パラディン「ギルド結成してパーティ集めたんだけど……」 (70)

ファランクス「よろしく」

フォートレス「やっほ」

パラディン「なんで盾役が3人もいるのよ!」


※世界樹の迷宮SSです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375148313

ファラ子「船酔いに耐えられなかったのでこっちに来た」

フォト子「同じく飛行船酔いで」

パラ子「乗り物がダメってだけでエトリアに来たとかあんたら」

パラ子「そもそもなんでこのギルドに来たのよ、そりゃあ結成したばかりだから人は欲しかったけど……」

ファラ子「ギルド長がメンバー募集してるギルドはここしかないって」

パラ子「あのバランス厨め」

パラ子「……とにかく3人揃ったから後は2人ね」

ファラ子「それなら心配無い、連れがいる」

フォト子「あ、私も!」

パラ子「そうなの? このギルドに入ってくれるのかしら」

ファラ子「その点は問題無い」

パラ子「……あれ? この人達の仲間って……」



シノビ「よろしくでござる」

ナイトシーカー「……」

パラ子「ここエトリアよね? エトリアの職業私しかいないって何なの?」

パラ子「ちょっと待って、回復役がいないんだけど」

フォト子「メディカ買い溜めればいけるって!」

パラ子「し、出費が、アイテム欄が……」

ファラ子「確かパラディンは回復スキルを覚える事ができたと思うのだが」

パラ子「私のTECじゃ回復量は微々たるものよ、キュア取るくらいなら他の防御スキルにSP回したいわ」

ファラ子「……メディカだな」

パラ子「はあ……」

パラ子「何気に物理は揃ってるのよね」

ファラ子「私は槍装備だから突属性だな」

フォト子「私は槌だから壊属性だね」

パラ子「そして私は剣装備で斬属性、と」

フォト子「でも物理属性が揃ってても私らの攻撃力って大したもんじゃないよね」

パラ子「攻撃は後の二人に任せましょう」

パラ子「属性攻撃はどう? 物理耐性がある敵に出会うと面倒な事になりそうだけど」

ファラ子「ブリッツリッターがある」

フォト子「ボルトストライクが使えるよ」

パラ子「どちらも雷属性ね」

シカ男「氷属性ならアイスブラッシュがある……」

パラ子「炎は?」

シノ男「拙者の肉弾が」

パラ子「聞くからに自爆技なんですけど」

シノ男「死んだ時に発動するカウンター的スキルでござる」

パラ子「能動的に使えなさそうね」

シノ男「なんの、分身してそいつに爆発してもらえば」

パラ子「もういいわ、うん」

シカ男「いざとなったら毒で攻めるから問題は無い……」

パラ子「あなたのそれってマスタークラスのスキルよね、使えるの?」

シカ男「……」

フォト子「序盤でそんな硬い敵は出ないから大丈夫だって!」

パラ子「結成したばかりだもんね、皆レベル低いわよね……」

ギルド長「バランス良く冒険者を集めたか?」

パラ子「ご覧の有様ですが」

ギルド長「……」

ギルド長「まあ大丈夫だろ」

パラ子「おい」

ギルド長「さて、パーティを結成したのならまずは執政院に出向くことだな」

ギルド長「エトリアにとっては珍しい職業が揃ってるから期待はしてるぜ?」

パラ子「さいですか……」

…………

パラ子「まずはB1Fの地図を描いて来いって話だったわね」

フォト子「さっさと終わらせて先に進もう!」

ファラ子「まあ待て、まずは装備を整えよう」

パラ子「そうね」


シリカ「いらっしゃーい!」

シリカ「あ、もしかして新しく来た人達かな?」

パラ子「まあ、そうね」

シリカ「なんというか……」

シノ男「……」

シカ男「……」

シリカ「……個性的なパーティ、だね」

パラ子「……それはどうも」

ファラ子「ふむ、ちゃんと槍も並んでいるな」

シリカ「武具なら一通り揃ってるよ!」

シカ男「(流石に砲剣は売ってないな……)」

シノ男「ふむ、二刀流でござるか」

シカ男「ん? まあそうだな」

シリカ「へえ! 二刀流する人はここらでは珍しいんだよね!」

フォト子「……ねえ」

シリカ「ん?」

フォト子「槌は?」

シリカ「え?」

フォト子「槌。ハンマー」

ファラ子「そういえば見当たらないな」

シリカ「あー……」

フォト子「……」

シリカ「……杖で何とかならない?」

フォト子「ならないよお!」

パラ子「ほ、ほら! 斧があるわよ! 同じ壊属性よ!」

フォト子「斧じゃダメだもん! スキル使えないもん!」

ファラ子「初期装備は……ダガーか、駄目だな」

フォト子「槌ぃ……」グスン

シリカ「あ、あー、そうだ、鍛冶に使うハンマーの予備売ったげるからさ! ね?」

シカ男「すまんな……」

こんな感じでこれから迷宮探索していきます


世界樹Ⅲ未プレイなのは内緒だ

あれ?ソードアートじゃないのか…。

煙エーテルで継戦能力がえらいことに

乙です。
期待してます、ちなみに>>1はどの世界樹が好き?あと職業も。
俺は基本全部好きだけど、レンジャーがいる1と2が好きだ。
ただ新世界樹はまだやってない。
俺も世界樹SS書きたいけど、他のスレで手一杯なんだよな。

>>14
連投スマン、エトリアだしサブ無しじゃね?鎚すらないし。

新世界樹だったらグリモアもあったんだがな…

3・4のサブクラス方式に今回の新世界樹のグリモアが合わされば
どんな職業でも容易くチートが出来るしな

メインモフにサブシカ、グリモアに
・ダブルアタック(一定確率で二回攻撃)
・アクトチャージ(次ターンに最大三回連続購読)
・バルカンフォーム(一定ターンの間、通常攻撃全体化+攻撃翌力アップ)
・血の暴走(自身のHP減少時、通常攻撃を敵に行う)
・ウィークショット(クリティカル時、与ダメージが増加)
・一閃ブースト(クリティカル発生確率増加)
・ATKブースト(物理攻撃の威力が増大)

みたいな超通常攻撃特化型とか作れるし
まぁ↑のはシリーズが別だから作るのは無理だけども


1人インペさんがいるぞ…

>>18
それTPどんだけ回復するんだ?そこまで混ぜるならいっそ、我流の剣術か剣の舞入れても有り?
つか新世界樹まだやってないから、グリモアがよく分からん。

>>20
各職業・モンスターのスキルを戦闘中にグリモアチャンスってのが発動した時に
戦闘終了後に一定確率で入手出来る
一つのグリモアにスキルLv10、個数7つまで入れられる
グリモアマラソン(新世界樹に於ける逆鱗・宝典マラソン)をしまくれば

・術式マスタリー(属性攻撃の威力属性)
・三色ブレス(シリーズお馴染み三竜のアレ)
・リチャージ(一定確率でスキル使用時分のLP回復)
・アクトブースト(↑でアクトチャージって間違ったヤツ)
・ハーベスト(敵撃破時、味方全員のHP回復、同時撃破で回復量増加)

なんてのも出来る

結構レスがついてるので驚いた

グリモアのおかげでスキル選択はシリーズ屈指の自由度を持ってると思う
スナイパーにウィークショットと一閃ブースト持たせてスコールショットとかサジタリウスの矢とか撃ったらどうなることやら

好きな職業はダークハンターとかナイトシーカーとか、一定条件で大火力を叩き出す職業かな
メインシカサブインペの夜賊ドライブと来たら
嫁は褐色バリ子、3未プレイだけど

このSS内では新世界樹準拠で行こうと思うのでサブクラス無しグリモア有りになるかな
じゃあ続き投下します

第一階層 B1F


フォト子「~♪」

パラ子「良かったわね、鍛冶用のハンマー売ってもらえて」

フォト子「これで槌スキルが問題なく使えるよ!」

ファラ子「それで、ここが世界樹の迷宮か」

パラ子「そうだ、戦闘時の隊列はどうするの?」

シカ男「盾役が3人共前に出ると空きが無くなるな……」

ファラ子「問題無い、槍なら後列からでも威力が落ちないのでな」

パラ子「(ん?)」

シノ男「拙者も固有スキルがあるから後列で問題無いでござる」

パラ子「だったらこうなるわね」


前列:パラ子 フォト子

後列:シノ男 ファラ子

臨機応変:シカ男

ファラ子「臨機応変とは?」

シカ男「状況によって前列、後列を変えることだが」

ファラ子「そんなに頻繁に隊列は変えられないだろう?」

フォト子「え? MOVEでターン消費しないでしょ?」

ファラ子「……なんと?」

パラ子「私も最初は驚いたわ、便利になったわよね」

ガサッ

シカ男「むっ」

シノ男「来たでござるな」

パラ子「初陣ね!」

森ネズミ「ヂュッ」

フォト子「森ネズミ2体かあ」

ファラ子「どんな相手でも油断はしない方がいい」

パラ子「そうね、まずは……」

フォト子「挑発!」ジャキン

ファラ子「挑発!」ジャキン

パラ子「挑発!」ジャキン

ファラ子「……」

パラ子「……」

フォト子「……みんな盾役だもんね」

シノ男「忍法 含針!」ビュッ

森ネズミは睡眠状態になった!

シカ男「ふん」ズバッ

森ネズミを倒した!

シカ男「もう一発」ズバッ

森ネズミを倒した!

魔物の群れを撃破した!

ファラ子「……」

パラ子「……」

フォト子「……攻撃飛んで来なかったね」

…………

パラ子「地図も大分埋まってきたわね」

ファラ子「うーむ……」

フォト子「どうしたの?」

ファラ子「思ったより火力が出ないものでな」

パラ子「……やっぱり」

ファラ子「?」

パラ子「槍もね、近接武器だから後列にいると威力が下がるのよ、アーモロードではどうだったか分からないけど」

ファラ子「……なんという」

フォト子「でもまあ、編成はこのままでもいいんじゃない? 後列挑発の強さは私らも分かってるし」

シノ男「含針」

シカ男「ふん」ズバッ

フォト子「攻撃は彼らで間に合ってるし」

パラ子「……そうね」

ファラ子「ん? ここは……」

シノ男「花が沢山咲いているでござるな」

フォト子「丁度良いから休んでいかない?」

パラ子「そうね、ずっと歩きっぱなしだったものね」

ファラ子「そういえば、フォト子はTPが減っているようには見えないな?」

フォト子「ん? あー、固有スキルのおかげで攻撃を受けるとTPが回復するんだ」

ファラ子「なんと」

パラ子「何それ羨ましい」


シカ男「……む」

シノ男「気付いたでござるか」

パラ子「何、どうしたの?」

シノ男「囲まれてるでござる」

フォト子「え!?」

毒吹きアゲハが現れた!

パラ子「見るからに危険そうな奴ね……」

パラ子「みんな、油断しないで

シノ男「含針!」ビュッ

シカ男「麻痺の投刃!」シュッ

パラ子「あれ」

毒吹きアゲハは眠っている

毒吹きアゲハは眠っている

毒吹きアゲハは体が痺れて動けない!

ファラ子「ブリッツリッター」ザシュ

フォト子「ボルトストラーイク」ドゴォ

シノ男「これで残るは麻痺っている蝶だけでござるな」

パラ子「……あれー?」

シカ男「ふん」ズバズバッ

魔物の群れを撃破した!

ファラ子「無事に切り抜けられたな」

フォト子「みんなおつかれー」

パラ子「……ねえ、もっと苦戦する場面じゃないのここ?」

シノ男「どうしたでござるか、早く探索に戻るでござるよ」

パラ子「え、あ……はい」

…………

パラ子「B1Fの地図が埋まったわね!」

フォト子「一度執政院に戻ろうか?」

ファラ子「そうだな」



パラ子「この親書があれば武具屋でアリアドネの糸が買えるわけね」

ファラ子「ん? 糸なら持っているが」

パラ子「え?」

フォト子「私も持ってるよ、あっちからここに来るときに持ってきたんだ」

シノ男「しばらくは買い足す必要は無いわけでござるな」

パラ子「……ねえ」

パラ子「それ使ったらアーモロードやタルシスに飛ばされたりしないわよね?」

フォト子「え?」

ファラ子「ふむ?」

「…………」



パラ子「新しく買いましょう」

今日はここまで


新世界樹だと最初からカースメーカーが使えるから睡眠なり混乱なり使ったら毒蝶トラップで全く苦労しなかった件

乙です
>>31の飛ばされた展開もちょっと期待してしまったww


新世界樹でもアゲハさんの怖さが体験出来ると思ったら一閃で終了したのを思い出した

新世界樹、買ったはいいけど積みゲーになってる
やりたくなってきた

そいや新世界樹出てるんだったね
Ⅳが無駄にギルドを1キャラ扱いしたストーリー展開ばかりになってて投げたから
情報だけ見て出るとは知ってたけど発売日とか全然チェックしてなかった


詰みゲー消化しようとしてるヤツらはグリモアマラソンに取り憑かれて
ストーリークリアしてもクラシックに移行出来なくなればいい…


乙です。
グリモアか……、なかなか面白そうだな。
>>1自分もバリスタ大好きです、というかシリーズ全部で、弓使いが固定になってる、これというのも1の茶髪レンジャーがつぼったからだ。

続き投下します

…………


ファラ子「グリモア?」

パラ子「うん。酒場で聞いた情報なんだけどね」

パラ子「ミズガルズ図書館とかいう場所で研究されている魔石みたい」

フォト子「それがどうしたの?」

パラ子「なんでも、それを装備すると他の人のスキルが使えるようになるみたい」

ファラ子「ふむ、サブクラスみたいなものか」

パラ子「サブクラス……?」

シノ男「似たようなものだと思うでござるよ、他の職業のスキルが使えるようになるのでござる」

シカ男「まあ、グリモアはサブクラスと違って使えるスキルがメインとサブの職業だけに縛られなさそうだな……」

パラ子「よく分からないけど気にしなくていいのよね、エトリアでサブクラスとか聞いたことないし」

パラ子「それで、一つ貰ってきたのよ、そのグリモア石とかいうの」

フォト子「ちっちゃいんだね」

ファラ子「これは何のスキルが使えるようになるんだ?」

パラ子「えっと、確か簡易蘇生とキュアだったかな?」

フォト子「お、貴重な回復手段だね!」

ファラ子「それはいいが、誰が装備するんだ?」

パラ子「そうね……この中で一番TECの高いシノ男か、いくらでもTPが回復するフォト子のどちらかね」

シノ男「拙者は状態異常撒きでそこそこ忙しいのでフォト子殿でよろしいのでは?」

フォト子「そうなるかなー、盾役3人もいるから役割が被って結構暇するし」

パラ子「じゃあはい」

フォト子「ほい」

パラ子「……」

フォト子「……」

フォト子「持ってるだけで装備したことになるの?」

パラ子「さあ?」

ファラ子「ところで、何故その何とか図書館で研究中のものがエトリアに回ってるんだ?」

パラ子「うーん、実はその図書館の関係者がここの迷宮に潜ってるって聞いたのよ」

フォト子「マジ?」

パラ子「噂程度の情報だから信憑性は低いんだけどね」

シノ男「噂と言えば……」

パラ子「ん?」

シノ男「最近、この一帯で地震が多いのは何かの前触れだとか聞いたでござる」

パラ子「そういえば本当に地震が多くなったのよね……」

シノ男「そこで、執政院は誰かを雇ってその原因の解明を任命したとかなんとか……でござる」

パラ子「そのござるって無理矢理付けてない?」

シカ男「その誰かとは?」

シノ男「そこまでは聞かなかったでござるな……」

フォト子「うあー! ごちゃごちゃしてきた!」

フォト子「噂とかどうでもいいからさ、早く探索行こうよ!」

パラ子「……まあたかが噂を気にしても仕方ないわね」

第一階層 B2F


パラ子「あら、蜜のかけらだわ」サイシュ

フォト子「何かに使えるの?」

パラ子「ネクタルの材料になるのよ」

ファラ子「なるほど、回復手段がグリモアしかない私達にとっては重要だな」

フォト子「多分材料1つにつきネクタル1個だよね、足りるかな……」

パラ子「まあいざとなったらブーストを使って……」

フォト子「よく分からないけどバグ技は止めようよ……」

フォト子「お、なんか美味しそうな木の実発見!」

シカ男「オレンジ色の果実か」

パラ子「食べられるの? それ」

フォト子「いただきまーす!」

パラ子「聞いてないし……」

フォト子「あむっ」パクッ

フォト子「ぐぇほっ!!」ブフー

ファラ子「おい、こっちに吹き出すな!」

フォト子「ニガァい! うええ!」

シノ男「美味しくなかったみたいでござるな」

フォト子「まだ口の中に残ってるよお……ぅぇ……」

パラ子「……探索に戻りましょう」

シカ男「むっ」

狂える角鹿「ブルルルッ」

シノ男「何やら強そうな魔物が徘徊してるでござるな」

ファラ子「そうだな、行動パターンを把握して上手く避けて

フォト子「突っ込めー^^」

パラ子「おいこら!」

フォト子「盾役3人もいるからいけるって!」

ファラ子「……戦うしかないみたいだな」

シカ男「やれやれ……」

シカ男「盲目の投刃!」シュッ

ザシュッ

鹿「ブルルッ!?」

フォト子「お! 盲目になった!」

ファラ子「幸先がいいな」

鹿「ブル……ブルルッ!(かちあげ)」ブン

フォト子「へへん、盲目状態でそんな攻撃が当たるわけ

ドゴォ!

フォト子「ぐっはああああ!?」

パラ子「何やってるのよ……」

フォト子「へ、へへ……カンガルーのアッパーと比べたらこんなもの……」

パラ子「言っておくけど私がフロントガードしてなかったら死んでたわよ?」

…………

鹿「……」ドサッ

パラ子「何とか倒せたわね……」

フォト子「ふふん、余裕だったね!」

パラ子「何回瀕死になったと思ってるのよ、メディカ沢山使っちゃったじゃないの」

シノ男「拙者やシカ男殿に攻撃が飛んで来なかったのは幸いでござったな」

パラ子「皆TP消費しちゃったから今日は帰るしかないわね……」

ファラ子「しかし疲れたな……」

フォト子「……ねえ、あんたが背もたれているその大岩、なんか動いてない?」

ファラ子「ん? そういえばなんか揺れているような……」グラグラ

ドゴォ!

ファラ子「ぐふううう!?」

岩イノシシ「ブヒィィィィッ!!」

シノ男「うお!?」

パラ子「糸! 糸使って、早く!」

…………

フォト子「簡易蘇生」パァッ

ファラ子「うっ……」

パラ子「何とか帰って来れたわね」

シカ男「肝を冷やしたな」

パラ子「とにかく今日は休みましょう……」

シノ男「明日は3階に行けそうでござるな」

今日はここまで

イノシシは初見のときビビった


あの猪の邪魔臭さと言ったら

乙です。

フォレスト・セル「いぇーい、ヴィズルくん見てるー?」

ファラ子とししょーがいれば即死と状態異常以外全て無効にできるんですがそれは
オーバーガード+パワーディバイドで

フォト子のオールディバイドならTP回収も出来るよ!

ともあれ、続き投下します

第一階層 B2F


フォト子「!」ピコーン

毒蝶「ヒラヒラ」ファサッ

フォト子(毒)「うぷっ!?」

ファラ子「ブリッツリッター!」ザシュッ

パラ子「大丈夫?」

フォト子「ふぃー、HP減る前に戦闘が終わってよかったよー」

フォト子「そうだ、戦闘中になんか閃いたんだけどさ」

パラ子「何かあったの?」

フォト子「何だったんだろ……あ」

フォト子「グリモアが増えてる!」

ファラ子「本当だ」

シノ男「しかし、フォト子殿が装備している物とは色が違うでござるな」

フォト子「私のは茶色で、これは紫色だね」

シカ男「何か違うのか?」

パラ子「装備したら分かるんじゃない?」

フォト子「そう? じゃあほい」

パラ子「私? はい」

フォト子「……」

パラ子「……」

パラ子「持ってるだけで装備したことになるの?」

フォト子「大丈夫、問題無くキュア使えたから」

シノ男「次の階段が見えたでござるよ」

第一階層 B3F


蟷螂「やあ」


フォト子「見るからにヤバイよね、あれ」

パラ子「あんたが無計画に突っ込まないくらいには強いんでしょうね」

ファラ子「どうにかしてかわして先に進まなければいけないな」

フォト子「でもさー、こうなるとさー」

フォト子「今まで順調に地図埋めてたから未踏部分を踏みたくならない?」

パラ子「それで死んだら世話無いわよ」

フォト子「ふーっ、抜けたーっ」

ファラ子「この扉を通ればひとまず安心だな」ガチャ


蟷螂1「ようこそ」

蟷螂2「いらっしゃい」


フォト子「扉の先にいるとか」

パラ子「なんで2体に増えるのよ」

パラ子「ここは……いないみたいね」

フォト子「やっと一息つけるよー……」

シノ男「でかい魔物に追われるのは心臓に悪いでござる」

パラ子「あなた達は素早いからまだいいじゃない、私達は重装備なんだから」

ファラ子「ともあれ、次に行くぞ」ガチャ


蟷螂A「お?」

蟷螂B「また新しいのが来たな」

蟷螂C「せやな」


フォト子「なんでやねん」

パラ子「もういいわよ」

パラ子「もういないでしょ? いないわよね?」

ファラ子「近づいてる状態で雑魚とエンカウントしたときは焦ったな」

パラ子「あ、そうだ」

パラ子「さっきのグリモアなんだけど、毒の粉が使えるようになってたわ」

シカ男「毒アゲハの技か?」

パラ子「そうみたいね」

フォト子「へー、敵のスキルも使えるようになるんだね」

シノ男「毒にするスキルなら拙者が適任でござるな」

パラ子「そうね、渡すわ」

シノ男「うむ」

パラ子「……」

シノ男「……」

シノ男「持ってるだけでいいのでござるよな?」

パラ子「うん、大丈夫」

フォト子「防御陣形!」

防御力が上昇した!

マンドラゴラ「ウネウネ(コロシップオーラ)」

強化が打ち消された!

フォト子「むむっ」

フォト子「防御陣形!」

マンドラゴラ「ウネウネ」

フォト子「防御陣形ー!」

マンドラゴラ「ウネウネ」

パラ子「早く倒してあげなさいよ」

シカ男「状態異常が決まらないと火力がな……」

フォト子「TP使い過ぎた……」

パラ子「防御陣形連発してたらそうなるわよ」

シノ男「ん? 誰かいるでござるな」


レン「お前達、止まれ」

ツスクル「……」

パラ子「えっと……」

ファラ子「ショーグン?」

フォト子「ミスティック?」

レン「?……私はブシドーのレンというが」

ツスクル「……ツスクル、カースメーカーよ」

レン「ごほん……ここから先は現在通行止めだ」

レン「執政院から連絡を受けていないのか?」

ファラ子「聞いていないな……」

レン「ふむ……一度街に戻って話を聞くといい」

レン「それまではここを通すわけにはいかないな」

パラ子「うーん……仕方無いわね」

フォト子「戻ろっか」

…………

パラ子「どうやら下層でオオカミが群れを成しているみたいでかなりの被害が出てるらしいわ」

ファラ子「ミッションは受けたから4階にも行けるようにはなったな」

パラ子「ともかく、今日は切り上げて休みましょう」

フォト子「じゃあ集まった素材を売りにでも行こっか」

パラ子「そうね」


フォト子「むむむ……」

シリカ「どうしたの?」

フォト子「相変わらず槌が無い」

シリカ「あー、ははは……」

今日はここまで

蟷螂ゾーン超えたと思ったら蟷螂二体ゾーンだったのにはビビった

蟷螂にはグリモアマラソンに付き合って貰ったので増えても差して驚かなかった
3体でhageたけど


何で4組がレン見てモムノフの事言わないと思ったら
そもそも人種からして違いすぎてたか

もうすぐ九月か…

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