染谷「わしが貧乏って噂が流れとる?」久「そうなのよ」 (2)

染谷「何でそんな噂が……」

久「貴方が早弁してお昼に何も食べていないから、それを見てお弁当を持ってくる余裕も昼食を買う余裕もないと思ってるらしいのよ」

染谷「なっ、誤解じゃろうが」

久「それに、よく家の手伝いで部活を休むでしょう?それも合わさってまこの家がバイトを雇う余裕すらないだとか、色々と勘繰る子も……」

久「実際、咲や和もお手伝いに行ってるわけだしねえ……」

染谷「そうじゃな……。じゃが、バイト代は出しとるじゃろうに」

久「咲や和はそのせいでまこが昼食を食べれないんだって気に病んでたわよ。かといって仕事を手伝わないとまこの負担が増えるから心苦しいって」

染谷「そんな……」

京太郎「ちくわ大明神」

久「あら?」

染谷「幻聴か幽霊か?怖い」

おしまい

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