本部 「EDF隊員を急募する、、、だと?」 オペ姐「はい。」 (35)

本部 「どういうことだ。EDF隊員は増え続ける一方ではないのか?」

オペ姐 「違います。こちらのデータをご覧下さい。」

本部 「な、なんと言うことだ!!この下降っぷりは何だ!?」

オペ姐 「2017年のマザーシップ撃退後には、希望数は前年対比の約872%にまで増えました。」

オペ姐 「しかし、その後入隊希望者数が徐々に衰退し2021年現在では、、、。」

本部 「前年対比マイナス653%だと!?このままではいざという時に地球を守れない!!」

オペ姐 「総司令部でも、頭を抱えているようです。」

本部 「何故だ!何故このような事態に陥ったのだ!」

オペ子 「そのキッカケとなりそうなデータは私から。」

本部 「おお!君は確か新人だったな。」

オペ子 「はい、宜しくお願いします。」

本部 「フレッシュな視点の方が、この事態を客観的に捉えられるな。」

オペ姐 「、、、は?」

本部 「何でも、、ない。」

オペ子 (こ、こわい、、、。)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378437637


オペ子 「こちらをご覧下さい。これは市民に対して行ったアンケートです。」

オペ子 「これを見ると、ほとんどの市民がEDFを知っている、と答えていますね。」

オペ姐 「EDFを知らない、と答えた市民が0,02%ですか。」

本部 「この0.02%の人達に会ってみたいな、ワハハ。」

オペ子 「、、、本部長。笑っていられるのも今のうちですよ。」

本部 「どういうことだ。」

オペ子 「次にEDFの活動内容についてのアンケート結果です。」

オペ姐 「こ、これは!?」

本部 「フォーリナー・巨大生物の撃退と答えているのが99、6%か。何がおかしいんだ?」

オペ子 「本部長。確かに私達の仕事は、フォーリナー及び巨大生物の撃退です。」

オペ子 「ですが、それだけではないはずです。」

本部 「!!」

オペ姐 「そうですね、フォーリナーや巨大生物の撃退は勿論のこと、」

オペ姐 「有事の際のインフラ・防衛設備の整備や、それによる各国との連携調整。」

オペ姐 「被害者へ遺族の補償、各都市の復興支援など。」

オペ姐 「数えだしたらキリがないです。」

本部 「、、、そうだったな。つい、失念していた。」

オペ子 「いえ、無理もありません。私もそのクチでしたから。」

本部 「む?」


オペ子 「EDFはフォーリナーを倒す正義のヒーローってことです。」

本部 「ほう。」

オペ子 「小さい時、フォーリナーの襲撃を受けたんです。」

オペ子 「もうダメ!って思った時、EDFの人が助けてくれたんです。」

オペ姐 (囮に使われないで良かったですね、、、。)

オペ子 「その時思ったんです。もし生き延びたら私もこんな風になるんだって。」

オペ子 「だから入隊したのですが、、、。」

本部 「こんなに様々な業務があるとは思わなかった、と?」

オペ子 「ええ。その通りです。」

本部 「、、、辛いかね?」

オペ子 「辛いです。」

オペ姐 (辞めちゃう、、、?)

本部 (まずい、、?)

オペ子 「辛いですが、今私、とっても充実してます!」

オペ子 「何てったって、地球を守ってますからね!!」

本部・オペ姐 「!!」

本部・オペ姐 (私達にもこんな初々しい時代があったなぁ、、、。)

オペ子 「どうしたんですか?二人とも。遠い目をして。」


オペ子 「多少話がそれてしまいましたが、市民の意識調査は以上ですね。」

本部 「ふむ。我々の仕事があまり認識されていない、というのは分かったが、、、。」

オペ姐 「まさか、それがこの下降っぷりとどうつながるのか、と仰る気ですか?」

本部 「、、、つ、通信妨害か!!」

オペ姐 「誰も妨害してませんが?」

本部 「サ、サンダー!!」

オペ姐 「どこにも酸なんてありませんが?」

本部 「、、、。」

オペ姐 「だんまりですか。まあ、いいですけど。」

オペ子 (こわい、、、こわい、、、。)

オペ姐 「良いですか?生まれながらのEDF隊員なんていないんです。」

オペ姐 「皆さん、志願してEDF隊員になるんですよ。ということは、、、」

本部 「そ、そうか!つまり、市民のことを調べれば、EDF隊員のこともわかると!」

オペ姐 「そうですね。」


オペ子 「私もそう思いまして、EDF隊員のここ最近の離職率を調べました。」

本部 「どれどれ、、、な、何だこの離職率は!!」

本部 「新規入隊者の3ヶ月離職率が63%だと!?」

オペ姐 「その後も、年内の離職率が21%、、、ほとんど辞めてしまうんですね。」

本部 「ね、年内!?3年ではないのか!?」

オペ子 「ええ。年内です。」

本部 「何故だ!!誇り高きEDFを!なぜ離職するのだ!!」

オペ姐 「お、落ち着いて下さい。」

オペ子 「それに関しては、こちらのアンケートが答えかと。」

本部 「何ぃ!?貸してみろ!!」

オペ姐 「私にも見せて下さい。」

本部 「、、、。」

オペ姐 「、、、。」

オペ子 「お二人とも、、、大丈夫、ですか?」

本部 「何故EDFに入ったのですか、との問いの答えが、、、、。」

オペ姐 「なんとなく、、、ですか。」

本部 「地球は、終了した!!」

オペ子 「お、落ち着いて下さい!本部長!!」


本部 「これが落ち着いていられるか!!何故、この答えが1位なのだ!」

本部 「2位を見てみろ!もっとひどいぞ!!」

オペ姐 「その場の勢い、ですね。」

本部 「1番まともな意見の、地球を守る為はどこにあるんだ!!」

オペ子 「そ、それは8位で、惜しくもトップ3入りを果たせませんでした。」

オペ姐 (全然惜しくない、、、。)

本部 「何だと!?なら3位は何だ!!」

オペ子 「生活の為、ですね。」

本部 「自分の保身の為に戦うんじゃない!!!」

オペ子 「ヒ、ヒィ!!」

オペ子 (や、やっぱり、私辞めたいぃ!辞めたいよぉ!!)

オペ姐 (半泣きしてる、、、かわいい。)


本部 「す、すまなかった。二人とも。ようやく落ち着いた。」

オペ姐 「いえ。大丈夫です。」

オペ子 「私は平気ですけど、あの、その、、、。」

オペ姐 「大丈夫。ストームチームは無敵です。あの程度の罠、突破出来ます。」

本部 「その通りだ。それに、私は一度ああなると隊員を罠に嵌めないと気がすまないのだ。」

オペ子 「そ、そうなんですか。」

オペ子 (え、えぇー、、、。)


ーその頃のEDF隊員達ー

ストーム1 「よ、よし。訓練はこれで終了、、、か。」

レンジャー5 「今日の訓練はきつかったなぁ。」

スカウト4 『こ、こちらスカウト!背後より敵!凄い数で、う、うわぁー!!』

レンジャー5 「な、なんだ!!どうしたんだ!スカウト4!!」

ストーム1 「、、、なだ。」

レンジャー5 「あ?なんだ?ストーム1」

ストーム1 「わ、罠だ。俺達のリーダーもよく嵌められた!」

レンジャー5 「え?」

ストーム1 「本部の、、、本部の罠だ!!」

レンジャー5 「ちょっと待て、それって一体どういう意m」

ストーム1 「みんな!気を引き締めろ!!」

レンジャー5 「サ、サーイエッサー!!(困惑)」



本部 「さて、ここまでの情報をまとめるとこうだ。」

本部 「まず、我々EDFの仕事は、フォーリナー撃退の任務の他にも多岐に渡る。」

本部 「しかし、市民にはその大部分が伝わっていない。」

本部 「それ故に、平和な今、軽い気持ちでEDFに入隊してくる者が多い。」

本部 「しかし、そういった者の予想よりEDFは遥かに厳しく、結果すぐ離職していく。」

本部 「といったところか?」

オペ姐 「そうですね。」

本部 「しかし、これだと周りの情報ばかりで、肝心の核心部分の情報がないな。」

オペ姐 「確かにそうですね。なぜ入隊数が下降しているのか、この情報だけでは分かりません。」

オペ子 「それなんですが、その理由はこれではないかと。」

本部 「なんだ?これは。」

オペ子 「Tubuyaitter というものです。」

本部 「つぶやいったー?」

オペ姐 「自分の感じたこと、思ったことを、短い文章、つぶやきで発信するものです。」

オペ姐 「それを見た人が、つぶやいた人に返信するソーシャルネットワークサービスですね。」


本部 「ふむ、ツブヤイッターのことは分かったが、それが一体何だというのだ。」

オペ子 「これを見てください。」


○ンジャー5@EDF_EDF
今日の訓練キツすぎた。何だよ、実は後ろから攻めてくるって設定。
○トームチームがいたから何とかクリアできたけど、あれ○トームチームなしで
クリアした奴っていんの?

ス○ウト4@STORM_SAIKOU
@EDF_EDF 結構あの訓練見たことあるけど、クリアしたのは全部
ス○ームチームありでの構成だったよ。あのチームはあの手の作戦に
慣れてるんだってさ。

○ンジャー5@EDF_EDF
@STORM_SAIKOU マジでか。やっぱ無理だよな。
何か、本部がどうだとかつぶやいてたのは、何度もハメられたからか。
マジで本部鬼畜だな。激おこぷんぷん丸だぞ、くそ。
てか、伏字の部分間違ってっから、部隊バレるぞ。気をつけろよな。


本部 「、、、やべ。」

オペ姐 「オイタが過ぎましたね。」

オペ子 「似たようなつぶやきが約数万ありますね。」

本部 「す、数万だと!?」

オペ子 「皆さん、結構不平不満があるみたいですね。」

本部 「だ、だが、この程度で揺らぐEDFではない!」

オペ子 「、、、なら、こんなのはどうでしょうか。」


本部 「これは?」

オペ子 「3ちゃんねる、という巨大ネット掲示板です。」

本部 「名前くらいは聞いたことあるぞ。どういうものかは知らないが。」

オペ姐 「ここにも私達のスレが?」

オペ子 「ええ、、、あ。こんなのどうでしょう。」


【地球防衛?】EDF隊員が愚痴・不満をこぼすスレ Part11598(821)【はぁ?】

821:とうこそ@名無しさん:2021/xx/xx 22:16:08 ID:E52Dni8F
このスレ、加速度的に早く埋まるな。何で?

822:とうこそ@名無しさん:2021/xx/xx 22:16:16 ID:wQ894cNi
>>821 加速度的にEDFがクソだからだろ。

823:とうこそ@名無しさん:2021/xx/xx 22:16:21 ID:Nf4Pm2f1
>>822 クソなんていったらウンコに失礼だろ!訂正汁!!

824:とうこそ@名無しさん:2021/xx/xx 22:16:29 ID:B4Nin3aQ
そんなことより、>>821のIDがEDF 
サンダーしてこい。


本部 「こいつら、仕事はどうしてるのだ!」

オペ姐 「確かに。秒単位で書き込んでますね。」

オペ子 「仕事中でも思わず書き込みたくなるほど、環境が劣悪なんじゃないでしょうか。」

本部 「地球を守る仕事のどこが劣悪だというのだ。全く近頃の奴らと来たら、、、」

オペ子 「おや、新しいスレが立ちましたね。ここを張ってみましょう。」



地球防衛軍に入ろうと思うんですが、、、(1)

1:とうこそ@名無しさん 2021/xx/xx 22:21:09 ID:CJ4is34f
スレタイ通りです。ブラックな感じだけど他の会社の面接
全部落ちたので、もういっそここに入ろうかと。
隊員の方、いれば内部事情教えろ下さい。

2:とうこそ@名無しさん 2021/xx/xx 22:21:23 ID:wQ894cNi
2げっと

3:とうこそ@名無しさん 2021/xx/xx 22:22:01 ID:Zy9rpQ01
またこの季節がやって参りました。
EDFへとうこそ。

4:とうこそ@名無しさん 2021/xx/xx 22:22:35 ID:S43gy74M
そんなこと言うと、ホントに入って来ちまうぞ。
撤退だ、撤退。

5:とうこそ@名無しさん 2021/xx/xx 22:23:06 ID:Zy9rpQ01
元クソ隊員だけど、マジレスしとくとバイトでも良いから
頑張って普通の会社へ行け。
マジで。




いやマジで。

6:1 2021/xx/xx 22:25:09 ID:CJ4is34f
そんなにひどいんか。EDFは。
なら、、、やめようか。



本部 「なんということだ、、、なんという、、、!!」

オペ姐 「貴重な兵士をひとり逃しましたね。」

オペ子 「こういったやりとりがあちこちでやられています。」

オペ子 「最近では、会社案内や企業案内だけで就職先を決める人は稀ですからね。」

本部 「そうなのか!?」

オペ姐 「このように内部の人間と簡単にやりとり出来ますから。」

本部 「時代は、、、変わったな。」

オペ子 「本部長、やり方が古そうですもんね。」


本部 「実は、私よりもオペ姐の方がふr」

オペ姐 「はあぁぁぁ!?」

本部 「て、敵の攻撃(主に視線)は苛烈!撤退するっ!!」

オペ姐 「撤退は認めません。」

本部 「し、死ぬ!視線に巻かれて死ぬんだよ!!」

オペ子 (視線くらいなら私もだいじょ、、、、ヒィ!!)


オペ姐 「ようやく核心にたどり着きましたね。」

オペ子 「、、、はい。」

オペ姐 「要は簡単な話でした。」

オペ姐 「現職隊員や元隊員が、世間にEDFの内情を愚痴として喧伝しているだけでした。」

オペ姐 「おっと、間違えました。内情の一側面、でしたね。」

オペ姐 「それを真に受けたことにより、市民の皆さんからの入隊希望者が減っている。」

オペ姐 「というのが、近年の希望者激減の理由といったところでしょうか。」

オペ子 「、、、はい。」

オペ姐 「ところで、本部長はどちらへ?」

オペ子 「オ、オペ姐さんの視線を逃れる為に、フェンサーの武器庫へ。」

オペ姐 「なぜそんなところへ?」

オペ子 「何か、、、盾で視線を弾き返す、とか言ってました。」

オペ姐 「そうですか。」

オペ姐 (無駄なことを。)

オペ姐 「しかし、原因が分かったことは朗報です。これにより打開策が講じれます。」

オペ子 「ですが、スレッドやつぶやきの数は、ガンシップよりも多いですよ?」

オペ姐 「確かにそうですね、ひとつずつ潰していくのは大変かも知れません。」


本部 「そんなものは簡単だ!」

オペ子 「ほ、本部長!?何ですかその格好は!!」

オペ姐 「ふっ(苦笑)」

本部 「フェンサー部隊から一式借りてきた。これでオペ姐君の視線もこわくな」

オペ姐 「ふん!」

本部 「ぬおぉわぁぁ!!!」

オペ子 「盾とパワーフレームが壊れた!!」

オペ姐 「さて、話しやすくなったところで、この事態どう対処しましょうか。」

オペ子 (もうこの人が前線に出れば、万事解決なんじゃないでしょうか。)

本部 「、、、。」

オペ姐 「本部長? ど う 対 処 し ま す か ?」

本部 「うっ、、、しゃ、遮断だ。」

オペ子 「遮断?」

本部 「ああ。EDF隊員は外部との接触を一切遮断すれば良いのだ。」

オペ子 「え、ええーっ!?そんなの非人道的過ぎます!!」


本部 「しかし、そうすることで、EDFの秘匿性は保たれる。そして、離職だが基本認めない。」

本部 「やむを得ず離職をする際は、地下の施設で働き1000万EDFゴールドを貯めるまで出ることは許されn」

オペ姐 「それどこの賭博黙示録ですか。真面目に考えないと、、、。」

オペ子 「ヒ、ヒィ!!」

本部 「す、すまない!しかし、私は古い人間だ!人を囲うことしか出来ないのだ!!」

オペ子 「どうしましょうか。これじゃあ原因が分かっても対策が、、、。」

オペ姐 「、、、こういうのは、専門家に依頼するのが一番です。」

本部 「専門家だと?」

オペ姐 「ええ。考えることの専門家です。」


オハラ 「それで、私のところに?」

本部 「ああ。何とか知恵を貸してくれないか?」

オハラ 「しかし、私はフォーリナー研究家であって、EDF研究家では、、、。」

オペ子 「そこを何とかお願いします。」

オハラ 「そう言われてもだなぁ、、、。」

オペ姐 「フォーリナー研究から見たEDF組織内の問題点でも良いんです。」

オハラ 「ふーむ、、、すまぬ。今、すぐには思いつかんな。」

オペ姐 「は?」

本部・オペ子 「!?」

オハラ 「いや、だから、すぐには思いつかないと言っていr」

オペ姐 「ふん!!」

オハラ 「わ、私のPCが!!」

オペ姐 「次は、アナタの頭がこうなりますよ?」

オハラ 「オ、オペ姐氏は、、、神に近い存在なのか?」


本部 「早めに屈した方がいい。我々が勝つのは不可能だ。彼女を見ろ。」

オペ子 「ぐすっ、、、ううっ、、。」

オペ姐 「何か、浮かびましたか?」

オハラ 「うっ、、、。」

オペ姐 「浮かばないんですか?」

オハラ 「ま、待て!きょ、巨大生物だ!!」

オペ姐 「巨大生物?」

オハラ 「ああ。巨大生物とEDFは幾度となく交戦してきたはずだ。」

オハラ 「圧倒的な数、爆発的な繁殖力、そして、常識を上回るその大きさ。」

オハラ 「どれも規格外で、地球の常識では当てはまらない。」

本部 「その通りだ。故に、EDFの訓練でも対巨大生物には重きを置いている。」

オハラ 「しかし奴らの行動で、生物としての常識にも当てはまらないことがある。」

オハラ 「妙に思ったことはないか?あれだけ群れていた巨大生物が、地上部隊に殲滅される時、」

オハラ 「1匹も逃げることなく、隊員達に向かってくることを。」


本部 「言われてみればそうだな。生き物なら本能で危険を察知し、逃げる個体がいてもおかしくはない。」

オハラ 「そこで私はある仮説を立てた。奴らはフォーリナー達によって、外敵を最優先に排除する様」

オハラ 「遺伝子操作されているのではないか、と。まあ、奴らが生き物であればの話だがな。」

本部 「奴らの繁殖力を鑑みれば、考えられない話ではないな。」

オハラ 「それを君達も実践すれば良いのではないか?」

オペ姐 「回りくどいですね。つまりどういうことですか?」

オペ姐 「まさかEDFの入隊者や市民の全員に、遺伝子操作でもしろということですか?」

オハラ 「有り体に言えばそうだが、厳密には違う。」

オハラ 「EDFは素晴らしいところだと 思い込ませる のだ。」

オペ子 「、、、それのやり方がぁ、、分からないからぁ、聞いてるんじゃないですかぁ。ぐすっ。」

オハラ 「ふむ。君達はネットでの風評被害に困っていると言っていたな。」

オハラ 「それは所謂、ネガティブキャンペーンのようなものだ。」

オハラ 「人間は実に面白い生き物でな。よく吟味せず、第一印象でその物の良し悪しを決めてしまう傾向が強い。」

オハラ 「そして、その第一印象は余程のことがない限り覆ることはない。」

オハラ 「今、君達EDFの第一印象は最低だ。故に、入隊者が増えない。だとすれば、、、。」


本部 「ネットでの風評被害を覆す程のポジティブキャンペーンをすれば良いのだな!!」

オハラ 「そういうことになる。」

オペ子 「、、、つまり、嘘をつくということですか?」

オハラ 「言葉が悪いな。物事は表裏一体。良い所もあれば、悪い所もある。」

オハラ 「その、良い所を猛然とアピールすることの、何が嘘になるというのかね?」

オハラ 「実際、ネットでは悪い所のみを抽出しているのだろう?」

本部 「その通りだ。よし、活路は見出したぞ!あとはそれを実行する手段だけだ!」

オペ子 「、、、。」

オペ子 (転職しようかな、、、アシッドベーカリーなんて良さそう。製菓の資格あるし。)

オペ姐 「そうしますと、やはりネットを媒介としているので、こちらもネットを主軸に考えた方が良いかと。」

本部 「良い考えだ!よし、以後本作戦をUSO800作戦と呼称する。」

本部 「広告塔を立ち上げるぞ!EDFの反撃を始めよう!!」

オペ姐 「サーイエッサー!」

オペ子 「さーいえさー。」

オハラ (思い付きで命が買えるとはな、、、やれやれ。)



ダバ子 「ええ!?私達踊るんですか?」

オペ姐 「ええ。EDFの入隊キャンペーンの一環です。」

ダバ子 「だからって、踊ることがどうつながるっていうんですか、、、?」

オペ姐 「風通しの良い職場をアピールします。」

オペ姐 「他にもエアレイダー部隊やフェンサー部隊が観客として参加します。」

ダバ子 「、、、エアレイダーの人たちとは仲が悪いんですけど。」

オペ姐 「支援要請によるFF(フレンドリーファイア)ですね?分かります。」

オペ姐 「ですが、耐えてください。これもEDFの為です。」

ダバ子 「むー、、、。」

オペ姐 「合コン。」

ダバ子 「え?」

オペ姐 「協力してくれましたら、合コンをセッティングします。」

オペ姐 「必要があれば、海外支部等にも声をかけますが、、、。」

ダバ子 「ダンシングの時間だ!獲物はどこにいる!!」



ポタ子 「ええ!?何で私達の娘(ビークル)をどこの馬の骨とも知らない奴らの目に晒さないといけないんですか!!」

オペ子 「で、ですがEDFの入隊者数アップのキャンペーンで使うんです。」

オペ子 「ポーターズが色々な種類のビークルを持ってるのをアピール出来れば」

オペ子 「それに乗りたいっていう人もふえ」

ポタ子 「ノるなんてヤラしい言葉使わないで!!」

オペ子 (え、えぇー、、、。)

ポタ子 「絶対に認めませんからね!!」

オペ子 「で、でもポタ子さん。もし、もし、このままどんどん入隊数が減っていって」

オペ子 「ビークルに乗r、、、使ってくれる人がいな」

ポタ子 「つ、使う!?なんてヒドイことをいうの!!ビークルは共に戦う仲間でしょう!?」

オペ子 「す、すみません。戦ってくれる人がいなくなったら、それこそ可愛そうじゃないですか?」

ポタ子 「うっ、、、。」

オペ子 「だから、ご協力お願いします。」

ポタ子 「、、、。」

ポタ子 「、、、し、仕方ないわね。今回だけよ!!」

オペ子 「あ、ありがとうございます!」



本部 「というわけだ。様々な武器があるということをアピールしてくれ。」

レンジャー 「で、ですが、これは功績を上げた兵士のみの配給です。新人に与えられる武器は、、、。」

本部 「良いんだ!何も支給しないと言っているわけではないのだからな。」

本部 「これだけ武器があるというアピールをするだけでいいんだ。」

エアレイダー 「それに、訓練内容も部隊によって様々です。」

エアレイダー 「むしろ、そういったことを宣伝しないと、市民に誤解を招くのでは?」

おフェンフェン 「そうです。特に自分達の兵科は他の兵科とは別扱いです。そこもアピールしないと勘違いする人g」

本部 「君達が考えることではない。兵科は紹介だけに留まればいいのだ。」

本部 「そういったことは、入隊してから追々伝えていけばいい。」

本部 「君達はただ武器を紹介すればいいのだ。」

レンジャー 「それじゃあ詐欺だ!」

本部 「、、、考えても見給え。建前の正義感と目先の幸福。どちらを選べばいいと思う?」

本部 「こんな高性能な武器を使う機会が、果たして君達に来るだろうか?」

レンジャー 「うっ、、、。」

エアレイダー 「た、確かに。」

おフェンフェン 「もうハンマーはコリゴリだ。」

本部 「なら、いい返事を聞かせてもらえるな。」


本部 「首尾はどうだ!?」

オペ姐 「ウィングダイバーチームの協力要請完了しました。」

オペ子 「輸送部隊ポーターズの協力要請OKです。」

本部 「こちらも地上部隊の了承を得た。」

本部 「よし、これより作戦は最終段階に入る。」

本部 「撮影したPR動画を編集し、ネットにアップする!!」

オペ姐 「サーイエッサー!!」

オペ子 「さーいえさー」

オペ姐 「HNはいかがしましょうか。」

本部 「そうだな、、、我々はEDFだ。故にそれを文字って」

本部 「D3、、、D3パブリッシャーでいこう。」

本部 「いいか?絶対に我々と悟られるなよ。」

オペ姐 「分かっています。」

オペ子 (すごい、、、悪いことをしている気がします。)

オペ姐 「動画、完成しました。」

本部 「よし、ニヤニヤ動画へアップするぞ!」

オペ子 「、、、ま、待ってください!!」

本部 「どうした!?」

オペ子 「動画への不正アクセスを確認!!動画ファイルが乗っ取られます!!」


??? 「動画サイト確認、手動で画素を修正。PR動画、投下!!」

オペ子 「ニヤニヤ動画へのアップ、、、完了しました。」

??? 「システムチェック。HD冷却、、、再生可。」

本部 「大丈夫なのか?」

オペ姐 「そのようです。こちらがそのアドレスです。 ttp://www.nicovideo.jp/watch/1374036823

オペ子 「バッチリです!私達が作ったものよりクオリティが上がってます!」

本部 「よし、あとは入隊者を待つだけだ!!USO800作戦、成功だ!!」

オペ姐 「はい!」

オペ子 (これで良かったのかなぁ、、、。)



アナ 「緊急報道です!」

アナ 「今、EDFへ入隊する若者が増えている事実を、皆さんご存知でしょうか!」

アナ 「そして入隊者のほとんどが、動画を見たからと口を揃えるのです!」

アナ 「我々はこれを、一種の洗脳行為とみなし、EDFへ対して抗議を行っていく予定ですが。」

アナ 「EDFへの入隊者は留まることを知りません!」


本部 「見ろ。我々は勝ったのだ!!」

オペ姐 「そのようです。2022年現在、入隊者数は前年対比のなんと1003%です。」

オペ子 (どういう計算ですか、それは。)

本部 「驚異的ではないか!!これで、地球も安泰だな。ワハハハ。」

オペ姐 「さらに、人員が増えたことにより加速度的に戦術・兵器開発が進んでいます。」

オペ子 (実験材料が増えた、ってことですか。)

本部 「良い事だらけだな。いつでも来い、フォーリナー共め!ワハハハ。」

オペ姐 「一先ずは安心、ですかね。」

オペ子 (これでよかったんでしょうか、、、あ、痛たた。あれ、これって胃痛?)


ーそして、月日は流れ2025年ー

本部 「状況を報告しろ!!」

レンジャー部隊 「きょ、巨大生物と交戦!!数匹を撃破しました!!」

本部 「何だと!?」

本部 「、、、引き続き巨大生物を捜索、見つけ次第撃破しろ。いいか、市民を守れ。」

レンジャー部隊 「サーイエッサー!」

レンジャー1 「本部の指示は的確、本部の指示は的かく、本部の指ジハテキカク、ホンブノシジハテキカク。」

レンジャー2 「おい! 落ち着け!何のために厳しい訓練を積んできたんだ!洗脳なんかに負けるな!!」

レンジャー1 「そ、そうだった。この時を待ちわびたのだった。」

レンジャー3 「ああ。俺達は生き延びる。そして、EDFを除隊するんだ!!」

隊長 「その通りだ!我々はEDFにだまされた!あの動画でな。」

隊長 「しかし、我々はやらねばならない。何故なら、今 は EDFだからだ!」

レンジャー1・2・3 「ハッ!」

隊長 「我々の合言葉は何だ!!」

レンジャー1・2・3 「EDF(なんて辞めてやる)っ!! EDF(なんて辞めてやる)っ!!」

隊長 「そうだ!では、いくぞ!! 戦えっ!!」

レンジャー1・2・3 「(EDFからの)自由の為にっ!! うおぉぉぉぉぉ!!!!」

ストームリーダー 「、、、転職しよ。」

おわりです。

EDF! EDF!

※公式の動画の中にある入隊キャンペーンは終了してます。

ごめん。
ガクっと減ったってことを表したかった。
書いてて違和感あったけど、スルーしてしまった。

連想余裕でゴメ。
でもオハラさんは好き。
あのネガっぷりと1mmくらいの男気が好き。

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