アルミン「え……トイレ掃除?」(100)

エレン「あぁ頼むよ

アルミン「でも……昨日も僕がやったのに…」

ジャン「かてぇこと言うなよアルミン!親友なんだろ?」

アルミン「それとこれとは違うよ…」

エレン「じゃ、頼んだぞ!!行こうぜジャン!!」

ジャン「おう!!」

アルミン「………」

ゴシゴシゴシゴシ

アルミン「……」ゴシゴシゴシゴシ

アルミン「」(最近エレンまで僕に面倒くさい用事を頼むようになったな……)ゴシゴシゴシゴシ

アルミン「」(最初はジャンからだったな…)ゴシゴシゴシゴシ

アルミン「」(エレンが僕に話しかけるのも用事がある時だけになっちゃったし…)ゴシゴシゴシゴシ

アルミン「ぐすっ……」

アルミン「ぐすっ……ぐすっ……」(終わった…涙拭かなきゃ…)フキフキ

アルミン「」トボトボ

ミカサ「アルミン?」

アルミン「あ、ミカサ…」

ミカサ「どうしたの?暗い顔して…それに涙の後まで…」

アルミン「いやぁ、面白い本があってさ!読みすぎて寝不足気味なんだ!心配しないで」

ミカサ「そう?」

アルミン「そうだよ!大丈夫!今度その本貸してあげるよ!」

ミカサ「ありがとう、でも寝不足になるまで読んではダメ」

アルミン「わかったよ、気をつけるよ!じゃあね!」

ミカサ「うん」

寝床

アルミン「ふぅ……」(やっと落ち着いたよ…眠りがてら本でも読もう!最近本読むのが楽しみだな。エレンと出会う前みたいだ…)

アルミン「………」ゴゾゴソ

アルミン「……あれ?」ゴゾゴソゴゾゴソ

アルミン「」(本が無いぞ?…そんな…確かにここに置いてるはずなのに)ゴゾゴソゴゾゴソ


ジャン「」(へへへw探してやがるww)

コニー「」(そんなとこ探しても見つかんねーよwww)

エレン「……ぶっ!」(wwww)

アルミン「!?」

アルミン「」(エレンの声……吹き出した?……まさか…エレンが隠したの?…どうして…どうしてそんなことするんだよぉ…)ジワァ

アルミン「」(寝よう……本は…明日探す…)ポロポロ

アルミン「……ぅぅ……ぐすっ……ひっく……ぐすっ…」ポロポロ

ジャン「」(wwww)

コニー「」(wwww)

エレン「」(wwww)

翌朝

アルミン「………朝か…」(あんまり寝れなかったや…ミカサに知れたら怒られちゃうよ…泣いてて眠れなかったなんて言えないし…)

アルミン「!?」

アルミン「本だ!!」

アルミン「枕元に置かれてるってことは、やっぱり……」ペラッ

アルミン「!」

アルミン「」(ページがちぎられてる…落書きまで…)ペラッペラッペラッ

アルミン「……朝ご飯食べなきゃ…」コトッ

アルミン「痛っ!!」

アルミン「!?」(ブーツの中に画鋲が……)ジワァ

アルミン「」(負けるもんか!!)フキフキ

食堂

ジャン「おい、来たぞ」

コニー「あんま表情変わってねぇぞ?イジメ足りないんじゃねぇの?」

エレン「あいつは妙に負けずぎらいなだけだよ、充分効いてるよ」



アルミン(……エレンは、ジャン達と食べてるな…1人か…)コトッ

アルミン「…っ……っ…」(堪えろ……男だろ!?泣いても仕方ない…仕方ないんだ……)モグモグ


ミカサ「」ガラッ

ミカサ「!」(アルミンが1人で食べてる…エレンは!?……ジャンの所…)


アルミン(ミカサだ…一瞬こっち見たな…違和感を感じたんだろうな…問いただされたら何て言おう……)

ミカサ「エレン…」

エレン「あ?ミカサか!座れよ」

ジャン(ミカサ/////)

ミカサ「話がある…来て」

エレン「は?話くらいここでしろよ!」

ミカサ「いいから来て!!」グイグイ

エレン「おわっ!なんだよ!引っ張んなよ!!」ズルズル

廊下

ドンッ!!!!

ミカサ「どういうつもり?」

エレン「あ?何が?」

ミカサ「とぼけないで!どうしてアルミンが1人でご飯を食べてるの!?」

エレン「……」

ミカサ「答えて!!」

エレン「………」

ミカサ「答えなさい!!」ガシッ

エレン「へ?知らねぇよwアイツが勝手に1人で食ってんじゃん!俺の隣も空いてたろ?」

バキッ!!!!!

エレン「ぐぁっ……」ドテッ

エレン「何しやがる!!」

ミカサ「……」ガシッ!!!!

ドンッ!!!

エレン「くっ……」

ミカサ「あなた正気なの!?アルミンは私と知り合う前からの家族同然の親友でしょ!?」ギュゥゥゥゥ!!!!

エレン「うぐっ………」

キース「貴様ら!!!何をしている!?」

ミカサ「教官!?」

エレン「……」ニヤッ

キース「訓練兵及び兵士全員如何なる場合も私情による暴力は禁じている…これはどういうことだ?」

ミカサ「……」(感情に任せて先に手が出てしまった……私はこの件の証拠を何も持ってない…言い訳は通用しない…)

キース「答えられんのなら…営倉で頭を冷やしてもらおう。後で教官室に来い」

ミカサ「……はい。」

キース「イェーガーは訓練に励め!いいな!?」

エレン「ハッ!!!」

エレン「じゃあなミカサ」スタスタ

ミカサ「」

ミカサ「……」(エレン…どうしたの?この前まであんなに仲が良かったのに……アルミンが虐められてたら相手が何人でも守ろうとしてたのに……昔のあなたはこんな人じゃ…)

ミカサ(考えてもしょうがない…私にできる事をしよう)スタスタ


ミカサ「マルコ!ライナー!」

マルコ「ん?ミカサじゃないか。どうしたの?」

ライナー「俺たちに話しかけるなんて珍しいな」

ミカサ「2人に頼みがある…」

ライマル「?」

ミカサ「エレン達がアルミンをイジメている」

ライマル「えぇ!?」

マルコ「エレンが!?確かに最近一緒に居るのをあまり見かけなくなったけど…」

ライナー「何でエレンがアルミンをイジメるんだ!?」

ミカサ「わからない……でも、事実そうなっている。私は感情のあまりエレンを殴ってしまった…教官に見つかり営倉行き…」

マルコ「殴りたくなる気持ちはわかるよ…酷い裏切りだよ」

ライナー「しかし、殴ったのは兵士として誤った選択だな…これが実戦で誤った選択をしたら仲間か…もしくはお前が死んでいたんだ」

ミカサ「反省している……」

ライナー「まぁ俺たちに任せろ!できるだけアルミンに気を回して守っておく」

ミカサ「ありがとう…後…」

ライナー「それもわかってる。アルミンに気付かれないように…だな?」

ミカサ「助かる…あなた達に相談してよかった」

ジャン「ミカサが営倉行きかぁ…」

コニー「それにしても随分腫れてんなお前の顔www」

エレン「うるせぇよ…」

ジャン「で、どうすんだ?」

エレン「なにが?」

ジャン「なにが?じゃねぇよ!アルミンいじめだよ!アルミンいじめ!!」

コニー「そうだなミカサが居なくなっちまったし…」

エレン「まぁ、しばらくはいいだろ!距離を一定に保とうぜ。教官も面倒だしな」

ジャン「ま、お前がそういうならそれでいいさ」

コニー「そだな…なんか楽しいことねぇのかなぁ~」

ミカサ「」スタスタ

アルミン「」ズルッズルッ

ミカサ「アルミン!?」

アルミン「!?」ビクッ

アルミン「あぁ…ミカサ!おはよう!」

ミカサ「アルミン!どうして跛引いて歩いているの!?足を怪我したの!?」

アルミン「え?あぁ……いやぁ、靴の中に小物が入り込んでてさ知らずに思い切り履いたら足を挫いちゃってね…ハハハ!マヌケだよね」

ミカサ「アルミン…」

アルミン「ホント……僕……マヌケだよね……僕…ぐすっ……ぐすっ……」ポロポロ

ミカサ「……っ」ジワァ

ミカサ「アルミン!!」ダキッ!!!

アルミン「うわぁぁぁぁぁん!!!」ポロポロポロポロ

ミカサ「辛かったでしょ…1人で…」ギュゥ!!!

アルミン「うっ……ぐすっ……うわあぁぁぁぁん!!!!」

ミカサ「………ぐすっ……ぐすっ……」(エレン……アルミンをこんなに悲しませて何を考えてるの?……結果によっては…)

アルミン「………」シクシク

ミカサ「落ち着いた?」

アルミン「うん……ごめんねミカサ…」

ミカサ「気にしないで、それより話せる?何があったか…」

アルミン「…………じつは……」

ミカサ「……」

アルミン「ぐすっ………エレンとジャン…おそらくコニーにも……いじめられてるん…だ…」

ミカサ「……そう…だったの…」

アルミン「ミカサは気づいてたんでしょ…?確証が無かっただけで……」

ミカサ「うん………それで、さっきエレンを殴って…営倉行が決まってしまった…」

アルミン「なんでそんなバカなことを!?」

ミカサ「許せなかったの!!」

アルミン「……」

ミカサ「アルミンは親友で家族なのに!!そんなことをするエレンが許せなかったの!!!」

アルミン「ミカサ…」

アルミン「ありがとう…ミカサ。でもこれは僕の問題だ!僕がケジメを着ける!!もう泣かない!!」

ミカサ「わかった……でも無理はしないで」(アルミンは充分強い子だった…ライナーとマルコに頼んだことは野暮だった。私はどうかしていた)

アルミン「あぁ!もう心配いらないよ!!」

ミカサ「……エレンも…何の目的があるのかわからない…だから…」

アルミン「わかってる!仕返しとかそんなことはしないよ!僕も同じ事を考えてるんだ」

ミカサ「ふぅ………安心した。私は営倉で兵士の覚悟を復習してくる…アルミンも負けないで」

アルミン「うん……負けないよ!」

一週間後

ライナー「アルミンはエレン達と関わってはいないがこれといったイジメを受けてるのも見かけない…」

マルコ「あの違和感間違いなく何かあるだろうけど…」

ライナー「食事や休憩は俺たちと居るアルミンに手を出せないだろうが、寝る時や訓練中も何も起こらない…」

マルコ「イジメは確定なのに何もしないのがかえって不気味だよ。ジャンに至っては一発殴ってやりたいよ」

ライナー「待て!マルコ!そんなことをしたらアルミンが耐えてきた意味もミカサとの約束も壊しちまうぞ!!」

マルコ「あぁわかってるよ、言ってみただけさ…」

ライナー「ミカサが営倉から戻るまで後一週間。アルミンを守ることを考えるんだ!」

マルコ「そうだね。ミカサが戻ったら2人をバックアップすることに徹しよう」

更に一週間後

ミカサ「ライナー!マルコ!」

マルコ「あ!ミカサ!帰ってきたんだね」

ミカサ「うん!二週間がすごく長く感じた。で、どうだった!?」

ライナー「エレン達はこの二週間アルミンに何もしなかった…。いや、仲間外れというか。関わってはいないんだが」

ミカサ「そう…」

マルコ「何故エレン達がアルミンを敵視するのかはわからなかった…あまり力になれなかった…」

ミカサ「ううん…、アルミンが酷い目にあわなかったのはいいこと。2人が守ってくれたおかげ。ありがとう!」

マルコ「僕たちはたいしたことしてないよ!アルミンの目には覚悟みたいなものが感じられたし僕達が居なくても乗り切ったと思うよ!」

ライナー「そうだな!しかし、こんなにいい友達を…エレンは何考えてんだ…」

ミカサ「それを考えてたせいで営倉では3時間しか眠れなかった」

ライナー「一応聞くが一日3時間だよな?」

ミカサ「二週間で3時間」

マルコ「………まじ?」

ミカサ帰還から2日

夕食時

マルコ「アルミン!今月も座学がダントツのトップじゃないか!!ここに入って以来ずっとトップをとりつづけるなんてスゴイよ!!」

アルミン「本を読んだり調べ物するのが昔から好きだから不思議と頭に入るんだよ!それにマルコも全般的に成績優秀じゃない!羨ましいよ」

マルコ「それほどでもないよ、座学じゃアルミンの足元にも及ばないよ!」

ライナー「おーい2人とも!!ここ空いてるぞー!!」

マルコ「今行くよ!」


サシャ「最近あの三人仲良いですね。一緒に居るのにベルトルトは空気ですけど」

ミカサ「アルミンが楽しそうで私は満足」

アニ「馴染み三人で居た時の方がもっと満足気な顔してたはずだけどね」

ミカサ「それは……」

アニ「何を考えてか……死に急ぎ野郎は馬面とバカとつるんでるし」

アルミン「」スタスタ

ジャン「」スッ

アルミン「!?」ガッ

アルミン「痛っ!!」バタッ!!!

ジャン「~♪」

ミカサ「!?」

ジャン「あ?何転んでんだ?勉強し過ぎで体なまってんじゃねぇのww」

コニー「どんくせぇヤツwww」

アルミン「……」

マルコ「」ブチッ

マルコ「おい!!ジャン!!」

ジャン「なんだ?マルコ」

マルコ「お前今足引っ掛けただろ!!!」

ジャン「は?言い掛かりつけんじゃねぇよ!!」

マルコ「お前ぇ…」ギリギリ

アルミン「いいよマルコ」

マルコ「アルミン!?」

アルミン「ごめんね、少しぼーっとしてたみたいだ…」

ライナー「マルコ…抑えろ…」

マルコ「くっ……」

エレン「こぼした飯、とっとと片付けろよ」

アルミン「あ、わかったよ…今やるから」つ

エレン「」ガッ ギュゥ

アルミン「うぐっ……あぁ…」

※パンを拾おうとしてるアルミンの手をエレンが踏んでる

エレン「さっさとしろよ…」ギュゥ

アルミン「うぅ……」


サシャ「うわぁ……アレはいくらなんでも……」

サシャ「え!?」ガシッ

ミカサ「」ぶぉん!!!!

サシャ「ひぇぇぇ~~!!!!」

エレン「!?」

ガッシャァァァァァン!!!!!!

コニー「うわぁ!!あぶねぇ!!何でサシャが降ってくんだ!?」

サシャ「ミぃカぁサぁぁぁ!!!痛いじゃないですk…

サシャ「!?」

ミカサ「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

アルミン「ミカサ!やめて!」

ライナー「よせ!ミカサ!」

ミカサ「聞こえない…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ミカサ「エレン?どういうつもり?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エレン「」モグモグ

ミカサ「答えて…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エレン「」モグモグ

ガッシャァァァァァン!!!!!!!!

エレン「!?」

ジャン「つ、机が……」

コニー「床に……めり込んでる?…」

ミカサ「もう一度言う……答えろ…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エレン「俺に直接手を出さないあたり……ちょっとは学習したんだなw」

コニー「お、おい!!エレン!!!」

ジャン「何煽ってんだ死に急ぎ野郎!!」

ミカサ「そう…なら今度はあなたに教えてあげる……」

アルミン「やめるんだ!!ミカサ!!!!」

ガチャッ

キース「何の音だ!?ブラウスの屁では済まんぞ!?」

ミカサ「死に急ぎ野郎が放屁した音です」

キース「また貴様かアッカーマン…今度ばかりは…

ミカサ「少し黙っててもらえますか?」ギョロッ

キース「!!!」

ミカサ「エレン……あなたは私を暴漢から救ってくれた…。でも今のあなたは私の両親を殺した暴漢と同じ!!人の心のわからないケダモノ!!!」

エレン「」

ミカサ「一体何があったって言うの?お願いだから答えて…」

エレン「うっせぇヤツだな。」

ミカサ「!?」

エレン「こんなになるんなら……あの時、助けなけりゃ良かったなw」

ミカサ「………」フラッ

サシャ「ミカサ!?」ガシッ

ミカサ「………」

サシャ「ミカサ!!しっかりしてくださいミカサ!!……気を失ってます……」

アルミン「ミカサ………」(エレン…なんてことを…)

キース「ブラウスはそのままアッカーマン医務室まで連れて行け!!」

サシャ「ハッ!!!」

キース「イェーガー、貴様は教官室に来い!!ボット!お前も状況説明をしてもらう!一緒に来い!!」

マルコ「ハッ!!!」

エレン「……」

キース「イェーガー、返事はどうした?」

エレン「ハッ!!!」

マルコの説明のおかげでミカサは1ヶ月営倉行きが決まり開拓地行きを免れた。
対するエレンは僕への悪質な嫌がらせで兵団の志気を乱したとして3週間の営倉行きが決まった。

その後もミカサ不在中は嫌がらせを受けなかったけど。ミカサが営倉から帰ってきてからは目立たない嫌がらせをされるようになった。
その度ミカサが歯を食いしばって耐えている。

訓練兵団卒業

アルミン「ミカサ!首席卒業おめでとう!!」

ミカサ「それほどでもない…」

マルコ「いや!スゴイなんてもんじゃないよ!今までに例がないほどの逸材だって言われてるし!」

ライナー「俺も、成績には自信があったんだが……お前が凄過ぎて霞んじまったなww」

アルミン「ライナーだって次席卒業じゃないかマルコも7位だよ!!教官達からの信頼だけでいうとトップだし!」

マルコ「ははは!真面目だけが取り柄なんだよ!」

アルミン「三人とも憲兵団に行くの?」

ライナー「そうだな…せっかく上位10位内だしな」

マルコ「僕はそれが目標だったから、憲兵団に行くよ」

アルミン「そっか!僕は座学の高さを買われて内地の技巧部に配属されるんだ!ミカサは?……」

ミカサ「私は……」

エレン「」ガチャ

ミカサ「!」(エレン…外に…)

アルミン「やっぱりエレンが心配なんだね…」

ミカサ「ごめん……エレンがどんな人でも私を助けてくれた人だから…」

アルミン「僕もだよ…嫌なことはされたけど。シガンシナに居た時にいつも助けてくれたのはエレンだから…」

ライナー「…………」

マルコ「ライナー…涙出てるよ…」

ライナー「人のこと…言えんのか?」

マルコ「……」

エレン「」テクテク

ハンネス「お?エレンじゃねぇか!」

エレン「あ、飲んだくれ部隊長…」

ハンネス「バカ!飲んでねぇよ!」

ハンネス「訓練兵を卒業したんだな、やっぱり…調査兵団に行くのか?」

エレン「あぁ…決めてたことだからな」

ハンネス「ミカサ達はどうしたんだ?いつも一緒だったろ?」

エレン「あいつらは……わかんねぇな。憲兵か駐屯兵になるんじゃね?」

ハンネス「エレン…何かあったろ?」

エレン「別に…なんもねぇよ」

ハンネス「お前の嘘はすぐわかる、嘘つくの下手くそでいつもカルラに怒られてたしなw」

エレン「ちっ………」

エレン「……」

ハンネス「なるほどな…」

エレン「言うなよ」

ハンネス「言わねぇが…お前は大バカだな」

エレン「あぁ同期のヤツにも大バカ死に急ぎ野郎って言われてるよ」

ハンネス「だろうな。でも、お前はそれでいいかもしれねぇが。ミカサとアルミンは良くねぇんじゃねぇのか?」

エレン「!」

ハンネス「俺が大バカだって言ったのはそこだ…俺は持ち場に戻る。またな」テクテク

エレン「……」(そうかもしれねぇな…でも、もう遅ぇよ…)

>>50
こんなチンケな虐めと作戦が一緒とかwwwww
実戦になったら切り替えて行動するのが兵士よ
それにこの程度で乱す、なんて作戦とは言えないな

アルミンいじめが始まる少し前

コニー「いっつも思うけど、固定砲整備ってめんどくせぇなぁ~」

ミーナ「何言ってる!兵士の立派な仕事でしょ!!つべこべ言わない!」

コニー「だってよぉー、大砲ってあんまり役に立たねぇんだろ?」

サムエル「でも無いよりマシだよ。この固定砲は垂直に撃てるし」

カラーンカラーンカラーンカラーンカラーンカラーン

エレン「お!!調査兵団が帰ってきた!!!」

>>56
ケンカは他所でやってくれ。嫌なら見なくていいから

ガラガラガラガラガラガラガラガラ

街人「半分くらいになってるな…」

街人「いつもより酷いな……」

エレン「……」

遺族「エルヴィン団長!!ハイネは妹は何処ですか!?見当たらないんです!!!」

エルヴィン「…………」

ナナバ「彼女はウォール・マリア奪還の礎の為…勇敢に戦いました……」

遺族「そんな……遺体は……遺体が無いならまだ壁外かも……探しにいかなきゃ!!!!」

ナナバ「私の部下が……彼女が巨人に喰われるのを見たそうです…」

遺族「ぁあ……うわぁぁぁぁぁ!!!!」

エレン「………」

トーマス「調査兵団はトロスト区やウォール・マリア出身者が多いらしい…あの人だけじゃない。あちこちで同じ光景だ…」

サシャ「ここは次に侵攻されるかもしれないですからね…故郷を守りたいと思う人が多いんでしょうね」

エレン「………」

エレン「……」(俺は…死ぬ覚悟はあったけど…アルミンやミカサのことを……あいつらが死ぬかもしれないことを考えてなかった…)

エレン「……」(ミカサもアルミンもおそらく俺についてくる…ならいっそ調査兵団を断念するべきか?…いや、それも……俺はどうすれば…)

エレン「あいつらが調査兵団に来なくても…俺が死んで悲しむのは…でも、俺は巨人を駆逐しなくちゃいけないんだ……)

ミーナ「エレン…?どうしたの?顔色悪いよ?」

その日の夜

エレン「ジャン…」

ジャン「ん?なんだ死に急ぎ野郎」

エレン「ちょっといいか?」

ジャン「……あぁ」


ジャン「なんだ?いつもの馬鹿面はどうした」

エレン「アルミンをいじめるのを手伝ってくれないか?」

ジャン「はぁ!?」

エレン「声がでけぇよ!!」

ジャン「デカくもなるだろ!!何考えてんだ死に急ぎぶっ飛び野郎!!」

エレン「頼む!!静かに!!」

ジャン「……まず、言うが。断る!」

エレン「……」

ジャン「俺はそんなことしたくねぇ」

ジャン「でも話は聞いてやる。お前は気に食わねぇヤツだが不真面目なヤツじゃねぇ。何があった?」

エレン「今日調査兵団を見た」

ジャン「そうか…物好きめ」

エレン「今日の壁外遠征での犠牲は半数を超えていた……」

ジャン「壁外遠征一回あたりの平均犠牲者数は三割と聞くが…それがアルミンをいじめるのとどう関係がある?」

エレン「俺は調査兵団に行く」

ジャン「知ってる」

エレン「俺が行くと…あいつらも来る…」

ジャン「それを防ぐためか?なら説明しろよ」

エレン「それだけじゃない。俺が死んでもアイツらを悲しませたくない…」

ジャン「要するに……嫌われたいと?」

エレン「そうだ」

ジャン「それでも断る!」

エレン「……」

ジャン「俺がお前に協力する義理なんざねぇ。ましてや汚れ役なんざ調査兵団よりゴメンだね」

エレン「頼む……」

ジャン「くどいんだよ!いじめなら1人でもできんだろうが!!」

エレン「………」土下座!!!

ジャン「な!?おい!!やめろよお前!!……!?」

エレン「」ポロポロ←血の涙

ジャン「お前……」

コニー「手伝おうぜ…ジャン…」

ジャン「コニー!?」

ジャン「お前いつから…」

コニー「俺バカだからよくわかんねぇけど……エレンの気持ちになると…アルミンをいじめてて正気を保てる気がしねぇよ…」

ジャン「!?」

エレン「……」

コニー「俺たち……憲兵になる目標って自分の事だけ考えて憲兵団の特権を使おうと思ってたじゃん?」

コニー「それで自己嫌悪ってのも持ったことあるんだけど…調査兵団や駐屯兵団で死ぬのもヤダし…」

コニー「これでエレンの苦しみを負担できるんなら…汚名かぶってもいいかな…ってさ」

ジャン「随分偽善的だな……」

コニー「すまねぇ…」

ジャン「まぁ臆病者はこれが限界か……。明日から水汲みはアルミンにやってもらうか!!」

エレン「!!」

エレン「」

ライナー「おい、エレン」

エレン「なんだ?ライナー」

ライナー「今日で卒業だ俺は憲兵団に行く、調査兵団行のお前とは今日限りだ」

エレン「で?最後に殴りにでも来たのか?」

ライナー「そうしてやろうと思ったが、先に話してもらう…何故あんな事をした?」

エレン「関係ねぇな…殴ればいいんじゃね?」

ライナー「俺は兵士だ、兵士は感情に任せて人を傷付けたりしない。しかし、周りにそんなヤツが居たら力を持ってしてでも矯正してやる義務がある」

エレン「へぇー」

ライナー「エレン!話せ!」

エレン「やなこったw」

ライナー「ミカサもアルミンもそれを知ろうとして調査兵団を志願してる」

エレン「なに!?」

ライナー「健気なヤツらだ…ここまで堕ちたお前をまだ信用しようとしてるんだ…」

ライナー「お前が真実を話さない限りはアイツらは止められないだろう」

エレン「……」(くそっ……これじゃ全てが無駄に……)

エレン「勝手にすりゃいいんじゃね?その方が俺が喰われる確率が減って助かるぜwww」

ライナー「そうか……」

トロスト区 駐屯兵団本部

ジャン「くそっ……なんで今日なんだ……明日から内地に行けたってのに…」

アニ「卑劣野郎に天罰でも下ったんじゃないの?」

ジャン「!!??」

アニ「だとしたら、巨人の餌になるまでが天罰だろうね…せいぜい気を付けな……」スタスタ

ジャン「…………」

コニー「確かにそうかもな……俺らが自己満足のためにアルミンを苦しめたんだ……報いなのかもな……」

ジャン「……そうだとしても…事ここに至っちまったんだ。開き直るしかねぇよな…何としても生き残ってやるよ」

駐屯兵「34班!!全員!!」

エレン「……」

ミーナ「……」

トーマス「……」

ミリウス「……」

ナック「……」

アルミン「エレン……」

エレン「……」

アルミン「どうして僕をいじめたのか教えてくれないかい?これが最後かもしれないし……」

エレン「行くぞ…」

バシュゥゥゥゥゥゥ!!!!

エレン「!?」

ミーナ「巨人があんなに…」

トーマス「前衛部隊が総崩れじゃないか!!」

ミリウス「何やってんだ!!普段威張り散らしてる先輩方は!!」

エレン「」(楽観視していたワケではないが……これはあまりにも…)

エレン「!?」

エレン「避けろ!!奇行種だ!!」

全員「!!!!????」

ドタドタドタバタバタ!!!!

エレン「……くっ」

ミーナ「……!?」


奇行種「」ニタァ

トーマス「ひぃぃ……助けt…

奇行種「」ゴクン

エレン「!!??」

エレン「てめぇ!!!何しやがる!!!!」バシュゥゥゥゥゥゥ

ナック「エレン!!よせ!!単騎行動は!!!」

アルミン「エレン!!!下にも1体居る!!!!」

エレン「!?」

巨人「」バクンッ

エレン「ぐぁっ…」ドテッ!!

エレン「うぐぁぁぁ…」ズザザザザザ……

ミーナ「エレン!!」

ミリウス「足が……」

ナック「おい!!来たぞ!!かかれ!!」



エレン「………」(俺は……ここで終わりなのか…?)

ひぃぃぃ!!!やめてぇぇぇ!!!やめてくださぁぁぁぁいぃぃぃ!!!!

きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!

ごふっ!!

エレン「………」(皆の……悲鳴……ごめんな……バカな班長で……意識が……なくなっ…て……)

アルミン「うわぁ!!!わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

エレン「アルミン!!」クワッ!!!!

アルミン「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」ズルルルルル

ガシッ!!!!!

アルミン「!?」

エレン「くっ……ぬぅぅ……」ブルブルブルブル

アルミン「エレン……?どうして……」

エレン「だぁぁぁりゃぁぁぁぁ!!!!!!!」ブォォォン!!!!


アルミン「ぐぁっ……」ドサッ

アルミン「はっ!!エレン!!!」

アルミン「!?」

エレン「はぁ……はぁ………」ガクガクブルブル

巨人「アガガガガ………」

エレン「アルミン……俺は……お前が居たから……外の世界に……俺は……お前が居たから……今まで…

アルミン「エレン!!!はやく!!!!!」

バクン!!!!!!!!

アルミン「ぁぁぁぁ………」

アルミン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

……ルミン!! ……ァルミン!!!

ミカサ「アルミン!!!」ユサユサ

アルミン「……」

ミカサ「アルミン!!!」

アルミン「!」

アルミン「ミカサ!?」

アルミン「それにコニーも…」

コニー「………」

アルミン「ミカサ!!エレンは…」

ミカサ「知っている!!コニーから聞いた…」

アルミン「!」

コニー「エレンには……顔向けできねぇな……」

ミカサ「それで、エレンはどこ!?」

アルミン「!?」

アルミン「僕の役立たず!!!!くそったれ!!!!!死んじまえ!!!!!!!!」

ミカサ「落ち着いてアルミン!!!」ガシッ

コニー「ミカサ……言いたくねぇが…この状況じゃエレンは…」

ミカサ「エレンは生きてる!!絶対生きてる!!アルミンだけが無事なのはおかしい!!皆生きてる!!!」

コニー「……ミカサ……」

ミカサ「アルミン!!エレンはどこなの!?」

アルミン「僕たち訓練兵…34班…トーマス・ワグナー…ナック・ティアス…ミリウス・ゼルムスキー…ミーナ・カロライナ…エレン・イェーガー!!」

アルミン「以上5名は、自分の使命を全うし……壮絶な戦士を遂げました……」

ミカサ「………」

コニー「34班は…アルミンを残して全滅ってことか……」

アルミン「ごめんミカサ!!エレンは僕のせいで…

ミカサ「アルミン!!!!」

アルミン「!」

ミカサ「エレンは私達を死なせないために……悲しませないために……あんなことをしてまで私達を守ろうとした」

アルミン「!!!!」

ミカサ「感情的になっている暇はない……私達は絶対に死ぬわけにはいかない…」

アルミン「……ミカサの言う通りだ!!」

コニー「エレン……お前…ホント…大バカ野郎だよ……」

ミカサ「撤退命令は出ている……でも私達のガスの残量では壁を登れない……」

コニー「本部に補給しに行かなきゃならねぇが周りは巨人だらけだ…」

アルミン「そんな……」

コニー「とにかくジャンのとこに行くぞ…今突入作戦の人数を集めてる」

ミカサ「はやく行こう巨人と遭遇してガスを消耗するのは避けたい…」

コニー「あぁ!立てるかアルミン?」

アルミン「大丈夫だよ!」

コニー「よし、行くぞ」

本部周辺

ジャン「マルコ!巨人の動きは!?」

マルコ「巨人がこっちに向かって来る様子はない……でも本部に向かって行く巨人が何体か居る!!」

ジャン「そいつはやっかいだな……ミカサ達が戻って来たら突入作戦を開始する!!」

ライナー「お前ホントにジャンなのか?」

ジャン「何がだ?」

ライナー「俺の知るジャンは卑劣な人間のはずだが?」

ジャン「ひでぇな……俺はただ…気に食わねぇ死に急ぎ野郎にガッカリされたくないだけだ!!」

マルコ「ジャン……アルミンをいじめたのには理由があったんだろ!?教えてくれ!!」

ジャン「生き残ったら教えてやるよ!!今は周囲に警戒しろ!!」

マルコ「……了解」

ライナー「了解」

サシャ「ジャン!!ミカサ達が戻って来ました!!アルミンも一緒です!!」

ジャン「よし!!突入作戦開始だ!!」(アルミン……だけか!?死に急ぎ野郎も同じ班だろ!?)

ミカサ「ジャン!!突入作戦の流れは!?」

ジャン「各々巨人と戦闘せずに本部に突っ込むだけだ!味方が捕まっても振り返るな!!ガスに余裕が無い以上は戦闘は何があっても避けろ!!」

アルミン「あの様子じゃ本部の中にも巨人が入ってる……どうするの!?」

ジャン「んなこたぁ突入してから考えろ!!少なくともここにいたら全滅だ!!」

アルミン「了解」

ジャン「全員!!本部に向かって全速力で飛べ!!!」

全員「おおぉぉぉぉぉ!!!!!」

ブシュゥゥゥゥゥゥ!!バシュゥゥゥゥゥゥ!!!

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

ミカサ「!?」プシッ

ミカサ(しまった!!ガスが!!)

アルミン「ミカサ!!!!!!」

ジャン「ミカサ!!!!」

コニー「俺が行く!!!ジャンは指揮を取れ!!!!お前の力が必要だ!!!!」

ジャン「頼んだ!!!!」

ミカサ「くっ……ガスをふかし過ぎた…」

ズシィィィンズシィィィンズシィィィン

ミカサ「15m級が2体……私は…私は死ぬわけにはいかない!!!」

ミカサ「何としてでも生きる!!!!うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

ドカァァァァァァァ

ミカサ「!?」

15m級「」ドシャァァァァァ

エレン巨人「ウォォォォォォォ!!!!!!!」

ミカサ「巨人が……巨人を攻撃した…?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年11月19日 (水) 13:49:51   ID: TtLzRF4g

おいよ

2 :  SS好きの774さん   2015年06月11日 (木) 18:27:24   ID: MjpVtQVY

続きハ?(°д°=;△;)

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom