ミカサ「エレンが女の子になりますように……」(82)


ミカサ「エレン、アルミン、おはよう」

エレン「おはよ」

アルミン「おはようミカサ」

ミカサ「エレン、ここ寝癖ついてる」

エレン「ん?後ろか?」

ミカサ「私がなおすから、動かないで」

エレン「いいって、自分でなおす」ゴシゴシ

アルミン「余計ひどくなってるなぁ……はは」

ミカサ「じっとしてて、エレン」

エレン「だーーーーっ もう!べたべたすんじゃねえよ!!」グイ

ミカサ「エレン……?」

これは良いssだ


エレン「お前がそんなんだから、俺が周りの奴らにいろいろ言われるんだよっ!姉貴面すんな!」

ミカサ「そんなんって……どんな?」

エレン「こうやってべたべた触ったりすることだよ」

アルミン「エレン、落ち着きなよ。そんなに怒鳴らなくても、ミカサに悪気はないんだから」

エレン「でもはっきり言わないとわかんねーだろ」

ミカサ「分からない。だって私がエレンにしていることは普通のこと」

エレン「普通じゃねーよ!」

ミカサ「例えば、あそこを見てほしい」

アルミン「クリスタの肩にユミルが手をまわしてからかってるね」

ミカサ「あとあっち」

アルミン「ライナーがおもしろがってコニーに関節技をきめてるね。手加減してるつもりなんだろうけど、コニーが死にそうだよ」

ミカサ「うん」


ミカサ「みんなやってること。だから私は別に変なことをしているわけじゃない」

エレン「あいつらは女同士とか男同士だろ?俺とお前とは違うだろうが」

エレン「とにかく!もうべたべたしてくんじゃねーぞ!もう子どもじゃないんだからな」

ミカサ「でも……」

エレン「でもじゃねー!絶対だからな!」

ミカサ「……分かった」

アルミン「二人とも、ご飯そろそろ食べにいかないとなくなっちゃうよ」

エレン「あ、そうだな。行こうぜ」

ミカサ「……」




ミカサ(朝はエレンにあんなことを言われてしまったけれど、いまだによくわからない。何故クリスタとユミルがよくて私とエレンはだめなのか)

ミカサ(私たちの方が、お互いをずっとよく分かってるし……小さいときからずっと一緒なのに……)

ミカサ(女同士とか男同士じゃないとだめなの……?)

ミカサ(女同士じゃないと、エレンに触ったり近くにいることもだめなの……?)

ミカサ(そんなのおかしい。でもエレンが嫌がることをして嫌われたくない)

ミカサ(はあ……どうすればいいのだろう)

なるほど期待


ミカサ「あ、……あれは流れ星?」

ミカサ「そういえば流れ星に願いを言えば叶うと聞いたことがある。試してみよう」

ミカサ「エレンに嫌われないように触ったりできますように……これだと具体性に欠ける?」

ミカサ「……そうだ。女同士や男同士ならいいということなら」

ミカサ「エレンが女の子になりますように。エレンが女の子になりますように。エレンが女の子になりますように!!!」ギュッ


ミカサ(ふう……まあこれで本当にエレンが女の子になるとは思えないけど)

ミカサ(気休めにはなった。明日……本当にエレンが女の子になってたらいいのに……)

ミカサ(……もう寝よう)

ミカサ(はあ……)

自分が男になることは考えないのなwwwww





アルミン「エレン、そろそろ朝食の時間だよ。起きて」

エレン「うーーーん……おはよ……アルミン」

アルミン「おはよう。ほら着替えて着替えて」

エレン「ああ」

アルミン「……?」

エレン「なんだ?」

アルミン「なんか、エレン背縮んでない?」

エレン「そんなわけないだろ。伸びるならまだしも縮むって」

アルミン「そうだよね。気のせいかな」

エレン「食堂行こうぜ」


エレン「おうミカサ。早いな」

ミカサ「二人ともおはよう……。あの、エレン……体になにか変わったところはない?」

エレン「変わったところ?別にないけど。なんだ突然」

ミカサ「そ……そう。……なんでもない」ガックリ

アルミン「?」


ライナー「よおお前ら。今日も仲いいな」バシッ

エレン「ぐっふ!?」ヨロッ

ジャン「ごあ!?」ドンッ


ジャン「いってぇーな!なにすんだよエレン!」グイッ

エレン「俺のせいじゃねーよ!胸倉つかむな!」

ライナー「わ、わりい!そんな強く叩いたつもりじゃなかったんだが……」

ミカサ「エレン大丈夫?背中痛くない?」

エレン「大丈夫だ」

ジャン「……ッ 相変わらずうらやま……ムカつく野郎だな!!」グイ

エレン「おいジャン、いい加減離せよっ」

ジャン「……あ?」

エレン「?」

ジャン「……!?」

エレン「おい?」

ジャン「sfjひおれ@あfdls!?」ドン

エレン「うお!?」ヨロ

エレンさんついにヒロインになっちまったか…

いいぞもっとやれ



エレン「胸倉つかんだかと思えば突き飛ばしやがって、いってえなクソ」

アルミン「ジャン……?顔色が青くなったり赤くなったりすごいことになってるけど、どうかした?」

ジャン「……エレン。お前……女だったのか!?!?」

ミカサ「!!!!!」

ライナー「!?」

ベルトルト「!?」

アルミン「!?」

エレン「は?」

髪の毛も長くなったら、完璧女の子に見えるな



エレン「頭沸いたか?いま冬だけど」

アルミン「ジャン、なに言ってるんだい?保健室行く?」

ライナー「いくらなんでも、エレンは女に見えねえよ。それともジョークか?」

ベルトルト「ははは…」

ジャン「じゃあ、なんでお前、むむむ胸あんだよ!?」

エレン「ねーよ。なんかさっきから気持ち悪いなお前……」

ジャン「俺だって見たくて見たわけじゃねー!!」

ミカサ「エレン……!ほんとうに……女の子に!?」

エレン「ミカサまでなに言ってんだよ!?正真正銘男だぞ俺は!」

ミカサ「じゃあ…この場でそのカーディガンを脱いで」

エレン「本気かよ。そんなことより早く飯食おうぜ……」

ミカサ「いいからっ早くっ脱いでっ」グイ

エレン「なんだよ……分かったから引っ張るな。脱げばいいんだろ脱げば」



アルミン「ジャンって時々変なこと言うよね。エレンが女って……こんな悪人面した女の子いないって」ハハハ

ライナー「ははは、だよな」


パサ


ミカサ「……」

アルミン「……」

ライナー「……」

ベルトルト「……」

エレン「……」

ジャン「……ほら」


エレン「……なんだこれ!?」



エレン「そんなバカな!なんだこのふたつの脂肪の塊は!?」

アルミン「エ、エエエ、エレン!?どういうこと!?」

エレン「ア、アアア、アルミン!これ、なんだよ!?」

アルミン「僕が思うに、それはおっぱいだ!?」


▼アルミン は さくらん している !


ライナー「どういうことだよ!?エレン、お前女だったのか!?」

エレン「お、俺って女だったのかッ!?」


▼エレン も さくらん している !

カルラやんけ…!

エレンお母さん似だからね

>>18
エレンの母ちゃんは作中一番ヌケるからな



ミカサ「やった……!願いが叶った……」

ミカサ「エレンの手、私より小さい」ギュ

エレン「お、おい。ミカサ?」

ミカサ「エレンが女の子になったんだから、女の子同士だから、別に問題はないはず」

エレン「そういう問題じゃねーよ……」

ミカサ「大丈夫。エレンが男でも女でもエレンであるということに変わりはない」

エレン「いや俺としては大問題なんだが」

ミカサ「兵士に女も男も関係ない。エレンが女性だとしても巨人を駆逐するのになんの問題もない」

エレン「……」

エレン「そっか。ならいっか」


アルミン「よくないよくないよくないよくない」

アッカーマンは平常運転だな


ジャン「なにこいつ、すんなり受け入れようとしてんだよ。きもい」

ライナー「とんでもない駆逐脳だな」

ベルトルト「……」

エレン「巨人駆逐できるならなんでもいいよ。飯食いに行こう」

ミカサ「うん」

アルミン「だめだってば!ご飯食べてる場合じゃないよ!ちょっと適当な場所で状況を整理して今後の策を練ろう!」

エレン「えー」

ミカサ「えー」

アルミン「えーじゃない!特にエレンは自分のことなんだからもっと深刻に捉えてよ!」


ライナー「アルミン、お前って大変だな」ポン

アルミン「うう…」


アルミン「えーと」

アルミン「つまりミカサが女同士ならエレンに怒られずに仲良くできると考えて、流れ星にお願いしたら次の日の朝…つまり今日」

アルミン「エレンが女の子になっていたと」

ミカサ「そう」

ジャン「わけわからん……」

アルミン「なんでそうなったかについては推論しても意味がなさそうだ。それよりもこれからどうするかって話だよね」

アルミン「教官には……言った方がいいのかな……でもなんて説明すれば……」

エレン「見てもらえば早い」

アルミン「だめだからね」

ミカサ「そう、エレンはいま女の子なんだからそんな破廉恥なことだめ。許さない」

エレン「つってもなぁ。どうも自分の体に思えなくて」

腰さんの沈黙が怖い


ライナー「カーディガン着てれば全然いつもと変わりがあるように思えないがな」

ミカサ「そうだろうか。よく見ると顎も細くなってるし、喉仏もないし、首も腕も足も全体的に細くなってる」

ミカサ「あと前より童顔になってる。ただでさえあまりついてなかった筋肉が、女の子になってさらに少なくなってるように見受けられる」

エレン「ただでさえついてなかった筋肉とか言うなよ!あれでも平均よりついてたっつーの!!」

アルミン「ミカサと比べるとなぁ」

ジャン「ひょろい体型だったことが幸いしたな、エレン。ハハッ」

エレン「喧嘩なら買うぞ ジャン」

ジャン「女と喧嘩する趣味はねえな」

エレン「誰が女だよ?」グイ

ミカサ「ストップ」パシ

エレミカを思いつつエレジャンに走る俺


ミカサ「喧嘩はだめ。特に今は」

ミカサ「それにせっかく女の子になったんだから、ジャンより……私ともっと仲良く……して……ほしい……」

アルミン「つっこみどころたくさんだけど、もういいや! とにかくみんなにはばれないようにしよう」

アルミン「ジャン、ライナー、ベルトルト。このことは他言無用にしてくれ」

ライナー「おう、分かった」

アルミン「あとはどうやったら元に戻るかなんだよね。このままずっと隠し通せるわけないし」

アルミン(ミカサの願いでこうなったと思われるから……ミカサが満足すれば元に戻るのかな?)


ライナー「ところでよ……エレン」

エレン「ん?」

ライナー「お前……アレもなくなっちまったのか」

エレン「アレ……?」

ジャンが一番意識し始めてるなwwww



ライナー「男のアレだよ」

エレン「ん……そういや確かめてなかった。ミカサ、向こうむいてくれ」

ミカサ「うん」

アルミン「おいちょっと待つんだエレンなにを」

イェーガー「SYA★KKI−N★」

>>31
タヒね


アルミンくんのお説教


エレン、君が男だっていうのはここにいるみんなが承知しているんだけどね、

君の体が現在女性のものだってことも理解してほしいんだ。どういうことか

っていうと、体が女性である以上、最低限女性としてふるまってほしいって

ことなんだよね。何もおしとやかにしろとか、かわいらしくしゃべれとか

そんなんじゃない。ただ男である僕たちの前でいきなり股間をチェックする

とかやめてほしいんだよね。君の様子だと公衆の面前で、男だったときの

感覚で普通に服を脱ぎだしそうで怖いよ。君だっていきなり女の子が目の前で

脱ぎだしたら困るだろ?え?俺は男だから別に問題ないだろって?いやだから

君はいま女の子で……うんわかった、そういうことでいいやもう。とにかく

さっきみたいな行動は慎んでくれないと困るんだ。分かった?分かったよね?

うんいい返事だ。アルミン怒らないでって?いや別に僕は怒ってないですよハハ

筋肉ゴリラは確信犯だな



エレンくんの言い訳


ごめん!ごめんってアルミン!もうしねーよ、だから笑いながら怒るのやめて

くれ、ノンストップでそのまま説教するのやめてくれ怖いから。むしろなんで

ミカサを後ろにむかせたのかって……なんでも何もねえだろ。普通逆だって?

いやお前は女になってないからこの複雑な心境がわかんないんだって。もう

いいよ、この話やめよーぜ。要はばれなきゃいいんだろ?大丈夫だって。ああ。

そんな目で見ないでくれよ、大丈夫だって言ってんだろ!?



ミカサちゃんが真顔で考えてること


よく聞けばエレンの声も若干高くなっている。大声をだすとより顕著だ。

私がエレンが女の子になっちゃってることをバレないようにしっかりフォロー

しないと……。だから今日一日ずっと一緒にいないといけない。そうしないと

フォローできないし。そういえばエレンは今日はどこで寝るのだろう?まさか

男子寮のままでなんて許せるわけない。一応エレンは今は女の子なんだから、

女子寮で眠る方が自然。ベッドに余りはないから私のベッドを半分貸してあげて

一緒に寝るしか方法はない。子どものとき以来……二人で一緒に寝るのは。

……ちょっと恥ずかしいけれど……でも女の子同士なら普通だし……別に変な

ことじゃない。……うん。変じゃない。子どものときは一緒に寝てたし、

家族なら普通のこと。そうだ。うん。そしたら今日は寝る前にエレンといっぱい

おしゃべりできる。エレンの寝顔も久しぶりに見れる!楽しみ……。なに話そうかな…。



ミカサちゃんのひとりごと続き


このあと、エレンは体の変化を悟られないように座学に参加した。

コニーとサシャの狩猟民族組が、やたらと鋭い野生の感で

エレンの変化を感じ取りそうになったため、

授業終了後にエレンとサシャ・コニーの本気の鬼ごっこが始まったり。

その逃げた先でクリスタとユミルがエレンを保護したり。

私VSミーナ・サシャ・コニーの戦いがあったり。

エレンとアニが鍵の壊れた倉庫に閉じ込められたり。

アルミンとライナーとジャンによる「エレンが女体化って誰得」談義を私が粛清したり。



一日いろんなことがあったのだけれど、そんなことは全く重要なことではない。


ミカサ「そう、これまでの話は前座に過ぎない」

ミカサ「やっと夜になった……これからが大事な話」

ミカサ「昔は私が眠れないって言ったら、エレンが一緒に寝ていいって言ってくれて……」

ミカサ「二人で眠くなるまで、アルミンに話してもらったいろんなお話をして……」

ミカサ「二人ではいるベッドはとってもあったかくって安心した」



ミカサ「というわけで、エレン。今日は私のベッドで寝よう」

エレン「は?何言ってんだよ?」

面白い


エレン「なんだかんだでみんなに俺が女の体になっちまったこと、バレたしな。自分のベッドで寝るよ」

ミカサ「えっ?」

エレン「寝ればなおってたりしねぇかな……」

アルミン「明日からは普通の訓練だけど、体が戻らないと参加できないよね」

エレン「装備も全部サイズちげえしな。やっぱりちょっと身長も縮んでるみたいだ」

エレン「一日過ごしたけど、やっぱ女の体って慣れないな。下半身スースーするし……走るとすぐ疲れるし、胸も邪魔だし」

アルミン「邪魔になるほどあるように思えないけど」

エレン「なんだよっ!貧乳だとでも言いたいのか!」

エレン「……ってなんで俺も胸のことで怒ってんだよ。俺 男なのに……複雑な心境だぜほんと」

アルミン「あはは。じゃあそろそろ寮に戻ろうか。おやすみミカサ」

ミカサ「待って!!!!!!」バンッ

エレン「うおっ」

ミカサ「そ、そんなことダメに決まってる!!!一応いまエレンは女の子なんだから、男子寮に戻らせるわけにはいかない!!」

エレン「んなこと言ってもな…」

ミカサ「エレンはもともと女顔なんだから、体まで女になったエレンを誰も襲わないなんて保障できない!危ない。だめ」

アルミン「いやいやいやいや」

ライナー「ないない」

ベルトルト「エレンはどこまでいってもエレンだし」

ジャン「信用ねえな俺ら……」

ミカサ「口でならなんとでも言える。でも万が一過ちが起きないとも限らない」

マルコ「仲間にそんなことするわけないじゃないか」

エレン「マルコ……」

コニー「でもせっかくなんだし、おっぱい見せてくれよ!」

ミカサ「アウト」トンッ

コニー「」

エレン「コニーーーーーーーーーッッ!!」


アルミン「顔色変えずに一瞬で延髄切りか……でもさっきのはコニーが悪いと思うよ」

マルコ「コニーに悪気があったわけじゃないんだ!ただ深く考えないで言葉にしてしまっただけなんだ!」

ジャン「ちょっと素直すぎるだけで悪い子じゃないんです!ほんと!」

コニー「」

ミカサ「なにより今の話の恐ろしいところは、エレンがあっさり『いいぞ!』って言ってしまいそうな部分」

エレン「お前は俺にどんなイメージを抱いてるんだよ!」

ライナー「いや、朝のこと思い出すと否定もできないだろ……」

ミカサ「とにかくエレンは私と一緒のベッドで寝るべき。これは決定事項」

ミカサ「反論する人はどうぞご勝手に……その口がどんな形状になってもいいのなら」

ベルトルト「こわいよ!」

ミカサ「比喩表現だから安心して」

ベルトルト「なおさらこわいよ!」


エレン「いや、でもさミカサ。実際問題、男の俺が女子寮にはいるのはまずいだろ」

エレン「お前はよくても同室の奴がさ」

ミカサ「……くっ」

クリスタ「私は別にいいよ」

ユミル「仕切りしめてじろじろ見なきゃかまわない」

サシャ「別にいいですよ」

ミーナ「うん。男子寮で寝ても女子寮で寝てもどっちでも、展開的においしいし」

アニ「勝手にすれば……どうでもいい」

ミカサ「ということで」

エレン「えええ〜……」

ライナー「ははは、羨ましいぞエレン。役得だな」

エレン「自分のベッドで寝たいんだけど……」


ミカサ「じゃあ女子寮に行きましょう」

ジャン「まてーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!」

ミカサ「なに?ジャン」

ジャン「そんなんダメに決まってんだろっ!!こいつは女に興味ありませんって面してるけど、内心どんないやらしいことを考えてるのかわかんねえぞ!」

ジャン「女子寮で!?ミカサと一緒のベッドに寝る!?危なすぎる!!」

ジャン「俺には分かる……エレン、お前女子のパンツを根こそぎ盗もうと考えてやがるな!?」

エレン「考えてねーよ」

ジャン「白々しい!それからミカサと一緒に寝るなんて、どんな破廉恥なことしでかすつもりだテメェー!!言ってみやがれこらー!!」グイッ

エレン「うわっ!」

アルミン「あ……だから胸倉つかむと見えちゃうって……」

ジャン「うぎゃーーー!!きたねえもん見せんなこのカマ野郎!!」

エレン「ふざけんな!!お前が勝手に引っ張って勝手に覗いてんだろこの変態!!!」

ジャン「誰がテメェのなんて好き好んで見るかよ!きめえな!」

エレン「きもいのはお前だ馬鹿!」



「い」

「い」

「か」

「げ」

「ん」

「に」

「し」

「て」




ミカサ「ジャン……?」


アルミン「おーっとミカサのオーバーヒート!これはジャンの命が危うい!」

ミーナ「エレンが女の子になったことで過保護25%増でお送りしています!」

クリスタ「二人ともなにやってんの?」

さよならジャン


ミカサ「エレンはいま女の子なんだから、そんな風に乱暴にしないで」ギュッ

エレン「うわ、なんだよミカサ」

ミカサ「それにもっと女の子同士で仲良くするべき、私と」

エレン「はぁ?」

ミカサ「早く女子寮に行こう」ガバ

エレン「おい!やめろ!肩にかつぐのはやめろ!くっそぉ、俺が女になったからって!!」

アルミン「女の子になる前もかつがれたことあったけどね」


ミカサ「ジャン……それから一応言っとくけど……二度も見たエレンの胸について」

ジャン「えっ」

ミカサ「自発的に忘れるのと……外的要因、たとえば殴打によって忘れるの……どっちがいい?」

ジャン「エレンの胸のことなんて僕覚えてないなぁ!!」

ミカサ「そう……」スタスタ

ジ/ャ/ンにはしないミカサさん少し優しい


ジャン「……」シクシク

マルコ「……」ポン


アルミン「大体こういうのって、明日の朝になれば戻ることが多いけど、どうなるかな」

ライナー「戻るだろ。ご都合主義で」

アルミン「だよね」


女子寮

ミカサ「じゃあ寝よう」

エレン「せまいな……さすがに」

ミカサ「もっとこっちに寄ればいいのに」

エレン「寄るって、これ以上寄ったらもうほとんど抱き合うようなもんじゃねえかよ」

ミカサ「別に……いいと思うけれど」

エレン「よくないだろ」

ミカサ「いま私たちは女の子同士なんだから、変じゃない……!」

ミカサ「エレンがそう言った。ベッドから落ちると危ない、もっとこっちに……」

エレン「う……じゃあ」


エレン「……暑いな。やっぱ離れ……」

ミカサ「平気。エレンの髪……さらさらしてる。触っていい……?」

エレン「……勝手にしろよ」


ミカサ「きれい。触ってると気持ちいい」

エレン「お前のもそうだろ」

ミカサ「私のとは全然違う。エレンのはふわふわしてて、獣みたい」

エレン「それ褒めてんのかよ……」


エレン「あー、今日一日でどっと疲れた。もう寝るぞ」クルッ

ミカサ「えっ、エレン、向こうむいちゃうの」

エレン「向かい合って寝るのも気まずいだろ」

ミカサ「……」

ミカサ「……おやすみエレン」

エレン「ああ」



ミカサ「……」

エレン「……」

ミカサ「……」

エレン「……」

ミカサ「……エレン、寝ちゃった?」

エレン「……」

ミカサ(もう眠ってるみたい……。今日疲れたって言ってたし……)

ミカサ(これじゃ寝顔見れない。寝返りうってくれないだろうか……)ソワソワ

ミカサ(お話もしたかったけれど……しょうがない。エレンは一日大変だったんだから)


ミカサ「背中……」ツツツー

E

ミカサ「……」ツツツー

E l l e

ミカサかわいい

かわいいことしてるな///

このミカサはかわいい


エレン「……おいっ なんだよ。くすぐってえな」クルッ

ミカサ「起きてたの?」

エレン「お前のせいで起きたんだよ。もういい、こっち向いて寝るからな」

ミカサ「……それはそれで照れるかもしれない」

エレン「俺はどこ向いて寝りゃいいんだよ」

ミカサ「こっち向いてて大丈夫」

エレン「そうか?んじゃおやすみ」

ミカサ「おやすみ」


エレン「……」

ミカサ「……」ジー

エレン「……」

ミカサ「……」ジー

エレン「……なあ、寝づれーよ」パチ

ミカサ「気にしないで」

エレン「お前も寝ろよ」

ミカサ「こうして見てると……エレンはカルラおばさんに、よく似てる」

エレン「ああ、俺も今日鏡見て思った」

ミカサ「……かわいい。すごく///」

エレン「なんだよ、いきなり……しかも全然嬉しくない……」

エレンは複雑だろうな・・・鏡を見るたびに


ミカサ「……」ギュッ

エレン「お前っ 俺中身、男のままだからな!?」

ミカサ「……」パッ

エレン「そんな照れるくらいなら最初からやるなよ……」

ミカサ「でも今はエレンは女の子だから関係ないし別に他意はなくてただそこにエレンがいたから……ごにょごにょ」

エレン「つーか昔を思い出すな、なんか」

ミカサ「うん。私が寝れないときは、エレンのベッドに一緒に寝た」

ミカサ「あとエレンが雷を怖がったとき……」

エレン「ばっ あれはお前が怖がったから俺が先回りして一緒に寝ようって言ったんだよ!!俺が怖かったわけじゃねえ!」

ミカサ「……」

エレン「なんだよその目は!」

エレンってカルラさん似だよな
結婚しよ(結婚しよ)

>>59
枕を涙で濡らすエレンをアルミンが慰めるんですね

>>61
…削ぐ


ミカサ「それで寝るまで、アルミンに聞いた話をずっとしてた」

エレン「あいつの話はおもしろいからな」

ミカサ「一人で過ごす夜はすごく怖かったのに、エレンといると楽しかった」

エレン「あー……おう」

ミカサ「今日は久しぶりに一緒に寝れて嬉しい」

エレン「子どもかよ……」

ミカサ「いまのエレン、柔らかくて気持ちいいし」

エレン「暑いからあんまりひっつくなって」

ミカサ「やだ」

エレン「……はあ……今日だけだからな」

ミカサ「……うん…!」



ミカサ「おやすみ、エレン」

エレン「ああ、おやすみ」


その日、久しぶりに昔の夢を見た。

眠るとお母さんとお父さんの夢を見ることが辛かったから、夜が嫌いだった。

でもエレンと過ごす夜は全然違くって、わくわくするような色んなことを二人で話す時間がほんとうに好きだった。

また明日もエレンと話すのが楽しみで、眠るのも怖くなくなった。

朝は私の方が早起きだったから、いつも目覚めて一番最初に目にするのはエレンのよだれを垂らした寝顔だった。




幸せだったな。

いや、違う。

今だって、幸せなんだ。


だって今日もエレンに会える。


ミカサ「……またよだれ垂らしてる」

ミカサ「もう起きないといけないけど……あともうちょっとだけ」

ミカサ「エレンの寝顔を見ていよう」

ミカサ「……幸せ」


エレン「…………で」

エレン「なんで女のままなんだよ!?元に戻ってないってどういうことだよ!」

アルミン「ミカサが満足すれば一日で元に戻るかなって思ってたんだけどな」

エレン「も、もしかして……俺ずっとこのまま……?」

アルミン「……あはは」

エレン「なんとかしてくれよアルミン!さすがにこのままは俺も嫌だぞ!!」

アルミン「うーん。ミカサ、なにか思い当ることはない?」

ミカサ「……もしかしたら…私が満足してないからかも」

エレン「どういうことだよ」

ずっとこのままとか最高じゃん


ミカサ「……」スッ

エレン「なんでお前の私服を俺に差し出すんだよ」

ミカサ「ワンピース、ロングスカート……絶対エレンなら似合うと思う」

クリスタ「髪型アレンジもしてみる?」ヒョコ

ミーナ「口調も男口調からなおしてみよっか!せっかくかわいい顔なんだから、汚い言葉使っちゃだめだって」ヒョコ

エレン「お前らどっからでてきた」

ミカサ「あと立ち振る舞いも女の子みたくした方がいいかも。まず内またで立ってみて」

クリスタ「髪伸ばしたところも見てみたいな」

エレン「なんだよお前ら!!どういうつもりだよ!!俺は男だぞ!」

その後、そこには見事お淑やかになったエレンの姿が!!

カルラ似ってことは素材はすごく良いんだよなw

胸もあって顔をカルラ似で髪の毛長けりゃ、まさに理想の女の子だな



エレン「こっちに寄るんじゃねえ!女装なんかいやだ!ア、アルミン、助けてくれよ!」

ミカサ「アルミンも似合うと思う……」

ミーナ「アルミンはこっちのお洋服かな」

アルミン「ごめんエレン」ダッ

エレン「おいこら待てアルミン!!!身捨てんのか親友を!!」



ミカサ「大丈夫、絶対かわいい」ジリジリ

ミーナ「怖がらなくっていいよエレン」ニコ

クリスタ「さ、こっちに来て」ニコ


エレン「いやだーーーーーーーーーっっ!!」

カルラさんは進撃で一番美人だからな



これ教官見たら勘違いしそうなや


エレンは元の性別に戻ることができるのか?
それともこのまま本当にヒロインの座におさまってしまうのか?
エレンの男のプライドはずたずたに引き裂かれてしまうのか?


その答えは、まだ誰にもわからない。
でもきっとエレン・イェーガーならこの苦境にも立ち向かえるって
僕……アルミン・アルレルトは信じてるよ。


そして僕はエレンの甲高い悲鳴を背に受けながら、全力ダッシュで食堂に向かったんだ。
身捨てるわけじゃない、これは戦略的撤退なのさ。


さあ、今日も一日が始まる。
空は青く雲は白い。いつもと同じような質素な食事だけど、食べられるだけで御の字さ。

生きるって、素晴らしいよね。どんな困難にぶち当たっても、生きてる奴が勝ちなんだよ。
エレン、君ならそれを身をもって証明してくれるって、僕は知ってるよ。

だって君は、僕の大事な親友なんだから。


おわり

n番煎じネタすいませんでした
読んでくださった方、ありがとうございました

おつ

おつおつ

乙乙

乙!面白かった

無理矢理綺麗な話風に締めやがってwwwww
乙乙!

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