やはり比企谷八幡は雪ノ下陽乃には勝てそうにない。 (306)

やはり俺の青春ラブコメは間違っている/俺ガイル のSSです。
予告通り、雪ノ下陽乃編です。
よろしくお願いします。

1作目 豪雨のせいで雪ノ下と二晩共にした。
豪雨のせいで雪ノ下と二晩共にした。 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375542975/)
2作目 由比ヶ浜と観覧車に閉じ込められた。
由比ヶ浜と観覧車に閉じ込められた。 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376225220/)
もよろしくお願いします。
3作目 俺の彼女とクラスメイトが修羅場すぎる。
俺の彼女とクラスメイトが修羅場すぎる。 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376323379/)
4作目 席替えは時として、突然に新たな道を作る。
席替えは時として、突然に新たな道を作る。 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376739765/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378055516

午後9時。MAXコーヒーを飲もうと冷蔵庫を開ける。
冷蔵庫を開け、見渡すと違和感に気付き、小町に呼びかける。
「小町ー、MAXコーヒーもうなかったっけ?」
「えー、棚の中に買い置きがなかったらもう無いと思うよー?お兄ちゃん最近箱買いしてないし。」
そうだった。最近買ってなかった。前に2ヶ月分購入したからまだまだ余裕だと思っていたのに・・・。
一日一本とかじゃなかったしなぁ。予定より早くなくなるのはしょうがないか。

「よし、ちょっとスーパー行って買ってくるわ。」
「え、今から?」
小町が少し驚いた感じで聞いてくる。
「ああ。今飲みたいんだよ。」
そう。今飲みたいんだ。飲みたいと思ったら飲まないといられなくなってしまう。
人間の欲求というのは恐ろしいものだ。時に我慢するのが難しくてしょうがない。

「そっか。じゃあ小町はゼロカロリーのコーラの2リットルで。」
「なんだ、カロリーとか気にしてんのか。」
「そりゃあ小町だって女の子だしー。」
「さいですか・・・。じゃあ行ってくるわ。」
「はいはーい。気をつけてー。」
小町に送り出され、俺は自転車で数分のスーパーに行く。
そして2リットルのゼロカロリーのコーラ1本とMAXコーヒーを箱買いし、スーパーを出る。

買い物を済ませば後は家に帰るだけ。
早く帰ろう。そう思っていたら自転車に乗っていると知っている声に呼び止められた。
「あー、比企谷君だー!」
この声を聞いて少し嫌な予感がした。
とりあえず自転車を停めて一応挨拶する。

「ども・・・。雪ノ下さん。」
「やー、もう陽乃さんで良いって言ってるのにー。あ、お義姉ちゃんでも良いんだよー?」
「で、雪ノ下さんはこんなところでどうしたんですか。あ、もしかしてお酒飲んでます?」
雪ノ下陽乃の頬は少し赤く、酒を飲んだ後の雰囲気のように感じた。
「あ、よくわかったねー?そうなの。大学の付き合いでね?で、なんか比企谷君に会いたくなってこっちの方に来てみたら本当に会えてお姉ちゃんびっくりだよー?」
大学生って本当に飲み会とかあるんだな。
まあ、俺はきっと大学でもそう言った類の行事には誘われないんだろうけど。

「そうですか・・・。」
「信用してないなー?本当に比企谷君に会いたかったんだよー?」
会いたかったとか2回も言われたら不覚にもドキッとしてしまう。
雪ノ下陽乃という外面完璧な、強化外骨格を身にまとっている人に言われてもそう感じる。
「あー、比企谷君少し照れてるー?お姉ちゃんにドキッとしてるー?」
「し、してにゃいでしゅよ!」
予想外に図星を突かれ動揺してしまい、我ながら気持ち悪い噛み方をしてしまった・・・。

「ふふふー。動揺してるねー?これはお姉ちゃんにもチャンスあるのかなー?」
そう言って雪ノ下陽乃は俺に腕を組んできた。
相変わらず胸は当たっているし、香水の匂いなのか良い匂いがする。

「あ、あの・・・」
「やっぱり比企谷君はかわいいなー。」
やっぱり雪ノ下陽乃のペースになるとどうしようもない。
とにかく今は一刻も早くこの状況から解放されることを祈るばかりだ。
なぜならさっきから通りすがりの人に見られているのだ。
まあ、雪ノ下陽乃を見ている人間がほとんどなのだろうが・・・。
それでも恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
間違いなく誰が見ても美人な雪ノ下陽乃と夜に路上で腕を組んでいる。
俺が通行人の立場だったらこんなとこでイチャつくな爆発しろとか思ってしまう。
最も、俺と雪ノ下陽乃の関係を知っていればイチャイチャしているようには見えないのだろうが・・・。

「やっぱり比企谷君を雪乃ちゃんに渡すのはもったいないかなー?」
そう言って雪ノ下陽乃は突然俺の唇にキスをした。

とりあえず更新はここまでです。
次の更新は早くて水曜日になります・・・。

作品全部読んでるよ
これも期待する

過去2作、スレ名にタイトルもキャラ名もないから俺ガイルSSだと気がつかなかった
どちらかは入れて欲しい

水曜日更新の予告でしたが少しだけ電車で書けた分うpしますw

雪ノ下陽乃とのキス。
それはあまりにも突然で
あまりにも一方的で
あまりにも一瞬だった。
経験したことのないその出来事によって
唇が離れても何も言うことが出来ず、呆然としていた。

「比企谷くーん?もしもーし?」
「あっ、はい。なんすか。」
雪ノ下陽乃に呼び掛けられ、ようやく我に返る。
「やだなー、そんなボーッとして。」
「すいません…ちょっといきなりすぎてわけわかんなくて…。」
「あはは、ごめんごめん。じゃあ今度する時は予告するね!」
笑いながら、雪ノ下陽乃はまるで次があるような言い方をした。
今度っていつだろう…。悪い気はしないので少し期待してしまう。
そういえば親が言う今度買ってあげるからの今度って8割くらい訪れることはないよな。

「比企谷君、もしかして初めて?」
雪ノ下陽乃がニヤニヤしながら聞いてくる。
俺にキスする相手なんかいないことくらいわかるでしょ絶対。
「ま、まぁ…。する相手なんかいないですし。」
「そっかー、てっきり雪乃ちゃんともうしてるかと…」
「そんなことありえないでしょ…」
雪ノ下が俺とキスするなんてありえない。
演劇でとかならまだわかるが…
いや、それも拒否されそうだ。
どんな理由であれ、雪ノ下にキスなんてしたら俺は消されるんじゃないだろうか…。
「でもね、私も自分からするのは比企谷君が初めてだったんだよ?」
「えっ?」
自分からという言葉が少し気になった。
しかし、雪ノ下陽乃ほどの人間なら、不意を突かれてキスされることくらいあるのだろう。
自分の中でそういう結論に至った。

「んー、反応薄いなぁ。まあ良いや。じゃあ私、今日は帰るね。バイバーイ比企谷君。」
そう言い残し、雪ノ下陽乃は去っていった。

とりあえずここまでで・・・。
明日は99%更新しないですw

キスのとこで切ったのは特に意図はなくて
気分転換に1時間だけ書こうと思って書いてたら
ちょうどそこで1時間経ってたんですよねw

>>11 ありがとうございます!

>>12 すいませんw 名前入れれるタイトル思いつくように頑張りますw

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年09月06日 (金) 03:08:51   ID: 8OKK6bnB

陽乃マジ可愛い
期待してるから頑張って

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