レイ「頭がPの形をした男を知らんか?」 やよい「(プロデューサーのことかな?)」 (99)

P「アイドル達を北斗の拳で例えてみる」の続き

ゆっくり進行。北斗がアイマス世界に来たという解釈で。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375021934

レイ「知っているのか? 知らないのか? どっちだ」

やよい「(知らない人とは喋っちゃダメって言われたから知らないって言わないと)」

やよい「し、知りません」

レイ「そうか、では用はない」

やよい「(よかった~)」

P「やよい~。こんなところにいたのか。事務所に……」

やよい「」

レイ「貴様がPか」

レイ「これを」

P「え、履歴書?」

レイ「昨日、高木という男が話しかけてきて『ティンときた』と言って俺を雇いたいと言い、明日の十二時にここにいればP形の頭をした男が来るからそいつにまかせろと」

P「はぁ、と、とりあえず事務所に行きましょうか。やよいも速く行こう」

やよい「(わ、悪い人……ではないのかな)」

P「(っていうかどう見てもレイ……だよな)」

スレタイのセンスに嫉妬。

これは期待

事務所内

伊織「やけに筋骨隆々な男が入ってきたわね」

亜美「新しい兄ちゃんかもしれないYO」

真美「でも、すごい目つきが怖かったけど」

伊織「しかもあの人が新しいプロデューサーなら誰かがあいつから外れるってことでしょ?」

亜美真美「ハッ!?」

やよい「うっうー。皆ただいま」

伊織「ちょっとやよい。あのゴツイ男はなんなのよ!」

やよい「えっと、私にもよく分からないかなーって」

亜美「一緒に入ってきたのに知らないの?」

やよい「うん、外であの人に声をかけられたところにプロデューサーが来て……」

真美「やよいっちが知らないってことは兄ちゃんも知らないの?」

やよい「ううん、プロデューサーは知ってるって顔だったよ。でもあの人、昨日社長に声をかけられたって」

伊織「昨日、声を掛けられてきた人をプロデューサーが知ってるのはおかしいでしょ」

真美「兄ちゃんの昔の友達とか!?」

伊織「……ありえなくもないけど」

別室

P「えっと、じゃあ面接を始めます」

P「(何で俺はレイを目の前にして面接してるんだ?)」

P「名前はレイさん。資格は南斗水鳥拳伝承者ということでよろしいですね」

レイ「ああ、そうだ」

P「えっと南斗水鳥拳というのは何をするんでしょうか?」

レイ「簡単に言えば拳法の一つだ。物を切り刻むことができる。人に使えばどうなるか……分かるな?」

P「は、はい。わかります」

P「えっと、高木社長から言われてここに来たんですよね?」

レイ「ああ。あとはアイドルをプロデュースすると聞いた」

P「えっと、高木社長に言われてきた人は大体即採用なんですけど、その前に聞いておきます」

P「この中の誰をプロデュースしたいですか?」

レイ「……これがアイドルという奴か。ふむ」

レイ「こいつだな」

P「やよい……ですか」

レイ「さっき声をかけた時にあいつは貴様を知りながら知らないと嘘をついた。この俺を前にしてな。それにこいつはどことなく縁を感じる」

P「(そういえば、この前の例えてみたでやよいはレイだったな)」

P「分かりました。これで面接とは言えないですが面接は終了です。明日から貴方はここの正社員ですから共に頑張りましょう」

レイ「ふっ、南斗水鳥拳伝承者の力を見せてくれよう」

P「(関係ねぇ)」

翌日

P「新しいプロデューサーのレイさんだ」

レイ「俺の名は今言った通りレイ! 覚えておくがいい」

P「えぇっと、レイさんにはやよいをプロデュースしてもらう。やよい構わないか?」

やよい「はわわ、わたしですかぁ!? えっと」

レイ「……」

やよい「分かりました。よろしくお願いします。レイプロデューサー」

レイ「ふっ、俺に任せておけば心配ない」

レイPなんだか卑猥だ…

やよいとレイプ(ロデューサー)

P「じゃあ、やよい以外はレッスンや仕事にいくぞー」

P「まずはコミュニケーションをとるのが大事ですよ」ヒソッ

レイ「うむ、そうか」ヒソッ

やよい「?」

P「では行ってきます」

バタン

レイ「とりあえず自己紹介をしよう」

やよい「えっと、高槻やよいです。えとえと……」

レイ「兄弟はいるか?」

やよい「はい! 弟が三人妹、が二人います」

レイ「ほぉ、大家族だな。俺にも妹がひとりいる」

やよい「うっうー! プロデューサーも一番上のお仲間ですー」

レイ「うっうー?」

やよい「はわっ!? いやなんでもないんです」

レイ「別に構わない。口癖か?」

やよい「嬉しかったら出ちゃうんです。あとプロデューサーこっちに手を出してくれると嬉しいかなーって」

レイ「こうか?」

やよい「ハイターッチ!」

レイ「おっふ」

やよいの可愛さにレイも轟沈したか……
伊織と意気投合してやよいの邪魔する奴らを排除する光景が浮かんだ。

おっふwwww

済まない限界だ。寝る。

おつー

おっふwwwwww
乙乙


おっふで吹いたwwww

やよい「どうかしましたかぁ。プロデューサー」

レイ「(こいつなかなかやる)」

レイ「いや、なんでもない。元気があることはいいことだ」

やよい「ほんとですかぁ!」

レイ「ああ、落ち込んでいるアイドルを見ても誰も楽しめないだろう?」

やよい「そうですね。やっぱり元気が一番です!うっうー!」

レイ「うっうー!」

レイやよい「ハイターッチ!」

なんだこれ…レイが可愛いだと?

レイ「それでは、俺たちもレッスンに行くぞ」

やよい「はいっ! これからよろしくお願いしますねプロデューサー」

レイ「(いい子だ。俺の人生を懸けてやってもいい)」

レイ「うむ、俺の方こそ頼むぞ」

やよい「目指せトップアイドルですっ!」

脳内で塩沢さんフルボイス余裕でした

書く暇ができたので再開

レッスン場

トレーナー「君が噂の新プロデューサーか。よろしく頼むよ」

レイ「今日からやよいを担当することになったレイだ。覚えておくがいい」

トレーナー「(随分と鍛えているんだな。やはり男ならこれくらいないと)」

やよい「トレーナーさん! 今日もよろしくお願いしますね!」

トレーナー「ああ! さっそくレッスンに入ろう」

やよいの兄弟構成間違ってんぞ

すまん、弟四人、妹一人だった。ほんとにすまん

続きはよ

やよい「はっはっ」

レイ「(トレーナーの指示とはすこし遅れ気味だな。問題は体力ではなく、もとからの資質か)」

トレーナー「高槻さん。遅れてるわよ!」

やよい「す、すみません。あ、あうっ」

レイ「(むう)」

トレーナー「やっぱり、高槻さんにはこの曲は難しいか?」

レイ「(資質が多少低くとも乗り越える方法はいくらでもある。ただ、やよいにそれをこなすだけの忍耐力があるか)」

やよい「だ、大丈夫です! やれますぅ」

レイ「(もう少し様子をみるか)」

トレーナー「じゃあ、もう一回やってみよう」

やよい「はっはっ」

レイ「(まだ、中学二年生の女だがアイドルでもある。体力は十分か)」

やよい「あう」

トレーナー「ストップ!」

やよい「はわっ!? す、すみません~」

レイ「やよい、来い。少し用がある。トレーナー悪いが席を外すぞ」

バタン

やよい「お、怒ってますかぁ? プロデューサー」

レイ「何故怒る必要がある。俺がお前を呼び出したのはいくつか質問をするためだけだ」

やよい「質問……ですか?」

レイ「そうだ。やよい。お前はトップアイドルになりたいか」

やよい「は、はい! 家族の皆のためにも頑張ってなりたいです!」

レイ「そうか。では、より技術を高めたいと思うか?」

やよい「もちろんですぅ!」

レイ「うむ、最後だ。もし、極めることができれば圧倒的なパフォーマンス力を身につける方法があるとしたら挑戦してみるか?」

やよい「そんな方法があるんですか?」

レイ「ある! だがとても険しい道だ」

やよい「やってみたい、いや、やります!」


なんかその言い方だとやよいが白髪になっちゃいそうじゃないですかやだー

やよい「そ、それでどんな方法何ですか?」

レイ「それは南斗水鳥拳。動きは水面に浮かぶ水鳥のように優雅華麗(だが拳の威力は比類なき残虐非道の必殺拳)だ」

やよい「な、なんだかよくわからないですけど頑張りますぅ!」

レイ「少し手本を見せよう。ここに俺が昨日Pにもらったプロデューサーマニュアルがある」

やよい「はい」

レイ「はや!」

マニュアル「あわらっ!!」パラパラ

やよい「はわっ!? プロデューサーの手は包丁だったんですかぁ」

レイ「包丁よりももっと切れるだろう。これをお前は身につけるのだ」

おい
おい!!www

レイ「だがこの南斗水鳥拳を習得し極めるにはとても長い時間がかかる」

やよい「そしたら私がアイドルじゃなくなっちゃいます」

レイ「ああ、だから今回は特別な形で行く。アイドルに役立つ物のみを教えていく」

レイ「たとえばこれだ。南斗究極奥義断固相殺拳。これはどんなに強い敵だろうと引き分けに持ち込む技だ。アイドル風に言えば失敗がなくなるということだ」

やよい「す、すごいです! どうやったらいいんですかぁ?」

レイ「しかし、これは名前の通り究極奥義。簡単には習得できない。だから簡単な飛燕流舞からやっていく」

やよい「ひえんりゅうぶ? うう、難しいです」

レイ「飛燕流舞はアイドル風に言えばダンスの類だ。拳法で最も美しいと謳われるこの技はやよいを一層引き立てるだろう(ギャップ萌えというやつだな)」

レイ「修行はレッスンがない日、もしくはオフの日にやるとする。さぁ、今日はレッスンだ。集中して行ってこい」

やよい「は、はい。頑張ります!」

数週間後

P「どうですか。レイさん。やよいと仲良くなれましたか?」

レイ「ああ、とても素直でいい子だ。すぐに懐いてくれた」

P「でも最近やよいの目が変わってきてるんですよね。技術も飛躍的に向上してるし。レイさん、やりますね」

レイ「まぁ……な」

P「どんな方法を使ってるんですか?」

レイ「詳しくは言えないが、ヒントをやろう。俺にはできて、Pにはできないことだ」

P「レイさんにできて俺にできない?」

P「(まさか……な)」

レイ「やよいは性格の通り何でも飲み込んでくれる。順調に行けばダンスが上手い、真や響といい勝負が出来る日も遠くないだろう」

P「む、いいますね。俺も負けませんよ」

レイ「ふっ。俺もやよいのために負けるわけにはいかん」

翌日

レイ「さぁ今日も修行だ。やよい」

やよい「うっうー! 今日も頑張りますぅ!」

レイ「うむ、今日は一応飛燕流舞の復習からいこう。それができれば次のステップ、飛翔白麗に入る」

レイ「では、まずは飛燕流舞だ。いくぞ!」

やよい「はい!」

レイ「すぅ、飛燕流舞!」

やよい「ひえんりゅーぶ!」

レイ「よし、いいキレだ。これなら問題ないだろう」

やよい「はい。すごいですぅ。今じゃ皆にも負けないですぅ」

レイ「負けないではなく勝つのだ。そのために俺はこの仕事をやっている」

レイ「さぁ飛翔白麗の修行。いや、説明からしよう」

レイ「飛翔白麗はやはりダンスの類だが飛燕流舞よりも高度になる。だが、それ故に殺傷力……あ、違う。華麗さもさらに増す。体力の消費も大きいがな」

やよい「が、頑張りますぅ!」

レイ「よし、いくぞ!」

あ,違うじゃねーよwwww

こうなるのか

      , ‐、 ,- 、
     ノ ァ'´⌒ヽ ,
   ( (iミ//illi)))

     )ノ`リ・ω・ノ(        
 _, ‐'´  \  / `ー、_ 
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ

{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

 ヽ、   ー / ー  〉
   `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く

レイ「ふぅ、この辺りで今日はやめよう」

やよい「はぁはぁ、は、はい。お疲れ様でした」

レイ「やよいも疲れただろう。家まで送ろう」

やよい「でも……」

レイ「遠慮するな。お前はその小さな体では信じられないほど頑張っている」

やよい「あ、ありがとうございます。じゃあお願いします」

レイ「それと次の修行は休みとする。たまにはどこかの遊ぶもいいだろう」

やよい「ほんとですかぁ!」

レイ「ああ、たまには兄弟達と過ごす休日もいいだろう」

やよい「じゃあプロデューサーさんもうちに来ませんかぁ」

レイ「俺がか? 行ってもいいのなら構わんが」

やよい「うっうー! じゃあ決まりです」

レイ「じゃあ、うちからアイリも呼ぼう」

やよい「プロデューサーの妹さんですか?」

レイ「ああ、アイリも喜ぶだろう」

やよい「皆で楽しく遊びましょうね。プロデューサー」

レイ「ああ、じゃあ次の休日にな」

休日

レイ「ここだ。アイリ」

アイリ「兄さん。本当に私も来てよかったのかしら?」

レイ「ああ、大丈夫だ。了承もとってある」

ピンポン

やよい「は~い。あ、プロデューサー! とプロデューサーの妹さんですかぁ?」

アイリ「ええ、アイリよ。よろしくね、やよいちゃん」

やよい「はい! こちらこそよろしくお願いしますね、アイリさん!」キラキラ

アイリ「はうっ」

レイ「アイリ!?」

やよい「はわわ!? 大丈夫ですかぁ!?」

アイリ「ええ大丈夫よ」

アイリ「(可愛すぎるわ! これが天使!)」

やよい「と、とりあえず中へどうぞ」

レイアイリ「おじゃましま~す」

長介「あ? 姉ちゃんのプロデューサーさんですか? 姉ちゃんがお世話になってます。長男の長介です」

レイ「ああ、俺の名はレイ。こっちは妹のアイリだ。よろしく頼む」

長介「えっと、姉ちゃんのかすみ、弟の浩太郎、浩司、浩三です」

高槻家「よろしくおねがいしまーす」

陽拳とはいえ、伝説の暗殺拳あっさりと教えんなやww
アミバは水鳥拳伝承者になれなかったから荒んでトキの真似とか始めちゃったというのに……

レイ「皆、いい子だな。俺はレイ。こっちは俺の妹のアイリだ」

アイリ「皆よろしくね」

レイ「さて、注目しろ。今回は俺が食材を買ってきた。今日のメニューは焼肉だ!」ドサッ

やよい「ええ!? プロデューサー、そんな、いいんですかぁ?」

レイ「無論だ。皆と仲良くしておきたいしな」

アイリ「そうよ、やよいちゃん。遠慮することないわ」

やよい「じゃあ、お言葉に甘えて」

レイ「よし決まりだな」

レイ「じゃあ、やよい。野菜を切ってくれるか?」

やよい「はい、じゃあ台所にもっていきますね」

レイ「頼む」

アイリ「じゃあ、皆はお姉さんと遊びましょうね」

高槻家「はーい」

レイ「(……包丁使ってるよな?)」

やよい「お野菜もいっぱい……こういうときこそ南斗水鳥拳の出番ですぅ!」

やよい「うっうー! ひょう!」

野菜達「ぎぇ~~~~!」

やよい「う~ん。まだプロデューサーみたいに綺麗には切れませんけど一応切れました。これで包丁をお金もなくなって一石二鳥です!」

やよい「と、とりあえずお野菜を持っていこう」

どんな感じで、ひょうって言ってるんだろ

ζ*'ヮ')ζ<ひょう!

レイ「お。野菜は切れたか?」

やよい「はい! で、皆は?」

レイ「アイリと遊んでいる。もう準備もできるから皆を呼んでくる」

レイ「アイリ! もう食事だ。皆を連れてきてくれ」

アイリ「え、ああ分かったわ」

レイ「では」

皆「いただきます」

やよい「と、とっても美味しいですぅ!」

レイ「そうか、それは良かった」

アイリ「あらあら、浩三くん。こぼしちゃダメよ」

レイ「(いいものだな。家族というのは)」

やよい「どうしたんですか?」

レイ「いや、何でもない。さぁいっぱい食べろ。ほらほら」

やよい「はわ!? ご飯の上がお肉でいっぱいですー!!」

レイ「明日からは仕事もレッスンもある。肉を食べて体力をつけるんだ」

やよい「はい!」

やよい「お、美味しいです!」モグモグ

レイ「焦らなくていいからな」

レイ「皆もいっぱい食べて大きくなるんだぞ」

高槻家「はーい」

アイリ「ふふっ」

レイが普通にいいやつだな。
いや、レイはもともと普通にいいやつだが。

アイリ「やよいちゃん。ご飯まだいる? おかわり持ってくるわ」

やよい「い、いえっ、自分でできますから」

アイリ「いいのよ。今日は兄さんが皆のためにって言って来たんだから。やよいちゃんは自分のことだけを考えていればいいの」

レイ「そうだ、今日は俺たちに任せておけ」

やよい「あ、ありがとうございますぅ!」

アイリ「じゃあ、ご飯持ってくるわね」

やよい「はい」

レイ「やよい。家のことが大変だったら俺を頼れ。いつでも駆けつけよう」

アイリ「はい、やよいちゃん」

やよい「あ、アイリさん。ありがとうございます」

レイ「アイリだっている。俺とお前は既に友だ」

レイ「皆、肉は上手いか?」

長介「うん、すげえ旨いよ。ありがとうレイさん、アイリさん」

かすみ「私たちの為にありがとうございます」

アイリ「ほんとにいい子達ばかりね」

レイ「ああ、俺はこの子達に幸せになってもらいたい。だから人生を懸けてやよいをトップアイドルにするつもりだ」

アイリ「兄さん、無理はしないでね」

皆「ご馳走様でした」

レイ「さぁ食い終わったな。片付けよう」

アイリ「はい、兄さん」

やよい「私も手伝いますよー!」

長介「俺も!」

かすみ「私も!」

レイ「皆はゆっくりしていろ」

やよい「嫌です! こんなにしてもらって恩返しにはなりませんけどお手伝いくらいさせてください!」

長介かすみ「そうだそうだ!」

レイ「ふぅ、よし! 皆で片付けするか!」

片付け後

レイ「では、俺たちは帰る。やよい、明日からも頼むぞ」

アイリ「皆もまたね」

やよい「プロデューサー、アイリさん。今日はとってもありがとうございました。よかったらまた来てくださいね!」

レイ「ああ、機会があったらまた来よう」

レイ「ではな」

アイリ「さようなら」

やよい「本当にありがとうございました!」

高槻家「ありがとうございました!」

翌日

レイ「さて、今日は事務所全員同じ仕事らしいな」

P「ええ、事務所対抗運動会です」

レイ「ふ、やよいがいれば勝てるだろうな」

P「失礼ですけど真の方が運動神経はいいんじゃ……」

レイ「南斗水鳥拳を身につけたやよいに一般人が敵うわけなかろう」

P「」

P「(こ、こいつ、人のアイドルに何してくれてんだよ!? そりゃパフォーマンスが良くなるのはいいことだけどさ。それとこれとはちがうでしょうよ!)」

レイ「もうすでに飛燕流舞をほとんどマスターし、既に飛翔白麗の修行に入っている。いくら素質のある奴が相手でも修練を積んだやよいには勝てまい」

やよい「おはようございまーす。あ、プロデューサー!」

レイ「む」

やよいレイ「はい、たーっち」バチーン

やよいレイ「いえい!」

P「……音が」

春香「おはようございまーす」

P「あ、春香。おはよう」

春香「階段登ってたらすごい音が聞こえたんですけど何かあったんですか?」

P「ああ、俺の目の前で起こったよ」

春香「?」

やよい「春香さん、おはようございますぅ!」

春香「うん、おはよ、やよい」

春香「はい、たーっち」

P「やめろぉ! 死ぬぞ春香ぁ!」

春香「?」

やよい「はい、たーっち」バチーン

春香「」

P「は、春香ぁ!」

春香「い、いえ、大丈夫です。手の感覚がないですけど」

レイ「?」

やよい「?」

P「ちょ、レイさん。どうやったら天使だったやよいが悪魔の化身になるんですか!?」

レイ「いや、何も変わったことはしていないが」

やよい「はいたっちしますか?」

P「いいえ」

やよい「……」ショボン

P「ぐぬぅ、やるよ」

やよい「ほんとですか。じゃあ、はい、たーっち」バチーン

P「ぐぅああああ! この衝撃は全身を砕かれたようだ!!」

P「てか、ほんとに痛い」

春香「そうですね」

やよい「?」

レイ「おい、P、急げ。もう出発するぞ」

P「!? 馬鹿な。俺がはいたっちしたときはまだ春香しかきてなかったはず」

レイ「はぁ、時計を見ろ」

P「……恐るべし、やよい」

レイ「いいから行くぞ」

世渡り上手とは言いがたいレイにプロデューサー業務まるんだろうかww

運動会会場

レイ「これはテレビで放送されるのか」

P「そうですよ。毎年行われてますけどうちは今年が初参戦ですからいいアピールになります」

レイ「で、あのひとつだけでかでかと張り出されているポスターは何だ?」

P「ああ、新幹少女のポスターですよ。今、人気急上昇中のアイドルユニットです」

レイ「ほぉ、俺たちはそのかませ犬ということか」

P「……そういう裏の関係もあるでしょうね」

レイ「ふん、俺にそんなことは関係ない。新幹少女などみじん切りにしてくれる!」

レイ「と、言いたいところだがアイドルの皆も気持ちは同じだろう。俺が手を下さずともやってくれる」

P「はは、そうですね」

やよい「プロデューサー、開会式の後、すぐに私の番なので見ててくださいねー!」

レイ「ああ、活躍を期待している」

やよい「うっうー! 頑張りますう!」


新幹少女控え室

つばめ「今日ってさ、テレビ的にも実力的にも私達が勝つんでしょ?」

ひかり「当たり前よ。他の弱小に負ける理由がないわ」

のぞみ「プロデューサーのおまじないがあればどうにでもなるわ」

?「皆、準備は出来たかなぁ~?」

?「さぁ、今日も頑張ろうではないか。それにあの765プロにはレイの奴がいるようだしなぁ」

つばめ「レイ? 誰?」

?「ファハハ、お前達は知らなくていい」

のぞみ「ねぇ、速くおまじないやってよ」

?「んん? ああ、そうだな。それ」ドスッ

つばめ「んっ」

ひかり「あっ」

のぞみ「うっ」

のぞみ「これで鬼に金棒ね」

つばめ「優勝はもらったようなものだわ」

ひかり「ええ」

?「ふふ、レイ。目にものをみるがいい」

>>68
世紀末の世を女装しながら渡っていけるくらいに世渡り上手いぞ、うん。
……考えてみれば、レイは涼ちんのプロデュースこそをするべきだったのではなかろうか。

765控え室

P「今はやよいが出てるが次は真と伊織の二人三脚だ。準備しておけよ」

伊織真「はーい」

P「その後に響、貴音の飴食い、あずささんのパン食いがある。ここにプログラムは置いておくからその次からはこれを見てくれ」

P「じゃあ、俺はレイさんのところにいってくるから、各自準備はしててくれよ」

>>68
やはり渡り上手そうなダビデ様をPにするべきwwww

レイ「(おかしい、やよいがぶっちぎって一位のはずなのにあの接戦は何だ)」

P「うわぁ、やよいと新幹少女のひかりちゃんすごいですね。周りをぶっちぎってますよ」

レイ「……新幹少女、彼女達も誰かから修行を?」

?「ふふふ、レイ。貴様のアイドルに陽の光は浴びさせんぞぉ?」

レイ「誰だ!?」

レイ「き、貴様は!?」

レイ「あ、アミバ!」

P(うわ、来やがったよ。こいつ面倒くさいんだよな)

アミバ「レイ、何故ひかりが水鳥拳を身につけたやよいと互角の勝負ができるかわかるかぁ?」

レイ「貴様、まさか秘孔を!?」

アミバ「そのまさかだあ! 奴ら三人には秘孔戈穴を突いている。奴らの能力は普段の倍以上! レイ、貴様のアイドルたちに勝ち目はない!」

レイ「くくっ、しかし俺はやよいに俺の人生を懸けて水鳥拳を授けている。貴様の偽神拳如きの秘孔では敵うまい」

アミバ「ふん、ほざけ~! 最後に笑うのはこの俺だ! 自分の無力をこの応援席から嘆くがいい。ファハハハハ!!」

ライバル役はアミバか。レイならユダ様かと思ったが。
しかしアミバも、奇跡の街とか言って木偶集めてるよりはよっぽど真っ当な人生なのではあるまいか。

アミバ「ふぅ、ではなレイ。俺は俺の応援席でお前の悶える顔を眺めているぞ」

レイ「くっ、アミバの奴」

P「あ、レイさん。やよい勝ってますよ」

レイ「何ぃ!?」

レイ「い、いいぞ、やよい。アミバに負けるわけにはいかん。いけ、そのままゴールだ。やよいぃぃ!」

P「……熱いっすね」

レイ「よし、いいぞ、いいぞ!」

実況「おおっと、番狂わせぇ! 一位はなんとやよいちゃん。765プロの高槻やよいちゃんです」

レイ「ぃよっし」

やよい「やりましたー」

やよい「プロデューサー、やりましたよー。一番ですぅー!」

レイ「よくやったぞ、やよい! この調子で次も一位だ」

やよい「はいぃ!」

ひかり「ごめん、皆、プロデューサー。でもあの高槻って奴、一人だけ身体能力がおかしいよ」

アミバ「知っている。これはあまり使いたくなかったがな。しょうがない」

アミバ「新秘孔だ」ドス

ひかり「」

のぞみ「」

つばめ「」

ひかりす、すごいよ、これ。力がみなぎってくる。これなら誰にも負けない」

のぞみ「じゃあ、次は私の番ですね。行ってきます」

つばめ「ふふ、いってらっしゃい」

P「こ、これはどういうことだよ」

P「新幹少女が全部一位だと」

レイ「まさか、アミバが」

レイ「次はカツラをかぶっての障害物競争。やよいの番か」

レイ「やよい、頼むぞ」

実況「それではよーい、ドン」

やよい「うっうー、網なんて切っちゃえば楽々ですー。はや!」

網「ほげっ」

レイ「いいぞ、やよい」

P「よくはないですね、はい」

実況「おおっとぉ、ゴール前でやよいちゃんとひかりちゃんがデッドヒート! 勝つのはどちらかぁ!」

やよい「んっんっん」

ひかり「ふっふっふ」

実況「ゴーッル! 勝ったのは新幹少女ひかりちゃんです!」

レイ「ば、馬鹿な。やよいが負けた? アミバのやつ、まさか新秘孔を

レイ「もう最後の全員リレーか。早いな」

P「このリレーで一位になれば765プロの優勝ですが、新幹少女は三位までに入れば優勝です」

レイ「っく、悩んでも仕方がない。アイドルたちを信じよう」

P「そうですね」

レイ「アンカーはやよいか」

P「ええ、真が足を痛めているので」

実況「よーいどん」

P「いけー」

レイ「ガンバレー」

実況「おおっと、どうした? 新幹少女のぞみちゃん転倒です」

のぞみ「(なんですか、これ。体中が痛くて感覚が)」

レイ「いかん! あれはアミバの編み出した新秘孔だ。完璧ではないためにリスクが高すぎる。いやまさか自らのアイドルまでも木偶にしようというのか」

P「ちょ、レイさん!?」

レイ「アミバ! てめえの血は何色だぁ!!」

アミバ「ふふふはは、どうしたぁ? レイ」

レイ「貴様、自分のアイドルにまで手を出すか。どこまで落ちるつもりだ」

アミバ「ふん、俺は俺のやり方でやる」

レイ「貴様ぁ! 切り刻んでくれる」

アミバ「やめておけ、この場でそんなことをすれば捕まるのは貴様だ、レイ」

レイ「ぬくく」

のぞみ「これくらい耐えなくて何がトップアイドルよ」

実況「のぞみちゃん、ようやく立ち上がり走り始めました!」

のぞみ「ごめん、つばめ」

つばめ「勝つのは私たちですよね」

のぞみ「うん」

実況「おお! つばめちゃん、速い速い! みるみるうちに抜いていきます! あっと言う間に765プロを抜き去り一位に躍り出ました」

のぞみ「はい」

ひかり「はい」

真「後は頼んだよ、やよい!」

やよい「はいぃ!」

実況「またも765プロ高槻やよいちゃんと新幹少女ひかりちゃんがデッドヒート」

やよい「まけるわけにはいかないんですぅー!」

ひかり「っく、体が痛い。でもっ」

実況「ひかりちゃん一歩リード。やよいちゃん喰らい付けるか」

やよい「ひょうおおお!!」

実況「さらにやよいちゃんが抜き返し、トップにゴールは目前! そのままゴールか!?」

ひかり「うっ! んんん、負けられないのよぉ!」

実況「両者ほぼ同時にゴールイン。勝ったのはどっちか!?」



実況「ただいま、ビデオ判定中です。しばらくお待ちください」

アミバ「くく、新幹少女の勝ちに決まっている」

レイ「いや、765プロの」

実況「結果が出ました。実行委員長、ユダ様からの発表です」

ユダ「うむ、では発表するとしよう。事務所対抗リレーを制したのは……765プロだ。美しい戦いだった。礼を言おう」

ユダ「しかし、新幹少女が二位なので総合優勝は新幹少女だ。こちらもおめでとう。皆、俺を愛する資格がある美しいものだった。来年も素晴らしい戦いを期待する。以上だ」

アミバ「リレーは逃したが総合優勝はうちのものだ。どうだ、レイ!」

レイ「ふ、一番大事なのものがわかっていないようだな、アミバ」

アミバ「なんだとぉ~」

レイ「確かに勝ちは逃したが俺たちはそれ以上のものを手に入れた。やよいをみてみろ」

アミバ「んんんん~?」

やよい「皆、やりました~」

春香「うん、勝ててよかったね。これも皆が頑張ったからだよ」

真「僕がもっと速く走れてたらやよいにあんなに辛い思いをさせずにすんだのになあ」

やよい「いえいえ、真さんが頑張ってくれたから私もがんばれたんですよぉ」

アミバ「な、なぜだ。何故優勝したわけでもないのに喜んでいる!?」

レイ「彼女たちは自分たちの力でリレーの勝ちをもぎ取ったんだ。嬉しくないわけがないだろう」

アミバ「ならば、俺のアイドルたちはもっと!」チラ

のぞみ「痛いよぉ」

つばめ「ん」

ひかり「か、体が」

アミバ「なっ、新秘孔に体がついていけていない」

レイ「あたりまえだ。修行もしていない女にそんなことをしてはああなるとわかっていただろう。そんなことにも気がつかなかったのか!!」

アミバ「く、お、覚えていろよ。次こそは叩き潰してやる」

レイ「これに懲りてもう止めてくれるといいが……みんなのところへ行くか」

レイ「やよい、頑張ったな」

やよい「はい! 皆の役にたてたみたいで私とっても嬉しいです」

P「そろそろ、出ますよ」

レイ「さぁ帰って休もう。今日は疲れただろう」

やよい「はい」

P「さぁ帰るぞー」

事務所

P「レイさん、帰ってきて早々に社長室に入っていきましたけどどうかしたんですかね」

小鳥「あ、それは」

P「何か知ってるんですか?」

小鳥「ええ、まぁ」

P「で、何なんですか?」

小鳥「実はレイさん、やめるらしいです」

P「やめる!? また何で?」

小鳥「そういう契約だったそうです。担当アイドルがワンステップ前に踏み出せるようになるまでって」

P「やよいが育ったからってことですか」

小鳥「ええ」

レイ「社長、今まで世話になった」

社長「ついにこの時が来たか、君が来てくれて助かったよ。で、次は誰が来てくれるのかね?」

レイ「恐らく、○○あたりが有力だろう」

社長「おお、彼が。これでうちも安泰だ。してやよい君にはあいさつはしないのかね」

レイ「既に手紙を置いてきている」

社長「それにしてもやよい君は強い子に育ったな」

レイ「無論だ。俺が人生を懸けて育て上げた。これから先も大丈夫だ」

社長「うむ、それではな。皆には後日伝えておく」

レイ「さらばだ」


やよい「……プロデューサー」

レイ「やよい、聞いていたのか」

やよい「嫌ですー! プロデューサーどこかへ行っちゃうなんて嫌です!」

レイ「俺はやるべきことは果たした」

やよい「嫌です。プロデューサーじゃなきゃ嫌なんです!」

レイ「最初出会った時はあれだけ驚いていたのにここまで俺のために泣いてくれるか」

やよい「だって、だってだってプロデューサーが来てから私は変われました。自分に自信もついて歌だってダンスだってすごくうまくなれました。全部プロデューサーのおかげです」

レイ「これが最後だからよく聞け、やよい」

やよい「……最後」

レイ「いいか、アイドルでいる限り精一杯頑張れ、たとえ一瞬でもいい。自分の持てる全てを使って輝け。その輝きで皆を魅了するのだ」

レイ「さらばだ」

やよい「プロデューサー!」

レイ「くるな!!」

やよい「……!」ビタ

レイ「来てはならぬ、俺はお前にだけには俺の今の無様な顔を見られたくない」ポタ

やよい「ああ!」

やよい「はい、私、頑張ります。だから絶対私をずっと見守っていてください!」

レイ「ああ、見守っている。頑張れよ」

やよい「はい!」


終わり

○○のところには次やる人の名前が入ります。リクエストがあればそれを書きます。今回はなんとなく駆け足ですまんかった


春香→フドウ

千早→バラン

美希→ジュウザ

真→リュウガ

雪歩→シン

伊織→サウザー

亜美→バット

真美→アイン

あずさ→ファルコ

響→ハン

貴音→ヒョウ

律子→ラオウ

小鳥→トキ

次は誰だろ?

伊織とサウザーの見てみたいけど




執念が足りているな


殉星の男オナシャス!

ユダ様何してんだよwwww

雪歩とシンが見たいっす

小鳥さんが朱鷺になると聞いて

伊織と律子がみたいです

ζ*'ヮ')ζ < おつひょー

サウザー見たいなあ

トキを選べば秘孔治療によって全盛期の力を取り戻した小鳥さんが見れるかもしれん

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom