星空みゆき「恐怖体感呪怨?」 (88)

相も変わらずかなりめちゃくちゃかつ強引な設定の
スマプリメンバーがゲームの世界を冒険するSSです。

では、書きます。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375000992

みゆき「今日も暑いね」

あかね「ホンマどこかで涼みたいわー」

なお「何か冷たいものが食べたいな」

みゆき「あかねちゃん、なおちゃん、今日もふしぎ図書館行こう」

あかね「ええで」

なお「やよいちゃんはどうするの?れいかは用事があって行けないけど・・・」

みゆき「わたしが呼ばなくてもふしぎ図書館に来ると思うよ」

あかね「どちらにしろウチは今日もふしぎ図書館に行くつもりや」

みゆき「じゃあ行ってみよう」

ふしぎ図書館

キャンディ「あ、みゆき達来たクル」

みゆき「へへー、今日もここでみんなと楽しもうとしてたんだ」

あかね「いやー、あつはなついわ」

なお「それを言うなら『夏は暑いわ』でしょ」

みゆき「帰りにどこかで涼んでいきたいね。あ、そこの本棚でどこか涼めるところへ行きたいな」

キャンディ「あ、それなら最近やよいがこの本使ってどこか涼しめるところへ行ってるクル。
      どんな世界なのかはキャンディにも分からないクル」

みゆき「ええー!?やよいちゃんばっかりずるーい!」

あかね「だったらウチらにも行かせてや!」

なお「そうだよ、みんな涼みたいのに一人だけずるいよ」

キャンディ「やよいはこの本の中の世界を冷房とかいうものの代わりとして使っていたクル」

みゆき「じゃあ本棚使って涼めるところへ行ってみようよ」

あかね「どんなとこなのか楽しみや」

なお「涼しめるところで・・・・」

キャンディ「キャンディも行きたいクル。あ、でもキャンディはやよいを待っているクル。
      やよいが来たら『みゆき達はこの本の中で涼しんでいるクル』と伝えるクル」

みゆき「うん、そうしてそうして」

あかね「はよその世界で涼みたいわ」

なお「あたしもだよ。そして冷たいものでも食べたいな」

みゆき「さあ、その世界へレッツゴー!」

さあ、今からホラー耐性0の3人が廃団地へ行くぜー
・・・あ、あかねのホラー耐性が0ならみゆきは-50、なおは-100以上か

そして3人は本の中へ、するとそこは・・・・・

みゆき「到着ーっ・・・って、こ、ここどこー?」

あかね「何かえらい不気味なところに着いたで」

なお「ひっ・・・ひいいいっ・・・オバケとか出てきそうだよおっ・・・」

あかね「みゆきが別のこと考えてたって事はあらへんよな?」

みゆき「わたしはこういうホラーな世界は想像しないもん、はっぷっぷー」

あかね「じ、じゃあなんでこないなところに着いたんや・・・?」

なお「ううう・・・キャンディ、助けて・・・」

みゆき「どうしてこんなところに・・・怖いよ・・・」

あかね「とにかく近くのトラックが止まっているとこの向こうまで・・・
    え!?行けへん。どうなってるんや!?」

みゆき「なに?なに?あかねちゃん、どうしたの?」

あかね「ここより先は行けないようになっているんや。とにかく階段降りよか?」

みゆき「進めるとこそこしかなさそうだし・・・」

なお「それに暗くて何も見えないよ・・・」

みゆき「あ、何か落ちてる。懐中電灯だ」

あかね「ちょうど3つ落ちてるやん。これ使うわ、せなきゃ前に進めへんし・・・」

なお「明かりをつけるよ」

みゆき「あれ?このマーク何かな?」

あかね「ウチもよう分からへんが、電池がどんだけ残っているのかを表しておるのとちゃうん?」

なお「あ、電池の残量が減ってきた」

あかね「そらあかんやん。電池切れてもうたら真っ暗になってまうやん。階段を降りるで」

なお「ううう・・・何か出てきそう・・・」

みゆき「ゆっくり行こう、何か出てきそうで怖いし・・・」

あかね「むしろ驚くあまり階段でコケないかどうかが心配や」

みゆき「とにかく階段を降りてはみたけど・・・」

なお「まっすぐにしか進めないみたいだね、すごく怖いけど進んでみるしか・・・ないよね・・・」

みゆき「あれ?ここから先は進めないのかな?あ、建物が見える・・・けど中に入りたくないよお・・・怖いし」

なお「向こうの明かりはついているんだけど・・・」

みゆき「うええん、もう動きたくないよお・・・」

なお「あたしも・・・」

あかね「ウチかて同じや、と、こっちに行けそうやで、めっちゃ怖いんやけど進んでみるしかあらへん」

みゆき「うん・・・進んでみる・・・」

なお「何か出てきそう・・・もう嫌だよお・・・」

みゆき「早く元の世界に戻りたいよお・・・」

あかね「ホンマ、誰か助けてや・・・・ここ行くと公園に着くみたいやけど・・・」

ドンガラガッシャン

なお「いやあああ!!!」

みゆき「えっ!?なに!?なに!?」

あかね「今のは・・・あ、ウチらが通ったところが塞がれとる」

みゆき「ええー!?どうしよう」

なお「公園に行くしかないね」

あかね「公園に入ってはみたんやけど・・・この野球のボールは無視しとこ」

みゆき「あ、あそこ、何か光っているよ。行ってみよう」

なお「この砂場何か不気味・・・・」

みゆき「ううう・・・本当に何か出てきそう・・・」

あかね「ウチら生きて元の世界に戻れるんかいな」

なお「ひいいいい・・・・」

みゆき「あ、電池落ちてる。残量が増えたね」

あかね「あ、ホンマや、ここで電池切れになってもうたらあかんしな」

みゆき「もう生きて帰れる気がしないよお・・・」

あかね「あっちにも何か光っているものがあるで。電池やとええんやが・・・」

なお「周りに何かありそうだよお・・・」

みゆき「いやあああ!!人形が壊されてる・・・!」

あかね「ホンマや・・・めっちゃ不気味や・・・」

なお「もうどこ歩いているのかも分からないよ・・・」

あかね「光っているところを頼りに進むしかあらへんな、もう進むのも怖いわ・・・」

みゆき「もう少しで光るものがあるところまで着けるね」

あかね「あーよかった。ここにも電池があったで」

なお「それでこのあとどうするの?あたしもう生きた心地しないよお・・・」

みゆき「わたしもだよお・・・」

あかね「来た道を戻ってみるで。ってかウチらホンマに死んでまう気がしてきたわ・・・」

みゆき「ううう・・・」

なお「戻ってみるしかないよ」

あかね「じゃ、行くで」

なお「ここ何か出てきそうだよお・・・」

あかね「ウチら何回同じこと言うんやろ・・・」

みゆき「この人形なんかかわいそうだよ。壊されたりしちゃって・・・」

なお「人形を粗末にするなんて許せないよね」

みゆき「でも怖いよお・・・」

あかね「とにかく公園まで戻ってみるで」

公園内

みゆき「ブランコも砂場も不気味に思えるのはどうしてだろう・・・ホラーな世界だからかな?」

あかね「この懐中電灯ないと真っ暗やし電池も大切にせなあかんで、ホンマに誰か助けてや・・・
    ってかキャンディ、ウチらに気づいてや」

みゆき・なお「助けてーっ!」

みゆき「・・・・」

なお「誰も来ないよ・・・」

あかね「ウチらホンマにどうなるんや・・・あ、そや、どこかに金網があったで、金網のところに行ってみよか?
    怖いのは分かるんやけど行ってみるしかあらへん」

みゆき「う・・・うん・・・ところで金網ってどこにあったの?」

なお「あたし全然気づかなかったよ」

あかね「ボールが落ちてるところを少し歩いて右行ったところにあった気がするんや、行ってみよか?」

みゆき「とっても怖いけどそうする」

なお「ううう・・・いつになったら帰れるの・・・?」

みゆき「みんな・・・なるべく一緒に行動しよう」

あかね「そら当たり前やん」

なお「あ、金網あった」

みゆき「あれだね、あかねちゃんが言ってたのは」

あかね「何か恐怖ですぐ近くにある場所さえ遠くに感じるわ・・・開けるで・・・って鍵かかっとるやん」

みゆき「ええー!?鍵とかないのー!?」

なお「鍵の場所なんてわからないよ。どうするの?」

あかね「もう一度公園を通ってみよか?手分けして探したいんやがみんなで行動した方がよさそうや」

みゆき「こんな世界で別行動とりたくないよお・・・」

なお「あたしも・・・」

みゆき「みんなで行こう・・・」

あかね「行くで、公園で鍵探しや」

みゆき「公園に入るよ」

公園内

あかね「あ、そうや、懐中電灯をそれぞれ別のところへ向けてみよか?
    そすればみんなが離れることもなく鍵を見つけられそうやで」

みゆき「あ、その手があったね。誰がどこを探す?」

あかね「ウチ、左側探すで、みゆきはどないすん?」

みゆき「えーっと・・・」

なお「みゆきちゃんは砂場の辺りを照らしてみて。あたし右側探すよ」

みゆき「そうする。それじゃあ懐中電灯を使って鍵を探してみよう」

そして

あかね「全然見当たらへんわ・・・」

みゆき「うーん・・・見つからないよ・・・」

なお「鍵はなさそうだね」

あかね「今度は3人一緒に公園をくまなく探してみるで、すべり台の下とかブランコの下とか・・・」

みゆき「うん、みんなで行動しよう」

なお「でないと怖くて進めないし・・・みんな一緒でも充分怖いけど・・・」

しばらくして

あかね「駄目や・・・鍵あらへん・・・」

みゆき「いったい鍵はどこにあるのー!?」

なお「元の世界に戻れない気がしてきた・・・助けて・・・」

あかね「次どこ探すん?人形のあるところ探してみるで。ウチかて怖くて仕方あらへんが・・・」

なお「あたしもう進みたくないよお・・・」

みゆき「キャンディ・・・早くわたし達に気づいて・・・」

あかね「せやけど・・・行くしかあらへんで・・・」

みゆき「鍵・・・あるといいね・・・」

あかね「公園を出るで」

みゆき「人形の辺りにもない・・・」

なお「鍵どこー!?」

あかね「ここにもあらへん・・・そこにもあらへんわ・・・」

なお「じゃあ行くだけ無駄だったのかな?」

みゆき「どこにもないよー」

あかね「あ、ここ行けそうやで、せやけど建物の中って何か出てきそうや・・・」

なお「ひっ・・・ひいいいいっ・・・!」

みゆき「建物の中とかオバケいそうだよおっ・・・」

あかね「せやけど入ってみるしかあらへんやん・・・ウチかて怖いのは同じや」

みゆき「じゃあ入るよ・・・もう生きた心地しないけど・・・」

なお「あたしも・・・」

あかね「誰かウチらを助けてや・・・・」

建物内

なお「この階段を上がっていくしかないね」

みゆき「ひいいい・・・怖いよお・・・・」

あかね「みゆき、この中に鍵があるかも知れへんで、階段を上がるで」

なお「ひっ・・・何か聞こえてくる・・・」

あかね「インターホンの音やな、どこから聞こえてくるんやろ?」

みゆき「ピンポンピンポン鳴ってて怖いよ・・・」

なお「だ・・・だ・・・誰かいるのかな・・・?オバケじゃなかったら助けてほしいんだけど・・・」

みゆき「本当に何か出てきそうだよお・・・」

あかね「この階段を上がれば2階やで」

なお「ひいいい・・・・何か出てきそう・・・・」

あかね「このまま立ち止まってたら電池の無駄遣いや。はよ鍵探すで」

みゆき「わかった・・・進んでみる・・・」

なお「ううう・・・・」

2階

みゆき「ここには・・・何もないね・・・」

あかね「インターホンの音はたぶん3階から聞こえてきたと思うで」

なお「オバケがいたらどうしよう・・・」

みゆき「わたしもそう思ってきた・・・」

あかね「ウチもや・・・せやけど、電池なくなって真っ暗になってもうたらあかんし3階に行くで」

みゆき「オバケは嫌だけど真っ暗はもっと嫌・・・」

なお「ひっ・・・ひいいいいっ・・・」

あかね「上がってみるで」

3階

あかね「着いたで」

なお「あ、4階には行けないんだね、向こうには何もないし・・・」

みゆき「じゃあこの部屋に入るしかないね」

あかね「インターホンの音はここから聞こえてきたんやな」

なお「ひいいいい・・・オバケいそうだよおおっ・・・」

みゆき「わたしもますますそう思ってきたよお・・・あ、何かある」

あかね「ダンボールやん、何入ってんやろ?」

みゆき「インターホン押すよ」

ピンポーン

ガチャ

みゆき・あかね・なお「あああああああああ!!!!!」

なお「ド・・・・ド・・・・ド・・・・ド・・・・ドアが・・・・」

みゆき「勝手に開いたよおっ・・・!」

あかね「今のはめっちゃ怖いわ・・・・」

みゆき「絶対オバケとかいるって・・・!」

なお「ひっ、ひいいいいっ!!」

あかね「は・・・はよウチらを元の世界に戻してや・・・・」

みゆき「オバケがいたら進めないよお・・・」

なお「ううう・・・生きて帰れないかも・・・」

あかね「せやけど・・・入ってみる・・・しかあらへんで」

みゆき「う・・・うん・・・入ってみる。オバケがいないことを信じて・・・」

なお「でも出てきそう・・・」

あかね「そんじゃ、入るで」

みゆき「ひええ・・・すごく不気味だよお・・・」

あかね「何でウチら涼しいところ想像したらこないなところに着いてしまったん?」

なお「ひっ・・・ひいいいいいい!!!!」

みゆき「どうしたの?なおちゃ・・・いやあああああ!!!ち・・・・血がある!!!」

あかね「うわ、ホンマや」

なお「きっと誰かがここで殺されたんだよ。ほら、そこに包丁が2つあるし・・・」

みゆき「ひいいい・・・・」

なお「早く鍵探そうよ。怖くてすぐにでもここから出たいし・・・」

みゆき「向こうには何があるのかな?探してみよう」

少しした後で

みゆき「何もなかったよ・・・」

あかね「鍵はどこにあるんやー」

なお「早くここから出たいよ・・・」

みゆき「次どこ探す?」

あかね「いろいろと探してみるしかあらへんな」

なお「ひいい・・・」

みゆき「あの部屋は・・・」

あかね「浴室やな・・・って、ここにも血があるやん!」

みゆき・なお「いやああああ!!!」

みゆき「浴室はやめよう・・・別の場所探そう」

あかね「台所とか行ってみよか?」

なお「血とかありそうだよお・・・」

みゆき「ううう・・・」

あかね「何もあらへんな・・・何か光ってるで」

みゆき「電子レンジの中が光っているね」

なお「あ、電池あった、電池ゲット」

あかね「って、何で電子レンジの中に電池があるんや」

みゆき「あ、そうだ、鍵探さないと」

なお「早く見つけてここから出ようよ」

あかね「そやな。まずどこ探すん?」

みゆき「戸棚の辺り探してみる?」

あかね「そうするで」

なお「じゃあ開けるよ・・・あれ?開かない・・・」

あかね「なんやて?・・・あ、下んとこ何か光ってるで」

みゆき「あ、本当だ。あ、鍵見ーつけた」

なお「あーよかった・・・早くここから・・・」

ガタガタガタガタ

みゆき「えっ!?なに!?なに!?」

あかね「何が起きたんや・・・」

なお「地震ではないね・・・いやああああ!!!箱が・・・箱が動いてる・・・・!」

あかね「うわ、ホンマや。ってかこの箱さっきまでなかったとちゃうんか?」

みゆき「あかねちゃん、なおちゃん、怖いよ・・・」

なお「ひっ・・・ひいいいいい!!!!」

あかね「きっ・・・気味悪いわあああ!!!」

箱を投げ飛ばす。すると・・・

あかね「はあ・・・・はあ・・・・な、なんや?箱から煙が出とる・・・」

みゆき「な・・・な・・・な・・・何か出てきそうだよおっ・・・!」

なお「ひいいいい!!!オバケ出てきたああああああ!!!!!!!」

伽椰子「カ・カ・カ・カ・カ・カ」

みゆき「に・・・逃げろー!!!」

なお「いやあああ!!来ないでえええ!!」バタンッ

あかね「ドアは閉めたな?」

なお「うん・・・急いでこの建物から出ようよ・・・」

みゆき「早くここから出ようよお・・・・」

あかね「行くで。せやけど階段で転ばないようにな」

2階

みゆき「あ、人がいる。すみません・・・助け・・・いやああ!!消えたあ!!」

なお「ひいい!!!ここにもオバケが・・・!」

あかね「とにかく逃げるで!」

みゆき・あかね・なお「あああああああ!!!」

建物外

みゆき「はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・・」

あかね「何とか逃げのびたみたいやな」

なお「鍵も取ったし早く金網を開けよう。オバケが出てきそうで怖いけど・・・」

みゆき「とても怖いけど行ってみるよ」

なお「この人形はさっきからあった・・・あああああ!!!顔がはねたああ!!!」

みゆき「しかもよく見ると血があるうっ!」

あかね「はよ公園に入るで」

公園内

なお「あ、砂場で何か光るものがある」

あかね「ホンマ?すっかり見落としていたわ」

みゆき「・・・歌いながら行けば少しは恐怖心をなくせるかも・・・♪ラン、ランララランランラン・・・」

あかね「今の歌何の歌やかは知らんがみゆきらしい歌やな」

なお「メルヘンな感じの曲だもんね」

みゆき「じゃあ砂場に入るよ。♪ラン、ランララ・・・」

バッ

みゆき「いやああああ!!!手が・・・手が出てきたああああっ!!!」

あかね「うわあああ!!!」

なお「ひいっ!ひいいいいっ!!」

あかね「・・・やっと無数の手が引いたで・・・もう大丈夫や、進んでみるで」

みゆき「ううう・・・怖かったよお・・・」

なお「もう進めないかも」

あかね「ウチもそんな気がしてきたんやけど・・・んなことより早く電池を拾うで」

なお「これで残量が増えたのはいいんだけど・・・」

みゆき「どこ行けばいいのか忘れた」

あかね「南京錠の鍵で開けれる場所は野球のボールが落ちてるところの近くの出入り口を出た所やで」

みゆき「あっ、そうだったね・・・」

なお「進みたくないけど元の世界に戻るためには進むしかないね」

みゆき「あ、ボールあった・・・わああ!!ボールが一人で跳ねたあ!」

なお「ひいいいい!」

あかね「何でボールが勝手に跳ねるん?」

みゆき「何もしてないのに跳ねるなんて怖いよ・・・」

なお「早く公園を出ようよ・・・」

あかね「そやな」

バン

なお「ひゃああああ!!」

みゆき「えっ!?なに!なに!?」

あかね「今のは何の音やったんか・・・」

みゆき「早く向こうの鍵を開けに行こうよお・・・」

あかね「そんじゃ、鍵開けるで」

なお「あ、そういえば鍵あたしが持っているんだったね。開けるよ」

ガチャ

なお「開いたね」

みゆき「この先には何があるのかな?」

あかね「ウチに聞かれても困るで、とにかく進んでみるで。あ、何か光っとるわ」

みゆき「何だろう」

なお「取った途端に何か出てこなきゃいいけど・・・」

みゆき「あ、電池だ、電池ゲット」

なお「ひいいい・・・また建物・・・・」

あかね「入ってみるしかあらへんな・・・」

みゆき「怖いよお・・・何か出てきそうだよお・・・」

あかね「大丈夫や・・・今のところは・・・入ってみるで」

みゆき・なお「う・・うん・・・・」

建物内

あかね「この中には何があるんやろ・・・この部屋には入れそうやな」

みゆき「ううう・・・ビンでも読み終わった本でも怖く感じるよお・・・」

なお「生きた心地もしないよお・・・」

あかね「と・・・とにかく開けてみるで・・・あ、鍵がかかってて入れへん」

みゆき「ええー!?」

なお「じゃあまた鍵探さなきゃいけないの!?」

みゆき「怖いよお・・・」

あかね「上行ってみよか?そうするしかあらへん・・・」

みゆき・なお「ううううう・・・・・」

あかね「行くで・・・」

なお「ひいいいい・・・・怖い・・・怖い・・・」

みゆき「ううう・・・」

あかね「何があるのか分からへんから余計怖いわ・・・」

みゆき「早く元の世界に戻りたいよお・・・助けてよお・・・」

なお「何か出てきそう・・・」

2階

みゆき「あ、何か光ってる」

あかね「鍵やな。これ持って下りるで」

みゆき「うん・・・いやあ!!!手が出てきたあ!!!早く下りよう!」

なお「ゆっくり下りよう。慌てると転んでけがするし・・・何この音・・・」

みゆき「何か嫌な予感が・・・」

あかね「あああ!!手形の血がぎょうさんや!!」

みゆき「いやああああ!!!!!」

なお「ひいいいいいい!!!!!怖いよおおおお!!!!!
   いやあああああ!!!!!大量の血が壁にかかったあああああ!!!!!」

みゆき「急いで下りよう」

あかね「こんなん見てられへん・・・」

なお「怖い怖い怖い怖い怖い・・・・・」

1階

あかね「えらい目にあったわ・・・」

なお「全くだよ」

みゆき「わたし達生きて帰れるのかな?ここで死んじゃうのかな?」

あかね「分からへん・・・それより鍵開けて部屋に入ってみるで」

中に入る

みゆき「ひいい!やっぱり怖い・・・」

なお「ピンポンピンポン聞こえる・・・・出てみるしか・・・・ひいいい!!!髪の毛がああああ!!!!」

あかね「びっしりとドアを塞いどるわ」

みゆき「ええー!?って事は、わたし達閉じ込められちゃったの?」

なお「ひいいいい!!!」

あかね「どないすん?どこかに隠れよか?」

みゆき「うん、そうする」

なお「怖いよおおお・・・」

あかね「怖いんやけど・・・戸棚の下のところに隠れるで」

みゆき「誰かいるような気が・・・」

なお「早く隠れようよ・・・」

あかね「いくで」

みゆき「暗くなっちゃうけど閉めるよ。あとは懐中電灯の明かりで何とかなりそう・・・
    あああ・・・あそこにオバケが・・・!」

あかね「みゆき、静かにしてや、大声出したら見つかってまうで」

みゆき「うううう・・・・」

あかね「あ、どっかへ行ったで、助かったんか?」

なお「ひっ・・・!ここにもオバケが・・・!」

俊雄「ミャーーーーーー!!!」

みゆき・なお「いやああああ!!!」

あかね「あかん!とにかく逃げるで!二人のオバケに捕まらんようにせなあかん!誰か助けてやーーー!!!」

バキャッ

みゆき「はあ・・・はあ・・・はあ・・・あれ?ここは?」

なお「何とか部屋から出られたようだけど・・・」

あかね「ウチらいつの間に板の壁を壊して外に出てたんか・・・とにかくここから逃げるで」

みゆき「あれ?あそこにあるのはゴミ入れかな?」

あかね「こんなん見てられへん。行くで」

なお「そうしよう・・・いやああ!!!ゴミ袋が突然・・・!しかも血まみれ・・・ひいいい!!」

あかね「走るで!」

そして

みゆき「いつになったら元の世界に戻れるの?怖くて震えが止まらないよお・・・」

バキャン

なお「何かが壊される音が・・・ひいいい!!!!またオバケ出てきたあああああ!!!!」

あかね「またかい!」

みゆき「きゃああ!ここにも・・・!」

俊雄「ミャーーーーーー!!」

みゆき・あかね・なお「逃げろー!!」

みゆき「はあ・・・はあ・・・」

あかね「どこまで逃げればええんや?」

なお「いやああああ!!!」

少しした後で

あかね「逃げ切ったんか?」

なお「だといいけど・・・」

みゆき「あかねちゃん・・・なおちゃん・・・あそこ・・・・!」

伽椰子「カ・カ・カ・カ・カ・カ」

ドサッ

みゆき「いやあああ!!落ちてきたああ!!!」

なお「ひいい!!!追いかけてきた!」

あかね「逃げるで!」

みゆき「ひいい!!!」

なお「いやあああ!!!」

そして

みゆき「はあ・・・はあ・・・もう走れないよお・・・」

なお「オバケはもういないのかな?」

あかね「だとええんやが・・・ウチらもう体力の限界やし・・・」

みゆき「誰か助けて・・・誰か・・・ひっ!」

伽椰子「カ・カ・カ・カ・カ・カ」

みゆき・なお「いやああああああああああああ!!!!!!!!」

あかね「うわああああああああああああ!!!!!!!!」

ふしぎ図書館

やよい「えー!?みゆきちゃんとあかねちゃんとなおちゃん本の中へ行ってるの!?わたしにも行かせてよー!」

キャンディ「やよいばっかり涼しんでずるいクル!キャンディも涼みたいクル!」

やよい「もー!今日は廃団地で涼しい思いをしようとしてたのにー!」

キャンディ「クル?廃団地って何クル?」

やよい「廃団地というのは・・・・」

キャンディ「あ、みゆきたち戻ってきたクル」

みゆき「ここは・・・」

あかね「よかった・・・ウチら元の世界に戻れたんや・・・」

なお「うううう・・・・あたし達死ぬのかと思った・・・・」

みゆき「もうみんなに会えなくなるのかと思ったよお・・・
    あ、やよいちゃん、いたんだ」

やよい「もー!みゆきちゃん!あかねちゃん!なおちゃん!わたしも一緒に呪怨の世界へ行きたかったよ!
    3人だけで勝手に行かないでよ!」

みゆき「ごめんなさーい」

あかね「って・・・じゅおん?」

なお「なにそれ・・・」

やよい「恐怖体感呪怨の世界をこの新しい本を使ってクーラーなしでも涼しんでいこうとしたんだけど・・・」

みゆき「あ・・・だからホラーな世界に着いたんだ・・・」

なお「そんな世界にはもう行きたくないよお・・・」

あかね「もうこりごりや・・・」

キャンディ「キャンディもそんなところには行きたくないクル!あ、本から何か出てきたクル」

やよい「ビビリ度診断だね。わたしに読ませて」

なお「やよいちゃんはこういうとき目がキラキラしてるよね・・・」

やよい「なになに?
   『あなたの恐怖体感
    チキンです!情けない子です!!
    ダメ人間とまでは言いませんが
    その勇気のなさ、度胸のなさ・・・
    心をきたえる必要がありそうです。
    滝にでも打たれてください。』」

やよい「ビビリ度100%だったもんね。ヘタレ度も80%くらいだったしね」

あかね「やよい、頼むからそれ言わんどいてや」
      

やよい「わたし、今からこの本使って呪怨の世界で涼しんでくるよ。
    ところでみゆきちゃん達が行った世界には何があったのかな?」

みゆき「えっと・・・公園とマンションと・・・」

やよい「じゃあ『廃団地の住人』をやったんだね」

なお「ひいいいい!!!」

あかね「廃というのが不気味や・・・」

やよい「他にも『迷い込んだ廃工場』とか『誰もいない病院』など全部で5ステージあるよ」

キャンディ「そんな世界怖くて行けないクル!」

やよい「あ、そうだ。結果に『滝にでも打たれてください』とあったけどいつか滝に打たれてみる?」

あかね「それ死ぬほど痛い思いするで・・・」

みゆき「わたし達やよいちゃんがホラー系好きだってこと忘れていたよ」

なお「うん・・・そうだね・・・」

あかね「あれ?やよいどこ行ったん?」

キャンディ「やよいは今本を使って呪怨とかいう世界へ行ったクル」

なお「やよいちゃんはよく恐怖の世界を楽しめるもんだね・・・あたし達死にそうになったのに・・・・」

スレ建てた当初はここで終わりにしようとしてたけど急に続きを書きたくなったので
このSSはまだ終わりではありません。
続きはつながれば明日の夜書きます。
次回はホラー耐性抜群のやよいがあの佐伯家に行きます。

佐伯家付近

やよい「着ーいたっ。予定変更で『呪われた我が家』に行くことにしたよ。
    はじめは『廃団地の住人』行こうと思ったけど佐伯家に行きたくなっちゃった。
    せっかくだから4つのステージ内で集めた新聞記事、落書き、日記の断片、家族写真の断片を
    持ってきちゃった。ポケットにしまってあるけど・・・さあ家に入ろう」

佐伯家

やよい「そういえばこの懐中電灯以外の明かりがなかったんだったね。あ、ドア閉められた。ゲーム開始だね」

やよい「まずどこ行こうかな?」

プルルルル

やよい「あ、電話鳴ってる。あの部屋かな?あ、鍵かかってるんだ。別の場所へ行こう」

やよい「あのドアは髪の毛でふさがれてるから行けないね、
    この箱は頼人が配達の仕事で持っていたものと同じだった気がするんだけど・・・」

やよい「浴室行ってみよーっと、このドアを開けてっと」

浴室

やよい「あ、浴槽が毛でいっぱいだ」

バッ

やよい「うわ、手が出てきた。急いで振り払わないと・・・」

そして

やよい「何とか振り払えた・・・捕まったらゲームオーバーだもんね・・・」

やよい「次は別の部屋へ行ってみよう。あ、バスケットに電池ある。このステージに1つしかない電池が」

やよい「となりの部屋行ってみよう。あ、トイレには何もないんだったね」

やよい「2階へ行ってみよう、何出てくるんだろう。
    あ、猫の鳴き声がする、この先には・・・ドアを開けてみよう」

部屋に入る

やよい「あそこにあるのは目覚まし時計だね。あ、そうだ。この押し入れを開けてみよう」

すると

やよい「うわ、マー出てきた。この猫は襲ってこないのかな?あ、そういえば中に俊雄君いたね、開けてみよう」

そして

やよい「やっぱり俊雄君いた。あ、逃げた。いっぱい落書きされてる。俊雄君どれだけ落書き好きなんだろう。
    あ、部屋の鍵あった」

やよい「あとは何もないし部屋を出よう・・・としたけど確かここはマーの大群が襲いかかってくる場面だったはず
    ・・・あ、マーいた。やっぱり襲ってきたああ!」

やよい「何とか追い払えたけど猫はまだ・・・いる!いる!襲ってくる!来ないで!来ないでえ!」

そして

やよい「はあ・・・はあ・・・もう襲ってこないのかな?あ、みんな消えた。
    猫地帯はクリアしたんだね、さあ1階に戻ろう」

やよい「・・・と思ったけど2階の別の部屋にも行ってみよう」

やよい「この部屋には何があるのかな?」

ダーン

やよい「え!?今の音何!?」

やよい「あ、これは日記かな?見てみよーっと」

やよい「あ、穴の隙間に目がある、動いている。なにげに涼しく感じる。もうちょっと見てみよう」

やよい「そろそろ1階に行こう、ひゃっ!・・・あ、恒夫じゃん。なんだあ。あ、消えた」

やよい「この部屋を出よう」

1階

やよい「鍵を開けてこの部屋に入ろう」

やよい「ここ開けてみようかな?あ、俊雄君いた。とーしお君」

俊雄「ミャーーーー!!」

やよい「あー行っちゃった・・・気を取り直してこの部屋に行こう」

やよい「次は左へ行って・・・あ、伽椰子いた。ひとまず退散しよう」

やよい「伽椰子消えた。今度こそこれ開けよっと」

ダイニングキッチン

やよい「あ、何か光ってる。でもキッチンの周りを見てから拾おう」

すると

やよい「あ、美津子いた。包丁で何切ってるんだろう・・・あ、消えた」

やよい「じゃあこれ拾ってっと、部屋の鍵ゲット、さあ和室のまわりを見てリビングに戻ろう」

バン

やよい「今映ったのは伽椰子かな?」

やよい「じゃあリビングに戻ろう」

リビング

やよい「電話鳴ってるけどあとからでもいいよね、あ、テレビつけてみよう、
    本当は暗いところでのテレビは目に悪いから駄目だけど・・・」

テレビをつける

やよい「うわあ・・・何が何だか分からないけどこれからどうなるのかワクワクしちゃうなあ・・・あ、消えた」

やよい「次どの辺り探索しようかな?」

バアン

やよい「また伽椰子出た。ほんの一瞬しか見えなかったけど・・・」

やよい「じゃあ電話に出てみよう」

やよい「この声は犬のアイビーかな?カ・カ・カという声もするけれど・・・あ、切れた」

やよい「次どこ行こうかな?本が並んでいるとこ見てみよう。・・・何もない・・・」

やよい「えーっと・・・あ、頼人だ。配達物を・・・あ、消えた」

やよい「さあ2階に行ってみよう」

その途中で

やよい「あ、俊雄君だ。あーまたどこかへ行っちゃった」

2階

やよい「さあ開けるよ」

バアン

やよい「またフラッシュバック・・・それより押し入れ開けてみようかな?」

そして

やよい「あ、何か落ちてきた。これは恒夫がかぶっていたものかな?」

やよい「あ、屋根裏にも行けるみたい。行ってみよう」

屋根裏

やよい「このゴミ袋は・・・中にはみんなの死体が入っているのかな?」

やよい「あ、伽椰子だ。こっち向いてる、いったん逃げよう・・・ああーーー!!」

ズデーン

やよい「うえーん、転げ落ちちゃったよお・・・痛いよお・・・」

やよい「ぐすっ・・・うっ・・・まだ痛いよ~・・・あ、電池があとわずかしかない、
    早くクリアしないと・・・とにかく1階に行こう」

やよい「ゲージが赤くなってる・・・あ、玄関の毛がなくなってる。外に出てみよう。
    これでクリアだといいんだけど・・・でないと電池がなくなって・・・」

やよい「うわ、ドア開けたら伽椰子が目の前に、あ、襲ってきた。
    逃れないとゲームオーバーになっちゃうから・・・」

やよい「あれ?もう襲ってこなくなった・・・あ、消えた。それに電池の表示もない・・・
    クリアしたんだね。さあ外に出よう」

伽椰子「カ・カ・カ・カ・カ・カ」

やよい「あ、階段の向こうにいたんだ。わたし、また来るよ」

やよい「この世界って本当に涼しめるね、この夏休みをこの世界で楽しんでいこうかな?
    クーラーなしでもかなり涼しい思いができるし、この恐怖感がたまらない。いつでも涼しめる」

やよい「そろそろ元の世界に戻ろうかな?・・・と思ったけどもう少し涼んでいきたいな」

やよい「・・・何だか眠くなってきた・・・外で仮眠をとるのもどうかと思うけど・・・」


やよい「すう・・・すう・・・・・」すやすや



やよい「すう・・・すう・・・いつまでも友達でいようね、俊雄君・・・」すやすや

一方佐伯家内では・・・

なお「ひいい!!やっぱり怖い・・・!でも・・・早く・・・やよいちゃんを探さないと・・・!」

みゆき「やよいちゃん・・・やよいちゃん・・・どこ・・・?」

あかね「急にやよいのことが心配になってめっちゃ怖いのにこの世界に来てもうたけど・・・
    いくらやよいでも絶対大丈夫という保障あらへんし・・・
    ウチら何回も死にそうになったんやしな」

キャンディ「やっぱり怖いクル・・・早くやよいを見つけるクル・・・」

みゆき「あ・・・あかねちゃん・・・な・・・なおちゃん・・・き・・・キャンディ・・・
    か・・・階段に・・・だ・・・誰か・・・いるよ・・・」

伽椰子「カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ」

なお「いやああああ!!!」

あかね「こっちに来るで、まさかこのオバケにやよいがやられてもうたって事が・・・とにかく逃げるで!」

みゆき「だめ・・・怖くて体が動かないよ・・・」

なお「あたしもだよ・・・誰か助けて・・・」

キャンディ「ク・・・クル・・・・」

あかね「そんなこと言うてる場合やないで!逃げなきゃ捕まってまうで!」

みゆき・なお「・・・」ガタガタ

キャンディ「このままじゃみんな捕まってしまうクル」

あかね「ウチ、玄関のドアを開けるで。ドア開けたら逃げ道ができるで」

ガチャッ ガチャッ ガチャッ

あかね「あかん!開かへん!!どうなってんねんこれ!!」

みゆき「い・・・いや・・・・こないで・・・・」

なお「ひっ・・・ひいいいいっ・・・・・」

キャンディ「ク・・・クル・・・・」

あかね「あかん!どないすんねんこれ!」

みゆき「いやああああああああああ!!!!!!!」

あかね「わあああああああああああ!!!!!!!」

なお「助けてええええええええええ!!!!!!!」

キャンディ「いやだクルーーーーーーー!!!!!」

家の外

やよい「はっ、寝ちゃってた?この世界ではもうすぐ朝になるようだけど・・・
    あ、懐中電灯がなくなってる。でもいいや、家に入ろう」

佐伯家内

やよい「あ、懐中電灯あった。でも3つある。前まではなかったはずなんだけど・・・」

やよい「あ、血痕が階段の向こうまで続いている。たどってみよーっと」

やよい「この血痕はどこまで続いているんだろう」

やよい「伽椰子に呪われた人達もだけど伽椰子自身もかわいそう・・・
    嫉妬に狂った夫に残虐なまでに殺されちゃったし・・・
    何で殺されたあげくこの家に引っ越しした一家全員を呪い殺さなきゃいけなかったんだろう・・・」

やよい「わたしが持ってきた新聞にも伽椰子が夫に殺されたという記事が載ってたね」

『妻を自宅で殺害、夫は路上で不審死』

やよい「確かに伽椰子にも悪いところはあったんだけどそこまでされることはないよ・・・」

やよい「あ、あの血痕は屋根裏まで続いていたんだね」

屋根裏

やよい「この3つのゴミ袋は前にもあったね」

ドサッ

やよい「これは明穂の腕だね。あ、懐中電灯が転がってる・・・やっぱり血がいっぱいついてる。
    ・・・分かっていたよ・・・伽椰子に捕まるとこうなるって事・・・・」
    

今日はここまで

ふしぎ図書館

やよい「涼しむことができて楽しかったけど・・・伽椰子はどうして・・・・」

あかね「なんやねん、やよい無事やんか」

みゆき「わたし達はオバケに連れられて気がついたら元の世界に戻っていたんだけど・・・・」

キャンディ「そうじゃなかったらみんなオバケに殺されていたクル」

なお「結局行くだけ無駄だったね・・・おまけに本当の本当に死にそうになったし・・・・」

やよい「あ、みんな、今戻ってきたよ。とっても涼しむことができたよ」

キャンディ「やよいはよくこんな世界を楽しむことができるクル・・・」

あかね「ウチらは何回も死にかけたっちゅうのに・・・」

なお「こうなるんだったらやよいちゃんの様子を見に行かなかった方がよかったね・・・」

みゆき「最後にはオバケに殺されかけるし・・・ウルトラはっぷっぷーだよ・・・」

あかね「いや、ウルトラはっぷっぷーじゃ済まへんで・・・」

やよい「え?みんないつの間に『呪われた我が家』に行ってたの?」

なお「急にやよいちゃんが心配になってさ・・・」

キャンディ「それでみゆき達に頼まれてじゅ・・・何だったクル?」

みゆき「呪文だか呪縛だか・・・」

やよい「呪怨だよ」

キャンディ「それクル。キャンディは行きたくなかったクル。でも・・・」

みゆき「やよいちゃんが戻ってこれなくなったらどうしようと思ってみんなで行ったんだ」

あかね「ウチらがあっちの世界に行った時は何回も死にかけたんやし、もしやよいに何かあったらと思うて・・・」

やよい「もー!みんな!余計なことしないでよ!心配なのはわかるけど・・・あ、結果出てきた」

やよい「『あなたの恐怖体感
     あなたは最高のチキンです!
     勇気も度胸も感じられません。
     途中で投げ出さなかった、
     そのしぶとさ、ずぶとさ!
     それだけがあなたのいいところ♪』」

やよい「む~!ビビリ度MAXになっちゃったし、ヘタレ度ももう少しでMAXだったし・・・
    もう!みんなのせいだよ!だってわたしビビリ度とヘタレ度MAXになったことないもん。
    一番高かったテイクでも半分ちょっとこえた程度だったし・・・」

あかね「ってかあっちの世界よりもあっちの世界を楽しく冒険できるやよいの方が怖いわー」

みゆき「やよいちゃんすごいね・・・」

キャンディ「キャンディは呪怨の世界に入った地点でもうだめだったクル」

みゆき「わたし達もだよ」

なお「何で死ぬこと前提の世界をこんなに楽しむことができるんだろう・・・」ガクガク
     

翌日のふしぎ図書館

れいか「なるほど、昨日はそういうことがあったのですか・・・」

みゆき「うん、とっても怖かったよお・・・」

あかね「怖いどころか死にかけたで・・・」

なお「やよいちゃんはよくそんな世界を楽しめるもんだね・・・」

やよい「だってクーラーなしでも涼んでいけるもん」

れいか「その本はどこにあったのですか?」

やよい「本?あ、これのことだね」

みゆき「え?やよいちゃん・・・なんで持ってきちゃうの・・・?」

なお「ひっ、ひいいっ・・・」

れいか「これが呪怨という世界へとつながる本ですか・・・それほどまでに恐ろしい世界だというのであれば
    もし行くことになった時相当の覚悟を持っていく必要がありますね・・・
    できればこの目で確かめて恐ろしい世界といわれる所以を知りたいのですが・・・」

なお「ひいい・・・もう嫌・・・・」

みゆき「れいかちゃん・・・やめようよ・・・」

あかね「もしかしたら元の世界に戻れなくなるかもしれへんで」

やよい「そういえばれいかちゃんはまだ呪怨の世界に行ってなかったんだね」パラッ

みゆき「あああ!!!やよいちゃん!本開かないでええ!」

パアアアア

みゆき・あかね・なお「あああああああああ!!!!!」

廃工場

みゆき「い・・・いや・・・・いやあ・・・ここどこー?」

れいか「下に何か落ちているようです。何でしょうか・・・懐中電灯ですね。明かりをつけます」

れいか「懐中電灯が人数分あります。一人ずつ持っていましょう」

やよい「ライトをつけるよ」

みゆき・なお「う・・・うん・・・」

あかね「つけてみるで」

れいか「ここは廃工場のようですね」

なお「は・・・は・・・は・・・廃工場・・・・」

みゆき「ホラーなイメージしかないよお・・・」

やよい「工場探検してみたくなっちゃった・・・」

あかね「ウチら生きて帰れるんかいな・・・」

ほんの少ししか書けなくて申し訳ないのですが今日はここまで。
明日の夜つながれば5人全員で行く『迷い込んだ廃工場』編の続きを書きます。
つながらなかった場合はいつになるのかわからないけど・・・

さて、ヘタレ度どれくらいにしようかな・・・?
ビビリ度はみゆきとなおがいる地点で誰がどう見たってMAX確定だけど・・・

れいか「この辺りには本棚がないようですが・・・それに私達はキャンディを待たずに
    この世界に来てしまいましたが・・・どうすれば元の世界に戻れるのでしょうか?」

やよい「この工場では本棚の代わりにエレベーターを探すことになるよ」

なお「じ・・・じゃあそのエレベーターを探しに行こう・・・」

やよい「でもすぐにはエレベーターのところまでたどり着けないよ」

みゆき「えー!?どうしよう・・・何か出てきそうだよお・・・」

れいか「そう簡単に行けるとは最初から思ってはいません。
    それと、これは何なのでしょうか?電池の形をしているようなのですが・・・」

やよい「これは電池の残量だよ。これがなくなるとゲームオーバーになっちゃうよ」

れいか「となると時間との対決になりますね」

やよい「あと、ところどころで白くキラッと光っているものを見つけたら迷わず拾いに行ってね」

れいか「分かりました。では、行きましょう」

あかね「は・・・はよ元の世界に戻ろな・・・」

みゆき・なお「うううう・・・・」

れいか「扉を見つけました。では、開けます」

ガチャッ

俊雄「ミャーーーー!!」

れいか「みなさん、今、小さな子供の霊が出てきました」

あかね「ほ・・・ホンマかいな・・・」

みゆき・なお「ひいいいい!!」

やよい「俊雄君わたしも見たかったのに・・・」

れいか「この扉は後回しにしましょう、あ、向こうで何かが光っています」

なお「どこかでまたオバケとか出てきそう・・・」

れいか「あ、これですね。予備電池のようなのですが・・・
    きちんと人数分あるみたいですね。
    残量が増えるというのはこの明かりだけが頼りであるこのときには大助かりです」

やよい「みんな、次はあっち行ってみよう」

少ししたあとで

あかね「何か光っとる」

れいか「拾いに行きましょう」

やよい「鍵だね」

れいか「どこかでこの鍵を使う必要がありそうですね」

やよい「さて次は・・・ロッカー開けてみようか」

やよい「何も入ってない・・・」

ガタッ

みゆき・あかね・なお「あああああ!!!」

あかね「ほうきが勝手に出てきおった!」

なお「ううう・・・怖いよお・・・」

れいか「やよいさん、駄目ですよ、ロッカーを勝手に開けたりしては」

やよい「それより探検続けようよ」

少ししたあとで

ダダンダダンダダン

みゆき「いやあああ!!!」

なお「ひいいいい!!!」

れいか「今のは何の音でしょうか?」

あかね「ビックリしたで、今のは・・・」

やよい「結構大きな音だったね」

れいか「とにかく先に進んでみましょう」

みゆき・なお「ううううう・・・・」

みゆき「怖くて進めないよお・・・」

なお「ひっ・・・ひいいいっ・・・」

しばらくして

れいか「みなさん、ドアが見えてきました。開けてみましょう」

なお「何か出てきそうだよお・・・」

やよい「大丈夫だって、とにかく開けてみるよ」

ガチャッ

れいか「またドアですね」

やよい「誰開けてみる?」

なお「あたしは嫌だよ」

みゆき「わたしも・・・」

あかね「ウチもや・・・」

やよい「じゃあわたしが開けるよ」

ガチャッ

ガシッ

伽椰子「カ・カ・カ・カ」

やよい「うわ、伽椰子だ。えい!」

やよい「何とか振り払えた・・・」

れいか「やよいさん、どうしたのですか?」

やよい「そういえばここには伽椰子がいたんだったね・・・」

あかね「伽椰子ってもしかしてあのオバケの名前か?」

やよい「そうだよ。子供のお化けは俊雄といって伽椰子の息子だよ。それよりもう一度このドアを開けるよ。
    伽椰子出てこないし、この工場内にはまだいるけど・・・」

みゆき・なお「ひいいいいっ・・・」

やよい「じゃあ開けるよ」

ガチャッ

やよい「さあ進むよ」

れいか「水滴の音がするのですが、どこから聞こえているのでしょうか・・・」

やよい「あっちの方から聞こえてきたよ」

みゆき「何かの音がすると怖いよお・・・」

あかね「物音はなるべく気にせんでおこな。余計怖くなってまうから・・・」

やよい「とりあえずドラム缶のあるところを右に曲がってみよう」

みゆき・なお「ううううう・・・」

みゆき「痛いっ!何かにぶつかった」

やよい「ただの金網だね」

なお「暗くてほとんど見えないよお・・・」

れいか「懐中電灯の照らしているところしか見えないのが厄介ですね」

あかね「うわ!何か出てきおった!」

なお「ひいいいい!!」

みゆき「何があったの?怖いよ・・・」

れいか「この子は先程見かけました。もう出てこないようですね。先に進んでみましょう」

やよい「俊雄君また出てきたのかな?あ、向こうで何かが光ってるよ」

れいか「では、拾いに行きましょう」

みゆき「何か出てきそう・・・」

なお「あたしもう進めない・・・」

あかね「あった。これやな・・・」

ドンガラガラガラ

あかね「うわ!危ないとこやった・・・」

やよい「俊雄君またいたずらしたんだ・・・」

あかね「よけるの遅かったらウチの左足に当たるとこやったわ・・・
    もう何も倒れてこないんやし、光ってるもの拾うで」

れいか「電池のようですね。残量が増えました」

やよい「じゃあ先行こう」

ダン ダン

みゆき「え?え?今度は何の音?」

なお「ひいい・・・あたしもうダメかも・・・」

やよい「大丈夫だって。みんなでいけば・・・あ、また光るもの見つけた。拾いに行こう」

あかね「進むしかあらへんな・・・」

れいか「あそこのドラム缶の上にあるようですね、では・・・・っ!何か落ちてきました。
    ヘルメットのようですね、そして鍵を入手しました」

やよい「じゃあドアを見つけたら開けてみよう」

そして

やよい「あ、ドア見つけた」

れいか「では、開けましょう」

みゆき「何か出てきたらどうしよう・・・」

なお「生きた心地がしない・・・」

やよい「あ、まっすぐには行けないようだね、左行ってみよう」

あかね「判断はやよいに任せるで・・・」

みゆき「ひいい・・・何かいそうで怖いよお・・・」

なお「ひい・・・ひいいい・・・・」

れいか「この辺りには何もないのでしょうか・・・」

やよい「とにかく進んでみよう」

しばらくして

れいか「何も見えてこないですね」

やよい「あ、向こうの引き出し引いてみようかな?」

あかね「何も入ってへんと思うで」

やよい「じゃあわたしこの引き出し開けてみるね」

ガラッ

みゆき「ダンボールが入っているだけだね」

なお「わっ、引き出しが勝手に・・・」

やよい「今度は勝手に開いたね」

みゆき「いやあああ!!!血が・・・血があああああ!!!!」

なお「いやあああああ!!!!」

あかね「さ・・・さ・・・先行くで、こんなん見てられへん!」

れいか「では、行きましょう。と、向こうに赤く光ったライトがあります」

やよい「あ、その右どなりに何か落ちてるみたい。拾いに行こう」

そして

れいか「残り電量には余裕を持っていきましょう」

やよい「さて、次どこへ行こうかな?」

あかね「懐中電灯あってもほぼ何も見えへんわ・・・」

なお「あたしもうダメ・・・」

みゆき「わたしもだよお・・・・」

れいか「エレベーターは一体どこにあるのでしょうか・・・」

やよい「向こうに階段があるよ、上がってみよう」

れいか「暗い道での階段は非常に危険です。落ちついていきましょう」

なお「れいか・・・オバケ出てきたらどうしよう・・・」

れいか「ここで騒ぐと危険ですよ、と、この扉は何でしょうか・・・っ!手が出てきました。
    もうどこかへ消えて行ったのですが、危ない所でした」

みゆき「もう嫌だよ・・・こういうの・・・」

あかね「このドアは開けられんのやな」

やよい「先に進んでみようよ」

れいか「それしかなさそうですね」

少ししたあとで

やよい「あ、何か光ってる」

ニャー

みゆき「あ、猫の鳴き声だ」

ドンドンドン

みゆき「ひいいいい!いやあああ!!」

なお「音がするだけでも怖いよお・・・!」

あかね「ウチらホンマに生きて戻れるんかいな・・・」

れいか「それは分かりません。とにかく光っていたものを拾います」

れいか「これは何の鍵でしょうか・・・」

やよい「さっきの扉の鍵ではないね。1階に戻ろう」

みゆき「待って、エレベーターあったよ」

やよい「でも今は動いてないから乗れないよ」

みゆき「ええー!?・・・どうしよう・・・」

なお「ひっ・・・ひいいっ・・・」

あかね「1階に戻るしかあらへんな」

れいか「そうですね、では、戻りましょう」

1階

れいか「向こうで何か光っています。拾いに行きましょう」

やよい「電池ゲット、さて次は・・・」

れいか「どこかに扉とかはないのでしょうか・・・」

あかね「あれドアとちゃうん?ほら、あのヘルメットに近くにあったやろ?」

れいか「本当ですね。では、開けましょう」

ガチャッ

れいか「ここには何があるのでしょうか・・・」

ガシャーン

れいか「・・・っ!」

なお「いやああ!!」

みゆき「もう嫌だよ、こういうの・・・」

バキャーン

あかね「あああ!台の一部が崩れおった!」

やよい「わたし窓の方見てこよーっと」

れいか「これは何なのでしょうか・・・とりあえず持っておきます」

やよい「あ、俊雄君いた・・・けどすぐ消えちゃった・・・
    あ、向こうで何か光ってる。取りに行こう」

れいか「やよいさん。いたのですね。では、先に進みます」

ガシャーン

れいか「何か落ちてきましたね」

みゆき・なお「ひいいいい・・・!」

やよい「この引き出し開けてみよーっと」

あかね「やめといた方がええって・・・あああ!手が・・・手が出てきおったあああ!」

やよい「となると下の引き出しにも・・・何もないみたい・・・」

みゆき「また血とか出てきたらどうしよう・・・」

なお「怖い怖い怖い・・・」

れいか「では、向こうで光っているものを拾いに行きます」

そして

れいか「電池のようですね、ここにはもう何もないようですのでここを出ましょう」

みゆき「早く元の世界に戻りたいよお・・・・」

なお「ううう・・・生きて帰れないかも・・・」

ガチャッ

やよい「次は向こうへ行ってみるよ」

れいか「ブザーの鳴る音が聞こえるところへ行くのですね」

やよい「うん」

あかね「このまま何も出てこなければええんやが・・・」

やよい「れいかちゃん、そのレバーわたしに貸して」

れいか「レバーってこれですか?構いませんよ」

やよい「じゃあこれであそこの電源をONにしてエレベーターを起動させるよ」

みゆき「え!?そんなことができるの!?」

なお「あーよかった。これでやっと帰れる・・・」

あかね「よかったやん」

れいか「ですがこの暗闇の中を一人で行かせるのは危険です。みなさん、一緒に行動しましょう」

そして

やよい「じゃあスイッチ入れるよ、それ!」

なお「電源が入ったね・・・いやあああ!右どなりに血の跡が・・・」

あかね「は・・・早く階段上がってエレベーターに乗りに行くで」

なお「うん・・・そうだね・・・」

みゆき「もう少しで元の世界に戻れるんだし・・・行こう」

れいか「では、行きましょう」

階段を上がってエレベーターのあるところへ

みゆき「あ、エレベーターに入れるよ、入ってみよ・・・いやああ!誰か落ちてきたああ!!!!」

やよい「伽椰子だね」

伽椰子「カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ」

やよい「伽椰子に捕まったらゲームオーバーになっちゃうよ、逃げよう!」

そして

れいか「うまくまいたとは思うのですが・・・っ!どうやら先回りされていたようです」

なお「ひいい!あたし達どうなっちゃうの?」

やよい「反対側には誰もいないし、来た道を戻ろう!そしてエレベーターに乗ろう」

みゆき「じゃあ急ごう」

そしてエレベーターの中へ

みゆき「みんな、いる?」

あかね「ああ、みんな無事や。はよドア閉めるで」

あかね「・・・っと、閉まった途端に犬入ってきおった」

やよい「この犬はアイビーだね。みんな、もうすぐ元の世界に戻れるよ」

なお「本当!?あー怖かった・・・」

アイビー「ワン!ワン!」

れいか「・・・っ!」

ガシャーン

みゆき「え!?なに!?なに!?」

カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ

ドーン

アイビー「ワン!ワン!ワン!」

やよい「大丈夫だよ、もうすぐドアが開くから」

カ・カ・カ・カ・カ

やよい「ほら開いた」

なお「ひいいいい!!毛が・・・毛がああああ・・・・!」

あかね「やよい、ウチらホンマに元の世界に戻れっか?」

みゆき「い・・・いや・・・・」

やよい「あ、アイビーが飛びこんでいったよ。そして・・・・」

みゆき・あかね・なお・れいか「ああああああ!!」

ふしぎ図書館

やよい「エピソードクリア」

れいか「どうやら元の世界に戻れたようですね」

みゆき「あー怖かった・・・」

なお「ううう・・・生きて帰れなくなると思った・・・」

あかね「ホンマや・・・」

れいか「これほどまでに恐ろしい世界だといわれる所以が分かりました」

みゆき「やよいちゃん・・・よくこんな世界へ行こうとしたもんだね・・・あ、何か出てきた」

やよい「今回の冒険の結果だよ。読むよ
   『あなたの恐怖体感
    チキンです!情けない子です!!
    ダメ人間とまでは言いませんが
    その勇気のなさ、度胸のなさ・・・
    心をきたえる必要がありそうです。
    滝にでも打たれてください。』」

やよい「今回もビビリ度MAXになっちゃったね、ヘタレ度も70%くらいだったし・・・」

あかね「ウチらホンマに死にそうになったで・・・よく情けないとか言えたもんや・・・」

れいか「次は滝のあるところへ行って滝にでも打たれてみましょうか・・・」

なお「れいか!ストップ、ストーップ!」

あかね「この文章本気にせんでええ!」

やよい「でも涼しむことはできたね」

みゆき・あかね・なお「いや、全然・・・」

おまけ

翌日、やよいは今度はポップと一緒に『誰もいない病院』に行き、
エピソードをクリアしてふしぎ図書館に戻る

ポップ「無事に生還できてよかったでござる」

やよい「でも楽しかったよ」

ポップ「やよいどのは命がけの冒険だったというのによくそのようなことが言えるでござるな・・・」

やよい「ホラーな世界ならいつでも涼しめるし」

ポップ「病院の屋上から落とされた時はこの命に代えてもやよいどのが受けるダメージを
    少しでも軽減しようとしたのではござるが・・・そのあと無事に元の世界に戻れて何よりだったでござる」

やよい「あ、結果出てきた」

やよい「『あなたの恐怖体感
     勇気と度胸はあるようです。
     が、はっきり言って普通の人。
     見ていてあまり面白くありません。
     なんせリアクションがうすいです。
     影もうすいって言われません?』・・・」

やよい「影が薄いなんてそんなことないもん。む~」

ポップ「確かに・・・そう言われるのは遺憾でござる・・・」

やよい「ビビリ度は半分行かなかった程度だったしヘタレ度はビビリ度の半分だったけど・・・」


終わり

これで本当に終わりです。
このSSを書こうとした理由はビビリ度診断を書きたかっただけです。
こんなめちゃくちゃなSSでも読んでくれた人。
誠にありがとうございました。
ちなみに僕は、恐怖体感呪怨を持っておらず、実況動画でしか見てません。
呪怨が怖くないと思えたのもその実況動画のおかげです。
実況動画って恐怖感をも吹き飛ばす力があると思っているのは僕だけでしょうか?

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