エレン「………」ハァ(12)

キース「貴様は何者だっ!!」ゴオオォッ!!

エレン「……ウォール・マリア…シガンシナ区出身……」ボソボソ

エレン「…エレン……jagerカナ?……」ボソボソ
キース「聞こえんっ!!(イェーガーのjagerだけ発音良いな…)」

キース(っていうか何で疑問系何だあぁ!?)

エレン(これはもう一度いった方が良いの………カナ?)

エレン「ウォール・マリア…シガンシナ区出身……」ボソボソ

エレン「…エレン………jager…カナ?……」

キース(だから何で疑問系なの?自分の名前でしょ!?)

キース「…………」ハァ

アルミン「………(変な注目浴びてるよ!エレンっ!!)」

キース「貴様は何しにここへ来た?」ハァ

エレン「………食いっぱぐれ無い為…カナ?」

キース「……そうか…食いっぱぐれ無い為…か…」ハハッ

キース「逆に餌になれっ!!」グワアアァッ!!

エレン「………」ハァ

アルミン(あちゃあ~~)

スタスタスタスタスタスタスタスタ

=夕方=

コニー「まだ走らされてるぜ?芋女と天然君ww」ケラケラケラ

マルコ「でも教官にあんな口利ける二人は凄いね…ある意味脱帽だよ」フフッ

アルミン(あれ?エレン君…君、訓練兵になったら目立たないよう最善を尽くす…とか言ってなかったっけ?)

アルミン(最高に目立ってるよ…)

ミーナ「確かエレン君…だっけ?」

ミーナ「ああいう天然系男子、私は好きだなぁ」フフッ

コニー「マジかwwww」ケラケラケラ

アルミン(こっからどうすんのさ…エレン……)

サシャ「あ、あのぉ…エレンさん?」タッタッタッタッ

エレン「……なに……カナ?」タッタッタッタッ ボソボソ

サシャ「もう…お腹空きました……」タッタッタッタッ グギュルルルゥウルゥゥ……

エレン「……?でも…死ぬまで走れって……言われてた…カナ?」タッタッタッタッ ボソボソ

サシャ「そ、そうですか………」タッタッタッタッ グギュルルルゥウルゥゥ

サシャ「ハァ…お腹空きましたあぁ……」タッタッタッタッ グギュルルルゥウルゥゥ

エレン「…………」タッタッタッタッ

=食堂=

アルミン「…え、エレンが…心配だねミカサ」

ミカサ「エレンなら大丈夫……」モグモグ

アルミン「…………」モグモグ

アルミン「……む、昔から思ってたけど…」モグモグ

アルミン「エレンって、少し天然気が入ってるよね…ハハハハハ…」

ミカサ「…………」モグモグ

ミカサ「…そこが可愛い」ボソッ モグモグ

アルミン(ボソッと言わないでよボソッと…ハァ)

アルミン「でも可愛いって言っても、エレン一回も笑わないよね」

ミカサ「………おばさん曰く」ボソッ

アルミン「…?」

ミカサ「エレンは…生まれてこのかた一回も笑った事が無いらしい」

ミカサ「逆に笑ってしまったら…」グググッ…

ミカサ「エレンでは無いっ!!」キリッ!!

アルミン「……そ、そう…」

アルミン(でもね?そう言われると…笑わせたくなるな…)

アルミン(でも…エレンの笑った顔なんて想像出来ないな…)

アルミン(うん、出来ないっ!!)


ミカサ「もしエレンが笑うとしたら、それは暑い夏の日に雪が降る位の珍しさだ」

アルミン「あはははは!そうかもねw」

ミカサ「でもエレンは体力やバランス感覚がとても残念だ…」

ミカサ「先程は大丈夫と思っていたが……」

ミカサ「やはり少し心配だ…」

アルミン「エレン、バランス感覚本当に無いもんね…心配だよ…うん……」

ミカサ「…………」

ミカサ(無理して連れてきたとは言え…やはり開拓地に留めておくべきだったかな…)

ミカサ(しかし……今更帰ったらおばさんに怒られそうだし…)

ミカサ(何とか私がフォローするしかない……)

ミカサ(ミカサ・アッカーマン!覚悟を決めろっ!!)

アルミン(み、ミカサ…何て言う顔してるんだ……)

トントンッ

アルミン「ぽっ?」クルッ


エレン「…只今…カナ?」ボソッ

アルミン「!!お帰りエレンっ!!」

エレン「………ぅんお帰りカナ?」ボソボソ

ミカサ「エレン大丈夫?」

エレン「………」コクンッ

ミカサ「そぅ……(意外に体力はついてたみたいだ……よかった…)」

アルミン「そう言えばエレン?」

エレン「………?… 何カナ?」ボソボソ

アルミン「エレンと一緒に走らされた女の子は?」

エレン「……もっといっぱい色んな物の食べたかった……って言ってた…カナ?」ボソボソ

アルミン「そ、それって…ミカサ「ど う い う こ と ? 」グワッ!!

アルミン「っ!!」ブルルルッ!!

アルミン(怖いよミカサ…)

ミカサ「まさかエレン、あの芋少女を置いてきたの?」

エレン「………駄目…カナ?」ボソッ

ミカサ「駄目に決まっている!」ゴゴゴゴゴ

ミカサ「今から助けに行かないと駄目!」ゴゴゴゴゴ

ミカサ「…わかった?」ハァ

エレン「………わかった…カナ?」ボソッ

ミカサ「…なら今すぐ行って来て」

エレン「…………ぅん」ボソッ

アルミン「……ぉおお……」

アルミン(み、ミカサ・オッカーサンやないかっ!!)

タッタッタッタッタッタッタッタッ

ミカサ「……ハァ」

アルミン(何か抱え込んでそう…)

ミカサ「おばさんに、倒れてる人が居たら助けないとだめって…」

ミカサ「何度も言われたのに……」

ミカサ「やはりエレンには少し…いやだいぶ常識が足りないと思う…」

ミカサ「……女の子との話し方も…////」ボソッ


アルミン(君は女の子と言うよりオッカーサン…オカンだよ……)

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