栗田「何言ってるのよ、山岡さん！初回予約５０万本を達成した大人気ゲームよ！クソゲーなんかじゃ無いわ」

山岡「ふん、予約本数だけでゲームの良し悪しが決まるものかね。」

　　「発売一週間で半値になるようなゲームのどこが大人気ゲームだ。」

　　「スピードワゴンはクールに売るぜとはこれまた皮肉なもんだ。」

栗田「で、でも　安く出まわるほうが大勢のジョジョファンが楽しめるじゃない！」

山岡「ジョジョASBの限定版は予約開始と同時に売り切れるほど人気だったが蓋を開けてみれば、

　　　http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00APVDHLI/ref=noref?ie=UTF8&psc=1&s=videogames

　　　こんなもんさ。

　　　初回購入特典の吉良吉影が転売厨を大爆死させたのはスカっとしたがね。」

山岡「良いゲームは手元に置いておきたいと思うが、そうでなければ売ってしまう。

　　　アニメから入ったようなにわかジョジョファンには嬉しいスピードワゴンだな。」

　　　そもそもこのソフトはゲーム性が酷いんだ。だからすぐに売られてしまった。

　　　元々の挙動はもっさり、オンライン対戦に至っては舌にまとわりつくようなねちっこさだ。

　　　格ゲー本来の爽快感が全くもって失われている。これでは格闘ゲームとは呼べないね。」

栗田「で、でもバンダイの社長は究極のジョジョゲーが出来たと言っていたわ、格闘ゲームとは違うのよ！」

山岡「よっぽど自信が無いからそんな言葉で濁したんだろう。

　　　これをプレイした後、PS2の５部のゲームがいかによく出来ていたゲームだったかが分かったくらいだ。

　　　一人用ゲームとして見ても紙芝居ですらないストーリーモードをクリアするのはあっという間。

　　　申し訳程度のやりこみ要素として作られたであろうキャンペーンモードは、課金システムまで導入している。

　　　CPUのAIも貧弱でゲームとして完成してない。欠陥をさらにマイナスで補うとはクサレ脳みそとしか思えないね。

栗田「格ゲーの魅力はシングルプレイじゃなくて、対人戦だわ！

　　　シングルプレイの出来は格ゲーとは関係ないはずよ！」

山岡「そんなに言うなら明日の午後俺につき合ってもらおう、おまえに本物の格ゲーがどんなものか教えてやる。」

栗田（何よ山岡さんたら・・・売れているゲームに僻んでいるだけじゃない・・・）

栗田「格ゲーの魅力はシングルプレイじゃなくて、対人戦だわ！

　　　シングルプレイの出来は格ゲーとは関係ないはずよ！」

山岡「そんなに言うなら明日の午後俺につき合ってもらおう、おまえに本物の格ゲーがどんなものか教えてやる。」

栗田（何よ山岡さんたら・・・売れているゲームに僻んでいるだけじゃない・・・）

山岡「おまたせ栗田くん。このゲームをやってごらん。」

栗田「いいけど・・・ネット対戦のゲームなんてあまり出来栄えは変わらないと思うけど・・・」

カチャカチャカチャカチャ・・・

栗田「嘘っ！すごくなめらかな動きで全くラグを感じないわ！

　　　まるでオフライン対戦みたい！」

山岡「それでも電波はMAXじゃないんだ。だがこのゲームが特別すばらしい回線を持っているわけじゃない。

　　　これが普通の格闘ゲームのレベルなんだ。コレを見てみればいかにあのゲームが酷いかわかるだろう。」

栗田「確かにそうね・・・こんなに格闘ゲームがなめらかに動くものだとは思わなかったわ。

　　　他のゲームをした後じゃあの遅さでは物足りなく感じるかも・・・」

山岡「次はこのゲームをプレイしてもらおうか」

栗田「これは・・・！ジョジョの奇妙な冒険 ～未来への遺産～・・・？

　　　随分ドットが目立つグラフィックね・・・」

山岡「ああ、そりゃ1999年に出来たゲームだからね。」

栗山「ええっ！？そんなに前にジョジョのゲームがあったというの！？」

山岡「ああ。今までのジョジョゲーの中では最高峰の出来として語られているものでね。

　　　格ゲーとしてはバランスが崩壊すること無く、タンデムコンボや、アドバンシングガードといった要素もある。」

栗田「スタンドゲージもこの頃からあるのね」

山岡「ああ。弱中強でコンボが繋がる簡単なコンボもジョジョゲーでいえばこのゲームが発祥さ。」

栗田「でも□連打で最大コンボは無いのね」

山岡「あんなものは格ゲーとしての良さを殺しているだけの欠陥品だ！

　　　ボタンを連打しているだけでゲージ消費技まで繋がるなんて初心者はそれしかしなくなってしまう。

　　　コンボ練習をして上手くなっていく格ゲーの楽しさを潰してしまうシステムさ。」

栗田「私は初心者の人でも簡単にコンボが楽しめる良い機能だと思うけど・・・」