【咲:安価】京太郎「……家が無い」玄「その4!」【阿知賀】 (564)

家の無くなった京太郎君が阿知賀に!

頑張ってお手伝いをして目指せ全国制覇!

※借金は無いです



そんな感じでのんびりほのぼのとやっていく予定の安価スレです

前スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」宥「阿知賀編、その3……です」【阿知賀】【咲:安価】京太郎「……家が無い」宥「阿知賀編、その3……です」【阿知賀】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361810100/)


現在4/18(木)朝


好感度順
穏乃>>憧>玄>宥>灼>晴絵



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363533158

麻雀の仕方


それぞれのキャラに(火力,守備力,速さ)の三種類のステータス値があります


(速さ+コンマ)で一番高い人が和了者
(守備+コンマ)で一番低い人が放銃者
(火力+コンマ)-(守備力)で得点

(速さ+コンマ)が奇数でツモ、偶数でロン。


ツモの場合、(和了者火力+コンマ)-(他3人の守備力平均値)によって決まります

ロンの場合、(守備+コンマ)が一番低かった人が放銃するが、
そのとき(和了者火力+コンマ)-(放銃する人の守備力)の数字によって点数を決めます。


以下、得点表
       子        親
〜10  1000(300・500)    1500(500オール)
〜20  2000(500・1000)    2900(1000オール)
〜35  3900(1000・2000)   5800(2000オール)
〜50  5200(1300・2600)   7700(2600オール)
〜70  8000(2000・4000)   12000(4000オール)
〜87  12000(3000・6000)   18000(6000オール)
〜100  16000(4000・8000)   24000(8000オール)
〜110 24000(6000・12000)  36000(12000オール)
111〜 36000(8000・16000)  48000(16000オール)

ステータス
玄(和了時、得点を2段階アップ。放銃時、得点を1段階ダウン、速さ×0.8)
火力 52
守備力53
速さ 59

宥(火力×1.2)
火力 57
守備力50
速さ 56

憧(速さ×1.2 火力×0.8)
火力 55
守備力51
速さ 58

灼(速さ+コンマ=10の倍数の時、強制和了)
火力 54
守備力51
速さ 56

穏乃(自分が3位以下の時、火力×1.2、さらにぞろ目で自分が2位に上がれる点数で和了)
火力 58
守備力55
速さ 57


一日の流れ

朝:好感度増加イベント一つ

昼:好感度増加イベント一つ

放課後:4人が麻雀(順位に応じてステータス値割り振り)
↓   1人が特殊(好感度増加かつ成功した場合3のステータス値割り振り)

夕:自由(手伝いスキル増加または好感度増加イベント一つ)

夜:夕と同じ

京太郎について

手伝いスキルを保有しており、それにも値が存在します。
そのスキルの増加により放課後における特殊の成功率が上がります。


現在+18

現在の予定

4/20(土):玄と遊びます

6/2・・・県大会

8月・・・全国大会




間違い、不思議な点、誤字等ございましたら、容赦なく突っ込んでください。

以上、テンプレ終わり

前スレ>>1000了解


4/18(木)朝
誰とイベント?
>>+5

京太郎「……んげっ!」

憧「……そんな変な声出してどうしたのよ、不審者みたいじゃない?」

京太郎「憧が傍に居なきゃ言わなかったっての」

憧「……ぅ」

憧「な、なによそれ……まるでかまってほしかったみたいじゃない」

京太郎「や、まあその通りなんだけどな」

憧「……は、はぁっ!?」

京太郎「頼む、憧!」

憧「え、な、なな、なに!?」

京太郎「一生の……は使えないから、一日のお願いがあるんだ!」

憧「あんた何回私にお願いする気よ!?」

京太郎「なぁ、聞いてくれ、憧!」

憧「……ゎ、わかった、わかったわよ!」

憧「何!?」

京太郎「宿題見せてください!」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……えっ」

京太郎「いや、あの昨日ちょっと、やるの忘れちゃってさ」

京太郎(……玄さんと長話しすぎて)

京太郎「だから、頼む、な、見せて、見せてくれ!」

憧「……」

モブ「ひそひそ……新子さんったら須賀君に頭を下げさせてるわ……ひそひそ」

モブ2「ひそひそ……よく見ると、まるでゴミを見るような目で……ひそひそ」

憧「うるさいわよっ、そこ、そんな目してないわよ!」

京太郎「なぁ、頼む、憧、お前しか頼りがいないんだ!」

憧「ああ、もう、わかった、貸す、貸すわよ!」

京太郎「さっすが憧!」

憧「……はぁ」

憧「授業終るまでには返してよ……」

憧「……京太郎」ボソッ

京太郎「……」

憧「……」

憧「な、なによ、文句ある?」

京太郎「いや、別に」

京太郎「とにかく、サンキュ、憧」

憧「はいはい、どういたしまして」

京太郎「わり、憧、遅れた!」

憧「ああ、もう、チャイム鳴ってるわよ、早く座りなさい!」

京太郎「おう!」

憧「……はぁ」

憧(まったく……お礼くらい言いなさいよ)

憧(急いでたんだから仕方ないけど)

先生「では、今日は34Pから——」

憧(さて……)

憧「……ん?」

『サンキュー、憧!』

憧(……あー、はいはい)

憧(こっちに書いてるから言わなかった、と)

憧(人のノートに落書きしてるんじゃないわよ)

憧「……」

憧「……」

『どういたしまして』

憧「……」

憧(見られるわけでもないのに、何かいてるの、私!?)

憧(ああ、もう、消しゴム消しゴム!)


憧の好感度があがりました

京太郎「……っし、終わった!」

京太郎「昼、昼だぁ……」

京太郎「……」

京太郎「どこで食べようかな?」


>>+5
誰とイベント?

穏乃「京太郎っ!」

京太郎「」ビクッ

穏乃「ご飯食べよ!」

京太郎「お、おう……」

穏乃「……あ、あれ、反応悪い?」

京太郎「ああ、いや、びっくりしただけで」

穏乃「そか、よかった……ならさ、早くこっちに来て!」

京太郎「おう」

呼ばれるがままに彼女の下へと向かう。

いつもどおり制服と……いつもと違うもの。

ただ呼びに来るだけのはずなのに。

京太郎「……」

穏乃「……鞄に変なのついてる?」

京太郎「いや……」

京太郎「今日はあっちのクラスで食べないんだな、って」

穏乃「……もしかして忘れてる?」

京太郎「ははは、まさか」

穏乃「そう言ったらなんでもごまかせると思ってる?」

京太郎「ははは、まさか」

……。

……あ、思い出した。

そうだ、約束してた。

穏乃「じゃ、なんで鞄持ってるか言ってみてよ?」

京太郎「屋上に行くからだろ?」

穏乃「……」

京太郎「……なんだよ」

穏乃「別に」

穏乃「忘れたらジュースでもおごってもらおうかなーなんて思ってないよ?」

京太郎「ははは、正直って素晴らしいよな」

穏乃「そだねー」

京太郎「……」

穏乃「……ま、行き先が分かってるなら話は早い」

穏乃「ほら、屋上行こうぜっ!」

京太郎「……おう」

穏乃「じゃん!」

京太郎「……うわ」

穏乃「綺麗だろー?」

京太郎「ああ……すっげぇ綺麗だ」

京太郎「景色が見渡せるな」

穏乃「そうそう!」

穏乃「だから、ここでご飯食べるとすっごい美味しいんだけどね!」

京太郎「……美味しいんだけど?」

穏乃「寒い!」

京太郎「……ああ、確かに」

穏乃「風もそれなりに吹くからさ、前も行ったけどまだあまり人がいないんだよね」

穏乃「夏なんかはもう超人気スポットだけど!」

京太郎「……へぇ」

穏乃「秋だったら山々がすっごく綺麗になるし……私ここすきなんだー」

穏乃「……さ、食べようぜ、京太郎」

京太郎「だな」

京太郎「……おぉ、ベンチがある」

穏乃「そりゃ、人の立ち入る場所だからね」

穏乃「人がいっぱいいたら座れないけど」

京太郎「そりゃ当然だな」

穏乃「あははっ!」

穏乃「……っしょ」

京太郎「ふぅ……」

穏乃「んじゃ」

穏京「いただきまーすっ!」

京太郎「もぐもぐ……」

穏乃「むぐむぐ……」

穏乃「んくっ……ね、京太郎」

京太郎「ん?」

穏乃「こうして二人きりでいると、まるで秘密基地みたいだね」

京太郎「公然の秘密基地だけどな」

穏乃「あははっ!」

穏乃「むぐむぐ……」

京太郎「もぐもぐ……」

京太郎「……あ、鳥が飛んでる」

穏乃「そりゃ飛んでるでしょ」

京太郎「だな」

穏乃「……でも、綺麗だよなー、本当」

穏乃「吸い込まれそうな空……どこまでも青くってさ」

穏乃「山の上からこうして見上げると、もっと空が近くて」

穏乃「……手を伸ばせば届きそうなほど近いんだ」

京太郎「……」

鳥はもう離れてしまったが、そのまま俺は空を見続けた。

……視線を更に上にあげて、天頂近くを穏乃と同じように見上げる。

穏乃「……」

京太郎「……」

なんだか喋る気にはなれなかった。

ぼうっと見つめる。

何が映るわけでもないが、視界が染まっていくようだった。

……ああ、本当だ。

手が届きそうな気さえしてくる。

京太郎「……」

京太郎「……」

……いやいや、飯を食わないと。

昼休みが終るだろう、と我に返った。

京太郎「なぁ穏——」

ふ、と横目に見る。

今の景色を共有したくて。

……ただ、彼女は未だ空を見上げていた。

曇りなき瞳で、ただ純粋に。

京太郎「——」

……その横顔は。

自分が女らしくない、といっている人間には到底似つかわしくなかった。

穏乃「……ん?」

くる、と表情が一転する。

不思議な表情からいつもの明るい表情に。

京太郎「……いや」

京太郎「早く食わないと昼休み終るぜ?」

穏乃「あ、そうだった!}

穏乃「サンキュ!」

京太郎「どいたしまして」

弁当に目を向ける。

……しばらく、あの綺麗な顔が消えそうになかった。


穏乃の好感度が上がりました。

今日はこれでおしまい。

お付き合いありがとうございましたー

〜淡に寝取られた穏乃〜


右に曲がるか、左に曲がるか

それによって運命は変わる、なんていうけれど。

本当に変わってしまったのかもしれない。

もしも左に曲がっていたら、もうすこし幸せにいられたのかもしれない。

右に曲がってしまったから。

右に曲がってしまったから。

穏乃「……ぁ」

こんな光景を見てしまった。

先ほど私と戦った金髪の彼女と。

似たような色をした髪の私の恋人と。

顔を近づけて、唇を近づけて。

創造もしなかったようなことをしている光景を、見てしまった。

淡「……ぷは」

淡「……ねぇ、京太郎、後ろを向いてみて?」

京太郎「……!」

京太郎「穏乃……」

穏乃「京太郎……っ」

淡「あはは、みーちゃったーみーちゃった!」

淡「先生には言わないで置いてあげるけど、くす」

穏乃「な……」

穏乃「何してるんだよ……っ!」

淡「何って、キスだよ?」

淡「そんなことも知らないの、小学生?」

穏乃「そうじゃなくて!」

穏乃「京太郎も京太郎だよ、なんで——」

淡「ねぇ、京太郎、元カノが何かいってるよー……?」

淡「答えてあげないの、ねぇ、ほら」

淡「お前が魅力的じゃないからだ……って、きゃはっ!」

穏乃「……っ!」

淡「きゃぁ、こわーいっ!」

淡「助けて京太郎、あの子が私を睨んでくるの!」

穏乃「京太郎っ!」

京太郎「……」

穏乃「なんで、なんでこんなことしたのさ!」

穏乃「……罰ゲーム、弱みを握られた?」

穏乃「……最低、そんなことするんだ、白糸台って」

淡「まだ京太郎は何もいってないのにー」

淡「盲信する前に、彼の言葉を聞くのが先じゃないの?」

穏乃「……」

穏乃「……ねぇ、京太郎」

穏乃「何か言ってよ、何か話してよ」

京太郎「……」

淡「お前となんか話さないって——」

京太郎「淡」

淡「はーい、だまってまーす!」

京太郎「……穏乃」

穏乃「……」

京太郎「……ごめん」

穏乃「あ……謝られても、何がなんだかわからないってば!」

穏乃「ねぇ、京太郎!」

京太郎「別れよう」

穏乃「え、えっ!?」

穏乃「なに、何それ、なんなの!?」

京太郎「……ごめん」

穏乃「なんで、なんでさ!」

穏乃「ねぇ、説明くらいしてよ、京太郎!」

穏乃「なんで、なんでいきなり別れるの!?」

穏乃「私が悪かったなら、直すからさ!」

穏乃「ごめん、なんて、一言で終らせないでよ!」

京太郎「……」

淡「もう話すことはないってさー!」

淡「きゃはっ、かっわいそー、いいの、京太郎?」

京太郎「……ああ」

穏乃「……な、なんだよそれっ!」

穏乃「ふざけんなよ!」

淡「んー、じゃいこっか、京太郎!」

穏乃「ふざけないで、ふざけんな!」

穏乃「理由くらい説明してよ、京太郎っ!」

京太郎「……」

穏乃「京太郎っ!」

淡「……いい加減にしてよ」

穏乃「するのはどっちだよ!」

淡「元カノさんのほうですー」

淡「見苦しい女の子は嫌われるよ?」

穏乃「だからって——」

淡「よーするに」

淡「単純に」

淡「今まで元カノさんと楽しんだ時間よりも」

淡「2日3日の私といた時間の方が楽しかったってことー」

穏乃「……っ」

淡「女の子としての魅力が、元カノさんには全然なかったって事」

淡「こんなにすぐにフれるくらい、元カノさんに愛はなかったってことー」

淡「……もっと分かりやすくいうなら」

淡「京太郎は元カノさんなんか好きじゃないってことだよ」

穏乃「……嘘」

淡「嘘だったら、なんで私を引き剥がさないの?」

淡「嘘だったら、なんで京太郎は別れようっていったの?」

淡「あははっ、見苦しい、現実見なよ、小学生」

穏乃「嘘、嘘、嘘、嘘っ!」

淡「認めなってばー」

淡「たとえ試合に勝ったとしても勝負には負けてるの」

淡「人生の負け犬なんだって」

淡「……それとも負け猿?」

淡「なんちゃって、きゃはっ!」

穏乃「京太郎、ねぇ、京太郎っ!」

京太郎「……」

淡「ね、こんな子ほっといて、早くデートいこっ!」

淡「私、いいお店知ってるんだよ、ふふっ」

穏乃「やだ、いかないで、京太郎っ!」ギュッ」

京太郎「……ごめん」バッ

穏乃「……ぁ」

淡「あははははは、振り払われてやんのー!」

淡「触られたくもないんだってさ、あはははっ、あははははっ!」

穏乃「ぅ……」

淡「じゃあね、負け犬さん」

淡「決勝戦もよろしくっ!」

京太郎「……」

淡「でねでね、そのお店なんだけど——」

穏乃「ぅ……う」

穏乃「うわあああああああああああ!」


おしまい

寝取り書くのはやっぱり苦手です、こんなのでよかったでしょうか?

あわあわは策を練る知将ぶって頑張るけど失敗する恥将系だと思います、まる
あわあわ可愛い


それでは、はじめます

晴絵「ぶっかつっだぜっ!」

玄「京太郎君、京太郎君!」

京太郎「どうしました?」

玄「えへへっ、なんでもなーい」

憧「……」

憧「ね……ね、京太郎」

京太郎「ん?」

憧「あ、いや、えっと……呼んでみただけ」

宥「……」

宥「……あの、京太郎君?」

京太郎「あ、はい」

宥「あ、えっと……大丈夫?」

京太郎「……はい?」

宥「わ、わ……なんでもないです……」

穏乃「……」

穏乃「ね、京太郎!」

京太郎「どした?」

穏乃「えっと……あはは、ごめん、言おうとしたこと忘れちゃった!」

京太郎「はぁ……」

京太郎「……」

灼「……あの、須賀君」

京太郎「どうしました?」

灼「えっと……や、特になんでもないんだけど」

京太郎「はぁ……」

灼(……なんだろう、この疎外感)

晴絵(私の方が疎外感感じてるよ)



誰が抜ける?
>>+5(ぱっとかじっくりとかも)

穏乃「や」

京太郎「よ」

穏乃「……なんか、久しぶりな感じ」

京太郎「つい2時間前くらいに一緒に飯食ったばっかだけどな」

穏乃「へへっ」

京太郎「……んじゃ、頑張るか」

穏乃「おう!」

穏乃「京太郎もちょっとは成長した?」

京太郎「多分な」

穏乃「……何さ、それ」

京太郎「あはは、自分の成長具合なんて案外わかんないぜ?」

穏乃「あー……まあなんとなくはわかるかもしれないけれど」

京太郎「ま、とりあえず」

京太郎「やりゃわかることだ」

穏乃「そりゃそーだね!」



>>+3
80以上で成功、55以上80未満でスキルアップ

他部員の麻雀安価忘れてました、ごめんなさい

玄>>+1
宥>>+2
憧>>+3
灼>>+4
数字が大きい順

穏乃「〜♪」

京太郎「……あんま足ばたばたすんなって」

穏乃「いーじゃん、別に、授業中じゃないんだし」

穏乃「落ち着く格好でやるのが一番だよ!」

京太郎「そうなのかもしんないけどさ」

京太郎「……でも、仮に全国にいったとしてだ」

穏乃「絶対に行くよ!」

京太郎「ああ、わりぃ」

京太郎「……ともかく、全国に行って、決勝の舞台にたって」

京太郎「いざ、舞台にたったとしよう」

穏乃「う……うん」

京太郎「……勿論、その場面はテレビでいっぱいみられるわけだ」

穏乃「そりゃ……大会はちがっても、和だってそこでみたわけだし」

京太郎「そこで考えてみよう」

京太郎「……テレビで映る選手が、足ばたばたさせてたらどう思う?」

穏乃「……あー」

穏乃「ちょっと恥ずかしい……かも」

京太郎「そういうことだ」

穏乃「……そういうことですか?」

京太郎「そういうことですね」

京太郎「いつもの穏乃じゃなくなれとはいわないけどさ、もうちょっと落ち着くかしとやかになってください」

穏乃「……はーい」

穏乃「……」

穏乃「……」

穏乃「……あー、落ち着かない!」

京太郎「あはは、それも嬌声だな」

穏乃「うー……まさかこんなとこでつまずくなんて……」

京太郎「頑張れ」

穏乃「女の子じゃない私にはむーりー」

京太郎「女の子になれるようにがんばれっての」


宥>>+1(3つ)
憧>>+3(2つ)

宥:攻撃57→59
  守備50→51
憧:守備51→53



穏乃「……」ウズウズ

京太郎「……」

穏乃「……」ウズウズ

京太郎「穏乃」

穏乃「なっ、なに……?」

京太郎「危ない」

穏乃「え……あっ!」

京太郎「……あの、本当に大丈夫か?」

穏乃「だから大丈夫じゃないんだってば……」

穏乃「うぅ……」

穏乃「……あ、そだ!」

京太郎「ん?」

穏乃「おさえて!」

京太郎「……は?」

穏乃「私の脚、ぎゅーって、おさえて?」

京太郎「……えっと」

穏乃「そしたらさ、ほら、私も気にしないだろうし」

穏乃「動かそうとしても動かせないなら、そのうち本能が動かそうとするのをやめるし……ね、いい考えじゃない?」

京太郎「……」

穏乃「……京太郎?」

京太郎「却下」

穏乃「えー、なんでー?」

京太郎「なんでじゃねぇよ、アホ!」

穏乃「あ、アホはひどいんじゃないの!?」

京太郎「うるせぇ、アホはアホだアホ!」

穏乃「三回も言われた!」

京太郎「まったく……」

穏乃「……もしかして、照れてる?」

京太郎「!」

穏乃「大丈夫だよ、私だから」

京太郎「だーかーらー、その自信はどこから出て来るんだってば!」

穏乃「私のこの胸からだよ!」

京太郎「んじゃ、なおさらだよ!」

穏乃「だーいじょうぶだって」

穏乃「ごぼうだと思えば、なんともないっ!」

京太郎「そんな綺麗な足をごぼうに見れるか!?」

穏乃「えっ……」

京太郎「……あー」

京太郎「山駆け回れるほどの脚力を持った足だぜ?」

京太郎「ごぼうみたいな細いものじゃ例えられないだろ」

穏乃「あー……そっか、そだよね、あははっ!」

穏乃「んじゃ、大根、大根だと思って!」

京太郎「それも全然違う!」

京太郎「……ともかく、無理」

京太郎「初心な高校生に変な提案見せるんじゃねっての」

穏乃「……ちぇ」

京太郎「……」

穏乃「……」

京太郎(……ああ、もう、穏乃が変なこと言うから)

京太郎(目にちらちらと入ってくるな……もう)

穏乃「……」

穏乃「……」パタパタ

京太郎「ストップ」

穏乃「……う」



穏乃の好感度が上がりました。


灼、玄>>+1、+3(1つずつ)

灼:速度56→57
玄:守備53→54



晴絵「ただいまー」

京太郎「ただいま帰りましたー」

晴絵「やー、今日も疲れたね」

京太郎「ですねー……また肩もみましょうか?」

晴絵「お、ついに京太郎君も執事としての血に目覚めたかい?」

京太郎「やっぱやめます」

晴絵「カムバック!」



>>+5
1、散歩(誰かと出会います)
2、家でごろごろ
3、麻雀の勉強
4、その他(自由安価)

京太郎「……」

晴絵「ほら、あの、いのちのうどんつけるから!」

京太郎「死んでませんよ!?」

晴絵「ともかく、カムバック!」

京太郎「……」

京太郎「……んじゃ、後ろ回りますね」

晴絵「おお、さすが京太郎君、信じていた通り!」

晴絵「やっぱり京太郎君には執事の才能があるね!」

京太郎「……褒めてますか?」

晴絵「そりゃ、もう、当然」

晴絵「親孝行の才や手伝いの才と言い換えてもいい」

京太郎「……」

京太郎「んじゃ、いきますよ……っ!」

晴絵「あうっ!」

晴絵「はぁー……、やっぱ気持ちいいわー……」

京太郎「そりゃよかったです」

晴絵「……いや、本当さ京太郎君がうちにきてくれて助かったよ」

晴絵「いろんなこと手伝ってくれるし」

晴絵「……なにより、寂しくないからさ」

京太郎「……」

晴絵「一人暮らしって案外寂しかったんだよねー」

晴絵「だからさ、京太郎君がここに住んでくれて……話し相手になってくれて」

晴絵「すごいうれしい」

京太郎「……」

晴絵「わ、ちょ、痛い、痛い!」

京太郎「え、あ、ご、ごめんなさいっ!」

晴絵「あはは、まあ別にいいけど」

晴絵「ん、そのくらいそのくらい……はぁ……気持ちいい……」

晴絵「……ま、そんなわけで」

晴絵「ありがとさん」

京太郎「……いえいえ」

京太郎「それを言うなら、晴絵さんこそ」

京太郎「俺を住まわしてくれてありがとうございます」

京太郎「……最初ジャージで出てきたときはびっくりしましたけど」

晴絵「……あはは」

晴絵「思えば、京太郎君がいたから私の生活もちょっとはよくなったのかも、なんてね」

京太郎「……っと」

京太郎「こんなもんですかね?」

晴絵「やー……ありがと」

晴絵「おかげで、ちょっと楽になった」

晴絵「……っし、んじゃ私からお礼をしてやろう!」

京太郎「……へ?」

晴絵「さあ、後ろを向け、京太郎君!」

京太郎「や、ちょっと待ってください、何する気ですか?」

晴絵「あはは、変なことはしないよ」

晴絵「ただのお返し」

晴絵「揉み返すだけさ」

京太郎「はぁ……」

晴絵「大丈夫大丈夫」

晴絵「肩もみのレジェンドといわれた私だ……天国を見せてやるぜ?」

京太郎「……へ?」

晴絵「それっ!」

京太郎「!」

晴絵「えいっ、やっ、よいしょっ!」

晴絵「ふふっ……どう、気持ちいい……?」

京太郎「……なんかもう、力が抜けてく感じです」

晴絵「あはは、そりゃあいい!」

晴絵「ん、や、は!」

京太郎「……」

晴絵「ほ、ふっ、それっ」

京太郎「……あぁ」

晴絵「あははっ、情けない声が出てるぜっ?」

京太郎「さっきの赤土さんにもいってやりたいですね」

晴絵「あはははっ!」



晴絵さんの好感度が上がりました。

晴絵「……どう?」

京太郎「美味しいです」

晴絵「そりゃよかった」

晴絵「……たまには、京太郎君もご飯作ってみる?」

京太郎「ああ、いや、俺は」

京太郎「そんなスキルを生憎持ち合わせてないので」

晴絵「そりゃ、残念だ」

晴絵「……ま、機会があれば教えてあげるよ?」

京太郎「そのためには俺のやる気が必要ですね」

晴絵「ごもっとも」




夜、何する?
>>+5
1、メール(誰かも明記)
2、晴絵さんとごろごろ
3、麻雀の勉強
4、その他(自由安価)
>>+5

京太郎「……んじゃ、俺は上で勉強してきますね」

晴絵「教えてあげようか?」

京太郎「いえ、いいですよ」

晴絵「えー」

京太郎「……学校の仕事はどうするんですか?」

晴絵「……」

京太郎「ダメです」

晴絵「まだ何もいってないのに!?」

晴絵「わかってる、ちゃんとやるよ」

晴絵「……でも、先生の仕事って生徒に知識を植え込むことでもあるんだぜ?」

京太郎「や、まあそうですけど」

京太郎「……なら、分からないところがあったら危機にきますね」

晴絵「おう!」


………………。
…………。
……。


いや、勉強はした、物凄い頑張った。

でもさ、やっぱり、ね?

……あの、休憩って必要だと思うんですよ。

そんなわけで、携帯を握り締めています。

京太郎「……」

あて先は穏乃。

なんとなく話したいと思ったから。

誰かと話すのに理由がいるかい?

……いるかもしれない。

……まあ、理由はともかく、話題は必要なわけで。

何はなそうか……?



1、世間話(内容は自由、書かなくてもいいです)
2、遊ぼうぜ?
>>+5

京太郎「……なぁ穏乃ー……っと」

『ん、なにー?』

京太郎「いやさー……勉強疲れたなー……って」

『……ええと、それで?』

京太郎「休憩しようかと……っと」

『私とお話して?』

京太郎「そうそう……ま、話題はないんだけどな……っと」

『つまり、私に全部任せるんだ』

『あははっ、ひどいなー、京太郎は』

京太郎「……んなこといわれてもなー……」

京太郎「今やってることがやってることだからさ、話す内容もつまんなくなりそうなんだよ……っと」

『うげ、勉強の話は嫌かも』

『……ん、じゃさ』

『星のお話しよ?』

京太郎「……星?」

京太郎「また、穏乃にしてはメルヘンな話題だな……っと」

『あはは、ちょっと帰り道に見てきたから』

京太郎「……どこいってたんだ?……っと」

『散歩』

『そんときにさ、夜空を見上げたの』

『……毎日見てる風景なんだけどさ』

『やっぱ、星って綺麗だよね』

京太郎「……」

ふと、傍の窓を開ける。

明るい部屋から見る夜空には少しだけ点々と光が浮かんでいた。

京太郎「……綺麗だな」

京太郎「ただ光ってるだけなのに……っと」

『電灯が光ってても、そんなに綺麗に感じないのにね』

京太郎「ネオンライトとかならまた別だろうけどな……っと」

返信しながら、空を見上げる。

『……ね、京太郎』

『今、夜空見てる?』

京太郎「そりゃ、こんな話になればな……っと」

『……ふふ』

『一緒の空、見てるね』

京太郎「……また、穏乃にしちゃメルヘンな言葉だな……っと」

『馬鹿にしてる?』

京太郎「女の子らしいな……っと」

『女の子じゃないっ!』

……どうしろと。

京太郎「……でも、ま」

京太郎「二人だけの夜空ってわけでもないんだけどな」

『……夢がないなー』

京太郎「二人だけがよかったか?……っと」

『ううん、別に』

『ただ、なんとなく京太郎と々空を見てるんだ……と思うとさ』

『……なんだろ』

『ちょっとうれしい……のかな?』

京太郎「……何で疑問系なんだよ」

『わかんないんだもん』

『じゃさ、京太郎はどんな気持ちなの?』

京太郎「……綺麗だなぁ……っと」

『あはは、私とおんなじだ』

京太郎「……」

返信が思いつかなくて、夜空をぼうっと見上げる。

春の正座と言えば……何があるっけ?

京太郎「……おんなじだなぁ……っと」

『おんなじおんなじ』

『……うん』

『やっぱりうれしい』

京太郎「……そうか……っと」

『そうだよ!』

『共有してる……からなのかな?』

京太郎「聞かれてもな……っと」

『そうだった』

『……っと、そろそろ休憩は終わり?』

京太郎「ん……ああ」

京太郎「もっと話してたいか?……っと」

『お風呂入りたいんだ』

『だから、ゴメンね』

京太郎「ああ、いや、いいよ」

京太郎「丁度いい気分転換になったから」

『ふふっ、よかった』

『それじゃ、また明日!』

京太郎「ああ、また明日」




穏乃の好感度があがりました。

4/19(金)朝
誰とイベント?
>>+5

穏乃「おっはよっ!」

京太郎「おはよ」

京太郎「今日も元気だな」

穏乃「元気の子だからね、私」

京太郎「確かにそんな感じだな」

京太郎「一年中走ってそうだ」

穏乃「あはは、ありがと」

穏乃「褒めてくれたんだよね?」

京太郎「さぁ?」

穏乃「む……何それ!」

京太郎「はは」

穏乃「……ね、京太郎」

京太郎「ん?」

穏乃「こうして二人で並んだらさ」

穏乃「同じ夜空を見れるのかな?」

京太郎「……」

穏乃「や、あの……変な意味じゃないよ?」

穏乃「ただ、なんとなく気になったの、同じ空を見ている人はいっぱいいるけど、同じ形の空を一緒に見るにはどうしたらいいんだろう……って」

穏乃「遠い場所から見た空、だと、やっぱり少しずれてると思うんだよね」

穏乃「どうすればいいのかなー……って」

京太郎「……こう……重なるとか?」

穏乃「あはは、そんなのどうやってやるのさ」

京太郎「さあな」

穏乃「私たちが融合したりしちゃうの?」

穏乃「須賀穏乃……みたいな!」

京太郎「……なあ」

穏乃「ん?」

京太郎「わざとか?」

穏乃「何が?」

京太郎「……」

京太郎「……このことは、二人だけの秘密な」

穏乃「えっ?」

京太郎「二人だけの夜空をどうやってみるか……なんだから、第三者が入ったらダメだろ?」

穏乃「あ、そか」

穏乃「ん、そだね……じゃ、指きりしよっ!」

京太郎「りょーかい」

京太郎(……あんなことを他人にに言われたらどんな勘違いされるか……)

京太郎(須賀穏乃って……)

穏乃「ゆーびきーりげんまん——♪」


穏乃の好感度が上がりました。

それじゃ、今日の本編はこれでおしまい。

久しぶりに小ネタ安価+5

麻雀部ボーリング大会

>>208
晴絵「第一回、誰が一番綺麗な地層を取れるか大会!」

……あ、はい、冗談です、ボウリングですよね?
ネタが思いつかないので、少し時間かかると思います。

なので、今日はこれでおしまいで

〜麻雀部ボウリング大会〜


灼「第一回、ボウリングたいか〜い」

玄「わー!」

穏乃「わー!」

憧「……や、ボウリング大会って……」

宥「灼ちゃんのダントツ優勝……じゃない?」

灼「勿論、私は出ない、司会進行役」

憧「……ほ」

灼「えと……んじゃ、説明」

灼「皆には10ゲームやってもらって、そのスコアが高かった人から1位、2位……みたいな」

憧「10ゲーム!?」

灼「うん」

灼「ルールは、普通のボウリングと同じだよ」

灼「だから、説明することなんてほとんどないんだけど」

憧「いやいやいや、10ゲームって何、何!?」

玄「あの……うん、流石に10ゲームは無理だよ?」

灼「でも、そういうルール……」

宥「る、ルール改訂すれば……?」

灼「や……」

憧「や……って」

憧「そんなんじゃ誰も参加しないわよ?」

灼「……別に辞退してもいいけど」

灼「賞品、あるよ?」

憧「……賞品?」

宥「……あったかいもの?」

灼「うん、あったかいもの」

穏乃「なんだろ……おでんとか?」

憧「や、それが賞品なら私参加しないわ」

玄「おでんのために10ゲームはね……」

灼「……えと、いいかな?」

玄「あ、ごめん」

灼「それで、賞品なんだけど」

灼「……じゃん」

穏乃「……ん?」

灼「……京太郎君」

京太郎「え、あ、はい、ごめんなさい、ぼーっとしてました」

宥「……京太郎君?」

玄「いないと思ったら、そこの柱に隠れてたんだ」

京太郎「隠れてろって言われたので」

灼「……で、これが——京太郎君が賞品」

灼「一つだけなんでも言うことを聞いてくれるって」

4人「!」

灼「……いいよね?」

京太郎「ええ……あの、あまりひどいことじゃなければ」

4人「!!」

灼「……あとは、そっちで決めて」

憧「司会進行適当!?」

灼「別に貸切ってわけでもないから」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



憧「っし、行くわよ、私本気出しちゃうわよ!」

穏乃「うっわ、はやっ!」

憧「どうよ!」

玄「……でも、あんまり精度はよくないね」

憧「うるさい」

憧「そーれっと」

憧「ふふん、スペアね」

宥「じゃ……えと、次、私……」

穏乃「……宥さんがボウリングってあんまり想像つかないかも」

憧「あー、なんとなくわかる」

憧「箸より重いもの持ったことなさそうだよね?」

玄「よくこたつとか持ってるよ?」

憧「……そういうことじゃなく」

宥「え、えいっ」

憧「……なんかすっごい回転かかってるわね」

玄「なんでも、ああやって回転かけたら摩擦熱がすごいことになるんじゃないかなー……だって」

穏乃「……でも、全然検討はずれの方にいってますよね」

宥「あうぅ……ダメだった……」

憧「……でもさ」

憧「戻ってくる間に、熱なんてほとんど消えちゃわない?」

宥「!」

宥「……」

宥「え、えいっ」

憧「普通に投げた!?」

穏乃「っし、私!」

穏乃「そーれっ!」

玄「おぉ……」

宥「まっすぐ真ん中……」

穏乃「……っし、ストライク!」

憧「いぇいっ!」

穏乃「いぇいっ!」

玄「……そして、最後は私、大トリは私です!」

玄「必殺、ドラゴンロードッ!」

憧「……いや、普通じゃない」

玄「くくく……このボールの軌道を見ても、そういえる?」

憧「……こ、これは……!?」

玄「まるで龍のように進むボール……ふふっ、すごいでしょ!」

憧「いや、真っ直ぐ進んでるだけじゃない」

穏乃「お……おお!」

穏乃「なんかかっこいい!」

玄「ふふん!」

憧(この子単純!)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


灼「……なんか、皆楽しそうだね」

京太郎「ですね」

灼「……あ、だめ、京太郎君」

灼「そこはもっと……こうしてもって……こうって感じで」

京太郎「ああ、なるほど……」

京太郎「ええと……とうっ!」

灼「うん、そんな感じ」

灼「京太郎君、覚えるの上手だね」

京太郎「あはは、そうでもないですよ」

京太郎「ほら、次は灼さんの番です」

灼「ん……」

灼「……」

灼「……あの、さ」

京太郎「はい?」

灼「えっと……ごめんね」

灼「私のわがままに付き合ってもらっちゃって」

京太郎「ああ、いえ」

京太郎「負けたほうがどっちかの言うことを一日聞く……っていうゲームで負けたのは俺ですし」

灼「うん」

灼「だから……一緒に、ボウリングしたくて」

京太郎「そのくらいなら誘ってくれれば、いつだってしましたのに」

灼「……あの」

灼「恥ずかしい……から」

灼「だから……4人も呼んで……」

京太郎「……」

灼「……ご、ごめんね?」

京太郎「や、謝ることじゃないですけど」

灼「う、うん……」

京太郎「……」

灼「えと……そ、それじゃ、投げてくる……」

京太郎「ええ」

灼「……お客さん、もうそろそろ帰らないと」

穏乃「ま……まだ10ゲーム終ってないし……」

京太郎「もうへとへとじゃないですか」

憧「終ってないの……終らせないと……!」

灼「……あの」

灼「家族も心配してるだろうから、続きはまた今度……じゃ、だめ?」

玄「……う、まあそうなんですけど」

灼「賞品も、ちゃんと用意しておくから、ね?」

京太郎「えっ」

宥「……うん」

宥「帰るね……今日は」

灼「ありがと」

灼「データは残しておくから……来週にでも、また来て?」

玄「ありがとです!」

憧「はぁ……もー、腕あがんないわ……」

穏乃「何ゲームやったんだろう、私たち……?」

京太郎「……」

灼「……え、と」

灼「ごめんね?」

京太郎「……今日一日中は何でも聞きますし」

灼「え、えと……ご、ごめん」

灼「……きっと、そこまで変なことはしないと思うから……」

京太郎「でも、明日になったら何でもきかなくてもいいんですよね」

灼「!」

灼「……た、大会の賞品になることを……約束、して?」

京太郎「ですよね」

灼「……や、だって、そうじゃないと……皆、いてくれないだろうし……」

京太郎「だから、二人でボウリングくらいしますってば」

灼「は、恥ずかしいんだってば……!」

京太郎「……」

灼(……でも、これでもっかい京太郎君と二人でボウリングできるし)

灼(……えへへ)


おわれ

ごめんなさいでした

(はじめますね)

京太郎「……ええと、ここですか?」

晴絵「ん、そこ、置いて」

京太郎「よい……しょっと!」

晴絵「あはは、手伝わせちゃって悪いねー」

京太郎「や、いいですよ、別に」

京太郎「いつもお世話になってるんですし」

晴絵「そういうなら、もっとこき使っちゃおうかなー」

京太郎「やめてください」

晴絵「あははっ!」

晴絵「……ほら、早くしないと楽しい昼休みが終わっちゃうぜ?」

京太郎「ええ、なので戻らせていただきますね」

晴絵「んー」

晴絵「サンキュー」



>>+5
昼イベント、誰と?

京太郎「……くぅ」

京太郎「早く昼飯食いたいなぁ」

京太郎「ああ、もう……教室においてくるんじゃなかった」

京太郎「早く戻って——」タッ

灼「きゃっ」

走り出した瞬間、誰かの肩にぶつかる。

京太郎「わ、あ、ごめんなさい!」

灼「あ……ううん、大丈夫」

灼「どしたの、須賀君?」

京太郎「……あれ、鷺森さん?」

灼「あ、うん……鷺森さんです」

灼「何か慌ててたみたいだけど……どしたの?」

京太郎「ああ、いえ」

京太郎「早くご飯食べたいなぁ……って、子供みたいですけど」

灼「……くす」

京太郎「笑わないでくださいよ」

灼「別に、馬鹿にしたわけじゃないし……」

京太郎「……と、まあそんなわけで、急いでたんです」

京太郎「では——」

灼「あ、まって」ギュ

裾をつかまれる。

京太郎「……ん?」

灼「あ……えっと……」パッ

すぐに手を離された。

灼「……あの」

京太郎「はい」

灼「よかったら……さ」

灼「……ご飯、一緒に食べない?」

京太郎「……へ?」

灼「あ、いや、あの、用事があるなら別にいい、けど」

灼「ないなら……たまには、いいかな、って」

京太郎「……はぁ」

京太郎「わかりました、喜んで」

灼「……わ」パァ

灼「ありがと、須賀君」

京太郎「いえ、礼なんて、別に」

京太郎「……あ、でも鞄もって来るんでちょっと待っててください」

灼「う、ううん……私もついてく、から」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

京太郎「とってきました」

灼「お疲れさ……ま?」

京太郎「聞かれても」

京太郎「……で、どこで食べるんですか?」

灼「あ、えと……」

灼「学食で食べるつもりだったけど……」

京太郎「……弁当じゃないんですか?」

灼「ううん、違うけど……」

灼「……学食のサイドメニュー、美味しくて」

京太郎「……ああ」

灼「だから、たまに食べに行くんだけど」

灼「……いい?」

京太郎「別に拒否しませんよ」

灼「ほ……」

灼「それじゃ、いこ?」

京太郎「ええ」



………………。
…………。
……。



京太郎「どうぞ」

灼「ありがと……」

灼「……なんかゴメン」

京太郎「や、男の子ですし、こっちこそ鞄見ててくれてありがとうございます」

灼「いえいえ」

灼「……でも、ほら、私先輩だし」

京太郎「ついでに部長ですね」

灼「……いじめてる?」

京太郎「まさか」

灼「……もう」

京太郎「とりあえず早く食べましょう?」

灼「うん」

灼「あったかいほうが、このコロッケ美味しいし」

京太郎「どんな食べ物でもそうですよね?」

灼「……あったかいアイス?」

京太郎「限度を考えてください」

灼「……ごちそうさま」

京太郎「ごちそうさまでした」

灼「美味しかった」

京太郎「おいしそうに食べてましたもんね」

灼「うん……すごく」

京太郎「それで……どうします?」

灼「……どう?」

京太郎「や、このままここで適当に話すか」

京太郎「それとも、もう戻るか」

灼「……んー」

灼「須賀君さえよければ」

京太郎「それじゃ、よろしくお願いします」

灼「……あはは」

灼「話すだけなのに、よろしく……もおかしいよね?」

京太郎「そりゃそうですね」

京太郎「何のお話します?」

灼「……須賀君の話?」

京太郎「は?」

灼「須賀くんはすごいなぁ、私にはとてもできない」

京太郎「何の話ですか」

灼「あの……なんていうんだろう」

灼「須賀君は、すごい話しやすい」

京太郎「は、はぁ……ありがとうございます」

灼「だから、皆の中に溶け込めてるんだよね、こんなに早く」

京太郎「……あ、あの?」

灼「ん?」

京太郎「……その、かゆいんですが」

灼「……あ、ごめん」

灼「ちょっと、思ったから言ってみただけ」

京太郎「はぁ……」

灼「……別の話、する?」

京太郎「できればそうしてほしいです」

灼「……んー」

灼「……何の話する?」

京太郎「え、えぇ……」

京太郎「えっと……」

灼「じゃ、次に来る雪の日の予想で」

京太郎「遠っ!?」

灼「……くす」


灼の好感度が上がりました」

晴絵「部活……いぇいっ!」ピース

灼「……」

晴絵「ん、どったの、灼?」

灼「……や」

灼「ハルちゃんはそのままでいてね」

晴絵「……は?」

灼「うん、ハルちゃんはそのままがいいよ、うん」

晴絵「え……あ、うん、ありがと……」

京太郎(あれ、褒めてるのか、けなしてるのか……)



>>+5
誰が抜ける?(ぱっとかじっくりか選択)

憧「……」

京太郎「……」

憧「……久しぶりね」

京太郎「ああ、今日の授業一緒のグループで受けたよな」

憧「体育ね、準備体操二人でやったわね」

京太郎「全然久しぶりじゃないな」

憧「そうね」

京太郎「……」

憧「……」

京太郎「……緊張するなよ」

憧「べっ、別に緊張なんかしてないし!」

憧「あんたこそ、久しぶりの私への教授なんだから!」

憧「……緊張してるんじゃないの?」

京太郎「いや、してないけど」

憧「……平然と答えられるのも、何かもやもやするわね」

憧「まあいいわ、頑張りましょ」

憧「きょ〜たろ?」

京太郎「!」

憧「あはっ、今ドキッとしたでしょ!」

京太郎「う、うるせぇ」

憧「ごまかしちゃって」

京太郎「……ああ、もう!」

京太郎「がんばろうな、あ〜こ?」

憧「!」

京太郎「……はっはっは、こっち向けなくなってるじゃねぇか」

憧「や、こ、これは……あの、ハンガーを被ったら首が勝手に曲がるって言うじゃない?」

京太郎「どこにもハンガーついてないけど!?」

憧「じゃ、じゃああれよ……」

憧「このツインテールは実は私の頭を中心に公転してて、それが皆にばれないように……」

京太郎「怖いわっ!」


(簡易麻雀)
玄>>+1
宥>>+2
灼>>+3
穏乃>>+4

>>+5
(80以上で成功、55以上でスキル1上昇)

憧「……」

京太郎「……」

憧「……こんなに密着するのは久しぶりだったっけ?」

京太郎「はっはっは、準備運動で背中をくっつけた仲じゃないか」

憧「そ、そうだったわね……」

京太郎「だから、こんな顔が二つくっつくくらいへっちゃらだよなー」

憧「そうよねー」

京太郎「はっはっは!」

憧「はっはっは!」

京太郎「……」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……ぁぅ」

京太郎「おい」

憧「だーかーらー、苦手なんだってば!」

憧「仕方ないでしょ、もう、なんかそんな風に生まれちゃったんだから!」

京太郎「いや、仕方なくないだろ」

京太郎「治すんだからな」

憧「わかってるけどさぁ……」

憧「……なんか、すぐなれることとなれないこととあるんだって」

憧「準備体操の時だって……本当、逃げ出したいくらいだったんだから」

京太郎「……あー」

京太郎「こっち向いてくれなかったもんな」

憧「だっ、だからぁっ!」

憧「……あ、あんたこそこっちむいてなかったじゃない!」

京太郎「むっ、向いてなかったくせにどうしてわかんだよ!」

憧「ずっと向いてなかったら手を繋ぐことだって出来ないでしょうが!」

京太郎「!」

京太郎「……あ」

京太郎「憧が悪い!」

憧「なんでよ!?」

京太郎「そんなに恥ずかしがるからだよ!」

京太郎「こっちも恥ずかしくなるんだよ!」

憧「責任転嫁じゃない!」


>>+1宥(3つ)
>>+3穏乃(2つ)

宥:速度56→58
  攻撃59→60

穏乃:速度57→59


憧「……いいわ、その話は置いてこ?」

京太郎「……だな」

京太郎「まずは麻雀だ」

憧「ええ」

憧「ちゃんと教えてね」

京太郎「おう」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……ぁぅ」

京太郎「……」

憧「……ぅ」

京太郎「……あ」

憧「……ぇ、な、なに?」

京太郎「や、そっちじゃなくて……こっちの方がいいんじゃね?」

憧「あ……う、うん、わかった」

憧「ぇぃ」

<ロン

憧「えっ!?」

京太郎「あれっ!?」

憧「……」ジト

京太郎「……う」

憧「……まあ、仕方ないわよね」

憧「見習いだし」

京太郎「……面目ないです」

憧「今のは私だって何も言わずに肯定したんだから、同罪よ」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……どうしよう、か?」

京太郎「お互い、恥ずかしがらない……だよな」

憧「そうね」

京太郎「……」

憧「……」

京憧(むずい!)


憧の好感度があがりました


>>+1,3 玄、灼(1つずつ)

晴絵「ただいまー」

京太郎「ただいま帰りましたー」

晴絵「やー……まさか学校の手伝いまでしてくれるなんてねー」

京太郎「まさか学校の手伝いまでされるなんて思いませんでしたねー」

晴絵「あはは、ノートはこぶだけだったしいいじゃん、別に」

京太郎「……ま、いいんですけど」

晴絵「いやー、本当助かるよー」

京太郎「……」



>>+5
1、散歩(誰と会うかも明記)
2、晴絵さんとだらだら
3、麻雀の勉強
4、その他(自由安価)

玄:速度59→60
灼:速度57→58



晴絵「……さて、そんな京太郎君にもう一仕事——」

京太郎「散歩いってきますね」

晴絵「あっ、ひどいっ!」

京太郎「いってきまーす」

晴絵「うぅ……いってらっしゃい……」



………………。
…………。
……。



京太郎「……よ、っと」

なんとなく神社へ訪れる。

理由なんてない、なんとなくだ、散歩なんてそんなものだ。

京太郎「……ふーむ」

まあ、きてしまった。

どうしよう、また参拝でもしようか……あれ、小銭はあったっけ?

京太郎「んー……」

望「……ん?」

望「おーいっ、そこの金髪の子ー!」

京太郎「……?」

俺のことだろうか、と顔を上げる。

巫女さんが俺を手招きしてた。

……ええと、確かあの人にはあったことあるはずだ。

憧のお姉さん……だっけ?

とりあえず走って向かってみる」

京太郎「……っと」

京太郎「……なんでしょう?」

望「何か用事?」

京太郎「……へ?」

望「用事でもなきゃこんなとここないでしょ……は、わかった、憧ね!」

京太郎「え、いや……」

望「あははっ、わかったわかった、呼んでくるよ、ちょっとまってて!」

京太郎「や、あの……まだ俺、何も——」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


憧「……お、お待たせ」

しばらく待つと、私服姿の憧が現れた。

お姉さんの姿は見えない。

……変な気を回したのだろうか。

間違いなくそうだろう。

憧「それで、えと……」

憧「……よ、用事って何?」

京太郎「……いや、用事なんてない」

憧「……へ?」

憧「や、だって、お姉ちゃんが用事あるって——」

京太郎「——単なる勘違いだよ」

憧「は?」

京太郎「俺の姿を見ただけで、お前のお姉さんが走ってった」

憧「……」

憧「……な」

憧「何よそれ……ああ、もう、緊張してそんした……」

京太郎「……なんかゴメン」

憧「京太郎が悪いわけじゃないでしょ?」

憧「はぁ……なんか京太郎が用事があるなんていうからさ……もー」

憧「……あー、いっきに力抜けたわー……」

京太郎「……お、お疲れ様」

憧「……で」

憧「んじゃ、ここに来たのは散歩?」

京太郎「そうだな」

京太郎「なんとなく歩いてたらここに……って感じだよ」

憧「ふーん」

憧「……神様の下によってくるってことは、何かお願いしたいことでもあったんじゃない?」

憧「なんてね、あははっ!」

京太郎「……」

憧「あー……なんか脱力したらスッキリしたわ」

憧「この後も散歩続けるの?」

京太郎「ん——」


1、そうだよ(夜安価消滅)
2、いや
>>+5

京太郎「そだよ」

憧「ふーん」

憧「……ね、私もついてっていい?」

京太郎「は?」

憧「だから、散歩についてっていいか、って?」

憧「ダメ?」

京太郎「いや、別にいいけどさ」

京太郎「単なる散歩だぜ?」

憧「わかってるわよ」

京太郎「歩くだけだぜ?」

憧「わーかってるってば!」

京太郎「……いいのか?」

憧「……で、あんたはわかってないのよね」

憧「いい、京太郎」

憧「一人でする散歩と二人でする散歩、その違いは?」

京太郎「……人数?」

憧「マジでいってる?」

京太郎「……」

京太郎「……あ、ああ!」

憧「ようやく気づいたのね」

京太郎「二人だったら話せる……ってことだろ?」

憧「そういうこと」

憧「楽しさなんて百倍にも千倍にも増えるわ」

憧「だから、一緒に散歩しよ?」

憧「楽しいんだし、ね?」

京太郎「……」

憧「……な、何よ」

京太郎「いや……昼間あんなに照れてた奴の台詞とは思えないなー……って」

憧「……うるさいわね」

憧「顔があんなに近づけば緊張するに決まってるでしょ?」

憧「京太郎の鼻息がかかるような距離よ?」

京太郎「あ、ごめん……」

憧「……比喩よ、気にしないで」

憧「……ともかく、顔さえ、体さえ近くなければ、私だって普通に話せるわよ」

憧「あんたと一緒のクラスで、ちゃんと成長してるんだから」

京太郎「……」

憧「……さ、行きましょ?」

憧「手なんか繋がないけど」

京太郎「わかってるっつの」

ごめんなさい、重さが限界突破してるので、今日ここまでで

それと、明日からしばらく旅行に出かけるため、おそらく更新できません、申し訳ございません。


それでは、お付き合いありがとうございました

明日から本気出すので今日は小ネタだけ下5

実はあれ以来感触が忘れられず、ちょくちょく京太郎に抱きしめてもらっていた玄

>>347


京太郎「すいませーん」

玄「はいはーい、ようこそ——あ、京太郎君」

京太郎「えっと……どうも」

玄「ぁ……ぅ、うん」

京太郎「……」

玄「……」

玄「……ぇと」

玄「あれ……だよね?」

京太郎「……や、呼んだのは」

玄「ゎ……うん、そうなんだけど……」

玄「あの……」

京太郎「……」

玄「……」

玄「……と、とりあえず中……入る?」

京太郎「あ……はい、そうですね」



………………。
…………。
……。


玄「あ、あはは」

玄「なんかごめんね、京太郎君」

京太郎「……あ、いや」

京太郎「別に……その、嫌ってわけじゃ……」

玄「……それ、って?」

京太郎「あ、いや、あの、えと、そういうことじゃなくて……!」

玄「ぁ……ゎゎゎ……」

京太郎「いや、えっと、その……ですね」

玄「……」

京太郎「……」

玄「えと……そ、それじゃ、お姉ちゃんに見つからないうちに、早く……ね?」

京太郎「え、ええ!」

玄「じゃ、じゃーん!」

玄「……って、もう何回目……だっけ?」

京太郎「そろそろ、2桁……ですかね」

玄「わ……もう、そんなやってたんだ」

玄「……じゃ、なくて!」

玄「京太郎君と遊んだんだね」

京太郎「そうですね」

玄「……」

京太郎「……」

玄「……えっと」

玄「それじゃ、あの」

玄「……お願い」

京太郎「ええ」

玄「……」

京太郎「……」

玄「……」

京太郎「……」

玄「は、早くしてよ!」

京太郎「いや、そんなこと言われましても」

京太郎「恥ずかしいのは恥ずかしいですし!」

玄「わ、私だって!」

玄「恥ずかしいんだから……あの、早くしてほしい……です」

京太郎「いや、でも頼んだのそっちですし!」

玄「そうだけどぉ……!」

京太郎「……」

玄「……」

京太郎「えと、それじゃいきますね」」

玄「う、うん……」

京太郎「……」

玄「……」

京太郎「……」ギュッ

玄「……ゎ」

京太郎「これで、いい……ですよね?」

玄「……ううん」

京太郎「えっ……」

玄「もっと、ぎゅってしてほしいです」

京太郎「……こうですか?」ギュッ

玄「……うん」

京太郎「……」

玄「……」

京太郎「……シャンプー変えました?」

玄「あ、わかる?」

京太郎「そりゃ、こんな近づいてますし……いいにおいです」

玄「ありがと……」

玄「……えへ」

京太郎「どうしました?」

玄「んーん」

京太郎「……」

玄「……ね、気持ちいい?」

京太郎「あ……え、ええ」

玄「私も……すっごく気持ちよくて」

玄「あったかくて……ずっと包まってたいくらい……ね、ふふ」

京太郎「恥ずかしくないんですか?」

玄「京太郎君は、お風呂はいるとき、ずっと熱いまま?」

京太郎「……」

玄「……そんな感じなのです」

京太郎「そうですか」

玄「京太郎君も恥ずかしい?」

京太郎「……そりゃあ」

京太郎「こうして、玄さんを抱きしめてるわけですし」

玄「そうだよね……」

玄「……あの、ごめん、ね」

京太郎「あ、いや、だから、断らない俺も俺ですし」

玄「……京太郎君が、こんなに優しく包んでくれるから、いけないんだよ」

京太郎「それには異議ありです」

玄「くす」

京太郎「……あの」

京太郎「いつまで、こうしますか?」

玄「ん……もうちょっと」

玄「ぎゅーって、私をあっためて?」

京太郎(……やっぱり姉妹……なのか?)

玄「ふふっ」


おしまい

そんなわけでただいまでした。

ごめんなさい、急な用事が入って今日更新できません、本当ごめんなさい

このスレは大将戦オーラスで逆転できない火力コンマを取ったらどうするんだろう?

>>367 よくわかりませんが、負けたら終わりです


それじゃ、始めます

逆転できないことを理由に和了放棄とかあるでしょ
原作で池田は四暗刻拒否してたし

>>369ああ、そういうことですね
一応可能にしますが、2度3度続けるならば相応のペナルティ……とかそういう感じになりますかね
適当に考えて見ます


憧「……でー、どこ散歩するの?」

京太郎「ははは、散歩するのにあてが必要か?」

憧「必要でしょ、迷ったらどうするのよ」

京太郎「そんときゃそんときだよ」

京太郎「歩みを散らすって書くんだから、適当に歩こうぜ?」

憧「……あんたね」

京太郎「ってか、憧がいるんだから大丈夫だろ?」

京太郎「な、現地民」

憧「……はぁ」

憧「まあ、大体分かるけどさ」

京太郎「うっし、んじゃ、憧に任せるな」

憧「何が?」

京太郎「行き先」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……」ジー

京太郎「……」ジー

憧「……っ」プイッ

京太郎「勝った!」

憧「……何がよ」

京太郎「諦めただろ?」

憧「……」

京太郎「そんなわけで、頼んだぜっ!」

憧「……ダメ男」

京太郎「うるせぇ」

京太郎「せめて、この土地にダメ男と訂正しろよ」

憧「うっさい」

憧「……はぁ、いくわよ?」

京太郎「どこに?」

憧「私の先導でしょ?」

京太郎「どこいくかくらい教えてくれたっていいだろ?」

憧「秘密よ秘密、ばーか」タッ

京太郎「あ、おいっ!」

憧「……何よ、隣に並ばないで?」

京太郎「話しながらいけば楽しいっていったのは誰だよ」

憧「先導なんだから、前に行かないとでしょ」プイッ

京太郎「……はいはい」

京太郎「……」

憧「……」

京太郎「……隣に並ぶんだな」

憧「うっさい」

憧「前一人で歩いててもつまらないんだもん、仕方ないじゃない」

京太郎「そうですか」

憧「そうよ」

京太郎「……」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……何か話してよ」

憧「並んだ意味がないじゃない」

京太郎「はっはっは、俺が振るのか」

憧「こういうときは男の子がふるもんじゃないの?」

憧「漫画とかではいつもそうじゃない」

京太郎「漫画とか読むんだな」

憧「そりゃ読むわよ……あんた私をなんだと思ってるの?」

京太郎「巫女さん」

憧「継ぐ気はないっての」

憧「……第一、巫女だからって言ってそんなに俗世間から離れてるわけないじゃない」

京太郎「……えっ、マジで?」

憧「……えっ、マジで言ってる?」

京太郎「だって……巫女ってさ」

京太郎「こう……やばい修行を積み重ねて、そのうちに認められたものだけがなれる職業じゃねぇの……?」

憧「よーし、まずは京太郎のそのわけの分からない知識をどこで手に入れたか教えてもらおうかしら」

京太郎「違うのか?」

憧「違うに決まってるでしょ!」

憧「何よ、そんなんだったら私余計継がないわよ!?」

京太郎「えっ……じゃあ、こう……お札を持って『破ァーーーーーッ!』とかできないのか?」

憧「もはや巫女でもなんでもないじゃない!?」

憧「それ陰陽師よ、絶対!」

京太郎「……いやいや、巫女でもできるだろ?」

憧「その巫女に対する異常なまでの持ち上げはなによ!?」

憧「できないっての!」

京太郎「えぇ……?」

憧「……ああ、もう」

憧「はーーーーっ!」

憧は右手をけだるそうに前に突き出した。

なので、俺は携帯を取り出した。

憧「……ね、できないで——」

京太郎「あ、続けて続けて」パシャパシャ

憧「待って」

京太郎「待たない」

憧「貸して」

京太郎「貸さない」

憧「消して」

京太郎「消さない」

憧「……」

京太郎「……」

憧「なーーーーにしてくれてんのよ!」

憧「馬鹿、ばーか、消しなさいっ!」

京太郎「はっはっは、こんな面白いもの消せるわけないだろ!」

憧「あんたが面白くさせたんでしょうが!」

京太郎「くくく……言われるがままにやった憧が悪いのさ!」

憧「あーもうっ!」

憧「消せ、消しなさいっ!」

京太郎「NOといえる日本人になるんだよ、俺は!」

憧「消すな!」

京太郎「了解です!」

憧「NOっていいなさいよ!?」

京太郎「俺はまだ修練が足りないからいえなかったんだ!」

憧「何よそれ、もーっ!」

憧「消しなさいっ!」

京太郎「NO!」

憧「〜〜〜〜〜〜〜っ!」

憧「貸して!」

京太郎「貸さない!」ヒョイッ

京太郎「くくく……届かないだろう……」

憧「うぅ〜〜〜〜!」

憧「か〜〜〜え〜〜〜せ〜〜〜〜っ!」

京太郎「取れるものならとってみるがいいさ!」

憧「むぅ……!」

憧「……てりゃっ!」

京太郎「きかぬっ!」

憧「くぅ……!」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……ぐすっ」

京太郎「!?」

憧「ひっく……ひどい……京太郎、そんなこと……するなんて……」

京太郎「え、や、えっと、あの……」

憧「信じてたのに……ひっく……ぅ……ぅゎ」

京太郎「そ、その……」

憧「っく……ぐすっ……」

京太郎「す……すいませんでした!」

憧「……消して、くれる?」ウルッ

京太郎「はい、消しますとも、勿論!」

京太郎「調子に乗りすぎました、ごめんなさい!」

憧「……」

京太郎「えっと……ほ、ほら、消した!」

憧「……見せて?」

京太郎「どうぞ!」

憧「……」

憧「……」ニヤリ

京太郎「げ」

憧「あははっ、バーカバーカ、嘘泣きに引っかかってる!」

憧「あははっ、おかし……おっかし……ふふ……ふふふっ!」

京太郎「……くっそ」

京太郎「返せ」

憧「返さない」

京太郎「返しなさい」

憧「京太郎だって貸さなかったじゃない」

京太郎「……」

憧「……」

憧「……ええと、京太郎の画像フォルダは——」

京太郎「やめて!」

憧「やめてといわれたらやりたくなるわよね!」

京太郎「やめるな!」

憧「わかった!」

京太郎「あ、この野郎!?」

憧「ふふん、仕返しよし返し、ほら、チーズッ!」

京太郎「わっ!?」

憧「あははっ、変な顔!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


憧「……」

京太郎「……」

憧「どっ……と疲れたわね」

京太郎「ああ」

京太郎「……はしゃぎすぎたな」

憧「散歩なのにね」

憧「ご飯が美味しくなりそ」

京太郎「……確かにな」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……こっちだっけ?」

京太郎「送ってく」

憧「わ、やさしいのね」

京太郎「友達だからな」

憧「えへっ、ありがと!」

京太郎「……ああ」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……ん、見えたわね」

京太郎「あの鳥居だよな」

憧「ええ」

京太郎「……あのさ」

京太郎「どーも、見覚えのある姿が見えるんだが」

憧「……奇遇ね」

憧「ひとつは私のお姉ちゃんでしょ?」

京太郎「ああ、俺もさっきあった」

憧「その前にもあってるわよね?」

京太郎「ああ……初めて遊んだ時かな」

憧「そうね」

憧「……楽しかったわよ」

京太郎「今日は?」

憧「今日も」

憧「……それより、もう一人よ」

京太郎「だな」

京太郎「あの赤い髪ってさ……」

憧「……まあ、間違えないわよね」

京太郎「……行くか」

憧「ええ」

京太郎「……」スタスタ

憧「……」スタスタ

晴絵「——でさー…………ん?」

晴絵「あ、おかえり、お二人さん」

望「おかえり」

憧「……ただいま」

京太郎「なんでここにいるんですか、晴絵さん」

晴絵「やー、京太郎君が帰ってこなくて暇だから望に構ってもらってたんだけどさー」

晴絵「なんでも憧と遊びに言ったっていうじゃない?」

憧「あそっ……ま、まあ違わない……かな?」

京太郎「散歩ですけどね」

晴絵「んなもん、二人で遊んだらデートだっての、あはははっ!」

憧「デッ——!?」

京太郎「ちょっ、赤土さんっ!」

晴絵「あははははっ!」

晴絵「ま、そんなわけでさー」

望「ご飯一緒に食べないか、って私が誘ったのよ」

憧「……ハルエと?」

望「なんでナチュラルにその子を省いたのかしら」

憧「やっ、そ、そういうわけじゃなくて……!」

京太郎「……えと」

晴絵「そういうわけで、今日のご飯は四人で、贅沢に!」

晴絵「作ってくれるのはここにおわす望様だぜっ!」

京太郎「……食べる場所は?」

晴絵「望んち」

京太郎「えっ」

憧「えぇっ!?」

望「……なんで憧がそんなに驚いてるのよ」

憧「おっ、驚くでしょ!?」

憧「えっ、じゃあ、何、えっ!?」

望「丁度今日お父さん達もいないし……ね?」

憧「そういう問題!?」

望「嫌だった?」

憧「あ……えっと……」

晴絵「っし、決まりね!」

望「それじゃ、こっち」

京太郎「え……あ、はい」

憧「……うぅ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


憧「対角線、私京太郎君の対角線に座る!」

京太郎「お、おう……」

望「あはは、憧ったら、そんな恥ずかしがらなくてもいいのに」

憧「恥ずかしがってなんかないし!」

晴絵「んじゃ、私が京太郎君の隣かな」

晴絵「よろしく」

京太郎「……なんというか、隣だと新鮮ですね」

晴絵「ん……まあ、いっつも正面向いて食べてるしねー」

晴絵「要望あるならいつもとなりにすわってあげるけど?」

京太郎「別にないですよ」

晴絵「ふーん」

京太郎「……なんですか」

晴絵「いやいや、べっつにー」

京太郎「……?」

憧「……」

望「……会話に参加しないの?」

憧「べっ、別に参加したいとか思ってないし!」

望「……憧ってそんなに安っぽいツンデレだっけ?」

憧「誰が安っぽいツンデレよ!」

望「ほら、今なら私と席好感してもいいわよ?」

望「金髪の……ええと、須賀京太郎君が目の前よ?」

憧「いいのっ!」

憧「そんなことより、早くしないと料理冷めちゃうじゃない!」

憧「早くいただきますしましょ、ね?」

晴絵「憧ー、酒いるー?」

憧「教師が何言ってるの!?」

晴絵「いやー、酒の勢いがあればいっぱい話せるんじゃないかなーって、あはははっ!」

憧「〜〜〜〜〜〜〜っ!」

憧「なにいってんのよ、もうっ、ほらっ!」

憧「いただきますっ!」

京太郎「……もぐもぐ」

望「どう?」

京太郎「あ、美味しいです」

晴絵「憧が作ったんだぜ?」

京太郎「えっ?」

憧「作ってないわよ!」

憧「……ってか、京太郎はずっと私といたでしょ!?」

京太郎「ん……あ、ああ、そうだな」

憧「……なんなのよ、もう……」

憧「はぁ……」

望「お姉ちゃんの作ったご飯は美味しい?」

憧「美味しいわ、とーっても」

望「あはは、ありがと」

憧「……」

晴絵「……」

京太郎「……なんですか、じぃっと見つめて」

晴絵「いやーあはは」

晴絵「それおいしそうだなーなんて思ってないぜ?」

京太郎「そっちにあるじゃないですか」

晴絵「それおいしそうだなーなんて思ってないぜ?」

京太郎「……」

晴絵「……てりゃっ!」

京太郎「あっ、とりやがった!」

晴絵「ははは、家賃、家賃だよ、これは!」

京太郎「やっすい家賃ですね!?」

望「喧嘩売ってる?」

京太郎「あ、いえ、別に、そんなことは……」

憧「……」

望「……あんたも混じりなさいよ」

憧「私はいーの」

望「ふーん……」

晴絵「くくく……まさか、これで終ると思ったか……?」

京太郎「えっ」

晴絵「くかか、これも、これも、これも奪い取ってくぜっ!」

望「あ、これなんかもどう?」

京太郎「何加担してるんですか!?」

憧「……」

憧「……」チラッ

望「やっぱ混ざりたいんでしょ?」

憧「べっ、別に……!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


晴絵「ごちそーさんっ!」

京太郎「ごちそうさまでした」

憧「ごちそうさま」

望「ん、お粗末様」

望「美味しかった?」

京太郎「ええ、とっても」

望「……実は」

憧「そのネタはもうやったわよ!」

望「ちぇっ」

望「んじゃ、かたしてくるねー」

晴絵「んー……じゃ、こっちはこっちで遊んでるわ」

京太郎「……手伝わなくていいんですか?」

晴絵「いいのいいの!」

晴絵「私達は客だぞー!」

京太郎「……」

京太郎「……すいませんでした」

憧「あ、いや……まあ、ほら、酒飲んでるみたいだし」

京太郎「……でも、あの、さすがに」

憧「……うん」

憧「で、でも、ほら、お姉ちゃんは特に何も言わないから、大丈夫っしょ」

京太郎「……なんか申し訳ない気持ちです」

憧「保護者か!」

晴絵「おいおい、保護者は私だぜー?」

晴絵「あははははっ!」

憧「……やっぱあんた保護者だわ」

京太郎「……はは」




>>+5
この後、何する?

男になれる為のスキンシップ

>>396
了解、今日はこれでおしまい

お付き合いありがとうございましたー

(はじめます)

京太郎「……で、どうするんですか?」

晴絵「どうするって?」

京太郎「や……ほら、このあと」

京太郎「すぐ帰るのか、もうちょっとここにいるのか?」

晴絵「……んー」

晴絵「そんなにここにいたいならもうちょっといよっかな」

京太郎「……」

憧「あ……まだ、いるんだ」

晴絵「嫌だった?」

憧「別に嫌ってわけじゃないけどさぁ……」

晴絵「ど?」

憧「……う」

憧「……」チラッ

京太郎「……」

憧「……ぅ」

晴絵「……ふーん」

望「っと、とりあえず終らせてきたけど」

望「……あれ、どうしたの、晴絵、そんなニヤニヤして」

晴絵「んー」

憧「……何よ」

晴絵「……んー」

京太郎「……なんですか」

晴絵「やーねー」

晴絵「何か面白そうだなーって」

京太郎「は?」

晴絵「ね、望」

望「何?」

晴絵「憧ってさ、まだ苦手?」

望「見りゃ分かる通りよ」

憧「……仕方ないじゃない、あんまりかかわらなかったんだから」

晴絵「いやさー、でもそんなんだと将来大変だぜ?」

晴絵「そこでさ、ハルちゃん考えた!」

京太郎「何をですか?」

晴絵「憧の男の子に対する苦手を克服する会!」

憧「……は?」

京太郎「いや、あのそれは——」

憧「——はい、ストーーーップ!」

京太郎「むぐっ!?」

まるで叩かれるように口を塞がれた、痛い。

京太郎「……」

憧「……ああ、もう、そんな恨めしい目で見ないで」ボソボソ

憧「恥ずかしいのよ」ボソボソ

京太郎「……」

晴絵「まあ、そんなわけで、憧に男の子に慣れてもらおうと思ったんだけど」

晴絵「……必要なかった?」

憧「なんでよ?」

晴絵「いや……そんな風に体近づけられるんなら大丈夫かなーって」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……あ、ごめん……あの、今すぐ離す、からっ!」

京太郎「……ぷはっ」

憧「あ、あはは、あははは」

望「面白いくらいに距離とったわね」

晴絵「……で」

晴絵「ひまつぶげふんげふん、憧のためを思ってそういう会を私は立ち上げたのだった!」

憧「ありがた迷惑よね」

京太郎「つーか、男いねぇし」

晴絵「京太郎君も入ってるに決まってるじゃん?」

京太郎「ああ、うん、なんとなくそんな気はしてたけど」

晴絵「つーわけ」

晴絵「そんなわけで京太郎君」

京太郎「あ、はい、なんでしょう?」

憧「……」

憧「……お姉ちゃん、私頭痛いから」

望「ダメ」

憧「なんでよ!?」

望「いつまでも苦手なままっていうのはダメでしょ?」

憧「う……」

望「それに、須賀君にだって申し訳ないと思わない?」

憧「……」

望「折角、晴絵がやる気になってるんだから、ね?」

憧(間違いなく悪ふざけだと思うけど)

憧(……というか、京太郎君だってわかってるし)

憧(わかってて……それでもちゃんと話してくれるだけだし)

望「……憧?」

憧(それに、手伝ってくれてるし……)

憧(別に、言われるまでもなくやってるわよ)

憧(……やってもらってる、かしら?)

憧(そうよね、私のわがままに付き合ってもらってるんだから)

望「おーい」

憧(やさしいなぁ、京太郎)

憧(……あ、いや、変な意味じゃなくて)

望「……こりゃダメね」

望「晴絵」

晴絵「ん、こっちも大丈夫よ」

京太郎「……え、あの、マジでやるんですか?」

晴絵「マジマジ」

晴絵「憧のためと思って、ね?」

京太郎「……」

晴絵「ほら、さっさといってきて!」

京太郎「……はぁ」

憧(……そういえば)

憧(さっき、この手……京太郎の口に触れたのよね)

憧(……手洗お)

憧(あ、いや、汚らわしいとかそういうのじゃなくて——)

京太郎「憧」ギュッ

憧「……ほぇ?」

憧がさっきからじぃと見つめ続けていた彼女の右手を両手で握る。

憧「え……ちょ、あ、え、ええ、な、なに……!?」

京太郎「……」

そのまま数秒。

これはシナリオとかじゃなく、ただ恥ずかしいだけで。

俺が。

……このあとの台詞を考えると。

京太郎「……憧」

憧「は……な、なによ」

京太郎「好きだ」

憧「」

京太郎「……」

憧「」

京太郎「……」

憧「……えっ?」

しばらく動かなかった憧が漸く動き始める。

顔が徐々に赤く、彼女の髪の色に近くなる。

憧「え……ちょ、ま、え、ええ、え?」

京太郎「……」

憧「え、あの……そ、それって……」

憧「ぁ……そ、そう!」

憧「友達って意味よね!」

京太郎「……」

京太郎「……そうだよ」

憧「そうよね、あはっ、あははははっ!」

晴絵「ちょっと、京太郎君!」

京太郎「んなもん、無理に決まってるでしょうが!」

京太郎「んな、こっちだって、恥ずかしいんですよ!」

憧「そうっ、そう、そうそうそう、友達、アイアムア友達!」

望「なんか悲しいこといってるわよ」

晴絵「ちぇー」

晴絵「折角いい作戦だと思ったのになー」

京太郎「今度は相手役にロボットでも選んでください」

京太郎「……そもそも、好きでもない人に好きって言われたところで困るだけでしょう」

憧「あ……や、あの、京太郎」

京太郎「ん?」

憧「その……」

憧「わ、私、は……好き」

憧「京太郎のこと、好き……だから」

京太郎「……」

憧「……な、何」

京太郎「いや、あの恋人としての意味で好きでもない人……だけど」

憧「」

憧「ぁ……ぅ」

憧「ぇ、ええ、っと、あの、今のなし、なし!」

憧「ああ、違う、あの、京太郎のことは好きだけど、えと、えっと……」

憧「……も、もう何回もいったんだから、何回もこうなってるんだからわかってるでしょ!」

望「……ねぇ、晴絵」

晴絵「何?」

望「あながち失敗でもなかったんじゃない?」

晴絵「かもねー」

憧「……ぁぁぁぁああああああもうっ!」

憧「いい加減手離しなさいよっ!」

京太郎「あ、そだった、わりぃ!」

憧「まったく……まったくまったく!」



憧の好感度が上がりました」

京太郎「ごちそうさまでしたー」

晴絵「ごっそさーん」

望「はい、お粗末さまでしたーっと」

憧「……」

望「……いつまで膨れてるのよ」

憧「別に膨れてないし」

望「あっそー」

京太郎「……ええと、なんか、ゴメンな、憧」

憧「……別に、京太郎が悪いわけじゃないでしょ?」

憧「それに膨れてないし、怒ってないし」

京太郎「……はは」

晴絵「んじゃ、かえろっかー」

晴絵「またね、二人とも」

晴絵「憧はまた明日!」

京太郎「またな」

望「ん、また気が向いたときにでも一緒に食べよっか」

憧「もういいわよ」

望「だーかーらー、そんなに膨れない!」

憧「膨れてないし!」


4/19 (金)終了

4/20(土)朝、誰とイベント?>>+5

4/20(土)


京太郎「ふぁ……」

京太郎「……土曜も学校かぁ」

京太郎「だるいなぁ……」

穏乃「私はだるくないよ!」パンッ

京太郎「うおっ!?」

歩いていると、突然背中を強く押される。

穏乃「へへっ、おはよ」

振り返れば、笑顔を向ける穏乃がいた。

京太郎「……おはよ」

京太郎「元気だな」

穏乃「元気だぜっ!」

京太郎「そりゃ、羨ましいよ」

穏乃「京太郎は元気ないの?」

京太郎「そういうわけじゃないんだけどな」

京太郎「……まあ、朝は眠いし」

穏乃「ふーん」

穏乃「じゃ、さ、私見て元気になったりしない?」

京太郎「……なんだそれ?」

穏乃「私は京太郎を見てすっごく元気になったからさー」

穏乃「京太郎もそうならないかなって」

京太郎「……」

穏乃「?」

京太郎「……なんかさ」

穏乃「うんうん」

京太郎「最近、穏乃の発言が女の子らしくなってきてないか?」

穏乃「……えっ?」

穏乃「えっと、どういうこと?」

京太郎「そのままの意味だよ」

穏乃「私のどこが女の子らしいっていうのさー!」

京太郎「自分で気づけ」

穏乃「むっ、ひどいっ!」

穏乃「あんなに強く私の女の子の部分を見せ付けてやるって言ったじゃん!」

京太郎「ちょっとまって、それこういう場所で言うのやめて」

穏乃「ねー、何が女の子らしいのさー!」

京太郎「……」

穏乃「ねぇ、ねーってばー!」



穏乃の好感度が上がりました。

昼イベント、誰と?
>>+4

京太郎「こんにちは、灼さん」

灼「あ、こんにちは、須賀君」

灼「……あれ、京太郎君一人?」

京太郎「ええ、一人です」

灼「憧は?」

京太郎「……あー」

京太郎「色々あって別行動です」

灼「や、ここで合流するよね?」

京太郎「しますけど」

灼「……話したくないこと?」

京太郎「そういうわけでもないですけど」

京太郎「特に話すようなことでもないだけです」

灼「……ふーん」

京太郎「ほかの皆さんは?」

灼「取りにいってる」

京太郎「なるほど」

灼「須賀君も行く?」

京太郎「あ、いえ、いいですよ」

灼「えっ?」

京太郎「待ってます」

灼「……」

灼「……熱?」

京太郎「どういう意味ですか」

灼「や、だって、ご飯食べるのおくれるよ?」

京太郎「皆で一緒にいただきます、じゃないですか」

灼「……そうだけど」

灼「……んー」

灼「じゃ、なんで?」

京太郎「は?」

灼「仲いい子は皆、あっちにいるよ?」

京太郎「そうですね」

灼「……いかないの?」

京太郎「いや、仲いいからってしょっちゅう傍にいなきゃいけないわけでもないですし」

京太郎「それに、俺は灼さんとも仲良くなりたいですし」

灼「……」

京太郎「……気持ち悪いですか?」

灼「全然」

灼「ちょっと、うれしい」

京太郎「それはよかった」

灼「仲良くなってくれる?」

京太郎「俺は仲良くなりたいです」

灼「そっか」

灼「……」

京太郎「なので残ります」

灼「うん」

京太郎「暇です」

灼「うん」

京太郎「……お話しませんか?」

灼「暇つぶし?」

京太郎「仲良くなるために」

灼「……うん」

灼(……ふふ)

灼(うれし……かも)



灼の好感度が上がりました。

晴絵「ぶーかつっだぜっ!」

玄「京太郎君!」

京太郎「どうしました?」

玄「……」

玄「……」

玄「……ね?」

京太郎「は?」

玄「わかんない?」

京太郎「え……あ、はい」

玄「……むー」

京太郎「?」

玄「ま、いいけど……あとで話すねっ!」

京太郎「は、はぁ……」

京太郎「……?」



>>+4
麻雀誰が抜ける?(ぱっと、じっくりとも選択)

京太郎「今日はだーれだ」

穏乃「私ーだ!」

京太郎「穏乃か」

穏乃「穏乃だよ」

穏乃「あはは、朝とは違って元気だね」

京太郎「これが俺の本来のテンションだよ」

穏乃「あははっ、そりゃ楽しくて最高!」

京太郎「まあ、これが役立つかどうかはわかんないけどな」

穏乃「役立つでしょ!」

穏乃「病は気から!」

京太郎「……ちょっと違わないか?」

穏乃「気の持ちようって大切だよね、って意味じゃないの?」

京太郎「いや……えっと……んん?」

穏乃「そんなことよりさ、早くやろうよっ!」

京太郎「え……あ、うん」



玄>>+1
宥>>+2
憧>>+3
灼>>+4
穏乃、成功するかどうか>>+5(80以上で成功、55以上でスキルアップ)

1位玄、2位憧、3位灼、4位宥

>>+1玄のステータス3つ
>>+3憧のステータス2つ
>>+5灼のステータス1つ
>>+7宥のステータス1つ

今日はこれでおしまいです。

次回までの小ネタとして>>+9書きます

それでは、お付き合いアリガトウございました。

玄:速度60→62
  火力52→53

憧:速度58→60

灼:速度58→59

宥:速度58→59

小ネタ:エイスリンにお金を貸す話


おやすみなさい

〜エイスリンにお金を貸してあげたよ!〜


エイスリン「〜♪」

京太郎「随分ご機嫌ですね」

エイスリン「キョウタロウトイッショニゴハン!」

京太郎「食べ終わりました」

エイスリン「キョウタロウトイッショニオシャベリ!」

京太郎「現在進行形ですね」

エイスリン「トッテモトッテモ、タノシイ!」

京太郎「……あはは、俺もうれしいです」

エイスリン「〜♪」

京太郎「でも、鼻声で歌うくらいなら話して欲しいですけどね」

エイスリン「……!」

エイスリン「エト……sorry」

京太郎「ああ、いや、別に責めてるわけじゃなく……ちょっと寂しいなって」

エイスリン「セメテル?」

京太郎「責めてませんって」

エイスリン「ヤイテル?」

京太郎「違います」

エイスリン「クスッ、キョウタロウ、カワイイヨ?」

京太郎「あはは、エイスリンさんに比べたら全然ですち」

エイスリン「……アリガト」プイッ

京太郎「自分から言っておいて恥ずかしがるんですか?」

エイスリン「ダッテ……!」

京太郎「俺が好きだからですか?」

エイスリン「!」

京太郎「俺も好きですよ、エイスリンさん」

エイスリン「……バカッ!」ポカッ

京太郎「いてっ!?」

エイスリン「バカ、バカ、バカ!」ポカポカ

京太郎「や、ちょっ、地味に痛い、叩かないでください!」

エイスリン「バカバカバカバカバカ!」ポカポカ

京太郎「恥ずかしいからって叩かないでください!」

エイスリン「ムー!」

京太郎「フリーズ! ストッププリーズ!」

京太郎「スケッチボードでたたくのは流石にやめて下さい!」

エイスリン「バカー!」

エイスリン「キョウタロウ、スキ、ナニカモンクアル!?」

京太郎「だから俺もスキだっていってるじゃないですか!」

エイスリン「〜〜〜〜〜〜〜!!」ポカポカ

京太郎「照れ隠しに叩かないでください!」

エイスリン「……ゴメンナサイデシタ」

京太郎「ああ、いや」

エイスリン「……ハズカシカッタ」

京太郎「何が?」

エイスリン「……」

エイスリン「……」

エイスリン「……スキ、イワレルノ」

エイスリン「……ハズカシカッタ」

京太郎「恋人同士ですのに」

エイスリン「ダカラ、ムネモポカポカシテ……」

京太郎「俺をぽかぽかしたんですか」

エイスリン「!」コクコク!

京太郎「……」

エイスリン「……ジョウダン」

エイスリン「カオ、アツクテ、ナンダカハズカシカッタノ」

エイスリン「……ゴメンナサイデシタ」

京太郎「いや、あの、そこまで真摯に謝ることでもないですよ」

京太郎「別に嫌ってわけでもなかったし」

エイスリン「……エム?」

京太郎「どこで覚えたんですか、そんな言葉」

エイスリン「サエガ、キョウタロウはエムダッテ」

京太郎「……」

エイスリン「タタカレルノスキ?」

京太郎「ああ、いや、えっと……」

エイスリン「……ゴメンナサイ、シナイデイイ?」

エイスリン「タタイタカラホメルノ?」

京太郎「……あの、マジで言ってます」

エイスリン「……」

エイスリン「……」ニコッ

京太郎「くそう、この笑顔だけで全て許せるぜっ!」

エイスリン「……エヘ」

京太郎「さて、そろそろお会計しますか」

エイスリン「……モウ?」

京太郎「もうちょっとで店閉まりますし」

エイスリン「……」

京太郎「危ないから、早く帰らないとですよ」

エイスリン「……ジトー」

京太郎「声で言ってもダメです」

エイスリン「……チェ」

京太郎「ほら、行きましょう?」

エイスリン「ウン」コク

エイスリン「……!」

エイスリン「キョウタロウ!」

京太郎「な、なんですか?」

エイスリン「オワビ!」

エイスリン「ワタシガゼンブハラウヨ!」

京太郎「……へ?」

エイスリン「ゼンブハラウ!」

京太郎「……いや、あの、聞こえましたけど」

京太郎「流石にそれは……」

エイスリン「ハラッテクル!」

京太郎「話聞いて!」


………………。
…………。
……。


エイスリン「キョウタロゥ……」

エイスリン「オカネタリナイ……」

京太郎「……」

京太郎「……んじゃ、俺が払いますよ」

エイスリン「ダメ!」

京太郎「じゃあ、どうやってここから出るんですか」

エイスリン「……ウ」

京太郎「……俺が払いますから」

エイスリン「ダメ!」

京太郎「じゃあ、あとで返してください」

エイスリン「……」

京太郎「それでいいですよね?」

エイスリン「……ハァイ」

京太郎「……んじゃ、家まで送りますよ」

エイスリン「……」ドヨーン

京太郎「機嫌治してくださいってば」

エイスリン「ダッテ……ェ」

京太郎「別にそんな大きなお金でもないし、気にしてませんよ」

エイスリン「ワタシガキニスルノ!」

エイスリン「アゥゥ……」

京太郎「……」

エイスリン「……エェト」

エイスリン「ユルシテクダサイナンデモシマスカラ……」

京太郎「ドコで覚えたんですか、そんな言葉」

エイスリン「ホントニナンデモスルカラ……」

京太郎「いや、別に——」

エイスリン「!」

エイスリン「オカネ、カエセルダケハタラク!」

京太郎「え?」

エイスリン「キョウタロウノイエデ!」

京太郎「はぁ!?」

エイスリン「キョウタロウノメイドサン!」

京太郎「何言ってるんですか貴方!?」

エイスリン「スイジセンタクオソウジ、ゼンブヤル!」

エイスリン「……ヨル、モ……アゥ」

京太郎「恥ずかしがるなら言わないで下さい」

京太郎「……じゃなくて、そもそも何を提案してるんですか!」

エイスリン「オカネナイカラハタラク、フツウジャナイノ?」

京太郎「いや、普通ですけど……」

エイスリン「ダカラ、ハタラク」

エイスリン「キョウタロウノイエデ!」

京太郎「そこがよくわからないんですけど!?」

エイスリン「ダカラ、キョウタロウノイエニカエル!」

京太郎「今から!?」

エイスリン「ナンデモメイレイシテネ、エヘッ!」

京太郎「え、えぇ……?」

エイスリン「Let's go!」


おしまい

ゲスいのも思いついてたけど、やっぱり普通に、平和に。


ここ最近忙しくて全然来れなくて申し訳ございません。
しばらくはこのようになると思いますが、エタることだけはしないよう努力します


それでは、お付き合いありがとうございました

(いままで通りとは行かないけど、そろそろ落ち着きそうなので更新してきます)

このペースじゃ完結なんて不可能だから設定弄ってくれ

>>520一週間毎日→適当な3、4日ですかね
かつ、上がるステータス量の上層させます


京太郎「……」

穏乃「……んー」

穏乃「なんか調子狂うかも」

京太郎「なんで?」

穏乃「なんでだろ……んー」

穏乃「おっかしいなぁ……元気いっぱいなんだけど……」

京太郎「……まあ、穏乃から元気除いたら何が残るんだってくらいだしな」

穏乃「褒めてる?」

京太郎「割と」

穏乃「ふーん……」

穏乃「……」

京太郎「……」

穏乃「……んー」

穏乃「なんだろうなぁ……」

京太郎「言われても」

穏乃「いや、やる気はあるんだよ!」

穏乃「それは、もう、すっごく!}

京太郎「はぁ……」

穏乃「……んー」

穏乃「なんか京太郎が気になる」

京太郎「は?」

京太郎「……髪形おかしいか?」

穏乃「や、そういうわけじゃないんだけどさー」

穏乃「んー……なんか気になる」

京太郎「……」

京太郎「……よくわかんないけど、集中してくれよ」

穏乃「むー……頑張るー……」



穏乃の好感度が上がりました。

京太郎「ただいまー」

晴絵「ただいまーっと!」

晴絵「いやー、久しぶりの我が家だねっ!」

京太郎「いや、一日も経ってないっての」

晴絵「や、今日なんかもう疲れちゃってさー……」

晴絵「ね、聞いてよー……」

京太郎「あ、俺約束あるんで」

晴絵「……えっ?」

京太郎「そんなマジ顔されましても」

晴絵「私とその子とどっちが大切なの!?」

京太郎「その子ですね」

晴絵「即答ってのもひどいよね」

京太郎「もう赤土さん相手ならそのボケは鉄板かと」

晴絵「どういう意味さ」

京太郎「いや、別に」

晴絵「……ま、いいけど」

晴絵「お小遣いいる?」

京太郎「……あ、はい、貰います」

晴絵「ん、ちょっとまってな」

晴絵「男の子は女の子をエスコートしないとだしねー」

京太郎「……ちょっと待ってください」

晴絵「ん?」

京太郎「なんだで女の子ってわかったんですか?」

晴絵「あ、本当にそうなんだ」

京太郎「……」

晴絵「あはは、からかいがいあるよね、京太郎君って!」

京太郎「そりゃどーも」

晴絵「はい、お小遣い」

京太郎「……ありがとうございます」

晴絵「精一杯その子を楽しませて上げな……っと!」

京太郎「はい!」

京太郎「……」

京太郎「……いや、ちょっとまってください、別にデートにいくわけじゃないんですけど」

晴絵「女の子と二人で遊ぶならそれはもうデートだよ」

京太郎「めちゃくちゃな理論ですね」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


京太郎「……っと」

京太郎「あ、いた、おーいっ!」

玄「……あ」

玄「よかった、ちゃんときてくれた……ふふっ」トテトテ

京太郎「いや、流石に忘れませんよ」

玄「えへへ、どう?」

京太郎「……ん、ああ」

京太郎「似合ってますよ」

玄「ありがとっ!」

玄「これはね、いつも着ている服なのです!!」

京太郎「そうなんですか!」

玄「はい!」

京太郎「……」

玄「……」

玄「あ、あれ……?」

京太郎「ちなみに、どんな反応が帰って来るかと思いました?」

玄「今日のために買ったんじゃないのかよぉ!(低音)」

京太郎「……声真似?」

玄「似てた?」

京太郎「いや、俺に聞かれても」

玄「本人なんだからわかるんじゃないです?」

京太郎「自分が聞く自分の声と他人が聞く自分の声って違うみたいですよ」

玄「へぇ……」

玄「……あ、そだ!」

京太郎「どうしました?」

玄「今日、結局何するの?」

京太郎「……へ?」

玄「えっ?」

玄「そのときのお楽しみ……って京太郎君言わなかった?」

京太郎「……」

言った。

いや、忘れてなんかない、忘れてなんかないよ、うん。

玄「何するのかな?」



>>+4
何する?

京太郎「……お」

玄「お……?」

京太郎「……おもち巡り……とか?」

玄「……」

京太郎「……」

玄(……えーっと)

玄(うん、えっと、おもち、おもち……だよね)

京太郎(はい、ごめんなさい、とっさに思い浮かんだ言葉をいっただけです)

京太郎(仕方ないじゃない、本当は何も考えていなかったんだから、もう仕方ないじゃない)

玄「……」チラッ

京太郎「?」

京太郎「目線下に向けてどうしたんですか?」

玄「え、あ、いや、ううん、なんでもないよ!」

玄(……まさか、こっちなわけないし)

玄(えっ、じゃあおもち巡りって……?)

玄「あ、あの、京太郎君」

京太郎「は、はいっ!」

玄「それ……あの、おもち巡りって何……するんです?」

京太郎「あ、えっと……」

京太郎(……やべっ)

京太郎(ええと、どうしよう、ああ、もう、何でもいいから誤魔化せそうな……)

京太郎「……そ、その名のとおり、おもちを巡るんです」

京太郎「ほら、色々な店のおもちを食べ比べ……見たいな……?」

玄「えっと、つまり一緒に歩いて見つけたおもちを食べる……ってこと?」

京太郎「あ、はい、そうなりますね!」

京太郎(よし、通った、何とかなった……!)

玄「つまり、お散歩だねっ!」

玄「よかった、あはは、変な遊びだったらどうしようかと思いました……」

玄「……あ、や、なんでもない、なんでもないっ!」

玄「ともかく、それじゃ早速いこうよ!」

玄「ええと、別に遠出するわけじゃないんですよね?」

京太郎「そうですね、こんな時間から遠出もできないですし」

玄「なら、適当にあるいて、行き先はその都度決める……でいいんじゃないです?」

玄「散歩ってそういうもんだもんね、くすっ」

京太郎「……」

玄「……ん、どうしたんです?」

京太郎「あ、いや」

京太郎(……なんか申し訳ない)

玄「それじゃ、一緒に歩きましょー!」

京太郎「おー!」

玄「で、どっちに行く?」

京太郎「オススメは?」

玄「あっちの方にあるおかあさ……じゃなくて、おもちが美味しいです!」

京太郎「それじゃ、そっちの方に歩きましょうか」

玄「ん〜」トテトテ

京太郎「……」スタスタ

玄「……む?」

京太郎「……どうしました?」

玄「京太郎君京太郎君」

京太郎「はい」

玄「歩くスピード速くないかな?」

京太郎「あ、そうでしたか、ごめんなさい」

玄「もっと遅く遅く、ゆっくりいこ?」

玄「このくらい、ね?」トテ……トテ……

京太郎「それ亀より遅いじゃないですか」

玄「まあ、流石に冗談ですけど」

玄「でも、もっとゆっくり歩いてほしいです!」

京太郎「ああ、ごめんなさい、ごめんなさい」

玄「折角遊ぶんだからいっぱい一緒に遊びたいもん……ふふっ」

京太郎「……」

玄「ね、京太郎君?」

京太郎「あー……はい、そうですね」

玄「……むー」

京太郎「今度はなんですか」

玄「目を逸らすの禁止ですっ!」

京太郎「あ、いや、今向こうの方にめちゃくちゃ綺麗なUFOがいて……」

玄「えっ、どれっ!?」クルッ

京太郎「……」

玄「……」

玄「……ふ、ふーっふっふ、騙されたと思った?」

玄「全部わざとだよっ!」ドヤァ

京太郎「いや、めちゃくちゃ素早かったように見えたんですが」

玄「京太郎君の目が私の動きに慣れていないだけじゃない?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


玄「ここ!」

京太郎「ほうほう」

玄「穏乃ちゃんの家だね」

京太郎「めちゃくちゃ身近でしたね」

京太郎「……」

京太郎「……あの、大丈夫なんですか?」

玄「何が?」

京太郎「や、ほら、穏乃に見られたらー……とか」

玄「何で?」

玄「一緒に遊んでるだけだよ?」

京太郎「あ、や、そうですけど」

玄「?」

京太郎(……憧とは違うなぁ)

玄「……ええと、入らない?」

京太郎「あ、そうですね」

京太郎「店先に立ってるのも邪魔でしょうし」

玄「うんうん」

玄「それじゃ、おじゃましまーす……っと!」

京太郎「……おじゃまします」

玄「えっとね……ほら、ここここ」

玄「いっぱいおもちあるでしょ?」

京太郎「ああ、本当だ」

玄「京太郎君はどんなおもちがすきなの?」

京太郎「そうですね……」

京太郎「ん……きなこもち?」

玄「あ、私も好き」

玄「黄な粉だけでも美味しいくてすっごい好きですっ!」

京太郎(……それ、黄な粉モチがすきなんだろうか)

京太郎(俺も大概だけど)

玄「んじゃ、それ買う?」

京太郎「……ん」

京太郎「何か玄さんの好きなものでいいですよ」

玄「……ほぇ?」

京太郎「や、ほら、俺が誘った側ですし」

京太郎「一個くらい何かおごりますよ」

玄「……」

京太郎「……なんですか」

玄「……ゃ、えっと……ぉ」

玄「べ、別に自分で払えるから大丈夫、です」

京太郎「まあまあ、そういわずに」

玄「大丈夫、大丈夫だから!」

玄「ほら、私の顔を見てみて!」

玄「大丈夫な顔してるでしょ!」

京太郎「どんな顔!?」

玄「こんな顔です!」

京太郎「いや、自信満々に胸をはられても!」

玄「ね、大丈夫、大丈夫だから!」

玄「自分のことは自分でできる、いい子ですっ!」

京太郎「は、はぁ……」

玄「だから、自分で帰るから、ね!」

玄「一人でできるもん!」

京太郎「……」

京太郎「……ええと、じゃあこれでいいですかね?」

玄「聞いてよ!」

京太郎「いや、なんというか」

京太郎「……まあ、ほら、俺の好意だと思って」

玄「だから、大丈夫ですってば!」

京太郎「これとこれと……」

玄「そんなにいらないですっ!」

京太郎「くくく……ほしいって言わないとドンドン増えていくぜ……?」

玄「何その逆罰ゲームみたいな!?」

京太郎「ええと、これと、これと……もうこの棚の物全部貰ってこうかな……」

玄「……ぅ」

玄「あ、ああ、もうわかったから!」

玄「これ、これがほしいです!」

京太郎「はい、これですね」

京太郎「それじゃ、買ってきましょうか」

玄「……うぅ」

京太郎「穏乃いませんでしたね」

玄「……」

京太郎「多分また山登りですよね、元気ですなぁ」

玄「……」

京太郎「……あの、玄さん」

玄「あ、き、聞いてる、聞いてるますです!」

京太郎「あ、はい」

玄「……ぅ」

京太郎「……」

京太郎「あの、食べないんですか?」

玄「や、食べます、食べるけど……」

京太郎「……あの」

京太郎「もしかして、おもち苦手だった……とか?」

玄「大好きだけど……あの、ね」

京太郎「はい」

玄「……」

京太郎「……」

玄「……えと、ありがと」

京太郎「あ、はい」

玄「はむ……んむんむ……んくっ」

玄「うん……おいし、えへへ」

京太郎「……?」

玄「ありがと、京太郎君」

京太郎「いえいえ、この店を紹介してくれたのは玄さんですし」

玄「はむはむ……」




玄の好感度が上がりました。

今日はおしまい、お付き合いアリガトウございました

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