クリスタ「戦いなさい…100年間戦いなさい」エレン「あぁ…」(65)

―その日 エレン・イェーガーは思い出していた―

エレン『自分の思うように生きて…』

エレン『自分の大切な者や信念の為に戦って…』

―“女神”に滅びの預言を託された事を―

エレン『自分らしい死を迎えられるお前らを…』

エレン『…何度羨ましいと思ったことか』

―そして… その魂が不老不死の肉体という鳥籠囚われてしまった事を―

クリスタ『戦いなさい…エレン・イェーガー』

クリスタ『100年間…戦い続けなさい』

エレン『あぁ…』

―これは、滅びの預言に抗い、人類の希望になろうとした一人の不老不死の男の物語である―

『Venus & Braves』

〜ウォール・マリアの奇兵隊〜

ユミルは道中クリスタを連れ逃亡。
エレンはライナー、ベルトルトに連れられ地下室に辿り着く。

ベルトルト「やっと、、、たどり着いた」

エレン「鍵がないと開けられないぞ。あいにく鍵は落としちまったみたいだがな」

ライナー「お前ならそうすると思ったよ。だがなあの鍵は今は何の意味も持たない。
お前の記憶を呼び寄せる為だけに使われたガラクタなのさ」

エレン「なっ何!?」

ライナー「こうやって開けるんだよ」

そうするとライナーは地面に手をかざす。するとしだいに地響きが
起き始め大きな穴が現れた。

エレン「これは、、、!?」

ベルトルト「さぁ、進むんだ」

エレン、ライベルは階段を降り始める。

これは47話ネタバレと今後の展開妄想が入ります。

「地下室」にたどり着いたライベルとエレン。

エレン「何だよここは・・・」

ベルトルト「失われた歴史。人類の英知の結晶だよ」

【クリスタサイド】

クリスタ「ユミル、どこ行くの?」

ユミル「私には行かなきゃいけないところがある。お前にはやらなきゃ
いけない事がある。ごめんなクリスタ。お前がこの世界を救ってくれ」

クリスタ「ユミル!待って!」

アルミン「・・・クリスタ?クリスタなのか!」

クリスタ「アルミン?それにみんなも!」

ミカサ「エレンはどこ?どこに行ったの?」

クリスタ「ライナーとベルトルトに連れていかれた。地下室に行くって。
私はユミルと一緒に逃げてきたんだけど。」

アルミン「ユミルはどこにいるの?」

クリスタ「わからない。どっかにいっちゃった。」

司祭「ヒストリア様!」

クリスタ「・・・貴方は!」

アルミン「知ってるの?クリスタ」

クリスタ「私の・・・レイス家の使用人だった人よ。」

司祭「ヒストリア様。貴方に会える日を待ち望んでいました」

エルヴィン「すまないが、事は一刻を争う。クリスタ・レンズ。いや、ヒストリア・レイス。
君には壁の秘密を知る権利と壁の秘密を話す権利を持つという。


クリスタ「え?私が?妾の子なのに」

司祭「ヒストリア様。レイス家は今断絶の危機に瀕しています。
話す権利を今持てるのは貴方しかいないのです」

司祭「申し訳ないが席を外してくれ。ヒストリア様と二人で話がしたい」

クリスタ「私がいるのです。貴方がここで話してください」

司祭「できません。二人で話させてください。」

コニー「おい!いい加減にしろよ!」

司祭「・・・」

アルミン「しょうがないよ。僕たちはあっちにいこう」

---------------

ライナー「はやく歩け。俺たちは急いでるんだ」

エレン「おい。何だよあれ。・・・巨人じゃねぇか」

ライナー「まぁ正確にいえば巨人らしきものだな。まだ試作品段階だ」

エレン「どういう事だよ。俺の父さんはここで何をしてたんだ?」

司祭「これで・・・大丈夫か」

クリスタ「教えてください。・・・壁の秘密を」

【エレンサイド】

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・昔、人類は文明を作り栄華を極めていた。けどね、そんな
栄華は続かなかったよ。どんどん環境が乱れ人は明日の食事にも困るように
なった。そして人は殺しあった。そのせいでもっと環境は汚染された。」

ベルトルト「そこである科学者は作り出した。人類浄化装置」

エレン「巨人の事か?」

ベルトルト「いや、違うよ。核さ。簡単に言うとどでかい榴弾かな。
その核をこの星のいたるところに落としたのさ。これでほとんどの
人類は消滅した。けど一番やっかいなのは放射能さ。」

エレン「放射能?」

ベルトルト「簡単に言えば毒ガス。これを吸えば普通の人類は10秒で
息が出来なくなり死ぬ。これで人類はほぼ消滅したよ。」

ライナー「おい。ベルトルト。見つけたか?」

ベルトルト「いや、まだだ。どこかにあるはず」

エレン「何を探してるんだ?」

ベルトルト「『船』だよ。まぁ普通にいえば部品かな。僕達はそれで故郷に帰るんだ」

エレン「お前達何者なんだ?」

ベルトルト「人類を救う為に選ばれた『普通の人間』さ」

エレン「普通の人間って何だよ。俺も普通の人間だぞ」

ベルトルト「はは。君は普通の人間じゃないよ。『作られた人間』さ」

エレン「作られた?」

ライナー「おいベルトルト。喋りすぎだ。だまれ」

ベルトルト「・・・。ごめんライナー」

エレン「おい、作られたって何だよ。聞けよおい!」

ライナー「少し黙ってろエレン」

エレン「・・・くそ」

ライナー「!?見つけたぞ!これだ!」

ベルトルト「これであとは「それ」を見つければ故郷に帰る。役目を果たせるんだ!」

ライナー「ああ!ここまできたんだ!いこう!」

ライナー、ベルトルトに連れられたエレンは地下室の外に出る。

ベルトルト「よしこれで後はウォールシーナにある「それ」だけだ」

エレン「おい。ちょっと待てよ。それって何だよ!おい!」

ライナー「だまれ!」

エレン「っく」

猿の巨人「お楽しみ中すみません」

ライナー「お前は!?くそ、勘付かれたか」

猿巨人「ウォールマリアをぶっ壊した殺人鬼って君達だったのか」

ライナー「うるせえぞ。マッドサイエンティスト野郎が」

猿巨人「おお。怖い怖い。」

ライナー「お前らが巨人を作り出したんだろ」

エレン「巨人を作り出した?どういう事だよ?」

猿巨人「君は知らないのか。無理もないな。僕らが巨人を作り出した。
人間を駆逐する為にね」

エレン「なんで。なんでそんな事を」


猿巨人「まぁ正しく言うと作られた人間を管理する為だけどね。壁内人類は僕たちが
作った放射能に耐えられる人類さ」

エレン「なん・・・だと」

ライナー「お前の『本体』は今ウォールシーナにいるんだろ?そして『それ』もそこにある」

猿巨人「ほぉ、そんな事も知ってたのか。確かに『それ』もそこにある。それを使おうとする君達のやろうとしてる
事は大体想像がつくよ」

猿巨人「まぁ、なんだ。おしゃべりはここまでにして、お前等を消す事にしようかな」

ライナー「・・・ベルトルト」

ベルトルト「・・・ああ」

エレン「おい?離せおい!」

          パシュッ

猿巨人「消えた?・・・くそテレポート(遠隔瞬間移動装置)か」

猿巨人「でも、逃がさない。必ず捕まえてみせるよ。反逆者め」

 【クリスタサイド】
クリスタ「・・・じゃあ壁の秘密を握るレイス家ってまさか」

司祭「はい、ヒストリア様。貴方は科学者の末裔です」

司祭「科学者達は人類をほぼ滅ぼした後自分達に従順な人間達を放射能にも
耐えれる人体へと作り変え少数の人間を生贄にし巨人を作り出しました。
巨人は硬化して壁を作りそこに人間を住まわせました。」

クリスタ「・・・なんで、科学者達は人間を滅ぼす目的だったのに人間を
生かしたの?」

司祭「自分達が生きる為の食糧生産の担い手が欲しかったのです。
ある目的を達成させるまでに生きる為に」

クリスタ「ある目的?」

司祭「そこまではわかりませんでした。しかしそれはウォールシーナに
あるはずです。そこにいけば真実がわかります」

クリスタ「・・・」

司祭「ヒストリア様、私は貴方の味方です。最後に一つ質問させてください。
ヒストリア様はこれからどうするおつもりですか?」

クリスタ「私は・・・止める。こんな馬鹿げたものを。作った者を止める」

司祭「・・・。科学者達は一般人を装ってヒストリア様の周りを潜伏しています。」

クリスタ「・・・!?だから頑なに二人で話そうと。」

司祭「はい。ヒストリア様がもしも口外した時には彼らは貴方を殺しに来ます」

司祭「それでも・・・話しますか?」

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司祭「わかりました・・・。

 【アルミンサイド】

コニー「・・・っくそ。聞こえない」

ジャン「見苦しいからやめろよ、コニー。」

ミカサ「エレンは大丈夫なんだろうか。エレンエレンエレン。。。」

アルミン「ははは。。。」

ハンジ「よぉ!意外と平和そうだね」

モブ調査兵「ハンジ分隊長!」

アルミン「怪我はもう大丈夫なんですか?」

ハンジ「ちょっと気絶しちゃってたみたいでね。もう大丈夫だよ」

バタンッ

クリスタ「・・・」

司祭「・・・」

アルミン「!クリスタ、話は終わったのかい?」

クリスタ「うん、全部終わった」

クリスタ「みんなは・・・。私がこの世界の元凶の末裔だとしたらどう思う?」

ジャン「元凶の末裔だろうとなかろうとクリスタはクリスタだろ。お前はお前が
正しいと思った事をしろ」

クリスタ「・・・もし私が殺されそうになったら守ってくれる?」

コニー「当たり前だろ。仲間なんだから」

クリスタ「・・・わかった。話します。全部」

----------------------------

 【エレンサイド】

ヒヒ〜ン パカラッ パカラッ

エレン「おいここはどこだ?」

ライナー「ローゼの中腹だ、この勢いなら今日中にはシーナに着く」

ベルトルト「追っ手は来てないね」

ライナー「・・・ああ、そうだな」

 【クリスタサイド】

コニー「・・・簡単には信じがたい話だな」

アルミン「・・・シーナに行けば真実がわかるの?」

クリスタ「・・・うん。」

ジャン「敵の本拠地に乗り込むってか?死にに行くようなもんじゃねぇか」

アルミン「けど僕たちは行くしかないんだ。ここで何もしない訳にはいかない!」

ミカサ「・・・私はアルミンに従おう。アルミンは正解を導く力がある」

アルミン「シーナに行けばこの絶望的な状況を打開できる方法が見つかるかもしれない」

エルヴィン「よしシーナまで強行軍を敷くぞ!」

ハンジ「・・・エルヴィン」

エルヴィン「・・・目標はウォールシーナ内部王城だ!」

コニー「よっしゃ行くぞ!」

ジャン「やれやれ」

クリスタ「・・・ごめんね、みんな。私のせいで」

ジャン「クリスタのせいじゃねぇよ。謝ったりすんな」

コニー「俺達は仲間だろ!」

クリスタ「・・・うん!」

アルミン「クリスタは僕たちの女神様だからね(ボソッ」

クリスタ「え?」

アルミン「いや、なんでもないよ、あはは」

      「俺たちがクリスタを

          「「守る!!」」

  ウォールシーナ内部王城

エレン「・・・なんだよこれ。もぬけの殻じゃねぇか」

ライナー「予想通りだな」

ベルトルト「ああ」

エレン「ぐふっ!?」

ライナー「・・・エレン、お前はもう用済みだ。少し眠っててもらおう」

エレン「・・・くそっ」 バタン

猿巨人「やっと来たね。二人とも」

ライベル「!?」

猿巨人「待ちくたびれたよ。あとね君達がここに来れた理由、やっとわかったよ」

ライベル「・・・」

猿巨人「まさか、イェーガー君が裏切り者だったとはね。通りで巨人化技術も
持ってる訳だ。イエーガー君は町娘なんかと結婚なんかして頭がおかしくなったんだ」

猿巨人「君達は『それ』と巨人化技術を持って過去に戻るつもりなんだろ?」


ベルトルト「・・・ああ、そうだ。僕たちは人類の命運を託されたんだ!
未来を、お前らなんかの好きにはさせない!」

猿巨人「廃れた環境、致死量に達する汚染水、干からびた大地、もともと
あったようでなかった未来だ!お前らが壊したんだ!俺達がやらなくても
人類はいずれなくなってた!」

ライナー「だまれ!だまれだまれ!俺の家族を返せ!この殺人鬼が!」

ベルトルト「殺してやる・・・殺してやる!僕がお前を!」

猿巨人「・・・ふぅ。これ以上論戦しても無意味なようだ。死んでもらおうか」

巨人たち「 がぁ  がぁ  がぁ」

ライナー「殺す!」ガブッ

ベルトルト「あれ・・・」 ポタポタ

ライナー「なんで・・・」 ぼとぼと

ライベル「噛んでも巨人になれないんだ・・・」

猿巨人「君達もただの馬鹿だったみたいだね。僕が何の細工も施さない
と思うかい?君達はもう巨人にはなれないよ」

ライベル「・・・やめろ。やめろーーーーーーーーーーー!」

ぐしゃ ばりっ べちゃっ じゅるじゅる べしゃ

ミカサ「エレン!エレン!」

エレン「あっ、うっ、ミカサ?」

ミカサ「エレン!良かった無事で」

アルミン「エレン!大丈夫?怪我とかない?」

エレン「・・・おう、ここは」

アルミン「ウォールシーナ内部王城前だよ」

エレン「俺はライナーとベルトルトに連れられて・・・、!あいつらはどこ行った?」

アルミン「わからない。ここに着いた時にはエレンが倒れてただけだったから」

エレン「ウォールシーナの中に『それ』があるっていって中に入って行ったんだ
追いかけないと!」

アルミン「『それ』?」

エレン「俺にもわからない」

クリスタ「待ってエレン。貴方にも壁の秘密を教えないと!」

エレン「クリスタ!?良かった生きてたのか、わかった歩きながらでいいから教えてくれ!」

クリスタ「わかった!」

 【都市廃墟 図書館  書庫 】

ゴトゴトッ

ユミル「・・・どこだ、どこにある」

「・・・あった!これだ、よしここに電池がある。これで・・再生っと」

ラジオテレビ「ざーーーざーーー『これは』ーー『この』ーーー『世界の』ー『新発見です』ーーー
ざーーざーー『イェーガー氏、レイス氏』

ユミル「イェーガー?レイス?まさか」

ざーーーざーー『両科学者は』ざーざーーざー『囚人を』ざーーざーー『被験体として』ざーざー
『巨人』ざーざーー『作り出す事に』ざーざー『成功』ざーざーー『その名は《ユミル》」

        【王城内】

アルミン「・・・なんだここ。何もないじゃないか」

ハンジ「簡素。ではないな、これ。人の住んでる痕跡がない」

コニー「おい。あそこに扉があるぞ!」

アルミン「やけに深いな。とにかく降りよう」

かた かた かた かた かた 

ジャン「こ、、これは・・・」

アルミン「これって・・・」

クリスタ「人間?」

貴族「ひっ!お、お前らここで何をしている!」

ハンジ「ほぉ。これはこれは名の知れた大貴族じゃないか。なんでここにいる?」

貴族「お、王様に会いに来たのだ。お前こそ、何だその口の利き方は!」

ハンジ「・・・お前も科学者達のお仲間なんだろ?」

貴族「な、なな何のことかわからないな?」

ハンジ「図星か。裏ではここでこれの管理をして表は大貴族として豪遊してたという訳か」

ハンジ「あはは〜。このガラスぶっ壊しちゃおうかな〜♪」

貴族「やや、やめろ!お前みたいな下等な人間がそれを触るんじゃない!」

ハンジ「・・・」

ハンジ「教えろ。なんでこんなものがここにある。なぜお前は管理してる」

貴族「さ、さぁな」

スカンッ (剣を引き抜く)

ハンジ「さもなくばお前の喉をこの剣で突き刺す事になるぞ」

貴族「ひっ!」

猿巨人「はあ〜〜眠いな〜」

一同「!!」

貴族「おい遅いぞお前!」

猿巨人「すみません。色々手間取っちゃってて」

貴族「ったく。早くこいつらを殺せ!」

猿巨人「まぁまぁ。少しお話しをしましょう。君、なんで僕らがこれを
作ったか教えるよ。これは僕らの計画の最後を彩る僕らが作り出した
『新人類』だよ。彼らは憎しみや怒りなど感情を持たない。性行動はしない。
そして永遠の生をもつ。そう、人類の夢の象徴だよ。
人類の永遠の繁栄を作る新人類なんだよ」

アルミン「人類は発展あってこそだろ。憎しみや怒りが技術を作ることもある!」

猿巨人「そうだね。けど何回失敗した?何回悲劇が訪れた?感情なんてくそくらえ。
僕達は悟ったのだ。今の人類は欠陥品だ!全然美しくない!」

猿巨人「僕達は美しい物をつくりたかっただけなんだ!」

貴族「ようやく来るのかその時が」

猿巨人「ああ同志達よ。新たな世界を作るのだ!」

猿巨人「最後に・・・君たちに盛大なパーティーを開こう!」

巨人達「 がう   がう    がう   」

ハンジ「っく」

エレン「俺が・・・巨人に!」がぶっ

エレン「な・・・なんで」ぼたぼた

猿巨人「巨人にはなれないさ。エレンイェーガー君。裏切り者の子供め」

がたがたがた

猿巨人「・・・ん?」

バァン!

クリスタ「ユミル!?」

ユミル「間に合ったか」

猿巨人「・・・ユミル。」

ユミル「よぉ猿巨人さん」

猿巨人「ははは!懐かしいなユミル!10代の頃に連続強盗殺人事件を起こし
死刑宣告を受けめでたく巨人化人体実験成功者第一号となったユミルさん!」

ユミル「べらべらよく喋るな、猿野郎」

ユミル「大体の事は調べ終えたぜ。お前の事もな」

猿巨人「ほぉ」

ユミル「巨人を見たときおかしいと思ったんだ。なんでこんな巨体が
2本足で立てるのか。調べるうちにわかった。そういえばお前は教授時代
電子・分子工学のエキスパートだったな。そこに巨体はなかった。
超微小機械が億兆の集合体を作っていたんだ。だからいきなり現れるし
蒸気のように消えていくんだ。」

猿巨人「・・・」

ユミル「そこで謎に思った。その動力は何だと。そしたら見つけたよ。
この城の最上階の原子力発電所をね。そいつを壊せば巨人は出てこない。
消えてなくなる。だろ?」

猿巨人「・・・」

ユミル「そこに行く道中見つけたよ。お前達科学者の『本体』が。
脳を電子回路につなげ他人を操る。そうする事で外面は怪しまれないように
若さを保てる。科学者達のお前らなら造作もないだろ。そいつも発電所が壊れれば・・・」

猿巨人「っく!」

ユミル「ジャン、コニー聞いたか?いけ!発電所ぶっ壊してこい!」

ジャン「任せとけ」

コニー「よっしゃ!」

猿巨人「やめろーーーーーーーーーーー!やめろーー!」

ユミル「お前ら全員行け!ここは私が食い止める!」

巨人達「  がう   がう    がう    がう  」

クリスタ「ユミル!駄目!行かないで!私も・・・」

ユミル「クリスタ!私は案外しぶといんだよ!いいから行け!」

クリスタ「ユミル!」

ユミル「ミカサ!」

ミカサ「・・・っく。わかった。どうか死なないで。貴方を待ってる人がいるんだから」
   ガシッ
クリスタ「ミカサ離して!ユミルーーーーーーーーーー!」

ユミル「死なねぇよ。死ぬわけには・・・」

ぐしゃ どびゅ ぶしゃっ   べちゃ   ぐちゃ

バリリィン! ドガシャン!
コニー「発電所を壊したぞ!」

「おい見ろよ!巨人が消えていく!」

「中から人が!誰か救助を!」

ハンジ「さてと『本体』とご対面だな」

ガチャ

猿巨人「くそくそくそくそ・・・・・」

ハンジ「よお、猿巨人さん。なんだただのよぼよぼの老人じゃないか」

猿巨人「お前らのせいで!」

ハンジ「おっと!そんなパンチじゃ私に掠るのには100年早いね」

猿巨人「ごほごほっお前ら、これで外に出られるとか喜んでるだろ?ばかか。
外の世界には綺麗な海なんてねぇよ。大自然なんてないんだよ。
汚染水まみれの海。干からびた大地。どこもそんなばっかだ。
俺はな。そんな世界を綺麗にする為に寝る間も惜しんで世界を周り浄化してきたんだ。
お前らが世界を汚したんだ。また同じ轍を踏むだけだ!ごほごほっ」

エレン「一つ聞きたい事があるライナー達が言っていた『それ』って何だ」

猿巨人「ああ。それは『放射能除去装置』だよ。彼らは過去に行き
それを使って環境を浄化しようとした。焼石に水だと思うけどね。
もし君達が使えば君たちは死んでしまうだろう。なぜなら放射能に耐えれる
肉体は逆に放射能がなければ死んでしまうからね。」

猿巨人「もうすぐ、外の放射能がこの部屋を蔓延するだろう。私は時機に死ぬ。」

-------------

ハンジ「このガラスの中の人間はどうする?」

アルミン「動力が絶たれてからかなり経っています。時間の問題でしょう」

ハンジ「そうか・・・。」

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クリスタ「ユミルは?ユミルどこ?」

ユミル「く・・・クリスタ」

クリスタ「ゆ、ユミル!」

ユミル「ごめん。クリスタ。私もうだめかもしれない」

クリスタ「え、、、いや、、、ユミルだめだよ!」

ユミル「ごめんな。約束、、、守れなくて」

クリスタ「・・・ユミル?ユミル?ねぇ起きてよユミル!ユミル!

いやぁああああああああああああああああああああああああああああああ


           
               完

もう疲れた。やりたいことやれたし飽きた。

見てくれてありがとうございました!

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