男「72しかないだと………」(52)

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( `・ω・) ようこそID腹筋スレへ!
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しー-J
ここはsageずに書き込み、出たIDの数字ー10の回数だ け腹筋をするという、 硬派なトレーニングスレです。
例1 ID:wwh7KM12 ID抽出 の場合 7+12-10=9 なの で9回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. ID抽出 の場合 数字がないので今 日は100回頑張りましょう。
さあ、存分に腹筋するがよい↓(`・ω・´)

男「72しかないだと?」

彼女「私のカップ数はね」

男「そんな!?」

男「どうしよう?」


続きは任せた

彼女「ふふ、男くんは巨乳ちゃんが好きだったのかなあ?」

男「べ、別に俺はそんなわけじゃあ……」

彼女「さあ、男くん! 別のIDで腹筋よ!」

男「おう! いくぜ! カキコ!」ッターン!

男「数字が……ない、だと?」

彼女「あはは、100回だよ、がんばって!」

男「そ、そんな……」

彼女「クラスのみんなと毎日ID腹筋勝負するって言い出したの、男くんだよ」

男「そうだったな、早く友に追いつかないと」

彼女「ふふ」

翌日、学校

男「」ゲッソリ

彼女「おっはよー! 男くん! 昨日ちゃんと100回頑張った?」

男「頑張ったからこんな状態なんだろ」

彼女「あはは、そうだね。友くんは昨日何回腹筋したのかなあ」

男「あの筋肉バカに追いつけるのはいつだろうか」

友「よう! お二人さん!」

彼女「おはよう、友くん」

男「相変わらずすごいなお前の体は」

男「お前さあ、昨日何回腹筋したの」

友「それがよぉ、昨日書き込んだらさ」

45 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[] 投稿日:2013/09/10(火) 13:42:20 ID:DragOn11
test

友「ってなわけで、1回しか出来なかったんだよお」

男「俺は数字が出なくて100回やったぜ」

友「ガハハハハハ! これでお前も俺の肉体美に近づいたな!」

彼女「これでID腹筋勝負を始めてから、友くんが50回、男くんが102回だね」

男「お前よりいいカラダになってやるぜ!」

友「残念だったな男。俺は昨日腹筋のあと1000本ノック2回と水泳100m20本をこなした」

男「すげえなお前」

彼女「あ、おはよう彼女友ちゃん」

友「おはよう!」

男「うーす」

彼女友「あんたらさあ、こんなこといつまで続けるつもり?」

男「え?」

彼女友「正直言って気持ち悪いよ」

友「あ……」

彼女「大丈夫彼女友ちゃん。顔色悪いよ」

彼女友「大丈夫、じゃあね」

友「……」

昼休み

友「気持ち悪い……気持ち悪い……」ボソボソ

男「そんなに気にすんなって。彼女友も本気で言ったわけじゃねえんだし」

友「でもこれじゃあ逆効果じゃないか!」

男「……すまん、俺がID腹筋で鍛えようなんて言ったから……」

友「い、いや……お前のせいじゃない」チラッ

彼女「大丈夫? 食欲ないの?」

彼女友「うん……心配かけてごめんね、今日はもういいや」

彼女「保健室行く?」

彼女友「ううん、平気。ありがと」

数日前、友の家

男「で、なんだ相談って」

友「好きな子がいるんだが」

男「アーッ♂www」

友「なんだあーって。」

男「え、ホモじゃなくて?」

友「何言ってんだお前。彼女友ちゃんだよ」

男「なるほどな」

友「でもあの子シャイだから、好みとかわからなくて……」

男「ほうほう」カチャカチャ

友「何やってんだ?」

見た目ガチホモが好きな女の子出来たとか言って相談してきたwww

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/31(土) 12:22:35.14 ID:yakiniku0
糞ワロタwww

友「なんだこれ」

男「ん? VIP。2ch」

友「え?」

男「Welcome to the underground」

友「え?」

男「いやいや何でもないんだ」カチッ

男「ん?『俺の彼女の双子の妹とセフレ関係だけど質問ある?』」カチッ

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 ( `・ω・) ようこそID腹筋スレへ!
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 しー-J

ここはsageずに書き込み、出たIDの数字の回数だけ腹筋をするという、
硬派なトレーニングスレです。

例1 ID:wwh7KM12 の場合 7×12=84 なので84回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. の場合 数字がないので今日は一休み。


さあ、存分に腹筋するがよい。↓

男「しまった! 騙されたか!」

友「なんだそれ」

男「……そうだ!ID腹筋で体鍛えようぜ」

友「これ以上鍛えるのか?」

男「ああ! 俺も付き合うからさ」

友「こうして俺は、男に2chの使い方を教えてもらってID腹筋を始めた」

友「全ては彼女友ちゃんのために……」

友「でも、彼女友ちゃんは……」

――昨日、彼女友の家

彼女友の母「彼女友! パソコンばかりやってないで、勉強しなさい!」

彼女友「はいはーい。SSスレでも見ようかな」カチッ

彼女友「ん?」


1 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[sage] 投稿日:2013/09/09(月) 23:22:43 ID:JOpLFEJw
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( `・ω・) ようこそID腹筋スレへ!
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しー-J
ここはsageずに書き込み、出たIDの数字ー10の回数だ け腹筋をするという、 硬派なトレーニングスレです。
例1 ID:wwh7KM12 ID抽出 の場合 7+12-10=9 なの で9回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. ID抽出 の場合 数字がないので今 日は100回頑張りましょう。
さあ、存分に腹筋するがよい↓(`・ω・´)

彼女友「あれ、SSスレなのに腹筋?」

彼女友「そういえば最近、男くんと友くんが騒いでたなあ」

彼女友「私もやってみようかな。なんてね」カチッ


2 自分:以下、名無しが深夜にお送りします[] 投稿日:2013/09/09(月) 23:59:99 ID:tmlove30
test

彼女友「30-10で20回か……そんなのできっこないよ」

彼女友「だって私は……」

数日後

男「よう」

友「おう」

男「昨日のテレビ見た?」

友「ああ見た見た! やっぱあの芸人のギャグは最高だよなー」

彼女「……」

彼女〈彼女友ちゃんのあの発言をきっかけに〉

彼女〈ID腹筋の話題は男君と友君の間から消えた〉

彼女〈この二人だけでなく、体を鍛えるために腹筋を行っていたクラスメイトたちも〉

彼女〈その話題を避けるようになり、クラスのトレンドは流れ去った〉


彼女「なんでみんな、腹筋しなくなったんだろうね」

モブ子「さあ、でも元々は2ch?ってとこのおかしなトレーニングだったんでしょう?
     そんな話をずっとしたら、誰だって引くでしょ」

モブ子2「ああいう掲示板って、ニートや引きこもりが使ってるんでしょ? キモいよね」

彼女〈2chはアングラ……本当にそうだろうか〉

モブ子「次の授業、理科室だよ」

モブ子「行こ、彼女」

彼女「うん」カチッ カチッ

彼女(2chはアングラなのだろうか)

彼女(特にVIPは?)

彼女(昔のVIPと、今のVIPは様相が変わってる)

彼女(私は新参だからわからないけど)

彼女(馴れ合い厨や出会い厨が多くなって叩かれているのは確かだ)

彼女(そして私も……)

彼女(その一人)カチッ カチッ

彼女(私のバストは72)

彼女(貧乳)

彼女(顔も、とびきり可愛いわけでもない)

彼女(頭がいいわけでも、気が利くわけでもない)

彼女(あの時、あそこで男くんに出会わなければ)

彼女(私もアングラに巣食うVIPPERのうちの一人だったろう)



彼女「すみません、遅れました」

理科教師「構わん。次、彼女友……今日も休みか」

彼女(……)カチッ カチッ

男(友のやつ……彼女友が来なくなってからずっと沈んだままだ)

男「友、顕微鏡持ってきて」

友「……」

男「おい! 顕微鏡!」

友「あ、ああ……」


男「……」チラッ

モブ子「彼女友ちゃん、今日も休みだね」

彼女「うん……」

モブ子2「ああいいよ彼女ちゃん。私が顕微鏡持って来るから」

彼女(VIPにいて)

彼女(こんなレスを見たことがある)

彼女(「2chはひとつの社会だよな」)

彼女(確かに2ch内にはたくさんの板があって、たくさんの人たちが情報の送受信をする)

彼女(そこには不良もいれば、真面目な人、高学歴、低学歴……老若男女たくさんの人がいる)

彼女(ひとつの社会なのかもしれないね)

彼女(同じように考えれば、このクラスだって……社会の縮図)

彼女(そこに欠ける人間がいるとしたら……)

モブ男「おうい男wwwきのうあのスレ見たか?wwww」

男「ああ見た見たwwwwあれだろ? 炎上してたwww」

モブ男「そうそうww厨房がレスすんなってのwww」

彼女(ここまで2chが浸透しているクラスも、珍しいけど)バンッ!

彼女「! ごめんね、落としちゃった」

モブ子「大丈夫だよ、気にしないで」

放課後、男の家

男「なあ、今日家に親いないんだ」

彼女「知ってる」

男「そのぅ……俺、したいんだけど」

彼女「何それ、嫌味?」

男「じゃあ、パイズリで」

彼女「いい加減にしなよ、男くん? 72しかないんだよ?」

男「72しかないだと……」

彼女「そのセリフ前に聞いた」

男「ああ、そうだ最初に言った」

彼女「うん」

男「君にあった、最初の時に」

彼女「あってないけどね」

男「そんなのどうでもいいだろ」

彼女「良くないって人が、この世の大多数だよ」

男「出会い厨は叩かれる?」

彼女「もちろん!」

彼女「でも、この話をすると思い出すね」

男「あの日のことを……」

彼女「ほんの、3ヶ月前の話」

男「……じゃあフェラで」

彼女「はいはい」

3ヶ月前――


VIPでskypeしようぜwww

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/14(水) 21:11:30.57 ID:himazin50

暇すぎるのでskype

個通でも会議でも

ID:himasugi123

彼女「スカイプスレなんて久しぶりだなあ」

彼女「久しぶりにやってみるかな」カチッ

4名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/14(水) 21:16:30.21 ID:onaziku0

同じく暇なので 個通してくれる人募集 ID;pinkclever45

>>4からずっと書かせてもらってるものだ

当初>>1>>2が意図した方向とは全然違う方向に行ってると思うが許してくれ

暇潰し程度に時間があるときにやってるので更新は遅いが、完結するつもりではあるので見守っていてくれ

今日は夕方また少し更新するるもり

今度から書きだめしてくる

あ、あと3ヶ月前なのにレスが8月になってるな、6月の間違いだすまんwww

男「お? 個通か」

男「個通でもいいや」

プープーッ

彼女「あ、はい」

男「バストサイズ教えて」

彼女「はあ!? いきなり!?」

男「冗談冗談www よろしく!」

彼女「……72だよ」

男「72しかないだと……」

彼女「残念でした」

男「仮名子ちゃんはどこに住んでるの?」

女「仮名男くんって出会い厨?」

男「いや、なれ合い厨www」

女「ははwww」

男「で、どこ住みよ」

女「えー、出会いに来たらうざいからやめて」

男「そんなことしないよ」

女「……○○県です」

男「マジで!? 俺も同じ県だわ!! どの当たり?」

女「××区……」

男「俺もだわ、案外近くに住んでるのかもなー」

彼女「仮名男くん、声が若いね。中学生?」

男「いや、高校生」

彼女「そっか」

男「そっちは?」

彼女「私も高校生だよ」

男「すげえ偶然だなあ、どこの高校よ、もしかしたら同じだったりして」

彼女「流石にありえないでしょ」

男「いやわからないぜ。言ってみて」

女「いや」

男「じゃあ俺が言うわ。□□高校」

彼女「……!」バンッ!

男「な、なんだ!? 今すごい音がしたけど……大丈夫?」

彼女「うん、平気」

彼女「……私も、そこの高校だよ」

男「え!? 何年何組?」

彼女「お願い、それだけは許して」

男(まてよ……さっきの音)

男「おまえ……彼女じゃね?」

「お前……学校来てないよな……俺、同じクラスの男」

彼女「……!」

きょうはここまで

書きだめて数日後に投下するわ

男「学校……来いよ、俺が絶対助けてやるから」

彼女「うん、ありがと。じゃあね」


彼女「男くんかぁ。久しぶりに、学校行ってみようかな」


男「こんな偶然もあるんだな……でも、俺が彼女を学校に来させるということは……」

男「彼女の運命に、加担するということ――」


妹「おにーちゃーん! 早くパソコン使わせてよー!」

男「はいはい。お前も早く学校行けるようになれよ」

妹「あの暴力オヤジが家にいる間は無理だね」

男「……」

男「おっす、友。なんか騒がしいんだけど。なんだあの野次馬」

友「久々に、彼女が学校に来たんだと。あの子は見世物じゃねえのにな、胸糞悪いやつらだ」

男「ホントか!」ダッ

モブ男「彼女さん学校来たの?」

モブ男2「なんか……大変だな」

彼女「……」カチッ カチッ

男「大丈夫?」

彼女「ええ、大丈夫です」

男「声で分からない? 俺、男だよ」

彼女「!」

男「おはよう、今日からよろしくな」

彼女「あなたが、男くん……?」

男「次の授業は国語で、先生は大田で……あ、昼休みは12時半からで……」

彼女「そんなに手とり足とり教えてくれなくても大丈夫だよ」

友「男は世話焼きだからな」

男「そ、そっかぁ?」

彼女友「おはよう、彼女さん」

彼女「おはよう」

彼女友「学校来たんだね。私も、負けてられないなあ」

彼女「勝ち負けじゃないよ」

男「そうだな、俺も――」

友「……」

彼女「ねえ、お昼一緒に食べない?」バンッ!

彼女「ごめんなさい、落としちゃった」

男「落とさないように工夫が必要だな、これ」

「どうだった、久しぶりの学校は」

彼女「目がチカチカする」カチッ カチッ

男「なんだそれ」

彼女「久しぶりに家以外のところに出たの。いろんなものを目にするから――目が疲れちゃったかな」カチッ カチッ

男「そっか。まあだんだん慣れてけばいいんだよ」

彼女「うん」カチッ カチッ

DQN「おい、あれ彼女じゃねえ?」

DQN2「久しぶりに見たなあ、あのカタワ」

男「……おい、今なんつった?」

彼女「男くんやめて! いいの! あっ」バンッ

DQN「あ? やんのかオラ。このクソガリが」

男「彼女に謝れよ……謝れゴラァ!!」グッ

DQN「うおっ、こいつつええぞ!」

男「腹筋で鍛えてるからなあ」

彼女「男くん、男くんやめて!」

男「てめえが謝るまで……許さねえ」


男(俺は……少し暗くて、とっても頭が良くて、)

男(横顔が素敵で、すぐに杖を落としてしまうようなおっちょこちょいなところもある)

男(そんな彼女のことが、大好きだから――)


妹「ふーん、それで?」

男「それでって……以上だよ」

妹「つまりお兄ちゃんは、彼女さんに一目惚れして、彼女さんを挑発したDQNをボコボコにしたわけだ」

男「……そうだよ」

妹「毎日ID腹筋で鍛えてる甲斐があったね」

男「ああ」

妹「結局、お兄ちゃんにも糞親父の血が流れてるわけだ」

男「そういう言い方やめろ」

男父「さっさと飯作れおらァ!!」バンッ ガシャ

妹「」ビクッ

男「ああ、今から作るよ!」

――現在

彼女「それから、私たちが付き合うまでに、そんなに時間はかからなかったよね」

男「そうだな」

彼女「私付き合うときに、できないけどいい? って聞いたよね?」

男「うん」

彼女「そしたら男くん、『別にそんなの気にしない』って言ったくせに、今はしたいんだ」

男「ごめん、つい」

彼女「いいよ別に。私も練習次第で、できるようになるなるかもしれないしね」

男「胸は揉んだら大きくなるぞ!」

彼女「うっさい」

彼女「そういえば」

男「ん?」

彼女「彼女友ちゃん学校こないね」

男「そうだな。何かあったのかな」

彼女「腹筋の話もなくなったし」

男「あれは、もともと友のために始めたことだし」

彼女「うん」

男「友がしないって言うんなら、それでいいだろ」

彼女「本当は、ずっと前から一人で鍛えてたんでしょ?」

男「え?」

彼女「友くんは彼女友ちゃんのことを気にしてる」

男「だな」

彼女「彼女友ちゃんは、私のことを気にしてる」

男「そうなの?」

彼女「見てればわかるよ」

男「そうなんだ」

彼女「そして私は、男くんのこと、気にしてるよ」

男「え?」

彼女「あざ、大丈夫?」

男「ああ、大丈夫だ」

男「彼女こそ、足は大丈夫なのか」

彼女「最近調子いいよ」

男「それは良かった」

彼女「私も鍛えなきゃなあ」

男「腹筋する?」

彼女「もう、意地悪だなー」

彼女「ねえ」

男「ん?」

彼女「男くんにとって、体を鍛えるってどういう意味?」

男「難しい事聞くんだな、彼女は?」

彼女「私にとっては……憧れ、かな」

男「そうか」

彼女「私、一度でいいから思いっきり走ってみたかった」

男「……体を鍛えるってのはさ」

彼女「うん」

男「自分を磨くこと、かな」

彼女「男くんは、何色が好き?」

男「ピンクかな」

彼女「どうして?」

男「彼女と、Hしたいから」

彼女「馬鹿」

男「自重します」

彼女「男くんは、赤い色がよく似合うよ」

彼女友母「どうですか、娘の体は……」

医者「かなり進行しています、この様子だと、少し運動しただけで発作を起こす可能性があります」

彼女友母「そう、ですか……」

医者「学校に毎日通うのも、しんどくなるでしょうから、休み休みのほうがいいでしょう」

彼女友母「先生、それだけはなんとかなりませんか……娘は、学校に友達もいて、すごく楽しそうに……」

医者「そうはいってもお母さん、命がかかってますから」

彼女友母「命……でも」

彼女友「いいよお母さん」

彼女友母「彼女友……」

彼女友「それで構いません、少しでも健康な生活が送れるよう、頑張ります」

医者「うむ。酷なことだが……近い将来、手術入院も考えたほうがいいでしょう」

彼女友母「そんな……」

彼女友「分かりました」

医者「じゃあ今日はこれで……」

彼女友「あの、家の中でできるトレーニングとかも、だめですか」

医者「具体的には?」

彼女友「腹筋、とか」

男「おっす、友」

彼女「おはよう、友くん」

友「おはよう……」

彼女「彼女友ちゃん、今日も来ないのかな」

男「お、おい彼女!」

彼女「ごめん、気になっちゃって」

友「かもな……」

教師「SHR始めるぞー」

男「うーす、ってあれ?」

友「教師の後ろ……」

彼女「彼女友ちゃん?」

教師「えー、今日は諸連絡に入る前に、ひとつみんなに話がある」

彼女友「……」

教師「彼女友、自分で言えるか?」

彼女友「はい」

彼女「……」

彼女友「……生まれた時からの持病が、悪化しました。これからは毎日学校に通うのも難しくなります。
     飛び飛びで授業に出ることになるので、ノートとか……必要な時は見せてください。よろしくお願いします」

男「……!」

彼女「……」

エーカノジョトモチャンダイジョウブ? ジビョウッテナンナンダヨー キュウダネー モウスグタイイクサイジャネ? ドースンノ

教師「お、おいお前ら静かに……」

友「静かにしろお前らァ!」バンッ

男「と、友……」

シーン

彼女友「もしかしたら入院することになるかもしれません、以上です」

友「……!」

教師「クラスは一つのチームだ。これからみんなも忙しい時期だと思うが、彼女友のために――」

友「」ボー

彼女友「……」チラ

彼女「……!」

男「マジかよ……彼女友って、病気だったのか……」

彼女「そうだね」

男「彼女は何も思わないのか?」

彼女「そんなことないよ?」

男「なんか……ドライだったから……」

彼女「そうだね、強いて言うなら……」

彼女「世の中が理不尽だってことを、知ってるからかな」

男「そんなの、俺だって知ってる!」

彼女「そんなにムキにならなくても、わかってるよ」

男「か、彼女……俺は、どうすればいい?」

彼女「ふふ、男くんは優しいね」

男「そうかな」

彼女「もし彼女友ちゃんが入院したら、お見舞いに行こう」

彼女『さてここで問題です』

彼女『あの時の彼女友ちゃんのアイコンタクトは、どういう意味だったでしょうか?』

彼女『「これで、病人どうし仲間だね」ニコ』

彼女『ブッブー』

彼女『「長い間会えないかも、ごめんね」シュン』

彼女『ブッブー』

彼女『「あなたに分かる? この気持ち! 同じ病人でも、一緒じゃないんだから!」ムカ』

彼女「ピンポンピンポンピンポーン!」

男「な、なんだ?」

彼女「今、一人で頭の中でクイズしてた」

男「なんだそれ」

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