サーレー「学園都市だってぇ? (105)

ジョジョ五部xとある ちょっと短めだよ
初SSだし両方知識浅いかもだからキャラの口調おかしいけど頑張ってみます


本編
サーレー「何回か聞いたことはあるがぁよぉ・・・

ズッケェロ「何でも日本にある最先端の科学技術を持つ都市らしーぜ なんでも国家と呼べる程にな

サーレー「そんなとこに俺達が行く『目的』・・・・っつーのは大体検討が付いてるぜ・・・


サーレー「ええ! 希望とやる気がムンムンわいてくるじゃあねーかッ! おいッ!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375117161

サーレー「んなワケで早速学園都市に着いた訳だがよぉー

黒子「ジャッジメントですの 殿方達は学園都市外のものと見受けられます・・・・
   話を聞かないわけにはいかないみたいですの

サーレー「ヤッパリじゃねーか・・・(ってか小娘がケーサツ気取りか?ワケが分からんぜ!オイ!)

ズッケェロ「(おいどーするこりゃ?スタンド出して殴ってトンズラでもするか?)

サーレー「(ええ!?面倒事は真っ平ごめんだぜ!・・・ここは案外おとなしく連行された方がよさ気、かもしれんぜ・・・)

サーレー達連行

サーレー「っつーわけだがワザワザ連行されたのにゃ意味がある

サーレー「ここ学園都市はズッケェロの話によれば学園内で特殊なカリキュラムが行われているらしい。
     んでソレで『開発』を行われた生徒達は『能力』を持つことが出来る・・・ってワケだ

サーレー「正直宇宙のハテのよーに知らねーが俺がポルポの試験を突破した時に『クラフトワーク』が身に付いたのと同     じなのか・・・?

ズッケェロ「ちなみに先程この娘の目の前で『スタンド』を出してみたんだが・・・どうも見えてないようだったな

サーレー「『クラフトワーク』でもマセた一般人だろうが同じ反応だったな。どうもあちらさんの『能力』と『スタン      ド』は違うんじゃねーか?

サーレー「ま、こんな訳でワザと連行されてあちらさんの『能力者』として認めてもらうしかねー それがここに残れる    現状の手段だからな

黒子「それでは早速話を聞かせて貰いましょうか まずあなた方の身分を証明できる物を

サーレー「はい・・・(バレなきゃいいんだがな・・・) 


黒子「ふむ・・・両者イタリア出身・・・学園都市滞在経験・・・・



黒子「あり!?(どう見ても外から来たゴロツキですの!)

サーレー「(ムーロロの旦那が作ったニセの身分証明書がここまでのモンとはよぉ~~ マジにビビったぜ
そして俺達の『パッショーネ』の組織力・・・・・・マジにここまで及ぶとはなァー)



サーレー「(そしてあのオンナの反応・・・・・・マジに信じたらしいな) 


黒子「はい・・・ええ・・・そうですか・・・

黒子「たった今確認をさせて頂きましたの・・・あなた達は『パッショーネからの依頼を受け着任してきた学園都市滞在2度目の体験入学生』これで間違いなく?

ズッケェロ「その通りでございますとも(ってかあのコロネはどう説明したんだァ~~~?)


黒子「そうでありましたか・・・こちら側の不手際で誤解が生じてしまったらしく・・・申し訳ございません


サーレー「い、いえいえ!オレ達のガラってどう見てもギャ・・・不良ですもん!そりゃ連行されたって仕方ありませんよ!


黒子「誠実なお方達ですこと それでは早速あなた方の任務を


サーレー「えっ

サーレー「・・・・という訳で今日から『ジャッジメント』へ配属となったサーレーです

ズッケェロ「同じくズッケェロです

サーレー「あの・・・分からない事はたくさんあるんですけど・・・短い期間ですが皆さんの力になることが出来たら幸いです


初春「(蟹頭だ)
佐天「(あっちはエビ頭だ)
御坂「(魚ね)

黒子「・・・・・という事で・・・彼らはイタリアのネアポリス内の学園都市支部から配属されたサーレー殿とズッケェロ殿です
更にズッケェロ殿はレベル3、サーレー殿はレベル4相当の強力な能力者 短期間とはいえ我々の頼もしい助っ人となってくれる筈
学園都市の平和を守りつつ共に友好的な関係を築いていきましょう!


サーレー「(俺らの目的なんだっけ)
ズッケェロ「(あのコロネ見事に厄介事を押し付けやがったな)
サーレー「(利用される筈が逆に利用されちまったってか・・・クソッ)

訂正
利用される筈→利用する筈

今回はここまで 正直かなり文章力きわどいけどプロシュート兄貴の言った通り完結させます

節操の無い文章ながらお褒めの言葉有難う御座います。
今回は「恥知らずのパープルヘイズ」にての運よく生還のifルートです。

それでは少しだけですが再開いたします(トリップ成功したかな)

――学園都市内

サーレー「クソッ・・・クソッ・・・

早速のパトロール中、サーレーは困惑していたッ!
ズッケェロが女性陣と楽しく談笑をし打ち解けている中、サーレーはそこら辺のゴミに『自分の能力』をただただ発動させる事しかできなかったッ!

サーレー「(そもそも・・・俺達は学園都市内のデータを奪えるだけ奪ってイタリア内で売りさばく!こうして6億円以上軽くポンッと手に入れられるって段取りだった筈だッ!)

サーレー「しかしよぉ・・・

ワイワイガヤガヤムンムン

サーレー「(何が悲しくてこんなガキ共とケーサツごっこしなくちゃならねーんだ!)

サーレー「(しかもよぉ・・・ズッケェロの野郎は妙に馴染んでやがるな・・・・)

サーレー「(そういやアイツはモナコとかオンナ囲ってとかなんやら言ってたな・・・・)

サーレー「(俗なヤローめ・・・俺は『のし上がりたい』んだッ!)

サーレー「(のし上がってあのジョルノの鼻っ柱をマジにへし折ってやりてー!)

サーレー「(それなのにこんな事を押し付けられることになるとはよぉ・・・)

サーレー「・・・・・・・・

サーレー「だが・・・案外・・・



サーレー「マジに悪かねぇかもな・・・

初春「大変です!向こうで能力者達が暴れているとか!

佐天「え!急がなきゃ!

ズッケェロ「お?早速ジャッジメントとやらの初陣ってワケだな


――事件現場
「ワアアアア」「逃げるんだよぉー!」「こっちこっちオアアー!」「オアアアー!」

初春「皆さーん!こちらへ早く!

黒子「佐天さんと初春さんは非難誘導を!お姉様と私は突入!ズッケェロ殿とサーレー殿は・・・・


ズッケェロ「見学なんて出来るワケねーだろ?

黒子「で、ですがあなた方は初仕事、不用意に行かせる訳には・・・


御坂「行かせなよ

黒子「で、ですがお姉様・・・・

御坂「・・・コレは私の直感だけどね・・・こいつらには、やると言ったらやる……

『 スゴ味』があるッ!

黒子「・……分かりましたの・…


ズッケェロ「お前はどうする?

サーレー「俺は外で待機させてもらおう 刺客は常にどこにいるか分からねーもんだからな
ま、気をつけろよ――


突入ッ!

――建物内


ギュビビビビビビビビ・・・・・


ドシュゥゥゥ!

学園都市内に7人のみ存在すると言われている「LEVEL5!」
その中でも3位に属する御坂の能力『超電磁砲!』
彼女の雷撃は的確に、そして確実に能力者を撃ち抜いていった!


御坂「ふぃー。ここのフロアは片付いたようね
とぅるるるるるるるるる
御坂「黒子?そっちの方も片付いたって?・・・・・・・はいはい、後で後で

御坂「さて・・・・問題は彼ねー・・・・


最上階
能力者ボス「クックッ・・・・・

ボス「(ここは扉だろうが天井だろうが床であろうが頑丈に仕掛けられている)

ボス「(勿論『超電磁砲』対策にゴム張りをしてあるッ!)

ボス「(更にテレポーターの階には爆弾すら設置してある!)

ボス「俺は完璧だァーーーーーーーー!


ズッケェロ「おおっと?完璧なら妙なマネはするんじゃねえぞ?
お前が振り向いて能力を発動するよりオレがお前を始末する方が速いんだからな



ボス「!?

ボス「貴様、何故ここに!?扉は厳重にロックがかけられていたし窓も無い部屋!床や壁は壊されすらいないんだぞッ!


ズッケェロ「どんな部屋にもよぉー・・・・・・・「スキ間」ってのが必ずあるモンなんだよなぁ・・・・

ズッケェロ「オレの能力は『ペシャンコ』にする能力ッ!
俺自身をペラペラにしちまえば隙間ぐらい軽く通れるもんよおーー!!


ソフト・マシーン
【破壊力:A / スピード:C / 射程距離:E / 持続力:A / 精密動作性:D / 成長性:E】
ズッケェロのスタンド。全身に小石のような物が付いたスタンド。
レイピアを持っており、このレイピアで突き刺した対象をコンドームや空気の抜けたゴム風船のようにぺっちゃんこに萎ませてしまう。生物がこの針で突かれるとダメージは無いものの意識を失ってしまう。生物だけではなく物に対しても使用でき、作中の描写からすると平べったくなったものからは重さも抜けてしまうらしい。
この能力は自分自身にも使うことができ、狭い隙間へ隠れたりと自由に行動できる。
限定された空間ならこの上ない脅威となる存在だが、破壊力や持続力以外には乏しいので何も無い場所などで正面から戦いを挑む事には不向きなのが弱点。
学園都市換算レベル3

ボス「こ、小癪な能力をよぉ~~~~~~~~~!!!

ボス「テメェはよぉ・・・テメェはよぉ・・・



ボス「テメェはもうおしめぇだァァーーー!!!!!

ドゴォォォ!

ズッケェロ「念動力を纏ったパンチか(ヒョイッ)

ボス「あ、当たらねぇ!?


ズッケェロ「お前のパンチは確かにはえーがよぉー・・・
当然それによって風とかも生まれるもんよ
ペラペラになったオレにとっちゃソイツに乗せられて回避できるってワケだ


ズッケェロ「そしてっ


チクッ

ボス「え?刺された?

プシュウウウウウウウ


ボス「ふあああ~~~~~~~~

ペチャンコ


ズッケェロ「殺しはしてねぇ 安心しな

ズッケェロ「ついでにお前が仕掛けておいた爆弾だが・・・・・・細部を探せば簡単に探し出せた
ペラペラにしてお前に乗せておいてやるよ
ここは確か頑丈らしいな?他に被害が及ぶ心配もねぇだろう


ズッケェロ「アンタら側の完全敗北ってワケだ

一方その頃ッ!
――建物外


佐天「ハァ・・・・ハァ・・・
能力者「おっと静かにしなぁお嬢さん

能力者「へへヘッ お前さんどうする?
お仲間さんを人質に取られてオレの能力でアンタも『殺される』
絶望的な状況だなぁ、こりゃ

サーレー「・・・・・

初春「さ、サーレーさん・・・

能力者「どうする?能力を使ったら殺す!「ひと言」につき仲間をひとり殺す!
「何?」って聞き返しても殺すッ!クシャミしても殺すッ!

能力者「お前さんはムカつく髪型にツラにファッションだ・・・・今から『ブッ殺すッ!』

初春「サーレーさん・・・私達の事は構わず早く他の人達を・・・・

サーレー「いやっ、必要ねーーなー?
ムカつくセリフばっか言いやがって・・・・

初春「サーレーさん?



サーレー「知ってるかお前よぉーーーー?


サーレー「「ブッ殺す」・・・そんな言葉は使う必要がねーんだ



サーレー「「ブッ殺してやる」ってセリフは・・・終わってから言うもんだぜぇ
オレたち・・・・・『ゴロツキの世界』ではな


能力者「・・・・

能力者「ブッ殺す!

ドシュシュシュシュシュシュ!!

サーレー「針を撃ち出すのがお前の能力か しょっぱいもんだ

サーレー「しょっぱいなら・・・・・・


サーレー「オレの方がもっと刺激的だぜ?


『クラフトワークッ!!固定しろ!』

ドゴッ

ピタッ ピタッ ピタッ


能力者「な、嘘だろ・・・・


「針が止まっている!?」

サーレー「『固定する』・・・・それがオレの能力だ・・・・

サーレー「そして

トントントントントン


能力者「ヌギィィィィィィィィー

ザクッザクッザクッ

サーレー「逆にエネルギーを貯め撃ち出すことすりゃ出来る!

今回はここまでだみゅ

ご指摘有難う御座います
やはり鍵カッコは閉じた方がよろしいですかね(変な間延び感もあるので)

それでは今日はちょっとだけ

サーレー「さて、後は殴ってっと」
ギュインッ
能力者「」

サーレー「フゥゥゥ~ やけに弱かったじゃねえか?ええ?そんなんで反乱起こすのはヤボなもんだぜ」

サーレー「(やるなら、ウチの暗殺チームぐらいの『覚悟』で挑んで貰わなきゃな・・・・」


サーレー「おっと?大丈夫か?」

佐天「あ、ありがとう…」

サーレー「フンッ、デカい態度と胸して捕まりやがって」

佐天「あんたねェ~~~~~」

佐天「(けど・・・やっぱりこの人の能力も強いな・・・)


初春「大丈夫でしたか!?」

サーレー「ええ、なんとかな(余裕だったけどな)

初春「ホッ・・・(流石レベル4相当の人・・・余裕が見える・・・)」


初春「あ!安心してる場合じゃない!
建物の上に逃げ遅れた人達が!それに建物にはまだ爆弾が!」

佐天「何ですって!?」

サーレー「・・・・・・・・

二人の少女が慌てる中!
この蟹の足のような髪型の男は!

「さっき固定した針を眺めていたッ!」

だが!だからといってこのサーレーがこの物語のヒーローの資格を失いはしない!なぜなら!サーレーはただ針を眺めていた訳ではないからだ!


サーレー「ウーム・・・それなりに太いな・・・それに数は多い・・・か」

「どう?今から行けば間に合う?」「間に合いませんよ!あの建物は階数が多いし火が回ってて・・・」

サーレー「地団駄踏んでる暇があったらさっさと行け!それがお前らの『仕事』じゃないのかよぉ~~?

初春「わ、分かりました!」



サーレー「とぅるるるるるるるる」

サーレー「ズッケェロか?そっちの調子はどうだ?」

『ああ、最上階のボスは倒したが屋上に人質が何人か縛り付けられている。
一応ペラペラにして縄は抜けさせた・・・が爆弾がどうにも見つからんなぁ』

サーレー「この際、爆弾は諦めようぜ」

『そうすることにしよーかね。『足場』は作れるか?』

サーレー「ああ、すぐ爆発が始まるかもしれんから荒仕事になるけどな」

バアァ ビタッ

そう言ってサーレーは先程の針の固定を解除、そのままスタンドのパワーで殴り、再び空中のありとあらゆる所に『固定』した。

『うわ・・・雑だな・・・が、やれねー訳でもねーな』


「グッ グッ グッ グッ」


ズッケェロは先程針を固定して作られた狭い足場を紙にした人達を抱えながら馴れたかのような足並みで、慎重かつ俊敏に下っていった


「グッ グッ グッ グッ」

サーレー「刺さらねーよーにな」


サーレー「しかしこの大層な建物も粉みじんになっちまうとはねぇー・・・・・・・・」


サーレー「・・・・・

サーレー「マズいッ!」

――建物内
サーレー「どこだァーー!!

佐天「あ、蟹頭!」

サーレー「無事だったか!あの花畑のヤローは!?」

佐天「・・・・・私の目の前で・・・・崩れてきた鉄骨に・・・・ッ!」

サーレー「バカヤロウ!何で助けようとしなかった!」

佐天「無理だったのよ!・・・・私って・・・・
私って・・・『無能力者』だから・・・・っ」

サーレー「・・・・・・分かった、もういい

ドガガガガッ



サーレー「・・・やべぇかもな」

佐天「き、来た道も塞がれた・・・」


サーレー「クラフトワークッ!

ギュインッ ドガァッ

サーレーのスタンドである無骨な怪人がその拳を瓦礫に向かって振るった!
が!この行為はサーレー達を更に苦しい状況に追い詰めた!

ドゴォッ!!      バラララララ・・・・

サーレー「(な、崩れた!?
アブネー、潰される所だったな)

サーレー「(クラフトワークのパワーならこんな瓦礫ぐらい簡単に砕ける・・・が、衝撃で崩れちまうな)

サーレー「(ならパワーを弱める事も・・・・
ダメだッ!!オレのクラフトワークにはパワーを調整出来る程の精密動作性は、ない!!)

サーレー「(どうする!どうするってんだ!!)

御坂「あんた達ー!大丈夫ー!?」

先程チンピラ能力者を片付けたレベル5の御坂も瓦礫を隔ててではあるが駆けつけてきた

サーレー「ああ、何とかな
おい、お前の能力は?」


御坂「・・・『電気を操る能力』・・・・よ」


サーレー「『電気』・・・か
・・・磁力を操る事は・・・?」

御坂「出来るわ」



サーレー「分かった、じゃあ電撃を打ち出して磁力を操ってくれないか?」

御坂「・・・・あなたの考えている事は分かった
が、無理よ・・・・私の磁力が及ぶ範囲は広いわけでもない。・・・・他の階までには及ばないだろうし磁力の射程距離が離れればまた道が塞がれて・・・


サーレー「諦めちまうってのか?

何もせずに諦めちまうってか?」

御坂「・・・え?


サーレー「人を救うのがジャッジメントの仕事っつーもんじゃねーのか?
少なくとも前のオレ達ならできねー仕事だったな・・・・」

サーレー「が、外からお前達の・・・プロフェッショナルとも言うべきか?年にしちゃ上出来か
そんな姿を見てよぉ~~~~」

サーレー「オレ達も・・・・・



「『情熱』を持ってジャッジメントの仕事を全うしてやれるぜーーーーーッ!」

サーレー「やりな!電気女!心の中で思ったときこそ行動の瞬間だぜ!

御坂「(やっぱり・・・・アイツらには・・・)


「『凄み』があるッ!!!」


御坂「分かったわ!今から撃ち出すわよ!!

サーレー「行くぜッ!ヤロードモオオオオオオ!!

バギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

御坂が撃ち出した電撃は!鉄骨にッ!!!
電撃が流れた鉄骨は電磁石の要領で『磁力』を帯びたッ!

瞬間!サーレーのクラフトワーク!

サーレー「クラフトワークッ!『固定』しろッ!」

鉄骨の『磁力』を固定!他の鉄片、鉄骨もまたそれに引き寄せられていく!
また御坂も自身の能力で鉄片を重ねていき天井へ固定していった!!


サーレー「ムンムンムンムンムンムンムンムン!」

引き寄せられた鉄骨、鉄片は固定されていき、見る見るうちに周辺を覆い・・・



「周辺を支える支柱としての役割を再び果たしたのだ!」


サーレー「今だァァァ!クラフトワークッ!!

もはや崩壊の危険も薄れたフロアの中、サーレーのスタンド『クラフトワーク』はお構いなしに恐ろしい破壊力を誇る拳を振るう!

周囲の瓦礫はその一撃で粉砕されていったのだった!


佐天「い、いたわ!初春ゥ~~~!!!

サーレー「同じ要領で他の階も突破するぞ!お前はソイツを頼む!

――数分後・・・
黒子「皆さんお逃げに!」

黒子と合流したサーレー達は一人ずつ彼女の『空間移動』によって外へ送られていく


サーレー「ハァ・・・コレで全員・・・だな?」

ズッケェロ「おい!爆発するぞ!」


ドガァァァ~~ン

サーレー「派手な花火だな、こりゃ」

ズッケェロ「サン・ジョヴァンニって訳か?ハハハ」
※サン・ジョヴァンニ・・・イタリアのフィレンツェの祝日。この日には花火が打ち上げられる。


黒子「幸い死傷者は0に抑えられましたの
これもあなた方の働きのおかげ・・・ですの」

ズッケェロ「(バレちゃいねぇよなぁ~~~?)」


サーレー「・・・・・・

サーレー「どうした

佐天「ひぃっ!

サーレー「もしかしてだが・・・・・活躍出来なかったことを悔やんでるんじゃないんだろうなぁ~~~?

佐天「・・・・・


サーレー「悔やめ悔やめ!所詮使えない奴なんざギャングでは・・・・


初春「違います!!


サーレー「ほぅ

初春「ハァ・・・・ハァ・・・・私は・・・ただ慌てふためいていて・・・
それに負傷していた人を発見したのは佐天さんです。私はその人に飛び掛って瓦礫の中に埋もれるがままに・・・」

佐天「初春……

初春「だから・・・責められるべきは私の「ちげーな」


初春「え?


サーレー「お前の能力、確認してなかったな 言ってみろ」

初春「・・・・『定温保存』 触れている物の温度を一定に保つ能力 保温能力です。」


サーレー「あの負傷してた奴がどうも瓦礫に埋もれてたワリにはラクそうに見えてなぁ~~
それって・・・お前がソイツの体温を保ってたからじゃないのか?」

初春「・・・・けど意味なんて・・・・」

サーレー「自分でしといてなんだ。正直俺にだってよく分からねー事だが瓦礫の中ってのは結構キツい環境らしい。
そんな中アイツが大丈夫だったのはお前のおかげでもあるんじゃねーか?ええ?
オレはそー思う。」

初春「・・・・・・・

サーレー「大体お前らはマンモーニ(ママっ子)なんだ!自分に自信の持てないな!
もう少し・・・・自信っつーのを持ったほうがいいぜぇ?」


佐天「・・・・ありがとう・・・ございます・・・・蟹頭の人・・・・


サーレー「誰の頭がカニみてぇだってぇ~~~~?


ズッケェロ「おい、オメーは休んだ方がいいんじゃねーか?

初春「は、はい


初春「・・・・・

初春「(自信・・・・か)

今回はここまでです。

まずい・・・本気で大丈夫かこの文章?イカれてるんじゃあないか?

数々のご指摘ありがとうございます。
カッコの途切れについてはこちらの不手際です。申し訳ございません。改善させて頂きます
また解り辛いお見苦しい点が多々あることでしょうが『スゴ味』があると言われただけでも自分にとっては大きな励ましです。傲慢かもしれませんが問題点は改善していきます・・・・オレはアポロ11号なんだぁー!

今日はほんの少しだけ

その後能力者達はおとなしくお縄に、今日のジャッジメントの活動も始末書を仕上げ終了となった。
初仕事が終わったサーレー達は貸し与えられた住処(マンションの一室)で一息付いていた・・・・・


サーレー「んで、どうするよ これから」

ズッケェロ「まぁな~・・・・案外退屈はしなかったぜ?それに聞くところによれば報酬も少なからずパッショーネの方に振り込まれてるらしいぜ。もう仕事続けるしかねーんじゃねーか?」

サーレー「いいや、ダメだな!オレは「のし上がる」からな!そんな財布の端っこ破いたような額じゃあのし上がるにはまだ遠いぜっ!」


ズッケェロ「しかしよぉ・・・学園都市の技術を売りさばくっつったってここの警備は厳重らしいぜ?あらゆる所に監視カメラが敷き詰められている。それにあの"ジャッジメント"……」

サーレー「ああ・・・・あの『超電磁砲』と『空間移動』は敵に回したくはねぇな・・・・
それにアイツら以外にもジャッジメントはいるだろうし、オレ達の能力も少なからず警戒はされてるに違いねぇ」

ズッケェロ「せめて一つぐれーは・・・一つぐれーは…
組織の麻薬チームが解体された今がチャンスだからな・・・・・」


ズッケェロ「しかし日本はピッツァ売り場少ねーな(バリバリ」

サーレー「握り飯はうめーがな(ムシャムシャ」

サーレー「んじゃ寝るか」

ズッケェロ「ああ・・・疲れてるしメシ食って寝るに限るな・・・」


サーレー「チィ・・・・・なんか全身がかゆいっつーかよ・・・・・(あん時鉄片か何か刺さったんだろう)」



サーレー「ムンムンしてよぉ・・・寝付けん」

ズッケェロ「同意させて貰うぜ」


ズッケェロ「テレビでも見るかい(ポチッ」


「続いてのニュース、学園都市内にてマネーカード入りの封筒が多数発見されており・・・・」


サーレー「・・・・・・」


ズッケェロ「探すか?」



サーレー「やる気と希望がムンムン湧いてくるじゃねーか!ええ!?」

サーレー「これでオレも情熱を持って寝付けるぜぇー!!!!

今日はここまでです

飛び飛びになるかもしれないですがちょっと再開します

――翌日 

サーレー「んじゃ始めるか」

ズッケェロ「発見場所は主に裏道とか人通りが少ない場所らしーな
・・・こういう時こそ、俺の能力の応用が利くんだよなぁ~~~~」

プシュッペラペラ

サーレー「おお!コレなら常人が入り込めないであろう隙間にも入ることが出来るな!
おめーにしちゃぁよく考えたんじゃねーか!!」

ズッケェロ「んじゃ行って来るぜ」


―――数分後

サーレー「あったか?」

ズッケェロ「1枚・・・だけだった・・・・

サーレー「・・・・・(普通に考えりゃ設置するのも一苦労な場所だろうなぁ~)」

サーレー「が、マジにマネーカードはばら撒かれてるらしーな」

サーレー「(しかし・・・・一体何の目的でこんなんをばら撒いてるんだァ~~~?
法律の対象外であるマネーカードをばら撒いてるところから見ると確実に確信犯だな、こりゃ)」

ズッケェロ「次いこーぜ」


――――1時間後

サーレー「全部で6枚か 中々の収穫なんじゃねーか?」

ズッケェロ「ん・・・アイツは・・・・」



佐天「どこかなぁ~♪どこかなぁ~♪」

ズッケェロ「」

サーレー「・・・それでお前も探してるっつーわけか」

ズッケェロ「どこまでがめつい女なんだぁ~~こいつぁ?」


佐天「ご、ごめんなさいっ!

サーレー「(つーか匂いだけで位置が分かるってこりゃスタンド使いだな)」

サーレー「(・・・・・・・ピンっと閃いたぜ)」


サーレー「仮にも学園都市内の正義である"ジャッジメント"がこんなマネーカード稼ぎをしてりゃ道に反する」

佐天「やっぱり・・・・ですか?

サーレー「・・・・今まで手に入れたマネーカード全部よこしな それで今回の出来事はぜーんぶ水に流してやるぜぇ~~?」

佐天「ぜ、全部ゥ!?


サーレー「・・・・・オレはよぉぉ~お前の精神に惚れ込んでるんだぜ?
あの事件の時だって"情熱を持った行動、敬意を表する!"と言いたいところ・・・だがよぉ~
お前はこんな所でその精神を無駄にしちまうのか?」

ズッケェロ「『敬意を払え』だぜ?」

佐天「うぅ・・・わ、分かりました・・・・(何言ってるかちょっと分からないけどこんな立派な人達の前で私はなんて事を・・・)ポンッ」


ズッケェロ「(8枚は拾ってやがったのかコイツ!?)」

サーレー「(マジにやべぇーなぁ~~~~)」


ズッケェロ「これは責任を持ってジャッジメントの元に早急に届けさせて貰う。」

佐天「ありがとうございます!私ってば道を踏み外すところで・・・・・シクシク・・・・

サーレー「誰にだって間違いはあるもんだぜぇ~~?
んじゃお前もこんな事をしてる奴がいたらぶんどって俺らの元に届けてくれよな?」

佐天「は、はいっ!

ズッケェロ「んじゃ、あばよねーちゃん!スタスタ



サーレー「・・・・・

サーレー「やっ、やる気と希望がムンムン湧いてきたぜぇ~~~~~~~~~~~!!!!!

――数時間後

ズッケェロ「いやぁ~大量だなぁ~~~」

サーレー「全部で23枚!バチが当たるな!ええ?」

ズッケェロ「これから佐天が送ってくれるであろう分も含めれば倍増するっつーわけだ!」

ズッケェロ「メルヘンだぜッ!ファンタジーだぜッ!こんな体験できるやつは他にいねーー」


サーレー「・・・・ん?」


御坂(?)「・・・・・」


サーレー「(アレはオレの目がマジなら『超電磁砲』の御坂美琴じゃねーか・・・・
だがみょーに雰囲気っつーもんとかがちげー・・・・)」

サーレー「(マネーカードの事でも追ってるのか?いや、だが妙な感覚だぜ・・・・)」

サーレー「(いやぁ~妙な気分だぜ こんな時は早めにカタを付けておくに限るな)」


サーレー「なぁ・・・いっちょマネーカードを設置してる張本人の所に行って根こそぎ奪い取る、っつーのはどーよ?

ズッケェロ「わ、分かるのか?」

サーレー「いや、虱潰しにばら撒ける程の大金持ってそーな奴を特定していくしかねー」

ズッケェロ「やけに面倒な方法じゃねーかよ、オイ?もう少し手間を省けねーっつーもんか?」

サーレー「それに・・・・映画とかじゃこんな壮大な事をする奴ぁ大抵計画っつーのがあるからよー・・・・」

ズッケェロ「映画の話かよ・・・犯人はマッドサイエンティストとでも言いてーのか?」

サーレー「案外その線はあるかもしれねーな 今からジャッジメントの情報網借りて探索すっぞ」

ズッケェロ「やけに大きく出たな。それ程昇格が大事か?」

サーレー「お前も嫌と言うほど味わっただろ・・・対麻薬チームで捨て駒のような扱い受けたんだ
奇跡的に生還したはいいが、あのボスはいつ俺らを処分するかも分からねー。早めに大金納めて昇格しねーとな」


――その頃
佐天「え・・・?受け取ったカードは2枚・・・?分かったわ」


プッツン

佐天「あ、あの野郎共!やられたっ!

――――

ズッケェロ「んで、怪しそうな奴は見つけたか?」

サーレー「ああ、確証はまだ薄いが・・・・オレはコイツだと睨んでいる」


ズッケェロ「"布束砥信"・・・か このボディで高校生か・・・しっかし、目つきこえぇ~」

ズッケェロ「だが何故コイツだと?


サーレー「まずお前が薄くなれねーと通れない所にも置いてあったっつーのがミソだな。男性でも置くのに一苦労ではあるし、高校生、なおかつ女性が置いた可能性が高い」

ズッケェロ「・・・機械や能力が使われた線は?」

サーレー「マネーカードはただでさえデータの入った代物だ。そんなん使えば壊れる可能性がたけーだろ
例え罠だとしてもな」

ズッケェロ「ビ、ビビらせてんじゃねぇよ!」


サーレー「それともう一つだが・・・これは裏とパッショーネから仕入れた噂だが、彼女は大きなプロジェクトに関わってたらしくてな。それもマジにやべー、な」

ズッケェロ「そのプロジェクトってよぉ~~どんなもんなんだ?ゴミを減らしましょーとかそんなもんじゃ
サーレー「『レベル5のクローン計画』だ」


ズッケェロ「・・・・マジにヤベー事だな、そりゃ」


サーレー「それも誰のクローンかは察しは付いている。『御坂美琴』だ」

ズッケェロ「御坂って・・・あの?
  

ズッケェロ「どうしてソイツのクローンだと?」

サーレー「これは個人的な事だがよぉ~・・・・見かけたんだよな。アイツに瓜二つの娘を」


サーレー「アイツ本人って可能性も考えたが・・・・どうも雰囲気が違う」

サーレー「アイツ程生気が強くないというか・・・ムンムンしねー」


ズッケェロ「へぇ~・・・・けど全部推測だろ?
世界には同じ顔のヤツが3人はいると聞くし、もしマネーカードをばら撒いたのと別人だったとしたらそりゃもう骨折り損だ。
自信マンマンか?おい」

サーレー「"マネーカード"に"アイツのソックリさん"・・・・どーも引っかかってな
実の所ただのチンピラの観察眼だから半信半疑になっちまうのもムリはねーぜ・・・・・」


サーレー「だが、ヤツのDNA関連の研究の痕跡・・・・それにさっき御坂とも顔を合わせたがやっぱりあのソックリさんとは違う感覚・・・・
やっぱりオレにゃ、何か絡んでると疑うことしかできねーぜ!」

サーレー「それにもし別人だったとしても、研究資料か金ぐらいは金庫から奪ってやるさ」


ズッケェロ「へぇ~~"確実性"だけはいつものお前らしく無いが・・・・
それ以外はいつものお前通りの賭けだな。オレも乗るぜ」


ズッケェロ「しっかしこんな時こそ船で苦渋を味わらされたあの"再生するスタンド使い"が欲しいもんだなぁ~~

サーレー「レオーネ・アバッキオか 残念だがソイツは『前ボス』に消されちまってるからな

ズッケェロ「えげつねぇな

サーレー「『現ボス』もな

――廃墟ビル

サーレー「あんたが"布束砥信"か?」

布束「・・・ワザワザ嗅ぎつけてきたアンチスキルがやって来たようね 行動力には敬意を表するよ」

サーレー「・・・・どうやらオメーが色々ばら撒いていた張本人らしーな・・・・マジに当たっちまうとはなぁ~~~~」
ギュインッ

サーレーの傍に厳つく、そして荘厳に構える怪人が現れる


サーレー「白状して貰おうか!残りのマネーカードの在り処!そしてお前の目的を
ゴキィッ


サーレー「いっ!」

ガゴォッ

サーレーの脇腹に、鋭い蹴りが!


サーレー「痛てええ~~~ちくしょうッ!やってくれたなぁ!?うがああああ」

布束「おっと、私に不用意に近づかない方がいいよ・・・
私の能力ならアンタの命を一瞬で終わらせる事ができるからね」

サーレー「・・・・・・・・


布束「私の能力は『寿命中断』 
どんな「無能力者(レベル0)」でも、体から微量の「AIM拡散力場」を発している…。
それを補足して干渉する事で・・・・"命を絶つ"」

サーレー「・・・・・・・・」


布束「発動条件は相手の体に触れる事
あなたはさっき私の体に触ったから・・・・どうなるか分かってる?」

布束「・・・・・」


布束「怯えてないわね、あなた」
サーレー「オレも似たような能力持ってるし」



布束「えっ」

プーン・・・・プーン・・・・

サーレー「・・・・ムンムンうるせーハエがいるな・・・・

サーレー「"クラフトワーク!"『固定』しろっ!

プーン・・・・プーン・・・プ ギュインッ

プツン

布束「!?

布束「ハエが・・・・一瞬にして死んだ!?


サーレー「ハエの心臓を『固定』させて貰った
俺の能力は心臓を『固定』する能力だからな・・・・」

サーレー「まさに一撃必殺の能力ってワケよ・・・・」


サーレー「それにあんたのそのたまげっぷりを見ると・・・・さっきのはハッタリ、らしいな?」

サーレー「ま、最初っから気付いていたがよー
オレの様な修羅場を乗り越えてきたチンピラはよぉ~死と隣りあわせだ。
軽く死を連想させる能力なんざ一瞬で嘘と見分けられるぜ?ええ?」


布束「・・・

今日はここで終わりです

サーレーに凄みとか言ったり違うキャラのセリフ言わせたりすんのやめろよ
それもうサーレーじゃねーだろ



あと変な改行とか空白とか括弧閉じなかったりとかやめろ

ちょいと今回はトリップが不安です

>>68
自分としては原作へのリスペクト・・・だったつもりですが原作のキャラを壊してしまったらソレこそ冒涜でありますよね。反省致します。
これからはキャラの言動や空白、括弧閉じ忘れ等も出来る限りの改善をしていきますので少しでも見守っていただけたら幸いです。

では今日も少しだけ

布束「私の負け」

サーレー「やけにアッサリと負けを認めたな?ええ?」

布束「・・・マネーカードの在り処だけじゃなくて、置いた理由も知りたがってるようね?」

布束「・・・・・分かったわ。教えてあげる・・・・・・」

サーレー「長話だけは簡便だぜ?」


布束「私が関わった計画の事はここまで辿り着いたなら当然知っている訳だね?」

サーレー「とーぜんっちゃ当然よ
不気味な計画だな?レベル5のクローン計画か何かだって?ええ?」

布束「・・・・・」

布束「あの計画は・・・内容も目的も変わってしまった」

布束「私はい」「ギュインッ」

サーレー「長話は簡便だと言ったよな?もしそのまま回りくどく続けるよーだったらマジに心臓を止めるぞ?」

ドグシャッ

サーレー「痛でェ――――ッ!!」

サーレー「げぼッ!ゲゲゲっ!げぼっげぼっ
またやりやがったなこの野郎ッ!げぼっ」

布束「『長幼の序』よ」

サーレー「(コイツ自分の事をオレより年上だと思ってやがるんじゃねぇのかァーーー?
オレは現ボスより年上なのによぉー)

布束「それじゃあまず貴方が知りたがってるマネーカードの事から」


布束「・・・・学園都市内に監視カメラが多く設置されているのはご存知の通りよね?」

サーレー「ああ・・・あのカメラ多すぎなんだよなぁ~~?」

布束「あの監視カメラは学園都市内のあらゆる行為を監視している。悪事だろうが実験だろうがね。
だけど裏道や物陰・・・どうしても「死角」は存在する」

布束「だからマネーカードをばら撒く事で裏道はカード目当ての一般人が通るようになり・・・
「死角」は潰される、って訳」

サーレー「随分簡潔に説明したなー、ええ?フットーしちまう。
まぁ、大体頭の中で整理は出来たぜ?アンタがやらせたくねー事も察したよ。」

布束「理解力が高いこと」

サーレー「まぁ、普段から大変な仕事やってる身だからな」



布束「・・・・・・(ガッ

布束「?(ガッ、ガッ

サーレー「アンタの考える事はお見通しよ~
オレが来たから証拠隠滅しちまおうってか?ええ?」

サーレー「残念だがライターはオレの能力で使いモンにはならねーぜ?」

布束「"心臓"を止める能力・・・じゃなかったのね?」

サーレー「最初から能力を全部バラしちまうのは失敗に繋がるからよー
ま、こんなトコで全部のネタバラシなんて予定外だったがな」

サーレー「俺の能力は全てを"固定"する能力だぜ・・・・・
『クラフトワーク』とでも呼んでもらおうか」

布束「・・・中々、抜け目の無い」

サーレー「アンタ、冷静を装ってるよーだがマジにチビる程焦ってるのがバレバレだぜ?
余計なマネはしない方がいいって事よ」

サーレー「んじゃ、おとなしくカードの在り処を探索させて貰うぜ?
おっと、アンタの手足も『固定』しといたから一回動こうとしてみな?ええ?」

ガサゴソガサゴソ・・・・・

布束「・・・・クッ」


――数分後

サーレー「結局見つけたのはざっと50枚・・・・やけに少ねーな?ええ?」

サーレー「どーやらまだ隠してるよーだが・・・どうした事か」
ついでにアンタのデータも貰っておこうか」


サーレー「さて・・・・カワイソーだが、"クラフトワーク"」

ドゴォッ


布束「!?」

クラフトワークの様な近距離パワー型スタンドの拳の破壊力なら、人間に致命的なダメージを与えるのも造作は無かった!
クラフトワークの拳は、非情にも彼女の体を粉砕していたッ!


サーレー「オレらは『やると言ったらやる』からな・・・・足跡一つ、残しちゃいけねー」

サーレー「んじゃこれでおしめーだ、あばよ。」


サーレーが立ち去ってから数時間後・・・・

――廃墟ビル手前
御坂「・・・・ここが・・・・・」


御坂「すいませ・・・・」

御坂「!?」

御坂「ちょっとアンタ!大丈夫!?」

御坂「息はある・・・・まだ間に合うかも!」

サーレー「・・・・・・」

サーレー「いや、オレはギャング、やった事に後悔なんぞねー・・・・」

サーレー「・・・・ん?」


佐天「・・・・・」

サーレー「(マジに鬼の形相だぜぇ~~~こりゃあよぉ~~~)

佐天「アンタァ・・・・セコイ手使ってネコババしてた、って訳じゃないでしょうねぇ~~~~?

サーレー「んな訳ねーだろ!そうバッタリ同じ風紀委員に遭遇するもんかよ!
第一、オレは配属されて日が浅いんだ!お前がどんな音楽が好みかも分からねー程にな!」

佐天「何よカッコ付けやがって!今回の行動、報告させてもら・・・・

「あっ、サーレーさん」

サーレー「よー、乳のでけぇ・・・誰だっけ?」

固法「" 固 法 美 偉 "です。それよりも・・・先程のマネーカードへの回収のご協力、感謝致します」

佐天「え?

サーレー「いやぁ~~~"ジャッジメント"としての仕事を全うしたまでだぜ~~」

サーレー「(ま、ズッケェロに1日ずつ回収に向かわせるからそこら辺は大丈夫だろ
監視カメラはオレが向きを『固定』しておいたからどうにでもなるか)」

サーレー「(それに元が取れる分には手に入ったからよぉ~~
このヤツが焼却しようとしていたマネーカード設置座標を回収しておいて良かったぜ~)」

固法「それでは佐天さん、サーレーさん、私はここで(ペコリ」


佐天「・・・・・アンタの事、疑って悪かったわね」

サーレー「ま、いいって事よ」


固法「(・・・・・)」

固法「(バッグの中身はマネーカードの束・・・・ネコババがバレバレ・・・・)」

固法「ま、今日のところは・・・・・」

うむ・・・中々に用事が入っているので今日はここまでです
閉じ忘れがやっぱり多いですね・・・

――数日後

サーレー「ムンムンムンムーン♪(石を空中に固定して近道通行中)」

ドガァァァ!!

サーレー「!?な、何が(ズルッ」

サーレー「あれ」

ドンッ

サーレー「痛てええ~~~~!!!」


サーレー「チキショー・・・驚かしやがって・・・ココは一体・・・
しかしこんな夜中に爆音出しやがったのはどこのどいつ・・・・・」

サーレー「・・・・?アイツは・・・・」


9982号「ハァ・・・・・・ハァ・・・・」

一方通行「ケケッ」


サーレー「み、御坂!?いやちげー、アイツが例のクローン!」

サーレー「となるともう一人のガキは・・・・」

「2万体の『妹達』との戦闘シナリオを持って」

『絶対能力者』への進化を達成する」


サーレー「『第一位 一方通行』・・・・・!」

サーレー「あ、あの女の部屋に厳重に保管してあった資料の通りだと間違いなく・・・・」

サーレー「もしかしたら俺は・・・・マジにヤベーとこに遭遇しちまったかもな・・・・」

9982号「ガッ

ガガガガガガガガガ・・・


9982号「ハァ・・・・(ドゴォッ)
!?」


サーレー「な、何ィ~~~!?
サブマシンガンの連射が効かねーどころか、逆に弾丸が跳ね返ってきたぁ~~~!?」

サーレー「("第1位"の能力までは確認してはいない・・・アレを見る限りでは反射の能力か?
しかし似た芸当はオレのクラフトワークでも出来る・・・・)」

サーレー「・・・・・なんつーかムカッ腹立ってきたぜ・・・・」


9982号「・・・・(スタッ」

サーレー「アイツは逃げやがったか・・・
オレもこんな修羅場にご一緒してたらマジに骨が折れそうだぜ!早いトコ退散しなきゃ・・・」

9982号「・・・・・」

サーレー「・・・・バレてる?」

9982号「戦闘への介入者は・・・・排除を(ガチャッ」


サーレー「ク、"クラフトワーク!"固定しろおおおお!!」

ガガガガガガガガガガガ・・・・ ギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュイン

哀れにもサーレーに向かって向けられた銃口、そして乱射されるサブマシンガン!
だがサーレーのクラフトワークならその弾丸を固定する事も容易い事であった!

サーレー「(しかしマシンガンとなると何発か固定しきれん・・・・
クソッ!!やむを得ねぇ!)」

ボゴォ

9982号「・・・・直ちに戦闘へ・・・・」

ドガァッ

9982号「ゴホォッ」


サーレー「痛てええ・・・・折角静かに帰宅しようとしていたところをよぉ~~~~、ええ?
・・・・・後は"第1位"とやらにトドメでもさしてもらうこった・・・・・」

一方通行「ねぇアンタ」

サーレー「」

一方通行「今大事なところだったっつーのによぉ・・・・
邪魔してんじゃねえぞ?ああ?」

サーレー「・・・・(ガクガク」

一方「ま、その反応見る限り巻き込まれてちまった哀れな通行人らしいがよぉ
カワイソーな事に、見られちまったかには仕方ぁねぇ、消えてもらうぜ」

一方「けどアイツをボコしたって事は・・・・お前も相当な能力者って事だぁ
このだりぃ作業の息抜きには丁度いいかもしれねーなぁ?」

サーレー「そうか・・・・ならオレも一つだけ言っておこう」

一方「あぁ?」


サーレー「『人を始末する事は、逆に始末されるかもしれないという意味だ』・・・だっけか
俺らの職場で今使われてるスローガンみてーなものだがよぉ~、この言葉だけは妙に気に入ってるぜ?」

サーレー「(チィッ・・・しかしこんな事で対峙しちまうならアイツを生かしときゃ良かったぜ。
もし始末出来れば報酬ぐらいは貰えただろうによぉ~~~~)」

サーレー「(ソレに"第1位"を倒したとなるとどこかの組織に目を付けられちまうかもしれねー。
こんな厄介事を・・・・チィ)」

サーレー「(だがよぉー、今は目の前のコイツを倒さねーと平穏な暮らしに、ギャング人生に確実に戻れねー!
・・・ここは一つ、こういう事にでもしておこう)」


サーレー「"ジャッジメント"だ。先程の行為について、少し話を聞かせてもらいたいんだが構わないか、ええ?」


一方「・・・・・・さっきから黙って聞いていりゃあ・・・・」


一方「三下ァ!」


 _________|\   バァ―z_ ン
|To Be Continued...    >
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

一方通行の喋り表記くらいはしっかりしろよ

>>83 申し訳ありません。直ちに訂正します。

再開いたします

――人気の無い作業場にて
車が30分に一台くらいは周辺を通りかかるだろうの作業場にて・・・・
二人の青年の死闘が今まさに!始まっていた!


ドゴォッ!ドゴォッ!


サーレー「ゼェ・・・ゼェ・・・(アイツがあのサブマシを反射したっつー原理が分からない限り、ロクに近づくことは出来ないな・・・・)」

一方通行「・・・・・(しっかしこいつはよォ、なァんで弾丸頭や胸に食らっても動けてやがるんだ?痛みは感じてるらしいがよォ・・・)」

一方通行「(それにあの"妹"をぶっ飛ばした力、ありゃ念動力って考えるのが妥当だろーが・・・・
・・・・・もしかしてコイツ、"多重能力者"なんじゃねェーのかァ・・・!?)


サーレー「(このままこう着状態が続けばスタンドの持続が切れちまうな・・・)」

サーレー「(イチかバチかだ、まずは弱めのジャブっつーところだな!)」

サーレー「"クラフトワーク"!」

バシィッ

一方通行「な!?(念動力が飛んできた!速えぇ!チィ、ちょっとは食らうハメになっちまうかァ・・・)」

今まさにサーレーが自身のスタンド、クラフトワークによる拳で殴りかかったところだった!
対峙していたパンチは決まったのか白髪の少年は少し吹っ飛んだ・・・・が、瞬間!サーレーの身に!


サーレー「グ、グヘェ!?」ドゴッ

サーレー「(ぱ、パンチまで反射して来やがった!)」

サーレー「チィ・・・」


一方通行「ヘヘヘ・・・・ケケケケケ!」

一方通行「楽しいなァお兄さん!もっと楽しませろよォ!」シュルシュル

サーレー「な!」

サーレー「ヤツの傷口が・・・・もう治ってやがる!」

サーレー「(アイツ、何故傷口の再生がこんなにも早く治った!俺がコーラ飲み終わるよりもずっとはえーぞ!ちきしょー!反射能力に再生能力、マジに無敵かコイツ?)」

サーレー「(とりあえず射程範囲を保ちつつも一旦ヤツから離れて・・・・)」

サーレー「はな・・・・」

サーレーが振り向いた瞬間であった
彼の真後ろには、今まで彼の対峙していた

サーレー「・・・・・・」

白髪の少年が凄まじい速度で追いついていた


一方通行「逃がさねェぜオニーサン!早く終わらせちまおーじゃねェか!」ブンッ

そう言って彼は普通の男性と比べたらか細いであろう腕を伸ばしサーレーに殴りかかった
通常の男性ならこれぐらいの腕で殴られてもせいぜい手で拭く程度のパンチであろう。が、彼のパンチは見かけとは全く逆転したかのような破壊力を秘めていた!

サーレー「おげぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ゴォォォォォ

サーレーは遠くまで吹っ飛び、遠くのコンテナまで叩きつけられいた!
・・・・と思いきや、彼もこの瞬間回避行動を取っていた!

・・・・ストン

サーレー「オゲェッ ゲホッ、ゲ、ゲホッ(固定してなんとか着地には成功した・・・か)」

サーレー「グフゥッ・・・しかしパンチまでマジにヤベー破壊力だ・・・」

サーレー「アイツが追いつかねーうちに距離を取らなくちゃいけ(ガシィッ」

一方通行「なァ・・・逃げても無駄なンだぜ・・・・よォ」

サーレー「・・・・・」

サーレー「一応聞いておこう・・・何故そんな計画なんかに関わってるんだ?」

一方通行「絶対的な力を手にするため!」

一方通行「『最強』だとか、学園都市第一位だとか、
そンなつまンねェもンじゃねえ…。」

一方通行「俺に挑もうと思う事すら許さねえ絶対的なチカラ!
『無敵(レベル6)』が欲しいンだよ!」

サーレー「・・・・・」


サーレー「確かにそーだな、うん。」

一方通行「ヒーローみてーなセリフ言う状況だと思ったら随分と気楽に賛同してくれたなァ」

一方通行「ま、アンタはわりーがここで終了だァ」

一方通行「・・・アンタの傷口に触ってぇっと・・・」

一方通行「しっかし運がいいなぁお兄さン、弾丸がスレスレのところで止まってやがら」スリスリッ 

サーレー「ギィィィ!肉を抉り取るんじゃねェー!!」

一方通行「ハハハ!こりゃ傑作だ!まるで止まったかのよォだぜ!
ま、アンタの運なんて、オレに出会った時点で終わったよーなもンだがよォー!」ゴッ


一方通行「・・・・・何が起こりやがった?」

一方通行は何が起こったのかサーレーの額の傷口から入れていた自分の指を取り出した
自分がヤツの額の弾丸に触れた瞬間の事だった、彼は自分の指を恐る恐る取り出した

一方通行「・・・・・いてェー」

彼の指は "流血"していた

一方通行「・・・・ケケケ・・・カカカカカカ・・・・どーりで演算もできなかった訳だ・・・・」

一方通行「アンタの能力、大体予測は付いたぜェ!?」

一方通行「『固定』するのがアンタの能力だろ!ええ!?」

サーレー「なッ・・・・!?」


一方通行「アンタの額に弾丸が残っていた、胸にも残っていやがった!
普通は何かの拍子で抜け落ちる筈だ!が、抜ける気配すらしなかった!」

一方通行「そしてオレがアンタの額に留まっていた弾丸を触った時・・・『後ろ側』は触ってもどーってことはなかった
が、『先端』を触った時ァどーだァ!?オレの指が血ィ吹きやがったよ!カカカッ!」

一方通行「こっから推測するにアンタは『固定』していたっつーワケだ!額の弾丸も脳の前で止まるよォに!胸の弾丸も心臓の前で止まるよォによー!」

一方通行「そして『固定』した弾丸は発射された方向へエネルギーを持った状態で額に固定されている!先っぽ触ったら痛てぇーワケだぜ!」

サーレー「・・・・・マ、マジに・・・・」

一方通行「図星ってワケだな」

サーレー「(クソッ!コイツの思い通りに物事が進みやがるッ・・・!)

サーレー「(反射に再生にパンチの破壊力!全てがアイツの思う方向に進んでるみてーだ!)

サーレー「(・・・・"アイツの思う方向"・・・)


一方通行「おっとォ、ダメだよォ俺の腕を固定したってェ?」

一方通行「さァて…それじゃお兄さンに特別に問題です…。
俺は今、「血」の向きに触れている…。
この血液の向きを「逆流」させると、
人間の体はどうなっちまうでしょうかァ?」

サーレー「・・・・何無意味な問題してんだ?」

一方通行「カカカッ、確かに無意味だったなァ
でも、残念ながらァ!あなたはココで脱落しちまいま」

サーレー「無意味な問題だな」


ビリィィ
一方通行「がぁっ!?」

一方通行「(ベ、ベクトルが操作できねェ!それどころじゃねェ!)」

一方通行「(お、俺の指が痺れてやがる!!)」


サーレー「最強だった時に自分から能力バラすっつーのはアホのする事だぜ?」

サーレー「お前は先程俺の血流を操作しよーとしたな・・・それと同じよ」

サーレー「お前の指の「血液」を『固定』した。お前の能力っつーのは多分あらゆる物の方向か何かを操作してるんだろーなぁ・・・」

サーレー「俺の読みはどうやら当たったらしい・・・・物体っつーのはあらゆる状態に変化する
『固体』『液体』『気体』・・・・どれも全部同じ物体なんだぜ・・・・?」

サーレー「俺の"クラフトワーク"が液体ぐらい固定できるのは当然の事っつー訳だ」

サーレー「そして・・・・一つの軸を『固定』しちまったらその周辺の力も『固定』されてしまうなぁ」

サーレー「それと同じだ、お前の指の周辺の血流の向きは今、『固定』されている!
当然、力を逆転させる事だってできねーだろーなー!!ええ!?」

一方通行「な、ナメた真似をよォォ~~~~~!!三下ァ!」

サーレー「そして・・・・念のためぶんどっておいた武器だがよぉ~~~
案外あのコ達も無念を晴らせるてさぞかし嬉しいかもしれねぇなぁ~~?」スチャッ

一方通行「ハッ!何かと思えばサブマシかよ!所詮それぐらい反射しちまうのによくそんな事を出来るもんだァ!」

一方通行「やっぱりお前はド三下っつー訳なんだよォ!あァ!?」

サーレー「どうだかなぁ!俺も久々に情熱を持って戦えてるぜェー!!!!」
ズガガガガ

一方通行「無駄だよ無駄ァ!」カカカンッ

サーレーが連射した弾丸も、彼が御坂のクローンと対峙していた時のようにあっけなく反射されてしまった!

サーレー「(予想通り反射して来たか・・・・)」

サーレー「"クラフトワーク"!固定しろッ!!」
ギュイン ピタッ 
        ピタッ ピタッ

サーレー「・・・・」コンコン

サーレー「ちょっとずつなんだ・・・・」コンコンコンコン

一方通行「グ、グギィ(脳にまで血が中々届かねぇ・・・・!)」

サーレー「SOSのモールス信号を打つみてーにな・・・・『色々な面』を叩くんだ・・・」コンコンコンコンコンコン

サーレー「ま、今回は狙いが正確じゃないし色々あってな・・・『ちょっとずつ強く』なんだ・・・」コンコンコンコンコンコンコンコンコン

サーレー「バッチシ、決める自信はマジにあるんだぜ・・・?」コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン コンコンコンコンコンコンコン
彼自身が跳ね返され、なおも固定した弾丸を彼は少しずつ、徐々に早く叩いていった
同時に彼の傍に『そびえ立つ者』もまた、他の弾丸を叩いていった

サーレー「やってやるぜ」

サーレー「"クラフトワーク"!!!『解除』しろッ!!」シュインッ

ドギャンッ

少しずつ叩いた事により弾丸の方向は別の方向に対してのパワーを持っていた!
そしてその向かう先は、学園都市第一位 ベクトルの向きを変換する『一方通行』の能力を持つ 一方通行!

一方通行「何!だがどうせ反射されちまうンだよォー!!」

グン

一方通行「何ィ!反転の方向が狂っちまう!ダメだ!デフォルトの方向へ進まねぇ!」

一方通行「カァァァァ!!」ズドドドド


サーレー「お前はどんな攻撃も必ず『逆方向』に反転しちまうらしいなぁ?」

サーレー「だが弾丸があらゆる向きに対しての力を持っていた場合はどうなんだ?お前はその全てを一定方向に反射しちまうのか?」

サーレー「弾丸は四方八方から来てるし弾丸自体もあらゆる面に対しての力を入れているんだ・・・
わざわざ"力の向きを変えてくれた弾丸"をプレゼントしてくれたあんたにも感謝しなくっちゃなぁ~?ええ?おかげで力の向きの主軸は依然俺に対してだ」

一方通行「ギ・・・・カカカカカカカカ・・・・」

一方通行「ハァー、ハァー・・・やってくれるぜェ・・・・」

サーレー「まだ立てる力を残してやがったか・・・おとなしくしてろ!俺は余裕があるんだぜ!?
お前が例えこっから殴りかかってこよーが、もう一つ攻略法は考えてあるんだからな!」

一方通行「この・・・・・・・・三下がァァァァァァァァ!!!!!」ゴォォォ

サーレー「来やがったか!なら俺もブチかましてやるぜぇ!!!」ドゴォォォ

両者のパンチが交差し、まさに二人の顔を突き抜けようとしたその時であった!

サーレー「"クラフトワーク"!俺の拳を『固定』しろォ!」

サーレーの拳が彼自身のスタンドにより固定された!
固定された拳は一方通行の「反射膜」ギリギリの所で停止!そのまま!固定された拳に一方通行の顔面は 激突!

両者の拳は、相打ちとなったのだ!

一方通行「グゴォ」

サーレー「固定された物のベクトルは操れんよなぁ・・・・?(ボゴォッ」


――二人の青年は
その場にパタリと倒れこんだのであった

今回はここで終了です
・・・・正直一方通行の口調やら戦いの原理やらキツいものがたくさんありました・・・ハイ・・・

皆さん、ご無沙汰しております
中々更新できずにいたのは実生活もありますが自分の気力が低かったせいでもあります・・・・申し訳ありません。

今回の一方通行戦はお見苦しい点が幾つも目に付いた点が多かったと思われます。一方通行を破る手段がイメージだけで固まってなかった・・・のがこのような展開となってしまった要因でしょう。大人は間違いをするのです・・・・
このような点を改善しつつ今後の展開へ向けていきます・・・・

それでは少しだけですが再開をば

――数日後

サーレー「・・・・・」

サーレー「ん?」


ズッケェロ「よぉ、永眠しちまったのかとヒヤヒヤしちまったぜェー」

サーレー「ムゥ・・・・俺は確か・・・一方・・・グッ」

ズッケェロ「おいおいおいおいおい!傷は結構深いんだから安静にしてろよ!?お前のスタンドが『クラフト・ワーク』じゃなかったらマジに死んでたかもしれないんだぜ!?」

サーレー「チィッ・・・アイツは?」

ズッケェロ「アイツ・・・ああ、あそこに倒れていた白髪のにーちゃんか。とりあえず薄くしようと思ったんだが・・・イカンな、どうにも自分がペラペラになっちまう。」

サーレー「反射能力はまだ発動できるってのか、ええ?」

ズッケェロ「まぁ、とりあえずスタンド攻撃も効かないってならどうしようもねえ。病院にでも送くろうと思ってるんだが・・・・」

サーレー「何のんきに送ろうってんだ!あいつはこの学園都市の「第一位」だぜ?もしこの事が知られでもしたら俺達は確実に「始末」されちまうぞ!」

ズッケェロ「ま、落ち着け!この状況は流石にヤバいと思ってな、一応ではあるが今は「ジャッジメント」の方で預かって貰ってる。
「少女に暴行を加えていた生徒を強制的ではあるが補導した」って事にはなっているハズだ。」


サーレー「・・・・学園都市でも地位が高いであろう男、俺達が逆に消されるかもしれねーぞ?」

ズッケェロ「ソレぐらいしか方法ねーだろ・・・『殺す』にも殺せねーんだし・・・
・・・早く「アイツ」が来てくれればよぉ・・・・」

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