ジャン「混ぜるな」ユミル「危険」(49)



http://livedoor.blogimg.jp/tntakr11/imgs/0/f/0f065d50.jpg


混ぜるな自然の間違いじゃないのか?w >ユミル

全然釣れなかったorz
そもそもこれはちゃんと釣りスレになっているのだろうか…。
構ってくれた>>2さん、感謝です。

では、本編のほうを開始します。

〈馬面コントローラー〉



ユミル「できたぞクリスタ!ジャンの右腕を操るコントローラーだ!」

クリスタ「え?」

ユミル「くれぐれも悪用しちゃダメだぞー」

クリスタ「え?」



クリスタ「え!?」

--座学--

クリスタ(悪用しちゃダメって…そもそもこんな物…何に使えばいいの…?)チラッ

ユミル「オイ、クリスタ…集中してないと成績落ちちゃうぞ?」ヒソヒソ

クリスタ(ユミルのせいでしょ!)

クリスタ(…はぁ…別に気にしなくてもいいよね?)

クリスタ(…あれ?)

ジャン「うーん…うん…」ウツラウツラ

クリスタ(ジャンが今にも寝ちゃいそうだ…!)

クリスタ(最近の訓練厳しいもんね…あれでノート取れてるのかな?)

ジャン「…」カキカ...

クリスタ(あ…ペンが止まっちゃった…)

クリスタ(そうだ!私がジャンの代わりにノートを取ってあげればいいんだ!)

クリスタ(せっかくコントローラーがあるんだからね!)

クリスタ(…少しだけ使ってみたかったのは内緒)ウズウズ

クリスタ(それじゃあ使ってみよーっと…)カチャカチャ

ジャン「…」カキカキ

クリスタ(わっ!本当に動いてる…!)カチャカチャ

ジャン「…」カキカキカキ

クリスタ(フフッ…これ…意外に面白いかも…えい!)ガチャガチャガチャ

ジャン「…」ガキガキガキガキ

マルコ「うわっ!ちょっと、ジャン!何をしているんだい!?」ヒソヒソ

ジャン「…んあ?」ガガガガガガガガガガ

頑張って

--対人格闘訓練--

ジャン「くそぅ…気づいたらノートが真っ黒だった…」トボトボ

クリスタ(ごめんね、ジャン…今度ノート見せてあげるから許して…?)

ジャン「ハァ…」ズーン

クリスタ「ジャン!一緒に組もうよ?」トテトテトテ

ジャン「あ?クリスタか…お前じゃオレの相手は務まらねぇよ」

クリスタ「むぅ…」

ジャン「もう少し強くなったら相手してやるよ」ケラケラケラ

クリスタ(馬鹿にして…そうだ!)

クリスタ「ねぇ、ジャン…ジャンは私には勝てないんだよ?」

ジャン「は?何言ってんだお前?」

クリスタ「だから…証明してあげるね?」ニコッ

ジャン「…手加減しねぇからな」

ジャン「いくぞ…!」バッ

クリスタ(来たっ!…真直ぐ飛び込んでくる…)ザッ

ジャン「うぉら!」ブン

クリスタ(まずはこれを避けて…!)サッ

ジャン「おいおい、クリスタ!まさかオレは勝てないけど負けないっていう意味じゃねぇよな?」ヒュッ

クリスタ(…ここだ!)カチャカチャ

ジャン「…あれ?」ピタッ

クリスタ(ごめんね…)

クリスタ「ジャン…何をしているの…?」ニコニコ

ジャン「右腕が動かねぇ!?」アセアセ

クリスタ「いくら私が相手だからって…ふざけちゃダメだよ!」グルン

ジャン「ぐはっ!」ドシン

クリスタ「このまま落ちて…?」ガシッ

ジャン「っ!?ちょっと待て!右腕が動かねぇんだって!締まってるから!」グググググ

クリスタ「?実戦に待ったナシ…だよ?」ニコッ

ジャン「ひっ!?」ゾワッ

―――――ウワァアアアアア

--夕方 食堂--

クリスタ(今日は楽しかったな…訓練なのに…)ニコニコ

クリスタ(でもあのジャンに勝ったんだからね…!)グッ

ユミル「?うれしそうだな…何かいいことでもあったのか、クリスタ?」

クリスタ「えへへ…ユミルのおかげだよ」ニコッ

ユミル「は?…まぁ、お前が笑顔っだったら何でもいいけどな」ワシャワシャ

クリスタ「やめてよ~」キャッキャッ

クリスタ(ジャンには悪いけど…このコントローラー…すごい!)チラッ

ジャン「はぁ…どうもおかしいな…」

マルコ「ジャンがクリスタに負けるなんて意外だったよ」

ジャン「…いや…それなんだがな…どうにも右腕の調子がおかしくて」

マルコ「怪我でもしてるのかい?」

ジャン「そうじゃねぇんだけど…勝手に動くんだよ…この腕…」

マルコ「え?大丈夫?頭でも打ったんじゃないの?」

ジャン「くそっ…そう簡単には信じてくれねぇよなぁ…」チラッ

クリスタ(?ジャン…どこ向いて…あー…)

ミカサ「エレン、ご飯こぼしてる」

エレン「は?お前は…オレの…母さんかよ…?」モグモグ

ミカサ「食べながら喋らない」

エレン「はいはい…」ゴクン

ミカサ「…」

アルミン「はは…」

クリスタ(…ジャンはミカサが好きなのかな?)

ジャン「…」ジーッ

マルコ「行かなくてもいいのかい?」

ジャン「はぁ…わざわざ喧嘩売りにいくやつがどこにいる?」

マルコ「はは…でも向こうはこっちに用があるみたいだけどね」

ジャン「…は?」

エレン「オイ、ジャン」スタスタスタ

ジャン「お前かよ…ミカサならよかったのに…」ボソッ

エレン「は?何言ってんだ?」

ジャン「…なんでもねぇよ」

ジャン「で?何の用だ…死に急ぎ野郎?」

エレン「…お前…今日の対人格闘、手ぇ抜いてただろ?」

ジャン「…それが?」

エレン「流すのはやめたんじゃなかったのか?」

ジャン「今日は調子が悪かったんだよ…これでいいか?」

エレン「はぁ!?調子が悪かったせいにするのかよ!」

ジャン「ああ、そうだ!なぜか右腕が動かなかったんだよ!」ガタッ

エレン「嘘つくならもっとマシなのにしろよな!それに調子が悪かったんじゃねぇだろ!お前が弱かっただけだ!」イラッ

ジャン「てめぇ…それが言いたかったことかよ!」イラッ

ジャン「…」イライラ

エレン「…」イライラ

ジャン「…めんどくせぇ」ボソッ

エレン「…同感だ」ニヤリ

マルコ「ちょっと二人ともやめなよ!教官が来ちゃうよ!」アセアセ

アルミン「そうだよ!エレン!今日は君が悪い!」

エレン「関係ない…ね!」ブンッ

ジャン「当たるかボケ!」サッ

クリスタ(あわわ…どうしよう…始まっちゃった…)オロオロ

クリスタ(もとはと言えば私が悪いんだよね…?)

クリスタ(私がジャンの右腕を操ったから…それがエレンには遊んでるように見えたんだ…)

クリスタ(そうだ!このコントローラーを使ってジャンをサポートしてあげよう!)

クリスタ(私にはこの喧嘩を止めることはできないけどせめてジャンが有利になるように…)カチャカチャ

ジャン「うわっ!?」ブン

エレン「…は?どこ狙ってるんだ?そっちには何もないぞ?」

クリスタ(あれ…?)

ジャン「違ぇって!腕が勝手に…!」

エレン「まだ言うのか?だったらいつまでも言ってろ…これで決めてやるから」バシィ

ジャン「ぐぉ!?」バタン

―――――ギィイイイイイ

キース「今しがた大きな音がしたのだが…誰か説明してもらおうか?」

ミカサ「ジャンがエレンに負けた音です」スッ

キース「ふっ…また貴様か…少しは腕を磨いたらどうだ…」

キース「…この敗北主義者め」ボソッ

―――――バタン

ジャン「」

クリスタ(ジャン…不憫じゃん…)ウルウル

クリスタ(…まぁ、私が悪いんだけどね)テヘッ

--夜 女子寮--

ユミル「なぁ、クリスタ」

クリスタ「何?」

ユミル「今日、なんかおかしくなかったか…特にジャンが」

クリスタ「?ええと…ユミルがくれたコントローラーのせいでしょ?」

ユミル「コントローラー…なんだそれ?」キョトン

クリスタ(え?どういうこと…ユミル…覚えてないの?)

ユミル「なんだよそれ」

クリスタ「…ううん…何でもないの…気にしないで?」ニコッ

ユミル「そうか?ならいいんだが…」

クリスタ(なんでかはわからないけど覚えてないみたい…まぁいいや…もしかすると気が変わって取り上げられちゃうかもしれないし)

クリスタ(まだ使ってみたいんだよね…そうだ!寝てる間このコントローラーを固定してみよっと!)カチャカチャ

クリスタ(今日はジャン…寝れるかな…?)ニコニコ

--朝 食堂--

ジャン「ふぁ~…眠い…」モグモグ

クリスタ「おはよう、ジャン!…どうかしたの?」ニコッ

ジャン「クリスタか…信じてもらえないかもしれねぇけど…右腕が変な方向に曲がって寝れなかったんだ…」

クリスタ「そうなんだー、それは大変だったねー(棒)」

ジャン「はぁ…だよな…信じてくれねぇよな…」

クリスタ(ふふ…本当は私のせいなんだけどね)

ジャン「…このスープ味が薄いな」ズズズ

クリスタ(スープ…いいこと思いついた!)カチャカチャ

ジャン「うわっ!?」バシャッ

クリスタ「きゃっ!?」

クリスタ「…」ベチョベチョ

ジャン「クリスタ…?」

ユミル「クリスタ!?オイ、馬面!なにしやがる!」ズイッ

ジャン「す、すまねぇ…腕が勝手に…」アセアセ

ライナー「感心せんな…腕が勝手に動くなど…嘘をつくならもう少しましな嘘をつけ…」ズイッ

クリスタ「…いくら私が信じなかったからって…こんなことしなくても良かったんじゃないの?」グスッ

ジャン「ち、違う!オレじゃない!」

クリスタ(ここでもう一発…えい!)カチャカチャ

ジャン「…は?」パシン

ユミル「!?」

ライナー「!?」

クリスタ(…ちょっと痛い)ヒリヒリ

ユミル「馬面!てめぇ…いきなりビンタするだなんてどういうつもりだ!」

ライナー「返答次第では…許さんぞ…?」ゴゴゴゴゴ

ジャン「待ってくれ!オレの意思じゃないんだ!本当だ!」

マルコ「ジャン…さすがに庇えないよ…」

クリスタ「…ごめんね…ジャンはきっと私のことが憎いんだよね?」シクシク

アルミン「クリスタ…君は悪くない…全部ジャンが悪いんだ…!」

エレン「ジャン!謝れよ!」

ジャン「そ、そうだな…すまなかった…クリスタ…」

クリスタ(んーと、どうしようかな?)

クリスタ「…」シクシク

ミカサ「エレンに言われてから謝るのでは本心かどうか疑わしい」

ジャン「え?」

ミカサ「ので、あなたの言葉は嘘」

ジャン「」

ユミル「…クリスタ…もう行こう…ここにいても辛いだけだ…」

クリスタ「…うん」トボトボ

アルミン「みんなも行こう…」

エレン「そうだな」

マルコ「ジャン…君がそんな奴だったとは思わなかったよ…」スタスタスタ

ジャン「」

--立体機動訓練--

ジャン「くそっ…なんでこうなる…」ボソボソ

ユミル「よりにもよって馬面と同じ班とは…クリスタ、近づいちゃダメだぞ?」パシュッ

クリスタ「うん…」パシュッ

クリスタ(近づかなくたって大丈夫!だって私にはこのコントローラーがあるから!)

ジャン「どうやって誤解を解く?いや…誤解じゃねぇんだけども…」ボソボソ

クリスタ(ジャンは今朝のことであまり集中できてないみたい…チャンスかも…!)

クリスタ(…)ウズウズ

クリスタ(さすがに立体機動の訓練では危ないかな…?)

ジャン「…」チラッ

クリスタ(!こっちを見た!?)カチャッ

クリスタ「…あ」

ジャン「うわぁあああああ!?」ギュィイイイイン

ユミル「!?ジャンの奴、気でも触れたか!?」パシュッ

ジャン「うぐぉっ!?」ドンッ

クリスタ(…やっちゃった…どうしよう)オロオロ

ユミル「オイ、ジャン!大丈夫か!?しっかりしろ!」

ジャン「」チーン

ユミル「だめだ…意識がねぇ…」

クリスタ「そんなぁ…!」

ユミル「クリスタ!訓練に戻れ!」

クリスタ「で、でも…」

ユミル「私がこいつを医務室まで連れて行く…お前じゃ無理だろうからな」ガシッ

クリスタ(わ、私のせいだ…私が調子に乗り過ぎたから…)

--訓練終了後 医務室前--

ユミル「…」

クリスタ「ユミル!ジャンの様子は!?」タッタッタッ

ユミル「クリスタ…」

クリスタ「ジャンは大丈夫なの!?」

ユミル「ジャンは…あいつは…」

クリスタ「何!?どうなったの!?」

ユミル「ジャン・キルシュタイン訓練兵は…」



ユミル「開拓地送りが決定した…!」

クリスタ「え?ジャンが開拓地…?」

ユミル「やっぱりあいつ…どこかおかしかったんだ…」

クリスタ「そんなに怪我がひどかったの!?」

ユミル「違うんだクリスタ…ジャンは…」

ユミル「…くっ……」

ユミル「直接見たほうが早いだろ…医務室に入るぞ…」スッ

クリスタ「うん…」

ユミル「…」ピタッ

クリスタ「…ユミル?」

ユミル「くそぅ…」ポロポロ

クリスタ「!?どうしたの!?」オロオロ

ユミル「クリスタ…実はな…実は私…」ポロポロ

ユミル「馬面のことが…ジャンのことが好きだったんだ!」グスッ

クリスタ「え!?」

クリスタ(ちょっと待ってよ…ユミルはジャンのことが好きだったの!?)

クリスタ(そんな素振り一度も見たことないのに…)

クリスタ(…ということは…私がユミルの大切な人を傷つけてしまったってこと…!?)

ユミル「…私さぁ…あいつと一緒に開拓地に行こうと思う」

クリスタ「そんなぁ!?」

ユミル「だから…クリスタとはこれで最後になるな…今までありがとう…」

クリスタ「嫌だよ、ユミル!離れたくない!」

ユミル「ごめんな…でも私はあいつのことが好きなんだ…」

ユミル「今のあいつには傍に誰かがついていないといけないんだ…」

クリスタ「ジャンは…」

ユミル「すまない…長引いたな…入るぞ」ガラッ

--医務室--

クリスタ「ジャン…大丈夫…?」

ジャン「…クリスタか」

クリスタ(…心なしか…空気が重いような気がする)

ジャン「なぁ…オレが何かしたのか?なんでオレが開拓地に送られなきゃならねぇ?」

クリスタ「っ!…怪我の具合はどうなの?」

ジャン「あぁ…別に大した怪我なんてねぇよ…で?」

クリスタ「え?」

ジャン「なんでオレなの?現段階で成績上位者のオレがなんで開拓地なの?」

ユミル「ジャン…もういいだろ…」

ジャン「は?よくないだろ?憲兵団に行けないんだぞ?よくないだろ?」

ユミル「クリスタ…これがジャンだ…」

クリスタ「…」

ユミル「いつからなのかはわからねぇ…頭がいかれちまったのさ…」

ユミル「右腕が勝手に動くだのなんだの騒いで…教官のこの判断は間違ってねぇと思う…」

ユミル「ただ…なんでこうなったのかわからねぇんだ…!」グググ

ユミル「それだけが…悔しくて…」ポロポロ

クリスタ(私の…せいだ…)

クリスタ(なんでこんなことをしたんだろう…)

クリスタ(面白いからって…軽い気持ちでやっちゃいけなかったんだ…)

クリスタ(自分以外の人を操るなんて…)

クリスタ(私は何がしたかったんだろう…)

クリスタ(そもそもなんで私はこれを受け取ったの…?)

クリスタ(なんでユミルは私に…)

クリスタ(…)

クリスタ(なんでユミルのせいにしようとしたんだろう…)ジワァ

クリスタ(悪いのはすべて私なのに…)ポロポロ

クズスタとは珍しいな

クリスタ「…ねぇ」

ジャン「…」

ユミル「…なんだ、クリスタ?」

クリスタ(私のせいで…私が…)

クリスタ「ごめんなさい!」バッ

ユミル「は?」

クリスタ「全部私が悪いの!ジャンがこんなことになっちゃったのも私の責任なの!」

ジャン「…お前の…せい?」

クリスタ「そうだよ!私がジャンの右腕を操っていたから!」

ジャン「…」

ユミル「…本気で言ってんのか?」

クリスタ「っ!…ほ、本気だよ!」プルプル

ジャン「そうか…」

クリスタ「…」プルプル

ジャン「…」

ユミル「…」

ジャン「ぷふっ…!」

ユミル「だぁはっはっはっはっはっ!」

クリスタ「!?」

ジャン「ふふっ…オレもう我慢できねぇ…ふふっ…」ケラケラ

ユミル「もう大丈夫だぞ…笑っても…くくっ…」ニヤニヤ

クリスタ「」

クリスタ「どういうこと!?」

クリスタ「え!?さっきまでの雰囲気は!?なんで笑ってるの!?」

ユミル「おいおい、クリスタ…本気であんなコントローラーで人を操れると思ってるのか?」ニヤニヤ

クリスタ「どういう意味!?」

ジャン「あのコントローラーは偽物だってことだよ」ケラケラ

クリスタ「偽物!?でもジャンの右腕は確かに操れたよ!」

ジャン「ヒント…なぜオレがコントローラーの存在を知っているのか」

クリスタ「…あ」

ジャン「理解したようだな…つまり…」

ユミル「クリスタ…お前は騙されていたんだよ!」

クリスタ「そ、そんなぁ…」ヘタリ

クリスタ「…どうしてこんなことを?」

ユミル「そりゃあ…お前はいつもいいことばっかりしようとするからな…悪いことをさせたくなった」ニヤリ

クリスタ「…ジャンは何で?正直者じゃなかったの?」

ジャン「は?オレはいつだって正直だろうが?」

クリスタ「嘘!私を騙したでしょ!」

ジャン「オレが言う正直っていうのは思ったことを口に出すことで騙さないこととは違う…それに…」

ジャン「オレは自分の欲望に正直に従っただけだぜ?…クリスタが悪事を働くかどうかっていう知的探求欲のために」ニヤリ

クリスタ「…二人とも意地悪なんだね」

ジャン「いやぁ…それにしてもきつかったな…」

ユミル「そうだな」

ジャン「右腕をクリスタが操作してるみたいに動かすのなんて…」

クリスタ「!そう、それ!どうやってたの?」

ユミル「あれは小型振動装置をジャンの右腕につけまくってクリスタが動かすのを察知していたんだ」

ジャン「あとはオレのパントマイムで…」

ユミル「お前にそんな技術ないだろ…まぁ、こんな感じでできるんじゃないかなと思ってな」

クリスタ「そ、そうなんだ…思ったよりも雑だね…」

ジャン「そんなことよりも…どうしてくれんだオレのイメージ!下がりまくりじゃねぇか!」

ユミル「?もともと印象最悪だっただろ?」

ジャン「それ以上悪くなったらどうするんだって話だ!」

クリスタ(印象が悪いってところは否定しないんだ…)

ユミル「まぁ、このことに関してはクリスタが何とかしてくれるだろう」

クリスタ「え、私?」

ユミル「…少なからず罪悪感はあるみたいだからな」ニヤリ

クリスタ「うぅ…卑怯者…」

ユミル「でも…私はうれしかったぞ?」

クリスタ「楽しかったの間違いでしょ…私で遊んで…」

ユミル「いやいや…最後に自分が悪いって非を認めたからな」

ユミル「普通の人間にあんなことはできないからな…何事もなかったかのように無視すりゃあいいんだし」

ジャン「そうだな…オレにもできねぇわ…さすがクリスタ」

クリスタ「え?」

ユミル「馬面は大丈夫だろ?今更捨てるようなプライドなんか持ち合わせてないだろうし」ニヤリ

ジャン「なんだと!?」

クリスタ「ふふっ…そうだね!」

ジャン「クリスタまで!?」ガーン

ユミル「さて…そろそろ行くか…」

ジャン「ちょっと待てよ…オレも行くから」

クリスタ「そういえばジャンは怪我してたんだっけ?大丈夫?」

ジャン「全部演技だろ?本当に右腕が使えなかったら今頃死んでるぞ?」

クリスタ「あはは…」

ユミル「クリスタ…このことは教官に言うなよ?お前も共犯者みたいなものなんだからな」

クリスタ「うぅ…むしろ私は被害者だと思うけど…」

ジャン「何言ってんだ…さすがに訓練中に操られるとは思ってなかったぞ」

ユミル「…こういう話をしてる時って振り向くと教官がいるよな?」

クリスタ「え!?」クルッ

ジャン「くくっ…騙されてやがる…!」ケラケラ

ユミル「本当に単純だな!」ニヤニヤ

クリスタ「むぅ…!」

ジャン「まぁ、だからこそ最初に選んだわけだが」

クリスタ「最初?」

ユミル「そう、最初!私と馬面でお前がされたみたいにイタズラしていくんだ」ケラケラ

クリスタ「まだやるの!?」

ジャン「当たり前だろ?こんな面白いこと」

ユミル「ただでさえ訓練ばっかりでつまらないんだ…これぐらいの遊びがあってもいいだろ?」

クリスタ「私はわかった…この二人が揃うとろくなことが起こらないのだと…」

クリスタ「確かに二人とも人を馬鹿にするのが好きそうだしイタズラを実行に移すだけの頭の切れもある」

クリスタ「だからこそ思う…ユミルとジャンは…」



クリスタ「混ぜるな危険」



〈馬面コントローラー〉完

とりあえずおつ!
クズスタじゃなくて安心した

くそックズスタだと思ってパンツ脱いでたのに
>>1コノヤロウッ


おもしろかった

短編集だから続くよな?

いいね
また書いてくれよ!

>>1です。書き込みをくださった方、ありがとうございます!

>>45
すみません、できる限り誰も傷つかないように書きたかったんです。

>>46,>>47
できれば続きを書いていきたいです。ただ、おそらく一週間毎になるかもしれませんが…。
もしこのスレが落ちた場合でも新しいスレを立てるのでまた見に来てくださるとありがたいです。

たぶんまた来ます。それでは

ヤバい、クリスタと一緒に騙されたwww
面白かった! 乙

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom