エレン「有害なケダモノ」(84)

――死んじゃえよクソ野郎

ピッ

――お前らなんか……こうだ!!
こうなって当然だ!!

ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス

――有害な獣を駆除した!!
たまたま人と格好が似てただけだ!!

――早く帰ろうぜ
オレ達の家に

――ああ スッとしたなあ

人を殺すのがこんなに気持ちいいなんてなあ

ああ もっと殺したいなあ

殺 し 足 り な い な あ

今日は此処まで

次回は火曜日の夜に来ます

>>1はもう戻らない方に2億ペリカ

再開します

自分は某スレの>>196です

宣伝行為は自分の退路を断つ為です
御見苦しい姿を見せてしまい申し訳ありませんでした

>>13
下さい

―行かないで…

パキ パキッ

―駆逐してやる!!

この世から…一匹…残らず!!

――ああそうか

巨人ならいくら殺しても何も言われないんだよなあ

いいなあ 凄いなあ

最 高 だ な あ

――――――――
――――
――


アルミン・アルレルトデス!!

ソウカ!バカミテェナナマエダナ!!


メガネ教官「やってるな…
お前も訓練兵の時は初っ端からあれだったろ?」

助手「懐かしいです」

助手「でも…あの恫喝には何の意味が…?」

メガネ教官「通過儀礼だ
それまでの自分を否定して真っ新な状態から兵士に適した人材を育てる為には必要な過程だ」

助手「? …何も言われてない子がいる様ですが」

メガネ教官「あぁ…
既に通過儀礼を終えた者には必要ない」

メガネ教官「恐らく2年前の地獄を見てきた者達だ
面構えが違う」

メガネ教官「(……その中でもあの子は特に異質だな……)」




エレン「……」

――対人格闘

エレン「――そもそも獲物に素手で対応するなんてバカがやる事だ」

ライナー「じゃあ どう対処すりゃいい?」

エレン「……」

ライナー「…エレン?」

エレン「……いや何でもない 続けようぜ」

ライナー「……? おう」

――ああ そうだよ

獲物を素手で殺すなんてバカがやる事なんだよなあ

刃が肉を抉る感触

飛び散る血と汗の臭い

たまらないよなあ

もう収まりが着かないなあ

ど う し よ う か な あ

――食堂

エレン「……」モグモグ

アルミン「今日のエレンは静かだね」

ミカサ「静かに食事が摂れるのは良い事」

エレン「……あ、そうか」

ミカサ「……?」

――真夜中 路地裏



―ひいっ!助けてくれ!

ドッ!

ガッ!

い、嫌だ…死にたくな―

ギャアアアアア

「――あーあ 大分返り血浴びちまった
服も少し破けちゃったし
今度からもう少し考えるか

……うわ 興奮し過ぎたか
パンツの中ベトベトだ
早く帰って着替えるか――」




――
――――
――――――――

今日は此処までにします
何か思ってた以上に量が書けません
量が書けるのも才能ですね

次回は金曜日夜の予定です

再開します

――数週間後


キース「今日は訓練を始める前に連絡事項がある
心して聞け」

キース「最近この一帯で連続猟奇殺人事件が発生している
犠牲者の数は警邏の駐屯兵を含め30名を超えた」

キース「被害者に一致しているのは
被害者自身が犯罪者又はゴロツキである
そして特定が困難な程 刃物でズタズタに惨殺されているという点である」

キース「犯行時刻は深夜 そして犯行現場は路地裏や地下街に今の所限られているが
事件が解決するまでは休日の外出は控える
若しくは単独での行動は極力避ける事を心掛けよ」

キース「貴様達は兵士だ
死ぬならこんな下らぬ事ではなく人類勝利の糧となって死ね」

キース「……以上だ」


ザワザワ


アルミン「……不気味な事件だね」

エレン「そうか?殺されたのは悪い奴らなんだろ?
そんな奴ら死んで当然じゃねえか」

アルミン「ちょっとエレン
いくら何でもそれは……」

ミカサ「……」

キース「……アッカーマン訓練兵
個別に話がある 教官室へ来い」

ミカサ「……はい」

――休日

アルミン「ごめんねエレン ミカサ
どうしても買いたい本があったんだ」

エレン「別にいいって
俺も服が欲しかったし」

ミカサ「……」

アルミン「それにしてもエレンがそんなに服を買い込むなんて珍しいね」

エレン「訓練も激しくなってきたし
俺もすぐ熱くなっちまうからな
すぐ服を駄目にしちゃうんだよ」

アルミン「エレンは努力家だからね」

エレン「後 ジャンが何かと掴みかかってくるからな
まったく 意味解んねえよな」

アルミン「ハハ……」

ミカサ「……あ」

アルミン「ん? どうしたのミカサ
……うわ」

エレン「……ん?」

商会長「オラァとっとと働け
この無能共が!」バシィッ!

奴隷「ヒイッ!すみません!」

アルミン「……あれはこの辺りの商会長だね
早く帰ろうか2人共 見ててあまり気分のいい物じゃない」

ミカサ「……ええ」

エレン「……ふーん……」

ミカサ「……」

――食堂

エレン「……」

サシャ「あっエレン それ食べないんですか?
もしそうなら私が食べてあげますよ!」

エレン「…オイ何勝手な事言ってんだ
俺はメインディッシュは最後まで取って置く派なんだよ」

サシャ「えー でも……」

ミカサ「エレンの食事を邪魔しないで」

サシャ「……はぁい」トボトボ

ミカサ「エレンも早く食べて」

エレン「分かったよ うるせえな」

アルミン「最近のエレンは静かだね
何か悩み事でもあるの?」

エレン「おいおい何だよその言い方
まるで俺が普段何も考えてないみたいじゃねえか」

アルミン「ハハ 御免御免」

ミカサ「……」

――寝室

ライナー「グガーグガー」

ベルトルト「zzz」

アルミン「スースー」

エレン「……相変わらず
ベルトルトの寝相の悪さは芸術的だな」

エレン「よし 行くか」

――商会長邸

エレン「おいおい本当にここは商会長の家なのか?
見張りがたった2人なんて殺して下さいって言ってる様なもんじゃねえか」

エレン「使用人も何の殺し甲斐も無いぐらい
あっさり死んじまったしなあ」

エレン「まあ俺ってメインディッシュは最後まで取って置く派だし」

エレン「商会長は少しぐらい楽しませてくれるといいなあ」

エレン「…と ここが商会長様の部屋か
判り易いぐらいに悪趣味な扉だなあ」

エレン「いい加減俺も眠いし
早いとこ終わらせて帰るか」ガチャ








――ゥォン!!

エレン「……とっと一応警戒しておいて正解だったか」

エレン「流石に警備が薄過ぎるとは思ったが
最後にとんだ大物が来たもんだ――」








エレン「――なあ 何でここに居るんだ?」

エレン「ミカサ」

ミカサ「……」

今日は此処まで

何でそこにミカサが居んねんって理由については

商会長が訓練兵団の大口スポンサーでミカサの事は噂で聞いて知っていた
→今回の事件に際してミカサを用心棒として雇い入れる旨を兵団上層部に打診
→上層部も断り切れず妥協案として週1回夜間のみ護衛するという事で決着

みたいな経緯があったと解釈して下さい

次回は日曜日の夜に来ます
多分次で終わります

再開します

エレン「何で居るのかって聞いてんだ
早く答えろよ ミカサ」

ミカサ「…そこの男に護衛を頼まれた」

ミカサ「だけどそんな事はどうでもいい
何故エレンがここに居るかの方が重要」

ミカサ「……やっぱりエレンだったのね」

エレン「…何か始めから解ってたみたいな口振りだな」

ミカサ「……何年一緒に居ると思っているの」

ミカサ「エレンは上手く誤魔化したつもりかもしれないけれど」

ミカサ「身体に染み付いた血の臭いが消えていない」

エレン「…なあ 早く退けよミカサ
家族のよしみだ
今回の事を見なかった事にするならお前だけは見逃してやってもいい」

商会長「ェヒィッ!?」

エレン「お前も見てただろ?
こんな奴は生かしといちゃいけねえんだよ」

ミカサ「…確かにこの男の行為は許された事じゃない
それでも殺されなければならない程の事をした様には思えない」

ミカサ「そもそもエレンが殺していいという道理が見当たらない」

エレン「…残念だよミカサ
お前は解ってくれると思ってたのによ
お前もあの時俺と一緒に誘拐犯を殺したじゃねえか」

ミカサ「違う…!あの時はそうしないと生き残れなかったから…!」

エレン「ああそうだよ
俺達が生きていく上で邪魔だった
だから殺した」

エレン「なあミカサ
お前は害虫を殺す時そんな大層な理由を持ち出してから殺すか?違うだろ
文字通り害悪だから殺す」

エレン「巨人も俺達に害を為す存在だ
だから殺す」

エレン「この男も同じだ
俺が殺さなければならないと思ったから殺す
ただそれだけだ」

ミカサ「……!!」

エレン「…ああ そう言えば
この前殺人犯を殺した時は笑っちまったなあ」

エレン「いよいよ殺されそうになった時そいつがどうしたと思う?
泣いて小便漏らして許しを乞うんだ」

エレン「面白えだろ?
今まで自分がやってきた事を棚に上げてそんな醜態晒せるんだぜ?」

エレン「そんな奴等の顔を見てるとなあ」

エレン「吐き気がしてくんだよ」

エレン「…最後の忠告だ ミカサ
今すぐこの場から消えろ」

エレン「俺はさっさとこの男を殺さなきゃいけねえんだよ
解ってくれたよな?」






ミカサ「…もういい
これ以上聞いてられない」

ミカサ「不毛…」シャッ

エレン「…残念だよ ミカサ
自分の家族をこの手で殺さなきゃならないなんてな」スッ

ミカサ「……」

エレン「だが二度家族を失ったお前に」

エレン「家族である俺が殺せるのかよ!?」ダッ

ミカサ「……」スッ






――ドッ!!

エレン「…ガッ……!?」

ミカサ「――今の貴方は私の知っているエレンじゃない
ただの有害な獣」

ミカサ「たまたまエレンと格好が似ていただけ」

エレン「……ミカ…」ドサッ

ミカサ「…さようなら エレン」

ミカサ「私の家族だった人」

エレン「……」

ミカサ「…この世界は残酷だ」

ミカサ「たった一人の家族さえ私から奪い去ってしまった」

ミカサ「ごめんなさいカルラおばさん
私にはエレンを守る事は出来なかった」

ミカサ「…エレンのいない世界なんて何の意味も無い」

ミカサ「待っててエレン」スッ

ミカサ「すぐそっちに行くから――」


ズブリ


ミカサ「グッ……!?」ガクッ








ミカサ「……何で……?」

ミカサ「私はまだ……
何もしていない……」

ミカサ「……まさか……!?」

ミカサ「…いや…
そんな事有り得ない……」

ミカサ「有り得る筈が無い――」








エレン「…クハハ」

ミカサ「何で…?私は確かに心臓を…」

エレン「…お前の言った通りだよミカサ
確かに俺はこれ迄の俺じゃ無くなっちまってたらしい」シュウウウウ

ミカサ「……! 傷口が…!?」

エレン「何の因果か知らねえが
今回ばかりは俺の勝ちだ」シュウウウウ

エレン「まあもう次は無えがな」

エレン「家族だった者への情けだ
最後は苦しまない様に殺してやるよ」

ミカサ「……こんな事って……」

エレン「今までありがとな」

エレン「ミカサ」

ミカサ「エレ――」



ズパンッ

――翌朝ミカサの訃報が知らされた
ミカサの遺体は背後から刃物で貫かれ頭部が無い状態で発見されたという

ミカサを殺せる程の人間が存在するのか?
何故ミカサの殺害方法だけこれ迄の事件と異なるのか?
多くの不可解な点を残した今回の事件だったが
訓練兵団史上に於いても稀に見る逸材と言われていたミカサの死という事実その物が
それらが些細な事に思える程に衝撃的な物であり訓練兵の動揺も大きかった




――ただそんな中異常と言える程冷静な男が一人いた

アルミン「……エレン……
君はどうしてそんなに冷静でいられるの……?」

エレン「…ミカサは確かに強かったが不死身じゃねえ
それに人間死ぬ時はあっさり死ぬ物だ」

アルミン「エレン…!
ミカサはエレンの唯一の家族だったじゃないか!
それなのに……」

エレン「そんな事言ったってしょうがねえだろ?」

エレン「だってこの世界は」

エレン「残酷なんだから」

――――――――
――――
――


エレン「――調査兵団に入って…
とにかく巨人をぶっ殺したいです」

リヴァイ「ほう…」

リヴァイ「悪くない…」

リヴァイ「認めてやるよ
お前の調査兵団入団を…」

――まあ殺したいのは巨人だけじゃないんだがなあ

この人類最強さんはどんな声を挙げて泣くんだろうなあ

その肉はどんな風に切れるんだろうなあ

どんな顔をするんだろうなあ

今から待ち遠しいなあ

―― あ あ

早 く ぶ っ 殺 し た い な あ

終わり


ミカサの頭をどこにやったのか気になった

御支援有難う御座いました

普段書かない様な物が書けて楽しかったです
ただあんまりエレンのキ○ガイ感が出せなかったのと
途中から終わらせる為に書いてた感じになってしまったのが反省点です

>>76
何処に行ったんでしょうね

>>79
棄てるか取っておくかのどちらかかと思ったが、話の中ではエレンにその手の蒐集癖はなさそうだったからやっぱり棄てたのかな…

>>80
自分はエレンではないのでその辺りは分かりません
自分は人を殺した事がないので人殺しの心理なんか分かりません
もしかしたらサッカーボールみたいに蹴飛ばしてたり防腐処理を施して剥製にしてたりするのかもしれませんね

このSSまとめへのコメント

1 :  何も見つからん   2014年11月26日 (水) 16:43:08   ID: _Vc4i2Dt

怖い…ガクブル

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