勇者と愉快な仲間達(106)

王「さぁ、息子よ今こそ旅立ちの時ぞ」

勇者「は!皆の平和の為、出発します」

王「うむ。よくぞ言った。これは少ないが餞別じゃ、旅の役に立てるがよい」

勇者「ありがたき幸せ」


勇者は魔石の剣とドラゴンの装備一式を手に入れた

王「後は側近に必要な事を聞いてくれ」

勇者「御意」

王「主の無事を祈っておるぞ」

勇者「行ってきます。父上もお身体を壊さぬよう、くれぐれも御慈愛下さい」

勇者「さて、側近はおるか?」

側近「此処におりますよ」

勇者「早速だが、今日から旅に出る。必要な事を教えてくれ」

側近「おぉ、遂に旅立ちの時ですな。立派になられました」

側近「ドラゴンの鎧を纏った姿など、お父上の若い頃そっくりです」

側近「あの頃は、

勇者「その話は何度も聞いておる」

側近「これは失礼、まずは仲間を集めなされ」

勇者「仲間?俺は1人で大丈夫だが」

側近「奴らを舐めてはいけませんぞ?旅を成功させる為に必要な事です」

側近「あの時だって、

勇者「わかった、わかった。して、その仲間はどのように選ぶのだ?」

側近「城下の酒場にでも行ってみなされ」

側近「思えば若かりし頃、わた

勇者「」スタスタ

勇者「彼奴の話は長くてかなわん」スタスタ

~城下~

ワイワイ
ガヤガヤ

勇者「此処だな」ギー

店主「よう小僧、よく来たな」

勇者「小僧は辞めてくれ」

店主「いやぁ悪い悪い、それよりどうした?立派な格好して」

勇者「旅立つ事になった。仲間を探している」

店主「ほぉ、遂に王様が決断したか」

勇者「そういう事だ」

店主「頑張れよ。此処にいる連中なら喜んで着いてくさ、気軽に話しかけてみろ?」

勇者「わかった」

店主「お、あいつなんか良いんじゃないか?良い雰囲気してるぜ」

勇者「いってこよう」

勇者「おい」グイ

魔女「なんだい?」

店主「...あいつは挨拶一つできねぇのか...」

勇者「旅に出る共に来い」

魔女「失礼なガキだね」イラッ

店主「まぁ、まぁ、抑えて、抑えて」

勇者「なんだ?俺が話してんだが」

店主「俺から説明してやっから」ヒソヒソ

魔女「なんだい?ヒソヒソと、私は気が短いんだよ」

店主「すまん、すまん。まあ、話を聞いてくれ」
カクカクシカジカ

魔女「へー、あんた王の息子なのかい」

店主「そうだ、付いて行ってくれるか?」

魔女「面白そうだ、良いよ、行こうか」

勇者「ん、助かる」

店主「先が思いやられるよ...」

魔女「で?他に連れて行く奴は決まってんのかい?」

勇者「あんたが1人目だ」

魔女「口の利き方に注意しな」

店主「まぁ、まぁ、落ち着いて」

店主「勇者も、これから一緒に旅をするんだ。対等の立場なんだ」

勇者「仲間とはそういうものか。わかった注意しよう」

魔女「...まぁ、いいさ」

魔女「で、仲間なんだが、1人心当たりがある」

勇者「どいつだ?」

魔女「もうすぐ来るころさ」

ギー

魔女「ほら来たみたいだね」

元盗賊「よぅ、待たせたか?」

店主「いらっしゃい、何時もので良いかい?」

元盗賊「おぉ、マスター、話しが早いぜ」?

元盗賊「お前、どっかで見た顔だな」

勇者「俺は勇者だ。今旅の仲間を探している」

魔女「私から説明するよ」ハァ

カクカクシカジカ

元盗賊「ホー、お前がねぇ」

魔女「当然、着いてくるんだろ?」

元盗賊「のった。面白そうじゃねーか」

勇者「よろしく頼む」

元盗賊「先ずは酒だ、前祝いといこうや」

魔女「そうだね、まずは酒を交わそう」

魔女「マスター、私と、こいつにも酒を!」

店主「あいよー!」

ワイワイ
ガヤガヤ

元盗賊「まずは自己紹介といこうや」

勇者「俺は勇者。王の子息だ」

魔女「さっき私が話したよ」ヤレヤレ

勇者「そ、そうか」

魔女「私は魔女、攻撃系の魔法なら任しときな」

元盗賊「後は怪しい道具が作れるな」

魔女「私が喋ってんだよ」

店主「はい、お待ちどー」

元盗賊「おぉ、酒だ。こいつがないと始まらないな」

魔女「まったく、ほら、あんたも飲めるんだろ?」

勇者「うむ、頂こう」

元盗賊「では、俺たちの出会いに、乾杯*」グビグビ

勇者「乾杯」
魔女「乾杯」

元盗賊「ふぅ、自己紹介だったな」

元盗賊「俺は元盗賊だ。最近は魔女の依頼で色々な場所にいってる。この辺の地理は任しとけ」

魔女「『この辺』だけじゃ意味ないけどね」

元盗賊「相変わらず厳しいな魔女は」

勇者「なにが得意なんだ?」

元盗賊「よく聞いてくれた。俺は素早さと短刀の扱いなら、誰にも負けねぇぜ」

魔女「逃げ足は。だろ?」

元盗賊「まぁ、そうとも言うな」ワッハハ

魔女「あんたは何が出来るんだい?」

勇者「剣術は一通り教わっている。魔法もある程度なら出来るな」

元盗賊「頼もしいな、流石勇者だ」

魔女「回復も出来るのかい?」

勇者「自己治癒なら、再生も可能だ。他者は、精々傷を治すぐらいか」

魔女「上等だよ。いい旅が出来そうだね」

元盗賊「じゃ、改めて、我らの出会いと今後の旅に...」

勇者「乾杯」
魔女「乾杯」
元盗賊「乾杯」

店主「何とか、旅が出来そうだな」

カァカァ

勇者「...」zzz

魔女「...」クー

元盗賊「もう...飲め...ん...」グオー



店主「...」ハァ

店主「おい、起きろー」カンカンカンカン

勇者「んー...」

魔女「なんだい?朝からうるさいね」

元盗賊「...」グオー

店主「...あんたら...国を救う勇者御一行だろうに」

勇者「...頭が...」

魔女「...水ぅ...」

元盗賊「...」グオー

店主「ほらよ、それ飲んだらとっとと旅立ちな」

勇者「...うぅ」ゴクゴク

魔女「...」ゴクゴク

元盗賊「...」グオー

魔女「ふぅ、生き返ったー」

勇者「...頭が...」

元盗賊「...」グオー

魔女「あん?まだ寝てんのかい」

魔女「しょーがない奴だねぇ」パッ

水魔法(弱)

元盗賊「...ん?...ぷわっ冷てー」ガバッ

魔女「起きたかい?」ニヤニヤ

勇者「...頭が...」

魔女「あんた、酒弱いねぇ~」

店主「あんた達2人に付き合ったら、誰でもそうなるよ」

魔女「そうかい?じゃ、迎え酒といこうか」

元盗賊「おぅ。」

勇者「...」


店主「旅立て...お前達、今すぐに」

店主「」ポーイ

魔女「いったーい」ザザァ

元盗賊「痛ってぇ」ドスンッ

勇者「...」

魔女「何すんだい?私等客だよ」スリスリ

店主「旅から戻ったら盛大に歓迎してやるよ」

元盗賊「くっそぉー...」オーリャー

店主「」フンッ

元盗賊「うわぁー*」ガッシャーン

勇者「...」

魔女「何て力だい。あの巨体を...」

勇者(仲間あいつにするんだった)


店主「よい旅をー」

~城下町郊外~

魔女「よしっ、必要な物も揃ったし、行くか」

勇者「オー!」
元盗賊「オー!」

勇者「...何処に?」


「・・・」


魔女「はぁー?あんた、仮にも勇者でしょ?行く場所も決めずに旅に誘ったの?」

勇者「うっ、旅は良くわからん」

元盗賊「まぁまぁ、しょーがねーよ」

魔女「しょうがないで済まないから言ってんのよ*」

勇者「すまん...」

魔女「だから、すまんじゃ、

元盗賊「まぁ、まぁ、こっからは俺が案内するぜ、外の世界行くならこっちからだ」

~森~

魔女「本当にこっちで合ってんのかい?」

勇者「段々草木が多くなってる」

元盗賊「俺を信じろって」

魔女「元盗賊を信じろって言われてもねぇ」

勇者「普通に考えればそうだな」

元盗賊「折角案内してやってんのに、なんて言い草だ」

元盗賊「誰があんたの為に、材料集めてたか忘れたのか?」

魔女「その節は、どうも」

元盗賊「ホントに感謝してんのかよ?」

勇者「まだ、目当ての場所には着かないのか?」

元盗賊「なんだぁ?もう疲れたのか?」

勇者「何時もより、身体が重い」

魔女「そういや、二日酔いしてたねぇ」

元盗賊「まったく、ヒヨッコだねぇ」

~森の泉~

元盗賊「どうやら、中心部まで来たな」

勇者「デッカい川だ」ワー

魔女「あんた、泉も知らないのかい?」

元盗賊「とんだお坊ちゃんだ」ケラケラ

勇者「む、城下より外に出た事がない」

魔女「そうかい、とにかく休もうか」


キラキラキラキラ


魔女「ふー。気持ちいいねぇ」チャポ

勇者「泉とは、その様に愉しむのか?」

元盗賊「お前さんもやってみな」チャポ

勇者「うむ。冷たくて気持ちがよいの」

魔女「いまいち足りないね」パサ

元盗賊「おま、何脱いでんだよ」ドキ

魔女「水浴びするからに決まってんだろ?」

元盗賊「少しは女らしくだなぁ///」

魔女「何照れてんだい?」

元盗賊「お前からも言ってやれよ」

勇者「泉とはそういう愉しみ方もあるのだな」ヌギヌギ

元盗賊「...そうじゃねぇだろ」

魔女「へぇー結構いいモノもってるじゃないかぁ」ジー

勇者「ん?この通り全裸だが?」

元盗賊「こりゃ良いや」ワッハハ

魔女「あんたは、どうすんだい?」

元盗賊「俺は酒でも飲んでるぜ、水浴びなんてガラじゃねぇしな」

魔女「ふーん、行くよ勇者」グイ

勇者「引っ張るでない」

キャッキャッ
バシャバシャ

元盗賊「なかなか良い画じゃねーか」グビグビ

キラキラキラキラ


ザバァ
?「汝等、此処で何をしておる?」

勇者「水から...出て来た」

魔女「...その様だねぇ」

?「此処で何をしておるのか聞いている」

魔女「おい、盗賊、戦闘準備*」

元盗賊「」zZZ

勇者「...睡眠魔法か」クッ

?「...勝手に寝てるだけよ」

魔法「肝心な時に使えねぇ」イライラ

?「そんなに警戒しないで、敵意は無いわよ」

?「あら、貴方、良い匂いがするのね」クンクン

魔女「とって食おうってのかい?」

勇者「俺は旨くないぞ...多分...」

?「あはは、そういう意味じゃないわよ」ケタケタ

?「私はウンディーネ、皆は私のことを水の精霊と呼ぶわ」

魔女「精霊様が何の用だい?」

水精霊「だから、警戒しないで」

水精霊「それに、私の住処に入って来たのは貴方達のほうよ?」

勇者「うむ。そうか、それは悪い事をした」

魔女「何、謝ってんだい」

水精霊「わかってくれれば良いのよ」

勇者「魔女、出るぞ」グイ

魔女「えっ?急に引っ張んな...」バシャン
勇者「おぉ?」バシャン

水精霊「あはは、貴方達面白いわねぇ」

魔女「」キッ

水精霊「そう睨まないで、水の中では私の方が強いと思うわ」

魔女「試してみるか?」バッ

水魔法(大)
泉の水が巨大な津波を作りだす

勇者「おあぁ?」グラグラ

水精霊「わかんない子ねぇ」

魔女「...やったか?」

ザバァ
水精霊「私は水そのモノなのよ、水の攻撃は効かないわ」

魔女「ちっ、水から出るぞ」バシャバシャ

勇者「う、うむ。」バシャバシャ

水精霊「...」

魔女「水から出ればこっちの物だ」バチバチ

水精霊「...それは、ちょっとヤバイわね」

魔女「死ね、雷魔ほ

勇者「待て」ガシッ

水精霊「?」

勇者「奴は敵ではない」

魔女「なに言ってんだい、こいつは

勇者「よさんか*」

魔女「...わかったよ」チッ

勇者「すまない、住処を荒らすつもりはない」

水精霊「ふーん」

水精霊「貴方達、旅の途中?水遊びに来たようには見えないわね」

勇者「あぁ」

カクカクシカジカ

水精霊「へー。世界を救う旅かぁ」

魔女「あんたにゃ、関係ない話だよ」

水精霊「面白そうね。私も付いて行くわ」

魔女「はー!?」

水精霊「ずっと此処に居るのも飽きちゃったのよね」

勇者「仲間になるのか?歓迎するぞ」

魔女「まったく、あんたはぁ」ハァー

水精霊「うふふ、よろしくね」

勇者「頼りにしておるぞ」

魔女「ん?あんた水から出れるのかい?」

水精霊「問題ないわよぉ」

魔女「あ、そうですか」

勇者「そろそろ行くとするか」カチャカチャ

魔女「そうだね...」パフ

水精霊「うふふ」

元盗賊「」zZZ

魔女「いつまで寝てんだいっ」

元盗賊「んぁ?もう水浴びは良いのか?」

元盗賊「*」ガバッ

元盗賊「全裸の美女!」

水精霊「御上手な方ね」ニコニコ

勇者「実はな」

カクカクシカジカ

元盗賊「ほぉー。何にせよ美女は歓迎だぜ」ニヤニヤ

魔女「まったく、この男は」

元盗賊「それより、精霊さんとやら、裸のまま付いて来るのかい?」

元盗賊「それより、精霊さんとやら、裸のまま付いて来るのかい?」

水精霊「私はこのままでも、構わないわよ?」キョトン

魔女「あんたも常識ってモンがないのかい」ハァ

勇者「いくらなんでも、街中では目立つな」

元盗賊「よっしゃ、ちょいと調達してくるぜ」バッ

勇者「はえぇぇ」

魔女「元々、あれ位は出来る奴だよ」

水精霊「うふふ」

魔女「で、あんた、何が出来るんだい?」

水精霊「今のうちに説明しましょうか」

水精霊「私は、さっき見せた様に水を操れるわ。それから、回復魔法も使えるわね」

魔女「ふーん。それは良い。ウチにはろくな回復役が居ないからねぇ」チラッ

勇者「多少は可能だと言ったであろう」ムッ

魔女「これから先は多少じゃ困るんだよ」

勇者「むー。」

水精霊「あはは、お役に立てそうで嬉しいわね」

魔女「んで、どれほどの魔法が使えるんだ?」

水精霊「そうね、少し披露しましょうか」スッ

勇者「魔力が増加していく...」

魔女「私ゃとんでもないのに喧嘩売ったみたいだね...」

精霊の操る水は巨大な龍となり、空を覆っている

水精霊「ふぅー」

水精霊「ま、慣れ親しんだ水だから出来るんだけどね」

勇者「水の無い所ではどうするのだ?」

水精霊「身体を水に変えて攻撃できるわよ」

魔女「中々の戦略じゃないか」

元盗賊「戻ったぞぉ」

水精霊「おかえりなさい」

魔女「へぇー、あんたにしちゃ上出来じゃない」

勇者「うむ、中々の羽衣だ」

水精霊「うふふ、ありがとう」スルッ

元盗賊「...似合ってるな」

魔女「じゃ、新しい仲間も出来た事だし、宴会と行くかい?」

勇者「おぉ!」
元盗賊「おぉ!」
水精霊「うふふ」

ふぅ。取り敢えずひと段落です。
見てくれた方に感謝

支援

~森の泉(夜)~

ホーホー

魔女「...ん...んんー?」ムクリ

勇者「...」クー
元盗賊「...」グオー

魔女「...」バタン、スヤァ

魔女「...」バッ

魔女「...此処は...森...?」キョロキョロ

魔女「あー!!!」

勇者「!」ビクッ

元盗賊「...」ムク

勇者「...痛っつー...」

元盗賊「何だよ、デカイ声だして...」

魔女「精霊がいないんだよ!」

元盗賊「便所じゃねーのかー?」

魔女「まさか...道具は...全員分あるね...」ホッ

ガサガサ
魔女「...」ビクッ

水精霊「あ、皆さん目が覚めました?」

元盗賊「...何だよ...いるじゃねぇか...」

勇者「...頭がぁ...」

水精霊「どうかなさいましたか?」

元盗賊「いや、なーに、こいつの心配症がでたんですよ」ワッハハ

水精霊「?」

魔女「私は別に、可能性を考えただけさね」

魔女「...突然...いなくなるから...」

元盗賊「はい、じゃぁ、握手して終了」

元盗賊「俺達は誓いの酒を酌み交わした」

元盗賊「仲間を疑った奴は制裁だ」

水精霊「?」

魔女「...わるかったね...」スッ

水精霊「なんだか分かりませんが」ギュ

魔女「...」サッ///

元盗賊「素直じゃねーな」ニヤニヤ

魔女「...うるさいね...」

勇者「...」ウプッ

オロロロロ~

魔女「あぁーぁ、やっちゃったねー」

勇者「...」フキフキ

元盗賊「こればっかりは慣れが必要だからな」ワッハハ

水精霊「...体内のアルコールを取り除けば良いのですか?」

魔女「できるのかい?」

水精霊「不純物の除去も可能ですよ」スッ

勇者「?」

元盗賊「おぉ、勇者の身体からアルコールが染み出してる」オォー

魔女「やるねぇ」スゲー

勇者「おっ?...大分楽になった...」

水精霊「お役に立ちましたか?」

魔女「凄いねぇ、あんた!」

元盗賊「これで二日酔いを気にしねぇで飲めるな」ワッハハ

勇者(お前ら、どうやったら二日酔いになるんだよ...)

水精霊「うふふっ」

勇者「どうするのだ?」

魔女「どうって?」

勇者「朝まで休むのか?それとも移動か?」

魔女「そりゃぁ」

元盗賊「勿論」

水精霊「移動、ですわね」

勇者「フッ、では行くか」

取り敢えずここまで
>>29支援感謝です。

~森~
ザワザワ
ギャーギャー

魔女「いやぁ、月明かりが綺麗だね」ザッザッ

勇者「そのようだな」ザッザッ

元盗賊「中々乙女チックだな」ザッザッ

水精霊「ホントに綺麗な月ですねぇ」ザッザッ

魔女「...」ピク

勇者「して、この森は何処まで続くのだ?」ザッザッ

元盗賊「んー?もう少しだと思ったんだがなぁ」ザッザッ

水精霊「...」ニコニコ

勇者「...」ザッザッ
魔女「...」ザッザッ
元盗賊「...」ザッザッ
水精霊「...」ザッザッ
???「...」

ザッザッ

魔女「気づくのが遅いよあんた達」ヒソ

元盗賊「いつからだ?」ヒソ

水精霊「泉を出て直ぐでしょうか」ヒソ

勇者「中々の手だれのようだ」ヒソ

ザッザッ

???「...」

ザッザッ

ザッザッ

ピタ

魔女「...何時迄も見られんのは、感に障るねぇ!」バッ

元盗賊「死角を作るなよ、互をフォローしろ」バッ

勇者「うむ」バッ

水精霊「うふふ」ニコニコ



???「...」スッ

ザワザワ
ギャーギャー

ザッザッザッザッ

魔女「! 来るよ」

ザッザッザッザッ

元盗賊「...いつの間に...何て数だ...」

ザッザッザッザッ

水精霊「囲まれてしまいましたね...」

ザッザッザッザッ

勇者「...」チャキッ

キーン キーン バシュ
ドカッ!

魔女「なんだい?対したことないねぇ」

元盗賊「おらぁ!」

勇者「はっ!」

水精霊「うふふ」

キーン キーン

???「...」

勇者「」ハァハァ

元盗賊「」ハァハァ

魔女「...何なんだい?こいつ等??...」

水精霊「...」

元盗賊「切っても切ってもキリがねぇ」

勇者「うむ。切った手応えが無いな」

ザッザッザッザッ

魔女「...幻術かい...面倒だね...」バッ

勇者「?」

元盗賊「! おい、おい」

元盗賊「全員、魔女の側を離れるな!」

勇者「? うむ」スッ
水精霊「うふふ」スッ

魔女「くらいなぁ!」バッ

火炎魔法(広範囲)
魔女を中心に炎が吹き上げる

勇者「おぉ、敵が全て燃えておる」

元盗賊「まったく、俺達までマルコゲになるところだぜ」

水精霊「うふふ」

ムク ザッザッザッザッ

元盗賊「...マジかよ...」

魔女「...」ハァハァ

ザッザッザッザッ

元盗賊「...」

ザッザッザッザッ

勇者「...」

魔女「...ナイス...精霊...」

スッ
???「!」

水精霊「失礼」ドカァ

ドンッズザァ

元盗賊「...なるほど、幻術に攻撃さて」

勇者「術士は木の上から高みの見物という訳か...」

元盗賊「何で術士の場所が分かったんだ?」

魔女「あれだけの数だからねぇ、一度に復活させる為には、それなりの魔力を使う」

水精霊「後は、魔力の元を探るだけですわ」

勇者「おい」チャキ

勇者「なぜ我々を狙った?」

???「ホッホッホ、中々やりますなぁ」

勇者「! 」カチャ

元盗賊「? おいおい」

魔女「何、剣収めてんだい?」

水精霊「うふふ」

勇者「此奴は敵ではない...だが...説明して貰うぞ?」

???「気づかれましたか。流石は勇者様と言った所ですね」

月明かりは王の側近を照らし出した

魔女「その爺さん知り合いかい?」

勇者「あぁ、父上の側近だ」

側近「ホッホッホ、皆さん勇者様がお世話になっております」

水精霊「うふふ」

元盗賊「で?...側近さんが何故、俺達を襲ったんだ?」

勇者「大方、父が我の力を試したのだろう?」

側近「なんと、そこまで気づきましたか」

側近「王は貴方様を心配しておられる」

側近「それで私目が、皆様の実力を測りに来た次第で御座います」

魔女「中々の親バカっぷりだねぇ」ハァ

元盗賊「どうりで、この辺の魔物にしては強すぎると思ったぜ」ヤレヤレ

水精霊「...」クスクス

側近「それにしても、良き仲間に恵まれたようじゃな勇者様」

側近「この側近、こんなにも心踊ったのは久々ですぞ」

取り敢えずここまで

勇者「わざわざ、昔のローブまで引っ張り出したのだな」

側近「ホッホッホ、あの頃に戻った気分ですぞ」

魔女「年寄りの冷や水にも程があるよ」

元盗賊「全くだ」

水精霊「」ニコニコ

勇者「...父上に伝えてくれ、我の心配より御自身の身体を労わってくれ...とな」

側近「王も喜ばれましょう」

勇者「...我々は先を急ぐ」

側近「お待ち下され」

魔女「まだ何かあるのかい?」

側近「王より皆様に餞別を持ってまいりました」

元盗賊「お、そいつは有難い」

魔女「...どこまで親バカなんだい」

水精霊「」ニコニコ

・・・・・・

勇者達は高級酒を手に入れた

魔女「いやー、良い親を持ってあんたは幸せだねぇ」ニコニコ

元盗賊「現金な奴...」

水精霊「」ニコニコ

側近「それから、勇者様にはこれを...」スッ

勇者「ん?」

側近「私目の手を握って下され」

勇者「うむ」ニギ

側近「少し熱いかもしれませんが...」ジュー

勇者「熱ッ」ジュー

元盗賊「何だそりゃ?」

水精霊「手の甲に...魔法陣?」

勇者「」フ-フ-

側近「空間魔法の魔法陣で御座います」スッ

魔女「へぇー、空間魔法かい」

側近「少し説明をさせて頂きますぞ」

ー空間魔法ー

空間を超えて移動する術

基本的には移動元の魔法陣、移動先の魔法陣2つがあって成立する。

本来は別次元より、召喚獣や精霊を呼ぶ為に使われる。

側近「何がご質問はありますかな?」

魔女「この魔法陣の移動先は?」

側近「お城になっております」ニコッ

魔女「だと思ったよ」ハァ

元盗賊「当然の親バカだな」ワッハハ

水精霊「」ニコニコ

元盗賊「じゃぁ、いい酒も手に入れたし」

魔女「宴会といこうか」

勇者「相変わらずだな。側近、お主も混ざっていけ」

側近「ありがたき幸せ」

水精霊「」ニコニコ

ワイワイ

側近「~ですから、私目が~

勇者「その話は聞き飽きたぞ」ハァ

元盗賊「いいぞぉ爺さん」ワッハハ

ワイワイ

魔女「あんたはさぁ、魔法陣で移動とか出来ないの?」

水精霊「私も精霊の端くれ、契約があれば移動できますわ」

魔女「今は契約とか無いんだ」

水精霊「はい、自由に旅が出来ます」ニコニコ

魔女「ふーん。なぁ精霊の事もっと教えてくれよ」

水精霊「うふふ、では、炎のサラマンダーの話でも」

ワイワイ

側近「~私目はその時~、聞いてますか?」

勇者「」zZZ

元盗賊「」ワッハハ

ここまで。
読み返すと誤字脱字が恥ずかしい。

読んで頂いた方に感謝。

いいよーおもしろいよー

~森(朝方)~

勇者「」zZZ
魔女「」クー
元盗賊「」グォォオ

側近「...」ムク

側近「...いかん、いかん、長居過ぎてしまった...」スッ

側近「...勇者様は大丈夫そうじゃ、愉快な仲間に恵まれた」

側近「...どれ、早く戻らねば王に怒鳴られてしまうわい」スタスタ



水精霊「...」スッ

スタスタ

ピタ
側近「...何か、御用ですかな?」クル

ピタ
水精霊「...」

側近「...主も立派になったな...」ニコ

水精霊「...こうして話すのは久しぶりね」ニコ

側近「あの時以来になるのかのぉ...」

水精霊「とても...懐かしい話を聞けました...」

側近「うむ、今度は勇者様の力となるのじゃな?」

水精霊「楽しい旅になりそうです」ニコニコ

側近「...では、そろそろ戻らんと」クル

水精霊「主様は相変わらずですね」ニコニコ

側近「ワシは、あのお方が好きじゃからな」ニカ

側近「勇者様の事、頼みましたよ」スタスタ

水精霊「我が身を賭してお受け致します」スッ


クル
側近「...」クル

スタスタスタ

取り敢えずここまで。
>>59
頑張ります

魔女「あ!戻って来たよ」

勇者「側近は一緒ではなかったのか?」

水精霊「側近さんは、お城に戻られましたわ」ニコニコ

勇者「そうか、起こしてくれれば良いのに」

元盗賊「...まあ、いいじゃねぇか、その力があれば簡単に城戻れるんだろ?」

魔女「じゃあ、そろそろ出発しようかね。そろそろベッドで寝たいよ」

スタスタスタスタ

元盗賊「そういや、お前、今日は二日酔いは大丈夫なんだな」

魔女「良い酒は悪酔いしないもんさ」

水精霊「」ニコニコ

勇者「...」

スタスタスタスタ
ピタ

ォロロロロ~

元盗賊「相変わらず弱ぇな!」ワッハハ

水精霊「」ニコニコ

魔女「情けない男だね」ハァ

勇者「...すまん」

水精霊「不純物取り除きましょうか?」ニコニコ

勇者「いや...よい...アルコールにも慣れておかんとな」ウプ

魔女「男らしいんだか、らしくないんだか」

スタスタ

元盗賊「お、見えて来たぜぇ」

わくわく
続き待つ

続き待つ

期待支援

~姫君の里~

元盗賊「どうだ?勇者、懐かしいだろう」

勇者「懐かしい?」

魔女「なーに、トボけてんだい?」

勇者「何がだ?」

水精霊「此処は姫君の里、勇者さんのお母様の出生地ですわ」

元盗賊「なんだ?知らなかったのか」

勇者「母上は幼き頃、お亡くなりになった」

勇者「殆ど覚えておらん」

勇者「そうか、ここが母上の故郷...」キョロキョロ

水精霊「...」

魔女「...なんか湿っぽくなっちゃったね」

元盗賊「すまねぇな」

水精霊「私と勇者さんで里を見て周っていいかしら?」

魔女「じゃ、私等は宿と酒場探してくるよ」

元盗賊「そうだな、夕暮れ前に...あの像の前で落ち合うか」

勇者「承知した」

水精霊「では、行きましょうか」ニコニコ

スタスタ

元盗賊「あの2人で大丈夫か?」

魔女「何がだい?」

元盗賊「世間知らずと言うかなんと言うか」

魔女「大丈夫さ、精霊から言い出したんだ。任せるよ」

魔女「それより、美味い酒場と宿よろしくな」

元盗賊「よっしゃ、こっちだぜ」

スタスタ

水精霊「」ニコニコ

勇者「」キョロキョロ

水精霊「なかなか良い匂いのする所でしょう?」ニコニコ

勇者「匂い...不思議な感覚だ」

勇者「其方も感じておるのか?」

水精霊「私にとっても...思い出の場所ですから」ニコニコ

勇者「思い出...其方は
里の者「おーい!」タッタッタッタ

勇者「!?」クル

タッタッタッタ

里の者「いんや驚れぇただ」ハァ...ハァ...

勇者「主は何者だ?」

里の者「...覚えていらっしゃいませんか...」

水精霊「」ニコニコ

勇者「...」

里の者「...いんや無理もない事です」

勇者「すまんな...」

里の者「オラはこの里で長をやらせて頂いてます...是非オラの家さ来て下さい」

勇者「どうする?」

水精霊「お伺いしましょうか」ニコニコ

スタスタスタスタ

里の長「ここがオラの家でごぜぇます」

水精霊「立派な御屋敷ですわね」ニコニコ

里の長「全ては亡き姫君のお力...」

勇者「...」

里の長「かぁーちゃん!帰ったよ?かぁーちゃん!?」

長の妻「やだよこの人ってば、やっと仕事に出たと思ったら、もう帰って...」?

里の長「仕事どごろじゃねぇべ、早よお持て成すの準備さしてくれ」

長の妻「まっ、待っとくれよ...えっと...買い出しから行かなきゃね」バタバタ

バタバタ
チョイトテツダットクレ-
オクサマ-

里の長「いやー慌ただしくて申しわげねぇ」

勇者「余り気を使うでないぞ」

水精霊「」ニコニコ

里の長「勿体のぉお言葉だべ」

里の長「さ、さ、此方でお寛ぎになって下さい」

里の長「暫しお時間を頂きます。いまお茶を用意させますので」

勇者「うむ」

ピシャ
オオ-イ チャトカシヲタノム
ハーイダンナサマ

勇者「」キョロキョロ

水精霊「どうしましたか?」

勇者「...わからん...が...良い匂いと言うやつなのだろう」

水精霊「えぇ、心が安らぎますね」ニコニコ

ワーワー

ヒメギミノゴシソクガカエッタゾ-
ドンナオスガタカシラ
ミニイコ-ゼ

ワーワー

元盗賊「なんだ?外が馬鹿に騒がしな」

魔女「もー焦らさないどくれよー」ハァハァ

元盗賊「わりぃわりぃ、そんな興奮すんなって」

魔女「...馬鹿...早くしな...」ハァハァ

ピシャ
里の長「お待たせして申し訳ねぇべ」

勇者「...見事だ」

水精霊「素敵なお召し物ですわね」ニコニコ

里の長「いやいや、お恥ずかしいベ」

里の長「代々受け継がれた正装で御座いますだ」

勇者「話を聞かせて貰おうか」

里の長「では、姫君のお話しから...」

カァーカァー


里の長「いやいや、すっかり話込んですまった」

勇者「恩に着る」

水精霊「...」グス

勇者「...泣いておるのか?」

水精霊「うふふ、立派なお母様ですわね」

里の長「...」

ワーワー
ガヤガヤ

里の長「なにやら外が騒がすぐなってますな」

ガラ

ワーワー
アノガタガゴシソグダガ?
ステキナヒドダ

里の長「こら、お前だず、静がにすろ!」

里の仔「長様、オラ達もご子息様と話すしてぇ」

里の長「今、大事な話すしてんだ」

勇者「良いではないか。楽しい時間を貰った。恩返しがしたい」

水精霊「...そろそろ魔女さん達との約束の時間ですわ」

勇者「...そうか」

里の長「...今日の宿はお決まりだべか?」

勇者「連れの者が探しておる」

里の長「んだが、宜すければ、今夜は此処さ泊まって下さい」

里の長「此処だば、里の人さ集まっでも問題ねぇべ」

勇者「うむ。その言葉に甘えさせて貰う」

水精霊「うふふ、私は2人を探して来ますわ」

勇者「俺も行こう」

水精霊「勇者さんは仔ども達と遊んであげて下さい。喜ばれますよ。」

勇者「そうか、では頼んだ」

里の長「私は宴会の準備をすて参ります」

里の長「宿の主人にも連絡すておきましょう」

トボトボ

フゥ
水精霊(懐かしいお話しでした)

水精霊「...やだ...また涙が...」グス

水精霊(あれから何年だろうか...)

水精霊「いけませんわね...魔女さん達に...笑われてしまいます」グイ

トボトボ

魔女「中々来ないねぇ」イライラ

元盗賊「お前だって約束忘れて夢中だったじゃねぇか」

魔女「あんな良質のモノ見せられちゃ黙ってらんないよ」

魔女「それに、約束の時間には間に合ってるだろ?」

元盗賊「俺が声掛けなきゃずっと作業してただろ」

魔女「うるさい奴だねネチネチと、そんなんだから独り身なんだよ」

元盗賊「うっ...あっ!...来た見たいだぜ」オーイ

タッタッタ

水精霊「すいません、お待たせしてしまいました」ハァハァ

魔女「あれ?勇者は?」

カクカクシカジカ

水精霊「...と言う訳ですわ」

元盗賊「なんだよ、折角宿と酒場見つけたのによ」

魔女「いいじゃん、どうせ一ヶ所しか無かったんだし」

元盗賊「宿の主人に言って来ねぇと」ハァ


ガラガラ
宿主人「おーい、あんた達ぃ!」

魔女「主人じゃないかい...どうしたんだい?大荷物抱えて」

宿主人「いゃー、里長から使いが来てね」ガラガラ

宿主人「宴の準備などを頼まれたんですよ。あんた達の荷物も持ってきたよ」

元盗賊「おぉ、わりぃな、わざわざ」スッ

宿主人「全ては姫君様の為です」ニコ

魔女「ん?そうかい?」

水精霊「では、参りましょうか」ニコニコ

姫君の像「...」

スタスタスタ
ガラガラガラ

宿主人「では、私は準備がありますのでお先に失礼します」ペコ

ガラガラガラ

魔女「へぇー、立派な御屋敷だねぇ」

元盗賊「へへ、血が騒いじまうな」ニヤニヤ

魔女「...」

元盗賊「...そんな顔すんなよ、悪かった」

魔女「...別に」

水精霊「?」

ワーワー

ゴシソクサマ-
コンドハコレダヨー

魔女「おやまぁ、すっかり馴染んじゃってるよ」

元盗賊「結構な事だな」ワッハハ

水精霊「」ニコニコ

里の長「ようこそ居らっしゃいますただ」

魔女「あんたが里の長かい?」

里の長「はい。ささ、どうぞこぢらへ」

元盗賊「世話んなるぜ」

里の長「ご子息様ぁ!宴の準備がとどのいますたー」

キャッキャッ

勇者「皆、食事が出来たぞ」

里の仔「えぇ~もうお終い?」

里の長「こら、ご子息様を困らせるでねぇ」

勇者「食事が終わったら続きをしよう」

ワーイ
ゼッタイデスヨ?
キャッキャッ

里の長「申す訳ねぇです」

勇者「いや良い、さぁ皆も行くぞ」

ハーイ

元盗賊「すっかり気に入られたようだな」ニヤニヤ

勇者「ふふ...まぁな」

魔女「照れちゃってまぁ」ニヤニヤ

水精霊「」ニコニコ

里の長「さぁ、皆、ご子息様とお仲間の旅に」

カンパーイ!

ワイワイ
アハハハ

クゥークゥー
zZZ

勇者「仔ども達は皆寝てしまったな...」

元盗賊「随分騒いでたからな」

魔女「私等もそろそろ寝ようかね」

水精霊「」ニコニコ

里の妻「此方に寝床を用意しております。仔ども等は私達にお任せ下さい」

勇者「うむ。そうさせて貰うぞ」

里の長「」zZZ

里の妻「ほら、あんたも起きとくれ」

里の長「...ん?...あぁ知らぬ間に寝てすまっただか」

魔女「あんたも随分騒いでたからね」

里の長「いやぁ申す訳ねぇです」

勇者「良き宴であった」

元盗賊「じゃぁ、俺達は寝かせて貰うぜ」

里の妻「さあ、さぁ、此方へどうぞ」

今日はここまで

おつおつ

ポツ...ポツ...ポツ
ザー

勇者「」zZZ


ーーー
ーーーーーー


?「母上ー」

??「ごめんね、ごめんね...」

?「...」

??「留守を頼みましたよ」スタスタ

?「嫌だ!置いてかないで...」

??「...」スタスタ

?「母上! 母上! 母上ー



勇者「母上ー!!」ガバッ
ハァハァハァ

ザーザー

勇者「...」ハァ ハァ ハァ

魔女「」クゥー

元盗賊「」グォォオ

勇者「...夢...か...」ムク

ザーザー

水精霊「...」

勇者「...」ガラ

ザーザー

勇者「雨...」

勇者「目が冴えてしまったな...」スッ


バシャバシャ
勇者「ふぅ...」

スッ
水精霊「どうしたんですか?」

勇者「精霊...」

水精霊「これで顔を拭いて下さい」スッ

勇者「すまんな」サッ

水精霊「...お母様の夢を見ていたのですか?」

勇者「あぁ...久しく見ていない母上の御姿を見た」

水精霊「...」

勇者「其方は母上を知っているのだな」

水精霊「...昔の...友ですわ」ニコ

勇者「そうか...戻ろう、もうじき夜が明ける」スタスタ

水精霊「はい」ニコニコ

チュンチュン
チチチチチ

魔女「朝かい...?」ムク

元盗賊「ん~、良く寝たぜ」ガバ

ガラ
勇者「起きたか」スッ

水精霊「おはようございます」ニコニコ

スッ
里の妻「おはようございます。只今、朝食の準備をしております。もう少しお待ち下さい」ペコ

勇者「何から何まですまんな」

魔女「さて、朝飯の前に水浴びでもしてくるかね」スッ

元盗賊「俺は寝起きの運動に行くか」スッ

水精霊「私も水浴びをして参ります。良い場所があるんですわ」

元盗賊「お前ぇはどうする?俺に付き合うか?」チラ

魔女「それとも、私等と水浴びするかい?」ニヤニヤ

水精霊「」ニコニコ

勇者「いや、俺はもう少し此処に居る」

元盗賊「そうか?飯頃には戻るからよ」ガラ

魔女「留守番宜しく」ヒラヒラ

スタスタスタ

勇者「ふぅ...」スッ

勇者「...」


~瞑想~


スッ
勇者「...里長か」

里の長「お見事な集中力ですだ」

勇者「...朝食の準備が出来たのか?」

里の長「申す訳ねぇです、まだ掛かりそうですだ」

里の長「お食事の前に話っこ聞いで貰えますか?」

勇者「かまわんぞ」

里の長「...」スッ

勇者「...これは?」

里の長「里の秘宝『姫君の涙』」

勇者「母上の...涙?」スッ
キラキラ

里の長「姫君様が御子息様の身を案じ、最後に流した涙でございます」

勇者「...」

里の長「強い魔力..いんや、それ以上に強い母の思いが込められています」

勇者「...」

里の長「どうか、その思いを御子息様と共に」

勇者「うむ。母上の思い...そして主の、里の思い受け取ったぞ」グッ

勇者「大儀であった」ポン

里の長「...ありがた..き.幸せ..」ポロポロ

勇者「さぁ、飯にしよう」スッ

勇者「もうじき、あやつ等も戻ろう」

ガラガラ

魔女「たっだいまー!」ニコニコ

元盗賊「お、旨そうな匂いがするな」クンクン

水精霊「うふふ」ニコニコ

長の妻「おかえりなさいませ、朝食のご用意が整っております」

長の妻「冷めない内にどうぞ」

スタスタ

勇者「ようやく戻ったか」チラ

勇者「魔女よ、随分ご機嫌のようだな」

魔女「わかるかい?」ニコニコ

元盗賊「何あったのか全然教えてくれねぇんだぜ?」

水精霊「」ニコニコ

勇者「まぁ、よい。食い終わったら出発するぞ」キラ

チラ
水精霊(...そう、其れが貴女の答えですのね)

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あげ

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