エレン「アニ・レオンハートか……」(48)

エレン「しかし凄いな、親父さんから教えてもらったのか?」

アニ「どうでもいい」

エレン「どうでもよくない」

アニ「……?」

エレン「可愛いいうえに強いとか反則だろ」

アニ「…………は?」

エレン「二回も言わせるなよ。だから可愛いいうえに―――」

アニ「可愛いい………? 私が……?」

エレン「おう。それ以外に誰がいるんだよ」

アニ「………何か企んでるのかい?」

エレン「いやいや、なんでそうなるんだよ。真意に決まってんだろ」

アニ「……」

女落としのイェーガー

期待

エレン「なんだよ急に黙りこんで」

アニ「……状況が上手く飲み込めない。ちょっと整理させてくれ」

エレン「おう」

アニ「訓練兵になってから数週間が経ち、この無意味な格闘訓練を私はいつもの様にサボっていた」

エレン「そこからか」

アニ「教官の目を上手く掻い潜り、周りの目を誤魔化しながら骨抜きに励んでいた……のだが」

エレン「格闘訓練に励もうぜ」

アニ「それも先程までの話。私の日課となりつつあるこの保養は、いとも簡単に崩れ落ちたのである」

エレン「ライナーが説教しようと決行して来たんだが……当の本人は失神しちまった」

ライナー「」

アニ「それで済ませば良かったものを……何を血迷ったのか、突然あんたは私に媚びてきた、と」

エレン「いや、だから本音だって」

アニ「恥じらいってものがないの?」

エレン「生憎、俺はそんなものとうの昔に捨てたんでね」

アニ「捨てちゃ駄目でしょ。というか、どんな経緯があったの?」

エレン「まあそう堅くなるなって。俺たちの仲だろ?」

アニ「出会って数分の仲だけどね」

エレン「数分で結構。絆に時間の概念など存在しないんだよ」

アニ「もうあんたには何言っても通じない気がする」

エレン「話が脱線しちまったな。とにかく、可愛いうえに強いとか反則なんだよ」

アニ「そんな事言われてもね………」

エレン「とか言いつつまんざらでもない顔しちゃって」

アニ「う、うるさい……///」

エレン「これがツンデレってやつか?」

アニ「……いい加減にしないと痛い目に合うよ」

エレン「勘弁してくれ。冗談抜きで蹴られるの痛いんだよ」

アニ「……ふん、ならからかわない事だね」

エレン「だから冷やかしてないって」

ツンデレアニか?

アニ「……あんた名前は?」

エレン「お、これは脈ありか?」

アニ「別に。ただ名前を知っておけば後々捗るでしょ」

エレン「顔が怖いんですが……」

アニ「早く答えた方が身の為だと思うけど?」

エレン「エレン・イェーガーです!」

アニ「ふっ、いい返事だね」

エレン「なあ、お前の名前も教えてくれよ」

アニ「丁重にお断りするよ」

エレン「即答だな……まあいいさ、俺が名前を言い当ててやる」

エレン「えーっと、確かアニ・レオンハートだよな?」

アニ「……」

エレン「そんな悔しそうな顔で俺を見つめないでくれ」

アニ「……なんで知ってるの?」

エレン「こう見えても、仲間の名前はちゃんと覚える義理堅い男なんでね」

アニ「じゃあ、ユミルの名前をフルネームで答えよ」

エレン「ユミル―――…………ごめん、やっぱ前言撤回」

アニ「口だけの男の間違いじゃない?」

エレンはもうすぐアニをおとすのに成功する

―――食堂


ざわざわ


アニ「それにしても、不思議な奴だったな……」

アニ「エレン・イェーガー、か……」

エレン「呼ばれた様な気がしたから来たぜ」

アニ「ッ……」

エレン「すまん、驚いたか?」

アニ「……心臓に悪いよ」

エレン「驚かすつもりは無かったんだ。お詫びと言っちゃ何だが、隣に座ってやるよ」

アニ「全くもってお詫びになってないね」

エレン「しょうがねえな。正面か右斜め前か左斜め前か……どれがいいんだ?」

アニ「そう言う意味じゃないから」

エレン「まあ取り敢えず隣に座るぜ」

アニ「結構座るんだね。まあ別にいいけど」

エレン「そうそう。腹を割って親睦を深めようじゃないか」

アニ「……私は遠慮しとくよ」

エレン「はは、照れ隠しはよせよ」

アニ「そっちこそ、その頑固な自惚れはよしたら?」

エレン「……」

アニ「あ、一応自覚してるんだ」

結構じゃなくて結局じゃね?

支援

エレン「あ、そうだ。アニは何で訓練兵団に入ったんだ?」

アニ「……憲兵団に入る為に決まってるでしょ」

エレン「やっぱみんな憲兵団狙いなのか……」

アニ「まさか、あんたは違うとでも?」

エレン「ああ、俺は調査兵団に入るよ」

アニ「へえ……まさか死と隣り合わせの調査兵団に入りたいだなんてね」

エレン「まあ、お前に対する言動からして想像もつかないだろうからな」

アニ「……その言い草だと、まるで私が特別扱いされてる風に感じるんだけど」

エレン「まあ、大概間違ってないだろ」

>>13
サーセン変換ミスです

アニ「私に気でもあるの?」

エレン「おう。よかったら俺と一緒の墓に入ってくれ」

アニ「………え?」


ライナー「おいエレン……お前今なんて言った?」

エレン「よかったら俺と一緒の墓に入ってくれ」

訓練兵A「お、おい聞いたか……」

アニ「ッ!」

ベルトルト「一緒の墓に入ってくれって言ったんだ……」

訓練兵B「ああ……確かに聞こえた。アニの事だ」

訓練兵C「あいつは……アニと結婚するつもりなんだ」


ざわざわ

アニ「け、結婚って………」

エレン「おいおい、そう騒ぐなよ」

ミカサ「……エレン、本当なの?」

エレン「ああ、ほん―――」


―――バキ!

ドサッ


「………」

訓練兵A「今、何が……?」

ライナー「アニが……エレンを蹴り倒した……」

アニ「あんたらもこうなりたくなかっらこいつの言った虚言を記憶から抹消しな」

ベルトルト「い、いや……そんな事言われても―――」

―――バキ!

ドサッ

「………」

アニ「………次は、誰が体験したいんだい?」

ライナー「相変わらずこのパン硬いな」

訓練兵B「スープの味も薄いしよぉ……」

訓練兵A「あまり食った気がしないな」

ミカサ「……勿論、エレンを気絶させたのに見合う理由があるんでしょ?」

アニ「……あんたは?」

ミカサ「エレンの家族。貴女はそれだけ理解していればいい」

アニ「まさか家族が居たとはね……こいつは昔からこんな感じなの?」

骨抜きて骨休めだろ

つまらん

面白いよ

批判だとかはご法度だろ

つまらないなら理由を言うべき

ただつまらないってんならそれは感性の違いのせいだからそっと閉じろ

面白い
けどパンツ脱いだ方がいいのかわからないどうするべきだ

>>24
とりあえず脱いどけ

とりあえずネクタイと靴下以外脱いでおいた

>>22
ご法度ってなんだよ
ローカルルール読んでこい

>>23
その気持ちはわからんでもないが
色んな人間がいるんだから別につまらんならつまらんでいいだろ

俺は普通に面白いと思うけどな

まぁ人って感性の違いっていう奴があるじゃんか気にすんな!!
面白い!!続きはよ!!

>>25とりあえずぬいどけってww

>>26何故その部分だけ残したww

>>27
だから>>23はそう言うことを言ってんじゃん?
つまらないならつまらないで良いから黙って閉じろってことじゃね?


おれも面白いとおもってるよ

>>28
変態紳士の正装

ネクタイと靴下はきちんと着けないとね

レスをもらえるだけでも大歓迎です(震え声)
パンツは履いておいて下さいwwwでは続けます

ミカサ「……いえ、私の知っているエレンは求婚なんてしない」

アニ「そうなのか……」

ミカサ「一体エレンに何をしたの?」

アニ「別に私は何もしてないけど」

ミカサ「どんな些細な事でも構わない。何か心当たりはない?」

アニ「悪いけど、特にこれと言ったのは思い付かないね。急に感嘆してきた訳だし」

ミカサ「……感嘆?」

アニ「今日、格闘訓練中にいきなり媚びてきたんだよ」

ミカサ「どんな風に?」

アニ「あー……確か、可愛いうえに強いとか反則だろ、だったっけ」

ミカサ「………」

アニ「いきなりそんな事言われても困るだけなんだけどね」

ミカサ「……そう」


カンカンカン


アニ「どうやら終わりみたいだ。こいつの後始末は任せたよ」

ミカサ「……」

エレン「行ったか」

ミカサ「ッ! エレン、起きてたの?」

エレン「ああ、少し前からな」

ミカサ「なら会話を聞いていたはず。あれは本当?」

エレン「勿論本当だ。何というか、あいつには惹かれるものがあるんだよ」

ミカサ「要するに一目惚れって事……?」

エレン「おう、そういう事になるな」

ミカサ「……分かった」

エレン「安心しろ。何があろうとお前は俺の家族だ」

ミカサ「うん…………!」

 変態紳士参上!!
 やはりパンツは脱いでおこう!!
そして靴下は真っ白の洗濯直後の干した綺麗な奴!!
ネクタイは夏にふさわしい水色だあああぁ!!

―――後日、食堂

エレン「おーい、アニ!」

アニ「……またあんたか」

エレン「一緒に食おうぜ」

アニ「何だが随分と慣れ慣れしいね」

エレン「いいじゃねえか、頼むよ」

アニ「そこまで言うんなら別にいいけどさ……」

エレン「流石、アニ様。お目が高い」

アニ「お世辞は結構」

エレン「なあアニ。今日から格闘訓練の時は毎日組もうぜ」

アニ「……どういう風の吹き回しだい。あんた、蹴られるのは嫌だったんじゃないの?」

エレン「まあ確かに嫌だけどさ、お前のその才色兼備に魅せられてな」

エレン「アニと一緒に居たいという欲望に負けて、少しでも長く一緒に居れる方を選んだんだ」

アニ「………しれっと言ってくれるね。聞いてるこっちが恥ずかしくなってくるよ」

エレン「何だ、という事はいいのか?」

アニ「ああ、構わないさ。あんたを公然と好き放題にできる好機だし」

エレン「いやいや、嬉しいけど流石に冗談だよな?」

このエレン気持ち悪すぎる

アニ「楽しみに待っておくといいよ」

エレン「お、おう……」

サシャ「お話しの途中で悪いんですけど、そのパン貰っていいですか?」

エレン「いやあげねーよ。これはアニにあげるんだ」

アニ「……どうも」

サシャ「成る程……これが、愛の力ですか」

エレン「そうだサシャ。お前が食べ物を愛する様に、俺はアニを愛してるんだ」

アニ「……は?」

>>39
キルシュタイン訓練兵、鏡の前で何をブツブツ言ってる?

サシャ「そういう事ならここは一旦引くしかありませんね……」

エレン「分かってくれたか」

アニ「いやちょっと待ちな」

エレン「?」

サシャ「何ですか?」

アニ「おかしいでしょ。パンだよ? 大好きなパンが目の前にあるのに諦めちゃうの?」

サシャ「私もそこまで強情じゃありませんよ! それに、エレンの気持ちは痛いほど分かりますし」

アニ「大体、エレンが私を好いてるのは公認なのかい?」

サシャ「え? だって二人は恋仲なんじゃないんですか?」

エレン「いや、違うぜ」

アニ「そこは認めるのか……」

サシャ「え、そうなんですか?」

エレン「俺が一方的にアプローチしてるだけだ」

サシャ「てっきり、二人は付き合ってるのかと……同期の間でも噂になってますよ」

アニ「………それは本当なの?」

サシャ「はい……何だか顔が怖いですよ」

エレン「まあいいじゃねえかアニ。勝手に言わせとけ」

アニ「元はと言えばあんたが悪いんでしょ!」

エレン「痛い痛い、足蹴るな」

―――立体機動訓練

訓練兵A「来たぞ。模型の位置を動かせ」

訓練兵B「なんだか妙に騒がしくないか」


ギコギコギコ


エレン「ひゃっほほおおおい!」

アニ「さっきからうるさいよ」

エレン「立体機動は楽しんでやった方が気楽でいいんだよ」

アニ「訓練は楽しむものじゃないだろ。というか、何であんたはさっきからついて来るんだい」

エレン「アニが可愛いからに決まってんだろ」

アニ「い、いい加減にしな……!」

エレン「怒ったアニも可愛いな」

アニ「くっ………///」

>>32
え?パンツは破いておいてください?(難聴)
そういうことなら任せろ、もう破いといたから

この>>1は中学生か?

>>46
その言葉が悪態か純粋な疑問かそんなことはどうでもいい

な ぜ 上 げ た ?

>>36
お巡りさんこっちです

このSSまとめへのコメント

1 :  ミカサ死ね   2014年08月18日 (月) 15:24:17   ID: FYq_M4oL

お疲れ様です(・∀・)/
このスレ素晴らしいです!
続きもお願い致します!!!

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