桃「…ちょっとでいいから…
　　ちょっとでいいからはなそ！はなそ！」

ねこ「えー・・・
　　　めんどくさい…。
　　　めんどくさいし
　　　ももたろさんくさいし
　　　くさいし。」

桃「…ははは。
　　まぁ…
　　お腰につけたキビダンゴ腐ってるからね…
　　…最近まともな生活してないしね…
　　まず、まともな教育すら受けてないし…」ﾄﾞﾖﾖﾝ

ねこ「そういうとこ
　　　ももたろさんのそういうとこめんどくさい
　　　…でもまぁ
　　　話くらい聞いてやらんこともにゃいにゃー」耳ﾋﾟｸﾋﾟｸ

桃「…！！
　　ねこたんありがとう！！」

ねこ「そういうとこ
　　　そういう馴れ馴れしいとこ気をつけてね」

桃「では。話させてもらいますね。
　　ゴホンゴホンッ
　　えー…
　　昔々あるところに
　　おじいさんとおばあさんが」

ねこ「そこらへんは飛ばしてにゃ
　　　なんとなく知ってるにゃ」

桃「そかそか
　　ではでは
　　なんやらかんやらありまして
　　私　犬に会いました。
　　犬　仲間 したい
　　私　キビダンゴ　ある
　　犬　キビダンゴ　やる
　　犬　もらう　仲間　なる
　　現実　食い逃げされた。」

ねこ「わかりやすいようにゃ
　　　わかりにくいようにゃ」

桃「つぎ　さる　あう
　　さる　仲間　したい
　　おで　キビダンゴ　ある
　　さる　威嚇　さる　ガチ
　　ガチやせい　さる怖い　無理
　　おで　逃避　カニ　踏む
　　現実　食い逃げ」

ねこ「またかにゃ
　　　運がないにゃ」

桃「つぎ　キジ　あう
　　ケェェエエン ケェェエエン 言う
　　怖い　キビダンゴ　あげた
　　おで　逃避　カニ　踏む
　　現実　食い逃げ」

ねこ「自分からさしだしてるにゃ
　　　んー　その流れだと一人で鬼ヶ島にいったのかにゃ？」

桃「はい！さすがねこたん！」

ねこ「はい！顔にかけしょん！」

桃「ひどい…」

ねこ「ももたろさんくっさーくっさー」

ねこ「一人で鬼ヶ島行って
　　　鬼を倒すことできたんかにゃ？」

桃「…。
　　無理でした。
　　やつらは皆 筋骨隆々
　　単純な力で敵う相手じゃありません。
　　かと言って
　　私の頭脳で勝てるほどあやつらの頭が弱いわけでもない。
　　しかも
　　でるとこでてて　しまるとこしまっている
　　巨乳は頭が弱いってのはウソですね」

ねこ「なんの話してんのにゃ」

桃「どきっ？！女だらけの鬼ヶ島日記
　　今夜あなたの金棒が鬼になる編
　　ってとこですかねぇ？」

ねこ「うちに訊くんじゃないにゃ」

桃「いやぁ〜
　　ほんとのとこ
　　鬼ヶ島のことあまり覚えてないんですよ
　　ねこたんに
　　話を聞いてもらいたかったのは
　　その記憶がないってところなんです
　　ここはどこ　私はだれ
　　きっと私はどこかの国の王子なんだわ
　　いずれお父様が迎えにくるのよ」

ねこ「ももたろさんは
　　　桃くってさかったじじばばから生まれた庶民だにゃ
　　　迎えにくるとしたらじじいだにゃ」

桃「…冗談はさておき
　　ここはどこなのでしょうか？ガチで。」
ねこ「鬼ヶ島に渡るための港がある村だにゃ」

桃「では私は鬼ヶ島に渡り
　　なにかしらあって記憶がなくなり
　　鬼ヶ島からこの村に帰ってきて
　　ねこたんにかけしょんされたわけですか」

ねこ「かけしょん すまぬにゃ」

桃「許す
　　きみのかわいさに免じて」

ねこ「ももたろさんくっさーくっさー」

ねこ「とりあえず
　　　腐ったキビダンゴ捨てた方がいいと思うにゃ
　　　あと顔洗ったり湯を浴びたりしたらいいにゃ
　　　知り合いの銭湯のおやじにたのんだるにゃ
　　　さっぱりしてからいろいろ考えるといいにゃ」

桃「おお！それはありがたい！」

ねこ「ちょっと話きくだけのつもりだったけど
　　　これもにゃにかの縁にゃ！
　　　あとできっちりお助け料を請求しますねきっちり」

桃「わかっております！
　　記憶をとりかえしたあかつきには！」

ねこ「えー・・・
　　　明日にはほしいにゃ」

桃「　や　」

ねこ「はぁ…まぁ仕方ないかにゃ
　　　最初 鬼ヶ島についてきてほしがってたのは
　　　鬼退治じゃなく
　　　鬼ヶ島でなにがあったのか
　　　なぜ記憶がないのかの答えを求めて
　　　鬼ヶ島にいくつもりだったみたいだし
　　　記憶をとりかえすやる気はあるようだしにゃ」

桃「はい！
　　いつもやる気だけは褒められます！
　　お前は返事とやる気だけはいいんだけどなぁ
　　っていろんな方々に言われて育ってここまできました！」

ねこ「ももたろさんはユニークだにゃ」

桃「ありがとう！！」

ねこ「さすがまともな教育うけてないことあるにゃ」

おもしろい支援

ねこ「銭湯のおやじにテレパシーしといたにゃ
　　　この道をまっすぐいくとすぐにゃ
　　　腐ったキビダンゴはうちが捨てとくにゃ」

桃「そうですか！
　　では キビダンゴが入った小袋を」っ小袋

ねこ「くっさー」っ小袋

桃「それじゃあ後ほど！」

ねこ「くっさー」ﾉｼ小袋

ねこ「さてと
　　　ももたろさんにちなんで
　　　桃の木の根本にでもばらまくかにゃあ」

ねこ「とうっ　
　　　腐れ団子を根っこに
　　　だばだばだばだば！！
　　　…うう…直はやはりきついにゃ…ん？
　　　腐れの中になにやらキラリと光るものが…」

ねこ「けれどここに手をつっこむのはとてもやなので…
　　　すぅ〜・・・。
　　　どぶちゅー！！
　　　どぶねずみのどぶちゅーやぁい！！」
ｼｭｼｭｼｭｼｭｼｭｯｯｯｯ

どぶちゅー「・・・
　　　　　　なんの用だ…
　　　　　　ねこよ…」