男「アイキャンフライ!俺は自由だ!」 (16)




アナウンサー『昨夜、○○のビルの屋上から飛び降りた少年の遺書らしき物には、
『イェェガァァ、自由の翼、立体起動』など、とあるアニメの……』


女「……で?この少年って」

男(幽霊)「はっ!この男のことであります!」


女「成仏しろよ」

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男「えぇ……どうやって?」

女「しらねぇよ」スパァ

男「あ、未成年がタバコはダメだよ」

女「あいにく今年22だ」」

男「…え、どう見たって幼女…」

女「あ?!少なくとも中○生にはみえるわ!」

男「あ、でも幼いって自覚あるんだ」

女「遺伝だよ」


女「おら、この写真」

男「ん〜?……中学生と貴方の写真?」

女「去年の家族写真だ」

男「…遺伝すげぇ」

女「そんな事よりお前…なんで俺の所いんの?」

男「ん〜…君がかわいいから?」

女「はぁ…なんだそれ」


女「とりあえず寝かせろ…明日も大学なんだ」

男「あ、おつかれでーす」








女「…なぁ」

男「はい」

女「…そこに浮いてられっと寝れないんだが」

男「あぁ…どうしたら?」

女「消えろ」

男「無理って言葉知ってます?」

女「馬鹿にしてんのか?」

男「いえ、滅相もない」


男「と、とりあえず…違う部屋いきますねぇ」スゥゥ




女「あいつ通り抜けるのか…てか幽霊だよな?」

女「……」ゾクゾク

女「ね、寝よ」

『 PM 8:30 』

ここからどう展開していくのか


PM9:12

男「………」


PM9:30

男「……」

PM11:30

男「……まったく…眠くならない」

男「ひまだぁああ!!」

バンッ!

女「うるせえ!」

男「さませぇん!」土下座

女「することないならテレビでも見てやがれ」

男「テレビに触れないんです…」

女「ッチ…音量は5な…んじゃ」

男「ありがとうございますぅ」

AM 2;00

テレビ『貞子「ア”ァ”ァ”ァ”ァ”ア”」』

男「……」ガクガクガク


AM6:30

女「ふぁぁあ」

男「おはようございます」スゥ

女「ひゃ?!…な、なんだ…お前か……やつれたな」

男「そうですかね?…ハハ」

女「どうだった?貞子、おもしろかった?」

男「知っててかけてたのか!!」


女「いや…見たかったけど、眠かったから」

男「酷い酷い…」

女「で?感想は?」

男「成仏するところだったでしょ!」

女「そのまましろよ」

男「呪いますよ…まったく」

女「あ?」

男「ウソデススミマセン」


女「で、これからどうするか…だが」

男「大学いくのでは?」

女「それだよ…お前どうするんだ?」

男「さぁ…わかりません」

女「う〜ん……まぁ一応ついてこい、大学に」

男「いいんすか」

女「すこし実験したくてな」

男「じ、実験…」

女「すこし利用させろ…夜中のテレビの電気代をチャラにしてやる」

男「幽霊に払わせる気だったのか」


AM 9:15

大学━━

男「でかいっすねぇ」

女「まぁな…これでも頭のいい学校にかよってるんだぜ?」ドヤァ

男「ほぇぇ……」

女「あ、こっちこい」

男「あ、はい」


女「おーい!先輩!」

先輩「お?…おぉ、女か」

女「私だ、で、先輩さ」

先輩「なんだ?金か?いくら欲しい?」

女「ちげーよ、確かに欲しいけど今は違う」

先輩「お前が金がらみじゃなく俺に話しかけるとは…珍しいな」

男「女さん…金づるが先輩なんですか」

女「ちげぇよ!」

先輩「ん?用がないのか?用もないのに話しかけてくれるようになったのか…うれしいなぁ!」

女「うわ!泣くなキモイ!」

先輩「き、きも……」ガクッ


女「でさ、先輩」

先輩「なに…?」

女「先輩の家って寺だよな?」

先輩「そうだぞ…なんで?」

女「除霊とかできる?」

先輩「できるけど…効果は期待できないよ」

女「そこは効果あると売れよ」

先輩「だって今まで除霊見てたけど、7回中3回しか払えなかったし…」

女「なんか見えてる口ぶりっすね」

先輩「みえるよ?」

女「へぇ〜…え?」


女「え、みえるって…」

男「まじで?」

先輩「………あぁ!そういうこと!」ハハハハ

女「え、なにが」

先輩「お前w」

女「は、はい」

先輩「その背後の男の霊に憑りつかれたとおもってんだww」

女「え、えぇ……ちがうの?!」

先輩「お前、それ……守護霊ww」

女「ウソ?!」

男「mjd」

先輩「マジマジ」コクコク


先輩「にしても…守護霊見えるって奴は初めて見たな…悪霊とかちらっと見たことある奴ならいたけど」

女「お前…守護霊なのかよ」

男「え、でも…なんでわかるの?守護霊って」

先輩「守護霊はねぇ、顔とか体がちゃんとしてるんだよ」

男「ちゃんと?」

先輩「ほかの霊は死んだ時の状態でいるから、どこか血が出てたりするんだよ、まぁ例外もあるけど」

男「お、おれは…成仏できないの?」

先輩「いや、できるよ」

先輩「守護霊なんて望まずになる奴もいるからな」

女「ど、どうすれば?」

先輩「任せとけ、我がサークルにはいれば教えよう」

女「え……いや…それは」

男「入ります!女さんが!」

女「おま?!」

先輩「君はわかるようでうれしいよ…握手だ」

男「でも俺触れない…」

先輩「あ、そっか…すまんw」


サークル『オカルティ〜』

男「…ネーミングセンスを疑いますね」

先輩「それは立ち上げた先代に言ってくれ…」

女「いやだ!入りたくない!」

先輩「まだ言うか…もう決まったんだ…ほら」つボイスレコーダー

『先輩「女…はいってくれるんだな?私のサークルに」
女「…はい…はいります」』

ブチッ

先輩「…な?」

女「いつのまに…」

先輩「それにこいつも成仏したがってるし」

男「え?…あぁ、そうそう成仏したい」

女「てめぇ…」

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