カヲル「シンジ君のためにAVを撮影したい」 (7)

カヲル「というわけで、協力してくれないかな」

レイ「……本当に碇君が喜んでくれるの?」

カヲル「もちろんだよ。男子中学生なら誰もが見たい映像なのだと、死海文書にも記されている」

レイ「そう。なら手伝うわ」

カヲル「―――よし、カメラはこれくらいでいいかな」

レイ「いくつも使うのね」

カヲル「あとで編集するためさ。さぁ、始めようか」

レイ「……」

カヲル「まずはキス動画を撮ってみよう。こっちに来て」

レイ「ええ」

カヲル「横を向いて。カメラに口元が映るように」

レイ「……」

チュッ

レイ「ん……」

チュゥ チュッ

カヲル「表情が固いな……でも、そんな君の、冷ややかな顔が変わっていく様子を収められたら面白いかも知れないね」

レイ「無理よ。わざとこうしてるわけじゃないもの」

カヲル「分かってるよ。君は自然に、感じるままにしていればいい」

カヲル「僕が君を変えてあげるよ、レイ」

チュゥ チュチュッ……チュプッ

レイ「!?」


アスカ「バカシンジー、ごはんまだぁ?」

シンジ「もうすぐできるよ」

シンジ(綾波、ちゃんと食べてるかな。今度作ってあげに……かえって迷惑かな? 今なにしてるだろ)

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