円環の理を拒絶した世界で まどかマギカss (683)

まずは注意、設定借りてるだけのほぼオリキャラ三昧です。
そしてスレ主は厨二な大学生なのでどうか白く生暖かい眼で見守ってくれると嬉しいです。

書き貯めてたりしてないのでgdります。先に冷やし焼き土下座。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中














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      自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

「へ?魔法?」
学校からの帰り道のことである。
私の目の前に現れたのは、まるで日曜朝からやってるアニメのマスコットキャラクターみたいな奴だった。つい声を出してしまったが、私の幻覚――

「うわ何このかわいいの」(友人1
「キモッ」(友人2
「えっ、可愛いじゃん」(友人1

――ではないらしい。どうやら友人達には見えている。うん、でもね?
「皆には見えない的な奴だと思うから少し黙れな?」と私は突っ込んだ。当然小声で。
『その通り、僕は君達にしか見えないよ。より正確に言うと素質の』お前はお呼びじゃない。まずは黙れ。
『むう、君は魔法少女になってくれないのかな?』
「当たり前でしょう?日常がファンタジーに変わるのはラノベの中だけで十分よ」「つきちゃん、みんな見てる」「あっ」
通行人達が奇妙な眼で私達を見ていた。どう観ても痛い子です、どうもありがとうございました。

『場所を移そうか』「そだね(こそこそ)」「何時もの喫茶店いこーぜ!(大声棒読み」「わあい、私マフィンたべたーい!(不自然な大声」
ありがたいことに通行人達はおおよそが私達を自然に流し始めてくれた。……ひとりの黒髪の少女を除いて。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

『さて、自己紹介が遅れたね。僕はキュゥべえ』と、小さな獣。
「宵町こなかだよー!よろしくね、妖精さん!」とちびの小仲。小さいけど同い年。小さいけど。
「……なあ射月、私も名乗らないと駄目か?」と、主席で不良の切。私だって名乗りたくないけどさ、ほら、アレだよ。
「ゲーム始めた時の無限ループ的な?」「ねーよ」
コンマの時間差も無くねーよと言われた。

さて、「こっちが夜河セツで私が黒羽いづき」と私達みんなが挨拶を終えたところで。
「魔獣?」毎度毎度疑問符から始まる冒頭でごめん。
ともかく、『そう、魔獣だよ』とその獣は言った。
『この世の中には人々の呪いや憎しみから発生する魔獣と呼ばれる存在があるんだ。魔じゅ』「魔獣ってなにするのー?」
小仲。アンタ空気読みなさい。「その説明を今するところだったんだから。ホレ、淫獣。続き」
『(インジュウ?)魔獣というのはね、普通の人間には見えない存在なんだ。その上人間に対して呪いを……』自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

淫獣。確かにマスコットキャラにしては胡散臭いけどさすがにそれはないわー、とセツの言い回しに感心している内に説明は続く。因みに私はまともに聞いちゃいない。
「呪い?……」『原因の判らない事故や理由のはっきりしない殺人、傷害事件は大抵が魔獣の仕業なんだ。魔獣は人間に絶望を振り撒く存在なんだよ』そーなのか。ん?
「キュゥべえ、しつもーん」『どうしたんだい、いづき』
「アンタ、『魔法少女になってよ』じゃなくて『契約して魔法少女になってよ』って言ったわよね?「契約」、つまり取引ってことはアンタ自身に利益がある訳でしょう?」
『なくはないね』「胡散臭いから全部吐けってんのよ」この淫獣が。
『ぷぎゅう』上から潰しにかかったらはみ出した白い肉を小仲がぷにぷにつついていた。
「えー胡散臭くないよー可愛いよープニプニ」「小仲はともかく私も何かあると思ってた」切、お前もか。
『そんなことより説明するから手を放して貰えないかな?』

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『魔法少女となった者が魔獣を倒すとね、魔獣を形成しているコアを落とすことがあるんだ。それは魔法少女の力を回復させる道具でもある。
 僕らは魔獣の元となるデスペア・コアを集めているんだ。人々が発する呪いは歪んだ感情の塊となってコアを形成する』
「集めてどうすんのよ」『君達はエントロピーという言葉を知ってるかい?』質問を質問で返すな。
『簡単に言うとね、樹を切って薪にすると、炎から得られる熱エネルギーは元となる樹を育てたエネルギーと比べると目減りしているってことなのさ』
「「うん、わからん」ってどうしたのきゅーちゃん、せっちゃん」私ら中学生なんだからそんなカガク的な専門用語わからないっての。

『わけがわからないよ』「コロッケ買うのと揚げるのどっちが楽かってことよ」『いやそれも違うんだけどね?』「こいつらに整合性だの混沌度だの言ってもわからないだろうから手っ取り早い方法をとりました」『情報の齟齬はなるべく発生させたくないんだけど……』
全くである。ちなみに判ってないなりにわかったこと。多分今セツが言ったのは全部デタラメ。混沌度とか。…結局何?自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

『こうして僕らは人々の感情エネルギーを回収する為に魔獣を求めているんだよ』
白い獣の説明は長ったらしく、私達二人が理解するのに切に説明を求めたりしたが、なんとなくでわかったことが一つ。

「つまり貴様が元凶か!」『ぎゅっぷい』殴った。おお、我ながら見事なコークスクリュー。
『ひどいなぁ、僕達が感情固定を地球文明にもたらしていなかったら君達人類は今でも原っぱの下石斧と弓矢で殺しあいをしていたかもしれないんだよ?』曰く、憎しみを魔獣の形に固定することで人間は理性を強化出来たのだと言う。
「知るかそんな昔すぎる話! どうせあんたらの介入なくても何世紀か遅れて同じような進化してたわ!」曰く、初期の人間の理性と本能から考えたらたいしたことしてないのだと言う。
セツとキュゥべえが口喧嘩(で済むのだろうか)している間、小仲がノートを広げていたので覗『私のかんがえたまほう』『つかいま!かわいいのがたくさん』『魔法で空を飛ぶ時は翼!』……黒歴史やめたげてよぉ。

横を見てみた。
「つまりだな本来はアンタらが蒔いた種から生まれた魔獣を狩るのを私らにさせてるんだから願い事は最低でもコアとやら単位個数ごとに1つというシステムをとらないとわりに合わない訳で」
『僕達インキュベーターも孵卵器の名の通り集めたコアを一定個数溜め込んで利用可能なエネルギーにまで纏める必要があってね、魔法少女になる時に願い事を叶えるなんてシステム上仕方ないエネルギーの無駄使いでしか』
「なんだよ何のメリットもなく魔法少女なんてのやれってのか!?願い事の程度低くして回数制にしやがれ!」
『ソウルジェムのシステム上難しいね。それより魔獣のコアが吸いきれる感情エネルギーは容量が低いからただでさえ孵卵器体内で練り上げないとまともにエネルギーを回収できないんだよ』
「ならそっちの技術を向上してから地球に来い。なんで今のシステムがまかり通っているんだよまったく」
『そりゃあ魔法なんてものが使えるんだ、大抵の娘は二つ返事だしね』
「キュゥべえ~、必殺技ってアリかなぁ?」
『半々だね。気分の問題だし性格上必殺技の存在で感情が強くなるなら是非ともお勧めしたいよ』
「……」セツ、私もだ。呆れてなんも言えない。
『ほらね?彼女みたいな娘も結構いるんだ』いいからそのドヤ顔だけはやめてくれ。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

いったんやすみ。さて朝までにどれだけ叩かれてるかがこわい饅頭こわいお茶がこわい

せっちゃんは不良じゃないです。ちゃんと学校行ってて成績優秀。ただ性格面が良くないだけなのです。(誰も訊いてない自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中


とりあえず始まったばかりの話の内容は触れないとして、
誰の発言かわかりにくいのと、台詞と地の文が混じって読みにくいのは気になった

>技術を向上
高効率な魔女化相転移システムですねわかります自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

良スレの予感自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

これはいい厨二

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「まほうー!魔法使いたいー!」
「駄ー目!まだ重要なことしか聞き出してないんだから!おい獣!『魔獣の発生する過程』と『現存する魔法少女のリスト』はまだか!?」メモメモ
『孵卵器遣いが荒いなあ……そう思わないかい、いづき』うっせ、こっちみんな。

あれからざっと一時間後。私らはまだ喫茶店の一席にいて、テーブルの上には¥1980の出費が追加されていた。セツが小金持ちで助かったよ、まったく。

小仲は妄想ノートに『世界平和』なる四文字を書き終えた時点でダダをこねた。それをセツが宥めている図である。私?1980円を着々と摂取してるだけですが?
未だにセツとインキュベーターは情報のやりとりをしていて、どうやら『魔法少女に成った後のアフターケア』について話させることでインキュベーターの口を緩めているようだ。
しかも私の耳と脳が確かなら、まだ契約する云々に肯定的なセリフを一度も口にしていない。ぱねぇ。
……後のアフターって何だ、頭痛がいたいな。

『まぁでもここらへんに魔法少女がいるなら今夜あたりにでも魔獣狩りに来るだろうさ。……と、君達にお客だよ』あ、逃げやがった。ん?
「あの……お客様、当店学生の方は20時までとなっておりまして……」
客はこっち側だった。「悪いね、んじゃずらかるよー……トリップすんなクソガキ」「つっきーぃぃ!せっちゃんがぶったぁぁ!!」
店内に鈍い音が響いた。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

か、改行を
改行をくれろ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

>>13
すまん、善処したい


でも台本形式にすると見やすい代わりに「台詞の途中でツッコミが入る」描写がしにくい……
そもそも改行しすぎても良くない気がする残念な頭なのでかすかに貯めてある分は改行しすぎてみたいと思います自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

あーいつもの空気だなぁ、せっかく魔法(非日常的要素)絡んだのに。
大皿に最後に残ったポテトフライ一本をつまみ、私は席を立った。



帰り道の話。何気ない日常の一コマ。

「彼女、なんか顔馴染みになってさえきたよね」
「あー、毎度毎度迷惑かけてるからなぁ」
名前も知らないが、例のバイトさん。これがなかなか話が合って。

……話が合うのはセツだけかな。年のわりに無駄な知識に溢れててしかも『いい気になって自慢し』たがらないのがセツのいいとこだ。とはいえ小仲みたいな中学生と話の合う大学生もどうかとは思うけれど。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

「そういえばこのまえコーヒーおごってもらったよね。『大人の味、試してみる?』って。」おお、それは私の知らない話だ。
私が親の用事でいなかったときに二人して喫茶店に世話になったらしい。成る程、大人の味、か。
「だが結果は知れてるな」
「あによ!」「二口目以降は結局私に押し付けたよな?しかもブラックで。」「ごめんなさい」

セツにデコピンされる。安定の小仲である。
「でもブラックで行くのは駄目だったんじゃない?」
どうせ小仲が「私オトナだもん!砂糖もミルクもいらないもん!」とか意地張ったんだろうなぁと勘繰りながら質問をしてみたが。

「いやいや、後で砂糖とミルクを注文してみたようだけどこの子の口に合うには角砂糖が足りなくて。結局カフェオレ牛乳マシマシの大甘口に落ち着いた」
「あんなに砂糖入れたのににがいんだよ、しかも無駄に砂糖入れたんだから責任もってアンタが飲めって」

長居している私らに(小仲に限るが)罰を下し、その上小仲が口直しに甘いものを頼むことで店の利益になることを見越した高等テクニックである。彼女もなかなかやるな……

「それにしても彼女も大変だなぁ」
『それにしても彼女も残念だね』

と、インキュベーターは何気なくその言葉を口にした。
当たり前の日常の1ページの延長のように。




『魔獣に魅入られるなんて』自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

たぶん改行といわれてるのは

>……話が合うのはセツだけかな。年のわりに無駄な知識に溢れててしかも『いい気になって自慢し』たがらないのがセツのいいとこだ。とはいえ小仲みたいな中学生と話の合う大学生もどうかとは思うけれど。

こういうところじゃない?
確かに文章的にはひと繋がりだけど、ブラウザで見ると端まで行ってから
折り返しになるから、視線の流れとして読みにくく感じる。
文法的には正しくないのを承知の上で、適当な文字数で折り返すために
改行入れるのはよくあること。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

なんか重くてエラーが出たので戻って更新したら既に書き込まれてた。あぶねぇあぶねぇ。

今んとこの登場キャラはオリキャラ3とモブと淫獣。主人公はいづきちゃんに暫定的に決まってます。



ちなみにオリジナル設定としてアニメ最終回の魔獣のコア的なアレを「不幸の中核」と書いてデスペアコアと読ませている主。重ね重ね厨二ですまんね自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

>>17
ありがとう、せっかくの助言理解してなかった

ちょっとパソコンからできるか試してみる。こっちからの入力ならわかりやすいと思うし……
でも携帯に書き貯めてるんだよなぁ、数少ない見てくれてる人のためにこっちからのがいいかしら自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

ニコの乗りなんだろうけどここに「主」はいない「>>1」か「書き手」か「作者」

似たような物を書いている身としては参考にしたいなぁ。頑張れー

>>20
わかった。無駄口綴じて書く。

「……おい、今なんつった」
私は歩みを止めていた。獣は何も変わらずに歩いていた。

『魔獣のことなら切に聴くといい。彼女には色々教え…』
「魔獣に魅入られるってどういう意味だよ!あの人がどうなるって!?」
我慢できなかった。

客観的に見れば私は、アスファルトの地面を爪で引っ掻くかのような動きをした。
そして地面から掠め取ったであろう何かを怒りの感情を込めて握りしめる。
ドラマでよくある殺人シーンの首を絞める姿に似ていたと思う。

キュゥべえに掴みかかる私。手の内でぶらぶら揺れながら獣は淡々と答えていった。
『彼女の首筋に奇妙な刺青があったのに気付いたかい?アレが「魔獣の烙印」だよ。
 魔獣の烙印を押された人間は自然と体が死に向かっていくんだ。例えるなら、
 事故死なら不注意が増える。病死なら身体が少しずつ蝕まれ、自殺なら精神が徐々に狂っていくんじゃないかな』なっ―――
「なんだよ、魔獣って人を襲うんじゃなかったの!?牙を剥いて……」
「そういうタイプもいるんだよ。暴れる奴と、呪う(そういう)奴と」セツだった。

「……セツ。アンタは平気なの?」
顔も知らない誰かが死ぬような確実な「死因」がはっきりと取り除くことができるのに?
顔見知りの首がそいつの手にかかりそうだというのに?

「この街には魔法少女が複数いる。」
そう、いえば。そうだった。……何を焦っているんだ私は。
何故とっさに『私がやらなければ』なんて考えが出てきたのだろう。

セツは私の手元を指差し続けた。
「ソイツが言うにはどっちも『どっちかといえば正義』の魔法少女らしい」

「まるで悪の魔法少女がいるみたいな言い方ね」手元の綿獣を雑巾搾りしながら応える。
「自己中が必要悪ならそうなんだろうさ。コア目当てに魔獣を見逃す奴が一応存在はする、とのことだ」

「……そもそもコレが信用出来るかが気になるのだけど。」宇宙生命体が引きちぎれていた。
新しい身体を得たらしい奴が脇道から飛び出てくる。
「安心しなよ、ソレは間違いなく外道で悪党だけど嘘はつけない。そう造られてるのさ」
『心外だなぁ』「黙れ生ゴミ」『ぎゅっぷい』登場早々にセツに踏まれてた。

ならいい……けどさ。


「つまりは『他人を助けることを目的に魔法少女やってる奴』がこの見滝原には複数人いるんだよ」

加えて魔獣を消せば魔獣の烙印は消え去るらしい。そしてあの女性の態度・仕草から察するに、魔獣は極めて弱く近日中に倒されれば彼女には、
「問題はないよ。今晩あたりに魔獣狩りがあるって話だし、何より私らに何か出来る訳じゃない」

黙って無事を祈るだけだ。そうセツが言ったが、

私はその前の魔法少女の件に何かがひっかかった。

「正義の、魔法少女……」「じゃあさ」

さっきまで口を閉ざしていた小仲がまるで独り言のように呟いた一言は、私の心に僅かに不穏の欠片を残した。











「何もしない私達は悪なのかな」

あるいは、「何もできない」私たちは。










翌日のテレビ。
2つのニュースが流れていた。

「集団自殺未遂の男女十数人が救出される」というもの。この日の学校では集団催眠や怪しい宗教などの噂が絶えなかった。

と、

「女子大生が一人遺体で見つかった」というものだった。

当然、誰も話をしていなかった。

いったんおわる。こっから先が脳内gdってる。

ある程度纏まったら投下したいな。


実は投稿画面で多少以上に推敲してたり

その日は何事もなく終わった。
次の日も何事もなく終わった。
何事もなかった。なんでもなかった。












人が死ぬことなんて、なんでもなかった。


クラスメイトが集団催眠の噂をしている中で。私達は屋上にいた。
あんな騒々しい教室内にはとてもじゃないが居られない。

「ねぇ」

小仲が言った。

「もしあの時私達の誰かが契約してたら、あの人は死なないで済んだのかな」


「あの人」。
そう、結局私はあの女性の名前すらテレビ画面を観るまで知らなかったんだ。

あの場で誰かが魔法少女になっていたら。
助けられていたのだろうか。


そんな仮定の話、私には判らない。
隣を見れば、切の目元は赤くなっていたが、涙は既に枯れていた。

「魔獣の烙印って……魔獣が人を襲わない場合さ、
 一番死にやすいのは心の弱った人なんだって。
 もしかしたら、バイトとか、大学…?とかで嫌なことでもあったのかもしれない。
 でも私達には見せないよう気を付けてたみたいだった」

私達は、その程度の仲でしかなかった。そんな真実。

ただの客。ただの接客。
笑顔を振り撒くのは当然だ。そして彼女は決して自分のことは深く話さなかった。

もし。
もし私達と彼女が「友達」だったら。


心の深いところにある辛い想いをさらけ出せる間柄だったら。


…………そんなの、不可能だ。

大学生が、中学生に、自分の、悩みを、話すなんて、ある筈が無い。

だからこそ、彼女は泣いていた。涙こそ流さなかったが。
彼女は、確かに泣いていた。

「もしかしたらさ、あの時、『おいしかった』とか『また来ようね』とか言ってたら、
 もしかしたら救えたかもしれないんだ。『また明日もバイト頑張ろう』って思ってくれてれば……」

それを知った上で、「あくまで日常の中で」、彼女を助ける方法があった筈なんだ。と、

そう、切は言った。


でもできなかった。だから後悔。
「何もしなかった自分」への後悔。

「切……」
小仲が声をかけるが、
「わかってる!わかってんだよ!
 昨日の騒ぎで助かった奴はうちのクラスにもいる!
 あいつら全員がかわりに死ねなんて口が避けても言える筈がない!……でも」

でも。……私だってそう思うよ、切。



『どっちも助けてはくれなかったのか?』
どっちも助かる方法はなかったのか。



何が「魔獣はきっと弱い」だ。
何が「近日中に倒されれば」だ。
どっち道、私達には何も出来なかった。
「何もできない私達」。そんな後悔。

……最初に小仲が言ったように、正確には何も出来なかった訳ではない。

私達のいずれかが魔法少女に、
つまり魂の無い肉の塊(からっぽのにんぎょう)と魔法宝石(いしろこ)になる決心がついていれば。の話だが。

今すぐに失われる誰かの命を天秤にかけて、私達三人は、そのうち消える自分の命をとったんだ。

どうせ人はいつか死ぬのに。
自分を諦めていれば、「いつか」が「今」の人を「そのうち」にできたのに。



気付けば、屋上にはもう一人だけ客がいた。
キュゥべえに会った『あの時』。私達を見ていた少女がいた。
あの日と同じように見ていた。が、不意に立ち上がるとこっちに歩いて来て、

「貴女達の責任ではないわ」

謝られた。
「暁美……?」隣のクラスの暁美さん。
見れば、彼女の指には紫に輝く魂の石ころ。

どうやら彼女も魔法少女らしい。

ほむほむ!ほむほむ!ほむほむ!ほむほむ!ほむほむ!ほむほむ!ほむほむ!

…………ふぅ


黒羽 射月 Iduki Kuroha
宵町 小仲 Konaka Yoimachi
夜河 切 Setsu Yorukawa
三人共に見滝原在学。暁美ほむほむと同学年。

>>34
>いしろこ

いしろこ!?


次の投下も期待してるぞ

「貴女達の責任ではない」


そう言い切った彼女の眼はすべてを諦めたかのように暗く沈みきっていた。
……あれ、隣から友人が消えたよ?

「せっちゃん!駄目」小仲が叫ぶが遅かった。

正義を名乗りながら誰かを救えなかった自分に悲観してるような眼が気に食わなかったのだろう。


切は彼女の胸ぐらに掴みかかりあろうことか持ち上げてすらいた。
彼女は抵抗もせずただ暴力を受け入れている。

「私のミスよ」

持ち上げられながら彼女は言った。とても苦しそうな声で。
それは首元を掴まれているからではないだろう。


「昨日、先に退治した魔獣の集団とは別に。確かに小さな瘴気があったわ。
 それを見過ごしたのは私達の……致命的な失態よ」

あくまで事実を淡々と述べるだけ。
しかしリボンを見れば判る、堪えているんだ。震えている。

自分が気を付けてさえいれば救えた命が在った事実に。


「違う。お前のせいじゃない」

切が手を離す……いや離してない。肩に手を置いて――

……枯れていた筈がない。我慢してただけ。
ただ。『怒り』がそれを塞いでいた。

「アンタらがやらなくても、
 魔法少女がやらなくても私達で救えていたかもしれないんだ。
 魔獣の影響はその程度で、周りが気遣っていれば呑まれなかった。
 ……でも『その程度』を私達がほっといたから」

そして溢れる。

「本当なら私達で出来たことを私達は出来なかった。しなかった。私達の失態だよ。取り返しがつかない。
 あの白いのに訊いたよ。確かにアンタらは魔獣を皆殺しにしたって。
 日常(わたしら)の尻拭いさせるような真似しておきながら、「失敗したから責める」なんてこと、できる訳、ないだろ」

枯れていた涙が。溢れる。口調は冷静に、でも。


「ただ遅かっただけ。タイミングの問題、運の問題だ。
 アンタらのうち誰かが気紛れを起こさなかったのはアンタの責任じゃないし、
 ……本当なら私達(人間)だけで解決できたことくらいわかってんだよ!」


抱き締めた。ほぼ初対面と言っても過言ではないであろう相手を。

とても愛おしく、
抱き締めた。

「でも……じゃあどうすればいいんだよ……」

誰を責めればいいのか。誰かを責めてもいいのか。


『君達は何を騒いでいるんだい?多くの人間が助かったんだ、君達はむしろ喜ぶべきじゃないのかな?』


白い悪魔はただただ疑問に思っていた。
生存個体の数からすれば問題なく最小限の犠牲で済んだというのに。




『訳がわからないよ』

ここらから書き溜めるのに時間かかります。



ほむほむ抱き締めたい

何やら落ちる墜ちないの話が耳に入ってきたんだが、何日でアウトなのだろうか

デマであってほしいけど一応確認しとくかなーとか思ったが
最近書き込みない某途中作品様が現存するから早めに書き溜める方向にしたい

生存報告だけでもいいのよ

>>44
理解した。さんくう


「どの顔提げて現れるのかしら」

気が付けば暁美さんの手には煙を上げるひとごろしのどうぐ。声がした方には白いヘドロと新しい孵卵器。

学校の屋上で銃刀法違反。まるで魔法少女のようだ。
当然感情のない宇宙生命体は元自分を食みながら話を続ける。

『君を含む魔法少女達は多くの人を守ったんだ。君達の働きで救われた人々は数多い。
 君は誇っていいんじゃないかな、暁美ほむら』

「でも救えなかったわ」

『全てを救えると思うことは傲慢だよ』

獣は言った。


『君達にわかりやすく言うなら……そうだね、世界的に浸透している宗教にキリスト教があるだろう?
 かつて聖者と呼ばれた男性がいてね、インキュベーターと契約をした訳でもないのに
 僕らのもたらす魔法のようなあらゆる奇跡を人々に魅せ苦しむ人々を救っていた。
 でもね、彼とは関係無く地球の裏側では貧困も戦争もあったんだよ
 彼はそれに気付かずに自らが真に救世主であるかのように』

「でも、約束したの」

彼女は強い言葉で言い切る。何かの決意が揺るがないように。



「約束、だから」


『また「約束」かい?詳しくは……教えてくれないんだろうね』

「お前に言ったところで理解はできないわ」

『だろうね』

睨み合う。

…………私は口を挟んでもいいのだろうか。

と。
「全てを救えると思うことが『傲慢』というなら」
唐突に、切が言った。

「『傲慢』でない奴なんていないよ。」

暁美さんを見ながら。そしてキュゥべえを指差し、
「お前も、な」


チャイムが鳴った。獣は去り暁美さんも私達も何も言わずに屋上から階下に戻った。



魔法少女が来てから、ついに最後まで小仲は一言も喋らなかった。

Q.先生!駄目な物書きによくある「作者の頭の中でだけ完結しているから文にしたときに見てる人にとって訳がわからないよ」現象が!

A.逆に考えるんだ、「わけがわからなくてもいいや」って考えるんだ



暁美ほむら
見滝原中学二年在学。あたまの横に結んだ赤いリポンが特徴的なクールびうてぃー。
今年転校してきて以来というもの「どこが元心臓病患者だよ」レベルで好成績。
今やファンクラブが生徒教員問わず300人突破したらしく
下駄箱は男女問わずのラブレター三昧ではあるのだが彼女にとってはゴミでしかない。
担任の早乙女先生は枕を涙で濡らす日々が続いているという。

>>47
>かつて聖者と呼ばれた男性がいてね、インキュベーターと契約をした訳でもないのに

どう考えても魔法少女まりあ☆マギカでした本当に有り難(


たいして必要ない説明が必要過ぎる

>>51
マグダラっていうやつの方かい?

>>52
詳しくは適当な本屋さんにおいてある陰謀説本か怪しげなホームページにて。

じゃなくて、「この人をデメリットのない魔法使いにして!」って出来るんだっけ?
当時の人達は信仰心高そうだから「何もしなくてもソウルジェムが濁る」スピードが現代人より緩やかな気がするんだ。うん


必要なかった余計な話に思考がもってかれる

信仰心がそのまま反転して絶望して死んでいった
フランスの聖女様とかもいたよね

>>54
聖女様は導かれました。アルティメット女神に。

三週間後。おめでたいニュースが広まった。

切「弟かー、名前は決まってる?」
小仲「性別が判る前から決まってたよ!2種類!たいきとさつき!」

小仲の母親がおめでたである。お盛んなことで。
小仲「たいきだね!」
切「漢字で頼む」

…………。


あれから小仲は魔法少女関連の話をしなくなった。

『最初からそんなもの知らなければ何も考えずに済む。

 あれは事故だ、自分が何をしようとなんにもならない、何もできやしない、奇跡なんて起こらない。

 だったら、私は何も知らなかった。』

そんな感じか。思えば小仲はいつもそうだった気がする。


あれは小学生の、、、4年?5だっけ。できごとは覚えてるがいつのことだったか。

クラスでとあるグループがいじめをしていて、弱気な奴が主に被害に合っていたときのことだ。

当然小仲も弱気な奴だったからか、被害が回ってきたのを見たよ。ちなみに、誰も助けなかった。
小学生によくあるいじめっこの風景だったから、いつも先生がやめさせていたから、
翌日の学級活動の時間が特定少数に対する説教の時間になるんだろう、と思っていた。

が、翌日のこと。


彼女は何もなかったように過ごしていた。
殴られた痕もひた隠しにしたりせず。
顔には普段と変わらない笑顔、そして普段と同じ態度で。


クラスに来るなり『いつものように』「おっはよーぉ!」だもん。先生も絶句してた。
顔に痣が残ってるのにそのままの笑顔で、直接主犯核に対してすら元気に朝の挨拶をぶちかましていた。

例のいじめっこがやけに不気味がってその日からいじめグループが自然消滅したっけ。


…………なんか小仲が闇堕ちしそうな気がするんだが、三流ラノベの読みすぎだろうか。
いかんいかん、トリップしてた―――――あ、

「それでね、それでねー」
小仲がはしゃいでる中で。ふと気づいてしまう。見なきゃ良かった。

「セツ、ちょっと小仲任せていい?」「えー、つっきーも聞いてよー!」
「帰り道で聞くから、ちょっとゴメンねー」

切「どした?」

射月「…トイレってことにして」

切「もう授業始まるぞ?あの人五分前には来るし」

射月「センセに言っといて。『魔物の形相で腹抱えながらトイレの方向にダッシュしてました』って」

切「いや走るなよ」小仲「走っちゃ駄目だよ」

知ったことか。廊下は走るものだ。


私は残り7分の昼休みの時間の安息を、今後の安全確認に費やす為に校則をぶち破った。
今日の放課後、小仲の家族ノロケを聞く安息を得る為に。
ちなみに以下は判らない人のための補足説明である。


……さて。
私の席は窓際族だ。左を見れば屋上が良く見える。
見知った黒髪がそこにいた。傍らに白い生き物を連れて。

見滝原中学の校舎を。

上から見たらコの字であるかのように描写することにしていますが、
正直な話をするとデザイン忘れました。

コの字の上側が、
1F職員室、2F1年教室、3F3年教室
コの字の下側が
1F理科室とか、2F2年教室、3F図書室
コの字の右側が
1F昇降口、2F渡り廊下、3Fが放送室その他
そして屋上。

こんな脳内補完でお願いします。

おっ、続きが。廊下は走るもの…まぁ走るよね。急いでる時はww

魔女とかその辺については、全部ベェさんが悪いんや…。

この世界はどうなってゆくのか…続きが気になる~!

ちょっくらパソコンから。
なんか携帯から書き込めなくなったのはそういうのがあったのだろうか?

書き込めるまで主人公の少女はずっと全力失踪ですね、かっこわらい

よくあることだったらしい

書き込めたら始める
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屋上にたどり着いたすぐ後に5分前チャイムが鳴り始めた。サボりたくなければあと3分で話をつけなくちゃね。


「…………? え、だれ?」「…………」
「ぜーはーぜーはーぜーはーぜーはー」

ただ息を整える位は待ってほしい。




「……暁美ほむらさん、『この娘』も貴女のお仲間かしら?」
顔を上げると黄色い肉がいた。
中学生にあるまじき肉だ。コロネ2つ付けやがって。……はさておき。


ほむら「何の用かしら?…………あれ、名前なんだっけ」
射月「お前は被害者の身辺にいた奴が偶然屋上にいたから謝っただけなんだな。
 とりあえず自分が関わってたからとか、そんな感じで」
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そして屋上は魔法少女の定位置なんだな。
……いや、ね?
私もセツがアンタの名前知らなかったらあの日「誰?」って言ってただろうけどさ?


黄色「あれ、違った…………え、被害者の?って……?」

黄色い奴もなんか混乱してるが、たとえお邪魔だったとしても構わない。
人に話し掛ける時はまず自分から。

「私は黒羽(くろは)射月(いづき)、暁美ほむらの同学年別クラスで、
 この前コイツらに関わっただけ。被害云々はさておくけどまだ魔法少女じゃないよ」

「わ、私は巴マミ。三年生よ。じゃあ貴女も魔法少女に?」「ならないよ」

傍らに白いのがいたから率直に言った。

「私達は、魔法少女にはならない」
「……あらら」
嫌われちゃった、と巴マミ。


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『それを宣言する為だけに此処へ来たのかい?随分と非効率的行動だね』

白い詐欺師がなんやら言ってるが気にせず続けよう。こいつはあてにならん。


「……で、暁美さん。お願い申し上げたいことがあるんですが」
「確かに屋上にわざわざ来ることではないわね」
「あれ、私は?」
巴先輩はまず黙っててくりゃれ。ほむらに向き直る。

「一週間、かな?でいいから」
私は期間を告げる。だいたい心が安定する期間。

「インキュベーターの監視しててくれない?」
「……くだらない」
捨てられた。

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「監視?キュゥべえを?」
「『キュゥべえ』呼びしてる時点で巴先輩が若干孵卵器依りなのが判ったのでとりゃーず黙ってて下さいね」

黄色が屋上の端っこで体育座りしたのを確認したので話を続ける。


「どうくだらないって?」
私の問いに暁美は獣を踏みつけながら話す(『ぎゅっぷぃ』と音を立てて潰れた)。

「『これ』は監視や殺戮では行動を遮れないわ」ぐりぐり。
「いくら無限沸きでも命は惜しいと思ったんだけど」『痛い、潰れる』
「残念ながら片っ端から殺しまくっても行動に一切の影響はなかったわ」ぎりぎり。

「それに」
彼女は冷めた眼でこちらを睨む。

「私が貴女のお仲間の為に何かする必要があるの?」


…………ぶっちゃけ、ない。よね?

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「クラスメート」ですらないし「お友達」じゃないし。

非日常側としてのあの日の「御詫び」?ないない、セツが『人間側なめんな』と啖呵を切ったやないの。

というかこちらの目的伝えてないのに手段を伝えただけで
「インキュベーターが傷心の友人達に付け入る的な行動を阻止してくれ」
って頼んだのがわかるのね。洞察力すげえ。


「…………巴、先輩?」ということで矛先を変えてみた。

「……なぁに?」
なにこれかわいい。じゃなく。

「先輩も……ぷりちーなかっこして化物狩りする方々なんですよね?」
「痛々しいとか言わないで……当時は浮かれてたのよ……」

後日聞いた話だが。
本人曰く、魔獣狩りする時は常識を窓から投げ捨てる勢いで行くらしい。
じゃないととてもじゃないが怖くて戦えないだとか。

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まあその時の私にはどう浮かれてるかなんてわからなかったけれど。
ほむらの口から「あ、気にしてたのね」と聞こえた気がしたが気にしないことにした。

「先輩、魔法少女はみんなの夢と希望を護る大切な役割ですよね!」
「あら、急に態度が替わったわね?おだて方が下手よ?」

先輩がくすりと笑う。畜生かわいいじゃないか。

「そんな平和の象徴たる先輩にお願い事がありまして」
「うーん、なんでキュゥべえを監視するべきか、教えて貰えるかしら?」

さて、これでようやっと暁美ほむらに『理由』を聞かせることができる。間接的にだが。

「その前に魔法少女について話しましょうか。
 私らが聞いた魔法少女について、貴女方が体験した魔法少女について。
 認識の齟齬は嫌ですから」
ね。


ああ話が脱線する。元に戻らない予感しかしない。
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巴マミ。見滝原中学三年。魔法少女。
同い年の友達が少ない。片手で足りる。

しかし学校の外には年上はおじいさんから年下は幼女まで幅広く友達がいる。
隣のクラスの不登校児とよくつるんでいるが、教職員も「巴ならやってくれる」と信じているくらいだ。

まぁその不登校児は某お嬢様学校の一生徒にぞっこんでマミには見向きもしない訳だが。

マギカシリーズの双璧を誇る巨(ry
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コメント欲しいな、とか言いながら自分が見てる作品にはコメントしてない。
良作には畏れ多くて発言できないし、駄作にはあんましコメントしたくない。

…………後者だったらどうしよう。


書き込めたら、始めます。

マミ「ええ、確かにそうよ。ソウルジェムが限界を迎えれば私達の魂は肉体ごと消滅する」

射月「加えて魔獣狩りした成果を使って魂を浄化して、コアはそいつの餌。で、」
QB『大まかには合っているよ』
マミ「私はそれをグリーフシードと呼んでいるけどね」


私達はキュゥべえすら交えて情報の確認をしていた。

もしかしたら『魔法少女になったのだからコレ言っちゃ駄目だろう』な内容を私達に伝えていたり、
逆に『魔法少女でもないのにこんなこと言わなくてもいいだろう』な内容がマミの口からポロリしないかと気になったが、


…………セツの説明がいかに判りやすく丁寧だったかがわかるね。

魔法少女の専門用語なんぞいくら訊いても忘れそうだ。設定集寄越せレベルで。

コアに複数名称があるとかなんだよ。

QB『イーブルキューブ、と呼ぶ地区もあったよ』
ああもうややこしい。


こんな時にセツだったら歩く攻略本すら真っ青なレベルで魔法少女の全てを語れるのだろうか。っと、そうだった。


射月「つまり願い事があってそれを白いのに伝えれば」
マミ「ええ、契約成立よ」

「だからなんだけれど」、とマミさんに迫る。


マミ「え、ええっ……と?」
射月「キュゥべえがちょっと誘えば『自分の意思で』っぽくホイホイ契約しちゃいませんか?情緒不安定なお年頃の女子なら」

マミ「…………え、そうなの?」

QB『情緒不安定かどうかは僕からは判断しにくいね。でも「お願い」されたら契約は成立するんじゃないかな』


次の瞬間を見たら拍手せざるをえまい。
マジカルマスケット召喚→ゴルフ的ナイスショット。
インキュベーター派の魔法少女が一人、キュゥべえを殴り隊に寝返った瞬間だった。ていうか殴った。


マミ「酷いわ!私達キュゥべえのこと信じてたのに!」
ほむら「……そこに私は含まれないわよ?」

屋上のフェンスに『びたん!』とコマいっぱいに描かれん勢いで貼り付いた謎生命を横目に。
何故か友情が生まれていた。

マミ「黒羽さん、なんでも言ってね!貴女のお友達を絶対に間違った契約なんてさせないんだから!」
射月「あー、りがとう。ゴザイマス?」

やっぱり「唆されたりせずに自分の意思で魔法少女になって」は欲しいらしい。


ほむら「……ひとつ言いたいのだけれ

きーんこーん、かーんこーん。

チャイムが空気を読んだ。というか授業が始まった。


ほむら「やっぱり放課後に言うわ」
マミ「あらやだ授業はじまっちゃった!それじゃあね!」
え、おい


あ、ありのままに今起こった事をいうぜ。

『暁美ほむらがテレポーターだった』

何を言っているか判らないと思うが私も何を言っているか判らない。

三年生の教室が屋上のすぐ下だから先輩は急げば多少の遅刻程度で間に合うだとか、

二年教室は校舎向かい側で、教室のベランダから国語教師が私を睨んでるだとか、

いつの間にか復活している孵卵器が
『こういった状況下で「教室まで瞬間移動したい」と願うパターンが衝動的契約って奴なんだね』
と学習してるだとかなんてチャチなもんじゃない。

現代文の宿題がどっさりというもっと恐ろしいものが未来に見えた気がするんだ。



というか暁美ほむらに私の理由伝えてねえし!

こんな時に「もう遅刻だし諦めるか」と「全速前進DA!」のどっちをとるか。

まぁ主人公は後者を取ってさらに別クラスの教員にまで怒られたんですがね?

QBがフェンスに叩き付けられるシーンが、ボーボボのタッチで容易に想像出来た訳だがww
それだけ描写が分かりやすかったんだろうな。

マミさんの扱いwwww

おわかりいただけただろうか。

そして書けたら始めたい
※QBフルボッコはおかわりいただけます

そんな訳だ。うん。

教師に宿題をどっさり出され、
小仲の弟(予定)自慢をたくさんされて、
ようやく家に着いたところで休まる間もなく連絡網を取り出す。勿論、私のクラスのものではない。

射月「番号……偽ってはいない、よね?」
(プッシュ音×4)の、(プッシュ音×2)のー、(プッシュ音×4)。コール音が流れる。

四回目に出た。

ほむら「放課後に、とはいったけれど」

明らかに不機嫌だった。
ほむら「校門で話そうとしたらスルーされたわよ?」
射月「あの後色々あってさ、取りあえずほむらん家行っていい?」
ほむら「……やけに馴れ馴れしいわね!?」
射月「ついでに出された宿題も手伝ってくれると助かったり」
ほむら「それは友人とやりなさい」

家までは行けなかった。近くの公園で待ち合わせ。

面倒だから着替えない。作画の手抜きではない。


ほむら「一人ね」
射月「独りだよ」
小仲も切も、巻き込まない。

女の子同士、水入らずに話せる機会がようやく訪れたのである。……暁美ほむらは手強そうだが。

射月「まずは『魔法少女として一般人に警告』って奴を聞きたいかな。ひとまずそれが目的でしょ?」

「そうね」、と一息ついて。
ほむら「率直に言うわ」
どうぞ?

ほむら「『私達(まほうしょうじょ)』に接触し(かかわら)ないで。と言って聞く質かしら?」

射月「まぁ関わりたくないからこうしてここにいるんだが」

ほむら「…………?」ほむん?と首を傾げる。かわいい。


射月「貴女達は、『もう関わらないようにしなさい』と言うけれど」

人間、一度見たものは忘れたくても忘れられないよ。やっぱり。
こわいもの見たさ、とか。猫殺しの好奇心、とか。
人間忘れたくて忘れられる奴はそうそういない。

射月「私はね、既に関わってしまった今からでもやり直せるー、とは思わないんだ。
 けれど、これ以上関わりたくないからお願いしにきたの」

だから。


射月「関わり合いになりたくなかったら、『一般人(わたしたち)に触れさせ(かかわらせ)ないで』。」

わたしたちの目の届かないところで、
わたしたちのしらないなにかを、
わたしたちに知られないように、
わたしたちにわからないように始末して、
誰からも感謝されず、
誰からも認識されず、
わたしたちの預かり知らない場所で、
ひとりきりで消えてくれ。

そんな、残酷なお願いをした。


ほむら「…………よく他人にそこまで言えるわね」
射月「だって


 貴女達、もう『人』じゃないんでしょ?」


ほむら「…………」

ほむらの表情は変わらない。自分でもなかなか酷い台詞だと思うんだけど。

ほむら「…………基よりそのつもりよ」

強がりでなく、そう言われた。

ほむら「魔法少女は貴女達に関わらない。私が関わらせない。
 どんな魔獣であろうと、私達の目の届く範囲でなかろうと。
 『日常』に決して影響を及ぼさないことを約束するわ」



ほむら「…………どうしたの?」
射月「やめてその眩しい眼差しをやめてほのかな罪悪感が私をざくざく切り刻んでく」


何故あんなに言われてそうなる。
絶望か失望か虚脱か嫌悪かもしくは(おそらく絶対に)ぶちギレられると思っていたのだが。

ほむら「まぁ……元々の私の願いと似てたし」
射月「似てたの!? お前は何がしたかったんだよ!?…………え、誰にも気付かずに消滅するのが目的……とか」
ほむら「違うわよ! ただ……」

ほむらが顔を赤らめる。何故に。

ほむら「ともだちと、やくそくしたから……」

射月「先程の不可侵条約の履行を先延ばしにして詳しく聴きたいんですが構いませんね?」

ほむら「大丈夫、問題ないわ」


もうすぐ7時。私らは夜の公園で話を続ける。

ほむら「不可侵の取り決めがあったところで構わないわ。だって、『これは私の頭の中でだけ完結した絵空事、夢物語』なのだから」


かくして暁美ほむらは諳じ始める。
一人の少女の永く短い一月の物語を。
世界を変えた奇跡の少女の軌跡を。









それが間違いだったと誰が気付けただろう。

次回も前言撤回とその釈明から始めます。

おわかりいただけただろうか。

乙ですっ!次回も気になる~。

まぁ、そもそも全ての人間は、正しくも間違ってもいない訳なんだけどねぇ。

大学の必修の教科書みっつと(怠慢から)ノートとってない科目のノート替わりにしてたレポート用紙束、そして関数電卓とかふてばことか

入った鞄がなくなったのでしばらくお待ちを。
警察よりも駅のが信頼できる時代ェ……

↑災難ってレベルじゃないですな。

さてさて、射月さんは改変前の世界にどんな感想を持つやら。

>>91
まぁまどマギを10話から一時間半観るだけの簡単なお仕事ですよ。というか劇場版(予定)のが正しくなるかも。
感想はその程度ですね。人それぞれアニメ感想は違いますし。

Q.つまり何だ
A.詳しい描写はしません
Q.おい、デュエルしろよ
A.ああ!それって(ry

したいです。

「○○だよやべーよ」「あ、こんなこと言ったら特定されかねないなさらにやべー」
とかミサワ的チラッチラッレベルで近況報告したいが流石に自意識過剰を越えて過剰だと判断しました。自粛。

荷物は諦めたが未だに教科書やらノートが無くなった事よりも
当時鞄に入れてた1リットルペットボトルの中身を二口しか飲んでない事のが悔やまれる。

私の名前は黒羽射月。中学二年の中二病真っ盛り。

市立見滝原中学校に在席、クラスメイトに親しい友人が二人。
宵町小仲、夜河切。二人ともとても大切な友達。つーか親友。

そして普通の友人は限りなく少ない。親友の奴等と別の高校に行ったら間違いなくぼっちになるレベルで普通の友人が作れない。


そんな私がこの前無理矢理作った普通の友達。同級生の暁美ほむら。

なんでもファンクラブが存在するらしく、写真が(高値で)売れるとのことなのだが、
たまに(お小遣いが足りない時に)盗撮すると間違いなくブツを摺られる。

暁美ほむらのスリのスキルには驚かされた。
知らない内にケータイを無くしてからの「『落とし物』よ? 気を付けて 、ね?」には冷や汗が止まらない。

…………さて、前提はここまででいいか。



切「……で、だ。」

私は今選択授業の書道、芸術、体育②の体育に来ている。
そして小仲は芸術クラス。私がセツと『だけ』話を付けるにはこの時間しかチャンスがない。

切「忘れろ。そういうことなんだな?」
ベンチで硬球を弄びつつ切に事情を説明した。

無論、>>65-87の内容を全て話す訳ではない。

小仲の事について、だ。

切「全ての非日常を忘れて、日常に生きろ。かー」



小仲がショックを受けすぎていた。
非日常に知り合いが殺された事。それがあまりにも深く。

あの後……屋上から戻って、宿題を押しつけられ、弟自慢をされながら家に帰る過程で、
一度も「黒羽射月が今日の昼休みに屋上に行った」ことに触れなかったのだ。

たっぷりの宿題はさんざんからかわれたのに。大幅な遅刻と先生の説教もからからと笑っていたのに。
不自然なレベルで切り離してきた。「黒羽射月」が「屋上に向かった」ことを。

つまり、知られていた。……もしくは察した。いや、普通に見たのかも。屋上に暁美ほむらを。


切「だから『日常』として奴等と友達になっとけってか。友達ってそういうのじゃないんじゃないか?」
射月「私もそう思うんだけど、暁美さん……が、一応小仲を見張ってもらわなきゃだしこっちも見張らなきゃだし」
魔法少女を。ね。


私ら(ここでは私と暁美ほむらである)の結んだ『不可侵条約』。
これの対象外として、私は日常側のセツをお願いした。
既にインキュベーターと接触し、(あの後旧世界から現在に至るまですべての陰謀をついでに聞いた)その陰謀も知る唯一の存在。

まぁ『知って』てその上で客観的に見て巻き込まれないであろう奴だよ。自分からも環境からも。
魔法少女側の視点からでは見えにくいものがある筈だからと私が無理を言い、暁美ほむらも了承し。


授業が始まった時にセツに話したら殴られた。いてえ。
セツは「私抜きで決めるからだ、アホ」と言いはしたが(当然だ)その位置にいることは了承してくれた(ありがたい)。

切「まぁ友達ってそういうのだろ」
……本当に、ありがたい。

そして元の位置に戻す。

切「私は、さ。非日常が現実に存在するからいけないんだと思った」
射月「はてな?」

セツが諳じる。唐突に。
切「あるところに平凡な少女がいましたー。」

少女はある日妖精さんに遭います。
妖精さんは傷付いていたので少女は助けてあげました。
すると妖精さんはお礼に少女を魔法少女にしてあげたのです。
これで少女は魔法が使えるようになりました。魔法でなんでも叶えることができます。
しかし魔法少女は悪い魔法使いや魔物と闘わなければなりません。
魔法少女に成り立ての少女は困ってしまいました。
すると妖精さんは少女を別の魔法少女のところに連れていってくれました。
その魔法少女は森の魔物と戦い華麗に仕留めて魅せます。
少女はその姿に憧れるようになりました。

切「魔法少女隊が結成され少女は先輩魔法少女のようになりたいと思いましたー、っと。どう?」

セツがドヤ顔しながら此方を向いた。

……うむ、全部妖精さんに誘導されてるな。

射月「だからどうした」
切「つまり『現実に有り得ないつくりもの、物語』なら問題なく接することができる訳だ。
 んで、ちょっくら絵本でもwebで書こうかと」

そして絵を小仲にお願いする、というのである。

切「あいつ、やっぱり「魔法少女」には憧れてるんだよ。でも現実は…どうせ酷いんだろ?」

昨日聞いた魔法少女の空想話を思い出す。
……どう足掻いても「うん」としか言えない。


切「でも「魔法少女と言ったら夢と希望に満ち溢れた希望を振り撒く存在」でなきゃ駄目だろう。
 それを少しでも思い出して貰う為に、私はこれを書くよ」

夢と希望に満ちた魔法を。……小仲に思い出して貰いたいのは当然、きっと石ころにされた奴等にもだろう。

射月「断定しちゃうんだね」
切「いくらでも肯定してやるさ。……っと、次の次、射月だよ」

立ち上がり、伸びをする。バッターボックスに向かうセツに、私はそんな程度の笑顔しか向けられなかった。

射月「セツはハッピーエンド好きだからね」











切「あ、そうそう。この後で妖精が実は魔法少女を魔物に変えて魔界の子孫繁栄に貢献している魔物だってバレて、
 死んだ筈の元仲間と主人公が戦う場面やら魔物になった友達にトドメを刺す場面やらが多々あるんだけど、
 こっからハッピーエンドにするにはどうしたらいいかな?」
射月「おい」



そりゃもう、魔王を目の前に奇跡を起こして魔物を人間にしちゃうしかないんじゃない?

妖精さんに唆されて魔法少女になる。

魔法少女になる=魔法が使えるようになる

魔法にだんだん慣れて魔法を使いやすい身体になる

魔法が身体に染み込み渡る→魔法の影響を受けやすい身体になる

→魔法で化物に変換させやすい→やったね!


たかが一設定の一部にこんなに凝ってしまうのは性なのです。
別に伏線張ってたりしませ(げふんげふん)違った、そも伏線なんて張れません。

/zeroのバーサーカーとアルトリアみたいな、死の秘宝の先生とハリーみたいな、かずみマギカのあいりの最期みたいな。
そんな『手遅れな「わかりあえた」感』が書ける奴になりたいが、私には無理だ。

子孫繁栄とか…まるでエロゲやないかww

>>103
ぬっちょぬちょにはなりません。あしからず。

ムジュラとかトトリとか前作すらやってもいないのにハードすらないのにやってみたいゲームが多すぎる。やべえ。

書き溜まらない。もう堪らない。

さやかちゃんどうすっかなー……導いとこうか残しとこうか迷いながら未だに仁美すら出てません。
あと土下座モノのオリキャラみたいな奴を出しますが黒い鼠で夢の国に誘われる勢いで出せば問題な


あるぇ?まど神様が微笑んでるよ?

おいおい今さらその程度で迷うなよ

やらないよりやって後悔すべきっておばあちゃんも言ってた

けーたいでかしかし文字打ってると「おお、今回は長めに書けた」と思っても、こっちでみるとそんなに横幅とってないのね。

んで、パソコンから閲覧したとしても画面を覆い尽くす文量にするにはルイズコピペで文字稼ぎでもすればいいんだろうか。いやしないが。
近日中に最近思いついた設定をまとめてそこにつながるのを投下したい。 が、もしもしからの投稿になるので最大文字数が1024という

基本、日常回です。

さて、いきなりですまない。……という台詞から入るのが私のスタンスだ。
いちいちことの始まりから説明するのは面倒だし、なにより



赤いの「お前やるじゃねーか!」
小仲「きょーここそ私のステップに付いてくるとはなかなかだね!」
赤いの「馬鹿言え、こっちは見滝原のステップマスター他称されてるっての!」

あんな仲良くなってる二人を横に出会った直後のあのギスギス感は思い出したくないって。


まぁ諦めるか。思えばそんなにギスギスしてなかった気もする。

まず始めに、あの娘は魔法少女だ。
まぁ出会い方とは大して関係ないが。


名前は「佐倉(さくら)杏子(きょうこ)」、趣味はゲームセンター通い。
聞けばコイン一枚あればゲームの景品(駄菓子全般)を根こそぎ奪ってゆくとか。


んで、私らは学校で抜き打ちテストがありーの。小仲と私が撃沈しーので。
私と小仲とセツとで気分転換になればとゲーセンに来たら人だかりが出来ていて。

射月「あ、ステップマニアだ」
切「小仲、やってく?―――」
小仲「誰だあいつ」

小仲が狩人の眼をしたよ。
無言で赤いのが一人プレイしてる横に入り連コイン。

杏子「……面白ぇ」

無言。そしてかかる曲。まるでシンクロしているかのような動き。
「ここまでテンプレートです」レベルの無駄に洗練された無駄の無い動きをする二人。

そして並ぶ満点記録。
それが七回。


二人して溜め息を吐き、問答。


小仲「……いやー、格の違いを魅せてやろうかと思ったんだけどね」

杏子「……こりゃ相手の過失でしか勝てない、か……対戦は?」

小仲「人対人のは今故障中って貼り紙あったよ。ガンシュー…」

杏子「いや、銃射撃(ソレ)はあたしらじゃ勝てないだろ?」


疑問符。
このゲーセンマスターっぽい奴が諦める程度?それと小仲越え?

ついて来い、とジェスチャーするのでシューティングの機体に向かう。



トップに「H.AKEMI」が君臨していた。
小仲が昔取ってた最高記録の四倍近い点数で。

ここで二人して大笑い、そして和やかに(再び)ステップマニアに向かったのである。

ここで思い出そうか。
このスレッドの冒頭あたりでセツはあの淫獣からここいらの魔法少女の情報を軽く広く得ている。
当然、風見野の魔法少女もそこに含まれている。
さぁて、セツが「……あれ、あいつ魔法少女じゃね?」な視線を投げてくるので疑問に答えようではないか。

ほむらが。


射月「ところでガンマスター様は何故に此処に?」
ほむら「……息抜きする位はいいでしょう?」
なら物陰から出てくるな。隠れてると思っ……あぁ、プリクラ撮ってたのね。

誰と?


マミ「うふふっ、暁美さんのげーっと♪」
ほむら「……(溜め息。)……ええと、何かある?」
まぁなんだ、御愁傷様? え、違うか?

切「あんなに生き生きとしてる小仲はあの日以来見てないなぁ、ふふっ」

マミ「私こそあんなに楽しそうにはしゃいでる佐倉さんは見たことがないわ。こっちこそ礼をしなくちゃ」


今は二人ともポップンに向かって叩きまくっていた。(ちなみに曲は『ふしぎなくすり』。今の妙にハイな彼女らにぴったりだ)

セツとマミ先輩はなんか、もう……なんだ?「あらあらうふふ」オーラがヤバい。



ほむらに訊いてみる。

射月「ところで、アンタの知る魔法少女ってこれだけ?」

ほむら「……一応、『今は』これだけ、じゃない?」

射月「ちなみに『以前』なったことのある奴は」

ほむら「当然マークしてるわ」


事前に暁美ほむらと相談しましたとも。ええそうですとも。
だからもっと堂々と出てくればいいのに。

先日のこと。現状把握がしたいと私が言ったら『じゃあ友人関係にある魔法少女集めておくわね』とほむらが言った。ちなみに電話で。

本当はこの先の喫茶店で落ち合おうとしたんだが……うん。


射月「小仲が二人いる……」

ほむら「杏子って分身できたのね」

二人のわがままによりこうなった。ならしかたない。


射月「杏子ちゃんには魔法少女を秘密にするとかは……」

ほむら「言ってはいないけど安心しなさい、ソレをわざわざ話したがる奴は巴マミ程度しかいないわ」

へくちっ。先輩がくしゃみ。セツが巴先輩にフラグを建て始める。


射月「んじゃ、、、……セツにあらかた言って貰おうかと思ったが既に話してた」
セツが漫画の話をし始めてた。無論『全ての非日常をフィクションで済ませる為に』目的である。そこは向こうにも解ってもらう。
さらに言えば『魔法少女に希望とかそんなのを取り戻して欲しい』とかもあるんだろうが、行間だね。

射月「私ら暇ねー」
ほむら「そうね、することも終わったみたいだし」

小仲と杏子はゲームに夢中である。自分と同程度の実力があるプレイヤー同士でなかなかうまくいきそうだ。
セツと先輩は……なぜ茸の味の引き出し方を教わってるんだ、巴先輩よ。

ほむら「私達で余り物ペアね」
射月「どうしよっか」
ほむら「どうするの?」
射月「まどまど?」
ほむら「ほむほむ」

意訳。『まどかについて。もちっとkwsk』『いくらでも』


今日はゲーセンにて、
小仲に新しく友達ができて、
マミ先輩がセツの餌食になって、
私がまどか武勇伝を聞くだけの話にまとまった。



らよかったのにね。

杏子の居たのって「かざみの」でよかったんだっけ? 見直してくるがミスってたら各自脳内変換を頼んだ


ゲーセン
ステップマニアの「ドッグドラッグリーインフォースメント」が大人気。
またスロットにはコイン枚数に応じた景品を用意し小学生のハートをゲット。
だが実力者は落ちてるコインから景品を根こそぎかっさらうので店側が戦々恐々。カイジと一条みたいになる。
しかし佐倉杏子には一切のイカサマが発動しない。店側は彼女を「見滝原の紅い魔女」と呼び畏れる。

ゲッホ ゲッホ♪

始めに言って、終わってからも言う。

悠木さんと事務所の方々、申し訳ありませんでした


さーて、多少推敲したら書くぞっ!……おや、郵便配達かな?

取り返しがつかないこと。

って、どういうことだろう。

あのインキュベーターが喋っていた、エントロピーなんとかかんとか。
判らなかったからあとでセツに聞いてみたんだが。


可逆と不可逆。
全てのエネルギーは熱に換わり。
全ての存在は壊れて逝く。
エントロピーは常に増大し続け、時は決して戻らない。

なら、今こうして存在するだけで、既に取り返しがつかないことなんじゃないだろうか。


帰り道のこと。
杏子が急に青ざめた。

小仲「……?どったの?」

心配そうな眼を向ける小仲を無視する杏子は、まるで飼い主が置いてった段ボール箱の中の子犬のような目でこちらを向く。
……まぁ私がほむらに近いってだけだが。

杏子「ほむら助け
ほむら「ゴメン、無理」

さらに青ざめる。

杏子「マミ!あんたなら
マミ「ごめんなさい佐倉さん私には止められないわ」


連続で希望が打ち砕かれる。……いやいや、そんなレベルの絶望ってなんだよ。
……心なしか彼女の指輪が黒ずんでいく気ががが。


小仲「……や、まじでどっ
???「きょーーーーっこーーーー♪♪(ハート乱舞)どーーーん!」

小仲が「たの」を言い終わる前に目の前から赤色成分が消えた。

あ、ありのままに今起こった事を言うならば、
『足音がしたと思ったら佐倉杏子がノーバウンドで3メートル吹っ飛んだ』。いやまじで。



???「杏子ちゃん今日も可愛いよぅお友達と仲良く遊べてたからいつも一人で寂しそうな顔しながらプレイしてる杏子ちゃんが見れなかったのは残念だけど
    今日は22日前にお婆ちゃんが横断歩道渡るの助けてあげたお礼にイチゴ味の飴ちゃん貰った時ぶりに自然な笑顔が見られたから良かったよ
    しかも気配見せないように頑張ってみたのに杏子ちゃん私の事にいちばん最初に気付いてくれたよね
    本当だったら仲間とつるむのとか嫌いだったのにいつの間にかほんわかしちゃってーだからもうツンツンした杏子ちゃん見れないや
    あー杏子可愛い」



桜色の髪をした少女が[淑女]しながら杏子を押し倒していた。杏子は頬擦りされながら死んだ涙目でこっちを見ている。


小仲もセツも絶句していたし、私も感想としては「うわぁ……」しか言えない。

だがほむらはそっぽを向き先輩は微笑ましい笑顔を向けている。安定して話が進まない。

仕方がないので基本的な質問から始めた。

射月「おい暁美ほむら、あの杏子ラヴでやけにテンションの高い小仲程度の小ささなCV悠○碧の淑女は誰だ。」
ほむら「杏子厨よ」
事務所の方々とか、本当にごめんなさい。

「わったしはー、青居さくらっていいまーす!ヨロシクっ!」

うわー、テンションについていけねー。


彼女は恐るべきことに見滝原中学に在席しているらしい。因みに一歳下。一年生恐るべしだよ。

ほむら「同級生にも似たようなのがいたわね」
マミ「あー……ははは、確かにね……」

撤回。見滝原中学こわい。


小仲「わーまじですか」
さくら「まじですよ」
小仲「まじだな」


ちびっこ同士謎会話で和気藹々としている中、ちょっくらあんこちゃんに聞いてみようか。

杏子「誰があんこだ」

射月「本気で嫌なら魔法でもなんでも使えばいいのに。確か幻術使えたよね」

杏子の眉がピクリとするが、ほむらの方をちらっと見て直ぐに「そういやそうだったか」と独りでに解決していた。

杏子「本気で嫌なんだよ?嫌なんだけどさ?」

曰く、妹に似ているらしい。
佐倉モモ。故人。

杏子「なんかこう、若干抵抗が……」
ほむら「私もなんか抵抗があるのよね……あの娘を邪険にするのは」

曰く、まどかに似ているらしい。
鹿目まどか。概念。

射月「んでマミ先輩は後輩っ娘大好きーと。なるほどブレーキが無いわけだ」
そのマミ先輩は奴等に混じって談笑している。
あらあらうふふで定義できそう。


……あれ、セツは?

切「………………」

セツは何故か後ろに居た。今になってようやく、やけに視線を感じる。

射月「何かあったの?」
切「……いや、なんでもない」

? まぁいいや。しばらく見てれば判るし。
観察をしてみれば、視線の先…………に、青居さくら?


切「暁美、『話した』か?」

ほむら「……?どういう意味?」

切「んじゃ佐倉。あいつにまで『見られてたり』しないよな?」

杏子「……保証できないな」


ははぁん、なぁるほど。魔法に関わるレベルでストーキングされてないか確かめてるのね。面倒だなぁ、手っ取り早くしろよ。

射月「ところでさくらん。魔法って信じる?」
さくら「ダームストラングはニワトコとセストラルで宿命の杖量産すればいいのに」
ポッタリアンだった。ちなみに私はレギュラスなスリザリン派。

さくら「杖なきゃただの人なんだしさ、ただの人が持っても簡単な魔法が使える杖を開発、発売するべきだよ、WWWは」
マミ「私はフクロウとか飼いたいわね、文通できる位に賢い子がいいわ」
小仲「あははー、私はシリウス好きー」
さくら「わんわんおー」
小仲「わんわんおー♪」

うん、くだらない話だった。

だからといって、

杏子が「くっだらねぇ」と言い、
ほむらが「んなこというなよぉー!」とがっついてきたさくらを杏子から引き剥がし、
こっちに追いやられたさくらを私がナイスキャッチした時、

「でもまぁこんな身近にマギカがいるなんて思ってもいなかったけどね」

と彼女が囁いたことはちゃんとセツには言っておかないと。

青居さくらちゃん。見滝原1年。
杏子厨特級の資格持ち。ついでに言うならば教会がやってた頃は杏子を眺める為だけに通っていた。


まぁ、うん。まずは土下座。もしくはほかほかの蒸しタオルで全身をくるむ。夏に。


オリキャラ出してみると間違いなくつまらなくなるのは解っていても、主人公組がオリキャラなんだしとつい思ってしまう。
……え、さやかはまだかって? なんのことかしら?

構わん続けろ
この話は突っ走ったほうがきっと面白い

一つ、思うことがある。

原作があってそこに思いがあってつい自己他個問わずに投影してしまって。
所謂オリキャラが現れた場合の話。

そのキャラは常に他者がドン引きするレベルでチートでありデウスエクスマキナでありメアリー・スーであるべきだと私は思う。

だって、そうでなきゃ




以下、ちょっとだけ始めます。

magica。魔法少女。

当然、見滝原以外にも点在する訳で。



さくら「つーわけだからさぁ、次のオフ会はそっちでやっといてー?」(TEL

『ええっ!?わ、私が!?』

さくら「んーならあやせっちーにまとめさせればいいぢゃないの。あ、私は今回パスねー」

『ああなるほどその手が。って待てコラなんで私が』ぶつり。


さくら「んふふ。隙あらば入れ替わるというならその度にいぢればよいのだ。ふははー」


くるぅり、とこちらに向き直る。

さくら「まぁ、ネト仲間がマギカだったってだけなんだけどね?」

説明は彼女の家、彼女の部屋から始まる。

某無課金ネトゲ。(名前は聞かなかった)

主に中学生に人気のあるそこでは、ゲーム内のシステムが形骸化しており
初心者は大型ギルドに入れて貰って成長してから独り立ちするという仕組みでほぼ成り立っている。

が、

中にはギルドに入らずに個人でひたすら雑魚を狩り続けレベルを稼ぎ、いつしか孤高の存在となるコミュしょ……対人関係に疎い方もいる訳で。


さて、彼女らが知る限りギルド参加履歴のない過去を持つ、アビリティ『魔法剣使い』持ちのジョブ『双剣士』のキャラに、ハンドルネームsarahという奴がいるらしく。

ネトゲ中級者の彼女らとしては自らの創ったギルドにこういった一人者の強者には是非参加して貰いたい。

なかなかの手練れではあったが、さくらもネット仲間と共に死力を尽くして彼女の行動パターンを突き止め。

遂にさくら側のギルドに入るようお願い(簡易決闘)まで持ち込み、攻撃パターンの変化とか気にしつつ戦い、

彼女の根負けからやっと戦友になれたのであった。


さてさて、強キャラのギルド参加祝いパーティーを称してたまにはオフ会をしてみると、
sarahちゃんはちょっと向かいの街の出身で以外と歳も住む場所も近く。

ひとつ違う点があるとすれば、

彼女―――双樹ルカはいわゆる二重人格だったらしい。


そこでさくらはマギカに触れた。

さら、双樹。


一つ聞きたいんだけどいいでしょうか。

かずみ☆マギカの二巻以降の内容知らないけど彼女らどっかで出たりする?
「かずみマギカ」「ネタバレ」で探しても双樹の記述がないから調べようがなくて困った困った

二巻見て復活はないと判断、オリ設定で突っ走ります。

今日明日中に投下できたらそれはとってもうれしいなって

双樹あやせには心の中にもう一人の自分がいた。

あやせの願い。それは、もう一人の自分を認めさせること。

ふとした時に現れる、自らの娘とは違うそれに。親が取る行動は、二つ。
調和か、破綻か。または流れるように二つが襲いかかる。少女には抵抗する手段はなかった。

両親はまず「それはおかしいことだ」と諭したという。
「病気なんだよ」「治せるから安心しなさい」
しかしあやせは「ともだち」だと言う。
そうやって否定すれば、次には「お前は間違っている」が。そして「おまえはおかしい」に早変わり。

でも。
彼女は私のはじめての友達。産まれた時からずっと一緒にいるたいせつなひと。

そしてあやせは望んだ。「彼女の存在の正しさ」を。対価は自らの魂。
そうして双樹あやせはマギカとなった。

こうして産まれ堕ちた双樹ルカ。
眼を醒ませば、「あやせ」が落ちていた。
何故かは判らないが、ソレはとても美しく。私なんかが触れていいものでは無かっ――違う。
私なんかが見てはいけない。見える立場にいてはならない。
どうしてこの体の何処にもあやせがいない!?

彼女は嘆き悲しみ絶望した。どうして彼女だけが苦しみ痛め付けられなければならないのか。
あやせの両親に訴える。あやせに返さなければ、どうすれば。だが娘でもない奴の話をわざわざ聴く親はいない。

そして、ついにはあやせの願った相手にルカも触れてしまう。

ルカの願いは、「自分が影であること」。

あやせはわたしが影にいると消えてしまったように感じるのだ。あやせは私が隣にいることが当たり前であって欲しいと願っている。

でも私は影にいなければならない。私は表にいてはならない存在なのだと、わからせなければ。
あやせには、私が表にいないことが当たり前であることを認めさせなければ。

こうしてルカもまたマギカとなった。



――――お前らよくそんな人生相談をこんな淑女に話せるな。

さくら「なんで?」
射月「機密漏洩お疲れ様でした」

自覚ねーのかよ。


さくら「まぁエリー(HN)も委員長(HN)も知ってる話だしさ。ネット上にマギカの存在は狭く浅く広がってる訳よ、
    ……既に魔法少女になってた奴もいたし」

拡散厨か。どう足掻いても私達の敵である。……利用しとこう。

さくら「そんで、二重人格が魂を二つ含む例が他にないか調べて貰ってたり――」
射月「面白いお話をしてやろうか」
さくら「……はみゅん?」

射月「鹿目まどかって英雄が世界を変えた話」
機密漏洩お疲れ様です。


ほむらが「誰にも言わないで」って言ってたって?

大人はね、嘘を吐かないのです。ただ間違えるだけなのです。
だが私は子供だ。……わかるな?



射月「んでQBって奴がする契約は魂を塊にする――」
さくら「ああそれは知ってる」
ん? あぁ、言ってたな。数行前に。

さくら「魂を宝石に変えちゃうってことは、逆に宝石から魂を造れるんじゃないの?ってアリス(HN)が中二病を再発しちゃって……」
なかなか大変だな。……人形を操る魔法少女か。まるで東方のようだ。

射月「あ、そうそう。今更だけどこれ内緒ね」
さくら「小仲には、でしょ?」
速攻でバレた。

さくら「んー、そうだなぁ……エリーに頼むか……うん、そうしよう。」何か勝手に決めてるし。

再びのコーリング。……よし、今ので携帯番号覚えた(キー打ち込みは見えないようにしましょうね)。

あやせ『うん?どうしたの、言い忘れた?』
さくら「うん、うーん? ちょっと話し合いとか、しといてくれればいいんだけどね?」

なんかとんとん話がずれていくなーと思いつつ、私は二秒後の衝撃発言を聞くことになった。

さくら「ルカのソウルジェムちょっと見滝原まで借りれない?」

あやせ『……は?』
さくら「だからー、ルカちょっと貸してってんのー」


郵送で。




即座に会話を打ち切り携帯の電源を落とすさくら。いやいや何をやってますかアナタ。
ぜってーあやせさんぶちギレてますよ?

ああ、中途半端だとも


パメラ(アトリエ12)みたいに人形にソウルジェム付けたら動いたりしないかなー、とか思ったり。

多重人格少女イソラ…確か21人だっけ?こんなのがなったら大変そうだよなwwww

聞けば、ネトゲ仲間の方はルカだそうだ。

以下、双樹視点で回想を始める。


二重人格の影。あやせが望み、あやせを(「人間のあやせ」を間接的に)殺した張本人。

私(ルカ)は生きてはいけないのだ。でもあやせはそれを許さない。

そこで、ネトゲとやらに手を出してみた。

あやせは「これなら友達もできるでしょ?」と言っていたが、私にともだちなんてあってもいいのだろうか……そう思った。
だからゲームの中でも独りで居た。

でも彼女達は「どうしても」って言って聞かなくて。
仕方なく、私は仲間(ギルド)に入った。
……やっぱり疑問は尽きなくて。


ある時、相談してみた。『私(ルカ)』は二重人格のもう一人で、本当の『私(あやせ)』がいるためには『私(ルカ)』はいちゃいけないんだ。
『私(ルカ)』は生きててもいいのか。

そうしたら、その世界の住人が教えてくれた。

HN.エリー
 『好きにすればいいさ』
HN.Alice
 『取り返しがつかないことでさえなければ、例え失敗しても謝ればいい。でしょ?』
HN.blossam
 『二重人格?どんと来い』
HN.委員長
 『「アンタ」は私達の仲間だよ、それは間違いない』
HN.夜
 『で、何か問題があるの?』
HN.委員長
 『夜ちゃんちょっと黙っとこうか』


みんなは『私』を認めてくれる。とても嬉しい。嬉しかった。

「私、生きててもいいの……?」

知らない内に口から出てきた言葉に、

「当たり前でしょ」

あやせは、私と一緒に涙を流してくれていた。




だから私は何でもできる。彼女らの助けになるのなら、例え―――

あやせ「ッざけんなっ!やっぱりアイツ等スキくない!きっとそのうち消し炭にしてや……ルカにヤンデレてみた方がいいのかなー……?」

……あやせには悪いけど、あとでワレモノ注意で発送しとこう。赦して……くれるかなぁ?

まぁまぁまぁ、ここまでの双樹あやせ・ルカの心情とかは全てフィクションなので、
このお話限定で通じる『魔法少女の能力の起因するところ』はその内捏造します。


突貫工事なのでボロが出るしかない。

「ご利用ありがとうございましたー」

本当に郵送で送りやがったぞあの淑女め。



さくらの友人のソウルジェム。なんでも、本体は二重人格で。ふたつのソウルジェムがあるらしい。……いやなきゃだめだろ

そうして、この『本体から離れたソウルジェム』なんだが、本体に正当な魂があるからなのか、
彼女の願いから産まれた能力とは別に『許可すれば他人に乗り移れるかもしれない』らしい。


で。
射月「実験台?」
涙目で首を縦に振るハンドルネーム「エリー」ちゃんこと本名「水谷桐瀬(みずたに・きりせ)」。

ツインテに制服(見滝原のではない)がよく似合って可愛い。……ところどころに見える傷痕さえ無視できれば。


さくら「もともと友達がどっかの自殺サイトに引き込まれててねー、『友達に捲き込まれそう』ってんで自殺サイトごとぶっつぶしたんだよねー」

さくらが物騒な事を言ってやがる。……まぁ、友人の魔法少女何人か集めれば簡単に潰せ――
――いやまて時系列的に魔法少女知らねえ筈だコイツ!てことは身一つで実行してないか!?

さくら「そん時に『一人だけ意志が定まってない』とか言われて志願者共に殺されかかっててねー」
桐瀬「……死ぬ人のパワーは怖いよ」

うつむくエリー。その心情を知ってか知らずか(多分わざとだ)無視して梱包のぷちぷちを潰すさくら。


……あ、言ってなかったな。
前回あたりからしばらく単独行動してます。隣にセツすらいない。

射月「よし言った」
さくら「何が?」
射月「いやなんでも」


話を進めろ。でないとgdgdだけで800レス使う。

桐瀬「んじゃ、イキマス」


かつての事件に捲き込まれたことで、若干の人間不信に陥り、引きこもり化。
以前からやってたネトゲを通じてリアルで外出するようにはなったものの、未だに人と対話するのは慣れない。

さくら「それと別に事件の影響で生きたまま完全に意識飛ばせるらしくてねー。一発芸にゃ残念だけどルカにぴったしかなぁと」
あわよくばルカとエリーが傷の舐め合いしてより仲良くなってくれれば長上。ギルド仲がさらに深まる。とのこと。

射月「えげつねーなおまえ」
さくら「えっ、気付いてなかったの!? 私は杏子がヤクザに絡まれてたら杏子の手とソウルジェムを煩わせるまでもなくその地区の全ての暴力団を消滅させるよ!」
どうやって。とは言わない。

……こいつ魔法少女になっちゃ駄目な奴だろ。


桐瀬「ah――――………………」かくり。
エリーが壊れた。じゃなくて、
射月「成功?」
さくら「の前段階」
さくらがソウルジェムを取り出す。……あてがう。……。


「…………本当に大丈夫、ですか?」


声が変わらないし見た目も替わらないからまるで判らないが、……取り憑いたの?

「人を指差してあやかし呼ばわりなどするものではありません。それと、先の言葉はこの身体の主たる桐瀬に問うたのです」

あ、意識飛ばしてるだけで仮死状態ではないんだな。

さくら「うん、順調。順調!……んじゃ改めて自己紹介、いっとこー!」

見えないだけで、問いかけには返事があるらしい。と、今更理解したところで。

憑着完了!と言った所で今回は終了ですか。

しかし桐瀬さんの話しは意外と重いな…。

お疲れ様です!良いお年を!

初対面が(宝石である。これは対面とは言わないだろうから最低限人で勘定したのだけれど)他人の顔なんてどうよ。と想いながら。


ルカ「私は双樹ルカ。あやせの影にして個を持ちたる緋と氷の魔法少女です」


ふざけて「暁美ほむらよ。趣味はまどかのストーキング」と言ったところ、ingのnのあたりで暁美ほむら本人に飛び蹴りを食らった。


ええ、呼んどきましたとも。今は土曜日だ。学校はない。

>>151
寝オチだよぅ! 悪かったなぁ!

もちろん桐瀬ちゃんはハコの魔女さんがモチーフなのはいうまでもなく。(現段階では特異体質持ちの非魔法少女)


んじゃよい年末を。また来年……だといいなあ。

あけおめっ!

呼んどいてその言い草とは、流石のほむほむだって怒るわなww

あけみましておめでとうございまどか

あけみましておめでとうございまどか


逸脱だ……

魔法少女にへんしーん。
マジカル☆エリーの誕生だった。

さくら「写メ撮っちゃお」
ほむら「やめなさいよ」
私はポラロイドを隠し持つほむらを見逃したりはしない。


ルカ「他人の躯を用いても変身は出来るようですね」

実験は成功である。取り出したフランベルジュを公園のど真ん中で振り回しながらエリーの声でぼやくルカ。
紅いドレスが可愛い。……でもエリーは青い方が似合うと思う。

そして某夫妻のようなカメラ捌きをみせる二人。話を、話を進めろと

ルカ「そうです。話を進めなければ桐瀬が羞恥心で魂を枯らせてしまいます故」

ぱちん、と音がした。と思ったら、ほむらのポラロイド写真が全てマミっていた(ほむらがよく使う表現)。

ルカ「さくらも、判っていますね?」
さくら「はいはい」

さくらが携帯をポケットにしまう。
いい加減に話を始めよう。

ほむら「まず始めに、この近くの魔法少女と同盟を組みたい」

ほむらから話を始めた。

ルカ「我々ギルドは恐らくアリス次第でしょうか。私はあやせ次第ですが」
さくら「ギルドは私みたいな非魔法人間もいる訳だし、魔法少女を知ってる奴を監視する意味でもいいかな」

ネトゲギルドを通じて働きかければ効果も大きい。…………ん、

射月「魔法少女が増えないことが私側の最終目的でいいんだっけ?」
ほむら「いいえ、少しだけ違うわ」


私達のようになる覚悟がない娘に、私達のようになって欲しくないだけよ

…………そう、ほむらは言う。

つまり、そういう事だ。

間違った覚悟をしてたり、気楽に考えてたりする人を魔法少女にしない。それが、ほむらが言う『同盟』の意味だった。

さくら「……だから私みたいな非マギカもなるべく同盟に入れたい訳か」
ほむら「詳しくは『既に事情を知りかつ積極的に関わろうとする非魔法少女』、よ」

ルカ「あやせや私、魔法少女になった者は如何に?」
ほむら「消えないことを努力しましょう、魔法少女同士で争うのは無駄でしかないわ」

まどかがやってくれるとはいえ、仲間が消えられると寂しい。らしい。

経験があるのだろうか。


数分後、だいたい纏まった。

――――私はその内容を知らないが。


つまりアレだ。私がいると邪魔になるんだ。『ただ興味本位だけで魔法少女に絡む奴』があの場にはふさわしくない。
その観点からすれば私はさくらを持ってくるべきだったのだろうが、生憎とルカは言わばかっこ仮、な状態だ。なら、ギルドマスターのblossamに頼むしかない。


射月「私もやってみようかな…」

個人的にエリーちゃんの番号は入手済みなので、サイトのアドレスを教えて貰うことにしようか。広めた側が紹介者としてポイント貰えるらしいし。

つー訳で時系列的には土曜日の夜から日曜日の昼頃までを目安にネトゲルートになるんで、
主人公が魔法とか使ってても流すように。

さて今年はこれでおしま――――



いやいや今年これで終わっちゃ駄目だよ危ない危ない

なんか、発端と末路だけ頭に浮かんだはいいけど中身が思い付かないことって
あるよね?



今年はまだ始まったばかりだぜwwww

     ヽ○ノ
 ̄ ̄7 ミ /
  /   ノノ
 |
`/

/

はじめに

アナタは男性ですか?女性ですか?
→女性

貴女の希望する設定性別・年齢・種族をお選び下さい。
→女性 →16 →ヒューマ・エルフ

貴女の種族は エルフ に決まりました。
貴女の基本居住地区が エール共和国-街中 に決まりました。
貴女の職業を以下の中から三つまでお選び下さい。
→錬金術士 →短剣士 →魔法使い

貴女の職業が 錬金術士 + 短剣士 に決まりました。
詳しくはヘルプまたはゲーム開始後に各ポストを覗いて下さい。

ゲームを開始します。

…………その前に、アナタの名前を伺っていなかった。失敬失敬。では、改めて。
アナタの名前は?


射月「……名前、ねぇ」

ネトゲのやけに凝ってる設定作り作業に関心しながら、名前を考えてみる。
ハンドルネームなら、多少中二病入った方がいい筈だろう。

射月「いづき……月を射る……? 確か北欧神話に月食べる奴いたっけ」

射手からアポロンと言うのもいいが、あっちは太陽だ。
なんかルナティックい奴のがいーじゃん、中二的には。

google先生の力を借りて『中二病御用達』タグで探す。……北欧神話、神様、……


アナタの名前は?
→『スコル』

出来れば苗字があると、いいと思いません?
→日本式 →英国式


射月「知るかよ!?」


結局名前は「スコル・ルナティーク」に決まった。
さあて。


welcome to the world !!



新着メッセージが届いています
『錬金術の心得』
『ナイフのいろは』
『《PCメッセージ》fromエリー」』

オープニングムービーをばっさりスキップし(映るアバターが自分のでなくてもいいなら宣伝用ページにムービーがあった)、
自分が部屋にいる所から始まった。部屋を出る。

自分の住み処は借屋らしくドアに郵便受けが付いていて、そこをクリック(マウスとキーボードでやる派)すると、件の手紙が『手紙』コマンドに吸い込まれてゆく。

コマンドを開き、エリーの手紙を読む。勧誘成功の話が公式テキストとして付属しており、一番下の自由メッセージ欄に、一行だけ書いてあった。

「ローランド王国の北門からすぐ、私のハウスに来て。多少遊んでからでもいいから今週中に」



よしさっそく遊ぶとしよう。「もうまどか☆マギカ関係なくね?」とか言ってはいけない。

射月「錬金術って……あぁ、ガスト式だよね、うん」

錬金術教本(手紙に添付されてたアイテム)を読んで理解する。決して合掌からのアレを思った訳ではないぜ。


ナイフの教本も見てから、手元にあるアイテムをざっと確認。
装備備品に世界地図があるので確認。隣の国まで森(ダンジョン)を通る。しかもエリーの住処はさらに隣。

別にどっぷり嵌まる気はないのでなけなしの初期財産の全てを片道分の馬車(NPC)に使った。


ギルド増やしたきゃ帰りは奢れ。

スコル『さて、初期財産がもう300シルバーしかないんだけど』
エリー『あーはいはい、何処に配属されるかよく判らずに言った私が悪かったです、はい』

簡易チャットを使い意思の疎通を。
現在地はローランド王国北の住居区、エリーの家の中。

エリーはプレイヤー名「エリー・キルシュティン」、ジョブはメインに魔法使いレベル27とサブにハルバード使いレベル3。

ちなみにアバターはメッセージに同封されていたのでこっちからは確認できた。私の確認はリアルのメールで指摘を。

スコル『そんでギルド参加はしてほしいのかなー?』
エリー『はいはい、NPCの公共料金はギルドが負担しますよーっと。さぁこっちこっち!』

エリーが何らかのコマンドを使ったのか、突然近くにドアが現れた。
先に進めと。……ギルドには魔法少女になった奴もいるんだよなぁ。


ギルドルームにエリーが帰還しました。
ギルドルームに新規さんが入室しました。

その空間には数人のアバターがあった。……なにあのゴツいの。

『初めまして、スコルさん。ゴードンだ。アバターはゴーレム族の成人男性、リアルは大学生やってる』

『アバター名はパトリシア・マリン。見ての通りアバターは人間で、ここでは委員長とか呼ばれてるわね』

『ジョブはギャンブラー。アバター名が九十九縁(つくもゆかり)ってあるけど、いつも使ってるHNでロベルタって呼んでくれる方が気楽かな』

スコル『えーと、よろしくはいいんだけどblossamは何処かな?』

さくらに話をつけてもらいに来たんだが。



しばらくネトゲルートに突入しまーす。

因果の溜まってそうなギルドだなおい
すでに3人か

ネトゲの世界観について。

人種は「人間(ヒューマン)」「妖精(エルフ)」「異形(ゴーレム)」のいずれか、または二種類のハーフ。
それぞれの種族によって居住地区が決まる。

国は各種族に「王国」「共和国」の二つがあり、それぞれを行き来するには旅をするか馬車を使うかしなければならない。
またダンジョンはシンボルエンカウント式。フィールドは所見殺しのランダムエンカウント式。

またギルドに参加すると、公共料金をギルドメンバーが肩代わりしてくれたりギルドルームを通じて自在に各国を行き来できたりする。

各ジョブはメインとサブで取れ、メインジョブを利用して自力で金を稼ぐ必要がある。
剣士なら魔物討伐、格闘家から武闘大会に参加、とか。


まぁ全く以て以降に関係無いんですけどねー?
無理しないと本編に戻れなくなりそうな気が

崖から降りるAAがPCだとずれたな……
でも携帯にて執筆・溜めこんでるのでパソコンからの投稿はめったにないね。

>>170
遊戯王的に言うなら「カードゲームではよくあること」ってやつだよ

乙です!
.hackみたいな事になったりして?いや、流石にないか。

>>173
.hackの実況プレイでも見てくるか……アニメもまともに見てはいない

blossam『わるいわるい☆ちょっと私用で外してた』

あー来たよ。今思ったが異常なまでの違和感の正体はこいつの口調がCVに合わないことだと思う。
余計な設定付けなきゃよかった。


ゴードン『あー、ロベルタ。「女の子同士」の会話が始まるなら夜とsarah呼んで来るかい?』
委員長『既に呼んでいます。リアルが男の奴連れてレベル上げでもしといて戴けると』
ゴードン『了解、光平に任せていいか?ちょっと7時からバイトが』
ロベルタ『お好きにどうぞ。私らも別口でチャットにするから光平が暴れても奴のせいだ』

ゴードンが退室しました。

ギルドルームにメッセージ
「マギカ関係者はチャットルームCへ」

ギルドルームにメッセージ
「今日は活動お休みなので各自レベル上げすること!特に光平、技極める以前にレベル15にくらいなっとけ」


blossam『さてスコルの手続きは委員長に頼むとして、ふかーいお話といこうじゃないか。真っ暗な真っ暗な』

「ぶろ」さんがチャットルームCを開放しました。「ぶろ」さんが入室しました。

チャットルームCに「エリー」さんが入室しました。

スコル・ルナティークさんがギルド「〆切magia」に参加しました。

チャットルームCに「委員長」さんが入室しました。
チャットルームCに「月」さんが入室しました。
チャットルームCに「ベル」さんが入室しました。
チャットルームCに「アリス」さんが入室しました。
チャットルームCに「nacht」さんが入室しました。


『月』が私だ。『ぶろ』がさくら。
『エリー』が……多分ルカだろうか。

ぶろ「あ、エリーのアカは今sarahが使ってるから」

…………やっぱりね。


ぶろ「さて、今日の昼に魔法少女に接触した。んでこのギルドに働きかけて欲しいらしいんだが」
アリス「どんな方なんですか?スコルはそれの関係者?」
月「あ、はい(非魔法少女)」
ベル「未、じゃないのね?」
月「yes!yes!yes!」
アリス「あとで私の参加してるジョジョ系のギルドに入らない?」
月「だが断る」

この黒羽射月の最も好きなry

チャットルームCに「イザベル」さんが入室しました。

イザベル「ロベルタ、ややこしい」
ベル「すまんの」

チャットルームCから「ベル」さんが退室しました。
チャットルームCに「ろべ」さんが入室しました。

委員長「とりあえずメモ帳かなんかに纏めてくれない?」
エリー「そんなこともあろうかと」
エリー「(→)《htt――――――――》」


クリック、別窓で開く。
昨日聞き逃したのが(多少雑めに)書いてあった。

『時計の魔法少女(←実名は隠すよ?)からギルドに

 いち、現存する魔法少女は共闘すること
 に、魔法少女を知った少女を正しく導くこと。ただしなるべく魔法少女にしない
 さん、魔法少女を秘匿すること
 よん、この約束事をなるべく広めること

 だいたいこんな感じ。私達の基本的なやりかたとだいたいあってるけど、
  これ以上増やさないことを強調してた
 なるのは、「仕方なく」だけで 』


アリス「……友人を亡くしたのでしょう」
イザベル「で、どうする? ぶろちゃんマギカになりたいって言ってたよね」
ぶろ「まあならなくてもいいし。気楽に考えるなって意味じゃん?ならならない」
月「時計の魔法少女さんもなんか詰まってそうだなあ」

(そういや私にまどかのことを話している時くらいか。自然な笑顔を見せていたのは)


ろべ「問題がない以上共闘してやってもいいんじゃない?」
委員長「異議無しならばこれ以降むやみやたらに魔法少女をアピールしないこと。……どこの娘?」
ぶろ「見滝原の中学生」
月「ネットで晒していいのか?」
エリー「いや私とかエリー本人とか」
月「個人情報ダダ漏れだったな、ごめんごめん」
アリス「んじゃ合言葉でも決めとく?見滝原の魔法少女となんかあった時のために」
ろべ「〆切ぶっちー」
nacht「魔女連盟」
イザベル「まほうつかいの……いやなんでもない」
アリス「夜に一票」
エリー「夜に」
ろべ「駄目かー」
イザベル「まぁ〆切ぶっちーよりは」

……このタイミングでリアルの携帯にメールが届く。さくらからだった。


『「魔女」って言葉は偶然、だよね?』

…………偶然、であって欲しい。

「魔女」を知るのは私とセツとさくらと見滝原組だけのはずだ。

翌朝、セツに電話。

射月「せっちゃんってネトゲしてる?」
切『入会すらしてねーよ起こすな寝る』ツー、ツー、

アテが外れた。
じゃあ、『夜』って誰だろう。


とぅびーこんてにゅーど。矢印。

うろジョジョが楽しくてたまらん…………はおいといて、

双樹のキャラが大幅に改悪されてるけど構わないよね?(脱コミュ障に努力する赤と重度シスコンの白。悪役要素皆無である)

昼投下お疲れ様!
夜さん…ヘクセンナハト、なのか?まぁ、彼女程の因果を持ってれば、案外憶えているものなのかもな…。

ベルでややこしいのは、アルベルティーネちゃんもだね。

うろジョジョは確かに面白いですよねーww
する、するー☆とか、このままアタイとgdgdやってリタイアなんだよッ!!とかテーン☆とか、ジョースターの駄々捏ね(もう一円で良いアルよ)とかww

なんかパソコンの調子が悪いので、本文投稿でもないのにもしもしから投稿。

キリカの学年を2年に、ルカをネトゲ廃人にしといてなんですが、
美国織莉子の通う学校がわからない(白女……?)ので、勝手に設定を決めます。

白なんとか女学院、でいいと思うんですが、何にしましょう?

1、白百合女学院。おりキリ美味しいです
2、白雪女学院。織莉子が白いから。
3、誰かが考えてくれる。レスいっぱい
4、数人しか見ていない。よって現実を受け入れて「白女」フレーズでどうにかする

1

百合でいいんじゃないかな

1

ふじゅんどうせいこーゆーはいけないとおもいます

まじでなんなの
やらなきゃいけないことがある時期に限って創作意欲が湧くってなんなの、マーフィーの第三法則でもあるの


…………よぉーし、見物人の規模がだいたいわかった。ならば片手で足りる方々を満足させるクオリティで書き進め多分無理だわコレ

あ、まどか☆マギカのssだからグロ注意なんてある訳ないよね。

ゲーム内、借屋の片隅に設置した錬金釜。の前。

アトリエシリーズを中古ゲーム屋でまとめ買いしようかと迷うくらいに
雑草から換金アイテム(魔法紙、NPCの本屋に高く売れる)を量産してる時に、

今は使われていない筈のルカのアバター(双剣士sarah)が来た。


以下、簡易チャット。

スコル「双樹ルカは今留守にしてる筈では?」
sarah「事情は知ってるのね。今から見滝原の中学校前に行くから、来なさい。人間」
スコル「キメ顔で捨て台詞吐いたところ悪いけどちゃんとログアウトしないと多分ルカ怒るよ?」

…………あ、ちゃんとログアウトできたっぽい。
んじゃ、あやせちゃんの元へ行きますか。


少女移動中。

射月「あやせたんおっまたせー☆」
あやせ「捌くぞ♪」

ソウルジェムって変身しなくても武器にできるのね。やめてポン刀やめて

あやせ「馴れ馴れしいアンタが悪い」
射月「どうどう、……あ、そだ。飴ちゃん食べる?」
あやせ「グリル確定ね」
冗談だってば。


射月「んでわざわざ私を読んだのはどういった理由で?」
あやせ「まずアナタまだ魔法少女じゃないって本当?」

質問を質問で返されたから質問で返そう。

射月「魔法少女関連ならルカ呼んだ方がいいんじゃない?」
あやせ「ううん、今の容れモノ壊したくなっちゃうからダメ」
エリーが危ない。

あやせ「本題はね、……私もルカのアバターでチャット覗いてみたんだけど」

ああ、確かに参加者以外に閲覧者が数人いたっけ。確か3人くらいいたと思う。

あやせ「単刀直入に言えば、私らの住む町で魔法少女狩りがあったの」
射月「犯人の手口は?切り裂き魔なら暁美ほむらを呼ぶよ」

魔法少女狩りと聞いて、ほむらがかつて言っていたカケラを思い出す。


織莉子とキリカ。確かそんなコンビ名だったか。
かみさまどか(人間)を最悪の魔女にしないために人間のうちに殺害しようとしたおにちくな奴ら。

ループの中で2回しか関わらなかったらしいが、ほむらの中では重度の危険人物のレッテルを貼る必要があったとか。
内1回はワルプル待たずにリロードしたとか。

噂ではロリ織莉子はむっちゃ可愛いらしい。知らんがな。

あやせ「切り裂き?……そんなじゃないわ」
射月「じゃあジェム摘み?強制円環?それとも―――」
あやせ「『喰われてた』のよ」



……………………え。


あやせ「多分一般人を守ろうとしたんだろうけど、逆にやられてたわ。その一般人も片腕もがれてた。
    医者みたいな姿の魔法少女が武器のでっかい注射器ごと脇腹をざっくりかじられたみたいになってて、
    魔法少女だから生きてた、のかな。辛うじて死んでなかったけど片腕盗られた娘も泣きながら慰めてたわ。
    血は固まってたけど、もうイーブルキューブ何百個いるのかわからないくらいに肉が削れててまるで」


…………まるで、小さな子供がケーキを弄くりまわしたかのような。喩えが悪いなぁ……

そう、あやせは語った。

CHARLOTTEがマミ……いやなんでもない。伝え聞いた魔女の中には人を喰らうモノもいるらしい。

射月「……目撃証言は?」
あやせ「一般人の方、血がずっと止まらなくて、私が傷口を焼いたら落ち着いて話を聞かせてくれたわ」

曰く、ヒトガタ。
曰く、真っ黒いマントかローブか。
曰く、顔が見えないくらいに深く三角帽子。
曰く、小柄で多分女、で。いつの間にか、

…………腕を喰われた。

あやせ「気がついたら肘から先がなくなってて、目の前でばりぼり音がして、
    『それ』がまた自分に近付いて来た、友達が自分を突き飛ばしたーって……」

事実を把握したのは友人が変身して防御の姿勢をとった次の瞬間、友人のハラワタが大量の血と共に自分に降り注いだ時。だという。


射月「……それで、なんで魔法少女には言わない訳?」
あやせ「その子が言ったのよ。ああ、魔法少女の方ね。」

ぼそぼそ声だったが、「やっぱり魔法少女か」みたいなことを言ったらしい。

射月「それホントに彼女らが言ったの?」
あやせ「ホントに彼女らが言ったから、問題なのよ」


実際のところ、自分がいきなり脇腹が削がれたからって直ぐに治療にかかる人なんて、いくら魔法少女でもいる筈がない。
それに、片腕が突然消えて友人がナースのコスプレして自分を庇った、なんて突拍子もない話、日常側の人間が冷静に判断できる筈がない。
おまけに、強調されたぼそぼそ声。普通でなくても聞き取る訳がない。

まずは危機回避行動、次点に反射攻撃。最期の最期で事態の把握じゃないか?

まぁ確かに危機的すぎる状況てはかえって理性的になるとはいうが、それ(あやせの話)はない。


射月「病院、どっち?」
あやせ「大怪我だからって、こっちに運ばれたらしいよ」
それでルカがヒーロー症候群起こさないように私に言った、と。

…………あ、やっべ。
射月「病院ってどこだっけ」
あやせ「…………アンタ見滝原組だよね?」

ああっ、その馬鹿を見る目やめて馬鹿じゃないの少しだけ不自由なだけなの!


…………普通に教わりました。見滝原病院の地図。

ふじゅんどーせーこーゆうが駄目なら純粋な同性の相思相愛ならいい筈!!…………あれ?

ネタバレ、さやかは安定の沙耶化→円環コンボ喰らってます

エグい、あまりにエグい。正直マミられるよりグロいよ…。

ブロンドヘアーモグモグ(3話)とか骨。(おりマギ2巻)よりましかと思ったんだが。

てかユウリさん(様ではない)のアレ注射器じゃなかったんだね、注射器型のガトリングらしい。
ゼロ距離なら大差ない。

現在地、病院。
例の二人組に面会するためだ。

ここで説明的な意味で数十分前の話を思い出す。

あやせ「意識や記憶を植え付けるタイプの魔法少女の可能性が高いね。
    無差別なら魔法少女ひっさげて叩くけど、何か意図があるならルカを遠ざけなくちゃだし」

だから魔法少女……ひいては、ネットのギルドに深くない私に頼んだらしい。魔法少女が関われば間違いないなくルカが関わる。……ってもなぁ。

ルカがルカがと言うが、ルカが大事ならエリー襲って(御愁傷様になるのだろう)ジェム取り返して帰ればいいだけだ。
なんだかんだ言ってもルカに出来た新しい友達を取り上げたくはないのだろう。

ってーと、あれはツンデレもどきなのだろうか。

キャラを造るか。

射月「すみません、この病院に……名前は知らないんですがネットの友達が……入院してるらしくて……」

受付「あらあら…………どんな方か判るかしら?名前がわかれば一番なんだけれど…………」

射月「近頃、大怪我をしたと。お腹の辺りを……その子の友達に…腕が無くなった子も……いるそうで」
受付「あの娘達!?……よかった、知り合いがいたのね………」


『重度の怪我人』のリストをぱらぱらめくる受付。私の嘘台詞も疑わない。……あー心が痛いです。はい。

受付「はい、704号室。相部屋にして、って彼女達たってのお願いでね。病室にはあの二人しかいないわ。……他のお友達にも宜しくね」
もうやめて、私の良心はもうライフゼロよ!


受付に笑顔を返し、エレベータへ。ドアが締まると同時に掌を返すように笑顔をやめケータイへ。

ほむら「院内で電話。……感心できかねるわ」
射月「うおぉう、ほむらんいたの!?心臓に悪い……あれ、心臓?」

ほむらの過去話から昔心臓の病気だったことは聞いていた、が……

ほむら「魔法で誤魔化した部分を少しずつ治療で補っているのよ。心臓が完治すれば魔力が大分浮くわ」

今も治療中。今日は検査の日で、その帰りらしい。……よし。


射月「ちょっと顔貸してくんない?悪いことにはならないからさ」

「あいり、ごめんね。こんなことに巻き込んじゃって」
「私こそ……ユウリが庇ってなかったら」

二人だけの病室に響く懺悔と後悔。

でも空気は読まない。
射月「お見舞いでーす」がらがらー。

「「!?」」
あんた等のその表情ももっともだろう。説明は必然だった。
勿論キャラは造って。

射月「あはは、いきなりでごめんねー?私は黒羽射月ってーの。最近起こってる不可思議な事故・事件を調べてる見滝原中学の二年生よ」
あいり「……え?私、は…杏里あいり、です……」

あいりがちらっと隣を見る。……うん、そっち側に訊く方が早いか。

ユウリ「私は飛鳥ユウリ。始めに言うけど、医者には話を聞いたでしょう?私達は医者連中に何も言ってない。言えないもの。
    きっと貴女も同じ。私達に起こったことを信じないわ。だから言いたくないんだけど」

射月「そこまで薄情な訳じゃないし、超能力や魔術なんかがあってもひとまずは信じるよ?……聞いてもいいかな?」

何も知らないふりをしながら話を聞く。
あいりちゃんの方も詳しくは知らないらしく、ユウリちゃんの口から魔法少女の説明を聞く。
……あれ、ちゃん付けしてるけど上級生だったらどうしよう。まいっか。マミちゃん可愛い。


ユウリ「……ってね。ここまではいい?」
あいり「あ、うん」 射月「お構い無く」
ユウリが語った事には、「魔法少女の魂をソウルジェムにしていること」が含まれていなかった。
だが、ソウルジェムが壊れたら魔法少女は死ぬ。ということは理解していた。別の考え方で。

あいり「まさかそのリング(ソウルジェム)で魔力を操作しないと脳がオーバーフローするなんて……」
射月「魔力ってこわいねー」
ユウリ「肌身離さずつけとかないといけないから指輪にしただけなんだけどね。じゃああの日のことについて説明するよ」

以下本題。

ユウリとあいりはバケツパフェに挑戦して帰る途中だったらしい。

それぞれの家路に向かう分かれ道でユウリはあいりと別れた。そして数分後、あいりの帰宅路の方向に魔充の気配を感じたそうだ。

嫌な予感しかしなくて、とにかくあいりの元へ急いだ。ただひたすらに親友の無事を祈るばかりで、

『嫌な予感』だけが残ったまま、魔獣の気配が消えていることにはあいりを見るまで気がつかなかった。


あいりが魔法少女のような『何か』に襲われていた。にやけたそいつは棒立ちしているあいりに、さらに追撃を――――……そこから先は記憶がない。

無意識に庇っていて、気がついたら、腹が半分消えていた。
痛みは自然に遮断していたけど、あーこれは死んだな。と自分でも思っていた。


でも自分のソウルジェムから穢れの筋がこんこんと流れ出していて、
そこらじゅうに散らばっているイーブルキューブに気が付かないまま、私は意識を失った。



…………これがユウリのすべて。
ここにあいりの視点を加える。

ユウリと別れたあと、そこらに急に霧が立ち込めて、
魔獣の集団が(あいりはなんなのか理解できていなかったが、命の危機だということは本能で理解できた)あいりを取り囲んだと思ったら、

黒い影が白い巨人たちに迫り、あっという間に奴等が全滅していた。
白い巨人の躯が崩れ、何かサイコロ?のような物が降ってきて、

助けてくれたらしい黒装束の少女に「ありがとう」を言おうとしたら、急に腕を奪われた。


わけがわからなくて。

目の前で起きた事を信じたくなくて。

いきなりあんな化物に襲われて助かって、腕が無くなって、なんて。

次の瞬間に目の前でユウリが自分を庇っていなかったら、信じたくなかった。

その黒いのは「魔法少女か」と一言放ち、そのまま立ち去った。……と。

白い服のポニテ剣士がやってきたのはその直ぐにあとの話。


……うーむ、まだまだ違和感が尽きない。

ユウリ「で、意識が戻ったらお腹の傷はそれなりに中身が再生されてて」

…………しかもこいつらは気付いていないときた。

あいり「腕から血が止まらなかったのを彼女が焼いて塞いでくれて…」


………その黒いのは「にやけて」「食べて」「喋った」にも関わらず、
「黒装束の」「少女」と判っているにも関わらず、
こいつらはその口元すら見えていない。顔を見ていないというのだ。


射月「…お話有難う、んじゃそのポニテも捜して聞いてみるとするよ」
綺麗さっぱり嘘で締め(あやせも人助けとかするんだ、と思った)、取材を切り上げる。

彼女らの治療には魔法無しではなかなかに時間がかかるだろう。病室を出た私は、

射月「どの程度嘘吐いてた?」
ほむら「嘘は吐いてたなかったけど、証言に対して自信がありすぎたわ」

ほむらに彼女らの証言に異常がないかを訊いた。


ほむら「その黒いのは魔法少女狩りではなく単なる無差別な犯行だと私は思うのだけれど、
    わざわざ被害者の口から『魔法少女』の言葉を残させる理由がわからないわ」

射月「あいりちゃんの方もすんなり魔法を受け入れちゃってることが気になるよね、友達のスプラッタを目の当たりにしたんだよ?」

ほむら「そういえば、貴女が聞いた双樹あやせの証言と違っていたわね、ぼそぼそ声」

射月「単に間違えたんじゃないとすると、あやせっちもちょっと勘違いさせられてるかもしれないね」

ほむら「理由がわからない……偶然、あるいは、魔法少女に接触していることを誰かに教える……?」

私達のような存在に。

病院のロビーで、ふと、小耳に挟んだ。


「それにしても最近は奇妙な事例が多いわねぇ」
「再起不能診断された筈の腕が急に治ってたり、病院の前で血みどろの中学生が倒れてたり」
「地震の影響で分娩中の妊婦がショック死したり、小康状態だったおじいさんがお孫さんの面会中に急に心臓麻痺とか」
「あの大怪我した二人もどうしてこうなったか教えてくれないのよ」
「そういえばその地震、病院でしか観測されてないって話よ?」
「面会に来たお孫さん、中学生だったらしいわ。ヴァイオリニストの彼も中学生、倒れてた子も中学生」
「今回の重症の二人といい、最近の中学生に何があるっていうのかしら」
「この前なんか集団自殺未遂があったじゃない?あれも中学生が数人入ってたって話よ?」
「それと別になるけど最近になって自殺が多いみたい。未遂で運ばれてくる人も多いし」
「精神科の先生もなんか疲れてる顔してたしね」

乙!
>>194 あれはですね、断面図的な意味でグロいと。首無しとか骨だけとか(臭いは無視して)ある意味キレイに逝っちゃってるやつはまだましかなー、と。

このSSではユウリさんの内臓とかがご友人に掛かったみたいですし…。

>>206
杏子「あたしは達磨にされたんだが」
ゆま「でもすぐになおしたから断面とか見せなかったよ!」
杏子「……」

傷物語が映画化するならその程度のグロは問題ない(筈)。
じゃ、じゃあいっきまーす……

舞台は病室から日曜日の学校へと戻る。

魔法少女が二人、人間が独り。


あやせ「つまりこいつは被害状況がその『魔女』みたいって言う訳なのね?」

ギルドに近寄ることなく解決することを目指して情報をかっ喰らうあやせ。
ルカに心配させないようにと必死である。

ほむら「人を襲い、喰らう。少なくとも魔獣には人喰い変種はいないわ。……いえ、魔女が存在すること自体信じたくないのだけれど」

旧世界における魔女は人の負の感情が凝り固まったような存在だ。
誰かを呪う形で契約をしていれば魔女のような性質の魔法少女も形の上ではあり得る、とのこと。

あと話が跳ぶが、あやせも多少記憶が混線している所があるらしい。……自覚しているだけマシだよ。


あやせ「それと、現場のそこいらに使用済みのキューブが散らばってたからさ。使えるの残ってないかなぁーって探して、」

あやせが投げる。ほむらがキャッチ。

あやせ「それで最後だよ。みっつあったから一つはルカに。はい」
はい。……はい?…あ、私か。

魔法少女でもないのにデスペアコアを入手。15ミリの立方体。
ほむら「……大粒すぎるわ」
あやせ「?お徳でしょ?」
ほむら「この大きさがばらまかれてたのよね?」
あやせ「そうだけど。……だから何?」

ほむらは何か考え込む。

ほむら(この世界のグリーフシードにあたる結晶は今まで一律して1センチ立方だった)
ほむら(肥大化している……?)


「あら、日曜日なのに学校に生徒さんがいますね」

横槍である。誰だよこのおぜうは。

いったん一時停止。あと今更ながら大抵の場合名前欄に愚痴ってるのがはじまりとおわりのサインです。
大抵の場合は。大切でもないのに二回言いました。


美国織莉子
白百合女学院の二年生。政治家である親の失態から職員・生徒問わず酷い虐めを受けている。
親友の呉キリカに支えて貰っているが、そのせいでキリカが不登校気味と知り、キリカの通う見滝原中学に向かう。
本気で編入しようか迷う程度の思考能力。頭はいい(筈)。

ネタバレ。ラストの娘は織莉子嬢である。

お疲れ様!
この世界で、一体何が起ころうとしているのだろうか?

ほむジュラって何ですかい? 書きたいなら書いちゃって良いんじゃないでしょうか。

>>211
時オカ3DSをやってるまどさやを子犬みたいな目で見るほむら
→「あ、じゃあほむらもやってみたら?」「携帯機もってないわ」「あ、じゃあ」
 →「マミさーん、ハードある?」「ピクミンまじかわいいなオイ」「佐倉さんにGC貸してるところよ、暁美さんは64ね」
  →「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面、ね」「今やってる時オカの続編だけど、単体でも面白いよー」「とくにほむらちゃんには……ね?」「ほむ?」
→「操作は覚えたけど、どうして頑なに説明書を見せようとしなかったのかしら…」「もう嫌だヘビガラスこわい」「うふふ」
 →「セーブ…っ?巴マミ!これ壊れてるわよ!セー」「あら暁美さん、自由にセーブできるとでも?」「コレ(ピクミン)も1日(15分)ごとにセーブだしな」
  →「つきー!?おち、おちる、つきがが」「落ち着いて、出来ることをすればなんとかなるわ」「ッしゃあ!ダマグモ犠牲ゼロクリアッー!?黄ピク焼かr」

ここまでぱっと思いついて、そして「どっかにあるはずだ……探すんだ……」と思いなおし結局探してないといふ

マミ「今日も紅茶が美味しいわ」668からの分岐改変が起きない平行世界
もし改変が起きない平行世界のマミがシャルロッテに死ななかったら OR マミ死亡後にまどかがマミ、QBの蘇生願いを願ったら
魔法少女全員生存ワルプルギス撃破
誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

「言わなきゃよかった」

って、フレーズ。中学二年生なら人生で七回くらいは経験してると思う。


……別に、
『老衰で死んだおばあちゃんに最後に言った言葉が「お小遣い頂戴」だった』とか、

『ケンカして「死んじゃえ」って言ったのが友達が事故死する前に最後に言った台詞だった』とか。


そういった重い話には限らない。


バスで席を譲ろうかと言ったら「アタシはまだ若いよ!」と逆ギレされたりとか、

「皆でつまむモノがあれば私はドリンクバーだけでいいよ」
「そうかい。私はハンバーグ皿かなー、小仲は?」
「私がこぎつねうどんと皆でポテト盛りと……あとプチシフォンケーキ」って言っちゃったせいでプチダイエットする羽目に、とか。


そんな日常の中に潜む日常ブレイカーたち。諺にあるように『口ハ禍ノ元』、『言ワヌガ花』。
一度送り出した言霊は放った者を越えた力を持ち、決して掴まえる事は出来ず、決して消え去る事はない。


つまりどういうことだってばよ?
なんでもないよ。タブンネ。
魔法少女いづき☆マギカ。続きをどうぞ御覧ください。

前回までのあらすじ。
おぜう降臨、以上。


ほむらは息を呑む。……あぁ、前世の因縁ってやつか。

あやせ「アンタ誰?……あと私ここの生徒じゃないケド」

ついでにいえば私ら全員私服である。おぜうな彼女も私服である。

「これは失礼を……私は美国織莉子と申します。ここ(見滝原中学)に友人が通っているらしいので少し目にしておこうかな、と足を伸ばしてみたら先客がおりまして」

あやせ「みくに?……まーいっか。友人って日曜日も学校に来るような真面目ちゃんだったりするの?」

織莉子「まさか。むしろ不登校気味だそうで、ちょくちょく私の学校近くに足を運んでいるみたいで。
    ……私がここに通ったら少なくとも学校には来るわよね、…………軽く本気で編入してみようかしら」

あやせ「ああ、下見ね」

みくに、おりこ。

……あの様子じゃ淫獣との魔法契約はしてないらしい。ほむらも警戒を解いたようだ。


ほむら「……下見なら土曜日に来ればよかったのに」

織莉子「昨日から少し用事があって、時間が取れそうなのが今日しかなかったのですよ」

織莉子が笑顔で言うが、多分仮面(うそ)だ。眼が笑ってねえ。
ほむらが少し暗い目をする。……なんだ?

ほむら(そうだった、美国議員が汚職ないしは自殺して彼女は酷い虐めを受けている)
ほむら(呉キリカと友人関係になることで精神が安定、魔法少女にならない場合はそのままリア充してるんだっけ……?)






ほむら(…………爆発しろ)

数分後。意気投合してやがるぞ、こいつら。


あやせ「これが人間のやることかよぉ…………!!」オマエガイフナ
織莉子「今また再び、我らは救世の旗を掲げよう」ドヤッキリッ

リアルの4月が楽しみなのはいいからそんなに脚本家に媚を売るな。書き手は沙耶とか知らないんだから。


キリカちゃんがいかに可愛いかを織莉子にたんまりと聞かされながらルカがどんなに愛らしいかをたっぷり話すあやせ。
…………あれ、もしや類友?
……私は何コンだ?ロロコンでトトコンでパメコンだけど。ほむらはまどコンでいいとして……


そうだ、ほむらだ。
キューブを手にしてからほむらがずっと考え込んでいるので、自分としては「ほむら」に空括弧を付けて後で書き入れるしか書き記す方法がない。

何考えてんだろ。まぁいいや。

射月「ほーむらー」
ほむら「…………何よ」

無責任な事言うなー、私って。

射月「魔女は全部まど神様が殲滅してくれているんでしょ?…なら、私らはまどか信じて今回の犯人を探すだけだよ」
ほむら「それは……そう、だけど」

ほむらの手には未だ黒いサイコロが握りしめられている。


織莉子「決めます!ここに転入するわ!」
あやせ「おー、私は関係無いがガンバレ」

なんか前の方で一人の少女の進路が変わっていた。

織莉子「ではきっと先輩になる方々、編入試験に受かったらその時は宜しく御願い致しますね!」
ほむら「え、ええ……」
射月「ナスガママー」

ほむらと私の手をぶんぶん振って、と思ったら既に向こうで手を降る織莉子。あー可愛い。

私が彼女に手を振り返しているとなりで。

ほむら「……黒い魔法少女、か」
あやせ「まー私もルカに気付かれる前にむこうに戻るよ。ネットでギルドに『遊びにいくよー』って言ってからね」
それなら正々堂々来れるし。…あーなるほど、ん?
射月「……あれ、解散する空気?」

既にお開きだった。さよならくらいは言って欲しいね。あやせくん。


ほむらの帰り道に付いていく。
射月「……ねぇ、そのキューブを見たときの」
ほむら「大きいでしょう?」
射月「…………そうなの?」
ほむら「それが気になったのよ」

暁美ハウスのドアが閉じる。……私も帰ろうか。

帰り道。携帯が鳴る。

射月「もふもふ?」
さくら『ごめん、やっぱり夜ちゃんが誰かは判んない』

今日、というか日付が変わったあたりの深夜帯に、私は「夜が誰なのか」をさくらに聞いてみた。
でも、「彼女はオフにも出ないし、アバターもゴーレムヒューマンの女性っていう微妙さだしでよく判んないんだよね」だそうだ。

それで動向を追ってもらっていた。あのチャットから。


さくら『昨日からずっとチャットにいたじゃない?んで、チャット切り上げて解散したあとみんなはすぐに寝たみたいで』
さくら『偶然、、、なのかな?夜ちゃんと話す機会があったんだけど、ていうか作ったんだけど』

ぶろっさむ曰く。

夜「型月好きだよね?」
ぶろ「あ、うん」
夜「どのキャラが好き?私は切嗣」
ぶろ「どうして?私はシロウ」
夜「正義なんて嘘っぱちだって知ってるから」
ぶろ「正義ごっこを真剣に信じてやってるから」
夜「ぶろは炎姉妹好きでしょ」
ぶろ「夜は貝木じゃない?」
夜「いや、新刊でツンデレだってわかったからいらない」
ぶろ「ネタバレ注意!?……じゃあ誰?」
夜「金髪幼女っていいよね!」
ぶろ「おい」
夜「変態の汚名を受ける勇気」
ぶろ「かっこいい!」


さくら『って』
射月「真面目に会話しなさい」

期待した私が馬鹿だった。

さくら『んで互いにログアウトしたのが7時(当然午前である)頃だったかな、先に向こうが落ちたし』

散々な睡眠時間不足だなオイ。
てことは今朝の電話は(仮に別の誰かに電話していて夜本人に当たっていたとしても)無意味だって訳だ。

射月「……リアルに来るよう言わないの?」
さくら『マギカ関係者なら強制するけど、来ないのもいるからなぁ』

特に夜は必死で姿を隠そうとする。……いじめより酷い人生相談してる奴らもいるんだから、少しは会ってもいいのに。

ふぅ……(挨拶)

いづきマギカ以外にも書きたい奴が出来ている。
どちらもゲームが元ネタになるだろう。

駄菓、子菓子。

プレイ動画を某笑顔笑顔なサイトで観ただけで書けるものか……
「ほむらの伝説ムジュラの仮面(裏で杏子がピクミンやるよ!)」とか。ピクミンはやってるが。

コメントないと本当に「ああ、自己満足作品なんだなぁ」って自覚する。
もう何も恐くない

そして月曜日。

小仲「…………ぅ、ぁぁ」
切「諦めろ、壊れたものは戻ってこない」

朝、小仲が鳴いてた。なんでも『たいせつなアクセサリ』をなくしたらしい。

小仲「見つけたよ!見つけたけど壊れてたんだよ!ちくしょーっ!!……授業ふて寝したい」
射月「1限目から選択だから早々に描き上げれば寝れるんじゃない?」
切「ホームルームは頑張れ」
小仲「むしろ教室移動がつらいよ……?」
射月「私らは外だ。着替えもあるし」
小仲「始まるの10分遅いじゃん……」
美術室は3年の教室の横、3階である。(2年は逆側校舎2階)


そのアクセサリとやらは白蛇の抜け殻のような類いで、いつもサイフに入れていたとのことだ。
通りで見たことない訳だ。今はその残骸を小さな巾着袋に入れて首から提げているらしい。

小仲「宝石の原石じゃないけど、こう巾着に入れておくとなんかみなぎってくるよね!」

お前だけだ。

朝っぱらから肉体的に疲労が溜まる時間割配置しやがって。中二病の体力の無さなめんな。

切「ん、と。昨日の私っていづきに起こされなかったっけ?やけに昨日だけ早起きで、さッ!!」
射月「その朝っぱらからサッカーボール蹴っ飛ばす気力を土日に回せば早起きできるよ、そして私にもくれ」


あ、植原がヘディングし損ねてぶつかった。
…………ん、あれは?


白いポニテが歩いていた。……まさかな。まさかだとは思うが、


射月「ゴメン、ちょっとトイレ」
切「ということにしといた。……せんせー」
奥の方に向かう白女の制服に身を包むポニテを追いかけて猛ダッシュ。2限目は寝よう。じゃない、寝る。

図星だった。
射月「何してやがりますかァーーーッ!?」


織莉子「あら、昨日の方ですね!お恥ずかしい話なのですが職員室はどちらでしょうか」

射月「いやいやいやいやいやなんで?え、その制服白百合女学院のコスプレじゃなければまんま白女生?あれ?」

織莉子「ですから、編入手続きをしたいので職員の方々にお話を……」

射月「昨日の今日で!?早くね!?」

織莉子「もう、先程から疑問感嘆符が多すぎです。relaxですよ、relax」

aの発音が若本並みに長い。
深呼吸なう。

さて本人による解説。


織莉子「私ね、虐めに逢っているの。白女で。親関連で」

射月「自殺されないだけマシだよ、こんな美人の親の癖に政治家しやがって」

織莉子「あら、御存知でしたか?……よく忌遠しませんでしたね」

射月「政治家なんてただの汚職議員かうまく隠れた汚職議員か無能な叩き台しかいねーよ」

織莉子「あらまあ」


ほむら情報だけどね。この新世界時間軸では汚職疑惑止まりで……自殺してないから信用が下がった政治家止まりで……

射月「……親のコネ…だと…?」

織莉子「とんでもない、引越しついでに

    『家には暴言の悪戯書き、学校では教職員にすら腫れ物扱いを受ける愛娘に心機一転して新たな教育の場を与えたい、と。
     そう願う父親が必死で頭を下げているにも関わらず無下に払うような心の狭い方は見滝原中学にはおりません』もの、ね」

お前それ暗におぜう学校には屑しかいないと公言してるぞ?
織莉子「真実ですから。プライドのなんと醜いことでしょう、七つの大罪の片鱗を垣間見ましたわ」

……とっとと職員室に連れていこう。こっちが疲れる。

教員1「ん、ご苦労だった。んじゃー授業に戻っていいぞ」
織莉子「ではまた」

がらがら、ばたむ。
射月「なにこれしんどい」


編入生候補を連れ歩いて職員室へ。その間も織莉子は脈絡なく
白女の教員がいかに下劣で悪意ある人間かだとか
キリカちゃんとの馴れ初めだとか
父親再建の苦労だとか
を話そうとするために連行が若干遅れ、


切「随分と長いお花摘みだこと」
巴南「どなたに花束を贈るのかしら」
牛幺「いいや、ジャムだ。ジャムにする量だぞこの時間は」
射月「セツ並びに以下モブ共黙れ」


授業はもう後片付けだった。私も手伝うのね。……ああ、どっちも面倒だ。

織莉子かわいい。おりマミとか胸熱。
キリカかわいい。まどキリなんて幸せ。


Q.好きな(マイナーな)組み合わせは?

乙!>>224 コメ出来なくてすみませんでした。

小仲さんのお守り、まさかソウルジェムの欠片…とかじゃないですよね?

吹っ切れはっちゃけ織莉子さん…良いですね、楽しそうです。キリカとお幸せに!

カップリング…すまないけど、俺には思い付かないよ。

>>231
(多分)唯一(かなー)の読者様である。気にせんでええよーそしてマイナーカプはしぶ漁れば数枚はあるよ
でもあすなろの奴等はアニメかドラマCDにでもならない限り存在自体がマイn(ティロフィナーレ物理


あとひび割れならまだしも砕けてたらしんでるよねソウルジェムとかね
トムリドルみたいに魂を分割したら何回か契約できるんだろうか……あんなに世間を賑わせた御仁な訳だし。

更衣室からクラスに戻る途中、いきなり袖をつかまれぐいっと引き摺られた。

そのまま柱の陰へ。いやん。


射月「やあやあほむたん」

ほむら「あれはどういうこと!?なんで美国織莉子が見滝原中にいるのよ!?」

射月「りらーくすしなさい、れらーーくす」

ほむら「こっちは仁美にまで気を配らなくちゃならないじゃない!お嬢様キャラ同士って絶対に仲良くなるのよ!」

射月「おち、落ち着けと」

仁美ってあれか。この前集団自殺(未遂)に巻き込まれた奴か。
つかそいつもっと前に警察に厄介になってなかったか?
おぜうは警察に事情を聞かれるシステムでもあるのか?

ほむら「インキュベーターが最近現れないのがなんか気になるけど、どちらにせよ美国織莉子にも見滝原生にも契約はさせないわよ」

射月「あーでも、自分の生きる目的はっきりしてるから路頭に迷ったりはしないと思うよ?もし契約しても予知は出来ないと思」

ほむら「 契 約 さ せ な い の よ 」

近いこわい銃を仕舞え。

射月「そーいうのはギルド連中に言ってくれよ、私はただエリーのアトリエを買う金がめんどかったからネトゲ続けてるだけだし」
(株)ガスト涙目である。

ほむら「貴女もギルドメンバーなのでしょう?双樹あやせの話では確か『魔女連盟』だそうね」

魔女連盟。我々の同盟の名称だ。

ほむら「その魔女連盟が見滝原に来る予定はいつ頃なのかしら?」

射月「知らんよ、オフ会なんて私がネトゲ知る前に決まっ…………あーやせー」

先日の記憶(>>130)が命取りだったな。あやせよ。
さぁ着信メロディ授業中の呪いを受けるがいい。携帯電話を開き、メールを送る。


「土曜日の郵送ジェム事件の前にさくらが言ってた『オフ会』。どこでなにやるかおせーて」、送信。


すぐに返信が来た。ほむらが覗き込む。

ほむら「『月夜ばかりと思うなよ』…………え?」

射月「襲われる襲われる絶対に襲われる」
多分帰り道とかに。

授業は割愛、帰り道。

小仲「でねー」
切「ははっ」
絶賛日常中。

あやせ「死ねィィッ!!」
射月「白刃取りィィィ!!!」
日常ブレイカーである。


あやせ「アンタ等がセツにコナちゃん?私は双樹あやせ。こいつのネッ友よ、ヨロシク」ぐぐぐ
小仲「こなかだよ、よろしくー」
切「宜しくする前にまずはその刃物をどうにかしとこうか」
射月「」ぎぎぎ。


渋々私からソレを離し、そのまま捻って押し込むと、ただの棒に変形した。
絶対ソウルジェムじゃない。……じゃあなんなのあれこわいこわい。

あやせ「なんか最近危ないって噂だからさ、この前取り寄せたんだ。使い勝手すっごいよ!」
ぶんぶん回すな。ルカといい双樹の魔法少女は武器持つと回したがるのか。

切「銃刀法に違反してないよな?さっきの白刃取り見たけど刃ァ付いてなかったよな?」

小仲「今じゃ警察のが危ないからねー」
あやせ「イエス!国家反逆!」
切射月「「おいやめろ」」

あやせは何の用だ。マギカるなら小仲いない所でしてくr
あやせ「オフ会。実はまだ決めてないんだよねー」
そうだったこの鳥頭め(自虐)。

小仲「オフ会?」

射月「うん、ネトゲの。この前ついギルドに参加しちゃったから顔見せしといてあとはタダ飯貰おうかと」

あやせ「会費2000円になっております」

射月「まだ場所日時決まってないって言ったよね?」


あやせはオフ会の話をさくらと話すついでに『例の誘拐について』さくらを叩きのめす予定、らしい。
……まぁ、魔法少女な宝石の郵送配達なんて言えないわな。うん。


小仲「ルカちゃんもかわいそうだよねー、こんな妹想いのお姉ちゃん置いて狂言誘拐で家出するなんて」

あやせ「それでいいのよ、よくないけど。晴れて正当性を以てさくら『だけ』を乱切りにしてやれるわ」

切「味が染み込みそうだな」

射月「筑前煮食べたいなう」


曲がり角、どうでもいい会話から、ばったり。ケータイいじってるさくらだった。

さくら「あ」
あやせ「あ」
小仲「あ、あおちゃんだ」


ゆらーり(←あやせ)しゃきん。(←防犯ロッド抜刀)
スッ……(←さくら)

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
]¨]¨]¨]¨]¨]¨]¨]¨


しずまれーしずまりたまえーなぜそのようにあらぶるのk

┣¨ンッ

小仲「あやちゃんあおちゃん行っちゃったー」
切「たに〇けしもびっくりの速度でした」
モーン。

数分後。乱れたさくらの衣服、つやつやしたあやせ。

射月「さくやはおたのしみでしたね」
あやせ「ついさっき、だけどね。でも愉しかったわー」
さくら「たのしまれた……」

騎乗位でタコ殴りされてる合間に、さりげなくケータイから連絡してきていたさくら(学校ではサイレントマナー常識)。
さっきさりげなーく確認しておいた。
以下原文。

ぶろ『とりあえず私が生きて戻れたら魔法少女関連の隠語として「ハンター」「聖剣」「ドラゴン狩り」を推奨しますさような』

…………南無三。

試験的にも、ss的にも。

改めて見ると私情しか入り乱れてないな、この話。
コメント少ないし安価もないからゆっくりレス消費していきたいですね。

オリ主の安価式マギカssはもう900かー、次スレ楽しみだわー

乙です!
人間とは私情で動くもの!

ほむらちゃん…銃怖いです。

折り畳み剣なんてものもあるんですか。凄いな。

レスをしてくれないだけで、ROMってる人達は結構居るんじゃないかな?

いつもいつもコメさんくす。なんか談義スレ見るとコメント有無で主が魔女化してるっぽくて「怖いな…」って思う。
魔女化してでも書くよ!安心してね!

そういや言うの忘れてた。改変世界のほむらの武器。
魔力の弓矢がメイン。元になった願いは『まどかと約束したこの世界を守り続ける』。
しかし以前の世界の武器のがしっくり来るので、改変当初にヤやマのつく人らから拝借。
魔力付加はしてるので、魔法少女みたいに魔力を感じられる人からは魔法製の拳銃と思われている。
(当然射月みたいな魔力知らない人からは魔法製のと勘違いされる)

∴魔法弓出すのが面倒な(ソウルジェムの濁りが半端無い時とか)はぶっぱなす。容赦なく。

また砂時計の魔法だが、時間を巻き戻せなくなった(砂が落ちきった)ことで、
①ひっくり返して時間をチャージ(その間一切の魔法は使用不可、魔法少女姿強制)
②元に戻して砂が落ちきるまでザ・ワールド
と脳内でさっき創った能力で勘弁してください
改変世界で時間停止できてる描写書いちゃってたのでここで後付け説明ね。

『鹿目まどかとの出会いをやり直したい』の願いよりも強い祈りが彼女の性質を変えたが、少しだけ以前の魔法が残る形で。
それがこのスレでの暁美ほむらの姿である。

ツインウィッシュの魔法少女…だと!?まぁ、それはそれとして、『まどかと約束したこの世界を守り続ける』って願い自体がもたらす能力は、どんなものなんですかね?

ところで、「○○(架空の存在)と同じ能力が欲しい」とかって願いは受理されるのかなぁ?
例えば、「メトロイドシリーズ全てのサムス・アランの装備と機能を使える様にして欲しい」とか。これが叶った場合、たぶん強力な装備を選択するほど魔力消費がパなくなるんだろうな…。あと使い魔倒したり特定の攻撃を壊すと回復アイテムが出たり、魔女の結界内にミサイルとかエネタンとかが隠されてたりして?www

改変世界では武器が変わったので、きっと願いが変質したんだな、と思いまして。
『まどかとの約束を守り続ける』願いのもたらす魔法は、「まどかの存在を覚えていられる」ことだと思います。みんな忘れちゃったからね。
故に武器が弓矢。リボほむ。

…………あれ、たっくんハイスペックすぎやしないか?


近日中に書きますね。書き溜めが増えると話が進まなくなる
一月放置まで大丈夫とか逆に辛いよ、一月放置したらもう興味なくなってるもん絶対

試験はオワタが。

さくら「そんな訳でオフ会でハンター会議するので射月もどうよ」
射月「いやデーモン狩りもドラゴン狩りも興味ないので」
さくら「賢者の石の材料。竜の山にはドゥンケルが自生、竜の角ドロップ。エリクサーも稀にドロップ」
あやせ「命の水の材料。悪魔の心臓、世界樹の葉、ドラゴンの血液。ホムンクルスメイドは頼もしいよね」
射月「行きます」

隠語じゃねーのかよ。
あやせ「龍剣って高いよねー」
さくら「竜の牙あれば価格九割減だったな」
リアルに狩りか。


さくら「んじゃ日程は別にして場所はカフェにしよう、よく帰りに寄る奴」
切「ああ、よく見滝原生が帰りに寄る喫茶店?」

……あれ、セツ来るのか。疑問は小仲が代わりに質問してくれた。
小仲「え、行くの?せっちゃんネトゲ廃人だった?」
切「ちげーって。ちょっくら友好範囲を拡張しようかと」
射月「へーなるほどー。私も行こうかなー」
あやせ「アンタは来るんだよー?」

やっぱ駄目か。ちっ

あと魔法少女関連会議するなら見滝原組も連れてきた方がいいだろう。
ほむら……は、細工師職業ってことにしとくか。

射月「ほむほむどうする?時計屋の」
さくら「時計屋。ふん。……検討しとくよ」

必要最低限のお話おしまい。
THE、解散する空気。

あやせ「んじゃ私はこの娘脅…この娘にお願いして、ルカ捕ま…返して貰いにいくわね」
さくら「いや襟首掴まなくてもいたいいたい引っ張んないで」
あやせ「うふふーエリーは今水谷家でいいのかしらー」
まるでドナドナ寸前の豚さんである。

さくら「あーれー」
あっけなく引き摺られていったさくら。残り各自が手を合わせ十字を切り敬礼をしていた。
ムチャシヤガッテ……





こうして日常が過ぎていく。残り時間は彼女の気紛れに変わる。


あと1日か。あと一月か。




小学校。放課後。

ゴミ捨て場に転がる少女。

身体には無数の痣と多数の切り傷。

小学生によくあるイジメである。……ちょっと度が過ぎてはいるが。

大抵は、理由なんてなんでもいい。

「眼鏡をかけているから」
「髪が長いから」
「いつも独りだから」
「気にくわないから」
「うざいから」

理由なんて、なんでもいい。


小学生の一般的な学童ならば大抵はやり返す機会を伺い、結局は再び殴られるのだろうか。
同じく一般的な学女ならば大抵は塞ぎこんでしまい、結局は学校に通わなくなるのだろう。
…………まあどちらも、私の見解でしかないけれど。


しかし、彼女は違った。

小さくて、小さくて、誰にも届かないくらいに小さい声ではあったが、確かに言ったのだ。

「ころしてやる」




涙を流し、身体は震え、声も枯れてはいたが、それは確かに『悪意』であった。

小学生のケンカ、いじめによくある「死ね」や「殺す」みたいな。あんな軽い言葉ではない、「本当の」。

……小学生にあんな感情を出させるなんて、駄目な教師だこと。
しかし、さっきあの悪魔の耳を喰っておいたおかげであの悪意を拾えたんだ。これをみすみす見逃す術はない。

……悪意が新鮮なうちにでないと、すぐに罪悪感(しょうみきげん)がやってくる。


『今の言葉は本当かい?』

口調を真似る。憎むべき悪魔の物真似。さっき一匹食べちゃったけど。


「……だれ…………?」
『僕は代弁者さ。君の代わりに君のできないこと、やれないことをやってあげる』
「できない…………こと」
『憎いんだろう?あいつらが』

…おー、考えてる考えてる。
私は事後しか見てないから、誰がやったかなんて知らないけど、どうせ記憶を食べれば判るし。
そうなると、記憶次第で担任と両親も『食べれる』かなぁ。うふふ。

言うまでもなく、彼女は力がない。だから『私』という力を求める。……でも小学生でこれだけの『素質』があるのは初めてだ。
いっつも馬鹿で騙され易い、『私』みたいな奴を喰ってきたのがやっと報われる。




「にくい」

……と、彼女は口を開く。

「あいつらを、ころしたい」

心の底から沸き上がる悪意。仕返ししたい、なんてもんじゃないよ。やったね。でも、


『たましいを、かけても?』


ここで契約の一言。ここで天秤を持ち出すようなら、いくら『素質』があっても役に立たない。
その時は眠らせて記憶を消し、そのまま放置だ。……その方が、幸せなんだろうけどね。


「こんないのち、いらない」

「あいつらを、ころして」


……やーだね、こういった命を軽く扱う世代は。
だいたい、学校に通えるだけで幸せだってのに、気付かないで。
両親に虐待を受けてて必死で煙草と拳を堪え続ける女の子が、同い年にいるんだよ?
…………そっちはあんまおいしくなさそうだから放置だけどね。助かるの、諦めてたし。

まぁいいや。それじゃあ、




『いただきます』


――――次のニュースです。

小学生七名が遺体で発見されました。

○○県風見野市にて昨日の午前八時頃、複数の生徒が登校していない、と小学校から各保護者宛に連絡があり、
保護者達の「確かに送り届けた」との返答に疑問を感じた教職員複数名が付近を探したところ、
同日午前九時十分頃、○○小学校から200メートル付近にある竹林にて、
行方がわからなくなっていた児童七名が全て遺体で発見されたとのことです。

遺体は全て激しく損傷しており、発見された場所と時間帯からも、他殺によるものであることは明らかと思われます。
また遺体の一部は犯人の残虐性を示しており、犯人は怨恨または猟奇殺人鬼である可能性があります。

それに関連して、同じく小学生一名と同小学校に勤める教員一名が行方がわからない、ということです。
未だ行方不明の児童の手掛かりを求め、保護者を訪ねたところ、両親共に消息不明との報告がありました。
行方不明の教職員についても、現状有力な証言はなく、どちらもこの事件に関わっている可能性があります。

県警は単独または複数犯による殺人事件とみて捜査を続けています――

こうして世界はハッピーエンドに向かって行きましたとさ。そんな話。

一応苦情は受け付けますが、多分ROM勢が白く生暖かい眼差しを向けてくれるか、無言で離れていく。

そうかー、試験かー。お疲れ様でした!!

『いただきます』って…謎の人は某魔人探偵さんですか?と言うか…えっ?アレ…終わり?いやいやいや、え?冗談ですよね?

まぁそれはさておき。学校とは、社会の縮図と取れる場所。そんな場所で、拒絶と謂れ無き暴力を受ければ、他人も世界も憎く思って当然。しかも、それが子供となれば尚更…だよなぁ。

黒さんはジルドレと龍ちゃんみたいにショタと幼女集めたあとは物理的に喰ってます。
ネウロみたいにエネルギー食べるとか、そういうのせずに直接もぐもぐします。
お願いされたからころしたけどそのまま捨てちゃお肉がもったいないもん。もぐもぐ


でもゆまちゃんは食べさせない。書き手は猫派だから。でもゆまちゃんぺろぺろした(ロッソファンタズマ


無論、こんなハッピーエンド()な話だけど最後にはちゃんと軌道修正しますので

もう少しだけ、歪んだ世界をお楽しみ下さい。

半月ぶりくらいにきたら超進んでたでござる
厨二くさくて(褒め言葉)好きなので思うまま進んでくれたら嬉しいなって

ほむジュラの仮面を書こうか本気で検討中。……まだ軽いレポートひとつあるし本編詰まってるしだけど


非未確認閲覧者が倍に。わーいがんばるぞー。

三日後の木曜日。ホームルーム開始時刻にて。

「そうそう、猟奇殺人だって!」
「最近こわいよねー」


クラスでざわつく死の噂。
……なんか、狂ってる気がする。あまりにも死が日常に近すぎて。
非日常が近すぎて。


「お前らー、席につけー」

慌ただしく自分の椅子に座る生徒達。

「まずは残念な話題だ。隣街で事件があったのは噂好きなお前らならとうに知っていることだと思う」

いつになく先生が深刻な言い方をしている。
「不審な人影を見かけたら直ちに逃げろ。通報も何もいらない、ただ逃げろ。
 やたらと詮索するようならウチ(この学校)からも被害が出るかもしれないから無闇には――」


がだだーん。
唐突に隣のクラスから机ごと椅子ごと誰かが倒れた音がした。


耳をすませるクラス一同。

『え、なんで、おりこが』
『…………来ちゃった♪』
『おりこぉぉぉおおおおーッ!?』

騒がしくなる隣の教室。


「…………」「…………」「…………」
皆で三点リーダ。まぁ、うん。

「そんな訳で残念でない方の話題だ。隣のクラスに転校生が来た。仲良くしてやってくれ、以上」

射月「昨日の今日で……権力こわい」

切「え、知り合い?」

もうどうにでもなーれ。おりキリキマシタワーの建設は任せろ。

………ついでだが、小仲は遅刻した。
最近の殺人だのなんだので必要以上に感情移入した奴が気分悪くするのは珍しいことじゃない。

かく言う私も、その一人なのだから。


間。


ざわざわ、ざわざわ、

女生徒1「呉さん!美国さんと知り合いなの!?」
女生徒2「どこで知り合ったのよ!?学校サボって白女行ってたの?」
キリカ「知り合いも何も」「ねぇキリカ、私のこと好き?」「愛してるッ!!」

おおー。ざわざわ、ざわざわ、

織莉子「私もよ、ありがとう」「むしろ愛情なんてとうの昔に通り過ぎて一万光年÷牛歩過去だよ私を構成する原子が存在した瞬間から大ッ!好きry」「うふふ」

「あのパッとしない呉が?嘘でしょ?」
「信じられない、あんな溌剌とした呉キリカ」
「意外に呉、可愛いな…」「えっ?」「やば、私もなんかキリカさんのイメージ変わったかも」「ちょっと?」

織莉子「キリカは私のモノです。あげませんし貸しません」

おおー!ざわざわ、ざわざわ、


ほむら「……入れないわ」
射月「ね」
ここに式場を建設しよう。

つーか元いじめっこ達が次々にキリカ好きになっていっているのはなんなんだ?おりキリ効果って奴か。


……いい感じに時間が空いたな。

射月「そういやほむらー、ネトゲのオフ会来るー?」
ほむら「脈絡ないわね……なんで私がオフ会に?……あぁ、連盟の」

ええ、魔女連盟です。隠語のせいでH×Hっぽいが。

射月「連中曰く『ハンター連盟の名誉会員として時計細工師のほむほむ嬢に是非とも来て欲しい』と」
ほむら「なんか勝手に設定を造られてない?そのオンラインゲームをやってみるべきなの?」

そっちのはもういいです。釣られるのは私で十分だ。

ほむら「ならいいけど。……一般人も来るんでしょう?いいの?」

魔法少女に関係無い奴が参加すんだろ、と当たり前の疑問をぶつけてくるほむら。
黙って携帯電話の画面を見せる。日付は月曜日だ。


「さくら『日時は一週間後の日曜日。二次会を称してなんかやると思うけど気にせず一次会の料金だけ寄越せッ!
 ぴぃえす、ゲーム非参加者連れてくるなら1000円は一人分でおk』」


ほむら「……本当に『一般人』も参加できるのね、ネトゲのオフ会なのに。」

魔法とか、もはやついでだからね。
しかも一部では「打ち上げ」という名で呼ばれ外部でも有名なパーティーに仕立てあげられているといふ。


射月「あやせはルカにバトンタッチして来るらしいよ。双子の妹ってことにして髪型変えて」
ノリノリでツインテールにしてくるらしい。

あ、チャイム。
ほむら「また放課後に」
射月「またね」
昼休みは私と同じくやりたいことがあるらしい。
ちなみに、私はマミちゃん先輩とおりキリに声をかけてくるつもりだ。

……ほむらが杏子を誘えばいいが。いやそんなことせんでもさくらが菓子で釣るか。
危うく青居さくらのキャラを忘れるところだった。

マミ「ええ、勿論行くわ!あのギルドメンバーに会えるなんて素敵じゃない!この魔弾の撃ち手が唸ry」

織莉子「先日のあの方に決心させてくれたお礼もしたいですし……あら、そう。なら妹さんと友達になりたい、という理由にしますね」

キリカ「おりこが行くなら」


クラス外は勧誘成功。次はクラス内か。


小仲「ごめん、その日は用事が」

巴南「いづきが行くなら」

せつな「こなちゃん行かないの?なら行かなーい」

ひより「……多分、ごめん」

こまち「部活っ!ごめんねっ」


若干モブ共にも多めに声をかけてみたが、少なくない人数が集まったな。
これだけいればなんなくパーティーできそうだ。下級生のクラスへ。


さくら「え、多くね?」


私こと黒羽射月。以下、
暁美ほむら、巴マミ、美国織莉子、呉キリカ、夜河切、春上巴南、右夏牛幺、秋下卯月、左冬未雪、朝比奈すみれ、山代茅知。敬称略。


射月「多いかな?」

さくら「多いわッ!2ケタってなんだよ考えろよ!それでも私の先輩か!?あと杏子も呼びたいです」

射月「えー、でもオフに来る奴はもっと来るじゃん?」

さくら「ギルド連中の半分は休むよ?大学のレポートだとか実験だとか。小中高校学生は来れない奴のが普通だしね。
    ………エリーとかロベルタみたいのは都合吹っ飛ばしてでも来るって言ってたけど」

それは……こわいな……。

射月「会費……出そうか?」

さくら「ぬぐぐ……各自飲み物自腹で。妥協。します」

(学校の)先輩に(ネトゲの)センパイ風吹かせたいお年頃なのだった。

無理言って会費とやらは3000出しといた。(ここで一万出さないのが偽善なんだろうなー)

一旦ここまで、略していっここ。


春上巴南(はるうえ、はなみ。女)、右夏牛幺(うなつ、ごよう。男)、秋下卯月(あきもと、うづき。男)、左冬未雪(さふゆ、みゆき。女)。

なんか春夏秋冬と上下左右と十二支使って名前考えたはいいけど、ストーリーが思い付かなかったからモブキャラに転用。
未だ中二病と高二症候群が併発しております。

乙です~。
来ちゃった♪てww織莉子様は本当に楽しそうだなww
お嬢様だし、きっと会費くらいポンッと出してくれる筈…!

ほむジュラ、書いちゃっても良いんじやないですか?ムジュラやってないから、詳しいレスは出来ないかも知れないですけど。


キマシタワー建設を許可する
あと>>1のネーミングセンス嫌いじゃないぜ

どうも、リア充を爆発しまくってたら当日サーバが爆発してたのできっとss速報はリア充ですね。爆発しろ(挨拶

>>266
キリカ「織莉子が楽しそうで何よりだよ」

>>267
ありがとう、建設材料はリア充の残したカカオ材だ
あとネーミングは中二魂を刺激して多少自重すれば誰でもなんとかなる

まさかマミちゃん先輩が『魔弾の撃ち手』だとは。あの性格ならギルドメンバーにも馴染みそうだ。

さくらはそう言って会場の構想に入ってしまった。……そろそろ昼休みが終わるよ?帰っていい?

さくら「そうそう、一つ言い忘れてた」
射月「早くね、私教室まで急がなきゃ宿題当てられる」

さくら「私、魔法少女になるから」



射月「…………放課後。校門前で待ってろ」さくら「はいはい♪」

教室に戻る。……小仲は保健室だそうで。

切「……なんか険しい顔してる」

射月「さいですか」

切「しかもやつれとる」

射月「……そうかい」

切「殴るぞ?」

射月「いたくしないでね」

切「断る。腹パンされたくなきゃ自分で踞れ、強制だ。保健室行って来い」

……痛いのヤダよ。うずくまる。


数学教師「授業始まるぞー……ん?」

切「あ、センセ。射月保健室。私付き添い。保健係は数学ができない」

数学教師「わかった、行け。今日は春上をみっちり数字漬けにするからみんなサポートしてくれよー」

「「おー」」

巴南「え、ちょ」

犠牲になったのだ。

保健室。保健の先生はいない(いつものこと)。


切「小仲いないな」

鞄はある。缶ジュースでも買いに行ったのだろう。

切「小仲がこっちだから……射月はこっち。寝てろ」

そう言って小仲が寝ていたであろうベッドを薦めるセツ。……はい?

切「悩み事とかあったら、人肌に包まれて寝るのが一番だよ。……小仲もなんか悩み事ありそうだし」

傷の舐めあいみたいで嫌だけど、と彼女は言った。

切「小仲探して言っとくよ。だから寝てろ。ノートはとっとく」

射月「……どこが自称不良だよ、いままでずーっといい奴じゃん」

切「優良生徒ってのは、成績以外どうでもいい奴のことだよ」

セツが部屋を出たあと、ただ目を閉じるだけで不思議と眠りに落ちていた。
そんなに疲れてないと思ったんだけどなあ。

ざざざ。ざざざ。

ざざざ。
『私は、もうこんなことはさせないよ』
ざざざ。
『手遅れ、なら…………諦めろってのか』
ざざざ。
『ごちそうさまでした。ごめんなさい』
ざざざ。
『ねぇ、起きてよ」


眼が覚めた。学校の保健室のベッドの上。

射月「……なんか厭な夢見た気がした」

私は、足りない身長の全てを使って私の上半身を抱き締めている友人に話した。

小仲「夢って変だよね。「見る」のも「叶う」のも小さい頃は許されるのに、大人になるとどっちも不幸の手紙になるの」

身体を起こしながら、まだ寝そべっている小仲の話を聞く。

射月「不幸の手紙?何、レア物?」
小仲「激レア」

ごろごろしながら呟く小仲。『持っていると面倒なもの』って訳でもない。
自分の決めた設定で苦しんでるのに、気付くとどうでもよくなる?あれ、なんだ?

小仲「うん、違った。違った?不幸の手紙じゃないなー……なんだろ、紫鏡?まあいいか」


ベッドを降りる小仲。

小仲「どーせ私のもつきちゃんのもたいしたことない悩みなんだよ。中学生が悩むなんてものは。
   ……だって寝たらすっきりしたでしょ?」

はい。はいじゃないが。

小仲「寝て体力回復。変な夢見て、変な話して、笑いあってココロも回復。そんなもんだよ」

射月「そんなもんかね。ところで今何時?」

小仲「あれ、放課後じゃん」
射月「待たせ人が疲れる!」

小仲と二人の鞄引っ付かんで校門へダッシュ。やっぱり小仲は小さくて軽…い……。
射月「肥った?」
小仲「はなせ」

二人で走ってさくらのとこへダッシュした(さくらを待たせてることは走りながら説明した)。

さくら「呉キリカは猫だよね」

キリカ「私は織莉子の為なら犬にもなるよ」

織莉子「猫、可愛いわよね」

キリカ「にゃーっ♪」

なでなで、ごろごろ。

織莉子「ね?猫でしょ?」

さくら「でもベッドの上でもネ」
切「言わせねーよ!?」


絶賛漫才中だったね。帰ろうか。

さくら「まてやこら」
射月「髪引っ張んなし!」いたいいたい


セツが帰り際にさくら見つけて、事情を話したと思ったらおりキリペアがやって来て。
あとは欲望のままに質問責めだったそうだ。……暁美ほむらには反応なかったよな、当時の私ら。
同じ転校生でも流石は元白女と言うべきか。話題性が違う。


小仲「ところで、つきちゃんに話ってなにー?手短に終わらないなら転校生ちゃんと一緒に帰りたいなー」

キリカ「なんだよ、おりこはわたさないぞ」

さくら「あぁ、込み入った話になるかもだから先に帰ってくれてもいいよ?じゃね、転校先輩さんたち」

切「んー、私はそこら歩いてから帰るよ。んじゃ」

織莉子「では三人で帰りましょう。行きますよ、キリカ、小仲」

キリこな「「はーい」」

そして残るは私とさくらだけになった。


射月「……さて本題に入るか」
さくら「まぁ嘘なんだが」
切「よせ掴みかかるな」

そこらを一周散歩してきたセツが私を止める。放して、そいつ殴れない


さくら「まったくー、こんなんじゃ契約してもすぐに導かれちゃうぞっ」

切「導か……アンタは仲間から聞いてるのな、魔法少女の末路とか」

さくら「まぁね」うぇひひ。

あー、それ以前に私が話したからってのがあったか。ホントに鳥頭だな私。


話は次回に続きます。三歩歩いてリセットされないか不安になってきた。

むしろ爆ぜるべきはホワイトデーのリア充だと思うのは私だけか。


まずはこの話を一段落つかせてから考えることにします。別の単発ネタのはなし。
あと一応1スレ一話にしたいんだけど(スレ跨いでgdgdさせたくないんだけど)、
今のままじゃ1スレに二話入りそうだけど、その時はサブタイトルとか「○○○○◆kZVk5Oz.eE」って入れるべき?

お疲れ様!
そこまで知ってて魔法少女になりたいって事は、命に危険が迫ってるのか?

俺が実際に願うとしたら、いくつか候補はあるけど…とりあえず“電気を使うものを思うがままに動かせる能力が欲しい”って願って、パソコンでMUGENのキャラとかMMDのキャラとか動画とか作りまくりたいな。魔法武器は、多分アダプターみたいな電気ムチかな?

サブタイとかは、付けた方が分かりやすいだろうとは思います。

>>277
さくらちゃんの「魔法少女になるから」は呼び出すための方便です。奇跡も魔法もアリャシナイ。

そして今のところはサブタイは入れないことにします。名前欄で遊べなくなる。遊べない程度のシリアスになったらサブタイ入れるか。

脳内にある想像上の結末と自分の勢いが書いた文章を無理に繋げなくちゃならなくて。

テンパったからかパソコンからの1レスぽーんにトリ付け忘れてやがる自分の姿。


時系列でオフ会(魔女連盟集会)まであと2日なのに未だにぐだぐだ、でも一応形にはなってきた……かな?

射月「んで?なんであんなこと言ったのよ?」
いきなり「契約するー」だなんて言いやがって。胆冷やしたわ。

さくらは悪びれもせずに言い切る。

さくら「ごめんごめん。ああ、一応契約したいってことにしといてね。……絶対にしないけど」

はてな。意味が不明なんだが。

さくら「キュゥべえにちょっと聞きたいことがあるんだよ。
    ソレ次第では本当に契約しちゃうかもだけど…余程の事がなきゃ、安心して」
切「……私じゃ駄目か?聞きたいこと。ある程度なら奴から聞いてるんだけど」
さくら「じゃあ後で確認の意味合いで質問メールするね。メルアドおせーて」

アドレス交換。セツは早くも年下の友人を一人追加した。

…さくらの話は続く。

さくら「でも最近べえたん見ないってあやせがいぶかしんでてさー
    それで一度奴をオフの二次会に呼ぼうと思って」

射月切「「あんなの呼ぶ気か!?」」

気持ちフォント四倍程度に叫んだ。


喫茶店にキュゥべえを持ってくる訳にもいくまい。織莉子キリカ的に考えて。
喫茶店の次はカラオケにでも行くのだろうか。……えらく不自然だぞ、歌う淫獣。

さくら「恋愛サーキュレーションとか歌わせたいね」

まるで意味がわからんぞ。

さくら「感情的な歌をたくさん持ってきて、奴に1から歌わせるの。
    恋物語とか愛憎劇とか悲劇的なのとかかき集めて三時間ぶっ続けで」

なんという(こっち側も孵卵機も)無間地獄。耳が不幸せである。


さくら「あとは……せっくん何歌う?」

切「(君付け……)私がいて大丈夫なのか?二次会。一応魔法少女のグループなんだろ?」

確かに。……いや私が言っても説得力皆無だけど。

さくら「エリー来るし。私行くし。射月せんぱいちゃんも以下略」
私ちゃん付けされたぞ?マミ先輩っぽいのか?何処がだ、胸囲の格差社会を感じる私がマミ先輩ちゃんに似て


あ、舐められてるのか。(後でマミさんに謝ろう

放課後の校門にいつまでも居座ってんじゃねぇ。とは、巡回中の体育教師の台詞である。

何故か私だけ竹刀で小突かれた。いてえ。


ほむら「あら」
織莉子「まあ」

帰り際にほむらを見つけて。

キリカ「砂糖たくさん!ジャムも持ってきて!」
切「よしなよ」キリカ「なんだとー」織莉子「あらあら」

皆でオフ会会場の下見に行って。

さくら「ルカのツインテとか胸が熱くなるな」
小仲「むしろ女の子いっぱいとかおいしいです、私行けないのがすごく残念」
さくら「ビデオ撮る?」小仲「五万」切「やめい」

少しだけお茶して、

射月「それじゃまた明日ー」
ほむら「ええ、また明日」
切「パーティーは明後日かー」
織莉子「クッキーとか持っていこうかしら」
キリカ「おりこおりこ!私お菓子の先生知ってる!」
切「喫茶店に確認しときなよー、……さくらちゃん?」
さくら「さーて、杏子を……釣るか」
小仲「ゲーセンにいるんじゃないかな?私ロッキーあるよー」
さくら「ピシガシ」小仲「グッグッ」
切「……メールで注意しとくか」

各自解散となった。

その夜のこと。


ネトゲでざらざら石から研磨剤を錬金(砕くだけの簡単なお仕事)してたら、
ギルドメンバーからメールが届いた。パソコンに。

ロベルタ『電話番号教えるわ』
以下、数字列。

そして直後、その番号から電話がかかってくる。なにこれこわい。


恐る恐る携帯を手にとる。……えいっ、通話ボタン。

射月「…………もし?」
『やあ』

初めて聞く声だ。詐欺なら既にケータイパソコン共に手遅れなんだし、ここは一応挨拶か。

射月「どうも、スコル・ルナティークこと黒羽射月です」
『こちらこそ。ロベルタこと八雲翠です』

久々にネトゲが現実に交わった瞬間である。

射月「やくも?」

九十九、じゃなかったか。つくもゆかり。
いや、流石に本名は登録しないか。

……なぜロベルタ?

翠『自作のアバターいくつかあってねー』

曰く、横文字シリーズはこの前始めたらしい。どんだけアバター作ってるんだ。


翠『さて。好きな名前があったら止めてねー?一里塚真白、二ノ宮燈澄、三ツ葉黄華、四月一日藍、五月紅玉―――』

射月「待った待った、何の話よ?止めてって何が!?」

翠『ああ、そうだったね。……アバター貸すからそれで私のギルドに入りな。詳しくはそこで話す』

射月「何を?」

翠『人に聞かれたくないことを』

射月「……じゃあ、一里塚さんで」

翠『了解。メルアドとパスワード送るわ』
複数のメールアドレス持ちは勿論、そのアバターはあげてもいいらしい。……いらんわ、胡散臭い。


数分後、レベル70の薬師のアバターを借りて(前言撤回したい)、指定されたアイコンをクリック。


 ギルド『八雲の巣』のトークルームに入りますか?
 →はい

八雲翠の貸出しアバター一覧表~。



一里塚真白(いちりづかましろ)
 薬師レベル70、メインジョブオンリー
二ノ宮燈澄(にのみやひずみ)
 双剣士レベル62、格闘家レベル55
三ツ葉黄華(みつばおうか)
 召喚士レベル70、メインジョブのみ
四月一日藍(わたぬきらん)
 和式魔法使いレベル69。課金ジョブ
五月紅玉(さつきこうぎょく)
 長槍遣いレベル70、メインのみ
六道萌木(りくどうもえぎ)
 遊び人レベル49、メインだけ
七岬透(ななみさきとおる)
 銃士レベル42、刻術士(課金ジョブ)レベル70
九十九縁(つくもゆかり)
 錬金術士レベル70、魔法使いレベル70。現在のロベルタの愛用アバター



こんなこと考えてるから話が纏まんないって判ってるのに!
「悔しいでもビクンビクン」じゃねえんだから!
……軌道修正の修正がんばりまーす


脳内と実際に出来たものが違って
あれれーおかしいぞー?状態とか良くあること

なんか中学生女子のガールズトークとも違う
しっちゃかめっちゃか感がうまいと思う

乙!
なんかこれだけ設定作っといて使わないのは勿体ないなぁ。でも、そうする為にはアバターを現実で使える能力の魔法少女でも出さんと…。

魔法少女ロベルタの願いは、魔女化から既にだいたい案が。……チート(笑)になりそうなのでひとまず封印します。

にしても委員長の魔女。魔法少女の願いはなんにしよう……
イザベルは「有名画家になりたい」でいっか。酷悪評で有名にすれば魔女化するし。

 九十九縁「やあ」

いくつもの見慣れないアバター。どれもレベルが高い。
というか最高レベルが70だし多分だけどやりこみすぎとるでコイツ。なぜ方言。


 五月紅玉「んで、なんで私らがあつまったんだ?」

 七岬透「それよりここにいるメンバーが誰かを聞きたいのだけれど」

 九十九縁「まあまあ、わざわざ私のアバター貸したのは匿名性を含める為だし」

 七岬透「貴女の名乗ったアレも偽名なのかしら?」

 九十九縁「さあて、どうかな」


あ、教えてくれないんだ。……多分だけど杏子とほむらか?カタカタ


 一里塚真白「紅玉ちゃんはネット繋げたの?」

 五月紅玉「いや、ちょっと代理で打って貰ってる……ってオイなんでわかる」

 一里塚真白「いやねえ、口調から予想つくし」

 七岬透「……えっと、誰だろう」

 九十九縁「はいはいー、本題入るよー」

 九十九縁「取り出したるは盗聴鬼(錬金アイテム)~」

「生きてる」「従順」特性からある程度の操作が自由な盗聴機である。
あとで作り方教わろう。……ってか盗聴かよ。

 七岬透「……何を報せたいの?」
 九十九縁「まあまあ」


 盗聴『ギルド「〆切Magia」のチャットルームからお届けするよ!
    エリー「話わかんないなー、もっかい纏めてくれない?」
    アリス「訳わからなくしたのは貴方よ、気付いてる?」』


うちのギルドか。……何故盗み聞きなのだろう。


 五月紅玉「ちなみにこの娘の代理は私ことエリーです。盗聴開始したので話を再開させます」

 九十九縁「いわばスパイだね。ちなみにあっちの会話にいる『六道萌木』ってのは私だ」

用意周到だなオイ。

盗聴の続き。
 『イザベル「夜ちゃんが魔法少女って話よ?単純明快じゃない」

  エリー「いやだからさ、なんか噂の黒さんを無理に夜ちゃんに繋げてる気がすんのさ」

  アリス「ええと、事実としてそう言っていたつもりだけれど……わからなかった?」』


 七岬透「……黒の魔法少女がこのギルドの『夜』である可能性が、これが聴かせたかったこと?」

 九十九縁「足りないな。どれ」


 『萌木「だからどうして繋がるかが変だってエリーは言ってんのさ。
     エリーは夜を信じたい。アリスだって、直接夜に会った訳じゃないんだろ?」

  アリス「直接ではね。間接的に会ったわ」

  委員長「……それだけど、魔法少女の私にも判りにくい説明だったから懇切丁寧にお願いできないかな?」

  アリス「そうね」』


 五月紅玉「何気に魔法少女暴露もしてるな。委員長も魔法少女か……
      って何独り言まで拾って打ってやg」

 九十九縁「というか魔法少女は夜以外は呼んだけど」


じゃあアリスの話を聞こうか。

 『アリス「私の固有魔法は知ってるでしょう?あ、エリーは知らないか。
      基本は『操作』なんだけど、色々と試してたら『私が価値を認めた無生物に擬似生命を与える』ことができて、
      それを使って今回の事件を調べていたんだけど」

  エリー「fじお9p」
  エリー「ごめん、猫。続けて」

  アリス「途中で本人にばったり出会っちゃって。(魔法で普通の人に見えないようにしてたのはお互い様みたいだったし)」』

 五月紅玉「誰が猫だこらー!ってまた……もういい」

 『アリス「あっちは気付いてないのかな、自分の姿に。『あれ、人形だ。アリス?』ってフレンドリーに話しかけてきて」』


 七岬透「ちょっ」
 五月紅玉「……マジかよ」
 一里塚真白「随分とフレンドリーだなこいつ」
 九十九縁「続けさせるよー」

 『アリス「前にチャットで擬似生命についてぼやいたの覚えてたのね、
      こっちも『あれ、もしかして夜ちゃん?』って言ったら『あ、やっぱり』って」

  萌木「うん、続けて?」

  アリス「んで、私も気付いてないふりして普通にお喋りしたわ。……あ、ぶろに夜から伝言。『私行けないわー』って」

  エリー「それでそれで?」

  アリス「私の姿については夜中散歩の痴漢対策って言っといたわ。向こうも納得したし。
      それで別れ際に、『散歩も飽きたから貴女にあげるわ』って」

  委員長「……え、お人形あげたの?そのまま?」

  イザベル「私も欲しい」

  アリス「感覚切って聴覚だけ残したけど普通の人形のふりをしたわ。……怪しむどころかまったく関係なく喜んでたけど」
  委員長「ふんふん」

  アリス「それで今彼女の家にいます」』


あまりの爆弾発言に翠を含めた全員がツッコミを入れた。

 『萌木「あのさぁ……まぁいいや」

  アリス「諦められた!?……五体満足よ、人形だけど」

  イザベル「で、犯行現場は見てないんでしょ?なんで黒さん断定できたのよ」

  アリス「だって」』


 『泣いてたから』。


アリスはそう語った。


 『アリス「今日、帰ってくるなりパソコンにすら触らずベッドに直行、ベッドに潜り込んでずっと誰かに謝ってたから」』

  一人で。独りで、殻に閉じ籠ったまま。
  ずっと「ごめんなさい」を繰り返していた、って。

 『アリス「抱き締めてあげられたらよかったのだけれど、流石にね。ぬいぐるみじゃ」

  委員長「でもさ、それ(寝たの)を確認したから今こうやって盛大なネタバレをしてるんだよね?」
  ギゼラ「吐き気を催す邪悪がここに」
  イザベル「\ダークアリス/」
  
アリス「だって知られたら勘違いして殺されちゃうじゃない」

  委員長「勘違い、って?告発じゃなきゃなんなの?」

  アリス「あの娘を助けたいわ」』

 七岬透「……相当のお人好しね」
ほむら(多分)が言った。確かにそうだが。
 一里塚真白「でも縛り上げるよりは被害は少ないんじゃない?説得できる相手みたいだし」

 七岬透「貴方が誰でもいい、でも警告しておくわ。信用するべきを間違えては駄目よ」


信用、ね。……『信』じて利『用』するべきが誰か、ってこと。

 一里塚真白「端っから利用する一択はどうかと思うんだけどねぇ……」

 七岬透「私は誰にも頼らないから」

信頼すら無しか。

 五月紅玉「今後ろでこの娘が『?』ってるby代打ちエリー」


盗聴してる時点で信じるも何もないとは思うけれど。

 『アリス「とにかく、夜ちゃんにこれ以上罪を重ねさせる訳にはいかないわ」

  萌木「だけどどうする、魔法少女からしたら奴は裁かれるべき悪だ」』


翠『これはアンタ達にも問うている質問だよ』

いつの間にかボイスチャットがオンにされていた。
……いつの間に、ってかその前にハッキングされたのか?アレ?


 『アリス「私は、『仲間』を見棄てたりはしたくない。
      彼女が自ら仲間でなくなろうとしても、やはり彼女は
      大切な友達なのだから」』


アリスの言葉に続いて、再びのボイスチャット。画面上の九十九縁は既に動いていない。


翠『今のが彼女の意志だよ。魔女連盟として、私はこの課題をどうにかしたいと思っている。で、』
翠『君達は、どう想う?』


数分後、チャットに、二人が書き込む。

 七岬透「彼女がそうであるように、私にも大切な友達はいるわ。
     でも私は、大切な人との約束を守るための邪魔になるのなら、容赦はしない。
     貴女達がそうならないことを祈ってるわ」

 五月紅玉「私にはよくわかんねーよ。でも、ソイツが何か信念があって殺ってるんだとしたら、
      やめさせたい側は相当の覚悟がなきゃ止められないと思う」

 ☆七岬透さんがログアウトしました。

 五月紅玉「だから、あのアリスって奴以外は夜って魔法少女を止める資格は無いと思うんだ。
      だから、私は何もしない。きっと何も出来ない」

 五月紅玉「エリーとして私からも、は盗聴の方見てね。それが私の覚悟だから」

 ☆五月紅玉さんがログアウトしました。

既に『八雲の巣』に残るは私だけだ。……盗聴の方を見てみる。

 『エリー「私も夜が友達で仲間だとは思うよ。
      でも『夜=黒の魔法少女』で夜を怖がった私には助ける力はないと思う。

      アリスみたいに早く受け入れることはできないけど、受け入れるべきだと思うし受け入れたいよ。
      その上で話し合わなきゃ、駄目だもん。今のところそれが出来るのはアリスだけだから」

  エリー「誰かの受け売りみたいな言い方して、ごめん」』

ギルドの『仲間』は、概ねエリーかアリスと同じ意見だった。……一人の無意見を除いて。


 ☆一里塚真白さんがログアウトしました。
 ☆九十九縁さんがログアウトしました。


電話をかける。……コール音は二回も流れなかった。

アリス(HN)
固有魔法は『操作』。武器は糸らしい。
人形造りが趣味で、ぬいぐるみづくりが特技。
中二病が治った際にノートを見返して顔真っ赤にしながら悶死していたが、
魔法少女になった際には自らクローゼットに封印した黒歴史ノートを見返して、
当時のとち狂ったアイデアを魔法の参考に出来ないか真面目に考えたりする。
最近ガラス玉に疑似魂を複製して影分身の術(NARUTO)っぽいのが出来るように←NEW!


ギゼラ(HN)
爆走する魔法少女。固有魔法は『加速』で武器は鈍器召喚術。
加速を重ねて広辞苑の角で殴ればいい。
相手が動き回るなら足止めすりゃいい。馬鹿め、弾幕は囮だ。メテオで足止めからの一撃滅殺。
たけのこ厨。きのこ厨のアーニャ(非魔法少女)とは犬猿の仲なのでギルド全員すぎのこ村民。


どっかの魔法使いとか言わない。一人はまんまなんだから。……アリスは長髪にしとこう。

お疲れさんです~。
う~ん…黒=夜と断定するにはまだ弱いな。“夜に帰ってきて誰かに謝り続けながら寝た”ってだけではね…。黒に人が襲われてる所を見かけたけど、余りの恐怖に一も二も無く、連絡する事も忘れて逃げ帰ってきて泣いてる…って事も考えられる訳で。

中二病?どんとこいでしょ!ってかそれくらいの気概でないと魔法少女なんてやってられないんじゃないの?ww

翠さん…もしかしてあなたの母親、ゆかりって言う金髪美人だったりしない?

設定とかも乙です!
アリスさんの武器、なんだかゲットバッカーズのギガワイヤーと弦が混ざった様な性能ですね~。

いやね大学休みだと本当に創作意欲がなくなるね暇時間全部睡眠に費やしたくなる
忙しい時ほど頭にアイデアが舞い降りてくる、これをフェルマーの創作定理と名付けよう・×・)


>>301
八雲母「嫌ですわ、お手伝いさんに狐目の女とか、甥っ娘に天真爛漫な猫っぽい幼女なんていませんわよ」

>>302
アリス「マガジンは福本しか読んでないわ(キリッ」 ちなみにネカマはこのssにはそうそういません。あしからず

翠『……やっぱ、気付かれたか』

射月「私だけでしょ、直接連絡回したの」

さっきの台詞から考えるに、ほぼ間違いなく見滝原組の同級生たちだ。なら、私には連絡を回す意味がよくわからない。
でも、こいつが個人的にコンタクトをとってきたとすれば。つーか杏子は電話とか疎そうだし。


翠『プライバシーなんて建前だからね、いくらでもネタバレどうぞ?』

射月「杏子はさくら経由でエリーに繋げばいいし、あとはほむらだけじゃない。……あ、もしかして、昼休み?」

翠『ご名答。こっちもさくら経由でメアド渡したよ。ボイチャスピーカー付けるように説明した上で』

射月「それで私だけ分けた理由は?まだ何か聞きたいことがあるの?」

翠『……私さ、怖いんだ』

射月「…………」


怖い、とは。

翠『アリスの話を聞いて、「仲間」が「わるもの」かもしれないって聞いて。
  エリーが思ったのとは比べようもないくらいに怖いと思った。……仲間を信じられない自分にね』

翠『だから、「ギルドの皆で話し合おう」なんて言って、魔法少女とかをかき集めて、
  「普通」の立場からしたらどう思うかなんて聞いて。……聞いたけど』

翠『駄目だね、私は。皆ほどしっかりしてないし、アリスやほむらみたいに芯がある訳でもない』

翠『からっぽなんだよ』



射月「……言いたいことはそれで終わり?」

翠『つれないなあ』

射月「たかが中学生の言葉に人の意志を曲げる力は無いから。翠自身が自信を持たなきゃ」

翠『……つれないね、まったく』


そう、私には何も変える力はない。だから相談事なんてされる立場じゃないんだ。こういったつまらない台詞しか吐けない。
……陳腐で甘ったるい、アセスルファムカリウムみたいな、苦味が残る慰めをしないだけ、ましか。

翠『それじゃ、私はもう寝るよ。おやすみ』
射月「待った」

一人で納得されるようわざわざ促した私が悪いが、生憎まだ話は終わってない。

翠『どした?中学生はもう寝なさいな。もう……げっ、2時だ』

射月「明日会わない?」


翠『……へ?』

そろそろ執筆作業を再開しないと僅かに書き貯めた分が足りなくなってきとる
……具体的には、パーティーの風景を執筆中。時系列で約いちにちご。どうしろと


アセスルファムカリウムとは!
カロリーゼロの炭酸飲料によく使われたりする甘味料だ!
サッカリンと冴月麟ってどことなく似てるよね!
老舗のコンソメスープと圧力鍋くらい煮てるよね!

内容を煮詰めないと読者が(自分含め)三人離れてまう……

乙おっつ~。
レス返のノリの良さに俺が大歓喜ww

休む時は休む。重要な事ですね。

料理を煮詰めるのは待ってれば良いけど、文章を煮詰めるにはそうはいかないからな~。まぁたとえ内容が薄くなったとしても、俺は読み続けさせてもらいますけどね。

1週間、か――――

パーティー続きを書き上げたら、投下します。……きっと。多分……
ひとつき放置しててもいいっても一文字も進んでないからなぁ……自分のやる気のなさがこわい

煮詰める?いいや、鍋を焦がす。キリッ

リア充爆発しろ。どうも>>1です。
尺延ばして伸ばしてどうにかしたかったけどもう無WRYYYYYーーーッ!!ってことで


数分後、バスに乗れたら始めます。

土曜日。午前が終わります。3、2、1。

翠「はじめまして」
射月「……高校生、にしちゃ背が高い」
翠「ごめんなさい、大学一年生です」

ファーストコンタクトはいつもの喫茶店にした。彼女の指定で。

正午だからランチタイム。彼女の奢りで。ごちになりまーす。


クラブハウスサンドを噛みながら、彼女の話を聞く。翠はカルボナーラを巻きながら語る。


翠「私の友達がさ、……友達って言っていいのかな、まずそこから話すね」

面倒だ。私と同じくらいには。

翠「私が……まず私は、引きこもってた。学校には言ってて受験もして大学にも受かったけど、ずっと殻に閉じ籠ったままだった」
射月「もぐ。」

翠「彼女は、そんな私を励ましてくれてたの。それで結構はしょるけど、私は大学に行くようになって、今ではバイト代で君に御馳走できる程度」
射月「もぐもぐ、」

翠「ついでに言うとね、引きこもり期間でネトゲをやりこみ過ぎたせいもあって、ヲタク系の知り合いも増えたんだ。それで他の人のギルドに入ったり」
翠「うむうむ」

翠「でも、やっぱり私には『友達』である資格はなかったんだ」
射月「もぐ?」

翠「ここで働いてた、自殺した女子大生。そいつがその『友達』よ」



頭を殴られた気がした。


翠「私がネッ友とはしゃいでる中で、あの子は抱えていた悩みとか、苦しさとか、私には話してくれなかったんだ」

あのひとが。

翠「あーでもフラグはあったかも。……あったとしても気付いてない時点でおんなじだけどね。友達の資格はないよ」

あのひとが。『私たちには何もできなかった』あのひとが。

翠「きっと私が気付かなかっただけで、話そうとはしてたのかも。なんて、自意識過剰かな?」


射月「でも、彼女の直接の死因は」鬱病での自殺じゃなくて、

翠「魔獣の仕業ってのは後で知ったよ。……以前から魔法少女については聞いてたけど、でも、半信半疑だったから」

冷めて醒めきった眼で、翠は懺悔する。

翠「電話したら繋がらなくて、テレビで見て、あいつで。そして何も信じられなくなって。
  ……私も魔法少女になれば、助けられたのかな、とか」


色々考えちゃって。



――――大学生が中学生ごときに、なんだって?

『仲のいい友達じゃなかったから』?

じゃあこれはなんだ。八雲翠は。

こいつは彼女にとって、『自分が必死で呼び掛けて、戻ってきてくれた大切な友達』じゃない、とでも言うのか。


きっと違う、そしてすれ違ったんだ。どこかで。

テレビをパッと見してセツが判断したように、きっと彼女は『他人に迷惑をかけたくない性格』で、
その癖『お節介は迷惑でもかける性格』だった。

そうでなきゃ、客とバイト以上に仲良くしてくれたりしない筈だ。
八雲翠が社会復帰してたりしない筈だ。
私に奢ってくれることもなかった筈だ。


今、目の前の彼女が涙を流すこともなかった筈だ。

射月「…………ごめんなさい、私には」

翠「なんて言うつもり?」

射月「……えと」
なんて言えばいいんだろう。

翠「何も言わなくていいよ、運が悪かった。それだけ」

それは……冷たすぎやしない?

翠「もし私が明日轢殺死体で見つかっても運が悪かったで済ませればいいのよ。……何がどうあっても、時間は戻らないのだから」



暁美ほむら。かつて時間の坂を登りきって世界を渡り歩いた魔法少女。

世界は戻ったが、彼女自身の時間は戻らなかった。

きっと、そういうことだ。



翠「明日はここでパーティーだっけ、アリスは来ないみたいだけど」

射月「あれ、ぱっちーは?委員長、アリスと同意見って」

翠「(ぱっちー?……あ、パトリシアか)同意見の結果、二人きりにしときたいんだとさ」

それは死亡フラグと言うのではないか?

翠「大丈夫、仮に違えても夜は誰も傷つけないで全て終わる」

射月「自信満々は歩く死亡フラグだよ」

翠「勝つ、倒す、じゃなくて、傷つけない、だよ。アリスは独りで戦争起こせるからね」

しかも互いに無血での制圧、勝利だそうだ。

……ケイネス先生の二の舞にならなきゃいいけど。


夜がfate/zeroで切嗣が好きって言ってたのが戦略的リスペクトでないことを祈るか。

さいごsaga入れ忘れたのに轢殺死体とか死亡フラグとか普通に入力出来る件。あれか、聖蓮船EXボスの台詞が駄目で神霊廟1ボスの紹介はセーフか。


次は待ち(誰も)に待った(期待)打ち上げパーティーです(してない)。
その次に行くまでが長い。書き上げてから上げたいもん


ではまたいずれ。若葉みらいちゃんまじかわええ。魔女になってかっさばかれたい。

お疲れ様!
俺はちゃんと待ちに待ってますよ!

つまり…友人さんは犠牲になったんだよ!このSS(物語)が…始まる犠牲にな。

憎悪(オディオ)の代行者“夜”憎しみを生む心なき者達を滅ぼすまで、その動きは止まらないのか…?

>>316
ごめんなー、それ翠を大学生に設定した時点で思い付いた後付けさくさく設定やねん

それとあんたは私以上の中二魂だ。いづきが魔女になった時の必殺技をひとつだけ命名する権利をゲフンゲフン


あと事後報告。今初免許取るためにセンターいます。なのに昨日かずマギ3巻読んでカバー裏に発狂喜してたり。

しかも合否に関わらず帰り道にまどマギアンソロ2巻買う気なんだぜ……?

レス返感謝~。
後付け?そんなものは問題にすらなりませんな。

え?魔女化?それ以前に魔法少女にはならないんじゃなかったん?そもそも俺にはネーミングセンスが…。

免許かー…大変だろうけど、頑張って下さいねっ!それと、“楽しい”や“嬉しい”等の喜びを得れば、発狂如きは当然の事ですから、恥じる必要など、どこにもありはしませんよ。

アリスちゃんと夜ちゃん…どうなってしまうのか。

乙乙!
>>1の厨二設定でかなり面白くなってるなwww
これは期待

\ボンソワール/(挨拶)

まだ書き上がっていない。
でも一応導入部だけ上げとくよ、2週間空くのは危ない。

大学から『おい、勉強しろよ』のお達しが来ました。これ以上にペース落ちるよ

「さて」さくらが号令をかける。


「第六次店側に土下座もいとわない馬鹿騒ぎ開催ーーーッ!!」
「「「jaーーーっ♪♪」」」


切「すみませんね、うっさくて」
織莉子「一応売上に貢献させて戴きますので」
店長「まぁいいけどね、他の客も喜んでるし」


今日は待ち(待ってない)に待った(待ってない)日曜日。……ごめんさくら、やっぱし多すぎた。

ギルド『〆切Magia』の開催するオフ会、通常「通称打ち上げ会」は通常より多目の人数で、
大学生から中学生まで入り乱れての一区画貸し切っての開催となった。

ちなみに参加費以上の出費は織莉子の提供でお送りします。いつぞやのレスありがとう(ネタ切れ)。


以下、概要。ぶっちゃけると台詞集。

※一部のモブに名前が付いてませんが、名前付きのがおかしいと思って下さい。その程度。


大学生1「キミどこ大?いや、高校生?」
大学生2「この後用事なかったら、よかったら一緒に飲みに行かない?」
マミ「え、あの」
巴南「こら、マミさんはまだ中3だよこのロリコン共め」
モブ大生「「「中学生!?」」」
マミ「あは、あはは……(もう何もかもが恐い)」


さくら「ルカツインテだー!かっわえぇー!」
ルカ「いえ、あの」
あやせ(ルカ、大丈夫?替わろうか?)
ルカ(が、頑張らせて。友達を増やせる機会なんだもの)
あやせ(そっかー、ルカも頑張ってるんだよねー)
すみれ「あら、綺麗な指輪ね」
ルカ「私の命より大切なモノに気安く触れるな下朗が」
「「(時代劇調だー!?」」)

※羽川はなんでも知ってるな→何でもは(ry


「(織莉子自慢)」「(キリカ自慢)」
「(織莉子のろけ)」「(キリカのろけ)」
「……(織莉子を見つめる)」「……(キリカを見つめる)」
桐瀬「おい、キスしろよ。ディープな」
仁美「キマシタワァァァアアアア」
おりキリ「「!!?///」」

エリーが仁美と同じ趣味だった、しにたい。
桐瀬「薔薇もいけるよ?」
腐ってやがる、早すぎたんだ。


「それじゃ、自己紹介、いってみよー!」
「はいはーい、はじめまして。委員長こと羽川山茶花で~す」
「あ、どもども。山代茅知です」
「ちさとちゃんね。ちさとちゃんは何年生?」
「私は中二です。羽川さんは?」
「高校一年だけど、山茶花でいいわよ」
「さざんか先輩!さとちーは百合的に腐ってるのでお気をつけでっ」
「巴南、散りたい?」「いたいいたいやめギブギブ」
「花見と散る、をかけてるのだとしたらハイセンスだねー。あれ、そういえばさくらちゃんどこだろ」
「せんぱ、のんきダメ、たすけ」

※魔女の使い魔にアーニャっていた気がしたのは二日前のこと


モブ我様「パワーボンド!サイバーエンド降臨!さらに一時休戦を発動!」
モブエルキ「出た!ギルのマジックコンボだ!」
モブ我様「ターン終了だ。せめて散り際で我を楽しませろ、雑種」
切「ダンセル召喚」
モブ我様「らめぇ」


「お、アンタは判る奴だな!卯月ったっけ?やっぱたけのここそ至高だろ!」
「あら、もしかして貴女ギゼラ?やーね、たけのこなんてクッキー菓子としては最高だけどチョコレート菓子としては最低じゃない」
「何言ってんだ、アレビスケットだろ?ちなみにきのこはクラッカーな。アーニャ?」
「きのこってアポロに棒突っ込んだだけよね」
「ぐぬぬ」「ぐぬぬ」
((お前ら仲良いなー……))

※しばらく馬鹿騒ぎです。そして今月最後の投稿なのにコレです。



「アリスは来てないのか……」
「ゴードン、またアリス?いい加減に告りなよ」「げっ、八雲」「何がげっよ」
「それより外部の奴もいるんだから荻野って呼べよ」
「名前を君づけで読んでほっぺにキスしながら胸を押し付けて抱き締めてやろうか」
「社会的に殺す気か!!?」
「滅びろ」「爆ぜろ」「八雲お姉様を取るな惰犬が」
「なんで俺が叩かれてるの!?仮にされてもラッキースケベじゃないから!
 わざとしてくる上に見えないように丁寧に頸椎折りにくるんだぞ!?
 あと八雲、既に中学生に手付けてんじゃねえ」
「未雪ちゃん可愛いわー、妹にしちゃおうかしら」
「聞けよロリコンいたたたたた」



……荻野さんの尊い犠牲のお陰で翠がロリコンだとわかった。関わるのは必要最低限にしとこう。

さぁて、どうせ今年も四月馬鹿企画があるんだろう某東方ssサイトに向けて執筆するか。(宣伝になってない宣伝)

茨歌仙2巻でマミさんが若々しい。素晴らしいことだ。どうでもいいがマミ藍ってまどマギ的には赤黄ペアだよね(ロッソ

お疲れ様~。
勉強なんて重石があっちゃあ、SSが捗らなくても仕方ないってもんですよ。まぁ、ゆっくりやって下さいな♪

打ち上げは第六次なのかー。多いのか少ないのか、俺には分からないな。みんな楽しそうだけど、何故かモブさん達の方がより楽しんでる様に見えるねぇ。そんな大学生に狙われるマミさん…貴女の魅力が強過ぎたのさ。

東方ssの方、もし書かれたらリンクをはって頂けると嬉しいです。

ルカっち、ガンバ☆(笑)

桐瀬ちゃんにひとみん…/(^o^)\

>>328
第一部投稿してきました。ホイサッサーってなんだよホイサッサーって(宣伝)

お~、お疲れ様です。でも…なんてタイトルで調べりゃ良いの?

>>331
yahoo検索で「東方」「ss」で検索して上の方にあるやつが多分そうかと

きのこ?たけのこ?いいえ、フィンガーチョコ派です。

萩野さん…告白はタイミング次第でアリスさんの死亡フラグになるんでご注意を。

整合性つけるのに地味な行程を重ねてます。>>1から見直して日付、時刻を脳内で書き込むとか。

なにより六つ必修落としてるのにこっちが気掛かりで勉強やる気がないという言い訳ですねわかります
これがネットに喰われて駄目になるパターンか……うごご、概念とは一体…ウボァー

留年の理に導かれるぞ気をつけろ

脊髄で書いてるような(褒め言葉)>>1ですら整合性とか気にしてるのに俺のSSときたら

あ、ありのままに今起こっていることを言うぜ!?

『一年前に取った「良」が実は「履不」だった』
何を言っているかわからないと思うが俺も何を言っているかわからない。
去年震災の営業で8月になる前に休業入ったとか、
9月あたりに先生が気付いて修正に呼び掛けたのに私はのそのそとこのスレ立ててたとか、
そんなチャチなもんじゃない
『後輩及び同輩諸君、大学の掲示板は見ておけ』って奴の片鱗を見た気がするぜ……

それで今再履修必修が死兆星に。
そんな理由で約二時間後書き足しますー

むしろ脊髄で書いてるから勢いで「あっ」な修正が必要なんだよ。

だから面倒は全てご都合主義に任せた。

さくら「うーっす」
射月「よぅ」

さくらが這い出てくる。


射月「そういやなんか元気ないね。どうした、杏子は―――」


あれ。
佐倉杏子がいなかった。


射月「ちょっと、ほむら」
委員長やクラスメイトに愛でられてるほむらを引き摺り出す。

山茶花「あれ、お友達が呼んでるよ。……あ、さくらだ」
ほむら「ええと、少しごめんなさい。席を外すわ……いきなり何よ?」
さくら「きょこたんきてない」
射月「(エサで)釣った筈なのに来てないって。何か聞いてない?」

ほむら「佐倉杏子は……いえ、なんでもないわ」
さくら「なんでもない訳なかろう!アレか、クエスト発生か!?」
ほむら「パニック状態にあって隠語を使い通すのは褒めてあげるけど、残念ながら仕事ではないわ」
射月「じゃあ」アリス。



……あれ、

言って気付いたがアリスと杏子に接点なんてないよな?

ほむら「……さて、どうかしらね」
口に出していたらしい。しかも動揺、つまりビンゴだ。……んー?

さくら「よしわかったアリスを召喚すれば」
翠「ごめんね、ちょっと携帯借りるよ」

ひょいとさくらの端末を取り上げるロリコン女子大生。

射月「みゆ返せロリコ」
翠「ごめん、今からシリアス入るわ」

さっきまでの自分を棚上げして電話番号を打ち込む。


コール音に次いで『誰?』アリスの声。

翠「43、92、23」
アリス『翠、ごめんなさい。二次会には間に合いそうにないわ』

何の暗号だよ。(後で聞いたが、『二桁みっつ』が暗号で意味はないらしい。ホント無意味)

翠「そっちにアンタらの同業者行ってない?」
アリス『よくわかったわね、今交戦中よ』

翠「さて、スピーカーフォンにして(操作)。……さくら、想う限りどうぞ」

深呼吸、耳栓をす
さくら「てめぇふざけんじゃねー!人がどれだけきょこたん楽しみにしてたて思うんじゃ!!」

る暇がなかった耳いたい。……うわー、私欲でしかないよこの娘。

携帯『……!?え、アンタも同盟の奴か!!ならなんで仕掛けてくるんだ!』
携帯『貴女が私の攻撃範囲に入って尚警告を無視するからよ。人避けも施したってのに、まったく』
さくら「おーい?」
携帯『なら止めさせろよ!……ッ!』キンッ
携帯『半自動だから。完全制御してる部分で軽く押さえてる今の内に早く行きなさい。左後方から刺突、右前方から不意打ち班』
携帯『ちっ』『刺突人形の柄をキャッチして。後ろががら空きになるわ』『人形は!?』『返さなくていいわ』

さくら「はよせ」

携帯『携帯は貴女に渡しておくわね。その人形が……槍を棄てれば私との連絡手段になるわ、槍を棄てればだけど』
携帯『んじゃケータイ貰ってくぞ?』


あ、さくら苛々してる。

杏子『ほいほい、こちら佐倉杏「あほかーっ!!?」

さくらが泣きわめいてた。わたふたするクラスメイト、スルーするギルドの面々。あ、日常茶飯事か。


さくら「アリスの結界に入るとか死にたいの!?ねぇ死にたいの!?」
杏子『奴がそんなに危険とは思わなかったんだよ!……え、アンタは知ってたのか?』
さくら「こっちの二次会に来たら教えたるよ、エリーが」
杏子『……ったよ、何処だ?二次会』
さくら「あんたの教会に迎えを寄越すよ。多分エリー」
杏子『……なんかエリーって奴が不憫だな』

ぷつん、つー、つー、つー。





……そういや、なんで私気付いたんだろう。アリ杏。

左手薬指いてえ。つまり一生独身か。(天啓かと)

ひとつき……次はこどものひ、予定。
気紛れ過ぎて自信がないけど。

乙乙!

刺突人形「ランラン、ランサー♪ヤリヤリッ!」

前回は、麗しのほむほむは居ないのかと思ってたけど、ちゃんと居てよかった。

ヒャッハー我慢できねぇ五月だー

>>344
狐人形「キャッキャッ、キャスター♪こんこんっ!」
ミリヲタ人形「ライライ、ライダー♪オラオラッ!」
キレイな人形「」スッ
「「「お前は(やらなくて)いい」」」

……なんとなく型月ってみた。


>>345
基本的には本編での主要キャラは空気気味です。
「俺TUEEEEするにはほむほむ達が邪魔だ。私には彼女たちを雑魚に書くことはできない」
「しかし公式でもないのにかずマギみたいにしちゃっていいものか」
「なら敵TUEEEEもオリキャラでいいんじゃね」
「ポケモンエメラルドでいうダイゴさん的な位置にほむほむ置いて」
「ひたすらにかなめいし集めてそうだな」

エリーが可哀想、ということで私が杏子に場所を知らせた。ということで、

佐倉杏子がログインしました。じゃなく。


さくらがロッキー口にくわえてロッキーゲームをしようと杏子に近付きそれを手でへし折ってかっ食らう杏子、
新しい客人にはしゃぎ次々にお菓子を振る舞う大学生の面々、ロリコン大学生にマジ説教する委員長、
杏子にギャラリーを取られて涙目のマミ先輩、それを慰める春夏秋冬上下左右四人組。


そんな面子を横目に、こちらはシリアスに入っていた。

ほむら「そのアリスという魔法少女はどんな感じだった?」

杏子「強かった。いや、私じゃ到底敵わない相手だ」

切「その、結界だっけ?」

翠「アリスを中心に魔獣を引き寄せ狩り尽くす陣を組むわ。範囲に入った者に自動で襲撃、さらに手動で細かく攻撃。
  人形と糸で縛り付けて引き裂く攻撃をするから、『拘束』という点で対魔法少女の武装解除手段にも成りうる」


こっちの杏子はロッソファンタズマ仕様(意識のある幻覚)。ちなみに目立たないよう髪はおろしている。

……ほむらも同じことを考えているのか。

『結界』。魔法少女の成れの果て。アリスは結界を創る点で、夜は人を喰らう点で似ている。

切「……魔女、みたい?」

ほむら「確かに、魔女みたいよね。彼女」
杏子「アイツじゃなくて、その『夜』って奴のが魔女なんじゃないか?」

ほむら「馬鹿言わないで。人型で意志疎通の可能な魔女なんて考えたくもないわ」

翠「その前にうちのメンバーを化物呼ばわりされてもね」

ほむら「『魔女連盟』なんて名付けておきながら何を言っているんだか…」

翠「それも夜(あのこ)が付けた名前なんよ……あー畜生、自虐じゃないの」

あー確かに、



射月「………………ん?」

射月「ちょっとまって。……あれ、気のせい、かな?」

杏子「どーしたんだ?そんな青ざめて」
そうか、私、青ざめてるか。ならきっと気のせいじゃないんだな、うん。
でも気のせいかもしれないから確認しようか。うん。



射月「セツ、ってさ。『魔女』のこといつ知ったんだっけ?」



ほむら「……え、」
切「…………ん?」

ほら、やっぱり。


ほむら「……黒羽射月、貴女が教えていたのではなかったの?」
切「ん?秘密、だったの?」
杏子「ちょっと待て、私てっきり知ってたもんかと」

翠「それで、誰に聞いたのかしら」

言葉をセツに向けたまま、翠が驚愕の眼差しを私に向ける。
もうひとつ、聞くことが増えた。

射月「翠は、誰から聞いたの?それと、ほむらは誰に話したの?」


ほむら「貴女と。マミ、杏子、インキュベータに。ただしインキュベータ含めみんな真に受けてはいなかったわ。全て私の空想に等しいって」

だからつい、私なんかに話してしまって。

翠「さくらちゃんが、魔法少女になってない人に。私とエリーと、あとは知り合いに話したって」

だから、気楽に皆に話せるものだと思ってしまって。


切「前に魔法少女の情報集めてる時に噂で聞いて、アンタがほむらの話をした時になんとなく察しがついて、確認に杏子と淫獣に」

だから、既にみんなが知ってる噂話だと思って。


杏子「アンタ『達』が普通に聞いてくるもんだからすっかりほむらから聞いたもんかと思って、普通にコイツ(切)に話しちまったけど」

だから。


だから、私も。

私も、何も考えなくって。
私も、何も見ていなくて。
私は、何も出来ていなくて。



さくら「パーティーは終りだ!さあ、ここからは我々の時間だ!」
春冬「「キャーサクラサーン」」
さくら「応援ありがとう、だが私のファンサービスはここまでだ」
夏秋「「何この茶番劇」」

織莉子「二次会の受け付けはあちらですー」
山茶花「ギルドメンバーの愚痴会だから参加資格は本来ならギルドメンバーなんだけど、今回は皆帰っていいよー、すっごくうざいから」

さくらが打ち上げ終了のお知らせをする。

山茶花「という訳で出席者を関係者に絞り込みまーす。とりま男は帰ろうか」


ギゼラ「荻野、アンタは残れ。むしろ退出組纏めたら後で合流しろ」
ゴードン「なんでだよ?」
アーニャ「ねぇ、もしかしてアリス関係だったりするー?」
ギゼラ「……アーニャも残れ」

茅知「つきちゃんまたねー」
巴南「……行くよ」
未雪「ほら、行こう?おねーさまー!また会いましょー!」


関係者が残り、魔法少女が残り、……説明は二の次だ。

店の外に出て、駐車場。

ギゼラ「一般人共!ゴードン、アーニャ、セツ、織莉子、キリカ、以上は此方に!『Miraculum de nocte』」
ギゼラがキーホルダーに魔法をかける。部外者(ひと)には見えない空翔るオブジェが完成。

アーニャ「え、え゛ぇぇぇえええ!!?なっ、なななななにこれ」
ゴードン「か、南瓜の、車?」

切「桐瀬と射月は?」
ギゼラ「悪いな、コレ六人乗りなんだ。隠蔽なしでいいならアンタらも乗せるが」


エリー「あやせちゃん、ルカ……」

桐瀬の掌に乗せられたもうひとつのいのち。あやせはそっぽを向きながら言葉を交わす。

あやせ「粗末に扱ったらかっさばく。覚えておきなさい」
エリー「……ありがとう、あやせちゃん。ルカちゃん」


翠「では皆さん。二次会場に向かいましょうか」

二次会会場は何処か?

人形が伝えてくれた。



『ごめーん、多分私死んだわー』ブツッ


いざ、夜の下へ。


いったんここまでのコーナー。

ギゼラはなんか魔理沙を元ネタにしてしまいました。銀の魔女よ、すまん。改悪する


んじゃ今日のラスト投下します。

『〆切Magia』メッセージ履歴


アリス「私は、『仲間』を見棄てたりはしたくない。
      彼女が自ら仲間でなくなろうとしても、やはり彼女は
      大切な友達なのだから」
エリー「私も夜が友達で仲間だとは思うよ。
      でも『夜=黒の魔法少女』で夜を怖がった私には助ける力はないと思う。
      アリスみたいに早く受け入れることはできないけど、受け入れるべきだと思うし受け入れたいよ。
      その上で話し合わなきゃ、駄目だもん。今のところそれが出来るのはアリスだけだから」
エリー「誰かの受け売りみたいな言い方して、ごめん」
委員長「私も、エリーと同じかな。本当のところを言えば、アリス寄りだけど。
    でも、アリスが話すべきだってのはエリーと同じ。アリスほどの意志の強さでなきゃ、いるだけで足手まといだもの」
ギゼラ「じゃあ私は足手まといだな。何も言えないよ。……エリーほどじゃないだろうけど、やっぱ怖いし」

アリス「明日は私も行かないわ。皆で楽しんできて。おやすみなさい」

ギゼラさんがログアウトしました。
アリスさんがログアウトしました。
エリーさんがログアウトしました。


六道萌木さんがおそらく寝ました。ログアウトしておきます。

午前3時です。3分後にメッセージ履歴を削除します。コピペとかの必要があれば3分間だけ待ってやる。

夜さんがログインしました。
夜「ごめんね」
夜さんがログアウトしました。

メッセージ履歴をクリアしました。

お疲れ様!

杏子ちゃんはブレない女。

女の子にお菓子を勧め過ぎるのは逆効果。

マミさん前怯えてませんでしたっけ?ww

春夏秋冬上下左右組…略して四季四方組。

包囲網だー!囲め囲めー!戦法か。ナクアストリング・エリアとかでも良いかな。

上げても下げてもポニテはポニテ。

前世界の欠片が、牙を向いてやがるのか…。

良い魔女と悪い魔女…ってか?童話も実は残酷な話だしな。

単なる化け物でなければ、やりにくいったらありゃしない。

魔女連盟なんて付けたのは、速く気付いて止めてくれ。って事だったのかね…。

切さんが知ってちゃいけない理由が分からない俺は読み返してないって証拠ですね(おい

つまり魔女関連の話を夜さんが聞いたから狂ったのか?

次が二次会なのにもう二の次の話っすか(違

空駆けるのか。そりゃ早いだろうな。

凄いよな!それが魔法の力だぜ!

アリスさん!?クッソ間に合ってくれよ!?そして萩野!マジ頑張れよ頼むぞお前!愛の力で何とかしろ!!

ギーゼラさんは大して違和感を感じませんね。

夜さん…それは卑怯だわ、その時間は卑怯。

よし。アリス、夜…お前らフュージョンしろ。 ポタラは無しな、ポタラだと余計に強くなっちゃうらしいからな。

ナハトはナハトでも、アルトアイゼンだったら良かったのか?

夜へ つシメサバ

夜戦で終わりじゃないんだよね…?多分…。

>>357
荻野さんはモブです。あしからず

>>358
太陽が沈めば夜は全てを呑み込みます。

>>359
ググった。ニコニコ大百科見た。知らんがな

>>360
夜「鯖はちょっと…」
さくら「なして?」
夜「体が青くなっちゃって」
射月「ザリガニか!」

>>361
ラスボスの後も物語が続くって気が滅入るよね。鰤とかめだかとか。だからどうだという訳ではないが


実はまだ夜ちゃん正体ばらした後を書いてなかったり。実験のレポートとか溜まっ(

おぉ、レス返しありがとうございます!

アルトアイゼン・ナハトは、スパロボの機体で、青く塗られたアルトアイゼンとの事です。色が違うだけの筈なのに、若干運動性が低いんだとか。

ところで、最近見たまどマギSSのラインナップってどんな感じですか?

さやか「……あたしってホントチョコ」 のさやかちゃーん!助けに来てー!

ちょっとトリップ思い出し中……

>>ラインナップ
最近ここ(ss速報)のしか見てないなぁ…

トリップ合ってたようなので近いうちに書き込みますね

>>チョコ
安定……!?しないさやか…だと…!?

さくらは委員長におぶさって。
翠は自前のバイクを委員長に改造(魔法で)してもらい。
私は翠のバイクの後ろに乗せてもらい、
佐倉杏子の先導の下、我等魔女連盟はアリスの現在地まで急いでいた。


テレパシーって便利。

翠「……貴女達は生身で大丈夫?私は公道走るしかないんだけど」

ほむら『ええ。このまま建物の上とかを伝って行けば問題ないわ。マミのリボンも助けてくれるし』

スパイダーマッ!みたい。……あぁ、そうだ。

射月「織莉子キリカが契約しないか気を付けた方がいいんでない?」

マミ『彼女達が契約した時点で、暁美さんの言う『絶望』が無ければ』

ほむら『ちゃんと目の前の敵を倒してくれるわよ。むしろ棒立ちされる方が危険』

マミ先輩も考えてたか。……やっぱし『秘密』は無理があったんじゃね?まどかちゃんの話。
ダレカキイテクレナイカナーチラッチラッ感がぱないもん、ほむほむ。


曲がり角。魔法少女組は斜めに直進する。

曲がった先は赤信号でした。私らはしばしアイドリングストップ。


流れる交差車線を眺めながら。

翠「……スコル、アンタは何か判ったんだろ?言ってみない?」

射月「自分でも信じたくないってのが一番、でもほぼ間違いなく」

ブレーキ音。目の前で軽い事故。そして後ろの車が大重体。サツが出てくる。

射月「――が『夜』なんだろなー、って」
翠「ごめん、聞こえなかった」
射月「だから、」


私たちはしばらく動けなさそうだ。


一方その頃。

アリス「……『ミスティック・フレア』」

白い炎が闇を襲う。避けたと思ったら、背後から黒い炎が『それ』を襲う。

「くっ……さっきあんた『死ぬかも』とか言ってなかった?なんでそこから本気出すのよ」
アリス「本気出したら死ぬかもしれないじゃない、貴女が」
「『私死ぬかも』って言った癖に」
アリス「ソウルジェム使い尽くせば死ぬでしょ、どうせ」
「『本気出す』ってそういうことね……ところでなんでいちいち名前宣言してから撃つの?」
アリス「スペルカードシステムを採用しています」
「なにそれ」

意外と和気藹々でした。命の奪い合いなのに。

白と黒の炎で彩られる中、『夜』はだんだんとそれらを避けるようになっていた。

アリス「随分と『慣れ』るのが早いのね?……『人形(ヒトカタ)式、六根清浄斬』」

炎が消えると共に、星形に人形が取り囲み、回転し始める。中心は夜の魔法少女。

「くっ……ッ!そがっ!うっとおし……」

払おうとするが、その瞬間に星が綴じて、
『夜』を中心に花開く。図上からも刺突人形、とどめにざっくり。
「…ぁ………!?……!!」


アリス「眼根(視覚)、耳根(聴覚)、鼻根(嗅覚)、舌根(味覚)、身根(触覚)、それと意根(意識)を狩り取る技、だったっけ」


黒い闇が揺らめく。さっきの六撃で闇の大部分が飛び散ったが、千切れた部品からは闇が剥がれ、人体から流れ出た赤が残る。

アリス「脳を潰せば効果がありそうだったから、とりあえず全部頭を狙ってみたわ。どう?浄化された?」

このssは東方プロジェクトの二次創作も含みます。


「さくら」
アリス「うん。桜」

『それ』は自分から流れ出る液体でも自身を削り取った武器でもアリスでもなく、いわばエフェクトを視ていた。

切り裂かれた自分から吹き出る血液、人形の軌道、それらの調和した華を。
「きれいだね」
アリス「桜はいいよね。ぶろたんも本名『さくら』だし、人名にも向いてるいい花よ」


顔には出さないが、アリス。若干の、恐怖。
間違いなく何かが(眼とか)物理的に潰された音がしたんだけど、普通に話せていて思考出来ている。
……確かめるまで気味が悪いし確かめても多分こわい。

「…………、うん。一応、攻撃は全部効いてるよ。眼とか喉とか吹き飛んだ。痛かった」

アリス「……全部大丈夫じゃない、話せてるし」

「『スペア』があるからね」


スペア。代替品。…ふむ、(再生の)エネルギーか、そのままの意味で物理的なスペア。

アリス「貴女の能力。『再生』または『吸収』ってとこかしら?」
「どちらかといえば後者かな、っと。『みんな』来たね」


ざわざわざわ。
先頭の魔法少女が眼を見開く。
カボチャの馬車に乗った一般人二人が、驚愕する。

切「………………ッ!!?……ああ、そういうことか」
杏子「…!?てめェ、いつからだ!?いつから……」
さくら「あちゃー、やっちまったー」
「あ、さくらん。その反応が正解」


なんともほんわかしてやがる空気。しかし張り詰める緊張感は決して解けはしない。

切「まず謝らせてくれ。『救う』だの『助ける』だの言う前に、さ」




小仲「うん、いいよ」
切「魔法少女なんかに関わらせちゃってごめんな」
小仲「……いや別にそこは謝らなくていいんだけどなぁ?」


射月「なんか先にネタバレされた気がする」
翠「正解よ。アリスの人形から自己紹介が聞こえてきたわ」
射月「つーか隠す意味あったのかな?途中で>>231辺りで勘づかれてんじゃねーかオイ作者」
翠「メタ発言やめろとまでは言わないまでも作者に主人公下ろされるわよ」


それでは、小仲が夜の魔法少女になった理由を回想しながら説明しようか。

そんな訳で次回からは「魔法少女いづき☆マギカ」を一時中断し「第i話『円環お断り!』」をお送りします。

iは虚数単位。零(はじまり)でしか実数(げんじつ)と交わらず、掛け合わせ(かさね)ても元通り(i×i=マイナス1)。

永遠に進まない物語を、少しだけ挟みます。


翠「…………ほら、」
射月「いやいやいやいやいや大丈夫少しだけだし私主人公だし」
翠「いいから、ほら。迂回するわよ」
射月「でもスレタイからしてむしろ主人公は……アレ?私ってまどか的な存在?ほむら☆マギカ的な?え?」
翠「あー、渋滞すげー。迂回するのも時間かかるわねー」


いったん、終わり。

そして小仲目線からの話を書くのに>>2から見直してたらうまく書けなくて時間ばかりが過ぎていく。

なんとか月いちのペースを守りたいと思いますね。

っても見てる人も少ないし最近お気に入りのssは途中で止まるしであばばばば


読んでるSSが止まるとモチベ下がるのはすごくわかるわ
自分にとってはここもそうだから>>1は早く書けください

>>2じゃねーよ>>3だったよ>>3からだったよ

なにあのAA

おつ!
まさかの小仲さん…だと!?
しかも喰った分だけ代えが利くとか…。
彼女には、平和に生きていて欲しかったんだがね。

弟さんも悲しむかも知れないというのに。

しかしアリスさんは色々とカッケーな、マジで。
惚れるわ~。そりゃ萩野さんも惚れる訳だよ。

>>231では、全然気付いてませんでしたね。
というか、そうなってほしくなかったんでしょう。

>まさかの小仲さん…だと!?
>彼女には、平和に生きていて欲しかったんだがね。
>弟さんも悲しむかも知れないというのに。

何もわからない癖に。
(何も知らないから。)


(だから今から教えます。)

ある日。

『君かい?』

私は。

『僕と契約して魔法、……?』
「ん?」
「へ、魔法?」
『おや、そちらの二人も資格があったようだ。君t』

その獣と出会った。




魔法少女いづき☆マギカ の、中休み
「魔法少女こなか☆マギカ 第i話」

小仲「うわ何このかわいいの」

私はすかさず獣の言葉に私の言葉を重ねた。
『それ』の発した小さな言葉。「そちらの二人『も』」という部分は……せっちゃんとつっきーには聞こえなかったみたいだし。

「キモッ」
小仲「えっ、可愛いじゃん」
「可愛くねーよなにこの不思議生物色白で赤目って何だ?一方通行ってか?」
ラノベ好きすぎるねー、この前「アニメ化しすぎなんだょぉぉぉぉおおお!!!」って若干キレてたしねー。

ところでつっきーは私らを観察していた。「ふむふむ、これは不思議的な存在なのか?」といった感じか。
「おまえらー、皆には見えない的な奴だと思うから少し黙れな?」

おお、小声でツッコミ。そして獣がそれに答え、再びつっきーが「お前はお呼びじゃない」と。

『おや、君は魔法少女になってくれないのかな?』
お、つっきーが勧誘されとる。だが無意味だ。黒羽射月は静かに暮らしたい。

「当たり前でしょう?日常がファンタジーに変わるのはラノベの中だけで十分よ」

だが声が大きい。
小仲「つきちゃん、みんな見てる」

「あっ」
今更気付いても、周りの視線は「冷ややか」設定に固定されたままだ。

『場所を移そうか』
ナイスとは言わない。お前が原因だ。
でもその通りだから移動します。

小仲「そだね(こそこそ)」
「何時もの喫茶店いこーぜ!(大声棒読み」
「わあい、私マフィンたべたーい!(不自然な大声」
小仲「れっつごー(ゆっくりボイス)」

くだらない小芝居も、奇異の眼差しを振り払うには十分だった。

…………ふと、視線に気付いた。

こちらを見る黒髪ロングの娘。こっちが見たと同時に誰かに呼ばれたらしい。すぐに人混みに紛れて消えた。



この時に視線が一瞬も合わなかったから、って訳じゃないだろうけど。
もし目と目が合ってたら、とは思う。

酷評と文句を待ちつつ講義に集中しときます。

いつもの喫茶店。そう言えば、見滝原中学の人間には大抵通じる。

知り合いになったお姉さんに軽い注文を頼み、三人席に座り込む。

……どれくらい知り合いか、と言うならば。「いつもの」って言って、個々の『いつもの』が出てきて、さらに私らに混じって談話を始める程度。
ちなみに、私の場合はハニートーストストロベリーアイス添えと特別に甘い蜂蜜ホットココア(大抵は切の奢り)。
だからその日の私は「いつもの」を注文しなかった。


無理にでも注文しとけば、よかったんだろうか。

『さて、自己紹介が遅れたね。僕はキュゥべえ』と、白いのが言う。

小仲「宵町こなかだよー!よろしくね、妖精さん!」
勿論、森の妖精さん的な意味で危険視しています。いや、ヘリントン氏自体は普通にいい人ですよ?

「……なあ射月、私も名乗らないと駄目か?」
「いや私も嫌だけど、ゲーム始めた時の無限ループ的な?」
「ねーよ」
コンマの時間差も無くねーよと言われてた。

単位時間だけ溜め息を吐いて、
「こっちが夜河セツで私が黒羽いづき」とつきちゃんが説明をし、挨拶を終えた。

白い妖精(ようかい)が口を開かないまま口を開く(←笑うとこだよ)。

僕と契約しよう。魔法少女になってくれ。その説明。


『僕は第二次成長期の女性、つまり少女たちに対して、とある契約を結ぶことを必要としているんだ』

うん、胡散臭い。ドアを開いたら「Bonsoire」と言われる位に胡散臭い。

『契約の報酬として、君達は何でも願いを叶えることができる。ひとつだけ、だけどね』
「四つにしてくれ」『無理だったよ』「ちっ」つっきー舌打ちすんなし。願い事かー。

『その代わりに、君達には魔法少女になって欲しいんだ。言わばギブアンドテイクの関係だね』
仕事か。つっきー突っ伏した。既に聞く気ねぇ。
『故に願いは出来るだけ叶いそうにない奇跡を頼むといい』

……うむ、胡散臭い。仕事かー、と納得しそうになったが、スキマからこんにちはする少女臭並みに胡散臭い。

『魔法少女達には魔獣退治を主にお願いしているよ。でも中には魔法を手に入れたばかりに仕事をせずに』
「魔獣?」あ、つっきー起きた。おはよう。

『そう、魔獣だよ。この世の中には人々の呪いや憎しみから発生する魔獣と呼ばれる存在があるんだ。魔じゅ』
あ、はぐらかすな。これは。

魔獣を退治しないとこの街が危ない!救えるのは魔法少女たりうる君たちだけだ!…………みたいな?阻止阻止。

小仲「魔獣ってなにするのー?」
「その説明を今するところだったんだから。ホレ、淫獣。続き」
よし、軌道が説明一直線に切り替わった。

『魔獣というのはね、普通の人間には見えない存在なんだ。その上人間に対して呪いを放つ』
「呪い?……」

切がメモ帳を取り出した。きゅーべ、君は数分もしない内に丸裸だね。

『原因の判らない事故や理由のはっきりしない殺人、傷害事件は大抵が魔獣の仕業なんだ。魔獣は人間に絶望を振り撒く存在なんだよ』
「魔獣ってーのが発生するメカニズムは解ってるの?」
『一応はね。でも根本からシステムを壊すことは、僕達は勿論魔法少女にもできないだろうね』
「ふんふん」

せっちゃんが色々聞いてはキュゥべえが答える。奴は気付いていない……!『質問』は既に『拷問』になりつつあるこ
「キュゥべえ、しつもーん」
とを、って。なんか寝てたつっきーが急に起きてきた。再びおはよう。

『どうしたんだい、いづき』
「アンタ、『魔法少女になってよ』じゃなくて『契約して魔法少女になってよ』って言ったわよね?」
『そうだね』

「契約、つまり取引ってことはアンタ自身に利益がある訳でしょう?」
『なくはないね。…………それがどうかしたのかい?』

「胡散臭いから全部吐けってんのよ」
『ぷぎゅう』

つっきーがキュゥべえを上から押し潰している。

はみ出した白い肉をつついてみた。ましゅまろ。
「触らない方がいいよ、こんな胡散臭いの」
小仲「えー胡散臭くないよー可愛いよープニプニー」
こうしてる分には可愛いんだけどね。犬猫触れないけど可愛いもの好き、な人も結構多いらしいし。

「小仲はともかく私も何かあると思ってた。少し前から詰問してたんだが、………もう拷問でいいよな?」
『そんなことより説明するから手を放して貰えないかな?痛いじゃないか』
「「拷問だから」」
『訳がわからないよ』

メニューのボードで押し潰すつっきー、さらに上から圧迫祭なせっちゃん。はみ出たのをつつくわたし。

喫茶店の一画がくだらないことになっていた。

一区切りつくまでsage更新。

以下伏線↓
かぎかっこの前に名前がついているのは小仲だけ
小仲はジョジョオタ。ただし二部と六部以降だけ鈍い

さて、昔考えた伏線がどれだったか思い出す作業に入るか……

sage進行だから…気付けなかったよ…グフッ。

しかし俺のレスへの返答から始まるとは、複雑な気持ちだ。
小仲さん……とにかくすまなかった。

>>386
気にせんでええよー。全部こなちゃんの自業自得ってことにしてるので(>>500くらいを参照、になる予定)

あとsage進行の間だけじゃなく、ほとんどの『円環お断り!』で、「ここから投下始めるよー」合図が小仲の独白とかから始まるのでコメ返が若干消えます。あしからず。

はやくかずマギ4巻でないかなー

1レス選手権の>>908書いたり、
ネットで(近所に売ってないきららフォワードの補完に)かずマギネタを集めたり、
以前書いたプロットと今の考えで小仲の魔法少女化時期が違ってたりしてます。


>>1の一年後までにはこなちゃんに契約させたいね。

ほうほう。何はともあれ乙&期待。

ところで最近立ったSS速報のまどマギ系スレってどれ見てます?

>>389
コンマギ一択


かずみちゃん可愛いよね。
小仲「おい」
あ、ハイ。始めます。

『魔法少女となった者が魔獣を倒すとね、魔獣を形成しているコアを落とすことがあるんだ。それは魔法少女の力を回復させる道具でもある』

「物理的要因で魔獣が倒されることは?」

『なくはないけどめったにないよ。でも現代兵器ではまず傷ひとつ付かない。まぁ魔力を付加させれば拳銃1つで対等に渡り合える可能性はある』

「そういう魔法少女がいる、ってことは。魔法少女の魔法は個人差で殺傷能力が格段に変わりうる?要因は願いだけ?」

『それと資質も含むね。おそらくだけど、君達全員が普遍的な願いを同等の価値を以て契約したら、君が一番じゃないかな』

「ありがとう。で、魔獣退治の『そっち側』の事情は?」

せっちゃんの拷問は質問レベルになっていた。しばらくは一人と一匹の質疑応答が続く。


『僕らは魔獣の元となるデスペア・コアを集めているんだ。人々が発する呪いは歪んだ感情の塊となってコアを形成する』

「集めてどうすんのよ」
あ、つっきーが喋った。

『君達はエントロピーという言葉を知ってるかい?』
質問を質問で返す奴は質問を返されればいいと思うんですが構いませんね?
なんて返そう。と思ったら単なる確認だったっぽい。話が続いた。……ちなみにえんとろぴーって何ですか?

『簡単に言うとね、樹を切って薪にすると、炎から得られる熱エネルギーは元となる樹を育てたエネルギーと比べると目減りしているってことなのさ』

「うむ、わからん」
小仲「うん、わからん。ってどうしたのきゅーちゃん、せっちゃん」
妖精さんとせっちゃんが頭抱えていた。つきちゃんも知らないみたいだし、普通じゃないの?

『わけがわからないよ、こんな簡単な事を理解できないなんて』
「いやいやお前ら絶対知ってるぞ?言葉に馴染みがないだけで理解はしてる筈だ」

なんか馬鹿にされてる?
横を見る。射月は考えるのをやめた。

『仕方ないよ、地球の義務教育は細部まで行き届いていないんだね』
「義務教育ではやらない筈だよ、大学の講義じゃなかったかな」
何故知ってる。

「コロッケ買うのと揚げるのどっちが楽かってことよ」
『いやそれも違うんだけどね?』
「こいつらに整合性だの混沌度だの言ってもわからないだろうから手っ取り早い方法をとりました」
『情報の齟齬はなるべく発生させたくないんだけど……』

なんとなくだけど、手間がかかる度に疲れが溜まって、コロッケ食べて得られる幸せ感が足りない、ってこと?
『行程が増える毎に得られる幸福感が目減りしていく、と考えれば正しいね。……すごいじゃないか、夜河切!言ってみるまで気付かなかったよ!』
「むしろこんな庶民的感覚を理解できる宇宙生物にびっくりだよ」

それもそうか。


『続けるよ』ばっちこーい。

『エントロピーの増大、というものが利用可能なエネルギーの減少を意味する、というのは理解して貰えたと思う』

うんうん。

『そしてエントロピーが減少することはないのは判るよね?行程を増やさずにいても結局一行程での熱エネルギー損は利用されない』
うんー?

『そうして僕らが開発したのが、魔法少女を利用した感情のエネルギー化なんだ!』
「魔法少女は電池か?使い終わったらポイか?あ゛?」
『まさか、勿体無いじゃないか。どちらかと言えば太陽電池だね。君達の文明では太陽光を直接光源にする以外の非熱エネルギー利用はうまくできていないんだろう?』
「感情が陽光で魔法少女がケイ素系太陽電池か。使い捨てでないだけまだマシか……って、効率だけかよ」

……もうわけわかんない。考えるのをやめた。
宇宙をさ迷うカーズ様×2を余所に、話は続く。


『僕らがこの星に辿り着いた時、感情のままに生きる君達人類が安定した文化的活動をしていることに驚いたよ』

「さいですか」

『高度な文明を維持するには個という概念は軽視されかねないと考える僕らにとっては、ある意味君達人類は社会生物学的先輩にあたる訳だよ』

「あいあい」

『そして僕らは人類の「感情」の動きに着目したんだ。感情の振れ次第で君達は能力以上のポテンシャルを発揮する』

「そやね」

……既にせっちゃんの目がどっちもうさみちゃん(日和)みたいになってた。

『そこで人類の更なる発展と僕らの感情研究の為に導入されたのが「メンタルシップ」の始まりさ!』

「ハイ新しい単語出てきましたよーとっとと説明しましょーねー」

……せっちゃん、目が、目が

『簡単な話さ。人間が文化的社会性を自ら乱そうとしたときにその原因となる「負」の感情を吸収し固定する。それを僕らインキュベーターが』

「待てや」

『そうする内に僕らが与えた技術がいつの間にか地球に根付いていてね。僕らが関与しなくても負の感情が勝手に魔獣に変換される』

あ、つっきー目覚めた。

『こうして僕らは人々の感情エネルギーを回収する為に魔獣を求めているんだよ』
「つまり貴様が元凶か!」『ぎゅっぷい』

つっきーのコークスクリューが決まった(いちげきひっさつ!)。

ちなみにsage更新なのは、視点変わってるだけだからです。

新展開まで御用心くださいな

乙っ! 俺も考えるのをやめてQBを殴るぜ!

『ひどいなぁ』

殴られて、吹っ飛ぶ直前でせっちゃんが掴み取り、そのまま尋問が開始された。


『…………だからこそ、人間は文化的社会性を持ち進化できたんだよ』
「知るかそんな昔すぎる話! どうせあんたらの介入なくても何世紀か遅れて同じような進化してたわ!だいたい…………」


キュゥべえがせっちゃんに挑んでいる間(宇宙人ごときがせっちゃんに勝てる訳がない)、私は「魔法少女」について意見を纏めていた。

いち、魔法少女は魔法が使える。
……魔法、かぁ。どんなのが使えるんだろう。
王道のファンタジーから考えて、ゲーム的に属性魔法がほのお、みず、こおり、かみなり、かぜ……
いや、小説(ノベル)的に考えて属性はひとつ?だとしたら基本魔法から自分のイメージ次第で……
使い魔召喚とかできないかしら、雷獣わんことか(←犬派)。

に、魔法少女は魔獣を倒す。

魔獣。けもの。もふもふ。……いやいや、騙されちゃ駄目かな。
おるとろすやけるべろすと思わせといてごっついガチムチで巨♂大なおっさんだったりして。

だったら使い魔的な奴がいるわけがない。古来よりヒトガタは単体なんだ。鬼とかバンパイア(FF1)とかオーガ(バキ)とか。……たまに群れてそう。


さん、魔法少女の契約は、魂を物質化すること。
契約時点で命捨てる訳ですねわかります。
どっちかってーと、「私は人間をやめるぞーッ!インキュベータァーッ!」的な感じか。

…………いやいや仮に契約してもまだヒトに擬態は出来るんだし、元は人間だからディオ様(一部)みたいに人を食い物にしたりはしないし。

とりあえずあらららぎさんみたいに、「人間に限りなく近いモノ」としてなら人間生活は出来るよね。
あと肉体変形できたら翼生やそう。ぱたぱた。

あ、そうだ。
小仲「キュゥべえ~、必殺技ってアリかなぁ?」
『半々だね。気分の問題だし性格上必殺技の存在で感情が強くなるなら是非ともお勧めしたいよ』

よし、中二病でも魔法少女だから恥ずかしくない。ならまずはそのいちだ。自分の起源がわからんから属性はさておき必殺技をどんなタイプにするか武器は何か速攻か遅延か




…………なんでふたりともそんな目でみるの?(つっきーは中二病仲間だったはず)
あとせっちゃんそんな屠殺場行きのトラックで鳴いてる豚に向ける眼をやめ(ry

小仲「まほうー!魔法使いたいー!」

「駄ー目!まだ重要なことしか聞き出してないんだから!おい獣!『魔獣の発生する過程』と『現存する魔法少女のリスト』はまだか!?」

『孵卵器遣いが荒いなあ……そう思わないかい、いづき』

「うっせ、こっちみんな」



あれからざっと一時間後。喫茶店のテーブルの上に1980円がつっきーの胃に収まった証明書が置いてあった。

私はこの一時間近く、ノートに「自分が魔法少女になるとしたら」を延々と書きなぐっていた。

契約時の願いで消滅回避、とか。魔法少女の魔法というのがどこまで無茶できるのか考察、とか。
まぁ仮に魔法少女になったところで、さっきからのせっちゃんの質疑から察するに、魔獣とやらの無限湧きはどうしようもないらしい。
ならば『世界平和』だ。悪意なき世界に魔獣が現れないならば世界平和を願えば万事解決!
友達の魔法少女が導かれちゃったよぉ、的な『哀しみ、悲しみ』とかも魔獣の発生源になるらしいから、多分ソウルジェムもMP∞になる筈だ!

…………とか妄想してさぁ契約だ、と思ったらせっちゃんがまだ駄目って。危ないからとか言うし。


帝愛の会長も言ってるじゃないか、「命は粗末に扱うものだ」って。……駄目?

「その、プレアデスって奴等はあすなろでチーム組んでる訳だな?なんで魔獣の巣窟見滝原組より人数多いんだよ畜生」
『まぁでもここらへんに魔法少女がいるなら今夜あたりにでも魔獣狩りに来るだろうさ。……と、君達にお客だよ』


「あの……お客様、当店学生の方は20時までとなっておりまして……」



そして、この『彼女』だ。――思い出したくない、けど。始まりがこの人なのだから、思い出さなきゃ。


「悪いね、んじゃずらかるよー……トリップすんなクソガキ」
小仲「つっきーぃぃ!せっちゃんがぶったぁぁ!!」


この当時の私は、この後の全てを知らずに、予想することすらせずに、
人間を超えたバケモノに憧れたまま、思考を現実から背けていた。

名実共に立派な化物になった今、こうして「過去」という現実を見直してみると、やっぱりというか、出てくる言葉はひとつだった。


「どうしてこんなことになっちゃったんだろう」答えてくれる者はもう、いない。


『現在』、目の前の少女達の悲鳴を聞きながら、私は過去に埋もれてゆく。

オリキャラ三人組は、「魔法少女に憧れる役」「魔法少女に巻き込まれる役」「魔法少女を理解する役」全員が、

『魔法少女は人間でない化物である』ことを了承しています。


とくにこの頃の小仲は、「傷物語」における忍野メメさんの理論、「人間であろうとする者はなんであれ人間だよ」という考えを持っていました。

さて、『今』の小仲は「人間であろうとして」いるでしょうか。そんな話。



さておきスレタイ左が四桁行ったよ?大丈夫?システムに消されたりしない?
(単純回想の視点切り替え版の内はまだageませんが)

クウガアルティメットフォームの赤目か黒目かって話か。

小仲「やべえエターナル」

しかも筆が止まった


書き溜めが、尽きる。

「彼女、なんか顔馴染みになってさえきたよね」

「あー、毎度毎度迷惑かけてるからなぁ」

当時名前も知らないままに仲良くなっていた女子大生。
話が合うのはセツだけ、だったと思うけど。
でも、私やつっきー含む見滝原生に対して、ある程度フレンドリーに接してくれていたと思う。

私の失敗談(当時は、相当甘党だった。)で盛り上がる中、


『それにしても彼女も残念だね。魔獣に魅入られるなんて』


白い悪魔が囁いた。


「……おい、今なんつった」

『魔獣のことなら切に聴くといい。彼女には色々教え…』
「魔獣に魅入られるってどういう意味だよ!あの人がどうなるって!?」

黒羽射月は我慢できなかった。


キュゥべえに掴みかかる射月。キュゥべえはさして気にも止めず話を続ける。

『彼女の首筋に奇妙な刺青があったのに気付いたかい?アレが「魔獣の烙印」だよ。
 魔獣の烙印を押された人間は自然と体が死に向かっていくんだ。例えるなら、
 事故死なら不注意が増える。病死なら身体が少しずつ蝕まれ、自殺なら精神が徐々に狂っていくんじゃないかな』

「なんだよ、魔獣って人を襲うんじゃなかったの!?牙を剥いて……」

「そういうタイプもいるんだよ。暴れる奴と、呪う(そういう)奴と」

せっちゃんは、事実を知りながら、冷静を装っていた。……うん。『装っていた』よ。

「この街には魔法少女が複数いる。キュゥべえ(ソイツ)が言うにはどっちも『どっちかといえば正義』の魔法少女らしい」

だから私達は何もしなくていい。そんなふうに、自身に言い聞かせていたように見えた。

「まるで悪の魔法少女がいるみたいな言い方ね」
「自己中が必要悪ならそうなんだろうさ。コア目当てに魔獣を見逃す奴が一応存在はする、とのことだ」
「……そもそもコレが信用出来るかが気になるのだけど。」
ぶちり。
白綿が射月の手元から落ちる。

私はそれを踏み潰した。

「安心しなよ、ソレは間違いなく外道で悪党だけど嘘はつけない。そう造られてるのさ」

脇道から再び現れたキュゥべえを指差し、せっちゃんは言う。

『心外だなぁ』「黙れ生ゴミ」『ぎゅっぷい』登場早々にセツに踏まれてた。

「つまりは『他人を助けることを目的に魔法少女やってる奴』がこの見滝原には複数人いるんだよ」

そう、正義の味方さんが。

「それに、魔獣の烙印は魔獣を倒せば消える。今晩あたりに魔獣狩りがあるって話だし、何より私らに何か出来る訳じゃない。黙って無事を祈るだけだ」

「正義の、魔法少女……」

せっちゃんの言葉に、つっきーがひっかかったみたいだ。


小仲「じゃあさ、何もしない私達は悪なのかな」

ってこと。じゃないかな。

何をもって正義となすか、によって見方が変わると思うけど。
でも、この場合は間違いなく、『魔獣』が『私達』にとっての『悪』だった。

私達がここで別れ、おそらく黒羽射月にとっての主観も、夜河切にとっての主観も、明日の朝、つまり『彼女』の自殺をテレビ画面から知るまでブラックアウトな筈だ。



しかし。


一度『思い出す』と決めたのだから、再び眼を向けよう。過去(げんじつ)に。

私の記憶では、『このまま家に帰り何もできない自分に怯えながら誰かが彼女を救うことを信じて布団に潜る自分』がいた筈だ。

自分を偽ったのは、いつからか。忘れてしまったけれど。

もう中学生だというのに、現実から逃げて逃げて逃げて逃げる私が、

偽る前にとった行動を。



『二人と別れた後、あの女性がいた喫茶店までノコノコと引き返し、魔法少女の現実を目の当たりにした私』の姿を思い出せ。

歯車が、軋みはじめた。

(とぅびぃこんてぃぬぅど)



>>401
特撮は苦手ですの。ついでにエウレカやらアクエリみたいなメカドラマも苦手ですん

八九月にどれだけ書き貯められるかがポイント。

小仲ちゃんは、一体何を見たのか……。

追いついたー!
期待してます。

申し訳ない。
書き貯まらないからとりあえず月2で小出しに……ますます人が離れていくな。


ただかずみ☆マギカ4巻次第でいろいろとネタをパク……インスピレーションが湧くかも(

次レスから再開

私は家に帰るふりをして、直後にUターン。現場に戻った。

魔法少女というものをこの眼で見ておきたいという好奇心と、キュゥべえの言葉なんか信じられるかという猜疑心と、が僅かに。

「――――――ッ!」

『あ、これはどうにかしないとヤバイな』という直観がほとんどだった。


喫茶店。

小仲「テンチョ!!あの人何処った!?」
「……君か。彼女ならついさっき帰ったよ。帰りに寄りたいところがあると――」

ダッシュ。店の外へ。
思い出せ。
あの人が先に帰った時に、どの道を行ったか。――ストーカーでもない限り当てずっぽうじゃないか!!畜生、とりあえ……ず―――

ふと、視界の端に映る姿を、


「――――――」「――」「―――」


見逃す筈もなく。


「……だから、―――え?」

私はそいつの肩を掴んでいた。

「―――誰だ!お前はッッ!!」

当然の警戒。向かってくる破壊。

小仲「魔法少女でしょ?頼みがある」

私は眼前に迫った刃を無視し、言うべき言葉を使った。

ぴたり。……寸止め上手いね。


「……頼みがある、ですって?」
「オイ、コイツ魔法少女じゃねえぞ?」

紅い髪の少女が槍を退く。

小仲「キュゥべえには会った。契約だってしようと思えばできる。でも、知り合いが魔獣に眼を付けられた」

黒髪の少女達が首を傾げる。

「なら、なんで契約しないの?」
「わざわざ私達を探す必要はないんじゃない」

小仲「素人の初戦死亡率は九割って聞いた。私なんかじゃ間違いなく無駄死にだし。私は確実にあの人を助けたい」

黒髪の一人が、此方を訝しげに観る。

小仲「かわりに、貴女達に私をあげる。私の祈りを、貴女達の好きに使っていいから、」


どうか、助けて下さい。



我ながら、いきなり何いってんのこいつとは思うが。それでも、当時の私にはそれくらいしか対価が用意できなかった。

さて、この時に知り合った筈の佐倉杏子、巴マミの存在が『表』から削られたのは、この後の『最初のバッドエンド』を見れば一目瞭然。


結果の知れてる茶番劇を、懐かしもう。

「素人魔法少女の初戦死亡率」→せっちゃんがキュゥべえから聞き出した内容です。このssではそうなんです。

黒髪の魔法少女達→ほむらともう一人。プレイアデスが見滝原組に接触した形になってます。次回参照

身売り(魂売り?)→やけにはっきりとした奇妙な直観のせいで多少頭がバグってます。ぶっちゃけ、ヤケクソですな。

よくちょっとした知人程度にそこまでしてやれるな。凄ぇぜ。

マギカオンラインに笑顔動画経由で参加。見覚えのある名前があったら是非無視してやってください(ステマ

以上、なかなか続きの書けない>>1からの報告でした。

「…………下らねぇ」

そう言って捨てたのは佐倉杏子。


槍の柄を此方の眼前に突き付けて。

「アタシら魔法少女は正義の味方じゃないんだ、なんでテメーの言うこと聞かなきゃならないんだよ」


小仲「でも、『貴女達』は魔法少女だけど『正義の味方』もしているんでしょう?」


「貴女は、何処まで知っているの?」


暁美ほむらが聞いてきた。……とはいえ、『現状』ではまだ名も知らないが。


小仲「友達が全部聞き出した。インキュベーターの目的から現存する魔法少女まで、貴女達が正義の味方やってることも」

杏子が何か言いたげだが、マミが制し、口を開く。

「貴女の友達が魔獣に襲われたと確実に言えるの?それは何故?」

杏子が「オイ、本気か!?」とか言ってるが、無視して話す。

小仲「キュゥべえが『魔獣の烙印があった』って言ってた」

「それで、貴女達はどうしたの?」

小仲「友達1が助けようとして、友達2が『魔法少女に任せろ』って。魔獣が消えれば烙印も消えるからって」


契約するくらいなら誰かに任せとけ、って。


「賢明ね」

ほむらが語る。

「なら何故貴女は私達に接触したの?」

小仲「貴女達なら、助けてくれると思ったから。……正義の味方してる人がリーダーみたいだし」

「そういうことじゃないわ」

ほむらは諭すように話す。

「魔法少女に接触しなくても、私達が魔獣を倒すんじゃないかってこと。どうして、わざわざ出てきたの?」


……。


小仲「……わかんない」

でも、止まらなくって。

ほむらは呆れていたよ。

「考えなしに突っ走った、と。……杏子、海香。お守りを頼めるかしら?」

「友好の使者が言うのもなんだけど、まだプレイアデスを信用するには早いんじゃない?」
「貴女の『解析』は信頼できるから、ね。あと確認」
「ま、お客人を護れるよう努力はするわ。能力だけじゃなくて個人としての信頼も欲しいし」

「……なんでアタシがこんな一般人のお守りなんざしなきゃならないのさ」
「まあまあ、佐倉さん落ち着いて。……貴女の依頼、聞き届けておいてあげるわ。だけどあまり私たちから離れないようにね」
「お願い、します」


黒髪二人が話し込んでる間、私はマミに観察されていた。
あからさまに警戒の対象、しかし警戒するべき魔法要素が皆無。……そりゃ丁重に扱うわな、『正義の味方』さんなら。

「さて」

海香と呼ばれた女性が此方に向き直る。

「プレイアデスの信頼のため、というと何か打算的な感じがするわね……とりあえず、貴女を護るのが私の役目よ」
小仲「……よろしく」

「それでなんだけど」黒髪眼鏡が顔を近付けてくる。近い近い「貴女の記憶を見せて貰えるかしら」


……なにそれこわい。

「魔獣殲滅するだけなら楽なのだけど、烙印付きが居たらそっちを先に倒さないと手遅れになりかねないから」
小仲「……映像だけじゃ駄目ですか?」
「音声無しだとどの娘が烙印付きかわからないじゃない」
小仲「私ら三人組に最後に近付いたウェイトレスさんです。大学生くらいの」


仕方がないので頭をこっつんこ。
ココロコネクト完了。


「……確か、に。首元に、烙印が、あったわ……ね。っと。これは注意深く見てなきゃ判らないわー」

さっきから何描いて……あー、烙印をイラスト化したのか。

「これの魔獣を先に仕留めること。そうすれば後は殲滅あるのみ、よ。……どう?プレイアデスと同盟組む気になった?」

「解析系は欲しいわね。けれどパワーもテクニックも十分だし……暁美さんは?」

「あえて言うなら速攻パワータイプが補充したいわね」

「ごめんなさいね、こっちが共闘したいのってパワー不足な点が多いのよ。いつもみちるに任せっぱだし」


世間話はいい。鬼退治に逝こうではないか。

そして、私達が辿り着いたのは廃工場の一区画。

彼女達が変身すると、周りの空気が一変し―――


魔獣の群れが姿を見せ、

「……そんな」
「嘘、でしょ」


ほむらと海香が気付いたようだ。マミと杏子はまだ判っていない。
かくいう、私も。


「……暁美さん?」

マミが疑問符を頭に浮かべ、杏子が槍を手遊びに振り回す。

「……どうした、とっとと魔獣どもをぶっ潰」

「御崎海香!ここは貴女に任せる!」
「急いで!『ここ』にも被害者はいるわ!そっちの援護は出来ない―――!」

ほむらがこっちに向かってきて、海香が自身の周囲に魔法陣を展開する。

「だからなんだってのさ!」
杏子が痺れを切らし叫ぶと、海香が現状に対し『最悪』という爆弾を投下しやがった。

「この娘が視た魔獣の烙印がここの魔獣のものじゃないの!急いで探さないとあっちのが手遅れになってしまう!」


私が絶句した理由には、ふたつある。

ひとつは、今のセリフで自分の目的が困難な状況にあると判ったこと。

もうひとつは、その続きを聞こうとしたら暁美ほむらが手を握ってきたことだ。


いやべつに女の子の手を握れて嬉しいとかいう性癖はないです。
世界が灰色に『停まった』から吃驚した訳で。



「……この能力を使うのも久し振りね」

まさに世界(ザ・ワールド)だった。

灰色とか、アニメや漫画の中の比喩表現かと思ってた。……うむ、普通にグレーでアッシュなねずみ色。

「時間停止の限界は……仕様が変わってるわね、あとで確認しないと」

小仲「いやあのその」

「とりあえずは15分(クオータ)、十分どころか十二分ね……手を離さないで。貴女も停まってしまうわ」

事情は聞かない、無駄無駄無駄ァな会話もしない。とにかく、手を繋いだまま走った。

誰も楽しみにしてなさそうなので「もう一月更新でいいやー」精神でのんびりまったりと続けときます。

>>414
こなちゃんは「嫌なことは見ない」主義です。それは「視界に入る嫌なことを極力減らしたい」ことに繋がり、
「見てしまった嫌なことを忘れる」ことに変化します。今は「覚えている側」の小仲が主人格。

なんというマリク・イシュタール。

楽しみにしていない……?何を言いますか。
めちゃくちゃ楽しみにしてるに決まってるじゃないすか!

魔獣の差違なんて出て来なきゃ分かりませんもんねぇー。

遊戯王DMはあんまり見てなかったんだよなー。
それでもぶっ飛んだ顔芸の人だった様な記憶はある。

「嫌な事は見ない」
俺らもたまにする現実逃避じゃないですかー、やだー!

俺もッ! 楽しみにッ! しているぞッ!



無限さんが円環の理に導かれたので
新たな改変後SSの希望に任命します、勝手に

>>424
いや絶望しかねぇよ?(困惑)

なん……だと……?
ダ、ダウト!ダウトだっ!

小仲「ダブルアーツ、なんで打ち切りになったんだろう」

「さっきから何を言っているの?」

小仲「説明なしで走らされたと思ったらいきなり翔ばれて手持ちぶさたなもう片手が保身に使われ今度は頭と足が暇になりました」

現在、暁美ほむらの翼(魔法ってすごいね!)で灰色の世界を回遊中。落ちるのこわい。


「訳のわからないことばかり言わないの。……あったわ、結界(ナワバリ)」

黒翼が降りる。


「……時間停止、解除」

世界に色が戻り、目の前にはあの人。

「じゃ、後は頼んだわよ」

魔法少女は魔獣の群れに向かう。漆黒の翼を広げて。
私は目の前の女子大生に向かう。……首筋の痣のようなものに気を付けながら。

小仲「……あの、」

彼女はビクッとして、こっちを向いて、……再び項垂れる。

「なんだ、ガキか」

口調がちげーよ。


小仲「ええ、世の中のことあんまし知らないガキんちょです」

だから、助けに来ちゃいました。
そう言った瞬間、衝撃が走る。

後ろでほむらが弓を弾き、魔獣の爆発する音。
私に掴みかかり襟首を引き摺って嘆く彼女。

「アタシは!!……あいつの友達だったんだ、それなのに私は!!」

落ち着くまでいくらでもこの暴力を受けよう。魔獣の烙印に充てられてるだけだから。

「あのこはね、ずっととじこもってたの、でもわたしがね、こじあけてひきずりだしちゃったの」

烙印が消えるまで、落ち着いてから。

「だから、あのこがわたしいがいのともだちをつれてきたときは、うれしかったよ」

落ち着けば。

「あの人達が、スイの友達たちが、私に話があるって」

きっと魔獣のせいで。

「私に乱暴するまでは」

……これだから私は。

ネットで知り合ったんだって。

あんな塞ぎ込んでた時に仲良くなるなんて、『ほんとうにいいひと』か、『口だけ』かに決まってるでしょ?

そして、私に近付いてきたのは『口だけ』の奴らだった。

きっと『ほんとうにいいひと』もたくさんいるんだろうけど。
私の身体を狙ってきたハイエナどもはみんな、スイを利用してただけみたい。

簡単に人を信じるから、利用しやすい。利用しやすいから、いいカモになる。

スイは狙わない。だから、スイには本性がバレることはない。
だって、私みたいな『おひとよし』しか標的にしないんだもの。自分が犯されても何も言えなくなるタイプの人間しか。
そして、またスイを餌に、獲物を喰い尽くす。

「それでね、本当だったら、私が穢されておしまい。そのはずだったの」

彼女は既に手を放している。しかし、私の体はまだ『彼女に押さえつけられ』ていた。


「さっきのこ、魔法少女よね。ふふ、つよいなぁ」


つまりは、そういうことだった。

なんか途中で混ぜ込んだ要素が途中から別の要素になってたり。

とりあえず最初に考えたラストに繋げるために思考錯誤。←駄目じゃん。


>>426
ところがどっこい……これが現実……!!

やつあたられている……。

つまり……どういうことだってばよ!

そしてここから何がどうなるのか

>>1さんはあすみとやらはどう思ってるんだろうな。

>>434
あすみんはアホの娘。少なくとも今の「ここ」では。

Q.風呂敷を広げすぎて畳めないのでは?
A.知らん、そんなことは俺の管轄外だ

からん、と足元に転がってきた。
ソウルジェム。魂の宝石。……魔法少女の核たる部分。

「馬鹿達が私を襲ってきたとき、何重にも諦めてたの。わたし」

(スイの友達なのに―――いや、利用してるだけか)
はじめに友達を頼ることを諦めて。
(逃げなきゃ―――そして、スイに事実を伝える、の?)
次に逃げることを諦めた。
(スイを傷付けるくらいならいっそ)
そして魔の手が直前まで迫ってきて、
(―――嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌、……どうせ)
『たすけて』と口にしながらも、誰も助けに来ないと諦めていた。


そんな矢先に、よくみると周りにおかしな突起物が生えていて。
『路地裏』いう風景が『廃墟の中』にいつの間にか変わっていて。
丁度手の届く位置に『ソレ』が生えてきて。





ざくり。

「つい、手に取って。……気が付いたらみぃんなまっかだったの」



過剰防衛。気が付けば原型を留めていた死体は僅かに一人だったという。

しかし、魔獣の巣窟は結界が消えればそこにあったものも消える。
……魔法の空間で、魔法じゃない『なにか』が起こっていたとしても、同様に全ては消え去る。

『よくわからない液体をぶちまけた肉のかたまりも、様々なとげとげの生えた廃墟も、全ては闇に消える』。


「残ったものは返り血と凶器の『なにか』。あからさまにこの世のものじゃない奴に、確実に私の罪がべったりとくっついていたの」


立ち尽くす彼女に、白い幻覚が契約を持ち掛けてきて、迷うことなく契約は成立した。


「『隠蔽と、抹消を』。私の人生はそこで終わったの」


狂った彼女の独白は続く。

どうでもいいけど名前欄に「円環お断り!」入れるの忘れてた箇所があったね。

折角「名前欄にお断りがない……ハッ、既に回想終わってて今はもう本編(円環拒絶)か!」みたいなのやりたかったのに。



まぁ忘れてなければそうする。その為にも名前欄忘れないようにしなきゃ(事故満足)

ソウルジェムに魂を押し込めたとか、そこらへんは後で聞いたらしい。

ただ、人を殺しておきながら平気な顔をしている自分自身は、もう人間じゃないんだなぁ、とは、思っていた。と。


「魂を、なんてファンタジー。信じられる訳がないもの。けれど確実に私はもう人間ではなかった」

彼女はさっきから何度も同じセリフを繰り返している。

「魔法少女の役割とか、そんなのの前に。他人の命を奪っておいて人間面してるなんて」

小仲「お人好しだね」

「乱暴されたのに?……自分でもおかしいと思うよ、もう人間やめてるのに日本国憲法やら法律なんかに囚われてるんだ」

彼女は同じようなセリフを繰り返す。
自分に罪があり罰せられるべきであるかのように。
それが既におかしいことだと気付いていながら。


「こころが疲弊しているかと思いきや、見なよ。アタシの魂はあんなにも煌めいてる。客観的に観て初めてわかるんだ、『罪悪感』なんてモノ、はじめから持ってないって」

透き通るようなダークブルー。それを銀の装飾が飾っている。
ナイフをモチーフにしたエンブレムを中心に、魂は銀の拘束を受け続けている。
罪を知らないと思い込む魂に、罰を受けて欲しいのか。



「でも、ふとスイのことが頭をよぎったの」
彼女が久し振りに懺悔と違う言葉を口にした。

「スイがこの事を知ったら。私が乱暴されるまででも、知っちゃったら。どうなるのかなぁ」

「自分を非難するかなぁ」「私を気遣ってくれるかなぁ」「他の人達も信用できなくなるのかなぁ」

「私を軽蔑するかなぁ」「自分を信じたくて」「他の人達を信じるのかなぁ」
「私がこんなになっちゃったって、スイが知ったら」


後悔なのか、希望的観測なのか。よくわからない。
……と、彼女は再びこちらに寄り掛かる。

「わたし、もうしんじられないの、しんじられないのに、しんじたいの」

「ねぇ」


「わたしがしんだら、あのこはかなしんでくれるかなあ」


ふと、私を拘束するソレが私の身体に巻き付いてくる。
身体の自由が奪われて。彼女が私から離れる。

自分の意思とは別に、足元に転がるソウルジェムを拾う私。それを見て笑う彼女。

「はい、ポケットにしまって」石をポケットに仕舞って。

「はい、わすれた」……あれ、今何をしたんだっけ。


「私の魔法は『隠蔽』と『忘却』」手すりに身を預けながら、彼女は言う。


「じゃあ、『お願い』したわよ」






「……そんな」

暁美ほむらが手すりから身を乗り出す。
……彼女が見たビルの真下は、私の位置からは見えなかった。

真下を観て苦そうな顔をするほむら。その付近で呆然自失な私。


「時間停止のチャージが尽きてなければ……いえ、ただの言い訳よね」

自失している私に近寄るほむら、そしておでことおでこをこっつんこ。


「海香ほどじゃないけれど、せめて今晩だけでも、気負わずに安らいで」


彼女の不得意な魔法が私にかけられた。……と暁美ほむらは思っていただろう。

この記憶の隠蔽が『ほむらによるものでない』ことを、この時の暁美ほむらは知るよしもない。

ただ、私が言えることとしては。


「気付いたら自分の家の前にいて、星空を見上げていたわたし」という状況が作り出されていて。

『表向きの私』がやりそうな行動を、独りでやる訳がないと違和感を抱き、『偶然』、ポケットに手を突っ込んでいた。



だから私は思い出す。翌朝を待たずに。


叫ばなかった私を褒めてやりたい。

>>444は貰った!これ(1行使うのに無駄に1レス使用)が俺のファンサービスだ!


矛盾点を探してみるといいかも。>>3あたりから。


お守りってのはこれだったのか……

なんて言って良いやら

改変前の事情を知っていれば、結末は変わったかも知れないのかな……

死は逃げだ。
だがあんな人生なら逃げたくもなるだろうな。

そろそろまどっちが拒否られるシーンは近いのか?

500get! 特に意味は無いけど。

↑50少ないぞ?w

心などあるから苦しいのだ

>>452
アポリア乙

あと>>450にプギャーしたいのに書き溜めが1レスにすら満たないのでどうぞ私にぷぎゃー下さい
多分月末までにはなんとかしたいよ!(懇願)

>>1乙~

しかし、夜さんはどうしてやれば良いんだ?

>>443 叫ばなかった私を褒めてやりたい。

    ↑よし、褒めてやろう。

      ↑何偉そうにしてるワケ?

おもむろに>>1

>>1さんが書きやすそうな話ってどんなんよ

作者「いや駄目だって」
小仲「月一更新なのに?」
作者「ごめんなさい」
そんな話。とりあえず次次回更新分が書き貯まったら次回更新をするスタンスで。


>>455
一般的に創作物内の中学生は中二病という不治の病にかかっていてですね……(←こいつ中二病だろ)

>>457
恋愛は経験が(未来完了形で)無いから書けないだろうね。あと派手なギャグとか完全なオリジナル小説とかも無理……
……あれ、何が書けるんだ、わたし?

以上の設定で登録します。よろしいですか?

→はい いいえ


アバター名「nacht」
設定性別:無性(どちらにもとれる)
設定年齢:不詳・低(小学生~高校生)
種族:エルフェン・エルフ(完全エルフ)
メインジョブ:召喚師
サブジョブ:刻術師(課金ジョブ。お試しにレベル3まで無料)
住居:森の国(エルフの共和国)



『私』の意識とは別に、とあるオンラインゲームの登録設定をすませている私。

わざわざ彼女の遺言を聞き入れなくてもいい筈なのに。もう身体は操られてなどいない。
手元にある奇妙な宝石なんて砕いて棄てればいいのに。そう、もうコレは『人間じゃない』のだから。

そもそも「スイ」なんて人間を知る筈もないのだし―――、

『ギルド「〆切Magia」に参加希望を出しますか? →yes』

―――都合の悪いことに、『彼女』の記憶が私に紛れていた。

『アンタもギルド参加希望?』
夜『……うん』
『アタシはここにいる知り合い(ダチ)にちょっかい出しにねー』

待合室みたいな所で、ギルドの人を待つ。……確か、「ロベルタ」とか言ったか。

隣には、小学生くらいの完エルフの少女(アバター)。彼女も参加希望らしく、運悪く私と日が被った。

……入団試験とかあったらどうしよう。


『あ、待った?』

現れる二人。ここの既存メンバーだろう。


『二人ね。……よし、とりあえず受理しといたわ』
アリス『これから宜しくね。それじゃあギルドルームの仕様とか案内するわね』

同じギルドに入ったからか、簡易表示で名前が判った。……というか、初心者大歓迎なのか。

隣の幼女が捲し立てる。
アーニャ『あ、私の知り合いがこのネトゲの話してたので!』
アリス『あらあら、合言葉とかある?あったら探すの手伝うけど』
アーニャ『多分、ここに参加してると思います!会えばわかります!』

……騒々しい。

アリス『ここがメンバー確認表。名前とアバターとアダ名が載ってるわ。……今の内に確かめる?』
アーニャ『口調で確かめます!』

少し思案。

夜『あの』
アリス『なあに?』
夜『私も人捜しのようなものでして』
アリス『じゃあ使い方教えるわね』
夜『いえ、名前一覧表でもあれば』
アリス『検索とかあるけど』
夜『……教えて下さい』

読みでら行を検索。……うん、ここのギルドだ。

夜『……話は逸れますが、この【ロベルタ(他)】って何ですか?』
イザベル『あのね、彼女はいくつかのアバターを持ってて、全部の名前を反映させると面倒なの。ほら』

(他)を押す。……ずらりと並んだ名前たち。最早誰だよ。

夜『名前、数字関連かと思ったら8だけ抜けてるし、色かと思っても……うん』
イザベル『彼女、本名から発想してったらしいよー?かく言う私も本名いじりにいじってー』

八の付く、色の付いた名前。
現実で手元にある石から、それに合致する名前を見たことがあるのは、気のせいではなかったようだ。


……八雲、翠。

設定メモ探してみたら案の定「学校からの帰り道」ってところが抜けてた。
んで最初の設定と日時設定が3日程度ずれてたので修正。


……本編の裏からなぞるって、コピペで済むところがあるのとこういった矛盾が出ないようにするのとで苦楽のバランスがとれてるよね。


契約、しちゃってんのかなー。そろそろその辺が書かれるか?

アリス『そして此方が談話室』
イザベル『うん、チャットルームだよね』


次に案内されたのはAからFまでのチャットルーム。……Cだけ鍵がかかっている。

夜『ギルド内でも隠し事とかしたいんですか?』
アーニャ『まぁ、男女に別れて思い思いに話したいこととかあるんじゃん?』
アリス『その時は、こうやって……』

アリスがメニューを開き、何らかの操作をすると、チャットルームAが変化した。

【初心者案内中】パスワードを入力してください【アリス先生の相談室】

アリス『ちなみにパスワードは鍵をかけた人が自由なワードを設定できるわ』
イザベル『んで、最初にパスワードを任意のアバターに配布できんの。ほら、メニュー』

メニューを開くと、【チャットパスA「引力」】とあった。

イザベル『入力して、とかあるけど。弾かれない内はフリーパスみたいなもんよ』
アリス『初期パス配布は時間制限付きだから、切れてたら入力してね』
がちゃ、ばたむ。
がちゃ、ばたむ。
アーニャ『……あれ、入っちゃった』
…………あ、入れと。

――夜さんが入室しました!

うぉう、音量でかかったな、絞るか。

――アーニャさんが入室しました!


アリス『ま、こんな感じ。部屋の入口にはパスワードが必要、って書いてあるから判りやすいでしょ?』
アーニャ『はい!質問!』
アリス『はいアーニャさん』
学校か。

アーニャ『Cの部屋だけ鍵穴付きの癖に何も書いてませんでした!』

『『関係者以外立ち入り禁止のクローズド・ルーム、だからね』』

アーニャ『息ぴったしだ!?』


閉ざされた部屋。その奥に魔女の蔓延る魔窟があるのだろうか。……いや、中二病じゃなく。

他にも紹介はあったが、割愛。

最後に、現在ギルドルーム内にいるメンバーを紹介して終わることになった。


ステレオタイプの魔女っ娘にエプロンドレスを着せたアバターが挨拶してきた。
ギゼラ『見ての通り、黒魔法少女だぜ』
アーニャ『きのこの山とたけのこの里、どちら派?』
ギゼラ『小学生がこんな夜中までネットしてんじゃねぇ』
アーニャ『明日土曜日だもーん』
ギゼラ『ゆとり教育め……』

アリス『さっそくビンゴみたいね、彼女は』
全くだ。
アリス『貴女の捜し人は?』
夜『……いえ』

正しくは、「いる」。けど、「知り合いではない」。だから、「話せない」――だ。


紅玉(ロベルタ5)『ところで、あなたの方は明日大丈夫なの?』
委員長(ぱっちー)『あっちはリアルで知り合いみたいだけど。貴方も知り合いいるの?』
夜『いえ、明日は学校とかないので。でも一応早めに切り上げるので大丈夫です』

委員長(ぱっちー)『あんまし夜更かしとか駄目だよ?』
紅玉(ロベルタ5)『そういうアンタはまだ高校生だよね?』
委員長(ぱっちー)『明日は一日中寝るから大丈夫』

紅玉(ロベルタ5)『だらしねぇな』
委員長(ぱっちー)『金曜日は翌朝まで殆ど勉強、土曜日は寝溜め、日曜は身体の調整と睡眠そして勉強。そうしないと遊べない遊べない』
夜『仕方ないね』
紅玉(ロベルタ5)『いやそれはおかしい』

くだらない話をしてみる。その中に、少しだけ不純物を混入してみた。

夜『そんな生活してるとニュースとか天気予報とか見れないんじゃないです?』
委員長(ぱっちー)『天気予報なんて空気でわかるでしょ』
イザベル『なにその天才』
紅玉(ロベルタ5)『あ、ベルちゃんおかー』
イザベル『明日あるからもう寝るわ。委員長みたいに身体の調整自由な生物じゃないし』
夜『なら私も便乗してさようならしておきます。明日用事があるので』
紅玉(ロベルタ5)『天気予報とか見ときなよ?外出だとかなら傘持つこと』

夜『ロベルタさんも、ニュースとか見た方がいいですよ。天気予報はアリスさんに聞けばいいとして』
紅玉(ロベルタ5)『あや、バレたか』
アリス『まあ委員長は我が家の時報兼天気予報士だからねぇ』
イザベル『なに?あっちはもう退出?』
アリス『みたい。』
紅玉(ロベルタ5)『なら今日はここで解散、だね』

翌朝。テレビでニュースを見た。

手元にある生きた宝石の持ち主は、死んだことになっていた。
輝きは、まだ濁らない。

土曜に用事があると嘘を吐いた気になっていたが、ふと出歩いてみることにした。
知り合いには遭遇しなかった。


連日、ネットに入り浸る。

ぱっちー『そういえば、昨日のニュース見た?』
アリス『ああ、集団自殺未遂?』
アーニャ『私の友達も巻き込まれてたってー』
ギゼラ『小学生が淡々と話すような話題じゃねぇよ』
エリー『おいお前ら人の古傷嬉々として抉るな』

次の日も、ネットに入り浸る。

ぶろ『飛び降りの身元が判明したらしい』
エリー『だからお前らなんで人のトラウマ抉り出すのが大好きなの!?』
イザベル『あれ、「集団」がNGワードなんじゃないの?』
エリー『スーサイド、ダメ、ゼッタイ!!』
アリス『当たり前ね』
ぶろ『当たり前だね』

次の日も、ネットに入り浸る。今日は月曜日なので、火曜日になる前に退出したが。

今日も、ロベルタがいなかった。


時間は、少しだけ遡る。

具体的には、半日程。

※契約してません。

どこで匂わせてしまったのだろう、要努力。
あといつものことながら、しばらくgdります。

よし、生存報告終了。


契約云々はアレね、”最終的には”って事ね。
で、それがそろそろ書かれるのだろうか?と、そんな意味でした。

半日程過去の学校の屋上で。

「―――全てを救えると思うことが『傲慢』というなら。……『傲慢』でない奴なんていないよ」

切がそう言って、解散になった私達。

魔法少女が、暁美ほむらが現れて、
私の胸ポケットに入れた宝石が、私から『裏』を奪った。

全てを忘れたままでいるかのような私に対して、魔力も隠蔽されている私からは何もおかしなところなんて判らずに、
暁美ほむらは私のことを不自然に思うにとどまった。

だから、放課後に逢いましょう、と、暁美ほむらに言われた時には、胸元のソレに「平気だよ」と言わなければならなかった。

ここからの三週間で、私は人間を辞める。

当時の私は、いや、三週間後の私も、そんなこと考えもしなかったろう。

その日の放課後、胸ポケットを空にして暁美ほむらに会いに行く。
あの石があると、『忘れていたいんじゃないの?』と囁かれた気がして、気味が悪い。
忘れたいことは「私」が決める。黙ってろ。

とはいえ、昼休みの邂逅から、「私」はあの夜のことを知らないことになっている。

暁美ほむらの最後のセリフからしたら、きっと翌朝には全てを思い出す仕様になっていた気がしてきたが。

……仕方ないね、ほむらの魔法が効き過ぎたということにしておこうか。

「昼休みは、ごめんなさい」

そして謝罪。あ、これは『魔法効きすぎて忘れてるな』と判断されたか。


小仲「なんのこと?隣のクラスの……あけみ、さん」
「……どこまで覚えているの?」


あ、怪しまれた。どこまでにしよう。……うん、

小仲「金曜日の夜に、なんか会った気がして……でもあんましはっきりしてないの。だから『何に対してごめんなさいなのか』が気になって」

「……金曜日、貴女が友人二人と一緒にいたときに何があったかは覚えている?」
小仲「……なんだっけ」とぼけたふり。

あー、なんか怪しんでる困ってる。愉しい愉しい、が助けるか。

小仲「いや何かさ、私って時たま記憶がぶれるんだよねー。多重人格とか脳障害とかかもしれないって医者に担ぎ込まれたこともあったし」

「それは……お気の毒、なの?」

小仲「さあね。大抵は嫌なことだったり忘れたいことだったりらしいから、裏人格ちゃん(仮定)には感謝、かなぁ」


なにこの沈黙。視線が痛いよ?……私、ちゃんとポーカーフェイスになってる?

「……本当の二重人格だとして、貴女は完全に覚えていないの?」

小仲「いんや、客観視になるだけ。だから、貴女がとても気になるの」

なんか無駄にややこしい設定造っちゃったなぁ。
……実際は、『覚えていない側の私』が作られた偽人格なんだけど。

……隠された人格がヤバそうだとかで裏人格探そうと意識狩られるような暴力沙汰にはならない……よね?ちょっと怖くなってきた。延髄ちょっぷには気を付けよう。


小仲「だからさ、何があったか教えてくれない?金曜日の夜に」

「……そういうことらしいわ、キュゥべえ」

脇道から現れた宇宙人。その小動物はほむらの肩に乗ると、なんかいろいろとくっちゃべってた。が、

『そういうことなら、仮に僕が見えていても心理的抵抗で無理矢理「見えていない」ことにしかねない。契約は無理みたぷぎゅう』
しらねぇよ、んなこと。

小仲「なにこれむっちゃかわいい!暁美ちゃん、これ頂戴!うわーふかふか!もふもふ!しかも獣臭くない!すげえ!」


暁美ほむらが「あ、目先の欲望優先なのね」とぼやき、手元で『わけがわからないよ』と苦しむ声。今日の邂逅は奇妙な形でおわりとなった。

「じゃあ、近い内にまた逢いましょう。話の続きはその時に」

小仲「うん!もふもふありがとう!マフラーにすればいいんだよね?」

「ええ、それなら他人に見えなくても違和感はないわ」(奴の本性を知る魔法少女が見たら卒倒するわね)

『当然のように僕個人の意思は無視されるんだね』

番号とメルアドを交換し、別れる私達。さて、キュゥべえは貰った。
とびっきりの笑顔で手を振り、彼女が見えなくなってからスキップで帰路に着く。


家の前に立ち、ポケットから鍵を取り出し、玄関に入り、鍵を閉め、自分の部屋に籠り、ドアと窓の戸締まりをし、カーテンを閉めて、マフラー(キュゥべえ)をベッドに投げ捨て、



小仲「質問、していい?」

『やっぱり、ほむらに嘘を吐いていたんだね。宵町小仲』


『私』はやっと殻を脱ぐ。

↑名前欄>多分今更ながらの主旨説明。

>>470
まじで私の頭悪いな
じゃなくて、現在絶讚引き延ばし中でございます。まぁ、うん。物語内で三週間以内にはマギカしてる筈。

↑このコメントが今後のネタバレでありますように(流れでプロット変更とかまじ『その場の雰囲気』こわい)。

なんだこのすれ

>>477
クソスレだからそれを踏まえた上で見るかそっ閉じしなさい

随分謙虚な>>1だな


QBには分かってやがったのか

まず始めに、「コレ」だ。

無造作にベッドに放り投げられている宝石を指差し、獣に訊ねる。

『……ありえない、ソウルジェムが肉体から離れてなおこんなに輝いているなんて』

小仲「余計な魔力消費(にくたい)がなくなったらからじゃない?」

『ありえない……』


彼女の魂は、「普通」じゃあないらしい。
ま、普通だったら「躰」と「生」を分けて考えるのは無理だよね。

小仲「じゃ、改めて質問なんだけどさ」

小仲「私、『ソレ』で変身できる?」

利用できるものはなんでも利用する。私はもう何かを失うのは『いや』だ。


『そもそも、魔法少女が魂を他人に預けるなんて聞いたこともない。可能かどうかすら推測できないよ』
小仲「あっそ、んじゃやっとく」

宝石を手にとる。瞬間、流れ込む他人の意識。


――そんなに魔法少女になりたいの?

力がいるの。誰も失わずに済む力が。

――契約しないんだ?

契約したら「私」を失うじゃない。

――それもそうね。

いいから魔法を貸しなさい。どうせ既に死んでるんだし。

――――そうね。既に死んでるんだし。


光が溢れ、闇が溢れ出す。
闇が私を飲み込み、そして私に収束していく。

『……ありえない』

それしか言えないのか、淫獣。
――それしか言えないんじゃない?

隠蔽。それが彼女の魔法、わたしの、まほう。

ところで、何を失ったって?

小仲「うるさいな」

彼女の目を通して、今の彼女の姿を見る。
私が魔法少女やってた時よりは、似合ってる。けど、

だぼだぼのローブ、引き摺っている袖、目元が見えないフード。まあ、うん。

小仲「流石の『隠蔽』ね。私の正体まで隠してくれるなんて」

……『ちげーよ丈の調節出来てないだけだよ』って意識だけは、彼女に漏れないようにしよう。それこそ『隠蔽』の出番だ。


『そんな、ことが』
小仲「さっきからうるさいよ。さてと」

小仲(まずはこのしろいのからわたしの記憶を奪う。やって)

お任せあれ。どの程度?

小仲(『宵町小仲は契約の機会を失った。キュゥべえも見えなくなったから興味が失せた。記憶する容量が無駄だから忘れた』で)

細かいね。

小仲(用心に越したことはないよ)

でもその後はどうするの?またいつもの忘れたふり?考えが足らないのね。そんなだからスレタイでそっ閉じされるのよ

小仲「わかってるよ、そんなの」

『?どうしたんだい、宵町小な』
がっしぃ。

キュゥべえの頭を鷲掴み。私の魔法が浸透していく。

……。
……。

小仲(あ、終わった?)

ぐしゃり。

小仲「随分と長かったじゃない」
うむ、握力は多分林檎を潰せない程度。強化はされてもこの程度か。

(力の入れ方からして、貴女が絶対に『そう』すると思ったからね)

小仲「だってむかつく顔じゃん」
あ、爪の間に肉が詰まった。気持ち悪い。

(一応、なるべく多くのキュゥべえから貴女の記憶を取り上げたわ。っても上書き程度じゃ母星からの電波で治るかもだけど)

小仲「モノホンの宇宙人じゃないから大丈夫だよ。ただの通信端末にそこまで容量はないって」
ティッシュ、爪楊枝……は危ないな。爪でいけるか。

(考え無しか。あーソウルジェムが濁る。……で、お友達はどうするの?)

小仲「『忘れる』。んで、いつもどおり」
んー、手洗うか。その前に片付けよう。

(いつか痛い目見るわよ)

小仲「もう見てる」
それにしても、この白い肉。

普通ならスペアさんがやって来て処分するんだが、私個人の情報がなくなったからか、「宵町小仲の所にいるキュゥべえ」の情報もなくなったらしい。

つまりはこの肉は私の所有物。


小仲「……食べられるかなぁ」じゅるり。

(やめときなさい)


生ゴミに出しました。味見はしたけど。

タイトルが似てる奴が現れた時は「ややこしいだ?ふざけんな、あっちのが名作だろが」と自虐する気満々だったのに、
なんかモノホンの宇宙人まで出てきたあたりで「ああ、あっちの人も迷ってるんだなぁ」と思ったのは秘密。

少なくともあっちは完結してるよ!


>>480
残念!忘れてしまった!

こんなノリで色々とやらかしますんで失礼します

QB食ったのかww

丈の調節出来てないだけワロタ

やべえ、年末更新できぬかった

だからss談義スレの>>370に見限られんだよまじでごめんなさい三が日で頑張るから

そして今に至るまでずっとネット依存している訳である。

違った、ネット依存の最後のあたりでのやりとりだ。
『彼女』が積極的になってからは外に出なきゃいけないのでネットは自重したんだっけ。


〆切Magiaギルドルーム
チャットルームC
パスワード『孵卵機とは何か。入力限界まででいいので説明せよ』

nacht(よるるん)『おいしかった』

がちゃり。

ギゼラ(爆走中)『何故喰ったし』
イザベラ(風邪気味)『何故喰ったし』
エリー(こたつむり)『いいから入れよお前ら』
アリス(sweetmagic)『一度ドアを開けたら中に入ってドアを閉めるだろ?誰だってそーする。俺もそーする』

ちょっとした騒動になった。


詳しく「魔法少女の証明」をして(面倒ごとは切が言ってたことを思い出しつつ『彼女』に聞いて)、晴れてチャットルームCに潜入できた訳だが、。


nacht(よるるん)『見事に魔法少女だらけだね』
エリー(こたつむり)『軽く組織化を企んでますよ』

魔法少女にリアルで接触できれば儲けもんだけど。

アリス(sweetmagic)『そうすると、他の組織も巻き込みたくなるのよね』
エリー(こたつむり)『チームプレアデスとか、ミニオン倶楽部とか、あと名無しだけど見滝原や桃瀬あたりのチームは遣り手だよね』
nacht(よるるん)『ミニオンとかプレアデスってどこのひと?』

いきなり情報ゲット。

確か、眼鏡の女子がいた筈だ。

暁美ほむらの後を追う。
今は火曜日の放課後。親友どもを撒いてほむらのストーキングにいそしむ。


「マミ、来たぞ」
「遅れたわ。ごめんなさい」
「じゃあ行きましょうか」


「今日はプレイアデスの娘は来てないのかしら」
「知らないわ、そんなにあちらの事情に込み入っているわけでもなし」
「うちらの縄張り(テリトリー)に入ってきてるのは獲物献上で許すとして。なんで入ってきてんの?」
「ああ、杏子には言ってなかったっけ」


息を潜めたまま話を盗聴するが、あの眼鏡ッ娘がプレイアデス。以外に大した情報は得られなさそうだ。話とか別にいいし。


「なんかね、あすなろのあたりで大規模な魔獣の巣窟が発見されたらしくて。七人チームじゃ抑えるのが限度らしいわ」

前言撤回。帰ってあすなろ市で検索しよう。七人チームか……あと桃瀬にも行かなきゃ。

(なんか熱心ねぇ)

うん。私自身はよわっちいからさ、なるたけ強いのを持ってこなきゃ。

(あんたは闘わない、と)

肉人形化した方々には見滝原の平和の為に頑張っていただかないと。

(傀儡1号でーす)

零号でーす。

じゃあ操り手は誰だ。

帰宅後の情報整理。


小仲「見滝原と風見野とで『チームミタキハラ』、あすなろの『プレイアデス』、桃瀬の『幻楽団』、あと独楽旗の『ミニオン倶楽部』。見滝原はともかく名前が……」

(魔法少女ってそういうものよ。だってだいたいが中二だし)

はぜろ現実、はじけろリア充。


え、今更ながら『あんたらなにしてはりますの』ですって?(難聴)


ええ、確認です。現状の。
身の回りにどういった奴等がいて、何をしてるかとか知っとかないと不安じゃない?


見滝原。巴マミ、佐倉杏子、暁美ほむら。
あんまし「仲間」「友達」って感じがせず、「共闘」という言葉が一番似合うグループ。
こいつらに私は一度会っている。故に、どこかで記憶の操作をしなければならない。


あすなろ。プレイアデス。
リーダー不在の「友達」なチーム。七人チームなんてどんだけ魔獣が蔓延ってんだ、と気になるが、通常は見滝原のが魔境らしい。
ここまで全部聞いた話。ここからは見た感じ。
御崎海香。本を片手に「読み書き」する能力。私(『彼女』)に一番性質が似てる筈。


桃瀬。幻楽団。誰だ名無しって言った奴。
ピエロみたいなのをリーダーに、竪琴、鼓舞術、あとシスター。なんかバラバラだけど、サーカスみたいだからその内人形師とかサイボーグとか加わるよ。きっと。


独楽旗。ミニオン倶楽部。
「姉妹」と「ライバル」と「知らない奴」で固まった、「仲間」なグループ。
周りの魔獣がコマキに集まるから固まったらしい。元々は二人と一人と独りとソロ。

小仲「さぁて、戦果を掠め盗るにはどうすればいいのだろう」

(翠の(精神的な)無事さえ確認とれたら別に使いきってもいいのよ?)

小仲「アンタの命を使いきる前に補充できなきゃ意味無いの。アンタは『私の力』なんだから、ね」

(まー自殺志願じゃないから「無理してでも使いきれ」とかは言わないけどさ、無理は駄目よ?宝石姿で砕かれるまでアンタの轢殺死体が腐敗するのを見届けるとか勘弁ね?)

小仲「……暁美ほむらに死体の確認させたアンタが言うな」




日常が狂っていることに気付かない私は、緩やかに『ずれて』いく。
好奇心が殺すのは、何も猫と人間だけではないのだ。

最近のコメントに「あれか、チラ裏か」「一年経って終わらんとか」「そっ閉じ余裕でした」とかあるが、仕方ないねん。

だって途中省いたら「さいきょーで俺TUEEEなガキが魔法少女を殺して廻る」だけのお話になるんだよ?(盛大なネタバレ)

だからさ、延々とやりたいことがやれずにグダグダ遅延し続けてるラノベみたいに諦めてよ。


それでも「構わん、行け」なDIO様には、このしがない上院議員が特別にサービスを。

(回想時間軸でない方の)今、アリスが死んだよ。


折角だ、アリスの話から再開しよう。


私が魔法少女のグループというかチームというか。そういった奴等を観察してる内に、一人の魔法少女と一人の人間(おそらく、普通の。『今現在』ではやはり普通の人間だった)と出会う。


魔獣の集団を、姉妹と思われる魔法少女が相手してるのを観察してた時のことだ。

淡い方が魔獣の攻撃をクッションで跳ね返し、後ろに回り込んだ黒い方が反動を勢いにして針をブッ刺す。
トドメに頭(モザイクだらけ)を地面に縫い付け、その間にクッション係が魔獣の足元を薙刀でずたずたにする。

小仲「いいコンビネーションだ」

(まさに阿吽の呼吸ね)

「見応えあるよね」

小仲「あのクッションとか顔を埋めたいね」

(おーい、こなかー?)

「猛反発枕な気がするけどね」

(あれっ)

小仲「とはいえアレは針遣いの方がやっかいだなぁ。『妹になにすんじゃこらー』って貫通されそう」

「ん?あっちが妹じゃないの?」

小仲「ん?」

「ん?」

誰こいつ。じゃないや、気がつけば拘束済み。


「……何不審人物と和気藹々に駄弁ってるのよ」

「あはは、なんとなく波長が合ってね」

「なんとなくで不審人物と打ち解けない」


向こう側から拘束の犯人らしき人物がやって来た。あ、かわいい。

「そこな魔法少女姉妹、ちょい」

「え?」「どしたの姉さん?」

可愛い拘束犯が姉妹に呼びかける。
黒い方が妹だったらしい。私の観察眼もイマイチだなオイ。


「まずは自己紹介ね。私はアリス。この娘はブロッサム。ネトゲで集まった魔法少女の集団なんだけど、貴方達もやってみない?って思ってね」

「「はぁ」」

「初期の陣取り合戦では相当荒れたけどさ、全部ゲーム上での殺し合いだから心身共に実害無しなんだよ」

「「はぁ」」

「最初のオフ会で、知り合いが魔法少女だって判ってね?そこから近所で縄張り争いしてた人達を仲裁したりして」

「魔獣の被害を受けてて魔法少女の勧誘を受けてる少数の一般人を通して、私らのギルドから魔法少女のいない地区への斡旋したり」

「……あれ、もしかして空き盗られる?」
「うわ、木崎ちゃん達ピンチじゃない!」

「だからさ、摩擦が起きない様に一度話し合いの手段を講じたいわけよ」
「『Witchies Are』ってサイトから飛ぶと魔法使い系ジョブのスキルが上がりやすくなるよ」

「「……ん?」」

「どうした、姉妹よ」

「あ、説明が不十分どころじゃなかったわね。失礼したわ」

「「えーっとつまり?」」

「「ネトゲの勧誘」」


おーい、言葉足らずにも程があるぞそして此方を無視すんじゃない。
(むしろ忘れて頂いた方がいいんじゃないかしら)

「まぁネトゲの勧誘はついでだし?」

「それよりこの娘よ」

あ、私か。
(ほら来たよ)


おや、ちっこい方が近寄ってくる。……おい何か言えよ頭撫でるなふにゃああ
(堕ちた!?何この淫ピ!?)

「ほら、多分無害だよー?」
「……さくらちゃん、それはあまりにも暴論だと思うの。あっちの姉妹も未だに置いてきぼりだし」
「置いてけぼっちは言葉足らずが原因じゃないかな」

私を拘束してる方が咳払いをし、んで姉妹に向き直る。

「とりあえず停戦協定だの自己紹介だのとかを始める前に、不安な要素は排除したくて。まず、この娘のこと知ってる?」

「知らないよ」「知らないわ」
そりゃそうだ。双子に接触してないし。あれ、双子じゃないかもしらんな。私の観察眼は鈍いと先程証明されたばか

「なら」
ああッ!!屈んだのにロングスカートがっ!畜生位置的に絶対パンチラする角度なのにっ!クソックソッ!アリスの上品な仕草の馬鹿!
(何を必死になってるの)

相方のツッコミを無視。そしてアリスが質問してくる。

「貴女は何で彼女達の闘い方をあんなに必死に監察していたの?弱点探し?」

ばれてら。どうする?
(弱いフリして取り入って貰いなさい、全ては最後には隠蔽するんだから)

んだね。質問が拷問に変わる前に適当にでっちあげるか。

普通に普通の自己紹介をする。します。……しました。


「……アリス。信用なんてパッと見で判別できるモンじゃないよ?」

「………………」

綺麗系のお姉ちゃんが私を拘束したまま動かない。……何故だし。


「…………2つ程、質問させて貰うわ」

小仲「どうぞ御自由に?」

「嘘吐いたら拷問するわ」

わかんのかよ。

「肌のテカりとか……汗舐めれば確定だけど」

小仲「どこまで奇妙な冒険してんの」

「あ、今ので本人確認取れたから質問減らすわ」


「お前は次に『どこまでツッコミ体質なんだ、私は』と思い項垂れる」
どこまでツッコミ体質なんだ、私は。…………ハッ!
(どこまでツッコミ体質なのさ、この娘。…………あれ、私も読まれてね?)
ぶろたんめ、君もアリスと同様に奇妙な冒険してやがるぜッ!
(今日もテンションおかしいよ)


「項垂れたわね」ええどうせツッコミ体質ですよ。だからアリス、私を解放してくれ。

「放すわよ、話したら。……貴女は

この時アリスが口にする可能性のある言葉の内、『それ』を意味する言葉を聴いたら。


“貴女はまだ魔法少女の契約をしていない。違う?”


はじめからそうするつもりだった。


「貴女はまだ魔法少女の契約をしていない。違

       小仲「Liegen」


   まっくろな霧が吹き出して、世界を覆った。

…………一字一句違いなく、とは思わなかったけどね。





ドイツ語で、「嘘を吐く」。……適当に辞書で調べただけだから、間違いな使い方かもしれない。でもいい。ただの記号、ただの合図だから。

『「nacht」は「アリス」「ぶろっさむ」とたったさっき知り合い、姉妹魔法少女に対して三人で交渉をしていた』。


これが第一の大っぴらな隠蔽工作。これを第二の大きな嘘で塗り潰すまで、しばしごゆるりとお楽しみ下さい。

姉妹魔法少女
変な二人組がなんか言ってる→変な三人組が話しかけてきた

Alice
仲間と共に魔法少女をゲームに勧誘しようとしたら不審人物発見、さて拷問(冗談)だ→魔法少女をゲームに勧誘しようとしたらネトゲ仲間に会う。ついでだ、手伝って貰おう

ぶろっさむ
おなかへったなー、あ、アリスじゃん。なんか奢ってくれないかなウェヒヒあれあいつ誰やねん→おー、アリスだ。手伝ったら何かくれないかな?どう思うよnachtっち。


さくらだけ全然洗脳しきれてないにも関わらず全然問題ない件。あと↓

作者
お前らさー、「またゴミスレがエタった」とか思ってんだろー!?更新すっからな!→今月も更新したよ!相変わらずそっ閉じしてね☆

お前ら
お、クソスレか?→あ、クソスレだ

アリス「それで、貴方達はどうする?」

白姉「ネトゲ、ねぇ……」

黒妹「姉さん、こんな怪しい奴らほっとこうよ」

ぶろ「本名出さなきゃ信用しないならさくらちゃんって呼んでもいいのよ?」

姉妹「「アンタ魔法少女じゃないじゃん」」


……見事に、捏造されたな。

(コレって貴女のコミュ障ランクを引き上げるだけな気がしてきたのだけれど)

いや私にも一応まともな友達はいてねいやあのごめんなさい貴女の固有魔法まじすげえ。
(…調子いいわね)


アリス「……さっきから後ろでぼーっとしてないの。唯一の身内魔法少女同士なんだから貴女も交渉テーブルに着きなさい」

小仲「椅子があっても立ってる派です」
さくら「机に突っ伏して寝てる派です」
二人して絡めとられた。きゃあー。


姉妹「じゃ、そういうことで」「行こう」
アリス「いい返事でも悪い返事でも、ゲーム内で返事をしてくれることを期待しておくわ」


彼女達は、仲間内にゲームの存在を教え、その上で私達に干渉したくない棟を述べた。
仲間達がゲームに興味を持てば、ラッキー程度に。

これでおしまい。あとは帰るだけ。…………だった。


さくら「この後集まらない?土曜だし」
アリス「場所指定はそっちでいいかしら?」
小仲「じゃ私はこれで」
「「ナハトのプチ歓迎会だ、逃げられると思うのか」」

うげえ。

小仲「あい、あい、そーいうのいいんで」

さくら「お前の意志はもはや必要ない」

アリス「何処の悪役よ」

引き摺られていく。
私の右腕を押さえつつ前進するさくらは私を解放する気はない。
なんかそれっぽいことを言いつつもアリスも私の左腕を離したりはしない。……胸が当たってるから文句は言わない。

(体が無くて良かったと心から思うわ)
ごめんそんなに百合属性持ってない。ただふざけてないと自己を保てそうになくてさ。

捏造については私の意思が混じってるから、やけにフレンドリーな扱いにはならないかと。……思ってたが。


小仲「何故こうも関わる……偽物語の貝木と暦くらいに設定した筈が……」
(それ仲悪い以上のなにかじゃない?)

いやいや、ミスドで同じ席で雑談する程度に設定した筈だよ?
(……言葉足らずでうまくいってなかった交渉をうまくいったことに改竄してたり……しない?)

…………おお、なんという誤算。私にツンデレ(男)属性が付いてしまったではないか。
(男のツンデレ程に無意味なものは無いわね)


さくらが腕を離す。当然、解放する気になった訳ではなく。

さくら「さて、とうちゃーく」


喫茶店である。しかも、例の死人が出た。(死人言うなし)

うるせぇあのときの私がどれだけ知り合い以上友達未満のお姉さんを心配したと
(あら、あらあらあら)
だー!

アリス「……なにをひとりで騒いでるの」

店に入る。既にネトゲ仲間らしき人がいる。



………………八雲翠が、いる。


どうにも改竄とかそういうのは頭がこんがらがるな

(期待されてないのに)良かれと思って生存報告

……トリップ大丈夫か?

もうだめか、エタったかと思って諦めてたよ

希望がつながった。

遠慮なく叩いてくれという事だから超適当に書いちゃうけど
出だしからオリキャラ主体という時点で相当読者を絞ってるので、そこは覚悟決めて粛々と書くべきかと
作品外の自虐レスが目に付くので勿体無い
あとシリアスものは完結してなんぼだと思うので、進行中のスレにレスが付く付かないというのは気にしないのが吉

文章自体は嫌いじゃないので、常に習作のつもりで無欲に気楽に書いたらいいんじねーかと思いますよ
内心がそうじゃなくても、体裁はそうであってほしい

>>504
あんがと 気楽にやってくよ
とりあえず明日(というか今日)あたりに投下やらかす予定

「や」

「おっすおっすレポート終わった?」

「中学生が大学生の心配するもんじゃないぞ?」

「ちょ、いたいいたい」

「ふはは、アンタこそ宿題終わってから呼んだんだろうな?大学生に手伝わせるとか許さないよ?」

「アリス!ベルっち!たすけてほっぺがもちもちされてる!」

「あらもちもちね」

「イザベル、お前もか!」

「アリス、そいつどうしたの?」

「…………え?」


八雲翠が私を見ていた気がした。
正確には、私の胸元を。……ソウルジェムが首飾りとして服の内側に隠れているところを。


アリス「どうしたの?」

小仲「ううん、なんでもない」

アリス「ほんと?」

小仲「大丈夫、意外と人数多くてめんどくさくなっただけ。大丈夫、面倒だけど逃げない。大丈夫、逃げたい」

イザベル「逃げたいのね」

アリス「コミュ障が集まってリハビリしてるようなもんだから、気にしなくていいのよ」

小仲「ほほう」

翠「それは言いえてみょんね」

イザベル「言うじゃないのよ?何?奢ってくれるの?」

さくら「覚悟とはッ!暗闇の荒野に道を切り開くことだッ!メロンクリームソーダ(大)を飲みたいんですが構いませんね!」

アリス「あれ、私の財布が泣いてるぞ……?」


やっぱり、ちょっと話がおかしい気がした。
『友達』って、こんなだっけ。

詳しくはwebで。――つまり詳しくは書かない。

アリスが可哀想だったので大学生が半分払うことになって、それから……? うん、魔法少女関係なくね?ってことでね。

散々やらかしておきながら魔法関係がさっぱりなので無理矢理本筋に戻す。端的に言えば、あの場では特に何もなかった。
なんかソウルジェムがやけに静かだなーとか、思いもしなかった。



そんで夕方。魔法少女が現れた。

白線の上を歩いていると、急に周囲の雰囲気が一転した。
周囲が歪む。夕焼けが蒼く、影が白く、そして影が伸びて人の形をとる……魔獣だ。

魔獣はそのまま私の方に向かう。ソウルジェムも濁ってたし、ちょうどいいか。補充ーとか思ってたら。


「あららー?こんなところに女の子がいますねー?」

うおぉう、魔獣がいきなり共食いし始めたぞ。きめぇ。そして(魔法少女だとは思うが)誰だ?
知らない奴なので警戒されないように、魔法は使わないようにする。


「相も変わらず気持ち悪い姿してますねぇ、あー気色悪い気味が悪い。……気分が悪いので、消し飛んでくれます?」

魔獣が爆発四散した。1センチ角、真っ黒なキューブが飛び散る。


「で」

見知らぬ魔法少女が近寄っ顔が近い離れろ。……帽子はツインテな真っ白いサンタ帽。胸のつるぺたさを強調するような服で、

「ふんふん、アナタ」

手には錫杖だか魔法の杖だかを持っていて、

「可愛いから合格で~す♪」


私の意識が薄れていく。

沙々「あら、起きました?」

小仲「……どうしたの、沙々にゃん」

沙々「(にゃん?)さっき偶然倒れている小仲さんを見かけまして、……どうしてあんなところで寝てたのです?」

小仲「……いやぁね、最近は夢遊病が流行り病らしくてね」

沙々「…………面倒な奴だな」ボソッ

小仲「え?なんだって?」

沙々「厄介な病気ですね、って言ったんですよ」


…………うん、違和感バリバリだわ。

こんな見た目が清楚なお嬢様なんて、頭が可笑しい(たのしいキャラな)奴でもなきゃ敬遠する筈(普段の宵町小仲なら)なのに、なんでこの子と友達になったんだっけ。

思い出せないや。
(ちょっと)

どうしたい姐さんや。
(誰が姐さんよ)

あー、とりあえず後でいい?優木んに魔法少女関連の気付かれたらヤバそうだし、
(アンタ洗脳されてるわよ)


沙々「…………どうしましたか?」

小仲「え?なんだって?」

沙々「最近は難聴になれば許される傾向でもあるのでしょうか」


……つまり優木沙々は魔法少女で洗脳魔法少女?
(その察しの良さをさっきのパーティーで発して欲しかった)

……今なんて?
(え?なんだって?)
ハハ、こやつめ


沙々「じゃあもう大丈夫ですね?それではそろそろおいとまします」

小仲「んじゃね」


帰路に着く優木沙々。足音からぴょこぴょこと効果音がしそうだ――

沙々(まぁ、若干不安は残るけどちゃんと『トモダチ』にはなっておいたし。とりあえずはまた一人確保っと)


(……ジャミングしてみたが)
小仲「ソウルジェム大丈夫?」


私はあの娘の手駒として動かなければならないらしいです。
あー面倒な。しかもまた本筋からずれた。

嘘に嘘を重ねて もう何が事実かわからない


はい、優木沙々ちゃん可愛いです(棒)

談義スレに迷惑かけたみたいだし、即興で単発スレやってみようかとか思ごめんなさいやりません

そう思うならもう1レス
ホラ、がんばんなよ

ステマうぜえ

スペルスピード 悪魔の燃芯 500p刻みの攻撃力 が不明の時 属性しかない殺し合い
守備力 その色のみ 半色2発 2/3色 闇 副砲も耐え

もう落とせ

そんな冷たい事言ってやるなよ

目指してる終結があるのか怪しい感じしかないな

どうした、書かないのか

第一に、ですぺあこあ足りない。

第二に、魔法少女であると嘘を吐いている以上魔法は使えないとヤバイ。

第三に、まだ欲しい情報が入ってこない。

第四。沙々にゃん邪魔くせぇ。


―――完全に敵認定したのに、魔法の影響からか未だにフレンドリーな雰囲気が抜けない。
あー、完全な洗脳解除なんて危機でもなきゃしないよ?十分に自意識保てるし、なんかあるとあっちから攻撃してきそうだし。

見滝原には血の気が多い奴等がいるらしい。困った事だ。とか、思いながらチャット開始。


HN.SARA
:私は、本当にいていいの?あのこのそばにいていいの?


…………二重人格、ねぇ。

(貴女も似たようなものよね)
……無い物ねだりばっかしてるからね。


HN.夜
:で、何か問題があるの?

HN.委員長
:夜ちゃんちょっと黙っとこうか


小仲「おこられちった」
(馬鹿ばっか)


HN.SARA
:もう一人の私から。ありがとうと言わせて下さい。


小仲「ほらやっぱよかったんじゃー」
(小仲ちゃんちょっと黙っとこうか)

ああ、もう。

楽しかった思い出なんて何になる。

日常を描写してても始まらない。

いい加減に非日常を映そう。

ネトゲにて魔法少女間で情報を探してたら、とある噂を小耳に挟んだ。


『円環の理』


下らない噂だと思った。

つまらない空想だと思っていた。


思って、いたんだ。

次の更新は6/8か……エタ期限に間に合うかなぁ

魔女のままの世界だったら、ファミレスの人は死ななかったんじゃないかって?結果は大して変わらんと思うがなぁ

で、ほむほむに繋がるんだっけ?もう時系列あやふやんなっちったぜ

>>520
屋上でほむほむに会ったのは一応話した筈。
>>56の「三週間」で、何があったかの確認です。以下禁句
ニアぜってぇおめでたくないことおきてるよね。

HN.ぶろっさむ
:ええ、うん。導くとかいう奴。マギカ達は口に出したくないみたいね

HN.夜
:死神(原典としてのアレ)みたいな奴?

HN.ぶろっさむ
:おおむね。あと新米も知らないことが多いね

HN.夜
:じゃあ魔法少女間で噂が広まった理由はなんだろうな?

HN.ぶろっさむ
:知らね_(:3」∠)_

HN.夜
:寝るな馬鹿ここは戦場だ

HN.ぶろっさむ
:_[白旗]__(:3」∠)_

HN.夜
:おい白旗下げるな撃つぞ

HN.ぶろっさむ
:撃っていいのは!討たれる覚悟のある奴だけだ!

HN.夜
:撃つと動く

HN.ぶろっさむ
:びくんびくん


……さて、奴(キュゥべぇ)を問い詰めるには――――沙々が邪魔か。
(彼女の言う「友達」設定では)魔法少女ってこと、話してないことになってるし。

チャットを退室、財布をスカートのポケットに突っ込んで家を飛び出した。


戸締まり確認、大事。

しかもsage更新

ちなみに死神の原典は北欧ですよ。だって最高神が「ウホッいいガチ♂ムチ」「おでん様?」「君、彼を殺してこっち連れてきなさい」という理不尽さがあるからね。

ちなみにこの物語はフィクションです。現実の北欧神話とは関係がありませんし、糞コテ付けた嵐は談義スレでの鯖煮と同じ扱いでお願いします。

フィクションなんて言われずともだわ

神という概念「所詮我々なんて作られた存在ですし」

>>524
フィクションなのは劇中の北欧神話のことね。>>525ってことで。

まぁこのスレもフィクションなのは言うまでもないがね。むしろノンフィクションなのは>>1が留年確定したことだけだね

サーチ。逆探。なんでもいいや。
優木沙々の居場所を探る。

仲良しこよしな設定で洗脳を受けているので、沙々っちが行きそうな場所には検討がつく。

……よって、『優木沙々が絶対に行きそうにないところ』を重点的に捜した。自分だったら絶対にそうする。……絶対に友達なんて、信用しない。


――――あすなろまで来ちったぜ。

「いや来ちったぜじゃなくてな」

ついでにサッカー少女二人に捕まったぜ。

「カオル、この子魔法少女……よね?」
「魔力あるのが違和感バリバリなくらい普通の人間だけどな」

やっぱり私は魔法少女らしくないみたい。魔法少女らしさってなんだよ。
(知らない方が誤魔化しやすいじゃない)


海香と面識がある、と嘘を吐き(改竄できてればいいなー)、魔法少女二人に連れられて人形館へ。


「ここのコ達はみぃんなボクが作ったんだぞ!」
小仲「すっごぉい」
「テディベア館……何時見ても凄いね、カオルの仲間は」
「対外的には海香とみらいだけだよ、自慢出来る奴なんて」
「こらそこ!サキを乏すな!」
「仲間内ではみんな自慢の仲間だけどね」

「あら、お客様?――――貴女」

うみかがあらわれた!
うみかはこんらんしている!

カオル「どうした」
海香「……面識はある筈よ。でも、記憶がないわ」
カオル「…………(敵か)」

ぼそっと呟くかおちゃんマジ怖い。あっれー、最初に改竄したときってどこまで『なかったこと』にしたっけー?

――――と、色々思い返してたその時。


「――――うふふ」
「……すみれ?」

サッカー少女の一人が怪しげな笑い声を上げ、
脳内に響くは、あのちっぱいガキの声。


“魔法を使わずに捕まえて下さぁい”

“あ、貴女方は死んでも構いませんよ~ぉ?”


なんかやらかす気らしい。
――――格下が騒ぐな鬱陶しい。


小仲「えーっと、今私そっちのー……すみれちゃん?を洗脳してる奴に洗脳されてるんでー」

海香「……は?」
カオル「どうした!?すみ――れっ?」
みらいちゃんは首を傾げるだけ。可愛いです、ハイ。

“はぁ…………ッ!?”

脳内で五月蝿い貧乳とは大違いだ。やはりあざとさは自然体こそが完成形だろう。

カオル「洗の……ってお前はッ!?どうなんだよ?」

小仲「だって掛けられてすぐに完全解除したら怪しまれるじゃないですかー、ちなみに犯人はついさっき暴れようと決めたみたいです」

海香「……つまり貴女も同等の能力を持つ、という訳ね。ウチにも似たのがいるわ」

うふふ、馬鹿が無計画にやらかしてくれたお蔭でなんだか愉しくなってきたぜ、へっへっへ。
(催眠術に抗戦してんの私なんだけどー?)
おおっと。


小仲「私の用事後回しにせざるを得ない訳でー、魔獣からの拾得物ちょっとわけて下さい。魔法少女ってバレてなかったからアレに怪しまれないようにしてたら濁る濁る」


“なんなんだッ!あいつはッ!あいつ!”

「「!?」……今のが敵か?」
小仲「ジャミングしながら拡散なう」
(だからやってるの私だって)


“……ッ!!バレてる上に接続切れないなら忠告してあげますよ!さっさと降参してグリーフシード渡した方がいいですよ?

 一般人が犠牲になっても構わないなら、知りませんが!!”

沙々ちゃんが公式に終了する前に出せましたー。


あと一ヶ月か……

沙々なんてササッと片付けちゃって下さいよー

小仲さんの中の人に同情するぜ

小仲「見事な敗北フラグ……いや、倒しに来たからいいのか」

サキ「つまり私らを利用して奴を倒しに来た、と?」

小仲「すまんね、迷惑かける」

と、奥から人員追加。リーダーっぽい短髪と、ちびver2、巨乳。軽くパルい。
短髪にみらいちゃんが「サキっ!」と満面の笑みを浮かべて呼び掛けたので、あと二人名前を確認すれば良し。


「折角カズミちゃんがごはんの準備してたのに……」

「料理はあったかい内に食べなきゃ材料に失礼なんだよ!まったく!……あ、終わったら貴女も食べてく?」

カオル「ミチル、今そういう空気じゃない。すみれどうにかして」


涎をじゅるりな発言に甘えそうになってしまったが、ふと横を見れば洗脳された魔法少女(すみれちゃん?)がカオルちゃんに襲いかかっていた(物理的に)。

腕を硬化させてるのか、繰り出される薙刀の刃を直接手で受け止めながら膠着状態に陥っている。


「……『ファンタズマ・ビズビーリオ』」

巨乳(駄肉)がなんか色っぽいネコミミモードになって洗脳被害者に腕を向ける。……おや、攻撃を中断したということは。

「……私の魔法で体の操作が取り返せるみたいね。サキちゃん、どう?」

サキ「うん、里美のと、あと海香の魔法も相性が良さそうだし。行くか。……と、そこの」


「味方だよ」と言うと、「わかった、じゃない名前」と言われる。……普通順番逆(「○○です」「で、敵か味方か?」の流れ)だったな、失敬失敬。

小仲「よいまち、こなか。です。魔獣の落とし物ももらったので全面的に頑張ります」

サキ「私達はプレイアデス聖団。名前は知ってる?」

サキちゃん、みらいちゃん、カオルちゃん、海香さん、サトミ=サン、かずみちるちゃん。全部言えました!やったね!


里美「いや全員で七人なんだけど……あれっ」
カオル「あれ、ニコは?」

締まらないなぁ。



場面と視点が変わり、神那ニコ。

神那ニコは目を疑った。

カオルの友達がいきなりカオルに襲いかかったとか、自称魔法少女がいきなり洗脳されましたと自白したとか、脳内にいきなり焦りに焦った声が響き渡るとか、そういうのじゃ、ない。


(共犯者か?それともマジの助っ人か。表立った犯人が近くにいるみたいだし、そっちの顔色見れば狂言かどうか判断できるか……)

ミチルが必死で料理にサランラップをしている台所を抜け、そのまま裏口へ。外に出て、目の前の無表情な一般人を見て、他人の顔色どころじゃなかった。



「―――――――え……?」


目の前に、聖カンナがいた。

ニコは魔法少女になって以降カンナを観察とかしてないんじゃないか説を提唱してみる。

だって魔法少女の契約とかしてるの見てたら判るし。対魔女戦を見られないように最低限気を付けるだろうし。

だから最終話あたりでかずみが言ってた「全部カンナに託した」が真実で、四巻見るに追体験云々はQBの印象操作術とカンナの邪推だったんじゃないかと。
(魔法少女になる以前は人形の『ニコ』で哀しいおままごとしつつ追体験してたんだろうと考えると連続魔ナミダガ余裕ですな)

……べぇさん、まじぱねぇす


涙?出ねぇわ。銃云々は管理者の不始末。ニコだのカンナだのが気負う必要性は感じられない

プレイアデスまいなす一人ぷらすわたし。
さらには手駒として、重ねて洗脳されたあわれなまほうしょうじょ。


―――が、一般人の群れに足止めされるの図。


カオル「くっそ……ッ!むやみに蹴ったら間違いなく骨折するじゃんか!!」

とか言いながら合気道か柔道らしき技で巧みに凪ぎ払う牧カオル。


ミチル「わっ、わわっ、マント掴むなっ!」
海香「これじゃ迂闊に攻撃できない……」

……うむ、これが正しい反応の筈だ。


ちらり。

里美「ビズビーリオ!……駄目、そんなに操りきれない―――一般人の力じゃ一対一で押さえさせるのが精一杯……!」
サキ「シッ!……数が多すぎる。どれだけの罪無き人が……」


拘束、スタンガン。うんうん。こっちは正しい対処の仕方だ。

ちらり。


みらい「あーッ、もう。邪魔!!」

バキッ、ドカッ、スイーツ(笑)。……みたいな。
遠慮なくぶん殴って気絶させてるのよね、この娘。


小仲「みらいちゃんもうちょっと手加減しない?」
みらい「……? なんで?」

治癒持ちがプレイアデスにいることを信じつつ、私もみらいちゃんの側で一般人を凪ぎ払うことにした。まぁ、救急車呼べば済むことだし。

時間稼ぎが僅かになされている事実に、唇を噛む。

「はっ、はっ、はっ」

肩で息をする。相手がその隙を見逃す訳もなく、

「ぐッ……『プロルン――』」
指ミサイルを生成しようとするも、指をしっかりと掴まれる。このまま発射したら相手の指を潰してしまう。

「『レンデ――』―ッ!!」
ビームを撃とうにも、背負ったバールの射線上に身体をずらしてくる。駄目だ、撃てない。

「――――クソッ!!」
この『相手』を巻き込んでいいなら、とうの昔に決着は着いていた。『トッコ・デルマーレ』でソウルジェムを封印できる以上、「対魔法少女」戦闘でプレイアデスに勝てる魔法少女は存在しない。

――――相手が悪かった。……いや、『自分が』、悪いと言うべきか。



「ほらほらぁ、どうしたんですかァ? さっさとその娘を犠牲に突っ掛かってくりゃあいいじゃないですかーぁ? くっくっくっ」


洗脳。
ただの洗脳なら、問題はない。ウチにも似たのがいるから主導権は握れる筈だ。

それをさせない為に、大量の傀儡を用意して明日葉館を襲撃、洗脳許容オーバーで本能のままに暴徒化した一般人共を対処させる。悪い手ではない。

しかし、完全覚醒させない為にも大軍は軽い催眠モードにしなくてはならない。故に、しっかりと操って戦わせられる傀儡は非常に少なくなる。そして、たかが一般人ごとき、魔法少女には敵ですらない。


――――『敵』なら、ね……


「ほらほら、手加減ばっかりしてるとぉ、」

奴が操ってることは判るのに、どうしても手が出せない。
それを嗤う声、に。目の前の『私の姿』が、『私の声で』“重ねて”挑発する。


「いつまで経っても私を倒せませんよぉ?」
「いつまで経っても私を殺せないよ、ニコ」

>>536
理由や経緯はどうあれ、ちびっこ本人がその手で友人を殺した事実に、耐えられるとお思いか?

(管理者の不始末がどうとか言う露骨な話題逸らしに釣られる>>1の図)


俺だったら一般人なんて無視して特攻しちゃいそうだけどなー

聖だったら白蓮さんの方が好きです

>>540
気にせず特攻するちびっこ二人。
気遣って気絶で済ませたり拘束止まりにしてる他の連中が呆れるレベルで負傷者量産中。

>>541
ひじみこなら白蓮さん派だった私もこころちゃんのお蔭でひじみこちゅっちゅが美味しくなりました!ありがとうこころちゃん!石仮面被って下さい!


>>談義スレ
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :sage:2013/07/05(金) 16:15:56.78 ID:WdAkENcco AA
改変後SS書いてる奴が叛逆公開に間に合わず書きかけの内容を映画に全否定されて絶望する
っていうSS考えたんだけどどうかな
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :sage:2013/07/05(金) 16:23:32.50 ID:Cb2DGDTd0 AA
被ったときの方がダメージでかい

射月「オリキャラ出してれば被りはしないよねーって現実逃避してみる」
小仲「技量が足りないからオリキャラ出してるんだけどね」

鎮圧。

救急車と警察を一時間後に呼んで(携帯に魔法をかけた)、奴の足取りを辿る。

奴め、いつの間にか私にかけた洗脳を解除したようだが、私側から繋げていることには気付いているようで、阻害が激しい。

(それをやってるのもファイアウォール外ししてるのも全部私ですが)
小仲「(わーってるから)……沙々現在地!この先、ストリート広間的な空間でバールのようなものを背負った少女と交戦中!」

サキ「それがニコだ!加勢するぞ!」


サキちゃんがなんかビリビリしてきた。海香は魔導書を開いてさっきの洗脳術を解析してるのだろうか。
カオルちゃんが既に両腕を硬化させているし、たゆんたゆんはステッキが冗談じゃなく素敵なオブジェになってるし。
ロリっ娘は大剣になるステッキを丁度いい細身の剣に変化させ、かずみんは十字杖をどこかにしまい、どこからともなく黒い猟銃を取り出す。

しかし沙々って近接格闘できたんだな……



踊り場にて、ようやく違和感が解消された。
――――どうりで、『見ていた』距離がニコと近すぎた訳だ。

沙々「じゃんじゃじゃーん、吃驚したでしょお? 操ってる奴の視覚を見せてたって訳です。洗脳合戦は私が一本取り返して――――しかもチェックですね」

小仲「ステイルメイトじゃない? あとそいつ放せ」

沙々「やーですぅ~、折角の『致命的な武器』なんです・か・ら♪」

動けないプレイアデス。

ミチルは銃を思わず取り落とした。
カオルは呆然としている。
海香はこっそりと本を構えるが、『アレ』は私と同じだ。『望んで操られている』から外からの解除は難しい。一目見れば解る。
里美は驚愕して口を抑える。
サキも魔法が解けていて、みらいもそんなサキを見て狼狽えるばかりだ。

肝心のニコだが、首元にナイフを突き付けられていて、優木沙々はそれを遠巻きににやにやと眺めている。

……では誰がナイフを? 目を向ける。
――――神那ニコが二人。一人が人質、一人が加害者。

加害者側の神那(カンナ)が口を開く。


「私を殺したら、コイツは絶望しきって消滅するよ。それでも良かったら、どうぞ?」

アレは操られた傀儡の眼じゃない。復讐者の眼だ。

次回、『茶番』。……沙々はかませ(ネタバレ)

骨折り損のくたびれ儲けですな。こりゃ

沙々、プレイアデスを食べたい(グリーフシード的な意味で)

手駒を増やしておく

聖家発見、カンナを観察してみる

なんか魔法少女関係なさそうだったので手駒に加えとく

『トモダチ』として話してみる内になんか本人が違和感を感じてることに気付く

魔法少女ネタをバラす。カンナ、よくわからない感情に囚われる

沙々、その感情を「憎悪」「復讐心」に変換する。カンナ、ニコを恨む

沙々「魔法少女だと真っ先に潰されちゃいますから、生身で闘いましょー」
カンナ「通信教育で痴漢対策教わってるから関節決めるの得意よ」

実際にやってみたらニコがカンナを傷付けないようにしてたのでそこを突いて完封

ついでにプレイアデスの奴等にも不満をぶちまけてやる←今ここ

沙々にやける

沙々「さぁ、張り切って自己紹介。……いってみましょうか?」

気絶したニコを抱えながら、彼女は心情を吐露する。……アレは軽い催眠状態だな、意思を砕けばどうにかなる。

「……むかし、カリフォルニア州で、悲劇が起こった。バカな大人の銃の不始末と無邪気な子供たちの好奇心による、悲劇が」

そこから続く話にプレイアデスは戦く。神那ニコの誕生、聖カンナの人生。……と、おやおや?

小仲(ドーモ、ウミカ=サン。コナカデス)
海香(紳士服みたいに言わないの)

やはり、彼女は冷静だ。……冷徹と言うべきか?

海香(私ほどに優しい淑女がいる訳が無いわね)

海香(だって)

聖カンナはいつの間にかニコを手放している。感情的になりすぎて(後ろの沙々も悲鳴と苦痛が耳心地いいのか目を閉じているし)周りが見えていない。

海香(あんな必死に主張してるんだもの、ちゃんと『本人』に聴かせてあげなきゃ。じゃない?)

涙を流しながら自分への罵声を続けるカンナを、ニコが後ろから抱き締めた。


沙々「……はいィ?」

ニコはボロボロだ。簡単に洗脳できるだろう。無粋な真似をされて苛立つ沙々は杖を振り上げ―――「レウス・ディレンマ」

小仲「ナイス、海香」

海香「一定時間、動きを封じたわ。『動けば破滅、沈黙は金、停滞は金塊』よ。不粋な真似は、ね?」

沙々「」(クソッ……!話せもしねぇ……ッ!)

沙々の周りを魔翌力の棘が、舌先には今にも壊れそうな球体が現れた。……拘束用の魔法か。アレが動いた際の起爆スイッチと。

海香はニコにウインク。……何度も言うが、ニコはボロボロだ。使い捨てられる前のボロ雑巾みたいに。……だから、変に冗談を挟むような器用な思考ができなくなっている。


ニコ「――――私は、偽物だから」

ニコ「――――私は、『神那ニコ』だから」

ニコ「――――貴女が、『聖カンナ』だから」

ニコ「もう、苦しまないでいいんだよ」

ニコ「身勝手なのは解ってるけど、苦しみも哀しみも全部、『わたし』のものだから」

ニコ「お願いします。笑顔でいて」

ニコ「それだけで、全部あげた甲斐があるんだ」

ニコ「だから――――」

プレイアデスがただ見ているしかできない中で、神那ニコは朦朧としたまま言葉を紡ぐ。

……それはあまりに幼稚で、たどたどしくて、暴論に満ちた、『こども』の強固な意思だけど。

カンナ「……『全部』じゃないだろ」

カンナ「――――『私にも、背負わせてよ』」

カンナ「『聖カンナ(わたし)』の罪なんでしょ……?」

カンナ「一人で、悲しんで、悲劇のヒロイン気取ってんじゃねぇ、よ……」

カンナ「私は、人形なんかじゃないんだ」

カンナ「――――私にも、苦しみを『くれよ』……」



子供なのは、どっちもどっちか。

独り善がりvs独り善がり。

あーやっぱ感動的な説得シーンがただの暴論によるごり押しになっちゃうのは力量不足を感じるわー

この度私の印象がセの字MK-2になりました(絶望)一応、一人魔女スレとか言われてるのは知ってた。


あと10日ぐらい毎に投下してましたがストック足りないので八月に投下します。(もはや反応すらしない数少ない見てる方々)すまんの

ふと、聖カンナの体が崩れ落ちる。
それにつられて、ニコも。

カオル「ニコ!」
里美「ニコちゃん!」

横たわる仲間に駆け寄る人と、

沙々「糞がッ、弱ッちくなりやがって。洗脳解けたじゃねぇ、かッ!!」
海香(拘束を噛み千切った……っ!?)

無理に拘束を壊して逃げ出す人と、

サキ「みらい!」
みらい「エピソーディオ・インクローチョ『ザンナ・ディ・トゥオーノ』ッ!!」

雷を纏った刃で仕留めにかかる人。


私は前者―――だったらよかったのになぁ、後者でぃす。

沙々「来んな!『シフト』!……ッ!」
優木の『操作』が空気の流れをずらし、雷と化したみらいちゃんの突斬撃を歪ませる。

そこに、横から私だ。
お姉さんが作ってくれてた『針』を打ち出し、沙々の右肩に刺さる。……沙々に
(今シリアスだからね、つまんないのは無しね)
正直すまんかった。あっ

沙々「――――」


サキ「ちっ、逃がした!」
みらい「ごめんなさい、サキ。止まれなくて」
サキ「いいや、みらいは悪くないよ。アレ(かみなり)を避ける方がおかしいんだ」

くだらんこと考えてたせいでシンクロが乱れた。魔法少女としての機動力を喪い、その一瞬に奴は逃げた。そして既に接続も切れている。

サキ「……何か射出してたな、当たったか?」

――――当たった。が。……アレ攻撃用じゃないんだよー。

小仲「刺さった所から激痛が走るっていう対人間用の奴。さっき大勢いたから鎮圧用に」

サキ「……(人間には)効いてなかったよな?」

小仲「(個人個人の)意識が無かったからねー、んで再利用してみました。……けど魔法少女じゃ『我慢』できるから、仕留め損ねたね」

サキ「……永続性は?」

小仲「基本的にムゲン。……一瞬だけお試ししてみる?」


倒れた三人、茜すみれちゃんとニコニコ姉妹に針を向ける。
ちょこん、と軽く触れて、激痛で飛び起きた三人にボコボコにされる私の図。

……問題をうやむやにできたお陰でカンナとニコが普通に姉妹してて、少し安心した。

誰にも期待されてないにも関わらず二年近く書いてるんだし、ここでhageたら自己満足ですらなくなる。
残念だったな!まだエタらないよ! と言いつつも書き貯まらないのは夏だからなぁ。

あぁ…もう、夏が終わるんやなぁ…(圧力)

完結は…させるんやで?(ニッコリ)

「――――痛い」

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。……痛いです」

「あまりに痛くて日常生活に支障が出るレベルですよ、あまりの痛さに左腕が肩から先動かせません」

「あの黒い針も融けて肉と混ざったみたいですし、きっと多少抉り取っても痛みは消えないんでしょうね」

「もしかしたら、このまま全身に痛みが回って四体不満足、まであるやもしれませんね……」

「でも魔法は使いませんよ」

「偽物の苦痛でソウルジェムを濁らせる程、馬鹿じゃありませんし、抉るにしても回復が得意な『オトモダチ』もいませんから」

「でぇもぉ、ちゃあんとお返しはしなくっちゃ、ですよねぇ?」

「痛みで絶望?まさかぁ、しませんしませんよ。だって楽しみじゃあないですか」

「私にこれだけのことをしてくれたあのガキに」

「プレイアデスを喰い損ねた恨みを」

「しっかりと晴らせるんですから」

「逆怨み?上等ですね。なんにせよグリーフシードがなきゃ生きていけない世の中です」

「私の獲物を横取りした糞餓鬼」

「私と同じ痛みを」

「私以上に与えて」

「餌として喰わずに。利用せずに。ただ無意味に殺してゴミのように棄ててやる」

「――――痛いですよ」

「痛いです」

「痛い」

酉付け忘れたわろす

単行本すら買ったのに未だに「ささ」なのか「さしゃ」なのか「しゃしゃ」なのか判らない俺わろえない

最早、虐げ程度で痛みを感じるだろうかね?

確か”ささ”だったと思うお

例のネットワークにて。欲しい情報が粗方揃ったので、大幅に改竄をすることにした。

まずは八雲翠について。
自然体で笑うようになったから、『もういい』らしい。……無理して笑っていたことから、本当に心配されてたということだし、いっそバラしてやろうか。

次に魔法少女について。
アレから、プレイアデスと連絡をとるようになった。サキ、ミチル、海香の三人と。
要は、魔法少女の情報を肉声で入手可能になったからネトゲからはおさらばついでに遊び直してみようというわけだ。

ついでに、ニコはカンナとよろしくやってるらしい。まぁ、個人的にはどうでもいいや。

問題は、沙々だ。奴の消息がわからん。


まあ肉の芽みたいに植え付け次第無力化みたいな奴だし。……ほっといても問題はなかろうよ。

「はいはいれーげんれーげん。魔法少女として登録した事実をなかったことにー」
(にっこにこにー)

ばちん。改竄完了。……うむ、ステータス登録画面に戻ってるな。

「こうやってキャラメイクするときが一番楽しいんだよねー」
(名前はあんまし変えないのね)

以上の設定で登録します。よろしいですか?
→はい いいえ


アバター名「夜」
設定性別:無性(どちらにもとれる)
設定年齢:不詳・低(小学生~高校生)
種族:ゴレム・ヒューマン(半異形)
メインジョブ:
サブジョブ:
住居:北の国(ゴーレムの帝国)

「まぁ、感じ感じでジョブ決めてーの」
(で、またあいつらに会うの?)
「当っ然♪」


狂った人間関係をやめて、はじめからやり直そう。ゲームなんだから、リセットできる。

次の日、私は狂ったんだろう。

いきなりで悪いが、今、私の母は入院している。

かつての私の母はいわゆるアルコール依存症という奴で、其を見て育った私は、三つの教訓を得た、と思う。

一つ。酒は飲んでも呑まれるな、なんて言わずにまず飲むな。
二つ。どんなに悪い人にもいい所はあるが、大抵の場合それは意味を為さない。悪い奴は悪い奴だ。
三つ。都合の悪いことを忘れなければ、人は生きていけない。


私の父が私の母をついうっかり事故(故意に起こした訳ではない)で殺してしまい、父が償っている間私は『母』と暮らすことになった。
……こんなに訳のわからない言い回しをしている理由としては、
私の頭が悪くてうまく回転していないことと、
一応死んだ方の母も酒が入っていない時は優しくそれなりに立派な親であったことと、
今生きている方の、将来的に私の母と呼ばれる立場になった彼女こそが、現在の私を形作る要因であり、血が繋がっていなくとも「母親」と認めてもいいくらいに出来が良い奴であったことか。

彼女は父が償っている間に私に様々な事を教えてくれた。それは一般常識だったり、一般教養だったり、つまりは「当たり前のこと」だった。

あまりにも優しい私の実の父が、私の実の母を間接的にとはいえ殺してしまったことに耐えられず償いを終えると同時に病にかかり衰弱死にゆっくりと向かっていった時も、「母」は父に命を諦めるなと言い続けていた。


……なんか、こうして第三者の視点で語ると、あの女性が父と母を何らかの手段で殺して餓鬼を引き取り金と地位を奪う計画が成功しつつあるように聞こえるが、それは全くの勘違いだったよ?
彼女は自分の金を私達に宛ててたり、そもそも家はそんなに金持ちでもなく。まぁ、なんだ。当時相当に斜めってた私は小学生ながらに自らの厨二病に悶絶していた。

さて、もはや自然な程に親子してて、今の友人からは血が繋がってると勘違いされてる感のある(実際に怪我して出血し、冗談混じりに輸血の心配をして、そこで漸く「そういえば」となる程度には、私達も。)生活に慣れてきて。
書類上も精神的にも実質的な「親と娘」になった私達だが、その母が今入院しているのは。……単純に妊娠したからである。

それも精子バンクから貰ってきた赤の他人。……というほどでもない。登録者はいわゆる不能という奴で、自らの妻の為に登録しその妻も直ぐに受胎を望んだという。直接会って確認した。

まぁ、なんでわざわざ登録してて、しかも数年後に私らにも分けてくれたかは知らんが、女の方は母と打ち解け姉妹みたいになりながら「また娘ができたみたい」と私の頭を撫でていたので、貴方達みたいな汚れた大人が妄想するような海外ドラマ展開はありません。ご都合主義ご都合主義。


…………もしかすると、彼女なりに考えていたのかもしれない。
自分に何かあったら。手続き上の親がいなくなっても再び「両親」の保護下に置かれるように。


例えば、こんな。



沙々「あっははははははは!!!ねぇ、ちびっこ。知ってましたかァ?」

病室は見るも無惨な光景に。カラフルでおっしゃれ~、な、不思議なインテリアと。

沙々「これが『絶望』って奴ですよ」

笑顔を浮かべたままの母と、そういやお母さんが「超音波検査によれば男の子の可能性が70%!名前どうしようか!大輝ってどうかな!?あっ、女の子だったらどうしよう……」と言っていた赤黒い水溜まりが、私の視界を白く染め上げていた。

「あ、あ」


目の前の黄土色ツインテサンタ帽が何か言っている。気がする。

「あ、ああ」

何か言いながら、此方に杖を突き付けて。

「あああ、あ、ああ」

目の前だけでなく背後まで、全部カラフルな結界に取り込んで。

「あ、ああ、あああ、ああああ……っ」

白坊主がにょきにょき生えてきて、私に手を伸ば(危ない!)


ふと、胸元を覗けば。ソウルジェムがなくなっていて。
目の前に迫っていた魔獣の腕腕腕がバリアのようなものに遮られたように引き千切られていて。
白いヒトガタと私の間に『彼女』がいて「邪魔だよ」
優木の攻撃魔法が横から宝石を砕いて。『彼女』の幻影が消滅して。優木が何か言ってて。

「あっれぇ……? ソウルジェムじゃなかったのか?……宝石魔法、なんでもいいか。じゃあ殺そう」

呆然とする私に流れ作業のように杖を向ける優木。

「……なーんか、痛みもなくなったところで全然どうでもよくなっちゃったんですけど、うん。拷問とか疲れるだけだしさくっと殺っちゃおう。やっぱ手ずから首をはねるノが一番楽カナぁ」

私の耳には、何も聞こえていなくって。
いいや。眼を剃らすな耳を塞ぐな。聞こえているじゃないか見えているじゃないか。

「さぁーて、鎌だと死神みたいで仰々しいしここは斧カナー」

目の前の魔法少女は私を殺そうとしていて、『彼女』はそれの犠牲になって、

「あそーれくーびちょーんガっ」

私を殺そうとしていた奴の髪飾りが粉々に砕け散って、私は復讐の機会すら奪われた。


「……酷いものね」
「一般人を狙うなんて……早めに叩けて善かったわ」
「この子はどうする?」
「どうせ正気を喪ってるわ。先ずは魔獣を殲滅しなくちゃ」


横から入って来た魔法少女達があっさりと魔獣を狩っていく。……魔獣が消えたら、結界が、あ、ああ、ああああああ

「うあああああああああああああああッっっッッ!!!!」

急いでかき集めた。砕けた『彼女』の魂。弟になれなかった液体。お母さんの、



結界が無くなって、病室には砕けたガラス片を片手に握った血みどろの私しか残っていなかった。

お母さんは、戻ってこなかった。

ふと、視界に白い何かが映る。……いや、判るよね。

『願い事は出来たかい?』

ぬけぬけと。とは、言えなかった。

何を願うか、しか、考えられなかった。

お母さん。笑ったまま死んでた。

胎児。弟なのか、妹なのか、最期まではっきりしなかった。

お姉さん。手元にある魂の欠片から魂が抜けたのを感じた。

『不思議だ、普通ソウルジェムは破壊されたら跡形もなく消え去るのだけど』

みんな、みんなしんでしまった。現実から目を背けるな。しんで、

『しかしやはり魂は損なわれたみたいだね、もはや価値のない欠片
「みんな、もとにもどして」



現実なんて、糞喰らえだ。

『それが、君の願いだね?』

頷くと、孵卵器は私に腕を伸ばし、私の魂を

「………………はァ?」

何も起こらなかった。

私の魂を受け入れる檻は宝石が納まるべき箇所をぽっかりと空け。
私の魂は未だ石ころにカタチを変えず。
ソウルジェムの外枠を手に、私は何も出来ずにいた。


『……実に興味深い現象だね。しかし、ソレを見るに君の願いはエントロピーを凌駕するに至らなかったらしい』

おい、

『でも魔法少女の契約は成立している。……何故だろう?願いが叶った訳ではないから魂がソウルジェムに変換されてないのはわかるけれど』

ふざけるな、

『しかし外枠がある以上は君の魂は何時でも結晶化できるということでもある。さぁ、改めて願いを聞こうじゃ

「ふざけるなよおかあさんをいきかえらせてよおとうとをかえせよあのひとをとりもどしてよなんのためのけいやくなんだよなんのためのまほうなんだよふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざ……け…………」


な、と言ったところで、私の記憶は薄れていく。


『訳がわからないよ』

不思議なことに。
既に事切れた筈の『隠蔽』の能力なのか、あるいは契約不履という異常事態の余波なのか。

私のかき集めた赤い色が、すっかりなくなっていて、お母さんと共に呑み込まれた筈のベッド含む備品その他が、きちんと元の位置に揃っていた。

たった一人(あるいは、二人)の痕跡を除いて。

まるでここが私(病人)の為の病室であるかのように。

「はい、もう大丈夫ですよー」

「お大事にどうぞー」


表面上は、全てを忘れていた。

『私は長い一人暮らしの影響で急にふらついたので病院で軽く点滴を受け、そのまま一晩眠っていた』ことにされていて。

…………ふと、『このまま私そのものが消えればいいのに』と念じてみる。
消えなかった。ここで指先から薄くなって溶けていければ、確かだったろうに。


検証に失敗したが、「どうやら私は魂を犠牲にすることなく魔法が使えるようになったらしい。」とはいかなかったようだ。

犠牲に……。うん。自分が犠牲になって皆が元に戻れば、それほど幸せな結末はないだろう。


しかし、本当は解っていたし、フラグも十二分に建っていた。ただ、やっぱり私は産みの親の教訓どおり、見たくない現実を見なかったことにしていたらしい。

今こそ認めようか。ただ、私は。

両親にはじめ、次は母親。家族。家庭。友達……は話してなかったが。また、『お姉さん』のことも。命を軽視し過ぎていた。

小仲「私は、何にでも『替えが利く』と勘違いしていたんだなぁ……あぁ、」

今もか。

だって、今でもお母さんが目を閉じれば笑いかけてくれて。お姉さんが私のモノローグにツッコミを入れて。

目を開ければ、私には書類上の父親・母親が『数年前に幸せに看取られながら病死した義理の母親』の手続きで存在することにされていて。

もう、どうでもよくなってきちゃったなぁ。

自殺なんて馬鹿馬鹿しい真似はしたら他人の迷惑になりそうだし、私の身体が弄くられるのも作業的に処理されるのも嫌だからしたくはないけど。

小仲「消滅願望、っていうんだっけ。こういうの」


こんな世界なんて、誰が造ったんだろう。


それから1週間のこと。私は自らを偽って何も表に出さないことを徹底し。独り暮らしの特権を生かして母がまだ生きていることを捏造した。


「弟かー、名前は決まってる?」
小仲「性別が判る前から決まってたよ!2種類!たいきとさつき!たいきだね!」


奇跡なんて起こらない。
そんな簡単なことすら、私は知らなかった。

>>56


(おりこ勢出すとグロ注意になる法則でもあるの?)

あと修正。

魔獣殲滅した奴等→×「魔法少女達」◎「見知らぬ魔法少女達」
つまりモブ。その程度の存在。
特別枠は主人公とラスボスだけでいい。

つまんね

まぁまぁ、そうキツい事を仰るな

>>567

読みずらいつまらん

つまりは”だいたい沙々のせい”か

ふん。小仲とか言ったな、その程度で魔王気取りか?

コッナーミ

なんか引き延ばしに引き延ばしててすまんの
ちょっと手元でまとめ中なんで待っててな

>>571
だいたい○○のせい←若干合ってる

>>572
中二だもん。仕方ないじゃん。厨二病でも。

>>573
どうしてDホイールと合体しないんだ……?→カイトとオービタルがやらかしましたね

もう叛逆は漫画で見るわ……(観れない)

明日発売だっけ?

学校帰り。空っぽな妄想を事実であるかのように騙る。


小仲「それでね、産まれたら私は隔絶されるべきなの。可愛すぎて抱き締めて潰しちゃうから」

切「新生児が死ぬ前に手加減を覚えろ。ほれ」

射月「いやなんで私を抱き枕みたいに差し出しいたたたたたた絞まってる絞まってるアバラがががが」


しょうもない話に付き合ってくれてる親友が二人。転校やらを繰り返してた私には表面上の友人は掃いて捨てるほどいるが、親友レベルまで付き合いが深いのはこの二人くらいだ。
魔法少女の秘密すら共有している(>>1以降)―――が、私に何があったかは言えない。その一点においては引け目を感じるし、「心の奥底まで話せない」ことがラインを引いてしまう。
でも仕方ないよね。流石に全部話したらグロ過ぎて不快に思うかドシリアス過ぎるかだから。本当に申し訳なく思う。故にせめて精一杯の愛情でも捧げようか。抱き締める。ぎゅー。


射月「あががががが、がー」

切「あーほら、このままじゃ新生児の前に女子中学生一人が物理的に折れるから」

小仲「あーい」


愛情表現が過ぎてはいけない(戒め)。むいしきだからしかたないね。


射月「あー、痛かったー、これは帰宅必須ですわー」

切「遊ばんの?」

小仲「逃げんのか」

射月「逃げるんだよォ!!」

いーちゃんが自宅方面にダッシュ。見送る私とせっちゃん。
ふと、気になって問いかけてみる。

小仲「あのさあのさ」

切「どうしたちまいの」

小仲「さっきからこっちを見てるのはいいのかな?」

切「気にせんでええよ」


暁美ほむほむがなんかキョドってたが、気にしないでおいた。……まぁ、確かに私らの謎会話は突っ込みどころ満載なんだろうけどさぁ……。

別に理由があったりしてな……

んで、帰宅と同時にパソコンに向かう。

レベリングしながら、『スキル再振り』のスキルを取るために作業を開始する。

途中で、あいつらに会う。気が合わない奴等ばっかだった。



桜:じゃあなんでウチに入ったん?

夜:コミュ障のリハビリ?

八:ここにはまともな奴がいないのか!(自虐)


ギルド『〆切Magia』にすんなり入れたのは、何故だろう?

また何日かして。なんかつっきーがほむほむと仲良くしてたのでこっちもなんか魔法少女と仲良くしてみた。

杏子「お前やるじゃねーか!」

小仲「きょーここそ私のステップに付いてくるとはなかなかだね!」

杏子「馬鹿言え、こっちは見滝原のステップマスター他称されてるっての!」

小仲「他の称号は?」

杏子「ゲーセンで1コインから賞品を根刮ぎ取ったせいか『見滝原の紅い魔女』だの『多分これが一番えげつないと思います』だの」

小仲「でもガンマスターはほむほむ?」

杏子「アレに勝てる中学生なんていねーし」


最初はギスギス、次第にゆんわり、最後には戦友に。攻略は容易かった。

しかし、帰り道で私は絶望を思い出す。

>>121-

さくら「あー杏子かわいい。……杏子かわいい?杏子かわいい、キョーコかわいい、杏子、きょーこ、きょおこおおおぉぉぉぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
    あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!杏子杏子杏子ぅううぁわぁああああ!!!
    あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんんはぁっ!杏子たんの深紅のの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
    アニメ最終話の杏子たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!シャフト的には傷物語がアレだけど映画無事公開されて良かったね杏子たん!あぁあああああ!かわいい!杏子たん!かわいい!あっああぁああ!
    叛逆コミックも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…ssもアニメもよく考えたら…
    杏 子 た ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!オフィーリアぁああああ!!
    この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?TDS表紙絵の杏子たんが私を見てる?
    DVD表紙絵の杏子たんが僕を見てるぞ!ローソンの制服を着た杏子ちゃんがからあげくんを買う僕を見てるぞ!渋のイラコンで描かれた杏子たんが僕を見てるぞ!!
    まどか☆マギカウエハースに付いてたボイスコード付きのカードの杏子たんがボイコレで僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私には杏子たんがいる!!やったよまどっち!!ひとりでできるもん!!!

    あ、まどオンの杏子たああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあぁユウリ様ぁあ!!す、すずねー!!かずみぃぃいいいいいい!!!おりっちィぃいいい!!
ううっうぅうう!!我が想いよ杏子へ届け!!マミさんちの炬燵で桃タルト食べてる杏子へ届け!」

杏子「」

届かなくていいよ。



上記の禁断症状発症が絶望じゃないのであしからず。…………杏子にとってはそうかも。泣いてたし。

さくらちゃん。青居さくら。ネトゲのギルドメンバー。

さっきはじめましてした筈の彼女。……どこか『隠蔽』しきれずにいるのか、やけに馴れ馴れしい。
まーでもさー、「そんなに思い詰めてる悩みなんかありませんよ」アッピルの為にもはしゃぎすぎない程度に遊んどいた方がいいよねー。なんか友人ふたりは私が魔法少女になるんじゃないかと疑っているみたいだしー?


射月「ところでさくらん。魔法って信じる?」
直球かよ。

さくら「ダームストラングはニワトコとセストラルで宿命の杖量産すればいいのに」
ポッタリアンだった。ちなみに私はもふもふなおいたん派。

さくら「杖なきゃただの人なんだしさ、ただの人が持っても簡単な魔法が使える杖を発売するべきだよ、WWWは」
マミ「私はフクロウとか飼いたいわね、文通できる位に賢い子がいいわ」
小仲「あははー、私はシリウス好きー」
さくら「わんわんおー」
小仲「わんわんおー♪」

小仲「……いや、魔法族は杖無しでも魔法使えなかったっけ」
マミ「死喰い人とか?」
おや、乗ってきた。
……と、先輩とハリポタ談義をしてる間になんか話が進んでる予感。耳を傾ける。


射月「せっちー、ちょいと」
さくら「どうかしたのかにゃ?」
射月「うっさいお前、いいからどっか場所提供せえ」
さくら「そんな貴女に」
射月「ネトゲは好かん」

……どうやら、勧誘みたいだ。

これだからもしもしは(自虐)

もうちょっとだけ、続くんじゃよ
すまんの

なんかしてるらしい、程度で離れておいた。誰が契約しようと個人意思は尊重したいし、まぁ、つっきーならまんまと命捨てたりしないよね。私みたいに馬鹿じゃないから。

で、私はさっきの話を思い出す。
杏子と馬鹿やってる時の、ほむらんとつっきーの会話。



『まどかはね、私の命を救ってくれた』

『誰も彼女のことを覚えていない』

『いくら願いの代償だからって、酷すぎると思わない?』


『なーんで私みたいなモブに話しちゃうかなー』

『まどっち絶対に私らが関わっちゃいけない存在だよ』

『まぁ、自決はすんなよ』


『もしかすると、導かれる時にまどかに逢えるかもしれない』

『だからって、命を粗末になんかしないわ』

『救いようのない世界だけれど、ここはあの子が救おうとした場所なんだ』


『多分まどっちは自分が犠牲になったとか考えてないよ』

『やけに壮大になったけど、結果だけ見れば自分がした頼み事の始末を付けただけなんだし』

『アンタが気に病んでたらそれこそまどっちが心配すると思うから』



なんかカウンセリングみたいになってた二人の会話。

『まどか』。

暁美ほむらが渡った幾つもの世界。

そして円環の理。


何かこう、妖怪いちたりないみたいに何かが抜けている。
私は何を知りたがっているんだ。

何をそんなに焦っているんだ。

私が思い出すことになる絶望の欠片は、みんなと別れて一人になったところで現れた。


『やぁ。どうやら考え事をしているようだね』


暁美ほむらの独白と私の中の何か。それがぐらぐらと私の理性を打ち崩している。

知らなくてはならない。知ってはいけない。
考えを休めるな、何も考えるな。
思い出すな、思い出せ。


『知りたいかい、世界の真実を』


『それ』は壊れた私を治してくれると、信じた私が馬鹿だった。

『これは僕ら自身も確認できていないんだけど、もしかするとこの世界は「魔法少女となった誰かの願いの結果」なのかもしれない』

そう前置きをして、話してくれた。暁美ほむらの妄想を。かつてあったかもしれなかった存在を。


『僕がかつて契約したであろう時間遡行の力を得た魔法少女から聞いた話さ。彼女の存在だけでも、僕らが存在を把握できない契約が存在することは容易く判る。―――前の世界で契約した、なんて言われてもそんなこと判る筈がないじゃないか?』

そうだね。それで?『そいつ』は『何』を願ったの?

『彼女が言うには、その魔法少女は世界を変えたらしい。文字通りね。その世界には、今の世界とは違うルールがあったんだ』

この世界のルール。それは、魔法少女の魂が役目を終わるとき―――


『その世界では、魔法少女はいずれ魔女になる』


…………。

『魔女、というのはね。魔獣より凶悪な化物なんだそうだよ。魔法少女が絶望に染まった時、ソウルジェムが化物に変わる。そして決して元には戻らない。魔法少女は魔女と闘う者達のことをいい、そして魔女は自分が元々魔法少女であったことなんて覚えていない。』

『ソウルジェムは今知られているソレよりも大きな「絶望の種(グリーフシード)」に変化し、一つ一つが強い負の感情エネルギーを溜め込んでいて、「僕ら」はそれを回収していたということだ』


つまり、ほむほむザワールドでは魔法少女はお前らの食い物だった訳か。いつぞやせっちゃんが言ってたが使い捨て電池な訳だね。
それについては後で問いただすとして。


『では何故、今の僕らにはそれができないか』

『君も知っているだろう?』


「魔法少女はいずれ理に導かれ消滅する」、そのルールを。

ああ、ピンと来た。

『僕らには感情は無いけれど、君達と協力する上で「感情」をいくらか理解することはできる』

何って、アレよ。『隠蔽』って誰に対して?ってことよ。

『もし彼女の推論が事実だと仮定するならば、「その願い」は多くの魔法少女にとって「救い」になった筈だ。さっきの君の「食い物」という発言からも嫌悪感が感じられたからね』

もしも、暁美ほむらの言う通り。『誰か』がルールになって魔法少女を救い続けているのなら。

『きっとこんな考察さえ、「感情」の理解を是としないかつての「僕ら」は出来なかったんじゃないかな』

『そいつ』の眼から、『自らを隠蔽する』ことが出来るんじゃないのか?

『今の世界に存在する魔獣は、人々の絶望と呪いから産み出される。出来上がる「絶望の核(グリーフシード)」は小さいけどね』

つまり、つまりだ。私は今まで魔女に囚われて―――いや、『呪われ』てはいない。むしろ『守って』いてくれた。『私』が壊れるのを、必死で引き留めてくれていた。

『しかしかつての世界に存在した魔女は、一人の魔法少女が自ら産み出した呪いを核に、人々の呪いを喰らい成長する』

魔女になっても意思は残り、「私がここにいる」と私に言い続けながら、一方で「私はここにいる」と世界に言い続けていた。彼女は―――

『しかも生まれてすぐに暴れ始める魔獣たちと違って、魔女には個性があるからね。目的をもって自分の結界に閉じ籠る。そして周囲の人間のみを襲い』

彼女は、私に教えてくれていたんだ。円環のささやきを聞いたその時から、ずっと。理を拒絶して。ずっと嘘を吐き続けながら。それが理に露呈して消滅するその時まで、ずっと。


『結果、呪いは拡散することなく結集する。まったく便利だよ。エネルギー回収の効率が』ぐしゃり。

目の前のそれを潰して、静かになって落ち着いて、やっと理解する。



「魔法少女の祈りが生む絶望の、本来の形が救われたら、その溢れた穢れは何処へ向かう?」

魔法少女が本来果てるべき姿、魔女。

その力を使ってアレコレしてきた私にはわかる。

こんな力が周囲に巻き散らかされたら。



「そっか、そうだったんだね」

私の魂が形を変える。契約は成された。その在るべき姿に変わっていく。

「貴女が、こんな世界を造ったんだね」

そして魔女の力を受け入れていた代償か、いままで堪えていた絶望が溢れたのか、今しがた形成されたソウルジェムが瞬く間に真っ黒に濁る。


―――もう、いいんだよ

ほら、来た。


―――もういいの。誰も怨まなくていい。誰も呪わなくて、いいんだよ


救いの手が、差し伸べられる。この手を掴めば、すぐにでも私は奇跡の名の元に導かれるだろう。

「ふざけるなよ神様気取りが」

その手を払うことすらしない。
正面から、啖呵を切った。


―――えっ?

「お前は全ての魔法少女を救った気になってるかもしれないけど、それで本当に救われた奴がどれだけいる?善意の押し付けで勝手に救って、それで本当に救われたといえる?」

―――何を、

「例えばの話をしようか。もし、自らが化物になることでしか復讐を為せないと願い命を棄てた奴がいたら?復讐はいけないことで不毛だからってやめさせる?相手がのうのうと他人の幸せを踏みにじって笑いながら生きるのを許せって?」

―――何を言って、

「例えばの話をしようか。もし、何かの奇跡が起こって化物に人間のこころが残っていたら。そして生きることを、呪いを撒き散らさずに人間として生きることを望んでいたら。そんな小さな奇跡すら赦さないっていうの?」

―――ねぇ、何を言って、いるの


…………全部、妄想で、空想で、ただの屁理屈だよ。貴女はきっと優しいから、想像だけで心を痛めるだろうね。
でも、これだけは事実だ。

「魔女になった魔法少女が背負うべき呪いを、魔法少女関係ない『みんな』にばら蒔いたの、アンタだよね」

次の日。ベッドの上で眼を開ける。
…………いつ寝たのか、覚えていない。なんか、大多数のファンに叩かれそうなアンチヘイトを神様に叩き付けた夢を見た気がする。

首にかける小物入れには、大切なお姉さんの形見と黒ずんだ指輪。
そして左手の親指にはダミーの魂(ゆびわ)。私服よし。準備万端。

「いってきます」

誰もいない部屋に鍵をかける。
途中で出会した学校の友達に笑いかける。
駄菓子屋のおばちゃんに挨拶をしつつうんまい棒を買う。
風見野行きのバスに乗り、ホオズキを通って、見滝原の逆側からあすなろに。


契約した時、何も起こらなかったじゃん?……やっぱりそれってさ、「減らず口叩くな」って自分の魂に直々に言われた気がしてさ。
だからね、この『口』で出来ることをやってみようと思って。
彼女達も、魔女時代は色々苦心してたってまどかも言ってたし。早く思い出させてあげなくちゃね。
それじゃあ、プレイアデスの一同を××ちゃおうか。やり方はさっきホオズキ市で試した通りだし。

いただきます。

さっきホオズキ市であった人の中には、自らの願いを否定していた魔法少女もいた。だから「私が願いを否定してあげる」。


円環の理には願いを肯定することしかできない。

祈りを肯定することしかできない。

なら、私は。

あけおーめ

結果として似たようなものに吠えてもねぇ

争いは同じレベルのもの同士でしか発生しないとか何とか

死んだか

わぁい、私TUEEE。じゃなくて。


「が……ぐ」
「……ょ…くも…みらいを」

「ゃ、しにたく」
「…………けて」


かずみちる、サキさん、みらいちゃん、里美お姉さま。皆が悲鳴をあげる中、一人だけやけに冷静にしてるニコニコちゃん。話をしようか。


小仲「貴女は、後悔してるよね。願いを」

ニコ「……そうだね」

聖カンナは自らの罪に向き合う「本物」を見て、自分が「偽物」であることを否定する為に罪を受け入れた。

ニコ「自分だけの独り善がりな罪悪感で、あのこを造り出したことは後悔してる…………でも、カンナが生きてることを、『否定』させたりなんか、」


するものか。


小仲「…………つまんねーの」

いただきます。



小仲「かずみちるちゃん。貴女は、もしかして後悔してない?……やっぱり願い事は後悔してないか。残念残念」

ミチル「……な、で」

小仲「ん? なんで会話が成立してるのかって?……んー、海香かな?読心スキルゲットしたみたいだし―――」

ミチル「―――食べた、の……!?」

だって、口は食べるためにあるんでしょ? 捕食者としては獲物は糧にしなくちゃ。……まーたアンチだのヘイトだのと騒がしいなー、もう黙っててよ。知ってるし。私が何もかもを台無しにしてることくらい。


ミチル「―――そ」
小仲「黙ってろって言った」

いただきます。


…………あれ、私は誰に対して開き直ったんだっけ? まあいいか。

ミチルちゃん、捕食。ソウルジェムを取り込み『円環の理と照合してみる』。

……やっぱり、ビンゴだ。主人公はかずみちるちゃんかカオル兄貴のどっちかだとふんでいたが―――


小仲「……逃げられた?」

牧カオルがいなくなってることに気付いたのは、『かずみ』についてあらかた覚えたところだった。
まぁいいか。
傷付ける為に捏造した謂れのない嘘だと思ったら本当に救済の弊害が見付かったし。兄貴を探しつつまどか様を苛め続けよう。

Q はよ(書け)
A 自己満足だし(吹っ切れた)

Q はよ(エタれ)
A 自己満足だし(震え声)

とりあえず、劣化デップーさんか何か?

せいぜいロックに生きて派手に散るが良いさ!

これ?
http://i.imgur.com/tJYtEhq.jpg
http://i.imgur.com/mMiqfHM.jpg
http://i.imgur.com/se9u8Fo.jpg
http://i.imgur.com/cxEaVdB.jpg

↑これブラクラやで
他のみんなは私みたいにひっかかるなよ!(震え声)

保守

げ、月末更新……(震え声)

むしろ止まっててえがったかもしらんね

「カンナ!」

私が机の上にある大量の宿題を何処から片付けようか悩んでいると、窓ガラスから私(わたし)と『私(ニコ)』の友人魔法少女の声が聞こえた。

窓を開くと、そこにいたのはソウルジェムが真っ黒になったカオルの姿だった。


「な、それ、ど、どうし、たの…………ニコは!?みんなは、無事……?」

震えながら訊ねると、カオルの頬を一筋の、嘘だ、そんなことある筈が、なんで首を横に振るんだ、なんでそんなに悲痛な
「いいから!!……聴いてくれ」

いきなり肩を掴まれて、私は私が恐慌状態になっていたことに気付く。本当に、……そう、なのだとしたら、カオルの方が辛く苦しい筈なのに。

「いいか、お前は誰にも関わらなかった。プレイアデスなんて知らなかった。魔法少女なんて知らなかった!……そういうことにして、しばらく家族と一緒に過ごしていてくれ」
「ばっ……馬鹿じゃないのか!?なん」
「なんでとかどうしてとか今は時間がないんだ!もうすぐ私は」

「ソウルジェム見れば判るよ、消えちゃうんでしょ?……やっぱり私が契約すれば」

「魔法少女じゃ駄目なんだ!!『人間』じゃないと!!『人間であるお前』だけが希望なんだ!!」

―――人間、じゃなきゃ……?
それって、どういう…………私を元気付ける為に一芝居打った訳じゃないのはわかる。でも、なんで私にそんなことを話すのか、訳がわからない。


「今はわからなくてもいい。今からお前に記憶を改竄する魔法をかける。海香の見よう見まねだからうまくいかなかったら忘れたフリでもいい、やり過ごしてくれ」

だから、何をやり過ごすの!?

「説明してる時間がない、一緒に私の記憶も渡しておくから……その魔法が解けた時には私はもういないけど、見滝原に暁美ほむらっていう魔法少女がいる。……彼女に話してくれ」

なんだろう、私が何かの希望を託されたのはわかる。けれど、希望を託さなければならない『絶望』が、何が聖団を襲ったのかわからない。

でも、『ソレ』は人間の私に耐えられる、耐えうるものなのだろうか。

…………言うだけ言って、カオルはいなくなった。……なんだか、頭がぼうっとする。問い詰めたい。何があったのか。……けれど、もう眠気が私を襲い、思考ができなくなる。

私が瞼を閉じる寸前に見た最後の記憶は、近くの公園からまっくろな怪物が現れたシーンだった。

きたか

カンナはどうやら記憶を消されたらしい。ニコのアイテムか、カオルの魔法(物理)か。なんにせよ、魔法少女になってないなら『食べる』必要はない。

道すがら、『魔女』を一匹拾い食いしたらカオルだった。……どうやら、私の思惑通りに事は進んでいるらしい。


喰らった魔法で我が家に到着。ベッドに潜り、精神世界に沈む。




小仲「さて、ここに見事に主人公マギカが二人!揃った訳ですがー。」

『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、』

小仲「ほらほら、ミチルちゃんの魂だよ?『円環の理』ならこの子がどんな結末を辿ったか、見えるんでしょう?」

『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、』

小仲「魔女になって、グリーフシードになったと思ったら人間としての肉体も魔女としての肉体も弄りに弄られて、十三人も歪んだ化物を産み出されて」

『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、』

小仲「そんな中一人の化物が、人間になりたいって願って。歪んだ命じゃない、本物の魂を持って。……正直ナメてた。私の嘘八百とほぼ同じ状況がかつて平行世界で発生してたとか。奇跡ってこわいね」

『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、』

小仲「それを貴女はぶち壊した。一人の祈りを破壊した。存在すら許さなかった。……救済の名の元に、切って捨てたんだ」

『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、』


目の前に広がるのは、私の育てた悪意の棘。そこに、女神と謳われた少女が捕らわれている。
翼はもがれ、柔肌には荊が食い込み、純白の衣装は血の赤ではなく悪意の黒に染まっている。
その瞳には光などなく、何処か虚空を見つめている。


小仲「反応なしだとリョナ好きが喜ばないよ?ほら、サービスサービスぅ」

『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、』

小仲「……ま、いっか。続き続きっと。……こっちの人は奏遥香さん。お姉さんをたった一回しかない願い事で消しちゃったんだって。願い事自体に救いがないのに、願い事を肯定して救われる筈がないよね?」

『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、』



『私』が『彼女』に酷いことを言っている。『私』はここにいる私に気付いていない。

そして『彼女』は私に謝り続ける。本当に悪いのは私なのに。

『ごめんなさい』
 ごめんなさい。

スマホにします(慣れない故に使いにくい)。がらけーのメール欄使って書き貯めてたので、これからPC書き込みになります。

つまりエタりかねないです(今更感丸出し)

もしエタったらスレタイに【そっ閉じ推奨】って付けて新スレ建てるかと思います。ただ余計に容量食うのはどうかと思うんで多分エタらないよう月一で書く……書ければいいなあ。
あとメタ発言や過去安価使った回想シーンがあるのでハーメルンには引っ越せません。駄作だけどゴメンネ

sage更新のがいいのかな……(ネタ詰まり)

>>601
偽造やめい

魔法少女を喰らい、その能力と因果を得る。この能力はインキュベーター達にとって非常に奇妙に思えることだろう。
本来なら魔法少女が消滅する際に全ての因果は世界から消滅し、通称「円環の理」の下へと導かれる。つまり、今私がやっているように膨大なエネルギーが生じる筈もないのだ。
私の体内には既にいくつかのソウルジェムが封じ込まれている。それは自分のだけでなく、いくつかの街で襲った魔法少女集団のモノも含んでいて、そのうちのいくつかは既にグリーフシードへと変化している。
それなのに、何故だろう。いやそういう風にしてるんだから当然なのかもしれないけれど、「そういう風に」できてしまうことの方が問題だ。

何故、魔女達は「私」を食い破って「外」に出て来ない?

この世界での話をしよう。
ありとあらゆる人間が発するマイナスのエネルギーが集合した擬似生命体が「魔獣」。魔法少女達はそれを殺すことで世界の平和を保つ、という建前のもとでデスペアコア――他の地域ではコレこそが「グリーフシード」と呼ばれているらしい――を回収する。
コア、あるいはキューブと呼ばれる立方体は穢れや呪いを吸収する性質を持ち、魔法少女達はそこに自らの呪いを押し付ける。
ただし、呪いが身を滅ぼす場合に限り、神様と化したまどかちゃん先輩UC(アルティメット・クリエイター、新たなる世界の創造主的な意味で)が向こう側へと持っていってしまう。……あっち側では魔女達はどうなっているんだろう。疑問点1つである。

んじゃま、「前」の世界での話をしてみる。
魔法少女が呪いを溜め込んで魔女化。その魔女が自分の為だけに動く使い魔を生成。使い魔がたまに人間を殺せたりするとそいつも魔女化の可能性あり。それ以外での討伐対象の誕生は未発見。
倒された元魔法少女は呪いやら穢れやらを吸収して元の姿に戻ろうとするが、大抵の場合はキュゥべえのおなかの中へゴールイン。宇宙のための使い捨て電池へと二階級昇進してしまう。

コレだけ見ればまどっちの同情もわからんでもないけど、現実詐欺に引っかかって命を落とす人間なんていくらでも存在する。だから、彼女が行った救済は贔屓でしかなく、故に救われない人達もどんどん増えている。何より、魔法少女がその身に受けるべきだった呪いを赤の他人に振りまいている時点で嫌悪の対象にしかならない。

―――うるさいなぁ、大丈夫だって。私は正気だ。引っ込んでろ。

そうすると何で魔女達は外に出ないのかの理由も漠然としたものだけだけれど見えてくる。まどっち生存世界ではグリーフシードが呪いを吸収し穢れを溜め込むのはただの生存本能な訳だ。ならば、きっとこの世界そのものが魔女にとっては殺虫瓶のような。


「ああ、そういえば」

自分の中にはグリーフシードがいくつもあるが、自分のモノだけは取り込んだときになんかしっくりきたんだ。とすると、他の魔法少女でもしっくり来るのかもしれないなぁ。そうだ、実験しよう。次に襲った奴の中に魔法少女がいたら試してみよう。ソウルジェムを体内に入れたらどんな反応をするのか。きゅーべーも気付かないくらいに人間らしくしあげてみようか。

―――だから、なんでないてるんだよ。わたしはおまえのためにやってるんだ。だからやめろなんていうんじゃない。続けるよ。まどかを引き摺り落とすまで。

PCからテスト投稿。ついでに現状(作中での。今>>130あたりね)説明すると、こなっちはとある精神疾患にかかっている最中です。

■ HTML化依頼スレッド Part17
■ HTML化依頼スレッド Part17 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396957268/)

依頼出しとけよ

>>614
通報しました

書き溜めなきゃ(謎の使命感

ちょうどいいのを離れた街で見つけた。喫茶店に入る2人組み、内片方が魔法少女。人間のを攻撃すれば魔法少女のが助けに来るだろうし、防御に徹する側なら好きに攻撃できるもんね。魔法少女数人分の攻撃を受けきれるかな?とでも言っておこうか。
しかし待つのも暇だな、なんか食べさせあいっことか始めちゃったよ。はいあーん、ユウリ。あーん、ん~おいしいね!あいりってなにこの百合ワールド、塔を建てればいいのか?木間氏塔を建てればいいのか? これは時間が延びるな、時間潰しに私も何か詰めるか。

小仲「ついでに私もパフェ食べたかったり」

からんころーん。男性の声でイラッシャイマセーと聞こえる。メニューは……なにこれ、イチゴリゾット? かずみちるちゃんが作ってたやつじゃん、もしやお兄さんも関係者?っても男を喰う趣味もないし料理を頂くだけだが。

小仲「イチゴリゾットとイチゴパフェ下さい」
立花「畏まりました」


数分後、普通においしかったけどー。ちょっとぼりゅーみーなはずだったんだけどー。

小仲「完食しちゃったよ」

バケツパフェ半分残して未だにいちゃついてやがるあの2人。お兄さんアレ注意しなくていいんですか公序良俗違反って奴じゃないんですかホラ他のお客さんもっていねぇしそれ以前に厨房に籠ってやがるああそうか百合は目に毒かそれじゃあきちんと注意してやんなきゃなァ。


2人が店を出て、二手に分かれて、片方からもう片方が完全に見えなくなったところで行動を開始――しようと思ったら魔獣さんですわ。折角だし補充しますかn――おいこら、来るの早いよなんだその機器察知能力どこのらぶらぶカップルだよ最早死語じゃねーかアナタの身は私が護る!ってか?

ユウリ「あ……よかった、あいり――友達を助けてくれてありがとう。お礼しなきゃ、だね」
あいり「あ、ありがとうござ、いました。助けてくださって…?」
小仲「お礼? んじゃーねぇ、ちったあ自重しろよ」

目の前で血飛沫が。しまった、つい勢いでやってしまった。一般人の腕とか再生しにくいじゃんか。
いっそ証拠隠滅を図るか? うわー、ついからだがー(棒読み)もしこのままおんなのこにふれたらそのままけずりとっちゃうぞー、って当然突き飛ばすよね。うっわーまじもんの愛とやらだ。本気で気持ち悪い。多分友人なら鼻血垂らして喜ぶんだろうなー、と思いながら直そうとすると、


「何してんの、そこの」

赤きサムライガールが立ち塞がっちゃった(この後無茶無茶、洗脳・隠蔽した)。

戦闘描写は省く。あやせたんぶったおして、丁度いいように「化物に襲われた」ことにして放置、あとはなりゆきにまかせる。それだけ。

エタる気が無いにしてもいい加減に終わらせないといけないし(サ灯墓落感)

往生際が悪いな

つまんね
淫夢語もひたすらつまらんし>>1[ピーーー]

普通に面白いがセの字?

ほぼエタってるのにダラダラ保守し続けてて気持ち悪い

オフ会。それは画面の向こう側だけでしかなかったはずの人物と顔を合わせる、言わばありのままの自分を曝け出すぱーちーである。
一昔前に「ありのままでいい」みたいな歌が流行った記憶もあるが、対人恐怖症の皆様にとってはそんな詩は戯言にしか聞こえないだろう。

いや別に?私コミュ障じゃないしー?一度顔を合わせた人たちに遠慮するどうこうとかないしー?(コミュ障並の慌てよう

ただ、ねー。


スコル:『錬金術スキル馬鹿にすんなし』
エリー:『いや、アレは課金しまくってこそのジョブだもん』
スコル:『それを無課金で進むのが我が覇道なり』
エリー:『しらんがな』


つっきー!?つっきーナンデ!?オフ会直前にゲームに参加とか何その奇妙なタイミング!?
しかもピンポイントでうちのギルドにー、ってソレはリアル関係か。そしてこっそり秘密の部屋に紛れ込んでみる。

 * * *

月:『参加しましたー、魔法少女関係のアレコレ知ってるだけの一般人でーす』
ぶろ:『マギカる予定はないそうですが、問題なくいじっていいです』
アリス:『オフ会参加するならば身長とスリーサイズを報告するがいい! ゴシックでロリータな衣装を用意してやろう!』
エリー:『やめろ』
委員長:『やめろ』
nacht:『やめろ』
月:『ぶろって確か身長143センチの』
エリー:『寸胴でぷにぷにの』
委員長:『ちっちゃくて可愛い』
nacht:『なんとなく甘ロリが似合いそうな』
ぶろ:『 や め ろ 』

 * * *

ほむほむが警告してきたのでなーんとなくで集まってたのをチーム名決めることにしたようで。

小仲「やっちまったのぜー………」


つい口に出してしまった「魔女連盟」の名前。こんなの、自分達が魔女だって公言してるようなモンじゃねーかオイ。あーやっちまったぜー
こういうちっさい所でも綻びが出てきて。自分を自分でごまかせてなさそうで。

じんわりと、壊れていきそうな気がして。

文句垂れるのはいいけど、こんな糞スレが「建て直し」の形で新スレ一覧に混ざってたらお前ら嬉しいか?(謎の納得感

こっそり更新して、こっそり完結させますので。エタ以外でスレ消えたら立て直すのでどうか立て直させないで下さい……(話の内容だけ抽出してコピペ貼り付け作業とか羞恥プレイにも程がある

>>620
2年ほど昔、自己主張しまくってた(黒歴史)時期に「第二のセ」扱いされたことがあってだな……(遠い目

何が黒歴史だよ
現在進行形でセヴァンそっくりだわ

2年前から全く成長してないんだな…

むしろその頃のほうが勢いあって面白かったんだよなあ
今はなんというかセの悪いところにだけ似てしまった感

勢い落ちたのはすまんが、うん。まるで成長していない(確信)

現在地、病院。やってること、監視。誰を?

 射月「すみません、この病院に……名前は知らないんですがネットの友達が……入院してるらしくて……」

透明なソウルジェムを手の中で転がす。受付のお姉さんが我が友人を病室に案内してくれるようだ。
あのこは都合のいいことは忘れる性質だから割と操作しやすい。数学の先生なんかはいつもそうやってパズル感覚で解かせてる。

ほむらがエレベーターに入り込む。つっきーがそれに気付かずに入る。ああ、接触事故。
いくら最近の暁美ほむらが魔力節約思考だからって、透視魔法まで使ってしまってはばれるに決まっている。なので行動を予測するしかないんだけれど――

「あら、こんなところに居たのね。最後の検査、始まるわよ?」
小仲「うん、おかあさん」

――もちろん検査なんてない。あの日、全てを喪って、空っぽになった私が願ったものの歪みによってんあおか。この病院そのものが、私の結界のような何かになっている感じがするのだ。
「病院」の一般的定義であるところの人間を救うための施設としてだけでなく、私が喰らった魔法少女を消滅させないための研究所として。

「では口を開けて。……大丈夫ですねー」
軽い洗脳、というか暗示です。これ。なんで私病院で堂々と口内炎のチェックしてるんだろう。

「扁桃腺炎は大丈夫なようですねー。気分が落ち込むと病気が発生しやすくなりますけど、体調を取り戻せる位には平気なようですねー」扁桃炎だった。こうないえんって何さ。
ど忘れとか物覚えの悪さとか、そういうのは体調によるのか?とか思うんですが。――と、例の病室につっきーが進入したようだ。


 射月「…お話有難う、んじゃそのポニテも捜して聞いてみるとするよ。じゃーねー――――さてほむほむ、どの程度嘘付いてた?」
 ほむら「嘘は付いてなかったけど、証言に対して自身がありすぎたわ。何らかの記憶操作をされているにしても奇妙な点が―――」

話し声が遠ざかっていく。あの病室が異界化しかけていることには気付かれないようで、なんとなく安心した。
現在の母親代理に「ちょっと友人の知り合いに会ってくる」と言い、「お見舞いの品とか用意しないの?」と言われて。そんなこんなで例の病室に戻ることに成功しました。いえい。

小仲「のっくしてもしもーし」
あいり「……誰?」
ユウリ「というかなんのネタ?」
おお、ジョジョを知らないとは! なんと健全な女子中学生だろうか!と重度の残念娘が言いそうである。アリスは高校生だっけ?大学?知らん。

小仲「こんにちは、お2人とも。気分はいかが?」
ユウリ「―――寝込みを襲いにでも来たの? その指輪、私と同じ魔法少女よね」
小仲「あらやだ襲うだなんて。ちょっと聞きました奥さん、あのこ割と耳年増ですわよ」
あいり「え、み、みみ?」
ユウリ「おいこら敵ならそもそも遊ぶな、仲間なら私のあいりで遊ぶな」

私の、だって。きゃー塔が立つー、ワカメがはしゃぐー。

あいり「わっ!?わわっわわわたしししし、のってててて」
小仲「割とウブなんだからあんまし苛めないの」
ユウリ「あいりをいじっていいのは私だけだ―――じゃない、既に名前知ってるみたいだし単刀直入に聞くよ。アンタ、誰? 何しに来たの?」
小仲「良くぞ聞いてくれました。それじゃあいただきます」

病院にありふれた機械式のベッドが、両側から牙を生やして、

ユウリ「―――――――え?」

金髪の少女をそのまま丸呑みにした。

あいり「………え? あ、ゆう、り?」

咀嚼、咀嚼、咀嚼。牙が引っ込み、元のベッドへと再構築。真っ白なシーツの上には、何も残らない。

あいり「あ、ああ、何、これ? ユウリは……ユウリはどこ」
小仲「食べちゃった。おいしかったよ、ご馳走様」
あいり「たべ、ぅえ? 何言ってるの、さっきまでユウリはそこに」

焼けて、傷がふさがった腕を空のベッドに向ける。既に手すらないのに、何かを掴もうとしてるみたいで、

小仲「大丈夫、すぐ会えるよ」



いつぞやキュゥちゃんをつまみ食いした甲斐あって、強く何かを願ってる少女一人の魂を結晶化させることができそうである。「ユウリに会いたい」だったら、もう私のおなかの中で再開してるだろうし。復讐を願っているのなら、それこそ本望だ。
だから、だれか。

「解離性同一性障害」
解離性障害は本人にとって堪えられない状況を、離人症のようにそれは自分のことではないと感じたり、あるいは解離性健忘などのようにその時期の感情や記憶を切り離して、それを思い出せなくすることで心のダメージを回避しようとすることから引き起こされる障害であるが、解離性同一性障害は、その中でもっとも重く、切り離した感情や記憶が成長して、別の人格となって表に現れるものである。

~wikipediaより抜粋

前過ぎて真剣に覚えてないので
あらすじおなしゃす

大した内容じゃないから覚えてなくても問題ないゾ

最初は魔女(じぶん)。次に、魔法少女(魔女の元)。そうやって次々に食べていって、この前ただの人間を食べてしまった私。

あれだけの呪いを持っていれば、魔法少女になった時にどんな魔女になるのかが楽しみでもあったんだけど、それはそれで「円環の理が働いていない」ことに気付かれないようにするためにはせっせと発生した魔女を隠し続けなければならない。主におなかの中に。

あれ、私って何がしたかったんだっけ?


 * * *

気がつくと、保健室のベッドの上でつっきーが横で寝てた。「事後」って言葉を想像したけど、そっか。私もつっきーもなんか気分悪くなってたんだっけ?
大切な友達を、ぎゅっと抱きしめる――と、 目覚めたようで。おはようございます。

射月「……なんか厭な夢見た気がした」
小仲「夢って変だよね。「見る」のも「叶う」のも小さい頃は許されるのに、大人になるとどっちも不幸の手紙になるの」
射月「不幸の手紙?何、レア物?」
小仲「激レア」

「持ってると不幸になる」云々とか言っても、結局あれって嘘っぱちだもん。存在そのものが希少価値だよねって最近思うようになった。
あれ、でも「ゆめ」とか「きぼう」とかって全部が全部うそっぱちって訳でもないのかな……?

小仲「うん、違った。違った?不幸の手紙じゃないなー……なんだろ、紫鏡?まあいいか。んしょっと、どーせ私のもつきちゃんのもたいしたことない悩みなんだよ。中学生が悩むなんてものは」
射月「……そーなのかなー」
小仲「そーなのだー。……だって寝たらすっきりしたでしょ? 寝て体力回復。変な夢見て、変な話して、笑いあってココロも回復。そんなもんだよ」
射月「そんなもんかね。ところで今何時?」

そういえば何時だろう。ケータイを、
小仲「あれ、放課後じゃん」
射月「待たせ人が疲れる!」
首根っこ掴まれて荷物扱いされた。しにたい。

射月「肥った?」
小仲「はなせ」

最近食べすぎってわけでもなんだし、なんでそんな―――


 * * *

先日拾った人形を抱きしめて眠る。最近の私はすでに「私」じゃなくなってる。こわい。自分が自分でなくなる感覚がある。でも、その自分もまた自分なんだ。やってはいけないことを、やりたくないことを、適確に実行できる「自分」。その「自分」が私の制御を離れて行動し、もう既にどうやっても行動をやめさせられない。「私」が私の声を聞いてくれない。

「だれか、たすけて」

 * * *

PCに向かって、タイピング。上辺だけの謝罪の言葉を書き残し、メッセージ履歴が消えるのを待つ。
今日はもう土曜日なので、明日。馬鹿騒ぎやってる間に、全てを終わらせよう。「ここからが始まりだ」なんて言わない。全部終わっちゃえばいい。
友人の声を思い出す。「肥った?」の台詞、アレは偶然なんだろうか。まぁ、いいか。

そろそろ茶番終わらせないと(使命感)
月1安定とか自分の至らなさがこわくてこわくて

全部終わらせる日。みんなが幸せになって、みんなが不幸せになる日。皆はオフ会?私はいきなり押しかける模様。
アリスの人形さんはおうちにおいてきた。一人ぼっちは寂しいもん、みんながいなくなったあとにおもいっきりもふもふするんだー。

……おや、話し声。

杏子「で、アンタなんなのさ? アタシのジャマすんなら容赦はしないんだけど?」
アリス「ふむ、最近やわっこくなったとは聞いたけど。こうしてみるとただ周りが貴女のはねっかえりな言動をツンデレと認識し始めただけなのかしら?」
杏子「だから何言ってんだテメェ! アンタもか!アンタもアタシをツンデレ扱いなのか!?」
アリス「貴女が私の邪魔をしているの。おとなしくしてたら道案内位してあげるから」
杏子「何黙々と作業続行してんだ――ッ!?」
アリス「あー、あー。うわー。もっかしやり直しだわ、コレ」
杏子「な、んだよッ!! この攻撃は!!」
アリス「ピタゴラスイッチって知ってるわよね? それ」
杏子「それって何!?」
アリス「あー、ちょっと避けまくってて。解除するから……っと電話ね。うん、ベクター、ミストさん、蜘蛛さんね。今度渡すわ」
杏子「何のんきに喋ってんだオイいいい!!!」


……完全にアリスの世界にようこそなんですがそれは。
しっかし、きょーこたんも運が悪いですなー。わざわざあの化物レベルの魔法少女の罠に引っかかっちゃうなんて。ん? 罠?


アリス「んじゃねー、皆によろしくー」
杏子「うっせ!バーカバーカ!」

杏子さんや、それは小学生並みでは?
アリス「いやいや、最近の小学生を舐めちゃいけないでしょ」
小仲「それもそーね。あ」

いつの間にか背後に回られてるし羽交い絞めされてるし全身糸で雁字搦めだしもーやだー。

漫画遊戯王の八雲さんいいよね。21が切実に欲しい。

もうツマランからやめろ

つまんね

「さあ、遊びましょう」

アリスさんがなんか言ってた。Why?

アリス「だから遊びましょうって言ってるの。人生楽しんだもの勝ちなのよ」
小仲「いや意味わからん」

さっきまで殺気びんびんで結界貼ってたのに、首根っこ引っ掴んでその中に引きずり込んだと思ったらあら不思議。目の前にはトランプDSPSPの持ち運びに便利なゲーム集でないの。あらやだ奥さんこの子ポケモン厳選を人形に代行させてるわーって。さっきまできょこたんブッ刺そうとしてたヤバげな槍持ち人形も既にマグカルゴを先頭にしつつズイタウンを縦に横切るだけの機械と化しているし。
小仲「何が目的?」
アリス「遊ぶのが目的」
ふざけんな。
とりあえず電化製品を傷つけないようにしながらアリスの頚動脈を掻っ捌いた。

―――で。
小仲「さっきから言ってる「遊ぼう」ってのはそういう意味なの?」
アリス「貴女がそれを「遊び」と認識できるのなら、それでもいいけど」

当然のように切り裂いたアリスは人形。彼女の固有魔法のめんどいところそのいちである。

アリス「それじゃあ、こうしましょう。貴女は私を攻撃する。私が貴女を抱きしめたら攻守交替、残機マイナスいちね」
小仲「抱きしめるって……交代制?それじゃ、そっちの攻撃の時はどうすんのさ? 狩っていいの?」
アリス「勿論殺してくれて構わないわ。なんせこっちも残機はたくさんあるのだもの」

アリスの連れてた魔法人形が勢揃い、そして1匹がアリスそっくりに化ける。……そういうことなら。
街灯といいいい感じに暗くなってきたことといい、最高のタイミングだったので影を伝ってアリス本体を狙う。狙うは視界と喉笛とソウルジェム―――!!

アリス「はい、攻守こうたーい」
次の瞬間には背中からぎゅって抱きしめられてて。





アリス「ごめーん、私(の人形が)死んだわー(10回目)」
小仲「なん、で……人形、電、話する、余裕あんのさ……っ!!」
人形の残骸が二桁を越えた頃、アリスが余裕綽々に定時連絡までするもんだからもう。こちとら並行世界チートよろしく魔女の力使ってんのに。

a

くっさ

さっきから、奥底でなんかうっさいのが叫んでる。
「もうやめて」「たたかわないで」「きずつけないで」って、私は私の為に戦ってるんだから邪魔しないで。

アリス「よし、これで死んでも増援が来る。こっからはHardモードだけどいいかなー?」
遊ばれてる。そう感じた私だけど、この緩くだらけた空気がとても居心地が良くて。

アリス「メギドラオンでございまーす」
小仲「身代りッ!!」
命の危機の存在しない戦闘=ゲームに心が動かされて。

小仲「死ねッ!!」
アリス「残念だったね、トリックだよ」
このままずっと遊んでいたくて。

アリス「今度は東方でいいかなー……」
小仲「ゲームの再現すんのやめてくれないかなぁ」
その心地よさが、

アリス「斬!」
小仲「ッ!!」
心を抉ってくる。

小仲「……さくら」
アリス「いい音よね。人名にもなるし……平気なの?」
小仲「…………、うん。一応、攻撃は全部効いてるよ。眼とか喉とか吹き飛んだ。痛かった」
だからさ、もうそろそろ。

アリス「……全部大丈夫じゃない、話せてるし」
小仲「『スペア』があるからね」

そろそろ、皆を巻き込んで台無しにしてあげようか。

アリス「貴女の能力。『再生』または『吸収』ってとこかしら?」
小仲 「どちらかといえば後者かな、っと。『みんな』来たね」



―――あれ、つっきーいないや。また遅刻かなぁ?
さくら「あちゃー、やっちまったー」
小仲「あ、さくらん。その反応が正解」

こっちはもうとっくに緊張なんて解されまくってんのに、わざわざ緊張感を取り戻してくれてありがとう。
切「まず謝らせてくれ。『救う』だの『助ける』だの言う前に、さ」
小仲「うん、いいよ」
切「魔法少女なんかに関わらせちゃってごめんな」
小仲「……いや別にそこは謝らなくていいんだけどなぁ?」

つっきーはよ。いいからはよ。

射月「ところでなんで魔法的な何かで渋滞無視しねーのかって?」
翠「そういうことしたら前後左右で事故が多発すんのよ。魔女の餌じゃない」
射月「ん?今魔女って」
翠「はいまた遠回りしまーす(アクセル全開」
射月「路地裏通るときだけ魔法使うのやめてぇぇぇぇ――――」



小仲「はやくこないかなー……」
切「なんか思ってたのと違う。アリスさんぽいの完全に無傷だし疲労してないし小仲のが満身創痍だし」
アリス「遊んでましたが何か?(これからも遊びますが何か?)」
小仲(こいつ、直接脳内にってえ、ちょ 遊ばれる―――ッ!?)

ひとつき経過。まだまだエタらないつもり(言い訳)

小仲「ろそろそさ、」
アリス「うん?まだまだ遊ぶつもりだけど?」

駄目だ、話にならない。

小仲「せっちゃん。あのね」
アリス「だーめ。シリアスは舞台役者が揃ってからじゃないと」
切「え、ちょ」

むー。

小仲「私が魔法少女になった理由はあいたたたたたた」
アリス「物語っていうのはね、自由でなんというか……こう、作者も読者も救われてなきゃいけないんだよ。自由で、豊かで、静かで……」
小仲「あがああああああああ」
切「それ以上いけない!」

実力行使までしてきやがったこの女! 抑えられてる腕を切り離す。ごきり。

さくら「うわ、今ぼきりって音したよ」
荻野「え、あの、アレ完全に自分から折りに」
山茶花「ちょっと部外者は黙ろうか。魔法関係ってことじゃなくて、私含めての部外者」
小仲「うん、ソレがいいよね。ちょうど人数おおすぎって思ったことだし。減らす手間が省けてよかったよ」
アリス「それは『これ以上人を傷つける自分をみていたくないから』でしょう? だからこうやって『みんな』が集まるまで無為に時間を潰してるっていうのに」
小仲「邪魔してる自覚あったんかい!!」

アリスがびしっとこっちを指差す。人に向かって指を指すなと教わらなかったのか?

アリス「そうそう、そういうギャグ漫画的な雰囲気よ。ぜーんぶがおちゃらけた世界なら、死者は無理でも、きっと『死に掛けてるところ』までなら五体満足精神快調で元に戻れるはずだもの」
小仲「それじゃあ死んだらどうする」
アリス「死ななきゃ安い、しなやすよ。そういう言葉は誰か一人でも使い尽くしてからほざきなさい」

……あはっ。なんだ、アリスは勘違いしてたのか。なら話は簡単だ、邪魔されない内に話せば
アリス「ねぇ、いい加減空気読みなさいよアンタ。小仲ちゃんが『死なせたくない』ってわざわざ魔法で直せる範囲の身体欠損だけで済ませてるのにアンタが邪魔しちゃ駄目でしょう?」
―――ん?

小仲「ん?今何かおかしなこと言った?」
切「―――どう、いう」
アリス「ん? だからね、あー、うん。そろそろシリアス解禁ってことで」
切「こと、だ? アイツは小仲じゃないのか?」
小仲「いやいやいや私ちゃんですよ小仲ちゃんですよ? アリスちゃんって意外とヤバイ人?」
さくら「うん、マジでヤバイ人。リアルじゃいつも訳のわかんないことばっか言ってるけど、見当違いで的外れなこと言ったことないもん」
切「えっ」
小仲「えっ?」
さくら「うん。……えっ?」


―――――10分後。私(射月)はようやっと現場に辿りついた。んで、

射月「何コレ? どういう状況?」
切「すまんわたしにもわからん」
小仲「スヤァ…(AA略」

そこにはきらきら光る粉々の宝石片たちと、その持ち主っぽいくせに普通に生きてる我らが友人の姿があったのである。

誰も待ってないのに

いつになろうと、完結させたなら凄い事だな

無理矢理完結させた駄作として語り継がれるな

くっせえ淫夢語だな

射月「なーなー、このこ魔女ったんじゃなかったの? てーか魔法少女ってSGぶち割ったら死ぬんとちゃうの? 気持ちよさそうに寝てるわねなんだけど」
切「混乱しててエセ関西弁使うのやめーや」
さくら「(無言の腹パン)」
射月「ぐべっ」

くっだらないコントをやってる最中、どうやら向こうではシリアスが再燃した模様で。

 * * *

***『ヲヲヲォォォ――――………!!!』
アリス「――ようやっと魔女化してくれたわね……無理に引き剥がさなきゃ巻き込みそうだったからおちょくりすぎたとも思ったけど」
ほむら「魔女化? 貴女は魔女の存在を…」
山茶花「あーいや、多分暁美さんの独白って全世界の魔法少女にネット経由で行き渡ってると思うんだけど」
ほむほむ「えっ」
翠「さくらちゃんが色々情報を嗅ぎ回ってた頃にね、小耳に挟んだらしくて。それで」
ほむ「えっ   えっ?」
桐瀬「あのね、私はまどかちゃんのこと信じるよ? だから大丈b」
ルカ『正直初めて聞いた時は「何言ってんだこの中二病」って思いましたが』
桐瀬「uだよってルカちゃん!?」
ほむら「」
マミ「暁美さん!? 早まっちゃ駄目よ!?」
杏子「オイ馬鹿マミが止めるならリボン使え!抑えとくから!」
ほむら「ばなじでぇぇぇ!!!もうヤダまどかのとこ逝く~~っ!!!」
杏子「ソウルジェム砕いたらただ死ぬだけだって言ってただろーが!」
マミ「ジェムが急に濁ってるわ!誰か予備のキューブ貸して!!」
ギゼラ「ん? ソレってグリーフシードじゃないのか?」
翠「ウチのシマではイーヴルキューブとか言われてたわね」
山茶花「地元じゃ単に副産物としか」
***『てめーらシリアスになれねーのかボケどもがアアアアァァァ!!!!』

 * * *

訂正。やっぱシリアスは無理だった。
なんか「わたしあからさまにわるいこだよー」って感じのする黒い魔法少女が咆哮し、その前でたった今暁美ほむほむがキャラ崩壊した――なんかまどっちちゃんが不憫すぎて泣きそう。

山茶花「それで、なんで彼女が解離性障害だって気付いたの? 魂が割れて複数になる程度の多重人格だって」
アリス「そうね……人形を通じて観察してたら、ってことで納得してもらえるかしら?」
杏子「テメェらほむらをキャラ崩壊させておきながら何のんきに分析してんだいいからグリーフシード的なブツを出せェェ!!」
***『ねぇこれもう攻撃していいよね? というか何でこんなに危機感無いの?私魔女だよ?』
山茶花「あーあと、魔女なのに会話できてる点も」
***『今気付くのかよ!!!』
アリス「それだけ人間っぽい魔女、というか魔女っぽい人間だったんじゃないの?」
杏子「……なんか、普通にツッコミ役されてる所為か魔獣と同系統のバケモノだってことを忘れそうだな」
アーニャ「だね、一般人視点から見ても普通に仲良く出来そうだよ。ほら、見た目も人間っぽいし」
荻野「だなー」
***『ゴチャゴチャうるせー!!!』


…ぐーすか寝てる友人よ。アレ一応お前自身の一部なんだからとっとと収拾つけないと目覚めた時、今のほむらと同じ状態になるぞ。
阿鼻叫喚の混沌の中、戦いは既に始まっていたし、戦いの決着もなーなーで終わりそうになっていたし、そして本編組はやはり不憫だった。
やっぱり小仲だし、シリアスに傾倒しきれなかったのかと思うと、あの魔女さんがすっごく物悲しい存在に見えてきてならない。

何このゴミ

毎月降臨する「とっとと消えろ」大先生、3月まで待ってお願いします(エタりたくないためだけの懇願)

一年で読者含めて100レス進んでなくてしかもスレ開始からは4年目
ここまでくると生命力低いくせにしぶとくてすごいと思う

さっさとやめろ

***『あーもーどうしてみんなしてシリアスになりきれないんだよふざけんなよいいかげんにしろよー』
さくら「うりうり」
翠「ういうい」
***『だーっ!』
アリス「おーよしよし、ちゃんと仕留めてグリーフシードに変換してあげますからねー」
マミ「でも暁美さんの話だと、魔女って絶望の塊なんでしょう? こんなに人間らしいのに倒していいものかどうか……」
山茶花「んじゃアリスの能力で飼い殺してみる?」
***『どっちみち先がないじゃないですかー!ヤダー!』

魔女(?むしろマスコット)と化した我が友人がいじりにいじられている最中、これはもうどう収拾をつければいいのかしらん。よし、周りを見渡してみよう。
モブ共よーし(超常現象もなんかその場の空気でなぁなぁになってる)、見滝原組よーし(ほむほむがちょっと落ち着いてきてる)、魔女連盟組よーし(魔女った小仲をいじめるサークルが即席で作成)、周囲の目は――ん、
――街灯がなんか闇の力的な何かで見えなくなっているせいか、見渡す限りのくらやみ。……アレ、少なくとも遠くに街の光が見えなくちゃおかしくね? おかしいよね? まじめくんに質問してみよう。

切「どした」
射月「これこれこういうことで、ちょっくらあっちのほうに私物の投擲をお願いしたり?」
切「・・・。あぁ、理解した。理解したから私の鞄から小物を奪い取ろうとするのをやめろ」

何か手元のものを投げるまでも無く、そのくらやみの境界線はじわりじわりと狭まっていて。気付けば大きな駐車場だったからてけとーにおきっぱにしてた翠さんのバイクすらもどっかいってて。

射月「なーほむほむ」
ほむら「あー? 何よいまさら」
射月「割とやばいかも」
ほむら「?」
杏子「あんだよ」

射月「ここ、もうあいつの結界(おなか)の中っぽい」

―――まっくらなせかい。
だれもいない。なにもみえない。なにもきこえない。
じぶんがたっているのかすわっているのかさえ、わからない。

そんなわたしがゆめみるのは、どうしようもないげんじつ。そして、それをうちくだいてくれるすてきなまほう。
けれどわたしはしっっている。
きせきも、まほうも、ゆめも、きぼうも、なにもないって。


 * * *

小仲「? おはよぅ」
我が友人(本体)が目を覚ました。ところで分裂症ってそのまんま分裂するの?細胞分裂みたいに。
小仲「うあー、なにあのかわいそうな謎物質。あんなにいじられるとか自殺モノだよねー、私だったら耐えたくないからぶん殴って微妙な空気にしてみんなして先生に怒られるのを待つよ」
切「残念なことに小仲。アレお前なんだ」

ねぼすけの視線の先には未だ馬鹿どもにへーちょへーちょされまくってる魔女っぽいなにか。黒髪の子かわいそう。
その周囲の魔女(魔法使いの女的な意味で)達は、なんか薄闇の中にいるみたいでどんどん遠くなっていく。はしゃいでるのと涙目なのはまだ見えるけど。

射月「んでもさ、アレって要は撒き餌…じゃなかった、ん?なんだっけ。催眠かけて死ぬまで幻覚見せて腐った死体を栄養に花が咲く、って感じの」
切「H×H(初期)か」
小仲「セカキューだね」
射月「hageるね」
ほむら「あー、ちょっと? 一般人3人。ちょっと」

さすがの無駄に無駄な空気。これにはまともな人格者はついて来れまい、ふははh痛い痛いこめかみに銃口当てないで


ほむら「ふざけないの。人の生き死にが関わってるのだけれど?」
射月「あー確かにこのままだったらさようならだねー」
ほむら「そこまでわかってるならなんでぼーっとしてるの!助けないの!?」
杏子「というか手遅れな気もするけど。アタシら含めてさ」
射月「うん、手遅れだよ。でも外部から何かない限りは平気だと思うし。」
ほむら「……その根拠は?」

ゆるーい空気を醸し出したまま、私は指を指す。ほむらんがその方向を向いた途端、私が詰め寄ってほっぺたをぷにる。

ほむら「……………自制心、自制心」
射月「ゃーね、多分だけどさ。敵意とか悪意とかに敏感だと思うのよ。だから私らを殺すようなことはしない筈。殺ったら私ら全員に敵意向けられちゃうからね」
切「さっきの見てたろ。外部の攻撃がイコールで私らに来る。腕を斬られればあたし等から分捕って、盗られた側は『外部の攻撃』だと思い込む。んで、そうでない時は基本生かして殺さず。多分まだどっかに居るんじゃない?被害者とか」
杏子「そんでアタシらもその一部ってこと?――で、こっからどうすんのさ? おとなしく消化されるまで駄弁ってろっての?」
射月「そこでききたいんだけどさ、こなたん」

大元の人格があるんだから、弱点とかそういうの。聞き出せる気もするし。

射月「アレが出た以上、どっかで白いのの商法に引っかかって魔法少女になったとは思うんだけど。どっからどこまでの記憶がない?」

つまんね
お前何のために生きてんの?

時間とってわざわざ見たけどほんとつまんなかったわ
マジで産業廃棄物生み出してんじゃねーよゴミ職人

小仲「?」
射月「いや「?」じゃねぇよかっこつけた私が馬鹿みたいじゃないのさいいからどっかで記憶喪失になってんだろそうなんだろ」
小仲「え?多分覚えてるよ?色々と」
切「例えばいつぞやの『いじめっこなんていなかった事件』のアレは?怖くて訊かなかったが」
小仲「あーいうふうにすれば気味悪がっていなくなってくれるっておかーさんが言ってたから」
ほむら「……随分と過激派な母親なのね」

・・・ちょおはずい。なんだあの自信満々な推理(自爆)。「あれ?これって記憶分裂したからあんなになってるんじゃね?子供の時とかトラウマ大量生産だろうし。だったら黒幕っぽい心の闇(失笑)さんが魔女化してこの現象を引き起こしてるんじゃね?よっしゃ記憶が抜け落ちた時期を聞こう」ってなって

射月「うぁー、ちょぉはずいなんなんだこれ。なんなんだこれ。黒歴史が現在進行中ぅ……」
杏子「もうコイツ放っておこーぜ。マミ…も、あの黒い壁の向こうで宜しくやってる内は危険がないみたいだし?」

きょーこちゃんが後ろを振り返りつつ私をなじる、というか槍の石突で小突かれた。…あ、意外とここの床冷たくて気持ちいい――

小仲「そんでね、覚えてはいるけど其処で可哀想な黒歴史公開中のつっきーの妄想大爆発と大体はおんなじだよ。私には、あーいうのが他人事にしか感じられない」
切「……そんで、」チラッ
杏子「本当に『他人事』って訳ね…」チラッ

向こうではいまだに魔女っ子がマミさくら以下略たちに撫で回されている。っと、いい加減に床ペロやめて本番にいかなきゃだね。
射月「まったく、どうしてこうシリアスになりきれずにギャグに走っちゃうのやら。いい加減エタった方がいいよこういう魔女結界は」
小仲「なんだろう、私(こなか)の魔女結界で私(魔女)さんが言われてる対象なのに今ものすっごく『お前が言うな』って言いたくなった」
ほむら「同感ね」
杏子「同感だな」
切「満場一致でお前が悪い。君が悪い繋がりで、この気味が悪い空間からとっとと奥に進もうじゃないかと西尾的発言をしてみたいんだが」
射月「そやね」

いーかげんにすすまないと本当に私たちまでギャグ次元に巻き込まれかねない。一刻も早く致命傷を負わないとそろそろヤバイ。


 * * *

おちゃらけた空間から一転。裂け目っぽいところを押し広げてくらやみの中に進入した結果、其処には。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさ……」
「……たすけて、おねえちゃん」
「もう、やだよ……嫌だ、こんなの………」
「痛いよ……どうしてこんなことするの――?」

……まぁ、アレだ。貯蔵庫。

面白くねえわ

各キャラクターの会話毎に一行空白を入れると読みやすくなるかも

つまんねえ
人生やり直せ

html化依頼まだかな?

依頼出してきたよ

良くやった

ちょ、まだ終わってないのに勝手に依頼出すなよ荒らし

まあ誰も見てないしね。しょうがないね。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
「やだ、やだぁ……」
「助けて―――誰か…」
「・・・」

みんながみんな喚いている中、ひとりだけ静かにしているこがいたので。

射月「そこのだんまりさん。ちょっとお話伺っても?」
「・・・」
指をつつい、と出す。

小仲「おお、指先から光が。声が出ないのかな?」
切「どうせ魔法少女だとは思ってたけど酷いなこりゃ」

射月「なになに?えーっと、」間。「読みづらッ!?」
ああだんまりさんションボリしないで。きちんと読み解くから…あ、そうじゃない?

ほむら「ね、ねぇ」
切「ん?なんだいメイン組」
小仲「そーだよ赤黒いコンビ。今つっきーとあのこでお話してるんだから邪魔しないで」
杏子「……イカレてんじゃねーのかお前ら…」

目の前の少女は指で語る。自分がどんな魔法少女で、どんな過程でこの魔女に喰われて、どれだけ長い時間ここに拘束されているか、とか。
同情だの、他愛のないお話で気を紛らわせたりだの、くっだらねぇ世間話だの――あ、今ちょっとだけ笑った。――そういうのを交えて。私は目の前の少女を『ごく普通の少女』であるように扱う。

切「イカレてる、ってんなら「はい、その通りです」としか言い返せないんだけどな。何せ親友が魔女で魔法少女だ」
杏子「……そう、いう。ことじゃない」
ほむら「あの状態を見て普通の態度をとれるっていうのは、『尊敬に値する』と言ってあげるべきかしら?」
小仲「それじゃあ私は? 魔法少女として即刻死ぬような絶望を感じてなお、自分のたましいを切り離してまで人間として生き恥を晒してる私はどうなるんだろうね」
ほむら「・・・」

あーまた笑った。ほら、女の子は笑顔が一番だよ。私?いやいや私なんか女の子じゃないもんただのホモサピエンスのメスってだけだもん。「女の子」っていうのはね、もっと理想的な……

切「あんたら、最初にあの白いのに会ったときはどんな状況だった?」
杏子「? そりゃ、普通言いたくないだろ、そんな状況は」
ほむら「…既に知れ渡ってるから言わなくてもいいわよね?」
杏子「あーはいはい、『まどか』に助けられて、だろ?」

小仲「喫茶店だよ」

2人が固まる。何故? ってのは、ちょっと判らないかもしれない。

小仲「喫茶店で、普通にお茶してて。普通に駄弁ってて。普通に過ごしてる時にセールス受けたんだよ。これ、どういう意味だかわかる?」
ほむら「………素質が、あったってこと? 強引な契約を結んでも十二分にメリットが――」
切「そういうのは――うん、多分無い」
小仲「契約した私だから言えるけど、私みたいな魔法少女は小物もいいところでね? すぐに駆逐されちゃうの。きっと」
杏子「……あいつらは、逃げ道の無い奴に救いの手を差し伸べるように、契約を求める。マミも、さやかも、そうだった」
切「その通りだよ。だから普通にしてたら契約セールスを受けた。こんな壊れてるような女子中学生がいたら、ねぇ?」
小仲「きっとさ。感情が無い云々言ってても、納得はしなくても理解はしてるはずなんだよね。だから、助けてあげようって思うんじゃないかな」

射月「大丈夫だよ。ここの大ボス倒したら救出できるから。そしたら、その大きな孔。急いで直さなくちゃね。いくら魔法少女でも失血死しちゃうもん」

首から下に大きな裂け目の入った少女は、涙を浮かべながら『ありがとう』の文字を宙に描いた。


 * * *

※射月:道徳観が欠けてる。
※小仲:倫理感が欠けてる。
※切:現実感が欠けてる。
※喉が裂けてる娘:魔女の体内に、致命傷でも雑談できるとかいう不死作用があるので、声帯がR‐18Gな意味で物理的にぶっ壊れてても死なないまま過ごせる(拷問)。ちなみに願いが「話せるようになりたい」系の病室で絵を描いてた系の重病人な設定。

つまらん

ここまで見てそれいうかお前ら…w

設定表じゃなくて話の中で書き分けて欲しいなって
思ってしまうのでした

黒い扉。ものものしい雰囲気と、

射月「それじゃ、ラスボスかな?」
小仲「もう一人の自分だね!」
切「つるぎをおさめ たえるのだ」
ほむら「……息絶えるわね、ソレは」
杏子「テキトーすぎんぞお前らァ!!」
……適当感あふれる私ら。しかも必要な装備(E:魔法)すらしていない状況。舐めプどころではない。

ほむら「本当にいけるの?こんな状態で?」
射月「いけるの。こんな状態だからこそ、ね」

おーぷんざどあー。

 * * *

『やっときたね』
射月「悪いね、ジュース買ってきたから許して」
『おしるこじゃない』
切「あ、飲むんだ」
魔女、と聞いて。最初に思うのはこんな存在だろうって感じのヒトガタ。つまり普通に人間っぽい姿かたち。――しかしその頭身は小仲とは異なる。

切「ないすばでー……」
『ないすばでーb』
射月「心の奥に潜めた理想を目の前にして何か一言ぷりーず」
小仲「しにたい」

なんだよあのぶるんぶるんした肉の塊!捥ぐぞ!頭身だけじゃなくて完全にモノが違うじゃねーか!……あっ
『なに?』
射月「もしかしてさ、外で茶番やってる個体みたいに、そこらから切って貼ってしてたり?」
切「――さっきの広間になかなか可愛い子いたよな、でも全員ちっぱいだったし」
『ばれたか』
小仲「うわああああああああああ!!!!」

杏子は槍をペンサイズにしてペン回し、ほむらは銃の分解してる。こりゃ相当イラついてるな、現実逃避し始めてる。

(小仲「敵意を見せたらその時点で死ぬと思うから、攻撃っぽい行動はしないでね」)
(ほむら「時間を止めて首を落とせばいいんじゃないの?」)
(小仲「私が死んじゃうよ」)
(杏子「? それでいいんじゃないの?魔女だぞ?」)
(切「それ以前に、首を落としても誰かの首を落として繋げて再生するだろうな」)
(射月「ここは胃袋だよ。さっきのこたちは貯蔵してるの、既に私らも食材。だから『代替品にされる』かたちで心臓でも脳でも取られた時点で終わるんだよ」)
(ほむら・杏子「「・・・。」」)
(小仲「大丈夫、だって私だもん」)
(ほむら「・・・?」)
(小仲「魔女になったって、結局は私だよ。自分のことは自分がよくわかってるんだもん」)
(杏子「……忘れようとしてたのに、か?」)
(ほむら「――それを貴女が言うなんて、ね」)
(杏子「うっさい。で、どうなのさ?」)
(小仲「―――忘れたいだけで、実際は忘れるなんて出来ないよ。だから魂が裂けちゃうの」)
(小仲「だからね、その魂を―――」)

『どうどう、大丈夫?』
小仲「うわーん!!でっかい胸で抱きとめられたー!!?」
切「拷問だな」
射月「極刑モノだね」
杏子「出番?」スチャ
『たんまたんま、死んじゃう死ぬからソレ』

 * * *

魔女を揉みし抱くガキの必死の抵抗を仕方なく聞いて槍を下げ、その広間の隅に胡坐をかき、大きく溜息を吐く。
「これで本当にいけんのかよ、ちょおおかしい。ありえねーっての」
あいつら曰く、(小仲「ぐりーふしーどって自浄作用がなくなった魂のことでしょ?なら自浄作用が復活すればもどせんじゃね?」)だそうだが、即座にアタシとほむらで「無理だ」を叩き付けた。それでもやるってことだが……アタシは魔女を見た事がないが、ほむらの話を聞く限りアレは不可逆だ。どう足掻いても戻せない。魔法少女になったらソウルジェムが元の魂に戻れないように――――
「でも、あの子本当に魔女なのかしら?」
「あん?」
ほむらが妙なことを言う。そりゃ、見れば判るんだろ。魔女じゃん?
「私がいたところでは、魔女……って言うよりは『変なクリーチャー』って感じの姿かたちを取っていたのだけれど、でもあの子は正真正銘の人型よ」
「……案外、全身既に置き換えた後なんじゃねー? 見覚えある顔とか探せば判るんじゃない? 目とか鼻とか」
ぶっきらぼうに答えてしまう。だってあんな適当でやってる連中のお守りしなきゃならないくせに「攻撃するな」「警戒するな」「まま、お茶でもどうぞ」だ。魔女退治を舐めてるどころじゃないってアタシにもわかる。ハッキリ言おう。馬鹿を超えてる。―――ほむら?

「――――あの、目は」
「まさか……まどか、か?」
「……いえ、気のせいね。金ではなかったはずだし―――」

gdgd。もうほんと、ぐだぐだ。こんな感じにぐだぐだすることで、あの魔女は自分が魔女であることを忘れる。

 * * *
ちょっと前。作戦会議中のこと。

小仲「あのね、みんなに想像して欲しいんだけど。私が魔女になったら何を渇望するか」
杏子「かつ、?」
ほむら「魔女の特性よ。生前の魔法少女が抱いた希望と願いが結局無為となり、より深い絶望に身を落とす――魔女の活動原理はその時に『一番欲しかったもの』に基づいているわ」
まるで見てきたかのように語るほむほむ。ちなみに皆さんの魔女を訊いてみた。

ほむら「いや、貴女達とはほぼ初対面もいいとこでしょうに。……そうね、マミはリボンで包まれた小さな魔女だったわね」
杏子「ふーん…マミが、ねぇ? 魔法少女の才能以外の実力ってやつは魔女には引き継がれないのか?」
ほむら「マミの魔女はまどかや貴女に似た髪形の使い魔をリボンで雁字搦めにして絶対に離れないようにしながら戦っていたわ」
杏子「・・・・・・・・・ぉぅ」
まるでストーカーである。ぼっちこわい。

ほむら「杏子、貴女は大抵の場合自爆で死んでるから魔女になったことは数えるほどしかなかったわ」
杏子「聞かなかったことにしたい」
切「そんで?やっぱ槍遣い?」
小仲「いやいや聖女かもよ」
ほむら「蝋燭頭の槍騎兵だったわね。遠目で確認次第すぐボムったけれど頭燃やしながら爆風を斬ってたわ」
「「「ちーと?」」」
杏子「何故こっちを見る?」
ほむら「最終的には逃げに徹してたら燃え尽きて死んだわね」
「「「どじっこ?」」」
杏子「よーしお前ら3人歯ァ食いしばれよ」

ほむら「貴女達3人とは面識がない…訳でもないのかしら? まぁとりあえず魔女化の筆頭は美樹さやかよ。大抵失恋で死んでるわ」
杏子「この前同じ理由で円環の理に導かれた気がしたんだけど?」
ほむら「ほんとにね。『あんな男の為に何もそこまで』、ほんとよね……」
射月「ほほぅ?」
杏子「こっちみんな」
ほむら「いっつも杏子があの青魚に突っ込んで自爆するのよね……」
杏子「こっちみんなー!」

ほむら「そして、まどかよ」
切「それを聞きたかった。さっきの魔法少女タコ部屋にはいなかったけど」
ほむら(無言の銃口)
切「……すまん言い方が悪かった。で、どんな?」
ほむら「――ワルプルギスの夜、と言われる巨大魔女がやってきたの」
小仲「?」
ほむら「まどかはその魔女を倒す為に魔法少女になると言って、そして――――そのまま一撃でワルプルギスを倒してしまった」
杏子「そんなに凄いってことは、そういうことだな?」
ほむら「ええ。直後に、夜を越えた巨大魔女になったわ。キュゥべえ曰く、『この星を十数日で滅ぼす』だったかしら。…案外あのまま放置してインキュベーターの母性ごと滅んでいた方がよかったのかしらねー」
眼が死んでる眼が死んでる。

ほむら「でも、まどかを助けることだけを目標にしてたのだから…私が魔女になったとしたら『まどかを助けることが出来ない現実』もしくは『まどかがこの世界にいない現実』から目をそらす為に――見滝原オブジェクトでも造るんじゃないかしら」
杏子「おぞましい話だな……んで、偽者のアタシたちがいるんだろ?」
ほむら「そうね、でも絶対に言える事は一つ。魔女の願いは絶対に叶わない。叶えられないから魔女は絶望を深める。使い魔はその手助けってところかしらね。……言ってみればまどかの魔女だって『魔女の結界に全ての魂を取り込んでしまえば、結界の中ではみんなが救われる世界』ってことになるのかしら…?」
小仲「そう、それが聞きたかった」

小仲は問う。「魔女の願いは歪んだ形で叶えられ、成就することはない」「なんでこの空間はまっくろなの?」「捕らえた人たちをどうこうする使い魔がいないのは何故?」「『私の魔女』の願いは何?」

その答えは? と訊かれて。私は「はーい」と手を挙げる。

 * * *

小仲「そんでね、そんでね」
『あはははっ、やだもー』

本当に楽しそうに笑う《ひとり》。自分との対話。でも、いい加減現実逃避だけじゃ解決しないことを、小仲はきちんと知っている。
知っているから、いままで解決せずにいた。その方が楽だったから。だけど、もう。忘れたかったことを思い出さなきゃいけないから。

『んー、楽しかったー』
小仲「そだね、またお話しよっか。千年パズルの中のAIBOとATMみたいに」
『ペンデュラムに取り込まれたナストラルみたいに? それは無理かなー』
小仲「んえ?」
『せっちゃーん、こなかりろんリピートぷりーずー』
切「えーと、①自浄作用がなくなったのが魔女。②魂丸ごと魔女化してないから集めてどうにかしたい(ハリポタ式)。③今むっちゃ遊んで気晴らし中?」
ほむら「こんなんでいいのかとか思ってたけどやっぱり駄目じゃない。ここで殺した方が皆の為じゃないの?」
『んーとね、ほむらちゃんの考えもすごくその通りだと思うんだけど、まず根本的に駄目なのがね、』
射月「やっぱ不可逆?魔女になったら…」
『でもこころはまだ人間のつもり。【人間の魔女】だもん。そうじゃなくってね、えっと。死の秘宝上巻でさ、ハー子が言ってたじゃん』

良心の呵責でのみ割けた魂がくっつくというアレ。

『だからね、わたしはまだ「わるいこ」だから、《わたしたち》はまだゆるされちゃいけないから。ゆるされちゃいけないことをしたから。だから』

 「だから、私は謝らなきゃいけないの。私が救おうとした、全ての魔法少女の為に。こんなことをさせてしまったこなかちゃんのためにも」
 「だから、私は取り込んだの。私がわるいこで、諸悪の根源を取り込んでいれば、例え殺されても、世界は平和になるでしょ?」

そういって、鹿目まどかを取り込んだ宵町こなかの魔女は、濁った金と淀んだ赤のオッドアイでこちらに選択権を委ねた。
魔女を葬る(まどかをころす)か、魔女退治を諦める(みんなでせいだいにあそぶ)か。

つまんね
改行しろよ

まどオン終わったねー

http://bit.ly/1SHFX4N

驚愕の表情で、黒髪の少女は手を伸ばす。

ほむら「まどか」

伸ばされた手を、『ふたり』は恐れるかのように避ける。時計の少女がさらに向かう。

ほむら「まどか、そこに、いたの……?」
『ちがうよ、ほむらさん。私はまどかじゃない』
射月「それじゃ、こなたん?」
『茶々入れない。小仲でもないよ。私はもう、魔女だもん』

切「でも、小仲本人でもあるんだろ?【人間の魔女】さん?」
目を逸らした。その濁った金の瞳が揺れる。魔女である事実に、なのか。それとも、人間でありたいという気持ちから、なのか。

「ねぇ、まどか。聞いて」
『違う、まどかじゃない』
「あのね、私」
『まどかなんかじゃない』
「私ね、」
『違うもん』

子供の堂々巡り。女子中学生なんて子供か。自分を棚に上げながら、生存中の小仲を引っ張り上げる。
小仲「あいえ?どしたの、今シリアスのターンじゃ」
射月「んなもんあってたまるかーーーっ!!!」

魔女っ子とほむほむに全力投合。手を伸ばし、逃げ、また手を伸ばすなんてまどろっこしいことをさせてなんかやるもんか、うっとおしい。

『わぷっ』「っとっ!」「アイエエエエエ!?」


切「おーおー、最近の若いのったら」
射月「じじくさいよ、女子中学生なのに」
小仲「きゅー…」

ああ。そう。所詮こっちら3人はモブでいいんだ。主人公はお前なんだから、ヒロインはそいつなんだから。

『……ほむら、ちゃん?』
ほむら「――やっと、やっと逢えた……まどか…ッ!!!」

ドサクサに紛れてでもいいから、しっかりと抱きしめてあげなくっちゃあ、ね。


 * * *

ほむら「わたしね、がんばったんだよ。まどかがみてるからって。まどかがいつでも見てるって言ってくれたから、わたしは」

『――ありがとう、ね。ほむらちゃん。私のことを覚えていてくれて』

ほむら「もしかしたら、本当の奇跡が起きるかもしれない。そう言ったのはまどかでしょ? 信じなくてどうするのよ」

『ぇへへ……そう、だね。魔法少女から、希望を失って欲しくなんてない。そう決めて、こうなったはず。……だったのになぁ』

ほむら「…まどか?」
『こっからは私だよ』

小仲シャドウに切り替わったか。折角ほむらちゃんが可愛かったのに、無粋な奴め。

ほむら「…聞こえてるわよ、馬鹿」
『ほむらちゃんかわいいもんね』『今その話してないから引っ込む』『はぁい』
切「完全にどうにかなったじゃないか。それでまどっち開放すればええんやないの?」
射月「失敬。んで、ソレ(まど開放)がうまくいかないっていう話の続き?」

『うん、ちょっとね。私がさ、大切なお母さんを魔獣に食い殺されて、魔法少女にだっけ? まぁいいよ。よくないけど、まぁいいよ』
『その時にあんの白いモフモフが言いやがったんだ。世界に魔獣が満ち満ちているのは、本来魔法少女が自らの内で終焉させるべき穢れを解き放ったものがいるからだ。ってね』

『わたしはね、さやかちゃんやマミさんやほかのみんなが。幸せになりたくて掴んだ祈りが絶望に終わってなんて欲しくなかったから、』
『でも、そんなのはわがままだって、わかっちゃうんだよね。幸せになりたい、誰かを幸せにしたい――そんな願いばかりじゃないってことを、あのときに初めて知ったの』

『ちょうど私が空っぽの願いで、私にどうしようもないことで願ってしまって、それを叶えられなかったとき。あのお姉さんが――夢を見せてくれたんだ』
『私が何でもできるって、そう思えるような真っ赤な嘘を。その嘘で満ち満ちて幸せだったところに―――殺伐とした現実にまどっちが。』

『それでも、私はみんなを導くのをやめなかった。それが、私の存在理由になってたから』
『契約したことで不幸になった子たちには、幸せな夢を』『復讐に祈りを捧げた子たちには、魂の救済を』
『でも、こなかちゃんに言われちゃった。私が皆を呪いから解放したから、世界に穢れが撒き散らされたんだって。そう考えたら』

『私がしてきたことって、なんだったんだろう。って。皆を幸せに出来ればそれでよかったはずなのに、みんなが不幸せになってるって』
『……私の祈りを、自分自身が否定しているって気付いちゃったら。ソウルジェムが急に濁りだして、』

『それがしろいのの策略だって気付いた瞬間、私はまどかを喰い尽した。私の胃袋の中でだけ、彼女は希望にも絶望にも進むことはない』

『だから、私はまどかごと消滅しなくちゃいけないんだ』

このスレに注目
P『アイドルと入れ替わる人生』part11【安価】
P『アイドルと入れ替わる人生』part11【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434553574/)

つまりは、神様やってけるようなメンタルだったのが砕けてしまったわけだ。
そりゃそうさ。たかが中学生が自分の人生を棒に振ってまで世界の為に何事かを成そうとするなんて出来るはずが無―――

小仲「?」←精神分裂後世界を魔女らせたいと冀った糞餓鬼
切「」 射月「」

まぁ、あたまのおかしい中学生なんて、ザラか。 ほむらちゃんの方を見る。

「……まどか?」
『ねぇ、ほむらちゃん。ここはね、すごくいごこちがいいの』
『ここに閉じ込めて溢れ出る絶望を吸い上げている限り、まどかは魔女にはならない』
『ここにいるとね、わたしがしあわせにしてあげられなかったみんながいてくれるんだ』
『私だけが死ぬとか、私ごとまどかを助けるとか、そういうのすると鹿目まどかが解放されるんだよ』
『ごめんね、っていうとね。みんな、いいんだよっていってくれるの。わたしがみがってに救ってこようとしたひとたち』
『だからまどかだけ助けるのはほぼ無理だよ。というか本来そのまま消化するはずなのにこんなにはっきりと自分の意見を通すようになってる時点でもうお察しかな?』
『魔法少女の抱いた希望は否定したくなかった。でも希望を抱いて絶望に終わる人たちだけじゃないってことを、わたしはしらなかった』
『で、どーするよ?の質問は、…あー。私らだとさくっと「見捨てるわーい世界は救われたー」とか「世界破滅エンド!虚淵的にはハッピーエンド!」とか兵器で選びそうだしなー』
『抱いた呪いで魔法を手に入れた人たちに、私は何をしてあげればいいのかわからないの!私がやってきたことって一体なんだったの!?』
『だからさ、暁美ちゃん。ほむらちゃん。当事者同士で話しをしてあげて欲しいんだよ』
『ねぇ、ほむらちゃん』

『『どうすれば、いいのかなぁ』』

基地外ピンクはまずはほむらに土下座しろ低脳が調子に乗ってすいませんでしたって
その後首でも吊れよ
それで解決

>>682
仮にまどっちがガチで謝罪したとします。→謝る=自分の誤りを全面的に認める→じゃあ今まで身勝手に救って(笑)きた人たちは?→絶望
仮にまどっちが首吊ります→殻になってる分裂体こなーが精神のみ魂のみを閉じ込めてるので吊っても死にません
んだば魔女っこ小仲ごと死ねば?→まどかの魔女フォルムがバランス崩壊レベルの欠陥製品なので、「死→消滅」までのラグで暴走します
まどっち女神フォーム復活☆して出てけよ→自責の念からメガシンカできません。まどかと円環の理を切り離しての運用も理のやらかすことが怖くて出来ません

Q.つまり? A.詰んでる。

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