エレン「スタンド?」(366)

エレン「ア、ア、アルミン!!」ダダダ

アルミン「ふぁ~ぁ、なんだいエレン?(ったく、朝から騒がしいなぁ)」

エレン「爪が!オレの爪が!!」

アルミン「……爪?爪がどうかしたの?」

エレン「グルグル回ってんだ!」

アルミン「は?」

エレン「だから爪が――」

アルミン「ちょっと見せて!」グイ

アルミン「…………」チラリ

アルミン「わあ!何だこれは!?」

エレン「わけわかんねぇよ!ゆ、夢じゃないよな!?」

アルミン「うーん、本当にわからない……」

エレン「実はさっき触って少し指を切っちまったんだよ」

アルミン「え?大丈夫?危ないな」

エレン「ああ、大した傷じゃあないんだが……クソ!止まれ!止ま……」

ピタァ

アルミン「止まった……」

エレン「と、止まれって思ったら止まったぞ……」

エレン「!」

エレン「じゃあ逆に回すことも出来るんじゃないか!?(回れ!回れ!)」

グルグル

エレン「すげえ!」

エレン「アルミン、これって結kアルミン「エレン!」

エレン「な、なんだよ」

アルミン「この事は誰にも言わない方がいい」

エレン「?」

アルミン「これは明らかに普通じゃない。こんなことが皆に広まったら、確実に教官にもバレる」

アルミン「したら、その力を研究するために強制的に研究所送りになる可能性もあるよ」

アルミン「そうなれば外の世界にも行けないし僕たちとも離れ離れ、解剖される可能性だってある」

エレン「それは嫌だ!」

アルミン「だから誰にも秘密さ。もちろん、ミカサにもね」

エレン「ミカサにも!?」

アルミン「うん。エレンが普通じゃないって事を知ったら、ミカサはどれだけ心配すると思う?」

エレン「……そうだな、あいつに心配はかけたくねえ。ありがとな、アルミン」

アルミン「どういたしまして。だからその力のことはもう忘れよう」

エレン「分かった」

ライナー「おいおいどうしたんだ、朝から騒がしいな」

エレン「ああ、ライナー、聞いてくれよ!実はおアルミン「エレン!?」

エレン「ハッ!」

アルミン「…………」

エレン「すまん、ライナー、何でもねぇわ」

ライナー「何でもないってお前……まあいい、聞かれたくないなら無理には聞かん」

エレン「おう、わりぃな、ライナー」

ライナー「ああ。ベルトルト、飯食いに行こうぜ。お前らも一緒に行くか?(…………)」

ベルトルト「そうだね、是非二人も一緒に(…………)」

エレン「おう!」

アルミン「うん、一緒に行こう(…………)」

~食堂

エレン「よう、おはようミカサ」

ミカサ「……おはよう」

ジャン「」チラッ

マルコ「」チラッ

ユミル「」チラッ

サシャ「」チラッ

ミーナ「」チラッ

アニ「」チラッ

エレン「? なんで皆オレの方チラチラ見てくんだ?」

コニー「なんだ?なんで皆静かなんだ?」

クリスタ「さあ?どうしたの?みんな」

ユミル「」ハッ

ユミル「いやー何か今日の朝飯いつもより美味くねぇか?」

サシャ「え、ええ!そうですねぇ凄く美味しい!美味しいです!」バクバクムシャムシャ

ユミル「馬鹿!お前はガッツキ過ぎだ!」

ジャン「マルコ!今日の訓練何だっけ!?」

マルコ「え、え!?ええと、午前が対人格闘で午後が座学だったよ!」

ジャン「おお!サンキュー!」

エレン「? なんだ?わざとらしい……」

ミカサ「エレン、口の周りご飯がついてる」ヒョイ

エレン「いいよ!自分で取るから!」パシッ

スパァアアアァァンッ!

エレン「あッ!」

一同「!」

ミカサ「うぐッ……」ポタポタ

エレン「ミ、ミカサッ!」

ミカサ「……エレン?」ボタボタ

エレン「大丈夫か!?」

ミカサ「ええ、これくらい……エレン、爪が伸び過ぎてる。切った方がいい」

エレン「え、いや、今のは」

ミカサ「……」ジーッ

エレン「……! あ、ああ」

ミカサ「エレン、救護室に行くから、一緒に来て」

アルミン「僕も行くよ!」

ミカサ「エレンだけで大丈夫」

アルミン「で、でも!」

ミカサ「大丈夫」

アルミン「…………」

ミカサ「行こう、エレン」

アルミン「エレン……」

ライナー「(やはり、エレンも……)」

ベルトルト「(ああ、そうみたいだ)」チラッ

アニ「(分かってる)」

ユミル「(あいつ、やはりスタンド使いだったか……)」

クリスタ「ユミル?」

ユミル「あ?お、おお、どうしたんだ?」

クリスタ「それはこっちのセリフだよ!怖い顔してたよ?」

ユミル「え?そうか?いや、ちょっと考え事をな……(エレンをクリスタに近づけるわけにはいかないな)」

クリスタ「?」

~救護室

エレン「よし、これで一応応急処置は終わりっと」

ミカサ「ありがとう」

エレン「いや、本当にごめん。痛くないか?」

ミカサ「大丈夫」

エレン「……さっきの事だけどさ」

ミカサ「『スタンド』っていうの」

エレン「?」

ミカサ「あなたのその爪を回す能力のこと、『スタンド』っていうの」

エレン「!」

エレン「ミカサ!お前、まさか……!」

ミカサ「ええ」

ミカサ「でも、私の『スタンド』は爪を回す能力じゃあない」

エレン「種類があるのか!?」

エレン「教えてくれ!お前の『スタンド』はどんな能力なんだ!?」

ミカサはマンダムかキラークイーンなイメージ

ミカサ・アッカーマンは(エレンと)静かに暮らしたい

>>11
この野郎……

ミカサ「ええ、そのつもり」

ミカサ「でも、エレン。その前に聞いて欲しいことがある」

エレン「何だ?」

ミカサ「私はいつだってエレンの味方。だから安心して。敵からは私が守ってあげる」

エレン「敵?敵ってなんだよ」

ミカサ「あなたは知らないと思うけど、この世界にはスタンド使いが溢れてる。
私たちの同期の間では、スタンド使い間の対立が起こっている」

エレン「た、対立!?」

ミカサ「そう。でも、残念ながら皆にお互いの手の内は明かさない。ので、皆のスタンドがどんなのかはわからない」

エレン「そんか事が起こってるのか……」

ミカサ「私のスタンドを教えた後に、それらの事についても詳しく教えよう」

ミカサ「私のスタンドは――」

?「…………」チラリ

ガラッ

エレミカ「!」

ミカサ「食堂に戻ろう」

エレン「ミカサ」

エレン「さっきはその……本当にゴメン」
ギュッ

ミカサ「~~~~~ッ!?///」
カァァァァァ

エレン「その、オレ、ミカサの事が好きだからさ、怪我させちまった事が凄く悔しくて……本当に大丈夫か?」

ミカサ「エレン……ありがとう///」

ミカサ「凄く嬉しい」

エレン「ミカサ、愛sミカサ「でも」

エレン「?」

ミカサ「同時に凄く悲しい」

ミカサ「私はあなたの誘惑には負けない」

エレン「ミカサ?何を言って……」

ミカサ「エレンには言ってない。そこにいるのは誰?分かっている。バレバレ。こんなに私に都合のいい展開になるはずがない」

ミカサ「これは――」

エレン「なあミカサ、お前はオレを敵から守ってくれるって言ったけどさ、オレもこの回転する爪で戦えるんじゃないか?」

エレン「ミカサばっかに戦わせるのは悪いと思うんだ。戦うことがあったらだけどさ」

ミカサ「回転する爪?」

エレン「え?だからこの――」

ミカサ「戦う?何と?回転する爪って何?」

エレン「え?いや、だからオレのスタンドだよ」

ミカサ「スタンド?スタンドって何?敵って誰?おかしなこと言ってないで早く食堂に戻ろう」

エレン「おい!待てよ!何だ?何かのドッキリか?」

ミカサ「その言葉、そのまま返す。大丈夫?」

エレン「おい待てよ、じゃあ何でお前は手を切って救護室に来てんだよ!」

ミカサ「…………」

エレン「わかったぞ……これはまさか……!」

エレミカ「スタンド攻撃ッ!」ハッ

パチパチパチパチ

エレン「?」

ミカサ「来た……」

ガラッ

ミーナ「いやぁー早いねぇ~、夢から醒めるの、班長さんに首席候補さん」パチパチパチパチ

エレン「ミーナッ!?」

ミカサ「削ぐ……」

ミーナ「でもちょーっと遅かったかな?もう既に……」

ミカサ「ハッ! エレン!危ない!!」ドン

ズブリ

ホワイトスネイク「DISCハ出来テイル……」シュッ

ミカサ「クッ……」バタリ

エレン「な……!?」

エレン「ミカサァァァアアアアアッ!!」

ホワイトスネイク「ミカサカラ記憶トスタンドヲ奪ッタ」

ミーナ「ゴメンねぇエレン~。これじゃあ腑抜けになったミカサは開拓地行きね……でもエレンはその方が良かったんでしょ?お互い利益しかないじゃない?フフッ」

エレン「クソ!おい、待てッ!」
ダッ

ミーナ「あ、そうだ」
ピタッ

ホワイトスネイク「コレハ私ガ私ニシカワカラナイ所ニ隠シテオク」

ミーナ「つ・ま・り」

ミーナ「私を殺したら永遠にミカサの記憶は戻らないわよ」

エレン「ク、クソッ!」

ミーナ「ほら、早く離れなよ」

ミシミシ

ミーナ「このDISC折っちゃうよ?(エレンには一か八かで私に今仕掛ける勇気はないはず)」

>>22訂正

ホワイトスネイク「ミカサカラ記憶トスタンドヲ奪ッタ」

ミーナ「ゴメンねぇエレン~。これじゃあ腑抜けになったミカサは開拓地行きね……でもエレンはその方が良かったんでしょ?お互い利益しかないじゃない?フフッ」

エレン「クソ!おい、待てッ!」ダッ

ミーナ「あ、そうだ」ピタッ

ホワイトスネイク「コレハ私ガ私ニシカワカラナイ所ニ隠シテオク」

ミーナ「つ・ま・り」

ミーナ「私を殺したら永遠にミカサの記憶は戻らないわよ」

エレン「ク、クソッ!」

ミーナ「ほら、早く離れなよ」

ミシミシ

ミーナ「このDISC折っちゃうよ?(エレンには一か八かで私に今仕掛ける勇気はないはず)」

エレン「うぐ……(ク、クソ!どうすれば!)」スッ

ミーナ「そうそう、それが賢明な判断ね」

エレン「う……(一体どうすれ……)」

ミカサ「……エ…レ……」

エレン「!」

ミーナ「なんだ、まだ意識あったんだ」

ミカサ「た……たか……え…………」

『勝てなきゃ…死ぬ…』

『…勝てば生きる…』

『戦わなければ勝てない…』

エレン「(そうだった……オレは…………)」



タスク「Movēre crüs」

ドバッ

コニーはエアロスミスしかないな!

>>26
でもナランチャの身長って実は170くらいあんだぜ……
一方コニーは

セックスピストルズだと、立体機動のアンカーコントロールするのかな?!エンペラーだと、どうなるのかな!?ワクテカする!!

>>28
その案貰ったァ!

どうぞ使っておもしろいss書いてください!応援してます!

ベルトルト「ムーディーブルースで、ライナーの8時間前を再生!」
ライナーブルース「クリスタ!クリスタァァァ!」シコシコシコシコ
一同「ウーワァ…」
ライナー「・・・故郷に帰る!帰るゥゥゥ!!」

>>30
面白いったって初SSですし期待せんでくれ

ミーナ「カッ……ガブッ…………!」

エレン「オレの爪が……回転した爪が飛んだ!!」

ミーナ「お、お腹に穴が!もう……どうなっても知らないィッ!」

ミーナ「ホワイトスネイク!DISCを粉々に粉砕しろォッ!!」

ホワイトスネイク「……」

ホワイトスネイク「了解シマシタ」
ミシミシ

エレン「させるか!」ドバッドバッ

ホワイトスネイク「ウッ!」カランカラン

パシッ

エレン「取ったッ!」

ミーナ「く、くぅぅううああああ!」

ミーナ「何で!この私が!負けるッ!?」

ミーナ「アアアアアアアアアアアア!!!」

エレン「落ち着け!落ち着くんだミーナ!!」

ミーナ「落ち着く!?今から殺されるってのにどうして落ち着けるのッ!!」

エレン「待て!」

エレン「何も命まで取ろうってわけじゃない!一体誰がこんなことを命令したんだ!?」

ミーナ「命令?違うわ!これは私の意思ッ!」

エレン「何だと!何でこんなことを!?」

ミーナ「私は不安な要素を一つでも少なくしたかったから!……したかったから…………」

ミーナ「…………」

ミーナ「もしかして、あなたたちは私に敵意はないの?」

エレン「敵意?何でオレがお前に敵意を向けるんだ?」

ミーナ「……そ、そんな!」

ミーナ「私……!私ッ!勘違いで……!」

ミーナ「ゴメン!ゴメンねエレンッ!!!ゴメンね!ゴメンね!うわああああああああああん!」

エレン「お、おい!泣くなよ!わけがわかんねぇよ!わかりやすく説明しろ!」

5分後~ミーナスッキリ

ミーナ「皆、疑心暗鬼になっているんだわ」

エレン「疑心暗鬼?」

ミーナ「ええ。スタンド使い達はお互いに牽制しあっているわ。緊張状態よ。あなた達はその緊張を刺激する可能性があったから、殺そうとしたの。本当にゴメンね」

ミーナ「……過去に何度か、スタンド使い同士の戦いもあった」

ミーナ「最近だと、3週間前に死んだ訓練兵がいたわね?」

ミーナ「彼を殺したのはスタンド使いよ。誰かはわからないけど。殺された彼もスタンド使い」

ミーナ「お互い正体不明の大きな力を持っているからこそ、不安で敏感になってるのよ」

エレン「オレの知らない所でそんなことが……」

エレン「で、でも!他の奴らも、今のミーナみたいに仲良く出来ないのか!?敵意がないってわかってもらえれば!」

ミーナ「……それは無理よ」

エレン「何で!?」

ミーナ「裏で皆が争うように糸を引いている人がいるからね」

エレン「!?」

ミーナ「誰が何のためにそんなことをしてるのかはわからない。でも……」

ミーナ「そう、感じるの」

エレン「そんなやつがいるのか……」

ミーナ「ところで、エレン」

エレン「あ?」

ミーナ「その、今からミカサにDISCを入れて目覚めさせるけど……」

ミーナ「きっと彼女は切りかかってくるわ」

ミーナ「……止めて欲しい」

エレン「ああ、わかった。それに、ミカサだってちゃんと謝れば分かってくれるさ」

ミーナ「うん……ホワイトスネイクッ!」

スッ

ホワイトスネイク「DISCヲ入レマシタ」





 ミーナ→エレンが必死に止めるも、ミカサにより8箇所の切り傷を刻まれた。それと爪弾により傷を負い、さらに鼻骨を骨折し、入院した。

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

アニ「なるほどね……エレンのスタンドは飛ぶ爪…………」

エレンがタスクなのは中の人繋がり?

>>41
中の人って声優のことか?
ゴメン、漫画しか読んでないからそれは関係ないわ
ほら、成長するスタンドってなんかいいじゃん?だからタスクにした

エレンはジョニィみたいに漆黒の意思をもってそうだし声優ネタ的にもタスクでいいと思う

上の方で言われてるけどスケモンもエレンっぽいと思った、なんか巨人化能力に似てる、恐竜化すると多少残忍な性格になるらしいし

>>44
7部厨だからスケモンも別の人で出したいんだけどすると7部だらけになってよくないかなぁと思ったんだ

ガソゴソガサゴソ

?「どこ……どこ…………」

?「これでもない、これでも……」

?「……」

ガソゴソガサゴソ

ガチャガチャ

?「早くしないと……」

?「ッ!!」

?「あったァッ!!肉ぅぅぅうううッ!!」

ユミル「おい、コソコソと何やってんだ芋女」

サシャ「ハィィイイイ!!??」ビクゥゥ

サシャ「ゆ、ゆゆゆユミル、ななな何でここに!?」

サシャ「鍵はどうしたんです!?しかも音もなくッ!!」

ユミル「それはこっちのセリフだ」

ユミル「お前こそ、鍵はどうしたんだ?」

ユミル「鍵は私が今持ってる一つしか無いはずだが?
教官から食糧庫から厨房に料理に使う食料を持ってくるよう頼まれたんだよ」キラッ

ユミル「それにもしあらかじめ鍵が空いていたとしてもだ、ここの鍵は外からかける方式だ。
私が入る時、鍵掛かってたぞ?」

サシャ「……ちょっと待ってくださいよ!」

サシャ「じゃあ!音もなく入ってきたってのはどうやって説明するんですか!
鍵の音も扉の音もしませんでした!」

ユミル「……お前にしては頭が回るじゃあないか」

ユミル「つまり、お互い……アレを使えるということでいいんだな?」

サシャ「どうやら……そのようですね…………」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

サシャ「……」グッ

ユミル「おいおい怖えなぁ!拳なんか握っちゃってよぉ」

ユミル「おい芋女、私は別にお前と争うつもりはないぞ?」

サシャ「ほっ本当ですか!?」

ユミル「ああ」

ユミル「但し……」

サシャ「但し?(うっ……嫌な予感)」

ユミル「今日ここにいたことがバレたくなければ私の言うことを聞け!」

サシャ「」

サシャ「も……そう……で…よ……」プルプル

ユミル「あ?どうした?」

サシャ「もうそういうのは散々ですよ!」

ユミル「えっ」

サシャ「人のこと何だと思っとるん!?」

サシャ「あんま舐めんといてよ!!パシリに使うん!?」

サシャ「そうやって人の弱みに漬け込んで!!」

サシャ「もう散々なんや!!ウチは限界や!」

サシャ「あんたは最低や!人でなし!!アホ!!」

サシャ「ここで一度痛い目見てもらうわッ!」

サシャ「スティッキィ・フィンガーズ!!」

ユミル「ッ!」

ユミル「おっおい!待て!まずは話を聞けって!!」

サシャ「そうやってまたウチを騙すつもりやろ!バレバレや!」

シュバッ

ユミル「うおッ!(だっ!ダメだッ!こいつ頭に血が登って話を聞ける状態じゃない!!)」ヒュン

サシャ「食らえッ!!アリアリアリアリアリアリ――」

ユミル「くッ!(マズイ!このままじゃ……仕方ない)」











ユミル「スタープラチナ・ザ・ワールド!!」

ドォオオーーーz__ン

ユミル「私だけの時間だぜ」

サシャ「」

ユミル「さて……取り敢えず後ろに回り込むか」ヒョイ

ユミル「下手に手ェ出して怪我させても面倒くさいしな」

ユミル「……時は動き出す」

サシャ「ハッ!……今のは…………」

サシャ「予想通り」ニヤッ

ドゴン

ユミル「うぐぅ!?」

アルミンは未来とか選択とかいう単語をよく使うから白蛇→緑の赤ちゃん→メイドインヘブンというプッチポジション

ユミル「うぐ……ゆ、床からパンチだと……?」

サシャ「音もなく食糧庫に入れるってことは……恐らくワープか何かの能力…………」

サシャ「つまり!攻撃された時には相手にとって死角となる後ろに移動すると思ってましたよ!」

ユミル「てめえ!こっちは怪我させないように攻撃してねぇってのにそりゃねぇだろ!」

ユミル「この野郎、やっぱりお仕置きがひつよ……あ?」

グラリ

ボトッ

ユミル「うおおおおおおおッ!?私の上半身と下半身が分離しているッッ!!!??
(チクショーーーーー!手を抜くとか考えなければ良かったァーーーーーッ!!)」

サシャ「大丈夫ですよユミル、別に死にはしませんからねぇ」

ユミル「くっ……(こいつの能力……これはジッパーだな?…………段々と見えて来たぜ)」

>>57
すまない、白蛇はもう出てしまっている

えっと…パープルヘイズはでますか?
勝手に出るって決めつけても、かまいませんね!!

>>68
よろしくないですね!
使い所ねぇジャン?
巨人駆逐するくらいだろ使い道って

対人で使うにしてもジョジョと違ってキャラ少ねえからあんまりホイホイ殺したくないのよね

ユミル「くっ……(中々使えそうな能力じゃあないか。鍵を開けずにここに入れたのもこのおかげか)」

サシャ「あ、今別に死にはしないって言いましたが、結局今から殺されるんだからやっぱり結局は死にますね!」

ユミル「!?(こっ!殺す!?おかしいぞ、何かがおかしい!何でだ?こいつはこんな攻撃的じゃあなかったはずだ!)」

ユミル「お、おい、待て!早まるな!(まさか!これはスタンド能力ッ!)」

サシャ「アリッ!」

ユミル「オラァ!」

ボゴォ

サシャ「ユミルのスタンド、速いし力強いですね……拳に拳をぶつけてくるとは……骨が折れたみたいです」イテテ

ユミル「うぐぅ!?左の拳がジッパーで真っ二つになった!?
(サシャを攻撃的にさせているのはスタンド能力に違いない!人を攻撃的にさせるスタンド能力ッッ!!)」

~~~~~~~~~~

コニー「へっくしッ!」

ユミル「クソッ……!私をこんな目にあわせやがって!手荒な真似はしたくなかったが……」

ドォ----z__ン

ユミル「手だけで移動するってのは……思ったよりキツイもんだな…………なぁ、サシャさんよ」ズルズル

ユミル「よし、射程距離内だ。悪いが、気絶してもらうぜ」

オラァ

ユミル「時は動き出す」

サシャ「うッ」ドサッ

ユミル「ふぅ……これ、自分でくっつけられんのか?」

カチャカチャ

ユミル「おっ、戻った」

ユミル「よっこらしょ!」

ユミル「こいつ、普段あんだけ食ってるくせに、そんなに重くはないんだな……いや、少しは重いけどさ」





?「ユミルも、サシャも違う……か」チラリ

サシャ「ん……」ムクリ

ユミル「おう、起きたか」

サシャ「ハッ!スティッ――」バッ

ユミル「おいおい待て待て!」

ユミル「私に敵意は無いんだ!信じてくれって!」

サシャ「……」ギロリ

ユミル「わぉ。お前、そんな怖い目出来たんだな」

サシャ「……」

ユミル「……あぁ、その………」

ユミル「さっきは悪かったよ……脅して言うことを聞かせようとしてさ」

サシャ「! 謝ってくれるなら……いいです…………はい…こちらこそ………すいませんでした…………」

ユミル「おう!これで喧嘩は終わりだな!(チョロいな)」

サシャ「ここ、医務室……ですよね?」

ユミル「ああ。教官には、お前は食いもんが当たって腹壊したことにしてあるから安心しろ。
私はその付き添いってことになってる」

サシャ「そうですか……」

ユミル「……なぁ、サシャ。さっき私がお前に無理矢理聞かせようとしたことなんだが――」

ユミル「もう脅しとかそういうのは無しで、頼みがある」

サシャ「……」

ユミル「クリスタを、私と一緒に守ってくれ」

サシャ「……は?」

サシャ「はい?クリスタを守る?」

ユミル「ああ、クリスタを守るんだ」

ユミル「サシャ、お前さん、さっき違和感を感じなかったか?自分自身に」

ユミル「私を攻撃した時だ」

サシャ「違和感……ですか」

サシャ「うーん、そういえば自分でもビックリするくらい好戦的になってましたかね?」

ユミル「それだよ」

ユミル「恐らく、誰かのスタンド能力だ。きっと、皆を攻撃的にしてしまう能力――」

ユミル「ご存知の通り、私たちの周りにはスタンド使いがウジャウジャいる。
そんな中、クリスタはスタンド使いじゃあないんだ」

ユミル「そこへきて皆が攻撃的にになっている……
万が一クリスタがスタンド使いの何者かに攻撃された時に、私一人では守りきれる自信がない」

ユミル「だから、お前にもそれを手伝って欲しいってわけだ」

サシャ「なぁんだ!そんなの脅さなくたって当たり前のことじゃないですか!友達を守ることは当たり前ですよ?
いいでしょう、ユミル。手を組みましょう。私もユミルみたいな強い仲間がいた方が心強いですしね!」

あっやべっ
救護室だったり医務室だったりブレブレジャン
まあ二つとも=ってことで頼みます

~対格闘訓練

エレン「アニ!今日も頼むぜ!」

アニ「別にいいけど……そういえばあんた、ミーナがどこにいるのか知らない?」

アニ「朝食の時に忘れ物したって言って寮に戻ったっきり会ってないんだけど……」

エレン「え?……あ、いや、知らない」

アニ「そう……」

アニ「じゃあ、行くよ」

バシッ

グルン

エレン「うおあ!」ドサッ

教官「であるからして――三角形ABCと三角形DEFの比は――」

エレン「あ~、だりィ~」ホゲェ~

アルミン「エレン!ダメだよ!ちゃんと授業受けなきゃ!」

エレン「だってよぉ~、アルミン。巨人を駆逐するのに数学なんて使うか?」

アルミン「たしかにそれはそうだけど、最低限の基礎の基礎くらいは身につけなきゃってことでの授業なんだよ?」

アルミン「社会人としての最低限の教養だよ」

エレン「あ~ハイハイそうですね~」

教官「今、比率の問題を扱ったが、ここで余談だ。比と言えばだな」

教官「黄金長方形というものがある」

エレン「なんだそのカッコイイ名前!」

アルミン「(おっ、食いついた)」

教官「この長方形の辺の長さの比は、黄金比と呼ばれている」

教官「1:1.618」

教官「それが、黄金比だ。この世で最も美しい比と言われている」

教官「それは、自然界に数多く存在している。葉の形、鳥の羽、動物の体。人間だってそうだ」

教官「有名な絵画や彫刻にもそれは宿っている。才能とはそういうものだ。自然と一番美しい形を見つけるのだ」

教官「さらに黄金長方形が面白いのは――」

教官「黄金長方形の中にひとつ、正方形を作ってみる」

教官「すると、黄金長方形の中の余った部分はまた黄金長方形になるのだ!」

教官「つまり、それを続けて行くと、無限に回転を続ける四角形の渦ができるのだ」

教官「不思議なものだな」

エレン「なんかよくわかんないけどすげぇ!」

教官「おっと!時間になってしまった。今日の授業はこれで終わりだ」

~夕食

エレン「あー、巨人に関すること以外で座学が面白いと思ったのは初めてだ!」

アルミン「ははは、でもあれは余談だけどね……」

エレン「おう、でもやっぱ――」

アルミン「ごめん、エレン。お先に失礼するよ」

エレン「お?ちょっと早過ぎないか?」

アルミン「明日は立体機動訓練だからね……体力を使う訓練だし、僕は体力がないから早く寝たいんだ」

エレン「そうか!お休み!」

アルミン「お休み」

~立体機動訓練

バシュッ

エレン「クソ!どうしてもミカサに追いつけねぇ!」

ミカサ「エレン、もう少し重心を前に……」

スパァァン

エレン「うおッ!?」

ミカサ「エレン!?危ない!」

ガシッ

シュタッ

エレン「あ、ありがとう、ミカサ。助かった……」

ミカサ「怪我はない?(エレンを抱けた……///)」

エレン「ああ、大丈夫だ。だけどよぉ、とんでもねぇことしやがる……人のワイヤーを斬るなんて………….どこのどいつだ!!こんなゲスなことをしたやつは!」



シュタッ

ジャン「とんでもねぇことしたゲスなやつで悪かったな、エレン」

エレン「ジャン!?」

ミカサ「どういうつもり?」

ジャン「どういうつもりってそりゃあお前わかるだろ?」

ミカサ「……削ぐ」ジャキン

ジャン「来いよ」ガチャリ

ミカサ「銃?」

ジャン「お前がいくら首席候補だろうが関係ねぇよな?流石に銃はかわせねえだろ」

ミカサ「……」

エレン「ミカサ、下がれ」

ジャン「何だ?お前から死にたいのか?流石は死に急ぎ野郎だな」

エレン「うるせぇ!」ドバッ

ジャン「やはりスタンド使いだったか!爪を飛ばしたのか!?だが無意味だ!」

ピストルズNo.1「おりゃあ!」ドガッ

エレン「な!跳ね返っ――うぐッ!」ズドッ

ミカサ「エレンッ!」

エレン「くっ……」ボタボタ

ジャン「そうかエレン!お前は遠距離タイプのスタンドかァ?ははは、俺と相性抜群じゃあないか!え?」バン

エレン「がッ!」ズドッ

ミカサ「うぅ……」

ジャン「どうした?ミカサ。愛しのエレンがなす術もなくやられそうなのに何もしないのか?
(今はエレンは殺さないでおこう。こいつを人質にすれば、ミカサは簡単に落ちるからな)」ニヤニヤ

バシュ

ミカサ「ジャン!覚悟しろ!あなたは絶対に削ぐ!」

ギュィイイイン

ジャン「立体機動を使うのか!ちょこまか動きやがって!」バン バン

ミカサ「この速度で動く私に当てられる程の射撃の腕はあなたにはないはず!」

ジャン「くっクソ!く、くるな!うわああああああああ!」

ジャン「……何てね」

ミカサ「!?」

No.5「ソイヤ!」ドガッドガッ

ミカサ「な!後ろから銃弾!」

バシュッ

ジャン「それも避けるのか!流石だなミカサ!だが無駄ァ!」

No.2「エイ!」

No.3「や!」

No.6「それ!」

ミカサ「銃弾が縦横無尽に跳ね返っている!それがジャンの能力!?」

ズドッ

ミカサ「うっ!」

ジャン「(痛みに歪めた顔も可愛いぜ)」

ジャン「!?」

ジャン「怯まずに突っ込んでくる!?」

ミカサ「ジャン、死んで」

ジャン「危ねえッ!」バシュッ

ミカサ「……殺す(ジャンも立体機動に入ったか……ジャンは確かに立体機動はかなり上手い。でも、私の方がもっと上手い)」

ミカサ「(ジャンは次にアンカーを右に射出するはず。私は先回りして、削ぐだけ)」

バシュゥゥン

ミカサ「(ほら、右に)」

No.7「てい!」ゲシッ

ミカサ「な!アンカーが急に曲がった!?」

ジャン「ミカサ!逆に削いでやるぜ!」グワッ

ミカサ「くっ!(マズイ!急な方向転換には対応できない!)」

グルッ

ジャン「!身体を捻って対応するか!しかし――」

スパァァン

ジャン「ワイヤーはどうしようもあるまい」ニヤリ

ピストルズ「おお!今日はいつにもまして冴えてるジャン!」

ミカサ「うっ!!」ドサッ

エレン「ミカサァ!」

ジャン「どうしたエレン、叫ぶしか脳がないのか?え?」シュタッ

エレン「……(クソ!どうすれば!ミカサのワイヤーも切れちまったし、俺の爪弾もきかねぇ!どうすれば……)」

教官『黄金長方形というものがある』

エレン「(なんだ?こんな時に。何で昨日の講義が頭に浮かんでくる?……)」

エレン「……!!」

教官『無限に回転を続ける四角形の渦ができるのだ』

エレン「……なるほど、我ながらいい案だな」

エレン「黄金長方形で……回す」

サバイバー出たけど地面濡れてたっけ?

>>90
こっこここここっこここっこっここここここここ細かいことは気にすんな!

雨の翌日ってことでいいや

アニは個人的に雰囲気がピッタリなのを選んだつもりなんだけど……どうだろうか、お前らの反応が楽しみだ

ドバッ

ジャン「見苦しいぞエレン!また自分の爪を撃ち込まれたいのか?」

エレン「違う!オレのスタンドは進化したんだ!」

No.6「ジャァーーーーーン!この爪弾さっきのより威力高いよ!跳ね返せなさそう!」

No.1「バカだな、わざわざな、一々相手に返さなくてもいいんだよ」ゲシッ

No.1「軌道を逸らすくらいで充分だ」

ギューーーン

ジャン「なんで急に爪弾の威力が上がったのかは知らんが――」

ジャン「無駄な行為だったな、死に急ぎ野郎」





ギャル ギャル ギャル ギャル

ジャン「!?」

エレン「回転は穴になっても消えねえッ!」

ギュゥーーーン

ジャン「なッ!?体を穴が登ってくるッ!?」

ジャン「心臓に……あ、穴が…………ガハッ」ビシャッ

ドサッ

ミカサ「やった!」

エレン「ジャン!」ダッ

ミカサ「え!?エレン!?何を考えてるの!?近寄ってはいけないッ!」

ジャン「へへへ……ミカサがお前を心配してるぞ……羨ましい…………」

エレン「教えてくれ、ジャン。何でオレたちを襲った?」

ジャン「分かってるだろう?……殺される前に……殺そうと思っただけ……だ………ハァ、ハァ」

エレン「(やっぱり!ミーナと同じだ!どうしてみんなこんなに攻撃的なんだ!?)」

エレン「ジャン……オレたちはお前を殺そうだなんて思ってないぞ!」

ジャン「……」

エレン「大体なんでオレがお前を殺さなくちゃいけないんだよ!オレたちが殺すのは巨人だろ?」

ジャン「は、はは……」

ジャン「カッ……うぐッ…………俺は勘違いで……人殺しを……するところだったのか……」

ジャン「グハッ」

ジャン「お、俺は、もう……そろそろ…………し……」





エレン「死なないぞ」

ドバッ

エレン「心臓に空いた穴を、新たな爪弾の弾痕に『巻き込む』……」ギュゥウウーン

エレン「そして……体外へその穴を移動させる」ギュゥーーーン

ジャン「は!?傷が消えた!?」ケロリ

ミカサ「エレン!?何してるの?」

ジャン「……ミカサ」

ジャン「俺はお前らに『寝返るよ』……」

エレン「ああ……って、おい!?寝返る?おい、待て!他に仲間がいるのか!?」

マルコ「そうだよ……正確には『いた』かな?」ザッザッ

エレミカ「「マルコ!?」」

マルコ「ジャン……君はすぐに騙されるんだね。彼らをこんなにも簡単に信じてしまった。
エレンが君に歩み寄った時、一矢報いるんじゃあないかと期待したんだけど……やっぱり君に僕の能力をバラさなくて正解だったよ。
……ミカサ以外の2人の能力を僕が理解しているっていうのをハンデとしても、3対1は少々キツイがね……」

ジャン「大した自信だなぁオイ……やるのか?」

マルコ「ああ……君も殺すよ…………」

ミカサ「エレン!早く私の足の傷も爪弾の穴に!」

マルコ「させない!」ダッ

マルコ「(エレンとジャンは両方とも射撃の能力……エレンは弾切れを狙うとして…ジャンは銃を取り上げればそれでいいか?)」

マルコ「(問題はミカサだ。彼女のスタンドはまだ未知数ッ!そして、
ジャンに攻撃していなかったところを見る限り、恐らく近接パワー型。彼女を復帰させてはいけない!)」

ジャン「マルコ!止まれ!俺はお前を撃ちたくない!」

マルコ「じゃあ君は撃たないでそこで見てろ!僕がすぐに二人を片付ける!」

エレン「おい!こっちくんな!」ドバッ

ガキンッ

エレン「なっ!弾かれた!?」

エレン「(今、一瞬銀色の棒のようなものが見えた)」

エレン「これならどうだ!」ドバッ ドバッ ドバッ

マルコ「何発撃とうとかわらないよ!」キキキン

ギュゥーン

マルコ「やはりこの動く穴は少し厄介だな……」

ジャン「くっ……」

パシュッ

エレン「(予想通り!立体機動で回避を図った!)」

エレン「ミカサ今助け」

パシュッ ズドッ

エレン「え?」

ギュルルルル

エレン「うおおおおおお!?」

ジャン「立体機動のアンカーをエレンの手に!?」

エレン「うああああああ!(引っ張られる!ミカサから遠ざかってしまう!)」

エレン「この!ぶった斬ってやる!」

スパッ

マルコ「くっ……(爪のカッターか!)」

マルコ「しかしワイヤーを斬ったところでもう遅いィィ!僕は君に!高速で近付いているッ!」

マルコ「シルバー・チャリオッツ!」

エレン「それがお前のスタンドか!おおおおおおお!」
ドバッドバッドバッドバッ

マルコ「僕の剣技を舐めるな!」キキキキン

エレン「くっ!全く歯がたたねぇ!」

マルコ「喰らえッ!」シュバッ

ガボォ

マルコ「!? もご? ごおおおお!?」

ギャル ギャル ギャル ギャル

ジャン「マルコの口に何かが突っ込んだ!」

エレン「ミカサ!まさか!あ、アレを!?」

ミカサ「やらなきゃやられていた!エレン!早くよけて!」

マルコ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!?」





シアーハートアタック「コッチヲ見ロ!」

ドガァァァアアアアアン

エレン「な……マルコ…………!」

ジャン「うおおおああああああ!マルコォォォオオオオオオオオオ!!!」

ミカサ「ごめんなさい……こうするしかなかった…………」



マルコ・ボット→死亡

ジャン・キルシュタイン→マルコの死により精神が不安定になる。



?「ジャンとマルコ、ミカサも違うか……」

すまん、別のSS書いてただよ

ジャン「……」

エレン「なぁ……飯、食えよ」

ミカサ「いくら落ち込んでいるとはいえ、食べなければだめ」

ジャン「ああ……」

アルミン「な、なんで今朝はジャンが僕たちと一緒に食べてるの?マルコは?」

エレン「アルミン、悪りぃ、許してくれ」

アルミン「? いや、僕は別に嫌じゃあないけどさ、エレンとジャン、いつも喧嘩ばっかしていたから、意外だなって……」

食後

アルミン「ねえ、エレン。どういうことなの?いつもジャンが一緒に食べてるマルコも昨日から行方不明だし……」

エレン「……悪いが、アルミンにも話せない」

アルミン「そんな……!」

エレン「本当にすまない。でも、オレはお前を巻き込みたくないんだ!」

アルミン「そう……僕なんかには…………」

エレン「!! そうじゃあないぞッ!」

アルミン「じゃあどうして教えてくれないの!?僕たちは親友じゃないか!」

エレン「!!」

エレン「い、いや、でも……」

アルミン「まさかエレン、君の回る爪が関わっているんじゃ……」

エレン「!!」

アルミン「図星みたいだね」

エレン「……お前もスタンド使い、なのか?」

アルミン「?」

アルミン「スタンドツカイ?何それ」

エレン「(アルミンはスタンド使いではないのか……)」

エレン「カクカクシカジカ」

アルミン「そんな馬鹿げたことが!?」

エレン「でも、事実だ」

アルミン「そんな……じゃあ、マルコはミカサに殺されたのか……」

エレン「しょうがないだろ!やらなければ、オレもミカサもやられていた!」

アルミン「うん……」

エレン「アルミン、オレがお前にこの秘密を話したこと、内緒だからな。色々面倒なんだよ」

アルミン「わかったよエレン。気を付けてね」

ライナー「そうか……エレンとミカサもスタンド使いだったか…………」

ベルトルト「障害は少ない方がいい。今のうちに殺しておくべきだ

アニ「私もそう思う」

ライナー「つまり、成績上位陣はほとんど皆殺しってわけか……」

ベルトルト「今のところ僕らが把握しているスタンド使いは、エレン、ミカサ、ジャンの三人だ」

ベルトルト「エレンは爪を飛ばし、ミカサは爆発する戦車を出したり、触れたものを爆発させる。ジャンは、銃弾を自由自在に跳ね返す」

ライナー「まあ俺たちの敵ではないな」

アニ「問題は、スタンド使いか否か、能力が何なのか、何もわからないユミル、サシャ、クリスタ、アルミン、コニーだと思う」

ベルトルト「どうやら調べる必要がありそうだね」

ユミル「でよぉ、あの時のコニーの顔と言ったら」ゲラゲラ

クリスタ「もう、ユミル!コニーに失礼だよ!」

サシャ「アハハ、コニーらしいですねぇ!」

ユミル「それで……」

ライナー「……(調べると言ったな、ベルトルト。だが、リスクを侵してまで調べる必要が本当にあるのだろうか?)」

ライナー「(いっそのこと、全員能力を出させる間も無く殺した方が得策と言えよう)」

ライナー「(……クリスタ以外)」

ドゴォン

ユミル「ぐっ!」

ライナー「まさかお前も同じもんを持ってるとはな……」

クリスタ「ユミル!?ライナー!?」

ユミル「サシャッ!!クリスタを連れて早く逃げろ!」

サシャ「でも!」

ユミル「でもじゃねぇ!早くしろッ!!」

サシャ「!!」

サシャ「ハイッ!」

ユミル「へっ。こりゃたま」

パッ

ユミル「ったとはな」

ライナー「同感だ。しかし俺の」

パッ

ユミル「うかな?」

クリスタ「え!?なに!?(二人が瞬間移動している!?会話も途切れ途切れ!一体何が……!?)」

サシャ「まさか……ライナーはユミルと同じ……!」

ユミル「時間停止能力……」

ライナー「ふん、時は止まる」

ドォォオオオォオオォォォォオーーーン

よし、今日はここまでってことで

ライナー「(やべえ)」

ライナー「(これでは計画が全てパーじゃあないか)」

ライナー「(正体をバラさずに消すことが重要だったのに)」

ライナー「(それどころか勝利すら怪しいじゃないか)」

ライナー「(まさか同じ能力だなんて誰が気づけようものか)」

ユミル「オラァ!」

ドガッ

ライナー「くっ!無駄ァ!」

ドガッ

ユミル「(いきなり攻撃してくるとは…こいつ、一人か?)」

ユミル「(いつも一緒にいるベルトルトはどうなんだ?スタンド使いなのか?)」

ライナー「(しかし……3対1なら兎も角、1対1ならば…………)」

ライナー「(そもそもサシャとクリスタはスタンド使いなのか?)」

ライナー「(少なくともユミルから避難の指示を出したということはこの戦闘には関わってこない……)」

ライナー「ならば勝機は充分だな」ニヤリ

ユミル「何ニヤついてんだ?気味が悪りぃ」

ライナー「どうした?口だけか?殴ってこいよ」

ユミル「……」

ライナー「それとも、時止めの能力で俺より劣っているから、もう口を動かすだけで精一杯なのか?」

ユミル「さぁな…(マズイ!見抜かれて……!)」

ライナー「10中8、9今のセリフはハッタリだろうが……真偽を確かめるために近寄るのはもしものことが危ないから無理だ……
しかしオレは思いついたぞ、安全に確かめる方法を」

ガチャリ

ユミル「……!(超硬質ブレード……!)」

ライナー「青ざめたな…」

ライナー「一本目」ブン

ピタリ

ライナー「二本目」ブン

ピタリ

ライナー「三本目」ブン

ピタリ

ライナー「どうした?時が動き出すとそいつがお前を襲うぞ?避けなくていいのか?」

ユミル「……」プルプル

ライナー「……答えはでたようだな。では、オレは行くぞ」

ダッ

ユミル「(サシャとクリスタの方に!?)」

ライナー「時は動き出す」

アルミン「我が心と行動に一点の曇りなし、全てが正義だ」

エルヴィン「我が心と行動に一点の曇りなし、全てが正義だ」

どっちも違和感無いな。

ライナー「ッチ、追いつくので精一杯か…まあいい」

ライナー「時は動き出す」

サシャ「ひゃっ!?ライナー!」

クリスタ「え!?」

ユミル「ウオオオオラオラオラ!」バババ

ユミル「ぐっ!(防ぎ切った……だが、クリスタとサシャが!)」ガシッ

ユミル「うおらっ!」ブォン

ライナー「(超硬質ブレードを投げたな……)」

ドォーーーzン

ライナー「そうくると思っていた」

ユミル「!?」

ライナー「時は止まったッ!少しだけ……軌道修正だ」クイッ

ユミル「!!(マズイ!時が動き出した瞬間!超硬質ブレードはサシャに刺さってしまう!)」

ライナー「お前の投げた超硬質ブレードが、結果的にお前の仲間を殺すんだ」

ユミル「うおおおおおおおお!」ダッ

ライナー「向かってくるか……いいだろう、時は動き出す」

ユミル「サシャァーーーーーッ!!」

サシャ「!?」

ライナー「ちょくげ……」

スカッ

ライナー「き?」

サシャ「危ないですねぇ!」

ライナー「なんだと!?」

ユミル「余所見してんじゃあねえぞ!」

オラオラオラァッ!

ライナー「うぐお!?(なっ!サシャに気を取らr)」ボゴボゴボゴォ

ドッシャァーン

サシャ「私のスティッキー・フィンガーズは自分に穴を開けることも出来るんですよ!狩人の動体視力を舐めたらアカンね」

ユミル「立てるか?オイ」

ライナー「時よ止ま」

ユミル「遅いッ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

ライナー「うぐおあああああああああああああああ!!」

ドギューン

ガッシャーン

ライナー「中々やるじゃあないか……」シュゥ~~~~~

サシャ「え?ピンピンしている!?蒸気!?」

クリスタ「」ポカーン(放心)

ユミル「は?オイ……お前…………(まさか、巨人!?)」

ライナー「仕方がないな……」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カッ

アルミン「あはは、ジャンって意外と面白いね」

エレン「そうかぁ?」

ジャン「あ゛ぁ゛ん!?」

ミカサ「二人とも、喧嘩はだめ」

ジャン「お、おう、そうだな///」

エレン「なんだ急に、気持ち悪りぃ」

ジャン「お゛あ゛ぁ゛!?」

ダカラフタリトモケンカハダメダッテ
アア、ワリーワリー
スマネエ

壁|アニ「……」ジー

ミカサ「……(さっきからアニがこっちを監視している)」

アニ「(今…そこにいるのは……)」

アニ「(3人……)」

アニ「(エレンと、ミカs)」

ドゴォォォオオオオオン

エレン「何だ!?」

ジャン「医務室の方からだッ!」

アルミン「あっあれは!」

ミカサ「アルミン!何が見えるの!?」

アニ「(ライナー!まさかッ!)」

アルミン「鎧の巨人……!」

鎧の巨人「オオオオオオオオオオオッ!」

アニ「(しくじったのか!)」

ユミル「おいおいどういうことだよ……ライナーが巨人だと……?」

サシャ「ヒイイイイイイ!ユミル!早く逃げ――」

ブォン

サシャ「スティッキー・フィンガーズ!」

ドシャァアアアアアアン

ユミル「サシャ!助かったぞ!」

サシャ「また来ます!捕まって下さい!」

サシャ「ジッパーに捕まって移動するッ!!」

鎧の巨人「(サシャのスタンドは……触ったものにジッパーを付ける能力か?)」

鎧の巨人「(ならば近づいても問題は無いな)」

ドォーーーン

鎧の巨人「(時は止まった)」

鎧の巨人「(止まった時の中では如何なる回避も無駄だ)」

ユミル「(絶対絶命……!)」

ユミル「仕方がない……一瞬!一瞬だけ時間を稼ぐッ!」ガブ

カッ

ユミル巨人「アアアアアアアアアアアッ!」

鎧の巨人「(なっ!ユミルも巨人だと!?)」

鎧の巨人「!!(この巨人!あの時のッ!!)」

ブチブチブチッ!

鎧の巨人「ヴォォォォォオオオオオオオオ!!!(俺の腕を噛みちぎりやがったッ!)」

ユミル「巨人化解除だ」シューーー

ユミル「時が動き出すまでの時間は稼げたな」

ギューン

サシャ「熱い!ユミル熱いです」

ユミル「グッ……(巨人化は体力を使い過ぎる……!)」ゼェゼェ

サシャ「だっ大丈夫ですか!?」

ユミル「ああ……(次の時止めにどう対応するか……!)」

エレン「駆逐してやるッッ!!」ドバッ

ズドッ

鎧の巨人「!?」

ユミル「エレン!」

エレン「母さんの仇ッ!!ここで取らせて貰うッ!!」ドバッドバッドバッ

鎧の巨人「オオオオオオオ!!」ズドッズドッズドッ

ミカサ「ジャンッ!アルミンを連れて逃げて!」

ジャン「女を置いてにg」

ミカサ「早く行けッ!」ギロッ

ジャン「イエッサ!」ガシッ

アルミン「一体何が起こって……うわっ!?」

ジャン「逃げるぞアルミン!」

ミカサ「鎧の巨人……何故ここにッ!」

エレン「ミカサッ!今すぐこいつをぶっ殺せ!」

エレン「殺せッ!殺せッ!」

ミカサ「……ッ!わかった……(エレンの目が怖い……!)」ビクッ

ドォオオオオーーーーーン

鎧の巨人「(マズイ!こいつの爪弾の弾痕は確実にうなじに向かっている!)」

鎧の巨人「(脱出しなくてはならない……が、正体がバレることだけは避けたい!穴がうなじに到達する前にこいつらを皆殺しに……)」

ユミル「させるかッ!」

スタプラ「オラァァアアアッ!」ドゴォオオン

鎧の巨人「ウグオオ!?(足を!何てパワーだッ!マズイ、転倒するッ!)」

ドシャァアアアアアアン

ユミル「……時は動き出す」

シアーハートアタック「コッチヲ見ロ!」

鎧の巨人「マズイ……!」

ドグォオオオオオオオン

ライナー「危なかった……充分なインターバルが無かったら一瞬しか止めれなかったが……脱出するにはそれで十分だ」シューシュー

エレン「ライナー!?おっお前が何で巨人からでてくんだよ!?」

ミカサ「ライナー!?」

ユミル「そいつが鎧の巨人の正体だッ!!早く殺せ!」

ミカサ「……巨人は体温が高い」

シアーハートアタック「今ノ爆発ハ人間ジャネエ!」

ライナー「!?(そんな馬鹿なッ!連続で爆破出来るなんて――)」

ライナー「この俺がッ!死ぬのか!?ウオオオォォォォォオオオオオオオオ!!!」

ドガァアアアアアアアン

エレン「そんな……ライナーが…鎧の巨人…………!」

ミカサ「ユミル、あなたは……」

ユミル「安心しろ、敵じゃねえ。ありがとうな、助かったぜ」

サシャ「ライナー……」

ユミル「おいクリスタ、終わったぞ、起きろ!」ユッサユッサ

アニ「ライナーのやつ……」

アニ「敗北するだけでなく、巨人化できることまでバラしてしまうとは」

アニ「関わらないようにしている私は大丈夫だろうけど、ベルトルト、同郷のあんたは疑われるのは間違いない」

ベルトルト「ああ……上手くはぐらかさなくちゃあならないな…………」

ベルトルト「卒団式を間近に死んでしまうなんてね……」

アニ「トロスト区の城門の破壊は先送りにした方がいい」

アニ「リスクが高すぎる」

ベルトルト「いいや、それは予定通りに結構しようと思う」

アニ「そんな……」

ベルトルト「ここで妥協してはいけないよ。故郷に帰るんだ、一刻もはやくね!」

アニ「!!」

今月のジョジョリオンヤバすぎwwhttp://i.imgur.com/bQ5kP2w.jpg

エレン「まさかライナーが鎧の巨人だったなんて……わけがわかんねぇよ!」

ジャン「まさか人が巨人になるなんて……」

エレン「あの優しくて頼りになるライナーが……まるで化け物じゃねえか!」

アルミン「ん?待てよ?」

ミカサ「どうしたの?」

アルミン「鎧の巨人の正体が人だとしたら……超大型巨人の正体も実は人なんじゃ…………」

壁|ルトルト「(……!)」ピクッ

壁|アニ「落ち着いて」ボソッ

壁|ルトルト「う、うん……」ボソボソ

アルミン「にしても一体、どうやって鎧の巨人を倒したのさ……」

サシャ「うっ……そ、それはですね……」

ユミル「い、今お前の横には我らが同期の歴代最強の逸材の片割れがいるじゃねえか!!ははは!!」

アルミン「でも、立体起動装置も無しにどうやって……」

ジャン「使ったぞ!?片付けたんだよ!さっき!」

アルミン「……エレン、やっぱり『スタンド』とやらが関係しているんだね?」

エレン「!!」ギクリ

ミカサ「エレン、あなた、アルミンに漏らしていたの?」

エレン「そ、それはだな……」

エレン「……」

エレン「すまん」

ユミル「ところでお前ら、一つ提案がある」

ジャン「なんだ?」

ユミル「ライナーが鎧の巨人だったということは、伏せておきたい」

エレン「は!!??」

サシャ「何でですか!?」

ユミル「人が巨人になるなんて非常事態だ。ましてやそれがあの鎧の巨人で、さらにそれを倒しちまったしよ。
事態をややこしくして捜査でもされてみろ」

ユミル「下手すりゃ私たちがスタンド使いだってバレるだろうが。そしら色々と面倒だろ」

アルミン「そ、そうだね。僕はスタンド使いじゃないからよくわからないけど……」

ユミル「そういうことだ。いいな?」

エレン「……ああ、わかった」

ユミル「いつまで寝てんだ!」ペチ

クリスタ「ふぇっ!?」バッ

ユミル「(マジ天使)」

教官「首席 アニ・レオンハート
2番 ミカサ・アッカーマン
3番 ベルトルト・フーバー
4番 エレン・イェーガー
5番 ジャン・キルシュタイン
6番 サシャ・ブラウス
7番 コニー・スプリンガー
8番 ダズ・○○
9番 クリスタ・レンズ
10番 ユミル・××」

教官「以上10名――」

エレン「(やっとここまで辿り着いた…)」

エレン「(今度は人類の番だ。今度は人類が…」

エレン「(巨人を食い尽くしてやる!)」

ユミル「あのダズが8位とはなァ……」

クリスタ「私もユミルも負けちゃったねー」

ユミル「思えば雪山の訓練の時も凄かったもんな。雪の中だってのにガツガツ歩いて行きやがった」

ユミル「あいつ、制服の下に変なスーツを着始めてから急に強くなったよな」

クリスタ「スーツ?」

ユミル「あ?きてただろ、変なのを」

クリスタ「そうだったかなぁ……?気がつかなかったよ。でも、きっと保温性が凄いんだろうなぁ……ダズの周りの雪だけ、みるみるドロドロに溶けてたもんね」

ユミル「そうだな(あの目立つスーツに気づかないだと!?クリスタに見えないスーツ……まさか、な)」

あれから――

5年経った――

3分の1の領土と 2割の人口を失ってようやく

人類は尊厳を取り戻しつつある

勝てる――

人類の反撃は

これからだ――





           ――超大型巨人、出現

ビュワアァァァ

エレン「熱ッ……!?」

エレン「な!!?何が――!!?」

コニー「うわあああぁぁ」

エレン「みんな!!」

エレン「立体機動に移れッ!」

コニー「ハッ!!」

パシュ パシュ

エレン「オイ!!サムエル!!」

エレン「クッ!!サシャ!?」

ダッ ダッ

サシャ「スティッキー・フィンガーズ!」

ガシッ

エレン「(スティッキー・フィンガーズの腕を伸ばしてサムエルを掴んだ!)」

サシャ「サムエル!動いちゃダメですよ!」

トーマス「(サムエルが浮遊している!?)」

コニー「(なんだあの腕!?オレ、バカだから幻覚でも見えてるのか!?)」

エレン「危なかった…」

ドオォオォォオォ

エレン「!!?」

トーマス「壁が壊された…」

コニー「まただ…また…巨人が入ってくる…」

コニー「ちくしょう…やっぱり人類は巨人に……」

エレン「トーマス!コニー!サムエルを任せた!」

エレン「サシャ!サムエルを二人に引き渡せ!サシャとミーナは一緒に来い!」

エレン「固定砲整備4班!戦闘用意!!」

エレン「目標 目の前!!超大型巨人!!」

ミーナ「了解」

サシャ「分かりました」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

コニマス「何だあの3人の凄みは……」

エレン「……よう」

エレン「5年振りだな…」

ブン

ズガガガガガガ

ミーナ「固定砲を…!!」

サシャ「やはりこいつには知性が!?」

エレン「だが……鈍い!!いけ――」

エレン「う!?のど、が……」

エレン「おええええええええ」ゴボゴボガボガボ

エレン「ガッ……ガブッ!!」ガボガボ

ミーナ「口から血と……カミソリが!?」

超大型巨人「……」ニヤリ

サシャ「笑った……!」

SSでのユミルの動かしやすさは凄いな

エレン「カハッ」ブシャァッ

ベキベキベキベキ

エレン「グッ……(立体機動装置が……グチャグチャに……!)」

ベキベキベキベキ

エレン「!?」

ミーナ「エレン!!」

サシャ「つ、爪がッ!?」

超大型巨人「オオオオオオオオオオオオオオオ!!(エレン、君の武器である爪にも……鉄分は含まれている。撃たれる前に破壊させてもらうよ)」

バリバリバリバリ

エレン「うぐあああああああああああああああああああああ!!!」

超大型巨人「(立体機動装置が破損している今……回避は不可能ッ!)」ブン

ドオォォォォォオオオン

エレン「」

サシャ「そんな……エレン!!エレン!?」

ミーナ「ぐちゃ……ぐちゃに…………おえっ」

エレン「」

超大型巨人「(もはや人間かどうかの判別すら出来ないほどに叩き潰してやったぞ!)」

超大型巨人「(あとの二人も同じように……)」

メリメリメリメリ

サシャ「あああああ!!」

ミーナ「立体機動装置が!!」

超大型巨人「(チョロいな)」ブォン

ドガァアアアァアン

サシャ「」グシャァ

ミーナ「」ブチャア

超大型巨人「(ふう……そろそろ人間に――)」

ミーナ「それはどうかな?」

超大型巨人「!?」

ミーナ「喰らえッ!!」

スパァァン

超大型巨人「グオオオオオオ!!」

ミーナ「くっ……流石は超大型、うなじの肉も厚いから一発とはいかないか…………」

サシャ「超大型巨人の見ていたものは、ホワイトスネイクによる幻覚……」

サシャ「スティッキー・フィンガーズはエレンが叩かれる直前、彼を既に壁の内部へ連れ込んで救出していました」

サシャ「私にしては素晴らしい作戦だと思いません?」

エレン「ああ……助かった。もう少しで爪が生え……ガフッ」

サシャ「無茶しちゃだめですよ!」

超大型巨人「(まずい!急なハプニングに対応できなかった!しかし、一発目で外したのは……命取りになるぞッ!ミーナ!!)」

プシュゥゥゥウウウウウ

ミーナ「あつっ!?」

ミーナ「まずい!回避しなくてh――」

メキョメキョメキョメキョ

ミーナ「体が引っ張られて逃げられないッ!!」

ミーナ「うああああああ!」ジュウウウウウウ

超大型巨人「……(焼け死ぬのが先か?失血死が先か?ミーナ、お前の敗北だ)」

シアーハートアタック「コッチヲ見ロ!」

超大型巨人「!!」

フッ

ミーナ「消えた……?」

ミカサ「大丈夫!?やつは!急に消えた!?」パシュ

エレン「ミカサッ!」

ミカサ「エレン!酷い怪我!」

ベルトルト「危なかった……ミカサの能力……あれが爆発すれば僕は死んでいたな……」

ベルトルト「だが……門の破壊は成功した。予定通りだ」パシュ



エレン「5年前と同じだ…」

エレン「こいつは突然現れて、突然消えた…!!」

ミカサ「エレン、口の中をたくさん切ってる」

エレン「どうしてお前がここに!?」

ミカサ「私のエレンレーダーがあなたの危機を察知しt」

コニー「オイ……そんな話してる場合か!!」

コニー「もう壁は壊されちまったんだ!」

コニー「早く塞がないと、また巨人達が入ってくるぞ!!」

エレン「かあさんを殺した挙句、再び壁を……!」

エレン「100倍返しだ!」

駐屯兵1「今期の訓練兵は……何か凄みのあるやつが多いな」

駐屯兵2「あ、あぁ」

ユミル「クリスタ……落ち着け」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

アニ「お疲れ様……」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ベルトルト「うん」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

サシャ「肉……」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ミカサ「エレン……」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エレン「駆逐してやる……」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

フランツ「ハンナァ……この戦いが終わったら、二人だけの世界で暮らそう」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ハンナ「フランツゥ……嬉しいわ…そう……私たち二人だけの世界…………」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ダズ「オロロロロロ……」┣¨バ┣¨バ┣¨バ┣¨バ┣¨バ┣¨バ

駐屯兵1「……そうじゃないのもいるけどな」

駐屯兵2「あ、あぁ」

クリスタ「みんな、なんでそんなに冷静なの?」カタカタカタカタ

アルミン「ク、ククククククリスタ、おおおおおおお落ち着いててててて」カタカタカタカタ

コニー「お、おおおおおお、おお前がおちちちちつくべべべきだだだぞぞぞぞぞ」カタカタカタカタ



駐屯兵1「お、指示を確認」

駐屯兵2「了解」

駐屯兵2「34班前進!!」

エレン「行くぞ!!」

エレン「奇行種だ!!」

エレン「避けろ!」

ドオン

トーマス「うわぁ…」

エレン「ト…トーマス!!」

ゴクン

エレン「ま…!!待ちやがれ!!(くそッ!射程距離外だ!)」ギュゥーン

「よせ!単騎行動は――」

バクン

「そんな…エレンが……」

「足が…」

「お…おい…」

アルミン「みんな!早くエレンを助けに行こう!」

ミーナ「……!う、うん!」

「そんなこと言ったってよぉ!」

アルミン「来るぞ!」

巨人「あう~~~~~」ズシン ズシン

ミーナ「ここは私に任せて早くエレンを!」

ホワイトスネイク「視覚ヲ貰ウゾ」

スパァン

巨人「!?!?」オロオロ

ミーナ「ブッ殺してやるッ!!」ズバァ

巨人「」シューーーーー

ミーナ「まずは一体……」

ミリウス「ギャアアアアアア!!」

アルミン「ミリウス!!」

ミーナ「くっ!」

バシュ

巨人「」シュ~~~~~

ミリウス「た、助かった!」

アルミン「良かっ……ハッ!」

アルミン「エレン!!」

巨人「あーん」ヒョイッ

エレン「や…めろ…離せ……」ジタバタ

バクン

アルミン「…………」

ミーナ「エレン!!」

アルミン「うあああああああ!エレン!!」

アルミン「エレンが…死んだ……!?」

ミーナ「う、嘘でしょ……!?」

コニー「おーい!お前ら!大丈夫か!」ギュゥーン

ユミル「声がでけえぞ」

コニー「うるせえな!ブス!!」

クリスタ「ちょっと二人とも……あ、あれ?エレンとトーマスは!?」

ミーナ「……」

クリスタ「嘘……?」

アルミン「……」

クリスタ「そんな――」

カッ

エレン巨人「アアアアアアアアアアア!!」

アルミン「!!!????!?!??」

ミーナ「何!?デカッ!!」

エレン巨人「シュッ」ドゴッ

巨人「アギャ」ベシャァ

エレン巨人「オオオオオオオオオオ!!!」

駆逐…してやる

エレン巨人「オオオオアアアアアア!!」

この世カラ…一匹残ラズ……

エレン「殺シテヤル…」

アルミン「エレン?」

エレン「……」

エレン「は…!?」

ミカサ「………エレン!!」

アルミン「ちゃんと体は動く?」

エレン「お、おい!?一体何が――」

アルミン「君が……巨人の中から出てきたんだ」

エレン「はぁ!?お前なに言って」

キッツ「何をコソコソしている!イェーガー訓練兵!!意識が戻ったようだな!」

キッツ「率直に問う。貴様の正体は何だ?」

キッツ「人か?巨人か?」

エレン「し……質問の意味がわかりません!」

今日はここまで。
ここからしばらくは、ほとんど原作通りに進むので、省略。
少し大きな違うところといえば

・ミカサが爆殺しまくって討伐数が凄いことになっているということ
・生存者の数(フランツやハンナ、ダズなどの同期は皆生存)

の二つ。
次回は裁判が終わったところから始めます。



体温が高い巨人達とかシアハの餌食以外の何物でもないよね
硬化能力も関係ないし

昨日は寝てしまってすまんかった
もし待っててくれた人がいたらだけど

ダリス「エレン・イェーガーは調査兵団に託す」

ダリス「しかし…次の成果次第では再びここに戻ることになる」

~~~~~~~~~~

エレン「イテテ」

エルヴィン「すまなかった…」

エルヴィン「しかし、君の偽りのない本心を総統や有力者に伝えることができた」

エルヴィン「効果的なタイミングで用意したカードを切れたのも、その痛みの甲斐あってのものだ」

エルヴィン「君に敬意を…」スッ

エルヴィン「エレン」

エルヴィン「これからもよろしくな」

リヴァイ「なぁ、エレン」

エレン「は…はい!」ビクッ

リヴァイ「これが見えるか?」ブォン

エレン「……!」

リヴァイ「やはりな。こいつもスタンド使いだ」

エレン「!! こいつ『も』ということは!」

エルヴィン「ああ……私たちも皆そうだ」

ハンジ「エレン、君の同期にスタンド使いは他にどのくらいいる?」

エレン「それは……たくさんいます」

ハンジ「その中で、調査兵団に入る子はいる!?」

エレン「ま、まあ数人は」

ハンジ「うっひょォーーーーー!!!」

ハンジ「ヘブnリヴァイ「おいクソメガネ」ドガッ

ハンジ「いってえ!何すんだよ!」

リヴァイ「お前のスタンドは人のプライバシーを覗くからな。許可が下りなければ使用できないと言われているはずだ」

ハンジ「お、おおっと失礼…。いや、少し興奮してしまって……」

ミケ「……」クンクン

ハンジ「ところでエレン、リヴァイに蹴られたところは大丈夫?歯が折れちゃってるでしょ?ほら」

リヴァイ「解剖されるよりはマシだと思うが」

ハンジ「エレン、口の中見せてみてよ」

ハンジ「…え?」

ハンジ「歯が生えてる」

オルオ「調子に乗るなよ新兵」ズイッ

エレン「はい!?」

オルオ「ky――」ガリッ

ペトラ「乗馬中にペラペラ喋ってれば舌も噛むよ」

オルオ「…喋ってねぇ」

リヴァイ「……」バターン

エレン「上の階の清掃、完了しました」

リヴァイ「お前が掃除した部屋を見てくる。ここをやれ」

エレン「はい…」

ペトラ「失望したって顔だね」

エレン「はい?」

ペトラ「珍しい反応じゃないよ」

ペトラ「世間の言うような完全無欠の英雄には見えないでしょ?現物のリヴァイ兵長は…思いの外、小柄だし、神経質で粗暴で近寄りがたい」

エレン「いえ…オレが意外だと思ったのは――」

エレン「やはり、皆さんもスタンド使いなんでしょうか?」

エルド「まあな」

オルオ「ふっ…当然だ」

ペトラ「オルオその喋り方キモい死ね」

リヴァイ「それぞれのスタンド能力については、後で作戦会議の時に話す」

ハンジ「じゃあ私は巨人について話してもいい!?」

リヴァイ「あ?何言って――」

ハンジ「ソニーとビーンがカクカクシカジカ」

エレン「……」

「ハンジ分隊長はいますか!?」バン

ハンジ「ちょっと今いいところなんだけど!!?」

「被験体が…」

ハンジ「!」ガタッ

「巨人が…2体共殺されました!!」

~~~~~~~~~~

「ウソだろ…兵士がやったのか?」

「あぁ、犯人はまだ見つかってないって。夜明け前に2体同時にやられたらしい。見張りが気付いた時には立体起動で遥か遠くだ」

「見ろよハンジ分隊長、ご乱心だ」

エルヴィン「エレン。君には何が見える?敵は何だと思う?」

エレン「はい?」

エルヴィン「……すまない…変なことを聞いたな」

ハンジ「うおあああああああ!」バン

104期生「!?」ビクッ

ハンジ「てめえら全員整列しろ!新兵だろうが関係ねえ!この辺にいる兵士は一人残らず調べ尽くしてやる!私の能ry」

ガシッ

「分隊長!落ち着いて下さい!検査は明日からですって!今日はもう遅いですから寝なくてはダメです!!」

ハンジ「ソニーとビーンが苦しんで死んだってのに寝れるか馬鹿野郎!」ジタバタ

ハンジ「犯人の野郎!今日はもう寝るから許してやる!しかし覚えておけッ!!お前の命日は明日だァーーーーーーーッ!!」

――ハンジ・ゾエのスタンド能力、ヘブンズ・ドアーにより、確実に判明すると思われていた被験体殺しの犯人。

だが、翌朝、ハンジ・ゾエが死体で発見されることになる。

さらに、立体機動装置の検査でも、全員が白という結果になった。

アニ「……」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

真相は闇の中――

←to be continued

リヴァイ「なあ、クソメガネ」

リヴァイ「お前、なんのために死んだんだ?」

リヴァイ「あれだけ熱心に掻き集めていた巨人の情報は」

リヴァイ「目の奥で煮えたぎっていた巨人への憎しみは」

リヴァイ「一体どこにやったんだ?」

リヴァイ「……なあ、エルヴィン。やはり104期の中に、いるんだな?」

エルヴィン「ああ、恐らくそうだろう」

エルヴィン「それにしてもやられたよ……うちの頭脳が殺されるとはな」

調査兵団の巨人殺しの捜査は、幾つかに分割して行われた。

それぞれの兵団の者たちは、卒業の年ごとに分割された。

ハンジは、捜索後には必ず、自分にされた事を忘れるように全員に書き込んでいたので、他の年の者たちにヘブンズ・ドアーの存在を知られることはなかった。

そして、104期の捜査の直前に起こったハンジの殺害。

犯人が104期にいることは、明白であった。何者かが、調査兵団の頭脳であるハンジに念入りな捜査をされることを恐れたのだ。

リヴァイ「こんな大胆なことをするとはな……つまり」

エルヴィン「ああ、そうだ。間も無く犯人は大きな行動にでるだろう。私は次の壁外調査で何かが起こると踏んでいる」

エルヴィン「気を付けておいてくれ」

リヴァイ「ああ」

たったの2レスだけど、きりがいいからここまで
多分次回で壁外調査に入ります

必要なのは友と14の言葉とスタンドを捨てる覚悟だろ?
ライナーである必要もなければ骨である必要もないだろう

コニー「ジャン…お前、調査兵団に入るって、本当か?」

ジャン「ああ」

コニー「だってお前、あんなに憲兵団に入りたがってたじゃねえか!」

ジャン「力を持ってる奴はその力を調査兵団で活かすべきだと思っただけだ」

コニー「おい……一体どうしちまったんだよ!サシャも!ミーナも!アニも!ベルトルトも!クリスタも!ユミルも!みんなして調査兵団って!」

ジャン「悪いことはいわねぇ」

ジャン「お前は、憲兵団に行け」

コニー「…………」

ジャン「お前の村の奴らを見返してやるんだろ?」

コニー「でも……」

コニー「でもよぉ……!」

ユミル「どうせならお前も憲兵団にしろよ、クリスタ」

クリスタ「ううん、私は調査兵団に行くの」

ユミル「……(あちゃー、まだ死に急いでるな、こいつは)」

調査兵「訓練兵整列!壇上正面に倣え!」

――――――――――

調査兵「第57回壁外調査を開始する!前進せよ!!」

テス
トリップあってるかな

よし
お待たせしました、先にとりあえず憲兵団編行きます

ヒッチ「ねえ、知ってる?」

モブA「え?何が?」

ヒッチ「今期の憲兵団、トロスト区からは誰も入らなかったんだって」

モブA「トロスト区って巨人がでたところだよね?」

ヒッチ「うん」

ヒッチ「成績上位10位は、全員調査兵団だって」

モブA「え!?調査兵団!?」

ヒッチ「バカだよね~」ケラケラ

ヒッチ「せっかく内地で安全な仕事ができるってのにさ、わざわざ死に急ぐなんて」ケラケラ

モブA「本当そうだね~」ケラケラ

マルロ「おい」

ヒッチ「え?」

マルロ「そうやって調査兵団をバカにするのは良くないと思うぞ」

ヒッチ「なになに?急に何?ガールズトークに口出し?お説教?」

モブA「超KYなんですけど」

ヒッチ「しかも私間違ったこと言ってないし~」

マルロ「お前、本当に性格悪いな」

ヒッチ「怖い怖い、急に面と向かって悪口言われちゃったよどうしよー!」ケラケラ

モブA「ヒッチ、あんまこの真面目君を虐めちゃだめだよ~」ケラケラ

マルロ「そうやって、本気で命を張って人類に貢献している人たちを、冗談にして笑ってはいけないだろ」

マルロ「KYとかは関係無い。人としての問題だ」

モブA「うっわウッザ」

ヒッチ「そんなに調査兵団が好きなら、あんたも入れば良かったじゃん。そして喰われちゃえば?」

マルロ「……本当に腐ってるな。お前とは話が出来ないようだ」

ヒッチ「自分から喧嘩うって逃げるんだ~、情けな~い」

モブA「ついるもん付いてんのかよ!」

ヒッチ「ちょっとモブAちゃん汚い~」ケラケラ

モブA「あ、ごめ~ん」ケラケラ

マルロ「……」

ヒッチ「なに黙り込んじゃってんのォ?」

モブA「ヒッチ、こんなやつほっといてさっさと行こ」

ヒッチ「そうだね」

モブA「マルロ、今日用具整備の当番だよね?せいぜい頑張ってね~」

上官A「ここにヒッチはいるか~?」

ヒッチ「え?私ですか?」

上官A「お、いたいた。ちょっと話があるからこっちの部屋にきてよ」

ヒッチ「は、はい」

上官A「あ、ちょっと長くなりそうだから、友達とか待たせてるなら帰らせちゃってよ」

ヒッチ「だってさ」

モブA「わかりましたぁ。ヒッチ、またねー!お疲れ様でしたぁ」

ヒッチ「ばいばぁーい」

バタン



マルロ「くそ、くそ!憲兵団を変えるってのに、ヒッチやモブAすら正せなくてどうする!」

マルロ「……早めに終わらせて帰ろう」ガチャガチャ

ヒッチ「先輩、話ってなんですか?(うわ、タバコと酒臭さ!)」

上官B「お、きたきた」ニヤニヤ

上官C「待ってたよぉー」ニヤニヤ

上官A「ああ、話ね」ニヤニヤ

ガシッ

ヒッチ「え?」

上官A「君の訓練兵時代の教官から話は聞いてるよ~」

ヒッチ「え?え?」

上官A「ほら、教官にしたのと同じことを俺たちにしてくれよ」

上官B「まず何からしてくれんの?」

上官C「ほら、だんまりしてないでさ」

ヒッチ「い、嫌……!(嘘!憲兵団ってこんなに腐ってたの!?嫌だ!こんな汚いやつらとなんて!嫌だ!!)」

上官A「嫌じゃねぇんだよ!」パァン

ヒッチ「きゃっ!」ドサッ

上官B「おいおいあんまり大きな叫び声上げんなよォ」

上官C「ま、叫んだところで誰も助けには来ないだろうがよ」

ヒッチ「……(助け?そうだ、外にはあいつが!まだ用具整備をしてるはず!)」

ヒッチ「……(……でも、さっきあいつと喧嘩したし、助けてくれないだろうな)」

上官A「ほら、早く咥えて欲しいなぁ~」ボロン

ヒッチ「う…!(でも……一か八か!何もせずにやられるよりは…………)」

上官C「相変わらずでっけぇなぁお前の」

上官A「へへ」

上官A「ほら!はや――」

ヒッチ「えい!」ドン

上官A「なっ!」ドサッ

ヒッチ「……(早く部屋からでなきゃ!」ダッ

ガチャ

ガシッ

ヒッチ「あっ」

上官A「何やってんだこのガキ!!」ブン

ヒッチ「キャァァァアアアアアッッ!!」

ガシャァーーーン

ヒッチ「うぅ……(ドアノブまで届いたのに……!そんな……!)」

キャァァァアアアアア

ガシャァーーーン

マルロ「ん?」

マルロ(何か大きな音が……)

マルロ(それに、今の悲鳴?は、ヒッチか?)

マルロ(先輩たちの事務所からだ……)

上官B「うへぇ~、ひっでえな」

上官C「上官Aのやつ、スイッチ入っちまったか?へへ」

上官A「この雌豚!」パァン

ヒッチ「キャッ!」

上官B「ヒッチちゃんよぉ、そいつさ、女に暴力振るいながら力ずくでヤるのがすきなんだ」ニヤニヤ

上官C「ど変態だからよぉ、今のうちに覚悟しとけよ~」ニヤニヤ

ヒッチ「やめて!(そんな!そんなの嫌!嫌!嫌!この私が……!嫌だ!)」

上官A「黙れっつってんだよ!」バキッ

ヒッチ「うっ」ドサッ

上官B「うお、いきなり殴るか」

上官C「いつみても悲惨だぜ」

マルロ「……(事務所の前まで来たが……これは…………)」

ヤメテ!オネガイシマス!ヤメテ!ヤメテ!ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!

ウルセエ!オレガスキデヤッテンダカラヨ!アヤマッテドウスル!ホレ!ホレ!

マルロ「く……(ヒッチ、自業自得……だぞ)」

ドガッ ガシャァーン

ヤメテ!モウヤメテ!ナグラナイデ!ナンデモシマスカラ!

マルロ「……(お前みたいなやつは…こうなって……当…然………なんだ……)」

ホラ!サッサトクワエロヨ!ソレトモマダナグラレタリナイノカ!?ア?ア?

パァン パァン

マルロ(それに、今俺が入っても助けられるわけがないし……)

マルロ(仮に助けられてもこれからの俺の立場は……)

マルロ「……」

上官A「なあ、早く咥えろって!」

上官B「ほら、俺たちも早くヤりたいから早く咥えてやれよ」

ヒッチ「……うっ、それ、だけは……」

上官A「はぁ!?聞こえねぇな!」パァン

ヒッチ「くっ……」

上官A「あー、もういいわ、ほら口開けろ!」ガシッ

ググググググ

上官A「噛んだら殺すからな……マジにな」ギンギン

ヒッチ「~~~~!~~~~!」

上官A「じゃ、入れるぞ……」

ヒッチ「~~~~~~~!(嫌!嫌!嫌!!!)」





バン

マルロ「やめろォーーーッ!」ドガッ

上官A「うが!」ガシャァーン

マルロ「ヒッチ!大丈夫か!?」

ヒッチ「マルロ!?」

マルロ「お前の悲鳴が聞こえたから来たんだ」ガシッ

マルロ「逃げるぞ!」ダッ

ヒッチ「うん!」ダッ

上官A「く、糞ガキ……!」

上官A「ぶっ殺してやる!おい!お前ら!行くぞ!」

ヒッチ「あんた、どうして私なんかを助けに……」ダッダッダッダッ

マルロ「たしかにお前は最低だし、今助けに入ったから俺の立場はかなりヤバくなった。でもな……」ダッダッダッダッ

マルロ「…憲兵団を変える男が、同期の女一人助けられなくてどうする。そう思っただけだ」

ヒッチ「プッ……カッコつけちゃって」

マルロ「なんだと!やっぱり助けなければよかったかも」

ヒッチ「なにそれェ!」

上官C「おい!いたぞ!」

上官B「待て!」

マルロ「くっ!いつも怠けてるくせに速い!」

マルロ「ヒッチ!お前は逃げろ!俺が食い止めるから!」

ヒッチ「は?何言ってんの!?」

マルロ「俺のことは気にするな!お前はいつもみたいに自分のことだけを考えればいい」

ヒッチ「……」

ヒッチ「無理」

マルロ「なっ!」

ヒッチ「あんた一人残して逃げるなんて私のプライドが許さない」

マルロ「何下らないことを言っているんだ!」

上官A「ハイハイストォーップ!」バン

マルロ「しまった!回り込まれた!」

マルロ「ヒッチ!なんで逃げなかったんだ!さっき一人で逃げてれば助かったかも知れないのに!」

ヒッチ「私だって伊達に訓練兵時代を過ごしたわけじゃないの!あんな怠け憲兵団なんてイチコロよ!」

マルロ「お前……やるのか?」

上官B「ほら、ヒッチ、こっちにこいよ」

上官C「そのキモい髪型の新兵はぶっ殺して埋めてやるよ」

マルロ「な……!」

上官A「マジだぜ」

ヒッチ「やるしかないみたいだね」

マルロ「……く、そうらしいな」

上官B「このクソ生意気なガキが!」ブォン

マルロ「遅い!」ドゴォ

上官B「うげっ!」

マルロ「憲兵団志望だった俺はな!犯罪者相手に役立つと思って体術だって必死に訓練してきたんだ!」

マルロ「あんたらとは違う!!」ドガッ

上官B「グハッ!」ドサッ

上官C「てめえ!」

ヒッチ「マルロ!危ない!」ドガッ

上官C「ぐえっ」

上官A「おおっとよそ見するなよヒッチ」ガシッ

ヒッチ「やめr……!」

ヒッチ「あ……あ…………」ガクガク

ヒッチ(怖い……!この人が怖い!さっき殴られたのがトラウマになってるんだ!怖い!怖くて動けない……!)

上官A「そうそう、いい子だ」

マルロ「ヒッチ!」ダッ

上官B「待て糞ガキ!」ガシッ

マルロ「あぁ!」

上官C「この野郎!」ドゴォ

マルロ「うぐっ!」

ヒッチ「マルロ!」

上官A「じゃあ、俺は先に行ってるぜ」

上官B「さっきはよくも!」ドガッ ドガッ

マルロ「う、ヒッチ、待て!行くな!」

上官C「黙れ!」ドゴォ

マルロ「や、やめろ!」

上官B「この!この!」
ドゴォ ドゴォ

マルロ「やめろォーーーーーーーーー!」




ズンッ

上官B「は?何だ?」

上官C「おい、上官B、お前の腕に……!」

マルロ「!?」

上官B「ぼ、ボルト?と、ナット?か?」

クルクルクル

ボトッ

上官B「な……!」

上官B「うあああああああ!」

上官B「腕が!腕があああああ!」

上官C「おい!てめえ!何をした!」

マルロ「お、俺が……?俺がやったのか?」

上官C「とぼけてんじゃあねえぞこの野郎ッ!!」

マルロ「ならば……」

ズン ズン ズン

クルクルクル

パラパラパラ

上官C「ううあああああああ!?俺の体が!バラバラに!」

マルロ「凄い!わけがわからないが、この人の形をしたものを俺の好きに動かせる!」

上官B「人の形!?何行ってんだてめえ!わけのわからんことを言ってねえで早く治せよ!」

マルロ「? お前ら、こいつが見えないのか?」

上官C「ひい!気味がわりい!とっとと消え失せろ!」

マルロ「は!そうだった!ヒッチ!」ダッ

上官B「ハァー、ハァー、あ、あれ?」

上官C「治った……」

マルロ「もう俺に近づくなよォー!」ダッダッダッダッ

上官BC「ヒィ!」

上官A「残念だったなぁー、もう少しで逃げれたのによォ」

上官A「あのガキはもうすでにこの世にはいないかもなァ!」

上官A「はっはっは!さて、続きを……」

マルロ「残念だったな、あんたの勘は外れだ」

ヒッチ「マルロ!」

上官A「なっ!?なんでてめえがここに!」

マルロ「さあな……あとで上官BとCに聞けばいい」

上官A「クソ!なんだその口の聞き方は!こいつがらどうなってもいいのか!」

ヒッチ「ひぃ!」

上官A「へへへ!どうした!何とかいえよ!」

マルロ「……ヒッチ、目を閉じろ」

ヒッチ「え?」

マルロ「いいから」スッ

ヒッチ「う、うん」

上官A「ん?」

上官A「な、なんだ?」

マルロ「……何か違和感、感じないか?」

上官A「あ?知るかんなもん!」

マルロ「そうか……ならば」

マルロ「こいつがどうなってどうなってもいいなら、そいつは好きにしろ」

ブラーン

上官A「!?(なんだ?なんでこいつチ○コを持ってる!?)」

マルロ「さて、誰のだろう」

上官A「は?」

ササッ

上官A「!!」

上官A「"ない"ッ!!」

マルロ「青ざめたな……」ニヤリ

上官A「てめえ!何しやがった!」

マルロ「おおっと、早くヒッチをおいて去った方がいいぞ……」

マルロ「こいつがミンチになってもいいなら話は別だが……」

上官A「わかった!わかったから返してくれ!」

マルロ「先にヒッチをこっちに寄越せ」

上官A「わかった!わかったから!」

スッ

ヒッチ「!」

マルロ「まだ目はつぶっていろ」

マルロ「ほれ」ポイッ

上官A「うう!」スポッ

上官A「おお!……ホッ」

マルロ「妙なことをしてみろ……次は本当にそれをミンチにしてやる」

上官A「ヒィィィイイイイイ!!!」ダッダッダッダッ

マルロ「……ふぅ」

マルロ「ヒッチ、もういいぞ」

ドン

マルロ「う!?」ドサッ

ヒッチ「見るな!」

マルロ「……お前、泣いてるのか?」

ヒッチ「……っ。べ、別に怖かったから泣いてるわけじゃ……」

マルロ「……誰も怖かったからとは」

ヒッチ「う!うるさい!」

マルロ「はぁ、可愛くない奴だ」

ヒッチ「……ねぇ、あんたが何をしたのかわからないけど、どうしてあいつをボコボコにしなかったの?」

マルロ「ん?それじゃああいつと同じになっちゃうだろ」

ヒッチ「……やっぱりあんたのこと、わかんない」

マルロ「はぁ、折角助けてやったのに、可愛くない奴だ」

ヒッチ「ふん、あんたに別に好かれなくてもいいし」

マルロ「……お前、本当に――」

ヒッチ「でも」

マルロ「?」

ヒッチ「……ありがとう」ボソッ

マルロ「……ああ」

          憲兵団編 終

>>275修正

>>275の最後の
マルロ「はぁ、可愛くない奴だ」
はなかったことにしてください

いやぁ、思ったより長くなってつかれた

マルロは髪型が似てるということで常秀になってもらいましたwww

ナット・キング・コールのデザインクソカッコいいよね

って思ったら最新話で早速悪用してて笑った



本編もなるべく早く書くから待っててください、頑張ります

ズシン ズシン

ネス「…またか?右翼側の索敵は何やってんだ?」

シス「無視してこっちに来たとなると…あれも奇行種のようですね…」

女型「……」ズシン ズシン ズシン ズシン

ネス「!?(はっ!速すぎる!)」

フッ

ネス「え?」

シス「消えた?」

スパァン

ネス「」ドサッ

シス「」ドサッ

女型「……?(おかしい。さっきはもう一つ影が見えた気がしたが……まあいい、エレンを探そう)」ズシン ズシン ズシン ズシン

ジャン「くそ、何か様子がおかしい……!右翼索敵が一部壊滅だと……?明らかに異常事態じゃあないか!」

ジャン「一度にあんな数の巨人がくるなんて……」

アルミン「ジャン!おーい!」

ジャン「アルミン!無事だったか!」

アルミン「うん。それよりも、ジャン」

ジャン「何だ?」

アルミン「あの僕たちの前に見える巨人」

ジャン「あの奇行種か?」

アルミン「そう……だけど、あいつは奇行種じゃあない。エレンと同じ知性を持った巨人だ!」

ジャン「……は?」

アルミン「僕は見たんだよ。あいつの戦い方を」

アルミン「あいつは僕の班のネス班長とシスさんを、殺したのに食べなかった!」

ジャン「食べずに……殺すだけ殺して素通りってことか?」

アルミン「うん」

ジャン「一体何のために……!」

アルミン「このタイミングでの襲撃……」

ジャン「まさか……!狙いは、エレン……っつーことか!?」

アルミン「…うん、恐らくはね」

ジャン「何てこった……」

ベルトルト「おーい!」

ジャン「お?ベルトルトか」

ベルトルト「ジャン、アルミン。無事で良かったよ」

ジャン「そうだ、ベルトルト。アルミンを頼む」

アルミン「ジャン?」

ジャン「エレンのところに行って、奴の襲撃を知らせてくる」

アルミン「何だって?」

アルミン「それじゃあ、奴にエレンの場所を知らせる様なものじゃあないか!」

ジャン「あっ!危ねえ…」

ベルトルト「エレン?エレンがいた右翼側は壊滅したと聞いたけど……」

ジャン「右翼側?オレに配布された作戦企画紙では左翼後方あたりになってたぞ」

ベルトルト「え?おかしくないかい?」

ジャン「お前の覚え間違えじゃあないのか?」

ベルトルト「そんなわけ……」

アルミン「待ってよ二人とも。エレンがそんな前線に置かれるわけないじゃあないか」

ベルトルト「じゃあ…エレンはどこに……」

アルミン「…………」

アルミン「この陣形の一番安全なところにいるはず」

アルミン「だとしたら中央の後方あたり…かな」

ベルトルト「待ってくれよ、それじゃあこの作戦企画紙は……」

アルミン「恐らくは、裏切り者をあぶり出すため……」

ジャン「裏切り者!?人類の中に裏切り者が……。……っ!(そうだ!ライナーが裏切り者だったじゃあないか!)」

アルミン「うん。それ以外考えられないよ。つまり、あの巨人の正体もしくはその協力者は……」

アルミン「奴のきた右翼側にエレンがいると知らされた者の中にいるということになる」

ベルトルト「アルミン、ジャン。悠長に話してる暇はないと思う」

ジャン「! そうだったな!」

ベルトルト「やつを僕たちで足止め出来ないだろうか?」

アルミン「そんな無茶な!」

ジャン「じゃあ、奴を俺たちが足止めしている間に、お前はこっそりとエレンたちへ奴の奇襲を知らせに行けばいい」

ベルトルト「そうしよう」

アルミン「そんな……!二人は……」

ジャン「大丈夫、死にはしねぇ」

ベルトルト「……行こうか」

ジャン「おう」

アルミン「なら、フードを被るといい。あいつは僕らが誰かわからない内はヘタに殺せないハズだからね」

ジャン「……なるほど」

女型「…………!」チラリ

女型(後ろから来ているのは……く、フードを被っているせいでわからない)

ベルトルト「……!うわ!風でフードが!」パサッ

ジャン「バカ!何やってんだ!」

ベルトルト「危ない危ない……」パサッ

ジャン「クソ、顔見られてないといいが…」

女型「!(一人はベルトルトだ!何かを知らせに来たのか?)」

ジャン「それ!」パシュッ

女型(アンカーを腰に刺すつもりか)

カクッ

女型「!?(アンカーが曲がった!)」

ジャン「っしゃあ!」スパァン

女型「!(足が!)」ヨロッ

ジャン「今だ!行け!」

ベルトルト「喰らえっ!」ヒュン

女型「……っ!(ベルトルトが来る!)」

キィーン

ベルトルト「くっ!うなじが堅い!?」

ジャン「何だと!?」

ベルトルト「……中央後方」ボソッ

女型「……!」

ズシン ズシン ズシン

ジャン「急に方向転換しやがった!」

ジャン「まずい!あっちはアルミンの向かったエレンの居場所だ!」

ベルトルト「速すぎる!追いつけないよ!」

ジャン「クソ、アルミン、間に合ってくれ!」

ジャン「……というかベルトルト、うなじが硬かったって……?」

ベルトルト「うん。まるで歯が立たなかったよ……」

ジャン「そんなことが出来るとは……これは相当な強敵だぞ」

ここまで。

さて、次はいつになんだろ……。

エレン「あ!巨人がこっちに走って来ていますよ!?」

リヴァイ「……チッ」

エレン「中央まで索敵の取りこぼしが!?」

リヴァイ「(エルヴィン、やつこそがお前の探していたモノか……)」

女型「……(アルミンはどこへ行った?気づかないうちに途中で抜かしてしまったのか?)」

女型「(……いや、今はエレンに集中するべきだ。問題はリヴァイ班か。きっと皆スタンド使いなのだろう)」

女型「(私はスタンドは奥の手として取っておき、まずは巨人の力だけでエレンを奪うべきだ)」

エレン「兵長!右ですか!?左ですか!?このままじゃ巨大樹の森に突っ込んじゃいますよ!」

リヴァイ「それでいい。そのまま突っ込め」

エレン「突っ込む!?巨人はどうするんです!?」

リヴァイ「逃げ切るぞ」

エレン「逃げる……?」

リヴァイ「ああ」

リヴァイ「巨大樹の森は立体機動装置の機能を生かすには絶好の環境だ」

リヴァイ「それに、やつの相手をするのは他の奴らのすることだ」

リヴァイ「オレたちの目的は、飽くまでお前を安全に運ぶことだからな……」

リヴァイ班「……」

エレン「…わかり…ました……(なんだ!?この他の班員たちの落ち着き様は!なんでそんなに顔色一つ変えずに冷静でいられるッ!)」

女型「……(どうする?)」

女型「(いつ仕掛けるか?)」

女型「(ここでスタンド能力を全開にして攻めるべきなのか?)」

女型「(それとも……相手の出方を待つのか……)」

女型「(どうする?アニ・レオンハート。私はいまここでこいつらを全員処理できるのだろうか?)」

女型「(一体どうすれば……!)」

女型「……!」ピクッ

女型「……(これは……!)」

女型「(罠!)」

エルヴィン「撃て!!」

女型「(甘い!こんなものは楽に避けられ……!?)」

ガオン

リヴァイ「……」ニヤリ

女型「!!!??(嘘!?今確かに私は跳躍したはずなのに!元の位置に戻っているッ!!)」

ドドドドドドドドドド

エレン「まさか…あの巨人を生け捕りに…!?」

女型「くっ(まずい!捕まってしまった!何が起こった!?)」

リヴァイ「ほう…手でうなじを塞ぐか……」

コンコン

リヴァイ「かてえな……面白えことしやがる」

ミケ「なら、あれを使うのか?」

リヴァイ「ああ……その方が手っ取り早い」

リヴァイ「今からこいつの中身を守っている全てを削ぐ」

リヴァイ「この世から完全に消し去ってやる」

リヴァイ「オレの……ザ・ハンドでな」ブォン

女型「……!」

リヴァイ「ん?動揺したな?僅かだが……動いたな」

女型「……(やはりスタンド使いか!このままではやられる!)」

リヴァイ「行くぞ……覚悟しろよクソ野郎」

アニ「仕方がない」

ガオ――

スパァァァン

リヴァイ「グッ!?」

ブシャァァァァ

ミケ「リヴァイ!?」

リヴァイ「危ねえ……」ブラーン

ミケ「(リヴァイの両腕が深く抉られて今にも千切れそうだ!)」

エルヴィン「何が起こった!?」

リヴァイ「……逃げられた」

エルヴィン「!?」

ハンジ「は!?うなじからは誰も出てきていないよ!?」

リヴァイ「いや……見えないほどのスピードで、一瞬だった」

リヴァイ「一瞬のうちにそいつはうなじを飛び出し……俺の腕を切り……逃走した」

エルヴィン「まさか……」

リヴァイ「ああ……スタンド能力以外ありえねぇだろう」

ミケ「……だとしたら相当厄介だ」

ハンジ「そんな……!」

エルヴィン「やむを得ん……撤退だ!総員撤退!」

ここまで

ああ!!しまった!!深夜のノリで書くんじゃなかった!!恥ずかし過ぎ!!
ちょっと絶叫しながら飛び回ってくるからハンジのセリフ適当に違う誰かに変えといて下さい!!うあああああああ!!

すまない……やっぱ時間あけるもんじゃないね
今後気を付けます

リヴァイ「マズイな……」

エルヴィン「ああ……いつ再び奴が現れるか……いつ不意打ちされてもおかしくない状況だ」

リヴァイ「……チッ」



グンタ「どうやら終わったようだ」

オルオ「中身のクソ野郎がどんな面してるか拝みに行こうじゃねぇか」

エルド「行くぞ!」

ズバッ

ペトラ「え?」

オルオ「は?」

エルド「ん?どうしたんだおま――」

エレン「グンタさん!?」

エレン「えっ!?ちょっと…!どうし――」

ガシッ

オルオ「エレン止まるな!進め!!」

ペトラ「誰だ!!」

エルド「エレンを守れ!!」

エレン「何が起こったんです!?何も見えなかった!!」

エルド「全速力で本部に向かえ!とにかく味方の元へ!!」

ペトラ「女型の中身が!?それとも複数いるのか!?」

エレン「女型が?…そんな!!どうして!?捕まったんじゃなかったのかよ!?」

エルド「やはりか!!…来るぞ!」

エルド「女型の巨人だ!!」

エレン「今度こそやります!!オレが奴を!!」

エルド「だめだ!!俺達3人で女型の巨人を仕留める!エレンはこのまま全速力で本部を目指せ!!」

エレン「オレも戦います!」

オルオ「何だてめぇ…俺達の腕を疑ってんのか!?」

ペトラ「そうなのエレン?私達のことがそんなに信じられないの?」

エレン「…!」

エレン「我が班の勝利を信じてます!!ご武運を!!」

ゴオォオォオォォオォ

エルド「うおおお!」

スカッ

エルド「クッ!避けられた!」

女型「(ふん……遅い遅い)」

オルオ「……だが目を潰すことに関しては成功したがな」

女型「……?(え?)」パチン

オルオ「『柔らかくてそして濡れている』……お前から『視力』を『奪った』」

トーキングヘッドじゃ戦力にならんやろwwwwwwwww

ウゴォォォォオオオオオ

エレン「!」

エレン「女型の悲鳴ッ!いいぞ!上手くいってるみたいだ!」

エレン「あいつを捉えることが出来れば……!オレたちはまた!自由に一歩近付ける!!」

ゴォォォオオオオオ

ジャン「おい!エレン!」

エレン「ジャン!」

ミカサ「エレン?班の人たちは?」

アルミン「エレン!!何故単独行動を?」

エレン「お前ら!!」

サシャ「おーい!」

ミーナ「エレーン!」

エレン「今、リヴァイ班の兵長とオレを除いたメンバーで女型を叩いている」

エレン「あの人たちなら大丈夫だ」

ベルトルト「……本当に任せても大丈夫なの?」

エレン「ああ!リヴァイ班の精鋭達だ!任せても大丈夫だろう」

ミカサ「本当に無事でよかった」

エレン「お前らこそ無事で何よりだ」

ジャン「おい、さっさと本隊に合流しようぜ」

エレン「おう!」





ガキィィン

エレン「え?」グラッ

ドサッ

ミカサ「エレン!!」

ベルトルト「……流石ミカサだ」

エレン「何が……グッ」ドクドク

ミーナ「え?え?」

サシャ「何が起こったんですか!?」

ジャン「おい!ベルトルト!なんでてめえがブレードを構えてんだ!」

ベルトルト「……次はしくじらない」

アルミン「ベルトルトが……エレンを攻撃した?」

ミカサ「何とかブレードの軌道を逸らしはしたけど……」

ミカサ「アルミン!早く手当てを!!」

アルミン「う、うん!」

ジャン「お、おい!ベルトルト!どういうつもりだ!?」

ミカサ「ジャン!危ない!!」
ドン

ガキィイイン

ジャン「!?」
ドサッ

ベルトルト「……チッ」

ミカサ「……ベルトルト、あなたの卒業時の成績は3位だけど」

ベルトルト「本気は出していない、かな」

ミカサ「そう……。ならば私も……本気を見せてあげよう」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣

サシャ「あ、あの、ベルトルトは……敵だったってことですか?ライナーみたいに」

ミーナ「信じたくはないけど……そうなんだ、と思う」

凄いおそくなってすまなかった
しかしもう俺は眠気に負ける
それはそうと、八木山夜露の能力が気になって夜も眠れない

ミカサ「残念ながら、手加減は苦手」

ミカサ「生け捕りではなく…殺してしまうと思う」

ベルトルト「随分と舐めた事を言ってくれるじゃあないか…」

サシャ「わっ私たちはどうすれば!?」

ジャン「下手に加勢しても邪魔になるだけだ。ここはジックリと隙を狙おう」

ゴッ

ミーナ「動いたッ!」

ミカサ「……ッ!フッ!」キィン キィン

ベルトルト「うっ……ッ!」キィン ガキィィン

ジャン「す、凄え……」

ミカサ「……クッ(やはりベルトルトは相当のやり手。しかし……)」キィン キィン

ミカサ「(キラー・クイーン、第一の爆弾)」

ベルトルト「ッ!!」チラリ

サッ

ミカサ「ッ!(キラー・クイーンの手を見て避けた!やはりベルトルトもスタンド……)」

ズズズズズズ

ミカサ「うっ!?」ドバァ

ジャン「ミカサッ!」

ミーナ「吐血ッ!?」

ベルトルト「君の能力は…触れなければ怖くない」

ベルトルト「違うかい?」

ミカサ「ゲホッ」ドバァ

ジャン「大丈夫か!」ゴォォォ

プッ プッ

ジャン「!?」

ブチブチブチブチ

ジャン「うおおおおおおおおお!!」

ジャン「ガッ……ガボッ!!(体から無数の針が……!)」


ミーナ「な、何が起きているの!?」

サシャ「近付いたらやばそうです!」

ミーナ「でも私たちの能力じゃあ近付け――」

ギャル ギャル ギャル ギャル

ベルトルト「!?(手に穴が!?)」ブシャアァアアアア

エレン「……タスクッ!」

ベルトルト「クソ!(穴が移動するとは!磁力を操っても効果が無い!)」パシュッ

エレン「うおおおおおおお!!!」ドバッ ドバッ ドバッ

ギュゥゥーーーーーン

ミーナ「ベルトルトが移動した!サシャ!今のうちに2人を!」

サシャ「はい!わかってます!」

サシャ「スティッキー・フィンガーズ!ジッパーによる高速移動です!」

ベルトルト「うぐっ!(よけきれない!)」

ベルトルト「…こうなったら仕方がない」

ガリッ

カッ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月21日 (月) 00:48:48   ID: YPGSMXSQ

タスクact4「チュミミーーーン!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
ジャイロ「本当に期待だ、今は期待しかないよ」

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