エレン「進撃の巨人11巻特装版」(34)

エレン「買え」

アルミン「高いよ・・・1200円だろ?」

エレン「いいから全部投資しろ」

ミカサ「なにがついてくるの?」

アルミン「通常版は450円じゃないか、2倍以上の値段なんだよ!」

エレン「気にすんじゃねえよそれくらい」

ミカサ「・・・・・・」

ミカサ「エレン!ってば」

エレン「聞こえてるっつーの」

ミカサ「・・・なんで無視したの?」

アルミン「返事するタイミング逃しただけだよきっと」

エレン「そうだよ」

ミカサ「じゃあなにがついてくるのか教えて」

エレン「知らん」

アルミン「えーっ・・・」

ミカサ「エレンは内容も分からないものを他人に買えと勧めていたの?」

エレン「おう」

ミカサ「やめなさい」

エレン「大丈夫だよ、進撃ブランドを信じろって」

ミカサ「過去の限定版の出来を忘れたの?」

エレン「よかっただろ」

アルミン「ぼくもそうおもう」

ミカサ「アルミン」

アルミン「あーほら、立体化されたのがあれだけしかなかったしまぁ多少はね?」

ミカサ「・・・・・・」

アルミン「調べたみたけど3Dカードとシールらしいよ」

エレン「買おうぜ」

ミカサ「それはエレンの?」

アルミン「さぁどうだろう・・・あ、サシャのとことかがシールになるって」

ミカサ「エレンがいい」

エレン「主人公だしまぁほとんどは俺だろ」

ミカサ「じゃあ買う」

アルミン「ミカサは反対してたんじゃないの」

ミカサ「エレンがいればそれでいい」

エレン「そうだよ俺に投資すれば倍になるぞ」

アルミン「値段がだよね、というか3Dカードってどんなのなんだろう」

ミカサ「やはり内容が問題、好きなキャラなら買いたくなる人もいるはず」

ミカサ「詳細待ち?」

アルミン「でもこういうのって途中で予約終了する可能性があるんだ」

エレン「早く予約しろよ!」

アルミン「調子にのって大量生産しすぎて後で投げ売られる可能性もあるよ」

エレン「今の勢いならすぐ失くなるからねえだろ、予約しないと後で後悔すんぞ!」

アルミン「そうかな・・・」

アルミン「よし、じゃあ僕も特装版買おうかな」

エレン「よっしゃ!」

ミカサ「今すぐ三人分予約しよう」

エレン「みんなも8月9日発売の進撃の巨人11巻 特装版買ってくれよな!」


おわり

ミカサ「別冊少年マガジン買って」

エレン「なんだよいきなり・・・俺はコミックス派だから買わねーよ」

ミカサ「今月号には付録がついてくる」

エレン「あぁ、知ってるよ。先月はシールだったか?」

ミカサ「今月は一味ちがう」

エレン「どうせたいしたもんじゃないだろ」

ミカサ「8月9日に発売する最新11巻の特製カバー」

エレン「ふーん」

ミカサ「しかも『私の』」

エレン「お前かよ」

ミカサ「ので、買うべき・・・いや買わなければならない」

エレン「結局使わないんだよなアレ」

アルミン「こういう付録って元のを外して付け替えるのを想定してるのかな・・・」

ミカサ「アルミンいたの」

アルミン「ひどいや」

ミカサ「まぁいい、エレンを説得してほしい」

アルミン「えー、僕も使ったことないし」

ミカサ「観賞用にもなる」

エレン「・・・?ミカサをか?」

アルミン「はは・・・」

ミカサ「オカズにもなる」

エレン「まじかよ、食べられるのかすげーな」

アルミン「でも失くなっちゃうのは困るから食べられないね」

ミカサ「そういう意味ではなく性」

アルミン「それ以上いけない」

ミカサ「そもそも本来の表紙がおかしい」

エレン「カッコイイだろ!」

ミカサ「何が悲しくてエレンとキモい巨人のツーショットを見なければならないのか」

エレン「そう言われると確かに」

ミカサ「もう上から付録カバーをかぶせてしまおう、そうだそれがいい」

アルミン「わぁい、解決したよ」

ミカサ「今月の別冊少年マガジンを買うメリットはもうひとつある」

アルミン「表紙だね」

ミカサ「うん、さすがアルミン」

エレン「表紙?特製カバーの話ならさっきもう聞いたぞ」

アルミン「付録カバーのことじゃなくてマガジンそのものの表紙のことだよ」

ミカサ「私たち三人組がカッコイイ、ついでに後ろの巨人三人組もそこそこ」

アルミン「背中で語る漢アルミン!」

エレン「なるほど、インテリアにもなるわけか!」

ミカサ「表紙もよくて付録も最高、言うことなし」

アルミン「同日発売の11巻の続きが読めるのもポイントだね!」

ミカサ「欲しくなってきた?」

エレン「買わなきゃならねぇと思ったよ」

ミカサ「別冊少年マガジン9月号は8月9日発売、500円で買えます」

アルミン「売り切れないうちに本屋に急いでね」


おわり

エルヴィン「500円を支払ってもいいと思うものだけ本屋へ行ってくれ」
エルヴィン「500円を捧げよ!」

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