レッド「修行手伝ってくれよ、イエロー」 (115)

落ちたスレ
レッド「修行手伝ってくれよ、イエロー」 - SSまとめ速報
(ttp://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1378149830/l50)


続き書きます。

イエロー「(レッドさん、レッドさん)」


イエロー「(あのままでいいじゃないですか。誰も傷つかない。僕もレッドさんもポケモンもみんな嬉しい)」


イエロー「(とても幸せなことです)」


イエロー「(僕はとても幸せです)」サワッ…


レッド「んっ……Zzz……」

イエロー「(レッドさん、レッドさん……好きです、好きなんです)」シュッ……シュッ……


イエロー「(好きです……好きです……)」













ナツメ「ずっとこんなことをしているのか」

イエロー「――ッッ!!!???」


ナツメ「抜身のような心の声だった」


イエロー「あっ……う……うぁ、ひっ……」


ナツメ「声に出したいけど出せない、伝えたくても伝えられない。不便なもんだな」


ナツメ「だからこそ、心の中ではいくらでも好き勝手言える」

過去スレの分貼ったほうがいい?

このまま続けろください

作り直しがてらに貼っていくね


シロガネ山


レッド「ピカ、10まんボルトだっ!」


イエロー「ラッちゃん、ひっさつまえ――あぁっ、ラッちゃん!」


レッド「……あぶなかった」


イエロー「ラッちゃん、頑張ったね……今、治すから……」ポワッ


イエロー「ピカもおいで」


ピカ「ピカッ!」トテトテ

>>8 すまん、昨日ほど時間かからないと思うから、辛抱してくれ


レッド「……ごめんな、無理言って誘って。戦うの、嫌いなんだろう?」


イエロー「ははははは……まだ慣れないところがあります。ポケモンが傷つくのを見るのはやっぱり苦手です」


イエロー「でも、レッドさんはポケモンを傷つけないですから。ラッちゃんもピカも怪我しちゃいましたけど、傷ついていないんです」


イエロー「むしろレッドさんとバトルするとポケモンが生き生きとするんです。不思議ですね、体に傷を負っても心はそうじゃない」


レッド「それがポケモンバトルさ。お互い力を尽くして戦い、最後に認め合う。人間もポケモンもとってもいい気分で終われるんだ」

レッド「イエロー、今、気分いいか?」


イエロー「はい、レッドさんといればいるほどいい気分になります」


レッド「そうか」


イエロー「レッドさんはどうですか?」


レッド「イエローといれて、嬉しいよ」


レッド「今よりもっと嬉しくなれればいいな」

テントの中


レッド「そろそろランプ切るぞ」


イエロー「はい」


レッド「また明日頑張ろうな」


イエロー「はい」


レッド「今よりもっとよくなれればいいな」


イエロー「おやすみなさい、レッドさん」

レッド「Zzz……」


イエロー「(レッドさん、床についても帽子を脱がない僕を変だと思いませんか?)」


イエロー「(落ち着かないといっただけで、あなたは納得してくれましたね)」


イエロー「(スオウ島であなたに会って以来、あなたの前で帽子を脱ぐことはありませんでした)」


イエロー「(気づかないいんですか? 気づいてくれなかったんですか?)」

イエロー「(僕はこんなにもあなたが好きです。トキワの森で助けられてから、ずっとお慕いしています)」


イエロー「(でもあなたは、そんな僕を異性とすら見てくれません、感じてくれません)」


イエロー「(ポケモンも、人も傷つけてはいけないのに)」


イエロー「(胸が痛いです)」

イエロー「(切なくて切なくて苦しいんです)」


イエロー「(……だからちょっとだけ、今日もちょっとだけ癒してください)」


イエロー「(せめて、これだけは、僕にさせてください)」


イエロー「(レッドさん、好きです)」

イエロー「(レッドさん……)」サワッ……


イエロー「(朝立ち……しているんですね……)」


イエロー「(とても熱い……火傷しそうです)」


イエロー「(レッドさん……レッドさん……)」シュッ……シュッ……


イエロー「(ごめんなさい、ごめんなさい……)」


イエロー「(でもこうすれば、誰も傷つかない……)」


イエロー「(僕も……レッドさんも……)」


イエロー「(あ、出ちゃった……)」

イエロー「(レッドさんの……とても熱くてレッドさんの匂いがする……)」


イエロー「(ごめんなさい。今度は僕のを……ん……)」クチュッ


イエロー「(ごめんなさい……ごめんなさい……あぁ……)」クチュクチュ

イエロー「(レッドさんと僕のが混じり合って……もうどっちのだかわからなくて……)」


イエロー「(もっと奥で……もっと奥で……奥に……)」


イエロー「(あ……いく……)」

イエロー「ん……ッ!」ビクッ


イエロー「(……ごめんなさい、レッドさん、好きです)」


イエロー「Zzz……」

イエロー「レッドさん、朝ですよ」


レッド「おぉ……朝か……」


イエロー「おはようございます。今日も昨日と同じようにいい天気だといいですね」


レッド「あぁ、そうだな」


イエロー「水浴びしてきますね」


レッド「そうか」

レッド「……俺もあとでいかなきゃな」


イエロー「ははは、またですか」


レッド「……健康ってことなんだろうけどな」


イエロー「僕は気にしてませんよ」


イエロー「まったく」

小川


イエロー「自分でもわかる」


イエロー「僕とてもいやらしい匂いをしている」クンクン


イエロー「洗わなきゃ」バシャバシャ


イエロー「洗わなきゃ」バシャバシャ

イエロー「あ……レッドさんのが出てきた……」


イエロー「洗わなきゃなあ……」


イエロー「嫌だなあ……」


イエロー「ずっと入れておきたいなあ……」


イエロー「でも、洗わなきゃ」

イエロー「んん……!」ググッ


イエロー「出て行っちゃう……」ポタッ…ポタッ…


イエロー「レッドさん……レッドさん……」ポタッ…ポタッ…

レッド「今日もいっぱい戦ったな」


イエロー「そうですね」


レッド「とても楽しかった」


イエロー「ポケモンも喜んでいます」


レッド「イエローはどうだ?」


イエロー「レッドさんやポケモンが楽しいと僕も楽しいです」


レッド「そうか」

レッド「いつまで続けようか」


イエロー「いつまでもしていたいです」


レッド「はははは、そうだな」


レッド「嬉しいか?」


イエロー「はい、とても」


レッド「もっと嬉しくなれればいいな」


イエロー「晩御飯、作りますね」

イエロー「今日の晩御飯は僕の担当です」


イエロー「レッドさんに元気なままでいてほしい」


イエロー「朝も昼も夜も元気でいてほしい」


イエロー「朝から活力にあふれて、昼も生き生きとして、夜はぐっすり眠るんだ」


イエロー「ピーすけ、ねむりごな」


ピーすけ「……」


イエロー「ねむりごな」

テントの中


イエロー「ランプ、消しますね」


レッド「あぁ……頼む……」


イエロー「お疲れですね」


レッド「今日は……いつもよりな……」


イエロー「おやすみなさい」


レッド「明日も……頑張ろうな……」


イエロー「えぇ」


レッド「もっともっと……頑張ろうな……」


イエロー「レッドさん、おやすみなさい」

イエロー「(レッドさん、ファーストキスはいつ経験しましたか?)」


イエロー「(僕はもう経験しました)」


イエロー「(もしレッドさんも僕と同じだったら)」


イエロー「(僕と一緒に経験したことになりますね)」


イエロー「(そして、次はもう何回目かもわかりませんね……)」


イエロー「(レッドさんも、僕も)」

イエロー「(レッドさん……好きです……ごめんなさい……)


イエロ「んっ……」


イエロー「(レッドさんの……舌……今日も熱い……)」


イエロー「(レッドさんのほっぺの裏、舌の奥、歯の付け根……)」


イエロー「(全部知っています。ナツメさんもエリカさんも誰も知らない……僕だけが知っているんだ……)」


イエロー「(僕だけ……僕だけ……)」


イエロー「(ごめんなさい……我慢できない……我慢できないよ……)」クチュッ


イエロー「(レッドさん、レッドさん……)」クチュクチュ

イエロー「(あ……いく……)」


イエロ「(ん……)」


イエロー「(……)」


イエロー「ぷは……」


イエロー「……」


イエロー「レッドさん、好きです」


イエロー「おやすみなさい」

イエロー「おはようございます、レッドさん」


レッド「……今日も早いな」


イエロー「今日もいい天気だといいですね」


レッド「……そうだな」


イエロー「今日もいいことがあるといいですね」


イエロー「朝ごはん、食べましょう」

イエロー「昨晩はぐっすりでしたね」


レッド「疲れがたまっているのかな」


イエロー「まだ凍傷が完治していないこともありますからね」


レッド「そうだな」


レッド「毎日は辛いかもな」


イエロー「今日は休むんですか」


レッド「考えようか」

レッド「毎日、楽しいか?」


イエロー「レッドさんといれて、ポケモンも僕も楽しいです」


レッド「ずっと続けたいか?」


イエロー「はい、ずっと続けたいです」


レッド「そうか」


レッド「やっぱり今日もやろうか」


イエロー「はい、頑張りましょう」


レッド「もっともっと頑張ろうな」


イエロー「オムすけ、今日は君からお願い」


レッド「ニョロ、行ってこい」

レッド「ちょっと休もうか」


イエロー「はい、休みましょう」


イエロ「あ……」


レッド「どうした?」


イエロー「雲行きが怪しくなってきましたね」


イエロー「空気も重たい」


イエロー「やだなぁ……」


レッド「一雨来そうだな」


レッド「テントに、戻ろうか」


イエロー「……はい」

テント


レッド「さすがに毎日は辛かったな」


イエロー「僕は毎日でもかまいません」


レッド「そうか」


レッド「そうです」

レッド「そういえば、無理言って付き合ってもらったお礼をしていなかったな」


イエロー「そんな、いまさら」


イエロー「いまさらですよ」


イエロー「いまさら」


イエロー「レッドさんといるだけで、ポケモンも僕も嬉しいんです。それだけで十分じゃないですか」


レッド「俺になにかできることはないか?」


イエロー「このままでいてください」


レッド「それでいいのか?」


イエロー「このままでいてくれれば、ポケモンも僕も嬉しいですから」


レッド「そうか」

レッド「降ってきたな」


イエロー「降ってきましたね」


レッド「いつまで続くんだろうな」


イエロー「わかりません」


レッド「このままじゃ……冷えるな」


イエロー「そうですか? 僕は全然そうは思いません」


レッド「あぁ、寒い……」

イエロー「なにか暖かいものを作りましょう」


レッド「いや、今日の当番は俺なんだ。俺がつくる」


イエロー「僕が作りますよ?」


レッド「いや、今日は俺に作らせてくれ」


レッド「作らせてくれ」


イエロー「……わかりました」


レッド「ごめんな」

イエロー「でも明日は僕が作りますから」


イエロー「僕が当番なんです」


レッド「そうだな」


イエロー「僕が作るんです」


レッド「わかった」

レッド「うまかったか?」


イエロー「えぇ、とっても」


イエロー「レッドさんの味、僕好きです」


レッド「そうか」


イエロー「レッドさん、僕の味は好きですか?」


レッド「好きだよ」


イエロー「嬉しいです」


レッド「もっと腕を磨かなきゃな」


イエロー「ごちそうさまでした」

レッド「協会から連絡があったんだが」


レッド「今夜その使いが来る」


レッド「だけど、この天候で到着が遅れているそうだから、今日はちょっと起きてるぞ」


イエロー「いったいなんの用でしょうね」


レッド「おおかたジョウトとカントーのジムリーダー対抗戦のことだろう」


イエロー「あぁ、もうそんな日ですか」


レッド「グリーンのやつ元気かな。対抗戦勝てばいいな。そうだ、応援に行くか?」

イエロー「レッドさん、良くなったとはいえまだ完治していなんでしょう? 僕なんかに手こずっているようじゃまだまだここを離れるべきじゃないですよ」


レッド「……そうだな、まだ離れられないよな」


イエロー「このままでいましょう」


レッド「すぐに良くなるといいな」

ナツメ「遅れてすまないな」


レッド「悪いな、こんな雨の中来てくれて」


イエロー「ナツメさんだったんですね、お久しぶりです」


ナツメ「久しぶりだな、イエロー、レッド」


ナツメ「邪魔するぞ」


イエロー「ナツメさんだったのかぁ」

ナツメ「対抗戦の日取りが決まった」


ナツメ「それにもし来る気があるなら、お前たちは特等席で観戦できるとのことだ」


イエロー「行くのは無理なんです」


ナツメ「やっぱりまだ治らないか」


レッド「まだまだかかりそうだ」


ナツメ「進んではいるのか?」


レッド「たぶんな」


ナツメ「どれぐらいかかりそうだ?」


レッド「わからない」

ナツメ「このままってこともありえるのか?」


レッド「……それもわからない」


ナツメ「そうか……辛いな」


レッド「あぁ……」

ナツメ「仮にこのままだったとしたらどうするんだ?」


レッド「どうもできないかもしれない……」


イエロー「気を落とさないでください」


レッド「このままは……とても辛い」


ナツメ「……私になにかできることはあるか?」


レッド「少し……俺たちのそばにいてくれ……」


イエロー「レッドさん」


ナツメ「そんなことでいいのなら……」


イエロー「レッドさん」


イエロー「レッドさん」

イエロー「ナツメさん、ジムの仕事があるのでは?」


ナツメ「事が事だ仕方ない」


ナツメ「それに私も対抗戦のメンバーだ。出るとなれば勝ちたい。だからもっと強くなりたい。自分は鍛え直すいい機会だ」


イエロー「そうですか」


レッド「ごめんな、ナツメ」

イエロー「ランプ、消しますよ」


レッド「あぁ」


ナツメ「しかし狭いな」


レッド「二人用だからな」


イエロー「僕が中央かな」


ナツメ「お前の隣りなら安心だな。レッドの隣だとなにされるかわからん」


レッド「するか!」


ナツメ「あのときも私に近づいてきたじゃないか。バリヤードに壁を貼らせていなかったらどうなっていたか」


レッド「どうもならない!」


イエロー「寝ますよ」

レッド「Zzz……」


ナツメ「……」


イエロー「(あのままでよかったのに)」


イエロー「(僕はあのままで……)


イエロー「(レッドさん、レッドさん)」


イエロー「(あのままでいいじゃないですか。誰も傷つかない。僕もレッドさんもポケモンもみんな嬉しい)」


イエロー「(とても幸せなことです)」


イエロー「(あのままだったら)」


イエロー「(僕はとても幸せです)」サワッ…

イエロー「(レッドさん、レッドさん……好きです、好きなんです)」シュッ……シュッ……


イエロー「(好きです……好きです……)」


イエロー「(ごめんなさい……ごめんなさい……)」


イエロー「(ごめんな……さい……)」

イエロー「(あなたのことがあなたのことが)」


イエロー「(誰よりも誰よりも)」















ナツメ「ずっとこんなことをしていたのか」

ご飯を食べてきます

戻ってきました。続き行きます

イエロー「――ッッ!!!???」


ナツメ「抜身のような心の声だった」


イエロー「あっ……う……うぁ、ひっ……」

イエロー「やだ……いやだ……いやだよぉ……」


ナツメ「伝えたくても伝えられない」


ナツメ「伝えなくなければ伝えなければいい」


ナツメ「心の中だけで怒り、腐り、嘲り、愚痴り」


ナツメ「そうすれば誰も傷つかないだろうな」

ナツメ「私は嫌でも聞いてきた。伝えたくても伝わらない奴がいるのに、私は聞きたくなくても聞こえてしまう」


ナツメ「不便だな」


イエロー「やめて……やめて……僕……レッドさんに……」

イエロー「言わないで……レッドさんに言わないで……」


ナツメ「なぜだ?」


イエロー「こんな僕……大嫌いになるに決まっている」


イエロー「ひどいことを考えながら」


イエロー「ひどいことをしていた」


ナツメ「なんでわかっていて、やったんだ?」

イエロー「胸が痛かったんです」


イエロー「僕、ずっと傷ついていたんです」


イエロー「癒されたかった」


イエロー「癒されたかったんです」

イエロー「僕、ポケモンが傷ついたら癒します」


イエロー「ポケモンが傷つくようなことはしないです」


イエロー「人も傷つけないです」


イエロー「人が傷ついたら、僕はその人をできるなら癒したい」

イエロー「でも……」


イエロー「僕が……」


イエロー「傷つて……いたら……?」

イエロー「痛いのは嫌です」


イエロー「痛いままなんでとても嫌です」


イエロー「だから癒されたかった」


イエロー「レッドさんにしかできなかった」


イエロー「僕を癒せるのはレッドさんだけだった」


イエロー「レッドさんに癒されたっ、かっ……たっ……!!」


イエロ「ぼっ……く……は……レっ……レッドさん……にっ……」


ナツメ「もういい」

ナツメ「もういいんだ」


ナツメ「もういい……」


ナツメ「休め……休むんだ……」ギュッ


イエロー「レッ、レッドっさっ、ん……僕っ……を癒っ……し……て……」


ナツメ「休んで……」


ナツメ「休んで……」

ナツメ「お願い……」


ナツメ「休んで……」


ナツメ「休みなさい……」


イエロー「あぁぁっ……レッドっ……さぁっ……ん……」


ナツメ「休むのよ……」


ナツメ「休むの……」


……

レッド「おはよう」


ナツメ「おはよう」


レッド「イエローはまだ眠っているのか」


ナツメ「そのようだな」


レッド「毎日だったんだ」


レッド「しばらくそのままにしてやってくれ」


ナツメ「あぁ」


ナツメ「動けないから、朝食の支度は一人でやってくれよ」


レッド「わかってる」

ナツメ「イエロー」


ナツメ「お前はレッドが好きなんだな」


ナツメ「そうか」


ナツメ「辛いな」

ピカ「ぴかっ!」


ナツメ「お前か、久しぶりだな」


ナツメ「ポケモンは不思議だな」


ナツメ「私はかつてお前を殺そうとしたのに、今はその気はないと知っている」ナデナデ


ピカ「ぴかぁ~♪」


ナツメ「お前も、レッドが好きか」


ピカ「ピカッ!」


ナツメ「ふふふ、そうか」


ナツメ「レッドが好きか」


ナツメ「私もだ」

ナツメ「あいつは裏表がないんだ」


ナツメ「怒っているようで怒っていて、笑っているようで笑っているんだ」


ナツメ「ありったけに素直なあいつを見ていたら、あいつに惹かれていた」


ナツメ「いや、他にもいっぱい惹かれたところがあるんだが」


ナツメ「まぁ、それら全部ひっくるめて、あいつが好きだ」


ナツメ「なぁ、お前もそうだろう?」


ナツメ「ピカ」


ナツメ「イエロー」


イエロー「……」

ナツメ「おはよう」


イエロー「……」


ナツメ「あいさつぐらいしたらどうだ、一晩中胸を借りといて」


イエロー「……おはようございます」


ナツメ「おはよう」

ナツメ「もういいか?」


イエロー「……はい」


ナツメ「あー疲れた。腰にきた」


レッド「飯できたぞー」


ナツメ「あら、いいタイミングだ。朝食にするか」


イエロー「……はい」

レッド「ごちそうさま」


ナツメ「ごちそうさま」


イエロー「……ごちそうさまでした」


ナツメ「レッド」


レッド「ん?」


ナツメ「伝え忘れたことがあった。大事なことだ」

ナツメ「あ……そういえば、晴れたな」


レッド「そういえばそうだな」


ナツメ「へぇ、ジョウトもカントーも見渡せるのか。いい景色だな」


ナツメ「まあいい、それでだ」


レッド「なんだよ」


ナツメ「好きだ」


レッド「ブッ――」


イエロー「ッ!?」


ナツメ「そういうわけだ」

イエロー「あの……ナツメさん……さっきの朝食でのこと……」


ナツメ「本気だ」


イエロー「……なんで、伝えられるんですか」


ナツメ「伝えたいから、知ってほしいから」


イエロー「傷つくことになるかもしれない」


ナツメ「もしかしたら傷つかないかもしれない」


イエロー「傷ついたら痛いです。苦しいです」

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