれだけ我が家に馴染んでるんですか…」ピーピー

淫魔「ご飯が温まったな」

男「じゃあ先輩は鶏肉を切って下さい。一口大で」

淫魔「ふふん、私の一口は大きいぞ?」

男「加減して下さいね」

淫魔「わかってる」スト、スト

男「…大きすぎです」

淫魔「美味そうじゃないか」スト、スト

男「これじゃ唐揚げサイズですよ!」

淫魔「うるさいなあ。お前は自分の仕事をしろ」

男「…じゃあキノコとかを切ります」

淫魔「そうしたまえ」スト

淫魔「具材はこんなもんか」

男「鶏肉の存在感が」

淫魔「絶対美味い」

男「…まあやってみますけど。先輩、にんにくは平気ですか?」

淫魔「問題ないぞ?」

男「そうなんですか。悪魔はにんにくが苦手って聞きますけど」

淫魔「人間は昔、牛乳を消化出来なかった。でも今はどうだ?私たちだって進化する」

男「そう言われてみると自然ですね…じゃあ、遠慮なく使います」

淫魔「ちょっと待った」

男「え?」

淫魔「いや…察しろよ……」

男「だって、平気なんでしょう?」

淫魔「分かれよ……///」

男「……?」

男(よくわからないけど、先輩も女の子だってことだろう)

淫魔(だってさ…もしあれ食べてからキスしたら……私はそれでもいいけど)

男「入れた方が美味しいのに…」トチチチチ、ボッ

淫魔「また今度な」

男(また今度作るのか…?)

男「まずは…鶏肉から先に焼いちゃいましょう。大きいんで」トロー

淫魔「皮肉か?」

男「皮肉で思い出した。鶏肉は皮から焼きましょうね」サー

淫魔「……」

男「熱はこんなもんかな。投入!」ジウウウ…

淫魔(楽しそうだな)

男「黒胡椒と、塩は少なめに」パラパラ

淫魔「私の仕事……」

男「玉ねぎとニンジンをスライスしといてくれますか?オムライスだけじゃ寂しいので」ジュウウ

淫魔「任せろ」

男「これだけで美味そうだな…」パチッジュウウ

淫魔「……」シャッシャッ

男「スライスした玉ねぎは水に漬けといて下さいね」

淫魔「…やってる」シャッシャッ

男「ははっ、失礼しました」ナデナデ

淫魔「!?」

男「あっ、すみません!いつもは妹がここにいるので…」

淫魔「……///」シャッシャッ

淫魔(妹ちゃんがうらやましい……)

男「もう面倒くさいな…玉ねぎも一緒に炒めるか」ドバ

男「油跳ねるんで気をつけて下さい」ジュウウウ

淫魔「ありがと」シャッシャッ

男「先輩!結構いい感じです!」ジウウウ

淫魔「そうだろう?美味そうだろ?」シャッシャッ

男「はい…これ、正解かもしれません」ジジジ

淫魔「切り終わった」

男「あ、ケチャップ取っていただけますか?」ジュウウウ

淫魔「なんだよ急によそよそしい……ほら」

男「いや、鶏肉に敬意を払おうと」ジウウウ

淫魔「ははは、崇めよ」

男「しかし鶏肉はケチャップまみれになる定めなのだ」プチュウウウ

淫魔「あーれー」

男「ご飯も投入」モソ

淫魔「やあっ…白いのがいっぱい」

男「先輩…」ジウウウ

淫魔「ごめん」

男「チキンライスが出来ました」

淫魔「肉がゴロゴロだな」

男「じゃあ本題の卵に移ります」

淫魔「待ってました」パチパチ

男「先輩、トロトロのとシート状の卵、どっちがいいですか?」

淫魔「無論、トロトロだ」

男「ですよね。頑張ります」

男「あ、先輩はスライスしたものを皿に盛っておいて下さい」

淫魔「後で。卵を見届ける」

男「緊張するんですけど……」トントンパカ

淫魔「私も割りたい」

男「心配だなあ……じゃあ、3つくらいお願いします」

淫魔「ふふふふ…」トントンパカ

男「僕はフライパンにバターを熱します」

男「割れました?」ジュワー

淫魔「割れた。ちゃんと溶いたぞ」

男「上出来です。ちょっとだけ牛乳入れて下さい」ジュウウウ

淫魔「…これくらいか。さあ、早く」

男「いきますよ…」ソーー

淫魔「…」ワクワク

男(手早く溶く!固まる前に手早く溶く!)ジュウウウウ

男「よし!まとまってきた!」チャッチャカチャッチャカ

淫魔「おおお…」

男「先輩!皿!」

淫魔「そら」

男「……!」ポン

男「ふぅ…ここをナイフで切れば完成です」

淫魔「やっていいか?」

男「どうぞ」

淫魔「……」ソーー

淫魔「…美味そうだぞ、これ」パカ、ジュワー

男「どうにか成功しましたね」

淫魔「食おう!早く!」

男「僕の分を忘れてませんか……先輩はスライスした野菜を皿に並べて下さい」

淫魔「そうだったな」ヒョイヒョイ

男「……」ジュウウウウ

淫魔「……」ヒョイ

淫魔「並べた」

男「じゃあさっきスモークサーモン買ってきたんで、それも盛ってくれますか?」チャッチャカチャッチャカ

淫魔「どれどれ…これか」バタン

男「よしよし」チャッチャカチャッチャカ

淫魔「……」パク

男「つまみ食いしないで下さい」トントン

淫魔「あはは……」

男「僕のも出来ました」

淫魔「私が作ったこれは?」

男「これは、オリーブオイルと酢でマリネにします」

淫魔「マリネ!」

男「マリネ」

淫魔「洒落てるな」

男「でも手軽ですから。ケッパーあったかな。あればそれで…」ゴソゴソ

淫魔(ケッパーってなんだ)

男「あ、ブラックオリーブは切らしてたか」

淫魔「オリーブオイルと酢…」

男「そこの引き出しの下の段です」

淫魔「…あった」ガラガラ

男「こいつらを適当に混ぜて注ぎましょう」

男「仕上げにケッパーと黒胡椒」ガリガリ

淫魔「……」ゴクリ

男「完成です!」

淫魔「早く食おう!」

男「いただきます」

淫魔「いただきます!」ハグッ

男「そんな慌てずに…」

淫魔「はふっ!」

男「猫舌なんですから…」

淫魔「ほお…ほお…ほお…」

男「……」ハム

淫魔「はぁ…熱い!でも美味い!」

男「良かったです」モグモグ

淫魔「特にこの肉がいい」

男「ビックリですよ、こんな大胆な」モグモグ

淫魔「このマリネは…」パク

淫魔「うん!いける!私が作ったんだから当然!」

男「味付けは僕です」モグモグ

淫魔「……」モグモグ

男「……」パク

淫魔「…何か飲み物取ってくる」ガタッ

男「そういえば忘れてました」

淫魔「何がいい?」

男「うーん、牛乳で」

淫魔「了解」

淫魔「私はー……」ゴソゴソ

淫魔「ふっふっふ。これだ」

淫魔「どうぞ」ゴト

男「ありがとうございます!……先輩」

淫魔「うん?」シュポッ

男「それは何ですか?」

淫魔「ワイン」

男「おかしいでしょう…」

淫魔「え?ちゃんと白だぞ?魚にはやっぱり赤より…」

男「そうじゃなくて」

淫魔「お前がいいって言ったんだろう」トクトクトク

男「言ってませんよ」

淫魔「お母様の飲みかけならいい、って」

男「……言いましたけども」

淫魔「ほら見ろ」

男「母さんにバレたらどうするんですか、ってああ……」

淫魔「ンク、ンク…ふぅ…」

男「飲んでるし…」

淫魔「美味い!合うぞ、これと!」

男「そりゃ良かったですね」

淫魔「ふふふ、ふふふ……ンク」

男「……くれぐれも飲み過ぎないで下さいね!」

淫魔「平気だって。私が何年生きてると思ってるんだ?」トクトク

男「もう顔赤くしてるのに何言ってるんですか」

淫魔「えっ///」

淫魔「この顔が赤いのは、何だ、お前といるからじゃないか?」

男「何を言ってるんですか…?」

淫魔「……何を言ってるんだろう」

男「酔ってますね」

淫魔「酔ってない。本心だ」

男「……酔ってますって」

淫魔「どうして…?」

男「普段の先輩はそんな気取った台詞、真顔で言いません」

淫魔「ばかやろ」

男「言えません、の間違いですかね」

淫魔「……ばか」

男「声に力が入ってませんよ…」

淫魔「……」

男「水くんできます。先輩は座ってて下さい」ガタッ

淫魔「……ばか…」

淫魔「……」チビチビ

男「…どうしてさらに飲むんですかね」

淫魔「ほっとけ……」

男「放っとけません。はい水」コト

淫魔「ん……いい…」

男「飲んで下さい」

淫魔「……や」

男「飲んだらアイス食べましょう?」

淫魔「……」グビ

男(子供かよ)

淫魔「…ぷは」

男「お利口さんです」ナデナデ

淫魔「…ふふふ///」

男「やっぱり酔ってますね……」ナデナデ

淫魔「……///」

淫魔「……もっとぉ」

男「水ですか?」

淫魔「ちがう…もっとよしよししろ?」

男「」ブッ

淫魔「なあ…してくれよぉ…」

男「したら酔いが覚めるんですか?」

淫魔「さめる」

男「……仕方ありませんね」ナデナデ

淫魔「……へへへ///」

男「……」ナデナデ

淫魔「……///」

男(これ、先輩なんだよな?妹じゃないよな?)

男「…カチューシャ外します?」ナデナデ

淫魔「だめだ」

男(やりにくい…)ナデナデ

淫魔「ふふぅ……ん…」

男「……」ナデナデ

淫魔「……」

男「…先輩?」

淫魔「すぅ……すぅ…」

男「こんなところで寝ないで下さい」トントン

淫魔「ふむぅ……すぅ…」

男(だめだこりゃ)

男「…運ぶか。ソファでいいだろ」

淫魔「……」

男「よっと」ヒョイ

男(軽っ…くはないな。まあ、凶悪なモノが付いてますしね。2つも)

淫魔「すぅ……」キュッ

男「」ピク

男「先輩、起きてますね?」

淫魔「寝てる……」

男「そうですか。ならアイスはおあずけかな」

淫魔「おはよう男」パチッ

男「…何で寝た振りしてるんですかっ」

淫魔「一瞬寝たのは事実なんだけど…お前が揺らすから起きちゃって」

男「そのまま起きればよかったんじゃ…」

淫魔(お前がお姫様抱っこなんかするから!!///)

淫魔「お、起きづらかったんだ…っ」

淫魔「いいから早く姫を運べ」

男「誰が姫ですって?」

淫魔「私以外に誰が?」

男「……悪役でしょあなた」

淫魔「じゃあお前は悪の幹部な」

淫魔「私をどちらまで連れて行かれるのですか?」

男(始まっちゃったよ…)

男「……ソファ」

淫魔「ふふっ……今日はそこでされるのですね…?」

男「ちょっと待った」

淫魔「何でしょう?」

男「先輩、まだ酔ってますね?」

淫魔「……いえ」

男「酔ってますって」

淫魔「お前雰囲気無いなあ」

男「先輩が敬語なんて似合いませんよ…ほらソファです」トサ

淫魔「…今日はここでするのか?」キュッ

男「しません」

淫魔「……」

男「黙らないで下さいよ…アイス食べます?」

淫魔「食べる…」

男「取ってきますね」

淫魔(行ってしまった…)

淫魔(うう…酒のせいかな……切ない…)

淫魔(疼く……でも襲ったらあいつに嫌われそうだし…)

淫魔「……」キュンキュン

男「結構種類がありました。先輩はどっちがいいですか?」

淫魔「チョコ」

男「じゃあ僕はチーズケーキで」

淫魔「それもいいなあ…」パカッ

男「僕の座る場所が無いんですけど」

淫魔「私の上とか」ベリッ

男「……床でいいです」

淫魔「はむ……」

男「……」ペリッ

淫魔「んー!最高!」

男「僕の料理より感動してるじゃないですか…」カツカツ

淫魔「それとは別だ。あれだって相当なものだぞ?」

男「まあ、にんにく入れてませんし……固い」カツカツ

淫魔「そっとしておけ」ハム

男「先輩のは溶けてるのに…」

淫魔「私は体温高いから」

男「そういう問題ですかね」

淫魔「ほら、いるか?」

男「少し」

淫魔「あーん、しろ。あーん」

男「やめて下さい」

淫魔「あーん」

男「あー…」

淫魔「それっ」

男「む…」

淫魔「」キュン

男「おいしいです」

淫魔「…もう一口どうだ?」

男「いえ、今度は僕の番です」

淫魔「私はいいって…」

男「あーん」

淫魔「……うう」

男「恥ずかしいでしょう?」

淫魔「うん…」

男「あーん」

淫魔「あー…あーん」

淫魔「……むぐ」キュン

淫魔「これもおいしい…」

男「ちょっと高いやつですから」

淫魔「……」ングング

男「酔いは覚めましたか?」

淫魔「多分」

男「じゃ、これ食べたら帰りましょうか」

淫魔「まだいたいなー…なんて」

男「だめです。明日学校ですし。約束したでしょう?」

淫魔「皿洗いしてないし…」

男「もういい時間ですもん。これ以上遅くなったら危ないですよ」

淫魔「……じゃあゆっくり食べよう」

男「それには逆らえませんね…」

淫魔「あーん」

男「もういいですって」

淫魔「早くしないと溶けるぞー」

男「…あむっ」

淫魔「ふふっ」キュン

淫魔(おかしい…さっきからキュンキュンし過ぎだろ、私)

男「あーん」

淫魔「あー…」

男「あれ、恥ずかしくないんですか?」

淫魔「もう慣れた…あー」

男「……」

淫魔「む」キュン

男「コート忘れないで下さいね」ゴソゴソ

淫魔「こんな寒いのに忘れるかよ」

淫魔(このやり取り、どこかでしたような…)

男「昼間よりは冷えてますから」

淫魔(そうか、喫茶店で……あれからずいぶん経ったんだな…)

淫魔「男、やっぱり私一人で帰ろうか?」

男「今更何を言ってるんですか」

淫魔「だって…きょう一日中私といるだろ?お前はそれで…」

男「いいんです。行きましょう?」ガチャ

淫魔「…ありがとう」

淫魔「……」コッコッ

男「先輩、手を」テクテク

淫魔「え?」コッコッ

男「ほら、寒いんですから」ニギッ

淫魔「……お前からなんて珍しいな」コッコッ

男「エスコートしないと」テクテク

淫魔「ふふっ、お前にはまだ早い」コッコッ

男「本当そうですよ。今日は痛感しました」テクテク

淫魔「…冗談だぞ?お前はよくやった」コッコッ

男「だって、全部割り勘だったし、レストランは閉まってたし……」テクテク

淫魔「割り勘の話はもういいだろ……私は今日一日、楽しかったぞ?」コッコッ

男「本当ですか?」テクテク

淫魔「うん……どの女の子と話すよりも」コッコッ

男「えっ?」テクテク

淫魔「……」コッコッ

男「あ、家…」

淫魔「着いちゃったな……」

男「先輩」

淫魔「何だ?」

男「今日一緒に過ごしてわかったんですが」

男「好きです」

淫魔「……!!?」

淫魔「ちょっと待てお前っ」

淫魔(は?え?嘘?嘘だよ…な…)

淫魔「いっ、今言うか、それ…?」

男「今日言わなきゃダメかなと思ったんですが…最後の最後になっちゃいました」

淫魔「」キュンキュン

男「すみません、情けなくて…こんな僕でよければ、付き合って下さい!」

淫魔(本当に?本当か、これ?えっ?え…?)

男「返事はいつでもいいですので。……僕はこれで」

淫魔「待てよ」

男「はい?」

淫魔「あー……寒い中ありがとな。お茶くらい出すから、寄ってけ」

男「でも……」

淫魔「来い」ガシッ

淫魔「ほら」ガチャ

男「お邪魔します…」

淫魔「……///」バタン

男「でも、やっぱりこんな時間には…!」

淫魔「私は構わないぞ?」

男「僕が構うんです!」

淫魔「ふーん…告白する勇気はあっても、私の家に留まる勇気は無いのか?」

男「そういう、訳じゃ……」

淫魔「紅茶、何がいい?ダージリンか?アールグレイか?」

男「先輩が飲みたいやつで」

淫魔「じゃあ、セイロンにしよう」カポッ

男(これ…上手くいってるのかな…)

淫魔「ミルクはいるんだったな?」サー

男(相手にされてないのか……?)

淫魔(どうしようどうしようどうしよう…今茶葉何杯入れた?)

淫魔「男?」

男「…いります」

淫魔「そうじゃなくて、私茶葉どれだけ……」

男「はいっ?」

淫魔「あー…何でもない!」

淫魔(一回戻そう!)サー

淫魔「はー、はー、……」

男「先輩、大丈夫ですか?」

淫魔(ダメだ…このままじゃダメだ…)

男「あの…何か手伝えることがあったら…」

淫魔「お前は座っててくれ」

男「はい…」

淫魔(今来られたら、確実に襲ってしまう!)キュン

淫魔「お湯…お湯…」

淫魔(よし、ここまで来たらあとは待つだけ…)コポコポ

淫魔「男ー、もう出来るから運ぶぞ?」

男「はい…」

淫魔「よっ……」

淫魔(あれ…まずい……男に近づくだけで…)

淫魔(キュンキュンする!)キュン

淫魔「……ふぅ…」ガタッ

男「え、先輩!そんないきなり座り込んで…」

淫魔「おとこぉ……」トローン

男「ど…どうされたんですか、先輩…?」

淫魔「そばまで来い……いや、来てくれ…」

男「はっ、はい……」

淫魔「……お前から告白されるとは思わなかった。お前に先手を打たれるとは…」

淫魔「だからあの時、酒の力を借りようとしたんだ…そしたら、切ないのが止まらなくなって……」

男「っ!?」

淫魔「……あはっ、捕まえた。捕まえちゃった…」ダキッ

男「先輩っ…苦しいです……」

淫魔「私も苦しい…ごめんな」ギュウウ

男「」ドキッ

男「…先輩それってどういう」

淫魔「ごめんな、こんな女で……私、今はもう私じゃいられないんだ…」

淫魔「っ、あ…淫魔なんだ……」

淫魔「してくれよ…」

男「何を…えっ!」

淫魔「なあ…いいだろ……」

男「いけませんってば…!せんぱ……ぁ…」

淫魔「チク……お前が惚れさせといて、それは無いだろ…ん……」ギュウ

男「惚れさせって…!え、そんな……」

淫魔「私もお前が好きだ…多分お前よりも前から、ずっと……ハァ…」ダキッ

淫魔「ああ…幸せ……」

男「先輩……」

淫魔「ずるいぞ、私をこんなにしておいて……私から告白したかったのに……もう限界だった…のにぃ……」

淫魔「うずいて仕方ないんだよ……チュッ…好きだ…ハァ……好きだ…男ぉ……」

男(どうしようどうしようどうしようどうしよう)

淫魔「あぁ……もう自分で自分を抑えられなく……悪いな、男…んっ、あっ!」ギュム

男「っ!…先輩、落ち着いて下さい!」

淫魔「そんなっ!お前を抱きしめてるだけ、っで…こんなに、しっ…ぁ……幸せ、なんだ…っ…!」

男「僕も幸せですけど…でも!」

淫魔「そうだ、ぁ…お前が好きになったのは、本当にどうしようもなくっ…ふしだらな女なんだぞ……?」

淫魔「ごめんな……チュッ、ごめんな……んぁっ……」

男「!」

男「…これまでも何度も言いましたけど、謝らないで下さい」ギュッ

淫魔「~~~~っ!!?」

男「先輩は僕の大切な素敵な人です。それをふしだらな女だなんて……」

男「いくら先輩でも僕が許しませんよ」ナデナデ

淫魔「~~~~んっっ!!!??やっ、やめろっ、これ以上は…!」

男「何ですか?」ナデナデ

淫魔「ほほ本当にお前が欲しくなるからっ!魔法で、勃ちっぱなしに、しちゃうから……やめ…ろぉ…」

男「…12時になったら、この魔法は解けるんですよね?」ナデナデ

淫魔「そう…だ…ぁ…」

男「それまで我慢、できますか?」ナデナデ

淫魔(そ、それって!)

淫魔「して……してくれるのか?」

男「こんな先輩を見て、素面じゃいられませんよ…」

男「……僕は初めてなんですから、優しくお願いしますよ?先輩?」

淫魔「はむっ」

男「んっ!?」

淫魔「チュッ、チュッ、んはっ…好きっ、チュクっ、好き、好きぃ……」キュウウウ…

男「なっ、何のスイッチが入ったんですか…!?」

淫魔(好き、好き、好き、好き、好きぃ……♡)

淫魔「チュゥ~~~~~~っ!っはぁ……はぁ…はぁ…っはぁ……」

淫魔「ごめんっ…抑えられなくて……えへへ…」

男「チュッ」

淫魔「んぅっ!?」キュン

男「んく…ちゅぷっ、チュゥ…はぷ…」ナデナデ

淫魔「ーーーーーーーーっ!!???」キュンキュン

男「……はぁ、僕も、抑えられそうにありません…」

淫魔「はあぁぁ……♡おとこぉ……ここまでされたら、本当に……魔法を…」キュン

男「それはいけません…」ギュッ

淫魔「あ……」

男「どうしたら抑えられます?」ナデナデ

淫魔「じゃあ…この間したみたいに、私を…ぅ…その……///」

男「教えて下さいよ」ナデナデ

淫魔「いっ…いじめて、くれないかっ?///」

男「」ズキュン

淫魔(うぅ……こんなお願い、淫魔としては失格だよな…)

男「……先輩、その顔は反則です」ガシッ

淫魔「ひゃっ!?」

淫魔(頭の上で両腕、押さえ込まれちゃった…)

男「チュッ」

淫魔「んっ!」

男「んはぁ……ペロッ、れるっ、チュゥ…」

淫魔「っ!おとこぉ…!そんなとこ、だめぇ、だっ……」ピク

男「……先輩がこんな服着てるからいけないんです。チュクッ」

淫魔「きっ、きたないからぁ……ぁっ」

男「汚くありません。なんだかいい匂いがするし…」スンスン

男(フェロモンっていうのか?)

淫魔「だって!わっ、わきなんて…そんな……恥ずかしいところ…///」

男「ちゅぷッ、…じゃあ先輩は、そんな恥ずかしいところを丸見えにする服装で、今日一日中街を歩いてたんですね?」

淫魔「いやっ……そんな、ことは…」

男「変態」チュッ

淫魔「んやっ!?」ビク

男「先輩は、変態です……」ツー

淫魔「いっ、いじわるぅ……///」

男「……冗談ですからね?本当は似合ってますよ?」ヨシヨシ

淫魔「……っ、うぅ…///」キュン

男「でも、こんな服が似合うなんて、やっぱり先輩は変態さんなのかもしれません……」チュゥチュッ

淫魔「はんっ……お前だって、へんたい、じゃないか…こんなとこ、舐めて……」

男「今更気付いたんですか?」レロ…

淫魔「んっ…ふぅ…みっ、認めるのかよ……」

男「僕の好きな人がこんなに変態で、嬉しいです…」

淫魔「」キュン

淫魔「ふふっ…なら私もへんたいでいいかな……///」

男「……チュクッ」

淫魔「…んふ……んっ」

男「うわぁ…先輩……凄くいやらしいです……」

男(自分で自分の二の腕を舐めるなんて…)

淫魔「えふぅ……ほらぁ、男も一緒に……」

男「……ん」ペロ

淫魔「あは……クチュッ、ふむ…ん……」

淫魔(男の舌が私の舌に触れる……)

淫魔「ンんっ…ひゃめ……れるっ、チュゾっ、んくぅ……」

淫魔(幸せぇ……)

淫魔「んはっ、チュッ…ツーー、れるっ、れろれろっ」

男(先輩…自分で舐めて感じてる……)

男「ペロッペロッ、ペロッ、ちゅっ、っちゅーー~っ…」サスサス

淫魔「んうっ!!おっ、おとこお…りょうほうはっ、両方はぁ……」

男「ちゅっ……何ですか?」ナデナデ

淫魔「なんだか、ぞわぞわくる、から……ぁあっ!」

男「れろれろっ、チュゥ……ぽんっ!チュッ、チュッ」クニクニ

淫魔「あはぁ……♡」

男「……」サスサス

男「……先輩、そろそろ脱がしますよ」

淫魔「う…うん……ゆっくりな…」

男(セーターの裾を上げて…)ソーー

淫魔「……///」ドキドキ

男「……!」

男「先輩、これ……」

淫魔「…お前が白が好きって言ったから……」

淫魔「これ、気に入ってるやつなんだ……かっ、かわいいし……」

男(白いレースのブラジャー…リボン付き…!)

淫魔「だから、お前が白を選んだ、嬉しかった……」

男「それで着けてくれたんですか…?」

淫魔「うん…お前のセンスがよくて良かった……どっ、どうだ?///」

男「最高です!」ハグッ

淫魔「きゃっ!?そっ、む、むねに顔埋めるなっ///」

男(なんだここ…いい匂いがするぞ!)

男「はぁ…先輩、かわいいです…先輩……」ムギュ

淫魔「ぁうう……そのまま喋るなよぉ///」キュン

男「…これ、少しキツそうですね…」

男(ちょっと肉がはみ出してるし)

淫魔「うん…実はブラが小さくなってきちゃって……」

男(これ以上成長するのか)

男「外しますね…」

淫魔「……外し方、わかるか?」

男「……」ギュッ

淫魔「んっ……!」

男(背中側にホックがあるんだよな…)モゾモゾ

淫魔「そう…そこだ……」

男(これだ!)プツッ

淫魔「……」

男「あれ…?外したのに」

淫魔「……ふふっ、まだホックは残ってるぞ?」

男(ええ…ホックっていくつもあるのか…!)

淫魔(うぶ、だな)キュン

淫魔(がんばれー)ナデナデ

男「……///」ゴソゴソ

淫魔「早く外してくれよぉ……窮屈なんだ……」ニヤニヤ

男(先輩…さては楽しんでるな?)

淫魔「その下……そう、それも外さないと…」

男「…これですね?」プツッ

淫魔「はあっ……あともう一つ…」

男「……」プツッ

淫魔「んふっ……よくできました♪」ナデナデ

男「脱がしますよ…?」

淫魔「うん……」

男(いつのまにか形勢逆転してるなあ…)シュルッ

淫魔「あ……」デロン

男「…綺麗です。先輩」

淫魔「そんなに…見るなぁ……」

男「わかりました」スッ

淫魔「んぇっ…?どうして……」

淫魔(セーター下ろしちゃうんだろう…)

男「これなら、どれだけ見てもいいんですよね?」

淫魔「……変態」

男「……」ジーー

淫魔「やぁ、変態……///」

男(柔らかいものを、柔らかいもので包む…その合理性)

淫魔「……ぅぅ…」

男「……」ジーー

淫魔「ん……」

男「……先輩、乳首が勃ってきてます」

淫魔「えっ……?///」

男「おかしいですね…僕はただ見てるだけなのに…」

淫魔「……///」

男「答えて下さい先輩?見られて、……視姦されて感じちゃったんですか?」

淫魔「いじわる……」キュン

男「僕はショックです…僕の好きな人が、人の視線だけで感じちゃう変態だなんて……」

淫魔「ちっ、ちがう…!」

男「どう違うんですか?」

淫魔「……///」

男「答えないと、いじめてあげませんよ?」

淫魔「……お前だからっ…」

淫魔「見てるのがお前だからこうなっちゃうんだ…!///お前に早く触ってほしくて……いじめて、ほしくてぇ…///」

男「じゃあ、先輩は自分の好きな人に見られるだけで感じちゃう変態、ってことですか……」

淫魔「もうっ……それでいいからぁ……早く……」

男「おねだり、して下さい?」

淫魔「わ、わたしは自分の好きな人に見られただけで…っ…感じる変態です……どうか、こんないけないわたしに罰をください……」

男「よく言えました」ナデナデ

淫魔「お前じゃなかったら…殴ってるところ、なんだからなっ!!///」キュン

男「忘れないで下さい……僕はそんな先輩が好きなんです」

淫魔「ぁぅ……///」キュンキュン

男「……お望みの罰です」ワシッ

淫魔「っ……」

男(柔らかい……)モミモミ

淫魔「ハァ…んっ…セーターの上からで、いいのか…?」

男「先輩の選んだ服ですもん。もう少し見ていたいです……」モミッ

淫魔「そんなっ……ことでっ///」キュン

男(触ると大きさが実感できるな…これサイズはいくつなんだ?)モミモミ

男「…乳首がまた勃ってます」グニュッ

淫魔「だって、お前がいじめるからっ……」

男「…さっきの会話で感じちゃったんですか?」

淫魔「……うん…///」

男「変態」クリッ

淫魔「ふぁっ!?」

男「乳首だけでこんなに感じちゃうんですね?」クニュクニュ

淫魔「んっ!やっ、なっ、なにこれぇ!」

淫魔(あたまに、ビリビリくるっ…♡)

男「また硬くなりました…」クリックリッ

淫魔「りょうほうっ、りょうほういっぺんはぁ…!あっ♡」

男「罰になってませんね」カリッ

淫魔「ーーっ!!?」

男「どうですか?」コリッコリッ

淫魔「つめたてちゃだめっ!ひゃっ、ひゃめっ!だめになるからっ♡」

男「これでも感じますか…」コリッコリッ

淫魔「んっ♡やあっ♡はっ、はっ、はっ♡」

男「静かにして下さい」チュッ

淫魔「ふむっ!?ちゅぷぅ、っうン……ちゅぴ、んちゅ……はむ……んっ!」

男「……」クリュックリュッ

淫魔「んっっ♡ぷちゅっ、んく…♡ぅんっ!?れりゅっ、ちゅふっ♡」

男(おー、指がこんなに沈み込む…第一関節は軽いな)ズブッ

淫魔「~~~~っ!!っ!っ!!♡」

男「……」クニックニッ

淫魔(ああっ!!こんなのがっ、気持ちいいなんて…!!)

淫魔「ぷはっ、はぁー♡はぁー♡もうっ、やめっ…♡」

男「……嫌です」クリュッ

淫魔「ふくっ……ぁ…のびちゃうからぁ…」

男「…それだけじゃありませんよ?」ワシッ

淫魔「えっ…?」

男「シミも付けちゃいます……」

淫魔「そっ、それって……♡」

男「チュッ」

淫魔「ああっ!!」

男「じゅぶっ、ちゅぷっ、つぽっ、チュウウ……」

淫魔「ひゃっ…んふっ♡んっ!」

男「っぽんっ!ちゅぞっ、ジュブ、ジュブ、くちゅっ」

淫魔「そんなにしたらっ!セーターにおとこのにおい、ついちゃう…!♡」

男「…こっちにも付けます」

淫魔「いやあ…///」

男「かぷっ」

淫魔「はあっ、ん!」

男「ちゅぞっ、ぷく、ペロッ…ちゅっ、れる」コショコショ

淫魔「!!?」

淫魔(い、いま脇を撫でられたら、私……っ!)

淫魔「ん~~~~っ!!はうっ!んあっ!

男(…また乳首が大きくなった)サスッサスッ

淫魔「やっ!やっ、ーーーーっ!!♡」

男「ぶちゅっ、はむっ、チュッチュッチュッ、ちゅぷ…」コショコショ

淫魔「くっ!はあっ!ああ~っ♡もっ、もうやめてっ!やめてっ♡」

男「ちゅぽん……」

淫魔「もうおかしく、おかしくなるっ、からあ……はあっ」

男「罰としては、これくらいですか…」

淫魔「やりすぎ……だっ…」

男「すみません」

淫魔「セーターもこんなにして……もう人前じゃ着れないだろ…///」

男「僕の前では着て下さい」ナデナデ

淫魔「そっ……うん…///」キュン

淫魔「でも…もう脱ぐぞ?暑い……」

男「僕が脱がしますよ」

淫魔「……じゃあ頼む」

男「ここから…脇から手を突っ込んでみたかったんです…!」スポッ

淫魔「ばっか!もう散々いじめただろっ、んやっ!?」

男「おお…後ろからだとまた違った感触が…」モミュモミュ

男(先輩のポニーテールが当たって、くすぐったい…)

淫魔(きたっ、直接……♡)

淫魔「んっ……お前っ、どれだけ胸が好きなんだ…?」

男「先輩よりは嫌いです」モミュモミュ

淫魔「説得力…ないな……ひゃっ!?」

男「乳首、また大きくなってません?」クリッ

淫魔「そっ、そんなこと……っ!///」

男「だって、ちょっとなら扱けますよ?」コスコス

淫魔「っ!!??これっ、だめだっ!だめっ!!やめろっ!!」

男「そんなに効くんですか」コスコスコスコス

淫魔「~~~~~~~~!!!!!」

淫魔(あたままっしろになるうぅ♡♡)

淫魔「こわれるっ♡こわれちゃうっ♡こわれちゃうからっ♡」

男「……」コスコスコスコス

淫魔「んゃ~~~~~~ーーーー~っ!!!???!♡♡」

淫魔「ばかやろう……」

男「すみません、今度こそ脱がします」

男「それ、ばんざーい」

淫魔「子供扱いするな……」ブルンッ

男「おお……」

淫魔「え……?」

淫魔「……!こ、こんなの…みっ!見るな!」バッ

男「見ちゃいました…」

淫魔「うう…もう嫁に行けない……」

男「僕がいますよ。見せて下さい、ほら手をどけて」

淫魔「うう…お前のせいで、こんなに乳首が……」

男「…成長しちゃいましたね」

淫魔「うるさい!!///」

男「すごくいやらしいです……吸ってくれって、言ってるみたいで」

淫魔「ばかあ……恥ずかしいこと言うな……」

男「……」グニッ

淫魔「んっ……」

男「先輩、これ自分で吸えるんじゃないですか?」

淫魔「はっ!?」

男「ほら、これ届きますもん」

淫魔「口元に持ってくるな……」ピト

男「見てみたいです」

淫魔「……へんたい」

男「ほら、あーん…」

淫魔「んぅ……」

男「あーん」

淫魔「かぷっ……///」

淫魔(なんか、妙に恥ずかしいな…)

淫魔「ちゅっ、ん……んはぁ…ちゅぷっ」

淫魔(甘い…やっぱり発情してる、私……)

淫魔「はふっ……んゔっ、んちゅっ、チュポッ、チュポッ、れるぅ…レロっ」

淫魔(このくぼんでるところ、いちばん甘い……)

男「先輩、僕にも…」

淫魔「まって……ちゅぷっ、んはぁ…もう少し……っん!」

淫魔(くせになりそう……おいしい…///)

男「……こっちを食べるか」ワシッ

淫魔「んぅ……れろぉ…れろぉ…クニュッ、んふっ!、あ…あはぁ……」

男「ちゅっ…ペロペロッ、レロぉ……レロレロレロレロ…」

淫魔「んんっ!んちゅっ、ちゅぶ…~~~っ!!んっ!♡」

淫魔(やっぱり自分でするのとは、ちがっ♡)

男(甘っ……)

淫魔「つぽっ、つぽっ…ちぅぅぅ……つぷっ」

男「チュッ、チュポチュゥ……レロレロ…れろぉ……」クニクニッ

淫魔(そんなっ、ちくび、つまみながら、なめちゃっ……!)

淫魔「んぅっ、んっ、んっ!んぶっ…!!」

男「はっ……先輩、半分こ、しましょう?」

淫魔「はぇ…?半分こ?」

男「こうするんです…チュッ」

淫魔「んっ!?ん~~~~っ!!///」

淫魔(ちくびごしに、キスなんて……)

淫魔「ちろっ…ちゅむっ、れろぉ…れろぉ…チロチロチロ……」

男「はむっ、ぷちゅっ……ぺろっ、れろぉ…チロチロチロ……」

淫魔(あまくて、気持ちよくて……)

淫魔「んちゅっ、くぷっ、チュルル……へぇぁ、はんっ……」

淫魔(やらしい…♡)

男「くちゅっ……つぷっ、つぷっ、ぬろん……チュッ」

淫魔「ハァ…んむっ、ぷちゅっ、ぬろぉ……チュポ」

男「……」ムギュッ

淫魔「んくっ、ふぅっ、ペロッ、ペロッ……チュゥッ」

男「先輩、両方いただきます……」

淫魔「ちゅぱっ……えっ?りょっ、りょうほうって……」

男(こうやって、乳首を束ねて…)ピト

淫魔「あっ!?そっ、そんな……!!」

淫魔(ちくびが…ひとつになっちゃった……)

男「はむっ」

淫魔「んひゃぅっ!!!」ピクッ

男「チュッ…チュゥッ…れろれろっ、くちゅっ…んむっ」

淫魔「おとこっ!だっ、だめっ!♡これもだめっ!!♡んぁっ!!」

淫魔(ちくびにちくびが触れただけでビリビリくるのにっ、吸われちゃったらわたし……)

男「チュウゥ~~~~~~っ」

淫魔「んやあぁああっ!!♡わたしのっ、むねっ、ひとりじめしちゃ……っ」

淫魔(こわれちゃ…ぅ…っ!!♡)

男「んはっ…おいしいです、先輩……」

淫魔「~~~~~~♡」キュン

男「ぱくっ」

淫魔「あはぁ……そんなっ…よくばるなぁ……♡」

男(舌を八の字に動かすと……)チロチロ

淫魔「あっ!やっ、やっ、ひゃっ、ひゃめっ♡くはっ♡」

男(乳首を2つとも味わうことができる)チロチロ

淫魔「んふっ♡これぇっ、しげきがっ♡しげきがつよすぎっ♡る、からあっ♡やっ…!♡」

淫魔(ああ……またキちゃうっ♡)

淫魔「んーー~~~ーっ!???♡♡」

男(この辺でやめておくか…独りよがりはよくないな)

男「ちゅぽんっ……」

淫魔「っはー、はー、はー……♡」

男「…やり過ぎでしたか?」

淫魔「いや……もう、終わりなの、か……?」

男「なんだか、僕だけ楽しんでるみたいで…先輩に悪いです」

淫魔「ふふっ、私はきもちいいぞ?もっと、してくれ?♡」

男「……先輩、本当に淫魔なんですよね?」

淫魔「試してみるか?」

男「12時になったら、そのつもりですけど…先輩、さっきから感じすぎですよ……」

淫魔「う……おっ、お前のせいだろ…///」

男「淫魔って、こういうものなんですか?」

淫魔「胸は管轄外なんだ!……本来は、攻める方専門、だし…」

男「じゃあ先輩は淫魔失格ですね」

男(わ、これ失礼な台詞だよな…)

淫魔「お前……」

男「」

淫魔「お前だけなんだからな!」ギュッ

男「!」

淫魔「えへへ……チュッ」

男「チュプッ……」

淫魔「……確かに私は淫魔失格かもしれないけど」

淫魔「…こんなコトするの、お前にだけだから……」

男「うれしいですけど……」

淫魔「けどなんだ?」

男「やっぱり淫魔としては、心配です…」

淫魔「ムードの無いやつだな……あむっ」

男「んくっ!?」

淫魔(そんな悪い子の口はこうしてやるっ!)

淫魔「はぶっ、んちゅッ、れる……れろぉ…ぐぷっ」

淫魔(結局いやらしいキスになっちゃったな…)

淫魔「チュッ♡チュッ♡ぢゅっ、じゅぷっ…ぬちゅっ、んはぁ……」

淫魔(どうしてだろ?)

男(わかったわかった、やっぱり淫魔だこの人!)

淫魔「ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅつっ…ふむっ、んろぉ……チクッ」

淫魔(もっと可愛い感じのキスにしたかったなー……)

淫魔「にゅろっ、くぷぅ…はんっ、チュニュッ…んく、んく、ぢゅちゅっ」

淫魔(私には似合わないか……)

淫魔「ちゅはっ……」ツーーー

男(うわっ、なんだか…色っぽさがさっきより増してる……!)ツーーー

淫魔「続き……」ギュッ

男「…」ビクッ

淫魔「してくれ?♡」ボソ

男「…」ゾク

男(…勃ってたら絶対今の声だけでイってる……)

淫魔「やさしくな……」ナデナデ

男「…はい」

淫魔「ふふっ……♡」

男(12時まで気を保っていられるかな俺…)

淫魔「……♡」

男(……無理か。今のうちにアドバンテージをとろう)

男「……」スッ

淫魔「んっ!?はっ、おっ、おとこ、そこはぁ……」

淫魔(そこって……あぁ…そりゃ来るよな…///)

男「だって、スカート汚れちゃいますよ?これから、あー……する、のに…」

淫魔(もう汚れてるとは言いにくい…)

淫魔「そのっ、恥ずかしいから着たままっていうのは……」

男「僕だって恥ずかしいんです!それに、先輩言ってたでしょう?」

淫魔「な、なにを…?」

男「このスカートは一張羅だ、って。汚せませんよ」

淫魔「……よく覚えてるなそんなこと」

男「それはまあ、あの時、スカート履いてる先輩もかわいいなと思ったんで……」

淫魔「へっ!?」キュン

男「制服とはまた違ったかわいらしさがあるというか」

淫魔「……かわいいって言うの、禁止…」キュン

男「かわいい」

淫魔「やめろ……」バッ

男「顔隠さないで下さい」ニギッ

淫魔「だ…め……」

淫魔(だって今の顔見られたら…)

淫魔「う、う……///」

男(顔真っ赤……にやけてるし)

淫魔「だってわたし、女の子らしく、ないだろ……?」

淫魔「かわいいって言われるの、慣れてないから……///」

男「かわいいです、先輩……」

淫魔「……///」キュン

男「ベルト、緩めますよ…」カチッ

淫魔「あぅ……」

男「……」カチャカチャ

淫魔(見られちゃう……男に、見られちゃうぅ……)

男「失礼しますね…」スルッ

淫魔「………///」

男「……」スッ

淫魔「ぁ……///」

男(白いレースのパンティー…想像はしてたけど、似合ってるな……というか)

男「先輩、ぐしょぐしょじゃないですか……」

男(スカートまで…あーあ)

淫魔「言うなぁ……だから脱ぎたくなかったんだ……」

男「今までので、こんなに?」

淫魔「ぅ、うん……何度か…えと…」

淫魔(イっちゃってるし……)

男「かわいいなあ」ナデナデ

淫魔「…お前、そうやって言っとけばいいってものじゃ……」

男「ダメですか?」ナデナデ

淫魔「…だめ……」キュン

淫魔(キュンキュンくるから……)

男「今の、かわいいです」ギュッ

淫魔「んぅ……///」キュン

男「はぁ……ちゅっ」

淫魔「まっ、お、おなかはやめろって…!」

男「ペロッ…こんなに綺麗なお腹なのに?」

淫魔「だって、最近ちょっと、その……食べ過ぎで…」

男(確かにちょっとむちむちだけど、健康的で)

男「僕はこのくらいが好きです…」スリスリ

淫魔「んっ、やめて……♡」

男(かわいいおへそ……チュっ)

淫魔「ん……」

男(ぷにぷにの肉がこんなところに)パクッ

淫魔「ほっ、ほおばるなあ……!///」

男「んちゅっ、ぱくっ、ペロッペロッ……」

淫魔「んうっ!?」

男「ツーーー、ちゅっ、はむっ…んぐんぐ…」

男(いい歯応え……)スリスリ

淫魔「もっ、もお知らない!!///ばか!!!」

男「ちゅっ……すみません」

淫魔「~~~~~~~!!///」

男(恥ずかしさで顔を覆う先輩かわいい)

男「じゃあ、別のところに……」

淫魔「太ももってお前……そこも気になるから…」

男「どうしてですか?魅力的ですよ」ダキッ

淫魔「…そう言いながら、私の脚に抱きつかない」

男「いい触り心地です…」サスサス

淫魔「くっ……気にしてるんだから……」

男「ンチュ……ぺろ…チュッチュッチュッ……」

淫魔「やっ…そこも舐めるのか……///」

淫魔(これ…地味にぞわぞわくるぅ……)

淫魔「くふ……そういえばお前、靴下は脱がさ、ないのか?」

男「脱がしません」

淫魔(脱がせよ…舐めないのかよ……)

男「チュッ……その方がいやらしい、ですから……」

淫魔「……変態」

男「すみませんこんな男で。僕のこと、嫌いになりましたか?」サスサス

淫魔「そんな訳、ないだろ……」

男「うれしいです……チュッ」スッ

淫魔「ん…?脱がさないんじゃ、ないのか?」

男「ちょっとだけ見せて下さい…だってほら」

男(ニーソの締め付けで肌に跡が付いちゃってる…)

男「ぺろっ」

淫魔「はっ!?ばっ、ばか!そんなとこ舐めるなんて……!」

男「チュッ…だって、痒そうですよ?赤くなって…」

淫魔「~~~っ!そうじゃないだろっ!変態!!///」

男「チロッ…チロッ……れろぉ、ぺろっ、チュクッ……」

淫魔「もう……へんたい…ばかっ、ばかぁ……!///」

男(そんなに恥ずかしいのか……)

淫魔「~~~~~~~!!!」ガシッ

男「はぐっ!……先輩、脚閉じちゃったら離れられませんけど…」

男(がっちりホールドされたら逃げられないし…)

淫魔「うるさい!!///」

男「はむっ……ニムニム…ぺろっ」

淫魔「へんたいっ!へんたいっ!///」ギュウウ…

男(だから逃げられないんですってば)

淫魔(認めたくないけど……ゾクゾクして、気持ちいい…)

男「チュッ…ペロッ、ぺろっ、チロッ……ツーーー、チュッ」

男(靴下の跡に沿って舌を這わせて…)

淫魔「んっーーーー……くふっ……ぁ…」

男(徐々に北上…)

淫魔「ひゃっ……そこはっ…あっ、あっ……♡」

男「チュッ……」

男(脚の付け根に到達…)

淫魔(~~~~~~っ!!!)

男「こんなところまで濡れてますね?」

淫魔「そんなことっ、言わなくていい、からあっ…!///」

男「チロッ」

淫魔「きゃうっ!」

男(あっ甘い…まさにラブジュース……!)

淫魔(ーーーっ、そんなとこ、ぺろぺろされちゃっ……♡)

淫魔(恥ずかしくてしんじゃう……!///)ガシッ

男「ふぶっ!」

男(だから先輩、ホールドは逆効果ですって……)

男「ちゅっ、んくっ、チロチロ……ちゅふっ…ぁむ…」

男(この生地の向こうに、先輩の…)

淫魔「はぁあああ……っ!!♡」

男(女の子な部分が……)ゴクリ

男「……」ジーーー

淫魔「ん……見つめるな、ばか…///」

男「先輩が、かっ………!!!!」

男(はっ……!!!)ビクン

淫魔「ど、どど、どうした…?急に……!まさかお前!」

男「ハァ、ハァ…じゅうにじっ、らしいですね……」

淫魔「ということは……♡」

男「いい、い、いまさら淫魔っぽい顔、しないで下さいっ」

淫魔「…どうしてそんなに辛そうなんだ?」

男「まえ言ったでしょ、はー…これ、魔法のふくさようだかで成長する、っ…て」

淫魔(で、血が全部そっちに行っていると)

淫魔(チャーンス…)

淫魔「……ふふふふ」ギュッ

男「やっ!?やめて、くださ…」

淫魔「今度は私が上な」ガシッ

男「くふっ……はー…」ドサ

淫魔(今まで散々いじめられたんだ……まあ私の希望だけど)

淫魔「これまでの分、仕返ししてやるから……覚悟しとけ?♡」ギュッ

男「先輩…!抱きつかれたら、僕、もう…」ビクン

淫魔「安心しろ。今楽にしてやるから……」カチャ

男「じっ!?じぶんで、脱ぎますって……」

淫魔「だめだ…」

淫魔「こっちの方が恥ずかしいだろ?」

男「はっ…はい……とても」

淫魔(かわいい)シュルッ

淫魔「はーい、脱ぎ脱ぎしましょうねー?」チウーー

淫魔「まったく、さっきまでの男らしいお前は、どこへ行ったんだ……って」ズルッ

淫魔(前言撤回……なんだこれ!)

男「うわあ……すみません、先輩…節操なしで…」チャキン

淫魔「お、大きい……」

淫魔(パンツの上からでもわかる……私の頭くらいないか?あるよな?)ゴクリ…

淫魔「パンツも脱がすぞ……?」

男「そっと…そっと、お願いします……」

淫魔(言われなくても…)ソーー

男「っ……」ビク

淫魔「きゃっ!?ふっ、震えるなよ!///」

男「すみません……」

淫魔「……///」ソーー

淫魔「………これは……」

男「ハァ……ハァ…」ビキビキッ

淫魔(男らしさがこんなところに……)

淫魔「ふーーっ」

男「はあっ!?」ビクン

淫魔「ふふっ、敏感すぎだろ……まだ息吹きかけただけだぞ?」

男「先輩…さっ、さっきまでのこと、謝りますから、ゆ、ゆるして……」

淫魔「あれは私の注文だから……お前はよくやった。ありがとな…♡」ナデナデ

男「あっ、頭なでないで下さいっ!」ビクン

淫魔(これ面白い……)

淫魔「苦しいか?」ナデナデ

男「くるしい、です……」

淫魔「…じゃあ、射精禁止も解くぞ?」

男「せんぱい…いつもより優しい、ですね……」

淫魔「ま、まあ、お前の彼女だから…へへへ///」

男「…///」キュンビクン

淫魔(おもしれー…)

淫魔「解くぞ…刺激は我慢しろ?」ヒョイ

男「~~~っ!!!」ヒクッ

淫魔「…よしよし」ナデナデ

男「ぅぅ……///」トローー…

淫魔(う…!?何か出てる……)

淫魔「お前、もう出たのか…?」

男「違いますよたぶん…先走りです…でも、なんだこの量……!」タラーー

淫魔(全然…授業と違う……///)

淫魔「これ…触っていいか?」

男「やさしくお願いします……」

淫魔「うん…」

男「あと電気消して下さい…」

淫魔「女子かお前は」

男「だって恥ずかしいですもん……」

淫魔「」キュン

淫魔「だめだ……徹底的にかわいがってやる♡」

男(うう…淫魔モードになってるな……)

淫魔(とは言っても実戦は久しぶりだし……経験もこんな大きいのは…)

淫魔「……」ピト

男「くふっ……」

淫魔(太さは私の手首くらいかな?)ニギッ

淫魔「ふふっ、あったかい……」サスサス…

淫魔(片手じゃ手に余るくらいだ……)ギュッ

淫魔「……♡」コスッ…コスッ…

男「っ……ぁ…っ!」

淫魔「ふぅーーっ」シュッ…コスッ…

男「んぅっ!」

淫魔「クスッ……気持ちいいか?」コスッ…コスッ…

男「はい……っ…」

淫魔「そか……もっと声出していいんだぞ?」コスッ…クニュッ…

男「っ……がまんします……!」

淫魔「強がるなって…♡」コスッ…コスッ…

淫魔(先走りが垂れてきた…)チプ…チプ…

淫魔「……いやらしい音になってきたな…♡」チプッ…チプッ…

男「そんなこと、言わないで下さいよ……」

淫魔「…耳元で言ってやろうか?」ギシッ

男「い、いいですって……」

淫魔「ふふっ……来ちゃった♡」ボソ

男「……!」ゾクッ

淫魔(この体勢は結構難しいな…)チプッ…チプッ…

淫魔(逆手に握れば幾分は……)ズチュッ…ズチュッ…

男「うっ……これ、ぇ…」

淫魔「これがいいのか?」チプッ…ズチュッ…

男「……ぅ…」

淫魔「ふふっ♡いいんだな…?」チプッチプッチプッチプッ…

男「ああ~~~っ!!はやめないで!!」

淫魔「我慢しなくていいんだぞ…?」チプッヌプッズチュッチプ…

男「あああっ!そんなにっ、そんなにしたら…!!」

淫魔「限界か?」チプッチプッチプッチプッ…

男「はっ!はい……っ!」

淫魔「出ちゃうのか?」ニュプッチプッチプッチプッヌプッ…

淫魔「くふっ、まだダメ……♡」チプッ……チプッ……

男「そ、あっ……どうして……」

淫魔「出していい、とは言ってない……チュッ」チプッ……チプッ……

男「そっ、そんな……み!?みみはやめて下さいっ……」

淫魔「はんぅ……チュッ…お前、耳弱いのか?」チプッ…チプッ…

淫魔「じゃあ…もっといやらしい音、聞かせてやる……♡」チプッ…チプッ……

淫魔「はむっ…チュプッ……ぬろぉ…チュッ」チプッ…ヂプッ…

男「ぁああぁああっ……!!」

淫魔(先っぽも責めるか……)クニュッ……クニッ…

男「くふっ!?…くふっ……ハァ…ハァっ……」

淫魔「チュッ…チュッ…にゅもっ、くふぅぁ…れろぉ…」クルッ……クルッ……

淫魔「亀頭いじめられるの、どうだ?」クルッ……クルッ……

男「ぅっ……!せ、せんぱっ…あっ……!」

淫魔「苦しいか?でも……気持ちいいんだろ?」クルッ…クルッ…

男「もう……っ、もうやめ……て…」

淫魔「ふふふ、涙が出るほど気持ちいいか♡」クニッ…クチッ…

淫魔「我慢するなよ?今は射精のことだけ考えろ?」クチッ…クチッ…

淫魔(もっとも、この程度の快感じゃ射精までは到達できないだろう……)クチッ…クチッ…

男「せんぱっ……!せ、せんぱぃぃ……っは…!」

淫魔「…射精のことだけを考えろって言ったのに…私の名前なんて呼んで……」クチッ…クチッ…

淫魔「……私に出すことを想像したのか?いけない子…」クチッ…ギュッ…

男「ちっ…ちがぁ……っ、ちがい、……!」

淫魔「ふふ、ふふっ♪」キュン

淫魔「でも、そんないけない子が、私は好きだぞ?♡」ナデナデ…

男(そんなとこっ、撫で撫でされたら…!)


淫魔「好き…好き……好きぃ…♡」ナデナデ

男「はんっ……うっ…や……」

淫魔「気持ちいいな…?頭とろけそうだな?」ナデナデ

淫魔「クスッ…よしよし」ナデナデ

男「っ……くっ……!」

淫魔「こんなにたくましいのに、こんなに敏感で……」ツト…

淫魔「かわいい…♡」ナデナデ

淫魔(すごい……ビクビクしてる)ニギッ

淫魔「出ちゃいそうなのか…?こんな刺激で?」ニュムッ……ニュムッ……

男「っくはっ……は、はい……」

淫魔「ふふっ…すき……すき……だいすき……」チプッ……チプッ……

男「!!!?」

淫魔「気持ちよくなっていいんだぞ?ほら……」チプッ…チプッ…

淫魔「すき……おとこぉ……♡」チプ……チプッ…

淫魔「あは…♡泡立ってきてる……」チュクッ…チュクッ…

淫魔「ほら……ほらっ……」チプッ…チュクッ…

男「はあぁぁぁぁぁぁっ……!!」

淫魔「気持ちいい?気持ちいいよな?」チュクッ…チュクッ…

男「……!!!」コクコク

男(耳元でそんな、囁かれたら……!)

淫魔「声も出ないほど気持ちいいみたいだな……」チュクッ…チュクッ…

淫魔「限界か?出したいのか?」チュクッ…チプッ…

男「……!」

淫魔「でも、いいのか?こんな、手だけで出しちゃって……」チプッ……チプッ……

男「っ!!?……ハァ…ハァーー……」

淫魔「よく考えろ……私が相手だぞ…?淫魔の手でイったら、どうなるか……」チュクッ……チプッ……

淫魔「もう自分の手では満足できなくなる…」チプッ……チプッ……

淫魔(もっとも、私の彼氏なんだから、一人でなんて私が許さないけど……♡)チプッ……

淫魔「もう私の手でしか満足できない……私でしか…世界中で私だけ……」チ……プッ……

男「~~~~~!!」

淫魔「ふふ…それでも出したいか?」ナデナデ…

淫魔(そうか、声が出ないんだったな……)ナデナデ…

淫魔「じゃあ……出したかったら、私に…キス、しろ」ナデナデ…

淫魔「ほら……お前が決めるんだ…」ナデナデ…

男(ずるいな、先輩……こんなの決まってるじゃないか……)

淫魔「……」クニッ…ナデナデ……

男(目の前に先輩の顔があって……キスしろなんて言われたら)

男「ハァ……んっ……」

男(するしかないだろ…)

淫魔「チュッ……♡」

淫魔「ふふふっ、ばかだなあ……♡」チプッ……

淫魔「私を選んじゃったんだ♡ばか♡ばーか♡」チプッヌプッチプッチプッチプッ

男「くはっ!!!!?!」

淫魔「もう戻れないぞ♡人間の女の子じゃ、満足できないんだぞ♡」チプッチプッチプッチプッチプッ

男「うあっ………!!!」

淫魔「ふふっ、出そうか?いいんだぞ?出して、いいんだぞ?」チプッチプッチプッヌプッヌプッ

淫魔「ほらっ♡見せろ…お前のイくとこ、私に見せろ♡」チュプッチプッヌプッチプッチプッ…

男「!!!!!!」

ブバッ…ビュクッ……トクン、トクン…トクン……ユルルルルル………

男(うそだろ……)ユルルル…

淫魔「これが、お前の……」チ……プ…

男「ハァーー…ハァー……っはー……」ユル、ユルルル…

淫魔(初めて見た……)

淫魔「こんなにたくさん……♡」チプ……

男「はっ……なん、ですか…この量…」ユル……

淫魔「お、復活したか」

男「力は入りませんけど……」

淫魔「ふふっ、いっぱい出したな♡」

男「……先輩のせいですよ…」

淫魔「私の?」

男「だって、先輩があんなに……責めてきて…」

淫魔「仕返しだから……お前も私を、あんなにしたんだぞ?」

男「う……」

淫魔「ありがとな、私を受け入れてくれて……」

男「受け入れるも何も、先輩は僕の……」

淫魔「これで、私はお前のものだ」

男「はい?」

淫魔「契約、しちゃったから……///」

男「!??」

男「先輩は僕の、その…彼女になってくれたんですよね?」

淫魔「うん……でも、それだけじゃないぞ?」

淫魔「何て呼べばいい?マスター?主様?それとも、ご主人様?」

男「」

淫魔「未来永劫付いていきます、ご主人様……///」

男「やめて下さい…!」

淫魔「ご主人様ぁ……」

男「そんなの、先輩じゃありませんよ…」

淫魔「ふふっ、お前のそういうところが好きだ」

男「……どういうことなんですか?」

淫魔「聞くか…私はもうお前にベタ惚れだってこと♡」

男「!?」

淫魔「まあ、淫魔としては異例ではあるかな…一人の対象に尽くすというのは」

淫魔「でも、私は、ふふっ…淫魔失格らしいし……な?」

男「先輩……」

淫魔「その……迷惑だったら、言ってくれ?」

男「迷惑な訳、ないじゃないですか!!」ギュッ

淫魔「きゃっ!?」

男「好きです、先輩…そのこと、忘れました?」

淫魔「お、男!今抱きついたら……」

男「なんですか?」

淫魔「せ、精液が……///」

淫魔(私と、男の体の間に広がって…///)

男「あ」

淫魔「まったく……いい雰囲気だったのに♡」ヌチッ

男「」トロォーー

淫魔「抱っこは綺麗にしてからしないとな?」

男「ティッシュは……」

淫魔「ばーか。私は淫魔だぞ?」

男「…先輩、汚いですって」

淫魔「お前のなら大丈夫…いや、お前のだから、か…」

淫魔「……私にお前の味、教えてくれ?」

男「…!」ギン

淫魔(と言っても、初めてだし……勇気はいるけど)

淫魔「……すごい匂い…頭くらくらしそう…」スンスン

淫魔「……」キュン

男「そんなに無理しなくても…」

淫魔「ああ……♡いい匂い……♡」

男(え……?)

淫魔(やっぱり私、こういう生き物なんだなあ……遺伝子レベルで欲しがっちゃってる…)

淫魔「こんなに…指でつまめるくらい濃いの、出しちゃって……♡」トロォ

淫魔「人間の女の子だったら、これだけで妊娠しそう……」

追いついてしまったぁ!

淫魔「はぁ……んむ……!」

淫魔(…なんだこれ……)

淫魔「っ…ペロッ、チュク……ちゅぞっ、んく…ふぁ……」

淫魔(これが私たちの…主食、なのか……?)

淫魔「チュプッ、はぶっ……ちゅるるる…んくっ…れるぅ」

淫魔(いやらしい味…男の匂いを集めたみたいな……濃くて…頭にビリビリくる…)

淫魔「はむっ♡チュプッチュプッ…んく、んくっ……ふふっ、チュッ」

淫魔(こんなもの…嫌いになる訳が……♡)

男「先輩、平気なんですか?」

淫魔「うん……チュプッ…ごめん、クセになりそう……」

男「」ゾク

淫魔(幸せ……)

男「……!」

淫魔「んは……チュッすぷっ、んく、んくっ♥」

男「あの……先輩?」

淫魔「んふ……どうした?」

男「翼が生えてます…」

淫魔「あ……ふふっ、本当だ…♥」

男(それだけじゃない…尻尾に、羊っぽい角……お腹に、タトゥー…?)

淫魔「さすが精液……魔力の回収も早いな……」

男「これが先輩の、本来の姿ってことですか?」

淫魔「本来の……」

男「はい……」

男(すごく、扇情的なこの姿…)

淫魔「チュッ……それはどうかな?はむっ、んく…んく…んふぅ♥」クニュッ

男「ん…!」

淫魔「胸のあたりまで飛んじゃってる……ほら…ここまで……チュプッチプッ」

男「はあっ!先輩……!」

淫魔「どうした?女の子みたいな声出して…乳首が感じるのか?」クニュッ

男「ひっ…!」

淫魔「ふふ…かわいいな、お前は……♥はむっ、つぷっ…チロッ」

淫魔「れろれろれろれろ……つぷ、つぷ、チュッ…」

淫魔(おなかのあたりで…また大きくなってる♥)

淫魔「んふ…気持ちいいか……?」

男「はい……」

淫魔「ふーん……チュッチュッ…くにゅっ♥」

男「そ、それは…っ!」

淫魔(あは…おなか、押しのけようとしてるみたいだ……)

淫魔「ちゅううーーーーーーーーっ……っは」

男「くっ…ぁ……」ビク

淫魔(面白い…そうだ、この位置なら)

淫魔「チュプッ…なあ、男……お願いしていいか?」

男「な…なんでしょう?」

淫魔「頭、撫でてくれ…お前の手、落ち着くんだ……」

男「そんなことなら…」ナデナデ

淫魔「……♥」

淫魔(ああ…男の手ぇ……たまらない……)

淫魔「お前のペットは幸せだな…」

男「先輩が言うと怖いです」ナデナデ

淫魔「ふふふ、私をペットにしてくれるか?ご主人様…」

男「……立場が逆になるんじゃないですか?」ナデナデ

淫魔「自覚があるようでよろしい」

男「…そりゃどうも」ナデナデ

淫魔「はぁ…♥」スリスリ

男「このカチューシャって、大事なものなんですか?」ナデナデ

淫魔「いや…どうして?」

男「今日は朝からずっと着けてますから」ナデナデ

淫魔「だって、お前が白が好きって……」

男「そんな理由で?」ナデナデ

淫魔「そんなとはなんだ…真剣に選んだんだぞ?お前が喜ぶかなと思って…柄にもなく鏡まで見て……」

淫魔「これ外しちゃったら、黒しか残らないぞ……」

淫魔(羽根は黒、尻尾も黒、靴下も黒…肌に描いてあるこれだって……下着は白いけど、だけど……どうせ脱いじゃうし…)

男「……」カポッ

淫魔「あ…取っちゃだめだ……」

男「色なんて、僕は気にしませんよ?」ナデナデ

淫魔「で、でも……」

男「先輩は、肌が白くて綺麗ですから。先輩が僕の一番好きな色です」ナデナデ

淫魔「」キュン

淫魔「お前っ…よくそんな恥ずかしいこと言えるな……///」

男「先輩のせいで慣れちゃいました。ずいぶん撫でやすくなりましたね?」ナデナデ

淫魔「ううぅ…♥」

淫魔(ギンギンにしながら言う台詞じゃないだろ…ばか…///)

男(先輩がなんだか小さくなったように感じる…)ナデナデ

淫魔「なあ、そろそろここも舐めつくしちゃったんだけど…」

男「まだ、もうちょっと休ませて下さい」ナデナデ

淫魔「わ、私はいいけどさ……///」

男(先輩のお腹に当たって気持ちがいいとは言えないな)ナデナデ

男(角って、固いのか?)サワッ…

淫魔「んっ」ビク

淫魔「……びっくりするだろ」

男「感覚あるんですか?」ナデナデ

淫魔「…ある///」

男「へえ」シコシコ

淫魔「やっ、やめろぉ……///」

男(セオリーに忠実らしいな)ナデナデ

淫魔「……///」

淫魔「……///」

男(背中を這わせていって……)スーー

淫魔「ひうっ」ピク

男「あ、柔らかいんですね、翼」ワシャワシャ

淫魔「いい羽根だろ?」

男「はい、気持ちいいです…でも意外ですね」ワシャワシャ

淫魔「?」

男「悪魔の羽根って、もっと無骨で…コウモリっぽいものだと思ってました。先輩のは羽毛が生えてますから」ナデナデ

淫魔「ふふん、私の自慢だ。自慢の羽根だ……男」

男「はい?」ナデナデ

淫魔「こういうピロートークって、ヤった後にするものじゃないのか?」

男「さあ……」ナデナデ

淫魔「ごまかすな…さっきから私のおなかの下で……元気にしてるだろ?」

男「……ばれました?」

淫魔「ふふっ、ばればれだ…♥」

淫魔「この中にも、残ってるんだよな……?」ゴソゴソ

男「やっぱり逃げられませんよね……」

淫魔「当たり前だ。ごちそうが目の前にあるのに、それに手をつけない奴があるか?」スンスン…

淫魔(いい匂い…)

男「いや、うーん……お腹がいっぱいだったら」

淫魔「ちなみに私は満腹ではない」ピト

男「……左様ですか」

淫魔「んふふー……あったかい…」スリスリスリ…

男(頬ずりはダメです…色々と)

淫魔「それに、綺麗にしないとな…」スリ

淫魔(この後、私の中に入るんだもんな………本当に入るのか?これ…)コシュッ…

男「っ!……綺麗に、ね…」

淫魔「…あっ、お前の精液が汚いって意味じゃないぞ!これはあれだ、言葉の綾というか、決まり文句というか……///」

淫魔「…私に何を言わせてるんだ///」

男「先輩が勝手に……」

淫魔「う、うるさいな!……もういい」

淫魔「こんな聞かん坊の、ぉ、…おちんちんにはお仕置きが必要だな……しっかり躾けてやるから、感謝しろよ?♥」

男(おちんちん……呼び慣れてないのか、先輩…)

淫魔「はぁ……チュッ…」

淫魔(大きい…口の中、入るかな?とてもじゃないけど全部は……根元の方は両手で握れちゃうし)

淫魔「チュッ…痺れるだろう…淫魔のキス…♥普通じゃ味わえないんだぞ?」

淫魔(亀頭にキス…ぷにぷにしてる♥でもパンパンだ……ああ…咥えたい……)

淫魔「チュッ……ぺろ、ぺろっ…ふふっ♥」

淫魔(でも我慢しなきゃ…お仕置きなんだからな)

淫魔「ん……かぷっ…ふむっ」

淫魔(棹を側面から咥えて…咥えきれないけど……上下に動く)

淫魔「ふぶぅ……んは……チュプ……」

淫魔(すごい…上下すると大きさが実感できる……こんなの全部食べられない…♥)

淫魔「すぷっ……もそっ、チュク……んへぇあ……♥」キュムッ

男「くふっ……!?」

淫魔(陰嚢が重い……溜まってるんだな…かわいいやつ)ニギュ…

淫魔「ふふ…♥どれだけ聞かん坊なんですかこの子は…またスクスク成長してますよ?」ツンツン

淫魔「いけない子ですねー……はむ…チュプ……むく、むぐ、んふぅ…」

男「ぁあっ!」

淫魔「んふぁ……安心しろ?私が全部出してあげるから……だから全部私にくれ?…ハプ」

淫魔(まだ咥えないけどな……これはお仕置きなんだ♥)

淫魔「んろぉ……へぇ♥……れるぅ……ツーーー…」サワサワ…

淫魔(横から咥えて、舌を出しながら上下運動……これさいこぉ…おいし…♥)

淫魔「チロ……んっ…れぇぅ……はー…んへぁ……ペロォ……れらぁ……」サワサワ

淫魔(ああ…きっと私、いやらしい顔になっちゃってる……舌出しっぱなしで、目がトローンって……)

淫魔「はぁ、ん…れぇぁ……あー……はむ…チュクっツーーー…は」ピト

淫魔(男のおちんちん……私の唾液で光ってる…あんなに舐めちゃったんだ……♥)

淫魔(もうどろどろ……あそこはまだ舐めてないかな?)

淫魔「はー♥…はー♥……んふっ、ツーー…すぷっ、へむ……へー♥…ぇむ……」モニュ…

男「っ……!!!」

淫魔「ぷちゅはっ……どうした?そんなに刺激はしてないつもりだが…もしかして、これか?」モニュ…モニュ…

男「!!!」

淫魔「♥」

淫魔「そうか、ここか。ふふっ…かわいーな、お前……」

淫魔(陰嚢を揉まれるのがいいなんて…ま、さすがは弱点か)モニュモニュ…

淫魔(やさしく…やさしーく……愛情こめて…そのまま棹に舌を這わせる)モニュモニュ

淫魔「んー……んふ……れるぅ……ツプッ…れろぉー……んはあ…」モニュ…モニュ…

淫魔「チロチロチ……へんー……へぇむ……れぇぅ…ん?…ふ、ふふっふふふ♥」

淫魔(先っぽからさっきの残り……出てきちゃった♥)

淫魔「……んあー……」

淫魔(このまま垂れてきたら私の舌先に乗っかって……♥)キュン

淫魔(またえっちな味…欲しくなっちゃう♥)

淫魔(もうちょっと……もうちょっと…もう、濃すぎてなかなか垂れてこないじゃないか……)

淫魔「はぁー♥…はぁー♥……」

淫魔(…もう舌に触れそう……クスッ、また魔力が溜まるな……)

淫魔「あ……あっ…!……あはぁ…♥」

淫魔(ふふっ、やっと着いた……舌の上にどんどん溜まっていく……ぁ…おいしい……♥)

淫魔「……♥」トローン

淫魔(飲み込みたい…でもまだ味わっていたいし……すごい、まだ垂れてくる…)

淫魔(口のなか、はいって……すごいにおい♥…こんなのあじわったら、だめ…もっとほしくなる……)

淫魔「へろ……ん…」ツーーー

男「うくっ……」

淫魔(もうがまんできない……くちのなか、いっぱいにしてほしい…)

淫魔「んはあ……」

淫魔(ごめんな、男……わたしのなかにくれるまえに、もうちょっとだけ、食べさせてくれ……)

淫魔「ぱくっ」

男「あっ…!!」

淫魔「んふふふ……んぅ……ツローーー」

淫魔(まずは中にのこっている精液を…)

淫魔「チュッ…チュル……ぁ…ぢゅううぅ~~~~~~~~~っ!」

淫魔(吸う)

男「ああっ!あっ、っは…!!」

淫魔「ちゅぷるんっ♥ぢゅぶっ、チュッ…ぢゅう、ぢゅぶーーーーっ、チュルルルルルルルルル……」

淫魔(こんなに残ってたのか♥ああ…もっと……まだ奥にも…)

淫魔「~~~~~っ♥んくっ、ゴク、ぢゅっ、ぢゅぶぅ……ずちゅううぅぅぅぅぅ……」

男「~~~っ!!!」ビクン

淫魔「じゅっぷ……ちゅ~~~~~~~~っ!!ごぷっ、ん…すちゅっ、ヂュブウウウウゥゥゥゥゥゥ…」

淫魔(あは…口のなかしあわせ…もっと男の味、しりたい……)

淫魔「んく、んく、んく……ずるっ、ズルルルルルル……んふ、ちゅぞぞぞぞぞぞ……」

淫魔「っぽは……ハァ…ハァ…ふふ、綺麗になった…」

男「っ……っはー……」

淫魔(男、腰浮いちゃってる…壊れない程度には抑えてるつもりだが……)

男「はー……」タラー

淫魔「ん…ふふっ♪せっかく綺麗にしたのに、またいやらしい汁が出てる……きりがないじゃないか…」ニギッ

男「はう……」

淫魔(まだ1回しか出してないもんな…仕方ないか)

淫魔「…男、お前の新鮮な精液が食べたい……口に欲しい…ごめんな、こんなお願い…」

男「…それはいいんですけど、でっ、でも、いま出しちゃったら……」

淫魔「安心しろ…出し切っても、魔法がある……だから、今溜まってる精液…全部私に食べさせろ?♥」

男(ぜっ……?全部!?)

淫魔「なあ、これも愛情だと思ってくれ……お前のだから欲しいんだ…」コスッ……ヌチッ……

男「うっ!?わ、わかりましたよもう……っ」

淫魔「ありがとう……チュッ…」

淫魔(早く男の味、覚えたい…私の恋人の味……私の、ご主人の味…)

淫魔「あむ…」

淫魔(ご主人かあ……私にもついに…いいのかな、私なんかで…)

淫魔「ぬろぉ……ちゅぶ、ん…んぶ……チロ…」ヌチッ……チプッ……

男(っ……咥えながら…しごかれたら……耐えられる自信、ないな…)

淫魔「じゅぶっ……ぢゅぷっ……ぢゅぶっ……ん、ちゅぶっ……」チプッ……チプッ……

淫魔(口の中、男でいっぱいになってる……これでも、半分もないくらいなのか…)

淫魔「じゅぶっ……んくっ、ちゅっ……ぢゅぶっ……ぢゅぶっ……」チプッ……チプッ……

男(先輩の口、あったかい…それに…トロトロだ……)

淫魔「ぢゅう……づぶっ、ぢゅぷっ…ぢゅぶっ…ぢゅぶっ…」チプッ……チプッ…

淫魔(全部口の中に入れたら、どうなるんだろう……これ…)

淫魔「ぢゅぶっ…ぢゅぶっ…ぢゅぷっ……んーー♥…じゅぶっ…くぷっ」チプッ…チプッ…

淫魔(髪、縛っておいてよかった…いや、男が縛ってくれたんだったな……///)

淫魔「ぢゅぶっ♥…ちゅぷっ♥…ぢゅぶっ♥…ふふっ♥…ぢゅう……」チプッ…チプッ…

男(くはっ…!ど、どうしたんだ急に…なんか、粘度が上がって……!)

淫魔(あの時から私の…ご主人だったのかもしれないな……♥)

淫魔「ぢゅぶっ…じゅぶっ…ぢゅぶっ…んふっ…ぢゅぷっ…んろ…」ヌチッ…ヌチッ…

男(先輩の頬…俺ので膨らんでる……本当に入ってるんだ…)

淫魔「んぐっ…ぢゅぶっ…ぢゅぶっ…ぢゅぶっ…ぢゅぷっ…」ヌチッ…ヌチッ…

淫魔(ああ…あの根元にこのままキスしたい……全部咥えたい…)

淫魔「ぴぢゅっ…ぢゅぷっ…ぢゅぶっ…ぢゅぶっ…ぢゅ…ぶ……んふ……んへぁ…」ヌチッ……チプッ……

淫魔(……試してみるか)

淫魔「んぶ…んーー……んぷっ…ぢゅぶ……」

男(え…えっ?)

淫魔「んん゛……ん゛ぶっ…んふぅ…ふぅ……ん、ん?」

淫魔(のどまでいっぱいになった……半分くらいかな…)

男「せんぱい…っ、なにを……」

淫魔「んん゛~~~~~っ!んぶっ、んぶ……んふ…コクッ……ぶぢゅっ……」

淫魔(おくまで…はいって、きた、ぁ……なにこれ…きもち、い……)

男(うわ…急に、締め付け、が……はっ…)

淫魔「ん゛っ、ん、んぶ……んぅ……ンヂュ…ぉむ……」

淫魔(あとちょっと…もう少しでぜんぶ……)

男「せんぱ……そんな、むりしないで、ください……!」

男(あんなに口に入れたら…先輩、涙出てるじゃないか……)

淫魔「ん…ふ、ふっ……ん゛…ぢゅ……ぐふぅ……」

淫魔(男、心ぱいしなくても…わたしはこういう風に、できてるんだから……)

淫魔「ん……ん、ふふっ……チュッ……」

淫魔(ねもとにキス、できた……♥)

男「…っ……」ポン

淫魔(ん…どうしたんだ男?あたまに手なんておいて……もっとか…?)

男(無理して上目遣い、しなくても……)ナデナデ

淫魔「っ!……ん、んん~~~♥ん、んん、ふ……♥」

淫魔(あは…こ、こんなの…なにもかんがえられなく、なる……♥)

淫魔(こんなときにあたまなでられたら……♥)

淫魔「んっ…んふー♥」

淫魔(でも、もう、ぼーっとしてきた……そろそろ、か…)

男「……!」

淫魔「んっ、んん!じゅ…りゅううぅぅ……ん、ん~~~……」

淫魔(どんどん出てく……こんなに入ってたのか…)

淫魔「っ……っ、んぅ…んぅぅ……っぽ、は…はぁー、はぁ、はぁ、はぁっ、ケホッケホッ……はー…」

男(肩で息してる…苦しかったんだな、先輩)

男「……」ナデナデ

淫魔「はー♥…はー……ふっ、ふふふふ、ふ…ケホッ、ケホッ……」

男「……無理しないで下さいよ」ナデナデ

淫魔「…ごめん。やりすぎたか?」

男「そうじゃなくて…危ないでしょう?」ナデナデ

淫魔「私は大丈夫だ……淫魔だぞ?これくらい…」

男「でも……僕にとっては、女の子ですから…」ポンポン

淫魔「女の子だってこういうことくらいする」

男「……無理しないで下さい…」ナデナデ

淫魔「う、うん……///」

男「そういうハードなのは、まだ早いです…///」ナデナデ

淫魔(あー、そうか、ハードなのかこれ…)

淫魔「で、でも、気持ちよかっただろ?」

男「それは…まあ……いや、とても……///」

淫魔「ふふん♪……続けるぞ?」

男「はい…」

淫魔(もう…唾液と先走りでぬちゅぬちゅ……ああ…ぇ、えっちぃ……)

淫魔「かぷ……ん…へぉ…ん~、ん…ん、んー?」

男「…?」

淫魔「……」ジー

男(ん…こうかな?)ナデ…

淫魔「…♥」ニコ

淫魔「んふ…ちゅぷ……ぢゅぷっ…ぢゅぷっ……ぢゅぶ…ぢゅぷっ…」ヌチッ…ヌチッ…

男「」キュン

淫魔「ぢゅぽっ…ちゅぷっ…ん、ぢゅぷっ…ん…ん゛ぅ…じゅぶ……」ヌチッ…ヌチッ…

男(だから、そんな奥は…!)ナデナデ…

淫魔(ごめんな……ごめんなっ…これ…すきになっちゃった……)

淫魔「ぐぶっ…じゅぼっ…じゅぶっ…ぬぶっ…じゅぶっ…」ヌチッ…ヌチッ…

淫魔「ぐぷっ…じゅぶっ…じゅぷっ…じゅぶっ…んくぅ……ん゛…ぐぶっ…」

淫魔(のど…いっぱい……でたり、はいったり…へんなかんじ…だけど……)

淫魔「んぶっ…ぐぶっ…ぐばっ…ぢゅ……ぐぷっ…ぐぶっ…じゅぶっ…じゅぼっ…」

淫魔(きもちいい……ずっと、こうしていたいくらい…)

男(先輩、また、泣いちゃってるのに……どうして続けるんだろう…)ナデナデ

淫魔「じゅうぅ……じゅぐっ…じゅっ…じゅぱっ…じゅぷっ…コクッ……んふぁ…んっ…」

淫魔(そろそろ、かな…?ピクピクしてる……)

淫魔「んろーーーー……れる…ぢゅぷっ…ちゅぞ……んく、ちゅぴっ…ちゅぷ……」ヌチッ…ヌチッ…

男(うわっ、舌…絡みついて……)

淫魔(ナデナデ、止まっちゃ…やだ……)

淫魔「れろぉ…ぐぶっじゅちゅっ…チュプッ…んっ、ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ…」ヌチッヌチヌチッ…

男(またっ!激しく…っ!)

淫魔「んぐっ、ぢゅぷっちゅぷっぢゅぷっぢゅぶっ、んくぅ…んふ…」ヌチッジュチッヌチッ

淫魔(あ…くる……きて、ぜんぶ……なかに…)

淫魔「じゅううぅぅぅ……ヂュッ、ヂュッ…んくぅ……んっ!」ヌチッヌチッヌチッチプッ

男「く…はっ!!!」

びゅくんっ、ビュルッ、たぱっビュルルルッ、トクン、トク…トク……トクン………ピクン…

淫魔「んふぅ♥…んく…んぅ……むちゅっ、んぁ……ぁ…んー…んろ…ピチュッ」ギュッ

淫魔(でた♥しんせんな、せいえき……わたしのくちのなか、いっぱい……)

淫魔「んふ……はぁー、ほわぁー…へ♥へへへっ♥ん……クチュッ…んぅ……」

淫魔(舌のうえで、ぷるぷるって、おどってる…こいぃ…♥さっき食べたのとは、けたちがいだ……♥)

男(……うわっ、エロ…俺の、あんなに味わってる…)

淫魔「んはぁ…おまえの、せーえき、すごく濃い…チュプッ…ん…歯で噛み切れちゃうくらい…」

淫魔「おいし……はぁ、はぁ…クチュ…ンニュ……んく…」

淫魔(一回じゃ、飲みきれないな……)

淫魔「んくっ……ん…はぁ…♥」ベロー

男「……!」

淫魔「全部たべちゃったぁ♥…おまえの味、身体がおぼえちゃったぞ♥」

男「」ビクン

淫魔「ふふっ、まだ残ってる……」

淫魔「あむ…ちゅうううぅぅぅぅっ!!ヂュゾゾゾゾゾゾ……んく、んく…チュプッ…」

淫魔(直飲み、最高…香りが一段と濃くて……)

淫魔「ふぅ……ちゅる、ルルルルルルルルルルルル……おぐ……」

淫魔「んく…ぷは……あー…すごいぞ、男……2回目でこんなに濃いなんて…まだ回復はいらないな♥」

男(信じられない……まだ元気だ…)

淫魔「……次はどうしたい?」

男「……どうしたい、って…」

淫魔「ふふふ……もう、しよっか?」キュッ

男(む、むねが、じかに……)

淫魔「でも……まだ濃いの、出せるんだろ…?」ギュウウ

男「先輩……」

淫魔「なんだ…?」

男「先輩の胸でされたらどうなるのか、知りたいです……」

淫魔(食いついたか…)ニヤリ

淫魔「ふふっ、お前はおっぱいが本当に好きなんだな……いいぞ…」スクッ

淫魔「ほら、見ろ…?」タプルン

男(俺の上で四つん這いになって…おお……重力に感謝)

淫魔「お前が散々いじめてくれたおっぱいで……お前のおちんちん、いじめ返してやる…」ピト…

淫魔「あぅ……見えるか…?私の先っぽと、お前の先っぽが……ふふ、キス、してるの…♥」チュッ

男(先輩、これがやりたかっただけだな)

淫魔「ほら、チュッって……」タラーー

淫魔「はあぁ…ん…糸、引いてる……まだ離れたくないのか♥」タユン

男「っ…!」

淫魔「ふふっ、どうだ?ディープキス……先っぽ、見えなくなっちゃったな…?」ニュムン

男(ゆっくり沈みこんでいく…重みが一点に集中して……すごっ…!周りに飲み込まれてる…)

淫魔「これ、いい……お前のが、私の胸に溶けてくみたいだ……」グプ…

男「ああ……くっ」

男(確信した……先輩は、胸が弱い)

淫魔(乳首が…胸の中に追いやられて……はぁ、また、大きくなっちゃう……)

男「……っ!」ズン

淫魔「あっ♥」タプン

淫魔「な、お前は、動くなよ……」

男「いやです」ギシッ…ギシッ…

淫魔「ひぁっ…や、やめろぉ……♥今度は、私がいじめるって、言ったのに……っ」タプンッ…クニュン…

淫魔(このままじゃ私がまたいじめられて…か、感じるっ♥)

男「っ!…いじめる…?違いますよっ」ギシッ…ギシッ…

淫魔「ちっ、違わないだろっ…だってっ、また、私…と、とろけちゃうぞ…♥」タプンッ…

男「違いますよ、先輩…これはっ、練習なんです」ギシッ…

淫魔「なっ♥なんの?♥」ニュプン

男「セックスです…僕は、初めてですから。練習しないと」ズンッ…ギシッ…

淫魔「ばっ、ばかっ♥ほ、ほ本人のからだで練習するやつがあるかっ♥」タユンッ…タユンッ…

淫魔(ということは、私…今度こそ乳首、犯されるって言えるのか…な……)キュン

淫魔「へんたいっ♥へんたいっ♥あっ♥あっ♥」タプンッタプンッ

男「先輩っ、感じすぎっです…」ギシッ…ギシッ

淫魔「おまえがっ、ちくびばっかり、せめるのがわるいっ♥こんなっ、いやらしいちくびに、して…」タプンッ…タユンッ

男「とても、綺麗な胸じゃないですかっ…僕は好きですっ!」ズンッ…ズンッ…

淫魔「っ♥せきにん、とれよ…!おまえ好みの、むねにしたせきにんっ、とれよ♥」タプルンッ…プニュンッ…

男「任せて、下さいっ!」ズンッ…ズンッ…

淫魔(あたまが、ふやけて…きた……♥ちくび、きもちよすぎ……)

男「はぁ…はぁ…」ニュプン…

淫魔「あ……やめちゃうのか?」デルン…

男「……見て下さいよ、先輩の乳首…」

淫魔「え……え?」

男「いや、見えなくなっちゃったというか…」

淫魔(か、隠れてる…私の乳首……)

淫魔「どうするんだよ…こんな、えっちな乳首にして……ん…陥没しちゃったじゃないか」

淫魔(きっと、中で成長して……出られなくなったんだな…)

男「一時的なものでしょう…すみません……」

淫魔「責任、とれよ……他人に見せるものでもないけどさ…」

男「僕は好きですよ?なんだか先輩みたいで…」

淫魔「どういうことだよ……」

男「恥ずかしがり屋さん…」クニッ

淫魔「はっ♥……乳輪、つまむな」

男「出てきませんね…」ニュムッニュムッ

淫魔「ばか……///」

男「後で出してあげますから……もっと練習して、いいですか?」

淫魔「……うん」

男(今度は、この谷間に……)チュプ…

淫魔「やっぱりそこ、だよな……」

男「四つん這いになって自然とできた谷間だから…手を使わない、純粋なパイズリができます……」

淫魔「解説するな、へんたい……」

男「お互い様でしょ…」ズズプ…

淫魔「ふふ……すっぽり…とはいかないか…」

男「……いや、ギリギリ全部入ってますよ」

男(やっぱ…でかいな)

淫魔「痛くないか?」

男「ふ、ふっかふかです……!」

淫魔「そうか…ふかふかか……ふふふ、ふふっ♪」

男「このまま動きたくないくらい…」

淫魔「練習にならないぞー?」ユサユサ…

男「うわっ、ゆらさないで下さいっ!」ニュプッ

淫魔「練習……」ユサッ…

男「…してほしいんですね」

淫魔「うん……お前に胸いじめられるの、好きだから…もう認める……」

男「先輩、Mですか…」

淫魔「Mではない。お前をいじめるのも好きだ」ピトッ

男「ちょっ…だからこれは…!」

淫魔「こっちの乳首はキス、してなかったから……」ツーーーー

男「後でしてあげますからっ」

淫魔「……練習」

男「お手柔らかに…」ニュプッ

淫魔「めちゃくちゃにしてくれな…♥」

男(やっぱりMじゃないか…)

淫魔「最初はゆっくり……奥まで挿れるんだ…」

男(この肉を掻き分けていく感触…なんだこれ……なんだこれ!)ニュプププ…

淫魔「あ…届いた♥……胸の奥に男のが、チュッって…そこもぬるぬるにしないとな……」モニュン…

男(味わったことのない感触…口とも、もちろん手とも違う……四方の肉の壁が、俺のを撫でてくる…)チプッ…

淫魔「そう…胸の根元も…すみずみまでお前の匂い、つけてくれ……もう取れないくらいに♥」

男(とは言っても、先輩のよだれで十分濡れてるんだけど……)チュプチュプ…

淫魔「ふふっ…奥でいやらしい音、鳴っちゃってる……もっと掻き回すんだ…あぁ……」

男(先輩の胸が、小刻みに揺れてる…下半身にくる映像だ……)チュプチュプ…

淫魔「んっ…今、ピクってした……お前のおちんちん、もう出そうなのか?」

男「気持ち、よくって……」チュクッチュプ…

淫魔「まだイっちゃだめだぞ?これからもっと気持ちよくなるんだからな♥」

淫魔「……そろそろ、抜いてみるか」

男「う……くっ…」ツポン

淫魔「んふぅ……」モターン

淫魔「ほら、何本も糸引いちゃってる…ぃやらし……私のおっぱいの中、見たい?」

男「…とても」

淫魔「ふふ…ちょっと待ってろ……ほら♥」ギシ…ギシ

男(先輩の胸が目の前に…!)

淫魔「ここ…谷間の真ん中のとこ、指で拡げてみろ……」

男(や、柔らかい……それに…うわ)ヌパッ…

淫魔「見えるか?奥まで、ぬるぬるのぐちゃぐちゃ……」ニュパ…ァ♥

淫魔「ここにお前のおちんちん、出し入れするんだぞ……私の…とろとろ乳まんこに♥想像してみろ?」

淫魔「早く挿れてくれ……でも、ふふっ、焦りは禁物…」ギシ…ギシ…ピトッ

男(今の画だけでイけそうだった…)チュプッ…

淫魔(先っぽ、さっきより熱くなってる…興奮したんだな…♥)

淫魔「いいぞ……そのまま、私のおっぱい犯してくれ…」

男「やってやります…!」ズブッ

淫魔「んっ…♥」タプンッ…

男(さっきと感触が少し違う…肌が、吸い付いてくる…っ!)ズブッ…ズブッ…

淫魔「いいぞぉ……ちゃんと、何度も奥まで届いてる♥」タパンッ…タパンッ…

淫魔(男の感じてる顔、かわいい……ここからだと全部見えるな♥)タパンッ…タプン…

男「はぁっ…はくっ…」ズブッ…ヌチュ…

男(明日筋肉痛確定だ、これ……っ!)ズンッ…ズブッ…

淫魔「ふふ…いいぞぉ……胸がこすれて、どんどん熱くなってく…」タパンッ…タパンッ…

男「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」ズブッ…ズブッ…ズリッ…

淫魔「ところで、ひょっとしてこれって……騎乗位の練習か?」タパンッ…プルンッ…

男「っ、考えて、みれば、っ!そう…ですねっ」ズブッ…チュプッ…

淫魔「そうか……」タパンッ…

淫魔(騎乗位と言えば、私たち淫魔の常套手段だけど…相手にこんなに大きく動かれたら……)

淫魔(壊れちゃうかもな♥)ゾクッ

男(とっ、とろけるっ…!)ズブッ…ヌチュッ…ズブッ…

淫魔(男、苦しそうな顔してる……限界か…?)タパンッ…タプンッ…

淫魔「イきそうか?イっちゃうのか?」タパンッ…タパンッ…

男「けっこう、キてます……」ズブッ…ズリュッ…ズブッ…

男(主に筋肉に……)

淫魔「……もう出していいのか?もっと気持ちよくなりたくないか…?」タパンッ…タパンッ…

男「こ、これ以上…?」ズリュッ…ズリュッ…

淫魔「例えば、違う体位とか……ずっと騎乗位だと、疲れるぞ?」タパンッ…タパンッ……

男(確かに…情けないけど、それはある……)

淫魔「……今度は私が下になりたい」

男「…なりたいんですか」

淫魔「ふふっ、うん……///」

男「そういうことなら最初からそう言えばいいのに…」スクッ…

淫魔「だって…恥ずかしい、だろう?下になりたい、なんて……淫魔らしくないし…」

男「いいんですよ、先輩はそれで」ポン

淫魔「あ……」トサ

男「…僕の彼女なんですから」

淫魔「……押し倒した後で言うセリフじゃないな」

男「すみません」

淫魔「ふふふっ…///」

男(なんか…ここまでくると練習ってのも馬鹿らしい気がしてきたけど……)

淫魔「……///」デルーン…

男(おっぱいにはかなわないよね)

淫魔「あの……男…?」

男「なんですか?」

淫魔「電気消せ……」

男「……僕が頼んだ時はどうでした?」

淫魔「ごめん、謝るから…むちゃくちゃ恥ずかしいな、この体勢……///」

男「消しませんよ、練習なんですから。手ほどき、お願いしますね先輩?」

淫魔「う…うう……///」キュッ

男(そんなに腕で両乳を圧迫したら……谷間がすごいことに…!)

淫魔(うわ……見てる、すっごく見てる…///)

男「ここから、どうすればいいんですか?」

淫魔「……わかってるくせに」

男「何しろ初めてなものですので…」

淫魔「このやろ……ぅ…ここに挿れるんだ…さっきとろとろにしたんだから、わかるだろう?」ヌパッ…

男「今度は正常位の練習ですか……」チュプ…ルロンッ…

淫魔「じ、じらすな……ちゃんと、まっすぐ挿れろ…」

男「はい、先生……」チュププ…

淫魔「先生って言うなあ……そう…ゆっくり…ゆっくり……奥まで…」キュムッ

男(また、違う感触だ……先輩が腕で圧迫してるから、キツい…でも…ぬめって……)ズリュッ…

淫魔「くふっ、あたま出てきた♥下からは私の大きさでも包めないか……これでいっぱい?」

男「はい……すごいホールド感ですっ…」

淫魔(なるほど…ここら辺かな……)

淫魔「んぅ……」プチュッ

男「……どうしてそこで唇をとがらせてるんですか?」

淫魔「男……これは練習、だよな…挿れる、練習……挿れた先に何がある?」

男「……それは…えーと…哲学ですか?」

淫魔「ばか…保健体育だ……女の奥には何がある?」

男「……子宮?」

淫魔「正解…ぶち当たるのは子宮口だけど……子宮口、漢字で書くと?」

男「子宮の口、ですよね」

淫魔「そう…くち……く、ち♥…いやらしい表現だよな…子宮のくち…」

淫魔「だから、私の口めがけて、いっぱい突くんだ…そういう練習……」

男(子宮口にキスってやつか)

淫魔「私の口が受精するくらい濃いの、出せよ…♥」

男「…自分が欲しいだけですか」ズブッ……

淫魔「……ん…」

男(くううぅ…抜くとき、効くぅ…)ジュプ……

男(はぁっ…じゃあ、一気に……)ズ…ブッ……

淫魔「……♥」チュッ

淫魔(子宮にキスって…本当なんだ♥)

男(う…っ先輩の唇……やわらかい…胸もふかふかだけど、それとはまた別の柔らかさが…!)ジュプ……

男(もっとキスしたい……)ズリュッ…

淫魔「ん……♥」チュッ

淫魔(またキスきた……かわいいキス…男の大事なところと、かわいいキスしてる……でもどうしてだ……?)

淫魔「んぅ……」ツーーー

淫魔(さっきまでもっと凄いこと、してたはずなのに……こんなにかわいいキスなのに……)

男(キスする度に…全身に電撃が走るみたいだ……)ズリュッ…ズチュッ…

淫魔「……♥」プチュッ

淫魔(えっち……これ…♥すごくえっちぃ……♥)

男(先輩の表情…エロい……半分閉じた目に、長いまつ毛が被さって…少し涙が浮かんでる……)ズブッ…ズパッ…

男(紅潮しきった顔…膨らんだ先輩の唇は、俺の先端と透明な糸で繋がっていて…接触する度に糸が太くなっていく……)ズチュッ……

淫魔「ぁん……♥」トローー

男(限界まで太くなった糸は、自重でぷつりと切れ、先輩の口もとを淫らに光らす……)ズブッ…

淫魔「ピチュ……」トローン

男(そこにすかさず……!)ズチュッ

淫魔「んっ……♥」チュッ

男(先輩の唇を乾かすわけにはいかない…)ズチュッ…ズリュッ…ズチュッ…

淫魔「っ♥……ん♥…んっ♥」チュッ…チュッ…チュッ…

淫魔(キス♥いっぱいキスっ♥だめだっ、これだめっ♥)トローン…

男(先輩…ふやけてきたな……口が少し開いてる…)ズチュッ…ズリュッ…

淫魔「ぁ…♥……んむ…♥」チュッ…チュッ…

男(でももう少し開いてくれないと……"受精"はできないんじゃないか?このままじゃ先輩の顔を汚すことになるし……)ズリュッ…

淫魔「♥」チュッ

男(口を開けてもらうには…喘がせるしかないかな…先輩の弱いところを……)ズリュッ…ズリュッ…

男(こことか…)スリ…

淫魔「ん…!」チュッ

男「触ってないのに…まだ硬いまんまですよ、乳首……」ピンッ…ピンッ…コリッ…

男(このまま動き続ければ、いずれは…!)ズリュッ…ズチュッ…

淫魔「~~っ!♥」チュッ…チュッ…

男「そうか、今は喋れませんもんね……先輩は"子宮"なんですから」キュッ

淫魔「ん…!んぅ……」チュッ…

男「こうして…しごいても……」コシュッ…コシュッ…

淫魔「!!!っ♥」

淫魔(こっ、これは反則だろぉ……!)

男「あれ?おかしいですね、子宮口が消えちゃいました……」コシュッ…コシュッ…

淫魔「~っ……」

男「…口を閉じたら練習になりませんよ、先輩」コシュッ…

淫魔(だって……声、出ちゃうじゃないか…今の状況で、キスの口なんかしたら……)

男「先輩……ほら、ここにキスして欲しいです…」ズリュッ……

淫魔「……♥」ジー

淫魔(ずるい…こいつは、本当に…♥…私だって、キスしたいんだ…♥したい…けど……)

淫魔「ん……んぅぅ……」チューー…

男「そうです先輩…その顔です……僕がキスしてる間は絶対に見れない顔…」ピト…

淫魔「ん…♥」チュッ

男「こんなにいやらしい表情してたんですね……目も半開きで…僕はいつも瞑ってたのに…」コシュッ…コシュッ…

淫魔「……っ、ん…♥」チュッ

淫魔(それは…男の顔が見たかったから……今だって、開いてるのはそのために…)

男「……そんないけない先輩には、お仕置きが必要です…」コシュッ…シコッシコッシコッシコックニュ…

淫魔「んぅっ!~~~~~~~!!♥」

淫魔(ちっ、ちくびっ、つよくしごかれるの、だめっ♥よすぎるっ♥♥)

男「こんなに勃たせちゃって…かわいすぎです……でもこっちの乳首は…」シコックニュッシコッシコッコシュッコシュッ…

男「…まだ出てきませんね。恥ずかしがり屋さん……」クニュッ…

淫魔(あっ♥そっちは…そっちはそっと……)

男「僕が出してあげるって、言いましたよね……」クプッ

淫魔(はうっ!?な…なかにゆび、いれちゃ……♥)

男「すごい…本当に僕の指、入っちゃいました……どんどん飲み込まれていきます…」ツププ…

男(乳輪が指に吸い付いてくる…きつきつだ……)

淫魔(ん、んんっ……♥こんな、ことってぇ…♥)

男「あ…乳首に触りました…わかりますか?」コリ…

淫魔(わかるからっ♥それ以上はもう……♥)

男「先輩の乳首…胸の中で硬くなってます……恥ずかしがり屋さんかと思ったら、むっつりだったんですか…」クリクリ…

淫魔(ああっ♥ゆびっ、かきまわしたらっ、だめ…♥むねがばかになるっ♥)

男「こっちの乳首はこんなに勃ってるのに……」シコッシコッシコッコシュッシコッシコッ…

男「こっちは隠れたまんまで…」クニュクニュクニュツプッ…

淫魔(~~~~っ!!りょうほう、りょうほういっぺんはだめだって、なんどもいってるのに♥♥)

男「いやらしすぎです…この胸……」ツプッツプッツプッツプッ…

淫魔「んっ…♥んぁっ♥あっ♥あっ♥あ♥」

淫魔(なにこれっ♥ちくびつぷつぷされるの、こんなのしらない……♥気持ちいい…)

男「なんだか…まるでおっぱいの奥にも子宮口があるって感じです……指の先っぽに乳首が当たって…」ツプッツプッツプッツプッツプッ…

淫魔「あっ♥あはっ♥そんなっ、恥ずかしいことっ♥言うな♥」

男「……ついに喋っちゃいましたね…」ツプッツプッツプッ…

淫魔「ら、だって、気持ちよすぎるっ、からぁ♥むねの間、犯されながら、ちくびっ、しごかれたり♥……つぷつぷされたりっ♥」

淫魔「私のむねは性器じゃないんだぞ…♥」

男「!……なるほど」シコッシコッシコッコシュッシコッシコッ…

淫魔「はんっ♥あっ♥あっ♥にゃ、なにを納得して……」

男「ちょっと、見てて下さい…」ツプッツプッ……ツポンッ…ギュム…

淫魔「へ……や、な…なにを…?」

男「……!」キュムッ…ツパァ……ニュプッ

淫魔「え…?や…や、や、やぁ♥ばか…そんなことするなぁぁ……♥♥」

淫魔(陥没乳首に……勃起した乳首、入っちゃって…る…♥こんなのって♥こんなのってえ♥)

男「すごい……左右のおっぱいが繋がっちゃいました…見えますか?」モニュゥ…

淫魔「わ、わたしの胸で遊ぶなぁ……」

男(これ…締め付けが……さらに強くなって…)

男「じゃあ抜きます…」ニュ…ポッ

淫魔「くぁ……はっ♥」

男「で……再び挿れます!」クプ…

淫魔「ちょ…ま、まてっ…!」

男「先輩、さっき言いましたよね。私の胸は性器じゃない、って…でも……」ニュポッ…ニュポッ…ニュポッ…

淫魔「はあっ♥…ちょっと、や、やめぇ……♥」

男「乳首が出たり入ったり…まるで、左右の乳房同士でセックスしてるみたいですよ……」ニュポッ…ニュポッ…ニュプッ

淫魔「そっ、そんな…こと……んぅ~~~…!」

男「認めましょうよ……先輩の胸は性器になってしまったんです…いやらしい、えっちの為だけの器官に……」ニュプッ…ニュポッ…ニュポッ…ニュチュッ

淫魔「やっ…くふん…い、いじわる、言うなああぁ……♥」

男「だから…これだって…!」ムギュ……ジュプッ

淫魔(やっ…左右の胸が繋がったままなのに…そのまま間で腰動かしてる♥)

男(はああ…きつうぅぅぅ……!)ジュプッ…

男「…最初は練習って言ってましたけど、これはもはや練習なんかじゃないんです……これだって、本番の一種なんだ…!」ズリュッズリュッズリュッズチュッ…

淫魔「男っ、はっ、そんなにはやく動くなぁっ……胸のかたち、かわっちゃ…♥」

男「僕が支えてますから…」ワシッ…ムギュウゥ……

淫魔「んやっ!そ、そうじゃなくてっ…ああもぉぅ……♥」

淫魔(ここまでされたら、男の…形……胸が覚えちゃうじゃないか…)

男(手のひらに乳肉が染み渡るみたいだ…指の間からもいっぱい溢れてくるのに……それでもまだ掴みきれない…)モニュン……

男(なんてボリュームなんだ…)ギュムゥ…

淫魔「っ、おとこぉ……その、もうちょっと優しく…してくれないと……」

男「でもこれ…気持ちよくって、はっ、あ…はぁっ、すみません、先輩……」ズチュッズリュッズリュッズチュッズリュッ…

淫魔「わ、私も気持ちはいいけど、でも…むねがっ……胸が、あつい……」

男「っ、気持ちいいんですか…じゃあ、こんな動かし方は……?」ヌチッ……ヅプッ…ヅプッヅプッヂプッヅプッ…

淫魔「んっ、あ…はぁ♥これも、気持ちいい……あっ、やっ、これ、いいっ♥」

淫魔(左右の胸を互い違いにもみくちゃにされて……繋がってる乳首が、胸の中で折れちゃいそうだ…♥)

淫魔「もっとっ、激しくっ、はあっ、もっと…めちゃくちゃにしてくれっ♥」

男「……直前と言ってることが真逆じゃないですか!」ヂプッヅプッヅプッヂプッヅプッヅプッヅプッ…

淫魔「だってっ、男の顔、気持ちよさそうだからっ……ハァ、もっと、喜んでほしくて……♥」ニコ

男(はぁぁぁぁああああ、今のはキたあああああ!)ズキュン

男「先輩……」モミュッ

淫魔「きゃっ!?」

男「……望みどおりにしてあげます」ヅポ…ォ…

淫魔「あ…ぁぁ、は……♥すごい…♥」

淫魔(乳首が…出てきた……ふたつとも、勃起してる…♥)

男「こんなにしちゃって……恥ずかしい乳首ですね……だから出てこなかったのかな?」クニッ…コリッ…クニュクニュクニュ…

淫魔「あはああっ♥♥…び、びんかんになってるからぁ、いきなり、そんなしつこくしちゃ…だめ、だって…♥」

男「めちゃくちゃにしてくれって依頼ですから……」クニュクニュクニュクニュ…シコッ……

淫魔「ーーーんっ♥」

男(人差し指と親指で……まんべんなく…)シコッ…シコッシコッシコッシコッコシュッシコッ…

淫魔「はぁぁぁぁ…っ♥ぁ、ぁ、あ……♥」

男「いくらなんでも敏感すぎです…」コシュッシコッコシュッコシュッコシュッコシュッ…

男(とは言えこっちも射精感が限界だ…もう、先輩の表情だけで果てそう……)

淫魔(あ…また…軽くイっちゃった……)

男「動きます…僕はもう……!」ズリュッズチュッズリュッズリュッズリュッズリュッ…

淫魔「~~~!!ち、ちょっ、あっ、は…はあっん…♥」

男「ああ……く…先輩…先輩…」ズリュッ…ズチュッ…ズリュッズリュッ…

男(油断したら…出る……)シコッシコッコシュッコシュッシコッ…

淫魔「ん…んっ♥…へ、へへぇぁ……あ…♥」

男(先輩が舌を出したけど…あそこに、出せって…?)クリクリクリクリクリクリ…

淫魔「はー♥はぁぁー♥あー……」

男(だめだ!先輩の顔は汚せない!でもっ、腰が、止まらな……)

男「先輩っ、もう出ます!中に、出します!」ズチュッズチュッズチュッズチュッ…

淫魔(へ…なか……?)


ズビュッ!ピュクッ、ピュクッ、ピュルルルル……トクン…トクン……ビュルッ…トクン……ピュッ…


淫魔(むねが……あつい…男のやつ、むねの中に出すなんて……)

男「……はぁ」

淫魔「…どうして……舌に出さなかった?」

男「先輩の綺麗な顔、汚したくなくて……」

淫魔「え……ふふ、ばかだな…お前は…ばかだなあ……♥」

淫魔(まだこんなにたくさん出てるのに…もったいないじゃないか……)

淫魔「もう…胸の中がどろどろだ……こんなところを孕ませる気か…お前は♥」

男「す、すみません……」ツプ…

淫魔「あ、待て…抜くな……まだ抜いちゃだめだ…」

男「え…どうしろと……」

淫魔「中のが溢れちゃうだろ…もったいない……ちょっと腰浮かせてくれ」

男「えっと…こう、でいいですか?」

淫魔「よしよし……ん…しょっと…」

男「いや、僕完全に立ってますけど……」

男(先輩が立て膝をついて…俺は先輩の胸に正面から挿れたままだ)

淫魔「お前が悪いんだ。口に出せばこんなことには…食べたかったのに…」

淫魔(ああ……胸の間にこんなに溜まって…♥さっきよりは薄いけど…それでもまだ♥)

男「でも、この体勢は…意味がよく」

淫魔「逃がさないぞ……そこにスプーンがあるだろ?紅茶用のやつ」

男「えーと…あのー、まさか」

淫魔「ふふふ、食べさせろ♥ここに……いっぱい溜まってるほかほかの精液……スプーンですくって…私の口じゃ完全には届かないから…」

男「……変態っぽいですよ、先輩…」

淫魔「性だから…仕方ないだろう?早く……ほら、染みてきちゃうぞ…」

男「わかりましたよ…」カタ

淫魔「ふふ、丁寧にな…まずはこの……谷間に溜まってるのから…」

男(うう…普通じゃないよな、これ……そりゃあ、先輩にとっては食べ物なんだろうけど…)ピト

淫魔「あっ♪」

淫魔(冷たいスプーンが、火照った肌に当たって…気持ちいぃ……)

淫魔「いっぱい掬えよ…?一度にたくさん味わいたいからな…そっと、そっと…」

男「そこまでの量はありませんよ…こんなところでしょうか」

淫魔「上出来……あとは、ほら……私の口に入れるだけ…あ、あーん…」

男「」

淫魔「どうした…?あーん、してくれよ。あーん……早くぅ…」

男「アイスとは違うんですから…」

男(どんなプレイなんだよもう…)

淫魔「なるほど…アイスか…!盲点だった。そうだな、冷凍してみるのもいいかも……」

男「やめて下さいよ!用途が違いますって、それ!」

淫魔「冗談だ…新鮮さにはかなわないさ……冷たい精液なんて、冷や飯と同じだ………早くくれよ…焦らすな」

男「……あーん…」

淫魔「あー…む……ふふっ♪んぅ…チュルッ、クチュ…んふ、んーー……ぷっ」ツーー

男(なんだか…すごくいけないことをしているような……)

淫魔「ん……んく、んく、ん………はぁ…ふふ…うーん、さすがに3回目だと…味はあっさりしてるな……4回はいけそうか?」

男「……キツいと思います」

淫魔「まあ、後で回復させてやるから…今は休憩してろ。……あんなに激しく動いた後だもんな♥」

男「う……」

淫魔「ふふっ、まだ精液は残ってるぞ…休んでる間、しっかり給仕してくれ……」

男「……先輩にはかないませんよ…はい、どうぞ…」

淫魔「ん…ありがとう…ふー……ふー……」

男「え…あの…食べないんですか?」

淫魔「こんなに熱い精液…冷まさないとヤケドしちゃうだろ?本当はお前がしてくれると嬉しいんだが…」

男「…さっきは普通に口に入れてたじゃないですか……それと、僕は先輩の使用人じゃありませんので」

淫魔「だったら…これは餌付けだと思え。お前は私のご主人だからな……」

男「その割には随分と高圧的ですね…精液、あげませんよ」

淫魔「…お前はそんなことしないさ……私が選んだ、私のご主人様だぞ…?」

男「もう、やめて下さい……ご主人様なんて、先輩にはそんな風に呼ばれたくないです…」

男(よく考えれば、なんて格好なんだ…)

淫魔「でも、今はお前が主導権を持ってる……欲しい……私の舌に…最後の一滴まで、垂らしてくれ……ん…チュッ、チュ……ハァ…ハァ…チュプッ…」

男(俺の息子は先輩の胸にしっかりホールドされ、先輩は俺を潤んだ瞳で見上げて…)

淫魔「へぇ……レロォ…あ、あぁぅ……チロッ…チロッ…」

男(…スプーンの腹側を舐めて、キスして……尻尾を揺らしながら…精液を欲しがっている)

淫魔(おあずけなんて、我慢できない……男のペットにはなれそうにないな……)

男(……ここまで征服欲を掻き立てられる状況があるだろうか?)

男「…負けました。先輩、舌、出して下さい……」

淫魔「あは♪……あ……ぁ…」

男(先輩の舌の上にスプーンを添えて…精液を流し入れる)トロォ…

淫魔(いっぱい……舌に乗っかってきた…♥おいしい…男の作る料理といい勝負だ……でも…♥)

淫魔「へー……ぁ…ぁぁ…んく、ゴク……ん…はっ、もっとぉ…もっとくれ♥」

淫魔(手料理ではこんなに…発情したりしない♥)

男「あんまり焦るとすぐに無くなっちゃいますよ…?」

淫魔「じゃあ、今度は長持ちさせるから……口の中で、いっぱい味わうから…」

男「……大事に食べて下さいね」

淫魔(今の射精で一番濃い部分だ…♥しかもスプーン一杯分…表面張力で盛り上がって、ぷるぷるしてる…)

淫魔「はぶっ…んぅっ♥チュルルルル……クチュ…ぽは…はむ…ん…チュム…ぬろぉ……」

男(だめだ、脳に来る…下垂体に効く情報が揃いすぎてる……絵面も、音声も、感触も、香りも…全てがいやらしい……)ムクムク…

淫魔(え……あんなに出したのに…胸の中で、また硬くなってるぞ……もう限界じゃなかったのか…?)

男「すみません、先輩…先輩の食事風景で、興奮しちゃったみたいで……僕…我慢できません」ヌポッ……

淫魔「んふふ♥…チュ…んぁっ!?」

淫魔(信じられない…まだ腰を動かす体力が残ってたなんて♥これでまた回復させたら……♥)

男「く、ああ……気持ちいいです、先輩の乳内…」チュポッ…ヌポッ……

男(滑りが、さっきより、増して……これが…縦パイズリってやつか……)モミュッ…

淫魔(すごい…胸の奥で、残りの精液が泡立ってる♥……男の匂いが離れなくなりそうで…♥最高♥)

男「よすぎて、とっ、蕩けそうです…!腰がっ、止まらない……」パチュンッ…パチュンッ…パチュンッ…

淫魔(口の中も…胸も……同時に犯されてる……男にマーキングされちゃってる…♥)

男(頭から根元まで、肉を掻き分けていく感覚をすり込まれているみたいだ……どんな動き方でも、先輩の胸は優しく、確実に捉えてくれる……)パチュンッ…タパンッ…タパンッ…タパンッ…

淫魔「んっ♥…ん♥…コク…ン……んはぁ…はぁ…っ、んくっ……」

淫魔(乳首、巻き込まれてっ♥……びっくりして精液、飲んじゃったじゃないか…)

男(全方位の柔らかさの中に、コリコリと硬い感触が……ちょうどいい刺激になって、これは…まずいかも…!)タパンッ…パチュンッ…パチュンッ…

淫魔「はぁっ、はぁっ♥男っ、おかわり、おかわり欲しい……♥」

男「っ、ハァッ、今は両手が塞がってますっ…から、」パチュンッ…パチュンッ…

淫魔「じゃあ…こうやって私が胸、押さえるから…男は給仕に専念しろ……」キュム…

男「腰動かしながらはっ、難しいです……って」パチュンッ…パチュンッ…

男(!…なんて格好してるんだ、先輩……脇をしめて、肘を支点に両乳房を押さえながら谷間を保持しつつ……)パチュンッ…パチュンッ…

淫魔「ほらっ…ぁ、これでスプーン、持てるだろ…?くれよ…まだ中の方に残ってるぞ……♥」

男(…顔の前のあたりで、両手で軽く握りこぶしを作って……淫靡な眼差しでこちらを見つめる…猫を思わせる、完成されたおねだりポーズ…!)

淫魔「まったく、そんなに胸がいいのか?夢中過ぎて私の声も聞こえないみたいだな…♥」ギュッ…

男「き、聞いてますっ……精液が…欲しいん、ですよね…?」パチュンッ…パチュンッ…

淫魔「……うん♥お前のが、欲しい……」

男「だったら…全部あげますっ…!残りの分も、全部っ!」パチュンッパチュンッパチュンッパチュンッパチュンッ…

淫魔「え……あっ♥ちょっと、激しすぎっ♥ん…!ハァッ、これじゃあ、精液染み付いちゃうっ♥」

淫魔(奥まで届いてる…先っぽ、ぴくぴくして……本当に精液出すつもりなんだ…♥)

男(くっ、もう出るか…さすがに長くは持たないな…!)パチュンッパチュンッヂュプッパチュンッパチュンッ…

淫魔「…いいぞっ、そのまま出せ♥最後の一滴まで私の胸に、食べさせてっ……」ギュウウゥ…

男(しっ!?締め付けが…!もう出る……!)パチュンッパチュンッパチュッ……

ドピュッッッ!ピュクッ…ピューーーーーーッ、ピューーーーー……ピュッ…トクン……トクン……ト…クン……

淫魔「あはっ♥熱いの、いっぱいまた出しちゃって…♥勢いで間から飛び出てくるくらい………こんなにどこに隠してたんだ?」

淫魔(…谷間の下側から漏れ出てる…みぞおちからお腹のあたりをなぞって……っ、このまま垂れてきたら…♥)

男「気持ち、よすぎて…先輩が…最後の方で搾りとってくるし……」ピュクッ……

淫魔「ふふっ♥全部出してくれるみたいだったから…まだ出てる……」

淫魔(下着に精液付いちゃう…下着まで男にマーキングされるなんて……穿く度に発情しそうじゃないか…♥)

男「く……もう、出しきりました……」ニュポ……ツーー…

淫魔「はぁぁ…胸の中が幸せ……ぬちゅ…ぬちゅ…って、聞こえるか?泡立った精液の、いやらしい音…」ヌチ……ヌチ…ミュチ…

男「うわ、自分で揉まないで下さい……今そんな光景見たら…ハァッ……!出し過ぎてもう痛いくらいなんですから…」

淫魔(左右の乳房を互い違いに擦ったり…根元から中心に揉み込んだり……両側から圧力を加えたり……)ヌプ……ツチュツチュ…チュプ…ヌチュ…

淫魔「何言ってるんだ…お前から動いたくせに♥あう…間に精液が広がって……私の胸、絶対妊娠しちゃってるな…♥」ヌチ…ヌチュ…ヌチュ…

淫魔「……中、見てみようか……こうして…左右の乳房を広げて…」ヌチャ…ァ……トロォーーー……

男「!!……」

淫魔「見ろ……どろどろで、泡立ってて…お前ので真っ白だ♥……おいしそうなのがいっぱいまとわりついてる…」タラァァー……

男(なんという征服感……でも、先輩を汚しちゃったってことになるよな、これ…ちょっと申し訳ない)

淫魔「はぁ……染み付いて、取れなくなりそう…匂いもいっぱい……♥まるでマーキングだな♥」

男「マーキング……なるほど」

男(この征服感はそこから来るものか…本能なのかも)

淫魔「私の胸、男の所有物にされちゃったみたいで…嬉しい♥……でも、拭かないとな…」

淫魔(このままじゃ抱きつけないしな……それに、精液食べたいし…)

男「じゃあ、ウェットティッシュとかで…」

淫魔「だめだ。わかってるくせに……全部私がいただく」

男「……でしょうね」

淫魔「ほら、スプーン…持ってるんだろ?さっきみたいにすくってくれ…」

男「…先輩の胸の表面積に対して、このスプーンは小さすぎると思うんですけど」

淫魔「それがいいんじゃないか。長持ちする……それに、ちょっと時間が欲しいから」

男「時間…?休憩ってことですか?」

淫魔「それもあるけど、お前の回復も兼ねる」

男「え…先輩が魔法でなんとかしてくれるんじゃ……」

淫魔「いや、それはそうなんだけど……うーん…これは魔法とはちょっと違うから、即効性はないんだ。まあ体験してみろ」

男「ああ、そういうことですか……じゃあ、お願いします……って、えっ」

淫魔「……当然だけど、この実技は初めてだ…痛かったらごめんな?」スルッ…

男(先輩の尻尾が、俺の竿に3、4回ほど巻きついた……先端部分は、まるでその用途のためハート形をしているのかと思うほどすっぽりと、亀頭を覆っている…)

淫魔「どうだ?痛くないか?大丈夫か?」キュムッ

男「痛いどころか……き、気持ちいいくらいです…尻尾って、こういう用途があったんですね……」

淫魔「私たち淫魔の第三の手、ってところかな。このまま搾りとることもできるし……」

男(感触は…想像より柔らかめだな……ビロードとか、シルクとか、そんな感じ…肌触りはすごくいい)

淫魔「先っぽは形が変えられるから、こうやって……」ツプ…

男「はっ…!先輩、中に何か入って……!」

淫魔「尿道に細い管を挿れたんだ……痛かったら言ってくれ…麻酔くらいならかけられる…」ツプププ…

男(刺激が強すぎる…!こんな、未体験な感覚…内側からしごかれるみたいな……)

淫魔「…ん、届いたか。これで準備はできたけど……お前、本当に大丈夫か?スプーンを持つ手が震えてるぞ…」

男「っ…!へ、へーきで、す……でも先輩っ、これって、どういう……」

淫魔「精液を作る場所に魔力を直接送るんだ。精液工場の回転を上げて、生産スピードを上げる……そんなイメージ」トクン…

男「なる、ほど……確かに何か来てます…熱いような、冷たいようなものが……」

淫魔「強壮作用もある。お前には必要ないかもしれないけど………よし、あとは魔力が効くのを待つだけ…私も回復しとかないと」

男「……なるほどね」

淫魔「ふふふふ……♥」スー…

男(尻尾に誘導されて…先輩の隣に座る形になった。壁に寄りかかりながら並んで座って、なんだか…)

男「…今日のお昼の…ベンチを思い出します」

淫魔「あー、それ私も……同じこと思った」

男(あのときは…こんなことになるなんて、思ってもいなかったな)

淫魔「クス……ふふふっ…♥」ピト

男「……」トス

淫魔「……食べさせて」

男「わかってます……」

淫魔「えらいぞ、いい子だ……私も手伝うから」タユン

男「…!」

男(先輩が両手で片方の乳房を掴んで…精液まみれの胸を、自分で舐め始めた……)

淫魔「ん……レロォ…レロォ…どうした?お前も早く……」

男「は、はい……」ピト……ツーー…

男(見とれてしまった……なんという妖艶な表情…)

淫魔(…スプーンのすべすべした感触が、胸の神経をすき間なくなぞっていく……根元からぞわぞわと…もどかしく……)

淫魔「あはぁ……♥ペロ…ペロ…ぇるぅ……プチュッ…」

男(先輩の舌が精液をかき集めて、同時に胸を唾液でいやらしく光らせていく……精液のコーティングよりもいやらしく…)

淫魔(おいしい……もう、病みつきになってしまった……これなしには生きていけないかも…♥)

男(本当においしそうに食べるよな、先輩……)タラァァ…

淫魔「ん……ペロォ…んは、やっ…!そんな、ぁ…ぁは…♥」

淫魔(乳首に精液…垂らされちゃった……私の胸から濃厚なミルクが出てるみたいで……いやらし…)

淫魔(男のやつめ…こんなの、見せられたら……)

淫魔「れろぉ……ペロッ、ペロォ…チロチロチロ……はぁ…あむっ、チュ…んむ♥…チュチュ~~~っ!」

淫魔(吸いつきたくなるじゃないかっ♥)

男「うわあ…先輩、いやらし過ぎます……必死にかぶりついちゃって…」サワ…クルクルクル…

淫魔(す、吸ってる最中に、スプーンで乳輪いじるなぁ……感じすぎて、味、わからなくなる……)

男「そんなに美味しいんですか?どんな味がするのか、気になります」クルクル…プニュ…クニッ……

淫魔「ん、んぷ…ぷはっ、はー…ハァッ……お前の味と…私の味が合わさって……すごく幸せな味……んへぉ…ペロ……」

男「そうなんですか……」シトッ…コリ…

淫魔(スプーンの先っぽと、私の舌に…乳首挟まれちゃってる……両側から舐められてるみたい…でも、本物とは…男の舌とはやっぱり……)

男「じゃあ、僕も……」

淫魔(……え…え?)

男「ハブッ」

淫魔「んっ!!ん…んぅ……♥」

淫魔(なっ、なんで…?こいつ、嫌じゃないのか?自分の精液で汚れた乳首なんだぞ…?私の口の中だって……なのに…)

男(ん…噂通りちょっと苦いけど……先輩の甘さが強くて…焦がしすぎたカラメルって感じか?)

淫魔(どうしてキスなんかしてくれるんだ……♥)キュン

男「チュ…チュプッ……はぁ、レロォ…むぐ………んはあっ」

淫魔「プチュ……はー、はー、はぁ……レロォ…レロォ…」

男(もう片方も綺麗にしないとな)ス…フニ……

淫魔(あ…こっちもか……さっきと触り方が違う…スプーンで胸をつつかれて……)

男(こうしてみると…先輩のおっぱい、プリンみたいだ……柔らかくて、ほどよい抵抗で…美味しそう…)フニン…ムニュ……

淫魔「クチュ……つぷっ、ペロ…ペロペロ…チュ…んふぅ……つぱっ、はー…はー…男……」

男「!……ツポッ…なんですか?」ツー…フニン…

淫魔「どうして……どうしてキス、してくれたんだ?」

男「え…?えーと…先輩が好きだから、ですけど…」

淫魔「ばっ、そういうことじゃないっ///……普通、人間の雄は嫌がるんだろ?自分の精液に口をつけるなんて……」

男(他人のやつの方がよっぽど嫌だけどな)

淫魔「なのに、どうしてキスなんか…私は…お前にそんな無理はして欲しくないぞ?」

男「……先輩、口開けて下さい」

淫魔「な…私の話を……」

男「いいから、」ヒョイ

淫魔「あむ…!…んぅ……ぅぅ…んく、ん…」

淫魔(精液なんかでごまかして…らしくない……)

男「はむっ」

淫魔「んぅっ!?」

淫魔(な……どうして…??精液、口に入ってるのに……)

男(あー…これはちょっとキツいなあ……でも、先輩のためだし)

淫魔(こんなキス……だめだろ……だめだ…幸せ過ぎる……だって、好きなものがふたつも口の中にあるんだぞ…♥)キュン

男「ん……チュ…チュ、チュプッ…はむぅ…」ナデ…

淫魔(男のばか…私を溶かすつもりか……このまま頭まで撫でるなんて…切なくなって…身体の内側を締め付けられるような……なんだよぉ、これぇ……)キュンキュン

淫魔「んぶっ♥ンチュ、チュ、チュ、んく…ちゅうぅーーーーっ…んはぁ…はぁ…」

男「んは、ハァ、ハァ……先輩…わかりましたか…?」ナデナデ…

淫魔「な、なにもわからないに、決まってる…だろ♥……頭がぼんやりして……」

男「…僕は先輩のためだったら、どんなことでも嫌じゃないってことです……今のはむしろ、先輩と感覚を共有できて…嬉しかった」ナデナデ…

淫魔「……///」キュン

男「…だから、先輩が好きだからっていうのは、間違いじゃないと思います……」ナデナデ

淫魔「…///」キュン

男「でも…精液、全部無くなっちゃいましたね…もう食べさせる分は……」

淫魔「…いや、まだあるじゃないか……もう回復しただろうし…な?」ツポッ…

男「あくっ……」

淫魔「ふふふ…じゃ、じゃあ……」

淫魔(もう…限界だ……これ以上の充足感が欲しい…これ以上に愛して欲しい…)

淫魔「男……もっと共有しよう…もっと男のこと、私に…私の身体に教えてくれ……」キュッ

男「…それって、つまり……」

淫魔「……わかるだろ…?」ギュウウゥ…

男(わかってはいたけど…ついに来たか……)

淫魔「してくれよ……お前が欲しいんだ…欲しくてたまらない……」

男「先輩………僕も、同じ気持ちです…!」ギュッ

淫魔「……♥」ドキドキ

淫魔(これからいよいよ…しちゃうんだな……)

男「…その……電気、消しますか?」

淫魔「え…でもお前…いいのか?……」

男「そりゃ、恥ずかしがってる先輩も見たいですけど…」トサ…

淫魔「あ……」ポス

男「…僕にそんな余裕があるとは思えません……」

淫魔(ありありじゃないか…押し倒したりして……こんな気遣いまで…)

男「リモコン、それですよね……取れます?」

淫魔「……両手、塞がってるから…」キュッ

男「……ん…」カタ……ピッ

淫魔「ありがとな……♡」

男(真っ暗だ……目が慣れるまでは手探りで…ん……あれ…?)ゴソ

男「先輩……羽根は…?」

淫魔「しまっておいた……初めてがあの格好だと、悪いと思って」

淫魔(ああ、そうか、暗くて見えないのか……私はばっちり見えるけど…)

男「そんな…!だって……先輩の本来の姿があれなんですよね…なら、そっちの方が」

淫魔「私のことはいいんだ……その…貰うだけは、嫌だし……」

男「はい…?」

淫魔「だって…お前の初めてを貰うのに、この私からは何もあげられない……だから、せめて人間の姿で…」

男「……僕がそんなことを気にするとでも?」キュッ

淫魔「だって…………ごめん…」

男「謝らないで下さい…先輩は淫魔なんですから……それを知った上で、僕がその先輩に惚れたんですから…」

男「気にする筈ないでしょう、そんなこと……」ギュウ…

淫魔「……格好つけ過ぎだ…ばか……」

淫魔(本当は気にしてるくせに…学校で話したときも、ショック受けてたじゃないか……)

男「先輩こそ、人間の"男"は僕が最初ですよね…言わば淫魔の初仕事じゃないですか……この格好でいいんですか?」

淫魔「今は淫魔じゃなくて…お前にとっての私でいたいから……だから、この姿がいい」

男「!……だったら…」ゴソゴソ…

淫魔「あ……」シュルッ

淫魔(髪、解かれちゃった…)

男「…これで、僕が知ってるいつもの先輩になりました」サラ……サラ…

男(いつ見ても綺麗な髪だ……いや暗くてよくは見えないんだけど…手触りも綺麗という他ない……)サラ…サラ…

淫魔「男…髪ゴム、よこせ……」

男「え……あの…すみません、嫌でしたか?解くの……」

淫魔「ちがう……これは…こうして……」

男(先輩の左手首と、俺の右手首を束ねて…ゴムで繋がれてしまった…)

淫魔「…ちゃんとしてくれるまで、離すつもりないから……」キュッ

男「言われなくても…離しませんよ…ずっと……」キュムッ

淫魔「……♡」

男「…先輩、愛しているからこそのお願いなんですが」

淫魔「なんだ…?」

男「僕の財布の中にコンドームが入ってます……」

淫魔「…どうしてそんなものを」

男「勝手に親父が入れたんですよ…捨てるわけにもいかないし…でも、ついに役立つ時が……」

淫魔「いらない」キュッ

男「え…いや、それはいけませんって……!」

淫魔「言っただろ?離さないって…」キュッ

男「先輩!わかって下さい…!」

男(だって……俺の本当の親父は…!あの野郎は……だめだ、こんな時に思い出す話じゃない。先輩には、関係ない話じゃないか…)

淫魔「男…私は淫魔なんだぞ?種族が違うから、お前との間に子供は……」

男「!!…できないんですか……」

淫魔「なんでそんなに残念そうなんだよ……もしかしてお前…欲しいのか?私なんかとの、子供が…?」

男「大きい声じゃ言えませんけど………そりゃあ、いずれは…そういう想像だって…します……」

淫魔「そうか……♡♡」キュキュン

淫魔(だめだ…こらえないと、発情が…本当に、子作りできちゃう身体にっ……♡)

淫魔「男…安心しろ?方法が無いわけじゃない……今の私にはできないってだけだから…その時は私、がんばるから……」

男「先輩……」ギュウウゥ…

淫魔「は…♡うぅぅ……男、苦しいぞ…もう少し優しく……」

男「すみません……まだ付き合って初日なのに、こんな話させちゃって…」ギュッ…

淫魔「っ、いいんだ…なんだかんだで長い付き合いじゃないか。気にするな……」

男「すみません…」ギュウウゥ…

淫魔(危ないな…本気で発情しそう……腹のあたりがすごく…熱い……)

淫魔「男…そろそろ目も慣れただろう?これ以上焦らすなよ……早く…」

男「はい…」

男(そうだよな…何を自分の心配なんてしてるんだ……今は先輩を喜ばせる事の方が、大事じゃないか…)

男「すごく濡れてますね…水に浸したみたいだ…」シト…

淫魔「っ…あ…誰かさんのおかげでな…早く暖めないと、風邪をひいてしまう……」

男「先輩は嘘つきです……」ピト

淫魔「やっ!!?」

淫魔(下着の中に、手がっ♡…しかも……ゴムで繋いでる方を…)

男「こんなに熱いのに…風邪なんてひくはずありませんよ……」チク…

淫魔「ぁ…♡ぁは…ち、違う…このままずっと放っておかれたから…熱が出ちゃったんだ……」

男「だとしたら、相当重症ですね…すみません、僕が気づいていれば……」ヌプ…

淫魔「ひぁっ…やめ……また熱くなるから…あっ!……」

淫魔(指がっ…!男の指が入り口に……触れて…こんな、刺激だけでもきもちいい、のに……)

男(少し偵察をしてみようとしたんだけど…指一本でもきついぞ、これ……しかも…締め付けられて、しごくように蠢いている……)

淫魔「だめっ……ここから奥は…!」キュッ

淫魔(指じゃいやだ……指は、切なすぎる…こんな、密着してるのに…切なくなる……)

男「…確かに、指では調べられそうにありませんね」

淫魔「あ、ぁ……苦しくて、熱が上がるだけだ…もう…辛いくらい……」

男「……脱がしますよ。少し冷めるかもしれません…」ヌチ…

淫魔「うん…♡」

男「失礼します…」ヌチ…クイッ……トロ…

男(レースの固い素材が、先輩の愛液で柔らかくほぐれている……先輩の肌が、下着を下ろすに連れて泡立っていくのもわかる…体毛と呼べるものがそこにほとんど無いことも……)

淫魔「あ……下は、見ちゃいやだ…私の方を向いていてくれ……」

男(こんなにも近い二つの心臓が共振し始めているのも…先輩の肩がわずかに震えているのも……視覚の情報が抑えられている分、神経が鋭敏になっているんだ……)

男「これでもまだ熱いですか…?」

淫魔「熱い…よ……お前に、看病してほしいって…身体が言ってる……」

男「…今の先輩と一緒にいたら、熱が移っちゃいそうですね……」ギュッ…

淫魔「ふふふっ…もう遅い…♡押し倒されてから、抱き合ったままだから……きっとお前にも移ってる…」

男「熱まで共有しちゃいましたか……嬉しいなあ」

淫魔「そんなこと嬉しがるな…ばか……♡」

男「……先輩…僕は先輩が好きです。上手くできるかどうかわかりませんけど……」

淫魔「ど……急に…きゃっ!!」

男「どんなことがあっても、僕は逃げませんから…絶対に…!」キュッ

淫魔「……私だって、離さないからな…♡」ギュッ…

男「……僕の初めてをよろしくお願いします…」ピト…

淫魔「うん…きて……どんなお前でも、受け入れてやる…」

男「先輩………っ、ーーーー!!」クプッ…

ヌパァ……クプ……ニュモッ、ヌ…ヌプププ……チュプッ…くぽっ、くぽっ…ズニュウゥゥゥ………

淫魔「あ…あ、んぁぁああうっ♡♡ひあっ…ん……♡」キュウウゥゥ…

淫魔(挿入って…きたぁ…♡私の大事なところを押し拡げて、男の、大きいのがっ♡私の中に……♡♡)

男「!!?」クプップププ……

男(なんだこれは…!まだ先端が隠れた程度なのに…快感が、すごくて…耐え、られないか…も……)

男「せんぱ、い…!…もう熱、移っちゃいました…」ヌプ…

淫魔「うん……うん…♡」ギュッ……ナデナデ…

男「どうやら、先輩より重症…っ…ハァッ…ハァ…みたいです…」ヌプ…ヌプク……

男(膣内が、侵入してきたモノをくまなく弄る…そんな余裕もないほどキツキツなのに、肉壁の一枚一枚は優しく…しかし執拗に…隅々まで撫であげてくる……)

淫魔「はぁ、はー♡ごめんっ♡ちょっと、強すぎる、よな………身体が、全力で男の精液っ、欲しがってるんだ…あ……♡」キュッ

男「…はぁー…くっ、ハァッ…ハァッ……これ以上、進めたら、僕もう…!」

淫魔「…まだだめ……っ…」ガッシ…

男(先輩の脚が、俺の腰に絡みついた…と同時に、俺は上体のバランスを崩して…えっ!?崩して…!)

淫魔「きゃっ!?」

男(先輩に体重のほとんどを預けてしまった……俺の胸の下で、柔肉がつぶれて形を変える…)

男「だ、大丈夫ですかっ?」ギシッ

淫魔「離れちゃやだ…大丈夫だから…もっと強く……ぎゅって、して♡」ギュッ…

淫魔(重いけど…苦しいけど……こんな、幸せに感じるなんて…♡)

男「でも、先輩が…ぁ…潰れちゃいます……」ギュウウゥ…

淫魔「いいの…つぶれるくらい強く…しろ……?」キュッ…

男「あうっ…ハッ…ハァ…これだけでも、僕……」ギュ…

淫魔「がんばれ…まだ一番奥にキス…してないだろう……」ナデナデ…

男「くっ…あ、あぁ…!っ…!」ヌ…ヌプ…ヌヌ…プ……

淫魔「よしよし…えらいぞ…♡まだがまん…まだがまん…」ナデナデ…

男(俺を奥までいざなうように、膣内は波打つ…その狭さのおかげで、搾りとられるかのような快感の波が全身に回る…)

男「ハァッ…ハァッ…あ…あくっ…」ヌプププ…チュッ

淫魔「あっ…届いた……♡ちゃんとキスできたな…大事なところ同士で…ちゅっ、て……♡」キュン

淫魔(私の初めては…もうここだけだったから……あの時も残しておいたんだ…こんなにいやらしいファーストキス…♡)

淫魔「しばらくこのままがいい……がまん、な…」

男「な……なんとか…」

淫魔「ありがと……ちゃんと、してくれたから…ほどくぞ…?」シュルッ…パ…

男「ほどいちゃうんですか…?髪ゴム…」

淫魔「だって…このままだと私が抱きつけないから……♡」ダキッ

男「!!」

淫魔「ふふふ…密着…♡男と触れ合ってない部分がないほど…」ミチ……

淫魔(子宮にキスされながら…腕でも、脚でも…胸でも男に抱きついちゃってる……♡)

淫魔「幸せ……」キュッ…

男「密着、どころか…もう溶けちゃいそうです…」ギュッ…

淫魔「私も♡……溶け合って…混ざり合って……一緒になろ♡」キュウゥ…

男「そんな、こと言っちゃ……!」ヌプッ

淫魔「ふふっ、まだだめだぞ……根元まで全部、挿入れてから…な?」ギュゥッ…

男「こ、これ以上、どうやって……」

淫魔「お前のこと、全部知りたいんだ…♡私は大丈夫だから……」

淫魔(契約した淫魔の身体は、契約者…つまりご主人様…の身体を何よりも求めるようになる……そして、ご主人様の喜びを最大の喜びとする。そのため…)

淫魔「そう…♡子宮、押し上げてっ♡傷つかないように、優しく…ぜんぶ、私のなかにきてっ♡」キュムッ…

淫魔(…身体がご主人様を学習する……長さも、太さも…角度、形状、血量、性感帯の全てを……だから、ご主人様に対しては常に敏感になってしまう)

淫魔「そんなに焦るなっ…出ちゃうぞ…♡もっと気持ちいいところで、出したいだろう♡」グププ…

淫魔(その上で、お互いが最高の快感を味わえるよう、身体を調節するんだけど…でも…すごい…ほとんど再構築されてない…?子宮が上がってきただけ…)

男「ぁ……全部、入り……ました…」プチュッ…

淫魔「男……私たち、運命だったみたい…」ギュッ

男「そんなこと、今言わないで下さいっ///もう限界なのに……」

淫魔「じゃあ…一回、出しちゃおうか……私の子宮も…欲しがってるし……♡」キュン…キュン…

男(子宮口が、吸い付いて……キスって、比喩じゃないのか…!)

淫魔「いいぞ…出して♡私のなか、ぜんぶお前で満たしてくれっ…♡」ギュウウウゥ…

男「それ以上強くしたら…っ!…出ますっ!!」ギュッ…

淫魔「うん……ぜんぶ、うけとめてやるっ♡」

男(人生で一番すごいのが……くるっ!!)

びゅくっ!びゅくびゅくっ、ビュルルルルルルルルッ……びゅくっ…ぴゅくっ…たぱっ……たぱっ…ユル…ユル…びゅくっ、びゅく……

淫魔「~~~~~~んっ♡♡いっぱぁい…きてる……♡すごい…まだぴくぴくして……」

淫魔(子宮口に精液、叩きつけられてるぅ…♡こんな感覚、知っちゃったら私………くせになりそう…♡)

男(すごい量…っ!こんなに出ていいものなのか…?)

男「ハァー…ハァー…んっ、ハァ…ハァ……出ちゃい、ました……」

淫魔「ふふふっ、まだ動いてないのに…私も…気持ちよくなってしまった……♡」ギュッ…

淫魔「…これで私は……男だけの…お前専用の存在だ…♡♡♡」キュン

淫魔(すごい…子宮が喜んでる…♡精液、ぐびぐび飲み込んで……♡味、覚えちゃってるぅ…♡)キュン

男「先輩……僕、責任とりますから…もし子どもができてても、ちゃんと育てますから…」

淫魔「心配するな…そんなこと言うと本当に……できちゃうぞ♡」ギュッ…

男「僕は構いません…先輩との子どもだったら……」ギュッ…

淫魔「もしお前との赤ちゃんができるんなら、今の子はきっと…優しくて、甘えん坊で…頼もしい子になるだろうな……♡」

男「甘えん坊なのに、頼もしいんですか…?」

淫魔「ふふ、お前みたいだろ…♡」

男「ーー///」

淫魔「おとこぉ……お願いがあるんだ…」ギュッ…

男「…なんでしょう?」

淫魔「今度は……元気でやんちゃな子が欲しい…♡」

男「」

男(この科白は反則だどう考えたって反則だ抱き合って密着して髪から嗅いだこともないいい匂いさせていつものクールな先輩では考えられないような甘えた声で『子どもが欲しいハァト』なんて耳元でおねだりしてこの人はさっきまで童貞だった少年に何言ってんだ俺のやる気スイッチ押してるんじゃねえぞよく考えればプロポーズに聞こえるじゃねえかよし結婚しよう)

淫魔(耳真っ赤にしちゃって…かわいいなこいつ…食べちゃいたいくらいかわいい……)

男「……先輩…先輩のせいですからね」ギュ

淫魔「ど、どうした…おとこぉ……?」

男「先輩が、僕の本能を掴むようなことばかり言うから……」ヌプチ…

淫魔「えっ…やっ、ま、待てっ、抜くなっ」ギュッ

男(全然萎えないし、倦怠感も無い…それどころか……もっと、先輩を感じたい…!もっと先輩の声を聞きたい!)ヌププ…プ…

淫魔(私のペースでしないとだめなのに…男に主導権握られたらっ、私…!)

淫魔「ああっ、あっ…!あっ…お、おとこっ、待って……わたしがっ」

男「っ、もうっ、待てません…!」ヌプッ…

淫魔「わたしが、上になりたかったの…」

男「っ!!」ズプチュッ!

淫魔「にいっっ!?!!♡♡」コツッ!

男「くうっ…あ、ハァ…ハァ、ぅ、ハァ…」ヌプププ…

淫魔「ハァ、ハァ…や、やぁ…だめ……抜いちゃだめぇ…せつない、からっーー……」キュン

男(先輩の膣内が、カリ裏の辺りを重点的に締め付ける…まるで、私から離れるなとでも言うように……でも、それは叶わない)ヌププ…

淫魔(……元来、男性器のーー俗に言う"雁首"は、野生動物が交尾をする際、他のオスの精液を膣から掻き出し、競争に勝つようにする為に存在しているものとされる…)

淫魔「きっ、効きすぎるぅ……おとこっ、だめだっこれ以上は…」

淫魔(今その雁首が、私の中を引っ掻き回している……競争相手なんて居るはずもないのに、一際その存在を主張しながら…)

淫魔「あぁ、ぁ………ぁぅ…」

淫魔(快楽の為だけに存在する神経のひとつひとつを逆撫でし、その度に全身を快感の閃光が駆け巡り…)

男「んっ…!」ズプチュッ!

淫魔「はあんっ!♡♡」コツッ

淫魔(一気に深くまで押し込まれ、神経は一斉に順目となり、今度は全身を歓喜と安堵の渦が襲う……)

男(僕が先輩から離れる訳、ないんですよ……!!)

男「ハァ……きつい…先輩、締めすぎですって…!」ヌププッ…プツッ…

淫魔「ごめん…きもち、よくって…♡わたしの身体なのに、もう制御できそうにないんだ……」

淫魔(この繰り返しでセックスが成り立っているのなら、私は…私の身体は……)

男「ーーっ!!」ズプチュッ!

淫魔「んああああっっ♡♡」コツッ

淫魔(絶対ついていけない…確実に……お前のものになるよ、男…♡)

男「先輩…っ、少し、速くしますよ…?」ヌププ…

淫魔「!…うん……その…ひとつ、聞いてくれ…」

男「…はい」

淫魔「……私のこと、めちゃくちゃにして…♡」

男(…だからこの声は反則ですって!)ズプチュッ!

淫魔「あはぁっっ♡♡」コツン!

男「はっ!…はっ!……はっ…」ヌプチュッ…ヌプチュッ……

淫魔「ああっ♡…あはっ♡…んあっ♡」コツン…コツン…コツン…

男「これがっ…セックス、なんですね…!」ヌプチュッ…ニュモプッ…

淫魔「わっ、わかんない、っよぉっ、こんなにっ、やっ、やあっっ…♡」コツン…コツ…コツン…

淫魔(男が動く度に、私の一番奥までぴったり届いて…子宮口にキスをされる……ファーストキスを捧げたばかりの、私の一番大切な場所……)

淫魔「やっ、あっ♡あっ♡おとこっ、おとこおっ、すごいよっ、おとこっ♡」キュッ

淫魔(2回目のキスも、3回目のキスも…100回目も、1000回目も……私の全部が、男のものになるんだ…)

淫魔「おとこっ、もっとっ♡もっと激しくしてっ♡もっと、あいしてっ♡」コツン…コツン…コツン…

淫魔(こんなに嬉しいことは無い…♡)

男「っ!先輩っ、そんなにっ、激しくはっ……」ズプチュッ、ズプチュッ…

淫魔「だいじょうぶっ、わたしの、ご主人さまだろっ?おまえなら、いけるっ、からぁ…」コツン…コツン…

男「でっ、でもっ…!」ヌプチュッ…ズプチュッ…

淫魔「ふふっ、おとこ……」コツッ…

男(また、この声だ……理性なんて忘れてしまいそうな、甘い、甘い、甘えた声…確かに普段の先輩の声なんだけど……)

淫魔「…ぁ、んっ♡…ぅ…わたしを、愛しつづけて…おもちゃみたいにしてくれ……気持ちよすぎて気絶しても、構わずに犯してほしいんだ……」コツッ…コツン…コツン…

男(…耳元でなんてことを言うんだ……!)

男「ぼっ、僕はそんなっ、ひどいことできませ……!」ヌプチュッ…ニュプ…!…チュ…

淫魔「そのまま、おとこのぜんぶっ、受け止めてあげる……"受精"して、あげる…♡」

男(どうして逆らえないんだ!腰が勝手に…!)ニュモプッ!ヌプチュッ!ヌプチュッ!

淫魔「ぁああっ♡きたっ♡きたっ♡おとこっ♡すごいぞっ♡」キュンキュンキュン

男「ハァッ、ハァッ…僕に、なに、したんですか……?」ヌプチュッ!ズプチュッ!ズプチュッ!

淫魔「ごめんっ♡ごめんなっ♡おまえにっ、もっといじめてっ、ほしくてぇっ♡」コツッコツッコツンコツ…

淫魔(私…堕ちちゃったんだよ、男……お前にだったら、何されてもいいんだ…♡そう思っちゃったんだ…)

男「いやですっ…!そんなこと、絶対にっ、しません!」ヌプチュッ!ズプチュッ!ヌプチュッ!

淫魔「ふふっ♡もうっ、遅い…♡こんなに激しく、してるじゃないか…」コツンコツンコツン…

淫魔(男からオスのオーラが出てる…これが怖くて男の子が苦手なんだけど、今は違う……今のこのオーラは、男が私のために…がんばって出したものだから…)

淫魔「おまえのからだはっ…わたしをっ孕ませる気、みたいだぞっ♡」キュン

男「…っ!でもっ、僕は先輩を、おもちゃなんかにはしませんっ!先輩は僕のっ!大切な人ですっ、からっ!」ジュプチュッ!ニュプチュッ!ジュプチュッ!

淫魔「…ばかっ♡ばかぁっ♡なんでっ、もうっ♡ばかっ♡ばかっ♡」キュンキュン

淫魔(そんな台詞…キュンキュンして、何も考えられなくなって……逆効果じゃないか…♡)

淫魔「そんなっ、くすぐったいこと、言いながら、するなよぉっ♡とろけ、ちゃうだろっ♡」コツッコツッ…コツンコツッ…

男「こっちは、ハァ、ハァッ…とっくにとろけてるんですっ!先輩の中が、気持ち、よくって…でも、腰が止まらない…!!」ニュプチュッ!ジュプチュッ!ジュプチュッ!ジュプチュッ!

淫魔「ふあっ♡はっ♡ああ、あぁっ♡んはっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」コツッコツッコツッコツッ…

淫魔(は、激しくなった…♡やっと本能が勝ったか……)

男「っ!っ…!先輩っ!先輩っ!」ヌプチュッ!ズプチュッ!ヌプチュッ!

男(身体が勝手に動く……だめだ!俺は、先輩には優しく接したいんだ!大切な初夜にそんなひどいこと、できない…!)ガタッ

淫魔「あはっ♡はっ♡はっ♡ん…♡」コツッコツッコツッコツン…

淫魔(男の頭が私の頬から離れて、目の前に現れた…熱気と快感で紅潮した顔の中でも、目は凛々しくてドキドキする……)

淫魔「どうし、た♡あっ♡ああっ♡んふっ…はずかっ、しい、だろ…っ」コツッコツンコツッコツン…

淫魔(その一対の目は私の目を…軽い絶頂の繰り返しで、焦点のはっきりしない目を…真っ直ぐ見つめている……)

淫魔「やっ、やっ♡なんだ、よっ♡そんなに…見るなあっ♡」コツンコツッコツッコツッ…

男「いやです……先輩を気絶させるわけにはっ…いきません、から…!」ヌプチュッ!ズプチュッ!ズプチュッ!

淫魔「そん、なっ…!あっ♡あっ♡あっ♡ああっ♡ちがっ♡あはっ♡」コツッコツッコツッコツッ…

淫魔(もうだめだ、男…きっとこのままお前に溺れて……気を失うほどの快楽を知ってしまうんだ…♡)

淫魔「あっ♡あっ、あっ♡もっ、もうっ、だめ…かもっ…ぁっ…♡もう、……っ♡」コツッコツッコツッ…

男(セオリーに忠実に従うとしたら…これしかない!)

男「……チュッ」ズプチュッ!ズプチュッ!ヌプチュッ!

淫魔「んぅぅぅっ!!?……♡」ズキュンッ

淫魔(あ……意識が飛ぶ寸前に…き、キス…されちゃった……こんな時に似つかわしくない、とびきりかわいいキスを♡)

男(寝覚めのキスって、おとぎ話では定番だけど…ちょっと格好つけすぎだよなあ…)

淫魔「んっ、んぅっ…♡ハァッ、ハァッ、あっ♡はーっ♡はーっ♡」コツッコツッコツッ…

男(よかった、起きてる…一応の効果はあったのか)

男「ハァッ、っ、わかりましたかっ、先輩…?これからも、危なくなったら…」ズプチュッ!ヌプチュッ!ヌプチュッ!

淫魔「あぅっ、んっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」コツッコツッコツッコツン…

男「…今みたいに、起こしてあげますっ、からっ…!」ヌプチュッ!ヌプチュッ!ヌプチュッ!

淫魔「そっ、んなっ♡あっ、あっ、あっ♡だっ…めぇっ♡♡」コツッコツンコツッコツン…

男(実際は俺にそんな余裕があるとは思えないけど…気を抜いたら、出そうだし……)

淫魔(気絶できないまま、この気持ちよさがずっと続くなんて…元には戻れないかも……♡)

淫魔「そっ、それならっ、おとこっ♡おねがいっ♡おねがい、だからっ…きすっ、しながらっ…してっ♡」ギュッ…

男「はむっ」ヌプチュッ!ヌプチュッ!ヌプチュッ!

淫魔「んふっ♡んっ♡クチュ…んっ、んぶっ…ヌロォッ、ツプッ、クチュ…」コツンコツッコツッコツッ…

男(唇を重ねた瞬間、先輩の舌が入ってきた…待ち切れなかったとでも言うように、ひしと俺の舌に抱きついてくる……)

淫魔「んっ♡んっ♡んんっ♡ん″っ…はむ、チュツ……んふぅっ♡」コツッコツッコツッ…

男(先輩の粘液が口内を染め上げる…俺の唾液はと言うと、供給されたそばから先輩がむさぼるかのごとく採ってしまうので、もはや存在しない、と思う…)

淫魔(好き、好き、好き、好き、好き、好き……♡)

男(下で犯し、上で犯される…単純で明解な図式だ……俺と先輩は完全にひとつになって、循環している……)

淫魔「んむっ♡んんっ♡んくっ、んあっ♡はむっ…チュゾッ、ニュモ…んっ♡んっ…」コツッコツッコツンコツッ…

男(気持ちいい……)

淫魔(頭が溶けそう…♡身も心も男と一緒に、泡状になって、混ぜ合わさって、とろとろに煮詰まっていく……)

淫魔「んっ♡はんっ♡ツプ、レル…んあっ♡はぷっ、チュ…」コツッコツンコツッコツッ…

男(下の口も、初めよりねっとりと、神経の集中したところを確実になぞってくる…所有者の俺でも知らなかったような性感帯を発掘し、射精へと導かれる…)

男「んっ…んはっ…くふっ、ハァッ、ハァッ…ハァ、先輩…ああっ、僕っ、僕…!」ヌプチュッ!ヌプチュッ!ズプチュッ!ヌプチュッ!

淫魔「…ぷはぁっ…あっ♡あっ♡やっ♡あっ、おっ、おとこも、もうっ、んふっ♡げんかいっ…かっ?」コツッコツンコツンコツン…

男「そうっ、みたいです…気持ちよすぎてっ、何が何やら…」ヌプチュッヌプチュッヌプチュッ!

淫魔「ふふっ♡わたしもっ♡おなじ…っ♡こんなの、しらないっ♡」コツンコツンコツンコツッ…

淫魔(やっぱり身体の相性は、最高なんだ……絶頂の瞬間まで共有できるなんて…♡嬉しい…♡♡)

淫魔「おとこっ、いっしょにっ♡いっしょにいこっ♡いっしょにきもちよく、なろっ♡」コツッコツッコツッコツン…

男「!!はい……あむ」ヌプチュッ!ヌプチュッヌプチュッ!

淫魔「はむっ…んぅ♡」コツッコツッコツッ…

淫魔(最後までキスしてくれるなんて……もっと深くまで、繋がっちゃうんだ…)

淫魔「んっ♡ふっ♡んっ♡んっ、んっ、んっ♡」コツンコツッコツッコツン…

男(先輩の声が脳に響く…喘ぐのを我慢するみたいな、か細く、可愛い声が……)

淫魔(幸せ……こんなセックス…学校では習ってないぞ……)

男(可愛いです、先輩……今は声には出せないけど、先輩はすごく可愛い人ですよ…)ギュッ…

淫魔(ああ、そうか…男が教えてくれたんだ……♡私のご主人様が、私のために…♡)

淫魔(そう考えただけで…すごいの、きちゃう…♡)キュム…

男(ああっ……くる!!全身全霊の一発が…!!!)

どぴゅるっ!!どっ…ぴゅるるるっ!ぴゅるるるるっ!!ぴゅくっ、ぴゅくっ…ドバァ……トク…トク……ヒク、ヒク…

淫魔「んんんぅっっ♡♡♡んん~~~~~~っ……ーーーーー」キュウゥゥ…

淫魔(永遠のような一瞬、身体が軽くなる……男の体重を全身で感じながらも、宙に浮かんだ心地がして…)

男「んん…!!、ぁ、ぁぁ……ぅ…ぁむ…チュッ、ん……!」

淫魔(……だめだ男…飛んじゃうよ………)ギュゥ…

淫魔「んぅぅ……♡ん…ん…ぁ、ん……」キュゥ…

男(力入れすぎです、先輩…潰れちゃうでしょうが……)

淫魔(離れたく、ないのに……)ガシッ…

男「……んは…ハァ……」ツーー

淫魔「やぅ…ぷは……っ、あ…まだっ…だめぇ……ハムッ」ガシッ

男「んぅっ!?」

淫魔「チュプ……チュ……はぅ…んふ……プチュッ、プツッ……」

男(口を離した途端、唇を奪い返されてしまった…先輩、どうしたんだろう……これまでとは違って、ディープじゃないし…)

淫魔(今の瞬間を終わりにしたくない……心も身体も男で満たされていく、この感覚を…)

淫魔「ん…はむ……チュ…んぁ、ハァ…ん、ムチュ……」

淫魔(出来ることなら、ずっとこうしていたいよ……男…)キュム…

男(…何度も何度も、ついばむように唇を求め合う。薄皮を薄皮で食むような、初々しさすら感じるキス……)

淫魔「フぁ…チュッ……プチュッ、チュッ、あむ……スプッ…」

男(やばい、めちゃくちゃ愛おしくなってきた。内側も表面も、これ以上の愛情表現はないと思えるほど絡み合っているのに…)

男「ああ……チュッ、チュク…ん……ふ…」ナデナデ…

淫魔「あ……♡はぷっ、チュ…チューー…ぱはっ、ハァ…はー、はー、ん…」

男(…まだまだ愛し足りないとは…どうすればいいんですか先輩…?)ナデナデ…

淫魔「チュッ……チュッ…チュッ……はむ…んん…♡プチュッ…」

淫魔(子宮に溜まった男の精液を、細胞の一つひとつでじっくり味わい、吸収して…私の一部となっていく)

男「ん…ぷはっ、ハァ…」

淫魔(身ごもることの出来ない今の姿では、ゆっくりと味を楽しむことが最大の愛情表現となるはず…なのに……)

淫魔「ぷはぁ…もうちょっと…もうちょっと、だけ……ん…」

男「ん…!んぅ……」

淫魔(やっぱり淋しいよ、男…こんなに愛してくれても、今の私にとっては食事に過ぎないんだからな……)

淫魔「うぅぅ……チュ、チュプッ…ぁむ…ふむぅ……」

淫魔(お前の子…孕んでやりたい……わがままだな、私…)キュッ

男(先輩の抱擁がさらに強くなった。もっと私を愛せと言わんばかりだけど……あいにく、その術を知らない境地に至ってしまっている)

男「……ん…」

男(癒着しているんじゃないかと心配になるほどの一体感……お互いの性器を、お腹を、胸を、そして唇を…ぴったりとくっつけて、動きが止まる)

淫魔「ん……」

男(文字通り、俺と先輩は吻合している…やや開いた口を、やや開いた口で塞ぐ……空気の漏れる隙間は皆無だ)

淫魔「っ…!……ふぅ、ん…」

男(離れるつもりなんて毛頭ない。…嬉しいことに先輩もそのようで、微かな鼻息が俺の頬をくすぐり始めた……)

淫魔「……♡」

男(必然的に、俺も鼻で呼吸をするようになり…永遠にこの体勢で居られる気がしてくる。呼吸まで先輩と共有しているかのようだ)

淫魔「んふ……」

男(下向きの重力は、上に位置する俺から唾液を奪い、下へ流していく……先輩はそれを享受すると、こく、こくと可愛く喉を鳴らして飲み干していく)

淫魔「んく……ンロ…」ゴソ…

男(このままでは俺の口が渇いてしまうとでも思ったのか、先輩がおもむろに舌を入れてきた……互いの吐息で、口内は十分に湿っているのに…)

淫魔「……ニュモ、ん…」

男(舌が重なり合う…甘い香りが鼻腔をくすぐる……この空間は静が支配し、もはや動きは存在しない。言葉と言える言葉もない)

淫魔「…ぅん…」

男(……それでも、お互いの生命を全身で感じられる。脈動で、鼓動で、呼吸で……)

淫魔「……」

淫魔(どのくらいの間キスをしているんだろう……すでに私の中の精液は飲み干してしまった。とっくりと味わっていたはずなのに、もう無い…)

淫魔(となると…随分と長い間この体勢のままということになるな……どうやら私の体内時計は、男のせいで狂ってしまったようだ…)

淫魔「……♡」キュン

淫魔(うなじから耳の裏にかけての一帯を男の指が撫でる…私がキスを仕掛けてからずっとずっと、撫でてくれている……)

淫魔「っ……」

淫魔(驚くことに、こんな簡単な刺激だけでも声が出そうで……今の私では、がまんするのが精一杯だ)

淫魔(でも、男にはばれてるだろうな…指が耳に触れる度、子宮が疼いてしまう。これだけは抑えられない)

淫魔「………」

淫魔(私は本当に卑しい女だ……男は眼をぴたと閉じて、こんなに優しく穏やかな表情をしているというのに私は……)

淫魔「……♡」キュ…

淫魔(…こうやって、男の観察を出来る程度には眼を開けている…もうずっと見ているんだ……きっと…だらしない顔をして、欲望を丸出しにしながら……)

淫魔「……」トローン

淫魔(とんだ淫乱女じゃないか…)

男(…それにしたって先輩が静かすぎる。もしかして、寝ちゃったのかな?とても俺には出来ない芸当だけど、先輩ならありえそう…)パチ…

淫魔「……~っ!」

男「……」

淫魔「……ぅ、ぅ…///」

男(目を開けたら、先輩と目が合った…自分の見ている光景が、先輩の瞳に映るほどの距離。一瞬のことだったけど、先輩は…確かに目を開けていた)

淫魔(見られ、た……この至近距離で、生きてきた中で一番恥ずかしい顔を見られてしまった……)

男(綺麗な目なのに、なんで閉じちゃうのかな…蠱惑的な瞳って表現は先輩のためにあるのかもしれない)

淫魔(…うう…合わせる顔がない……ムードもへったくれもないよな…やっとかわいいキスが出来たと思ったらこれだ……)

男(……あれ?目が合った…?今まで真っ暗闇で、唇を合わせるのがやっとだったのに…ってことは)

男「は……」

淫魔「ぽは……あ…」

淫魔(離されちゃった………ああ…どうしよう。男の顔は見れないし……離れたくもない、し……)

男「先輩、先輩」

淫魔「………」

男「おはようございます、先輩」トントン

淫魔(なんだよ……皮肉かよ…私が眼を開けられないの、知りながら"おはよう"なんて……)

男「……寝てるんですか?」

淫魔(そうだ……私は寝てるんだ。そういうことにしよう。私が眼を開けていたのも、人間の……男の視界では見えなかったに違いない。だってまだ……)

男「おーい…」トントン

男(でも先輩、顔真っ赤ですよ。顔色が見えるくらいには、もう夜が明けてる)

淫魔(夜中なんだ。よし、寝たふりをしよう。男も疲れているだろうし、もしかしたらこのまま…繋がったまま寝てくれるかもしれない……)ドキドキ

男(目を閉じてから、先輩は寝たふりをしてるみたいだ。どうしてだろう?恥ずかしがり屋の先輩のことだから……目が合ったこと、気にしてるのかな)

淫魔「すー……すー……」ドキドキ

淫魔(だめだ。眠れない…眠れるはずがないだろこんなの……だって、男が…男が…!)ドキドキドキ

男(だったら…)

男「寝ちゃいましたか……」

淫魔(そうだ。寝てるんだ。お前も早く寝ろ……私と同じく、眠れない天国を味わえ…!)

男「先輩……」ギュッ

淫魔「すー……っ!?すー……」

淫魔(はっ…こいつ、何して……)

男「ありがとうございます、先輩…僕なんかの相手をしてくれて……こんなに素敵な人が僕の彼女だなんて…」

淫魔「っ……///」

男(どんどん赤くなっていく…間違いない。起きてるな、先輩)

男「僕は本当に幸せ者です……」ギュウ…

淫魔(寝ている乙女に向かって何を言っているんだ小っ恥ずかしい……///私が起きているとも知らずに…)

男「してる最中の先輩、とても可愛かった…あんなに女の子な声出しちゃうんですもんね。普段の涼しい先輩も好きですけど…」

淫魔「…ぅ……///」

男「もっと色んな先輩が見たいです……」

淫魔(…ああっ、もうっ!寝ろっ!早く寝ろ恥ずかしい!!///)

男(効いてる効いてる。先輩は本当に可愛いなあ!!!)

淫魔「すー…すー………」

男「チュ……」

淫魔(あぅっ…あ、こっ、声出てないよな…?いやっそうじゃなくて…!)

男「はむ……」

淫魔(な、な、な……なんで首筋にキスなんてするんだよぉ…)

男「プツ……」

淫魔(仮にも私、寝てるんだぞ?寝込みだぞ?男が寝込みを襲うなんて…)

男「ん…チュ……」ナデナデ

淫魔(…ちょっと嬉しいかもしれない……///けどっ!でも!看過していいのか?ここは人生の先輩として、あるべき男の姿をだなー…)ドキドキ

男(眠れる美女の喉元に口をつける…なるほど、吸血鬼の性癖が少しわかった気がする)

男「かぷっ……ツプッ」

淫魔(う……馬鹿か私は…少しでもそんなことを言ってみろ。私が起きていたことを自白するようなものだぞ?)

男(首筋から舌を上へ這わせていって……)

淫魔「すぅー……ハァんッ、ふぅー……」ドキドキドキ

男(耳たぶに……)

淫魔(………今日だけにしとけよ、男…今度襲われたら、その時は襲い返してやるんだからな…っ)

男「チュ」

淫魔「っ!?」ピクッ

男(なんだ…耳が弱いのは先輩も同じじゃないか。散々俺を責めてたくせにこれは……お返しするしかないよね)

男「ツ……プ…プッ……あむ、チュ…」コショコショ…

淫魔「~~~~!!」ピクンッ

淫魔(これはまずい…非常にまずい……!し、知らなかったよ…私ってこんなに耳、敏感だったんだ…)

男(耳の輪郭を唇でなぞり、もう一方の耳は指の腹で優しく摩る。そして時折…)

男「フゥゥ……」

淫魔「ぁ……ンフ…んゥ…」バックンバックン

男(弱く息を吹きかける。たんぽぽの綿毛も飛んでいかないほどの弱さでも……先輩は身を捩らせて感じてくれる)

淫魔(どうしてこんなに…っ♡眼を閉じているから、か?次にどんな風に触られるか、わからないから…?)モゾッ…

男(……顔を背けても寝返りには見えませんよ、先輩…そんなに我慢しなくたっていいのに…)

男「チュッ……」

淫魔(もっ、もう耳はやめ…てっ……)

淫魔「はぁー、すぅ……んッ…ぁふ……」バックンバックン

男(これ以上すると先輩が開き直って起きちゃいそうだから…)

男「……」シレッ

淫魔(………ああっもう!やめるなよぉ…)

男「ツト……」

淫魔(ぇ……ふん、今度は頬か。そこなら悶えることも無いだろうが……今更こんなところにキスなんて、恥ずかしい、な…)

男(頬っぺへの口づけは、キスをする部位の中では最も性的な感情を排除してる気がするな。純粋な愛情表現って感じだ)

男(そう、純粋な愛情。俺は何も色欲のために先輩を愛しているんじゃない。はちゃめちゃな先輩だけど、敬愛すべき人なんだ。俺はそれを知っている)

淫魔(……そういえば私、男の頬にキスしたことあったっけ…?)

淫魔(…記憶に無い…この3日間は、何十回…あー、いや…下手をすればそれ以上ものキスをしてきたが……)

淫魔(そのどれもが自分の欲求を満たす為のものだった。男が欲しかった。男に愛して欲しかった。その一心で男に触れていたんだ…)

男(…その愛を示すなら、今しかないな)

男「チュ……ッ、ッ、ッ…」ナデ…

淫魔「……」

淫魔(今の男を動かしているのは、きっと性欲ではない。では何が原動力なのかと言うと…自分で言うのは憚られるけど……それはおそらく、私への愛情)

男「……ッ、ッ…」ポフ…ナデ…ナデ…

淫魔(もし、男が欲望をもって私に接しているのなら…真っ先に唇へキスしたっておかしくない)

淫魔(それ以前に、無防備な私のこの身体を…意のままにすることだってできるはずだ。私としてはそれは……ふふっ、一向に構わないが…♡)

淫魔「……///」ドキドキドキ

男(先輩、少し口元がゆるんでるぞ…!よかった。これ、そんなにイイのかな…)

淫魔(でも……男は唇を奪うどころか、私の頬を愛撫するだけ…それも音もたたないくらい淡い、優しすぎるキスで…)

淫魔(それだけなのに、頭を撫で融かされていく感覚と相俟って、私の脳は心地良さに支配されている…全てを男に預けてしまえ、と中枢神経系が希う…)

淫魔「……ん…ふぅ……」

男(こっち側もよろしく、とでも言っているかのように、先輩がもう一方の頬を差し出した。……なんだか聖書にもこんな一説があったな)

男(無論、先輩は頬っぺを叩かれるために差し出したのではなくて……キスのため、ですよね?)

男(でもそういう風にされると…怖いもの知らずの僕は、ついいじめてみたくなっちゃうんです)

男「……」ツン…

淫魔「ん……ぅ?」プニ…

淫魔(何か…予想外の感触が……キスじゃないなこれは……指?)

男(おお、柔らかい。指先って所はやっぱり、質感を実感するのに最も適した器官だよね)

男「……」ツン…ツン…

淫魔「むう……」プニ…プニュ…

男(かわいい……予想通りのキスが来なくて、ご機嫌ななめになっちゃう先輩。すごくかわいい)

淫魔(…これはどういうことだ?男は私を満たそうとしてくれていたんじゃないのか…?この接し方はまるで、戯れているような……)

淫魔「……?んぅ……」プニ…プニ…

男(それにしても、なんて肌理の細かさだろう…化粧品のCMに出ている女優でも嫉妬するんじゃないかと思うほどだ。実際に女優さんを見たことは無いけどさ…)

男(汗ばんだ肌が、指先に吸い付いてくる…ほとんど人工物のような精巧さだけど、この温もりは人間でしかあり得ない)

男(……そういえば人間じゃないんでしたっけ、先輩……改めて考えると不思議ですね。ここに確かに存在しているのに…)

男「……」ピト…

淫魔「……!」

淫魔(今度は何なんだ…!これは、たぶん…頬と頬を重ねられてしまっていて……これといい、さっきの触り方といい…もしかしてこいつ、甘えてる?)

淫魔「……///」ドキドキ

男(……うん、生きてる…俺も、先輩も……火照った顔の暖かさがお互いを行き来し、鼻息がお互いの首筋を撫でる)

淫魔(私に甘えてくる男……なかなか良いじゃないか…母性本能をくすぐるじゃないか…)

淫魔(こいつ、昔は家に独りぼっちだったからな…母親の愛も十分とはいかなかったんだろう。頑張ったんだな……)

淫魔(いいぞ……これからは、思う存分私に甘えていいんだぞ…♡母親の代わりは出来ないが、私だって一人の女だ…)

男(……さて、名残惜しいけど…そろそろ起きないと。仕上げに入ろうかな)

男「……」スクッ…

淫魔「ぁ……」

淫魔(離れてしまった…何だよもう。人がせっかく感傷に浸っていると言うのに…)

男「……」クイッ

淫魔「!」

男(親指でそっと顎を持ち、少しだけ引き寄せてから…)

淫魔(えっ?えっ?えっと、これは……)

男(じゃあ、失礼します…!)

男「はむっ」

淫魔「っっ!!」ビクッ

淫魔(はっ…!?このタイミングで、キス…?な、何考えて…っ……焦らされ続けた上で、こん…な……)

淫魔「ん……んぅぅ…♡」キュッ

男(無意識なのか、肩に抱きついてくる先輩…意外と頑張るな。すぐ目を開けると思ったのに)

淫魔(危なかった…眼が開くところだったぞ……ここまで耐えてそれは…)

淫魔「んふ……んっ…♡」

男「チュッ…あむ、プチュッ…ツプッ…チュッ……」

男(安心感を促すため、額を撫でる…普段はキリッとした印象を与える先輩の整った眉毛も、今は下がり気味で…とても艶っぽい)

淫魔(……ちょっとだけ。ちょっとだけなら、見てもいいよな…?)

淫魔「……」ソー…

男(あ、)

淫魔「ん……、…!!」パチッ

男(この一瞬、時が止まる。ようやく先輩が目を合わせてくれた……)

淫魔(……眼が合った。眼を開けると、男が優しい眼差しを向けながら、私を優しく貪っていた…)

男(あー…なるほど。これ、かなり恥ずかしいんだな……先輩が目を閉じたくなる気持ちもわかる…でも俺は)

男「……んは」

淫魔「ハァ……ハァ…」トローン…

男「……これでおあいこですね、先輩?」

淫魔「な……」

男(そう、これで俺も先輩と同じ恥ずかしさを味わったことになる…だから先輩は、もう気にすること無いんです)

淫魔「……お前、私が寝たふりしてたの…知ってたのか?」

男「すみません、気付いてました。じゃなきゃこんな大胆なこと出来ません……」

淫魔「このやろ……」

男「すみません。顔逸らさないで下さいよ…ほら」クイッ

淫魔「……やだ」

男「……」ジー

淫魔「……///」

男「…目も開けて下さい。もう起きないと」ギシ…

淫魔「……」ガシッ

男「っ……先輩?」

淫魔「行っちゃやだ…」

男「…わがままはいけませんよ。月曜日ですよ先輩!僕は制服を取りに行かないと…」

淫魔「制服…?」

男「学校に行きますよ!先輩も着替え…の前にシャワーかな」

淫魔「男…」ギュッ

男「なっ」

淫魔「今日は休もう…」ボソ

男(なんという悪魔の囁き…!)

淫魔「お前、寝てないんだろ?私は魔力のお陰で平気だけど……身体に毒だぞ?」

男「でっ、でも授業が…」

淫魔「私が教えてやる♡お前の何倍生きてると思ってるんだ?……でも、その前に」

男「え…?」

淫魔「……そらっ」マキシマムストレングス

男「あうっ」ドサッ

男(なんつー力……しまった!マウントを取られて…)

淫魔「……"こっちのお勉強"をしないとな♡」

男「いやいや…いやいやいや!もう十分ですって!」

淫魔「うるさい。男がつべこべ言うな……淫魔のおねーさんを怒らせると怖いぞー?」ナデ…

男「え…先輩、怒ってるんですか……?」

淫魔「もうカンカン♡」ナデナデ…

男「ははは…おかしいな…僕にはすごく良い笑顔に見えるんですが……」

淫魔「ふふっ♡散々私の心を弄んでおいて、このまま学校なんて……なあ、男?」

男「ちょ、ちょっと待って下さい…!弄ぶだなんてそんな事、僕は…」

淫魔「うるさい口…塞げばいいのか?それとも…喘ぎ声しか出せないようにしてやろうか?」

男「は、はははっはは…はは……」

淫魔「ふふふっ♡前言撤回♡今日は眠らせないから♡」

…………

【翌日】

男(結局……あの日、俺は先輩に搾り取られ…帰宅してから、親父には別の意味で搾り取られ……)

男「おはよう……」ガラララッ

男友「おう、おはよう男」

バレー部男「お、サボリ魔のお出ましだぞー」

男「……」

テニス部男「冗談だよ、色男。お前は真面目な奴だからな。誰もそんな事思っちゃいないさ」

演劇部男「でも、俺たちには質問したい事が少々ある…構わないかい?」

男「俺が答えられる事なら…」

演劇部男「ありがとう。じゃあまず…昨日はどうして休んだんだい?」

男「……寝不足」

吹奏楽部男「そんな顔してる」

演劇部男「なるほど。じゃあ次に…今日登校する時に、隣に居たのは誰?」

陸上部男「…悪い。俺、朝練でその辺走ってた時に見たんだからな。嘘はつくなよ」

男「…先輩だよ。2年の、俺がいつも使いっ走りをされる」

バレー部男「あー、あのヤリチンレズ先輩か?」

男「……」キッ

バド部男「…やめなよ、バレー部くん…」

バレー部男「あ、ごめんごめん。ヤリマンだったか」

男(…まあ、こいつに罪はない。こう思ってた時期が確かに俺にもあった)

バド部男「次の質問はボクがするよ。その…ボクの日課はうちの犬の散歩なんだけど、日曜日はちょっと遠出して、海浜公園の方まで行ったんだ」

バド部男「そうしたら…ベンチで男くんらしき人と、その先輩に似てる人が仲良く寝てるのが見えて…まさかなとは思ったんだけど……本人じゃ、ないよね?」

写真部男「(いや、絶対本人だろ)」

報道部男「(ああ。あの先輩、顔だけはキレイだからな。あれだけの美人っちゅうのはそんなにいないものさ)」

写真部男「(そうとも。それに、そんな被写体がこの街にいるんなら…おれがバッチリ収めてるはずだ)」

報道部男「(いい加減やめろよその趣味…捕まるぜ)」

男「多分…バド部男が見たのは俺本人だよ。俺はその場に、先輩と居た」

バド部男「そっ……」

一同「!!」ガタッ

演劇部男「さ、最後の質問……ぶっちゃけ、その先輩と付き合ってる?」

テニス部男「……」ゴクリ…

陸上部男「……!」グッ…

地理教師男「…」ガラッ…

2年男「……」フラッ…


男「……う、うん…なんだよ皆、そんなに見るなよ…」


ガリ勉男「…!!」ポロッ

バド部男「」バタン

バレー部男「oh……」

演劇部男「ももももっ、もう一度聞くよ?君は先輩と…」

男「付き合ってる。先輩は俺の大切な人だ」

演劇部男「やっ…」

一同「イヤッッホォォォオオオオオオオオオオウ!!!!!!」ガタッ

テニス部男「やったっ…やったぞっ!!」

バレー部男「これで女子バレー部と合コンできる…!」

報道部男「おいっ相棒!号外出すぞ号外!機材持ってこいっ!!」バンバン

写真部男「ほら見やがれ!お前はおれがいねえとてんでダメだからな!」バタバタバタ…

地理教師男「ううぅ…やったよ……これで世界史の先生をお誘いできる…」ダーーー

陸上部男(うおおおおお!待ってろマネージャーさん!俺は貴女のお陰で…!!)ダダダダダダ…

吹奏楽部男「あっ、待って!俺もっ、パートリーダーの所にっ」タッタッタッ…

2年男「ありがとう…ありがとう……君はこの学校の全男子を救ったんだ…俺たちが1年以上も待ちわびた瞬間だよ!」ニギッ、ブンブン

男「ど、どうも……はは…」ブンブン

バド部男「…はっ!ってことは、今日はボクたちの……」

一同「……」ゴクリ

演劇部男「……インデペンデンスデイ!!!」

一同「YEAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!」パアーッ

ガリ勉男(…みんな、先輩がバイって可能性は考えないのかな?)

なんだかよくわからない終わり方ですが…
だらだら続けるのも何なので、一旦区切ります。
このスレが埋まるまでは何か書かせて下さい。もしリクエストなんかありましたらどうぞ。
月曜日の様相を書け、とか、もっと妹を出せ、とか…。あんまり可哀想なものはダメですが。

男(…先輩と付き合い始めてから、初めての金曜日だ。柄にもなくウキウキするなあ)

男(何故かと言うと、もともと金曜日は先輩に使いっ走りをさせられる…もとい、一緒にお昼を食べられる日なのだ)

男(なんでも、金曜日は甘い物を食べてもOKな日だそうで…"自分へのご褒美"ってやつなんだろう。購買で甘い物を選ぶのは俺の役目となっている)

男「……」カリカリカリ…

男(…はなっから尻に敷かれてるのかな、俺……)

<キーンコーンカーンコーン

世界史女教師「あ、鳴っちゃったか。はーいじゃあ次回はー、エカチェリーナ2世がダメ夫を殺す所からやりまーす。ごおれ~」

<っりーつ

一同「……!」ガタッ

<ありあとおあしたー

一同「あっしたー!」

世界史女教師「はーい、あっしたー」トテトテトテ…

男友「……」

男「……」

男友「…新記録だな」

男「いつもは無駄話で5分くらい延びるのに…」

テニス部男「男ができたんだろ、どうせ」

男友「そうなのか?めでてえ。このままじゃ婚期がどうのこうのとか嘆いてたあの先生がねえ」

テニス部男「お前の功績がこんな所にも現れてるとはな。よくやった」ポン

男「いや、俺はただ…というか、先輩どれだけ守備範囲広かったんだよ!」

男友「さあな。うちのクラスの女子でも、半分くらいはあの人の息がかかってたし」

テニス部男「予備軍も含めると…全女子生徒じゃねえの?3年は知らんが」

男「……」

男友「おい、折角早く終わったんだ。購買行こうぜ」

男「あ、ああ、行こう」

テニス部男「俺はパス」

男友「へえ、お前が?珍しいな。金欠か?」

テニス部男「ふっふっふ、聞いて驚くなよ…昼飯に女の子を誘ったのさ!」

男友「なんだそりゃ!行動はえーよ!」

男「やるなあ。相手はどんな子?」

テニス部男「女子テニの…見たことあるだろ?あの、線の細い……あんまり言いたくねえな」

男友「なら言うなよコノヤロー!とっとと行って来い!」

テニス部男「だははっ!ありがとよ!行って来る!」ダダダダ…

男友「はあー、あいつ…抜け駆けしやがって…」

男「……」

男友「よく考えりゃお前も彼女持ちかよ!いやお前は悪くない!悪くないけど彼女持ちかよ!」

男「2回も言うなよ……そのー…ごめん?」

男友「いや…謝らないで…逆に傷つく……」

男「……なんか奢るよ」

男友「…サンキュ。から揚げね?」

男「少しは遠慮して」

【購買部】

男友「そう言っておきながらから揚げ買ってくれるお前素敵」

男「気色悪いなあ。1個くれる?」

男友「どうぞどうぞ」

男「ありがと…あむ…」

男友「お前は…シュークリームとエクレア、あとミルクティーか。甘っ」

男「んぐんぐ…んぐ…俺が食べるんじゃないけどな」

男友「わかってるって。ぱしりだろ?今となっちゃ、それも羨ましいけど」

男「うん、俺も苦じゃない」

男友「たははっ、最初の頃はお前、震えながら購買に走ってたもんな。恐怖で」

男「そりゃ怖かったよ…絶対俺はいつか殺されるんだと思ってたし……今じゃ考えられない」

男友「じゃ、俺は教室で食うから、先輩によろしく。から揚げサンキュな」

男「う、うん。また後で」

男友「おう」フリフリ

男「……」

男(なんだろうこの気持ち……男友、君に幸あれ)

男「…テラスに行こう」

【テラス】

男(結構寒い。春はまだなのか…?空も灰色っぽいし……そろそろ春休みだぞ?)

男「……」

男(…テーブルの男女比がおかしい。この間はほぼ女子で埋まってたのに、今は…3分の1くらいが男子だ)

淫魔「席いっぱいだな」

男「!!!び、びっくりした…驚かさないで下さい先輩……」

淫魔「ごめん、そんなに飛び上がるとは…」

男「ハァ、ハァ…だっていつもより、早いし…4時限目、体育ですよね?」

淫魔「お前を待たせちゃ悪いと思って急いで来たんだ。ほれ、髪もそのまま」

男(あ、ポニーテール…)

淫魔「どう?…似合う?」

男「バッチリです」

淫魔「ふ、ふふふふっ…そうか……」

男「ええ。先輩がシュシュ持ってるなんて知りませんでしたよ…とっても似合ってます」

淫魔「クスッ……なんだか…久しぶりだな、男」

男「そ、そうですか…?言われてみれば……確かに4日ぶりではありますけど」

淫魔「…寂しかったぞ」シュン

男「!!と、とりあえず座りましょう。テーブルは…満席でしたね」

男(何だよ、今の先輩の表情は…不安を誘うその目は!この人は本当に……本当に寂しかったんだろうな)

淫魔「…そこ。ベンチが空いてる。テーブルが埋まってるのなら仕方ないな。うん、仕方ない」

男「…嬉しそうですね」

淫魔「まっ!?待ちに待った昼飯だからな。嬉しくないはずがないだろ?ほら、座ろう」ストッ

男「僕も嬉しいです。先輩と弁当が食べられるなんて」ドサッ

淫魔「……お前の正直さが欲しい」

男「ははっ、じゃあ先輩の奥ゆかしさと交換しましょうか?」

淫魔「やってみるか?魔法なら現実にできるが」

男「え、いやあの…冗談です」

淫魔「まあ、いずれはそういうプレイもどうだ…?」ボソ…

男「飯時ですよ。やめて下さい」

淫魔「……そういうとこは変わらないんだな、真面目くん」

男「……」ポフ

淫魔「!」

男「……」ギュッ

淫魔「あ……」ピト

男「…これでも?」

淫魔「……ずるい…」

男「寒いんですから、もうちょっと肩寄せて下さいよ…」

淫魔「う、うん…」ギュウゥ…

男「……」

淫魔「……」

男(左半身が温かい……まだ寒くて良かった。学校でこれだけいちゃつくのはどうかと思うけど…)

淫魔「……」ピト

男(…まあ、今日は特別)

淫魔「……」ポー…

男「……」

淫魔「……♪」

男「……あ、そうか俺弁当食いにきたんだった…」ゴソゴソ

淫魔「今更何言ってるんだよ…」

淫魔「……」

淫魔「……あ、今」

男「ん?どうしました?」ゴソ…

淫魔「初めて男の心の声を聞いた気がする」

男「えっ…どういうことですか」コトッ

淫魔「だって今、"俺"って。私の前では使わないだろ?」

男「……あれ?自覚が…あははっ、完全に無意識でした」パカッ

淫魔(こんな些細なことで胸キュンしてしまうとは…私も末期だな。あほらしい)

男「でも、そう言う先輩だって最近少し変わりましたよ?」

淫魔「私が?」

男「私が」

淫魔「…いや、変わってないと思うけど…」

男「ほらほら。言動がおとなしくなってる」

淫魔「?」

男「ちょっと前の先輩なら…『んぅぅ?変わってねえぞぉ』とか言ってますもん。絶対」

淫魔「ふーん…なあ男、ちょっと殴ってもいいか?」ズイッ

男「ええ、どうぞ」

淫魔「……」ヒュッ…

男「……」ポカ

淫魔「…これで勘弁してやる」

男「ふふっ、ほら。優し過ぎますよ。かわいいくらいです」

淫魔「…ふん、当然だ。あんまり殴るとお前と一緒に弁当までひっくり返るからな。弁当に罪は無いだろう?」

男「それはそれは。弁当さまさまですね」

淫魔「…お前が朝早くから作った弁当なんだろうし、当然だ」

男「残念でした。今日のは親父の作品です。おかげで今月は早起きしなくて済みそうですね」

淫魔「え、じゃあ…料理は親父さんから教わったのか?作風がお前とそっくり……」ジー

男「へえ。わかります?」

淫魔「うん。ニンジンの切り方とかよく似てる」

男「一応、親子ってことなんですかね」

淫魔(これがミームってやつか…)

男「さて、いただきましょうか。あ、本日の先輩のお昼はこんな感じです」ガサッ

淫魔「ん、どれどれ……シュークリーム!しかも、うわっ、チョコ!チョコだこれ!」

男「そんなに喜びますか」

淫魔「すごい…だって、2つもあるじゃないか…バレーで疲れている私には甘露だぞ。素晴らしい。でかした」ワシャワシャ

男「!そ、それは…奮発したかいがあったってものです……」

淫魔「うんうん。お前も学習したんだな。いつもはメロンパンとか菓子パン系だったからな。こういうのを待ってたんだ、私は」ワシャワシャ

男「今日は購買に早く行けましたから…」

淫魔「そうなのか」ナデナデ

男「……」

淫魔「……」ナデ…ナデ…

男(うう、むずがゆい…普段はこんなにベタ褒めしないでしょうが……)

男「…先輩」

淫魔「ん」ナデナデ

男「撫でたいだけですね?」

淫魔「あ……ばれた?」ナデナデ

男「……」モクモク

淫魔「ハグッ……」モキュモキュ

淫魔(んーんふふっ、甘い…素晴らしい味覚だよホント。糖類を作られた神に感謝しなきゃな…)

淫魔「~♪」モキュモキュ

男(なんて無防備な笑顔なんだ!先輩史上例が無い表情だぞ!かわいい!かわいいよ先輩!)


テニス部男(くそー、あいつら…公衆の面前でのびのびとイチャつきやがって……)ジイ~~~~

男(……殺気!!)バッ


テニス部男「!」プイッ


淫魔「なんだ?誰かいたのか?」ングング

男「いえ…同じクラスの友達がこっちを睨んでいたので…」

淫魔「ははーん。さては私たちの仲睦まじさに嫉妬したな」チラッ



テニス部男(やばい…見られてる……あの人がこっちを見てる…!)ブルブル

テニス部女「テニ男くん?どうしたの?そんなに震えて」

テニス部男「へ?あ、ああいや、何でも無いんだ。本当に。何でも無いっ」アタフタ

テニス部女「ふーん、そお?寒かったら言ってよね。うちは平気だけどさ」



男(なんだ、意外と平穏そうな雰囲気じゃないか。あいつのことだからヘマをしでかすと思ってたけど…)

淫魔「あれはテニス部の…」

男「ああ、そりゃ先輩は知ってますよね…相手の娘のこと。僕は、なんとなく見覚えがあるってだけですけど」

淫魔「それはもう。あの子に目をつけるとは……ふむ、なかなかやるな」

男「……どんな娘なんですか?」

淫魔「聞きたいか?」

男「まあ…友人の趣味も知りたいというか」

淫魔「ふーん…」

男「友人の相手が、友人の変態さに圧倒されないかとか…」

男(先輩の戦歴を知っておきたいのが本音というか…)ゴクリ

男(…ここにいる女の子たちはみんな…先輩の元恋人なんだよな……俺が見た先輩の表情は、既にこの子たちが見ているものかもしれなくて…)

淫魔「お前、女々しいな」

男「え!?」

男(もしかして…いや、十中八九…見透かされてる……?)

淫魔(そんな嫉妬オーラ全開で言われてもなあ…まあ、無理も無いか)

淫魔「普段のあの子は、何でもそつなくこなす優等生タイプだが……ベッドの上では追試ばかりだった」

男「そういう情報はいいですよもう…」

淫魔「くくくっ、可愛いなあ、お前」ワシャワシャ

男「ぅ……」

淫魔「…私が淫魔だってことを忘れないで欲しいね。あの子に妬いてるのか?」ナデナデ

男「それは……自分が情けないってことはわかってますよ。女の子に嫉妬するなんて…」

淫魔「そうだな。正直いただけないな」ナデナデ

男「ハァ……すみません、先輩…」

淫魔「…いいか、一つ言っておくぞ。私はお前と交際するにあたって、今まで関係のあった女の子を全員振った。断腸の思いでだ」ワシッ

男「っ!?」

男(す、すごい力…!!)

淫魔「私の大切なコレクションだった、可愛い女の子全員をだ。私の生きがいを。私が積み上げてきたものを…女の子の涙も見た」グググ…

男「せ、せんぱい!痛いですって!」

淫魔「…お前も男の子ならコレクションの一つや二つくらいあるだろう?お前はそいつを、簡単に手放せるか?例えば私に"そんなくだらないものは捨てろ"と言われて」ギギッ

男「それは……難しそうですね…!でも、先輩がどうしてもって、言うんなら…」

淫魔「大馬鹿野郎。そういう事を言ってるんじゃない。それに、こいつは例え話だ。私はお前にそんなことは望まないさ…お前もお前だ。お前は私の犬か?」ガシッ

男「ち、違います!」

淫魔「よし……でも、私はそれをやり遂げ、過去を清算した。辛かったが、これでいいんだと思えた。…私が何故こんなことをしたか、わかるか?」ピタ

男「に、にっぽんは一夫一婦制だから…」

淫魔「遠からずも近からず…及第点には及ばない……いいか、よく聞けよ」ダキッ

男「はうっ」

男(い、いきなり抱きしめっ…)

淫魔「全てはお前を全身全霊で愛するためだ。私はお前が大好きだ、男……だからな、お前もな…」ギュウ…

淫魔「全力で私を愛してくれよ……この期に及んで女の子に嫉妬なんてしないでくれ…私を信用してはくれないのか…?」ギュム

男「…そんなことは…あり得ません」ギュム

淫魔「そうか…よかった……よかった…」

淫魔(本当によかった…嫌われるんじゃないかと思ってヒヤヒヤしたよ……今の私、冷静じゃなかったな…)

男「本当にすみませんでした…先輩の気持ちも知らずに、僕は」

淫魔「いいんだ。私の方こそ大人げなさすぎた…はっきり言って私の主張は無茶苦茶だよ……まるでジゴロみたいな…」

テニス部男(だあっ!もうっ!イチャイチャするなってのあいつらは羨ましいなチクショー!!)

テニス部女「ああ、何を見てるのかと思ったら、お姉様と男くんのカップルかあ……うーわ、アッツアツ」

テニス部男「ああいうの本当カンベンしてほしいね、全く」

テニス部女「そーお?うちは憧れるけどなー…ちょっとだけね」

テニス部男「えっ、まっ、まままマジ?」

テニス部女「慌てすぎだよスケベくん…大丈夫。君とはああいうことしたくないから」

テニス部男「」

テニス部女「望むだけなら、ジェイソン・ステイサムみたいなダンディな男の人がいいな。ハゲててかっこ良いなんて男の中の男、でしょ?」

テニス部男「」

テニス部女「君はああいうの似合わなさそうだしね。それよりも、ラケット握ってる時の方が生き生きしてるし」

テニス部男「」

テニス部女「ちょっと…ショック受けすぎでしょ……ハァ、もー仕方ないな…一戦する?」

テニス部男「え!?いいの!?」

テニス部女「いや…何を想像してるか知らないけど……テニスを、だよ?」

テニス部男「…ですよねー……」

テニス部女「変態。……で、どうするの?やるの?やらないの?」

テニス部男「ヤる。言っとくけど俺、女の子相手でも手加減しないぜ?」

テニス部女「上等だよ。それでこその男女平等ってモンでしょ」

テニス部男「もし俺が勝ったら、デートしてくれる?」

テニス部女「絶対負けないから」

男(先輩が俺の恋人になってから、そろそろ2週間ほど経つ)

男(と言っても、今までの関係と何が変わったのかと問われれば……これまで通り、と答えるしかない)

男(相変わらず先輩にはいじめられ、使いっ走りをされ…たまに褒められ、休日前の昼休みには一緒に飯を食う)

男(ベタベタもせず、疎遠でもなく、なんてちょうどいい関係なんだ!)

男(少し変わったことと言えば…先輩はあの日以来、カチューシャを着けて登校している。例の白いカチューシャを)

男(そして、部活で遅くなる俺を毎日毎日、飽きもせず待ってくれていて…"偶然"一緒に帰る羽目になる。すごく嬉しい)


男友「せっ、はっ、せっ」ジャブ、ジャブ

男「ハァ、はあっ、……お、おいっ、ストップストップ!」ジャブ、チャポッ

男友「なんだっ、喋る体力、あったのかよっ」ザブ、ジャブ

男「ストップ、とまれ、とまれって」

男友「ふぅ…どうした、急に?豆でも潰れたか嬢ちゃん?」スゥー

男「いや、波が結構高い。上がった方が良さそうだぞ」

男友「この程度で?まだ大丈夫だろ」チャポ…

男「…部長が上がってんだよ」

男友「……げ、本当だ。何だ。この後大しけか?」

男「あの人の予報はまず外れないからなあ…風も強いし」

男友「全く、終了まで30分って微妙な時間に…筋トレはやだよ、俺」チャプーン

男「今日の部長、機嫌良さそうだったからすぐ帰れるさ。金曜だしな」

淫魔(…男と契約してから、もう2週間になる)

淫魔(私の心は、なんだか今までにないほど女の子で…くだらないことでドキドキする日々を送っている。自分でも呆れるくらいだ)

淫魔(学校で男を見かける度にときめいて、男の笑顔を見かける度に身体の奥が熱くなって…ああ、もっとこいつのそばに居たいと思ってしまう)

淫魔(…けれども、そうすると私の身体が発情してしまうのも事実だ。男の為にも、頻繁に会う訳にはいかない)

淫魔(そういう訳で、男とは今まで通りの関係を続けている)

淫魔「……」

淫魔(……本当はもっと男に甘えたいし…男に構って欲しいし、あいつが欲しくもある。欲しい。欲しい。欲しい……)

淫魔「はー……」サスサス

淫魔(特にこんな寒い日は、時間の流れがゆっくりで、そのくせ風だけは袖口から入り込むほど強く吹いて、その都度腕時計の長針が目に入って…)

淫魔「……」

淫魔(いつも通りならあと10分…あと10分で私は解放され…)

男「先輩?」ヌッ

淫魔「うやっ!?お、おおお男!?」

男「そんなに驚かなくても……まあ、先週の仕返しってことで」ニコ

淫魔「おっ、驚かすなこのやろう……!!」バックンバックン

男「ははは、すみません」

淫魔「でも…どうしてだ?いつもならもう少し遅く…」

男「あれ?いつも"たまたま一緒に帰ってやってる"んじゃないんでしたっけ?」ニヤニヤ

淫魔「あ…っ…………そ、そうだぞ?昨日も一昨日も、放送機材の点検をしてたからで…」

男「そうでしたか。見たところ、今日は昇降口でずっと立ってたみたいですけど」

淫魔「ぐ……」

男「クス、下駄箱の点検でもしてたんですか?」

淫魔「ち、ちがっ!今日は…あー……」

男「…」ニヤニヤ

淫魔「…手袋、忘れて……そう!手袋を忘れたんだ!家に!だから、あー……ハァ……くそぉ……」

淫魔「……お前がっ」

淫魔「お前が私の手を温めないと、帰れないじゃ…ない、か……」

男「……」

淫魔「……寒くて…」カアアァァァ

男「…今日は一段と無理がありますね」ニギ

淫魔「ばか……遅いよ、ばか…」キュム

男「ふふっ。本音、出てますよ」

淫魔「……ふん…」

男「これからは一緒に帰りましょうか。先輩の都合の良い日だけでも」

淫魔「……毎日」

男「え」

淫魔「毎日、一緒に帰ろう」

男「……知ってるでしょ。僕、部活のおかげで帰りは遅いですよ。こんなに寒い中で先輩は…」

淫魔「待つことだけは得意分野だからな、私……待ってる」

男「そんな。悪いですよ。というか、女の子を待たせっぱなしにするなんて嫌です」

淫魔「その分お前が優しくしてくれるんなら、私も待った甲斐があるってものだ……だろ?」ギュッ

男「……すぐ面倒くさくなって、やめますよ。きっと」

淫魔「なんだと。私が待ち構えてるの、嫌なのか」

男「そんな訳ないじゃないですか。めちゃくちゃ嬉しいです。もし僕が犬だったら、もう尻尾ぶんぶんですよ」

淫魔「ぶんぶんか」

男「はい」

淫魔「……かわいいな、それ」

男「先輩の方が似合いそうですけど」

淫魔「そう?今度生やそうかな……いや、やっぱりやめとく」

男「え、どうしてですか?」

淫魔「そんなことしたら私は……振りっぱなしになると思う。多分」

男「……かわいいですね。すごく見てみたいです」

淫魔「はっ、恥ずかしいからだめだっ。犬は反則だな…」

男「あっ、でも、先輩は犬っていうより猫っぽいかもしれませんね。キリッとしてるし。一匹狼って感じがするし」

淫魔「……ん?それ、狼じゃだめなのか?」

男「狼だって尻尾を振るんじゃないですか?だから猫で」

淫魔「私が猫……」

淫魔(…………にゃー)

淫魔「……っ///」ギュッ

男「わでっ!!先輩っ、急に握力強すぎですっ!」

淫魔「今日のお買い得品は?」

男「駅前のスーパーがいい感じです。牛肉が三パック千円ですよ。先輩もどうですか?」

淫魔「一人暮らしにはちょっと贅沢かな。」

男「じゃあ割り勘して、一パックあげましょうか?」

淫魔「割り切れないから却下。それよりも良い方法を思いついたけど、聞くか?」

男「一応」

淫魔「お前が私を家に招いてご馳走してくれれば」

男「却下」

淫魔「どうして」

男「そんなにホイホイ彼女を家に上げられません。親の目だってあるし。僕らは健全な学生の身分なんですよ」

男(…先輩が家に来ると、妹があんな調子になっちゃうからなあ。今は収まってるけど、やっぱりちょっと、ね)

淫魔「ふーん。じゃあ、お前が私の家に来るっていうのは」

男「もっとダメです!年頃の男女が、一つ屋根の下なんて」

淫魔「全く。じゃあ、いつ二人きりになれるんだよ……」

男「え。あの、今は二人きりなんじゃ」

淫魔「あのなあ…人の眼があるだろう?……それとも、そっちの方がいいのか?」

男「えーと、何の話を」

淫魔「とぼけるな。私を何だと思ってる。…恋人が二人きりですることと言ったら…?」

男「な…!?」ドキッ

淫魔「私はそれでも一向に構わないけど……あ、でも他の野郎どもには見せたくないな。お前が覆い被さってくれれば」

男「…でっ、電車乗りますよ!ほらっ、ちょうどいい時間です」

淫魔「ほお。電車でするのか?」

男「しませんっ!!」

【電車内】

<ドアが閉まります。ご注意ください
<ピュルルウゥゥルルウウッッ!!
<ドシュー…

男(あちゃー、帰宅ラッシュに巻き込まれたか…仕方ないよな。これに乗らないと、15分待ちぼうけだしな)

淫魔(満員電車……それは私が嫌いなもの。普段ならこれには乗らずに鈍行で帰る。でも最近、ちょっとだけこの空間に感謝している)

淫魔「……」

男「……」

淫魔(私の前方で、外の景色を眺めている男…全く、少しくらい彼女に構ってくれてもいいようなものを。こういう時は、私が先手だ)

淫魔「……」ギュウゥ…

男「!!」

男(きゃっ、痴漢!!)

淫魔「……ぎゅー…」

淫魔(わざと声に出しながら、わざと男に寄りかかる。片腕を男の胸に回し、顎を男の肩に載せる)

男(じゃない!痴女だ!!痴女がいる!)

淫魔「もう真っ暗だぞ。何か面白いものでも見えるのか?」ボソッ

男「…先輩。人の目ってものが」ヒソッ

淫魔「ここは上手い具合に死角だからな。私もたまーにだが、ここで"被害"にあってた。……まあ、連中がここに現れることは二度と無いだろう」ボソッ

男「……!」ゾッ

男(…いや、痴漢には当然の報いなんだろうけど…何されたんだろ。同じ男としてその点だけは同情するよ……)ゾクッ

淫魔「という訳だから、安心して弄られておけ」ギュウゥ…

男(窓ガラスに映る先輩が嬉しそうな顔をしている。いつもならこの表情を見ただけで俺まで嬉しくなるのだけど、今は素直に喜べない)

淫魔「はあ…ずっとこうしたかった……思いっきり抱きつけないのが残念だなー…」スリスリ

男(そう言う先輩の片手は鞄で塞がっている。一つのストラップも付いていない、シンプルな革の手提げ鞄。嫌味なく先輩に似合っている)

淫魔「……」ギュウゥ…

男「……」

淫魔「……」サスッ

男「!」

男(先輩の鞄の角が外ももをさする。一回、二回、三回。間違いない。わざとだ)

淫魔「ん……」スンスン

男(背伸びをして、俺の首元で鼻を鳴らす先輩。恥ずかしいと言うより、ちょっと嫌な感じ。部活を終えたばかりなので、その辺りは男臭いはずなのだ)

男「先輩。お痛が過ぎます」

淫魔「何が?」サスリサスリ

男「鞄。あと鼻息」

淫魔「電車が揺れるからだ。仕方がない。もし私が鞄を両手で持っても良いって言うんなら、そうするけど」サスッ

男「……このままで良いです」

男(この状態で先輩が鞄を両手で持ったら、その手は自然と俺の股間に来る。そうなったらどうなるかは自明だ)

淫魔「残念だけど英断だな。そういう想像をするのだけは早いんだから、全く」ボソッ

男(このいじめが駅に着くまで続くのか……周りに人が居なければ、俺の理性はとっくに破られていることだろう)

淫魔「ん……勃ったか?」

男「勃ってませんっ!」ヒソッ!

淫魔「嘘つき……身体、前かがみになってきたぞ。こんな簡単な刺激だけで…何を想像したのかな?」ギュウウ…

男(耐えろ……あと5分、たったそれだけでいいから耐えるんだ…!)

【最寄り駅前】

男「……」スタスタ

淫魔「……」トボトボ

淫魔(やり過ぎたな……怒らせちゃったか…はぁぁ……馬鹿だなあ、私…)

男「……」

淫魔「…!」タッタッタ

男「……」テクテク

淫魔「……」テクテク

淫魔「……」ソー…

男「……」ニギ

淫魔「あ……」

淫魔(よかった……手は繋いでくれるんだ)

男「……」

淫魔「なあ、さっきの事だけど…私……怒らせ…ちゃったか?」

男「いえ」プイッ

淫魔「う……」

男「怒ってはいませんけど…ああいうのはちょっと。節度が」

淫魔「……」ガクン

男「僕だって、嬉しくない訳じゃないんですけど…場所も考えて下さいね」

淫魔「うん……ごめんな。ちょっと、わからなかったんだ……ごめん…」シュン

男「……」

男(ずる。その顔、ずる)

男「…ほら、帰りましょ?ああ、スーパー、寄るんでしたね」

淫魔「うん……」

男「もう。そんな顔しないで下さい。そうだ!何か買ってあげますから、元気出して」

淫魔「私は子どもか……いい。お詫びの意味も込めて、私が奢る」

男「じゃあ、奢り合いましょう。僕も言い過ぎましたから」

淫魔「……ありがと」

男(うーむ……甘やかし過ぎかな…いやしかし俺が後輩な訳だし、あんまり失礼なことは)チラッ

淫魔「よかった……はあああ、よかったよ。嫌な雰囲気で別れるの、嫌だったから…ありがとな」ニコッ…

男(……女ってずるい)

男「じゃあ先輩、また月曜日に」

淫魔「う、うん……なあ男、その……な?一人だと荷物重そうだから、私もこのままお前の家まで…」

男「これくらい平気ですって。もう夕飯の時間ですし、かなり冷えてきましたから。先輩は早く家に入って下さい」

淫魔「…どうしても?」

男「その質問はずるいです先輩」

淫魔「ふふっ、私もそこまでわがままな女じゃないよ。…帰る。またな。コーヒーありがとう」

男「いえ。…おやすみなさい。まあ、多分またメールしますけど」

淫魔「まあな。今日は私からするから、いい子にして待ってろよ」

男「気をつけます」

淫魔「…じゃあね」フリフリ

男「はい」フリフリ

淫魔「……」トテトテトテ…

男「……」フリフリ…

男「……」

男(寒い……帰るか。妹も待ってるだろうし)

淫魔「ふぅ……」バタン

淫魔(今日もまた、言えなかった。素直に、そういうコトがしたいって、言えなかった…)

淫魔(だって恥ずかしいよ……今更何を馬鹿げたことを、とは思う。あんな告白の返し方をしておいて、乙女ぶる必要なんて無いのに)

淫魔「……」ギュッ

淫魔(クッションの硬い感触……違う。確かにあいつの背中はがっしりして少々硬めだが、こういう無機質な感触ではない)

淫魔「……」ギュウウゥ…

淫魔(むしろ、柔らかいと言っていい。あいつの首に腕を回すだけで、私の身体の奥の方は解れてしまうのだから)

淫魔「はぁ……」ギュ

淫魔(クッションに顔の下半分を埋めても、あいつの匂いはしてこない。ちょっと迷惑そうに笑いかけて、私から離れようとすることもない)

淫魔「……」

淫魔(今私に温かくしてくれるのは、スーパーで男に奢ってもらった缶コーヒーだけだ。あいつが奢ってくれた、ってところが重要だ)

淫魔「……」ポー

淫魔(私も同じものを奢ってやったから、私たちはこいつの温かさを共有しているわけだ。…今頃男はこれを、ぐびぐび飲んでいるんだろうか)

淫魔「……」キュポッ

淫魔(…温かさは惜しいが、冷めてから飲んでも仕方ない。これを飲み終えたら、飯を作ろう)

淫魔「……」チビ

淫魔「……甘い」

淫魔「ん……」グビ

淫魔(ご飯、もうこれでいいかな。だらしないなあ、私……)

男「…ただいま。悪い、遅くなった」

妹「おかえりー。兄さん、大変だよ!冷蔵庫空っぽだったから、まだ何も作ってない!」

男「と思って今日の分は買ってきたぞ。ほれ。冷蔵庫入れといて」

妹「はっ……流石兄さん。素晴らしい主婦力だね。…お風呂は入れといたけど、もう入る?」

男「腹減ってるから、飯が先。お前も腹ペコだろ?」

妹「うーん、まあまあかな。今日の献立は?」

男「適当に肉を砂糖と醤油で炒めたもの。どうですか?」

妹「あー、楽でいいね。…む、兄さんずるい。また買い食いしてる」

男「食ってはいない。飲んだんだ」

妹「わたしの分は?」

男「残念ながら」

妹「うー……」

男「小遣い入るまで勘弁してくれ……飯、用意するぞ」

妹「うー…」

男「…飲みかけだけど、いいか?」

妹「なんだ、まだあるんじゃん。ひとくち」

男「ん」

妹「高校生はいいなー。帰りに寄り道していいんだもん」トントントントン

男「お前だって、猫見に神社へ寄ってるじゃないか」ジュウウゥ

妹「違うよ。わたしが言ってるのは買い食いのこと」トントントン

男「そんなに楽しいものでも無いぞ」ジュウウゥ

妹「楽しいよ。おなかが空いて死んじゃいそうな部活帰りに、甘いものいっぱい食べられるんだもんね」ザク、ザク、ザク

男「いっぱい食べたら太るぞ」ジュウウ

妹「太らないもん。あんなにおなかが空くんだから、ちょっとぐらい食べても」

男「あ、お前はもう少し太った方がいいかもしれないな。何処とは言わないけど」ジュアアア

妹「…兄さん?」

男「怒るな怒るな。冗談だよ。冗談」ジュウ、ジュウゥゥ…

妹「……ま、そうだよね。お姉ちゃんみたいな女の人がいいんだもんね、兄さんは」ムスッ

男「さて、何の話かな」ジュアッ

妹「……」

男「…黙るなよ。不安になるだろ」ジジジ…

妹「ごめん」

男「いや、別に」ジュウゥゥ…

妹「……」ザク、ザク、ザク

男「…コショウ、取って」

妹「んー」スッ

男「サンキュ」

妹「……」トン、トン、トン

男(……黙ってるじゃん)

妹「…わたしも、あれくらい大きくなった方がいいかな?」

男「……!!」ジュアッ!

妹「どう……かな?」

男「……」ジウゥゥ…

妹「……」

男「……」ジュウウゥ…

妹「ふふっ。黙るなよ。不安になるだろ……兄さん」

男「お前っ」

妹「~♪」ザク、ザク、ザク

男「…あのなあ。あんまり人をからかって楽しむものじゃ」

妹「あれ?最初にからかってきたのはどっちだったかなー?」

男「あ……」

妹「……兄さん」

男「ごめんなさい」

妹「ふふんっ。許したげる」

男「お前が刻んでくれたキャベツのおかげで幾分豪華に見えるな」

妹「でしょ?」

男「味噌汁と漬物もあるし、なんだかんだで立派な夕飯だ」

妹「じゃあ、そろそろ限界なので」

男「いただきます」

妹「いただきます!」

男「あ、限界だったのね」

妹「レディですから、がっついたりはしないのです」

男「二パック使えば良かったかな?」

妹「もっと早く言ってよぉ…」

男「まあ、またおかわりすればいい」モグモグ

妹「……」モグモグ

男「…いっぱい食べる方が、お前らしいぞ」モグモグ

妹「そうかな」

男「ん。思うに、日本の女子は食わなさ過ぎだ。ってクラスで言っといて」モグモグ

妹「兄さんは女の子じゃないから、そんなことが言えるんだよ。感謝していっぱい食べないと」

男「食べてる」モグモグ

妹「足りる?」

男「足りる」モグモグ

妹「…ほんとに?」

男「わかったよ。第二弾作るから、皿空けてくれ」

妹「やった。ありがと、兄さん」

妹「あのね、兄さん」

男「うん?」モグモグ

妹「今日、一緒にお風呂入ろ」

男「……は!?」

妹「いいでしょ。別に」

男「いやいや、だめだろ!いくら兄妹とはいえそんな」

妹「クラスの友達は、結構みんなお父さんとかと一緒に入ってるんだって」

男「」

妹「本当だよ?」

男(世のお父さん方も大変だな…)

男「……お前、親父と風呂入れるの?」

妹「わたし?全然いいよ。お父さんだもん」

男「いや、でも…親子ならともかく、兄妹はもうアウトだろう」

妹「そうかな?おんなじ家族だと思うけど」

男「でも、俺は…」

妹「それとも兄さん、ひょっとしてわたしに照れてるの?兄さんの妹なのに?」

男「!」

妹「…お姉ちゃんみたいな、彼女さんがいるのに?」

男「!!」

妹「いやん…わたしをそういう目で見ちゃうの?」

男「!!!」

妹「へんたーい。さいてー。けだものー」

男「……お前、何か隠してるだろ」

妹「へ……?そんなこと…」

男「一人で風呂に入れない理由があるんだな?」

妹「う…ばれた?」

男「何年兄ちゃんをやってると思ってるんだ。それくらいわかるよ」

妹「…今日、怖いテレビがやってて。兄さんが帰ってくる前ね?なんとなく見てたら、その……怖くなっちゃって」

男「子どもか」

妹「大人でも怖いよ!あんな動画……だって、お風呂のドアに手がびっしり……でも開けたら中に誰もいない」

男「うわ……」ゾ

妹「お願い、兄さん!一緒にお風呂入って!お父さんいないし、頼めるの兄さんだけなのっ」

男「ハァ……脱衣所で見張ってるだけじゃだめか?」

妹「だめ」

男「…わかったよ、全く」

妹「よかったー…ありがと、兄さん」

男(まあ、色気付いた理由じゃなくてよかった。こいつもまだまだ子どもだな)

妹「じゃ、早く食べて、早くお風呂入ろっ」

男「全然怖そうじゃないな」

妹「ふふっ。兄さんのおかげかもね」

男「…風呂の前に、皿洗いが先だぞ」

妹「わかってます。手伝ってね」

男「はいはい」

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