ーーー便利屋【デビルメイクライ】
トゥルルル……トゥルルル……ガチャッ
ダンテ「ーーーデビルメイクライ」
ダンテ「合い言葉は……?」
ダンテ「……」
ダンテ「すまねぇが断らせて貰うぜ」カチャ
ダンテ「……また合い言葉なし、か」
ダンテ「……」トゥルルル……
ダンテ「おう、ピザ屋か、トマトソースマルゲリータを一枚」
ダンテ「オリーブ抜きで……な」ガチャン
ダンテ「ピザがくるまでにひとっぷろ浴びるとするかね……」
???「あら、またピザを頼んだの?仕事もしないでお気楽ね」ギィッ
ダンテ「……おい、今月の取り立てはまだじゃねぇのか?」
ダンテ「ーーーレディ」
レディ「私は取り立てでしかきちゃだめかしら?」
ダンテ「だいたい俺だって仕事がしたくねぇ訳じゃない。ただ合い言葉の仕事がこねぇだけさ」
レディ「そう、ならちょうどよかったわ」
レディ「今日は仕事の話できたのよ」
ダンテ「ーーーヤン=ビシップ?」
レディ「ええ、それが依頼主の名前よ」
レディ「そして依頼内容はコレ」ガサッ
ダンテ「なんだこりゃ?鉱山の地図……?」
レディ「簡単に言えばこの鉱山でやつらが出たから倒してくれって内容のようね」
ダンテ「……こりゃまたつまらねぇ依頼だな」
レディ「もちろん報酬は返済にあてるから是が非でもうけてもらうわよ?」
ダンテ「やれやれまいったね……」ハァ
ーーー翌日 鉱山
ダンテ「……ここか?」
レディ「ええ、まちがいないみたい」
ダンテ「で、依頼人のヤンとかいう奴は何処だ」
??「私をお探しですか?」
ダンテ「……アンタが今回の依頼主のヤン=ビシップか?」
ヤン「はい、どうもよろしく、ミスターダンテ」ニコッ
ヤン「今回はわざわざ御足労いただきありがとうございます」
ダンテ「ハッ、建前はどうでもいい、さっさと依頼のことを話してくれ」
ヤン「はい、わかりました」ニコッ
ヤン「たしか、四日前にあの事件は起きたと思います」
ヤン「私共が鉱山で仕事をしていた時のことです」
ーーー
ーーー四日前 鉱山内
作業員「ふぃー!今日はこんなもんでいいだろ……」ドスンッ
作業員「おいみんなー!もう上がっていいぞー!」
作業員2「おーう」
作業員3「ふぃー疲れた疲れた……」
作業員4「…………」
作業員「ん?どうかしたか?」チラッ
作業員4「う……」グッ
作業員3「おい、どうした?」
作業員2「なんだなんだ?」
ザワザワザワザワ
作業員4「う……ぉ……!!はバキンッ!!バキンッ!!
作業員「きゅ、急に暴れだしたぞ!?何事だ!?」
作業員4「う……ぁ……ぁ…!!ぁぁぁぁぁぁぁぁあぁあぁあ!!!!」バキンッバキンッバキンッバキンッ!!
作業員「お、おちつけ!」ガバッ
作業員2「あ!あぶない!」
作業員「!?」ゴギャアッ!!
作業員4「ぁああぁあぁああぁあぁああぁあぁあ!!!!こバキンッバキンッ!!バキンッ!!バキンッバキンッ!!
作業員2「に、にげろ!殺されるぞ!!」
作業員3「うわ、うわぁぁぁ!!」
ギャーギャーワーワー!!
ヤン「その騒動の時は、なんとかその作業員を殺し済ませることができました」
ヤン「しかし、その作業員を殺したとき、これが出てきたのです」ゴトッ
ダンテ「こいつは……」
レディ「レッドオーブ、ね……」
ダンテ「悪魔の血が塊できる宝石だ……」
ヤン「そうです」
ヤン「私達はこの宝石がなんであるか調べました、そしたらこれが悪魔のものであると知ったのです」
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