エレン「友達ができない」アニ「友達が欲しい」(124)

〜訓練兵団 入団日〜

エレン「ミカサ、アルミン、今日から俺たちは訓練兵だ。この日をずっと待っていた……」

エレン「しかし、他の同期はどうだ?憲兵団を目指すフヌケ野郎どもばかり…正直俺は幻滅した」

エレン「だけど、俺たち三人は違う!他のヤツらなんか構うもんか!俺たちは調査兵団目指して、一緒に頑張っていこうぜ」

エレン「俺たちで巨人を駆逐してやるんだ!」

〜一ヶ月後〜

ミーナ「ミカサー!立体機動のコツ教えてよ!」

サシャ「ミカサッ!パァン下さい!」

マルコ「アルミン、一緒にレポートまとめようよ」

コニー「アルミン〜!助けてくれぇ!教科書の漢字にフリガナふってくれぇ!」

ワイワイ キャッキャッ

エレン「」ポツン

エレン「友達ができない……」

モブ女A「ミカサってすごいよね!何でも出来るし」

モブ女B「うんうん!クールだけど優しさもあって…私そっちの気ないけどドキドキしちゃう!」

モブ女C「わかるわ〜、ホント素敵だよね」

モブ女達「「「友達になりたい同期NO.1!」」」

モブ女A「あとあのアルミン!最初の座学試験で歴代でもトップクラスの点数だったでしょ」

モブ女B「そうそう!しかもそれを鼻にかけないし」

モブ女C「聞いても嫌な顔しないし、教え方もうまいし!」

モブ女達「「「そして、何より可愛い!」」」

モブ女A「それに引き換えあの男…」

モブ女B「名前なんだっけ?…ヘタレンだっけ?」

モブ女C「あぁ、確かそんな感じ。出身が同じだからっていつもあの二人と一緒にいて…」

モブ女A「そのくせ一番威張っててさ、何様?って感じ!」

モブ女B「しかも入団したての時に『俺は巨人をくちくしてやるぅ〜』とか叫んじゃって」

モブ女C「そうそう〜!最初の姿勢制御試験もギリギリ合格だったくせに」

モブ女達「「「超ウザいんですけどぉ〜」」」

エレン「」ワナワナ

エレン「お前ら!言いたいことあるなら面と向かって言えよ!」

モブ女A「きゃっ!」

モブ女B「何よ!いきなり叫ばないでよ!」

モブ女C「別にあなたの話してたわけじゃないんですけどぉ〜?」

エレン「あぁ?嘘つくなよ!俺の話してたじゃねぇか!」

モブ男D「おいおい、女相手にいきり立ってるんじゃねぇよ」

モブ男E「そうだぞ、兵士を目指す者として恥ずかしくないのか?」

モブ男J「しかもお前、いつもミカサと一緒にいて羨ましいんだよ!」

エレン「な、なんだよ、お前ら…」

ギャーギャー!

エレン「くそっ!もういい!」

オッ ニゲタゾ!
ハハハハハ!

〜数日後〜

ミカサ〜!
アルミン〜!
キャッキャッ!

エレン「」ポツン

エレン(はぁ…確かに元々友達多かった方じゃないけど、ここまで孤立するとはな…)

エレン(ミカサもアルミンも俺に合わせてくれてたのかな…?)

エレン(その証拠にあいつらはすでに人気者だ)

エレン(俺があいつらの友達作りを邪魔してたってのか?)

エレン(くそっ!訓練しに来てんのに、なんで訓練以外でこんな惨めな思いしなくちゃなんねぇんだ!)

エレン(……寂しいな)

アニ(あっ!あいつ、今日も一人だ)チラッチラッ



ーーー
ーーーーー

ライナー『いいかアニ、同期と仲良くなってもいいが、あんまり深い付き合いにならないようにな。…辛くなるのはお前だぞ』

ベルトルト『そう、それにバレるリスクも上がるし…付かず離れずってくらいがちょうど良いと思うよ。あと僕らとの接触も極力避けるようにね』

ライナー『まぁ、ともかくうまくやろう』


ーーー
ーーーーー

アニ(って入団初日にライナーたちから言われた)

アニ(とは言え、うまくなんかできっこないさ)

アニ(元々、友達なんてあいつら以外いなかったし…)

アニ(でも友達欲しい)

アニ(お昼一緒に食べたり、休みの日に遊んだりして、キャッキャッしたい)

アニ(ただ、うまくやるとか以前に、自分から話しかけられない…何話せばいいんだろ?)

アニ(急に話しかけて変なヤツとか思われないかなぁ?うまく笑えるかなぁ?)

アニ(ってマゴマゴしてたら、一ヶ月経ってた…)

アニ(もうすでにグループが出来つつある)

アニ(これはやばいやつだ!)

アニ(こういうことに疎い私でもわかる)

アニ(このままだと一人のままだ)

アニ(もう迷ってる暇はない。一刻も早く行動に移さなくてはいけない)

アニ(しかし、すでに出来ているグループに入り込むのは厳しい)

アニ(というか無理だ)

アニ(きっと『なんだこいつ、いきなりグループ入ってきやがって』とか思われる)

アニ(想像するだけで恐い…恐すぎてもはや笑えてくる)ニヤ

オイオイ! コオリノオンナガ イキナリ ニヤケタゾ
コワッ!
チカヅカナイヨウニ シヨウ…

アニ(なので、話しかけやすいターゲットを探すことにした)

アニ(そしてそれは簡単に見つかった)

アニ(そう、あの男…エレン・イェーガーだ)

アニ(身長170cm 体重63kg シガンシナ区出身 ミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトも同郷。10歳の頃に巨人に襲われ、その際家族を殺される。口癖は駆逐してやる。姿勢制御試験では最初、ひどい結果だったが後々、器具の故障のため判明。無事合格。調査兵団を希望しているためか、あだ名は死に急ぎ野郎。その他、情報としては…)スラスラ

アニ(…ふぅ、これしか情報がない。あと、嫌いな食べ物は見たところ人参のようだ。これは私が食べてあげられる。大きなアドバンテージだ)

アニ(正直、情報量は心もとない)

アニ(だが、いつまでもこうしてはいれない)

アニ(このままでは状況は変わらないんだ!)

アニ(さぁ!今日こそ話しかけるぞ!)

アニ(一週間が経ってしまった…)

アニ(まだ話しかけられていない)

アニ(うぅ…なんで私はこんなに臆病なんだ)

アニ(でもいい加減行動に移さないと…)チラッ

エレン「」ポツン

アニ(……)

アニ(よよよよ、よし!い、いくぞ!アニ・レオンハート!)

このエレン強くなりそう

エレンがぼっちのパターンは珍しい
期待

ヤバイエレンが中学生の頃の俺と同じ境遇だ期待


そのあともぼっちだったけど

今のエレンよりさらにメンタルが強化されてそうw

なんでか調査兵団に入って友達のいないリヴァイと仲良くしてる光景が見えた

情報量多すぎワロタ

続きはよはよ

思ったんだけどここミカサは構ってないのか?いつもエレンが鬱陶しく感じる程そばにいるのに

まぁ原作ではミカサだけじゃくてジャンに引かれるほどアルミンもエレンにべったりだけどな

アニ「あんた、いつも一人だね(よ、よし!声裏返らなかった!)」

エレン「あ?」

アニ「友達いないの?(私もいないんだ!仲間仲間!)」

エレン「あぁ?」

アニ「だから友達いないから一人なのって?(やった!本に書いてあった会話のキャッチボールってのが出来てるよ)」

エレン「」チラッ

ミカサ〜!
アルミン〜!
キャッキャッ!

喧嘩売ってるようにしか思えんwww

あかん

アニがんばれ

コミュ障二人とか明るい未来が見えない
支援

アニコミュ障だなww

アニ頑張れ

何かこの二人応援したくなるな〜

それはキャッチボールじやないよ…

エレン「……そうかもな」

アニ「ふ〜ん(あ!次のセリフ考えてなかった…や、やばい)」アタフタ

エレン「で、なんだよ?一人ぼっちな俺を笑いにきたのか?」

アニ「別に(良かった!キャッチボール続行!)」

エレン「は?何なんだよ、よくわかんねぇ奴だな。用がなきゃあっちいけよ」

アニ(こ、ここ?ここで言うべき?)

アニ「い、いや、私も一人だからさ、一緒にご飯…アルミン「エレーン!」

リア充は引っ込んでろ!

アニきゃわわ

頑張れアニ

勝負は今!!ここで決めろ、アニ!!

アニちゃんが勇気出してんだから空気読んでくれよ座学トップさんよ

アルミン「ごめんよ!今日の座学の件捕まっちゃって」

ミカサ「エレン、一人にしてしまってごめんなさい」

エレン「お前ら…」パァッ

エレン(はっ!)

エレン「……なんだよ、お前ら。別に俺と一緒にいなくてもいいんだぞ」

エレン「…嫌われ者の俺に無理して合わせるのも疲れただろ?」

アルミン「エ、エレン?」

エレン「もう俺に構うなよ!俺なんか邪魔者なんだろ!」

ミカサ「エレン!何言ってるの?そんなこと私たちが思うわけないでしょ?」

エレン「うるせぇ」ダッ

アルミン「あ!エレン!」

ミカサ「どこ行くのっ!」

アニ(あぁ、惜しかったなぁ…でも話すこと出来たし、大進歩だよね。きっと友達になる日も近い!)

アニ(って、エレンどっか行っちゃったけど、大丈夫かな?どうしよ…とりあえずついていってみよう)

すいません、ID変わってますが1です。
続き、ちょっとずつ載せてきます。

期待

期待

〜外〜

エレン「…あぁ、最悪だ…。勢い余ってあいつらにあんなこと言っちまった」

エレン「ミカサもアルミンもあんなこと考えるわけないのに…」

エレン「一人の寂しいイラつきをそのままぶつけちまった…」

エレン「情けねぇ…」

アニ(あ、いたいた)コソコソ

エレン「くそっ!なんで俺はこんななんだ…」

アニ(どうしよ?話しかけた方がいいかな?)

アニ(なんか落ち込んでるみたいだし、さっきの話し方とは変えて、ハイテンションでいったらどうなるかな?)

アニ(『私、アニ!お友達になろうよっ!』くらいやった方がフレンドリーでいいかも!)

アニ(私に出来るかな?ちょっとイメトレしよう…)

エレン「あぁ、ホント情けねぇ。あいつらがいなきゃ俺は何にもできねぇのか…」

アニ(……うんうん、いい感じ!いけそういけそう!)

エレン「俺はこれからどうすれば……」

wktk

サシャならパン1つから友達(主従)関係が気づけそうな気がするんだがどうだろう?

期待

このアニ可愛らしいな

アニ(す〜は〜す〜は〜、よし落ち着け落ち着け)

エレン「このままじゃダメだ。そう、このままじゃ…」

アニ(よしよしよ〜し!いくぞいくぞ〜)

エレン「……よし、決めたぞ!俺は変わる、変わってやる!」

エレン「まずはあいつらに素直な気持ちを話してから謝ろう。そこからスタートだ」

アニ(よし!いくぞ!3、2、い アルミン「エレンー!」

アニ頑張ってるのに、リア充空気よめよーw

いいね

アルミンほんと一週間くらいどっか行ってて

ミカサ「良かった…見つかった」

エレン「ミカサ!アルミン!」

アルミン「エレン、ゴメンよ。君の気持ちも考えずに…」

ミカサ「エレン、ごめんなさい。私は自分が情けない」

エレン「いや、俺が悪かったんだ。ごめんな、二人とも。変なこと言っちゃって」

エレン「さっき言ったこと忘れてくれ。俺はミカサとアルミン、二人を心から信頼してる」

エレン「そして二人がいてくれるから、信頼してくれるから……俺は頑張れる」

アルミン「エレン…」ウルッ

ミカサ「エレンッ」ブワァッ

エレン「だからこそ、二人に甘えてるだけじゃダメなんだ」

エレン「俺、変わるから。他の同期のやつらにも信頼してもらえる男になる!」

あに(´;ω;`)

アルミン「エレンなら大丈夫だよ。僕が保証する!」

ミカサ「エレン、自信を持って。あなたは本当に素敵な人。なので大丈夫(もしなれずに戻ってきたら、全人類分の愛情で癒してあげよう)」

エレン「俺は巨人を駆逐する!」

エレン「が、その前に、友達をいっぱい作ってやる!」

アニ(ここ!ここに第一候補がいるよっ!)

頑張れアニ(´;ω;`)

アニ・・・

〜格闘訓練〜

エレン(アルミンが教えてくれた)

アルミン『いきなり話しかけるのはハードルが高いから、訓練をきっかけに話してみるといいよ』

エレン(それなら自然に声をかけられるし、成績良い奴と組めば効率もあがって一石二鳥だ。やっぱアルミンはすげぇ)

エレン(よし、そうと決まれば…)

アニ(…)ウロウロチラチラ

アニかわいい

エレン「あ〜、ちょっといいか?」

ライナー「お、おぉ」

アニ(エレン違う!それは私じゃなくてゴリラだよ!)

エレン「ライナー・ブラウンだよな?」

ライナー「そうだが。お前は…エレン・イェーガー、だっけ?どうした?」

エレン「俺と格闘訓練のペア組んでくれないか?」

ライナー「構わんが、なんで俺なんだ?」

エレン「…いや、ライナーって成績いいだろ?そういう奴と組んで、一刻も早く強くなりてぇんだよ」

ライナー「そりゃ光栄だが、他にも強い奴ならいるだろ、それこそお前の幼馴染とか」

エレン「あいつは関係ねぇだろ!……いや、悪い、違うな」

エレン「ここだけの話、ぶっちゃけ、幼馴染で女のあいつに負けてるのが悔しい」

ライナー「なるほどな」

エレン「恥ずかしい話だけどな」

ライナー「いや、わかるぜ。俺もちょうど同郷の幼馴染の女で、そんな奴がいるからな」

エレン「へぇ、そんな奴がいるのか」

アニ(私!それ私!)

ライナー「まぁいいや。やろうぜ、エレン。強え女どもにひと泡吹かせるため、俺たちも強くなろう」

エレン「ははは!そうだな」

ライナー「俺の同郷で、ベルトルトって奴がいるんだが、今度そいつを紹介するよ」

エレン「あ〜、あのデカイ奴か?」

ライナー「そうだ、あいつもいい腕してるし、いい訓練になると思う」

エレン「ホントか!ありがとな、ライナー」

アニ(いいないいな!)

ライナーニキお願いだからアニを紹介してあげてよ

〜集団訓練中〜

エレン「あぁ、また集団模擬戦で負けちまった!…ん?」

マルコ スゴイネ!
マルコノチームハ
イツモ ジョウイニイルネ

エレン「ちょっといいか?」

マルコ「ん?なんだい、エレン君」

エレン「あぁ、マルコの班っていつも上位にいるよな」

マルコ「いやぁ、たまたまだよ。班員も頑張ってくれるし」

エレン「そうかなぁ、なんかまとまりみたいなのがある気がするんだよな」

エレン「俺の班は逆な感じだ…何でだと思う?」

マルコ「そうだね、怒らないで聞いて欲しいんだけど…エレン君は班長でもそうじゃなくても、いつも先頭で突っ込んでいくよね?」

エレン「あぁ、そうかも」

マルコ「もちろん、それが必要な時もあるんだけど、基本的に班長は全体を把握できるポジションにいるのが原則だ」

エレン「全体を把握か…」

マルコ「そう、なるべく後ろでどっしり構えてる、みたいな」

エレン「そっか、なるほどな!そう言われてみれば、あんまり後ろで構えてることないな、俺」

マルコ「まずは班員を先に行かせるように心掛けてみたらどうかな?」

エレン「おう、やってみる!」

マルコ「エレン君は本当に向上心が高いね。そうだ、もし良ければ班指揮の初歩が書いてある本を今度貸してあげるよ」

エレン「ホントか!?ありがとな、マルコ!あ、あと君付けず、エレンって呼んでくれよ」

マルコ「うん、よろしくね、エレン!」

エレン「おう!」


アニ「私が班長になるといつもビリなんだけど、なんでかな〜(小声)」ボソッ

アニがコミュ障過ぎて心が痛い

これはかわいい

コミ障だからだろwww

コミュ障アニかわいいけど自分を見ているようで胸が痛い

サシャみたいな明るい子より、アニみたいなコミュ障が好き

〜食事中〜

サシャ「ちょっと!残すなら、そのパァンもらっていいですか?」

エレン「え、俺?」

サシャ「そうです!エレン、ですよね?」

エレン「そうだけど。ってかこれ残してるわけじゃなくて、この後食べるんだけど…」

サシャ「そうですか…」ショボン

エレン「ってかサシャって本当に食いしん坊だな」

サシャ「食事の時間が私の人生にとって一番の時間ですから」

エレン「それもすげぇな。…あ、じゃあさ、今度の行軍訓練の時、勝負しようぜ!」

サシャ「勝負?」

エレン「あぁ、勝った方に負けた方がパンあげるって勝負」

サシャ「!いいですね!そんな素敵な思いつきができるとは、さてはエレン、天才ですね」

エレン「この程度で褒めすぎだろ!ってかまだお前が勝ったわけじゃないぜ」

サシャ「私、食べ物がからんだ勝負で負けたことありませんよ」ドヤァッ

エレン「げ、マジかよ…失敗したかな」

サシャ「ちょっとエレン、男に二言はありませんよ!」

エレン「わかってるよ」

コニー「おいおい、なんか面白そうなこと話してるな!俺も入れてくれよ」

エレン「あぁ、いいぜ!コニー・スプリンガー、だよな?」

コニー「そうだ!疾風の小坊主、コニー・スプリンガーとは俺のことだ!」

サシャ「コニー、ただの小坊主としか言われてないじゃないですか」

コニー「うるせぇ!今名付けたからな、これからだ!」

エレン「なんだそれ、今付けたのかよ」

コニー「そうだ!さぁ早速呼んでくれて構わないぜ、エレン」

エレン「呼ばねえよ」ハハハハ!

アニ「あ〜、私もその勝負、一緒にやってもいいけど?(小声)」ボソッ

ア〜ニ〜〜…

なぜこのコミュ障が憲兵団に入ったのか

〜それからしばらく…〜

サシャ「エレン!一緒にご飯食べましょう!」

ミーナ「私も入れて〜!」


コニー「エレン!みんな誘って野球やろうぜ!」


ベルトルト「エレン、今度一緒に格闘訓練組んでくれないかい?君の動きは読みづらくて、良い訓練になるんだよね」

エレン〜!
キャッキャッ

アルミン「いやぁ、一時期はどうなることかと思ったけど、エレンもすっかりみんなと打ち解けられたみたいで、本当に良かった」

ミカサ「エレンがみんなといるせいで、最近エレンと一緒の時間が少なくなって私はちょっと寂しい」ショボン

アルミン「あはは、ミカサらしいね(そういう僕もちょっと寂しいかな、ふふふ)」

エレン「ミカサ!アルミン!」

アルミン「やぁ、エレン。いいのかい?みんなとご飯食べなくて」

エレン「あぁ、たまには三人だけで飯食いたくてな!」

ミカサ「エレンッ」ブワワワッ

エレン「あ〜……二人とも本当にありがとうな」

エレン「いい仲間がいっぱい出来た」

アルミン「ははは、僕らは何もしてないよ。エレンが変わったからさ」

ミカサ「そう、エレンの頑張り。本当に素敵(そして大好き、超愛してる)」

エレン「いや、変われたのもその間見守ってくれてた二人のおかげだ、本当にありがとう。あと…これからもよろしくな」

アルミン「エレン」ウルッ

ミカサ「えれぇん〜っ!」ズビズバー


アニ(…)ポツン

アニ(´;ω;`)

(´;ω;`)

(´;ω;`)

こんなかわいいぼっちを104男は何やっとんねん

アニ(あれ?おかしいな、まだ私エレンと友達になれてないよ?)

アニ(最初に一人ぼっちだったエレンに話しかけたの私だったよね?)

アニ(あの後すぐ話しかけてくるものと思ったのに……)

アニ(なんでだろう?………)

アニ(そうか!)

アニ(最初に話しかけた私はとっておき!最後にとってあるんだ!)

アニ(さてはエレン、好きな物は最後に食べるタイプだな…覚えておこう)メモメモ

アニ(そうといっても、エレンの中で変にハードルが上がってないか心配だな)

アニ(私はいつでもウェルカムなんだけど…)

アニ(何かきっかけを作ってあげた方がいいのかな?)

アニ(…)

アニ(……ライナーに手伝ってもらおう)

今度こそ上手く行くといいな…

アニ「ライナー、ちょっといい?」

ライナー「おぉ、どうした?お前から話しかけてくるとは珍しいな」

アニ「ちょっと協力して欲しいことがあるんだけど」

ライナー「協力?何のだ?」

アニ「……友達になりたい奴がいるんだけど」

ライナー「友達になりたい?氷の女って呼ばれてるお前がなぁ」ニヤッ

アニ「それなんでそう呼ばれてるか知らないけど、あんま好きじゃない」

ライナー「あぁ、悪い悪い。で、誰と友達になりたいんだ」

アニ「エレン・イェーガー」

ライナー「…あいつか」

アニ「ダメかな?」

ライナー「いや、いいと思うぞ。真っ直ぐな奴だから周りから誤解されやすいが、俺は好きだな」

アニ「そう(やっぱ私見る目ある!)」

ライナー「で、どう協力して欲しいんだ?」

アニ「具体的にはまだそこまで決まってないんだけど…」

ライナー「構わないさ、一緒に考えてやるよ」

アニ「ありがと」

アニ「まずね、格闘訓練の時、ライナーはエレンと組む。その時注意して欲しいのは、あんまり親しくしないこと。私のインパクトがなくなるからね。あくまでたまたま、組む人がいないから仕方なくって感じに。それでしばらくしたら、私にちょっかいを出してくる。それで……」ペラペラペラペラ

ライナー「お、おぉ(策士だ、策士がいる)」

アニ「って感じなんだけど、どうかな?ちょっと適当すぎるかな?エレンは訓練への意欲高いから、格闘術得意な私と組むのは喜ぶと思うんだけど…」

ライナー「完璧」

まさか背後にこんな策略があったとはな

頑張れアニ!(´;ω;`)

頑張れ!

おいちゃんが友だちになったげよう ほらおいで

真摯に協力してくれるライナー兄貴さすがやでぇ

頑張れ!(´;ω;`)

ここまでアニを応援したくなるssは初めて

〜格闘訓練〜

エレン「ライナー、今日もよろしくな!」

ライナー「あぁ(よし、エレンと組めたぞ。あとはアニの下へ。で、肝心のあいつはと……)」

アニ「コホンッ…」ウロウロチラチラ

ライナー(ぶっ!こっちバッキバキに意識してんな、笑える)

アニ(ライナー、早く〜!教官に見つかったら怒られちゃうよ!)

原作に忠実だな(適当)

ライナー「エレン、あれを見ろ」

エレン「あぁ…アニか。また教官にバレないよう上手いことサボってるな」

アニ(あっ、エレンがこっち見た!)ドキドキ

ライナー「よーしエレン、あの不真面目な奴に説教だ。兵士とはどうあるべきか…教えてやろうじゃないか」

ライナー(よし、アニ今連れてくぞ。準備しとけよ)

アニ(あっ!こっち向かって来た!うぅ…緊張してきた…)

なにこの可愛い動物

ライナー「教官の頭突きは嫌か?それ以上身長縮めたくなかったら真面目にやるんだな」

アニ(ライナー!なんでエレンの前で身長のこと言うのよ!そんなことわざわざ言わなくていいでしょ!)ギロッ

エレン(すげぇ怒ってる…いつも怖い顔して、やたらウロウロしてると思ってたけど…本当に怒った顔は比じゃねぇな)

ライナー「そら!始めるぞエレン!(さぁ、アニ。ここからはどうするか知らんが、これでいいんだよな?)」

アニ(よ、よし、やっとここまできたね。…まったくエレンは、女の子に手間をかけさせて困るなぁ!)

エレン「アニ?この訓練のやり方は知ってるだろ?」

アニ(エレンが私の名前呼んだ!///)

エレン「行くぞ!」

アニ(来て!)

バキッ!

ミカサ「来たよ。エレン」

エレン「んな…何だ…足蹴られたのか?」

アニ「もう行っていいかい?(よよよ、よし!きっかけは作れた!今日のところは充分の戦果だね!というか、もう恥ずかしい…///)」

ライナー「ま、まだだ!短刀を取り上げるまでが訓練だ(おい、アニ!これが正解か?正解なのか?お、俺には全くお前のビジョンが見えん。とりあえず続けた方がいいんだよな?)」

エレン「おい!ライナー、ちょっと待てよ」

アニ「はぁ……(なるほどね、ライナー。もう一押ししておけってことね。よし、頑張る!)」ザッザッ

エレン「ま、待てよアニ!これにはやり方があるんだって!」

エレン「もがっ!!」バキッグルッドサッ

ライナー「……(おいー!なんだこれ!いいのか?本当に友達になる気あるのか?)」

アニ「はい、次はあんたが私を襲う番だね(よし、せっかくだからライナーも倒して、エレンに私の格闘術をアピールしよう!)」

ライナー「い、いや…俺は…」

エレン「やれよライナー。兵士としての責任を教えてやるんだろ?」

ライナー「……あぁ、兵士には引けない状況がある。今がそうだ(絶対違うけどな!)」

アニ(ライナー、ありがと!)ウインクッ

バキッグルッドサッ ウワッー

ウインクッ
かわいい///

アニ「ライナーありがと。これでもうエレンと私はほぼ友達」

ライナー「あ、あぁ…良かったな…(俺には、エレンをしばき倒して無愛想に去って行ったようにしか思えないが…)」

アニ「あとは最後の仕上げ。これが終われば私とエレンは晴れて友達になる」

ライナー「そ、そうか。で、最後はどうするんだ?」

アニ「え、言わないよ。恥ずかしいじゃん」

ライナー「あ、あぁ、悪かったな(大丈夫か?大丈夫なのか?)」

アニ「あぁ、次の格闘訓練が楽しみだなぁ〜!」

〜格闘訓練〜

アニ(よし…今日こそ…。友達になるための最後の布石だ!頑張るぞ、アニ・レオンハート!)

エレン(さ、今日は誰と組むかな。今日はベルトルトにするか)

アニ「ちょっと(ファーストコンタクト成功!)」

エレン「あぁ、アニか(うわ、なんだよ…相変わらず怖え顔だし、何考えてるかわかんねぇ)」

アニ「あんた、ちょっと相手しなよ(誘えたー!やればできるじゃん!アニちゃん!)」

エレン「あ、あぁ、いいぜ(うっわ…この前の件、まだ根に持ってるのか?嫌だなぁ〜)」

アニ「じゃあほら、やるよ(やったぁ〜!ペア組めた!嫌がられなくて良かった〜…)」グスッ

アニ「……」

エレン「……」

エレン(なんだこいつ、何も話しやしねぇ…)

アニ(あぁぁぁ、いざとなったら何喋ればいいかわからないっ〜)アタフタ

エレン「(しょうがねぇ、俺から話すか)しかし、どうだ俺の蹴り技は?この前お前に食らってから、見よう見まねで使ってるが、なかなかじゃないか?」

アニ「は…(会話始まった!ちゃ、ちゃんと喋るぞ)」

アニ「全然駄目、まったくなってない(うんうん、ちゃんとアドバイスで出来た!)」

エレン「何だよ…どこが悪いって言うんだ?(くっそ、偉そうだな)」

アニ(聞かれたっ!コツ聞かれたっ!ここで決めるよ)

アニ「そんなにこの技が気に入ったんなら」

アニ「……教えてやってもいいけど?」


エレン「え?やだよ。足蹴られんの痛いし」


アニ「遠慮なんかしなくていいって(これでやっと友達だよ!)」


おわり

アニ可愛かった
おつかれ

アニがコミュ障すぎてかわいいなwww

乙!可愛いし面白いかった!

乙!
可愛かったぜ

以上になります。

これがSS二作目です。

一作目は、

エレン「俺の誕生日?」

という作品です。
もし良ければこちらもご覧下さい(アニがこの作品と同じような性格しています)

読んでくれた方、コメントくれた方、ありがとうございました。



アニかわいい


またかわいいアニを頼んます!

おつおつ

エレンとアニがお互いに友達になろうと、擦れ違いつつも奮闘するのかと思いきや、エレンが早々にリア充になったなww

会話のキャッチボールというか会話のホームラン合戦だったな
でもアニ可愛いかったからどうでもいいや
乙乙


何この微笑ましい裏話

結局アニはなんも成果残せてないのな

全俺が泣いた(´;ω;`)

アニちゃん、私とお友達になりましょう(´

アニ可愛い
http://i.imgur.com/WxlDSrR.jpg

エレアニは至高

続編希望

日本の全コミュ障が泣いた

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