【咲安価】京太郎「……変、身ッ!」 憧「……変身」 14クール目【仮面ライダー】 (1000)


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 │ これは——「呪い」を解く物語。   ..│
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                                     ̄


 ——この物語に奇跡なんてない。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363381466


このスレのテーマは、実にありふれたこと——人間讃歌です

たとえ短い命だとしても精一杯生きる。その中で満足していく。覚悟を胸に前に進む
まっすぐ胸を張って立つ。正しいと信じる道をいく。納得する、感謝する
勇気を強く抱き締めて、運命に負けずに路を切り開いていく。希望の火を絶やさない
終わりなく受け継がれていくものがある……それが『大切』なんじゃあないだろうか

『結果』じゃあない。『過程』が重要なんだ……
長く生きるのではなく、どう生きるかが問題なのだ

尚、シナリオは荒木飛呂彦と藤田和日郎をリスペクトしつつ井上敏樹と虚淵玄風味で進む模様




�空気雑用こと須賀京太郎が主人公です。場合によっては死にます

�R−15程度の残酷な描写があります。青年雑誌漫画程。大体酷くて異形の花々程度です

�咲のキャラクターが傷付いたり死ぬ場合もあります。消滅したり改造されたりします

�裏切り合いや足の引っ張り合いなども存在する可能性があります。乾巧って奴の仕業です

�コンマと戦術で闘うTRPGです。難易度はそこそこ、皆が楽しんでやれるのが一番です。所詮は遊びなので
  「おまかせあれ」で失敗しても、和やかに「クロチャーw」「やク糞」「これはおしおきやろなぁ……」「(腹パン)」などの声をかけてあげましょう

�遊びと言っても人の積み上げたジェンガを崩すような行為はご遠慮ください

�原則的にリトライ不能です。敗北しても川落ちしたり、仲間が駆けつけたり、仲間が死んだり、守ろうとした人が死んだり、浚われて改造されたりします

�登場する仮面ライダーは原則的に平成ライダーが主体です

�登場予定のライダーは以下の通り
 クウガ、アギト(アギト・ギルス・G3・アナザーアギト)、龍騎(龍騎・ナイト・ゾルダ・王蛇・タイガ・ベルデ・王蛇・リュウガ・オーディン・オルタナティブ)、
 555(ファイズ・カイザ・デルタ・サイガ・オーガ)、剣(ブレイド・ギャレン・レンゲル・カリス)、
 響鬼(響鬼・威吹鬼・斬鬼・裁鬼)、カブト(カブト・ガタック・ザビー・サソード・ドレイク・キック・パンチ・ダークカブト・ヘラクス・ケタロス・コーカサス)、
 電王(電王・ゼロノス・New電王)、キバ(キバ・ダークキバ・イクサ)、ディケイド(ディケイド・ディエンド・クウガ)
 W(W・アクセル・スカル・ナスカ)、オーズ(オーズ・バース)

�モブとして他作品のキャラがでても、元ネタの話で盛り上がる程度にしてください。本編に影響を及ぼす予定はありません

�咲キャラとしては登場校は以下の通り
  清澄・龍門渕・鶴賀・風越・姫松・宮守・永水・阿知賀・白糸台・千里山・新道寺・その他(荒川憩、小走やえ等)

�ライダーの原作キャラは、一部を除いて登場しません。咲キャラがライダーに変身します

�ハーレム?  そんなもの、ウチにはないよ

�地の文はよく読もう。地雷が埋まってるよ

�バッドエンド? あはは、それは違うよ。希望は……絶望には負けないんじゃないかな……?

�忘れないで……きょーたろーのその優しさが、もっと大きな悲しみを呼び寄せることもあるってことを

�世界中の子供たちに愛と勇気をね! 与えてあげる前提で、まず怖がらせるだけ怖がらせてあげちゃうよーん!! 一生残る恐怖と衝撃で、一生残る愛と勇気をね!!

�——15年の中で、はっきりと憶えている日が、1日だけある

�チョロインばっかりのギャルゲー(意味深)

�機械仕掛けの神編突入か、大体今紅煉が登場したぐらい


・ストーリールート
→願いを叶える戦いとそれを巡るカードの話(龍騎/剣)
→生徒を襲う謎の仮面の男と怪物(アギト/555)
→願いを叶えるという怪物の話(電王/W/オーズ)
→ドッペルゲンガー、吸血鬼、妖怪のうわさ(響鬼/カブト/キバ)

以上の中から選択。それにより、登場ライダーが変化
ルート中には別ルートに行けず、他のストーリーではライダーだったものが一般人、怪人となったりする


基本的に日常パートは以下の通り
・朝
 誰かと登校したりもできますが、今のところその好感度の人間は存在しません
 あえて指名可能なのはカザリ。学校をサボるか否かの選択も出来ます
 条件を満たしているとイベントが発生します
・昼
 コンマ判定です。一定コンマで、まだ出会った事のない人間に出会えます。
 そうでなければ、これまでの交友関係から指名して会話を行います
 時々イベントが発生します。
・放課後
 コンマ判定でイベントが発生します。まだ出会った事のない人間に出会えます
 また、特定人物に連絡を取る事も可能ですし、特訓なども可能です
 条件を満たしていると、イベントが発生します


【戦闘システム】
・ステータス
基礎戦闘技能値
01〜09:おおよそ戦いには向かないレベル(良太郎)
10〜40:一般人(城戸真司)
41〜60:ある程度の格闘経験有(たっくん)
61〜80:格闘技や武道経験者(天道総司・草加雅人など)
81〜90:軍人・プロの格闘家クラス(黒崎一誠など)
91〜00:トップアスリートというか最早超人(一文字隼人など)

10〜80までは、戦闘能力値は1戦闘または1鍛錬に於いて1上昇
01〜09は戦闘での残り体力値/30(端数切り上げ) 上昇
80〜00は特訓により上昇
ボーナス:ライダー同士での戦闘は、(相手との技能差+戦闘での残りHP)/5 分上昇

HP=30+(戦闘能力&取得時コンマ)/5+特殊補正
スタミナ=30+(戦闘能力&取得時コンマ)/5+特殊補正
気力=30+取得時コンマ+特殊補正
※ただし気力の取得コンマが20以下の場合は20として設定


・戦闘計算式
戦闘判定=戦闘経験+コンマ+特殊補正 VS 戦闘経験+GMコンマ+特殊補正
ダメージ=勝利者の秒数の合計+戦闘判定差/5+攻撃者ATK−防御者DEF
スタミナ消費=出したコンマの10の位

HPゼロにて死亡または変身解除、スタミナゼロにて変身解除
気力ゼロにて、気力の最大値/4のマイナス補正を戦闘判定に与える

ファンブル=01〜04 強制失敗(問答無用で戦闘計算敗北。コンマ値は0として計算)
確定クリティカル=00(判定値は100)
クリティカル=100-戦闘能力値/10(端数切り上げ)以上の値を出す事。
(つまり戦闘能力値91なら90以上、戦闘能力値40なら96以上がクリティカルとなる)
クリティカル時、全てコンマは100として計算。与ダメージが2倍。被ダメージは半減

※判定/方針安価に雑談や安価下が当たった場合、原則的にコンマも行動もその下のものを利用します
※戦闘判定が同値の場合、相打ちとして互いのダメージ計算を行う
※敵味方がそれぞれHPゼロとスタミナゼロとなって戦闘終了の場合、スタミナゼロの勝利とする
※双方ともに次ターンで戦闘不能という状態になったら、ラストターンボーナス(気力回復・気力最大値上昇)
※秒数合計=0は基本的に0とする。故に01は1。ただし00は10
※コンマ合計=0は基本的に0とする。故に01は1。ただし00は20
※クリティカル時のスタミナ消費半減、ファンブル時は1消費

・レンジの概念
レンジを超える相手に対しては、同レンジ対象の武器を持たない場合、攻撃は不可能
戦闘判定勝利にて『距離を詰める』(ダメージ計算なし)となる
また、撤退と追撃と奇襲に際し以下の補正が加わる
奇襲の場合は、奇襲を行う側に加えられる

距離=至近距離/近距離/中距離/遠距離/超遠距離
(追撃)  +20/+15 /+10 / +5  /±0
(撤退)  ±0 /+5  /+10 /+15 /+20
(奇襲) −20/ −10 / ±0 /+10 /+20

・撤退(追撃)判定
 残スタミナ+コンマ+気力消費+特殊補正+距離補正 VS 残スタミナ+コンマ+気力消費+特殊補正+距離補正

※撤退失敗の場合、双方ともにコンマ10の位のスタミナを消費
※また、撤退失敗側にはこの判定の差分値/5のダメージを与える

・奇襲判定
(奇襲判定)=技能値+コンマ+特殊補正+距離補正 VS 技能値+コンマ+特殊補正+距離補正
(ダメージ判定)=秒数合計+奇襲判定差分/5+勝利者ATK−敗北者DEF

※既に戦闘が起きている場所に駆けつけた際に、奇襲を選択する事で判定が行われる
※奇襲を仕掛ける側は己の攻撃レンジに相当する距離補正を受ける
※高速の場合は超遠距離となり、攻撃後は自分の適性レンジになる
※判定に勝利する事で相手にダメージを与えられる
※被奇襲側は勝利する事で自分の攻撃レンジ内なら相手にダメージを与えられる


・戦闘方針
戦闘時に、【通常戦闘】【攻撃重視】【防御重視】【温存重視】【撤退重視】などの方針の選択が可能。なお、ターンごとに随時変更が可能
1:【通常戦闘】の場合、特殊効果は存在しない
2:【攻撃重視】の場合、与ダメージ及び被ダメージ2倍。選択中スタミナ消費2倍
3:【防御重視】の場合、与ダメージ及び被ダメージを半減。選択中スタミナ消費2倍
4:【温存重視】の場合、与ダメージ及びスタミナ消費半減
5:【撤退重視】の場合、戦闘判定コンマ勝利にて撤退判定に派生

※尚、【攻撃重視】及び【防御重視】でも、固定HPダメージの増減は不可能
※戦闘方針は一度に一つのみが使用可能
※記述されない場合、前ターンの戦闘方針を引き継ぐ


・戦闘中のコマンド
 【フォームチェンジ】=戦闘判定時の書き込みにより、フォームチェンジ。その判定から適用する
 【能力使用】=戦闘判定時の書き込みにより、能力を使用。その判定から適用する。
           記号が同じ能力の同時使用は不可能。『・』は常時発動
 【距離を取る】=判定で勝利した場合、ダメージ処理を行わず距離を1つずらす
           必殺技に当たる技との併用は不可能

※なお、必殺技に当たる技(技名記載)は同フォームにおいて1戦闘に1使用まで
※不発はこれに含めない

・精神コマンド
 【沈着】=気力値を15消費する事で、戦闘判定時のコンマを【50】という固定値として扱う。スタミナは5消費
 【集中】=気力消費値と等量を、戦闘判定時の値に加算する。10なら10。50なら50。これによりスタミナ消費値は変動しない
 【爆発】=そのターンのスタミナ消費値を2倍とする事で、次のターンの気力値に20回復させる(上限値を超えない)。
       戦闘判定の結果如何に寄らず気力が加算される
※精神コマンドの併用は不可能


・状態
 怪我=戦闘時のコンマが偶数ゾロ目、戦闘判定勝利にて、その時の判定値の差が40以上で発現。以後の相手の戦闘判定-10。
 昏倒=戦闘時のコンマが奇数ゾロ目、戦闘判定勝利にて。その時の判定値の差が40以上で発現。相手の変身解除
 高速=高速を持たない相手は撤退に対する追撃が不可能。持たない相手との戦闘判定勝利にて、レンジ差に関わらず攻撃が可能。
     距離を離す場合、任意のレンジまで移動が可能。
 飛行=飛行を持たない相手の戦闘・撤退・追撃判定-5。戦闘判定勝利にて、詰められた/離されたレンジを2レンジまでの範囲内でリセットする。
     能動的に距離を詰める/離す場合、通常通り1レンジ。
 暴走=戦闘中、一切の行動指示(作戦変更やフォームチェンジ等)が不可能
 属性相性=ダメージ判定において、秒数合計が、(秒数合計)×1.5に変化。マスクドデータだが、メズールにラトラーター、ウヴァに対する炎みたいなもの

日常行動に関して(補足)

【昼】
・見知った人間との会話
 →連絡先を交換している/交遊関係のライダー関係者
 →その話で怪人フラグがありお互い名前を知っている/それ以前に仲がいい
・誰かと出会う
 →指定なし。予めの怪人フラグは確定でイベント
 →そうじゃないのはコンマで怪人フラグ。なりやすさあり
・イベント
 →原則的にヒロインライダー絡みのイベント
 →怪人フラグが立っている場合は何か/余所で怪人が出て呼び出し/他
・遭遇ゾロ目
 →怪人フラグ設定者と遭遇/他グリードなどからの接触/他

【放課後】
・何事もない
 →何事もない。帰宅。好感度の高い人物と一緒に帰ったり
・誰かに出会う
 →ライダー関係者などに関わらず出会える
 →怪人フラグ設定者ならそれ関連の何か
 →そうでないものはただ出会って会話。互いのコミュ力により会話変化ただ会うだけも
・イベント発生
 →名前が書かれた人物に怪人フラグが立っていないで、それがライダー関係者でない
 →その人物に既に怪人絡みのイベントが起きてない場合は怪人に襲われる
 →ただし、ドーパント・イマジンの契約者・ヤミーの親で一般に被害を出している場合は別
 →既に怪人に絡んでいても復讐として襲われる場合がある
 →ライダー関係者の場合、指名人物に関わらないライダー関係者イベント
 →怪人登場フラグが立っている場合(コンマで怪人フラグ有りやカザリからの警告)は怪人関係の何かが起きる
・特殊イベント
 →出会っていないライダーVS怪人
 →ミュージアム関連&グリードからの接触・勧誘や襲撃
 →クローズドで設定された怪人絡みになりやすい人物に関するイベント
 →咲キャラ以外が契約したイマジン・変身したドーパント・親になったヤミーとの戦闘イベント
 →ヒロインとイチャイチャしたり、噂を聞いたりその他

【夜】
・好感度の高い人物と会話したり、怪人と戦ったり

【ヒロイン強度】
ライダーである咲キャラ(&グリード)
>>怪人に襲われていた咲キャラ・交遊関係のライダー関係者の咲キャラ(一般人でも可)
>>>仲の良い一般人咲キャラ(現状なし)・怪人絡みの咲キャラ
>>>>ただの一般人咲キャラ・教師・敵

【怪人フラグ】
……カザリやモモタロス、哩姫やセーラからの警告(モブ怪人やグリード・幹部ドーパント)
……コンマの値によって怪人絡みになってしまったキャラクターとの接触
……予め原作の設定から鑑みるにイマジン・ドーパント・グリードに付け込まれそうなキャラクターとの接触

※尚、原作からの怪人絡み確定勢も一応、コンマで判定
※逆にこれの値によっては怪人絡みを外す事もある。襲われないの確定は不憫
※逆に、設定されてないものに関してはコンマ次第で怪人絡みか否か決まる
※ただしこれは確定ではない
※例えば一般人と判定されても、その後友人や家族が襲われたりすれば変わる
※逆にイベントが起きなければ、未登場のライダーが解決したり、問題や悩みが解決する事も

※同一IDによる、連続での同一人物安価については安価が下か上にずれる

女子八番/総合十九番 宗和歩(そうわ・あゆみ)

身長 154cm
体重 46kg
誕生日 5月14日
血液型 A
部活動 バドミントン部
友人 久瀬ゆかり・辻莉津子
寺内紅緒・時岡千波
藤原奈央・堀内尚子
前川染香・水無瀬繭子
山崎雛子
(女子主流派グループ)
愛称 歩・あーちゃん

女子文化委員。
マイペースでおっとりとしている。ほんわかとした癒し系。
運動部員ながら、運動能力はそれほど高くない。自分で何かを考えるのは苦手で、誰かに頼りたがる。
秋庭俊人と付き合っている。
 

支給武器:ロープ
kill:なし
killed:酒井真澄(男子六番)
凶器:コルト・ガバメント

出発後、学校の外で隠れているところを田村光貴(男子十一番)に発見される。より安全な場所へ誘導される。

秋庭俊人(男子一番)と合流。I=09エリアにて潜伏。酒井真澄(男子六番)に発見される。俊人を庇って胸部に被弾。俊人に遺言を告げるが、再び真澄が発砲。俊人を貫通した弾を胸部に受け死亡。



出番が少ないわ、直前まで掘り下げないわで申し訳なかったあーちゃん。
活発じゃないけど運動部員ってあまり書かないなぁと思って書いた子でした。
もっとトシとのあれこれを書きたかったな。

【オーズ タトバコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:50/50
気力:82/82
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離〜近距離)
・タトバコンボ:タトバコンボ時、スタミナ消費半減。
・欲望の王:戦闘ダメージゾロ目にて、グリードよりコアメダルを奪取
・メダジャリバー:レンジを近距離に変更。DEFが40以下の相手に対する与ダメージ+2
・メダガブリュー:『至近距離〜近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
           コンマゾロ目時、コアメダルを砕く
★カンドロイド:カンドロイドの使用が可能。複数のカンドロイドを同時に使用する事も
★オーズバッシュ:使用時の判定成功にて、レンジを『〜超遠距離』に変更したうえで敵すべてに固定HPダメージ20。DEFを無視する。セルメダルを3枚消費
★王を統べる力:戦闘時【王を統べる力】を選択にて戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+10。コンボ以外でのメダルを使用
           また、持つメダルによって、レンジも変更される。(至近〜遠距離)
★コンボチェンジ:使用宣言時、次ターンより発動。
           メダルが揃っているとき、以下のコンボを使用可能。コンボチェンジの度にスタミナを固有値10消費
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定−10。
                判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定−10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1〜4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能

《ガタキリバコンボ》
 ATK:45 DEF:45
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近〜中距離
・昆虫の王:戦闘判定+25。相手撤退判定-10。敵の数的優位を無効化(判定値が自分以下の相手にはダメージを与えられる)
★ガタキリバキック:使用宣言時、戦闘判定−10。判定成功にて、『ATK+25+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《シャウタコンボ》
 ATK:45 DEF:45
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近〜中距離
・水棲の王:戦闘判定+10。10以下の戦闘ダメージを無効化。消費スタミナが10以上の場合、10とする(コンボによる+5を含む)
★オクトバニッシュ:使用宣言時、戦闘判定−10。判定成功にて、『ATK+10+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《サゴーゾコンボ》
 ATK:50 DEF:50
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近〜超遠距離
・重量の王:戦闘判定+5。相手全員の戦闘判定−5。相手スタミナ消費+5。相手の撤退判定−15。相手の【飛行】を打ち消す
・重量の王:与える最終ダメージが10以下の場合、10として扱う。(ただしこれにはメダル効果を含む)
★サゴーゾインパクト:使用宣言時、戦闘判定−10。
                判定成功時及び、敗北時も相手との判定差が10以内にて、『ATK+5+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《タジャドルコンボ》
 ATK:50 DEF:50
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近〜遠距離
・大空の王:戦闘・追撃・撤退判定+15。飛行を得る
★ギガスキャン:使用時の戦闘判定−13。判定成功にて手持ちのコンボ中の最大値のATK分固定HPダメージを与える。DEFによる減衰が不可能
          その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。(現在ここでプトティラを構成するメダルの使用は不可能)
★プロミネンスドロップ:使用宣言時、戦闘判定−10。
                判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《プトティラコンボ》
 ATK:55 DEF:55
・レンジ:至近〜遠距離
・恐竜の王:戦闘判定+15。飛行を得る
・欲望の破壊者:コンマゾロ目時、またはダメージゾロ目時に相手のコアメダルを破壊する
・メダガブリュー:与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする
★ブラスティングフリーザ:使用宣言時、戦闘判定−10。判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★ストレインドゥーム:使用時の戦闘判定−10。判定成功にて90の固定HPダメージを相手に与える。DEFによる減衰が可能
              使用時にセルメダルを1枚使用。最大で4枚使用可。
              使用数の上昇につき、使用時の戦闘判定のマイナス値を増加(最大3)。また、増加枚数×3威力を上昇させる(最大99)

《ブラカワニコンボ》
 ATK:45 DEF:45
・レンジ:至近〜中距離
・爬虫類の王:毎ターンHPが一割回復。変身時から、戦闘コンマでの毎ターンのスタミナ消費、及びコンボ使用によるスタミナ消費が起こらない。
         毒・電撃・炎などの属性のダメージの秒数合計を半減し、毒などの記述を持つテキストの効果を無効化する。
★ワーニングライド:使用宣言時、戦闘判定−10。判定成功にて、『ATK+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
              更に、判定値差分/10の追加ダメージ

※タトバ以外からでもスタートできます
※メダジャリバーは胴体がトラ・パンダメダルの場合のみ使用可能
※メダガブリューは、カンガルーが胴体の場合、グローブにて持てない事で使用不可能

タカ(頭部):偶数ゾロ目コンマ及びクリティカルでコアメダル奪取。(トラと組み合わせる事で全てのゾロ目時奪取)
       グリード以外に対しては偶奇問わずゾロ目コンマの数値(66なら6、00なら10)ダメージを追加。この効果は重複しない
       タジャドルコンボにて使用されるタカヘッドブレイブでは、飛行を持たない者への補正を−10へと変更する
クジャク(胴体):レンジを遠距離に変更。複数の敵に一度にダメージを与えられる
           このメダルの使用時、タジャスピナー(ギガスキャン)の使用が可能
★タジャスピナー:使用した『メダル枚数(最大7)×(コアなら5・セルなら4)』の固定HPダメージ。DEFにて減衰不可能
            使用宣言時、『5+メダルの使用枚数』分のマイナス補正を受ける。
            コアを使用した場合、次ターンにてそのメダルを使用したフォーム・コンボチェンジが不可能となる
            その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。
コンドル(脚部):与ダメージを1.1倍する

ライオン(頭部):ライオネルフラッシュ。自身のコンマ値の合計またはコンマの1・10位の数字(大きいもの)を相手判定値から差し引く
          ただしゾロ目を除いて、2ケタには達しない
トラ(胴体):奇数ゾロ目コンマでコアメダル奪取。(タカと組み合わせる事で全てのゾロ目時奪取)
       グリード以外に対しては偶奇問わずゾロ目コンマの数値(33なら3、99なら9)ダメージを追加。この効果は重複しない
チーター(脚部):高速を得る。高速との戦闘で戦闘判定+10

クワガタ(頭部):レンジを【中距離】に変更。全体に攻撃。奇襲判定+10
カマキリ(胴体):レンジを【近距離】に変更。レンジ:至近距離〜近距離での戦闘判定+4。最終的な与ダメージ+2
バッタ(脚部):戦闘判定に勝利した場合、飛行の効果によって離された/詰められたレンジを2レンジまでリセットする。これは攻撃と同時に行える
         また、戦闘判定で飛行属性を持つ相手に勝利した場合、その判定で更に+10の補正を得る

シャチ(頭部):水流によりレンジを【中距離】に変更。撤退・奇襲判定+10
ウナギ(胴体):レンジを【中距離】に変更。与えたダメージの1/10相手のHPとスタミナを更に減衰させる
タコ(脚部):距離を詰める、距離を取るで2レンジ移動可能。1レンジまでなら攻撃しながら距離を詰める/取る事が可能

サイ(頭部):他コアの持つパワーを増加。あらゆる数字に+2を加える。ゾウと組み合わせる事で、奇襲判定+10
ゴリラ(胴体):レンジを【超遠距離】に変更。飛行に対して+5の戦闘補正を得る。最終的な与ダメージ+3。
ゾウ(脚部):通常の攻撃での最終的な与ダメージ+1。サイと組み合わせる事で、奇襲判定+10

プテラ(頭部):このメダルはプトティラでしか使用不可能。飛行を持つ相手との戦闘判定+5。飛行を持たない相手の戦闘判定を−10に変更
トリケラ(胴体):このメダルはプトティラでしか使用不可能。レンジ『〜中距離』までの相手の距離を詰める/距離を取るを、戦闘判定差が10以内の場合無効
ティラノ(脚部):このメダルはプトティラでしか使用不可能。戦闘判定差5以内の相手行動を無視する(オーズ敗北の場合ドローとする)。

コブラ(頭部):レンジを【中距離】に変更。追撃・奇襲判定+10
カメ(胴体):(レンジ:〜至近距離)。攻撃方針の相手から受けるダメージを半減させ、防御方針時の半減後の最終ダメージ−5
ワニ(脚部):レンジ『〜至近距離』までの相手への最終ダメージ+5。1レンジまでなら攻撃しながら移動可能

パンダ(胴体):(レンジ:〜至近距離)。ATK+2。防御方針の相手への最終的な(半減後の)与ダメージ+4
カンガルー(胴体/脚部):(レンジ〜:至近距離)。胴体として使用した場合、ATK+2。攻撃方針の相手への最終的な与ダメージ+3
                脚部として使用した場合、2レンジ以上先からの、判定値差分が20以下の攻撃のダメージを受けない

※サイコアについて……
  減衰の場合は、減衰値を増加。ダメージ追加の場合ダメージを増加
  ただし、倍数については1.1倍を1.3倍に変更する

※1:ライドベンダーに乗って移動したとき以外、街中以外の野外などでのカンドロイド購入は不可能
※2:カンドロイド購入中は誰か1人はダメージを与える事ができない。ただし、ゴリラカンを1つでも使用していれば別


【タカ・カンドロイド】
 ヤミーやイマジンの契約者・ドーパントの監視や追尾を行う
 ほとんどフレーバー程度の存在だが、探索時にはセルメダルを消費する事で判定を有利にできる

【バッタ・カンドロイド】
 偵察等の諜報活動や通信等の支援活動を行うカンドロイド
 ほとんどフレーバー程度の存在だが、探索時にはセルメダルを消費する事で判定を有利にできる

【タコ・カンドロイド】
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 発動ターン含めた2ターンの間、『このカンドロイドの数』×『+1』の補正をオーズに与える。これが『+15』を超える事はない。
 使用数が30を超えた場合、相手の飛行による効果を打消し、また、被ダメージを『−5』する。

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『−1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

【トラ・カンドロイド】
 メダルを投入する事で巨大化し、ライドベンダーと合一してトライドベンダーと化す。
 トライドベンダーの操作は同族性のラトラーターコンボのみが可能となる。

・トライドベンダー:飛行。オーズの射程距離を『〜中距離』に変更。
            ライオディアスの使用が不可能となる代わりに、スタミナの余分消費(+5)を解消
            距離の移動が3レンジに変化し、また、2レンジまでなら攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能となる

【電気ウナギ・カンドロイド】
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 発動ターン含めた2ターンの間、、『このカンドロイドの数』×『−1』の補正を相手1体に与える。これが『−15』を超える事はない。

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『−1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

【クジャク・カンドロイド】
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 発動ターン含めた2ターンの間、戦闘判定勝利時にはダメージ計算にて最終的に『このカンドロイドの数』×『+1』のダメージを与え、
 戦闘判定敗北時にはダメージ計算にて最終的に『このカンドロイドの数』×『−1』のダメージ減衰を行う。これが『±10』を超える事はない。

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『−1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

【ゴリラ・カンドロイド】
 ヤミーの探知や、メダルの投入などを行うカンドロイド。
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 必殺技を除く、セルメダルを使用する技術に関してのマイナス補正を、『このカンドロイドの数』×『+3』分打ち消す
 具体的に言うと【カンドロイド】関連

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『−1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

その他、変身可能なライダー

【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎
汚染値:0
適合値:95
技能:71(52)
HP:56/56
スタミナ:53/53
気力:82/82
ATK:40
DEF:35

(レンジ:至近距離〜遠距離)
・【汚染値】:汚染値が50を超えている場合、その差分/5を技能にプラスする。超えていない場合、技能は通常のものを用いる (+0)
・【適合値】:適合値/5を技能に追加する (+19)
・気象の記憶:あらゆる敵に対して与えるダメージの秒数合計を5割り増し(端数切り上げ)する。判定勝利にて全体に攻撃
・気象の記憶:飛行を持つ相手に対して戦闘判定+5
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲に際して、コンマ20以下とコンマ差5以下の相手の行動を阻害する
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定+15。ただし、高速を持つ相手に対してはこの補正を得られない。
※戦闘終了の度に汚染値増加判定を行う。コンマの10の位と1の位の合計分汚染値上昇


【仮面ライダーウェザー】 須賀京太郎
技能:52
HP:55/55
スタミナ:55/55
気力:82/82
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離〜遠距離)
・気象の記憶:あらゆる敵に対して与えるダメージの秒数合計を5割り増し(端数切り上げ)する。判定勝利にて全体に攻撃
・気象の記憶:飛行を持つ相手に対して戦闘判定+5
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲に際して、判定差10以内の相手の行動を阻害する
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定+15
★マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能

【登場人物】
・須賀京太郎
 主人公。漆黒の殺意。コアメダルを砕く!
 片岡優希に辛辣な言葉をかけてしまった事、宮永咲におざなりに接してしまった事、自分が両親にディナーをプレゼントした事
 それら全ての後に、全員が行方不明・死亡した事に対して後悔を抱いている
 それから極力人と関わらないように生きてきたが、カザリと出会った事・オーズとなった事により転機を迎える
 知っているか……京太郎からは逃げられない。隠しステ魔王度カンストどころかリミットブレイク。人殺しの眼をしてる
 完全ではないが、かなりハードボイルドになってしまった
 「だから……なぁ。道(そこ)を——退けッ!」

・カザリ
 800年前に封印されたグリードの1体。猫科の王
 コアメダル3枚であり、グリードから狙われているために、自分を庇った京太郎を仕方なくオーズに
 プライドが高くて臆病で寂しがり屋でツンデレ
 裏切ったけど、一言も京太郎を殺すとは言ってないんだよね。淡と小蒔を殺しかけたけど
 「今の一撃、ひょっとして僕を殺す気だった?」

・アンク
 800年前に封印されたグリードの1体。鳥の王。原作での相棒ポジ
 コアメダルは少なく、現在ミギー状態。アイスとりんごが好物。ガワは佐倉杏子(まどマギ)。それも松実玄って奴の仕業なんだ
 現代に蘇ってから自分を拾ってくれた佐倉杏子の妹の影響でりんごを食べる
 なお、当人は父親の無理心中によって死亡。佐倉杏子はアンクをヤミーから庇って重症。それで憑依
 裏切ったけど、あまり積極的に京太郎を攻撃する気が無いようにも見える
 「……ふん。俺たちはグリード、こいつはオーズ」

・神代小蒔
 グリードと戦う京太郎を助けに来た人。おもち。天使
 九面を下ろすという性質に特異点であることが合わさり、イマジンズと契約を交わして電王として戦う
 一緒にトレーニングする京太郎の精神面をガリガリ削り、弾道を上げる人
 京太郎にアクシデントから胸を触られて悶々としている。やっぱり出番が少ないと思っていたか? ぐう聖お姉さんだ
 京太郎にとっては頼りになる姉のような存在である。言うなれば小学生の近所に住んでる知り合いや親戚のお姉さんだろうか
 精神耐性あり。多分この人獣の槍を使えたりもする感じの、精神的なイケメン。女だけど
 「ま、だ……まだ、ですよ……!」

・江口セーラ
 小走やえがクインビー・ドーパントになった場面に駆けつけ速攻マキシマムドライブ。誤爆。次週へ続く
 行間でウヴァさんをボコボコにして、追い払った人。でもマキシマムドライブは決まらない。かわいい
 T・Sさんによって最近カップリング本が作られてるとかなんとか。京太郎の事は守ってやらなきゃなーという感じ。膝枕してあげたり
 仮面ライダースカルからエンジンブレードとアクセルメモリ・ドライバーを貰ってアクセルになる
 トライアルを手に入れようとしたが、岩に敗北。岩強い、超強い。
 「俺が、京太郎を残して死ぬわけないやろ」

・大星淡
 仮面ライダーゼロノスとしてライダーを護るために戦っている。麻雀を諦めなきゃならないのもあって不満だらけだった
 デネブはいない両親代わり。多分一番不幸と思ってたけどまだその下が居たよ
 シイタケ、ニンジン、ピーマン、セロリが嫌い。京太郎が居る時は押し付ける
 正ヒロイン。京太郎に守られる私じゃなくて、京太郎を護る私になりたい。迫られると濡れる
 カザリたちにボコボコにされて、ウヴァさんから「こんな奴に梃子摺っていたとはな……」と背中を踏みつけられた
 コンマを操作して正ヒロインの座に納まる。汚い、淡きたない。京太郎が好きで好きでしょうがない
 「その、ば、場所……変えよう? ね?」

・新子憧
 鴻上ファウンデーションまで須賀京太郎を案内した人。正直もうケーキ食べたくない
 仮面ライダーバースに変身するが、未だに戦闘になった事はない
 男が苦手というか奥手で純情というか最早むっつりスケベ。虐めるのはやめよう
 エロス方面にエロイ。多分貢いでくれる
 ブラカワニを貢いでくれた。きっとこの先も貢いでくれるだろう
 「さあ——ショータイムよ」

・白水哩&鶴田姫子
 お前ミュージアムだろ? なあ、首ば折る! 首ば折るぞ! なあ! 首ば折ってやる!
 復讐鬼。とりあえず新道寺はミュージアムのせいで大変な事になった。
 生き残りの二人。拉致からの脳改造直前に部員を置いて逃げ出した事を悔やんでいる
 復讐鬼じゃなくなったよ。早いのは大体原作での照井竜のせい
 自分たちを助けてくれてテラー・ドーパントに破れた、先代のWからドライバーを受け継いだ

男子十一番/総合十八番 関本春海(せきもと・はるみ)

身長 167cm
体重 55kg
誕生日 7月24日
血液型 AB
部活動 囲碁部
友人 秋庭俊人・来栖生馬
酒井真澄・佐藤史季
(男子主流派グループ)
愛称 春海・ハル・せっきー

ポジティブな思考を持つ自信家で、誰とでも仲良くなれることが特技。
自信のあまり鈍感で、自分が悪いことをしても気付かないことがほとんど。
髪や瞳が茶色いが、それは生まれつき。緑縁の眼鏡を掛けているが伊達であり、視力は両目共に1.5。
山崎雛子は異母姉にあたる。
 

支給武器:S

久瀬ゆかり(女子五番)が、撃たれた。

部屋中に響き渡る悲鳴の中、城龍慶(男子九番)は立ち上がり、教室の後ろの方に目を遣った。
足許では、先程芝崎務(担任)が一度目の発砲をする際に引き寄せて身の危険から遠ざけさせた辻莉津子(女子九番)と時岡千波(女子十一番)が、いつも一緒にいたゆかりの突然の死に泣き叫んでいた。

久瀬ゆかりは、龍慶の知る限りでは、大人しい少女だった。
このクラスの女子は、その半数がいつも固まっていて大きなグループを作っているが——女子主流派グループ、とでもしておこう——、ゆかりはその中の1人だった。
だが、その中では目立たない方で、いつも莉津子や千波、寺内紅緒(女子十番)や堀内尚子(女子十五番)や前川染香(女子十六番)や山崎雛子(女子二十番)といった元気な面々が騒いでいるのを、微笑んで眺めている印象が強い。
だが一方で、保健委員に積極的に立候補し(3年間ずっと立候補し続けていると聞いたことがある)、体調の悪そうな人には特に気さくに声を掛けて面倒を見ることが多く、優しい子なんだと思った。
淡い桃色のセーターとハイソックスが、優しくほんわかとしたゆかりの雰囲気によく似合っていた。

そんな彼女に、殺される理由なんて、どこにもない。

「ゆかり、ゆかりッ!!」

紅緒がゆかりの体を抱いて、揺すっていた。
男勝りで勝気な紅緒が、泣き叫んでいた。
席の離れている染香や藤原奈央(女子十四番)も駆け寄り、親友の突然の死に衝撃を受けていた。

【登場人物紹介2】

・宮永咲
 故人。仮面ライダークウガ。京太郎に片思いをしていた。
 アルティメットとなり、ン・ダグバ・ゼバと相打ち。
 京太郎の両親が死ぬところを目撃。
 自分がちゃんと戦えていたら、京太郎の両親が死ななかった——という自責の念でアルティメットに。

・染谷まこ
 仮面ライダースカル。
 未確認生命体による襲撃のあの日、混乱に乗じて逃げ出した南浦数絵と出会う事でライダーとして戦う事に。
 その時、自分と共にいた片岡優希が仮面ライダーWのボディサイドとなる。
 そして、優希はテラーとの戦いで廃人同然となってしまった。その事に後悔を抱えている。

・片岡優希
 先代の仮面ライダーW。タコス。
 持ち前の気丈さと、未確認などの脅威から両親や友人、部活の仲間を護りたくて仮面ライダーに。
 片思い相手だった須賀京太郎に自らの生存を隠してもなお、戦う事を選んだ。
 現在廃人同然。京太郎の名前を呼びながら部屋の隅で毛布をかぶって怯えている。


・鴻上光生
 欲望は素晴らしい! ハッピーバースデイ!
 グリードの封印を解いたすべての元凶。この学園の出資企業の一人

・伊達明
 いい男、以上
 原作にて登場した回ではテレビの前の皆に「誰この人」「嫌いじゃないわ!」などの声を生み出したガチムチ
 保健室に居る

・イマジンズ(モモタロス・ウラタロス・キンタロス・リュウタロス)
 いるだけで雰囲気が明るくなる
 マジ清涼剤

・ウヴァさん
 800年の眠りから覚めた、恐ろしいグリードの一体の筈が……。
 メダル銀行。マジ癒し系
 コンマ神(ドS)に京太郎よりも虐められているのか、それとも笑いの神に好かれているのか
 Dr.もこにメダルを砕かれた。最初の犠牲者。ありがとウヴァ

・高鴨穏乃
 >>1の心の支えだった
 「なん……で、だよッ! どうして——どうしてそんな魔物みたいなことするんだよ……!」

・南浦琉兵衛(南浦プロ)
 ミュージアムの首領、テラー・ドーパント。
 孫の南浦数絵が《地球の本棚》の持ち主、先代の仮面ライダーWの片方。
 その目的はガイアンパクト。バトルファイトによる人類滅亡の回避。

・内木一太
 清澄の学生議会副会長から、スマートブレイン学園の副会長に。ナスカ。漆黒の殺意
 ライダーを捕える事を目的とする、ミュージアムの処刑人。生徒の事を思っている。
 その後悔の源は未確認生命体襲撃時に、一人の少女を助けられなかった事。
 己が踏み込めていれば死なずに済んだと思っている。或いは、トドメを指してあげるべきだったと
 ガイアメモリの中毒性によって、余命はごく僅か。新道寺の攫われた部員を助けるために、残りの命を使うつもり

・対木もこ
 おそろしい勢いでチョロインと化したヤンデレメンヘララスボス少女。
 カンドロイドなどの技術を開発するドクター。虐待の過去を持つ、紫のメダルのもう一人の持ち主。
 でも攻略できないよ。いや、出来るけどな。闇堕ちルートで。
 ウヴァさんというスレッドの癒しを殺した悪鬼

そう、これがプログラムなのだ。
何も非がないのに、命を奪われていく理不尽な制度なのだ。
そんなこと、知っている。

だけど、これは酷すぎる。

龍慶は、ゆかりから目を逸らし、芝崎を睨んだ。
担任の教師が、生徒を殺したのだ。
しかも、彼が狙ったのは、逃げようとした植本邦幸(男子三番)であって、大人しくしていたゆかりには、狙いが外れた弾が偶然当たってしまったのだ。
これほど理不尽な話があるだろうか。
もちろん、邦幸が死ぬべきだったというつもりは毛頭ない。
邦幸も憐れだ。
自分のせいでゆかりが撃たれたということは、口にはしなくともクラス全員が思っているだろうし、本人もそのことをわかっているだろう。
だが、邦幸がパニックに陥った原因は、東海林至(男子十番)を撃とうとした芝崎にあるのだから、やはり全ての元凶はあの男だ。

そして、その思いを抱いたのは、龍慶だけではなかった。

「芝崎、テメェッ!!」

激しい怒号が響いた。
この出来事で完全に堪忍袋の緒が切れた田村光貴(男子十二番)と橋川新(男子十四番)が、芝崎に飛び掛った。
2人共導火線が短い方だから、こうなってしまうのは仕方がない。

光貴、新、そして道下未来(男子十七番)——彼らとは、国立の児童養護施設“大東亜塾”で、今年の初めに出会った。
ある事情で両親を亡くし、施設に入れられた。
国立の児童養護施設は、噂通り専守防衛軍に入るための訓練場と化しており、暗に将来を決められてしまった龍慶は、絶望していた。
その絶望の中で出会ったのが、同じ運命の元にあるルームメイトの3人だった。
ちなみに至が狙われた際に4人が同時に動いたのも、施設で鍛えられた咄嗟の判断力と、寝食を共にしてきて培った阿吽の呼吸のなせた業である。

10ヶ月ほどだが、一緒に生活してきてわかったことは多くある。
3人揃って、運動能力が人並み外れていること。
未来は見るからに大人しい人間であること。
そして、物腰が穏やかでなぜか敬語で話してくる光貴と、元気と活気に満ち溢れた新は、気性が荒く、キレると手に負えないということ。

新は芝崎の胸倉を掴んだ。
光貴は動きを止められた芝崎に、パンチを入れようと拳を握った。

「光貴…ッ!!」

「光貴くん、いやぁッ!!」

叫んだのは、その様子を見ていた三枝妃(女子六番)と浦原舞(女子二番)だった。
しかし、その声がなくとも、光貴と新は動きを止めていただろう。

芝崎の持つ銃が、光貴の眉間を狙っていたのだから。

妃と舞の悲鳴に、教室の前での光景に、クラス全員が気付いた。
室内は一気に静まり、啜り泣きだけが聞こえていた。

「……銃刀法違反…じゃないですか…この殺人犯…ッ」

光貴が搾り出すように言った。
その声は、震えていた。
当然だ、いくら様々な訓練を受けているとはいえ、銃口を向けられたことなどないはずなのだから。

芝崎は鼻で笑った。

「馬鹿が…プログラムだと言っただろう。
 銃を持つことも、[ピーーー]ことも、ここでは合法なんだよ、田村」

「ざけんなよテメェ、久瀬が何したってんだッ!!」

光貴を人質に取られた状態の新は、芝崎の胸倉を掴んで硬直したまま叫んだ。

芝崎は、目線だけを橋川に移した。

「どうせもうすぐ死ぬクズだ、今死んでも同じことだろう」

「人間のクズは貴方ですよ、久瀬さんや僕たちじゃない…ッ!!」

「黙れ」

芝崎は、銃口を光貴の眉間に押し付けた。
二度の発砲で銃口が熱されているのだろう、光貴が小さく呻き声を上げた。

「た…田村の言う通りだ、クズはテメェだ!!」

そう叫んだのは、光貴や新と敵対する八尋グループ参謀、紫垣靖隆(男子八番)だ。
龍慶は見ていた。
光貴たちと同様、靖隆も芝崎に掴みかかろうと動いていたのだ。

「光貴を離してよ、バーカッ!!
 俺たち何もしてないのに、1人で武器持って、卑怯だッ!!」

八尋幸太郎(男子十八番)も叫んだ。

靖隆も幸太郎も、普段敵対している相手を助けようとしている。
そのことが、クラスメイトたちに何かを訴えかけたのだろう。
次々と同調する声が上がった。

「そうだそうだ!」
「あたしたちを馬鹿にしないでよ!!」
「卑怯者!!」

芝崎はその声を浴び、たじろいだ。
しかし、そこで折れるような人間ではないようだった。
「黙れ黙れ、クズがッ!!テメェら殺されたいのかッ!!」
声が止んだ。
芝崎は、明らかに熱くなっていた。
それは、銃口を向けられている光貴の身の危険を表していた。
「クソ…」
「テメェが[ピーーー]よ……ッ」
誰かが、呟いた。
「…芝崎先生、落ち着いてください。貴方が生徒とお話したいということだったので、時間を設けたんです。あまりそういうことをされては困ります」
今まで黙って事の成り行きを見ていた後ろに控えていた女が、落ち着いた声で芝崎を制止した。
しかし、芝崎の冷静さは、既に欠けていた。
「僕に指図するな、女のくせに、偉そうにするなッ!!」
その言葉に、軍人3人の手が動いた。
肩に掛けていた銃に、手を掛けた。
しかし、それよりも早く、動いた者がいた。
「未来…ッ!!」
龍慶は叫んだ。
未来の横顔を見て、寒気がした。
いつもの愛らしさと穏やかさが嘘のような、涼しげな表情と冷たい目だった。
未来はすっと目を細め、地を蹴った。
光貴の机に飛び乗って、一気に教卓に飛び移ると、左腕を突き出した。
「がああぁぁぁぁっぁぁあっ!!」
芝崎が悲鳴を上げた。
未来の手が芝崎のメガネを押し上げ、親指と人差し指で、その両目を突いたのだ。
龍慶の位置からは、芝崎の眼球が抉れる様子が見えた。
芝崎の両頬を、どろりとした紅い涙が伝っているのもはっきりと見えた。
龍慶の側、廊下側の最前列でそれを見た水無瀬繭子(女子十七番)が、小さく悲鳴を上げたのが聞こえた。

芝崎の隙を突き、光貴は銃口の先から外れ、芝崎の右腕を捻って銃をもぎ取った。
しかし、その銃は、未来が奪い取った。
光貴が目を見開いた。

「未来君、待ってください…ッ!!」

「マジかよ…みんな、見るなあぁぁぁっ!!」

新が叫び、未来を教卓から引き摺り下ろそうと手を伸ばした、次の瞬間——

 

ばんっ

 

銃声。
空気が、止まった。

芝崎が、倒れた。
その額に、2つの穴を開けて。
黒板には、赤黒い物や灰色のどろっとした物が飛び散った。

新の忠告を聞く暇などなかった。
一瞬の出来事だった。
龍慶を含め、全員が目撃した。

 

クラスメイトが、人を殺める瞬間を。

 

最初に動いたのは、クラスメイトたちと同じくその一瞬の出来事に唖然としていた、3人の軍人だった。
3人は同時に未来に銃口を向けた。

未来は右手から銃口を落とし、両手を顔の横に上げた。
左手には、紅いどろっとした液体が付いていた。

三枝妃(女子六番)は、停止していた思考を何とか回復させようと、ぼーっとした頭を激しく横に振った。

もう、何がなんだかわからない。
久瀬ゆかり(女子五番)が、芝崎務(担任)に殺された。
道下未来(男子十七番)が、その芝崎を殺した。
今まで、人の死なんて身近なものではなく、せいぜい遠縁の親戚が亡くなったということで葬式に行った程度だったのに、目の前でクラスメイトと担任の死を目撃してしまった。

何でこんなことになってしまったのか。
芝崎も、今教壇に立つ滝川哀(担当教官)も、プログラムだと言った。
もう、否定する要素はない。
否定したい気持ちは山々だが、そのためには、ゆかりと芝崎がひょっこりと扉を開けて入ってきて、ドッキリだった、とか言ってもらわないといけない。
だが、机や椅子や人の足の間から見えるゆかりは明らかに本人であり、床には赤黒い水溜りが徐々に広がっていっている。
あれは、本物だ。

そして、未来は一体どうしてあんな行動に出たのだろう。
人を[ピーーー]なんて、ただの中学生にできるようなことなのだろうか。
しかも、未来のような普段おっとりとした、女の子のような男に。
いや、できるからこそ未来は人を殺したのだけれど。

妃の位置からは、隣の列の真ん中に座る未来の姿はよく見える。
だらんと垂れた左手には、紅い物が付いているのも見える。
あれは、芝崎の血だ。
目を抉った時に付いた血だ。

ただ、恐怖は感じても、憎さはない。
妃たちに暴言を吐き、関係のないゆかりを殺害した芝崎に同情などしない。
それに、未来が動かなければ、銃口を向けられていた田村光貴(男子十二番)は、今頃死んでいたかもしれない。
それを考えれば、むしろ拍手を送らなければならないくらいだ。

光貴…無事でよかった……

芝崎が死んだ時、正直、最初に浮かんだ思いはこれだった。
白皙で優美な顔立ち、柔らかで紳士的な振る舞い、それなのにとても熱い一面もある——妃の憧れであり恋い慕う相手こそが、光貴だ。
光貴が生きているのは、未来のおかげ。
感謝してもしきれない。
恐怖するなんて失礼にあたってしまうとすら思えてしまう。

 

「じゃあ、2人共、後ろの両端が空いてるから、座ってちょうだい」

 

滝川の声に、妃は我に返った。
転校生と紹介された2人の男女、木下亘(特別参加者)と篠宮未琴(特別参加者)が動いた。
木下が両手をポケットに突っ込んだまま、こちらに向かってきた。
同じくこちらに向かおうとしていた未琴が立ち止まり、肩をすくめると、廊下側の後ろの席へと向かった。

妃は亘をじっと見つめた。
綺麗な顔立ちをしているが、同い年には見えない——高校生くらいだろうか。
でも、何故高校生がプログラムに?
わからない。

妃の隣、小学生の頃からの親友である相模夕姫(女子七番)も、同じようにじっと亘を見ていた。
そして、隣に座ったのを少しの間見つめてから、「ねえ」と声を掛けた。
夕姫の前に座る藤原奈央(女子十四番)と亘の前に座る前川染香(女子十六番)が、ぎょっとした表情で振り返った。
当然だ、得体の知れない転校生に、この状況で声を掛けるなんて、並の度胸でできる芸当ではない。

「ねえ」

夕姫はもう一度声を掛けた。
亘は気だるそうに椅子の背もたれにもたれ、視線はじっと前を向いたままだった。
夕姫は少し身を乗り出した。

「ねえ、アンタ、聞いてる?」

「ちょっと、姫ちゃん…ッ」

「姫、やめぇや!!」

奈央と染香が小声で止めるのも聞かず、夕姫はまた少し身を乗り出した。

「ねえ、アンタ…どこかで、会ったことある?」

…え?
夕姫、この人と知り合い…?

妃は首を傾げた。
年も恐らく違う、こんな無愛想な人に、どこで会ったというのだろう。

しかし、亘は視線を前に据えたまま、短く言った。

「私語は、慎んだ方がいい」

質問に対する答えをもらえなかった夕姫は、「ふーん」と不機嫌そうに鼻を鳴らすと、身を引いて前を向き、不機嫌そうに頬杖を付いた。
奈央と染香は安堵の溜め息を吐き、それぞれ前に向き直った。
妃は夕姫に声を掛けようとしたが、亘の忠告は聞き入れた方がいいと諦め、滝川の方に視線を向けた。

滝川はじっと夕姫たちの方を見てやりとりの終了を待っていたようで、小さく溜め息を洩らすと、生徒たちを見回し、口を開いた。

「では、今からルールの説明をします。
 みんな、自分の命に関わることなので、死ぬ気で聞いてくださいね。
 まあ、貴方たちには殺し合いをしてもらうわけなんですが…
 貴方たちにしてもらうのは、“戦闘実験第七十番プログラム”となります」

「七十…?」

聞き返したのは、酒井真澄(男子六番)だった。
ただ、聡明な真澄でなくとも、心の中では疑問符を並べただろう。
教科書に出てくるのは、“戦闘実験台六十八番プログラム”なので、今滝川が言ったものとは、数字が違う。

「プログラムはプログラムでも、特殊ルールによるプログラムです。
 ちなみに7月には六十九番プログラムが行われました。
 確か…3名が生存したと報告を受けています」

妃は目を見開いた。
たった1人の生き残り枠しかないと聞いている第六十八番とは違い、第六十九番では3人が生き残る——特殊ルールとは、生き残り枠の増加のことなのだろうか。
それならば、不幸中の幸いというものだ。
生き残る確率が増えるということなのだから。

「今回の生き残り枠は、最大3名です」

教室内の空気が、変わった気がした。
生き残る確率は、単純計算で40、いや、42分の3——40分の1に比べれば、はるかに高い。

「木下君と篠宮さんを除くみんなの生き残る方法は、2つあります。
 1つは、転校生のどちらかを殺害すること。
 もう1つは、転校生もしくは彼らを殺害した者を除いて、最後まで生き残ること。
 …わかりましたか、八尋君?」

滝川は、妃の3つ前にいる八尋幸太郎(男子十八番)に訊いた。
どうやら滝川は、3年2組の生徒1人1人のことを把握しているらしい。
幸太郎が物事の飲み込みが誰よりも悪いということは、クラスメイトの誰もが知っていることだし、それは教師たちも知っていて、成績としても最悪の形で表れているのだから。

「大体…とにかく、死ななきゃ生きるってことだよね」

「…まあ、そうね」

ルールがわかってるのかわかっていないのかすらわからない幸太郎の答えを受けた滝川は、曖昧な笑みを浮かべた。
ただ、幸太郎の言うことは正しい。
生き残るには、死ななければいい——当然だ。

「最大3人って…最大って…?」

窓際にいる関本春海(男子十一番)が訊いた。
滝川は、視線を幸太郎から春海に移した。

「貴方は…関本君ね?
 次からは挙手しなさいね、それから、質問の時間は後で取ります。

 最大3人…最大と付くのは、色んな事態があるからです。
 例えば、木下君が篠宮さんを殺してしまえば、篠宮さんの持つ生存枠が消滅し、生存枠が2人に減りますね。もしくは、木下君も篠宮さんも殺した人が最後まで生き残れば、1人になります。

滝川は丸まった模造紙を取り出し、それを磁石で黒板に貼り付けた。
教卓に立てかけていたようで、芝崎が起こした一連の騒ぎのせいか、所々折れた跡が見えた。
模造紙には、地図が描かれていた。
そして、地図は縦横10本の線で区切られており、その左端には線の間にAからJまでのアルファベットが、上には1から10までの数字が、1マスごとに書かれていた。

「今、私たちがいる場所は、群馬県の山間部にある松山地区です。
 住人の方々には出て行ってもらっているので、誰もいません。
 家宅侵入、器物破損、窃盗…その他何でもありです。
 ガス、水道、電話回線は止まっています。
 電気は夜間のみ最低限の電灯はこちらで点けますが、自分では使わないように。
 居場所を晒したいのなら、まあ、止めませんけど」

滝川は地図の上部にある、“中学校”と書かれた建物を指差した。

「ここは、中学校です。
 Cと6がぶつかってます、C=06エリアと呼びます。
 見ての通り、プログラム会場は100のエリアに分けられています。
 どうしてこのように分けられているかというと、貴方たちの首輪に関係あります」

滝川の言葉に、数人の手が首元に動いた。
妃もそっと金属製の首輪に触れた。
首元が苦しくなるのを嫌う妃には、この窮屈な首輪も耐えがたかった。

「その首輪は、本部に貴方たちの居場所を知らせる役目をします。
 建物に入っても地下に潜っても、居場所はわかります。
 完全防水、耐ショック性ですので、絶対に壊れません。
 そして、居場所把握以外にも、それには役割があります。
 それに関連するのが、先程のエリアです。
 貴方たちが一箇所に固まって動かないということになれば困ります。
 なので、“禁止エリア”というものを指定します。
 その名の通り、侵入を禁止するエリアです。
 それは、2時間ごとに増えていきます。
 禁止エリアに指定されてもまだそこにいる場合は、こちらから電波を送ります。
 電波を受信した首輪は…ぼんっ!!と爆発します」

「ひ…ッ!」という声が、どこかから上がった。
とんでもない話だ、自分たちは、爆弾を首に巻いているというのか。

「もちろん、会場外に出ようとしても、爆発しますので。
 不審な行動も、あまりに目に余れば…わかりますよね?
 それから、これはあまり無い例ですが、24時間誰も死亡しなかった場合、
 生存者全員の首輪が一斉に爆発し、全員死亡でプログラム終了となります。

 …あ、それからそこ、えっと、秋庭君、無理に外そうとしても爆発しますよ。
 あまり引っ張らないように」

注意を受けた秋庭俊人(男子一番)が、慌てて手を離した。
妃はその首輪を指でそっと撫でた。
壊せない、外そうとすれば爆発する——妃たちの命は、政府に握られている。
気に喰わないけれど、どうすることもできない。

植本邦幸(男子三番)は、廊下を駆けた。
端まで行くと、そこは出口だった。
左に目を遣ると、そこは巴ヶ丘中学校よりは小ぢんまりとしたグラウンドが広がっており、正面には正門、左側は植木となっていた。

邦幸は肩で息をしながら、歩みを進めようとし、その場に崩れ落ちた。
足ががくがくと震えて動かない。
ここから出れば、死ぬ。
そう考えると、恐ろしくてたまらなかった。

「帰りたい……やだ……やだぁ……ッ」

邦幸は泣きじゃくった。

 

久瀬ゆかり(女子五番)が芝崎務(担任)に撃たれた。
あれは、間違いなく、自分のせいだ。

東海林至(男子十番)が撃たれそうになった。
生まれて初めて、銃声を生で聞いた。
痛そうな音だった。
頭の中が、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられるようだった。

何で、何で、どうして僕がここにいなきゃいけないの?
怖くてたまらない、もう、嫌だよ…ッ!!

「やだ、やだ、帰る、僕家に帰るッ!!」

気が付けば叫んでいた。
無我夢中で扉に向かっていた。
頭の中には、ずっと銃声が響いていた。
それ以外に、何も頭にはなかった。

そのせいで、ゆかりが死んだ。

 

僕のせいで、僕の代わりに、久瀬さんが死んだ…
もう嫌だ、どうして、どうして僕はこうなの…ッ!?

邦幸は寝癖の残っている頭を抱え、丸く蹲った。
湿った自分のズボンからは、不快なアンモニア臭がする。
恥ずかしい、14歳にもなって、洩らしてしまった。

嫌い。
大嫌い。
どうして、僕はこんなに情けないの。
どうして、僕はこんなに弱いの。
どうして、僕はこんなに泣き虫なの。

だから、僕は、標的になるんだ…ッ!!

 

邦幸は、小柄だ。
クラスの男子の中では、米村直(男子二十番)、紫垣靖隆(男子八番)、道下未来(男子十七番)に次いで4番目に背が低い。
だけど、直には誰にでも懐いて場を和ませる才能があり、靖隆は文武両道で空手部の主将という役職に就いて人を引っ張ることができ、未来は少女のような見た目をしながらも抜群の運動能力を持っている。
それに比べて、自分には何もない。
頭は人並み、運動は苦手、自慢できることは何一つない。

昔から自分に自信がない。
邦幸は、いつも人の目を気にして、何事も控えるようになった。
誰と接していても引け目を感じ、思ったことを言えなくなった。
次第に人と接すること自体が怖くなり、怯えるようになった。
自信のなさが顔に出るので、常に眉をハの字にして、弱気な表情以外できなくなった。

そんな邦幸が、問題クラス3年2組に配属された。
問題児クラスとは言われるが、みんな個性があった。
誇れることが何もない邦幸は、やはり人と一緒にいるのが怖かった。
喋ることができる相手といえば、病弱だが温和な楪静眞(男子十九番)と、静眞とは旧知の仲であるという直くらいだ。

目立たないはずの邦幸だったが、ある集団に目をつけられた。
素行の悪さでは学校一有名な、八尋グループである。
正確には、その中の池埜多丞(男子二番)と政井威光(男子十六番)だ。

「何かさぁ、お前見てると、ムカついてくるんだよね」

多丞にそう言われては、何度も脅された。
威光もそれに便乗し、暴力を振るってきた。

「テメェ、マジで男かよ?」

中性的な顔立ちが祟って、そう言われては男子便所に連れ込まれることもしばしばあった。
ちなみにこれは一時期威光のマイブームだったようで、邦幸のように中性的な顔立ちの未来や来栖生馬(男子五番)や佐藤史季(男子七番)も同じようなことを言われていたようだったが、未来にそんな問いかけをすれば田村光貴(男子十二番)や橋川新(男子十四番)と殴り合いの喧嘩になってそれどころではなくなるし、生馬と史季の場合は秋庭俊人(男子一番)や関本春海(男子十一番)が「変態だ!!」と大騒ぎするので未遂に終わった。
邦幸だけが、その恥に耐えた。

 

今までだって、苛められてきたし、誰も助けてくれなかった。
今回も、きっと、誰も助けてくれない。
“戦う”ということについて、静眞や直に助けを求めるなんてできない。
だから、きっと、何の取り得もない自分は、皆の標的にされる。
殺される。

…殺される?
死ぬって…死ぬってことは…

ゆかりと芝崎の姿が蘇る。
あんな風に、自分もなってしまうのか。

嫌だ…あんなのになるのは…嫌だ…嫌だよ…!!

「ねえ…植本…植本だよね…ッ!?」

 

後ろから不意に名前を呼ばれ、邦幸は心臓が飛び出そうな程驚いた。
そうか、もう、2分経ってしまったのか。
つまり、後ろにいるのは、邦幸の次に出発することになっていた浦原舞(女子二番)。
外見はとても可愛らしいが、裏では特に宮嵜八千代(女子十八番)を苛めているし、きっと邦幸も陰口を叩かれている。
そういうのは表向きに言われなくても、空気でわかってしまう。

つまり、僕の、敵だ。

死にたくない。
あんな風にはなりたくない。

「…僕たちは、殺し合いをする…殺らなきゃ…殺られる…」

教室で強制的に言わされた言葉を思い出す。
殺し合いをしなければいけない。
殺さなければ、自分が殺される。

殺られる前に、殺らなきゃ。

邦幸はデイパックに手を伸ばした。
邦幸の貰ったデイパックからは、袋に包まれた何かがファスナーの間から出ていた。
それを掴むと、ゆっくりと引き抜いた。

「植本…返事しなよ、ねぇ…ッ!!」

舞が悲鳴交じりで叫んだ。

邦幸は袋から中身を取り出した。
まだ外はほの暗くてよく見えないが、どうやら木刀のようだ。

「うわあぁぁぁあああぁぁっ!!」

邦幸は絶叫しながら、木刀を振り回した。
舞の悲鳴が聞こえた。

「何で、何でよっ!!
 舞が何かしたッ!?」

「死にたくない、死にたくないよぉっ!!」

邦幸は泣き叫びながら、がむしゃらに木刀を振り回した。
美術部で筆を執っていた邦幸には剣道の心得などない。
右へ左へ上へ下へと薙いだ。

「あぁっ!!」

木刀が、舞を直撃した。
舞は悲鳴を上げて倒れた。
しかし、ダメージは少なかったようで、すぐに体を起こした。

「っざけんな、チビ植本ッ!!
 名前呼んだだけじゃん、マジムカつくっ!!」

舞もデイパックに手を遣った。

嫌だ、嫌だ、もう嫌だ!!
家に帰りたい、家に帰らせて!!

「うわああぁぁぁぁっ!!」

邦幸は舞に飛び掛った。
死にたくない、あんな風にはなりたくない。
頭の中に、それ以外の言葉はなかった。
死への恐怖のみが、邦幸を動かしていた。

隙を突いたら逃げられるかもしれない。
まだ、2人以外は教室の中にいるのだから、隠れることもできる。
冷静に考えれば、その考えも浮かんだろうが、今の邦幸にはそんな冷静さなど完全に欠落していた。

舞が、邦幸の懐へ飛び込んだ。
どっという鈍い音が、体に響いた。

「…え……?」

邦幸の手から、木刀が滑り落ちた。
目線を、ゆっくりと下に向けた。

反政府組織ADGI東京支部の面々が侵入した場所からはかなり離れている、H=07エリアの大部分を占める農協の建物内。

……今の音——

道下未来(男子十七番)は、がばっと顔を上げた。
今、確かに、音が聞こえた。
微かだけれど、研ぎ澄まされた未来の聴神経にはしっかりとその音が届いていた。
あれは、何かが爆発した音だ。

「どうした、未来。
 腕が痛むか…?」

急に動いた未来に、城龍慶(男子九番)が驚きを含んだ声で訊いた。
未来は首を横に振った。
先の篠宮未琴(女子特別参加者)との戦いで受けた左腕の傷は確かに痛むが思っていたほど深くはなかったし、応急処置も済ませている。

「…爆発の音が、聞こえたんだ……」

「爆発…俺には聞こえなかったけど……」

そう言いながら、龍慶は未来の横に立ち、窓の外を見た。
窓に顔を近づけて暫くじっと外を凝視していたが、外に広がる暗闇以外は何も見えないので諦め、未来に視線を向けた。

「気のせい…じゃないんだな?」

「うん、遠いからここは安全だと思うけど、確か。
 僕、人よりちょっとだけ、耳が良いから」

未来は龍慶に笑顔を向けた。
そう、ちょっとだけ、耳が良い。
それが、特別に受けた訓練の賜物だということは、秘密だけれど。

「…無理して笑わなくてもいい。
 ずっと見張ってて、疲れてるだろ?」

「平気、僕、無理してないよ。
 龍ちゃんたちの役に立てるなら、僕は元気でいられるんだ」

隠し事をしている僕だけど、龍ちゃんたちと一緒にいたい。
そのために僕の力が役立つなら、僕はいくらでも頑張れる。

眉をハの字にした、橋川新(男子十四番)に言わせれば『笑っているのに、泣いているようにしか見えない』笑顔を浮かべ続ける未来の頭を、龍慶の大きな手がくしゃくしゃと撫でた。
大きな瞳で見上げると、龍慶が小さく笑っていた。

「…ありがとう、未来。
 俺も前川も、お前と一緒にいられて良かったって、本当に思ってる」

「えへへ…っ、褒められちゃったっ」

目頭が熱い。
人殺しの自分を、普通じゃない自分を、受け入れてくれる人がいる。
それは、こんなにも幸せなことなのか。
もちろん、そのことがバレたら、きっと離れていくのだろうけれど。

…僕には、そんな価値、ありはしないのに。

 

防衛庁が所有する極秘の最終人間兵器、“天使”——それが未来の正体。
幼い頃から特殊な訓練を受け続け、直轄の上司(所有者、の方が正しいのかもしれない。兵器なのだから)である二階堂一成の指示に従い、多くの反政府的思想の持ち主や、時には二階堂に反感を持つ政府の要人すらも殺害してきた。
新や田村光貴(男子十二番)の両親も、この手で葬った。
数え切れない程の命を奪った、大量殺戮者である。
“幸せ”などというものを享受する資格など、あるはずがない。

そして、ついに、報いを受ける時が来た。

芝崎務(担任)を殺害した後、席に着いて俯いた。
転校生の紹介がされた時、可愛らしい声を聞き、未来は顔を上げた。
目を見開いた。
そこには、見知った顔。
任務で何度か行動を共にした、同業者。

…未琴ちゃんが……どうして——

……ああ、そうか。

すぐに、察した。
未琴は、自分を殺しに来たのだ、と。
つまり、二階堂にとっては、自分は不必要な兵器となったのだ、と。

思えば、当然のことだった。
人殺しなんて、したくなかった。
だけど、しなければならなかった。
ささやかな抵抗で命令に背き、新や光貴のように人を生かしたり、反政府組織のリーダーである渡瀬伸幸の遺言を消去しなかったり、というようなことを何度もした。
その度に“取調べ”や“お仕置き”という名目の拷問を二階堂から受けたが、人の命や最後の言葉を守るためなら自分の痛みなんてどうでもよかった。

そんな、二階堂にとっては思い通りにならない兵器だったのだから、いつ捨てられてもおかしくはなかった。
その時が来た、それだけのことだ。
命が惜しいなんて思わない、これが因果応報。
恐ろしくなんかない、いつかこうなるとわかっていたのだから。

 

「——らい、未来?」

龍慶に呼ばれ、未来は思考から現実へと意識を戻した。
龍慶の心配そうな表情が、目の前にあった。

「やっぱり疲れてるんだろう?
 少し寝た方がいい」

「違う違う、ちょっと考え事っ!
 もう平気、見張り、ちゃんとするよ!」

きっともうすぐ、自分は死ぬ。
最後に、この力が誰かの役に立てばいい。
本当ならこんなことを思う資格なんてないことはわかっているけれど。

 

「…おはよーさん。
 うちどれくらい寝てたんやろ……今、何時?」

 

大きな欠伸をして奥から出てきたのは、前川染香(女子十六番)。
出発して間もなく出会い、それからずっと行動を共にしてきた人だ。
未来がここまで生き延びているのは、染香がいたからだ。
首を切ろうとしたところを止められ、怒られた。
今は感謝している。
染香が止めてくれたからこそ、未琴に襲われていた龍慶を助けることができたのだから。

「おはよう、前川。
 今は…1時を回ったところだ」

「そっか、ありがと。おかげで頭がスッキリしたわ!2人も、寝たいんやったら寝てもえぇで?」

未来は首を横に振った。
龍慶も倣って辞退した。
「お前、何かやりたいことがあるから寝たんだろう?何をするかは知らないけど、お前がそれをするなら、俺らは見張ってる」
「そっか、じゃ、遠慮せぇへんわ」

染香はにっこりと笑うと、事務所の床に腰を下ろした。

「うち、これからめっちゃ集中するから、他は任せるで?」
染香が何やら作業を始めたので、未来は染香を暫くじっと見つめた後、外に視線を向けた。
農協に行く、と決めたのは、染香だった。
とにかく建物に入りたかったらしい。
未来たちと龍慶が合流した場所から近い建物は他にも色々あったが、民家は窓や戸などの出入り口が多いということ、雑貨屋や診療所は物資調達で誰かが来る可能性が高いということがあって染香が拒否したので、鉄筋コンクリートでできて入り口が2箇所しかなく、物資調達で人が来る可能性が低そうな農協を選んだ。
途中の民家で染香に言われるままに様々なものを調達した。
停まっている車のバッテリーを抜いてこい、という指示には困ったものだった。
実行した龍慶の手は真っ黒になってしまい、貴重な水で洗わざるをえなかった。
「道下には言ったやろ?これがみんなの助けに、希望になるんや。可能性は高くないけど…でも、やってやんねん!」
染香のその言葉を信じ、龍慶と未来は重い荷物を持ち運んだ。
このガタクタたちをどうするのかは、染香は教えてくれなかったけれど(目処がつくまで待って、と言われた)。
そして今、染香はそのガラクタたちに囲まれ、何やら作業をしている。
その作業を進めさせるために未来たちができるのは、染香を邪魔しないように見張りをして、邪魔されないように護ることだけだ。

未来が立ち上がったのは、染香が作業に没頭し始めてから10分程してからだった。
木刀を片手に入り口に腰を下ろしていた龍慶が、顔を上げた。

「…どうした?」

未来は袋に入れたままのCIS ウルティマックス100を抱えて入り口へと向かい、龍慶に探知機を差し出した。
探知機の中央には未来たちを示す3つの点があり、そして、画面の右上には別の2つの点が映し出され、ゆっくりと中央へと近づいてきていた。
つまり、何者かが、農協へと近づいている、ということだ。

「僕、行ってくるね」

「待て、未来…っ!!」

龍慶が、未来の学生服の袖をぐっと引っ張った。
行くのを阻む大きくごつごつした手に、小さい子どものような手を重ねた。

「行かせて。
 龍ちゃんは、ここで染香ちゃんを、護ってて」

龍慶は何か言いたそうだったが、その言葉を呑み込み、手を離した。
それでいい。
戦闘能力が最も高い未来が外に出ることが、最も確実に龍慶と染香を護ることができる。
相手が怯えているようなら様子を見るなり追い払うなりすればいいし、敵意を向けてきても余程のことがない限りは対処する自信がある。

「道下!」

苗字を呼ばれ、未来は声の主である染香の方を振り返った。
電気コードを片手に、染香が受付カウンターから顔と手を出していた。

「殺さんことと、ここに戻ってくること…約束、できるやんな?
 命を粗末にするようなこと、うちは許さんからな?
 そんなことしてみぃ、しばいたるからな!」

「…うん、頑張る。
 怒った染香ちゃんは、怖いもん」

「せやで、めぇっさ怖いで…って喧嘩売ってんのか!
 とっとと行ってとっとと戻って来い!」

染香の発破に未来は苦笑を浮かべ、ウルティマックスだけを手に外へ出た。

外は暗闇、政府の計らいである小さな電球が数箇所灯っているが、月明かりとこれらの電球だけでは大した助けにはならないかもしれない。
しかし、未来は迷わず探知機が示していた方向へと駆け出した。
真夜中に人里離れたテロリストのアジトへ攻撃を仕掛けることもあったので、これくらいの明かりがあれば、未来にとっては充分だった。

200m程駆けた所で、未来は立ち止まった。
木の幹に背を預け、そっと陰から様子を窺った。
約10m先の闇の中に、確かに2人の人間の姿を確認した。

あれは…誰だろう……

鬱蒼と茂る木々や葉が邪魔をして、よくわからない。
ただし、闇に溶ける制服の色——特別参加者ではない。
少しだけ、ほっとした。
今ここにいなくても未琴に狙われていることはわかっているし、死を恐れているわけではない。
だけど、龍慶と染香を待たせているのだから、まだ死ぬわけにはいかない。
ここで死んだら、少し、後悔する。

声を掛けてみようか——そう思ったが、首を横に振った。
未来は教室で芝崎を殺害した。
クラスメイト全員が未来を警戒しているに決まっている。
恐らく、現在最もクラスメイトから恐れられているだろうから、下手に神経を刺激して戦闘になる可能性もある。

女子八番/総合十九番 宗和歩(そうわ・あゆみ)

身長 154cm
体重 46kg
誕生日 5月14日
血液型 A
部活動 バドミントン部
友人 久瀬ゆかり・辻莉津子
寺内紅緒・時岡千波
藤原奈央・堀内尚子
前川染香・水無瀬繭子
山崎雛子
(女子主流派グループ)
愛称 歩・あーちゃん

女子文化委員。
マイペースでおっとりとしている。ほんわかとした癒し系。
運動部員ながら、運動能力はそれほど高くない。自分で何かを考えるのは苦手で、誰かに頼りたがる。
秋庭俊人と付き合っている。
 

支給武器:ロープ
kill:なし
killed:酒井真澄(男子六番)
凶器:コルト・ガバメント

出発後、学校の外で隠れているところを田村光貴(男子十一番)に発見される。より安全な場所へ誘導される。

秋庭俊人(男子一番)と合流。I=09エリアにて潜伏。酒井真澄(男子六番)に発見される。俊人を庇って胸部に被弾。俊人に遺言を告げるが、再び真澄が発砲。俊人を貫通した弾を胸部に受け死亡。



出番が少ないわ、直前まで掘り下げないわで申し訳なかったあーちゃん。
活発じゃないけど、運動部員ってあまり書かないなぁと思って書いた子でした。
もっとトシとのあれこれを書きたかったな。

女子一番/総合三番 磯田匡子(いそだ・きょうこ)

身長 159cm
体重 44kg
誕生日 6月1日
血液型 B
部活動 陸上部
友人 三枝妃・相模夕姫
(妃グループ)
愛称 匡子・キョーちゃん

弱い者イジメが嫌いで、そういう人には厳しく接する。陸上部で長距離選手をしているからか、精神的にタフ。
一方で、物の考え方はネガティブ。過去にイジメを受けていた経験があり、やや人間不信。
池埜多丞とは一応付き合っている。
 

支給武器:制汗スプレー
kill:なし
killed:政井威光(男子十六番)
凶器:USSR マカロフ
 

池埜多丞(男子二番)と合流。疎遠になっていたが、和解。

木下亘(特別参加者)・相模夕姫(女子七番)に遭遇。一触即発の雰囲気になるが、和解。夕姫に別れを告げた。

多丞との出会いは1年生の頃、イジメから助けてくれた。
休憩していたところに、政井威光(男子十六番)が現れる。威光の表情から異常を察知、発砲。それが威光の逆鱗に触れ暴力を奮われるが、多丞に救われる。多丞を「弱い」と言う威光に対し反論、多丞を抱きしめたところを威光に撃たれ、頭部に被弾し死亡した。


キャラを掴み切れなかった匡子ちゃんでした、ごめんよぅ。
人間不信なところは少し表わせたかな、ということにしておきます。
でも、多丞のことはなんだかんだで信じ続けてたんです、だって匡子のヒーローだから。

女子二番/総合五番 浦原舞(うらはら・まい)

身長 157cm
体重 45kg
誕生日 4月5日
血液型 AB
部活動 無所属
友人 中垣芽衣子・柳田裕華
(ギャルグループ)
愛称 舞

女子風紀委員。
明るく、人に甘えることが上手。
人の気持ちを深く考えない。
女子におけるイジメの大方の首謀者で、宮嵜八千代をからかって遊ぶことが多い。
妃グループとは敵対しており、特に三枝妃とは仲が悪い。
 

支給武器:軍人用ナイフ
kill:植本邦幸(男子三番)
killed:三枝妃(女子六番)
凶器:軍人用ナイフ
 

教室を2番目に出発。校舎を出た所で植本邦幸(男子三番)を見つけて声をかけたところ、攻撃を受ける。そのことで怒り、怒りに任せて邦幸を刺殺。江南佳菜彩(女子三番)に見られたことに錯乱し、逃走。

E=08エリアにて潜伏。大好きな田村光貴(男子十二番)に想いを馳せて正気に戻るが、潜伏していた民家に三枝妃(女子六番)が侵入。妃がいなくなれば光貴への想いを邪魔する者がいなくなると考え攻撃するが、妃に頸部を刺され失血死。

 

わりとイケイケな感じの舞ですが、好きな人には奥手。
好きな人に近づくためなら、とやりたくもないことをした経験ってないですか?
どうでもいいですが、「浦原舞」という名前の響きが好きでした。

女子十二/総合二十四番 中垣芽衣子(なかがき・めいこ)

身長 153cm
体重 47kg
誕生日 10月24日
血液型 B
部活動 無所属
友人 浦原舞・柳田裕華
(ギャルグループ)
愛称 芽衣子・メイ

見た目は派手だが無口で大人しく、慎重な性格。
人間不信で、自虐的。何事もすぐに諦めてしまう。
虐待を受けてきたことが影響しているのか、よく家出をしたりリストカットをしたりと、問題行動が多い。
 

支給武器:カッターナイフ
kill:なし
killed:二階堂哉多(男子十三番)
凶器:鎌
 

A=06エリアの民家に隠れてプログラム進行の様子を見ようとしていたが、二階堂哉多(男子十三番)・二階堂悠(女子十三番)に見つかる。逃げようとするが哉多に動きを封じられ、頭部損傷により死亡。

 

何か・・・多分大学の卒論関係で読んだ本にあったとある事例の人を元にしたもの。
死にたいから切ってるわけじゃないんだよ、という人の話でした。
メイちゃんに関しては、もう、運がなかったとしか・・・ごめんねメイちゃん(>_<)


男子1番 秋庭俊人
(あきば・としひと) 女子1番 磯田匡子
(いそだ・きょうこ)
男子2番 池埜多丞
(いけの・たすけ) 女子2番 浦原舞
(うらはら・まい)
男子3番 植本邦幸
(うえもと・くにゆき) 女子3番 江南佳菜彩
(えなみ・かなせ)
男子4番 北修司
(きた・しゅうじ) 女子4番 川西亜由子
(かわにし・あゆこ)
男子5番 来栖生馬
(くるす・いくま) 女子5番 久瀬ゆかり
(くぜ・ゆかり)
男子6番 酒井真澄
(さかい・ますみ) 女子6番 三枝妃
(さえぐさ・きさき)
男子7番 佐藤史季
(さとう・ふみき) 女子7番 相模夕姫
(さがみ・ゆうき)
男子8番 紫垣靖隆
(しがき・やすたか) 女子8番 宗和歩
(そうわ・あゆみ)
男子9番 城龍慶
(じょう・りゅうけい) 女子9番 辻莉津子
(つじ・りつこ)
男子10番 東海林至
(しょうじ・いたる) 女子10番 寺内紅緒
(てらうち・べにお)
男子11番 関本春海
(せきもと・はるみ) 女子11番 時岡千波
(ときおか・ちなみ)
男子12番 田村光貴
(たむら・みつたか) 女子12番 中垣芽衣子
(なかがき・めいこ)
男子13番 二階堂哉多
(にかいどう・かなた) 女子13番 二階堂悠
(にかいどう・はるか)
男子14番 橋川新
(はしかわ・あらた) 女子14番 藤原奈央
(ふじわら・なお)
男子15番 林一紀
(はやし・かずのり) 女子15番 堀内尚子
(ほりうち・なおこ)
男子16番 政井威光
(まさい・たけみつ) 女子16番 前川染香
(まえかわ・そめか)
男子17番 道下未来
(みちした・みらい) 女子17番 水無瀬繭子
(みなせ・まゆこ)
男子18番 八尋幸太郎
(やひろ・こうたろう) 女子18番 宮嵜八千代
(みやざき・やちよ)
男子19番 楪静眞
(ゆずりは・しずま) 女子19番 柳田裕華
(やなぎだ・ひろか)
男子20番 米村直
(よねむら・すなお) 女子20番 山崎雛子
(やまさき・ひなこ)
特別参加者 木下亘
(きのした・わたる) 特別参加者 篠宮未琴
(しのみや・みこと)

男子十三番/総合二十五番 二階堂哉多(にかいどう・かなた)

身長 169cm
体重 59kg
誕生日 1月17日
血液型 AB
部活動 無所属
友人 なし
(双子)
愛称 哉多

二階堂悠とは血を分けた双子。
ポーカーフェイスで、何があっても取り乱すことがない。冷静に物事を捉えることができる。
傍から見ていると、何を考えているのか全くわからないので、誰も寄り付かない。
父親は防衛庁長官を務めている。
 

支給武器:太刀
kill:中垣芽衣子(女子十二番)
政井威光(男子十六番)
killed:道下未来(男子十七番)
凶器:グロック19
 

二階堂悠(女子十三番)と共に、逃げる城龍慶(男子九番)・田村光貴(男子十二番)・橋川新(男子十四番)を追う。追いつき戦闘になり、新に怪我を負わせるが、光貴の反撃を喰らい、その隙に逃げられる。左肩負傷。

A=06エリアで中垣芽衣子(女子十二番)を発見、鎌で刺殺。愛国心のためにやる気になっている。

B=08エリアで柳田裕華(女子十九番)を発見。裕華に色仕掛けを喰らいかける。悠が裕華を殺害するのを目撃。

G=04エリアで北修司(男子四番)・東海林至(男子十番)・江南佳菜彩(女子三番)・川西亜由子(女子四番)を襲うが、居合わせた篠宮未琴(特別参加者)に妨害される。

I=04エリアで、政井威光(男子十六番)を背後から刺殺。USSR マカロフ・グロック19入手。

H=04エリアで休息を取る。


H=07エリアで道下未来(男子十七番)を発見、戦闘へ。一瞬の隙を突かれ側頭部を殴打され転倒。悠を殺害されてしまうが、怯まず未来を斬った。未来の仲間が隠れていると推測した農協へ向かい、紫垣靖隆(男子八番)・龍慶・八尋幸太郎(男子十八番)に傷を負わせ、前川染香(女子十六番)を殺害しようとするが、追ってきた未来に頭部を撃たれ死亡。



強い子が多いこのクラスのプログラムが終盤戦に突入するにあたり、「強い子たちが全員終盤戦まで残ったらあかんやろ」と思い、中盤戦に退場させることになったのがこの双子でした。
いつでも冷静だけれど、悠を失って動揺する人間らしさだってちゃんとある子なんです。
それが、悠が愛した双子の弟の哉多なのです。

ガタキリバの各分身の疲労は本体にフィードバック
ブラカワニさんがおらんかったら大変な事になっとったで
どれかが死んでもアウトやね


さて、華菜ちゃんの活躍により、ファングジョーカーは制御のときの判定+20
ついでに前スレ>>1000は……うん、わかった。オーケー分かった

>>1を信じるんだ——人間讃歌を

ギャグにするから安心してほしい
まあ、一部女性陣からは相当アレな目で見られるけど……ステ的には問題ないで

【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:50/50
気力:82/82
ATK:50
DEF:50

(レンジ:至近距離〜超遠距離)
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近〜超遠距離
・重量の王:戦闘判定+5。相手全員の戦闘判定−5。相手スタミナ消費+5。相手の撤退判定−15。相手の【飛行】を打ち消す
・重量の王:与える最終ダメージが10以下の場合、10として扱う。(ただしこれにはメダル効果を含む)
・メダガブリュー:『至近距離〜近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
           コンマゾロ目時、コアメダルを砕く
★カンドロイド:カンドロイドの使用が可能。複数のカンドロイドを同時に使用する事も
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定−10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1〜4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能
★サゴーゾインパクト:使用宣言時、戦闘判定−10。
                判定成功時及び、敗北時も相手との判定差が10以内にて、『ATK+5+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能


※サイ(頭部):他コアの持つパワーを増加。あらゆる数字に+2を加える。ゾウと組み合わせる事で、奇襲判定+10
※ゴリラ(胴体):レンジを【超遠距離】に変更。飛行に対して+5の戦闘補正を得る。最終的な与ダメージ+3。
※ゾウ(脚部):通常の攻撃での最終的な与ダメージ+1。サイと組み合わせる事で、奇襲判定+10
※最終的な与ダメージ+8、奇襲判定+22

        &

【アクセルトライアル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:55/55
気力:70/70
ATK:35
DEF:35

(レンジ:至近距離〜中距離)
・エンジンブレード:戦闘・撤退判定+5、相手へのダメージ+3。所持時、レンジを〜中距離に変更
・挑戦の記憶:戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+25。高速を得る。エンジンブレードを使用した場合、補正を+15(ブレード込で戦闘・撤退+20)に変化させる
・挑戦の記憶:速度の上昇に対するパワーの犠牲。与ダメージ−8。ただしこれで1未満にはならない。
☆マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定+15。
              判定勝利且つ相手との【双方のライダーの能力補正を除いた判定値差分】が10以上にて発動。
              (ATK−相手DEF)×(判定値差分+コンマ合計+秒数合計)の固定HPダメージ。DEFにて減衰不能
              ただしこの際の、(ATK−相手DEF)は最低でも1とする
              判定勝利できなかった場合、または【双方のライダーの能力補正を除いた判定値差分】が10未満であった場合、相手を倒しきれなかった場合。
              (100−自身コンマ)/5の固定HPダメージを自分自身に与え、変身を解除する。
              エンジンブレード使用の場合、最終ダメージに+3する

※ライダーの能力補正を除いた判定値差分=10以上
 (セーラ技能+コンマ+気力)−(相手技能+コンマ+気力)=10以上
※ガイアメモリ精神攻撃耐性あり


【須賀京太郎の恐怖耐性値86】


             VS



【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)
汚染値:50
適合値:90
技能:55(37)
HP:42/42
スタミナ:42/42
気力:45/45
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離〜遠距離)
・恐怖の記憶:戦闘判定に際し、このキャラクターの「技能+コンマ」は、特殊な形として発現する。
         ガイアメモリへの精神耐性を持たない対戦相手に対して、「その人物の技能+その人物の判定コンマ+15+(100−恐怖耐性)」として現れる
         なお、精神耐性を持つ相手に対しては、通常のキャラクターと同様の処理を行う
・恐怖の記憶:テラー・フィールド、テラー・ドラゴンを持つ。テラー・ドラゴン展開中はテラー・フィールドの使用が不可能
・《テラー・フィールド》:撤退方針を選択し判定に勝利した時点で、その場からの撤退が可能
             レンジを超遠距離に変更し、攻撃と共にあらゆるレンジへの移動(距離を詰める・距離を取る)が可能となる
             テラー・ドーパントへの固定HPダメージを含めたあらゆる(最終的な)ダメージを半減させ、半減値が8以上なら8に変える
             テラー・ドーパントに対して恐怖を抱いている相手への与ダメージの秒数合計は、常に『14』となる。
             テラー・ドーパントの与ダメージ判定の際、テラードーパントに恐怖を抱く者が相手ならば、更に『100からの耐性値との差分』を判定値差に上乗せする
             精神耐性資質のないものは、テラーからの攻撃を受けるたびに、恐怖耐性をダメージ分減衰させる
             戦闘開始時にフィールドは【至近距離】に展開され、この射程に居るものに戦闘判定に関わらず秒数の大きい方の分、恐怖耐性を減衰される
             以後、テラーが戦闘判定に勝利するたびにこのレンジは1つずる増加していく
             ただし、飛行を持つ対象にこの効果は及ばない
・《テラー・ドラゴン》:その場に、《テラー・ドラゴン》トークンとして現れる
・【汚染値】:汚染値が50を超えている場合、その差分/5を技能にプラスする。超えていない場合、技能は通常のものを用いる
・【適合値】:適合値/5を技能に追加する(+18)


【テラー・ドラゴン】
技能:50
HP:45/45
スタミナ:∞
気力:0/0
ATK:50
DEF:60

(レンジ:至近距離〜近距離)
・恐怖の記憶:戦闘判定に際し、このキャラクターの「技能+コンマ」は、特殊な形として発現する。
         ガイアメモリによる恐怖耐性を持たない対戦相手に対して、「その人物の技能+その人物の判定コンマ+10+(100−恐怖耐性)」として現れる
・恐怖の記憶の継承:飛行を持つ。飛行を持たない相手に対しての戦闘判定のマイナス値を−15に変更。
・恐怖の記憶の継承:2レンジまでを攻撃しながら距離を詰める事が可能。距離の移動は3レンジとなる

重量の王とテラーフィールドって、どっちが優先されるのだっけ

>オーズ・サゴーゾコンボ&アクセルトライアル VS テラー・ドーパント戦が開始されます
>現在のオーズが所持しているメダルは130枚
>所持しているカンドロイドは ウナギ×15、タコ×15、ゴリラ×3

>1:ウナギを最初のターンからテラー相手に使用するか否か Y/N
>2:タコを最初のターンからテラーに使用するか否か
>またその場合、オーズとアクセルのどちらを対象とするのか

>なお、プトティラコンボがメダガブリューを使用した必殺技を2ターン目で使用した為、
>2ターン目経過以降、メダガブリューの使用が可能となります
>ただしそこで3ターン目に使用した場合、残るタジャドル&ガタキリバ&Wのチームでは
>2ターン目と3ターン目の使用が不可能となります
>戦闘について使用の際は、宣言をしてください


>20:20までに方針を決定してください
>改めて通知とともに採用安価を出します

>>57
重量の王が優先されます

……あ、すまんち。距離を判定してなかったわ

1〜2:至近距離
3〜4:近距離
5〜6:中距離
7〜8:遠距離
9〜0:超遠距離

↓5

出し惜しみ無しで行こう(戦闘ROM勢並の意見)

>>65の判定:超遠距離
セーラのレンジ外って言おうと思ったら高速持ちだったでござる
あれこれテラーさん超遠距離からボコされるフラグ……?

>それでは方針の採用に移ります
>ライドベンダーがないため、購入には1ターンかかります
>つまり、購入宣言から2ターン後に発動します
>一度購入した後は(ガタキリバさんが)ベンダーで駆けつける為、通常と同様の手法となります


>1:ウナギを最初のターンからテラー相手に使用するか否か Y/N
>2:タコを最初のターンか使用するか否か
>またその場合、オーズとアクセルのどちらを対象とするのか
>(一人で戦う用のテキストであったために、オーズという記述になっている)


>↓5

1 Y 10
2 Y アクセル 5

>>81の選択

セーラ「……さ、て」

セーラ「ホンなら、場所変えようか? なあ——」


 アクセルトライアルが駆けた。
 まさに俊足。残像しかとらえられないほどの速度で、テラーに接近。
 そのまま、蹴りを叩き込む。


琉兵衛「……だから、それは効かん」

セーラ「百も承知や! やから、このまま——付き合って貰うで!」


 テラーフィールドに防がれてなお、その上から打つ/打つ/打つ/打つ——。
 フィールドを躱しつつの超高速の打撃に、テラーもたじろぎながら対処する。
 京太郎は思った——なぜ、ああも無謀に攻めるのか。
 京太郎は理解した——テラーを、誘導している。

 一見乱雑に見える打撃と攻撃は、その対処をするために体を転換させるテラーを、ある方向へと導いている。
 そして、そのスポットにテラーを追い込んだ。
 その下——京太郎は見た。
 巨大な柱が支えているフロア。丁度、その柱の上。


セーラ「ブチ抜け、京太郎!」


 応と呼応すると同時にゴリバゴーンを放った。
 崩される柱。テラーの足場を支える支柱が崩壊。
 更に勢いの死なないゴリバゴーンはその向こうの壁を貫き——、
 セーラはテラーに攻撃しながらその背後の壁にも拳を叩き込んでいたのだろう——、
 テラーの背後の壁が、崩壊した。

 体勢を崩して、その穴から外に放り出されるテラー。
 一瞬、テラーの足が離れて宙に浮かんだ隙を見逃さない。
 叩き込まれるセーラの一撃。吹き飛ぶテラー。


セーラ「ま、これで十分に距離はとれたなぁ」


 距離があまりにあり過ぎると、逃げられるかもしれない。
 だが、己のアクセルの脚力ならばどこだろうと五分であるし、
 また、京太郎がテラー・フィールドに侵される事を嫌った。故にセーラは、距離をとった。

 京太郎の傍に立って、改めてエンジンブレードを構えるセーラ。
 アクセルの高速。またその人間性。
 どちらも、頼もしい——。


セーラ「さーて、それじゃあ仕切り直しや」

セーラ「京太郎、ちゃんとついて来れるか?」

京太郎「早さって意味なら無理だけど——ま、先輩を一人にはしませんよ」

京太郎「だから、俺の事を置いてかないでくださいね?」

セーラ「……ハッ。上——等ッ!」

【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:42/42
スタミナ:50/50                  VS      スタミナ:42/42

気力:82/82                            気力:45/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:55/55
気力:70/70
ATK:35
DEF:35
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【通常方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは130枚です
>【ウナギカンドロイド】の効果はこのターンを含めてあと2ターン持続します
>【タコカンドロイド】の効果はこのターンを含めてあと2ターン持続します

 オーズ:51+コンマ+5(重量の王)+?                  VS  テラー(対オーズ):【51+コンマ+15+14】−5(重量の王)−10(ウナギ)+?
 アクセル:45+コンマ+15(T)+5(Eブレード)+5(タコ)+?         テラー(対アクセル):55+GMコンマ−5(重量の王)−10(ウナギ)+?


※カンドロイドの残りはウナギ5、タコ10、ゴリラ3
※テラーは双方に勝利しなければ、攻撃を行えません(京太郎たちの数的有利)
※このレスにて、アクセルに対するテラーのGMコンマを判定
※21:10ごろ、再度方針・コマンド決定の採用通知レスをします
※そのレスの下3にて京太郎のコンマ、下4にてセーラのコンマが決定します


>↓3 須賀京太郎のコンマをお願いします

>↓4 江口セーラのコンマをお願いします

>須賀京太郎及び江口セーラの方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします
>オーズ: アクセル: の形で
>↓5

踏み台

高く
安価下

えっと……作戦は?

作戦なしでも、その時は下にずらすんで……書いていただけるとありがたかったり
次からは下2 下3 と下5って感じに分けるとしますかね

連続安価になっちゃうけどいいなら
オーズ:防御
アクセル:通常 集中25

了解

まあ、次からはオーズとアクセルのコンマと方針はもっと話そうかね
直後、下2と方針下5ならオッケーやろ

>>83の判定:35 >>93の判定:09 >>94の判定:16 >>97の選択
>#温存、気力20、詰めつつ攻撃至近
>温存方針、集中20、距離を詰めつつ攻撃【至近距離】

オーズ:51+9+5(重量の王)=65
アクセル:45+16+15(T)+5(Eブレード)+5(タコ)+25=111

テラー(対オーズ):【51+9+15+14】−5(重量の王)−10(ウナギ)+20=94
テラー(対アクセル):55+35−5(重量の王)−10(ウナギ)+20=95

ダメージ:(0+9)+16/5+35−40+3=11

>挑戦の記憶によって与ダメージ−8!
>更にテラーフィールドの効果によって半減! テラーに2のダメージ!


>オーズは爬虫類の王により消費せず!
>アクセルはスタミナを1消費! 気力を25消費!

>テラーはスタミナを1消費! 重量の王の効果により+5!
>テラーはスタミナを6消費! 気力を20消費!


【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:40/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:36/42

気力:82/82                            気力:25/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:54/55
気力:55/70
ATK:35
DEF:35
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは130枚です
>【ウナギカンドロイド】の効果は1ターン持続します
>【タコカンドロイド】の効果は1ターン持続します

イッチー購入と使用は同時にできる?購入結果は先だとしても


琉兵衛「距離をとったか……無駄な事を」


 テラーの身体が、フィールドに沈もうとする。
 テラー・フィールドを利用した瞬間移動。そのまま、京太郎たちに攻撃するつもりなのだろう。
 瞬間移動。正しく最速だ。
 ゼロ時間であらゆる距離を移動するのだから、それはこの地上で最速である。
 それは、光をも凌駕する高速。
 これに——対抗できるものなど、存在しない。


セーラ「——遅、せェェェッ!」


 ——起きてしまえば、の話だが。

 強烈な飛び蹴りへの防御の為に、行動を中断せざるを得ないテラー。
 沈みかけた体が、停止する。
 瞬間移動が最速であると言うのならば——。
 ならばそれが起きるよりも先に、最速で叩き潰せばいいだけの話だ。

 そのためのアクセルトライアル。その為の江口セーラ。
 テラーの自由には、行動をさせないのだ。


セーラ「余所見してて、俺に勝てる——んなわきゃないやろ!」

セーラ「京太郎っ!」

京太郎「はいッ!」


 ドラミングを行い、重圧を加える。
 セーラは巧みにそれを躱す。受けたのは、テラーだけ。
 テラー・フィールドの動きが鈍る。
 そこ目掛けて——。


セーラ「さて、まずは1発や」

セーラ「あとはこれから、しこたま叩き込んだるわ」


 テラーの顔面に入れられた蹴り。
 なんとかフィールドで庇ってこそいたものの、あれは屈辱的だろう。

>>109
出来るよ。購入の為にガタキリバさんとゴリラさんが頑張るから

【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:40/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:36/42

気力:82/82                            気力:25/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:54/55
気力:55/70
ATK:35
DEF:35
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは130枚です
>【ウナギカンドロイド】の効果はこのターンいっぱいで破棄されます
>【タコカンドロイド】の効果はこのターンいっぱいで破棄されます

 オーズ:51+コンマ+5(重量の王)+?                  VS  テラー(対オーズ):【51+コンマ+15+14】−5(重量の王)−10(ウナギ)+?
 アクセル:45+コンマ+15(T)+5(Eブレード)+5(タコ)+?         テラー(対アクセル):55+GMコンマ−5(重量の王)−10(ウナギ)+?


※カンドロイドの残りはウナギ5、タコ10、ゴリラ3
※テラーは双方に勝利しなければ、攻撃を行えません(京太郎たちの数的有利)
※このレスにて、アクセルに対するテラーのGMコンマを判定
※22:00ごろ、再度方針・コマンド決定の採用通知レスをします
※そのレスの直後にて京太郎のコンマ、下2にてセーラのコンマが決定します

>直後 須賀京太郎のコンマをお願いします

>下2 江口セーラのコンマをお願いします

>須賀京太郎及び江口セーラの方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします
>オーズ: アクセル: の形で
>↓5

(コンマだけは)おまかせあれ!

タコ10オーズに起動 ウナギ5起動 ゴリラ1起動
タコ、ウナギ15ずつ購入
オーズ防御集中10、判定勝てるなら攻撃
アクセル温存爆発

こんな感じ?

オーズ防御集中25
アクセル温存爆発

タコウナギ残り起動
タコウナギ15個ずつ購入

>>118の判定:68 >>136の判定:93 >>137の判定:22 >>140の選択
1#温存、爆発、TF距離詰め至近&攻撃
オーズ:51+93+5(重量の王)+25=174
アクセル:45+22+15(T)+5(Eブレード)+5(タコ)=92

テラー(対オーズ):【51+93+15+14】−5(重量の王)−10(ウナギ)=158 

>オーズの判定勝利にて恐怖を突破
>この判定では、通常の方式に以降します

テラー:55+68−5(重量の王)−10(ウナギ)=103
ダメージ:(2+2)+71/5+50−40=29

>防御方針にて半減! 15のダメージ!
>サイによって増強されたゴリラとゾウの効果! ダメージ+8!
>テラー・フィールドによって半減! ダメージ11!
>更にテラー・フィールドの効果により、与ダメージ8に変更!
>サゴーゾの重量の王発動! テラーに10ダメージ!


>オーズは気力を25消費!
>アクセルはスタミナを4消費! 気力を20回復!
>テラーはスタミナを9+5=14消費! 気力を20回復!

>ウナギカンドロイド×10、タコカンドロイド×5の効果が切れました!
>次ターンから2ターンの間、ウナギカンドロイド×5、タコカンドロイド×10が効果を発現します!

>1ターン後に、購入したウナギカンドロイド×15、タコカンドロイド×15が到着します!
>(効果を表すのは2ターン後から)


【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:30/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:22/42

気力:57/82                            気力:45/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:50/55
気力:65/70
ATK:35
DEF:35
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは100枚です
>【ウナギカンドロイド】×5の効果が次ターンから2ターン持続します
>【タコカンドロイド】×10の効果が次ターンから2ターン持続します


 彼は——弱かった。怖がりだった。寂しがり屋だった。
 それが自分の責任であると指摘されるのが怖くて。
 自分が何かを起こしてしまったり、或いは嫌われてしまうのが怖くて。
 誰かに置いて行かれる事、一人ぼっちで残される事が怖かった。

 彼は——強かった。勇気があった。孤高だった。
 彼は己の弱さに満足できなかった。
 彼は怖い事が諦める事の理由になるとは思っていなかった。
 彼はどこまで行っても、自分の道の為に進む人間だろうと己を認識している。


 故に、人と交わる事を恐れた。
 裏切られるのが怖い/裏切ってしまうのが怖い。
 自分の所為で誰かが被害を受けるのが怖い/自分が至らないばかりに誰かが死ぬのが怖い。
 己一人ならばそれは全て己自身の責任であり、己の自由だ。
 故に彼は、自分で抱え込もうとした——。

 出来ない事は他人にも頼る。
 そう考えながらも、彼の中でのできない事と言うののリミットは酷く曖昧だ。
 それは、自分一人が死んでも出来ない事を意味する。
 故に、死ぬほど自分を追い込めば出来る事ならば、誰かに頼るよりもそれに踏み出すだろう。


 それが須賀京太郎であった。

 人と笑顔を分かち合う事が出来る。
 洒落っ気はあるし、調子にも乗る。
 社会的な、或いは精神的な倫理感も持っている。
 街でいい女を見かけたら思わず振り返るだろうし、
 その乳房が彼の好みに合っていたのなら、思わず小躍りするだろう。

 そんな普通の少年であるが——。

 同時に、消しきれないほどの呪いを受けている。
 それは己自身に背負わせた咎。己が抱き込んだ罪。己目掛けて振り下ろされる罰。
 それらが故に、心のどこかで彼は死人と同じだ。
 死を理解して嫌いながらも、驚くほど死に対する境界が薄い。
 命のやり取りをして、そちら側に踏み越えてしまっているのだ。


 彼はある種、精神的な超人だった。

 己の恐れをそれ以上重ねない為に、痛みに耐えて前に進む。
 痛みと死を恐れながらも、それでも理解して計算して死に向けてひた走る。
 己の決めた道を踏み外す事を避ける。その為に、己自身をも犠牲にする。
 矜持や信念、精神の為なら——肉体が死ぬ事も厭わないという男。

 相手の人格を理解し、尊重し、共感し、同情し————しかしその上でも殺す事が出来る。
 矛盾を飲み下したまま、肉体の痛みを恐れずに前に進める。

 彼は英雄ではないが——正しく超人だろう。


 しかしそれは本質的な強さなのか。
 それ以外見えていないから。それしか方法が分からないから。それだけ考えていればいいから。
 彼は切り捨てて、超人と化した。

 だがそれは、ただの逃避である。逃避であった。
 前に進む事しか分からないで進むのならば、それは蚤と同じだ。
 蚤に勇気はない。ただ、飛びかかるだけだ。
 迷い、悩み、考え——それでその道を選べてこその、人間。

 それこそが勇気である。
 勇気とは——やけっぱちの精神でもなければ単なる思い込みでもなく、選択を放棄するという事でもない。
 対立した二つの概念を理解した上で、それでも選べてこその勇気なのだ。

 故に——そう言う意味である種超越者たる存在ながらも、彼は人間ではなかった。
 弱さを牙として利用しただけの、それだけの存在。


 だが——今は、どうだろうか。今の須賀京太郎は。


京太郎「セーラさん!」

セーラ「よし来た!」


 京太郎の言葉に呼応して、セーラが蹴りを叩き込む。
 セーラの攻撃では倒すに足りず。故にアクセルトライアルでは決定打となり得ない。
 だが——しかし。
 それでも、動きを止めると言うのには十分すぎる。


京太郎「ゥ……オラァッ!」


 そして停止したテラー目掛けて、放たれるゴリバゴーン。
 強烈な一撃が、フィールド越しにテラーの体を蝕んだ。
 サゴーゾの圧倒的な攻撃力。それを前に、どうしても人は大仰に警戒しなくてはならなくなる。
 故に精神を浪費する。体力を浪費する。

 直撃されたら一撃で殆どの体力を奪われる——。

 そう判っている大砲を目の前に、果たして警戒をせずに済む人間がどれだけいるだろうか。
 当たらなければどうという事はない。
 しかし、喰らってしまったのなら致死級。
 ならば、そちらに気を割いて然るべきであるのだ。


琉兵衛「……ッ」

琉兵衛「やるな、小僧……!」


 しかしそれは京太郎も同じ。
 一撃、ただの一撃でもテラーの攻撃を受けてしまったのなら、趨勢は傾く。
 今は何とかこうして戦線を保てているからいいが。
 仮にここで、テラーから一発を貰ってしまったのなら——すべては崩れ去る。

 いかにアクセルとは言っても、単身あのフィールドを突破できないのだ。
 どうしても、京太郎の攻撃力が必要になってくる。
 故に、緊張しているという意味では双方ともに同じ事である。


 自分のミス一つで、ともすればセーラまで死ぬ。
 そんな状況に恐怖は当然ある。失敗してはならないと思う。
 だが、だからと言ってセーラを遠ざけたりはしない。自分を盾に進んでいく事もしない。

 互いの役割を把握し、信念を理解し、戦力を分析し——それで背中を任せている。

 恐ろしい。それは消えない。
 だが、京太郎はその恐ろしさから目を逸らす為に、自分一人で抱え込もうとはしない。
 自分を死ぬほど追いつめられたのなら出来る。
 ああ——ならば、最終的にそれを選んでも良いかもしれない。

 だけれども、今はまだその時ではない。
 信頼するのだ。己の強さを、江口セーラの強さを。


 神代小蒔の忠告————最後のライン以外は他人の事を思いやって考え合えるからこその仲間。故に素晴らしい。

 江口セーラの強さと優しさ————京太郎の事を自分以上に褒めてくれる/不死身の江口セーラというあり方。

 白水哩と鶴田姫子を見た反省と発見————己と同じものを見ているような気がした/己の行動を鑑みる/互いに前を向こうと思った。

 大星淡との命がけの共闘————絶対に守りたいもの/傷つけたくなかったもの/遠ざけたかったものと背中を合わせるという経験。

 新子憧に対して、余裕ぶる態度————江口セーラの気持ちが分かった/なおのこと自分は死ねないと思った/先輩となった。


 故に……そんな経験を通して。
 彼は臆病で在りながら、勇気を持つものとなった。

 怖くても、前に進む事を選ぶ。
 弱くても、強くなる事を選ぶ。
 辛くても、歯を食いしばって進む事を選ぶ。
 そして——誰かを信じる事を選ぶ。

 真の意味で、須賀京太郎は人となるべく歩み出したのだ。


京太郎(……とは言ってもこのままだと、互いに決定打がない)

京太郎(お互いに倒しきる事ができない持久戦だ)

京太郎(そうなれば——俺が有利なのは言うまでもない)

京太郎(だけど、そこで終わるような男か?)


 目の前の南浦琉兵衛を見た。
 彼も相当な損害を被っている。
 財団Xへの襲撃。ビレッジの破壊。そしてこの研究施設への攻撃だ。

 どこかが残っているのならば、きっと彼は撤退を考える。
 ライダーと戦う事に感けて己が敗れれば、ガイアインパクトは終わる。
 財団が無事で、ガイアインパクトの為の人材が誰かしら残っている——。
 そんな状況ならば、撤退しただろう。だが……。

 ここで彼が逃げても、もう一人の須賀京太郎が花田煌を取り返す。
 江崎仁美、安河内美子についても同様。
 そうなったとき、奴らの手札は完全になくなる。

 あり得るとしたら——新たなる人体実験での適合者探し。
 それと、本来の《地球》との適合者、南浦数絵の奪還だろうが……。

 今この街には、ライダーがいる。
 新道寺の皆を攫った時よりも、更に多くのライダーが。
 財団にも甚大な被害を与え、ミュージアムの施設をも襲撃するライダー。
 そうそう容易く、彼らの計画に必要な適合率を持った人間など捕えられない。

 故にここは——テラーにとっても、ある種正念場だ。


京太郎(……多分、まだ何か隠してるはずだ)

京太郎(慎重なタイプ——それが窺える)

京太郎(相手がやってくるとしたら、その何かによる一発逆転)

京太郎(それかテラー・フィールドに潜ってこちらの至近距離まで来襲)

京太郎(そのまま攻撃を入れて……俺の心を、一気に砕きに来る——ってとこか?)

京太郎(次か……その次)

京太郎(何か、仕掛けてくるだろうな)

プトティラが消えたターンになればプトティラ解禁になるの?

>>170
せやね。もうガブリューもプトティラも使ってええよ
財団Xの方では、こっちで消えたターンまで使えなくなるけど

【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:30/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:22/42

気力:57/82                            気力:45/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:50/55
気力:65/70
ATK:35
DEF:35
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは100枚です
>【ウナギカンドロイド】×5の効果が2ターン持続します
>【タコカンドロイド】×10の効果が2ターン持続します
>購入した【ウナギカンドロイド】×15、【タコカンドロイド】×15が届きました(使用は宣言の1ターン後)

 オーズ:51+コンマ+5(重量の王)+?                  VS  テラー(対オーズ):【51+オーズコンマ+15+14】−5(重量の王)−5(ウナギ)+?
 アクセル:45+コンマ+15(T)+5(Eブレード)+10(タコ)+?         テラー(対アクセル):55+GMコンマ−5(重量の王)−5(ウナギ)+?


※テラーは双方に勝利しなければ、攻撃を行えません(京太郎たちの数的有利)
※このレスにて、アクセルに対するテラーのGMコンマを判定
※23:45ごろ、再度方針・コマンド決定の採用通知レスをします
※そのレスの直後にて京太郎のコンマ、下2にてセーラのコンマが決定します

うん、最初のワイの発言のせいやしGMからのお話
まあ、今までのテラー行動とか地の文に書いてあるんやけど……


>・《テラー・フィールド》:撤退方針を選択し判定に勝利した時点で、その場からの撤退が可能
>             レンジを超遠距離に変更し、攻撃と共にあらゆるレンジへの移動(距離を詰める・距離を取る)が可能となる
>             テラー・ドーパントへの固定HPダメージを含めたあらゆる(最終的な)ダメージを半減させ、半減値が8以上なら8に変える
>             テラー・ドーパントに対して恐怖を抱いている相手への与ダメージの秒数合計は、常に『14』となる。
>             テラー・ドーパントの与ダメージ判定の際、テラードーパントに恐怖を抱く者が相手ならば、更に『100からの耐性値との差分』を判定値差に上乗せする
>             精神耐性資質のないものは、テラーからの攻撃を受けるたびに、恐怖耐性をダメージ分減衰させる
>             戦闘開始時にフィールドは【至近距離】に展開され、この射程に居るものに戦闘判定に関わらず秒数の大きい方の分、恐怖耐性を減衰される
>             以後、テラーが戦闘判定に勝利するたびにこのレンジは1つずつ増加していく
>             ただし、飛行を持つ対象にこの効果は及ばない


テラーは攻撃しながら全レンジ距離詰めてくるで

……で、採用安価だしちゃっていいかなー?

じゃあ、切りよく00:00まで待とうか

>直後 須賀京太郎のコンマをお願いします

>下2 江口セーラのコンマをお願いします

>須賀京太郎及び江口セーラの方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします
>オーズ: アクセル: の形で
>↓5

フォイ

オーズ 防御爆発 アクセル 温存

>>175の判定:42 >>202の判定:75 >>203の判定:67 >>206の選択
>#温存、気力40乗せ、TF距離詰め至近&攻撃
>温存方針、集中40、距離を詰める【至近距離】&攻撃

オーズ:51+75+5(重量の王)=131
アクセル:45+67+15(T)+5(Eブレード)+10(タコ)=144        
テラー(対オーズ):【51+75+15+14】−5(重量の王)−5(ウナギ)+40=185
テラー(対アクセル):55+42−5(重量の王)−5(ウナギ)+40=127

ダメージ:(4+2)+17/5+35−40+3=8

>温存方針にてダメージ半減! テラーフィールドによりダメージ半減!
>テラーに2のダメージ!

>オーズは気力を20回復!
>アクセルはスタミナを3消費!
>テラーはスタミナを4+5=9消費! 気力を40消費!


【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:28/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:13/42

気力:77/82                            気力:5/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:46/55
気力:65/70
ATK:35
DEF:35
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは100枚です
>【ウナギカンドロイド】×5の効果があと1ターン持続します
>【タコカンドロイド】×10の効果があと1ターン持続します

次逃げるかな?


 須賀京太郎にとって——。
 恐怖とはすなわち常に纏わりつく衣服であり、
 痛みとは言わば雨粒であり、死とは古い友人のようなものだ。

 元々、死ぬ事への恐怖はある。積極的に死にたいなんて思っていない。
 だけど——それでも、きっと死ぬときには「ああ、そんなものか」と思って死ぬだろう。
 恐ろしいけど、納得はしていた。理解もしていた。
 遠からず自分は死ぬであろう事を。
 明日死ぬとは思えない。一週間後も死なないだろう。だが一年先と言われると不安になり、五年後のヴィジョンなんてない。
 老人になって畳の上で死ぬ——とはまるで思えていない。
 それほどまでに、近しいものであった。死と言うのは。

 両親が死んだあの日、須賀京太郎としての人生も死んだ。
 故に——京太郎は死と言うのに、普通の人間が思うほど恐怖はなかった。
 いや、違う。恐怖は人並み以上である。
 ただし、心のどこかでそれを受け入れているのだ。そうなるときは、そうなると理解している。

 故に彼は——決定的な死を見極める。
 腕が引きちぎられたら、その痛みで死ぬかもしれない——が確実に死ぬとは言えない。
 腹を突き破られても、肺が破れても、骨が砕けても——それだけでは死なない。
 右腕が使い物にならなくなっても、片目が潰されても、頬の肉が削げ落ちても——それじゃあ人は死なない。

 彼はどこまでも冷静に考えていた。
 咄嗟に右腕を盾にする——そんな反射ではない。
 普段から、死人である己を想像している。ここでこうしたら一先ず死なないと言うのを理解している。
 足がなくなったら動きに支障を来たす。遠からず死に繋がるだろう。

 だが、そうだとしても。
 腕があれば這いずって進める。或いは歯だけでも前に進める。それができないなら眼光で殺す。
 彼は死ぬ事よりも、負ける事が肯んじられないタイプの人間だった。


 仲間と出会って、人としての心を取り戻して、前に進めようと決めたときに——。
 京太郎の中で、恐怖が強くなった。
 護るものがあるという恐怖。護りきれないという恐怖。
 共に進むものがいるという恐怖。共に進めなくなるという恐怖。
 故に、前を向いた須賀京太郎に対して——。

 死と言うのは、古い友人ではなくなってしまった。
 死ぬのか恐ろしくなる。ここで初めて——本当の意味で須賀京太郎は、己の死に恐怖した。
 護るものを得てしまった時に、人は弱くなる。
 あまりにも大きすぎる恐怖だ。本来なら、生物が持っている恐怖——。


セーラ「京太郎! ボサっとすんな!」


 しかし、その恐怖に足が竦みそうになったその時に。
 自分を支えてくれる人がいる。京太郎の事も背負って、立ってくれるという人がいる。
 それを見て——寄りかかってはならないと思った。

 これは、遠慮ではない。畏れではない。孤独を愛している訳ではない。
 目の前に立つものがいるからこそ、背中で示してくれるからこそ。
 己もそうなろうと——そう、勇気が湧いてくるのだ。

 負けるのが怖い。ただそれだけではない。
 勝ちたい。共に勝利を掴みたい。負けたままにしていたくない。
 自分もそのようになりたいと——京太郎は、恐怖と再び向き合った。



                  , - ─ ='''´|     l´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ,
                   ,r' ´ : : : : : : : : : : : |     `|: : : : :r''ヽ: : : : : : : : /
               l: : : : : : r'´`l : : : : |    ,ィ: : : : :ゝ-': : : : : :r、/
               ∨_r、: : :ゝ-': : : : : :`l   l: : : : : : : : : : : : : : `l
                 ',´: : : : : : : : : /  _ ,-`ニヽ: : : : : : : :,‐--‐'   ……面倒だな
                  ',: : : : : : : : /, r ' ´;:;:;:;:;:;:;:;:/: : : : : : : :ヽー-,
                 _``l: : : : : : `ヽ、:;:;:;:;:;:;::;:/: : : : : : : : : : : : :l、___
                /: : :":": : : : : : : : : :]:;:;:;:;:;:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |

             ___/: : : : : : : : : : : : : : : :\/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :lO
           |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,-‐-、: : : : : : : : : : : : : : : ,ィ´
          O|: : : : : : : : : : : : : : : : : l´`ヽ: : : : : l、__ノ: : : : : : : : : : : : : : : / ',
           ` ー 、: : : : : : : : : : : : :' =': : : : : : :  ̄: : : : : : : : : : : : : : : :/   ヽ
             / /: : : : : : : : : : : : : : : :, 、: : :, -'´ヽ: : : : : : : : : : : : : /`´      ',
           /  l、: : : : : : : : : : : : : :,r'、‐,____r'ニl ノヾ/l ̄`ヽ、: : : : ',        ヽ
             /   ヽ、: : : : :/"`ヽ/i `ー{   }‐'´ ィ´::::l    `ヽ/         ヽ
          /      l__/      ヾi  i  i、,,,/´::::::::/                 ヽ
            /                ',゛゛i二i::::::::::::/                   ヽ
        /                 ゝ‐---‐‐‐':::::l                     ヽ
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       /              _, ィ ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::ー--..、                ',
.       /           ,..ィ:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、              ',
      /          /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',               ',
.    /          /:::::::::::::::::l {;´`;}:::::::::::::::__::::::::::::::::::::::::::::{;´`;}:l:::::::::::::::::::',              ',
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  /             /::::::::::::::::l:::::/:::::::::/川| |||::::::::::::\::::::::::::::::l ',::::::::::::::::::',                ',

            《 \ \ j :'/                    /、_,;'/               , イ/,' ≠ ,...---'
             \ 丶  丶::,:'                     、___ノ             ,..-≦彡': : : ': : : : 7_,::'
             :、〕|ヽ7/丶::i!:,'                    {: : /,::'           r'、/::: :/: : : : : : : :彡ア_ ,:''

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                >、,ヘ/\\: :/´ iV´iヽ\Vレ´Vリ、/_jコ7ヘ、   { �� } /\    /
               《〈/\》ヘ  ヽ、/|  ,へ、!// 〉  ¨`ヽ::::::::::::::::::}  ゝ==彡'/L__/ ィ=='
              ゝ /クへゝ、、 !/l j / く丶丶〈_/丶、   \::::::::::フノ `¨¨´彡へ<ヘ)

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               /-----|  ∨/! {::::7--、ヽ、ゝ=='´|___ノ / //ヘ_____ノ: : : :ヽ彡|  ',へ
               L__ \_j i 、:{r'¨¨�Vノヽ /レ'ィ====、/  ゝ≧彳:| 'イ

                  /: : : :》::::ヽiヽゝ(( ))ノ / ノ、r'´|.......r====、///:::::::::| 〈     GUUUUWRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
               ,...=': : : : :ゝ:::/w、ゝ、`¨=彡' ノ {  /--、......../ /──》 ',
            /: : : : :_∨彡'}: /rェ7:/ヽ、、)レ' /´`! レ'.:,' ,…、�:::フ彡' / ̄レヘ 》
           / : : : : :| V )  ヽ:Eゥ:::Vヘ/rゥi  ゝノ彡ヘゝ(( ))ノノ/=='──彳 |: \
           /: : : : : : :j  ゝ=ノ/___∧ェ、::ゝ/ゝ=====≦ ゝ二ラ彡'   |: : : : : :| !: : : :丶、
          ;: : : : : 、: ::|  〈::く j )/ |レレヘィ::V--'-v//_ノ7≧フヘ/\_彡'\: : : :∨: : : : : : : \
          !: :、: : :丶、ゝ==ァ¨¨::::/___j:::,、_r、ヽV7フレ7リシrゥイレ': : : : : : : フ`丶、: : : :: : ;i!、: : :iハ
          : i、: : ヽ、: : : { |_ヘ |: :7='ヘ__/ /丶、::::::::《//  /\: :,イ\/    \: : :i!: :\ノ: :丶

          |、__: : : } i: : : \ ∨!:: '...、: :: :`丶、ノ/、/ /ヘ、: /==彡'           }ノ\: : : : : ノヽ,;'/
         、ミ、丶: ノ: :i: : : : :r==∨へ、}丶、:: :: 丶ゝ'、彡'\/: : : : 7            、!: :: ∧: : :ヘ、 ∧ ,:'
          ヽ、、_三j: =_-: : L三、ヽ、| \//丶、: : : _ノイ《: : : :/             |: : /|: : /\、: :∧
        ,ィ≧三ニ===─': : /:》、ゝ'へミ、==彡へ===' | ∧ ∨/              |: /: |: /リハ}=≧、\ ̄ ̄}、
      _-';::=-イ´: :=_:≧イ| ̄ ̄《彡'、ノ丶==='へく   '  ゝ'          ,ィ7   ∧: : : : : : : : : ───-、  ヽ\
     _=ヲ≠: : : _‐ ヽ: :リ     /: :/¨!: |¨´\/                / /__ノ\: : : Y⌒ヽ: : :::::::::::::::≧} ヽハ \
─__ゝ/-_ /      } / ::.=-  \/ L_|    f:::ri-、_            \≦三_ ̄ノ_|  |: : : : |イ ̄ ̄ |: i!: i|\ ハ
    _|: : :/ _-     レ              r'::/∧ヽ、             `¨¨¨¨¨¨´  ゝ='l: ::|:: :!     リ:i!: :|  }i!::}
      、:.. ll  ノ!                   ィ::/l-!-}∧                           |: ::|l: :}    ////  |i!i!:
     .:::、: :\/∧                     |〈::(乖)l i!                       ゝ' ゝ'    ゝ='   レ'
       ー —‐'                    | {:::∧l :|
                                  | /ココセ| ハ
                                  |/: : Y: }  }
                                /: : : l!: :|  i!
                             {:: : : :i!: ::l  ∧


 そして——テラーの頭部が変化する。
 生み出された、巨大な竜。恐ろしき姿を持った、饕餮。

 あの爪で割かれたらさぞかし痛いだろう。
 食いつかれたらきっと死ぬだろう。
 引き裂かれて咀嚼される——それはあまりにも恐ろしい。

 死ぬのは、怖い。
 本当に、怖い。


京太郎「——させる、か、よッ!」


 しかし駆け出して——セーラに襲い掛からんとするその怪物目掛けて、拳を叩き込む。

 怖い。死にたくない。
 痛いのは嫌だ。辛いのは嫌だ。誰かを残して死にたくない。
 約束がある。
 淡とデートに行くと言った。
 アンクとカザリと約束がある。
 だから、喰われたくない。こいつの傍に居たら死ぬかも知れない。
 死にたくない。恐ろしい。絶対に嫌だ。


 だが——だからこそ、立ち向かうのだ。


京太郎「セーラさん、このデカブツは俺が引き受けます」

京太郎「だから、決着……お願いします」

セーラ「ん、せやけど……平気か?」

セーラ「あれ、結構大変なもんやと思うけど……」

京太郎「確かに怖いっすけど……大丈夫」

京太郎「セーラさんが、俺の勇気になってくれます。立ち向かう気力を分けてくれます」

京太郎「それに——俺の方こそ、セーラさんを残して死にませんから」

京太郎「一緒に戦うって、言ったじゃないですか」

セーラ「——」

セーラ「ハッ、分かったわ」


 だからこれは現実逃避ではない。ただ投げやりな気持ちではない。
 須賀京太郎は、己自身が生き残るために——セーラを死なせない為に、彼女の隣で戦うために。
 あえてもう一度、死人となった。

 生きるために、死人となる。
 恐れを殺して、己の命を一個のものとして正確に受け止める。
 恐怖を直視したからこそ、反撃が可能となる。

 痛みは痛みとして、死は死として認識する。
 それ以上でも以下でもない。故に過度に恐れず——また、恐怖を忘れようとはしない。目を反らさない。
 腕を落とされる事を厭って、命を落とすよりも。
 腕を一本犠牲にして、命を拾う方がいい。

 痛みを必要以上に怖がるな。死を必要以上に恐れるな。

 痛みと死の境界線にこそ、明確なる生は存在するのだ——。
 

【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:28/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:13/42

気力:77/82                            気力:5/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ               【テラー・ドラゴン】
技能:45                              技能:50
HP:55/55                            HP:45/45

スタミナ:46/55                          スタミナ:∞
気力:65/70                            気力:0/0
ATK:35                              ATK:50

DEF:35                              DEF:60
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>オーズとテラードラゴンは【遠距離】です。アクセルとテラードラゴンは【遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは100枚です
>【ウナギカンドロイド】×5の効果があと1ターン持続します
>【タコカンドロイド】×10の効果があと1ターン持続します
>購入した【ウナギカンドロイド】×15、【タコカンドロイド】×15が届きました(使用は宣言の1ターン後)

 オーズ:51+コンマ+5(重量の王)+?                  VS  テラー(対オーズ):【51+オーズコンマ+15+14】−5(重量の王)−5(ウナギ)+?
 アクセル:45+コンマ+15(T)+5(Eブレード)+10(タコ)+?         テラー(対アクセル):55+GMコンマ−5(重量の王)−5(ウナギ)+?

                                                 テラードラゴン(対オーズ):【51+オーズコンマ+10+14】−5(重量の王)
                                                 テラードラゴン(対アクセル):50+GMコンマ−5(重量の王)


※互いに双方に勝利しなければ、攻撃を行えません
※このレスにて、アクセルに対するテラーのGMコンマを判定
※次の採用レスにて、テラー・ドラゴンのGMコンマを判定
※24:55ごろ、再度方針・コマンド決定の採用通知レスをします
※そのレスの直後にて京太郎のコンマ、下2にてセーラのコンマが決定します

本体はコンマによってはアクセルのマキシマムドライブ気力マシマシでよくね?

>このレスにてテラードラゴンの判定
>直後 須賀京太郎のコンマをお願いします

>下2 江口セーラのコンマをお願いします

>須賀京太郎及び江口セーラの方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします
>オーズ: アクセル: の形で
>↓5

ほい

ぬん

オーズ:102+気力
アクセル:85+気力
テラー(対オーズ):68+70=138+気力
テラー(対アクセル):113+気力
ドラゴン(対オーズ):

途中で埋まるとこういうのが書き込めない…

>>226の判定:68 >>234の判定:42 >>235の判定:46 >>236の判定:10
#Tは気力4/TD移動攻撃、攻撃方針

オーズ:51+46+5(重量の王)+20=122
アクセル:45+10+15(T)+5(Eブレード)+10(タコ)=85

テラー(対オーズ):【51+46+15+14】−5(重量の王)−5(ウナギ)+4=120
テラー(対アクセル):55+68−5(重量の王)−5(ウナギ)+4=117
テラードラゴン(対オーズ):【51+46+10+14】−5=116
テラードラゴン(対アクセル):50+42−5=87

>オーズの攻撃! テラー・ドラゴンにダメージ!

ダメージ:(1+6)+(122−87)/5+50−60=4

>攻撃方針と防御方針で相殺! 更にサイ・ゴリラ・ゾウの効果で+8!
>テラー・ドラゴンに12のダメージ!


>テラーはスタミナを3+5=8消費! 気力を4消費!
>オーズは気力を20消費!
>アクセルはスタミナを1消費! 気力を20回復!

>タコカンドロイドと、ウナギカンドロイドの効果が切れました!



【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:28/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:5/42

気力:52/82                            気力:1/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ               【テラー・ドラゴン】
技能:45                              技能:50
HP:55/55                            HP:33/45

スタミナ:46/55                          スタミナ:∞
気力:70/70                            気力:0/0
ATK:35                              ATK:50

DEF:35                              DEF:60
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>オーズとテラードラゴンは【遠距離】です。アクセルとテラードラゴンは【遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは100枚です

すまんち ステ訂正

【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:28/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:5/42

気力:57/82                            気力:1/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ               【テラー・ドラゴン】
技能:45                              技能:50
HP:55/55                            HP:33/45

スタミナ:46/55                          スタミナ:∞
気力:70/70                            気力:0/0
ATK:35                              ATK:50

DEF:35                              DEF:60
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>オーズとテラードラゴンは【遠距離】です。アクセルとテラードラゴンは【遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは100枚です


京太郎「来いよ、デカブツ」

京太郎「趣味じゃないけど——遊んでやるぜ。なァ?」


 セーラに飛びかかろうとしているテラー・ドラゴンの横面を殴りつける。
 叫びを上げる、テラー・ドラゴン。
 自動操縦なのだろう。すぐさま京太郎目掛けて、攻撃を行おうとしてくるが——。


京太郎「うるせえんだよ、化け物」

京太郎「そんで——」


 ゴリラの拳を胸で打って、重力を操作。
 飛び立とうとするテラー・ドラゴンを、地面に引きずり落とす。
 空を飛ぶのなら——飛べなくしてやればいい。
 そのまま、地面に堕ちて呻きを上げるテラードラゴンの顔面を、殴り飛ばす。


京太郎「——オラオラオラオラオラオラオラァッ!」


 重力制御が止まるが、代わりに拳で磔に。
 至近距離、繰り出される爪を紙一重で割けると、一撃。
 決して飛び立たせない。江口セーラの邪魔はさせないと、テラードラゴンを殴り潰す。


京太郎「喜びな。二度と跳べないまま、テメーはここで終わりだ」


 振りかぶった拳のその先に潜り込む。
 肘関節に拳を一撃。人間ではないが、関節があるのならば——折れる。
 跳ね上がった肘を掴み/逆側に曲げて、そのまま捻じる。
 不快な音を立てて、奇妙な方向に折れ曲がるテラー・ドラゴンの前足。

 逃がさない。

 そのまま投げて地面に叩きつけて、今度は後ろ足の関節を破壊する。

>テラー・ドーパントのスタミナが危険域に突入
>サゴーゾコンボの効果により、次ターンでテラー・ドーパントはスタミナが切れます

>よって、ラストターン判定


判定
1〜20:気力が10回復
21〜50:気力が25回復
51〜80:気力が40回復
81〜99:気力が50回復

ゾロ目:気力全快+そのゾロ目の数だけ上限値にプラス(33なら3、00なら10)


>↓4 須賀京太郎
>↓6 江口セーラ

いっけー!!

ほい

>>271の判定:63 >>273の判定:78

よって、二人とも気力が40回復!
ステータスが以下に更新されます!


【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:28/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:5/42

気力:82/82                            気力:1/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ               【テラー・ドラゴン】
技能:45                              技能:50
HP:55/55                            HP:33/45

スタミナ:46/55                          スタミナ:∞
気力:70/70                            気力:0/0
ATK:35                              ATK:50

DEF:35                              DEF:60
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>オーズとテラードラゴンは【遠距離】です。アクセルとテラードラゴンは【遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは100枚です

【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:28/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:5/42

気力:83/82                            気力:1/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ               【テラー・ドラゴン】
技能:45                              技能:50
HP:55/55                            HP:33/45

スタミナ:46/55                          スタミナ:∞
気力:70/70                            気力:0/0
ATK:35                              ATK:50

DEF:35                              DEF:60
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>オーズとテラードラゴンは【遠距離】です。アクセルとテラードラゴンは【遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは100枚です

 オーズ:51+コンマ+5(重量の王)+?                  VS  テラー(対オーズ):【51+オーズコンマ+15+14】−5(重量の王)+?
 アクセル:45+コンマ+15(T)+5(Eブレード)+?               テラー(対アクセル):55+GMコンマ−5(重量の王)+?

                                                 テラードラゴン(対オーズ):【51+オーズコンマ+15+14】−5(重量の王)
                                                 テラードラゴン(対アクセル):50+GMコンマ−5(重量の王)


※互いに双方に勝利しなければ、攻撃を行えません
※このレスにて、アクセルに対するテラーのGMコンマを判定
※次の採用レスにて、テラー・ドラゴンのGMコンマを判定
※1:55ごろ、再度方針・コマンド決定の採用通知レスをします
※そのレスの直後にて京太郎のコンマ、下2にてセーラのコンマが決定します

>このレスにてテラードラゴンの判定
>直後 須賀京太郎のコンマをお願いします

>下2 江口セーラのコンマをお願いします

>須賀京太郎及び江口セーラの方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします
>オーズ: アクセル: の形で
>↓5

ほい

オーズ:気力81 スキャニングチャージ  テラー
トライアル:気力69 マキシマムドライブ  テラゴン

オーズ:気力81 スキャニングチャージ  テラー
トライアル:気力69 マキシマムドライブ  テラゴン

>>297

コンマゾロ目……これグランドオブレイジなら大変な事になってたな……

>>278の判定:63 >>293の判定:68 >>294の判定:77 >>295の判定:86 >>298の選択
>#テラー距離を詰める/テラゴン移動攻撃攻撃方針
>テラー:距離を詰める テラー・ドラゴン:移動しつつ攻撃・攻撃方針

オーズ:51+77+5(重量の王)+810−10=204
アクセル:45+86+15(T)+5(Eブレード)+69+15(MD)=235

テラー(対オーズ):【51+77+15+14】−5(重量の王)+1=153
テラー(対アクセル):55+63−5(重量の王)+1=114
テラードラゴン(対オーズ):【51+77+10+14】−5(重量の王)=147
テラードラゴン(対アクセル):50+68−5(重量の王)=113


>オーズのサゴーゾインパクト発動!
>50+5+(3+8)+7+7=80のダメージ!
>DEFにて減衰! テラーに40のダメージ!

>アクセルのマキシマムドライブ発動!
>テラー・ドラゴンに122+3のダメージ!
>テラー・ドラゴンに125のダメージ!


>オーズとアクセルは、戦闘に勝利しました!


【オーズ サゴーゾコンボ】 須賀京太郎            【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)

技能:52                               技能:55(37)
HP:51/51                             HP:0/42
スタミナ:40/50                  VS      スタミナ:0/42

気力:1/82                             気力:0/45

ATK:50                               ATK:40
DEF:50                               DEF:40

 &

【アクセルトライアル】 江口セーラ               【テラー・ドラゴン】
技能:45                              技能:50
HP:55/55                            HP:0/45

スタミナ:38/55                          スタミナ:∞
気力:1/70                             気力:0/0
ATK:35                              ATK:50

DEF:35                              DEF:60
☆エンジンブレード


>須賀京太郎は【防御方針】です。江口セーラは【通常方針】です
>オーズとドーパントは【超遠距離】です。アクセルとドーパントは【超遠距離】です
>オーズとテラードラゴンは【遠距離】です。アクセルとテラードラゴンは【遠距離】です
>現在オーズの持つセルメダルは100枚です

ひでぇwwwwwwww

BGM:http://www.youtube.com/watch?v=dpNV8xBbaRc


仮面ライダーWで一番かっこいいのはエターナルのキックやな


京太郎「オラァッ!」


 飛びあがろうとしたテラー・ドラゴンを殴り飛ばす。
 足を引きずりながら飛び立とうとしたその瞬間の一撃。

 一方では、アクセルトライアルから乱打を浴びせられるテラー。
 双方が叩き飛ばされて、正反対の位置となる。
 背中合わせになる、セーラと京太郎。


セーラ「さーて、京太郎」

セーラ「決めるで。ツインマキシマムや」

京太郎「……俺はスキャニングチャージっすよ」

セーラ「細かい事気にすんなって。共同作業って奴や」

京太郎「なるほど」


 背中合わせ、互いに相手の言おうとしている事を理解した。
 視線を交わして、それで言葉はいらない。
 オーズがオースキャナーを取る。
 アクセルが、トライアルメモリを外す。

 テラー・ドーパントが走り寄ってくる。
 テラー・ドラゴンが唸りを上げて飛びかかってくる。

 ふたり頷き合って、必殺技——すべてを決する大技を放つ。


 ——《SCANNING CHARGE》!


 ——《TRIAL》! 《MAXIMUM DRIVE》!

 ——《ENGINE》! 《MAXIMUM DRIVE》!

         ,-r-、_ r:、_
         ゞ/,-=r'´⌒ヽ、
        /::/::ゞ:r': : : : : : 'ー-:,_
         ,コ!-:,_::ヽ、: : : :/: : : : `':ァ_
       /: : : : : :¨'ー-:,r'´¨'ー-:.,__,:'-'

       ¨'ー-:,: : : : : : :ン          ハ
            ̄¨'ー-:,:'          i |
                      __| |_

                     /´: :! !: : :`\
                   /: : : : :|:.i!: : : : : ヽ

                  ,ヘ;'_,:-‐i'´',: !`ヽ‐-:,_:}ヘ
                   ト、    '; :Y  ;'   ,:イ
            __    _,Vi\  ', ! :/  /!,{_  さあ——コイツで決まりや

            !:`ヽ r‐':,ヽヘ::{`ー-:,_|,ム-‐':}::/´ /
            ':,: : ヽ:|  ヽ、ヾ':,。゚,}:!ヾ゚、シ/ :/ー-、  ,.-——-:、
            /⌒: ∧___,}、 `ー'r=!=、`'´.:/\: : :ヾ´: : : : : : : : ヽ

         ,-—,へ'ー-‐'´ ̄,_)ー、',__,i|=i!=:|_/|: : : : ヽ: : :\: : : : : : : : :',
        /: : /{:ヽ∧: : : : : : : __): :`ー=-'´: : |: :_,-‐='=—-:ヽ: : : : : : : |
      /: : : : }、 ヾヽ:≧=ァ-‐'´_)---———‐r'-'ヽ  `ヾ:__,} !`ー--==;}

        |: : : : / \_,二='!_>;´         ';  :.       |: : : : : :\
      !__/: : : : : : : : |::: : ::V         :,  ';     ,: :!: : : : : : : `ー-:,__

        `|': : : : : : : : ::| : : : : V          :;  ':   /:|::|: : : : : : : : : : : : :¨'ー、
         V´ ̄`ヽ: : :| : : : : : V  _       ':  ': ∠=-' _|`ヽ、: : : : : : : : : : : : \
         V‐‐、  ヾ/ : : : : : : V \三≧=-  :,  :,-==ァ-;イ   `ー-:,_: : : : : : : : : : `ー-,_
         `ー'-=-'´ヽ: : : : : : : V  `'´ ,-‐='´i ̄ ̄! / _/       `ヽ、: : : : : : : : : : >-、


                                        i∧
                                    i ∧
                               ゝ==‐-'  ∧_

                              / ´ ゝ-‐- 、`´〈

       _                        ヽ´ゞi: : : : : :.i }: ヽ   う、おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおお————ッ!
  γ二ヽ ∧_                       /::::::::ゝ-‐/´i iヽ:i
/ __ --、ヽ∧__∧ヽ、           ゝ==7 フ ̄7 、 i::::::::〈/ / / ∨ヽ
__  ‐‐‐二`i-、∧  >、       /´> ´ >‐´ / ∨::::;'// 7 ┬∧/
       _/  i´`     \    / / ,<´ >-‐´::ヽ_ゝ/-‐==二 ̄`> 、/`>、、
--‐‐ ´ /  `>、      \ ゝ二 __/////>´/∧∨/ / 、ヽ‐‐二二、>、/ /\\

   >´/   / /ヽ     〈 〈´///> ´////////∧ i>´  >‐〈`、‐,ヽヽ ヽ</∧ヽ
<´ /  __ / /   __ 、    i´//////////////////i       ゝヽ二/ヽ   ∨>、∨ヽ  ゝ´ ̄ ̄ ̄ ̄`、‐、‐-、
  ´   //  ̄ ‐´   ` ‐-i///////////////////、二/  <   ̄´ >、 i////>、___/` 、´ ̄     ∨////i
、     ゝ´ / ` ̄ゝ----‐‐‐‐//////////////////////>、 > ` ゝヽ__i",i ' >'///////////∧         ヽ///,'
  ` <  コ'   ヽ´////// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ヽ//////////>  `  ‐-‐ ´/ ̄ ‐//////// i__       |i⌒/
      `  ‐- 二三_ヽ                 ∨/////////////`┬┬ ´//i    〈ヽ//////////>、  ` i' /
                ̄              ∨//////////////i二i////     ` ‐--‐-=二三_   >´
                                   ヽ//////////ゝ‐、,i二i///i                 ̄
                              ∧ ̄、///////二/⌒、>、/ i
                            /ヽ::「  |i--‐‐i ̄}、ヽヽ_ノ/⌒、ヽヽ_
                                ,`´|::i  ' i   i__i > .ヽ、_ノγヽヽ‐、
                                 i /:/ / ├‐  ̄{_}`┬-、`> .ヽ_ノ } /
                            、':/ /‐‐i//////i i//// ̄ ̄>__〉´

                             ゝ‐'、⌒´///// i//////////i
                               i//////  ///////////∧
                                 i////ノ  //////////////∧


 瞬間、転身。
 互い目掛けて駆ける敵に狙いを定める。
 言葉は不要。どちらを倒すか——それはあの目配せで分かっていた。
 無言のまま、京太郎はテラー・ドーパントに。
 江口セーラは音を超えて、テラー・ドラゴンに切りかかる。

 ドラミングを行って、重力を制御。
 テラー・ドラゴンの軌跡が急激に変化する。
 オーズを目指して飛んでいたはずなのに、目指す先は地面。
 否——そこには、アクセルトライアルが待ち受けている。

 地を蹴ったオーズ。
 地面を破壊して、テラーをその地割れに巻き込んだ。
 衝撃と共に引き寄せられるテラー。
 そこへ目掛けて繰り出される拳だが——一発ではない。


 初めの一合。音と並んだ。
 二合目。音を置き去りにする。
 三合目。弾けた空気が雲を纏う。
 四合目。刀身が赤く染まる。
 五合目。熱の温度が上がり、蒼い炎を発する。

 そのまま——十、二十、三十、四十、五十、六十、七十、八十、九十=【一.一秒】。
 更に——百一、百十二、百二十三、百三十四、百四十五、百五十六、百六十七、百七十八、百八十九=【二.二秒】。
 加えて——二百二十、三百三十、四百四十、五百五十、六百六十、七百七十、八百八十、九百九十九=【三.三秒】。
 上乗せ——千百十一、二千二百二十二、三千三百三十三、四千四百四十四、五千五百五十五=【五.四秒】。
 まだまだ——六千六百六十六、七千七百七十七、八千八百八十八、九千九百九十九=【七.五秒】。
 トドメに——ラスト、一万千百十一回。


セーラ「8.6秒……それが、絶望までのタイムや」


 Tの字を描くエンジンブレードの軌跡。
 それに背を向けて、トライアルメモリのカウンターを止めるセーラ。
 視線の先には、京太郎。
 向こうもセーラも同じく、拳をひたすら打ち込んでいた。


京太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

京太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

京太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

京太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

京太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

京太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

京太郎「オラオラオラオラァ————z_________ッ!!!!」


 サゴーゾの拳に殴られ続けたテラー・ドーパント。
 計、七十七発。
 いかにミュージアムの首領と雖も、それを受けて立ち上がれる筈がない。
 排出されたテラーメモリが、粉々に破壊された。


セーラ「……これ、生きとるの?」

京太郎「死なない程度にはしておきました。この後、話聞かなきゃならないんで」

セーラ「おっそろしいなぁ、京太郎は……」


 かろうじてと言う具合に体を起こす南浦琉兵衛。
 死んではない。殺してはない。
 ただ、しばらくは自由に出歩けないだろう。
 まあ、どちらにしても刑務所行きなのだが——。


南浦「……負けた、か」

京太郎「そうだ。俺たちの勝ちだ」


 倒れた南浦琉兵衛に歩み寄る。
 それ以上の抵抗の気はないと言うのか——どこか、晴れ晴れとした顔のまま仰向けに倒れている。
 ひょっとしたら、止めて貰いたがっていたのかもしれない……と思うが。
 だからといって、それなら初めから自分の意志で止めろと感じた。

 故に——一応の容赦はするが——京太郎は胸倉を掴み上げる。


京太郎「……答えろ。お前らの目的のガイアインパクトについて」

京太郎「それから、ジーンメモリを出せ。適合者がいるなら連れてこい」

京太郎「居ないなら探せ。とりあえずメモリを寄越せ」

南浦「老人なんだ……ちっとは容赦してくれないか」

京太郎「お前みたいな爺がいるかよ」

京太郎「さっさと説明しろ。人の命がかかってるんだ」


 捻り上げる腕に力を込める。
 背後でセーラが息を飲むのを感じた。


京太郎「当然その秤には、お前の命も乗ってる」

京太郎「直ぐに言え。余計な口は叩くな。老後をベッドの上で過ごしたくはないだろ?」

南浦「……乱暴なガキだ」

判定
1〜20:ジーンもない、ヴァイラスもない
21〜40:ヴァイラスはあるが適合者はいない
41〜70:ジーンメモリはあるが適合者はいない
71〜99:ジーンメモリ、適合者あり

ゾロ目:免疫寛容手術を行っていた

↓5

ぞろ目こい!

これはあれや

ニジイロクワガタの甲皮——!

本気で狙えば意外といけるもんやな
次1000はエターナル狙うで…

>>330の判定:88

南浦「……あのガキの事か」

京太郎「そうだ。そして、これからのお前の命に関わる事だ」

南浦「ヤクザか、お前は」

南浦「……まぁ、いい。あいつなら、もう問題はない」

京太郎「……どういう事だ」

南浦「免疫寛容手術——ってもんを、もう施してある」


 人間の免疫システムは二種類。
 リンパ球などが行う細胞性免疫と、抗体など血中のタンパク質による体液性免疫に分けられる。
 どちらもやる事は単純だ。
 体内に入った異物——その人本人の遺伝子ではないものを察知し、破壊/無力化する。
 これが故に、臓器移植などで移植された臓器を破壊してしまう現象が起こり得る。

 このシステムを司るT細胞というのは、半ば総当たり的に作られる。
 この総当たりの中には、本人自身も含んでしまっているのだが——。
 本人自身を攻撃する事がないよう、そんなT細胞は作成過程により取り除かれるのだ。
 ここで行われているある種選別を、寛容にする手術。

 また、加えてもう一つ——免疫寛容というのは存在している。
 それは、妊娠時。
 母親の体内に存在している胎児は、その半分のDNAが別の人間のものだ。
 故に本来であるならこれも異物として排除されるのであるが……現実、特異な例を除きされていない。
 この胸腺で選別——自己免疫寛容に加え、母子間免疫寛容を応用した免疫寛容。

 そんなものを、花田煌に対して行っているのだと言う。


南浦「だから……あいつは死にはしない」

京太郎「……そうか。半分は分からなかったけど、そっか」

京太郎「嘘はないよな」

南浦「この状態で嘘を吐いても、しょうがないだろう」


 お手上げだと言わんばかりに両掌を晒す南浦琉兵衛。
 その様子に、京太郎も首から手を放した。
 だが、まだいくつか質問はある。それが済むまで、警察に引き渡す事もしない。


京太郎「……二つ目。あの人にかけられている洗脳はどうしたらいい?」

南浦「さぁ……な」

南浦「ただ、テラーに変身するときには注意してた——おそらくは、限度を超えた恐怖に弱いはずだ」

京太郎「なるほど……。じゃあ三つ目」

京太郎「バトルファイトってあれは、事実か?」

京太郎「ガイアインパクトはそれによる人類の滅亡を防ぐため——って話は本当なのか?」


南浦「……ついて来い」

南浦「実際に、回収してきた——モノリスがここに、ある」


 南浦琉兵衛の言葉通りに、その言葉に従って彼の後ろを歩く。
 不審な動きはないか、注意はしている。
 ……が、特に何が起こる事もなく、京太郎たちはその部屋に案内された。

 置かれた、石板が一つ。
 その周囲には——トランプを思わせる、カードがあった。


南浦「お偉いさんがトチ狂ってカードを解放しちまうより先に、ここに持ってきた」

南浦「ラウズカードと、統制者モノリスだ」


 目の前にあるもの。
 それがあの資料にあった——アンデッドと封印。
 そして、バトルファイトの統括者の役目を持った石板だと言う。


南浦「……地球上の生物誰もが思った」

南浦「この地球に反映したい——と」

南浦「その“欲望”がバトルファイトを生み出した、ようだ」

南浦「一万年に一度。覇者を決める戦い」

南浦「そして勝利者の種族が——この地上に反映する」

南浦「そんな、戦いだ」


 その場に残された、52枚のカード。
 本来あるべきカードは存在せず、代わりにそこには一枚の鬼札が。
 ジョーカー。
 見たところ、どの生命体の祖にも感じられないが……。


京太郎「……これは?」

南浦「文字通り、ジョーカーだ」

南浦「何で居るのかは知らんが、こいつが勝ったら——何もかもがおしまいになる、らしい」


 地球の記憶を漁り、調べたのであろう。
 京太郎が疑問に思った事には、すぐに答えを返す南浦琉兵衛。
 なるほどな、とカードを束に戻す。

 それから京太郎は——地面に拳を突き入れ、メダガブリューを取り出す。
 そして、プトティラコンボへの変身を完了した。


南浦「……おい、お前——なんのつもりだ!?」

京太郎「……ああ、今の話を聞いて確信したんだ」

京太郎「納得が行った。だから俺は——」

                                          ,./
                                         //
                __                 _          /: :/
                 \ : : =-         | :.     / /,/
                  \__`丶    ,. ‐|: :',‐ 、   /:///___
                   `マニニ\ \ /:::::::::|: : ∨::ヽ/:/ /: :/: : : : : :/ ̄\   モノリスを——砕くッ!
            __           マニヽ\\:::::::|: : : V/:/ /: :/: : : : : :/\___\
         /:::(\_         \.: :\\. ̄ト、: : } /ヽ: :/| : : : : : {\ \  }
         \:::\:::::\ _____\: :./⌒丶ノ∧l/   }|:|<⌒丶__〕厂「 ̄ ̄
.            \__{、:::::\: : : :/ ̄\:八   }{ }{   ,ノハ:\: : :\,/\: :\   ____
           /\\__}: : :{___\: :ー‐' �「7ス/::::::}:::::::\/: : : : \: \〔/ : (> : :\
.         / : : : : \\:: \ >──‐┘、:「�}: :{/:::/-─‐=ミ{.: : : : : : : :.|: : :|<二二二二二>‐く二ア___
          \ : : : : : : \\__}‐┐ : : : : : : }l\_{_:_}/ ,/ ̄ `丶\: : : : : : :|\」 { { | : : : : : : : : |: : :/ニニニ7ニ>
.             ̄ ̄「 ̄〔 \\ 〔______,/ ∨,/ニ/ / 〈ハ,// }∧\.: : : :.l__  ノ/ | : : : : : : : : |: : {::::く─ヽ:::}:}:}:}
                  ∨/ : /\\ヘ: : : :∧ : Vニ/ / `丶/ ,/ ハ | \/   ̄ ̄/ ̄ ̄/ ̄`¨´\_}  〔ノノノ′
               \〔{: : ノ{::\\}ヘ /∧: }ニ/ /  ̄ノ  \/ <}} !       / : : : :/
                   /�{: : \::\\ }」/ >‐┐{ハ/  ∠}  <,/,′      └─‐ ´
                /: :廴{\: ノ\::\\/ / :|\    ノ_< //
                  / : : / ̄): :「\: く_ \\く \ / ̄二二> //
              /: : : :{_∠��ノく_/\} \ \,辷^^^ア/
                / : : : : : : : /    /|ニl \  「`ヽ }\ニニイ }
            / : : : : : : : /   i{「|ニli   \〔 「\ノ ̄} }: :}/|
              / : : : : : : : /     {| |ニlト r<ニ:{`¨¨´ / /: /  |
          / : : : : : : : /     Vlニl|_|::(__)\_/,> ̄ ̄| ̄|}\

            / : : : : : : : /        厂/: / :> ::::(__)::<ニ>┐|_| ⌒丶
.           / : : : : : : /      /// / -=ニ> :::(__):::} {: :{__ \ _
          /: : : : : :/      ///|: : {         ̄ ̄   \: : : :/ ̄ ̄\`ヽ
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      //        // ̄: : / ̄       /-─   ´        ̄ ̄ ̄ ̄ ∨/: : : V: : : ∨∧
               / / : : : : : /       /                     ∨/: : :{: : : : :},/∧

ちょwwwwwwww


南浦「……お前、何を考えているんだ?」

南浦「そんな事をしたら、バトルファイトは——地球上の生物の願いは、どうなるんだ?」

京太郎「……さあ、ね」

京太郎「そんなの、俺が知った事じゃない」


 セルメダルを取り出して、メダガブリューに挿入する。
 南浦琉兵衛はバトルファイトを止めようとしていた。
 またしてもヒューマンアンデッドを勝ち残らせる手段か。
 或いは人類を地球に適合させて、絶滅しない存在とさせるか。
 それを模索していたのだ。

 それが正しいか否かは——この際、目を瞑ろう。
 京太郎のすべき事は単純だった。
 あらゆる欲望を破壊する紫色のコアの力を使い、
 全種族が願ったバトルファイトを、その統制者を粉々に打ち砕く。
 それだけだった。


京太郎「確かに——そんな戦いがあって、公正なルールがあったとするぜ」

京太郎「全生物が願っているのを、俺が一人で壊すのはエゴだ……」

京太郎「あんたが言いたいのは、そういう事だよな?」

南浦「……そうだ」

南浦「第一、このモノリスを砕いてもどうにもならない」

南浦「これだけじゃない。統制者が存在する限り、何も変わらないんだ」

南浦「統制者は思念体だ……ここでモノリスを砕いても、なににもならない」

京太郎「……だったら、モノリスが現れるたびに砕く」

京太郎「そいつがうんざりするぐらいに砕く。直接俺を殺しに来るまで砕く」

京太郎「ひたすら——砕いて、砕いて、砕いて、砕き続ける」

京太郎「そいつが思念体だろうと——願いから生まれたとするんなら」

京太郎「俺の紫のコアメダルなら、そいつを破壊できる」

京太郎「いや、絶対に——砕いて見せる」

南浦「……」

南浦「お前、狂ってるのか?」

京太郎「いや、正気だよ。俺は」



京太郎「正気だけど——そいつは殺すと、今決めた」

南浦「……」


 心は固まっていた。
 京太郎は既に、決心したのだ。
 統制者なるものがいるのならば、そいつすら殺して見せると。

 いや、確実に息の根を止めてやると——そう思っていた。

 漆黒の殺意が目に灯る。
 静かに、モノリスを睨みつけて息を吐いた。


京太郎「別に——ああ、確かにバトルファイトがあるっていうんなら仕方ないと思う」

京太郎「だけれども、それに躾けられた犬みたいに頷くかって言われたら別問題だし」

京太郎「何よりも……」

南浦「何よりも……?」

京太郎「こいつの、バトルファイトのルールが気に食わない」

京太郎「全てがお終いになる存在を紛れ込ませる——なんてさ」

京太郎「そんなのが、なによりも気に食わねーんだよ」

京太郎「本当に地球上の生物の願いが集まったのなら、どうして滅びが起きる?」

京太郎「どんな生き物だって——絶えず未来を願ってる。先に進もうとしている」

京太郎「そこに、どうして“全滅”なんてのが入ってるんだ? なぁ」


 自死というリミット。
 それは確かに——生物には存在している。
 それは自然のバランスだ。
 増えすぎた命は、その下位存在を食い荒らす。
 そうして食料がなくなった上位種は数を減らす。
 そんな風にバランスが保たれているのだ、自然界は。

 例えば——自殺する生物としてレミングというものが挙げられるが。
 固体一つ一つは、決して自殺などと言う意識を持っていない。
 海に身を投げ出すのは、海を越えた先に自分たちの新たな天地があるかもしれないから。
 決してマイナスではない。未来を願って、過酷な環境に身を擲っている。

 超個体的な自然のバランスはある。
 マクロ視点から俯瞰したときの、自死に近いものは存在する。
 だが、決して一つ一つが——誰も全滅など望んじゃいない。


 果たしてこのまま人間だけが繁栄するのが正しいのか。
 他の生物から機会を奪うのは不公平ではないか。
 そんな思いだってあるが——確かにあるが。
 だけれども、それ以上に気に食わないシステムが存在しているのだ。
 絶対に、京太郎は肯んずれない。

 全てが滅ぶ。
 そんな未来は、この地上の誰だって望んじゃいないのだ。
 いや、誰かが望んでいたとしよう——だがそうしても。
 須賀京太郎は望まない。
 そんな未来など受け入れない。
 絶対にその点に関しては、妥協しない。


京太郎「……おい、聞こえてるなら言っといてやるぜ」

京太郎「俺は、お前の敵だ」

京太郎「いつの日か——いつでもいい」

京太郎「お前は、俺が直々にブチのめす。その欲望を、何もかもを俺が砕いてやる」

京太郎「精々、怯え続けろ。恐怖って感情があるんならな」


 それから——モノリスは破壊された。
 消え去ろうとする、それよりも先に。
 メダガブリューの刃が、それをに両断した。

 恐竜は——そのバトルファイトの参加者ではない。
 ラウズカードのどこにも、恐竜は存在していなかったのだ。
 蜥蜴は居た。だが、竜はいない。

 そのあたりに何か鍵があるのか——などと考えながら、
 須賀京太郎は、統制者の分身であるモノリスに破滅を与える。


 今の京太郎は破壊者だ。
 氷河の下にすべてを押し込め、何もかもを終焉に導く破滅の化身だ。
 同じく破滅をもたらす不死者を作り出したというのならば。
 ならば、その破滅をお前が受けろ——と。京太郎は呟いた。

 たとえ勝てないとしても、自分が望んだ未来にならないとしても。
 統制者が現れる事などないとしても。
 須賀京太郎は戦い続ける。
 現れないのならば、現れるようにしてやればいい。
 諦める理由にはならない。確実に現れないなどと、誰も口にしてはいない。
 絶対に妥協しない。
 最後の1%まで、須賀京太郎は己のすべき事を/したい事を続けるだけだ。


京太郎「……あとで、あんたが探ったガイアメモリの資料も見せてもらう」

京太郎「俺は諦めない。そんな存在は許さない」

京太郎「届かないんなら——届くまで、手を伸ばしてやるだけだ」

南浦「……」

京太郎「とりあえず、あんたにはまず罪を償って貰うぞ」


 手を伸ばして——そして、砕く。

 京太郎は静かに決意した。
 その手のメモリーメモリが、鈍く輝いた。


  ◇  ◆  ◇

という事で、今日はここまで
正直あんまり剣の方に入るつもりはないので、この話はあんまり進みません
黄金の精神に目覚めかけたと思ったら漆黒の殺意が強化されていた
な、なにを(ry

……ところで、グリードってさ、一応不死だよね

魔王ポイントがカンストしすぎてるなぁ……たまげたなぁ……
あ、明日は1400か1600あたりから始めたいと思います。予定としては

(せっかく戦闘で使わなかったのにイベントでガブリュー使っちゃって大丈夫かなぁ)

完全に魔王じゃん…乙です
やっぱりブラクラ好きだったか
双子好きと見た

イベントでの使用はフレーバー要素だけじゃないの?

まぁ実際のとこモノリスって神様だよね 小説でもやらかしたし

プトティラをベースに全てのメダルを取り込めば更に強くなれるのでは?

しかしガラ他はなにを考えて紫を創造したんだろう
王はいらんと言ってたらしいし、グリード、ひいてはオーズへのカウンターだったのかな

>>375
10揃うとグリードなら消滅だっけ、完全に満たされて

16時122分だ。おまたせー

>>361 >>366
フレーバーだから安心してほしい

>>362
双子好きだね
ただ、正直子供に可哀想な事するのはちょっと純粋に可哀想な気分になる

エダさんとかね、姉御とかね……こう、いいと思うんですよ
あとはね、あれですね
完全に女を武器にして、隠れてる(とは知らなかったけど)坊ちゃんに他の男とのキスを見せつけてたクソメガネさん
あの瞬間、パーフェクトだったですね。ええ。ビッチ最高です!

>>368-370
やめろぉ! まだ……まだ、剣の小説が手に入ってないんだよッ!
いやまあネタバレされても楽しめるからええねんけど

>>372
プトティラに破壊されるし、全てのメダルってそれもうカザリアンク……

>>376
やっぱカウンターっすかね

>>377-379
全てに飢えてるグリードが愛で満腹になるのって素晴らしいと思うんだ
このスレはうしとらリスペクトやからな

みんなは後一週間しか生きられないとしたら何をしたい?


あ、咲ちゃんは別に恨みなんてないです
むしろ可愛いと思ってます。いつまでもイチャラブさせてあげたいです
京咲の咲ちゃん好きなんだよ


……で、まあなんで咲ちゃんが割を食うかっつー話なんだけどさ
単純に1に想像力/創造力がないからなんだよね
ドラマを作るとしたら、原作での関係や描写を拡大解釈するとかしかないんや
で、不幸としては献身ってのが最もいいものなんだよね。献身
献身=愛 ですね

さて京太郎にダメージを与えて悲劇にしようとしたときに、もっともいい演出になってくれるのは「咲」と「優希」なんや
他の三人、京太郎に恋愛的な意味での好意を持つってどう原作を斜め読みしても思えんからな
のどっちは完全目無し、部長はまあ……その後の関係次第。まこさんは後輩としては気を割いてくれてる

戦うにしても、のどっちは「咲やタコス、穏乃や憧の為」か「人の為」
まこさんはまあ、「後輩の為」「人の為」「部長の為」ってとこ
部長は……清澄って自分の居場所を護ろうとしたか、それとも済し崩し的にか

で、咲と優希はさ……できるじゃん。「京太郎の為」って
一番ドラマティックやねー

京太郎の為に、お腹を殴られても口を押える咲ちゃんとか
「どうしちゃったの京ちゃん! 京ちゃんらしくないよ!」って言って最後の一線踏んじゃう咲ちゃんとか
「……しょうがないなぁ、京ちゃんは」って結ばれる感じになって不幸になる咲ちゃんとか
「私が戦わなかったから、京ちゃんのお父さんとお母さんが死んじゃった……」って黒目になる咲ちゃんとか

エンターテイメントやん! 愛やん! ドラマやん!
つまり、愛が大きい(と1が想像できる)人間こそが、不幸に相応しいんや!

京太郎って歯車の中心に近いほど、不幸が訪れる
まー、そんなものなんです。だから本当は咲ちゃん大好きだよ! 恨みなんてないよ!
京太郎が妄想してたらブンむくれてる咲ちゃんとか、文学少女過ぎて一人で色々考え込む咲ちゃんとか
そういう、ほのぼのしたのも好きだからね! 誤解しないでね!

そういやこっちのスレ立ててから追えてなかった奇怪綺譚にようやっと追いつけたわ
あー、ワイもああいう王道書きたいんじゃー

残念ながらこの京太郎こそがカウンセリング受ける側なんで無理やけど
今の精神状態は、「心で理解した」ペッシか、『シビル・ウォー』でACT3になったジョニィや


さて、始めましょうか
理想郷を破壊する準備はよろしいか?

2(ダミークウガ戦)+1(アイズ戦)+5(クレイドール戦)+5(テラー戦)=欲望値が現在13上昇

また、プトティラのダメージ35にて、グリード化数値が35+コンマ合計分上昇
ちなみに欲望値が現在、38。グリード化数値が11




 キリスト教徒はただひとりしかいなかった。そして、その人は十字架の上で死んだ。

 この瞬間、以後<福音>と呼ばれているものは、すでに彼が生きてきたものの正反対、すなわち<禍音>であった。


                                                         ——ニーチェ 『反キリスト』


  ◇  ◆  ◇


 超音速で飛行するタジャドルコンボ。
 そしてその後ろ——ハードタービュラーを操縦するガタキリバと、相乗りする白水哩と鶴田姫子。
 ハードタービュラーの速度も、完全なものとなれば音速を突破する。
 しかし、乗っているWの二人が生身であるため、あまり速度は出せていない。
 それでも、F1カーに匹敵する速さ。
 ガタキリバが盾になってくれていなかったら、
 今頃二人は風圧で顔面を愉快な形に歪ませ、その後地上の染みとなっていただろう。


哩「……よかったんか、付いてきて」

哩「変身中、お前は無防備やけん……あの場に残っとってもよかと」

哩「ファングジョーカーば頼らんでも、私の力で……」

姫子「……部長。私たち、です」

姫子「いつも——思っとーとです」


 風音に掻き消されて途切れ途切れとなる声。
 京太郎——ガタキリバコンボは正確に把握できるが、これは二人の話だろう。
 そう思って、正面を捉えて運転に集中する。


姫子「いつまでたっても私は置いてかれる側で、部長ばっかり危険に晒しとる」

姫子「二人で一人ゆーても、半分の私はお荷物なんやないかって」

姫子「そんな風に、思っとーと」

哩「……姫子」

哩「そいは、違う」

哩「私は——姫子の事ば、頼りにしてる」

哩「……まず、Wの力は私一人では使えん」

哩「私では気付かん事にも、姫子は気付く。私が勇んでん時も、姫子が止めてくれる」

哩「戦ってる時、一緒に居る。終わったら、帰る場所に居てくれる」

哩「そいで——私の戦う理由になる」

姫子「……はい」


 これは慰めではなかった。
 本心、白水哩はそう考えているのだろう。

 なんというかどこか、冷静そうで抜けているところがある。
 「私」と「私たち」を間違えるのはそんな彼女の些細な間違いであるか、それともわざと姫子に訂正させようとしているのか。
 個人的には後者であると、姫子は思っていた。
 流石にそこまで壊れた人ではない。

スタンダール曰く、「恋が芽生えるには、ごく少量の希望があれば十分である」
この言葉が>>1の恋愛に当てはまるね(白目)


姫子「そいは解っとります。解っとる上で——」

姫子「今は、この力がある事が嬉しい」

姫子「このメモリば使えば、もっと部長の力になれるとです」

姫子「最後まで——最後まで、一緒に」

姫子「私は、部長と同じ道に相乗りしとーです」

哩「……ん、分かった」

哩「私と一緒に——地獄まで、付き合って貰う」

姫子「部長。あの日の言葉と、違いますよ?」

姫子「地獄の——その先まで、相乗りするとです」

哩「……ん」


 ビギンズナイト。二人が仮面ライダーWとして始まった日。
 あの日から、思いは変わっていない。
 これから修羅の道を行く事となるにしても、その背中を庇い続けると。
 その果てに地獄が待っているとしても——その先まで共に行くと。

 鶴田姫子の思いは、変わらない。
 精々、加えるなら……隣に並びたいという思いが芽生えてきた事だろうか。
 今までどうしても、実働に出られない自分がライダーであると感じられなかった。
 哩一人に、穢れ仕事を押し付けているのではないかと思っていた。
 そうかもしれない。だけど、違う。

 庇われて、護られて安心しているのではない。
 どこか心地よいそんな関係ではなく、死すらも二人を別てない——。
 文字通り、二人で一人の仮面ライダーとして戦うのだ。

 ファングはきっかけに過ぎなかった。
 自分が今日、この場に立てる。改めて彼女の隣に立つ事が許された。
 いや、己自身がそうしようと振り切った。ひょっとしたらという恐怖を拭って。

 それには——


京太郎(……入り込めない)

京太郎(入り込むのも野暮だけどな。ちょっと寂しい)


 ——前方で運転に集中するこの少年の存在も大きいのだが。

 身体以上に大きな背中。
 護りきると誓った男。おそらくは哩や姫子のような呪いを身に被った男。
 それでも、この男は前を向ける人間だ。星を見れる人だ。

 正直なところ、変身中に無防備な体を晒すと言うのには、リスク管理という面でも不安はある。
 だけれども——彼が変身中の姫子の身体を守ってくれるというのなら。
 まあ、安心してもいいのではないだろうか。

 白水哩や新道寺の皆とはまた別に——仲間が出来た。
 鶴田姫子は、そう感じた。

 哩との出会い。Wとの出会い。それも運命というのなら。
 彼との出会いも、ある種運命じみたものだったのだろう。


 先行するタジャドルが、研究施設に直撃した。
 渡り廊下でつながれた、ガラス張りの実験棟がいくつか。
 夜の空を反射して、ただ黒く聳え立っている。

 その——闇を塗りつぶすほどの、圧倒的な炎。

 内側からガラスが砕けた。吹き上がる炎。
 それは、夜の闇を——心の闇を燃え尽くすような、虹色の輝き。
 オーズ・タジャドルコンボの、その力である。


哩「……また随分と派手に」

姫子「まあ、綺麗なんでよしとしましょうよ」

哩「……ん」


 そのまま、天井を突き抜けて飛び出すタジャドル。
 研究棟から逃げ出す職員。
 程なくして壮大な爆発が起き、その漆黒の建物は——爆炎に飲まれた。

 変身を完了したドーパントが、タジャドルに飛びかかる。
 しかし須賀京太郎はそれを意にも介さず、一撃の元に撃墜していく。
 発射される虹色の刃。撃ち出される深紅の炎弾。
 まさに彼は——大空の覇者だと、姫子は感じた。

 羽交い絞めにされたタジャドル。
 しかし、慌てない。
 ゼロ距離——隙間のない位置からクジャクの羽を腹部に叩きつける。
 己に回された腕の関節を決めながら、背負い投げる。
 頭から落ちた。右腕の手首と肘は、折れているだろう。
 変身が解除されるドーパント。

 炎を背景に仁王立ちするタジャドルは——向こうにとっては悪魔に等しいだろう。

 殴りかかるドーパントの拳を躱しながら、膝に横蹴りを叩き入れた。
 逆向きに折れる膝。
 背後から襲い掛かるドーパントには、振り返らずにクジャクの翼で応戦。
 一際巨体を晒すドーパントには、その懐に潜り込み足の甲を踏み砕くと、至近距離から炎を纏った左拳。
 これで5体。

 直後、踏み込みながら、抱え込むように打ち下ろされるオーズの肘。
 人間で言う、鎖骨の辺りが圧し折れて蹲るドーパント。
 その頭部に膝蹴り。戦闘不能に追い込む。
 背後から殴りかかってくるその腕を脇に抱える。
 そのまま、手首を捻った。肘ごと、あらぬ方向に曲がる腕。
 勢いのまま回転して地面に打ち付けられるドーパントの頭部に、ストンプ。

 次は誰だ、と——己を囲むドーパントを睨み付けるタジャドル。


哩「……えげつなか」

姫子「ほんとーです」

京太郎「いや、首を折ろうとしてきた人たちに言われたくない」


 ガタキリバ、哩、姫子が到着するとき。
 そこに立っているのは須賀京太郎ただ一人だ。
 ことごとく関節を破壊されて、呻きを上げる財団Xの関係者。
 誰もの傍に転がる、破壊されたガイアメモリ。


 胸骨骨折。膝半月板損傷。鎖骨関節解放骨折。肩関節脱臼。
 頸椎捻挫。内側側副靭帯破壊。股関節亜脱臼。眼底骨折。


 なんというか、死屍累々だ。
 狙うところが本当にえげつない男だと、姫子は思った。
 殺しはしないが、破壊は止めない。速やかに無力化する——そんな精神が現れている。

 技術としてはその辺の格闘技を齧った人間と同じだろうが、須賀京太郎には躊躇いがなかった。
 人間を効率的に破壊する。
 その事に対して良心の呵責はないと——そんな様子だ。
 通常ならば、誰もが踏みとどまってしまうリミット。
 たとえ生きてはいても、その後の人生に大きな障害を残してしまうだろう箇所。

 そこを、容赦なく攻撃する。
 急所を狙い殺す、出来るだけ怪我なく取り押さえる、一撃で戦意を喪失させる——のではなく、
 速やかに人体を破壊して制圧する。効率的に破壊と制圧を行っている。そんなスタイルだと思った。
 改めて頼もしいと感じつつ、ちょっと恐ろしくなったのは内緒だ。


京太郎「須藤元気が理想なんだけど……」

京太郎「流石にあんな風に寝技や関節技は決められないよな」

京太郎「手加減できないのは、痛いな」


 そう漏らしながら、倒れた職員たちを一か所にまとめて投げる京太郎。
 そして——人影に気付いて、嗤った。


京太郎「よう。パーティ、先に始めてるぜ?」


 その視線の先には——白スーツ、加頭順。
 そして哩と姫子の求めていた仲間——安河内美子。
 その目は虚ろ。何かに怯えている風にも、見受けられる。

 哩と姫子は理解した。
 この、白スーツを殺さなければ——彼女たちの知っている、美子は戻ってこない。


加頭「……」

京太郎「ノリ、悪いな。女にモテた事ないだろ、あんた」


 軽口を叩く京太郎。
 しかしその身には、明らかな警戒が漲っていた。姫子は読み取った。

 つまりこれは彼なりに、自分に余裕を持たそうとしている——という事だ。
 タフな台詞を言う。ウィットを聞かせる。ジョークを用いる。
 人はそうやって、恐怖を笑い飛ばすのだ。


加頭「誰だか判りませんが」

加頭「敵、という事ですね。ショックです……」


 ——《UTOPIA》!

 ——《QUETZALCOATLUS》!


 タップされるメモリーのスイッチ。
 加頭順はガイアドライバーに。安河内美子はガイアコネクタに。
 それぞれ、メモリが呑み込まれていく。

 直後——ユートピア・ドーパントの周囲のものが浮かび上がった。
 それに合わせて飛び立つ、ケツァルコアトルス・ドーパント。
 いよいよ、ここが正念場。
 そう誰もが理解した。これこそが、決戦である。


哩「……色々と、言いたい事があったが」

哩「そんなん、今は忘れた。思い出せん」

哩「ただ、一言だけ言う」

哩「仲間を、返してもらう」

姫子「それから——その罪の数だけ、首を追ってやるとです」


 殺気は十分。
 得体の知れない相手だとしても——その喉元を食いちぎる。
 あの日の決着をつける為に、仲間を助けるために。
 白水哩と鶴田姫子は、一歩を踏み出した。

 須賀京太郎は静かに、ただ構えを取った。
 ここは二人の舞台だ。
 自分とて関係はあるが——口出しが憚られる。そんな勝負だ。
 ただ、二人を助ける。その思いを遂げさせる。
 それを考えるべきだと思っていた。

 主役は——彼女たちなのだから。

【オーズ タジャドルコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:40/50
気力:82/82
ATK:50
DEF:50

(レンジ:至近距離〜遠距離)
・コンボの力:毎ターンの消費スタミナ+5。
・大空の王:戦闘・追撃・撤退判定+15。飛行を得る
・メダガブリュー:『至近距離〜近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
           コンマゾロ目時、コアメダルを砕く
★ギガスキャン:使用時の戦闘判定−13。判定成功にて手持ちのコンボ中の最大値のATK分固定HPダメージを与える。DEFによる減衰が不可能
          その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。(現在ここでプトティラを構成するメダルの使用は不可能)
★プロミネンスドロップ:使用宣言時、戦闘判定−10。
                判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定−10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1〜4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能

※タカ(頭部):偶数ゾロ目コンマ及びクリティカルでコアメダル奪取。(トラと組み合わせる事で全てのゾロ目時奪取)
         グリード以外に対しては偶奇問わずゾロ目コンマの数値(66なら6、00なら10)ダメージを追加。この効果は重複しない
         タジャドルコンボにて使用されるタカヘッドブレイブでは、飛行を持たない者への補正を−10へと変更する
※クジャク(胴体):レンジを遠距離に変更。複数の敵に一度にダメージを与えられる
            このメダルの使用時、タジャスピナー(ギガスキャン)の使用が可能
 ★タジャスピナー:使用した『メダル枚数(最大7)×(コアなら5・セルなら4)』の固定HPダメージ。DEFにて減衰不可能
             使用宣言時、『5+メダルの使用枚数』分のマイナス補正を受ける。
             コアを使用した場合、次ターンにてそのメダルを使用したフォームチェンジ・コンボチェンジが不可能となる
             その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。
※コンドル(脚部):与ダメージを1.1倍する


【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:40/50
気力:82/82
ATK:45
DEF:45

(レンジ:至近〜中距離)
・コンボの力:毎ターンの消費スタミナ+5
・昆虫の王:戦闘判定+25。相手撤退判定-10。敵の数的優位を無効化(判定値が自分以下の相手にはダメージを与えられる)
・メダガブリュー:『至近距離〜近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
           コンマゾロ目時、コアメダルを砕く
★ガタキリバキック:使用宣言時、戦闘判定−10。判定成功にて、『ATK+25+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定−10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1〜4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能

※クワガタ(頭部):レンジを【中距離】に変更。全体に攻撃。奇襲判定+10
※カマキリ(胴体):レンジを【近距離】に変更。レンジ:至近距離〜近距離での戦闘判定+4。最終的な与ダメージ+2
※バッタ(脚部):戦闘判定に勝利した場合、飛行の効果によって離された/詰められたレンジを2レンジまでリセットする。これは攻撃と同時に行える
           また、戦闘判定で飛行属性を持つ相手に勝利した場合、その判定で更に+10の補正を得る


※所持しているカンドロイドは、ウナギ×15、タコ×15、ゴリラ×1 クジャク×10
※3ターン目から、メダガブリュー&グランド・オブ・レイジの使用が可能となります

【W】 白水哩&鶴田姫子
技能:40
HP:50/50
スタミナ:50/50
気力:70/70
ATK:35
DEF:35

☆フォームチェンジ:以下のメモリの組み合わせで戦闘可能
 《ボディサイド》
 ●ジョーカー:『〜至近距離』。戦闘判定+5  ●メタル:『〜近距離』。DEF+10  ●トリガー:『〜遠距離』。奇襲判定+10。ATK+5
 《ソウルサイド》
 ○サイクロン:戦闘・追撃・撤退判定+5  ○ヒート:ATK+10、戦闘判定+5  ○ルナ:戦闘適正を全距離に変更。戦闘判定+5。飛行によるマイナス補正を受けない
・正しい組み合わせ:サイクロンジョーカー、ヒートメタル、ルナトリガーの場合、戦闘判定+5
★マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
◇マシン・ハードボイルダー
 ・スタートダッシュモード:1ターンの間、高速を得る。追撃・撤退判定+20。戦闘判定+15
                4レンジまで、攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能
 ・ハードタービュラー:『〜遠距離』。飛行を得る。飛行に対して、+5の戦闘判定を得る。
                2レンジまで、攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能
 ・ハードスプラッシャー:『〜遠距離』。水上での戦闘判定+10。2レンジまで、攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能

※本来のWならばリボルギャリーにて戦闘中の換装が可能となっているが
※このWはリボルギャリーを自在に使えない為、準備が可能な状況ならば、事前にどれか一つをセットしていく事が可能
※テキストの効果はそのように変更される

☆ファングジョーカー
 ・ATK:45 DEF:45
 ・牙の記憶:『〜至近距離』。戦闘判定+15。高速との戦闘にて、戦闘判定更に+5
 ・牙の記憶:鶴田姫子が変身者となり、この状態では他のフォームにハーフチェンジする事が不可能
 ★牙の記憶(アームファング):『〜近距離』。近距離まででの戦闘判定・与ダメージ+5
 ★牙の記憶(ショルダーファング):『〜中距離』。中距離まででの与ダメージ+5
 ★牙の記憶(ファングストライザー):使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
 ・牙の記憶:この戦闘形態時、防御方針と温存方針を取る事が不可能
        制御の際、その値が115を超える事で上記テキストは無効となる
        一度制御したのちも、変身の度にこの制御判定を行う事が可能(ただしその場合暴走はしない)

※初変身時には、暴走判定を行う
※戦闘技能+コンマ=100になれば制御完了。制御不可能な場合、暴走に至る
※制御不可能となった場合、次回以降にそのコンマ値の10分の1を判定値に上乗せする
※鶴田姫子がその場におり、仮面ライダーWが戦闘不能となった場合、こちらの変身判定に移行する
※ただし、上記の効果は初回に限る
※通常のWからのフォームチェンジでは、宣言のターンはWを生身に変え、次ターンからこのフォームを適用する
※なお、鶴田姫子が戦闘現場に居ない場合、こちらへのフォームチェンジは不可能


                   VS


【ケツァルコアトルス・ドーパント】 安河内美子
汚染値:91(61)
適合値:76(46)
技能:45(20)
HP:47/47
スタミナ:50/50
気力:63/63
ATK:50
DEF:50

(レンジ:至近距離〜超遠距離)
・【汚染値】:汚染値が50を超えている場合、その差分/5を技能にプラスする。超えていない場合、技能は通常のものを用いる (+9)
・【適合値】:適合値/5を技能に追加する (+16)
・悍ましき実験:汚染値・適合値+30
・ケツァルコアトルスの記憶:飛行を持つ。飛行の与えるマイナス補正を−10に変更する。
・ケツァルコアトルスの記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定補正を+10


                       &


【ユートピア・ドーパント】 加頭順
汚染値:50
適合値:98
技能:60(40)
HP:60/60 (50)
スタミナ:60/60 (50)
気力:60/60
ATK:40
DEF:40

・【汚染値】:汚染値が50を超えている場合、その差分/5を技能にプラスする。超えていない場合、技能は通常のものを用いる (+0)
・【適合値】:適合値/5を技能に追加する(+20)
・NEVER(ネクロ・オーバー):HP・スタミナの上限値+10。必殺技以外でHP・スタミナが0になった場合、全快する。
・クオークス:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定+10
・楽園の記憶:与ダメージの秒数合計を5割増しする。戦闘・追撃・撤退判定+25
・楽園の記憶(希望吸収):自身クリティカル・相手ファンブル・自身ゾロ目時のダメージが20を超える事で、相手の能力を奪い変身・強化変身を解除させる
・楽園の記憶(理想郷の杖):重力操作。判定値差分15以下の攻撃を無効化する

タジャドルVSケツァルコアトルス
ガタキリバ&ダブルVSユートピア
かな

戦闘距離判定

1〜3:至近距離
4〜6:近距離
7〜9:中距離
0:遠距離

↓5

>>414
ルナトリガーVSケツァルコアトルス
タジャドル&ガタキリバVSユートピア
でもいいと思うんだ

ふむ

>>421の判定:3(至近距離)

そしてゴメンち。ユートピアは(レンジ:至近距離〜遠距離)やった


1:カンドロイドの使用について
  ウナギをどちらに使うのか——加頭順/安河内美子
  タコを誰に使用するのか。オーズ/W
  クジャクカンを使用するのか
  ゴリラカンを使用するのか否か

2:初手からファングジョーカーの使用をするか、否か

3:戦闘方式について
  A:タジャドル&W&ガタキリバ VS ユートピア&ケツァルコアトルス
  B:タジャドル(またはガタキリバ)&W VS ユートピア
    タジャドル(またはガタキリバ)    VS ケツァルコアトルス


>それじゃあ、2055まで話し合いという事で

>クジャクカンの効果はバトルフィールド1つに適用されます
>因縁から、Wがユートピアと戦うのは固定です
>新たなカンドロイド購入については、購入宣言から1ターン後に到着
>使用はその次のターンなので、購入宣言から2ターン後とお考えください



サイクロンジョーカー+ハードタービュラー(飛行付与、合計補正20)VSケツァルコアトルス(飛行マイナス補正が働かない)
オーズチームVSユートピア(ユートピアは判定勝利する必要あるから2対1で缶使えばかなり圧殺できる)

どうだろう

ユートピアVSダブル固定

前提が崩れたお

 ちなみにカンドロイドを使用しない場合は以下

 オーズ(タジャドル):52+コンマ+15+?
 オーズ(ガタキリバ):52+コンマ+25+4+?
 W(サイクロンジョーカー):40+コンマ+15+?
 W(ファングジョーカー):40+コンマ+15+?

 ※タジャドルは、飛行を持たない相手に−10の補正を与える
 ※なお、タービュラーによってユートピアに−5の補正を与え、ケツァルコアトルスとの戦いで+5を得る
 ※ファングジョーカーの対高速により、ユートピアに対して+5の補正を得る

 ユートピア:60+GMコンマ+25+10+?
 ケツァルコアトルス:45+GMコンマ+10+?

……あ、書いてないか
まあ、あいつアクセルトライアルにおっつくぐらい高速なんですよ
ただ、戦闘に限定した高速(それを使って逃げたり追ったりしてない)って事で

缶はユートピアに使用でいいでしょ
タコはWで、ユートピアマジ基地

W(サイクロンジョーカー):40+コンマ+15+15(タコ15)=70+コンマ+気力など
ユートピア:60+GMコンマ+25+10−15(ウナギ15)=80+GMコンマ+気力など

正直援護ないと死ぬ

あ、W VS ユートピアのサシってのもいいよ
途中でやられたら、ファングジョーカーに強制移行するけど
先にケツァルコアトルスを倒したら、オーズがフォローに入れるしね

質問ー
今ギガスキャン使えんのー?

提案:クジャクをケツに使用、ある程度気力使用しタジャドルで速攻ぶちころがす
Wはボイルダーと缶使用ガタキリバで組んでをしのぐ

どうだろうか

>>440
タジャドルのメダルを使ったギガスキャンが可能やでー

ふと思ったけど、びっくりするほどユートピアとおちんぽカタストロフィって似てますよね


                   < ̄ヽ        ,ィ=ュ
             >\、    人   Y=、      〉ゞィ゚
            くヾ \ヾ≧'、 ヘ   V:::jヽィYヽ / /
             ゞ、ヽ \\ミヽハ_ }r;イ、ヾ=' ∧_/
             `ヽ\丶\ ヾ、 Tl!iレ'7イ ∧_/
                > ヽ\\ 、`T!´,イ彡 / /   おちんぽカタストロフィ!
                T\ ヾ、 \ !|イj-イ,/ /
                 ハ {ヾ. \ i!/ノ!/ /
      _  -——-- ゝ、ヾハ__7´jV / /l!

    rf≦‐=二ニ -——— ヽ\ノ {::ノ/ /:::lh、    _,,--—==−--ァ
.  / ,, ィ´二--==ニニ三三ア=ヾ >=ュ/ /::::::i ハ≧ュ、ィ、三二三==三三'ー-、

  / ,,ィ彡´>''二ニニ==ア _, ィ / r‐{! /、::::::j ! イヽo  Yj彡三=r、-ュ、ヽー--7
  {(,イ / >--=ニ>‐ア /!  ヽ_}\ ヽ}丿:::::´    ヾシj!ヽ_} ハVハ | l }    `>
  `ヾ//ィrァア7´ ̄  T l{ミト、 イ r'ヽ ノ´ 、 ,  ,ィ    人    i」 ´ ̄j /7 /
    (xiイ7/-'/ ,'     ハ ヽニ>'-=' r≧三≦=ュ__,,イ/ハヽ    |!/ '´//
   ,イ ̄7: :/ ,!      `=/ /≧='/=、−ァ‐=、三彡ィ'|ヘヘ\ __jノ

  // /: : {! j!        / / ̄` ' o Yイ_ o `´  V! ∨人ヾ\
  ///: : : : :ハ ヽ      / /_ -—''´7!ト、` ー--  l| ̄`ヽ !{ヾ\ヽ
. //': : : : : : : : :`丶、\ <イ /      / |l| ! ヽ、.   j|    ヾ \ヾ}


うん、ただ頭おかしいやつやわこれ

用意はええかなー?

>>436って戦闘では高速設定じゃなくて実際に高速判定が使われるってことでOK?
それとも高速はない?

……うん、まだまとまってないな


という事で3についての案


  A:タジャドル&W&ガタキリバ VS ユートピア&ケツァルコアトルス

  B:タジャドル(またはガタキリバ)&W VS ユートピア
    タジャドル(またはガタキリバ)    VS ケツァルコアトルス

  C:W&ナスカ  VS ユートピア
    タジャドル&ガタキリバ  VS ケツァルコアトルス


って形にしましょうかね。変更です
ナスカさんは今頃、凶羅さんの如く戦ってます
負けそうならリザーバーとして参戦します


で、作戦は2125までって形で
それより早くまとまってそうならば、安価は早めますね

>>448
テキストにあり(ファングジョーカーの対象)。一部高速を持つ、って感じで
こうなりますね

 限定高速=持たない相手との戦闘判定勝利にて、3レンジまでなら距離を詰めながらの攻撃が可能。

Cでええじゃろ
缶使用はタコをサイクロンジョーカー&ハードタービュラー+ナスカ
ウナギをユートピア
ゴリラにタコとウナギを15ずつ買って貰う

ケツにクジャク使用
ガタキリバとタジャドルで

なんで差があるのをわざわざ同等程度にしかならない補正にもっていこうとするのか
メダルだってただじゃないんですよ!!

イッチーガタキリバの攻撃は全体じゃなくて単体指定でいいの?

>>454
単体指定もできるよ。全体もできるけど
タジャドルも一緒やね

まあ、必殺技は別口です

まぁ副会長も元は生徒救出目的だからね
ガタキリバ&ナスカVSケツ
タジャドル(タコ15使用)&ダブルVSユートピア(ウナギ15使用)

これできるんならこれで行こう

屑とかマスカレイドみたいな戦闘員枠は、与えられたダメージが超過して他の固体にも及ぶって仕様やからな
怪人枠に対しては——まあ、プトティラ登場時/羽ばたき時のは全体に影響してるぐらいかね

ちなナスカ

【ナスカ】  内木一太
技能:60
HP:55/55
スタミナ:60/60
気力:65/65
ATK:35
DEF:35
(レンジ:至近〜中距離)
・超古代文明の記憶:戦闘・奇襲・撤退・追撃判定+10。飛行を得る
・覚悟完了:味方一人が受けるダメージを、己が引き受ける
・超速の咎人:味方一人と、自身のコンマを交換する
・臨死の戦鬼:HP、スタミナ、気力が0になる事で死亡する
★マキシマムドライブ(高速):使用宣言時の戦闘判定−10、戦闘判定勝利にて発動。相手との戦闘判定差分のHP固定ダメージ。DEFによる減衰不可能。
・直刺し:HPゼロ時、【ナスカ(直刺し)】への切り替えが可能。戦闘終了と同時に死亡する

【ナスカ(直刺し)】
《LEVEL2》
 ATK:45 DEF:45
・飛行。レンジ:至近〜中距離
・超古来文明の記憶:戦闘・奇襲・撤退・追撃判定+10。
★記憶のその先(高速):スタミナ消費値を2倍する事で、さらに戦闘・奇襲・撤退・追撃判定+10

さらばNよ/男は風になった

効率的に戦うのか、それともロマンを求めるか
まあ、どっちでもいいですよ。お好きな方をお願いします
ABではNさんは人知れず戦い続けます(ヤバくなったら身代わり防御)なんで、安心してください

とりあえず、初手でウナギ全使用ユートピア&ゴリラカン使用
それは確定事項でオッケーそうですね

あ、前回と同じく戦いが終わったなら援護は行けます
正直Cでのケツァルコアトルスはこちらの戦力が過剰なので、通常方式の戦闘になりますが

さて……それじゃあ、そろそろ安価に映ってもオッケーっすかね
採用は次ですが、今回の選択肢を提示させて貰います


Q1:戦闘方式について
  A:タジャドル&W&ガタキリバ VS ユートピア&ケツァルコアトルス

  B:タジャドル(またはガタキリバ)&W VS ユートピア
    タジャドル(またはガタキリバ)    VS ケツァルコアトルス

  C:W&ナスカ  VS ユートピア
    タジャドル&ガタキリバ  VS ケツァルコアトルス

Q2:サイクロンジョーカースタートか、ファングジョーカースタートか
   なお、ファングジョーカーの場合は暴走制御判定を行います
   技能+20+コンマ=100を上回る事でとりあえず制御

Q3:クジャクカンの使用(Aならフィールド全体。Bならどちらか)
   タコカンの使用対象(オーズ・W)


これが今回の話ですので、それじゃあ次に安価入ります

Q1:戦闘方式について
  A:タジャドル&W&ガタキリバ VS ユートピア&ケツァルコアトルス

  B:タジャドル(またはガタキリバ)&W VS ユートピア
    タジャドル(またはガタキリバ)    VS ケツァルコアトルス

  C:W&ナスカ  VS ユートピア
    タジャドル&ガタキリバ  VS ケツァルコアトルス

Q2:サイクロンジョーカースタートか、ファングジョーカースタートか
   なお、ファングジョーカーの場合は暴走制御判定を行います
   技能+20+コンマ=100を上回る事でとりあえず制御

Q3:クジャクカンの使用(Aならフィールド全体。Bならどちらか)
   タコカンの使用対象(オーズ・W)

↓5

A
CJ
使用、タコはオーズ

>>485やね、りょーかいや

それじゃーちょっと待っててなー


  ◇  ◆  ◇


「こ、こいつ……撃て! 神経断裂弾を撃て!」


 ——同時刻、オーズたちと別の場所にて。

 最新型のアサルトライフルを装備した私兵。
 装填された——とあるルートから入手した——未確認生命体用の神経断裂弾をマガジンに収め、
 目の前の怪人目掛けて発射する。

 無言で剣を構える怪人。
 秒速1500mを超える速度で飛来する特殊弾頭を、悉く切り落とす。
 頭上から。背後から。真横から。正面から。
 繰り返される十字砲火/集中砲火。

 しかし怪人は、ものともしない。
 ある弾丸はマフラーで払落し、ある弾丸は剣で弾き飛ばす。
 死角からの狙撃も——それがその体を為す、強化皮膚組織に触れ、その皮膚を食い破るまでのわずかな時間に転身。

 “弾頭が表皮にぶつかってから躱している”。

 まさに神速だった。
 この深い夜、闇とは異なる青空の色。
 その怪人を——ナスカといった。


「何のつもりだ! ミュージアムは、我々を裏切ると言うのか」


 兵士の一人が叫びを上げた。
 ナスカ。その存在は知っていた。
 最強の仮面ライダー。ミュージアムの処刑人。
 歩く断頭台。死を齎す二本のマフラー。神速の惨殺者。

 さまざまな異名がついた、ミュージアムでも有数の戦力。
 それが、財団Xを——自分たちの施設を襲撃している。
 これは、ミュージアムからの絶縁状に想えた。


「……お前らに、僕の気持ちは分からない」


 八相に剣を構えたナスカが——翔ける。
 瞬間、切り落とされるライフルと防弾チョッキ。スペアマガジン。
 眼前に戻した剣を捻る。同時に、倒れる私兵たち。
 すれ違いざま——一瞬と言うのもおこがましい速度で、十名以上の兵士が無力化されていた。


「……へえ、やるね」


 そこに響く、拍手の音。
 見上げる先——手すりに腰掛ける四人の人影。
 その傍には、財団Xの私兵。下あごを引きちぎられて死んでいた。


「ああこれ? 役に立たないから、死んでもらったよ。ゴミだし」


 無言でその集団を見上げるナスカ。
 ナスカがミュージアムの処刑人筆頭とするなら。
 こいつらは差し詰め、四天王だろうか。
 誰もが殺戮を生業としている。そして喜悦を見出している。
 名前など、覚えていない。


「もしかして、あたしらに対する報復?
 まあ、ミュージアム裏切っちゃったから、当然だよねー」


 そのうちの一人の女が言った。
 全員、どうやらミュージアムを離反して財団Xに所属したらしい。
 加頭がスカウトしたのは、一太だけじゃなかったという事だろう。
 その事実は知らなかった。だが、興味もない。


「ずーっとさ、あんたとやってみたいと思ってたんだよね」

「……ああ。T1ガイアメモリを持つほどの腕なのか、試してみたい」

「そいつより、僕の方が強いよ」

「殺せればどうでもいいさ……スカした面の野郎なら、猶更」


 四人が、ガイアメモリを取り出した。
 ここで内木一太を殺す。そのつもりなのだろう。

 一太は——ある目的の元、この施設に来ていた。
 加頭は、財団はいくつかの備えをしている。
 南浦数絵の代わりに白水哩と鶴田姫子。
 白水哩と鶴田姫子の代わりに、花田煌。
 花田煌の代わりに、江崎仁美——と。

 そのように、幾重にも安全策を張り巡らせているのだ。
 ならば、もういくつかあると考えてよい——そう思った。
 折角のオーズ=須賀京太郎たちによる、財団襲撃作戦。
 そこに穴が合ってはならない。
 潰したと安心したところを狙われるのが、最も不味い。

 そして一太は突き止めた。
 財団X——加頭順が用意した、もう一つの代替案を。
 故にその、攫われた生徒を助けるために、彼はここに居た。


「でもさ、こんな死にかけで楽しめる?」

 ——《HOPPER》!

「死に瀕した時こそ、一番強くなる……と私は考える」

 ——《ZERO》!

「どっちでもいいよ。僕の敵じゃない」

 ——《SMILODON》!

「感嘆にはしなせねーよ。嬲りつくしてやる」

 ——《ARMS》!


 兵士——すべて無力化した。
 人質——彼が先行。今はあの扉の向こうに隠れさせている。
 戦力差——絶望的。

 だが、諦める理由にはならない。
 先ほど、囚われている少女に行った己の言葉。
 それを改めて、噛み締める。


「……大丈夫。お兄ちゃんは、仮面ライダーだ。悪い奴には、負けないんだ」


 そして誓った。少女を救い出して見せると。
 ならば、己がやるべき事はただ一つ。
 既に蝕まれて、幾ばくも無いこの命。
 そうだとしても、諦める理由にはならない。

 あの日須賀京太郎から、胸に叩き込まれた命の炎。
 それを、消してはならない。
 仮面ライダーとして、人々の心の闇を照らさねばならない。
 絶望に負けそうになっている人の元へ向かい、こう言うのだ。

 ——神も、仏も、奇跡がなくても。

 ——それでも、仮面ライダーはいる。

 故に諦めるなと——その勇気の火を受け継がなければならない。
 それこそが、己の役目だ。
 ミュージアムの処刑人ナスカではなく、仮面ライダーナスカとしての役目。


 暗闇の荒野を進む為の、一筋の光となろう。
 荒れ狂う荒波の海原の、一本の灯台となろう。
 吹きすさぶ暴風の中の、一つの心の砦となろう。

 この身はただ、弱き人の盾となり、魔を断つ剣となろう。


 その手に持った一つの剣/唯一の有用性を握りしめる。
 ベルトから、電撃が迸る。T1ナスカメモリが、限界を迎えているのだろう。
 それでも屈しない。
 このベルトを——命のベルトを限界まで、使い続ける。


「それじゃあ、いくよ——処刑人、ナスカ」

「処刑人じゃない——仮面ライダー、ナスカだ」


 黄昏色のマフラーを翻し、ナスカは——内木一太は。
 四人の幹部目掛けて、疾走する。


  ◇  ◆  ◇


京太郎「……さて」


 ガタキリバコンボのオーズ。
 タジャドルコンボのオーズが、ユートピアとケツァルコアトルス・ドーパントに構えを取る。
 悠長に相手が待っているとは限らない。
 いつ仕掛けてきてもいいように、Wの二人の盾となるのだ。


姫子「さて——部長」

哩「……ああ、姫子」

姫子「こーいうときは、当然最初のあれですよね?」

哩「ああ。私たちの、始まりで行く」


 ——《CYCLONE》!

 ——《JOKER》!


姫子「変——」

哩「————身ッ!」


 ——《CYCLONE》! ——《JOKER》!


 てっきり染谷まこから譲り受けたファングジョーカーを使うか。
 そう思っていた京太郎は僅かながら驚いたが、
 これが二人で出した結論なのだろう——と、頷く事にした。

 ガタキリバの京太郎が二つに分裂する。
 倒れそうになる鶴田姫子の肉体を支えて、両手で抱き上げる。


姫子『そいぎ、私の身体ば任せましたよ』

京太郎「ああ、絶対に守る。守ります」

姫子『傷一つ付けんといてね』

姫子『傷物にしたら、部長と一緒に責任ばとってもらうけん』

京太郎「りょーかいです」

BGM:http://www.youtube.com/watch?v=Wlr9KV4iwRQ

                      r、                    / j
                      | \        _.      / /j

                       }、  \    ,ィ≦|  |: : ≧.、 rイ // |
                       .\  ヽ. /: : : j_.....|: : : : : :.. // _ノ
                       、. 丶  、: : : f、、∨/クヘ: : :,' ,'/  /j
                       ,、ゝヽ  ゝ=、: ヘ tマjク シ: //rイ /’ _j'      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
            ,=、           / Vr、\rヽ、.≧、7 ∨く≠, 'ノ}!イ/_イ .ノ      |   さあ——     |
   ,=f^丶、    /::::}!       ,ヘ  /  7、丶{:!: \. \j / /: :ィ::| //ァ       ヽ___________/
  〃'へ、::::::::≧彡'::::ノ      ,'∨| ∧ ∧〈丶ハ: : : : ヽ ! r': : : : : !:7, '_ノ
 K^\::::::):::::::::::::/丶      ,'  !'  ∨ レヘ__ゝ_彡'|.| |::ゝr- ノ'  ノ7
. (__\::::)¨:::::::::ノ|:::::}  ’、    !  |!  |、 / ∧___',::::〉ー个-'イ7/==彡/\
   >──‐ク'::::::,へ__jY==v、__|  |   ! Y  /ヘ、_/、j |. !  .| !:>ー=': : : : :\
  ‘.!ヘ ̄::::::::::/  リ::|レ'::::::::∧  i   | | ≠: : : : : : :、|、i__ /j: : : : : : :/: : : ≧─‐‐へ7=-、
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      `ーニ≠`‘ 丶、: : : : : : : : . ∨ /: /, ..─=、  \: : : : : : : : : , '   / /   /::/fへj }!
                ¨ ‥ ∨/ /: :,'イ、|!イ'リ}ハ\  \: >イ    / /   ./::::ゝ=ヘ: :\
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                         |ト、ゝヽ__j' (ノ ノ|ヽ  .__≠7 __r'/ヘ≧ミ、=ミ、: : \__ヘ: : : :i、
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                         ト、 \〉〉   二彡ヘ .=   /¨: : : :`ヽ:(: :ハ::ヽ!: : : :ヘ/ \: : :∨ \
                         Vゝ='ヘ!::}    rシ |}  |  r彡': : : : : : : : :、¨¨: :ノヘ: ノ |: :\,'丶: ::Vノ |
                         ゝ=へ〉:レ厂 ==彡|!  ! ̄: :: :: : : : : : :: : : ゝ=く// /: : : :\,'ゝソ 7
                          、/='ヘf∧\ -=シリ  .!: :: : : : :: :: : :: :: :: :: :\,へ____彡' `¨¨ ≠
                           、/\r-丶、 ̄ ク  ,': :: : : :: : : :: :: : :: :: : ::| \          /
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             /:::ム´: : : _: : : : ラ===、
         ,イ:::/: : :/´: : : : /: : : : _\ \\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/./

     r、  //::::/: / : : : : _/: : : :/`ヽ',  \/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/
     i ∨/::::/,_、_: ,..-‐´: : : :/: : : :r、ハ   {} お前ん罪ば数えろ   {}
     ', 、_/::::/´: : : `ヽ : : : : /: : :/´: :ヽi! ∠  お前ん罪ば数えろ  >

      )/ {:::/: : : : :´;.: :',─‐': : ::/: :_r‐‐、リ  {}               {}
      ` 〉ス: : : : : `: : : |: : : :./∠三三三|/ \______ ,==、/\
       ヽ、.\: : : : : ,イ─‐': : : : : : : : ,.イ /\_____  /: : : }/\\
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            ヽ=ァニ≧─---イr-f´ヽ='´  ,...==¨ ̄ァ: : : :{: : : : : :y\

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         / /: : /: : __rt_: : _/::::}\      ,..-‐´─‐¨:  ̄: : : :ヽ.: : ¨:ヽ
        /'=ァ´=v´,..., ,;}! ,: /:|::::::ノ: : :`ヽ..__ /: : :{: __}}}_: : : : ノ入_:ノ
.       / /;´`.;´.,,ノ´__/: :∨::ヾ.: : : : :: : /: : : : r‐: : :}}: : : : : ノノ: ̄: : :冫
      √¨{\_/´: : : : :/: : : :\:::ゝ: : : : : !: : : : : ゝ=='=、: : : : :}}: : : : :{´

      ∧_,'.|: : : : : : : : : /〈: : : : : :\::: : : : 人: : : : :i!: : /、_二二二 テ'
      |  .L!_: : : : : : ,イ::::::` 、: : : : : `:::::::::::::::ヽ.:::::::i!、/ゝ、二二二ニ.イ
.     八 ,' /7\:__//´`ヽ.:::ヽ.: : : .:::::::`:::::::::::ゝ=::\二二二二/
      ゝfi !: : : : : : : ,;´: : : : >=、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::て`ー‐´

          |__j: : : : : : : : : :  : : : : : `ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::/|
         レ `!_/ ̄`ヽ.:  : : : : : ,'::::::::: ̄ ̄:::\::::::::::/!::!
       亅 /: : : : : : : : :>=、: : ::,':::::::::::::::::::::::::: : ヽ: /|::i::}

        }__{: : :_/!: : : : : : : : : : ::,'::::::::‐-...::::::::: : /ー''::::}::iリ
    ___[ヽコ_/7: : : : : : : : : : : ,'::::::::::::::::::::ヽ.: :/ |::::::�:!:|
   __[_ユj¨Vニニコ__,': : : : : : : : : : : ,'::::::::::::::::::::::::::ヲ|.�::::::|:i!::|
  {fセ}::ゝ''/´了 ̄!i!i!i!f=======---- ..__::::::::::イ/:!. !:::::::::!l|::|
  ゝソリイi]イ |´:::::::::i!i!i!リ´ノ/¨ ≧` ̄ ̄ ̄``ソ'::::| .|::::::::::リ:i:!

W登場
もう3年も前なんだよな…

怪我をさせたらただじゃおかないんだじぇー(震え声)

>>505
つ毛布

【オーズ タジャドルコンボ】 須賀京太郎                  【ユートピア・ドーパント】 加頭順
技能:52                                     技能:60(40)
HP:51/51                                   HP:60/60 (50)

スタミナ:40/50                       VS        スタミナ:60/60 (50)
気力:82/82                                   気力:60/60
ATK:50                                     ATK:40

DEF:50                                     DEF:40

 &                                           &

【W サイクロンジョーカー】 白水哩&鶴田姫子              【ケツァルコアトルス・ドーパント】 安河内美子
技能:40                                     技能:45(20)
HP:50/50                                   HP:47/47

スタミナ:50/50                                 スタミナ:50/50
気力:70/70                                   気力:63/63
ATK:35                                     ATK:50

DEF:35                                     DEF:50

 &

【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:40/50
気力:82/82
ATK:45
DEF:45


>現在タジャドルは【通常方針】、Wは【通常方針】、ガタキリバは【通常方針】
>タジャドルとユートピアの距離は【至近距離】、Wとユートピアの距離は【至近距離】、ガタキリバとユートピアの距離は【至近距離】
>タジャドルとケツァルコアトルスの距離は【至近距離】、Wとケツァルコアトルスの距離は【至近距離】、ガタキリバとケツァルコアトルスの距離は【至近距離】
>オーズの現在のメダル枚数は【100】枚

>タコ・電気ウナギ・クジャクカンドロイドの効果は2ターン持続します

オーズ(タジャドル):52+コンマ+15(大空の王)+15(タコ)+?
W(サイクロンジョーカー):40+コンマ+15+5(タービュラー)+?
オーズ(ガタキリバ):52+コンマ+25(昆虫の王)+4(カマキリ)+15(タコ)−10+?

            VS

ユートピア:60+GMコンマ+25(理想郷)+10(クオークス)−5(W)−10(タジャドル)−15(ウナギ)+?
ケツァルコアトルス:45+GMコンマ+10+?


※双方、相手全てに勝利しなければダメージを与えられません
※ただし、ガタキリバは自分以下の全ての相手にダメージを与えられます
※新たなカンドロイド購入については、購入宣言から1ターン後に到着
※使用はその次のターンなので、購入宣言から2ターン後とお考えください
※ユートピアのコンマはこのGMレスによって判定
※23:33に方針決定通知レスを行います。ケツァルコアトルスはそのレスによって判定
※その安価の直後がタジャドル、下2がW、下3がガタキリバ、下5が方針となります


ユートピア:60+71+25(理想郷)+10(クオークス)−5(W)−10(タジャドル)−15(ウナギ)+?
=136+気力など

最低136やね

>直後 須賀京太郎(タジャドル)のコンマをお願いします

>下2 白水哩&鶴田姫子のコンマをお願いします

>下3 須賀京太郎(ガタキリバ)のコンマをお願いします


>須賀京太郎及び江口セーラの方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします
>タジャドル: アクセル: ガタキリバ: の形で
>↓5

ほい

なんでセーラさんが……

>>523

>>508の判定:71 >>519の判定:10 >>520の判定:51 >>521の判定:27 >>522の判定:64
>#ユートピア通常方針、ケツァルコアトルス攻撃気力30
>ユートピア攻撃方針、ケツァルコアトルス攻撃方針 集中30

オーズ(タジャドル):52+51+15(大空の王)+15(タコ)+20=153
W(サイクロンジョーカー):40+27+15+5(タービュラー)=87
オーズ(ガタキリバ):52+64+25(昆虫の王)+4(カマキリ)+15(タコ)−10+15=165

ユートピア:60+71+25(理想郷)+10(クオークス)−5(W)−10(タジャドル)−15(ウナギ)=136
ケツァルコアトルス:45+10+10+30=95


>タジャドルのダメージ!

ダメージ(U):(3+2)+17/5+50−40=22!
ダメージ(Q):(3+2)+48/5+50−50=15!

>更に1.1倍にて、ユートピアに24のダメージ!
>攻撃方針にて2倍、ケツァルコアトルスに30のダメージ!

>ガタキリバのダメージ!

ダメージ(Q):(5+6)+70/5+45−50=20!

>攻撃方針にて2倍! さらにカマキリの効果により+2!
>ケツァルコアトルスに42のダメージ!
>合計、72のダメージ!


>須賀京太郎(タジャドル及びガタキリバ)は気力を計35消費!
>Wはスタミナを1消費!
>ユートピアはスタミナを7消費!
>ケツァルコアトルスはスタミナを2消費! 気力を30消費!


【オーズ タジャドルコンボ】 須賀京太郎                  【ユートピア・ドーパント】 加頭順
技能:52                                     技能:60(40)
HP:51/51                                   HP:60/60 (50)

スタミナ:40/50                       VS        スタミナ:53/60 (50)
気力:47/82                                   気力:60/60
ATK:50                                     ATK:40

DEF:50                                     DEF:40

 &                                           &

【W サイクロンジョーカー】 白水哩&鶴田姫子              【ケツァルコアトルス・ドーパント】 安河内美子
技能:40                                     技能:45(20)
HP:50/50                                   HP:0/47

スタミナ:49/50                                 スタミナ:48/50
気力:70/70                                   気力:33/63
ATK:35                                     ATK:50

DEF:35                                     DEF:50

 &

【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:40/50
気力:47/82
ATK:45
DEF:45


>現在タジャドルは【通常方針】、Wは【温存方針】、ガタキリバは【通常方針】
>タジャドルとユートピアの距離は【至近距離】、Wとユートピアの距離は【至近距離】、ガタキリバとユートピアの距離は【至近距離】
>オーズの現在のメダル枚数は【100】枚

>タコ・電気ウナギ・クジャクカンドロイドの効果はあと1ターン持続します

ごめんち。間違え


【オーズ タジャドルコンボ】 須賀京太郎                  【ユートピア・ドーパント】 加頭順
技能:52                                     技能:60(40)
HP:51/51                                   HP:36/60 (50)

スタミナ:40/50                       VS        スタミナ:53/60 (50)
気力:47/82                                   気力:60/60
ATK:50                                     ATK:40

DEF:50                                     DEF:40

 &                                           &

【W サイクロンジョーカー】 白水哩&鶴田姫子              【ケツァルコアトルス・ドーパント】 安河内美子
技能:40                                     技能:45(20)
HP:50/50                                   HP:0/47

スタミナ:49/50                                 スタミナ:48/50
気力:70/70                                   気力:33/63
ATK:35                                     ATK:50

DEF:35                                     DEF:50

 &

【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:40/50
気力:47/82
ATK:45
DEF:45


>現在タジャドルは【通常方針】、Wは【温存方針】、ガタキリバは【通常方針】
>タジャドルとユートピアの距離は【至近距離】、Wとユートピアの距離は【至近距離】、ガタキリバとユートピアの距離は【至近距離】
>オーズの現在のメダル枚数は【100】枚

>タコ・電気ウナギ・クジャクカンドロイドの効果はあと1ターン持続します

これ次オーズ両方が47吐きだしたりできる?

>>532
無理。合計

しゅんころwwwwwwww

次コンマによっちゃ必殺いけるんじゃねこれ


京太郎「……まずは、あの人を取り戻す」

哩「……鳥だけに?」

姫子『ぶちょー……』

姫子『ま、きょーたろうくん。お姫様の救出は任せました』

京太郎「赤い鳥っすけど、任せてください! 幸せを掴みます!」


 超高速で飛行するタジャドル。
 ケツァルコアトルスへと接近する。
 このメモリでは例外的に、本来地球の記憶を再現したドーパント——人型ではなく、
 太古に存在していた実在の翼竜、ケツァルコアトルスをベースとしたの姿を取る。

 その飛翔範囲は大気圏にまで及ぶ。
 本来の、最大最強の翼竜、史上最大級の飛翔生物。
 さらに、記憶としての恐ろしい竜——恐竜のイメージが上乗せされるそれは、
 本来のケツァルコアトルスを更に上回るほどの、醜悪にして凶悪な怪物と化すが——。


京太郎「……悪いな、こちとら空の王だ」

京太郎「だから——負けられないッ!」


 どれほど高く飛べたとしても、どれほど早く飛べたとしても。
 すべてを塗り替えるほどの速度を持つタジャドル。
 大空の王——すべての翼あるものを統べるその真紅の複眼は、己以外の空を行くものを許さない。

 接近と共に、炎弾。
 ケツァルコアトルスの動きを、ひたすらに鈍らせる。
 そしてそこに落ちる雷。
 全ての空を行くものは心せよ。より高いものほど、より近いものほど、その緑色の閃光は襲い掛かる。

 数十の束になった落雷。
 そして、両手のカマキリの刃を携え——跳ぶ/跳ぶ/跳ぶ/跳ぶ/跳ぶ。

 それは、同じく跳んだ自分自身を足場に、更に高く飛ぶ。
 不可思議な軌道。
 ガタキリバを足場に、空中で方向を転換して飛びかかる緑の群れ。
 どれか一つ。誰かひとりでも辿り着いたのなら——ケツァルコアトルスは墜ちる。
 そしてその、誰かが辿り着いた。


京太郎「悪いがここ——繁殖場にさせて貰うぜ」


 先ほど足場にした自分自身を解除。
 そして、ケツァルコアトルスの背中で分裂するガタキリバ。
 悪夢だった。
 振り落とそうとしても、カマキリソードを突き立て一向に堕ちない緑の昆虫。数の暴力。
 同時、降り注ぐ雷——更に。


京太郎「俺だけじゃない、ってね」


 そこへと降り注ぐ、本物の雷。
 ガタキリバの起こした緑の高電圧が、大気の状態を不安定に。
 そして、元々あった雨雲の電荷が反応し——導かれるように、ケツァルコアトルスへと落ちた。

 ガタキリバも少なからず衝撃を受けるが、元来的に己が技能である電撃。
 どちらがダメージを負うかなど、判り切っていた。
 王の生み出す雷撃と、自然が生み出す雷撃。

 これは——ひょっとすれば。
 天気を統べる者でもある須賀京太郎に、自然が味方したのかも知れない。

そういや天候の記憶に好かれてましたね(棒読み)

そういえば…


 自在に跳躍を繰り返し、三次元的な攻撃を仕掛けてくるホッパー・ドーパント。
 ナスカの最高速形態をも上回る速度のスミロドン・ドーパント。
 触れただけであらゆる力を——メモリの力をも無に帰すゼロ・ドーパント。
 その左腕を自在に武器に変形させ、遠近両方からの攻撃を可能とするアームズ・ドーパント。

 飛びあがるナスカを、アームズが牽制。
 飛行ルートが制限されてしまったナスカ目掛けて、ホッパーが飛ぶ。
 痛烈な蹴り。地上に引きずり落とされた。
 次に仕掛けてくるのはスミロドン・ドーパント。超速でナスカの全身を切り刻む。
 そこへ来る、ゼロ・ドーパント。触れただけでメモリの力を消滅させる一撃必殺の兇手。
 何とかマントで妨害に成功。

 地を蹴って、飛びあがろうとしたところに弾丸。
 呻くナスカに、飛びかかるホッパーとスミロドン。
 壁に叩きつけられた。肺から、息が漏れる。


 やはり、強い。
 こいつらはともに戦い慣れている。
 個々の愛称や人間性はともかくとして、チームでの行動経験がある。
 故に、単身の技術では上を行くナスカも、有効打が決められないどころか、追い詰められてしまっている。

 撃ちこまれた肉体。内臓を痛めているのが分かった。
 だが、まだ死なない。強制的に身体機能を向上させる中枢神経刺激薬。
 さらに特殊活性酵素。無理やり、新陳代謝を高める。
 砕けた骨が、恐ろしい勢いで再生する。途切れた神経を巻き込んで、筋線維が膨張。
 神経をチェーンソーとドリルで抉られるような想像を絶する痛みにしかし、内木一太は呻き声一つ漏らさない。

 残り、4発。
 2発以上同時に使えばどうなるか判らないが——戦う。


「はは、潰してやるよ!」


 スミロドン・ドーパントが飛びかかってくる。
 それを前に、ナスカメモリを抜き出した。そして、マキシマムスロットに挿入。
 剣を構えて——スミロドンが襲い掛かってくる瞬間、投げた。
 弾かれるナスカの剣。跳ね上がって、上空へと舞う。
 勢い一つ殺さず、直線に突撃するスミロドン。隙のないその動きに、ナスカは——


「殺(と)った——」

「……逆だ」


 防御を捨てて、生身で受け止めた。
 腹を突き破る、スミロドンの拳。だが、ナスカはよろけない。
 最速で組織を復活させようとする酵素。生み出される筋細胞。
 更にマフラーが、スミロドンの体を縛り付ける。

 もがくスミロドン。その爪と拳が、傷口を抉る。
 だと言うのに、一切動じないナスカ。


「は、放せ……!」

「ライダー、パンチ」

 ——《NAZCA》! 《MAXIMUM DRIVE》!

 マキシマムスロットを叩く。
 同時、繰り出される高速の拳。スミロドンのガイアメモリを、砕いた。
 崩れ落ちるスミロドンの躰。血に染まったナスカの仮面。
 まるで夕焼けだった。

「ヒューッ、かっこいい」

「……なかなか、面白い」

「へ、やられやがって……!」


 残る三体のドーパントを睨んで、内木一太は口の血を拭う。
 そして、跳ね上げられた剣をその手に収めた。


「……次、来い」


【オーズ タジャドルコンボ】 須賀京太郎                  【ユートピア・ドーパント】 加頭順
技能:52                                     技能:60(40)
HP:51/51                                   HP:36/60 (50)

スタミナ:40/50                       VS        スタミナ:53/60 (50)
気力:47/82                                   気力:60/60
ATK:50                                     ATK:40

DEF:50                                     DEF:40

 &                                           &

【W サイクロンジョーカー】 白水哩&鶴田姫子              【ケツァルコアトルス・ドーパント】 安河内美子
技能:40                                     技能:45(20)
HP:50/50                                   HP:0/47

スタミナ:49/50                                 スタミナ:48/50
気力:70/70                                   気力:33/63
ATK:35                                     ATK:50

DEF:35                                     DEF:50

 &

【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:40/50
気力:47/82
ATK:45
DEF:45


>現在タジャドルは【通常方針】、Wは【温存方針】、ガタキリバは【通常方針】
>タジャドルとユートピアの距離は【至近距離】、Wとユートピアの距離は【至近距離】、ガタキリバとユートピアの距離は【至近距離】
>オーズの現在のメダル枚数は【100】枚

>タコ・電気ウナギ・クジャクカンドロイドの効果はあと1ターン持続します

オーズ(タジャドル):52+コンマ+15(大空の王)+15(タコ)+?
W(サイクロンジョーカー):40+コンマ+15+5(タービュラー)+?
オーズ(ガタキリバ):52+コンマ+25(昆虫の王)+4(カマキリ)+15(タコ)−10+?

            VS

ユートピア:60+GMコンマ+25(理想郷)+10(クオークス)−5(W)−10(タジャドル)−15(ウナギ)+?

※ユートピアは、相手全てに勝利しなければダメージを与えられません
※新たなカンドロイド購入については、購入宣言から1ターン後に到着
※使用はその次のターンなので、購入宣言から2ターン後とお考えください
※ユートピアのコンマはこのGMレスによって判定
※その安価の直後がタジャドル、下2がW、下3がガタキリバ、下5が方針となります

なんかもう京太郎より内木くんのほうが気になってきたレベル

失礼。時間は、2505で

>直後 須賀京太郎(タジャドル)のコンマをお願いします

>下2 白水哩&鶴田姫子のコンマをお願いします

>下3 須賀京太郎(ガタキリバ)のコンマをお願いします


>須賀京太郎及び白水哩&鶴田姫子の方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします
>タジャドル: W: ガタキリバ: の形で
>↓5

ふい

ほい

買っておいて損はない
購入に一体のガタキリバを裂いて、コンマが80とか90あるなら必殺技気力乗せていこう

タジャドル:集中46 ギガスキャン W:ルナトリガー マキシマムドライブ 69 ガタキリバ:防御爆発カンドロ購入タコウナギ15個

>>545の判定:63 >>572の判定:72 >>573の判定:83 >>524の判定:23 >>576の選択
>#1#通常気力20使用ユートピア
>ユートピア通常方針 集中20

オーズ(タジャドル):52+72+15(大空の王)+15(タコ)+46−13=187
W(サイクロンジョーカー):40+83+10+69ー10=190
オーズ(ガタキリバ):52+23+25(昆虫の王)+4(カマキリ)+15(タコ)=113

ユートピア:60+63+25(理想郷)+10(クオークス)−5(W)−10(タジャドル)−15(ウナギ)+20=148

>W&オーズの判定勝利!
>トリガーフルバースト発動! 40のダメージ!
>タジャドルのマグナブレイズ発動! 50のダメージ!
>DEFにて減衰不能! ユートピア・ドーパントのHP0!

>Wは、己の過去に決着を付けました!


【オーズ タジャドルコンボ】 須賀京太郎                  【ユートピア・ドーパント】 加頭順
技能:52                                     技能:60(40)
HP:51/51                                   HP:0/60 (50)

スタミナ:40/50                       VS        スタミナ:47/60 (50)
気力:1/82                                    気力:40/60
ATK:50                                     ATK:40

DEF:50                                     DEF:40

 &                                           &

【W サイクロンジョーカー】 白水哩&鶴田姫子              【ケツァルコアトルス・ドーパント】 安河内美子
技能:40                                     技能:45(20)
HP:50/50                                   HP:0/47

スタミナ:41/50                                 スタミナ:48/50
気力:1/70                                    気力:33/63
ATK:35                                     ATK:50

DEF:35                                     DEF:50

 &

【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:40/50
気力:1/82
ATK:45
DEF:45

>オーズの現在のメダル枚数は【70】枚

ファング「(´・ω・`)」

ミスった

【オーズ タジャドルコンボ】 須賀京太郎                  【ユートピア・ドーパント】 加頭順
技能:52                                     技能:60(40)
HP:51/51                                   HP:0/60 (50)

スタミナ:40/50                       VS        スタミナ:47/60 (50)
気力:1/82                                    気力:40/60
ATK:50                                     ATK:40

DEF:50                                     DEF:40

 &                                           &

【W ルナトリガー】 白水哩&鶴田姫子                   【ケツァルコアトルス・ドーパント】 安河内美子
技能:40                                     技能:45(20)
HP:50/50                                   HP:0/47

スタミナ:41/50                                 スタミナ:48/50
気力:1/70                                    気力:33/63
ATK:40                                     ATK:50

DEF:35                                     DEF:50

 &

【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎
技能:52
HP:51/51
スタミナ:40/50
気力:1/82
ATK:45
DEF:45

>オーズの現在のメダル枚数は【70】枚


 一人減って、戦況に変化が見られるかと思ったが。
 高速での攪乱役がいなくなっただけで、今度はホッパー・ドーパントがその役割を担っていた。
 撃ちこまれるアームズの弾丸。
 牽制だけではない。着実に、一太の体を蝕んでいる。
 一人倒したところで——その戦線に隙は見えない。

 否、それだけ自分が死に近付いているという事なのだろう。
 だが、死なない。死んだとしても敗れまい。
 ここで一太が死ねば——助けた少女はまた、暗闇に突き落とされる。

 そんなのを肯んずる事など出来やしない。
 己が仮面ライダーと名乗ったのならば——その時に覚悟は完了している。
 この身は爪であり、牙であり、盾だ。

 敗れてはならない。その後ろの人の為にも。
 少女の身を案じる父の為。少女の事を思う母の為。彼女の友人の為。何よりも彼女と己の為に——。
 仮面ライダーは、負けてはならない。


(……立ち上がれ、僕)


 剣を頼りに、己の体を起き上がらせる。
 そして更に首筋に注射。過剰投与。ここから先は、未知の領域だ。
 リジェネーション。そして、リジェクション。
 急速な再生/急速な崩壊。
 暴れまわる己の細胞。関節が軋み立て、異常伸縮を繰り返す筋肉に破壊される——その傍から再生。
 筋膜が引きちぎられた。靭帯が断裂した。神経が磨り潰された。
 だが、同時に起こる再生。
 狂いたくなるほどの痛みとともに、崩壊と新生で体がバランスを取る。

 一秒ごとに体は崩れ、一秒ごとに体は戻る。
 そして、一秒ごとに己の命が削れていく。


「しつ、けえんだよ————ッ!」


 弾丸を浴びせながら飛びかかってくる、アームズ・ドーパント。
 肉体に埋め込まれた弾丸が、その傍から押し出される。
 無言で、一太は剣を構えた。


「クソッタレが。ゾンビみたいな体しやがって——! 首、叩き落としてやるよッ!」


 呼応して、打ち込まれるホッパーの蹴り。
 隙を窺う、ゼロ・ドーパント。
 剣を片手に直進してくるアームズ・ドーパント。
 しかしそのすべてを前に、ナスカはぶらりと剣を構えたまま動かない。

 やがて、その首を——アームズの剣が、切断した。


「……どうした。彼の拳は、こんなものじゃなかった」


 ——否。

 そう錯覚するほど、最小限にて最低限、最高速の動きでアームズの剣を見切った。
 直後、跳ねあげられるアームズの左腕。
 返す刀で更に一閃。ホッパーとアームズの体表で火花が散る。
 その身体に刀身を隠すように構えて——内木一太は、左手でマキシマムスロットを全開にする。


「……ライダー、チョップ」

 ——《NAZCA》! 《MAXIMUM DRIVE》!


 最小限の動きで繰り出される斬撃。
 それが、アームズ・ドーパントの体を二つに割った。
 メモリブレイク。目の下に隈を浮かべて、倒れるアームズ・ドーパントの変身者。
 同時に、ナスカの剣が砕けた。限界だったのだ。


「来い。僕にはまだ……両手も両足もある。彼から受け継いだ、意思がある」

副会長(´;ω;`)

なんかナスカさんタジャドルかWに姫抱っこされる美子見てそのまま風になりそうだぞ


  ◇  ◆  ◇


哩「姫子!」

姫子『りょーかいです、部長!』


 ——《CYCLONE》! 《METAL》!


 サイクロンメタルに姿を変えたWが、ユートピアの体を打つ。
 重力を制御されると言うのなら——それよりも先に、同じレンジから攻撃を叩き込めばいいだけだ。
 風を纏って回転する、Wのメタルシャフトが、ユートピアの胸を打った。


加頭「この……!」


 繰り出される炎。
 その瞬間に、Wはまたしてもハーフチェンジを行った。

 ——《HEAT》! 《METAL》!

 灼熱の記憶を宿すヒートメモリ。
 撃ちこまれた炎をものともせず、そのメタルシャフトに巻き込んで巻き上げる。
 そのまま、付き返される一撃。
 ユートピアの胸で、炎が弾けた。


哩「次!」

姫子『はいっ!』


 ——《HEAT》! 《JOKER》!


 起き上がろうとするユートピアに、追撃。
 炎を纏った《切り札》の拳が、ユートピアの体を攻め立てる。
 強烈な回し蹴りが、ユートピアの脳を跳ね飛ばした。


加頭「その程度の……メモリに……!」


 Wへと組み付こうとするユートピア。
 それを冷静に眺めながら、Wはメモリを換装する。
 その手に現れる、トリガーマグナム。

 ——《HEAT》! 《TRIGGER》!

 近寄ったユートピアの、その胴体目掛けて至近距離で繰り出される火炎弾。
 Wの持つメモリの中で、最大出力を誇るヒートトリガー。
 着実に、加頭の肉体にダメージを負わせる。
 既に焼け焦げ続けたユートピアの肉体。
 それは、楽園の落日を思わせる。


加頭「なぜ、どうして私が……!」


 発せられる電撃。
 W目掛けて、破裂状の軌跡を描きながら迫る高電圧。
 喰らえば、ただでは済まないと分かりながらも——二人は嗤う。


哩「そいつは——」

姫子『——きょーたろうくんで、対処済みです!』


 ——《LUNA》! 《JOKER》!


 うねる手足が、電撃の範囲外へとWを退避させる。
 そして、その手を鞭の如くしならせて——打つ/打つ/打つ/打つ。


哩「今度は、お前が捕えられろ」

姫子『縛られるのは好き? 叩かれるのは? 這いつくばるのは?』


 ——《LUNA》! 《METAL》!


 唸りあげるメタルシャフト。
 変幻自在の軌跡を持つ鉄杖にして鋼鉄の鞭——。
 ユートピアの肉体を打ち叩き、縛り上げ、そして地を這わせる。
 圧倒的であった。

 苛烈なまでの復讐の意志。そしてその決意。
 性能差をものともしない、Wの——白水哩と鶴田姫子の強さがそこには合った。
 一方的に。ただの一度も攻撃を与えられずに、ユートピア・ドーパントは膝を付いた。

 そして——その隣に降り立つ、安河内美子を抱えたタジャドルコンボ。

 既にそのメモリは砕いた。
 主は眠っているが——一先ずの脅威は除いた、という訳だ。
 それをガタキリバに差し出すと、改めて京太郎は二人に並んだ。


京太郎「お姫様、助けました」

京太郎「どうします? 手、貸しますか?」


 身体を起こそうとするユートピア・ドーパント。
 正直なところ、京太郎の援護は不必要だろうと思う。
 また、為すなら自分たちの手で為したい。
 それが——復讐というものだ。京太郎は、そう考えた。

 だが……。


哩「……いや」

哩「ここは、お前と決めたい」

姫子『せっかくここまで付き合ってくれたけん』

姫子『最後は、私と一緒にしませんか?』

哩「……私たちぞ」


 そう、嗤いかけてくる白水哩と鶴田姫子。
 なるほど彼女たちも、その中で決着をつけた先を考えているのだろう。
 それならば、良かった。
 共にそれぞれ荷物を背負って——協力するときは、協力する。

 そんな関係も悪くはない。
 京太郎は、そう思った。
 まるで自分の鏡写しのような彼女たちがそんな言葉を出す事に——。
 京太郎は、己も変われる/変わっていっているような確信を抱く。

 この出会いは無駄ではなかった。
 隣に立つWを見ながら、京太郎はそう拳を握りしめる。


京太郎「それじゃあ——今夜はトリプルマキシマムって事で」

哩「……気に入った」

姫子『トリプルライダーって事ですか。よかですね』


 ——《LUNA》! 《TRIGGER》!

 ——《TRIGGER》! 《MAXIMUM DRIVE》!


 ——《Taka》! ——《Kujaku》! ——《Condor》!

 ——《Gin》!! ——《Gin》!! ——《Gin》!! ——《Giga Scan》!!

                  __
             く\__  ヽ 、 `丶、
            f、く丶 \ 、j>へ  \、
             \丶丶 丶 へ、  ヽ   ヽハ≠ヽク
             く丶 \く く\ 丶<ハ  __いr、/
              く丶丶 へ丶\\\厂| 7/ク
               \\く\ へく丶rv==!レ /i_  くっ……

             ___j |\ \\ 丶\  リrイf |  
            ゝ\ニニヘ  ヽ 丶 く\\ヽレ'´リ   私は、ただ、明日が欲しかっただけなのに……!
            Cc=ニニミ、、 {^ヽ\\、 \ ,'/ //

             | C C \へ 、 丶 ゝ、 ,ヘシ/     それが、罪だとでも——
             ゝ、   ≠ ̄フヘ-==/ /、∨_.......、
             ノ:::>イ  /  / ̄\':::::} V、  /¨¨¨≧、
           rイ/   ./  /   /::::::::¨::}::>x、 く丶 \
         ,  '/    /  /  /ヘ::::::::::::::Y´`丶 \ |j ヽ !      __
       ,ィュ       /  /  / /ヘ::::<::::::r、:::::::)ヽ、ー===V    ,ィ=、:::〉  __
     ,イ__彡      .   / /  /ヘミ丶丶ゝ彡'へ::〉ヽ/     /   j'_ノ::::ノ
     弋>’ .’  /  / / / />=≧、、\r、==ヘ∨〉    /__      ∨
     (_`’  . ’   / / / /ヘ::',_   }¨¨!ヽ、ヘハ=∨|   /へ:::\  /=く
     弋_ ≠   ≠ ’ / / /ヘ V-:::ノト. ノ .| `¨入、  ∨イ=ァ:::::ヽ::\_.. }ノ
     ゝ__彡イ   ,     イヘ 、、 、∨|/ ヽ} リ /} |>イ   〈:::::::::::、:::::}=='
       ゝヘ彡    <イヘ、ヘ 、、 くヘ| ||  //レ>=、イ    -====へ:::/´
          ゝ==彡'ハ/ヘ,ヘ 、、 、r、__、リ  j/´¨¨ヽ ヽ r::K , ヘ__彡ヘ ∨
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          ,' :.   V/:::::::::::\ 、_、_、_r个    |::!    }:::::::::::::/

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    \_ _,..-、_,..-ー|`l       ,'   \ ヽ i  .i:: :::/./
     ゝ、__(○)_,..-ー|~      .,'   ,..\.ヽ´ヽ/ /',

_,..-ーヽ/ //:´:: :: :: :/         .i   ,':: :: :: ::\,,,、/ヽi
', ', ', ', /;;;/:::_,..-ー/         ',  ',:: :: :: :: :| .|:: :: ::}:i   「……あの世の鬼に聞け」
;;`´`´`´;;;;;ィヽ:::/ _,.-/         ',  ゝ ___ノ.|  |ヽ ノ,'
;;;;;;;;;;;;;;;;;;_/i  i:〈 \::/           ',      |  |::: ::,'    『聞けば答えばもらえるなんて、都合がいい事があると思っとーと?』
------‐´  /::/ /:|            ヽ、    |  |:: ,'
      ノ:/´ / |-‐…‐-、..,,       | ゝ--‐‐‐- '´
~ ` `ヽ、ィ'\', \/ ,ィ'´   ィ' i_,..-ー''"ヽ-‐…‐-,ィ'´ ̄`‐-、.__

`丶、__,ィ| /ニ/  /,:'   ,ィ'ミ/    ___  i  i:: :________:: :: :: ,i~`',''=ー-、.,,_
     .|  ,'``'''´   /ミミ/-ー''"´   `ヽ/ /:: :: :: :: :: :: :: ::`ヽi  ',:: :: :: ::: :`:、
``''ー‐-',  iヽ、 _,..''´三ミミ|       /´| .|`ヽ、:: :: :: :: :: :: ::ii    ',:: :: :: :: ::/',
     ',,ィ'´ `´   ゝ、ミ:',-、_    /:: :: :| ,|  \:: :: :_,..-ーi',   ',:: :: :: ::/ ',
      ',        ',三',:: :: :: :: :: :: :/ |  |\        ,' ',   ヽ、/  i
       ',ヽ       ,'´ i`,``''ー-ー'´ . |  |:: :::\_,..-ー''":/  ',        ,'
       ',   ヽ、 ,'   i .',       ,└┘、:: :: :: :: :: :: ::/:: :/ ヽ、    /
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      ,;'   ,′                                                     ,;乂
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    (:.;,, ,,;.ソ                ノ /      ノ,;.: .: .;J  "´  ,; ,;′                 ;.:'   r.: .:/  从ノ}
    ノ.:.:.;,      ,.ィ--ォ- 、   r ´ /        ヽ.:.:.,;,;.: .: .: ,;从: .:                  ノ,; .: .:.:.:'   ,ノ.: .:.: .:!
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   `゙ゝ;,;,:.:.:. ミ :.;,;, ム:.:.:.ゝ、__.ノ,.イ:.:.7-=/     __,;.: イ .:.:./   /´ ̄ /                     j,;r.:.: .:リ/,}'//':.:.;,;,; .:,;〃
   :.:.. `ミ:.:.:. :.;, ;,ム:.:.:.:.:.:}∨{:.:.:.:.r'_r-/    /    .:./ r'"´   /                  ノ/,',; .:イ//,;.:.:
    ;,;, ゙ ー-:.:.:.. :.:.. ゝ- イ: : :.ゞ-/-ー{´   /    /  /    /        ,;.'        ノ¨`ヽ/////
          ,ノ:.:. :.` -へ|: : : :i//vー--=イ{   ,. イ}   /    /        ,;.:.:     __, ィマ/,ヽ  \イ
       ̄`ヽー-、_r-- ヘ{`Y´}//i}////// |  ム__,ツ /  ,.ィ く           ,;.:.: -‐≦ ̄} ';. '; マ//ノ          ___,,...-=≠=x、_ゝ´
        ', ; ;' ;' /////`三´///////,ノ .ノ ,.:'__ -‐''´ ,/ /'//,≧ー-、__,.ィ////////} |  i! i| iレ'´/      /´ ̄¨          ̄¨ハ
     ̄ヽ ノ.、;' ;:///> ´ ̄ ̄ ` <   { ̄',   ,..イ//ノム////////r彡/////////,リ ! ,リ :} :}/        |I   なら……俺が I|
       ト、 ゞ=-/ /( ,.ノ}ノ) )\ .ヽr ´ rヘ./////////ゝ- _,.ィヾ}}/i!}/////////  ;' / ., /          ゞx、_       __,,...ィ�
       }__`ー-y' /(  ゙ーァ 〔./  ノノ )マ"´_r'ハ////ノ////////////{{!|}//////// .:./ .:/ .//           `ヾー=≠彳⌒¨ ___,,...-=≠=x、_
         `ー,' ./  `ー、V o V γ' -' V´////´ ̄` <///////ム-=ミ/////ァ''´  /:///                    /´ ̄¨          ̄¨ハ
    777{´`ヽ__! (`ー- ヽミ   ィ ´ ̄ ノ |////i        `  ̄ ̄ ´   `7´ ./{   :/ //                     |I  明日をやるよ   I|
     //ハ,////{ ゞ.__ ィ⌒ミ  .イ⌒ー ' ノ }////!                 { /.:.: ', rイ  ハ{                      ゞx、_       __,,...ィ�
    /// ∨//,'ム ゞ. __ノ´`   ´`ゝ.___ノ /////,                  レ′  ヾ ゝ、{                         `ヾー=≠彳⌒¨ ̄
    /   ∨//,'ハ  (´ .(⌒) (⌒) `) ノ/////
           ヾ///,ゝ、ヾゝノ.从 ゞ ,.//////'
          マ/////} ̄tー-- イ |//////
              V////,| |/////.| |/////,!
        / ̄|_ }/////! }/////,! {/////{
      ,ム!  ! }_ム//ノ` <ム-<ォ、 ゝ.///,ト__ , -- 、
      i/リ :| { リ{  /⌒ マ.,.==、ー- <三二} }ー-=}〕
      |/! ,:! } } ヾ 乂__ノ(   ).:⌒ヽ.`ヽニ!__j、__ ノ                   __,...-=≠=_,...-=≠=-,...-=≠==x、_
      j/ /ー'7  ≧- ...___ ゙.ー ’乂__ノ  /  マ                  /´ ̄        ¨                    ̄¨ハ
      `ー'  /ー-ャ__/////ム≧ー-..,, __r'ハ   ',                   |I     地獄行きという、明日をな……!    I|
         ,; ̄{___/////////////////,ム  \                 ゞx、_     __,,..        __,,.. _   __,,.._,,...ィ�
         /!ー=-{ー-、////////////,.ィ彡ム    ヽ                 ` =≠彳⌒¨ー=≠=≠彳⌒=≠彳⌒¨⌒¨ ̄
        .' l   :!///`ミ、////////r.´///ハ   ∨
          i |   !///ハミムヽ///ノ////////∧   ∨
          |ノ   |/////ゞミ:、r=、ノ,;.イ///////∧ `ー=∨
          |    !////////,}  ヽ//////////∧   ∨

ヒーローが使っていい台詞と「」じゃねーぞおい

着々と魔王度を上げていく京ちゃん
でも今はそんなことより副会長がぁぁぁぁ…


 そして繰り出される炎を纏ったオーズの攻撃。
 その周囲を覆う、黄色の光弾。

 その両方の猛攻——ユートピア・ドーパント=加頭順が、抗える筈がなかった。
 飲み込まれる肉体。砕かれるメモリ。
 弾き飛ばされる、加頭の肉体。

 地面に転がり、それで立ち上がろうとする加頭。
 そこに、Wが更に銃口を向け——。


京太郎「……よしましょうよ。ライダーの力で、人を殺すのは」

哩「……やけど」

姫子『こいつは、人じゃない。そいともきょーたろう君はこいつが人だと?』

京太郎「……いや、こいつは人間じゃあない」

京太郎「だけど、それをやったら——この先のあなたたちが、死んでしまう事になります」


 人を殺した罪は、きっと心に根付く。
 そして平和な瞬間に——それは顔を出すだろう。
 ましてや、相手は生身だ。それに対して圧倒的な暴力を振るうという行為。
 そのまま命を奪うと言うある種不公正さは、彼女たちの心によくないものを根付かせる。

 ただこれは、一応の制止。
 これで彼女たちがやると——それを行ってもいいと。
 そんな覚悟があるというのならば、京太郎の制止を振り切って尚殺すというのならば。
 その覚悟を尊重する。

 それが、過去と決着をつける方法だと言うのなら——一切の文句はない。
 そしてこれは別に行動を止めようとした訳ではない。
 ただ、京太郎が知った事実を付け加えようと思っただけだ。
 それでもやると言うのなら、それで良いのではないかと思っている。


哩「……」

京太郎「まあ、ついでに言うとこれ。追い討ちになります」

京太郎「そいつは今ので、死に体だ。遠からず体が崩壊して死にます」

京太郎「なのに——安らかな死を与えてやる理由なんて、ないでしょう?」


 タカの眼は、加頭順の肉体の崩壊を見抜いている。
 急速に死滅していく身体。崩壊する彼の理想郷。
 どの道、死ぬ。

 更に、哩と姫子が——ともすれば精神に濁りを抱える行為をする必要はない。
 そこだけを、忠告した。
 気が済まないのなら構わないし、或いは楽にしてやろうというのならそれもいい。

 できれば……死体に追い打ちする。
 そんな、人を外れた行為。余計なものを抱えて欲しくない。
 復讐を果たしたのなら、前を向いて欲しいと思っているのは事実だが。


哩「……精々、悔やんで死ね」

姫子『そいば、詫びの言葉って事にしてやっとです』

やっぱこの京太郎主人公キャラじゃねーわ
なんかこう、ダークヒーロー的なアレっぽい何かだわ(ボキャ貧感)

あれだよ、アメコミとかでいうパニッシャーだよ
断じてバットマンではない


  ◇  ◆  ◇


 ゼロ・ドーパントが迫る。
 ホッパー・ドーパントが跳び来る。
 格闘スタイルを見た——ゼロ=クラヴ・マガ/ホッパー=ムエタイ。
 こいつら——先ほどから前に出てきてはいないが、本当は一番の実力を隠している。

 この体で戦えるか。
 一歩歩くごとに、その衝撃で体が裂ける。
 否、違う。
 ただそこに立っているだけで——重力を受けて肉体が圧搾/膨張を行っている。

 もう、駆け出す事すらできない。
 拳を構える事も難しい。ホッパーに頭を抱え込まれる。
 顔面に来る膝蹴り。そのまま、二発三発、四発と受けた。
 倒れたまま、起き上がれない。


(ここで——自分は死ぬのか)


 漠然と思った。
 流石にもう、指一本動かす気力がない。
 限界だった。何もかもを絞りつくした、限界。
 もう、内木一太には何もない。これ以上、自分が出来る事はないのだ。

 惨めだった。悔しかった。
 戦うと決めた、そして護るものを見つけたというのに——それができないなんて。
 自分一人の力では、これ以上は為し得ない。
 心に灯った炎も、消えてしまいそうになる。いや、消えていた。
 あの日須賀京太郎から受け継いだものは、消失した。


「やっぱり、流石に4人相手は無理だった? 勿体ないなぁ」

「……できれば、1対1で決着を付けたかった」


 やれやれと肩をすくめるホッパー・ドーパント。
 そして腕を組んで、興味を無くしたと言わんばかりに息を漏らすゼロ・ドーパント。
 まさしく彼らの言うとおり。
 自分一人で四対一は無謀過ぎた。


「それじゃあ、あたしが殺してあげる。
 こんな風に死にかけた虫の手足をもぐのって、大好きなのよね」


 横たわるナスカ——内木一太を見下ろすホッパー。
 ゼロ・ドーパントは、ホッパーに任せたのだろう。遠巻きに横目で、こちらを窺っていた。
 頭が掴まれて、無理やり引き起こされた。


「何か、言い残す事はある? 結構、あんた好みだったんだよね」

「……そうか。僕は、年増に……興味ない」

副会長wwwwwwww
(アカン)

副会長………
まだ頑張れる
諦めないで!
ネバーギブアッブ!

http://www.youtube.com/watch?v=LTvxOyPGgy4


 気にしているのだろう。

 その瞬間、顔面を床に叩きつけられた。
 視界が白く染まる。
 そのまま何度か、打ち付けられる。人間なら、頭部が潰れている。

 十数度地面と熱烈なキスを交わさせられた。
 片息を吐く、ホッパー。
 明確な怒りが、見て取れた。もう、片目は使い物にならなくなってしまっているが。


「殺してやるよ、あんた」


 そして——痛烈な蹴り上げ。
 ベルトが音を立てた。宙を舞う、ナスカのボディ。
 これで——もう、ロストドライバーは使用不可能になるだろう。
 だが、内木一太は嗤った。


(この、瞬間を……待っていた……ッ!)


 背中のマフラーを展開。
 蹴り上げられた勢いで更に加速して——反転する。
 自分一人で倒せないのならば、相手の力を利用してやればいい。
 そして——最後の、マキシマムドライブ。

 かろうじて動かした手で、スロットを押さえつける。
 ガイアウィスパーが、高らかに吼え上げた。
 最後の咆哮だった。まさに、ロストドライバー。消失を意味する/失われたあの日の命のベルト。

 ——《NAZCA》! 《MAXIMUM DRIVE》!


「ライダー、反転キ——ック!」


 ホッパーの脚力に、ナスカの飛行での加速。
 それにマキシマムドライブのメモリ開放を以って、ホッパーの体を貫いた。
 崩れ落ちるホッパー。火花を散らす、ロストドライバー。

 ナスカメモリは、まだ無事だ。
 だが、肝心の本人がこれでは……どうしようもない。
 己の命が失われていくのを感じた。
 残るは一体。だと言うのに、体が、動こうとしない。

 正真正銘、今のが全力での——最後の一撃であった。
 心の中に灯った、須賀京太郎から受け継いだ炎。
 それの、最後の輝き。


「その状態でホッパーを倒すとは、流石は処刑執行人——ナスカ」


 ゼロ・ドーパントが向かい来る。
 それに対して——反論をする。
 声、出ないと思った。だが、思った以上にしっかりと言葉になった。


「処刑執行人じゃない……仮面、ライダーだ」

「……そうだったな」

副会長ぉぉぉぉぉぉ(´;ω;`)

例え一度は畜生道に身を落とした奴でも、君は立派な仮面ライダーだ。誰が認めずとも俺は認める(ナミダドバー

あれ、こっちの方が王どry

副会長ぉぉぉぉ!

あんた最高にかっこいいぜ!

??「たとえ孤独でも命ある限り戦う…それが、仮面ライダーだろ…!」


 歩み寄るゼロ・ドーパント。
 もう、指一本も動かせないのだ。反撃など、出来ない。
 結局、自分はここで終わるのか。この程度の事しかできずに。

 何が、仮面ライダーだと言うのか。
 己で名乗っておきながら——このざまだ。
 立ち上がろうとしたけど、それも結局ここまでだ。

 所詮、死人がその先を目指そうとしても無意味なのだろう——。
 そう思った、そんな時だった。


「……ライダー!?」


 隠していたはずの少女。隠れていたはずの少女。
 存外に時間をかけ過ぎてしまったせいなのか。それが飛び出して、一太に駆け寄ってきていた。
 最悪の展開だった。
 自分はもう、護れない。
 受け継いだものは使い切ってしまった。だから、ここに来られても——どうしようもない。

 涙を流す少女。
 それを拭う事もできない自分。
 そして眼前には最強の敵。

 もう——どうにもならない。


「ライダー……! 返事をして、ライダー……っ」

「無駄だ。そいつはもう、立ち上がれない」


 そう、ゼロ・ドーパントの言うとおりだった。
 自分はここで終わる。彼から渡されたものは使い切ってしまった。
 やり遂げられない。それでも最後まで、死ぬ時まで戦った。
 だから——もう、これでいいのではないだろうか。
 そう、彼の言葉通り、死のその間際まで自分は戦ったのだ。だから、ここで終わって仕方がない。

 そうである、筈なのに——。


(悔、しい……! こんなにも、悔しい……っ! 護れないのが、悔しい……ッ!)


 だけれども、一太の心臓は鼓動を止めなかった。
 弱まっていた心筋が、激しく脈を打った。

 指先——動く。
 声は——出る。
 目は——まだ一つある。
 頭は——冴えている。
 心は——折れていない。

 だから、まだ立てる。
 そこに泣いている者がいるのならば。力ないものがいるのならば。
 それがライダーを求めるのなら、自分は立ち上がれる。

泣けてきた………

京太郎がこの女の子くらいの相手の涙で覚醒する姿とか想像できん
あいつは顔を知ってる誰かじゃないとダメだ

>>652
京太郎はあくまで「知っている誰かのための仮面ライダー」だしな、今までの感じからして

守りはするけど、うーん…

(俺の涙腺が決壊する音)

>>652
なんでや! 見ず知らずの人今まで何人も助けて来てるやろ!


「……大丈夫だ。お兄ちゃんは、死なないから」

「仮面、ライダー……?」

「ほう……?」


 特殊活性酵素。中枢神経刺激薬。
 残り2本。纏めて打ち込んだ。
 ここで立てなければ——男ではない。

 受け継いだ炎が消えてしまったというのならば。
 今度は己が、火を灯せばいい。
 ただ貰ったものに、負んぶに抱っこだから、使い切る事になってしまった。
 己の心を燃やせばいいのだ。

 そのための切欠は、あの日貰った。
 闇を焼き尽くす圧倒的な炎の記憶は——己の中にある。
 燃料もある。照らし出さねばならない人も、いる。


「応援していてくれ——僕は、絶対に負けない。
 そこに護るべきものがある限り……! 誰かがいる限り、仮面ライダーは敗れはしない……!」

「……面白い」

「見せてやる……。僕の、最後の変身を……!
 見ててくれ……必ず君を助けだすところを。そして、仮面ライダーは負けないってところを……!」


 結局、須賀京太郎に“返せなかった”。
 再び自分に手渡された——己の力となり、技となり、命となったベルトを地面に横たえる。
 そして、ナスカメモリを取った。
 思えば長い付き合いだった。血塗られた過去と、血みどろの現在。
 そして先がない未来だとしても——こいつは付き合ってくれると、そんな気がする。

 ある程度このメモリも自分と引きあってくれているのだろうか。
 そう考えながら、内木一太はメモリを叩く。

 ——《NAZCA》!


「変ンンン……身——ッ!」


 彼の大空が——夕暮れに代わる。
 いよいよ、その命が終焉に差し迫っている事を知らせる夕日の色。
 オレンジ色に染まったナスカが、太陽もない研究施設の暗闇、そこに降り立った。

 たとえそれが夕暮れだとしても、それは太陽だ。
 暗闇に蹲る少女の足元を照らすには、十分すぎるほど。
 この時、内木一太は——ナスカは。

 確かに、誰かにとってのライダーだった。


「お前を倒して、彼女を救う……誰かの声がある限り、僕は諦めない」

「良い——眼だ。愉しめそうだな」

あれだ
なんかデジャブすると思ったら龍騎の最終回一話前の城戸だ

Rナスカ!?

ちょ、もう、なんか副会長だけ違う世界線で戦ってませんか!?


                        ,ハ
                    ,ヘ.__i;!j_  ,:、
                   / ,'  ',r'},:'`ヾ ':,、
                  ,:'ハ.,:、  ,:'i!';  ,'、ノ!
                  !:';::':,_j':,_!::l!:{_,ヘ_ノj!::|

                  |ミヾ、:':,_::i!_/:::,ソ;':シi

    ,.-、               }、`ヽ.,゙'´::V:::゙'´,ン':,イ    運命は————僕が! 斬り、拓くッ!
   _く.:.:.:ヽ,.;ァ_,、           ヾ}゙ヽ、゙ーv-‐',.ノ,::iソ
r':γ',.-'\.:.,.}'ソ.,.ヘヽ ,.-ァr‐:、   }:》'〉、,ニ=ニ_,:':《::{
,ソ'゙´/了,:':',{_:r'_,.:':ンヾー'-‐'-{、,r-ヾ,j!、,へ、/i::::〉'=ュ ___,.-‐、

,.ゞ'゙,ンぐ`ヽト, ̄二ニ='--:_-‐-'、丶,.c: : `'ー‐'´,.-ァ'´ ̄{ ,.ン';'ヽ:i

〈,.{_,.=ミ}`゙'ヾヽ_: : : : : : : : :.`゙'ー<`ヽ:,.-‐==‐-、{,_   ゙ト、:ヾミ:.':,
./i!´  �ン'\iコ、_」ヾr‐-、'ー-.,_;.:\;_r'´    `ヽ:.`:,:':, ゙ヽ.:.:.{:',
{__j、  ,ン'´ ̄` ̄   \: :\‐-{ヾ;.:.:ヽ、/�_,ノ:〉;'  }:、  \.:.i
   `゙'-.,______,ゞ、,ノ\:.:.\辷廴i:.:,j!   .:/.:.:〉' i! 〉、__';}
           `ヽ,}.:.:r-丶.: .\ ゙'ー'---‐;'.:.:.:./ ,.:r'|! i!'  {
             i゙ァ:!___,\.:.丶. _____j!.:.:.:.;ヾ;' _,'-'==-;!

             |j.:r====-、丶.: \===‐ュ.:.:.ヾ;/  �,`';
             i'.:.:.:./ ̄ヾ:ニ:\.: 丶.:.:.:.:.:.:.:/-、   r-'.:.'i

             `'i-'r、   _   ;'丶.:.:\.:_,:':r‐-ゝ、 ,>:/
              !ヾ'.:':,  i::!  ;'.:,_.:':\.:.丶〈::::',:::,::ヽ.{_,ン'
              r'‐、,:'ュ-‐'「゙'.,(:・,)、'´丶.:.:.:ヾ:::',::',:',:Y
             ;'I!゚i!' ,:'´⌒':, i!l]I!j! i! _,.:-\.:.:ヾ'ー、iソ

             Li!:l!_ ':,、_,.ノ,.'-−‐'´    丶、.`弋、
             /  /`'ー-‐'  ':, _______ ';゙<._,.:ン
            ;'ー-、; i!     i! ':, ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧':,

BGM:「The People With No Name」 http://www.youtube.com/watch?v=r_uDgLeyhB8


 ナスカが踏み出した。
 瞬間、ゼロ・ドーパントとの距離がゼロに縮む。
 あまりの速度に、息を飲むゼロ。
 それが命取り。繰り出されたナスカの拳が、ゼロの腹部を打った。

 追撃で、三発。
 音速を優に超える打撃に、流石のゼロ・ドーパントも対処ができない。
 そのまま、肩でのタックル。たまらず、尻もちをついた。


「疾、い——ッ」

「宣言する。次で、決める」


 神速の踏み込み。それは音を置き去りにした。影を絶った。光を忘れた。
 繰り出される超高速の剣戟に——しかし、ゼロ・ドーパントは対応した。
 振り下ろされた刃を、右手で跳ね除ける。
 そのまま、放たれる裏拳を——上体を倒して回避するナスカ。

 同時、彼は地を蹴った。
 上体に追いつこうと、回る両足。それが、ゼロの腕を跳ね飛ばす。
 あまりの衝撃に、舌打ちするゼロ。だがナスカは、止まらない。

 両手で着地。
 そのまま腕を支えに、両足を繰り出す。高速の蹴撃。超連撃。
 何とか捌いたが、二発受けた。
 踏鞴を踏む、ゼロ。

 ナスカが跳んだ。
 両腕をバネに見立てて——天井に着地。
 そして、天井を蹴って、更に加速。

 反動でコンクリートが砕けた。粉塵が舞う。
 しかし、それよりも早く——コンクリートの砕けた音が響くよりも、破片が飛び散るよりもなお早く。
 ナスカの斬撃は、ゼロの体を捉えていた。


「……仮面ライダー、ナスカか」

「そうだ。僕が、ライダーだ」
 

 R・ナスカ——本来ならリベンジャーを意味するRであるが。
 敢えてここで言うとすれば、それはRIDERだろう。

 夕暮れを、黄昏を齎す戦士は。
 少女の声援を受け立ち上がると、見事その敵を撃破した。


涙ドバババババッバ

これもう副会長が生き残って仮面ライダーとして生きていくifルートの執筆を検討していただきたいレベルなのですが

ここのイッチが書くと今より不幸になる気しかしないのでやっぱりいいです


  ◇  ◆  ◇



「ありがとう、仮面ライダー!」


 そして少女をその家に送り届けた内木一太。
 結局、新道寺の部員を救出に行くのに間に合わなかった。
 何かしら力にはなれたと思うが——それが、残念でならない。


「君も、いつか何かと戦う事があるかもしれない。
 辛い事があるかもしれない。泣きたくなる事があるかもしれない。挫けたくなる事があるかもしれない」


 痛みで震えそうになる手を、少女の頭に置く。
 それから屈んで、目線を合わせた。
 きっとこれが自分が最後に出来る、ライダーの仕事であるから。
 その仕事は、まっとうしなければならない。


「でも……そんなときはね、どこかでライダーが戦っている。
 そう思って、勇気を出してほしいんだ。
 前を向いて笑ってほしい。
 どこかで、誰かが——君の事を思って、戦ってるんだって事を。忘れないでね」

「えっと……」

「難しいかな? じゃあ、これだけは忘れないで。
 どんなに辛くても悲しくても、何もないと思っても——それでも、ライダーは居るんだって」

「うんっ!」


 満面の笑みを見せる少女。
 それを見て、内木一太は安堵した。
 ひょっとしたら、残虐な実験で心を痛めているかもしれない。
 だけれども——ライダーという存在が、きっと支えになる。

 自分が、支えになれる。
 それが——堪らなく、嬉しい。


「それじゃあ、僕はこれで行くね」

「どこへ行くの?」

「……仲間のところに、行くんだ」

「そっか……。またね、ライダーっ」

「……うん。バイバイ。元気でね」











 ——そして、彼は、風となった。


京太郎が深夜32時の世界で戦っている最中
内木さんはライスピの世界で戦っていました

でも最ッ高にかっこよかったので許す

さらばNよ/男は風になった



 ああ、だいじょうぶだよ。

 こんどはちゃんと、きみをたすけてあげるから。

 ぼくはそのゆうきをもらったから、あんしんしていいんだよ。


 もうにどと、よわいことをいいわけにしないから。

 ぼくがちゃんとたすけてあげるから。

 だからだいじょうぶだよ。たすけてあげるから。

 かれが、おしえてくれたんだ。

 さいごまで、あきらめちゃだめだって——。

 ぼくは、かめんらいだーなんだ。

 だからこんどこそ、わるいやつをたおして、きみをまもってあげるから——。


副会長………

あんた男だ!

副会長に敬礼!(ビシッ!

内木ァァッ!!(嗚咽)

終身名誉清澄高校学生議会副会長の生き様に敬礼(`;ω;´)






  第14話「予測と予定と砕ける欲望/さらばN、誇り高きライダー」





                                     B-Part 終了


←To be continued...


京太郎「……」

京太郎「……俺は?」

wwwwwwww

………
京ちゃんは一応主人公じゃなかったけ?

遺品はナスカメモリとメガネかのう副会長

Rナスカをライダーナスカって言う案は、まあ考えてた
その時は京太郎の汚染が進んだときやったんやけどな


ワイはちゃんと燃え展開も書けるという事を皆に伝えておきたかった!
というかな、どっちかというとズタボロになって立ち上がる王道描写の方が得意やねん
京太郎も死にかけてた時は、立派に見知らぬ人の為にライダーやってたからな

灼ちゃんしかり、小走先輩しかり、あわあわとの約束回しかり
セーラとの決闘回しかり、生身でクレイドールと戦った回しかり

最近は……うん、まあね
悪いやつに完全に容赦しなくなっちゃったからね。仕方ないね

内木一太よ………

安らかに眠って下さい………(ToT)

京太郎が多彩なメダルで戦うからこそ
副会長には昭和ライダーのように攻撃させようと思った。ライダー反転キックとかもろそれ
副会長はね、ライスピ時空の住人なんだ


さて、じゃあプトティラのグリード化値上昇を済ませとこうかー

2(ダミークウガ戦)+1(アイズ戦)+5(クレイドール戦)+5(テラー戦)+2(ユートピア戦)+2(ユートピア戦)=欲望値が17上昇

また、プトティラのダメージ35にて、グリード化数値が35+コンマ合計分上昇
ちなみに欲望値が現在(この戦いの前で)、38。グリード化数値が11


↓5 コンマの合計値上昇

ほい

せーう?

>>705の判定:17

よって、8上昇


須賀京太郎——

欲望値:55
グリード化進行度合い:54


半分人間やめてきたで(ニッコリ

半分人間やめてもーた

マジでそろそろ仮面ライダーウェザーが活躍すべき事態やな

須賀京太郎:ギャルゲー/青年漫画/深夜特撮の主人公
内木一太:ライスピ/少年漫画/ニチアサの主人公



      内木一太

        ↓

 真面目っぽい・ロリコン疑惑

        ↓

 まあ、ロリコンって事でじゃあ少女を助けられなかった後悔を抱いて
 京太郎と同じ呪いを受けているんだけど敵側ってことにしよう。ダークヒーロー的な!

        ↓

 生き残ったんなら、そりゃ最後は自分とこの学生助けるか、少女を助けてENDやな

        ↓

 最近燃え描写してないし、こっちでやろう
 あとは改造人間的な昔の技とか、ジョージっぽく散らせてやろう
 ヒーローなら、多数にボコボコにされる絶望的な戦いしてもいいよね!
 コンマ関係ないんだから、勝ち方なんていくらでも考えられるじゃん!
 そうだ、ライスピのV3とデストロン幹部みたいな感じでさ!

        ↓

 京太郎、主人公の座をNTRされる
 どちらがダークヒーローなのか、判らなくなる

さて、それじゃあ今日はこの辺りでー
これにて退場者2人目。咲もいれたら、2人かな?

おやすみー

ああ……次は優希のところに行ったり、あわあわとデートしたり、全員の前で煌を調教したりするとこからかな

明日は1400、1600あたりでよろしくー
あとこれ、あれや
何かに似てると思ったら、ジョルノとブチャラティや

ああ——そうか、なるほど
京太郎が主人公(笑)になってる理由
ストレートに勝ちすぎるから、だ。作中では必死なんだけど伝わって来ない

まさかの強力なラスボス陣が一切の見せ場なく倒されてるからね
これは>>1が悪い
皆の頑張りと読みがあって、それに対しておっついてない
現状だと強い敵相手には「いかに相手の行動(気力)を予想するか」なんだけど、
その読みあいでの皆の考えに>>1が対応しきれてない。つまり弱い

だから、京太郎がスッカスカで調子こいてるノリなんだ。今
かといって、システム的に負けたらデメリットが大き過ぎる。コンティニューないから
まあ、急激に補正変更はしないし、かといってせっかくの皆の頑張りを無駄にはしない
折角強くしたのに、補正を変えたり馬鹿みたいに敵を強くはしない!

京太郎

京太郎

この携帯バグり過ぎてて割りたくなる
もこたんでもついてるのかテメー

ああ……メモリの次は携帯(オーガフォン)だ……

判定で勝ってても、文章内では苦戦してるチックにすればなんとか!

京太郎&淡VSロストアンク〜ウルフイマジンさん〜セーラ模擬戦〜咲ちゃん
そのあたりの難易度目指して頑張ります

流石にダークドレアム(京太郎)に殺されるデスタムーアな難易度のボスはどうにかしなきゃならない
雑魚戦はそこまで難しくしないけど、まあウルフさんの時よりちょい下ぐらいで

あとはあれやね、正式なシステムとして投入しようか
人間なら、気力を換算してHPにして立ち上がれるというシステムに!
こうすれば、京太郎の行動での読み合いって意味も強くなると思う
進む気力ゲー。MPの割り振りが生死を分かつゲームに

あ、なるほど

文章的には今回の内木くんか
まあ、前の1撃で決まったけど京太郎頑張ったんだよの内木君か
実質苦戦とは無用だったけど、割と王道っぽかった小走先輩ぐらいを心がけよう
なお再び京太郎の腹の傷口が開く模様

言うんじゃなかった(震え声)

なん、でッ! また色変わってるんだよォォォォ——ッ!


文章苦戦なら、書くのに時間かかるし、今までの(さっぱり終わる)難易度
システム苦戦なら、まあ……正直こっちはやらん方がいいかな
ワイワイ楽しみにくくなるからね。

あとはなぁ……タコさんとウナギさんかなー
流石にフル導入したら、クロックアップにもほぼ対応ってヤバイよね
3ターンまで持続か戦闘終了まで持続にして、最大+5〜+10ぐらいの方が丁度いいかも
いや逆に即時投入使い切りとか

おうお前が文章頑張れよってのと
正直カンドロイドヌルゲーすぎるの。持続時間でメダルが削れてくのってのとか
逆にシステム簡略化して一撃事故を削って、サクサク進めた方がいいんじゃないのとか
まあ、適当に意見くださいな。参考にします


あ、何にしてもワイが考える難易度って

技能+補正=PLが20勝ち     (ヌルゲー)
技能+補正=PLが10〜15勝ち (適正〜やや易)

技能+補正=トントン         (難しい)
技能+補正=10差以上       (超難しい)
技能+補正=20差以上       (超々難しい)
技能+補正=30差          (無理ゲー。っていうかチュートリアルのゾロ目の人凄い)


やからね

大体5分ぐらいで安価取れて
それで3〜6ターンで決着が付くぐらいが丁度いいのかな、システム
ミスってもまーしゃーない、次頑張ろうって感じの

ガリっと削れて死ぬからな、このゲーム

まあ、おやすみー
流石に1400は難しいかな、今からだと90分くらいしか眠れんし

うん、まあ、今のシステムで行こうかね

ワイが文章を頑張って打てばいいだけの事やもんな
折角みんなで頑張ってラスボス倒したのに、いきなりまた胃が重くなるのはおかしいもんな
とりあえず、あわあわとデートしたり、優希とほのぼのしたりしたいもんな
日常に還れるのに、また頭が重くなるのはへんやもんな

既に人間やめかけてる京太郎なら優希と組んでウェザージョーカーも可能なのではないかという希望的観測

京太郎がWになるには壮絶な人体改造を受けねばならんね
16:80分や。お待たせー

                                            ,.ー-‐.、
                                          ヽ、   ヽ  __
                                          /,..-ニ‐- '"_,..)
                                          ' ´/  , _ 、´
      .:_______.: . . . . . . . . . . . . . : '          ,. ''" ,. -‐/ _  ̄\
    .:/ / r─‐'‐ァ r─‐'ニニニニ7:.,ィ─ァ‐===‐‐二/   , ',. -一' ./..'/     .}
   .:/ /'  = フ'¨,r ュ,rフ/二二フ/  7´' ∠/ ∠¨_ / ,. '′  ,..,.  ,/    ./
   7 / /ク r'/ / 三/ /´//ー‐/ /-'´//─‐,≠/ /    {  \ヽ      i'
  /─'ー‐‐^ー———^ー—´   '==='  'ー‐´       ー'´        `´\ ヽヽ   !
 /K A M E N  R I D E R _   _ .           ,.'⌒   `,. l   !  ー"ヽ  ヽ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l l  //.          ! ゝ-‐'´ /l  .!  `ー-、   }
                         | |//         __. \  /  }  .}    ヽ/
                               l  、 ヽ   、-、 ,.-, ,' r‐、ヽ `ヽヽ  j  ノ
              ._______| |ヽ ヽ_ヽ.∨ /__.ゝ ー’ノ___゙、`'   / ___
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }   ./  ̄ ̄ ̄
                                  / ./.               ヽノ
                                     ̄

 OPテーマ:「Ride a firstway」  http://www.youtube.com/watch?v=m7bxJ6OAo4k



これまでの仮面ライダー京は!


 天涯孤独、友人のいない須賀京太郎
 グリードと呼ばれる800年前の人口生命体カザリと出会った事でオーズの力を手に入れる!

 カザリとの契約によって戦いに身を投じる事になった京太郎は。
 仮面ライダー電王、神代小蒔。仮面ライダーアクセル、江口セーラ。仮面ライダーゼロノス、大星淡。
 仮面ライダーバース、新子憧。仮面ライダー、白水哩と鶴田姫子。
 さまざまなライダーと出会い、また、戦いを通して——自分自身もまた強くあろうと決意する!

 未来の大星淡との邂逅ののち、迫り来るグリード、ウヴァを撃破した須賀京太郎は、
 手に入れたカマキリメダルを用いて、ガタキリバコンボに変身。
 その能力を以って、財団Xとミュージアムを襲撃し、新道寺の麻雀部員を奪還する!
 一方その頃、一人の男が——この街の笑顔の為に、風になっていた

カウント・ザ・メダルズ! 現在オーズの使えるメダルは……


 タカ×1、クジャク×1、コンドル×1、クワガタ×2、カマキリ×2、バッタ×2、トラ×1、チーター×1
 サイ×2、ゴリラ×1、ゾウ×2、シャチ×2、ウナギ×1、タコ×2、コブラ×1、カメ×1、ワニ×1
 プテラノドン×2、トリケラトプス×2、ティラノザウルス×1、パンダ×1、カンガルー×1




       第15話「命と破滅と???」




                           A-Part 開始

【夜】

京太郎「……さて、つーワケで」

京太郎「皆、お疲れ様」


 生き残った財団Xとミュージアムの構成員の連行。
 南浦琉兵衛の逮捕。警察への連絡、その折衝。
 新道寺の部員を何とか助け出したその後は、事後処理に追われた。

 警察の笛吹警視曰く、「ミュージアムを止めたあともメモリは出回るだろう」との事。
 どうやら彼の方でも、頻発するガイアメモリ犯罪の為に、信頼できる捜査官を集めて捜査チームを組んでいたそうで、
 街に出回るガイアメモリの回収や摘発、構成員の逮捕などを行っていたらしい。
 生きていたからいいものの、そうする前に大人や警察に相談しろと叱られた。
 それでも、最後に「全警察官と市民を代表して、礼を言わせて貰う」と言われたが。


小蒔「こちらの方は、特に何もありませんでした」

京太郎「それは、よかった。何よりです……ホント」


 ホテルのベッドに横たわる、新道寺の部員。
 花田煌、安河内美子、江崎仁美。
 全員が眠っている状態で——これからどうすればいいのか、図りかねる。


京太郎「とりあえず、花田先輩については……」

京太郎「洗脳さえどうにかしたら、免疫寛容手術なるものがされているので大丈夫みたいです」

京太郎「安河内先輩は、メモリブレイクをしたのでコネクタについては大丈夫でしょう」

京太郎「江崎先輩も——メモリは、破壊しました」


 それからどうするのか。
 そこが分からないが——染谷まこが言い出した。
 これだけ材料が揃っているのならば、《地球の本棚》で検索が可能だと。
 そこに、彼女たちの回復法——つまりは施された手術のやり方/解除法も記載されているだろう。

 それを聞いて、一安心した。


煌「……ッ、ここは……!」

煌「あなたたち、ミュージアムの敵ですね?」


 飛び起きた花田煌が、拳を構える。
 洗脳、完全に解除されていないらしい。
 皆が身構えた。
 白水哩と鶴田姫子の、辛そうに歪む——顔。

 京太郎も咄嗟に、オーズドライバーを腰に当てた。

 強い絶望。
 それが、洗脳を打破する方法だと南浦琉兵衛は言っていた。
 ならば——


京太郎「……おい、この声覚えてるよなぁ」


 しかしメダルは挿入せずに、京太郎は両手を広げる。
 そのまま、歩み出た。
 身体検査は行った(京太郎がではない)ので武器は、あるまい。
 だが、ともすれば——置いてあるポットのお湯をかけられたり、殴りつけられたりするだろう。

 それは嬉しくないし正直怖いが……。

 京太郎は、南浦琉兵衛の言葉。
 そして、それから導き出される仮説に従って行動した。


煌「……そ、その声は」

京太郎「忘れていたら、ただじゃ済まさなかったぜ」

京太郎「さて——なあ」

京太郎「俺は、言ったよなぁ……?」


 それから両手を広げ、殺気を腰に据える。
 眉間が軽く寄った。自然と、眼差しが険しくなる。
 腹筋を絞り、首のあたりから呼気を吐き出すように——殺気を叩きつける。


京太郎「まず——あんたに逃げる権利はない」

京太郎「次——抵抗を許した覚えもない」

京太郎「攻撃も、防御も、抵抗も、逃走も、根気も、助けも、希望も——」

                      チョウキョウ シ テ
京太郎「何もかもを奪い尽くして、“絶望に染め上げて”やる……ってさ」

煌「ぁ……あ、ぁぁ」

京太郎「さぁ——て」

京太郎「今、お前がやっているのはなんだ? いつ俺がそれを許可した?」

京太郎「なあ、お前は何をやっているんだ?」

京太郎「誰の許可を得て、そんな事をしているんだ……? なあ……」

京太郎「俺の眼を見ろ。眼を見て、ちゃんと答えろ」

京太郎「誰に向かって、何をやっているんだ——花田煌」

京太郎「お前はそれが許される立場だったか? それとも忘れたのか?」

京太郎「どんな抵抗をしても——無駄、だって事を」


 無論今抵抗をされたらどうにもならないが。
 そんな事はおくびにも出さない。獣を前にしているのと同じ事だ。
 恐れを飲み欲し、それよりも尊大に振舞うのだ。

主人公(白目)



京太郎「それとも——それでも、抵抗をしたいって事か?」

京太郎「いいぜ。なら来いよ。俺は心臓を刺されただけで死ぬ」

京太郎「なんならナイフを貸してやろうか? それで俺の心臓を貫けばいい」

京太郎「さぁ——どうする?」

京太郎「俺を殺さなかったとき、お前に待っているのは地獄よりも恐ろしい日々だ」


 トントン、と己の心臓を指さす。
 それから、両手を広げて更に一歩。顔には笑み。
 両手を広げると言うのはつまり——己に武器はない。攻撃の意志はないという事だ。
 だが、こうすれば逆の意味になる。

 武器はないのに自信に満ちて。
 友好とは程遠いような笑みを浮べて、まるで恐れなく歩み寄るのならば——。
 それはその状態でも、武器がなくとも、そうするだけの理由がある。実力がある。

 つまりは猛獣や怪物と同じ。
 そんな己の弱点を晒しつつ、なおそれでも友好的ではなく、相手の抵抗を殺す余地がある。
 下手に威圧するよりも、なお恐怖を感じる行為だ。


煌「す、すすすすすすす、すばっ、すばらくないっ」

煌「ひっ……ゆ、許して下さい……!」

京太郎「そうか……じゃあ」

京太郎「須賀京太郎が命じる————跪け。命乞いをしろ」

京太郎「そして、靴を舐めろ。全身でな」


 人差し指で地面を指さす。
 直後、弾かれたようにひれ伏す花田煌。
 どうやら、その勢いのまま——洗脳装置が限界を迎えたのか、気絶したらしい。



 南浦琉兵衛の言った通りであった。
 ミュージアムの首領。いわば敵の立場でこそあるものの、向こうにもある種、理由があると思った。
 己個人の為ではない理由。
 故に——その言葉を、信用してみようかという気になった。

 憑き物が落ちたかのような目をしていたというのもあるし、
 あれから——財団Xから提供されたであろう——花田煌に関する施術資料も読んだ。
 そんな備えをしていたから、ひとまずは恐怖でどうにかなるとは思った。
 実際、テラーと共にいたときの煌は、テラー・フィールドへの接触を何よりも怖がっていたし。
 まあ、装置が『恐怖』に弱いと言うのは真実であるだろう。

 そんな考え。
 また、仮に琉兵衛の言葉が嘘であったとしても——どの道花田煌を無力化する必要がある。
 ならこうして自分が前に出て、時間を稼ぐ。
 プトティラのメダルもあるし、万一襲われても一番備えがあるためだ。

 つまり、どう転んでも威圧するという選択肢は選ばれるもの。

 それで装置が停止したようで——何よりだ。
 柄でもない事を、した意味はある。


京太郎「ふう……あー、怖かった」

京太郎「これで、装置は解けて一件落着だよなァ——おぶぅ!」


 直後、後頭部に襲い掛かる衝撃。
 思いっきり殴られていた。
 振り向くと、白水哩と鶴田姫子。明らかに、怒っている。


哩「……須賀ぁ」

姫子「どーいう事と?」


 返答次第では、部員に手を出した京太郎を殺す。
 そうとでも、言いたげな目だ。
 これは分かる。逆の立場なら、当然いい気がしないだろう。

 確かに我ながら、この手法はどうかと思う。
 いわば、人としての尊厳を踏みにじっているのであるし。
 だから弁解しても許されるとは限らないが——一先ず、誤解を解いておかないと。


京太郎「すみません、これは……その」

京太郎「洗脳装置が、恐怖に弱いって言うのがあって……」

哩「……」

姫子「……」


 向けられる白い目。
 普通に信用されていない。
 養豚場の豚を見るような目だ。感じちゃう。

正直>>1000のネタで好感度下げられたらたまったもんじゃないんですけお!?


京太郎「い、いや! ホントですって!」

京太郎「それでも見てて気分がいいものじゃないでしょうけど、マジなんですって!」

京太郎「そうですよね、セーラさん? セー——おごぉッ!」


 身長差からか、腹のあたりを思いっきり殴られた。
 何を、と思う前に追撃の拳。そのまま、踏鞴を踏んだ。
 痛い。普通に痛い。
 そこは傷口なんです。傷口です。


セーラ「……京太郎、すっかり洗脳されてたんやな」

セーラ「一緒におった筈なのに、京太郎が洗脳されてるのに気付けへんかったわ……」

京太郎「い、いや……洗脳されてるのはこっち……」

セーラ「京太郎が! 治るまで! 殴るのをッ! やめない!」

京太郎「ちょ、ちょ……痛い! 痛い! 痛いっす!」

京太郎「たすけ、ちょ、痛い! 痛い!」

京太郎「たすけ……助けて!」


 乾いた笑みを浮べる憧。
 意味が解らないが、とりあえずやっちゃえという顔をする小蒔。
 もじもじしながら、目を反らす淡。

 誰もが京太郎を見捨てていた。
 ……が、まだ違う。まだこの場には一人いる。

 そう、清澄麻雀部から面倒見がよかった、染谷まこが。


京太郎「痛ッ! そ、染谷先輩! た、痛っ、助けて!」

まこ「……」

まこ「あー、こりゃあ……先輩として教育が足らんかったの」

まこ「よし、特訓じゃ。京太郎が悪の道に堕ちん為にな」

京太郎「へ……? 痛ッ、ちょ……冗談じゃ……!」

京太郎「アッ————!」

>もじもじしながら、目を反らす淡
ああもうこの娘だけが救いですわ…

やめて京太郎がまたゲロ吐いちゃう


 そのまま、数分。
 京太郎はライダーリンチを受け続けた。
 ガタキリバに襲われたらこんな気持ちになるのか。
 大分、身に染みて分かった。


京太郎「……途中から、というか最初から分かってましたよね?」

セーラ「そりゃあ、まあな」

姫子「正直、きょーたろう君ば殴るの、もう一度やってみたかった。こんな機会はないと思った」

哩「反省はしている。やけど後悔は砂漠の砂一粒もなかと」

まこ「折角なんで、祝いというか……ノリじゃ」

京太郎「なんて世界だ、ここは地獄かよ!?」


 皆が素晴らしい笑顔を浮かべていた。
 どうやら、誤解はされていなかったようだ。
 本気で嫌われてなくて……よかったが。


憧「まー、なんていうか……こう、日常に戻ってきたって意味で」

京太郎「それだけの為に、俺ボコボコにされたの!?」

淡「……ちょっと怖かった」

京太郎「ごめん、悪かった!」

小蒔「胴上げしようか……どうしようか悩んだんですけどね」

小蒔「天井が低いので、胴上げは危ないって事で……」

小蒔「でも、これで丁度良かったですよね!」

京太郎「胴上げとリンチの二択なんて、そんなの絶対おかしいですよ!」


まこ「そら、女性の前であんな事したんだから殴られはするじゃろ」

京太郎「ああ……はい、まあ、自分でも判ってます」

まこ「それに——こう、なんていうか」

まこ「洗脳を解くためとは、セーラから聞いてわかっとったんじゃが」

まこ「こう、これ——京太郎もノリノリでやってないか、と思ってな」

まこ「それで悪の道に落ちる前に、叩き直しておこうと……」

京太郎「アッ、ハイ」

いや、真面目に酷過ぎやしませんか
作戦立案もやって全ポイントでキーマンやって情報収集までしてきた奴をノリでボコるって

内木は既に瀕死だったけど京太郎だって腹完治したわけじゃないっぽいのに…

これはひどい………

何もかも忘れてタコスと一緒に暮らそう(提案)


 ふう、と息を吐く。
 まあ、正直殴られるとは自分自身思っていた。
 そりゃあ、いくら洗脳を解くには恐怖しかないとは言っても、だ。
 流石に目の前で自分の仲間に、ああも高圧的な態度をされるのは引っかかるだろう。
 そう言う意味で、まだギャグとして流す空気を作ってくれただけで、良かった。

 音ほど威力は出ていないし——痛かったが——京太郎もそれ以上は追及しない。
 己の行為が正当であるとは思っていないのだ。
 その方法しかないとはいえ、間違いなくある種不快さを齎すだろう。
 それを、この程度で笑いで締めるって形で、流されて良かった。

 故に京太郎は一言も、「何故自分が殴られねばならないのか」。
 そんな言葉は、発していない。


まこ「……まあ、お互いに色々あったんは分かるし」

まこ「あんたの事だから、自分自身の為にそんな面は出さんじゃろ」

まこ「実際テラーがそうだったように、恐怖は強い」

まこ「例えばどうしようもない犯罪者がいて、脅す事で被害を食い止められるっちゅーんなら」

まこ「そんときは、それをしてもええと思うよ」

まこ「さっきのも、咄嗟に皆に攻撃が行かないようにとか」

まこ「新道寺の二人に、それ以上、豹変した花田を見せたくないと……」

まこ「そんな風に思って、速やかに終わらせるために穢れ役を受けた」

まこ「大方、そんなところじゃろ?」

京太郎「……さあ」

まこ「ま、殴って悪かったが……その後に禍根を残さない為っちゅー事で」

まこ「なんというか、すまんな」

京太郎「いいっすよ。判ってますから」


 軽く頬を掻いて、ドライバーをしまう。
 なんというか……自信満々でしようとしていた手品の、種明かしをされてしまったようで、
 どうにも、恥ずかしい。


まこ「わしは、この三人を連れて行く」

まこ「あんたのおかげで、すぐとはいかなくても——優希はきっとよくなる」

まこ「わしが続けられなかった戦いも、あんたが終わらせてくれた」

まこ「京太郎——本当に、ありがとうな」

まこ「あんたは、最高の後輩じゃ」

京太郎「そんな……」

京太郎「染谷先輩も——俺の、最高の先輩っすよ」


京太郎「ああ、そうだ」

京太郎「手伝いますよ、俺も」

京太郎「優希の奴にも顔を合わせたいですし……」

まこ「いや、まだそんなにすぐによくなる訳でもないけぇ……」

京太郎「だからこそ、じゃないですか」

京太郎「だからこそ、そういう時こそ——傍に居てやりたいって、思うんじゃないですか」

まこ「ん……それは確かにそうだがの」

まこ「まあ、明日にしてくれ」

まこ「それよりも、今日一番戦って疲れてるのはあんたじゃけえ」

まこ「ゆっくり、休まんといかんよ」

京太郎「そう、っすけど……」


まこ(優希の奴も、治ったとはいえ今の状態みせたくないと思うはず……)

まこ(気丈な奴じゃ。きっと、京太郎にはそんなところを見せたがらない)

まこ(まあ、女として——気持ちは分かる)

まこ(直ぐに会いたいって、京太郎の気持ちもよく解るが)

まこ(ここは——優希なりの面子ってもんを、優先させて貰う)


まこ「……京太郎」

京太郎「なんですか?」

まこ「お疲れさま。よく、これまで頑張った」

京太郎「——」

京太郎「染谷先輩こそ、お疲れ様です」

まこ「ん、じゃあ」

京太郎「はい、おやすみなさい」


夜、最後に会話
京太郎に会いに来た人物を選んでください


1:神代小蒔
2:江口セーラ
3:大星淡
4:新子憧
5:白水哩&鶴田姫子


↓6

あわあわ

3 まあ、約束しましたものね

334

>>841
なんでや!

>>837の選択:3

京太郎「……」


 非常階段。須賀京太郎は、一人そこに居た。
 街の光が、空の星と釣り合うぐらいの時間。
 段々と、皆、眠りに近付いている。

 それを眺めている、その時だった。


淡「あ、ここにいたんだ。きょーたろー」

京太郎「……ああ、淡か」

淡「ん、そうだってば。私以外にこんな可愛い子いるはずないじゃん!」

京太郎「はは、確かにな」

淡「……ぁぅ」

京太郎「自分で言ってて、照れるなっつーの」


 わしわしと、淡の頭を撫でぐる。
 むーと、頬を膨らませる淡。髪が波打つたびに、石鹸の匂いが香る。
 あれからまた、シャワーを浴びたらしい。綺麗好きな奴だ。


淡「それで、さあ……」

京太郎「なんだ、淡」

淡「京太郎、完全無欠に超無事で還ってきたじゃん」

京太郎「ああ、まあそうだな」

淡「だからさ——これ、ご褒美っ♪」


 そう言った淡は、京太郎に満面の笑みを見せた。
 夜空に輝く星の如く。薄暗い非常階段でも、光を放っているかの如く見える。
 いな、むしろ闇がその神々しさを引き立てていた。

 ただ、違う。
 これで淡が独特の残酷さを孕んだ孤高の気配を見せていたのなら——神に近い魔物の哂いであるが。
 これは純粋に、京太郎に向けられた微笑みだ。
 だから、神々しさとは違う。そんな、どこか冷ややかな気配を感じるものではない。

 光だ。
 だが、眩しいと言うより——暖かい、笑みだった。

 空の光は、星。
 光を放つ星の中には——太陽よりもなお、大きな恒星もある。
 その熱が与えられているような。全身が暖かさに包まれる、そんな気分を憶えた。


淡「——おかえり、きょーたろー」

京太郎「ああ——ただいま、淡」

1:淡に咲の事を話す
2:淡に咲の事を話さない

↓6

1

>>851の選択:1

淡「ねえ、きょーたろー」

京太郎「どうした?」

淡「……何か、あったの」


 言われた瞬間に、心臓が跳ね上がるのを感じた。
 見抜かれている。或いは、鎌をかけられただけか。
 それでも勤めて冷静に、言葉を紡ぐ。


京太郎「まあ、戦いばっかりだったから……ちょっと疲れてる」

淡「……ううん、違う。それだけじゃない」

淡「きょーたろー、凄く悲しそうだった。今にも、溶けて消えそうなぐらいに」

京太郎「……」

淡「話したくないなら、いいけどさ」

淡「話せば楽になるって言うし——私でよかったら、聞くよ?」


 そう窺ってくる、淡。
 流石は、勝負事をしているだけあって、なかなかに鋭い。
 隠し事はあまりできないのか——と、息を漏らす。

 逡巡する。

 正直なところ——京太郎は、やはり宮永咲の死についてショックを受けていた。
 彼女が死んだとは理解している。
 きっと、戦って彼女なりの結末を迎えたのだとも思っている。
 そして、あの時言った言葉は嘘ではない。

 彼女の守ったものを守る事。
 自分が精いっぱい生きる事。
 彼女を恨んでいない事。もう休んでいいと言った事。

 どれも、心からの言葉だ。
 だけども——。


京太郎「……そう、だな」

京太郎「話、聞いてくれるか?」

淡「うん」

ここでカザリが照に手を出せば、面白いことなるなwwww

>>860
流石にそうなったら本気で潰すよ


 そして、ぽつぽつと語り出す。
 一言一言、噛み締めるように。


京太郎「俺には——まあ、なんていうか……所謂幼馴染がいた」

京太郎「つっても、遊んだのは子供の頃で——気付いたのは中学で同級生になってからだ」

京太郎「なんていうか、どんくさい奴だった」

京太郎「本が好きな奴でどこでも読むし、すぐ迷子になって迷惑かけるし」

京太郎「まあ、手がかかる——奴だった」

京太郎「こっちも色々と、頼みごとしたりしてたんだけどな」


 静かに回想する。
 過ぎ去ってしまったあの日。もう戻らないあの日。
 平穏だったあの日の事を。
 彼女との出会い、過ごした日々を。


京太郎「……で、そんなあいつだったんだけどさ」

京太郎「意外に——こう、凄い才能を持っててな」

京太郎「麻雀、ものすごく強いんだよ」

京太郎「槓すれば嶺上開花になるし……こう、鬼のような読みと引きでさ」

京太郎「正直——あんときはびっくりしたな」

京太郎「まあ、ちょっと部活に顔を出してくれたらいいやとか」

京太郎「俺以外にも、友達作って欲しいなとか」

京太郎「それであわよくば部活に入ってくれたら、団体戦に出る事もできるし……」

京太郎「あとはちょっとカモにしてやろうかな、とか」

京太郎「あいつが部活に入る事になったら、ちょっと先輩面できるぜとか」

京太郎「まあ——色々、考えてた」


 手すりに寄りかかって、過去をなぞる。
 つらつらと、その時の事が思い出されてくる。
 淡はただ無言で、聞いてくれていた。


京太郎「……で、最近。っつーかさっきの戦いで知ったんだけどさ」

京太郎「あいつ、未確認生命体と……ライダーとして戦ってたみたいなんだ」

京太郎「なんていうか——意外だよな」

京太郎「あんなに、どんくさい奴なのにさ……」


 本当に、それを見た今でも、どこか信じきれない。
 何かの間違いじゃないかと思う反面——納得もある。
 咲ならば、ライダーとして人を守るために戦っていてもおかしくない、と。


京太郎「……本当に、なんなんだろうな」

京太郎「まあ、あいつがライダーって言われたら、どっかで納得する事もある」

京太郎「それなのに部活に入って——って、まあ、ホンのちょっとなんだけどさ」

京太郎「なんて言えば、いいのかな……」

京太郎「自分でも、整理がつかないんだ……ちょっと、時間良いか? もう結構遅いけど」

淡「うん、いいよ……ゆっくりで」

淡「私は、朝まででも付き合うからさ」

京太郎「流石に……朝まではかからないけど、ちょっと待ってくれ」


 頭が混乱して、何が言いたいのか支離滅裂になっていた。
 混乱や衝撃から、立ち直れない。
 いや、あの瞬間には耐えられたのだ。ただし、後からそれが襲い来た。

 深呼吸をする。
 手すりに背を向けて、寄りかかる。
 空を仰いだ。やや、雲がかかり始めていた。どこかで雨が降るかもしれない。
 京太郎の心模様に近い空だ。


京太郎「それで——なんて言えばいいんだろうな」

京太郎「あの、未確認生命体の起こした最後の事件があって……俺たちはバラバラになった」

京太郎「スカル——染谷先輩、先代のW——優希。あとの二人の消息も分からない」

京太郎「それに……咲だ。結局俺は、それっきり何もわからないまま、別れた」

京太郎「で、さっきさ」

京太郎「ビレッジってところで、その咲と戦った」

京太郎「しっかりと言うんなら——咲の記憶と、か?」

京太郎「そこであいつが、仮面ライダーって事が分かった。凄い強さだったよ」

京太郎「あれはダミーの偽物で、咲の再現だったけど……」

京太郎「でも多分、最後のあれはきっと咲だった。咲本人だった」

京太郎「メモリーメモリのおかげで、咲に会えたんだ。もう一度、最後に」

京太郎「それで……あいつと、別れを済ませられた。今度こそ、ちゃんと」

京太郎「謝る事もできた。……だから、俺は納得できたんだ」

京太郎「なのに——なんていうかさ、ちょっと引きずってるのかな? まだ、その事を」


 そう、納得は出来たはずなのだ。
 本来なら、もう会えないはずの彼女と顔を合わせる事が出来て。
 ちゃんと、謝る事も出来た。あの日の後悔を消せた。
 彼女が隠していた秘密を、打ち明けられもした。

 だから——きっと、あれは悪い事ではない。
 むしろ、いい終わり方だった。本来望めない、最後の邂逅が果たせたのだから。
 だけど、それなのに——。

 何故なのだろうか。
 胸の一部を掴みだされて、スポンジよりも密度の低いようなものにされたこの感覚は。
 完全なる空洞ではないが、そこが気化しているような感覚は。
 息を吸うたびに、或いは吸わなくても、胸を風が通り抜ける。

 ひゅうひゅうと、鳴っているような気がした。


京太郎「……まあ、なんていうかそれだけの話だ」

京太郎「今日、色々あったから頭がおっついてないんだろうな」

京太郎「多分、寝たり……何日か経ったら、よくなる」

京太郎「悪いな、心配かけちまって」

京太郎「こんなに、付き合わせちまってさ」


 そう、淡に笑いかけた。
 確かに彼女の言うとおり、吐きだしたら整理がつき始める。
 だから、もう一度歩き出す事が出来る。
 自分でも理解できないような、ただの独りよがりな独白だったけど。
 部屋で俯いて独り言を言うよりは、マシだったろう。

 ただ、京太郎を見る淡は。
 どこか、悲しそうな顔をしている。それが不思議だった。
 いや、違う。
 怒るような哀れむような、そんな顔だった。


淡「それさー」

淡「本当に、きょーたろーの言いたかったことなの?」

京太郎「ああ、そうだと思うけど……どうかしたか?」

淡「ううん。それならいい。本当に京太郎がいいたい事なら、それでいいけどさ」

淡「でも……無理してない? 隠してない? 自分を誤魔化してない?」

淡「泣きたいときにはさ——泣いたって、いいんだよ?」

淡「他には、誰もいない」

淡「明日からまた歯を食いしばるとしても——きょーたろーは、泣いていいんだよ?」

淡「私が、受け止めてあげるからさ」

淡「どうしても悲しかったら、ちゃんと向き合って——泣いちゃっていいんだよ」


1:泣かない。無理はしていない
2:確かに無理をしていた。泣く


↓6

>>875の選択:2

 淡の言葉が胸に刺さった。
 そのまま、彼女の肩に両手を置いた。


京太郎「なんで……死んじまったんだろうな」

京太郎「……判ってる。アイツは、誰かを守るために戦ったんだって」

京太郎「それがあいつの覚悟だったのも、もう終わっちまった話だってのも」

京太郎「それでも、さっき戦って——戦えて、もう一度会えて」

京太郎「そこで、別れをちゃんと済ませられたのにも……納得してる」

京太郎「ただ——思うんだ」

京太郎「どうして、俺はその場に居られなかったんだろうって」

京太郎「なんで、気付いてやれなかったんだろうって」


 景色が歪んでくる。
 言葉を絞り出すたびに、滲み出すものがある。
 ぼやける視界。虚ろになる風景。


京太郎「……俺、は」

京太郎「俺は、さ……」

淡「……うん」

京太郎「それでも、咲に生きていて欲しかった……」

京太郎「置いて行って、欲しくなかった……」

京太郎「寂しいんだ……。嫌なんだ……咲が、死んじまったって思いたくない……」

京太郎「また、あいつと話せる日が来るって、思ってたかった……」

京太郎「自分でも、馬鹿な事を言ってると思う。そうじゃ駄目だって分かってる」

京太郎「それでも、前に進もうって、決めてる……」

京太郎「でも……でもさぁ」

淡「……うん」

京太郎「なんで、かな……本当、悲しくて……しょうがないんだよ……!」

淡「うん」

京太郎「どうして、死んじまったんだよ……! なんで、生きててくれないんだよ……!」

京太郎「咲……! 咲ぃ……!」

淡「……うん」


 いつまでも嘆いては居られない。
 そんな自分にはなれない。やらなければならない事ではなく、己のプライドがある。
 立ち上がる。戦う。哀しみにいつまでも浸らない。
 咲の分まで、両親の分まで——絶対に生きる。

 そう思っている。
 思っているからこそ、だから今だけは——。
 これで、最後だから——。


京太郎「悪い、今だけ……こうしてて、くれ」

淡「……うん」


 そう思って、淡に縋り付いて泣いた。
 背中に、手が回された。優しく、抱きしめられる。

 彼女との思い出を、振り返った。
 笑う咲、不貞腐れる咲、哀しむ咲、口を尖らせる咲。
 本にのめり込んで饒舌に語る咲。道に迷って涙目になる咲。
 同級生のからかいに、頬を膨らませる咲。仕方ないなと笑う咲。
 優希や和と会話する咲。困りながら、後を追ってくる咲。
 電話越しの嬉しそうな声。寝ぼけた咲。

 いくつも——いくつもが浮かんできた。
 その度に京太郎は、しゃくりを上げた。
 もう二度と戻らない。決して戻れない日常を思って、泣いた。 


淡(大丈夫。京太郎は、きっとまた立ち上がれるから)

淡(だから……今だけ、こうしててあげる)

淡(私は、きょーたろーの事を置いてったりしないから)


 淡は、そんな京太郎を抱き留め続けた。


もうこれ普通なら流れ的に慰めたままベッドインするよね


 それから、十数分。
 淡に縋ったまま涙を流し続けた京太郎は、目元を覆って手すりに寄りかかると——。


京太郎(……恥ずかしい)


 自己嫌悪に陥っていた。
 女の子に縋りついて、女々しい事を言って、大泣きである。
 穴があったら入りたいとは、まさにこの事。
 目元を腫らして、鼻水を啜って。それでもって、ひたすらに弱音を吐いていたのである。
 ちょっと、自分が信じられない。

 体育座りで頭を抱える。
 とても恥ずかしい場面を晒してしまった。それも淡に。
 そんな当の淡は気にした様子もなく、同じく隣に腰掛けて京太郎の顔を覗き込んだ。


淡「……落ち着いた?」

京太郎「……あー、まあ、なんとか」

淡「うん。なら、いいって事で」

京太郎「なんか、悪いな……こんな時間まで」

淡「ホントだよねー。お肌荒れちゃうよ」

京太郎「……ぐっ」

淡「まあ……どれだけお菓子食べても、夜更かししても、荒れた事なんてないんだけどさっ!」

京太郎「お前今、全世界の女性敵にしたぞ」

淡「ふふーん。レベルが違うんだよ、レベルが!」


 ドヤッと。
 背を反らしながら、得意げに語る淡。
 なんというか、この明るさには癒される。


京太郎「ホント、ありがとな……こんな時間まで」

淡「うんうん。いいって事ですよ」

淡「その分、デートのとき……ちゃんとお返し期待してるけどいいよねー?」

京太郎「……ああ。しっかり、お返しさせて貰います」

淡「うむっ、よきかなー」


 そう言って、スカートの払って立ち上がる淡。
 京太郎も、手すりを頼りに起き上がった。


淡「きょーたろーは、どうするの」

京太郎「もう少し……時間を潰してから、行くかな」

淡「そっか」

京太郎「星とか見たいし……皆で守った、この街もな」

淡「星なら目の前に、とびっきり輝いてて可愛いのがいるじゃん!」

京太郎「言ってろ、バカ」


 わしわしと、淡の頭を撫でつける。
 感情を吐き出せた相手が淡でよかったのかもしれない。
 相応の優しさと、こちらをいつまでも沈みこませない明るさを持っている。
 また、前を向こうと言う気力が起きてくる。
 自分一人なら、しばらくは引きずっていただろう。

 先行する淡が——非常口のドアに手をかけて、こちらを向く。
 そして、何事か言おうとした。
 何かと思って、顔を向ける。
 その瞬間、唇に軽く触れた感触。

 少しぶつけるだけの、柔らかな口づけ。
 背伸びをするように寄りかかって、すぐに淡の顔が離れた。


淡「うん、いい顔してる」

淡「そーゆー顔も好きだけど、いつもの気合入れてかっこつけてる顔がいいと思うよっ」

淡「そ、それじゃあ……おやすみー♪」


 顔を赤らめながら、隠すように戻して、そのまま勢いよく扉を閉めて消える淡。
 思わず、京太郎は呆気にとられた。
 そのまま再び、崩れ落ちるように手すりに背を付ける。
 そして片手で顔を覆う。


京太郎「……ヤバい」

京太郎「これは……ヤバイ」

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     .: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
     : : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リゞ;

     : :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:iy.ノ
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                                             γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
                                              |    これが……   ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                                               ヽ_______   護った……——護れた、街か      }
                                                         入________________ノ
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                                            i: ;ィノ          ,....-ィ /   ……ッ!?
                                          ,,:‐レリ    _       ̄ /
                                          ゛=!_    \ `ー-、_  _/
                                          ::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
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                                     ──────────────────────────────


 視界にノイズが掛かった。全てが色あせて、何もかも遠い。
 再生中のビデオテープを伸ばした。そんな感覚。
 或いは、薄明かりの中でものを見たように……ノイズが掛かっていた。


京太郎(なんッ……だ、これ!?)


 狼狽えながら、自分の眼を擦る。
 見間違いにしては、あまりにも異常過ぎる光景。
 世界から全てが失われていた。美点の欠片もない。
 そこはただ、地獄と同じだ。

 何度か目を擦る。
 こんなものを見続けるのには、気が持ちそうにない。


京太郎「……治った?」

京太郎「ああ、戦い尽くしだったし……疲れてんのかな、俺」


 これは早く眠った方がいいだろう。
 思った以上に疲労がたまっていたようだ。
 幸いにして、優希たちと顔を合わせた後はまた以前のように学校に通う事ができる。
 幸いかどうかはわからないが……一か月も授業から遠ざかっているのだし、
 そろそろ、学期末の試験も近いのだ。そう思うと非常に憂鬱である。


京太郎「そのときは、憧に頼もうか……」

京太郎「今日は、休むか」


 一瞬の視力異常。
 それを疲れによるものだとして、須賀京太郎は部屋に戻った。


 ◇  ◆  ◇




「……ふふふ、呼ばれてる気がする」

「ああ、実に素晴らしいわね——うん、とっても素敵」

「平和に還って——それをたっぷりと堪能した時に」

「何もかもを奪って、一緒の地獄に立たせてあげる——」

「あなたは“こちら側”だから——絶対にそれが相応しい」


 少女はそして、あるものを拾い上げた。
 黄昏色のガイアメモリ。
 それに——頬を擂らせる。


「あなたは退場しちゃったけど——でもまだ早い」

「最後の最後まで……舞台は終わらないわ」

「そう、きっととってもいいヤミーを生み出してくれる」

「ああ——彼は、どう思うかしら?」

「再び自分に刃を向けられることを——ふふふ、あははは」

恐竜系メダルはこれだから(震え声)

                                                            ___,,...-=≠=x、_
                                                        /´ ̄¨          ̄¨ハ
                                                         |I   あははは    I|
                                                         ゞx、_       __,,...ィ�
                                                          `ヾー=≠彳⌒¨ ̄


          ___,,...-=≠=x、_
      /´ ̄¨          ̄¨ハ
       |I   ふふふ……  I|
       ゞx、_       __,,...ィ�
        `ヾー=≠彳⌒¨ ̄




                 __,...-=≠=_,...-=≠=,...-=≠=,...-=≠=,,...,...-=≠==x、_
             /´ ̄        ¨                                     ̄¨ハ
              |I     仮面ライダーナスカヤミー……とっても素敵そうだわ♪  I|
              ゞx、_     __,,..     __,,..    __,,..        __,,.._   __,,.._,,...ィ�
               ` =≠彳⌒¨ヾ=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨ー=≠=≠彳⌒¨彳=≠彳⌒¨⌒¨ ̄


                                                          ___,,...-=≠=x、_
                                                      /´ ̄¨          ̄¨ハ
                                                       |I  うふふふふふ  I|
                                                       ゞx、_       __,,...ィ�
                                                        `ヾー=≠彳⌒¨ ̄



           __,...-=≠=_,...-=≠=,...-=≠=,...-=≠==≠,...-=≠==x、_
       /´ ̄        ¨                                 ̄¨ハ
        |I   あはははははははははははははははははははっ     I|
        ゞx、_     __,,..     __,,..    __,,..    __,,.. _   __,,.._,,...ィ�
         ` =≠彳⌒¨ヾ=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨彳=≠彳⌒¨⌒¨ ̄




副会長の死体とナスカメモリが回収されたのか…今後ナスカと戦ったら、副会長と誤認する可能性があるな
そういえば、テラーのガイアドライバーを京太郎は回収してないのかな
メモリを排出してたし、南浦琉兵衛は生きてたから、ドライバーは壊れてないと思ってたんだが

>>931
死体は尻彦さんみたいに塵になって、風に飛ばされたと思われ
ドライバーの方は、仮面ライダーナスカヤミーとか言ってるから残ってるのかも



【須賀京太郎の欲望値:55】
【須賀京太郎のグリード化数値:54】
【須賀京太郎の技能値が5上昇! 現在57!】
【須賀京太郎→大星淡の好感度が上昇しました!】




【対木もこが、ナスカメモリを手に入れました】
【対木もこが、壊れたロストドライバーを手に入れました】

もこたんいぇい〜(白目)


【須賀京太郎の交友関係】
�カザリ (←裏切られた・裏切ったら殴って連れ戻すからな・どうにもならないなら殺す)
「あーあ、オーズにやられちゃったのかな?」 (→造反・オーズとして要警戒・……オーズ)

�神代小蒔 (←一緒に戦う仲間・心の恩人で姉のような人・凄いボリュームだったな……)
「これにて、一応は一件落着でしょうか」 (→異性として意識・肩を並べたい・もうちょっと余裕を持ちましょうね)

●ウヴァ (←敵・殺した)
「や、やめろ……誰か助けてくれ……! 誰か……!」 (→)

�江口セーラ (←頼りになる先輩・恩人であり師匠・傷付いて欲しくない)
「まあ、一件はな」 (→親愛・庇護対象・ゆーたろ、不死身やって)

�大星淡  (←明るくて癒される・異性として意識・正直反則的に可愛い)
「きょ、きょーたろーとキスしちゃった……!」 (→恋心&愛情・京太郎の心も体も護る・京太郎と結ばれたい)

�新子憧 (←協力関係・ま、俺に任せとけって)
「ふう……あいつ、大丈夫かしら?」  (→協力関係・ま、まだ早いから……)

�白水哩&鶴田姫子 (←仲間・面白い人だなぁ・同情)
「……」
「ああいうSっぽいのを縛ってやりたいとです」 (→仲間・かなり信用&信頼してる)

�アンク (←裏切られた・裏切ったら殴って連れ戻すからな・どうにもならないなら殺す)
「……ウヴァの奴」 (→造反・紫のコアに警戒・ふん……)

�対木もこ (←好感が持てる人物・心遣いがありがたい)
「ふふふふ、あはははははははは……!」 (→自分と唯一の同類・壊したいほど愛してる/愛してるから猶更壊したい・京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎)

�染谷まこ (←死んだと思ってた先輩・最高の先輩)
「優希、テラー……倒したぞ。京太郎の奴が、テラーを……!」 (→部活での大切な後輩・負い目)

●内木一太 (←共闘関係・……来なかったって事は、誰かを守ったのか)
「ああ……今度こそは、自分の足で立ち上がれた」 (→ありがとう、仮面ライダー)

●宮永咲 (←俺、お前の分もがんばるから……!)
「大好きだったよ、京ちゃん。……幸せになってね」 (→初恋の人)

�その他/ライダー関係者
 ・石戸霞  (←なんかお母さんっぽい)
 ・滝見春  (←黒糖の人)
 ・狩宿巴  (←眼鏡の人)
 ・薄墨初美 (←痴女?)
 ・モモタロス (←明るいなぁ)
 ・ウラタロス (←そこらへん、詳しく……)
 ・キンタロス (←悪いな、修行できなくて)
 ・リュウタロス (←なんか、弟みたいだな)
 ・鴻上光生  (←協力関係)
 ・伊達明  (←何で校医の人が……?)
 ・デネブ  (←なんて言うか、おかんっぽいよな)
 ・末原恭子  (←よし、間に合った!)
 ・大星淡(未来) (←大丈夫、俺が護ります!)

�連絡先を知らない/ライダー関係者でない
 ・鷺森灼   (←すみませんけど、今は……)
 ・小走やえ  (←あれでいいんだ)
 ・戒能良子  (←通じてない電話に、話しかけるなんて……)
 ・佐々野いちご  (←杞憂ならそれで……いいよな)
 ・宮永照  (←護れてよかったけど淡に何吹き込んでくれちゃってんのォォォォォォ!?)
 ・松実宥  (←無事でよかった!)


【カザリから800年前の話を聞きました】
【カザリとスマートフォンを購入しました】
【この学園での麻雀部の事情についての情報を得ました】
【カザリから、仮面ライダーとドーパントの噂について聞きました Level.3】
【神代小蒔から、電王とデンライナーとイマジンに関する情報を得ました】
【江口セーラから、ガイアメモリとドーパント、ミュージアムと処刑人に関する情報を得ました】
【カザリから、舞姫と仮面ライダーとドーパントの噂を聞きました Level.3】
【戒能良子の一人芝居(?)を聞きました】
【鴻上会長とセルメダルに関して取り決めた契約を変更しました!】
【神代小蒔との戦いで、必殺技が使用可能です!】
【須賀京太郎がグリードの真実について知りました!】
【ミュージアムの目的と白水哩&鶴田姫子のビギンズナイトについて知りました!】
【江口セーラからアクセルのビギンズナイトを聞きました!】
【須賀京太郎は、大星淡に自分が戦う理由を告げました!】
【須賀京太郎は、大星淡からゼロノスとして戦う理由を聞きました!】
【白水哩と江口セーラが協力関係になりました!】
【内木一太が、ミュージアムを離反しました!】
【全員と昨夜の事態について情報を交換しました】
【染谷まこのビギンズナイトについて聞きました!】
【彼女が戦っていた理由と、片岡優希の生存について知りました!】
【未来の大星淡と出会いました!】
【未来の淡の戦う理由、ゼロノスカードについて聞きました!】
【財団Xから、須賀京太郎の記憶が消去されました!】
【ウヴァのコアメダルが自分以外の手によって砕かれている事を知りました】
【加頭順の死亡により、財団Xはガイアメモリから手を引きました!】
【大星淡は、ゼロノスカードを5枚消費しました!】
【須賀京太郎の欲望値:55】
【須賀京太郎の恐怖耐性値:86】
【須賀京太郎のグリード化数値:54】
【技能の経験+3】
【セルメダル——合計、70枚】 
【現在、タカ×2・バッタ×1・タコ×15・ウナギ×15・クジャク×5・ゴリラ×5】
【須賀京太郎はT1ウェザーメモリを手に入れました!】
【須賀京太郎はロストドライバーを入手しました!】

※ウェザーメモリについて。適合値95%
  ロストドライバーを利用する事で仮面ライダーウェザーに変身可能
  ドライバーを用いずとも、ウェザードーパントに変身可能
  ダブルドライバーにてソウルサイドを担当する

※現在の所持メダル タカ×1、クジャク×1、コンドル×1、クワガタ×2、カマキリ×2、バッタ×2、トラ×1、チーター×1
              サイ×2、ゴリラ×1、ゾウ×2、シャチ×2、ウナギ×1、タコ×2、コブラ×1、カメ×1、ワニ×1
              プテラノドン×2、トリケラトプス×2、ティラノザウルス×1、パンダ×1、カンガルー×1

あわあわのヒロイン力上昇が止まらない件。訴訟
京太郎→咲もあれやな、意識してないけど初恋や

もこちゃんはワイの中の負の要素満載で頭が終わってるので、まあいやらしい攻撃してくるよね
でもかっこよく散った仲間の死体が利用されるのって、王道だよね!

ちょっと次スレ立ててくるからまっとって—

・ストーリールート
→願いを叶える戦いとそれを巡るカードの話(龍騎/剣)
→生徒を襲う謎の仮面の男と怪物(アギト/555)
→願いを叶えるという怪物の話(電王/W/オーズ)
→ドッペルゲンガー、吸血鬼、妖怪のうわさ(響鬼/カブト/キバ)

以上の中から選択。それにより、登場ライダーが変化
ルート中には別ルートに行けず、他のストーリーではライダーだったものが一般人、怪人となったりする


基本的に日常パートは以下の通り
・朝
 誰かと登校したりもできますが、今のところその好感度の人間は存在しません
 あえて指名可能なのはカザリ。学校をサボるか否かの選択も出来ます
 条件を満たしているとイベントが発生します
・昼
 コンマ判定です。一定コンマで、まだ出会った事のない人間に出会えます。
 そうでなければ、これまでの交友関係から指名して会話を行います
 時々イベントが発生します。
・放課後
 コンマ判定でイベントが発生します。まだ出会った事のない人間に出会えます
 また、特定人物に連絡を取る事も可能ですし、特訓なども可能です
 条件を満たしていると、イベントが発生します


【戦闘システム】
・ステータス
基礎戦闘技能値
01〜09:おおよそ戦いには向かないレベル(良太郎)
10〜40:一般人(城戸真司)
41〜60:ある程度の格闘経験有(たっくん)
61〜80:格闘技や武道経験者(天道総司・草加雅人など)
81〜90:軍人・プロの格闘家クラス(黒崎一誠など)
91〜00:トップアスリートというか最早超人(一文字隼人など)

10〜80までは、戦闘能力値は1戦闘または1鍛錬に於いて1上昇
01〜09は戦闘での残り体力値/30(端数切り上げ) 上昇
80〜00は特訓により上昇
ボーナス:ライダー同士での戦闘は、(相手との技能差+戦闘での残りHP)/5 分上昇

HP=30+(戦闘能力&取得時コンマ)/5+特殊補正
スタミナ=30+(戦闘能力&取得時コンマ)/5+特殊補正
気力=30+取得時コンマ+特殊補正
※ただし気力の取得コンマが20以下の場合は20として設定


・戦闘計算式
戦闘判定=戦闘経験+コンマ+特殊補正 VS 戦闘経験+GMコンマ+特殊補正
ダメージ=勝利者の秒数の合計+戦闘判定差/5+攻撃者ATK−防御者DEF
スタミナ消費=出したコンマの10の位

HPゼロにて死亡または変身解除、スタミナゼロにて変身解除
気力ゼロにて、気力の最大値/4のマイナス補正を戦闘判定に与える

ファンブル=01〜04 強制失敗(問答無用で戦闘計算敗北。コンマ値は0として計算)
確定クリティカル=00(判定値は100)
クリティカル=100-戦闘能力値/10(端数切り上げ)以上の値を出す事。
(つまり戦闘能力値91なら90以上、戦闘能力値40なら96以上がクリティカルとなる)
クリティカル時、全てコンマは100として計算。与ダメージが2倍。被ダメージは半減

※判定/方針安価に雑談や安価下が当たった場合、原則的にコンマも行動もその下のものを利用します
※戦闘判定が同値の場合、相打ちとして互いのダメージ計算を行う
※敵味方がそれぞれHPゼロとスタミナゼロとなって戦闘終了の場合、スタミナゼロの勝利とする
※双方ともに次ターンで戦闘不能という状態になったら、ラストターンボーナス(気力回復・気力最大値上昇)
※秒数合計=0は基本的に0とする。故に01は1。ただし00は10
※コンマ合計=0は基本的に0とする。故に01は1。ただし00は20
※クリティカル時のスタミナ消費半減、ファンブル時は1消費

>でもかっこよく散った仲間の死体が利用されるのって、王道だよね!
ロックマンX2のゼロかなにか?
あ、じゃあ倒せば正気に戻って、助けてくれるよね!

【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/)

ほい、次スレー


思ったんだけどさ
敵を威圧して被害を消すための、京太郎のあまりの魔王っぷりに、
ナスカに助けられた女の子が「お前なんて仮面ライダーじゃない! 信じない!」って言われて、
その少女の持ち物にもこちゃんがメダル投入って王道だよね!

やっぱりイッチは畜生だったね(ガッカリ

そしてもこたん砕くべし、慈悲はない。
副会長の死を愚弄させてなるものか、全力で叩き潰す!

アイエエ!?ナスカ!?ナスカナンデ!?

ちょっと梅はまってなー華菜チャンス用意するからさ
京太郎がナスカ改心させたのにね、扱いが酷いね


京太郎「あんたがなんで戦ってるとか——そういうのは知らない」

京太郎「どんな事情があるのかもわからねー。本当はどういう人間なのかもまったく……」

京太郎「あんたなりに、そんな姿になってまで人を護りたいと思っているのかもしれない」


京太郎「そんな事は、関係ない」

京太郎「俺は——あんたを倒して、スカルを助けて」

京太郎「そんで淡を助けに行って、カザリとアンクのバカをブン殴る」


京太郎「あんたの事情は知らない。それはあんたのエゴだ」

京太郎「だから——俺も自分のエゴを通させて貰う」

京太郎「——変、身ッ!」


京太郎「やりたい事があるんだったら、お前がやれ!」

京太郎「誰かに任せようとしてるんじゃねえ! 人に押し付けようとしてるんじゃねえ!」

京太郎「したり顔で死ぬなんていってんじゃねえ! 最期の最期まで足掻けよ!」

京太郎「いいか、俺が言ってやるぜ——てめえ!」

京太郎「こんなところで、一人楽に死ねると思ってんじゃねえ!」

京太郎「そう思ってるんだったら、地獄まで追いかけて蘇らせて、もう一度てめーをブッ殺す!」

京太郎「だから、起きろ! 寝るんじゃねえ!」


京太郎「……これで、一発だ」

京太郎「あんたがやってきた事が何だかは俺は知らない。だから任されてもしょうがない」

京太郎「やりたいなら、自分でやれよ」

京太郎「……最後の最後まで」



こんな熱い台詞言っとったんやで……



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      人 \/       /,イヽ::::::::iヾレ´ }:::::::::::::::::::::、;シ/ / / /-、
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 !ハ.::::;::.::ハハ___|)_: ⊂⊃ <´i  ノ / |l>'´ ´ /   /   _ノ      <  おまかせあれだしっ! |

 | VW,.-‐'r'ニニ二ヽ`ヽー-`=-'__/  /    / ̄Τ ̄         |                |
   // ̄ >-、_>----゛—‐' ´ /   /    /    `ー—- 、      ヽ__________ノ
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└-./   /             ヾ 、  / `ー--≧<     `丶 ___ノ     ______________
  /    〈           , -‐<、iヽY ,, "∠リ:  ヽ            ‖ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヾ
  \    ヽ      _,ィ ´     ヾY二-‐'´ ̄| :::  ゙、           .||   池田華菜      日本    .||
   \_ `ー----イ:::/       O|       |.::::.    >、          .||  16歳 ♀  少し低い ???  ||
         ̄ ̄Τ ̄::/      ..::: i     |:::::::..  / ∧          ||  『風越校内ランキング』 2位  .||
                                            ||  M.O.手術 �脊椎動物型" ..||
                                            ||      ━スミロドン━       .||
                                            ヾ______________‖
                                              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

判定(>>1000
1〜20:技能の経験+1
21〜40:超クライマックスフォーム
41〜70:仲間もステアップ
71〜99:おっとまさかのエターナル(マキシマム1度で使用不可能)

ゾロ目:戒能さんに出番を……


   &
ついでにおもらしシチュ

1:ロッカーに閉じ込められる
2:京太郎のキスで……
3:強敵と戦って……
4:トイレ我慢してたところを驚かされる

↓5

4

>>1000なら、ウヴァさん外伝

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