>>1 代行あり！

向日葵「どんなのですの？」

櫻子「ほら、アレだよ、カオナシとかの出てくるやつ！」

向日葵「湯婆婆とかの出てくるのですわね」

櫻子「そうそうそれだよそれ！」

向日葵「ハクとかの出てくるのですわね」

櫻子「うんうんそれそれ！」

向日葵「銭婆とかの出てくるのですわね」

櫻子「だからタイトル言えよ！」

向日葵「千と千尋の神隠しですわ」

櫻子「それだー！」

向日葵「あれも面白いですわよねー」

櫻子「……コホン」

櫻子「『向日葵というのかい？贅沢な名だね……』」

向日葵「むむ……」

櫻子「『今からお前の名はひま子だ。いいかい？ひま子だよ返事をするんだ！』」

向日葵「何か年下にされたみたいでいやですわ！」

櫻子「じゃあおっぱい」

向日葵「ぶっ飛ばしますわよ！」

櫻子「ドコモからiPhoneが出るけど、出ない……？どういうことだ向日葵……」

向日葵「出ると報道された後、公式サイトで出ないと発表されたみたいだすわね……」

櫻子「それってどういうことなの？」

向日葵「さぁ、多分出ないんじゃないでしょうか……」

櫻子「なんだ、私もスマホデビューできるかと思ったのに……」

向日葵「別にドコモから出たところで櫻子が買えるわけではなくてよ？」

櫻子「私もスマホほーしーいー！」

向日葵「あなたは三姉妹なんですから全員分買うの大変なんですよ？」

櫻子「ねーちゃん携帯依存症だし」

櫻子「私も携帯依存症になりたい！」

向日葵「それは悪いことですのよ！？」

櫻子「なんでねーちゃんは携帯依存症で私は違うのかな？」

向日葵「携帯を頻繁に見るのは……きっと好きな人からのメールを待ってるんですわ！」

櫻子「えっ！？ねーちゃんの好きな人って……花子？」

向日葵「家族愛とかそういう愛じゃないですわよ！」

櫻子「じゃあ向日葵はねーちゃんの好きと同じ意味で好きな人っているの？」

向日葵「な、な、何を言ってるんですの！？」

櫻子「その反応、いるな！」

向日葵「い、いませんわー！」

櫻子「楓でしょ！」

向日葵「あなた人の話聞いてましたの！？」

向日葵「はぁ……ドキドキして損した……」

櫻子「縄文土器土器！弥生土器土器！」

向日葵「はあ？あなた縄文土器なんて知ってましたの？」

櫻子「うるさいぞおっぱい。私はこれでも小学校で習ったし使ったこともある！」

向日葵「いや、ないでしょう……」

櫻子「！」

櫻子「ヘックション！！」

櫻子「石器石器！」

向日葵「それは咳ではないですわ……」

櫻子「石器は昔からおっぱいを削ぐために」

向日葵「使われていませんわ……」

櫻子「明日始業式かー」

向日葵「学校始まっても何も変わりませんわ！」

櫻子「というと？」

向日葵「どうせまた櫻子がいつも一緒にいるのでしょう！」

櫻子「そんなことはないぞ！」

向日葵「えっ？」

櫻子「今学期は一人でできるようにするもん！」

向日葵「例えば何をしますの？」

櫻子「向日葵と一緒にいないときといえば……」

向日葵「うーん……」

櫻子「トイレ！」

向日葵「今学期の目標はひとりでトイレ！？」

櫻子「明日からも向日葵と隣の席なんだよなー」

向日葵「はぁ……またバカ櫻子のお世話をしなければなりませんのね！」

櫻子「！」

櫻子「今のもう一回言ってみて！」

向日葵「へ？」

櫻子「いいからもう一回！」

向日葵「またバカ櫻子のお世話をしなければなりませんのね！」

櫻子（イイッ……！）

櫻子（ああっ、バカって言いながら本当は愛されてる感じがする……）

向日葵「？」

櫻子「私もっとお世話がされたいから、今学期は極力サボる！」

向日葵「ええええええええええ！？」

向日葵「この子は哺乳瓶からオムツ替えからしてさしあげないといけない感じですの？」

櫻子「そんなことより膝枕！」

向日葵「え？」

櫻子「膝枕して！」

向日葵「は、はああああああああああ！？」

櫻子「してほしいの！」

向日葵「はい、どうぞ……」

櫻子「んー！」

向日葵「もうしょうがないんですから」

櫻子「えへへー」

櫻子「あのねあのね！」