【番外編】エレン「ジュマンジ……?」【4スレ目】(1000)

※『進撃の巨人』の世界の登場人物たちが、映画「ジュマンジ」に登場する不思議なボードゲーム・ジュマンジを
 安価でプレイしてクリアを目指すハートフル(ボッコ)なゲーム【でした】。
※現在は本編が終了し、おまけSSや番外編SSがメインとなります。
※原作10巻までのネタバレ、および>>1の妄想による独自設定やキャラ改変が多数ありますので注意してください
※荒らしには反応せずにスルーをお願いします
※以下、前スレになります

1スレ目:エレン「ジュマンジ……?」エレン「ジュマンジ……?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1370660978/)
2スレ目:【安価】エレン「ジュマンジ……?」【2スレ目】【安価】エレン「ジュマンジ……?」【2スレ目】 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1371378371/)
3スレ目:【安価SS】エレン「ジュマンジ……?」【3スレ目】【安価SS】エレン「ジュマンジ……?」【3スレ目 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1372562255/)

>>1です。前スレが埋まりそうなので、とりま立てておきました

 今回はタイトルミスせんかった!(フンス

※3スレ目、埋め完了しました。続きはこれから投下していきます。

 3スレ目:【安価SS】エレン「ジュマンジ……?」【3スレ目 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1372562255/)


………
……


~厨房 【肉の日】・当日~


キース「全員、エプロンは着用したか!!」

 ハッ!!

キース「旨いものを食したければ、各々奮闘するように!!」

キース「なお、当然のことながらこれは教練の一環だ!! 教官達は各ペアを回って味を採点する!! 覚悟するように!!」


 エエエーーーッ!!?


ライナー(…………いよいよ、この日が来た。あの日の屈辱を、兆倍にして返す日が……!!)ギリッ

リヴァイ(やってみろ、ホモ野郎改め、リア充野郎………)フフン

サシャ(味見………配点………? うーん、何か良いアイデアが浮かびそうな………)ウーンウーン

キース「では調理開始だ!! これより、食材を配る! 必要なものを必要な分だけ持っていくように!!」


 ハッ!!


 ワイワイ、ガヤガヤ……


アニ「付け合せのパンと…………うん、調味料は各種揃ってるね。あっ、ナツメグがあるじゃないか」ヒョイヒョイッ

アルミン「パンにしても、随分柔らかくておいしそうだね」モニュモニュ

ミカサ「確かに。いつもの岩みたいに固いパンじゃない」フワフワ

アニ「肉が焼き上がる前に軽くトーストしてもいいかもね」フックラ

アルミン「あ、いいねそれ。もし形が崩れちゃっても、パンに挟んでサンドイッチみたいにすれば誤魔化せるし」ピーン

ミカサ「というより、それはそれでおいしそう………」ゴクリ

エレン「チーハンサンドかぁ………確かに美味そうだ」ゴクン

アニ「崩れたりしないよ。ちゃんと綺麗に作るから」ニコッ

エレン「ッ! お、おう……(ヤバい。また、アニの唇に視線が………////)」ドキドキ

アニ「美味しいの作ってあげるから、楽しみにしてなよ?」フフッ

エレン「あ、ああ………////」ドキドキドキドキ


アルミン(なんか僕らお邪魔虫みたい)ポツーン

ミカサ(もう二人が可愛いからなんでもいい)ホッコリ


キース「続いて肉だ!! ライナー・ブラウン、サシャ・ブラウス! 各ペアに挽肉を配布しろッ!!」

ライナー「ハッ!」バッ

サシャ「ハッ!」バッ


 ズラララッ………
 キラキラキラキラ………

 ウォオオオオオオオッ!?

コニー「!!? う、うおおお、あ、相変わらず、スゲエ肉だなぁ、おい!!」キラキラキラ

モブ子「頑張ろうね、ベルトルト!」フンス

ベルトルト「う、うん」アセアセ ←なんだかんだでモブ子と組んだ

料理人(す、すごいお肉ですの!! こ、これなら、私の勝利は確定したも同然ですの!!)グヘヘ ←ゲスト参加


トーマス「こ、こんないい肉、実家の料理屋でもお目にかかったことねえよ!!」スゲエ

ミーナ「輝いて見えるね!! このままでも食べられそうなくらいだよ!!」キラキラキラ

サシャ「え、えへへへ………実際、このままでも、た、食べられるぐらい、お、おいしいんですよぉ………」ダラダラダラダラ

コニー「う、うわっ!? に、肉女、ヨダレ垂らすなよッ!? 肉についちゃったら食えるもんも食えなくなるだろうが!」


 ソンナモッタイナイマネシマセンヨー!! アト『ニクオンナ』ジャナイデスッテバ!!
 ジッサイタレソウダッタンダヨ、コノアホッ!!
 ア、アホッテイイマシタネ、コノチビッ!!
 ヒ、ヒトガキニシテイルコトヲォォオオオオオッ!!


ジャン「バカ二人は放っておくとして………し、素人のオレ達から見ても、この肉のレベルは段違いだってことが分かるのが、何よりすげえな………」ゴクリ

ハンナ「美味しく作れるか? って、プレッシャー掛けられてるみたい」ゴクリ

マルコ「実際問題、この食材を活かすも殺すも、僕たちの腕次第ってことか………」ゴクリ


エレン「え!? お、おい、みんな、この肉、冷たいぞ!?」ヒヤッ

ミカサ「え………ほ、本当………ひんやりしてる。凍ってるってほどではないけれど」ヒヤッ

アニ「これは…………まさか氷で冷やしていたの?(挽肉は常温で保存すると、脂がすぐに溶けだしてしまうから、助かるけれど………)」

アルミン「!? こ、氷!? 貴重品だろう!? そんなの一体どこから――――」




ライナー「―――――俺だ」ドヤァ

サシャ「ちなみにパァンは私が作りました」フーッ




エレン「ですよねー。なんか、分かってたー」ボケーッ

アルミン「やっぱり君たちか!!」ムキーッ

ミカサ「分かってたのに! 分かってたのに!! あのドヤ顔を削ぎ落としたい!!」クヤシイ

アニ(前にも思ったけど、もうあんたらなんでもありだね!)クッ


ライナー「昨年の冬の時期に作った………おがくずを敷き詰めた木箱の中に氷を詰めて、冷たい地中に埋めておく………こうすることで夏の間も氷が使えるという訳だ」ククク

エレン「へぇ、氷って夏場どうやって保管してるのかと思ってたけど、そうやってたのか」ナルホド

ライナー「山の湧水を使って作った最高級の氷だ。こいつを使って作ったかき氷は絶品だぞ?」フフン

アルミン「っていうかライナー! 去年はまだ訓練兵団に入団してなかっただろう!? そんなヒマあるならサシャに会ってあげればよかったのに!!」ムキーッ


アニ「……………」ショボン


アルミン「あ、ち、ちがっ!? あ、アニのことじゃないからね!!」アセアセ

ミカサ「アルミン…………」ジロッ

エレン「アルミン…………」ジロッ

アルミン「な、なんだよぉ、二人とも…………見ないでよ。僕をそんな目で見ないでよぉ………」ビクビク


ライナー「さておき、氷が調理に必要な者は言ってくれ。必要な分だけ切り出してやってもいいし、この氷箱を冷蔵庫として使ってくれてもいい」チラッ

アニ「!!(そういうことか!)」チラッ

ベルトルト(………なるほど)コクリ


 エ? ハンバーグツクルノニ、コオリガイルノカ?
 オイ、トーマス、シッテル? イ、イヤ、シラネエヨ。

エレン「で、でもこんな貴重なものを使っていいのか?」

ライナー「ああ、今回ばかりは俺も本気だ…………納得させねばならん舌の持ち主がいるんでな………」ギロッ

リヴァイ「………………ほう、悪くない目だ」ゴゴゴゴゴゴ

ライナー(絶対に旨いと言わせてみせる…………)ギリッ


 バチバチバチバチッ


エレン「おー、火花が飛んでるな」スゲエ

アルミン「そういえばリヴァイ教官も作るらしいね」スゴイノガデキソウ

ミカサ「激しいバトルになりそう」ウムウム

アニ「もう勝手にやってな………ほら、私たちも調理に入るよ」ヤレヤレ

※食事で少し席を離れます。30分後くらいには再開です。


エレン「なぁ、アニ。チーズは向こうが用意してくれたみたいだけど、ソースはどうするんだ?」

アニ「実はデミグラスソースを作ろうと思ったんだけど、流石に………」ショボン

アルミン「あ、それなら問題ないよ。ここに―――――」


 ドンッ


アルミン「ライナー特製のデミグラスソースがあるんだ!!」

エレン「えっ!? で、でも、ライナー達は助言とか調理の手助けとかはできないんだろ!? 反則じゃねえのか?」

アニ「あ、そ、そうか! 『調理に関して直接手出し』することはないって言ってたけど、事前にソースを貰っておくのは………」

アルミン「そういうこと。構いませんよね、教官」

キース「…………構わない。元々そういった抜け道のつもりで言ったからな」

ミカサ「!! 流石はアルミン、ありがとう!」パァァッ

アルミン「四人分貰っておいたから、良かったらエレンとアニも使って」スッ

エレン「!! ありがとう、アルミン!!」ギュッ

アルミン「わぷっ!? だ、抱きつかなくったって………お、大げさな////」テレテレ

アニ「よ、良かった。流石に日数が足りないし、今からじゃデミグラスソースは作れない………ブイヨンが確保できなかったからブラウンソースも当然無理だしね」フゥ


ミカサ「でも本当に助かった。これなら多少焼くのをミスしても、そこそこ美味しいのができるはず」ワクワク

エレン「ああ、それじゃ下拵えをはじめようぜ!」

アニ(トマトソース作る予定だったけど………チーハンにはやっぱりデミソースだね)フフーン♪


 ワイワイ、ガヤガヤ


料理人(ふ、ふふふ、あんな牛の骨なんかで作ったソースなんかより、トマトソースの方が、何倍もおいしいですの!)フンス

料理人(三日三晩煮込んで作った、この特製トマトソース…………優勝は頂きですの!!)カカゲ

 ドンッ

ミーナ「あ、すいません(なんでこの人、通路のど真ん中で仁王立ちしてるんだろ)」アセアセ

 ガシャンッ

料理人「あ゛」

料理人「あ、あ……………」


料理人「うわああああああああああああっ!! ああああああああああああああああああああああああああっ!!」ダバーッ


ベルトルト(? あの人、何を泣き叫んでいるんだろう………なんだか、少しかわいそうだな)ジッ



~調理開始~


アニ「さて、ミカサ、アルミン。口頭で二人には、チーハンの作り方を教えておいたけど…………とりあえず私が作るから、ちゃんと見ておいてね」

ミカサ「わかった」コクコク

アルミン「お願いします」コクコク

アニ「まずは皮をむいた玉ねぎをみじん切りにする」ズダダダダダダダッ

ミカサ「これは余裕………」ズダダダダダダッ

アルミン「ふ、二人とも早い………!!」スゴイ

エレン「目で追えねえ………!!」スゲエ

アルミン(でも)チラッ

エレン(ああ)チラッ


アニ「~~~~♪ ~~~~♪」フリフリ

ミカサ「わったしのとくぎは~♪ にくを~~~♪ そぐ~~~~♪」フリフリ


アルミン(エプロン姿で、鼻歌を歌いながら、台所で野菜を刻む後姿…………アリだと思います)ツーッ

エレン(アニの尻が揺れてる…………)ツーッ

アルミン(結婚したい………結婚すれば、こういう尻………風景を毎日見れるんだろうなぁ………)ツツーッ

エレン(アニ、俺のために、毎日チーハンを作ってくれ………)ツーッ

アニ(なんだろう、邪な視線を感じる)トントントントンッ

ミカサ(害意はない………か? 放置しておこう………)ザクザクザクザクッ


アニ「さて、切り終わったね。ミカサの方は………!?」ギョッ

ミカサ「ぅ、ううう、き、きり、終わった………」ポロポロ

エレン「あー、タマネギが目に染みたんだな」

アルミン「ほ、ほら、ミカサ。拭くから少しかがんで」フキフキ

ミカサ「ぅう………ありがとう、アルミン………」ポロポロ

アルミン(可愛いって感じてしまう僕は異端だろうか////)キュンッ


アニ「さて、次はみじん切りにしたタマネギを、ゆっくりあめ色になるまでフライパンで炒めるよ」セッセッ、チャッチャッ

ミカサ「よ、ほ、ほっ………む、意外と難しい」アセアセ


 チャッ、チャッ、チャッ、ジュッ、ジュワッ
 チャッチャッチャッ、マゼマゼ、ジューッ


エレン「うわ、手際良いな、アニ(尻が揺れてる)」コクコク

アルミン「うん、凄いよ。ミカサも上手だね(尻が)」コクコク

アニ「そ、そんな大したことじゃないよ。あ、それとミカサ、もうちょっと弱火にしないと焦げ付くよ?」

ミカサ「う、うん、分かった………」チャッチャッ

アニ「薄く塩・胡椒で下味をつけて、と」パラパラ

ミカサ「えっと、このくらい………(あっ、少し焦げてしまった)」パラパラ

アニ「あ、少し焦げちゃったね。まぁ、そのくらいなら大丈夫だよ」ニコ

ミカサ「! う、うん!」パァァッ

エレン(何だろう。凄く心が穏やかになっていく………駆逐駆逐と喚いていた頃の自分が、馬鹿みたいに思える程………)ムフーッ

アルミン(女の子が仲良く料理してる姿が、こんなに可愛いだなんて…………)ホンワカ


アニ「しっかり焼けたら粗熱を取って、この後は氷箱で一度冷やす」

エレン「え? 一度冷やすのか?」

アニ「こうすることでよりタマネギの甘みが増すんだ。シャキシャキした触感を出したいなら生の方がいいけど、少し水っぽくなるかな」

ミカサ「ふむふむ」メモメモ

アルミン「なるほど」メモメモ

アニ「さて、その間に、挽肉をよく混ぜておこうか…………エレン、ミカサ、混ぜる前にまずは『氷水』で手を冷やして」

エレン「うわっ、つめた…………」ヒエヒエ

ミカサ「ひんやりして気持ちいい」ヒエヒエ

アルミン「これにはどんな意味があるの?」

アニ「手をキンキンに冷やす事で、肉の脂が溶けにくくなる。それに、手に肉や脂が付きにくくなるからね。それじゃ、混ぜてみて」

エレン「おう、わかった…………お、お、い、意外と難しいな」コネコネコネコネ

ミカサ「くっ、こ、この…………」コネコネッ


アルミン(役得役得。いいお尻だ………僕もコネコネしたい………)ジーッ

アニ(アルミン………いつからあんたは、そんな目でミカサを見るようになったんだい?)ドンビキ


アニ「うん、粘り気が出て来たらストップしていいよ。次は冷やしておいた炒め玉ねぎと塩・胡椒、ナツメグを適量加えて、更に手早く混ぜる」パッパッ

エレン「うんせ、うんせっ、と」コネコネコネコネ

ミカサ「ふんっ、くぬっ、こ、こいつ、に、逃げるな、肉………削ぐぞっ」ガガガガガガッ

アルミン「!? ミ、ミカサ、ちょっとぉ!?」ウワァアアッ?!

アニ「………うん、良く混ざったね。もうストップしていいよ」

エレン「わかった! 結構手間がかかるんだな」フゥーッ

ミカサ「ふぅ…………手ごわい敵だった」スッキリ

アルミン「ミカサ、これ混ぜ過ぎじゃない!? なんか脂が溶けてドロドロテカテカになってるよこれェ!?」ガーン

アニ「………ま、まぁ、たぶん大丈夫だと思うよ? これも一度氷箱に入れて冷やすんだ」

エレン「了解」スッ

ミカサ「わかった」スッ


アルミン(あのゲル状の肉………固まるんだろうか)アセアセ

アニ(最悪の場合、タルタルステーキって誤魔化そう)


アニ「この間にニンジンのグラッセを作ろうか。エレン、ニンジンの皮をむいておいて」

エレン「分かった!」スッスッ

アニ「私は蒸かし芋を作っておこうかな………ブロッコリーも茹でておこう」セッセッ

エレン「おう! いやー、完成するのが楽しみだな!」ルンルン

アニ「うん。こうやって、その、料理してると、その、えっと、まるで………ふ、ふ、ふう////」ドキドキ

エレン「な、なんか夫婦っぽくていいよな/////」ニカッ

アニ「う、うん/////」パァァッ


 イチャイチャ、キャッキャッ、ラブラブ


アルミン「僕らの方は先行き不安だ………」ズーン

ミカサ「エレンとアニが嬉しそうなのは、いいこと」フンス

アルミン「!! …………ね、ねぇ、ミカサ。その、僕らも、こ、こうやって一緒に料理してると、な、なんだか、ふ、ふ、ふう////」ドキドキ

ミカサ「家族みたいで、凄くいいと思う」ニコッ

アルミン(ですよねー。なんか、分かってましたー)チーン


 ~30分経過~


エレン「よし、グラッセと蒸かし芋、ブロッコリーはじきに完成だな!!」

アニ「それじゃあ次はいよいよ、タネをハンバーグの形にしていくんだけど…………私がやっていい?」ペタペタ

エレン「ああ、頼む!! …………ってアニ? なんで油を手に付けてんだ?」

アニ「こうすることで手に肉がくっ付きにくくなって、形を整えやすい」ペタペタ

エレン「ほうほう」コクコク

ミカサ「なるなる」メモメモ

アルミン「うまうま」メモメモ

アニ「この際も、できるだけ手早くやること。あまり長時間握ってると、脂が溶けだして仕上がりが悪くなる(ただでさえつなぎは塩しか入れてないんだし)」

アルミン「なるほど、えっと、まずは油を………」ペタペタ


アニ「うまいこと形にしたら、こうやってキャッチボールするみたいにタネから空気を抜いて……」パシッパシッ

アルミン「えいっ、えいっ」パシッ、パシッ

アニ「真ん中に凹みを作る」グニッ

アルミン「? どうしてそんなことを?」

アニ「熱を加えると物質は膨張するだろう? 空気を抜いて凹みを作らないで焼くと、中の空気が熱で膨張して最悪の場合――――」


 ボンッ!!
 ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!? ヤケタニクガカオニィィイイイッ!?
 サ、サムエルゥゥウウウウッ!? ダ、ダレカ、エイセイヘイヲーーーッ!!
 ウ、ウゴイチャダメデスヨ、サムエルッ!!
 ウ、ウアア、カオガ、オレノカオガ………オレハ、アイドルニナルタメニ、ココマデキタノニ………
 ヤバイ、ゲンカクヲミテルゾ!?


アニ「…………最悪の場合、焼いたときにあんな感じに破裂する」

エレン「」ガクガクブルブル

ミカサ「ハンバーグ………なんて恐ろしい料理………」ゴクリ

アルミン「どれだけ強火で焼いたんだよサムエル………」ゾッ


料理人(あ、危ないところだったですの………)パシッパシッ


アニ「ミカサ、アルミン。そっちも形は整った?」

ミカサ「なんとかなった」ムン

アルミン「うん………氷箱に入れたおかげか、脂がまた固まって、どうにか形にはなったよ」ハハハ


アニ「よし。それじゃあここで、ひと手間加える……………パン粉をハンバーグ全体にまぶすよ」ペタペタ


エレン「え、あれ? これなんか、ハンバーグっぽくないぞ?」ペタペタ

アルミン「う、うん。本で読んだ揚げ物みたいだ………」ペタペタ

ミカサ「これは、どういう意味があるの?」ペタペタ

アニ「それはできてからのお楽しみ」フフフ

エレン「ま、待ちきれねえぜ………」ゴクリ

アルミン「楽しみだね!」ペタペタ

ミカサ「~~~~~♪(これ楽しい)」ペタペタ


 ~焼き~


アニ「ではいよいよ焼きに入ります」ワーイ

エレン「待ってました!!」ワーイ

ミカサ「わーい」ワーイ

アルミン「いよいよだね!」ワーイ

アニ「さて、これはちょっと難しいところだから、まずミカサとアルミンは良く見ていてね」

ミカサ「わかった」コクコク

アルミン「うん、お願いします」コクコク

アニ「まずはフライパンを火にかけるよ」


 シュボッ………ボボボボボボッ


エレン「も、もう入れていいか?」ソワソワ

アニ「! エレン、慌てないで。入れるのはまだだよ!」ガシッ

エレン「えっ」ビクッ


アニ「フライパンは十分にから焼きして牛脂を溶かす。注意するところは、ここで一度火から離して、油をなじませるんだ」ススッ

ミカサ「え? どうしてわざわざそんなことを?」

アニ「……………このまま肉を入れてしまうと」


 ウワアアアアアアア!? フライパンニクッツイタァアアアアアアアアアアアッ!?
 オ、オレタチノハンバーグガボロボロニィィイイイッ!?
 ヒィィイイイイッ!? コ、コンナ、コンナハズジャアッ………!!
 モウダメダァ、オシマイダァッ!! ク、クロコゲニッ………!!
 シ、シカモ、ナカガナマダ………ウワァアアアアアアッ!!


アニ「…………ああなる。しっかり油をなじませないと、肉が焦げてくっついてしまう。鉄のフライパンは特に注意が必要だね」

エレン「」ガクガクブルブル

ミカサ「把握した」アブナイトコロダッタ

アルミン(見に徹しておいてよかった………)ホッ


料理人「~~♪ そろそろひっくりかえ……………」グイグイッ

料理人「あ、あら? く、くっついて………ぐっ、このっ、このっ」グイグイッ


 ベリッ、グチャッ


料理人「あ゛」


 オイオイミロヨ、アノリョウリニン………
 アア、マタ『ドウブツノエサ』ツクッテルゼ………
 プークスクス、プー。ナンデアンナノガヤトワレテンノ? プークスクス


料理人「……………畜生」エグッエグッ


ベルトルト(う、うーん、あの人、さっきから踏んだり蹴ったりだな………何か手助けしてあげた方がいいのかなぁ)アセアセ

モブ子「わぁ、ベルトルトって料理上手なんだね。美味しそうに焼けてるよ!!」スゴーイ

ベルトルト「え? あ、うん。ほら、僕はライナーと同じ故郷の出身だから………」

モブ子「へぇ、そうなんだ! 後で詳しく話を聞かせてね!!」ニコッ

ベルトルト「あ、ああ! 僕で良かったら、いくらでも!!」ニコッ

モブ子「…………うん、ベルトルトは、そうやって笑った方がいいよ! カッコいいんだし!」

ベルトルト「」ドキッ

ベルトルト(あ、なんかもうあの人はどうでもいいや)デヘヘッ


料理人「ちくしょおおおおおおおおおおおおおっ!!!」ヒックヒック


アニ「油はちょっと深めに敷いて…………さぁ、いよいよハンバーグを焼くよ。エレン、投入して」

エレン「よしきた!」スッ


 ジュワアアアアアアアアアアアアアッ!!


エレン(あ、なんかすごい快感)ゾクゾクッ

アニ「アルミン、今回は合いびき肉じゃなくて牛肉100%の挽肉だから、強火にかけてね」

アルミン「わ、分かった!」スッ


 ドジュウウウウウウウウウウウッ!!


ミカサ「おお………凄くいい音」ウットリ

アルミン「なんだか、いい香りもしてきたね………」ゴクリ

アニ「強火で両面に焼き色を付けたら、蓋をしてすぐに弱火にして、じっくりと中まで火を通していくよ。強火のままだと焦げついてしまうからね」


 ボボ……


アニ(パン粉を塗って焼き上げるから、表面には薄い衣がつく……)ジュワッジュワッ

アニ(油は少し捨てて………)ツツー

アニ(最後に赤ワインでフランベする!)ジャッ


 ボァアアアアアアッ!!


エレン「!? う、うお!? こ、これ火事じゃねえのか?!?」ドキドキ

アニ「大丈夫。アルコール飛ばして香りづけしているだけだから、すぐに消えるよ」

エレン「あ、ホントだ」ワクワク

アニ(こうやって強い火力であぶることで、表面の衣にサクサク感が出る)


ミカサ「……………(真似してみよう………)」ソーッ

アルミン「!? ミ、ミカサ、あれは真似しない方がいいと思う!!」ガシッ

ミカサ「でも………」ショボン

アニ「小皿にワインを少量移してから入れると良いよ。鍋は小刻みに前後させること」

ミカサ「!!」パァァッ

アルミン「わ、分かった! それでやってみるよ」ススッ


 ボァアアアアアッ!!


ミカサ「ッ!!」ゾクゾクゾクッ

アルミン(火を見て恍惚とした表情になってる………)ウワァ

エレン「お、すっげえいい香りだ」クンクン


アニ「焼きあがったら熱した鉄板に移して、作っておいたニンジンのグラッセと蒸かした芋と………スライストマトに、茹でたブロッコリーを横に添えて、パセリも………」セッセッ、パラパラ


 ジュゥウウウウッ……


エレン「お、おお…………」ジュルリ

ミカサ「うん、うん」ゴクリ

アルミン「彩りもいい感じだね」ゴク


アニ「さて、いよいよ仕上げなんだけど…………やってみる、エレン?」チラッ

エレン「う、うん!! 俺、やりたい!!」キラキラ

ミカサ「…………」ジーッ

アルミン「ッ! そ、そんなもの欲しそうな目で見なくても、いいよ、ミカサ。君が仕上げて?」ニコッ

ミカサ「!!」パァァァッ

アニ(二人とも、嬉しそうな顔しちゃって………)クスクス


アニ「仕上げに、じゅうじゅう言ってるハンバーグに、温めておいたデミグラスソースをかけて、そこにライナー特製のチーズを乗せれば………」

エレン「よ、よしっ…………」トロッ

ミカサ「え、えいっ………」トロンッ


 ジュワアアアアアッ、トロォオオオオン


アニ「ジャーマン風チーズハンバーグ完成!」ヤッタ!


エレン「お、おおっ!!」ヤッタ!


ミカサ「完成!!」ヤッタ!


アルミン「おいしそうにできたね!」ヤッタ!


 デキター! デキター! コッチモデキタゾー!!


エレン「お、皆も完成したのか!」

アニ「よし、じゃあ食堂に運ぼう」

ミカサ「うん!」

アルミン「ああ!」




……
………



~食堂・実食タイム~


リヴァイ「…………ほう、ソースは予想通り、デミグラスソースか。溶けたチーズもなかなかいい具合に絡まっている………香りもいい。随分と精進したらしいな?」クンクン

ライナー「…………」

サシャ「…………」

リヴァイ「ふん、二人揃ってふてぶてしい顔しやがって…………では早速」パクッ


リヴァイ(!!!?)クワッ


リヴァイ「こ、これは」ガタッ

ライナー「…………」ニヤリ

サシャ「…………」ニヤリ

リヴァイ「これは………本当に、デミグラスソースか? この濃厚で奥深い味わい………ま、まさか!?」ハッ

ライナー「そう、これはフォン・ド・ヴォーで作った普通のデミグラスソースではありません………グラス・ド・ビアンを使いました」ニタリ


リヴァイ「ぐ、グラス・ド・ビアンだと…………て、てめえ、本気か………!?」ガガーン

サシャ「牛骨を煮詰めて作ったフォン・ド・ヴォーを、更に漉しながら煮詰めた超濃厚ソース…………至高の逸品です………」ニヤリ

リヴァイ「…………これほどとはな。いや、認めよう………俺の完敗だ。素晴らしいものを、旨い物を食わせてもらったぞ………ライナー、サシャよ」ニヤリ

ライナー「ッ!! や、やったああああああああああああああああ!!!」ウォオオオオッ

サシャ「やりましたね、ライナーーーーーーッ!!」ギュウウッ


 ラブラブ、チュッチュッ


ジャン(なにあの茶番)ドンビキ

マルコ(放っておきなよ)ドンビキ


 ザワザワ………オイ、アソコノミテミロヨ


ジャン「ん? なんかこっちはこっちで騒がしいな」

マルコ「あれは………エレンとアニ? それに、ミカサとアルミンのペアかな?」


エレン「!!? う、うめえ…………!!」

アルミン「ざ、ざっくりしてる!? こ、これ、本当にハンバーグ!? こ、衣がついてるよ!?」


 ザワッ!?
 エッ、ナニソレ………ミテミロヨ、チョーウマソウダゾ
 スゲエ、イイナァ………


エレン「衣がざくざくで、でも中はふんわりジューシィな肉汁がいっぱいだ!」

ミカサ「溶けたチーズとソースが絡んで、とてもおいしい」モグモグ

アルミン「デミソースがよく染みて、くったりしてる衣もまた美味しいよ!」ハフハフ

アニ「ふふ、気に入ってくれたみたいで良かったよ………」

エレン「す、すげえよ、アニ! こないだ食べた、ライナーのチーハンよりもおいしいぞ!!」ニコニコ

ミカサ「!!」コクコクコクコク

アルミン「うん!! ずっとおいしいよ!! ソースもそうだけど、何より、このさっくりした歯ごたえは、普通のハンバーグじゃ味わえない!!」オイシイ!!


アニ「へ、へぇ………そ、そんなに、おいしい?」プルプル

エレン「ああ、ムッチャクチャうめえよ!! 知らなかったよ、アニがこんなに料理上手だなんてよ!!」ニコニコ

アニ「! そ、そう?」テレテレ

エレン「ああ、これだったらいつでも嫁に―――――あっ」

アニ「あ…………////」カァァッ


ミカサ「これならエレンを任せられる」ドヤッ

アルミン「! う、うん。いつでもエレンのお嫁さんになれるね!!」ニコニコ


エレン「あ、う………////」カァァッ

アニ「…………///」モジモジ


 オイオイ、マタカヨアノ『フウフ』ハ
 ヒトツキマエグライカラダッケ? マッタクミセツケテクレルゼ
 デモイイナァ、エレンモ。ライナーダケジャナクテ、アンナニリョウリジョウズダナンテヨ
 ソウイエバ、ベルトルトモオナジチホウシュッシンラシイゾ?


エレン「ぅ、そ、その、な、アニ…………」ヒソヒソ


アニ「な、なに、エレン………」ヒソヒソ

エレン「そ、その。昨日の、別れ際の話なんだけど、さ………////」テレテレ

アニ「ッ、う、うん…………/////」カァァッ



 そして、エレンはいつかの意趣返しのようにアニの耳元に口を近づけ、こうささやいたのだった。



エレン「キスはいっつも、おまえに先にやられちまったけど―――――プロポーズは、俺からするから、な?」ボソッ

アニ「―――――――ッ//////」ボンッ



 その言葉自体が、プロポーズだということに、気づかないままに。




 ~エレン「ジャーマンステーキ?」 完~


~おまけ~


料理人「…………」モグモグ


 オイオイ、アノリョウリニン、エサクッテルゾ
 ウワー、ヒサン………マジデショーモネーナ


料理人「ぅ、うっ、ううっ………」ポロポロ


ベルトルト「その、良かったら、これ………」スッ


料理人「!? あ、貴方は………?」エグッエグッ


 料理人はそれから後、ベルトルトに料理を教わって、少し料理の腕が改善されたとさ。

 限りなく幸せに近い何かであった。


 ~完~

※お、終わった…………。

 なんだか自分自身で自分の首を絞めているんじゃあないかと思う昨今です。

 ご意見ご感想などお待ちしております。いつも感想を見てニヤニヤしてやる気が出ます。

 いよいよ4スレ目まで行ってしまいました………。次こそレイシングを投下していきたいものです。

>>1です。泣きごとです。レイシングはもうちょっと温めたく思います。

 かなりの長編になるため、今までのような勢いでは書けそうにありません。

 ひとまず海の番外編などを投下していきたいと思います………。

※あ、それとこのスレもいよいよ4スレ目に突入し、当初はどんな話だったかをお忘れの方もいらっしゃるかと思います。

 ………ので、ちょっとあらすじを投下しようと思います。



※内容がよくわからない人のために

 エレン「ジュマンジ……?」

 本編のあらすじ(クリアした連中からのコメント)


 【注意:恐ろしくネタバレが含まれているので、1スレ目~3スレ目まで未読の方はスルーして下さい】

 次のレスからです


 ↓ ↓ ↓


~あらすじ~

アルミン「エレンたちと軽い気持ちでゲームやったら世界がヤバくて僕も死にました! 畜生ッ! 復活したけど女の子になったよ!! Aカップだったよ! 畜生ッ!!」

エレン「足の皮がむけて肋骨が折れました! あと彼女ができました! それと俺って巨人だったんだな!! アニの胸と尻の誘惑に日々耐えてます!!」

アニ「花も恥じらう処女乙女だったのに慈悲なく容赦なく全身くまなく女にされました! あと彼氏ができました! 最近彼氏が私をヤラしい目で見てきます!!」

ミカサ「大好きな幼馴染が文字通りの意味で寝取られました! だけど彼が認めた人だから、私は貴女を応援してる!! だからちょっとくらい舐めてもいいよね!!」

ジャン「強制女体化の後に発情状態になって、童貞よりも先に処女を喪失しました! しかも捧げた相手が親友でした! 死にたい! でもミカサ好きだぁああああ!!」

マルコ「TSした親友を相手に童貞を失った挙句、公然猥褻カットのち○こみたいな雌豚が奴隷になりました! やだ全然嬉しくない!!」

ユミル「なんだか知らんが男になりました! 子供ができるよ! やったね、クリスt」

クリスタ「おいばかやめろ」

ライナー「このゲームのおかげで可愛い彼女が出来ました! あ、戦士は廃業して、牧場を経営してます! ホモからリア充になったよ!! 金じゃ! 世の中金じゃあっ!!」

サシャ「このゲームのおかげで素敵な彼氏が出来て、毎日おいしいものが食べられるようになりました! メシウマ状態!! おっぱいもおっきくなりました!!」

リヴァイ「840年から歴史が再スタートして、なんやかんやで巨人がいない世界になって、人類大勝利!! やったね○ボちゃん!!」


~完~

あらすじがだいたい合ってるがひどい。


兵長の結婚生活と最初にサイコロをふった女の子のその後話とかは無いのですか?

>>67 両方あります。どっちも短編なので、投下しようかは迷ってます。

 前者はカップリングどっちがいいか迷い中です。概ね頭にペのつく人にしようとは思っています。

 後者はその…………実は、今回の海の話で一緒に出してしまおうかと。

ミカサのその後が気になるところだ

>>69 いつかの安価でアルミンかジャンにくっついていればなぁ………。

 いや、今からでも遅くはないんですよ?(チラッ、チラッ

 ①ジャン
 ②アルミン
 ③トライアングラー
 ④ふざけるな、この二人は一生童貞だ
 ⑤その他

↓5 多数決

>>74!? 何でおまえとIDおなじなん!?

※OH………なんか結局のところあの二人は童貞ということでFA?

 不憫なやつらよのぅ………結果次第じゃ今度投下する

 アニ「臨海兵団?」

 でいい思いをさせてやったというのに………。

>>78
不思議だな

>>78
>>81
 あ、私もいつだか携帯で書き込んだ時に同じ経験がありました。なぜかIDが同じという。

 ひょっとして同じ会社の人だったんだろうか………確かエロスレだったんだけどな(ボソッ

 さておき、そろそろ投下開始します。

※アニ「臨海兵団?」を投下します。

………
……


~848年(エレン13歳、アニ14歳)~


 訓練兵団に入団してから、一年と数ヶ月が過ぎた頃。

 季節は夏真っ盛り。厳しさを増す訓練の中で、彼らは――――


 ザザーン………ザザーン………


エレン「…………海だな」

アニ「…………海だ」

アルミン「あっさり着いたねー、海」

ミカサ「…………これが、海」


 ―――――海まで、合宿に来ていた。

 正しくは、合宿と言う名の慰安旅行であった。


………
……


~1ヶ月前 食堂 【肉の日】~


 ワイワイ、ガヤガヤ

 ガラッ!!


キース「真夏の海にッ! 行きたいかーーーーーッ!!」クワッ

リヴァイ「行く行かねえじゃねえ。行くよな!?」ギロッ

ユミル「ハイかイエスで答えろ、ボケ共ッ!!」ギンッ


 ワイワイガヤガヤ


エレン「おお、今日はステーキだな。うん、歯ごたえがあって旨い」モッキュモッキュ

アニ「エレンの食べてるところは…………うん、これはランプ肉だね。ちなみに私のは肩ロース」モグモグ

ミカサ「もぐもぐ、私のところは、むぐむぐ、どこ? もきゅもきゅ、アニ? ちょっと、はぐはぐ、固い、むしゃむしゃ」モグモグ

アルミン「もう、ミカサ。食べながら話すなんてはしたないよ? 君の食べてるのは、多分内腿肉だね。ちょっときめが粗いところだけど、この上等な肉だったら十分美味しいでしょ?」モグモグ


キース「……………」

リヴァイ「……………」

ユミル「……………」


 ワイワイガヤガヤ


エレン「そう言いながらも、アルミンだって食べながら話してるじゃんか。おまえのはどこの部位だったんだ?」ムグムグ

アニ「アルミンのは………ああ、いいな。リブロースだ」モグモグ

アルミン「うん。柔らかくて、美味しいよ」ムグムグ


 ワイワイガヤガヤ


サシャ「ん~~~~~♪ おいちぃ………もぐもぐ、この部位は、サーロインですか! 柔らかくて、脂がとろけます!」モグモグ

コニー「あ、おれのところは、なんかスゲー柔らかいけど、あんまり脂っぽくねえな? どこだ? 無茶苦茶うめえけどさ、これ」モムモム

クリスタ「あ、私の食べてるところと同じみたいだね、コニーの」モグモグ

ライナー「ああ、コニーとクリスタの食ってるところはヒレ肉だな。三人ともラッキーだぞ? 特にきめ細かくて肉質が軟らかいところだ。俺とベルトルトはイチボだな」ムシャムシャ

ベルトルト「うん、これも凄くおいしいよ? ものすごく柔らかいんだ、これ」ハグハグ


コニー「マジか。なぁ、皆で少し交換して、食べ比べてみねえか?」モグモグ

サシャ「交換? いいですよ、はいどうぞ」スッ

コニー「おう、サンキュー。じゃ、これ」スッ

クリスタ「あ、私も私も」スッ

ベルトルト「あ、それじゃ僕のもどうぞ」スッ

ライナー「こうやって食べ比べてみるのもなかなかオツなもんだな」ハハハ


 キャッキャッ、オイシイネ!! ア、オイシイネ、コレ
 オッ、コレモウメエ!! コッチモオイシイデスヨッ!!
 ハッハッハ、アワテテクウナヨオマエラ!


キース「……………」

リヴァイ「……………」

ユミル「……………」


ジャン「……………かてえ」ギチギチ

マルコ「…………かたいね」ガジガジ

ミーナ「かたいわ………」アグアグ

ジャン「ああもう、はずれかよッ!!」チクショウ

マルコ「まぁまぁ、今回はギャンブル性を持たせようってことでクジにしたんだし。それに噛んでると、これはこれで味があるよ?」ハハハ

ジャン「おまえのはバラ肉だからまだいいだろ…………俺のはスジ肉だぞ!?」クソッ

ミーナ「私のはスネ肉だこれ…………固すぎる」ガジガジ

ハンナ「私のこれ、なんだろう。タン? いや、嬉しいんだけど、ステーキ向きじゃないよね? 明らかに。いや、味はいいんだけどね、味は」カミキレナイ


 アーモーチクショー、セメテスープナラナァ
 マァマァ、オイシイノハマチガイナインダカラサッ
 カタスギルコレ………カタイ? ヤバッ、コウフンシテキタ
 ミーナ、フクハキマショウネ


キース「……………」ブチッ、ピキィッ

リヴァイ「……………」ピキッビキィッ

ユミル「……………」プッツゥゥウウン


キース「真夏のォォオオオオッ!! 海にィィイイイイッ! 行きたいかァアアアアアアアッ!!」クワッ

リヴァイ「行くよなクソどもぉおおおおおおおおおおおおっ!?」ギロッ

ユミル「ウィかヤーで答えろゴルァアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」ギンッ


 シーン…………


訓練兵s「「「………………」」」


エレン(お、おい、アルミン。なんとかしろよこの空気)グイグイ

アルミン(や、やだよ。敢えてみんな無視してたのに………今反応したら、確実に暴力のターゲットにされるじゃないか!)イヤダヨ!

アニ(そういうのはライナーの仕事だね)ホットキナ

ミカサ(しかしキース教官のこの奇行………とうとう頭の中までハゲ上がったのだろうか)アタマノナカモツルツル?

エレン(ぶっwwwはwwwwwwミカサwwwwwwおまえwwwwwwww)ブフッ

アルミン(やwwwwめwwwwwてwwwwよwwwwミカサwwwww)プギャーッ

アニ(ちょ………!? わ、笑わせないでよ、ぷ、ぷぷっ)クスクス


ライナー「はっ! 教官殿! 発言をお許しいただきたく!」バッ

キース「む? ライナー・ブラウンか…………発言を許可しよう」


ライナー「はっ! 失礼ですが、教官殿!! 質問の意図がわかりかねます!」バッ

ライナー「海に行きたいか、とだけではどうにも………以前にも一度、海洋生物調査のために赴いたとは思いますが………」

ライナー「それが訓練であり、兵士として必要なものであればなんであれ、我々にとっては望むところでありますが………この度は、一体どのような目的で【海】へ向かうのでしょうか!」


キース「ふむ」

リヴァイ「なるほど、確かに話の趣旨を省きすぎたな」

ユミル「そうだな」


キース「ならばこう言い換えよう………………海に行って調査兵団の仕事をしてみたい、と。そう思う者はいるか?」


 ザワッ!?


エレン「う、海で、調査兵団、の………?」キョトン

アニ「え、え?」オロオロ

アルミン「―――――――は、い?」シコウテイシ

ミカサ「それは、その、仮入団的な、もの、でしょうか?」オズオズ


キース「その通りだ、ミカサ・アッカーマン。実はな、現在【西の塩湖】………【海】沿いに出来た町の治安がある程度安定し、観光地としてかなり発展してきている。それは知っていよう」

キース「しかし、観光地とは言え、未だ新興都市。治安維持にまだまだ人では足らんし、【海】の調査は完了したとは言い難く、月に何人もの調査員から負傷者が相次いでいる。ある者は波にさらわれ、帰らぬ人となったものもいる」


キース「そこでだ。人材が補填されるまでの、極数日の短い期間ではあるが…………貴様ら訓練兵をその地へ向かわせ、実務に当たらせようという試みを考えているのだ」


エレン「お、俺達が、調査兵団の、仕事を…………!!」ガタッ

キース「ほう、嬉しそうだな、エレン・イェーガー」ニヤリ

エレン「あ、当たり前です!! お、俺、私はずっと、調査兵団に入って、世界を見て回るのを、夢見てきましたから!!」キラキラ

アルミン「わ、私もです、教官!! ぜひ、ぜひ、海へ行かせてくださいッ!! 海がどのようなものなのか、今度はしっかりと青空のもとで、この目で見てみたいんですッ!!」キラキラ

ミカサ「私も、この二人と同じ気持ちです!!」バッ

アニ「絶対に、ついていきます!!」バッ

モブA「(エ、エレン!!) …………お、おれ、私も、私も行きたいですっ!!」バッ

モブB「お、俺も行きたいです!!」



キース(フム、そういえば………以前の海の海洋生物調査では、サバイバル訓練も兼ねていた。彼らが海に到着したのは夜。帰還しはじめたのも到着してすぐだったな)

キース(青空のもとで、海をその目に見たい、か。なるほど、純粋な兵士ではないが、不純な動機というわけでもない)

キース(なにより、これは最近弛んでいるこいつらに活を入れる意味合いでもあり――――息抜きをも兼ねている)

キース(というより、来てくれぬと、我々も息抜きできんのだがな………)ニヤリ、チラッ

ライナー(…………)ニヤリ


キース「よかろう!! 参加に当たっては希望を取る。しかしいかに海への移動を熱望するものがいようとも、成績がそれに満たぬのであれば受理されない。期限は後一ヶ月だ」

リヴァイ「成績の低いグズは、足手まといとしてここに置いていくってことだ。それをキッチリ理解しておけよ? 行きたいヤツは、残り一ヶ月で死にもの狂いで成績を上げろ」ギロッ

ユミル「現時点で海に行ける成績をパスしてる奴は、この必要書類に名前を記載して、教官室へ届け出ろ」

ユミル「ああ、【上位成績者十五名】は問題なくパスできるだろうから、おまえらには『しおり』も渡して置くぞ? クリスタ、コイツを上位成績者十五名にだけ配っておいてくれ」スッ


クリスタ「し、しおり?」ドッサリ


ユミル「当日のスケジュールや、海へ行く際に必要となる持ち物なども記載されてあるから、熟読しておくように。ああ、内容は口外厳禁だぞ? 同じ同期でもな」ククッ

エレン「はっ!!」バッ

アニ「了解!」バッ

ミカサ「はい!!」バッ

アルミン「了解しました!!」バッ


……
………

※今日はこれでおしまいです。今日も短くてすいません。

 眠いんです。脳が働きません。

 あと>>1は肉屋じゃないですよ。肉が好きなだけです。美味しいよねお肉。
 
 続きは明日以降書いていきます。あと、そのうち水着安価とかやるかもしれません。

 ミカサの水着は? アニの水着は? みたいなやつです。常識の範囲内であればOK。紐とかはNG。ただしミーナなら許す。

 以上です。今日も一日お疲れ様でした。おやすみなさい。良い夢を……。

※常識外でなければアリ。だが、ビキニとかなら>>1の状況描写がすこぶる動くよ?

※書き溜めが無いのと明日早いので、今日も短めです。
 っていうかどんだけミーナ好きなんだ貴方たちは……。私も好きです。

………
……


~夜・食堂~


サシャ「海ですかぁ………美味しいお魚がいっぱい食べられるかもしれませんねぇ………」ダラダラ

コニー「おまえはそればっかりだな………って言いたいとこだけど、実際期待しちまうよな!」

サシャ「ふっふっふ、分かって来たじゃないですか、コニー。美食の道というものが」ニヤリ

コニー「なんだそれ……………ただまぁ、なぁ? 実際、こう毎月うまいもの食わして貰えると、なぁ………?」

クリスタ「このテールスープ? だっけ? 野菜がたっぷり入ってて、骨まわりのお肉がトロトロにほぐれてて、凄くおいしいね!」ニコッ

ライナー「昼間はこってりステーキだったからな。牛骨と野菜の旨味をたっぷりしみこませたスープに、塩コショウでシンプルに味付けした」ニヤッ

ベルトルト「うん、僕はステーキよりこっちの方が好きだな。ネギやタマネギの優しい甘みが…………うん。うん。おいしい」ニコニコ

ハンナ「ジャガイモもしっかり味が染みてて、おいしいね!」モキュモキュ

ライナー「向こうでデカい魚釣れたら、それでうまい料理作ってやるからな」ニカッ

サシャ「はいっ! 楽しみにしてます!!」エヘヘ


 ワイワイ、キョウモウメェナァ
 ガヤガヤ、ナンカアッタカイアジダヨナ


エレン「海かぁ…………楽しみだな、アルミン!!」ニコニコ

アルミン「うん! こないだのサバイバル演習の時とは違って、じっくり海を体感できるかもしれないよ!!」ニッコニッコ

ミカサ「二人とも、遊びじゃないんだから、もう少し気を引き締めて」キリッ


エレン「何言ってんだよミカサ!! これを喜ばずに、何を喜ぶっていうんだ!!」キラキラ

アルミン「うんうん!! だって海だよ! 海なんだよ、ミカサ!!」キラキラ


 キラキラキラキラ……(←純粋無垢な子供の眼差し)


ミカサ「うっ!?(エレンとアルミンが眩しい………)」タジッ


エレン「うーみーはーひろいーなー♪」アハハ

アルミン「おっきーいーなー♪」エヘヘ


ミカサ(かわいい////)ホノボノ


 アリッタケノーユーメヲー♪
 カキアーツーメー♪ デデンデン♪


ジャン「チッ………ったく、これだから夢見がち野郎どもは………」ヘッ

マルコ「でも、楽しみなのは間違いないよ。それともジャンはここでずっと訓練してるのかい?」

ジャン「んなこと言ってねえだろ。オレも行くぜ!(ミカサが行くしな/////)」


アニ「……………」ペラッ


ジャン「ん? おい、アニは何読んでんだ?」

マルコ「あ、あれって、さっき配られたしおり?」

ジャン「そういえばまだ読んでなかったな。オレ達も読もうぜ」パラッ

マルコ「うん」パラッ

ミーナ(あ、私も読もう)ペラッ


アニ「…………」ジーッ

アニ(初日は到着次第、男子は船で沖合に出て海洋生物の調査、女子は岩場の海洋生物の調査………?)

アニ(良く考えると、ちょっとおかしいな………岩場あたりの調査なんて、とっくの昔に調査兵団が終えてる筈じゃないか?)ペラッ

アニ(あれ…………二日目以降の予定が白紙だ。未定? 現地指示? それとも私のだけ書き忘れか?)キョトン

アニ(ん? 持ち物について………なになに)ペラッ


アニ「…………!? ねえ、エレン、ミカサ、アルミン」ガタッ


ミカサ「? アニ、どうしたの?」

アニ「このしおり………あんたたちは読んだ? 私のだけ、間違ってるとかじゃないよね?」

エレン「どうした?」

アルミン「何が書いてあるの?」ヒョイッ


------------------------------------------------------------------

~当日持ち物一覧~


・水着(忘れた者は貸与可能だが、数には制限があるため基本的に各自持参のこと)

 ※デザイン性、機能性は問わない。


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エレン「は? 水着? 泳ぐのか?」

ミカサ「ッ!?」ビクッ

アルミン「うーん、ひょっとして海に潜って生態調査とかするのかな?(あれ、そうだとすると『機能性を問わない』っていう注意書きはおかしいような?)」

ミカサ「ッ!?」ビクッ

アニ「顔色が悪いけど………大丈夫、ミカサ?」

ミカサ「だ、だだだっだだだだだだだだだだいじょじょじょじょじょじょじょじょぶぶぶぶぶぶぶぶぶっ」プルプルプルプル

アニ(表情筋をひきつらせて言う台詞じゃないよ)コワイ


ジャン「おお、水着……………水着ィッ!? ってことは………!!」ハッ

ジャン(ミ、ミミミッ、ミカサの、み、水着姿がッ、み、見れるのかぁっ…………!?)タラーッ

マルコ「ジャン。鼻血を拭こうね」つティッシュ

ジャン「お、おおおおう、さ、サンキュな、マルコォオオオッ……」キュッキュッ

ジャン(ミカサのおっぱい、ミカサのうなじ、ミカサの尻、ミカサのふくらはぎ、ミカサの腹きぃぃいいいいいいん!!)」ネッチョォォオオオ

マルコ「ジャン。涎を拭こうね」つゾウキン


ミーナ(やだ、鬼畜………/////)キュンッ


コニー「お! 水着ってことは、あの塩水の中を泳ぐのか!? なんか楽しそうだな!!」ワクワク

サシャ「美味しいものがいっぱいあるかもしれません!!」キラキラキラキラ

ハンナ「あはは、サシャはそればっかりだねー」ウフフ

クリスタ「皆で水遊びしたら楽しそうだね! ………でもみんなの前で水着になるのって、ちょっと恥ずかしいかも////」ポツリ

ハンナ「! そ、そうね!!(よーし、ひと月後のために、恥ずかしくない体づくりをしよう)」ヨシッ

サシャ「うにー、はまぐりー、かにー、あわびー♪」ルンルン

コニー「なぁ、ベルトルト、沖まで競争な!!」ニカッ

ベルトルト「! ああ、いいよ。言っておくけど、僕結構速いからね?(泳ぐのかぁ、楽しそうだなぁ…………)」ニコニコ


ライナー(……………)ニヤリ


ライナー「沖合に船で出るってことは、やっぱり釣りもできるかもしれんな。こりゃ大物を釣らなきゃなぁ」フフフ

サシャ「!!? な、なんか、現実味を帯びてきましたねぇ………」ジュルリ

コニー「お、おお! 砂浜でバーベキューってやつか!! 楽しみだな、おい!!」ウッヒョーッ

ベルトルト「あ、牛はともかく、魚なら僕も捌けるから、その時は手伝うね、ライナー!」ニコニコ

サシャ「私ももちろんお手伝いします! 魚のさばき方、教えてくださいね、ライナー、ベルトルト!」エヘヘ

ライナー「あぁ…………その時は頼むぞ、ベルトルト、サシャ」ニヤニヤ

ジャン「なんにしてもッ!! 燃えてきたぁっ!! 来るべき日のために、オレは体を鍛えて鍛えて鍛え抜くぞッ!!」

ジャン(そしてオレの肉体美にミカサはメロメロという寸法だぜ………)グヘヘヘヘッ

マルコ「ジャン。その前に、その薄汚い顔を磨こうね?」つヤスリ


ミーナ(笑顔がステキぃ………////)ゾクゾクッ



クリスタ「ねぇ、アニ、ミカサ、サシャ、ハンナ、ミーナ! 自由時間があったら、海辺で貝殻拾おうよ!! すごく綺麗なのがあるって話だよ!」

アニ「貝殻か…………うん、私も付き合うよ(綺麗な貝殻拾ってアクセサリー作ろ)」コクリ


ミカサ「う、ううううううん。わ、わわ、わたしも、つ、つきあう………」オドオド


アニ(? さっきから、ミカサが何かに怯えているような………落ち着かない雰囲気だね)

ミカサ(ぅ、ううう………み、水着になるということは、つまり…………)シュン

サシャ「サザエとかハマグリ、つぶ貝、カキですか?」

ハンナ「それは中身の入った食べ物だよサシャ」


 キャッキャッ、ウフフ、モーヤダーサシャッタラ


クリスタ「泳いだりー、水かけっこしたりして、きっと楽しいよ!!」ニコニコ

アニ「ん。たまにはそういうのも悪くないかもね」フイッ

ハンナ「素直じゃないなー、アニは」ウリウリ

アニ「ちょ、や、やめな」アタフタ

ミーナ「日に焼けちゃわないか、ちょっと心配だけどね?」アハハッ


マルコ「――――おまえは鉄板の上で焼かれるのがお似合いだもんな、この雌豚肉が」ボソッ


ミーナ「ひぃんっ/////」ゾクゾクッ


マルコ「ん? どうしたんだい、ミーナ」ニコニコ

ミーナ「な、なんでもないでしゅぅ………////(あぁん、何事も無かったかのように微笑む貴方が好きぃ……)」ドキドキドキドキ


他女性陣「????」キョトン


ジャン(き、聞こえちまった………マ、マルコ、おまえ………)ビクビク


アニ「どうしたの、ミーナ? 顔が赤くなってるけど」

ミーナ「あ、あはは、な、なんでもないの! そ、それより、ホント楽しみだねーー…………って、あれ?」パラパラ

クリスタ「どうかした、ミーナ?」

ミーナ「私のしおり、持ち物に水着が書いてない。書き忘れかな?」

ジャン「あ? ははは、そりゃ書き忘れに決まって――――」



マルコ「は? 豚が服を着てる今の時点でおこがましいっていうのに、水着だ? 何いってんだてめえ」ビキッ



ジャン(えっ)ゾクッ

女性陣(えっ)ビクッ

ミーナ「えっ」ビクンッ


マルコ「てめえは雌豚だろうが? 豚は豚らしく全裸で泳げよ。慣れたもんだろう?」ハハッ

ミーナ「ッ!!? そ、そんな、じょ、冗談言わないで!?」アセアセ

マルコ「は? もう一度言ってくれるか? なんかナメたタメ口が聞こえた気がしたんだけど?」ギロッ

ミーナ「ひっ!? じょ、冗談、です、よね………? だ、だって、そ、そんなことしたら、み、皆に、見られ、ちゃう………し////」カァァッ

マルコ「だから? 別に問題ないだろうが? そんな羞恥心なんざあるわけねえだろ、本当は嬉しいんだよな、え?」ニヤニヤ

ミーナ「わ、私、う、嬉しく、なんか………////」ウルウル


他女性陣「」

ジャン「」


マルコ「嘘つけよ、目ぇ潤ませて、顔赤らめて…………悦んでるじゃねえか? あ? まだ海にも入ってねえのに、もうすっかり濡れちまってるんだよな?」カオヲヨセテ

ミーナ「ふ、ふぇっ…………ち、ちが、ちがぁっ………/////」カァァッ

マルコ「いいな、命令だ…………当日は全裸で泳げ。お前の恥ずかしい全てを、全員に見てもらえ…………」フーッ

ミーナ「ンあっ!? ゃ、あ、み、耳ぃ、よ、弱いのぉっ…………////」ビクンッ

マルコ「ちゃんとできたら、ご褒美をくれてやる…………全裸で泳ぐよな?」ボソッ

ミーナ「は、はひぃ…………//// お、およぎ、ますぅ…………/////」ビクンビクン



ジャン(前略、田舎のババァへ―――――最近、親友のレベルが高すぎて、背中が遠く感じられます)カキカキ

他女性陣(なんだか、ミーナがもう駄目だ)ドンビキ


 ア、アヒィッ………ゴ、ゴシュジンサマァ、コ、コンヤ、コンヤ、クダサイィィッ
 マッタク………モウオネダリカ? イヤシイメスブタガ……モットフサワシイタノミカタガアルダロウ?
 ブ、ブヒィィイイッ、ソ、ソウデスゥ、イヤシイ、イヤシイコノメスブタニッ、オ、オナサケ、クダサイィイッ!
 ククク、ホントウニミダラナメスブタダヨ、オマエハ……コンヤ、ソウコノウラデマッテロヨ? トウゼン、ゼンラデナ
 ハ、ハイィッ………ビクンビクン


 余談だが教官同伴で全裸でいられるはずもなく、ミーナは泣く泣く水着を着用することになった。


アルミン「けど、水着なんてもってないなぁ………」ポリポリ

エレン「座学で泳法とかは教わったけど、そういや実技はまだだったよな。つーか誰も持ってないんじゃねえの?」

アニ「それじゃ、今度の休日に買いに…………!」ハッ

エレン「お、いいな。一緒に買いに―――」

アニ「――――やっぱりダメ。あんたはアルミンと行ってきな」キッパリ

アニ(さ、流石に男連れで………水着買いに行くのは、ちょっと恥ずかしいかな////)アセアセ

エレン「ぇ…………?」ウルッ

アニ(あ、ヤバ)


エレン「あ、アニ………? な、なんで、そんなこと、いうんだ………お、俺と、一緒は、嫌なのか………?」ポロッ

アニ「え? あ、いや、えっと、その…………」オロオロ

アルミン「え、エレン、何も泣く程じゃ………それに、ほ、ほら。水着買うのに、男連れじゃちょっと恥ずかしいんじゃないかな! ね、アニもそうでしょ?」アセアセ

アニ「あ、うううううん、そ、そうそう!! そ、それにその………み、耳貸しな/////」グイッ

エレン「ぅ、う?」


アニ「…………私がどんな水着着てくるか、その日までのお楽しみにしておきなよ////」ボソッ


エレン「!! う、ぉ、おう………そ、そうだな////」パァァッ!

アニ(全く、可愛い彼氏だよ、あんたは………////)フフッ

ミカサ「……………(水着、か………)」ショボーン


 そして、あっという間に一月の時は流れた。

 季節は夏。真夏の厳しい太陽が照りつける中、彼らは馬を西へ西へと走らせて数日――――海へとたどり着くのだった。



……
………

※今日はここまで。まだ書いてて楽しい場面には遠いなぁ。

 ………水着イベントだけで終わらせるつもりなどない!!

 次回へ続く!! 具体的には明後日です! 明日は忙しくて多分投下できません!

 それではお疲れ様でした。おやすみなさい。良い夢を……。


………
……


~元ウォール・マリア西部突出区から、馬で移動中~


 パカラッ、パカラッ、パカラッ……


コニー「あっちぃなぁ…………まだ着かねえのかな?」ダラダラ

ジャン「トロスト区から北西に移動して、クロルバ区で一泊………翌日も元ウォール・マリアの西部突出区に向かって、更に一泊………」ゲンナリ

マルコ「昨日はそこからずっと西に向かって馬を走らせて、途中に会った湖で一泊…………」ゲッソリ

ハンナ「そろそろ見えてくるはずだと思うんだけど………」

ミーナ「!? み、みんな! あれっ!!! 何か光ってるけど、あれがそうじゃないのっ!?」ユビサシッ


 キラキラキラキラッ

 オオオオオオオオオオオオオオオオオッ!?


ベルトルト「うん!! あれが海だよ、みんな!!」

クリスタ「わぁ………綺麗………」パァァッ


エレン「お、おお!! あのキラキラしてるのが海か!? ほら、アルミンも見てみろよ!!」ワクワク

アルミン「うん…………」ブツブツ

エレン「あれ、調子悪いのか? 昨日はずっとトロスト区から馬を走らせっぱなしだったしな」

アニ「このペースなら昼過ぎには到着できそうだけど、大丈夫?」

アルミン「う、ううん。別に体調が悪いわけじゃないんだよ。だけど………」ウーン

アニ「何か考え事?」


アルミン「うん…………最初は海に行けるってことではしゃいでいたんだけどさ」

アルミン「あのしおりといい、ライナーや教官たちの様子といい、思い返してみればこの合宿は少しおかしいような気がするんだ」

※あ、書き忘れましたけど、今日は水着安価があります。

 前にも書いた通り、あまりに常識外な水着は却下します。紐とか。スケスケとか。




 だがミーナ、おまえは許す。派手にやれ。ボディペイントでも構わんぞ。


エレン「おかしい?」

アルミン「うん。まずしおりの水着のことなんだけど………水泳の実施訓練なら、機能性を重視した水着を用意させるものだと思うし………」

エレン「そりゃそうだけど………考え過ぎじゃないか? 別に速さを競う訓練じゃないかもしれないし」

アルミン「うん、そうかもしれない。だけど、二日目以降の予定が発表されていないっていうのも、どうかと思うんだ。何泊するかも分かってないし」

アニ「あえて何日逗留するか明らかにしないことで、私達のメンタル面での耐久力を試しているのかもしれないけど」

アルミン「うん、やっぱりそうかな………でも」チラッ



 ウモォオオオオオオオオオッ!! タァァアアアアアアンッ! ブルァァアアアアアアアアアアッ!!


ライナー「うわはははははは! 走れ、走れぇ!!」ビシッ、ビシィッ

サシャ「遅れた子は今晩の食材ですよぉ!!」ジュルリッ

クリスタ「ら、ライナー! サシャ!! 牛に乗って走るのはやめて!! 見てて怖い!!」


 ドドドドドドドドドドドドドッ!!


アルミン「…………なんでライナーの牛を連れてくる必要があるんだい?(今、僕たち時速50キロ以上出してるんだけど、軽々ついてきてる………どういう牛だよ)」


エレン「でもほら、これから調査兵団の仕事を手伝うんだろ?」

エレン「現地でお世話になる調査兵団の先輩方への御裾分けとかじゃないか?」

アルミン「うーん…………やっぱり僕の考え過ぎかな? いや、でもこの一月、ライナーが妙に浮かれてるし、こそこそ教官棟へ出入りしてる姿も見られたし」ブツブツ

アルミン「浮かれてたと言えば教官たちもだ。ユミルなんか先週、『あと一週間~♪』なんて歌いながらスキップしてたんだよ? 凄く怪しいよ……」ブツブツ


アニ「アルミン、あんた疲れてるんだよ」カワイソウニ…


アルミン「僕をかわいそうな人みたいな目で見ないでくれるッ!? ホントだってば!!」


エレン「分かってるよ、アルミン。ジュマンジでは頭脳プレイで大活躍だったもんな。何でもかんでも疑いたくなる気持ちは分かるけど、もっと現実を信じていいと思うぞ?」アワレナ…


アルミン「やめろォ!! 心を病んでしまった人に接する時のような態度をとるなァ!!」

アルミン(く、くそっ! この二人、平和ボケして考えることを放棄してるっ!)イライラ


アルミン「失礼だよ、二人とも!!」プンプン


エレン「悪い悪い」ハハハ

アニ「ごめんごめん」アハハ


アルミン「まったくもう!!」プンスカ

アルミン(それに………これは関係ないかもしれないけど)チラッ


ミカサ「……………」ドンヨリ


アルミン(なぜか、一月前からずっとミカサのテンションが低い………訓練にもあまり身が入っていないようだったし)

アルミン(デリケートな問題かもしれないから、アニやクリスタにそれとなく探ってもらったけど、理由は分からずじまいだったなぁ………)


ミカサ(…………ぅう、水着、ということは………)ハァ



……
………


………
……


~西の海辺~


 ザザーン………ザザーン………

エレン「…………海だな(でっけぇ……)」ワクワク

アニ「…………海だ(父さん………)」ジッ

アルミン「あっさり着いたねー、海(結局、何も分からないままに到着してしまったけど、今はこの喜びを噛み締めよう!)」ジーン

ミカサ「…………これが、海(…………着いてしまった)」ドヨーン


キース「ボサボサするな!! これより海水よ………ゴホン、水泳の実施訓練を行う!! 各自、水着に着替えろ!!」

ユミル「男子更衣室はこっち、女子更衣室は向こうにある」

リヴァイ「ボサッとしてんじゃねえ。とっとと着替えて来い………」


 ハッ!!


アニ「じゃ、じゃあ、また後で………ね」プイッ

エレン「お、おう………」

エレン(ア、アニの水着姿、見れるのか………どんなの、着てくるんだろうな)ゴクリ

アニ「………なんか、目がやらしい」ギューッ

エレン「いたっ! ほ、ほっへた、つねるなよぉ!!」イタイタイ

アニ「あんまりその、えっちいのはダメ、だからね………?////」ウワメヅカイ

エレン「ぅ、うん………////」テレテレ


ミカサ「……………」フラフラ


アルミン(ミ、ミカサ、大丈夫かな………まるで幽鬼のような足取りだけど)アセアセ



~男子更衣室~


ライナー「ふはははははははははははははっ!!(とうとうこの日が来たぞッ!!)」ムキムキーン

エレン「う、うおおおっ!? や、やっぱライナーはいい身体してるな!!」スゲエキンニク

ジャン「どうよ、マルコ! この日のために、鍛えて鍛えて、絞り込んだぜ!!」スラッ

マルコ「うん。いいんじゃないかな。まぁ馬面は直らなかったみたいだけどね」ニコリ

ジャン「ははは、そうだろそうだろ………あれ? 今、なんて………?」ヒヒーン


エレン「おっ、ジャンも鍛えたなー。っていうかジャンはスタイルいいよな。逆三角形っつーか、腰がほっそりしてるし、足がなげえし」

エレン(足が長いと蹴り技の刺し合いで有利だろうなー。リーチ長いし)イイナァ

ジャン「!!? お、おう………お、おまえも、なかなか鍛えられてて、いいんじゃないか?////」テレテレ

エレン「そっか? ありがとな!!(っつーか、皆あれだけ訓練してるもんな。デブはいねえよな)」

コニー「いいよなぁ、おまえらタッパあるし………おれ、チビだしなぁ」イジイジ

フランツ「コニーだって瞬発力高そうないい筋肉してるじゃないか。自信持ちなよ」ハハハ

コニー「そ、そうか? へへっ、ありがとな!!」

アルミン「ぅう………やっぱり僕、細いよなぁ。パーカー羽織ろう」ショボン



ダズ「ほ、ほらっ、俺達もう着替えたんだし、早く行こうぜ!!(も、もう待ちきれない)」ムラムラッ

ナック「そ、そうだ! は、早く、行こうぜ!!(女子たちの、み、水着を)」ムラムラ

サムエル「お、おう! そうだな!!(おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい)」ムラムラッ

トーマス「もうだめだぁ!! おさえきれないんだぁ!!(ウッ)」ドピュドピュドピュドッピュン

ジャン「!! そ、そうだな! 行こうぜ!!(ミカサミカサミカサミカサミカサ)」バックンバックンバックン

アルミン「そ、そそそそうだね!!(ミカサの水着かぁ………///)」テレテレ

ライナー「おお!!(サシャ………)」ワクワク

エレン「全員着替えたよな! それじゃ、行こうぜ!!」


 オーーーーッ!!


エレン(アニ…………////)ドキドキ



……
………


………
……


 ~女子更衣室~


 キャッキャッ、ヤダー、ココスリキズアルー!?
 ネェネェ、オナカデタリシテナイヨネ?
 ウウ、ミンナオッキイナァ………
 ダイジョウブヨ、ワタシタチニモジュヨウハアルワ!!


アニ「…………? あれ? わ、忘れた!? い、いや、そんなはず………」アセアセ

サシャ「? どうしたんですか、アニ?」

ミーナ「あらアニ、ひょっとして毛の処理を忘れたの? で、でも、そういうのも好きな男子はいr」

ミカサ「ミーナ、貴女は調子に乗り過ぎた………」コキコキッ、バキッ

ミーナ「」チーン

アニ「…………い、いや。まさか、そんな筈は………(日焼け止めのクリーム……ある! 化粧品も、ある! だ、だけど………!!)」ゴソゴソ


アニ(な、ない………!? み、水着が無い………)バサバサッ

アニ(なんで………!? 確かに入れたはずなのに!!)ガーン


サシャ「………まさか、水着を忘れたんですか?」


ミカサ(!! その手があった!!)キュピーン


ミカサ「………私も忘れた」キリッ

サシャ「!? ミ、ミカサもですか?」

アニ「昨日の野営地で落としたのかな………」アセアセ

ミーナ「あちゃー………エレン、がっかりするだろうね。一緒に泳げる―って、楽しみにしてたみたいだし(それ以上にアニの水着姿を見たがってたんだろうけど)」クビガイテェ

アニ「う………」ショボン

サシャ(……………)ニヤリ


サシャ「大丈夫ですよ、ミカサ、アニ! こんなこともあろうかと!! 私がいっぱい水着を持ってきました!!」


アニ「え………ほ、本当?」パァァッ

ミカサ「!!!?(よ、余計なことを………)」ギリギリギリギリ


サシャ「しおりにも書いてあったでしょう? 教官に言われて、用意したんです! 水着を忘れた者や、なんやかんや理由を付けて泳ごうとしないものが出てこないようにって!!」フンス

クリスタ「良かったね、二人とも!! これで一緒に泳げるね!」ニコッ

アニ「よ、よかった………」ホッ

ミカサ(おのれ………)ギリギリギリギリ

サシャ「どの水着にします? いろいろありますよ! サイズから何から、きちんと取り揃えてきましたから!!」ドッサリ

アニ「水着屋か、あんたは………適当でいいよ」

ミカサ「べ、別に何でもいい………(こうなったら覚悟を決めよう)」


サシャ「適当? なんでもええ? その言いぐさはなんや、アニ、ミカサ」ギロリッ


アニ「えっ」ビクッ

ミカサ「えっ」コワイ


サシャ「水着はいろいろ種類があるんですよ? このとおり、大別すればワンピースかツーピースですが」

ミーナ「あれ、面白そうなことやってるね」フムフム

サシャ「一口にワンピースといってもモノキニ、Aライン、スリングショット、スク水、競泳水着など、このようにさまざまな種類があります」ズララララッ

ハンナ「わあっ、こんなに………」キョウミシンシン


 ワー、ホントダ ア、コレカワイイ
 コ、コレ、スゴクダイタンジャナイ?/////
 イロイロアルンダネー


サシャ「ツーピースにしても、タンキニにセパレーツに………ほら、こぉんな布地が小さいマイクロビキニなんてのもあります!!」スッ

アニ「!!? こ、これって/////」カァァッ

クリスタ「う、うわぁ//// そ、それ、ほとんど、その………ギリギリの部分だけ、隠してるだけだよぉ/////」カァァッ

サシャ「上級者はこんなのも身に付けるそうですよ」スッ

ミカサ「それはただの紐では………」


ミーナ(えっ、ちょっと欲しいかも/////)ドキドキ


サシャ「ワンピースでも背中が大胆にカットされてたり、ボトムにこんな可愛いスカートがついてるのもあったり……」ピラッ

クリスタ「あ、かわいい!」

ミカサ(う…………いいかも)

サシャ「このスリングショットなんて、2本のストラップだけで首から局部にかけての布地だけなんですよ!」ピラッ

ハンナ「こ、これ、首からおへそまで丸見えで、谷間とかまで見えちゃうんじゃない? Vの字で………あ、だからスリングショット(パチンコ)っていうの?」

アニ「う………こ、こんな、え、えっちいのは、着ないよ………普通ので良いよ、普通ので」プイッ


サシャ「だからあんたは甘いんや、アニ!!」


アニ「え、ええっ!?」ビクビクッ

サシャ「可愛らしい水着で、好きな男の子にアピールしないんか!? 意中の相手の気持ちだけじゃなく、その視線も自分のボディに釘付けにしたくはないんかっ!!」

アニ「い、いや、それは………」アセアセ


他女子「………」ピクッ


サシャ「それとも、エレンが他の女子に目移りしてもいいとでも?」

アニ「――――!! そ、それは、いやだよ」

サシャ「どうせ用意してた水着も、地味なデザインだったんでしょう?」

アニ「うっ………」ズボシッ

サシャ「覚悟を決めんかっ!! 海は! 泳ぎは!! 水着は!!! 女にとっての戦場で、格闘技で、勝負服なんや!!!」ドーーーン

アニ「ぅ、ううううっ………(な、なんなの、この妙な説得力とプレッシャーは………)」ビクビク



ミカサ(なんだか、サシャがここのところ姉ポジションに)

クリスタ(この圧倒的な女子力の差はどうなんだろう………自信無くしちゃいそう)

ハンナ(い、いいなぁ。かわいいデザインのとか、欲しいなぁ………気になってる人、いるし………)コニーカ、フランツカ

ミーナ(視線を釘付けに……………舐めるような視線で………犯すよう、な、ぐ、ぐへ、ぐへへへへへへっ)ダラダラダラダラ

他女子((((た、確かに………地味な水着より、いっそ………))))モヤモヤ


アニ「で、でも…………私、そんなかわいいのは、似合わないかも、だし、その…………」モジモジ

サシャ「……………アニ。鏡向いてください?」スッ

アニ「え? えっ、えっ」サレルガママ

サシャ「ほら、ちょっと合わせてみますよー? パレオを組み合わせるだけで、こんなに可愛くもなります」スッスッ

アニ「あ………(かわいいかも)」

サシャ「んー、アニは背は低いですけど、顔も小っちゃくて、足も長くて、八頭身のスタイル抜群さんですからねー」イソイソ

アニ「ッ//// ちょ、ちょっと、なにを言って」アセアセ

サシャ「うーん、スタイル良いからワンピースもいいですが、せっかく白くてきれいな肌をしてますしー、ビキニもいいですね」スッ

アニ「ちょ、ちょっと////」カァァッ



ミカサ(押してきた………流石は狩人。狩り時というものを熟知している)フムフム

クリスタ(あっ。アニもその気になって来たね)ワクワク

ハンナ(口調も柔らかくなった………訪問販売員の手口だ)オソロシイ

ミーナ(キマシタワーーーーッ!!)ムラムラ

他女子((((アニ、いいなぁ………))))モンモン


サシャ「色は青かなー、大人っぽく黒? 情熱的な赤もいいですねー、白も映えますね! あっ、ストラップが紐のタイプのやつもいいかもです!!」スッ、スッ

アニ「ちょ、ちょ……そんな、勝手にっ……」アセアセ

サシャ「………っていうかホント肌キレイですねー、うらやましい………」ナデナデ

アニ「ひっ、ひゃぁっ!? や、やだ、さ、触るなぁっ………/////」ピクンッ

サシャ「この可愛いおへそを見せたら、エレンもどきどきになっちゃうかもですよ?」クスクス


アニ「ッ~~~~~~~~!! ぅ、うう………わ、分かった、分かったから、ちゃんと選ぶから!!」


サシャ「はい!! 好きなの選んでくださいね!!」ニパッ

アニ「も、もう…………(でも………エレン、喜んでくれるかな//// す、少しくらい、大胆なヤツでも、いいかな////)」ドキドキ



ミカサ(堕ちた)スゴイ

クリスタ(あっけなかったね。でも………あのかわいいの、私も………)ムズムズ

ハンナ(アニ可愛いなぁ//// うーん、ここは…………)ムズムズ

ミーナ(チッ、絡みはないのか………あーまったく渇くわー。カサカサだわー)ケッ

他女子((((も、もう、我慢できない………!!))))ムズムズ


 サシャ………ア、アノ、チョットイイカナ?

サシャ「? はい?」クルッ

ハンナ「え、えーっとね、サシャ、その………」モジモジ

クリスタ「わ、私達にも、その、貸してくれないかなって………(こんなかわいいのがあるなんて知らなかったし////)」テレテレ

他女子「「「「お願いします!!」」」」ペコッ


サシャ「はい! もちろんいいですよ!! 私がちゃんとコーディネートしてあげます!!」ニコッ


ミカサ(姐さん……///)キュン

クリスタ(お姉ちゃん……///)キュン

ハンナ(姉さん……///)キュン

ミーナ(女王様……ぶってほしい///)ハァハァ



サシャ(こんなこともあろうかと、アニの荷物から水着を抜き取っておいて正解でした。ただの地味なワンピースはないでしょう、全くもう………)フフフ


……
………

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※次の次のレスで安価です

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………
……


~砂浜~

アルミン「あれ、教官たち居ないね?」キョロキョロ

ライナー「教官たちも着替えてるんだろ(フフフ………)」ニヤリ

ジャン「そんなことより、ミカ………女子たちはまだか!?」ソワソワ

マルコ(雌豚………おまえはどんな格好で俺を楽しませてくれるのか、楽しみで仕方ない………どっちに転んでも、楽しめるがな)ククク

コニー「あっちぃ………早く泳ぎてー。女どもはまだかよ?」ダルー

ベルトルト「ははは、コニー、慌てなくても海は逃げないよ?」

フランツ「そうそう。まぁ、あんまり遅いと日焼けで後が辛くなっちゃうかもね」ハハハ

ダズ(尻尻尻尻尻尻尻尻尻)ムラムラ

ナック(女体女体女体女体女体女体)ムラムラ

サムエル(おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい)ムラムラ

トーマス(射精しよ)ウッ、ドピュッシー

エレン(まだかな、アニ………)ソワソワ


 オマタセーーーッ!!


ジャン「!!!!(ミ、ミカサッ!!)」クルッ

アルミン「ッ!(ミカサ………///)」クルッ

ライナー「おお、待ちわびたぞ!(サシャ!!)」クルッ

エレン「き、来たか………(あ、アニ………////)」クルッ

マルコ「いやいや、全然待ってないよ?(雌豚ァ………)」クルッ

他男子「!!!!」クルッ


※安価入ります。

 クリスタ→ハンナ→ミカサ→ミーナ→サシャ→アニの順番です。

 Q.クリスタの水着は? (色合い、形状、特徴なども希望があれば)

 >>172

くろ


クリスタ「ごめんみんな! おまたせーーーっ!!」キラキラキラキラッ

男勢「!!?」

 ウ、ウオオオオオオオオオオオオオオオオッ!?


 クリスタの白い肌に良く映える、胸元を大きなリボンが飾る黒のビキニ。

 少し大人っぽい色合いでありながら、小悪魔的ないたずらっぽさを演出する、フリルスカートのボトム。

 肌の露出はさほど大きくないものの、普段は訓練服の下に隠されているきゅっとした臍やすらりとした足が露わになっている。

 それだけで、男たちは興奮の叫び声をあげた。


クリスタ「え、えへへっ、少し、大人っぽいの選んじゃった////」ペロッ


ジャン(堕天使)タラーッ

アルミン(黒い女神だ)タラーッ

ライナー(黒のビキニか、意外だな)オドロキ


ハンナ「…………」モジモジ

コニー「あ? どうした、ハンナ。パーカー着たまんまじゃんか?」

フランツ「ははは、察してあげなよ、コニー。恥ずかしがってるんだって」フフフ


ハンナ「ぅ、うん。でも、泳がなきゃならないんだし………ぬ、脱ぐね?/////」スルッ


コニー「お? お、おお(あ、あれ? なんだろ、どうしたんだ、おれ。なんかドキドキする………////)」ドキドキ

フランツ「う、うん(ハンナって、こんなに可愛かったっけ………////)」ドキドキ




※安価です。

 続いてハンナ→ミカサ→ミーナ→サシャ→アニの順番です。

 Q.ハンナの水着は? (色合い、形状、特徴なども希望があれば)※なおこのハンナはビッチじゃありません

 >>180

真っ赤なハンピース
しかし背中はバックリ


 パサッ………


コニー「――――!!」ドクンッ

フランツ「――――ッぁ」ドキッ


 コニーとフランツの目に飛び込んできたのは、鮮烈な赤だった。

 真紅の布地を、意外なほど豊満な胸元が魅力的に押し上げている。


ハンナ「あ、あんまり、そうじろじろ見ないで頂戴………」プイッ


 お尻を隠すように背後に手を回し、視線から逃れるように背を向ける。

 しかし、大胆にカットされた背中染み一つない真っ白な肌へと、彼らの視線は動き――――。


コニー「ッ…………/////」プイッ


 コニーは、気恥ずかしくなってそこから目を逸らし、


フランツ「……………////」ポーッ


 フランツは、彼女の美しい背中に、ただ見惚れるばかりだった。



ハンナ「ど、どう、かな………? 似合う? ちょっぴり、派手だったかしら………///」ドキドキ



 そして首だけで後ろを振り向き、はにかむような笑みを浮かべる彼女の姿に、


コニー「…………」コクコク

フランツ「…………」コクコク


 不甲斐無い男二人は、ただ壊れたように頷くことしかできなかった。


ミカサ「……………ぅう」モジモジ

エレン「どうした、ミカサ。さっさと脱いじまえよ」

ジャン「ッ!! そ、そうだな、直に教官がくるかもしれねえしな!!」ドキドキ

アルミン「ジャ、ジャンの言うとおりだ! ミカサも、パーカーとっちゃいなよ!!」ドキドキ


ミカサ「ぅ、う…………わ、分かった(え、ええい、ままよ……)」スルスルッ


ジャン(あ、だめだ。既に鼻血でそう)ツーッ

アルミン(ク、クラクラしてきた………)バックンバックン

エレン(ミカサはどんなの着てきたんだろうなー?)ノホホン




※安価入ります。

 続いてミカサ→ミーナ→サシャ→アニの順番です。

 Q.ミカサの水着は? (色合い、形状、特徴なども希望。腹筋の有無も(笑))

 >>186

ビキニ
柔らかい色合い
腹筋は>>1任せ


 パサリ


ミカサ「う、うう………////」


 比較的地味と言えるデザインのビキニだった。淡い色合いのイエローの水着は、布地の面積も広く、さほど取り立てて目立つデザイン性はない。

 しかし、顔を真っ赤に染めて俯いたミカサの可憐な姿にこそ、その魅力はあった。

 きゅっと下唇を噛み締め、潤んだ瞳で見上げる淑やかな姿が、魅力的でないはずはなかった。

 余分な脂肪を取り払った、シャープなミカサのボディラインは、さながらネコ科の肉食動物を彷彿とさせる。

 それに相反するように、借りてきた猫のように縮こまって弱々しい、ミカサの表情とのギャップは―――――その恐るべき破壊力によって、


ジャン「」ブッシャアアアアアアッ

アルミン「」フラッ、ドシャアアアッ


エレン「ジャ、ジャン!? アルミンも!? おまえら、しっかりしろ!!」


 造作も無く、ジャンとアルミンは血の海に沈んだ。


エレン「しかし、うん。いいんじゃないか? よく似合ってるぞ、ミカサ!!」ニコッ

ミカサ「ッ――――あ、ありがとう、エレン」パァァッ

ジャン「」ピクピクッ

アルミン「」ビクンビクンッ

エレン「しっかし、おまえ少し怠けてたせいか? 腹筋、あんまりなくなっちまったな」タイラダ

 ツンツンッ


ミカサ「ひゃんっ!?」ビクッ


ジャン「」ガハッ

アルミン「」ゴハッ

ミカサ「あっ、やっ………エレン、いたずらしないの」メッ

エレン「悪い悪い」ハハハ


ジャン(殺す!!! エレン殺す!!!! ブチ殺してやる!!!!!)ブチッ!

アルミン(殺すッ!! もう幼馴染だとは思わない!! 君は、君ってやつは!!!!)ブチッ!!



ミーナ「ご、ごしゅじんしゃまぁ………」ハァハァ

マルコ「クク………物欲しそうな面しやがって。さて、その邪魔な布きれをさっさと取れ」

ミーナ「は、はいぃ………」スルスルッ

マルコ「俺の気に入らないようなものなら、罰として尻を叩いてやる」

ミーナ「ッ!!」ビクッ

マルコ「気に入ったら、ご褒美として…………滅茶苦茶に叩いてやろう………嬉しいだろ?」ニヤリ

ミーナ「ッッッ~~~~~~!! はひぃぃい………/////」ビクンビクン



※安価入ります。

 続いてミーナ→サシャ→アニの順番です。

 Q.ミーナの水着(笑)は? (色合い、形状、特徴なども希望があれば)

 >>192

普通の黒い水着





に見えるボディペイント

※このレスポンスの速さwwwwwwwホントにミーナ好きですねwwwww


ミーナ「ど、どぉ、ですかぁ…………//////」ハヒィハヒィ

マルコ「あ? なんだこりゃ…………ッ! そういうことか」ニヤリ


 遠目には黒く縁どられたビキニ姿にしか見えない。事実、他の人間にはそうとしか見えていなかった。

 この鬼畜調教師、マルコ・ボットを除いて。

 手を伸ばせば届くほどの距離まで近づいたマルコだけは気づいた。



 ――――彼女は、身体を覆い隠す布を、一切身に付けていないことに。



 これが絵の具で描かれた、ただの模様でしかないことに。


マルコ「とんだ淫売だな…………そんなに裸でいたかったのか? 下の毛までツルツルに剃ってよぉ?」ニヤニヤ

ミーナ「ッッ~~~~~~~~~~~~///////」プシャッ


マルコ「おいおい、言葉責めだけでイッたのか? 汚ぇ汁で絵の具が落ちてきてるぞ………ああ成程、そんなにみんなに見られたいのか………おまえのいやらしい姿を」ククク

ミーナ「ち、ちがい、ますっ、こ、これは、汗、で…………そ、それに、ご主人様がぁ…………め、雌豚の家畜に、服なんて、いらないってぇ………/////」グスッ

ミーナ「だ、だけど、何か着なきゃダメって、教官が…………だ、だから、頑張った、んです………そ、それだけ、なんですぅ」エグッエグッ

マルコ「口答えするな、雌豚。しかしひどいな…………もともと黒ずんで真っ黒な乳首が、今や炭クズみてえな色合いじゃねえか」クククッ

ミーナ「ち、ちがぁっ…………く、黒く、ないです…………////」カァァッ

マルコ「そうだったかな? ああ、お前の脳内と一緒のピンク色だったか? 思い出してほしいのか? お前の全てを」

ミーナ「あ、やぁっ、思い出しちゃ、やぁ…………////」ビクンビクンッ

マルコ「ふん、まぁいい。脳味噌までグズグズに蕩けた腐れマ○コ豚にしては良くやった………死ぬほど叩いてやるよ」クククッ

ミーナ「は、はい………っ////////」トロォッ


 そして、真夏の太陽の下で、淫楽の儀式が始まる―――――。



 ―――――訳が無く、駆け付けたリヴァイ教官とユミル教官によって、二人はボコボコにのされた。

 マルコは喘ぎ苦しんだ。

 ミーナは喘ぎ悦んだ。


サシャ「らーーーい、なーーーーー♪」ピョコッ

ライナー「お? サシャ、髪型が………成程、髪ゴムにハイビスカスの花を挟んだのか? 良く似合ってるぞ」

サシャ「そこで綺麗に咲いてましたので、つい!!」エヘヘッ

ライナー「ああ、可愛いぞ、サシャ。だが…………俺はもっと、お前の可愛い姿が見たい」

サシャ「…………はい///// ライナーに、一番に見て貰いたいです」スルスル


 パサッ


※安価入ります。

 続いてサシャ→アニの順番です。

 Q.サシャの水着は? (色合い、形状、特徴なども希望があれば)

 >>205

三角ビキニ


サシャ「………どうですか?」

ライナー「――――――」



 潤んだ瞳でライナーを見上げる表情は少女のそれではなく、一人の男を魅了する女の顔だった。

 茶(ブラウン)色の三角ビキニは、地味な色合いではあったが、デザインそのものは過激極まるものだった。

 布地の面積が少なく、サシャの豊かな胸元にしっかりとできあがった肉色の谷間に嫌でもライナーの視線が向いた。

 恥ずかしげにサシャが体をよじる度にぷるりと乳房が震えに、ライナーは思わずごくりと生唾を飲み込んでいた。

 慌てたように逸らした視線が次にとらえたのは、瓢箪型にくびれたウエストの中心下にある、立て割れした小さく可愛らしい臍だった。

 そこから更に視線は下がり、サシャの最も大事な箇所を覆い隠すローライズのボトム。

 布地についても局部を最低限覆う程度にしか使われておらず、紐のストラップが腰の左右で蝶々結びになっている。

 短足に見えがちなローライズも、すらりと背の高いサシャの長い脚にとってさしたる意味をなさず、ただ妖艶な大人の女性としての魅力だけを醸し出している。

 恐ろしく狭い面積の布地の奥を想像し、ライナーは目を見開いて凝視してしまいそうになる己を押さえ込むのに必死だった。



ライナー「ああ…………俺の予想以上だったな。言葉が出ない」

サシャ「むぅ…………もっと、ちゃんと褒めてくださいっ。わ、わりと、勇気だしたんですからねっ////」


 気恥ずかしさからか、少し皮肉げな賛美を返すライナーに、サシャは頬を膨らまして怒ったようなしぐさを見せた。



ライナー「すまない、言い直す…………非常に魅力的だ、サシャ。男として、こんなに綺麗な彼女を………将来の伴侶をもてたことに、優越感を感じるほどに」



サシャ「ッ…………///// い、意外とっていうか、結構キザですよね、ライナーって/////」プイッ

ライナー「照れるな。本当に綺麗だぞ、サシャ」

サシャ「あ、ありがとうございます//// ラ、ライナーこそ、たくましくて、素敵ですよ…………自慢したくなるくらいに。貴女は私の素敵な彼氏で、未来の旦那様です」ニコッ

ライナー「はは………/// ありがとな、サシャ」ニカッ



アニ「ぅ…………っ///// エ、エレン、こ、こっち」クイクイ

エレン「え、あ、アニ…………なんだよ、他の人に見られるのが恥ずかしいのか?(か、からかってやろ)」ハハ

アニ「そう、だけど。私も、サシャと同じで…………やっぱり、あんたに最初に、見てほしいから、ね/////」ニコッ

エレン「ぅ、あ///// あ、ああ。分かった/////(ハイだめでしたー/////)」カァァッ

アニ「け、けど、あんまり、その、えっちな目では、見ちゃだめだよ?/////」スルスルッ

エレン(ッ、む、ムチャ、言うなよな…………//////)ドキドキ



 パサリ



※安価入ります。

 ラスト! アニの順番です。

 Q.アニの水着は? (色合い、形状、特徴なども希望があれば)

 >>213(安価はあえて少し遠めにしています)

ドドドとかゴゴゴとかの擬音文字模様の水着

ここは>>210で。ただし色は白!

※常識的? ノー、常識的ではありません。断じて。

 >>144でも書いた通り、ここは>>214を採用させていただきマス


アニ「……………////」カァァッ

エレン「ぁ……………」


 エレンは、己の記憶力と想像力の乏しさを―――――この時ばかりは喜んだ。


 ひときわ目立つ、形の良いボリューム満点の胸も。

 魅力的なラインを描くくびれも。

 指で触れれば弾き返しそうなほどに、ツンと張った生意気な尻も。

 パレオの裾から見える、白く肉感的な太腿も。

 エレンの記憶にある、アニのそれよりも、遥かに美しかった。



エレン「ぁ、あ、う…………」ポツリ



 自分自身の語彙のなさだけが、唯々恨めしい。

 目もくらむような純白のビキニに身を包んだアニに、エレンはまともに言葉も紡げなかった。

 エレンの想像力など、想像を軽々と飛び超えるような、挑発的な水着に身を纏う彼女がそこにいた。


 彼女の折れてしまいそうなほど細いウエストには、ピンク色の花をあしらったパレオが巻かれている。

 瑞々しい太腿を半分ほど覆い隠すそれに、『美しい』とか、『良く似合ってる』といった感想が浮かび上がりながらも、それを言葉にできない理由は明白だった。

 ―――――今すぐに剥ぎ取って、その内を露わにしたいという欲求が鎌首をもたげている。


アニ「ど、どうかな? に、似合ってる?」


 間抜け面を晒しているエレンに対し、反応が無いことを焦ったか、アニがたまらず声を掛ける。

 慌てたようにエレンは視線を跳ね上げ、彼女の表情を確認しようとするが、その視線が途中で止まる。


 アニの胸元に、視線を釘づけにされた。


 小さな布地を細い肩紐で支えているだけの、純白のビキニトップ。

 少しずれればはちきれんばかりの胸元が露わになってしまうのではないかと興奮する反面、少し怖くなる。

 自分以外の男に、彼女の裸を見られてしまったらと、想像するだけで嫉妬心を煽られてしまう。


アニ「ッだ、だから、あんまり、えっちな目は、ダメだって………/////」ギュッ

エレン「ッ!!」


 視線の先に気付いたのか、胸元を隠すように腕を寄せて縮こまる彼女の姿に、愛しいとか愛らしいとか、可愛らしいとか抱きつきたいといった、そんな衝動が沸き起こる。

 彼女のその行為は、彼女の大きくて形の良い胸を、より強調する効果しか発揮していないからだ。

 緊張と羞恥によるものか、アニの胸元には玉のような汗が浮かび、少し赤みを帯びてきた肌をつつと流れて、谷間へと消えていく。


エレン「…………ッ」ゴク


 いくら駄目と言われようと、視線を逸らすことなどできない。本能と欲求が合わさった以上、抗うことはエレンの強靭極まる精神力を持ってしても不可能であった。

 エレンの興奮が伝わったのか、アニもますます身を縮こまらせ、所在なげに体を左右に揺らす。

 胸がふるふると揺れ、ますますエレンの視線に熱がこもる。

 アニはますます落ち着かなくなり、体をゆする。

 胸が揺れる。



 ――――無限ループであった。


エレン「ッ、ごめん、アニ。見惚れてた…………お、俺は、やっぱりうまく言葉にするのとか、苦手だけど」

エレン「み、水着、凄く似合ってて、ドキドキしてる…………嘘じゃない。俺の心臓、壊れちまったみたいに、高鳴ってる………アニから、視線を離せねえよ………」

エレン「どこもかしこも、凄く、綺麗で…………抱きしめたいって、思った。抱きしめたら、幸せで、どうにかなっちまうんじゃねえかって、そう思った」

アニ「――――――ッ/////」


 エレンがたどたどしく言葉を紡ぐたびに、アニの頬がどんどんと赤味を増す。

 飾らない言葉ばかり。しかし、だからこそ真摯な思いだと、アニにはそう思えた。本心からの言葉だと、確信できた。

 アニの心が、喜びで打ち震える。

 恥ずかしい。嬉しい。大好き。

 そんな思いで、アニの心はいっぱいになった。

 もう、いっぱいなのに――――。


エレン「こんなに、こんなに、綺麗な子が、俺の彼女なんだって、嬉しくて、その………」

エレン「す、好きだ、アニ。大好きで、可愛くて、もう、俺………毎日、おまえのことが、どんどん好きになっていってる………/////」


 目の前の少年は、いつだって、それ以上の幸せを、アニにくれるのだ。


アニ「あ、あり、ありが、と…………わ、私だって、あ、あんたのこと、大好きだからね。好きでいて欲しいって、好きになって欲しいって、そう思ってるんだから………」

アニ「ちゃ、ちゃんと、私だけ、見ててね…………/////」


 この少年の前では、かつて氷の女と呼ばれた者など、影も形も無くなってしまう。

 どうしようもなく一途で、誠実で、大好きな人だから。

 アニは、エレンの前でだけは、か弱い乙女の自分自身を、曝け出してしまう。



アニ「見てくれないと…………妬いちゃうんだから…………////」カァァッ

エレン「お、おぅ…………////」カァァッ



 二人揃って顔を赤らめる。

 互いに、互いの姿を捉えたままに。



……
………

※あ、あれ? おかしいな……今日は泳ぐところまで書けると思ったのに……。

 切りが良いので、ここで本日の投下は完了とさせていただきます。

 いや、やっぱ私エレアニ好きだわ。駄目だわ。書きながらついついニヤニヤしてしまって、筆が乗ってしまいます。

 続きは明日投下していきます。本日もお疲れ様でした。良い休日を。

※OH………前回のご感想に一部やろうとしたネタが…………ぐぬぬ。

 では続きを投下致します。本日買い出し等で書き溜めがあまりないので、ゆっくりかもです。

エレン「あはは////」イチャイチャ

アニ「うふふ////」イチャイチャ

ミカサ(二人とも幸せそう………)ホッコリ


ライナー「おーい、待てよーサシャー!」ハッハッハ

サシャ「こっちですよー、捕まえてごらんなさーい!」ウフフフ


マルコ「クソッ、調教する側が嬲られる趣味はねぇ…………おまえのせいだぞ、雌豚。尻を出せ………」スッ

ミーナ「は、はい、勿論ですっ!! このお尻は、ご主人様のためにありますぅ!!//////」アヘェ


ユミル「あーくそ、変態カップルが…………お、クリスタ、まるで地上に堕ちた天使のような美しさだな!! なんだ、こんなに張り切ったのは私を誘惑するためか?」ヒソヒソ

クリスタ「ッ!! も、もー、そういうこと、言っちゃダメだよ………誰かに聞かれたら、どうするのよぅ//////」カァァッ


モブ子「あっ、ベルトルト!! どうかなぁ、この水着!! ちょっと見栄張ってみちゃったけど………に、似合う?////」テレテレ

ベルトルト「え、ええっ!? そ、その……………うん、か、可愛い、よ………でも、あんまり見せられると、その、僕も、男だから………////」テレテレ


ジャン「」ギリギリギリギリ

アルミン「」グヌヌヌヌヌヌヌヌ


エレン「//////(アニ、やっぱり可愛いよなぁ)」テレテレ

アニ「//////(うわ、そういえばエレンの上半身、久々に見た………やっぱり、たくましいな)」チラチラッ

エレン「っ、な、なんだよ? アニこそ、なんかえっちな目で俺を見てないか?(こ、今度こそからかってやれ)」ヘヘ

アニ「ッ、そ、そんなわけ、ないだろ、ばかっ!!」ゲシッ

エレン「うわっ………って!? そ、そんな足上げたら、み、見えちゃうだろ!? やめろって/////(は、はいれぐ………)」ハナヂデソウ

アニ「ッ~~~~~~~/////// みっ、見たね、こ、この、へんたいっ!!! けだものっ!!」ポカポカッ

エレン「う、うわっ(ぽ、ぽかぽか叩いてくる………か、可愛いけど、地味に痛い!)」ダッ

アニ「バカ、逃げるなあっ! 待てっ、エレーーーン!!」ダッ


ライナー「おっと、捕まえたぞ」ギュッ

サシャ「きゃ、きゃーーーーっ♪(あ、あすなろ抱き………/////)」ポッ

ライナー「………道端の花も、澄み渡る青空も、あの美しい海でさえも、おまえという宝石を彩るための端役に過ぎん…………本当に素敵だ、サシャ」ササヤキゴエ

サシャ「ラ、ライナーったら、そんなに褒められたら、わ、私ぃ、変になっちゃいますよぉ………////」ウルウル


ジャン「ねぇ、なんですかねぇ、アルミンくんや。分かるもんならぜひ俺に教えてほしいぜ………公衆の面前でいちゃつくあのクソカップルどもが、何を考えてんのかをよぉ…………?」ブチブチッ

アルミン「そうだねぇ、ジャンくん。きっと頭の中が快適なお花畑にでもなってるんじゃないですかねぇ…………?」ピキッ、ブチィッ


ジャン「つーかよ………」チラッ

アルミン「ああ、君の言いたいことは分かるよ………」チラッ


ハンナ「ねぇ、フランツ、コニー。どう、この水着?」ネェネェ

フランツ「う、うん。す、すごく、か、か、かわ、かわ、いいよ………////」ポッ

コニー「し、しつけえな。だから、似合ってるって言ってんだろ? ち、近いから、はなれろよぉ/////」プイッ

ハンナ(あ、なんか二人とも顔真っ赤にして、可愛い)キュン

コニー(な、なんなんだ。なんだよ、なんでおれ、こんな、こんな………////)ドキドキドキドキ

フランツ(ハンナ………こんなに君が可愛かったなんて………////)コクハクシヨ



ユミル「なぁ、クリスタ…………今度は、二人っきりで来ような。今のスカイブルーの海もいいが、夜に見る海もまた、幻想的でオツなもんだぞ?」フフッ

クリスタ「ぅ、うん…………いつか、必ずね。約束だよ、ユミル………/////」ポッ


モブ江「あっ、ねぇねぇ、ベルトルト!! 私のはどぉかな?////(は、恥ずかしいけど、ベルトルトって今フリーだし、背も高くてかっこいいし、ね、狙っちゃお/////)」ポッ

ベルトルト「えっ、ええっ!?/////」カァァッ

モブ代「ちょっと、私のはどう? ほらほら、結構あたし、おっぱいあるんだよ/////(ちょ、ちょっとやり過ぎかなぁ………で、でも、みんな派手だし、これくらい!)」モジモジ

ベルトルト「う、うわっ、そ、そんなはしたないこと、しちゃだめだよっ!! ぼ、僕は、そんな、無害な男ってわけじゃあ………////」アセアセ

モブ香「そ、そのぅ、わ、私の水着は、ど、どうですかっ、ベルトルト!! わ、私、そんなにスタイル、良くないけどっ、が、頑張ってみたんですっ!!(い、言っちゃったぁ~~~////)」カァァッ

ベルトルト「ふぇっ!?_あ、うん、よ、よく似合ってると思う、よ? け、けど、だから、離れてってばぁ………/////」

モブ子「!?(べ、ベルトルトの競争率が高い!? で、でも、負けないモン!!)」フンス


モブ沙「//////」イチャイチャ

モブ夫「//////」イチャイチャ

モブ乃「//////」ラブラブ

モブ太「//////」ラブラブ




マルコ「そろそろ出すぞ」パンッパンッ

ミーナ「あ、ひぃ、ぶ、ぶひぃいいいっ//////」プシャーッ


ジャン「右を見ても―、左を見ても―、リア充ばっかりぃーーーーーーー」オーノーレー

アルミン「ほーろーびーろー! ゆーるーすーまーじー! しっとのこころは! ちーちーごーこーろー」ユルサンゾー


ジャン「ちくしょうちくしょう思い返せばジュマンジの時といい今回の件といいなんでエレンばっかりぃ………」ギリギリギリギリ

アルミン「そうだよ思い返してみればいっつもそうだよエレンばっかりエレンばっかり僕だってたまにはうふふしたいちくしょう」ブチブチブチブチィッ


ジャン「俺だってなぁ、カッコ良くジュマンジ参戦したのにいきなし『0』が出てTSした挙句に童貞より先に処女喪失したんだぞ!?」ウルッ

アルミン「僕なんかエイリアンに殺されるわ死んだ後も胸ブチ破られてチェストバスター出てくるわ死体の横でセックスされるわ生き返ってみたら女になってるわ………」エグッエグッ


ジャン「しかもマルコを相手によぉ………うわ、思い返したら涙出てきた」チクショウ

アルミン「エレンにパイタッチされるわなんか妙にカッコいいエレンに一時ドキドキさせられるわで…………」ヒックヒック


ジャン「マルコはマルコでここんとこ人が変わったように、あけっぴろげにミーナに常軌を逸した調教を行うようになって………もうワケわかんねえよ………」ゴシゴシ

アルミン「なんだよ、あんまりじゃないかっ……僕たちだってっ………頑張ってるのにぃ………」ポロポロ


ジャン「………そういや、おまえも苦労してんだな、アルミン(なんだか奇妙な友情すら感じるぜ)」ポンポン

アルミン「君こそ…………僕が死んでる間は、大変だったって聞いたよ」アリガト


ジャン「ああそうだ。大変だった………なのに、いっつも報われねえ………」ギギギ

アルミン「エレンにしたってそうだけど、ライナーもだ! いっつも理由のない暴力に襲われてるくせに、なんやかんやでラッキースケベにも遭遇してるじゃないか!!」ギギギ


ジャン「…………ライナーも同罪だな。あいつにしてもリア充を満喫しやがって………これは許せねえ」ギリリ

アルミン「ああ、許せるもんか。僕たちだって頑張ったんだ………少しくらい、見返りがあるべきだと思わないかい?」グヌヌ


ジャン「これが詰まらねえ嫉妬心だっていうのは分かっていても…………」

アルミン「そうだ!! 見返りが欲しい! 僕たちはまだ『マイナス』なんだッ! 『ゼロ』に向かって行きたいッ!」


 余談だが、皮肉にもこの二人は共にジュマンジで『0』を出した者である。

 つくづく呪われた出目である。


ジャン「だったらオレたちは同類だ。これから、宜しく頼むぜアルミン!」スッ

アルミン「ああ、よろしくね! 打倒すべしエレン! 駆逐すべしライナー!」アクシュ


ジャン(まぁミカサは最終的にオレが頂くけどな。おまえみたいな頭でっかちの女面は、ライナーにでも掘られてろ)ククク

アルミン(僕がミカサを落とすまでは利用してやるか。最後はボロ雑巾のように………いや、負傷した駄馬のように捨ててやるよ馬面野郎)ケケケ



 後に『リア充撲滅機関・童帝』と呼ばれ疎まれる特務機関の発足である。



ミカサ(あの二人からおぞましい空気を感じる………ひょっとしてマルコに捨てられたジャンが、アルミンとくっついたのだろうか………二人ともお幸せに)ダケドキモチワルイカラハナレヨウ




 そして、彼らはまた知らず知らずのうちに、ミカサからの誤解を受けるのであった。


キース「全員そろったようだな………」ザッ


エレン「あっ、きょうか…………ん?」エッ

アニ「は?」ポカーン

他「えっ……………!?」ポカン



キース「ん? どうした?」←グラサン+はだけたアロハシャツ+六パックの腹筋+ハーフ丈水着

リヴァイ「なんだ、てめえら。揃いも揃って面白ぇツラしやがって………」←ダイバースーツ+水泳帽

ユミル「ぼさぼさしてねえで、とっとと並べよ」←ダイバースーツ



アルミン(なんか夏の海を満喫する気満々だこの人たちーーーーっ!?)キョドキョド

ジャン(なんなの!? 訓練じゃないの?! これ訓練じゃねえの!?)オロオロ


キース「さて、これから諸君らにはしおりにもあった通り、男子は沖合で、女子には岩場で、それぞれ生態調査を行ってもらう予定だったが………少々船の確保で手間取ってな」

キース「予定を変更して、まずは水泳の訓練を行う。私は船を取ってくる。二時間ほどで戻ってくるから、それまでは頼むぞ、リヴァイ教官、ユミル教官」

リヴァイ「了解」

ユミル「アイサー」


エレン(なんだろう。これから訓練が始まる気が全くしない)

アニ(まさか、アルミンの予感は当たってたのだろうか………)


リヴァイ「さて、それじゃあ水泳の訓練だが…………オイ、ライナー・ブラウン。例のものはどうした?」

ライナー「は、こちらに」スッ

リヴァイ「そこに広げろ」

ライナー「はっ!」カチャカチャ


アルミン(なんだろう、あれ? 布が巻かれた金属の棒に………折り畳みの椅子かな? それにしては、長いけど………)


ライナー「よっと」バサッ


アルミン「!!!? (パ、パラソルに、あれは、寝転がるための簡易ベッド!?)」

ジャン(ぱ、パラソルを砂に刺して、影に重なる様にサマーベッドを設置した………)


ライナー「準備整いました、リヴァイ教官、ユミル教官!!」

リヴァイ「おう、ご苦労」ドカッ

ユミル「ありがとな」ギシッ


ジャン(そして当然のようにそこに寝ころんだァアアアアアアアアアアアアア!?)ガーン!?


ライナー「お飲み物をご用意させていただきました」スッ

リヴァイ「気が利くな………ほぉ、カクテルドリンクか。しかもよく冷えている………」チューッ

ユミル「お、グラスの底に刻んだ氷が入ってるじゃねえか。こいつはいいな」チューッ


アルミン(トドメにドリンク飲み始めたァアアアアアアアアアアアア!? どういうことだぁああああああ!? 訓練はどうしたんだよぉおおおおおおっ!?)


リヴァイ「何やってるおまえら。さっさと訓練を開始しろ」チューッ

ユミル「そうだそうだ、泳げ泳げ。好きにやってろ」チューッ

エレン「え、え? そ、その、教官方から、ご指導をいただけるのでは、と…………」

リヴァイ「俺らは事故が起こらないようにここで監視してるだけだ」チューッ

ユミル「そういうこった。二時間もあるし、疲れた奴はそこいらで休憩してても構わないぞ?」チューッ


 シーン…………


コニー「ってことは、よ。実質、これってよぉ………」ボソッ

ジャン「………自由時間じゃねえの?」ボソッ


リヴァイ「まぁ、そういうことだな。もう察しのいい奴なら分かると思うが…………この合宿は、臨海訓練ではなく………そう、言ってみれば臨海兵団だな」

アニ「臨海兵団?」

ユミル「ま、一応訓練も兼ねてるが、おまえらに海を楽しく体験させてやろうっていう、キース教官からの配慮だ。言ってみれば成績優秀者のてめえらに対しての、ちょっとしたご褒美ってヤツだな」


アルミン(し、しおりの内容が、不明瞭だったのも、成績が満たない者への口外厳禁も!! ライナーが何かコソコソやってたり、教官たちが妙に浮かれてたのも!!)

アルミン(全部、このためだったのか…………だ、だけど!!)


コニー「う、ぉ…………おおおおおっ!! や、やったな、みんな!! つ、つまり、楽しく過ごせるってことだろ!!」ヒャッホゥ!!

ライナー「ああ、コニーの言うとおりだ。ちなみにキース教官が船を取ってきたら、食糧確保のために男子は釣り、女子たちは岩場での食材確保に動いてもらうぞ?」ニヤッ


 エエエエエエエッ!? ヤ、ヤッタアアアアアアアアアアアアッ!!
 ク、クンレン、ガンバッテヨカッタァァアアアアッ!!


サシャ「ッ!!!? わ、私、そんなの聞いてませんよ!? ライナー!!?」ダラダラダラダラ

ライナー「よ、涎をふけ………すまんな、リヴァイ教官とユミル教官からの命令でな。おまえは顔に出やすいから、内緒にしとけって」アセアセ

サシャ「むぅ…………」プクーッ


ユミル「お、そうだ。お前ら、折角だからこれを使ってみろよ」スッ

エレン(ん? なんだこれ?)

キース「水中用のゴーグルだ。これをつければ水の中もくっきり見える」

リヴァイ「調査兵団のツテでな………クソメg………ハンジに借りてきた。希望するヤツは好きに使え。壊したら…………」ギロリ


全員「」ビクビク


ユミル「リヴァイ教官、そう脅すこともねえだろう。早々壊れるもんじゃねえから、気軽に使えよ」

全員「は、はいっ!!」バッ


エレン「よ、よしっ!! アニ、アルミン、ミカサ!! これ使って、早速泳いでみようぜ!!」

アルミン「う、うん!!(さりげにミカサを誘ってくれた!! ナイスだよエレン!!)」

アニ「ああ、行こうよ、ミカサ」

ミカサ「ッ…………う、うん」



……
………


………
……



~海・浅瀬~


エレン「う、うわっ!?」ズルズルズルッ

アニ「? どうしたの、エレン」

エレン「あ、わ、わわっ、わははははっ!! なんだこれ、なんだこれっ!!」アハハ

アニ「…………ああ、なるほど。引き波で足元の砂が持って行かれる感覚が面白いのか」

エレン「い、いや、だってこれ、こそばゆくって………わははははっ!!」ズルルルッ

アニ(私は知ってたけど…………ああも無邪気に喜ばれると、なんだかこっちも楽しくなるね)フフフ


アルミン「海ってすごく綺麗なんだね、ミカサ!! あっ、貝殻とかあるよ!」ホラ

ミカサ「あ………う、うん。本当だ、綺麗ね………」スッ


アニ(あれ? な、なんだか、ミカサがまだ憂い気な顔をしてる………?)チラッ


アルミン「………ミカサ、やっぱり調子が悪かったりしない? 大丈夫?」ジッ

ミカサ「あ、ありがとう、アルミン………気遣ってくれるのは嬉しい。けど、私は大丈夫だから………」ショボン

アルミン「そう? それならいいけど………うわっ、なにこれ!? 足元の砂が、ずるずる引っ張られて、わっ、あ、あははははっ!?」ズルルッ

エレン「だろ!? 面白いよなー、わはははははっ!!」ズルズルズルッ


アニ(ミカサ、大丈夫かな………)チラチラ

ミカサ(だ、大丈夫。大丈夫なはず…………)アセアセ


エレン「よっし、アニ、ミカサ、アルミン! 泳ごうぜ!!」

アルミン「うん! 泳ごうか!!」

アニ「え、えっ? もう?(み、水かけあいっことか、してみたかったけど………////)」

ミカサ「!!!?」ガーン


エレン「よーいどんっ!!」ザパァァァアン


アニ(!? え、エレン、速い!?)

アニ「ちょっと、エレン!!」チャプンッ

アルミン「待ってよ、エレン!」ジャポッ




ミカサ「……………っく!!」チャポッ……


~海・沖合~


エレン「ぷはっ!! ふぃー、冷たくって気持ちいいなー!!」スイスイ

エレン(お? ホントに沖に行けばいくほど、水温が冷たくて、水も深くなってくるのか………あまり奥にはいかない方がいいかな?)チャパチャパ

アルミン「え、エレン、待ってよ!! 速すぎるってばぁ!!」チャパチャパ

エレン「あ、悪い。おまえあんまり泳ぎは得意じゃなかったろ………って、あれ?」

アルミン「わぷっ…………あ、あれ? なんだか、不思議だ。波があるのに泳ぎやすい? というより、浮きやすい?」スイスイ

エレン「言われてみれば………川よりずっと浮きやすい気がする」プカプカ

アルミン「うーん、塩水が関係してるのかな。って、ぺっぺっ、やっぱりしょっぱいや」アハハハッ


アニ「~~♪」スイーッスイーッ


アニ「ぷは………ふぅ、やっと追いついた。早いね、エレン」ファサッ


エレン「」ドキッ

エレン(な、なんで濡れた髪をかき上げる仕草って、こうドキドキするんだろうな)ドキドキ


アルミン「アニも泳ぎが上手だね!」

アニ「エレンほどじゃないよ。あんた泳ぎがうまいんだね、驚いたよ」フフッ

エレン「そ、そうか? 普通だと思うけど………」ドギマギ

アニ「そりゃあミカサを基準にしたら誰だってそうだよ」

アルミン「まぁミカサは規格外だしね…………って、そういえばミカサは? アニの後からついてきたんじゃないの?」

エレン「ん? あれ、あそこにいるぞ? おーい、ミカサーーーーッ!!」フリフリ


 フリフリ


アルミン「ふふ、手を振り返してるや。なんだかんだ言って、ミカサもはしゃいでるんだね」フリフリ


 バタバタッ


アニ「………? なんか様子がおかしくない?」


ミカサ「ッ!! ッ、がぼっ、ぐ!!」バタバタバタバタッ!!



 アップアップ!! タ、タスケッ、ゴボッ………
 エ、エレン、タスケテェェエッ…………ジタバタッ、ガボガボッ



エレン「…………なぁ、おれにはみかさがおぼれているようにみえるんだけど、おれのめがくさったわけじゃないよな?」あはは

アニ「そんなことはないとおもうよ。でも、ふしぎだね。わたしにもおなじようなこうけいがみえるよ」うふふ

アルミン「ふたりともどうかしてるよ。あれはきっとあっかーまんけにつたわる、とうようのぎしきかなにかだよ」えへへ


ミカサ「エレッごほっ……ア、ニッ………ごぼっ、た、すけっ………ごぼごぼごぼっ!!」ブクブクブク…





 ブクブクブクブク…………ブクッ………――――イイジンセイダッタ。
 シーーーーーン…………。




エレン「ハッ!? み、ミカサァアアアアアアアアアアアアッ!?」ザバザバザバッ

アニ「あ、あいつ、本当に溺れてる!?」ガーン!?

アルミン「た、助けないと!!」アタフタアタフタ



……
………


………
……


~砂浜~


ミカサ「けほ、けほっ、けぽっ…………う、うううううううぅぅううっ」ジワッ

アニ「泳げないなら先に言いな!! 浅瀬だったからいいものの………」マッタク

エレン「ミカサ………おまえ、泳げなかったのか」ビックリ

ジャン(完璧超人だと思ってたミカサにも弱点があったのかよ……………)

アルミン(………子供の頃、川で遊んだ時も、ミカサはいつも恥ずかしがって川縁にいたような………あれ? 泳いでるところなんてみたことないや)ソウイエバ

アニ「一月前からやけに元気がなかったと思ったら、そういうことだったの………泳げないのが、恥ずかしかったの?」

リヴァイ「ったく、つまらん見栄を張るんじゃねえ。世話を焼かせやがる………」


ミカサ「ッ…………////」カァァッ


ジャン(手取り足取り教えてヤリたい)キャワワ

アルミン(これがギャップ萌えってヤツかな)キャワワ


ミカサ「め、面目ない…………みんなには迷惑を掛けた。本当にごめんなさい………」ショボン

アルミン「ね、ねぇ、ミカサ! いい機会だから、泳ぎを覚えた方がいいんじゃないかな!!(これはチャンスだ!)」ドキドキ

ジャン「!? そ、そうだな! なんならウォール・ローゼのジュゴンと呼ばれたこのオレが教えてやるぜ!(アルミン、てめえミカサ狙いだったのか!?)」ギロリ

アルミン「お、幼馴染の僕の方が、ずっとやさしく教えてあげられると思うな!!(君は悪い人じゃないけど、ミカサは任せられないよ!)」キッ

ジャン「そんなことねえよ! オレの方が……!!(負けるか!)」ギロッ

アルミン「ミカサも僕の方がいいよね? ね、ね?(絶対に譲るもんか!!)」クワッ

エレン「そうだな、折角だから教えて貰えよ」

アニ「そうだね。なんなら私が………」

ミカサ「私、は、その…………」チラッ


※突然ですが安価です。

 ミカサに泳ぎを教える人は?

 ①エレン(※アニが嫉妬します)
 ②ジャン
 ③アルミン
 ④アニ

>>267

1



ミカサ「そ、その、私はエレンに教えてほしい………」オズオズ



アルミン「」

ジャン「」

エレン「え? 俺? なんで俺なんだ?」キョトン


アニ「!?(ミ、ミカサ、まさかあんた、まだエレンを――――)」ギョッ


ミーナ(修羅場と聞いて!!)シュバッ

マルコ(ジャンがもだえ苦しむ姿が見れると聞いて)ギュバッ


ミカサ「な、情けない話だと思う…………けど、私は泳ぎが得意ではない。苦手。凄く苦手………ので、この中で一番上手なエレンに、教えてほしい」プルプル


アニ(………って、違うか。単に泳ぎが上手くて、信用できる人がエレンだったってだけみたいだね)ホッ


アルミン「だ、だったら僕が教えてあげるよ!! ほら、僕は結構教え上手だし、ミカサにも、きっと!!」パァァッ

ミカサ「………気を悪くしないでほしいのだけど、アルミンだと、私がおぼれた時に、ちゃんと助けてくれるか、その………不安」ショボン

アルミン「」ゴフッ

ジャン「な、なぁ、ミカサ? ほ、ホラ、エレンはアニと遊ぶだろうし、ここは溺れたときは助けてやれるオレが………///」テレテレ

ミカサ「ジャンを信用していないわけではないが………先ほど見た感じでは、エレンより上手ではなかったし、何より視線が気持ち悪い」

ジャン「」ガハッ


マルコ(苦しめ苦しめ)ククク

ミーナ(それがやがて快感に変わる)フヒッ


ミカサ「出来れば、アニも一緒にいてくれると、嬉しい…………」

アニ「え? 私も?」

ミカサ「その、エレンと恋人同士のアニには、邪魔をしてしまうようで、本当に申し訳ないと思う………けど、その、わ、私は、水が怖い。確実絶対に助けてくれる、エレンにお願いしたい」ヒソヒソ

アニ「あ、い、いや、私は、その…………え、エレンが、いいなら(そんな悲しそうな顔でお願いすると断りづらい………可愛いなぁ、もう)」ショウガナイ

ミカサ「え、エレン。だめ?」ウルウル

エレン(お、おお? な、なんかミカサに頼られるのって久々な気がする…………)ウズウズ

エレン「仕方ねえなぁ、わかったよ。教えてやるか」ポリポリ

ミカサ「!!」パァァァッ


エレン「まずは息継ぎだな。ほら、手出せよ。早速、海に入るぞ」グイッ

ミカサ「あっ………!?」ギュッ


アニ「っ、ぇ………?(ミ、ミカサの、手を握った………!?)」


ミカサ「あ…………ま、待って、エレン。ふ、深いところは、まだ怖い………」フルフル

エレン「大丈夫だって、腹くらいの深さのところまで行くだけだから、ほら」グイッ

ミカサ「え、エレン、そんなに引っ張らないで………」アウアウ

アニ「…………」プルプル

アニ(なんだろう。他意はないって分かっていても、凄く腹が立つね)ムカムカ

アニ「ぐぬぬ」プンスカ


ジャン「キー・オーブス・プラタ・ロー、蝙蝠の羽より来たれ 夜魔の王…………」グヌヌ

アルミン「暗黒よ、闇よ、負界の混沌より禁断の黒炎を呼び覚ませ………」ギリギリギリギリ


マルコ(そうだ、ジャン、アルミン。憎め。怒れ。その力が、君たちの中にある童貞力(フォース)をより強くする………)クックック

ミーナ(ああ…………なんて複雑な人間関係。Nice boat.な愛憎劇に発展したりしないかなぁ………)ホッコリ


……
………


………
……


エレン「じゃあ、ちょっと潜ってみろよ。息を大きく吸って、水中で吐き出して、足で砂を蹴って浮かび上がるような感じだ」

ミカサ「!?」フルフル

エレン「大丈夫だって、手ぇ握ってるから」ギュ

ミカサ「うん…………離したら、駄目」ギュッ

アニ「ッ…………!!」ムッ

エレン「信用しろって」ハハハ

ミカサ「ん…………行く」チャポンッ


 プクプク………


ミカサ「ぷは………」ザバッ

エレン「お、なんだ。意外と行けそうじゃねえか」ハハハ

ミカサ「そ、そう? このぐらいなら………////」テレテレ

アニ「…………」ズキン


アニ(私も、あんなふうに、エレンと過ごそうと思ってたのに…………)イライラ

アニ(ッ、駄目だ、こんなこと考えたら。別に、ミカサは悪気なんてないんだし………私たちのこと、応援してくれてるし………)ブンブン

アニ(それに、エレンとミカサは家族だ。兄妹で、姉弟で………そんな、関係だ)コクコク


エレン「アニもそう思うだろ?」ハハッ

アニ「え…………あ、ああ、うん」アセアセ

エレン「息を大きく吸って」

ミカサ「? すぅううううううっ」

エレン「止めて」

ミカサ「ッ」ピタリ

エレン「じゃあ手を離すぞ。騙されたと思って、そのまま水に身を任せて浮かんでみろ」

ミカサ「!!?? そ、そんなことをしたら、沈んでしまう………」フルフル、フルフル

エレン「いいから。俺を信じてみろって」ニカッ

ミカサ「エレンがそういうなら………そうしよう」ニコッ


アニ「……………ッぅ(なのに、なのに、なんで、なんで、胸が、こんなに、痛いんだろう)」ズキンズキン


エレン「それじゃ、離すぞ?」

ミカサ「……………」コクリ


 スッ、ジャパッ!!


ミカサ「ッ!? エ、エレンッ!!」ジタバタッ

エレン「お、おい、慌てるな!」ギュッ

アニ(!? だ、抱きついて!? や、やだ、こんなの、見たくない…………)ビクッ


ミカサ「ぅ、あ………/////(あ、エ、エレンに、抱きしめられてる………?)」ドキドキ

エレン「落ち着いたか? 今から離すけど、全身から力を抜け。息は吸ったまんまでな」

ミカサ「ぅ、うん……………分かった」スッ


 プカァーーーー


ミカサ「!!!?(う、浮いてる!?)」プカプカ


エレン「………ほら、掴んでるから息していいぞ?」ギュッ

ミカサ「ぷはっ…………ほ、本当に、浮いた………」オドロキ

エレン「風船は水に浮くだろ? アレと同じだ。人間も空気を吸ってる時は浮かぶ。吐くと沈む。そんなもんだろ」

ミカサ「あ、ありがとう、エレン………こ、これならなんとか、水も克服できそう!」キラキラキラ

エレン「いざとなったら体の力抜いて、出来るだけ空気を膨らますようなイメージで呼吸するといいぞ」

ミカサ「エレンは、案外教え上手」

エレン「案外は余計だ! 感覚的なモンだけどな。俺も最初は泳ぐの苦手だったから、何が苦手なのかは覚えてるしな」ヘヘッ

ミカサ「アニ! 私、ちゃんと浮くことができた!」

アニ「ッ!! う、うん。良かった、ね?」

エレン「よし、それじゃ次は――――」

ミカサ「ええ、お願い――――」


アニ(……………嫌だって、思っちゃう。どうしても、駄目だ)ズキン、ズキン

アニ(私、ヤな子だな)ズキンズキン


………
……


~砂浜~


エレン「ふいーっ、疲れたなー」

アニ「…………」

エレン「やっぱミカサって凄いな! あっという間にコツ覚えて泳げるようになっちまうんだもんな!!」ハハハ

アニ「…………」コクリ

エレン「見ろよ、アニ! ほら、ミカサが泳いでる!! ジャンよかずっと早いぞ? あ、追い抜かれて唖然としてやがるぞ、ジャン」ワハハハハ

アニ「…………うん、そう、だね」ギュッ

エレン「? どうした、アニ?(パーカーの裾を掴まれた?)」

アニ「……………ん、別に」プイッ

エレン(……………!!)ピコーン

エレン「ひょっとして、嫉妬したのか?」

アニ「―――――っ」ビクッ


アニ(そ、そんなに、分かりやすかったかな)アセアセ

アニ「何を言ってるの? 別に、そんなんじゃないよ。少し疲れただけ」プイッ


エレン(こいつ嘘つくときって本当に分かりやすいよなー)ハハハ


エレン「ふーん、そうか? じゃあ俺、もうちょっと教え残したことあるから、ミカサんとこ行ってくる」ニヤニヤ

アニ「えっ…………」シュン


エレン「疲れてなら、ここでちょっと休んでろよ」スッ

アニ「ッ…………!!!」ギュッ

エレン「お、っと? アニ? パーカーの裾掴まれると、立てないんだが………」

アニ「…………ゃ」フルフル

エレン「? お、おい、アニ?」クルッ


アニ「や、だ…………行っちゃ、やだ………」ウルウル、ポロッ


エレン「ア、アニ? お、おまえ、泣いて…………」アセアセ

※申し訳ない、誤字です

×:エレン「疲れてなら、ここで~
○:エレン「疲れてるなら、ここで~


アニ「え? あ、あれ?(私、泣いてる?)」ポロポロ


アニ(ど、どうして? と、止まらない、や………)ゴシゴシ


アニ「や、や、み、ないで………」クルッ、ゴシゴシ

エレン「ごめん、アニ」ギュッ

アニ「ぅ、あっ…………」ギュウッ


 エレンはアニの腰を背後から優しく抱きしめた。


エレン「悪い…………ミカサに頼られるなんて、久々でさ。いっつも、俺のこと弟か息子かなんかみたいに扱って、世話ばっかり焼かれてるし」ギュッ

アニ「ち、違う。別に、そういう訳じゃ、ないよ…………ちょ、ちょっと、塩水が、その、染みた、だけだから」エグエグ

エレン「アニ。別に、そういう嘘はつかなくていい。俺が悪かった………ちょっと、調子に乗ってからかい過ぎたな」ヨシヨシ

アニ「ち、違うったら、違う!!」キッ

エレン「怒るなって。悪いのは、俺だ。ちょっとだけ、アニに嫉妬されたら、嬉しいなって、そう思っちまったから」

アニ「え…………?」


エレン「嫉妬してくれるアニが見たかったんだ」

エレン「嫉妬してくれるってことは、アニがそれだけ俺のことを、その、好きで、独占したいって思ってるってことだろ?」

エレン「アニにそういう風に思ってもらえたら、きっと嬉しいなって」

アニ「ッ………!! こ、この、馬鹿っ………」ポロポロ、ポカッ

エレン「ごめん」ギュウッ

アニ「ばかっ、ばかっ、ちがう、ちがうもん、そんなんじゃ、ない、からっ………」ポロポロ、ポカッポカッ

エレン「ごめんな。泣かせちまったもんな」ギュウウウッ

アニ「ぅ、うう、ばかぁ…………」ポロポロ、ポスッ……


 エレンを叩く手は、次第に力を失い、アニは背後のエレンにもたれかかった。


エレン「おまえだけを見るって、そう約束したもんな。嫉妬するって、言ってたもんな………」ナデナデ

アニ「ッぅ、あ、そ、そう、だよ………い、いきなり、約束、やぶって、あ、あんた、は」ヒックヒック

エレン「ん…………」チュッ

アニ「やっ、ほっぺに、ちゅーするな…………こ、こんなんじゃ、許さない、から………////」プイッ


エレン「じゃあ、どうすれば許してくれるんだ?」ハハハ

アニ「ぅ、うー、うー……………んっ//////」ツイッ


 アニはしばし唸った後、アニは頬を赤らめて目を瞑り、頤(おとがい)を上に逸らし、唇を突きだした。


エレン「お? ははっ…………畏まりました、お姫様っ、と」スッ

アニ「ん、ちゅ…………」


 エレンは苦笑して、彼女が望んでいる箇所へと、そっと唇を落とした。

 にゅる、とアニの舌先がエレンの歯の隙間から、口中へと潜り込む。


 ………皆が見てる前だっていうのにこれだけ濃厚なのをしてくるってことは、相当御冠だな――――。


 エレンはこれが彼女なりのマーキング方法なのだな、と理解し、ますます苦笑を濃くしながら、アニの小さな舌に己の舌を絡める。

 真夏の太陽の下で交わしたキスは、熱く、柔らかく、甘く――――ほのかな海水の塩味を感じた。



……
………

※うむ、全然進まないよ!! 全体の半分も投下できてないってどういうことなんでしょうね!?

 本日の投下はこれで終わりです………。嫉妬アニ難しいですが、こうでしょうか。わかりません。

 明日には釣りパート入りたいですが、どこまで行けることやら………。

 それと釣りでは季節感も海域も無視して何でも釣れます。『オールブルーはここにあったんや!』とでも思って読んでください。


~おまけ 一方その頃~


ミカサ「~~~~♪」ザッパザッパッ ←水を得た魚の如き泳法。


ジャン「はええ…………」ポカーン

アルミン「とんでもないね………つい一時間くらい前にはカナヅチだったなんて嘘のようだよ」ポカーン

ジャン「………つまり?」

アルミン「僕らに出番はないってことさ」ハハハ…

ジャン「この世界は、残酷だ…………(何が悲しくて男二人で沖合で浮かんでるんだ)」ドヨーン

アルミン「嫌な人生だったね………」ハ、ハハ

ジャン「こ、このままで、終れるかよぉっ!!」

アルミン「そうだね……ああーーーっ!? ち、畜生! エレンのやつ、アニとちゅーしてる!!」ギャース!!

ジャン「なんだとぉおおっ!? く、クソッ、ふざけやがってぇええええっ!!」


リヴァイ「騒々しいな………何を喚いてやがるんだ、馬面野郎」



アルミン「リヴァイ教か――――!?」ビクッ

ジャン「あっ、リヴァイきょ………!!!?」ビクッ



リヴァイ「どうした? 何を不思議そうな目で見ている」プカプカプッカリ ←イルカ浮き輪



アルミン(イルカ浮き輪に乗ってるゥゥウウウウウウウウウウウウッ!?)

ジャン(似合わねえェーーーーーーーー!? この人以上にイルカ浮き輪が似合わない男がいるだろうかってレベルで!!)



リヴァイ「???」コボチャーン ←実はへいちょもカナヅチ


 ~完~

※全員の水着のイメージです。いいのが見つからなかったのもありましたが、参考までに。

クリスタ
http://www.newcreat.co.jp/ms/rank/4.jpg

ハンナ
http://i00.i.aliimg.com/wsphoto/v0/877104008/Quality-sexy-swimwear-red-swimsuit-cutout-rhinestones-transparent-one-piece-swimsuit-bikini.jpg

ミカサ
http://ec2.images-amazon.com/images/I/519u5AEI-fL._SL500_AA300_.jpg

※続きをちょびっと投下します。


………
……



エレン「…………落ち着いたか?」ナデナデ

アニ「…………/////」コクリ

エレン「んじゃ、また泳ごうぜ? 今度は、その、二人でな」ポリポリ

アニ「――――! うん!」ニコッ



~沖合~


 ザパーーーンッ

エレン(おおおっ!? 水の中って、こんなにキレイなのか!? すげえ透明感だ)←ゴーグル着用

アニ(サンゴに…………カラフルな小魚に………すごく、綺麗)パァァッ

エレン(こ、これが海の魚…………なんか川魚とは色合いも大きさも、形も全然違う!!)

アニ(ここまで透明度が高いと、ゴーグルもいらないかもしれないね)


参考画像:http://www4.atword.jp/jiscebu/files/2010/03/p34-480x640.jpg


 ゴポポッ


エレン「ぷはっ!」ザバッ

アニ「ぷは」ザバッ

エレン「すっげえな! アニ!!」キラキラキラキラ

アニ「うん。こんなに綺麗だなんて思わなかった………」アハハ

エレン「もうちょっと頑張って深いところに潜ってみるか? 綺麗な貝とかいるかも――――って、うお!? ミカサッ!?」

アニ「えっ!?」クルッ



ミカサ「わたしーはー、にんぎょーーーー♪」ザバババババババッ



 ザッパァアアアアンッ!!



アニ「わぶっ!!?」バッシャアアッ


エレン「おおっと」サッ


ミカサ「ふーんふふーーーーん♪」ザバババッ、ズババババババッ!!


 ザパーン、ザパーン


エレン「おお、ミカサはええ…………も、もうあんなところまで」

ミカサ「~~~~♪」スイスイ

エレン「泳げるようになったのが本当に嬉しかったみたいだな……って、アニ?」

アニ「けぽっ、けふっ………(く、口に入った………)」ケホケホ

エレン「あはは、顔面直撃してやんの」ケラケラ

アニ「…………」ムッ


アニ「…………えいっ」パシャッ

エレン「わぷっ!? げ、げほっ、けほっ!! か、からい………!!」ケホケホ

アニ「あはは、顔面直撃」ケラケラ

エレン「ちょ、てめえ、お返しだっ!!」バシャッ

アニ「きゃっ!? やったね、このっ!!」バシャッ

エレン「うわっ、このっ! 更にお返しだっ!!」バシャンッ

アニ「当たらないよ!」ザプンッ

エレン「ちょ!? 水の中に潜るのは反則―――――うわあああっ!?」グルンッ


 ザポーーーンッ


エレン「ぶはっ!? げ、げほっ、げほっ………す、水中で足掴むなよ!? ひっくりかえっちゃっただろうが!!」ゲホゲホッ

アニ「ふふん、悔しかったらやり返して見なよ」アハハッ

エレン「ッ、言ったな、このーーーっ!!」ジャバジャバッ

アニ「きゃーーーーっ♪」ニゲローッ♪


エレン「待て、アニーーーーッ!!」ザバザバ

アニ「きゃっ、ちょ………(は、速い!)」ザブザブッ

エレン「捕まえたっ!!」ギュッ

アニ「ひゃっ………?!」スルッ、ポロンッ

エレン「へ? あ…………なんだ、これ?」スッ

エレン(白くて、ちっこい布きれ………って)


アニ「ぁ、ぁあ、あ、ああ…………/////」カァァッ


 プルンッ


エレン「(特盛桃色ッ!!!)う、うわっ、あ、アニ、ごめんっ//////」ギュッ

アニ「~~~~~~~~~~っ!?(だ、抱きしめられたっ?!)」ギュッ


 プニュッ、プニュン


エレン(お、俺の胸に………アニの胸が…………や、やわこいのが、ちょ、直接………/////)カァァッ

アニ「み、水着、返しなよっ!! っていうか、え、えっち!! な、なんで、抱きつくのさ/////」カァァァッ

エレン「あ、だ、だって、その、見られちゃうだろ!?」アセアセ

アニ「だ、だからって…………こ、こんなんじゃ、水着、付けられないよ………」モジモジ

エレン「ご、ごめん。けど、他の奴に見られたらって思ったら、つい…………」アセアセ

アニ「な、なに、それっ。エレンだって、嫉妬してるじゃない…………////(な、なんか、確かにこれって嬉しいかも………)」ニマニマ

エレン「む、むぅ…………わ、笑うなよなっ////」カァァッ


アニ「……………/////」ギュッ

エレン「……………/////」ギュウッ


アニ(は、恥ずかしいけど、抱きしめられるのって、嬉しいな。でもどうしよう。このままじゃ水着つけられないし)ドキドキ

エレン(ずっとこうしていたい………)ドキドキ


エレン「ど、どうする? ずっと、このまま抱きしめて隠してる訳にもいかねえし…………」

アニ(む、ずしょ、しょうがないね…………あっ、そうだ!)ピコーン!


アニ「み、水着の肩紐、私の首から通してくれる………?」ウワメヅカイ

エレン「お、おう。こ、こうか?(か、かわいい………)」スルッ

アニ「う、うん……………(布地を、胸に合わせて、っと………)」イソイソ

エレン「で、できたか?」

アニ「う、うん。だけど、背中の紐が、まだ…………」

エレン「お、俺、後ろ向いてたほうがいいか?」ドキドキ


アニ「せ、背中の紐は、こ、このまま………エレンが結んでよ………」モジモジ


エレン「え、えええ? で、でも、自分で結べないのか?」

アニ「わ、私はあんたほど泳ぎは上手くないの! 後ろに手を回しながらは無理だよ………/////」アシツカナイフカサナンダシ

エレン「ぅ…………/////」


アニ(ホントはできるけど…………/////)カァァッ


エレン「わ、わかった。何とかうまく結んでみる…………」スッ

アニ「ん…………お願い」ドキドキ


エレン「え、っと、よいしょ………(アニの、胸が、さっきより、密着して…………)」プニュプニュッ

アニ「ん……………(エレンの手が、背中、なぞって………ゃ、ゾクゾク、する…………)」ピクンッ

エレン「よ、よっと………(そ、そういえばさっきチラッと、アニの胸が、見えて………う、うわ、そ、思い出したらヤバい!!)」モンモン

アニ「ん、く…………っ(や、へ、へんな、声、出そう…………)」ピクピクッ


 キュッ


エレン「よ、よし。これで、上手く結べたか?」ドキドキ

アニ「ぅ、うん。多分…………」

エレン「ご、ごめんな、アニ。ちょっと、はしゃぎ過ぎた」シュン

アニ「い、いいよ。最初に悪ふざけしたのは、私なんだし………」アセアセ


エレン「……………」ジーッ

アニ「…………」ジーッ


エレン(う…………もう抱きしめてる理由はないんだよな。離さないと、ダメかな?)モジモジ

アニ(もうちょっとだけ抱きしめてて貰いたいな…………このまま、ぎゅってしてて欲しい)モジモジ


エレン「……………」ギュッ

アニ「…………」ギュッ


エレン「……………えっと、離れる、か?」

アニ「…………え、エレンの、好きなようにしたら?」プイッ


エレン「……………っ」ドキドキ

アニ「…………」ドキドキ


エレン「…………!!」ギュウウッ

アニ「!」パァァッ


エレン「……………じ、じゃあ。もうちょっと、このままで…………」ギュッ

アニ「…………ぅ、うん。好きに、すれば…………(や、やったぁ////)」ギュッ


エレン「あ、アニ。その、ちゅーして、いいか?」

アニ「!! う、うん…………ん」


エレン「ん…………」チュッ

アニ「ん、ふぅ………あ、やん、変なとこ、触らないの/////」モォ

エレン「わ、悪い! わざとじゃ………/////」アセアセ


アニ「………………………エレンのえっちぃ/////」カァァッ


エレン「ッ~~~~~~!(俺の彼女可愛すぎるだろ/////)」デヘヘッ

アニ「もう…………(私の彼氏可愛すぎるでしょ/////)」エヘヘヘッ


 イチャイチャ、ラブラブ
 チュッチュッ、アハハウフフ


ジャン「海には鮫とかいう人を襲う水棲哺乳類がいるらしいね、アルミンくん…………」ギギギギギギッ

アルミン「そうだね、ジャンくん。なんとかして呼び寄せて、あのクソカップルどもを襲わせることができないかなぁ………」グヌヌヌヌヌヌッ



リヴァイ(なんて醜いヤローどもだ…………嫉妬が黒いオーラになってやがる………)ドンビキ



 こうして、あっという間に二時間が過ぎていった。

 いよいよ海洋生物の生態調査――――という名目の、食糧調達の時間がやってきたのである。



……
………

※お風呂入って夕飯食べてきます。続きはその後で!

サメは海生軟骨魚類であって哺乳類ではない

>>318
 ほ、本当だ……(Wiki調べ) ご指摘ありがとうございます。

×:ジャン「海には鮫とかいう人を襲う水棲哺乳類が~
○:ジャン「海には鮫とかいう人を襲う巨大な魚類が~

 それでは、続きを投下していきます。


………
……


~港~


キース「全員そろっているな!! 男子はこれより三隻の船に分かれて乗り込む!! あらかじめ通知しておいた班に分かれろ!!」


・1班(リヴァイ班)
 エレン・イェーガー
 ライナー・ブラウン
 ミリウス・ゼルムスキー
 トーマス・ワグナー

・2班(キース班)
 ジャン・キルシュタイン
 アルミン・アルレルト
 マルコ・ボット
 ナック・ティアス
 サムエル

・3班(???班)
 ベルトルト・フーバー
 コニー・スプリンガー
 フランツ
 ダズ



キース「釣り上げた魚は、そのまま諸君らの本日の夕食の材料となる。精々気張って、大物を釣り上げると良い」ニヤリ


 ハッ!!


キース「リヴァイ教官は1班の船に、私は2班の船にそれぞれ同乗する。女子は、この後ユミル教官に指示を受けろ」

ユミル「後で岩場に集合な。なかなか美味いものが取れるらしいが、足場が悪いから、怪我には注意しろよ?」


 ハッ!!


キース「なお、男子3班!! 諸君らの班には、ここの穴場に詳しい漁師の方に同乗していただく予定だったが、生憎と体調不良を崩されたとのことだ」

ベルトルト(あ、そうなんだ)


キース「よって、その娘さんに代役として案内を務めてもらうことになった。さぁ、こちらに」スッ


???「はぁ、私で良いなら…………」スッ


リヴァイ「なッ………!」

エレン「!?」

アニ「!!」

ミカサ「!?」

アルミン(あ、あの、子は………!!?)

ジャン(お、おい、マルコ、あいつ………!!)ヒソヒソ

マルコ(ぁ、ああ、間違いない…………!!)ヒソヒソ

サシャ(ら、ライナー、知ってたんですか!?)クイクイッ

ライナー(い、いや、俺も、流石にこれは予想外だぞ………?)ヒソヒソ

ベルトルト(ん? みんな驚いてるけど、彼女と知り合いなのかな?)キョトン

ミーナ(??? ご主人様、何を驚いてるのかな?)キョトン

コニー(でっけえ魚釣れると良いなぁ)ワクワク

>>322 失礼しました、以下誤字です。

×:生憎と体調不良を崩された~
○:生憎と体調を崩された~


ベルトルト(――――――)ドキッ



 白いワンピースに、麦藁帽をかぶった、すらりと背の高い黒髪の女の子。

 その鼻には、特徴的な「そばかす」があった。



女の子「父に代わり案内役を務めさせていただきます、○○○○と言います。本日は宜しくお願いします」ニコッ



クリスタ「―――――!!!!(そ、そんな、か、彼女は………!!)」

ユミル「ッ…………!?(わ、私、だと………!?)」


ベルトルト(…………かわいい子だな/////)ドキドキ


キース「? 何を驚いているのかは知らんが………なんだ、知り合いかね、ユミル教官」

ユミル「ッ――――!? い、いえ、その。し、失礼、知り合いに、よく似ていたものですから」アセアセ

女の子「????」キョトン

キース「フム、そうか。問題が無いならそれでいい。さぁ、男子は全員船に乗り込め!!!」


 ハッ!! バッ!!


リヴァイ「………何を言いたいかはわかるが、後でだ。とりあえず乗り込め」ヒソヒソ


エレン「は、はっ!(ユミル、だよな、あの子………)」バッ

ライナー「はっ!!(このあたりに移住してたのか………)」バッ

アルミン「はっ!!(見たところ、記憶はないみたいだけど…………)」バッ

ジャン「はっ!!(とんだサプライズゲストってやつだな)」バッ

マルコ「はっ!!(何も起きなければいいんだけど………)」バッ


女の子「よろしくね、未来の兵隊さんたち!」ニッ

ベルトルト「は、はい。よ、宜しくお願いします!!」バッ

女の子「あ、別にそういうお堅いのはいいよ。私は軍属じゃないし、見たところ君らと同い年くらいでしょ? 口調も普通でいいよ」アハハッ

ベルトルト「あ、う、うん。よろしくね/////(かわいい)」ドキドキ

女の子「君ら、名前は?」

ベルトルト「ベ、ベルトルト・フーバーっていうんだ」

女の子「ベルトルト、ね………うーん、言いにくいな。ベルトルさんでいい? いきなり気安すぎるかな?」アハハ

ベルトルト「う、ううん! ベルトルでいいよ!」ニコッ

女の子「ははっ、そりゃあ良かったよ」


女の子「ベルトルト、ね………うーん、言いにくいな。ベルトルさんでいい?」アハハ

ベルトルト「う、うん。それでいいよ」ニコッ

コニー「よろしくな、おれはコニー! コニー・スプリンガーだ!」ヘヘッ

フランツ「僕フランツ、よろしくね!」ハハッ

ダズ「俺はダズ」

女の子「うん、よろしく。それじゃ、大物目指して、沖に出るよ!!」


 オーッ!!



……
………


………
……


~船・沖合 リヴァイ班~


エレン「餌を付けて、と………えっと、これがリール? だっけ? け、結構難しいな」アセアセ

ライナー「しかし、凄いモンを考えたもんだ。立体機動装置の機構を応用して、ガスで巻き取る釣竿を作るなんてな………」セッセッ

ミリウス「これなら、どんな大物でも釣り上げられそうだな!!」ハハハ

トーマス(大物釣り上げて、気になるあの子に告白してエロいことをウッ)ドピュッ


リヴァイ「準備はできたか? それじゃあ、釣りを開始するぞ」


 ハイッ!!


エレン「でっかいの釣るぞー!!」ワクワク

ライナー「お? なら勝負するか?」ハハハ

ミリウス「いいね! 一番でっかいの釣ったヤツに、今日の夕食一品驕りな!!」

トーマス(ウッ、ウッ、ウッ)ビュビュビュルンビュルンルルルル


トーマス「ふぅふぅふぅふぅ、オゲロロロロロロロロッ」ゲロゲロゲロゲロッ

リヴァイ「おい、てめえ………船酔いしてるなら早く言え」ゲシッゲシッ


 オラ、コッチデネテロ………ツーカナンカ、クセエナテメエ
 ハヒ、ハヒィ………ウッ


ミリウス「早速一人、脱落か………」

エレン「よーし、負けねえからな!!」ハハハ

ライナー「なんの、俺も…………むっ!?」グイグイッ

リヴァイ「ほう、早速かかったようだな………教えた通りにやってみろ」

ライナー「う、うおっ………な、なんという、引きだ………!!」グググッ

ミリウス「頑張れ、ライナー!!」ワクワク

エレン「お!? い、今、海面にすげえデカいのが見えたぞ!?」ドキドキ

リヴァイ「今だ! 巻いていけ!!」

ライナー「っう、うおおおおおおおおおっ!!!」グイイイイイッ!! ギュルギュルギュルギュルッ!!


 ザッパァアアアアアアアアアン!!!


ミリウス「や、やった!! 釣れたぞ!!」デッケエ!!

エレン「流石はライナーだな!!」パァァァッ!!

ライナー「お、おおお、で、デカい!!!」スゲエ


リヴァイ「ふむ…………黒マグロだな。こいつはいい。でかしたぞ、ライナー・ブラウン」ニヤリ


ライナー「は、はいっ!!(こ、これでサシャに美味い物を食わしてやれるぞー♪)」ニコニコ


エレン「やったなライナ…………おっ!? ぅ、うわっ、こ、こっちもきたッ!?」グイグイッ

ミリウス「こっちもだ!!」グググッ

リヴァイ「慌てるんじゃねえ。落ち着いてやれ」



エレン「は、はいっ!!」グ、グググッ

ミリウス「お、重てぇ………で、でも、負けるか!!」グイグイッ

エレン「そ、そりゃああああああああっ!!」ギュルルルルルルッ!!

ミリウス「てりゃあああああああっ!!」グルグルグルグルッ!!



 ザパァアアンッ!! ドンッ、ピチピチッ


エレン「や、やった! 釣果数1!」パァァッ

ミリウス「こ、こっちもだ! う、うわぁ、なんか釣りってすごく楽しいぜ!!」パァァッ

エレン「俺のこれ、なんて魚なんでしょう? はは、面白い顔してるな」ハハハッ

ミリウス「俺のは…………う、うわっ!? な、なんか、グロいな!?」ウワァ


リヴァイ「ほう………ミリウスはオニオコゼか。見た目で判断するな、こいつは毒を持っている………」

ミリウス「えっ、そ、それじゃあこれ、食えないんですか?」ショボン

リヴァイ「いや。背びれに毒があると言うだけだ。取扱に注意する必要はあるが、可食部は非常に美味として知られている高級魚だ。良くやったな」

ミリウス「――――!!」パァァッ

ライナー「やったな、ミリウス!!」ニカッ

エレン「リヴァイ教官、俺の方はどうでしょう?」

ライナー「エレンの方は、1mはあるな………こりゃかなり食い出がありそうだが、毒とか持っていないだろうか?」



リヴァイ「エレンの方は…………!! こ、この頭部の横縞に、体の黒い横帯は…………幻の高級魚と呼ばれている、ハタか!?」ギョッ!?


エレン「えっ、そ、それって凄いんですか? ライナーのより、ずっと小さいですけど………それになんか、不細工だし」オロオロ

リヴァイ「クエと呼ばれる魚だ。大きくて見かけは悪いが、非常に美味で、釣り人にとっては憧れの的のような魚だぞ…………これは、旨いものが食えそうだな」ニヤッ

エレン「や、やったああああああ!!(あ、アニに、喜んで貰えるぞ!!)」パァァッ

ライナー「良かったな、エレン」ハハハ

ミリウス「よっし、この調子でどんどん釣っていこうぜ!!」ヨッシャアアッ


 ハッハッハ、オッ、マタカカッタゾ!!
 ス、スゲエライナー!! マタ『マグロ』ダッ!!
 オレタチモマケテラレネエナ、エレン!!
 アア、ガンバロウゼ………ッテ、コッチモキタァアアアアッ!!
 ホゥ……ワルクナイ。コリャア『マサバ』ダナ。サケガススム……


トーマス「ゲロリゲロゲロ」キラキラキラキラ

トーマス「痴漢車…………トーマス」ビュビュビュビュルンッ、キリッ

トーマス「オゲロロロロロロロッ」キラキラキラキラッ



……
………


~船・沖合 キース班~


 ビュオッ!! ザッパァアアアアアンッ!!


マルコ「っしゃ!!!」ガシッ

ナック「おお、マルコ!! これで十匹目だな!! って、俺もこれで八匹目ェエエエエエッ!!」ガシッ

キース「ほう…………これはマアナゴに………なんと!! 海でウナギが釣れるとはな!! どちらもかば焼きにすると絶品だぞ?」フフフ

サムエル「お、こ、こっちもかかったぞ………って、なんだこりゃ、平べったい!?」デケエ!!

キース「フム、これは………ヒラメだな。刺身でも煮つけでもイケる。かなりの美味だ。三人とも、よくやった」


 ハイッ、アリガトウゴザイマスッ!!


キース「それに比べて…………」ジロッ




アルミン「」ボウズ

ジャン「」ボウズ


キース「貴様ら…………やる気はあるのか? 開拓地に送られたいか? ああん?」ギロリッ

アルミン「ッ………も、申し訳」ショボン

ジャン「あ、ありません…………」ショボン

キース「少しはヤツらを見習え…………」クルッ


 オッシャアアアア、コレデキュウヒキメ!! ヒャハアアアアアアッ!!
 アマイナァッ!! コッチハコレデジュウイッピキメダァアアアア!! オラアアアアアッ!!
 コッチモダゼッ!! カーカカカカカカッ!!


アルミン「く、くそ、どうしてだ!? 同じ餌! 同じ釣竿!! なのに、どうして魚がかからないんだよぉ!!」ウソダトイッテヨバ-ニィ!!

ジャン「こ、こんなはずはねえ!! き、きっと竿が、そう、竿が不良品なだけなんだよォ!! 竿の差だ!!」ツレネエ!!


マルコ「―――――竿の差?」プッ

ナック「クッ…………ククク」プルプル

サムエル「おいおい、ナック。そんなに笑ってやるなよ………所詮素人のたわごとなんだからさ」クククッ


アルミン「!?」ブチッ

ジャン「!!?」ビキィッ


アルミン(ッ、お、落ち着け………とりあえず一匹釣り上げることだけに集中するんだ)be cool……

ジャン(一匹釣り上げさえすりゃあ、面目は保てるんだ………)リラックスリラックス


 ピクピクッ


アルミン「!!」クワッ

ジャン「!!」クワッ


アルミン「来たァアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」ギュルギュルギュルギュルッ

ジャン「こっちもだぜぇえええええ!!」グルグルグルグルグルッ!!



 ザバァァアアアアアアッ!! ドンッ、ビチビチッ


アルミン「や、やったぞ! 釣り上がったぞ!!! しかも、君たちのより大物だ!!」パァァァッ

ジャン「俺のはあまりデカくはねえが、どうだぁ!! ハッハアアアアッ! 見たかコラァ! なーにが素人だボケェ!!」ケッケッケ


マルコ「へぇん」ホジホジ

ナック「はぁん」ペッ

サムエル「ほぉん」ニヤニヤ


アルミン(ち、畜生、なんだあの余裕ツラは!!)ビキビキ

ジャン(ム、ムカツク野郎どもだな、オイ………!!)ブチッブチィッ


キース「ほう…………この魚は」ドレドレ

アルミン「!! きょ、教官! 僕のは、僕の魚は、どうですか!?」ドキドキ


アルミン(なんだかずんぐりむっくりしてるけど、渾身の力を込めて釣り上げた大物だ!! 彼らが釣ったヤツより、ずっと大きい!! これは勝った!!)ドヤァ


キース「マンボウだな。捨てろ」

アルミン「……………えッ?」ポカン

キース「食用にはなる。が、全く旨くはない。食うに値せん魚だ。漁師であれば絶対に食用にはしないレベルだ。リリースしろ」

アルミン「」チーン


マルコ「ゲラゲラゲラゲラwwwww」

ナック「プギャーーーーッwwwww」

サムエル「しかも、君たちのより大物だ」キリッ


 ギャハハハハハハハハ!!!


アルミン「」ゲフッ


ジャン(な、なんてこった…………アルミン、同情するぜ! だが―――――俺はお前の先を行く!!)ギリッ

ジャン「教官! 私のはいかがでしょうかっ!!」ドキドキ

キース「! ほう、貴様も釣れたのか…………」ドレドレ


ジャン(なんかヘンなツラした魚だが、ゲテモノほどうまいと相場は決まってる!!)ドヤァ


キース「――――ウマズラハギか。お前の顔にそっくりだな」プッ


ジャン「えっ」

キース「まぁ、食える魚ではある。肝はそこそこイケる。身は大して旨くはない。しかしお前の顔にそっくりだな」プププッ

ジャン「」

キース「お前の顔に、そっくり、だな」プッ

ジャン「」ポロポロ

アルミン(なんで三回も言ったし)


マルコ「ぶわははははははははwwwww」

ナック「プギャーーーーッwwwww」

サムエル「俺のはあまりデカくはねえが、どうだぁ」キリッ


 ギャハハハハハハハ!

 ウ、ウマズラダッテヨ!!
 ジャンニハオニアイダゼ!!
 ヒャハハハハハハ!!
 トモグイジャネエカ?
 チョwwwwwwオマwwwwwwwヒドイwwwwwww


ジャン「」ガフッ

アルミン「」チーン


 余談であるが、ジャンはこの後も何度か魚がヒットするものの、全てウマズラハギだったという。
 アルミンは何度か大物を釣り上げるものの、全てバラムツやアブラソコムツといった全く食用には向かない魚ばかりであった。


……
………


~船・沖合 女の子班~


ベルトルト「へぇ、君は元々シガンシナ区にいたのかい? 僕の同期でも、何人かそこ出身だよ!! 女の子もいるから、後で紹介するね!」ミカサッテイウンダ

女の子「うん! しかし、君はもともと壁外の文化圏出身者なんだって? 詳しくきかせてよ………って、コニー、引いてるよ!!」

コニー「う、おおおっ!? な、なんだ、こいつ、すげえ力で………!?」ググググッ

ダズ「手伝うぞ!」ガッ

フランツ「僕も!!」ガッ

コニー「さ、サンキュー、二人とも………うおおおおおおっ!!」ギュルギュルギュルギュルッ!!


 ザッパァァアアアンッ、ドンッ、ビチビチビチッ

コニー「お、おおお! でっけえの釣れたぞ!!」パァァァッ

女の子「おめでとさん! お、こりゃカツオだね!! なかなかおいしい魚だよ?」

コニー「まじか!? やったぜ!!」

フランツ「僕らも負けていられないね!」

ダズ「お、お? ベルトルトも引いてねえか!?」


ベルトルト「えっ!? う、うわっ、ほ、ホントだぁっ!? お、おも、いっ…………!?」グググッ

女の子「!? だ、誰か手伝って!!」アセアセ


ダズ「わ、わか――――!? こ、こっちも引いたぞっ!?」グググッ

フランツ「こっちもだ!!?」グイグイッ

コニー「ええええっ、お、おれも、またかよぉおおおおおっ!?」グイッ、グググ


女の子「こ、こうなったら、えいっ!!」ギュッ

ベルトルト「ッ!?(えっ、えっ、えっ………な、なに、何か、背中にやわこいのがっ……//////)」カァァッ

女の子「ほ、ほら、手伝うからっ、ちゃんと力、入れて/////」グイグイッ

ベルトルト「う、うん//////」ググググッ


 ザバッザバババッ


女の子「ほ、ホントに、大きい………なんだろう、この魚?」グイグイ


 プニュプニュ


ベルトルト(せ、背中にすんごい甘美な感触がある、けど…………!!!)ドキドキ

ベルトルト「釣り上げればッ、分かるよ!!!(何か、この子にいいところを見せたいっ!!!)」ギュルギュルギュルギュルッ

女の子「い、いっけぇぇええええええええええええッ! ベルトルさぁあああああああああああん!!」ギュウウウッ

ベルトルト「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」グゥンッ!!


 バッシャァアアアアアアアアアアアッ!!


女の子「あ、や、やった! 釣り上が―――――!?(え、こ、こっちに飛んで――――!?)」ハッ

ベルトルト「あ、危ないっ!!」ギュッ

女の子「えっ、きゃ、きゃあっ/////」グイッ


 ドッガアアアアアッ!!

 ドンッ

 チュッ


女の子「んぅ!?(く、くちび、る………い、今、く、くっつい、て………//////)」カァァッ

ベルトルト「い、いたた、だ、大丈夫………?」ニコ

女の子「ぅ、うん(わ、私を、庇ってくれたんだ………あ、あれ? なんか、胸がドキドキする)」キュンッ


ダズ「おーい、大丈夫かぁ? こっちもなんとか全員釣れたぞ!?」タタタッ

フランツ「ベルトルト、君! 二人とも、怪我はない?」タタタッ

コニー「おれ、またカツオ釣れたぞ!!」ヘヘヘッ


女の子「う、うん。あ、ダズのはヒラマサだね! すっごく美味しい魚だよ! 刺身でも焼き魚でも、煮物でもイケる!!」グッ

ダズ「やった!! これで食いっぱぐれなくて済むぅぅうううううっ!!」ヤッタ

女の子「フランツのは、シマアジだね! 年間いつでも美味しい魚だよ! 刺身でも、汁物でも、煮物でもおいしいよ!!」グッ

フランツ「はは、やったね! で、でも、その、二人とも………そろそろ、離れた方がいいんじゃない?」


女の子「え?」

ベルトルト「あ、あはは、ご、ごめんね。のしかかっちゃってて………////」

女の子「わ、わぁ、わ、わわわわ……/////」

ベルトルト「うん、すぐにどくからさ………痛ッ」ズキン

女の子「!? ど、どこか怪我しちゃったの、ベルトルさん!? ごめんなさい、私を庇って」アセアセ

ベルトルト「い、いや。市民を守るのが、僕たち兵士の仕事だから………君こそ、怪我はない?」

女の子「わ、私はどこにもないよ! そんなことより、ベルトルさんの――――」

ベルトルト「だったら、いいんだ。言っただろ、僕たちは兵士だ。君たち市民を守るのが責務なんだ。君に怪我が無くて、本当に良かったよ」ニコッ

女の子「…………ぅ、うん。あり、がとうね///////(あ、わかっちゃった。これ、きっと私、ベルトルさんのこと………/////)」カァァッ


コニー「おっ、ベルトルトのも釣れてるじゃんか! って、なんじゃああこりゃあああ!?」


ベルトルト「あっ/////」バッ

女の子「//////」バッ


ベルトルト「ご、ごめん。それで、僕が釣った魚は、どこだい、コニー?」

コニー「お、おう、これなんだけど、魚なのか? すげーでけえしよぉ」ビチビチビチッ


女の子「あ、あーーーーーーーーーーっ!? そ、それって、チョウザメだよ!?」


フランツ「さ、鮫っ!? あの人食い魚の鮫っ!?」ビクッ

女の子「あ、いや。高級魚だよ!! 頭から尻尾まで全部食べられるし、これ………うん、雌だ! きっと卵を持ってる!!」

ベルトルト「え、た、卵?」

女の子「チョウザメはどこを食べても結構おいしいけど、卵は別格!! キャビアって呼ばれてホントにおいしいんだから………っていっても、私は食べたことないんだけどね」アハハ

ベルトルト「それなら、一緒に食べようよ! 今日の夕食に呼ばれるんでしょ?」

女の子「えっ、い、いいいの?! 行く行くっ!!」ギュウッ

ベルトルト「う、うわっ、ちょっと、だ、抱きつかないでよぉ//////」ドキドキ

女の子「だって、なかなか食べられるような奴じゃないんだよ!? ホントに、美味しいらしいんだからね/////(えい、ぎゅーしちゃえ)」ギュウウッ

ベルトルト「わ、わわわあぁ/////(いい匂いがして、柔らかい体が、抱きついてきた………あうあうあう////)」ボンッ


コニー「と、とりあえず大丈夫そうだな! おれたちも釣りを続けようぜ!!(ハンナにいいもの食わせてやりたい。なぜか、そう思うと頑張れる!!)」ググッ

フランツ「そ、そうだね! 燃えてきたよ!!(ハンナのために、でっかくて美味い魚を、たくさん釣り上げてやるんだっ!!)」メラメラ

ダズ「お、釣り勝負か! 負けないからなぁ!!」グググッ


 ザァッパパパアアアアン、ドザドザドザッ、ビチビチビチッ


コニー「またカツオかよぉおおおおおおおおっ!!」

フランツ「またシマアジかーーー。でもおいしいらしいし、いいよね!」

ダズ「ヒラマサ二匹目っ!! どんどん釣るぞーーーっ!!」



 オオオオオーーッ!



……
………

※それぞれの釣果結果は後日で投下します。

 女子パートでは岩場での収集です。本日はここで終わりとなります。

 次回は明日の夜20:00頃からの投下予定です。仕事が忙しかったら遅れるかもしれません。

 今日も一日お疲れ様でした。おやすみなさい。地獄の月曜日を。


~おまけ それぞれの釣果~


リヴァイ:網漁で大量の伊勢海老やモイカ、ヤリイカを釣り上げる。どれもこれも美味。というよりこの班は高級魚ばかり釣れている。
エレン:クエ、シロアマダイ、大型マサバ(関サバ)、メバル(大型)、アカアマダイ、マハタなどの滅多に釣れない超高級魚ばかりを釣り上げる。しかもデカい。
ライナー:マグロ×3、カジキマグロ×1、クジラ×1。超大型で高級魚ばかりを釣り上げた。
ミリウス:オニオコゼ、トラフグをそれぞれ5匹ずつ釣り上げる。どちらも猛毒があるものの、非常に美味な高級魚。
トーマス:ゲロと精液におぼれて再起不能(リタイア)。

キース:シロダイ、アカアマダイ、ウナギ×8、マアナゴ9と大漁。かなりやりこんでいるとみた。
マルコ:マアナゴ×3、ウナギ×3、イサキ×4。笑いが止まらない
ナック:イサキ×6、ウナギ×8、マアナゴ×1。笑いが止まらない
サムエル:ヒラメ×9、カレイ×3、イサキ×1。笑いが止まらない
ジャン:ウマズラハギ×10。涙が止まらない。
アルミン:マンボウ×2、バラムツ×2、アブラソコムツ×2 全てリリース。食えない。茫然自失状態。

女の子:網漁でシラスやイワシ、ホタルイカなどを大量にゲット。ここは質より量なんだぜ!
ベルトルト:アカヤガラ×7、紋甲イカ×8、チョウザメ×8 高級食材ばっかり。大量大量!
コニー:カツオ×10 カツオオンリー。本人はご満悦。でっけえ! うめえ!
フランツ:シマアジ×6、大型マアジ(関アジ)×7、ヒラマサ×5。うめえ!
ダズ:ヒラマサ×8、大型マアジ(関アジ)×3、シマアジ×2。うめえ!

※あ、すいません。マルコの釣ったマアナゴは3じゃなくて×13でオナシャス!

※うん、残業だったんだ。すまない。

 さて、大釣果を上げたエレンたちであったが、一方女子たちは………。


………
……


~岩場~


ユミル「全員、ダイバースーツは着たか? 岩肌で怪我することもあるから注意しろよ!」


 ハーイ!


ユミル「さて、お前らにはこれから岩場周辺にある食材………もとい海洋生物の調達をしてもらう」

ユミル「毒のある生物が多数いるのは事前に通知した通りだが、くれぐれも気を付けろよ」


 ハーイ!!


ユミル「元気があってよろしい。それでは調達開始だ!」


ユミル「獲ったものはそのまんまおまえらの夕食になるからな! うめぇ物が食いたけりゃ、頑張ってこい!」


 ハーイ!!


ユミル「おっと、そうだ。サシャ・ブラウス、ミカサ・アッカーマンはこっちに来い」

ミカサ「ハッ!」バッ

サシャ「ハッ!」バッ


~岩陰~


ミカサ「………どうしたの? さっきの【女の子】の話?」ヒソヒソ

サシャ「何かあったんです?」ヒソヒソ

ユミル「いや、そっちは後回しだ。おまえらは海に潜って食材を取ってきてもらおうと思ってな」

ミカサ「………? 海なら、男子が釣りに行ってると思うが」

ユミル「いや。海の中の岩礁や、砂の底にしかいねえモンもある。んで、そういうモンの大抵は美味いのばっかりだ」

サシャ「!? ほ、本当ですか!?」キラキラキラ

ミカサ「岩場の水は相当深い………だから、私とサシャを?」


ユミル「そういうことだ。おまえらもどうせ食うなら旨いモンがいいだろ? 家族や恋人も喜ぶぜ?」


ミカサ「家族」ピクッ

サシャ「恋人」ピクッ



ミカサ(エレンとアニとアルミンが喜ぶ…………)ポワポワ


------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ミカサ『みんなのために、頑張って取ってきた』エッヘン

エレン『お、これ美味しいぞ、ミカサ!! こんなに美味しいものをいっぱい獲ってくるなんて、流石は俺の家族だな!! なでなでしてやるぞ』ナデナデ

アニ『こんなに美味しいものは初めて食べたよ。凄く嬉しいよ。ミカサはいい子だね、なでなでしてあげよう』ポンポン

アルミン『うおおおお!! 良ぉお~~~~しッ! よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし立派に獲れたね! ミカサ』タイシタヤツダミカサオマエハ

ミカサ『/////』テレテレ

------------------------------------------------------------------------------------------------------------


ミカサ「…………良い」ホッコリ

ミカサ(若干アルミンが気持ち悪かったが、これは良い………)ウンウン


サシャ(ライナーが、喜んでくれる…………)ポワポワ


------------------------------------------------------------------------------------------------------------

サシャ『さっ、食べてみてください』

ライナー『ンまぁーーーーいっ!!』ポロポロッ

サシャ『グラッツェ~~喜んでもらえてこの上ない幸せです♪ ほらぁ、こっちも美味しいですよぉ? はい、あーん♪』エヘヘッ

ライナー『あーん♪ なんだこれはぁぁ――――ッ!? ンマイなああッ!!』ニッコニッコ

サシャ『あはははっ♪ おいしいですね、ライナー!!』ニッコニッコ

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サシャ(ライナーも一緒に美味しく食べてくれれば、うまさ百倍です………)ジュルリ


ユミル「で、やってくれるか?」ニヤリ



ミカサ「やる」コクリ

サシャ「やります!」ジュルリ


ユミル「おお、そうかそうか、引き受けてくれるか! じゃあ海中での注意事項をだな。まずこのダイバースーツを着て、道具は………」ペラペラ

ミカサ「ほうほう」コクコク

サシャ「ふむふむ」ナルホド、ワカラン


ユミル(ククク………芋女にしてもミカサにしても、単純だがポテンシャルは抜群)

ユミル(せいぜい頑張って私たちの夕食を豪華にしてくれよ………)フフフ



……
………

※超今更ですが、フツー海辺の岩場じゃ獲れないようなモンまで取れます。

 ここはオールブルーだと思ってスルーしてください。

 あとミカサに妹属性付与したらこうなったよ! 妙に可愛くて>>1が一番戸惑ってるよ!


………
……



 ザパァァァアンッ!!


サシャ「アワビ獲ったどーーーー……です!!」ドヤァ

ミーナ「!!!! え、エロい! とにかく、形状がエロいわ!!」ポッ

ユミル「それ以上直接的な表現をしたらお前を海洋生物のエサにするぞ」

ミーナ「Oh!! Yes! Yes!! Fantastic!! Oh,Yeah!!」

ユミル(き、気持ちの悪いヤツだ………放置しておこう)


サシャ「クリスタ、これも網の中に入れておいてください!」ゴロンッ

クリスタ「わぁ、このアワビもおっきいねーーー!!」スゴイ

ハンナ「これ、殻がほとんど岩みたいじゃない!? 良く見つけられるわね!」スゴイ

サシャ「美味しいものは、存在するだけでオーラを発しているものなのです!」フフフ


ユミル(にしても、想像以上にやるな芋女。アワビはおよそ水深10メートル程の岩礁に紛れて生息するらしいが………)

ユミル(岩にくっついてる時はほとんど岩肌と見分けがつかないって話だ)

ユミル(だが、これで二十匹目だぞ………全く、食が絡むことに関しちゃ対したヤツだよおまえは)


ユミル「いいぞー、サシャ! その調子で獲り続けてくれーーっ!!」

サシャ「はーい!! もっかい行ってきます!!」ピョンッ


 ザッパァアアアアアンッ!!


ユミル「泳ぎに自信があるヤツ………というより、素潜りに自信があるヤツ以外はやめとけ。最低でも10メートルは潜らんとあれは手に入らねえ」


 ハァーイ!


 ザパッ


ユミル(お、ミカサも戻って来たか………お!? あいつが持ってるのは………!!)


アニ「どうだった?」

ミカサ「なんだか、ちくちくしている栗のようなやつを獲ってきた」エッヘン

アニ「ああ、これはウニだよ。もの凄く美味しいんだ。なかなかの高級品を取って来たね」

ミカサ「!! ほ、本当に?」パァァッ

アニ「うん。焼いてもいいし、そのまま食べてもイケるよ。とろけるように甘いんだ(懐かしいな、故郷にいた頃、一度だけ食べたっけ)」

ミカサ「いっぱいあったから、もっと獲ってく……………ねえ、アニ」クルッ

アニ「ん? どうしたの」


ミカサ「…………」スッ

アニ「??? (頭を突き出して…………なんだ?)」キョトン

ミカサ「高級品、ということは、なかなか流通しなかったり、稀少価値があったりするということ」

アニ「まぁ、そりゃそうだね」

ミカサ「それをたくさん獲ってこれる私は、すごい?」ウワメヅカイ

アニ「うん、5メートル潜れるやつなんてそんなにいないだろうし。すごいと思うよ?」

ミカサ「うん………私は……すごい………すごくすごい」フンフン

アニ(何が言いたいのかわからん。けどかわいい)ホンワカ


ミカサ「………ので、私は………もっといっぱい獲ってくることができる………例えば………一人でも」フンス

アニ「うんうん(かわいい)」ニコニコ

ミカサ「ので………すごい私は、頑張った私は、何かアニに対して見返りを要求しても、いいと思う」モジモジ

アニ「…………!」ピーン

アニ「………よしよし、ミカサはすごい子だねー、えらいえらい」ナデナデ

ミカサ「//////」テレテレ


アニ(妹にしよ)ホッコリ


アニ「ん…………せっかくだから、私も獲ってこようかな(ミカサにいいとこ見せてやろう) ミカサ、網カゴを貸してくれる?」フフフ

ミカサ「大丈夫? かなり水深が………」オロオロ

アニ「ふっ、あんまりナメないで欲しいね」コキコキッ

アニ(水が深い? 好都合だ。かなり深いのなら、きっと、アレがある………)ヒュッ


 ドボォオオオンッ…………ボコボコッ


アニ(―――――きっとこの辺に…………あった!!)ガシッ


 …………ザバッ


アニ「ぷはっ」

ミカサ「どうだった?」


アニ「―――――ハマグリ、ホタテ。その他諸々いっぱい獲った」フフッ


 ドサッ、ゴロゴロッ


ユミル「!?」ナント

ミカサ「!? な、何故!? そんなに目立つ大きな貝は、さっき潜ったときになかったはず………」ワナワナ

アニ「ちゃんと砂底まで探した?」フフン

ミカサ「!!」ハッ

アニ「昨日今日泳げるようになった子に遅れは取らないよ」フッ

ミカサ「ぐぬぬ…………」プクーッ

アニ(あ、悔しがってる悔しがってる)カワイイ


アニ「なんなら、どっちが多く獲れるか、競ってみる?」フフッ

ミカサ「受けて立つ…………貴女とはすでに家族。だけど、勝負ならば手加減はしない!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

アニ「いいだろう、かかってきな」フフ


 ドボォオオオオンッ…………


ユミル(! 思わぬ誤算!! 競争心を掻き立てられたミカサが、アニと勝負を始めた!)


 ※綺麗で水深のあるところにはハマグリがいるそうです。獲れるかは知らんが


ユミル(こりゃあ、夕食の時の酒はうまそうだな…………)ホッコリ



……
………


………
……


~一方、他の女子たち~


ハンナ「あのう、ユミル教官。これって食べられます?」ヒョイッ

ユミル「おっ、でかした。そりゃイワガキだ」

ハンナ「美味しいんですか?」

ユミル「貝の中じゃかなり濃厚でミルキーな味わいだな。美味いぞ~~? 殻ごと焼いてトロットロになった身を、こう、チュルンって啜る様に食うんだ」


ハンナ「………」ゴクリ

モブ子「………」ゴクリ

モブ江「………」ゴクリ


ユミル「はは、生唾呑むなよ。マジでうまいからたくさん獲ってきな」ハハハ

ハンナ「ほ、本当ですか! やったぁ!!」ワーイ

モブ子「むこうにいっぱいあったから、もっと獲ってこよ!」ワーイ

モブ江「うん!」ワーイ


 キャッキャッ


ユミル(お、マガキに、スミノエガキ………おっ、シカメガキまである!)

ユミル(サザエまで! 壺焼きにして食うか………うーん、美味いものが多すぎると、全部食い切る前に腹いっぱいになっちまうなぁ)ハハハ

ユミル「うーん、ますます酒が美味くなりそうだな…………平和ってのはいいもんだ」ノンビリ


 キャアアアアアアーーーーーッ!!!!!??


ユミル「!? こ、この声は、クリスタ!? く、くそっ!!」ダッ


 タッタッタッタ………ズザアアッ!!

ユミル「どうした、クリスタッ!! 何があったっ!! 怪我はないか!?」

クリスタ「わ、私は大丈夫。で、でも、ミーナが………!!」チラッ

ユミル「ミーナが!?」クルッ


ミーナ「あばぁあああああああらめぇええええええもっとぉおおおおおおおお」アヘアヘェッ


モブ代「た、大変なんです! 足を滑らせて海に落ちたミーナが、なにかぶにょぶにょした生き物にまとわりつかれてます!!」ビクッ

ユミル「ありゃクラゲだ。キャノンボールクラゲか…………(この時期に出てくるのは早いが………)」

クリスタ「あ、あの、助けなくていいの………いいんですか?」アセアセ

ユミル「毒性も少ないし食えるヤツだからほっとけ。むしろ悦んでるから邪魔しちゃダメだ。むしろ見ちゃダメだぞ」

クリスタ「は、はぁい………(だ、大丈夫かなぁ)」アセアセ


ミーナ「んほっ!? んほぉぉおおおおおっ!? み、みるきゅでちゃうにょぉおおおおおおおおおっ!?」ビュルッビュルルッ


クリスタ(女の子がしちゃいけない顔してる………)ウワァ

ユミル「だから見んなって」


 ザバッ


モブ香「だ、大丈夫なの、ミーナちゃん…………」オロオロ


ミーナ「う、うう……………ほぼイキかけました!」キリッ


ユミル(嘘つけ、イッてたじゃねえか、この亀頭女…………とりあえずクラゲは一応回収、っと)イライラ


ミーナ「あ、あと水の底にこんなのがあったので、獲ってきたよぉ…………/////」ブニョブニョン


クリスタ「ひっ!!?」ビクッ

モブ子「い、いやああああああああああっ!!? なにその黒くて太いのぉおおおおおおっ!!?」イヤァアアアアアッ!?

ミーナ「へっへっへ、ウブい小娘よのう…………赤いのとか青いのもいたよぉ………」ズルリッ

モブ代「なんでダイバースーツの中から出てくるのよッ!? どこから出した!! どこから出した!!」ヒィィイイイッ

ミーナ「知ってるくせにぃ………////」ポッ


ユミル(ありゃナマコか…………マナマコは食用になる。コリコリした歯ごたえの食感はなかなか珍味だ、が………)


ミーナ「こ、これぇ、こ、擦ってると、固くなってぇ………ほ、ほぉらああああっ!!!」ビュルルルッ


クリスタ「い、いやあああああああああああっ!!?」ポロポロ

モブ香「きゃ、きゃあああっ!? な、なにか出てきたぁあああああっ!!?」イヤーーーーッ!?


ミーナ「げひゃひゃひゃひゃwwwwwwほぉれwwwwwほぉれwwwwww」ビュッビューッ


モブ代「こ、こっちこないでぇえええええええええっ!!」ギャーーーーッ!?

モブ子「や、やだぁあ!! そんなの見せないでよぉおおおおっ!!」ウワァアアン!!


ユミル「――――――(やり過ぎだよ、おまえ)」ブチッ


 この時、ユミルの中で何かが切れた。


 ナマコを手に取ったままクリスタ達を追い回すミーナの背後に、一息で接近。


ミーナ「――――ッ!?」ハッ


 危機を察し、振りかえるミーナだったが、それは悪手だった。


ユミル「―――――」パシッ

ミーナ「!?」ギョッ


 ユミルはナマコを握るミーナの右手を掴みとりながら跳躍。

 左足をミーナの首に引っ掛け、引き寄せる。

 前方につんのめったミーナが最後に見たものは――――超高速で迫る、ユミルの右膝だった。


クリスタ『両脚でこう 虎が顎(あぎと)で挟み込むように』ガクガクブルブル


 この時の光景を遠目に眺めていたクリスタは、後にそう語っている。

 ユミルが放ったこの時の技こそは、両脚を虎の顎になぞらえ頭部を鋏み打つ―――――『打撃技』と『関節技』が一体となった、古流柔術に伝わる奥義。


 グ シ ャ ッ 


ミーナ「ッ~~~~~~~~~~~~!?」ゴハッ


 顎先目がけて、膝蹴りがジャストミート。ユミルはそのまま左腕の関節を極め、たまらずミーナは顔面から地面に激突。

 グチャリ、と何かが確実に破壊される音が響いた。


ユミル「虎 王 完 了」ドーン

ミーナ「」ピクッ、ピクッ

女子達「」ガクガクブルブル



……
………


………
……


~夕方・港 合流~


 ギィコ、ギィコ………ザバッ


ユミル「お帰りなさい。女子は砂浜で待たせてます」

キース「ご苦労」

リヴァイ「そっちの首尾はどうだった?」

ユミル「この顔見りゃ、分かるでしょ」ニマニマ

リヴァイ「だな………」ニヤリ

ユミル「そちらも…………」チラッ


エレン「~~♪」ニッコニッコ

ライナー「~♪」ハハハハ

マルコ「wwwww」ゲラゲラゲラゲラ

ジャン「」チーン

アルミン「」ボーゼン

ベルトルト「/////」チラチラ

女の子「ッ/////」ポッ

コニー「~~~~♪」ルンルン


ユミル「順調だったようでなによりですね(なんか一部、生気を失ってる奴らがいるが)」

リヴァイ「ああ…………」

キース「では、砂浜に向かうぞ!!」


 ハッ!!


……
………


………
……


~夕方・砂浜~


キース「諸君、ご苦労だった! 初回の調査においては上々すぎる程の成果を上げられたと言っていいだろう!」


 ハッ!


キース「本日はこれから、馬で宿泊地まで向かう。何、ホンの数分だ」ニヤリ

ユミル「見てからのお楽しみだが…………期待して構わんぞ? 更にその上を行くだろう」


 オォォオオオオッ!?


リヴァイ「それじゃあ行くぞ。せっかく釣った魚が、腐っちまう前にな」

訓練兵s「はっ!!」バッ


~道中~

 パカラッ、パカラッ、パカラッ……


エレン「~~~~♪」ニコニコ

アニ「エレン、ずいぶんと上機嫌だね」アハハ

ミカサ「いっぱい、釣れたの?」フフフッ

エレン「ん? まぁな~~~~♪」フフーン♪

ライナー「ははは、それが聞いてくれよ、二人とも。エレンはな、数こそそう多くなかったが、どれもこれも超高級なレア物ばっかり釣り上げてな!」ハハハ

エレン「あっ、ちょ! ライナー、言うなよ! 後のお楽しみにしようと思ったのに!!」プクッ


 ライナーノアホー!
 マァソウオコルナヨ、ウマイノツクッテヤルカラサ
 ム………ソ、ソウダナ。タノムゾ、ライナー!! スゲエタノシミニシテルカラナ!!
 マッタク、アンタハタンジュンナンダカラ、フフッ
 ソレモエレンラシイワ
 ワーハハハハ、ワハハハハハッ!!


アルミン「……………」ズーン

ジャン「……………」ズーン


サシャ「ライナーはでっかいの釣れたんですってね!」ニコニコ

ライナー「お! サシャも聞いたぞ? なんでも大活躍だったらしいな!」ハハハ

サシャ「ええ、期待しててくださいね! あとでおいしいもの、いっぱい作りましょう!」ニコッ

ライナー「おう! 魚は専門じゃあないが、調理法は色々知ってるしな! 手伝い頼むぞ、サシャ!」

サシャ「はいっ!!」エヘヘッ


 ハッハッハッハ!!


コニー「でな、おれ、こんなにでっけえのたくさん釣り上げたんだぜ!!」フフン

フランツ「僕も、そう大きくはなかったけど、かなり高級魚をたくさん釣り上げたんだ!」ハハハ

ハンナ「へぇ~!! 夕食が楽しみね!! 期待しちゃうからね、二人とも!」ニコッ

コニー「お、おう/////(う、こ、これって、おれの、このモヤッとするのって、ひょっとして………)」ドキドキ

フランツ「う、うん/////(可憐だ………)」ドキドキ


マルコ「オイ、聞いたぞ雌豚………なんでも、ロクなものも手に入らなかったそうじゃねえか」ギロッ

ミーナ「ぴぃっ!? す、すいません………で、でも、一応食べられるもので、そのぉ………」オロオロ

マルコ「一応食える? 豚が食える程度のものを、俺にも食わせるつもりだったってのか? あぁ?」ギロギロッ

ミーナ「あ、ぅ…………お、お仕置き、ですか………?」ビクッ

マルコ「……………っ」

ミーナ「ぅ、うう…………」ウルウル

マルコ「ッ―――――まぁ、いいだろう。珍味って話も聞いた。しょうがねえから、食ってやるさ」プイッ

ミーナ「え…………あっ」パァァッ

マルコ「勘違いするんじゃねえぞ。夜は夜で、しっかりてめえを躾けてやるからな」ギロッ

ミーナ「は、はひぃいいいいっ………///// な、なんでも、しますぅ………////」フヒッ


 パカラッパカラッパカラッ


ベルトルト「え、えっと、だ、大丈夫? しっかり、掴まって?/////」ドキドキ

女の子「う、うん//// ご、ごめんねベルトルさん、一緒に乗せて貰って………私、馬とか乗れないから………////」ドキドキ

ベルトルト「い、いや。大丈夫だよ。けど、僕で良かったのかい?/////(やわっこい/////)」モンモン

女の子「うん。ベルトルさん、おっきいから、掴まってると、その、安心するし……/////」ギュッ

ベルトルト(デカいのがとりえです! デカい体に生んでくれて、お母さん、ありがとう!!/////)シアワセ

女の子「あ、もうすぐだよ!!」

ベルトルト「え? 君、行き先知ってるの?」キョトン


女の子「あれ、言ってなかったっけ? 私の家だよ? 私の父は漁師もやってるけど、おうちは民宿やってるんだ!」ニコッ


ベルトルト「えっ、えええええっ!!?(って、民宿!? 兵士用の宿舎とかじゃなくて!?)」ガーン!?



……
………

※いつ錯覚していた………? 釣りなんぞ序章だ。

 温泉イベントとか素敵だよね!(ニコッ

 というわけで、続きはまた明日。地獄の月曜日を乗り切って、明日も頑張ります。

 本日もお疲れ様でした。おやすみなさい。良い夢を……すやすや。

乙!
ミカサの下りがメッチャ可愛かったぞ



続きが楽しみだあ
ベルトルさんの方にも期待

>>1さん
温泉イベントってことは、卓球大会や、枕投げ、コイばな、肝試し、花火などの修学旅行ネタ盛りだくさんってことですか?

>>423
 ここのところアニもそうですが、ミカサも可愛く書けるか試行錯誤中です。

>>424
 あまずっぺーのを書きたいw

>>425
 お楽しみということで………。

なんというボリューム
下手すると5スレ目もあるなこれ

ベルトルさんにも春がきたか…

>>427
 『レイシング』とか『サシャのグルメ』とか書いたら5スレどころか6スレ目まで行くやも……orz
 持つのか、俺の身体は……書きたいものが多すぎる。
 流石にレイシング書いたらジュマンジは終了して、別スレのどこかでお会いすることになるやもです。

>>428
 ずっと扱いが酷かったので、ここで日の目を見せてあげようかと……ライナーはなんだかんだで良い思いしてますし。

この>>1は優秀なので名前(あだ名)があると嬉しい
ので考えてほしい(ウエカラ

>>1です。帰宅しました。これから『フロ⇒メシ⇒ネル………前に投下⇒ネル』の予定。

>>434-435
 これは、『女の子』の名前についてですかね?

 今のところ名前を付ける予定はありませんが………安価取ります?

 (付けるとしたら北欧神話の『ユミル』の伝承にちなんだ名前にしようかと思ってますが)

 アウルゲルミルから『アウル』とか『ルミル』とか。

 とりあえずお風呂入ってきます!

>>434-435が言ってるのは>>1にあだ名つけたいってことでは

>>1です。食事中です。白身魚のムニエルうめえ。デミソースのムニエルなんてあるんですね。

>>439
 あ、私に対してのあだ名ですか。お好きにお呼びください。

 だが亀頭の人だけは許さん。変態ミーナとか亀頭ミーナとか公然猥褻カットとかも断じて許さん。

 いいな、振りじゃないぞ。絶対だぞ! 絶対やめろよ!! 絶対だかんな!!


 とりあえず書き溜めてきます………ある程度溜まったら投下します。

※投下開始します………振りじゃないのに………腹いせにSS内であいつ虐めてやる……。


~民宿到着~


エレン「でっ…………」

アニ「…………かっ!!」

" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, ////////┌────────┐/////////\
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, ////////│  民宿  駆逐    | //////////\
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ ///////l└────────┘////////////ゝ
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ,.三三三三三三三三三三三三三三三三三三三┃
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ _ ___________________ ┃
" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" 〃  l....... .... |=====l=====| | 〃 |  〃|  ┃
ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;メヾ "   〃   l ........ ...|=====l=====| |__|__|  ┃
゛ ヾ;i;;ii ;iiメソ ヾ; ;ゞ "         l::::: ... ...|=====l=====| | 〃 |  〃|  ┃

 ""|l!|| ll|ソ  ""           l....    |=====l=====| |__|__|  ┃
   li(~):|l|   ,,,,,, ,             l....    |=====l=====|:::        ::::┃
   |:l||l |l| ,,iiiii;;;::..゙ ,,iiiii;;;::. ゙ ,,iiiii;;;::. ゙,,iiiii;;;::. ゙ ,,iiiii;;;::. ゙,,iiiii;;;::. ゙ ,,iiiii;;;::. ゙,,iiiii;;;┌───┐
   |;l!l| |;;) iiiiii;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::::iii__________;;;;;:::::::iii l │空有  |
   |ill|| lll(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)|三三三三三三三三三三|(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)
 二llil|l l!| (⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)|三三三三三三三三三三|口(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)

、.,.ノiiノ:l|| !ヽ、.,.,             ,.、.,       ,.、.,,,.、.,      .、.,.,



 ドォオオオオオオンッ!!!!


ベルトルト「み、民宿?」ポカーン

女の子「うん」

ベルトルト「君のおうち?」

女の子「? うん、そうだよベルトルさん。あ、みなさーん、お馬さんは向こうに厩(うまや)があるので繋いでくださいーっ!」


 ハーイッ!!


ベルトルト(厩があるの!?)ガビーン

ベルトルト(あれー、僕の記憶が確かなら、民宿って本業が漁師とか農家で、副業として自宅の一部を宿泊施設にしてて、従業員は家族だけのこじんまりしたものを指した気がするけどー)アセアセ


ベルトルト「いや、どう見ても旅館でしょ、これ!? 家族だけじゃ回せないでしょ!?」ガーン!!

女の子「や、やだなぁ、大げさだよ。そりゃあ、その、従業員さんは沢山いるけど」テレテレ

ベルトルト「(民宿の定義とはなんだったのか)………い、一応聞きたいんだけど、部屋数は?」

女の子「従業員さんは、えーっと、確かコックさんとか入れて、ひーふーみ…………うん、20人くらいかなぁ。あ、でも大部屋もいっぱいあるから安心してね!」ニコッ


ベルトルト「」ポカーン

※いきなしミス。

×:~い、一応聞きたいんだけど、部屋数は?」
○:~い、一応聞きたいんだけど、従業員の数は?」


女の子「ベルトルさん、どうしたの? ほら、早くお馬さんを繋がないと。おーい、おーーーい、ベルトルさーん?」キイテマスカー?

ベルトルト「――――――(ひょっとしてこの子、凄いお嬢様なんじゃないの!?)」ジーッ

女の子「そ、そんなに見つめられたら、照れちゃうな////(ひょ、ひょっとして、まだ私とお馬に一緒に乗ってたいとか………////)」ポッ



エレン(すっげー、ここに泊まれるのかぁ)ノホホン

アニ(こういうのは旅館と言うんじゃなかったっけ………?)スゴイ

コニー(うわー、でっけえなぁ………あれ、ひょっとしてアイツの家ってフッツーに金持ちなんじゃねえの? 貴族並だろ、こんなの)スゲエ

ライナー(ほう、結婚したら見事に逆玉の輿だな、ベルトルト)ニヤニヤ

ジャン「なぁ、アルミンくん」ニコリ

アルミン「うん。分かってるよジャンくん。『ベルトルトシカト』って書いた紙、後で回そうね」ニコリ

ジャン「トロスト区帰ったら、あいつの席捨てようぜ。おめーの席ねえから! なんつって」アハハ

アルミン「靴に画びょう入れなきゃね。立体機動装置にかんしゃく玉も仕込まないと」ウフフ


リヴァイ(クズどもが………削ぐ価値すらねえ………)ドンビキ


ミカサ「くんくん…………? なんだろう、不思議なにおいがする」スンスン

サシャ「あれ、ホントですねえ。ゆで卵の匂いに似てます」クンクン

アニ(あれ? この匂いって、ひょっとして――――)


ベルトルト「とりあえず、僕たちも馬を繋いでこようか………」パカッパカッ

女の子「ふわっ!? い、いきなり動かさないでよぉっ!」ギュウッ


女将「あらあら、皆さん遠いところからようこそお越しくださいました」ニコニコ


女の子「あっ、お母さん」

ベルトルト「!?」

女将「あらあら、お疲れ様だったわね。皆さん、娘がご迷惑など…………あら?」キョトン


ベルトルト「え?(な、なんだ? 僕を見てる?)」キョトン

女の子「あ………////」シガミツキ


女将「あらあら? うふふ、もう夏だっていうのに、ずいぶん遅い春が来たみたいねえ」ニコニコ


ベルトルト「―――――あっ/////」カァァッ

女の子「ち、ちがっ………お、おかぁさん!! べ、ベルトルさんは、まだそんなんじゃないからっ/////」カァァッ

女将「あら、そう?(まだ、ね?)」ウフフ

女将「しかし、ずいぶん立派な男の子ねぇー。ああ、私はこの子の母親で、ここの女将をやっています。ウチの子、迷惑かけてなかったかしら?」

ベルトルト「あ、そ、その。どうも、ベルトルト・フーバーと申します。ご迷惑だなんてとんでもない。海洋調査では、彼女に大変お世話になりました」ペコリ

女将「あらあら、これはどうも御丁寧に(礼儀正しいわねぇ。背も高いし、顔立ちもなかなか………)」フムフム


ベルトルト(なんだろう、すごく居心地が悪い)アセアセ

女の子(お、お母さんったら………////)カァァッ



ユミル(うわー、なんだろー。ホンの八年くらい前には毎日鏡で見てた面が、頬を赤らめてベルトルトの背中にしがみついてるこの光景)シュールスギル

クリスタ(ユミル(だった女の子)って、あんな可愛い表情もできたんだねぇ)フムフム


キース「これはどうも、女将さん。本日からしばらく、こちらでお世話になります」ペコリ

女将「あらあら、教官さん? 長旅お疲れ様でした。獲れたお魚は、後で運ばせておきますので、ゆっくり休んでくださいねぇ」ニコリ

キース「はっ、お心遣い感謝します。しかし我々は軍人です。せめて、厨房へ運ばせて頂きます」

女将「あらあら? それじゃ、係の者を呼んできますねぇ~」

キース「貴様ら!! 獲った魚類を厨房に運び込め!! その後は係の方の案内に従い、各自割り当てられた部屋へ移動! 速やかに入浴準備!! グズグズするな!!」


 ハッ、ハイ!!


女将「あら、流石は軍人さんねぇ………キビキビ動くわぁ」


ベルトルト「それじゃあ、魚を運ぼうか………ほいっ、と」ヒョイッ

女の子「あっ、厨房はこっちだよ!! っ、と、よ、よい、しょ………」フラフラ

ベルトルト「あ、いいよ。僕が運ぶから、君は案内をお願い」ヒョイッ

女の子「っ!?(か、軽々と!?) え、あっ、いや、でもっ」ショボン

ベルトルト「大丈夫、僕は別に見かけ倒しってわけじゃないからね」ハハハ

女の子「力持ちなんだね。それじゃお願いしちゃおうかな////(や、優しいなぁ、ベルトルさん……////)」キュン


 アリガトネ、ベルトルサン////
 ハハハ、コノクライ、ナンテコトハナイヨ
 ソンナコトナイヨ、スゴイヨ! ア、コッチダヨ!!
 ウン、オネガイ………(カワイイナァ////)


ジャン「あぁ、ベルトルト………やっぱ、てめえもそっちか。そっち側か………しかも中身は違うとはいえ、ユミルとよぉ………」ゴゴゴゴ

アルミン「このっ…………裏切りもんがあああああああああああああっ!!!」


エレン「なんだろう。台詞を取られた気がする」キュピーン!


ミカサ「もうあの二人はそっとしておくといい(やっぱりあの二人はきっとデキてるのね………)」ドンビキ

アニ「そうそう、ほっときなよ。さっさと運ぶよ」ヨイショット

エレン「あ、なんだよ、俺が運ぶって」ヒョイッ

アニ「あっ………その、あ、ありがと////」ドキドキ

エレン「何、か弱い乙女だもんな、アニは」ニヤニヤ

アニ「っ………////」ゲシゲシ

エレン「いてっ、いてっ!!? 照れ隠しに無言で蹴るなよ! 魚落としちゃうだろ!?」ヤメテ!!

ミカサ「~~~~♪(あの後、アニと一緒にいっぱい貝とか、カニとか獲れた。エレン達、喜んでくれるといいなぁ)」ルンルン



……
………


~民宿内・部屋前~


リヴァイ「よし、各自振り分けられた部屋へ入れ」

ユミル「荷物置いたら、すぐに大浴場に集合な。遅くても一時間ぐらいで出ろよ。あ、ライナー・ブラウン、サシャ・ブラウスは早めに上がって厨房へ向かうように」

ライナー「! はっ!」バッ

サシャ「はっ!!」バッ


女の子「あ、みんなの着替えはお部屋に用意してあるから、お風呂に行くときは持って行ってね!!」


 ハッ!! バッ!!


女の子「う、うわぁ、びっくりした!? や、やっぱり軍人さんだね! でも私は教官じゃないから、別に普通で良いよ!」アセアセ


 アハハハハッ!


女の子「も、もう、笑わないでよっ/////」カァァッ


ベルトルト(可愛すぎる)デレデレ

※部屋割りは以下の通り

【201号室】
 エレン・イェーガー
 ライナー・ブラウン
 ベルトルト・フーバー
 コニー・スプリンガー

【202号室】
 ジャン・キルシュタイン
 アルミン・アルレルト
 マルコ・ボット

【401号室】
 ミカサ・アッカーマン
 アニ・レオンハート
 サシャ・ブラウス
 クリスタ・レンズ

【402号室】
 ミーナ・カロライナ
 ハンナ
 モブ子
 モブ江
 モブ香

【203~205号室(男子)】
 その他モブ
【403~405号室(女子)】
 その他モブ


※部屋の内装は典型的な和室だと思って下さい。


~201号室(エレン・ライナー・ベルトルト・コニー)~


エレン「う、うわっ!! ひ、広いな!!」

ベルトルト「す、凄いね。こんなに広々してるなんて思わなかったな」

コニー「うひょおおおおいっ!!」ダッ

ベルトルト「あっ、コニー駄目だよ。教官が土足厳禁って言ってたよ?」

コニー「うおっと! そ、そうだったな」ヌギヌギ

ライナー「お? なんだ、いぐさの匂いがするな………」

ベルトルト「あ、タタミだね。なんか落ち着く匂いだ」

コニー「あっ、なんか菓子が置いてあるぞっ! く、食っていいのかな!!」

ライナー「いいとは思うが、食うのか? これから物凄くウマいものが出てくるんだが」ニヤニヤ

コニー「う、そ、それもそうだな! さっさと風呂行こうぜ!!」


~202号室(ジャン・アルミン・マルコ)~


ジャン「…………」

アルミン「…………」

マルコ「…………」プークスクスプー


~401号室(ミカサ・アニ・サシャ・クリスタ)~


サシャ「うわぁーーーー!! 見てください、外に海が見えますよっ!!」キャッキャッ

クリスタ「あっ、本当だ! 外がずいぶん暗くなって………港街の明かりが綺麗だね」キラキラ

ミカサ「…………なんだろう。妙に、懐かしい気分になる部屋だ」←東洋人の末裔

アニ「とりあえずさっさと荷物置いて、お風呂に行こうか。海水でベタベタだよ」


サシャ「おっと、私も早く入って、厨房に行かねばです!!」フンス

ミカサ「うん、サシャ。期待してる」

クリスタ「楽しみにしてるね!」

アニ「ああ。頼んだよ」


サシャ「まっかせてください!!」エヘヘッ


~402号室(ミーナ・ハンナ・モブ子・モブ江・モブ香)~


ミーナ「さて、諸君らには言っておきたいことがある………」

ハンナ「」ビクッ
モブ子「」ビクッ
モブ江「」ビクッ
モブ香「」ビクッ


ミーナ「就寝時間になったらご主人様を連れ込んで視姦プレイがしたいんですが、構いませんね!!」ドヤァァァァアアッ


ハンナ「」ガクガクブルブル
モブ子「」ガクガクブルブル
モブ江「」ガクガクブルブル
モブ香「」コクコク////////


ハンナ「えっ」
モブ子「えっ」
モブ江「えっ」
モブ香「…………え?」キョトン

※さて、次は肝心のお風呂パートなんですが………

 今日はテンポが悪いというか、>>1の調子が悪いのでここで区切りとしたいです。

 ちょいと一晩考えて、明日投下したいと思います。ここんところスローペースで申し訳ないです。

※ちょっとお風呂時に選択安価を用意しようと思います。

エレン(このまま覗くか……だが、危険な気がする)

 ①まだ行ける。覗き続行
 ②離れて様子を見よう
 ③すぐに風呂から出よう

 みたいな感じです。明日の夜にはそういう感じで投下していけたらと思います。

※帰宅……そしてこの有様である。

 例なのに………ただの例なのに………ただ安価の結果次第で、今後が少し変化します。

 では、ぼちぼち投下開始します。


………
……



~大浴場前~


女の子「みんな、着替えは持ってきたかな?」


 ハーイ!


女の子「ここがウチ自慢のお風呂です! 向かって左は男湯、右は女湯! のれんにも書いてあるから分かるよね!」


 ハーイ!


女の子「バスタオルとかシャンプー・ボディソープは中にあるから、良かったら使ってね!」ニコ

ライナー「おお、至れり尽くせりだな」

ミカサ(??? ヘンなにおいが近くなった……お風呂から匂ってきているの?)クンクン

ジャン「やっと風呂か…………海水やら汗やらでベトベトだぜ」←テンション持ち直してきた

アルミン「やっと一息つけるね」←同じく


リヴァイ「俺達の貸し切りだから、他の客はいねえが………あまり騒がしくはするなよ。俺達教官陣も後から入る」


 ハッ!!


モブ子「あっ、そうだ!! ねぇねぇ、君も一緒に入ろうよ(ベルトルトとどれだけ進展があったのか………)」チラッ


女の子「え、えっ? わ、私?」アセッ


モブ代「っ! そ、そうだね、ねぇ、入らない? お風呂入りながら、あたしらとお話しよう(そ、そうだ。ベルトルトとのことを聞きださなくては………)」チラッ

モブ香「! ぅ、うん、一緒に入ろうよぉ。いっぱい汗かいてるでしょ?(な、なんだかベルトルトといい感じだったし………ら、ライバルの威力調査をしなきゃ!)」バストサイズテキナイミデ!!

モブ江「! 一緒に背中流したりしようよ!(ベルトルトは優良物件………絶対に渡さない!)」グヌヌ


女の子「えっ、ええっ!?(さ、誘われちゃった。なんか恥ずかしいなぁ////)」テレテレ


アルミン(自分自身の察しの良さも考え物だなー。水面下での女の戦いが見えるようだよ。しかもベルトルト争奪戦)チクショウ

ジャン(オレやアルミンばっかりだ………下らねえ現実が見えやがる………モテ期? モテキなのか、ベルトルト?)ファック

ベルトルト(? な、なんだ? アルミンとジャンが睨んでる………)コワイ


女の子「あっ…………で、でも、お仕事………」シュン

女将「あら、いいじゃない。あなたも昼間はずっと働きっぱなしだったし、汗もかいてるでしょ? 一緒に入って仲良くなってきなさい」ニコニコ

女の子「い、いいの!?」パァァァッ

ハンナ「そうだね、一緒に入ろうよ! このあたりのこととか、聞かせて欲しいな!」ウキウキ

ミーナ「そうだね、一緒に入ろうよ! (性感帯が)どのあたりなのか、聞かせて欲s」

ミカサ「……………淫逸な雰囲気を感じた」ゴキャッベキッメキョキョッ

ミーナ「」チーン

アニ「…………そう、ね。一緒に入らない?(ユミルの頃の記憶はない、か? 念には念を入れてその辺りを聞き出せれば………)」

クリスタ「う、うん。入ろ」

女の子「じゃ、じゃあ、一緒に入ろっかなぁ。私にも訓練のこととか聞かせてね!」テレテレ


 ウンッ!
 キャッキャッ、アハハッ


女将(この辺りは同じ年頃のコも少ないし、この機に友達が増えると良いわねぇ)ニコニコ


ユミル「風呂入った後は大広間に集合だ。そのままそこで待機。さっきも言ったが、入浴時間は一時間程度にしろよ」


 ハッ!!


エレン「そんじゃ、また後でな」フリフリ

アルミン「またね、ミカサ、アニ」フリフリ

ミカサ「うん、また」フリフリ

アニ「ん、じゃあね」フリフリ



……
………


………
……



~男子風呂~


 カポーン


エレン「体も洗ったし、そろそろ湯船に………って、なんだよこのお湯!? 汚れてねえか!?」

ミリウス「う、うわっ! ほ、ホントだ、白く濁ってる!?」

トーマス「お、俺のはここまで飛んできていたのか!?」スゲエ


コニー「は? 何言ってんだよ、こりゃ温泉だぞ?」トーマスナニイッテンダ?


フランツ「お、温泉?! 温泉って、座学で習った、あの温泉かい?」

ジャン「へぇ、良く知ってたな、コニー」

コニー「田舎じゃそんなに珍しくもなかったけどよ。ここまで広いと格別だな………」


アルミン「疲労回復にも効果があるらしいね。早速入ってみ………うひゃっ、熱ぅっ!」トプンッ

コニー「ゆっくり入った方がいいぞ?」

エレン「そ、そーっと………」ジワジワ

ベルトルト「ゆ、ゆっくり、腰を落として、と…………」ゾクゾク

エレン「ふ、ふぉー………」プルプル

ベルトルト「あー………」ビクビクッ


 ザプーン………


エレン「いやー、きんもちいいなぁ…………」グデーン

ベルトルト「あー、少し日焼けした肌に染みるけど、確かにきもちいいねぇ………」ハフーン

アルミン「………風呂はいいね。風呂は心を潤してくれる(渇いた男心だって癒やしてくれる………)」ズズーン

ジャン「風呂は嫌なことを全て流してくれる………人類の生んだ文化の極みだな…………(荒んだ心が滑らかになっていくようだ……)」ドヨーン

エレン(なんでこいつらこんなに疲れ切った顔してるんだろう?)キョトン

ベルトルト(あー、久々に温泉入ったけど、こんなに気持ちいいものとはなぁ………)トローン


コニー「しっかし、今日は楽しかったけど、かなり疲れたよなぁ………あれ? ライナーは湯船はいらないのか?」カポーン

ライナー「風呂は夕食後にでもゆっくり堪能するさ。俺は体も洗ったし、夕食の仕込みも始まってるだろうしな。先に上がってるぞー」ザバッ

エレン「おっ、そうか! なんか、いっつもありがとうな、ライナー」

ベルトルト「君も疲れてるだろうに、ごめんね」


ライナー「何、おまえらが旨そうに食ってくれる顔をみりゃ、疲れなんてフッ飛ぶさ」ハハハッ


マルコ(やだ、男前………)キュン

コニー(流石はおれたちの兄貴だぜ………)ホッコリ

アルミン(こういう男気っていうのかな? ライナーのこういうところがモテる秘訣なのかな)ウーン


ライナー「じゃあ、また後でな! 期待してろよー?」ニヤッ

エレン「ああ、美味しいの頼むぞ、ライナー!!」ニカッ


 タノンダゾーッ
 ハラヘッタナァ
 メチャクチャウマイノクエソウダナ!!


コニー「しかし、なんだな。温泉に入れるとは思わなかったぜ」フハーッ

ジャン「独特の匂いに、白く濁った湯………ああ、これが温泉なのか。確かに疲れがフッ飛んでいくような気がするぜ」グデーッ

マルコ「あぁ………これなら夜の立体機動にも弾みがつきそうだよ」ククク

ジャン(潤った心が急速に渇いていく………)ズーン

アルミン(もうマルコに原型が残ってないよ………どうしてこうなった)ズーン



 ………キャッ、キャッ



エレン「ん? なんか聞こえたか? 外に誰かいるのか?」


アルミン「あれ? 良く見たら、壁の一か所が扉になってる」

ジャン「湯煙で見えなかったな………なんだ、行ってみるか?」ザバッ

コニー「おーっ」ザバッ


 ゾロゾロッ………ガラッ


エレン「!!!? そ、外にも風呂場が!?」ビックリ

アルミン「い、岩で浴槽が出来てる!? す、すごいや!!」パァァッ

コニー「おお! 露天風呂か! こりゃ気が利いてていいな!!」

ジャン「露天………ああ、確かに空が見えるな。なるほど、露天風呂か」

ミリウス「景色がいいな………おっ、見ろよ、山が見えるぞ」

フランツ「向こうには海も見えるよ!」

アルミン「ホントだ! スゴイや!! 心の疲れまで取れるようだね!」ニコニコ


 ハァー、キレイナケシキダネー。ホントホントー、キモチイイー


エレン「………おい、アルミン。やっぱりなんか聞こえねえか?」


アルミン「え? ………あ、確かに。なんだろう、人の声?」

ジャン「この向こうか? …………ん?」カベニミミピトッ


 ヤダー、ヒヤケシテルーッ
 アチチッ、スコシシミルナァ


ジャン「お、おい………こ、こっち来いよ、お前ら/////」ドキドキ

コニー「なんだよジャン、なんかあるのか? 戸板しかねえじゃんかよ」


マルコ(!! これは………なるほど、面白いことになりそうだ)クルッ、テクテク


アルミン(あれ? マルコが脱衣所に………もう上がるのかな?)キョトン

ジャン「み、耳を澄ませてみろ………」

コニー「耳?」

ベルトルト「ひょっとして、この向こう側から声が聞こえるの?」

エレン「どれどれ」

その他男子「なんだなんだ」ゾロゾロ



 アッ、アンタイツノマニソンナニオッパイオッキク……
 ウラギリモノーッ
 ヤダッ、ソンナツヨクモンジャ………アンッ!
 ワタシモモムーッ!
 キャッキャッ、ウフフッ



エレン「」

アルミン「」

コニー「」

ベルトルト「」

ジャン「」


アルミン「こ、これって、壁じゃなくて………しっ、仕切り板、なんじゃ………////」カァァッ

エレン「んなっ!!?/////」カァァッ

ジャン「ば、ばかっ、静かにしろ。女どもに気取られる………」ソッ

フランツ「い、今は静かに女子たちの会話に耳を傾けるんだ/////」ピクピクッ

コニー「ちょっ………//// ヤ、ヤバくねえか?////」ドキドキ

ベルトルト「い、いいのかなぁ////」ドキドキ

ジャン「いいじゃねえか、これもまた青春の思い出だ」ニヤニヤ


 キャッ、チョット、ドコサワッテンノサ、ミーナ!!


エレン「!?(あ、アニの声………!?)」ピクッ

ジャン(ほ、ほう? アニか………ってことは、近くにミカサも………////)ミミスマシ

アルミン(ミ、ミカサもいるのかな………////)ドキドキ

他男子(おおっ………////)ドキドキ


ミーナ「ふふーん♪ だってアニのおっきいし、形綺麗なんだもん。よいではないか、よいではないか」モニュモニュ

アニ「よくない!! ちょ、やン、やめっ……!!」アタフタ


ミカサ「………サシャも、すごく大きい」ムニュンッ

サシャ「うひゃあっ!? ちょ、ミ、ミカサッ、やめてくださいっ!! んっ、はぁ………」ピクッピクン

ミカサ「むー………一緒の物を食べている筈なのに、何をどうすればこんなに大きくなるのか」グヌヌ

サシャ「み、ミカサだって、はぅっ、き、綺麗な形してるじゃないですかぁ………ん、ふ」ハァハァ



ジャン(おおおおおっ!? み、見えるぞ! 脳裏に浮かぶ! ミカサが、サシャのを揉みしだいている姿が!)タラーッ

アルミン(や、やっぱりアニとサシャって、おっきいよねぇ……////)タラー

エレン(ぅ、な、なんだか、すごくいけないものを聞いている気がする………////)ドキドキ


クリスタ「はぁ………みんなスタイルいいなぁ(私ももうちょっと大きくなるといいんだけど、はぁ……)」ペターン

ハンナ「クリスタは凄く肌がきれいじゃない。私そばかす目立つし、クリスタみたいに髪もサラサラじゃないし、羨ましいよ」ショボン

クリスタ「そっ、そうかな///// ハ、ハンナだって、スタイルいいじゃない。それに、背中のラインがすごく綺麗だよ?」テレテレ

ハンナ「えっ、あ、ありがと////」テレテレ
 


コニー(ッ!? ハ、ハンナ………/////)カァァッ

フランツ(ハンナ………た、確かに、すごく背中が綺麗だったなぁ………////)カァァッ

ダズ(クリスタはぁはぁ………////)ムラムラ

ミリウス「あれ、トーマスが大人しいな。どうした?」

トーマス「も、もう出尽くした………ピクリともこねえんだ………お、おれは、オレはなんで、船であんな無駄な射精を…………」ヒックヒック

ナック「涙拭けよ」

サムエル「どうでもいいわ。ほ、ほら、静かにしろよ………/////」ミミスマシ


モブ子「あ、あっちゃー、結構焼けちゃってる………」

モブ代「ちょっとヒリヒリするね」

モブ香「あ、でもあなたはあんまり日焼けしてないよね? 何かクリーム塗ってたりするの?」


女の子「う、ううん。私あんまり日焼けしない体質みたいで………」アセアセ


モブ江「え、ええええっ!?」ガーン

モブ子「身体もすらっとしてて………(プロポーション、完全に負けた………)」ズーン

モブ代「無駄な肉ついてないし、出るところは出てるし………(鍛えてるのにぃ、なんで私は寸胴なんだろう………)」ドヨーン

モブ香「背も高くて………肌がきれいだなんて………(う、ううっ、そばかすはともかく、肌荒れ一つないよこの子!!)」ガーン


女の子「っ、わ、わわっ、あ、あんまり、ジロジロ見ないでよぉ、恥ずかしい………/////」カァァッ


モブ江(しかも恥じらいもしっかり………なんだこれ、勝てる気がしない)ズーン





ベルトルト(う、うわぁ、のぼせそうな会話だ………//////)ドキドキ


アルミン「こ、これは…………!! み、みんな、どこか覗けるところはないか、探すんだ!」キョロキョロ

エレン「は!? お、おま、何を――――!!?」ビクッ

ジャン「し、しきりにスキ間はないかっ!? 探せ………探せっ………」キョロキョロ

コニー「こ、こっちはダメだ!」キョロキョロ

フランツ「無いッ、無いッ………このウォール・トイタは、完全にふさがれてるッ………」キョロキョロ

ダズ「クソッ、クソッ!! 俺達は家畜か!? このまま、楽園を前にしたまま、終わっちまうのかっ………」チクショウッ

ミリウス「嫌だ、嫌だッ、どこかに、どこかに在る筈だ………希望っ………ほんのちょっぴりの隙間で良いんだよォッ!!」ポロポロ

サムエル「そっ、そうだ! 昇れッ、昇るんだッ………上から覗き見るッ!!」ガシッ

トーマス「無理だよ………指を引っ掻けるところも無い………オレ達はこのまま、ただムラムラしたまま終わるんだよ………(オレの愚息はピクリともしないけどな)」ハハハ

アルミン「だ、ダメだ………見当たら、ない………」ガクッ

ジャン「ち、畜生………お、オレ達は、結局、壁に野望を、夢を打ち砕かれる運命にあるのかよォッ………」ポロポロ


ベルトルト(駄目だこいつら………もうどうにもならない………)


 ウォォン………サメザメ
 チクショウ、チクショォォウ……エグッエグッ


エレン(泣くほどのことかよ………け、けど、ちょっとホッとしたな。アニの身体、他の奴に見られるのは嫌だ)ウンウン


マルコ「……………」ニタニタ


アルミン(あ、あれ? マルコ、戻ってきた…………な、なんだ、あの邪悪な顔は!?)ドンビキ


マルコ「…………」スッ


アルミン(仕切りの前に立って……………!!!?)ビクッ

ジャン「どうしたアルミ………ん、マルコ? っな…………!!!?」ビクッ


マルコ「…………」クックック


 キリキリキリキリ


ジャン「!?」


ジャン「オ、オイ、てめえ………何をやってる」

マルコ「?」キョロキョロ

マルコ「…………」クックック


 キリキリキリキリ


アルミン「貴様だっ! 貴様に言っているんだッ! 何者なんだ、貴様はァッ!!(つーか何やってんだ!?)」


マルコ「ウォール・ローゼ南区! ジナエ町出身! マルコ・ボット!!」キリッ


ジャン「マ、マルコ・ボット………てめえが右手に持っているのは、なんだ?」ブルブル



マルコ「穴あけ用のキリだよ!! 自前の調教道具の中にころあいのモノがあったので、ついちゃっかり!」キリッ



ジャン「」

アルミン「」

エレン「」


アルミン「き、貴様………そんな高度なプレイを………何故だ、何故貴様は今、キリを使おうとした」

マルコ「女子が風呂から出てしまっては、元も子もないので………今使うべきだと判断した」

ジャン「イヤ……分からないな。なぜだ? なぜてめえはキリを使った………?」



マルコ「? それは、『なにゆえ男は女の身体に欲情して、女湯を覗こうとするのか』………という話かい?」



ジャン「――――!!」

アルミン「――――!!」

マルコ「チッ…………」ゴソゴソ


 スッ



マルコ「――――何本かある。使うか?」スッ



ジャン「…………」ニヤリ、ガシッ

アルミン「…………」ニヤリ、ガシッ

他男子「…………」ニヤリ、ガシッ

エレン「」

ベルトルト「」


アルミン「マルコ………僕は君のことを誤解していたよ」フフッ

ジャン「ああ。おまえがこんなにも『いいこと』をするヤツだったなんてな………」ククク

コニー「おまえも好きだな、マルコ」ハハハ

フランツ「…………男同士、グヘグヘ言いながら女体鑑賞というのも、悪くない」ケケケ

マルコ「フン―――――カン違いして貰っちゃ困るな。僕はただ、女の裸を……より多くの女の裸を見たいだけだ。学術的な興味だよ」ドヤァ

ジャン「なぁ、おまえら………卒業後はどこに所属するか、決めたか?」


ジャン「オレは決めたぞ、オレは…………女体調査兵団に入る」ウヘヘ


アルミン「僕もさ!」グヘッ

ダズ「俺もだ!」


 オレモ! オレモ!!
 オレモハイル! コレガオレタチノ『ジユウヘノツバサ』ダァ!!


エレン「」

ベルトルト「」


トーマス「…………!!」ムクムク

ナック「た、勃った! トーマスが勃った!」ヤッタ!

トーマスJr「待たせたな、おまえら………」

サムエル「こ、これで恐れるものは何もない!!」ヤッタ!

ミリウス「あ、ああ! 勝てる………!!」

ジャン「人類の反撃は―――――ここからだ!!」ドヤッ

アルミン「男たちの反撃は、これからだ!!」ドヤッ


 ウォオオオオオッ!! ノゾクゼェェエエエエエッ!!

 キリキリキリキリ…………キリキリキリキリ…………


ベルトルト(こいつらやっぱり滅ぼしておいた方が良かったのかなぁ)ピキピキッ

エレン(………駆逐してやる。コノ世カラ、イッピキノコラズ………)パキパキッ


ジャン「ど、どうだ、アルミン!! 見えるか!?」ドキドキ

アルミン「だ、駄目だ! 湯煙で、ぼんやりとしか見えない!! これじゃあ、誰が誰か分からないよ!!」クソッ

ダズ「か、風よ起これ!! 風で湯煙がはれちまえば!!」クソッ

ミリウス「まだ慌てるような時間じゃない!! こっちの仕切り側に、女子が寄ってくれば、或いは………!!」



エレン「…………なぁ、おまえら。拳で話し合おうぜ………ちょっと一方的になるかもしれねえが」ユラーッ

ベルトルト「…………なぁーに、すぐ終わるよ。すぐに」フシューッ


アルミン「!?(ヤ、ヤバい! エレンのあの顔!! 『とりあえず駆逐しちゃってもいいよね』って顔だ!!)」ヒィィッ!?

ジャン「!!(ま、マズい………エレンの格闘成績は、男子の中では今やブッチギリでトップ!! ベルトルトも見かけ倒しじゃあねえ!!)」

コニー「っ、お、落ち着けよ、エレン、ベルトルト! な? べ、別におれたちゃ、ちょっと旅先での思い出づくりを――――」アセアセ


ミカサ「? 誰かいるの?」


エレン「ッ!」ピタリ

ベルトルト「ッ!」ピタッ


ジャン「お、おい、おまえら、声をおとせ! エレンとベルトルトも落ち着けよ!」

エレン「あ? ふざけんじゃねえよ。このクソ犯罪者共が……――――今すぐこんな馬鹿げたことをやめるってんなら話は別だがな」ギロッ


 ウッ!?


マルコ「…………エレン、君は立場を分かっているのかい?」ニヤッ

エレン「は? こっちのセリフだ。俺かベルトルトが大声を上げれば、女子たちは嫌でもこっちに気付くぜ。壁の穴にも気づく」ギロリ

マルコ「いいのかい? ここで声を上げれば、確かに女子たちは覗かれずに済むだろう………」

マルコ「だが、女子たちは仕切り側に寄ってくる………この仕切りを確かめる………穴が開いていることを知り、覗かれていることを察する」


ベルトルト「それがどうしたっていうんだ………君たちのやってることは犯罪だ。しかるべき報いを受けるといい」



マルコ「おお、恐ろしい。だが、僕たちはこう証言する―――――エレンとベルトルトが主犯です。言い出したのは彼らです、と」ニタリ



エレン「なっ!?」ビクッ

ベルトルト「なん……だと……」ビクッ


アルミン(! マルコ、ナイス!!)ニタリ

ジャン(! そういうことか………やっぱおまえ指揮官向きだわ、マルコォ……)ニタァ

他男子「………!」ニタァ


エレン(く、こ、こいつら………!!)ギリッ

ベルトルト(いくら僕とエレンが頑なに否定したとしても、証言の数が違う………!! いかに冤罪でも、覆せない……!!)ギギギッ


マルコ「ご理解いただけたようで何よりだよ………」ニコッ


エレン「こ、この屑野郎が………(クソッ、ライナーがいれば……!!)」ギリッ

ベルトルト「」


マルコ「君たちに選択肢を上げよう。このまま僕たちを黙って見のがすか、本当に共犯となって一緒に見るかだ………」

マルコ(尤も、立ち去るという選択肢もあるがね………そうされると厄介だ。教官たちを呼ばれたら、どうしようもない)


アルミン(ゲスい! 流石にゲスいよ、マルコさん!!)ドンビキ

ジャン(オレ、おまえと親友だっていうの考え直したいわ)ドンビキ


エレン「く、お、俺は………!!」

ベルトルト「く、ぐ、っく………」ブルブル


マルコ「なぁに、こんなのはちょっとしたお楽しみさ。バレなければ別に誰が迷惑を蒙るという訳でもないんだ」ニコリ

ベルトルト「ば、バレなければ………」

マルコ「そうだよ。さっきコニーが言っていたように、旅行先の思い出ってヤツだよ……男同士の友情を深める儀式のようなものだ。罪悪感はあるだろう」ハハハ

エレン「む、そ、それは………」

マルコ「グヘグヘ言いながら見るだけさ………さぁ、どうする?」ニコニコ



エレン「…………」

ベルトルト「…………」


エレン「…………(ベルトルト)」チラッ

ベルトルト「…………(ああ、エレン………分かってる)」チラッ


※選択安価です。今後の展開にちょっぴり(かなり)変化があります

 ①共犯になって覗く(グヘグヘする。後に安価)
 ②この場に留まり、ゲス共の様子を見る(アニ・女の子イベント進行。後に安価)
 ③大声で叫ぶ(確実に冤罪を喰らうが………?)

>>521

3で


ベルトルト「…………君たちに協力するか、あるいは見逃しさえすれば、僕らを犯人にはしない、と?」

エレン「ッ!!?(ベルトルト!!?)」ガーン

マルコ「! ああ、もちろんだとも。僕としては是非共犯になってもらいたいね………ギブアンドテイクってやつさ………君たちもハッピー、僕もハッピーだ」ニコリ



ベルトルト「だが断る」



マルコ「ナニッ!?」

エレン「!!」

アルミン(!!)

ジャン(!!)

他男子(!!)


ベルトルト「僕と言う人間は、主体性というものがなかった………周囲に合わせ、ただなんとなくで物事に当たってた………それでいいと思っていた。だけど―――」


女の子『ベルトルさんでいい? いきなり気安すぎるかな?』アハハ


ベルトルト(人懐っこくて、明るい子で)


女の子『!? ど、どこか怪我しちゃったの、ベルトルさん!? ごめんなさい、私を庇って』アセアセ


ベルトルト(僕みたいなのを気遣ってくれる、優しい子で)


女の子『…………ぅ、うん。あり、がとうね////』カァァッ


ベルトルト(赤らめた顔が、可愛らしい子で――――)


女の子『うん。ベルトルさん、おっきいから、掴まってると、その、安心するし……/////』ギュッ


ベルトルト(僕を頼ってくれる――――信頼してくれる、大切な人だ。裏切れるものか。決して裏切っちゃいけない人だ………!!)


ベルトルト「こんな僕でも、ただ流されるだけで見逃すわけにはいかないものはある――――僕が、『兵士』だからだ」

ベルトルト「だから………たとえ冤罪を蒙ったとしても、彼女の裸を見られるぐらいなら、僕はここで大声を上げる………!!」ギリッ


マルコ「!!?」ギョッ


エレン「俺もそうだ…………ここで、俺たちがおまえらの共犯になれば、俺は恋人を売ったことになる。それだけはできない。決して」

マルコ「ッ………」ギリギリ

ベルトルト「僕も、エレンほどはっきりした思いではないけれど………彼女は僕にとって、特別な人だ。絶対に裏切ることはできない」

マルコ「き、貴様ら………」ワナワナ

エレン(見直したぜ、ベルトルト…………流石はライナーの親友だ)ニヤリ

ベルトルト(エレン………)ニヤッ




アルミン(風向きが怪しくなってきたな)チラッ

ジャン(ああ。良くない空気だな。ここは………)コクリ

他男子(………)コクリ


アルミン「もうやめよう、マルコ。僕らの負けだよ」ハァ

ジャン「オレらとしても、ちょっとしたエロ心で覗きしようと思ってただけだ。エレン、ベルトルト。おまえらがそこまで嫌がるなら、やめるよ」フゥ

コニー(お、俺は………ハンナが、好きだと、そう思ったのに………あいつらみたいに、考えられなかった………)ズーン

フランツ(僕は、ダメなやつだ…………こんなんじゃ、ハンナに告白なんてできないよ………資格がない………)ズーン


マルコ「ぐっ!? ち、血迷ったか、君たちは!!」


アルミン「いいや、正気だよ。実際、君の提案には穴があるんだ」

マルコ「な、何っ!?」

アルミン「エレンとベルトルトを主犯に仕立てるのは無理だよ。彼らが主犯だっていうなら、大声で『覗きがいる』なんて叫ぶわけがないんだから」

ジャン「そういや、そうだな」

マルコ「!!」ハッ


エレン「というわけだ、マルコ。悪いが、そのキリは没収するぞ」パシッ

マルコ「あっ!?」

エレン「他の連中もだ。ほら、渡せ」サッサト

 オ、オウ………スッ、スッ、スッ

ベルトルト「後で教官には報告させてもらうけど………仕切りにはもともと穴が開いてたことにするよ………」

アルミン「ごめんね、二人とも。僕もジャンも、他のみんなも、悪乗りが過ぎたみたいだ………」シュン

ジャン「わ、悪かった………」シュン

エレン「次はねえからな。で、マルコ………おまえは、どうする?」ジロッ


マルコ「くっ………」アセアセ


ベルトルト「これが妥協点だ、マルコ。今度は僕たちが君に選択肢を上げる番だ――――」


ベルトルト「諦めるか――――死ぬかの」ギロッ



マルコ「ッ~~~~~~~~~!!!?」ガタガタブルブル

エレン「ッ!!(な、なんつー殺気………ミカサやリヴァイ教官レベルだぞ、これ!!)」ゾクッ

アルミン(寝返ってよかった)ガクガク

ジャン(さ、流石は元超大型巨人………)ブルブル

コニー(こええ)ガクガク

他男子(殺されるところだった……)ビクビク


~女湯・露天風呂~


ミカサ「……………」フッ


アニ「ん? ミカサ? そんな壁際に立ってどうしたの?」

ミカサ「…………いや、なんでもない。ただ、こっち側は男湯に繋がってるみたい」

ミーナ「え、えええ!? しょ、しょうなのぉ………?」ジュルリ

アニ「ねえ、誰かその子、沈めてくれない?」

ハンナ「よしきた」ガシッ

ミーナ「う、うぼぉあああああああああっ!! や、やめろォ! 私は、私は男湯を………壁の向こう、に………」ゴボゴボゴボゴボ


ミカサ「なんだか、穴みたいなのがあるから、一応はなれておいたほうがよさそうー(棒)」


クリスタ「え、えっ//// の、覗かれちゃったりしない!?」カァァッ


ミカサ「大丈夫。湯煙もあるし、離れていれば問題ない」シレッ


アニ「ミカサも、こっちきなよ。エロザルがいたら、覗かれちゃうかもしれな――――」


ミカサ「アニ、そして、そこの貴女」


アニ「ん? 何?」

女の子「はい? 何、えっと、ミカサ、ちゃん?」


ミカサ「貴方たちには、男を見る目がある」


アニ「っな、何言ってんのさ、ミカサ////」ドキドキ

女の子「え、ええ!?(べ、ベルトルさんのことかなぁ/////)」ドキドキ


ミカサ「大事にしてあげると良い。その、なんだ………うん。お風呂から上がったら、よしよししてあげると良い。きっと喜ぶ」ウンウン


アニ「????」キョトン

女の子「????」キョトン


ミカサ「すべき。そうすべき。絶対にそうしてあげるべき」ジッ


アニ「え、えっと、よ、よくわからないけど、あんたがそこまで言うなら、そうするよ」アセアセ

女の子「う、うーん、ベルトルさんの頭に、届くかな………って、あっ//////」カァァッ


アニ「…………やっぱ、ベルトルト狙いだったんだ、あんた」ニヤニヤ

女の子「ぅ、あぅ………/////」ポッ

アニ「……………私とあいつは同郷でね。子供のころから一緒だった。ちょっと頼りないところもあるけど、優しくて、強い男だよ」

女の子「そ、そうなの? うん、ベルトルさんって、優しいよね!!」ニコッ

アニ「ああ。それが分かってるあんたなら、きっと大丈夫だ。あいつを――――ベル兄を、頼むよ」フフ

女の子「あ、ぁあ、ぁあっ………あいっ!!(お、幼馴染、公認貰っちゃった/////)」テレテレ


ミカサ「よしよし」ナデナデ

アニ「よしよし」ナデナデ

女の子「………/////」サレルガママ





モブ子(に、二度目の、失恋………また、告白する間もなく、終わった………チーン

モブ代(ミカサとアニをあっという間に味方につけて………何者なの、あの子………)チーン

モブ香(うぅ…………こ、これが、失恋の味かぁ)チーン

モブ江(はぁ………あぁぅう…………あばー………)チーン



……
………

※というところで入浴編終わり………と思うか。二日目の入浴がまだ残っている。

 次回は宴会編です。実は土曜日含めてかなり忙しく、投下できる余裕はないかもしれません。

 なお今回の選択安価、①はグヘグヘルート。フツーにおっぱいやら何やらが覗ける、ある意味トゥルーエンドでした。

 実は②が完全に地雷。

 ②を選択するとエレンやベルトルトの噂をする女子たちの会話が聞こえてきます。

 アニや『女の子』がエレンとベルトルトへの信頼感や、どれだけ素晴らしい男かを力説するため、罪悪感がハンパない感じ。

 しかもその後にリヴァイ教官やユミル教官がやって来て、全員が全裸で磔にされます。

 では本日もお疲れ様でした。おやすみなさい。良い夢を………。

乙です
次回投下は日曜日ってこと?

>>541
 恐らくそうなります。

 木曜:残業地獄
 金曜:付き合いで飲み会
 土曜:休日出勤……orz

 というスケジュールでして……その通りになります。

※うぎゃー、帰宅ぅ……。

 明日は飲み会……明後日は休日出勤……潤いが欲しいです。

 投下はおそらく日曜日となります。本日はおやすみなさい。良い夢を……。

※さきほど帰宅して風呂入ってメシ食いました。これから寝ます……。

 が、とりあえず書き溜めておいたその頃のライナーを投下します。

 先に謝っておきます。ついムシャクシャして書いた。後悔はしていない。


………
……



~その頃のライナー~


ライナー「それでは先ほど搬入した魚と、ブラウン牛二十頭、ブラウン乳牛二十頭、それぞれお納めください」ニコリ


 ウモーッ!


コックA「いやぁ、助かったよ。この辺りは魚は取れるけど、乳牛も肉牛も無いからさ」

コックB「しかもあのブラウン牛! 噂は聞いてるよ? 向こうの方じゃあ大人気の最高級牛だそうじゃないか」

コック長「それもこんな数を………本当にこの条件でいいのかい?」

ライナー「はい。問題ありません。事前に調査兵団を通じて、女将さんに条件は伝えておいたはずですが………」

コック長「ああ、話は聞いている。この対価として、第1期訓練兵団合宿中の、当民宿への宿泊・逗留費はタダで貸し切り」

副コック長「食事も最高級品を用意する、だったね。それでもこっちが得するほどなんだが………君ら、高級品のマグロやらクエやら関サバやら釣ってきちゃうんだもんなあ」

コック長「いいの? これも、タダで使っちゃってさ………? 正直にいえば、こっちが有利すぎる契約で、少し怖いんだが」


ライナー「構いません。ただ、もしよろしければ、今後ともごひいきにしていただければと………」


コック長「!! 願っても無いことだ。先ほど試食させてもらったが、あんな牛肉は初めて食べたよ………舌がとろけそうなほどの美味い肉とは、ああいうものをいうのだな」

副コック長「乳牛も素晴らしかった。しぼりたての牛乳の濃厚さ、爽やかさ――――様々な料理に活用できる。メニューの幅が広がるよ」

コックA「クリームソースとか、チーズソースとか、いろいろ作ってみたいものがあったんだよな!」

コックB「白身魚のムニエルに合わせるのもいいけど、魚介類でミルクシチューを作ったりしてみたいなぁ」

コックC「クリームソースと貝類を使ったダシで、美味いスープが作れないだろうか?」


ライナー「…………!(ほう、やはり一流。料理のことになると、目の色を変えるな)」


ライナー(ここの料理人の腕は良い。それとわかるほどに………厨房の匂い、調理器具の使い込み具合に、この清潔さ………)

ライナー(一流の料理人の厨房は、見ただけでその腕が分かるほどに美しいと言うが、それを地で行っているのがここだ)

ライナー(きっとこの人たちなら、俺とサシャ、そして訓練兵のみんなで育てた牛たちを、美味しい料理にしてくれるはずだ)



ライナー「無論、そちらのお取引では、お題は頂きますがね。こういうのもなんですが――――私の牛は安くはありませんよ?」フッ


コック長「はっはっはっはっは!!! 覚悟してるさ。だが、ぜひ使いたい。その価値がある」



ライナー(少々手痛い出費ではあったが………贖罪の様なものだ。あいつらが笑顔でこの臨海兵団を楽しんでくれれば、俺はそれでいい……)フッ



コック長「そうだ、君は料理の腕も一流と訊いている。画期的な調理法をいくつも知っているらしいとも……」スッ

副コック長「君さえ良かったらなんだが―――――」スッ

ライナー「…………!!」


コック長・副コック長「(料理を)―――やらないか」

ライナー(ウホッ、いい調理場………)キュン


コック長「冗談さておき、君の腕が見たいというのもあるが、ウチの料理人たちにとってもいい刺激になる」

ライナー「………願っても無いことです。私は肉牛の料理専門で、魚はさほどでもないので、勉強させていただきたく思います」


コック長「謙遜を………これも聞いた話だが、君は牛肉料理のみならず、魚や鳥、他の獣肉の調理方法など、随分と多い引き出しを持っていると」

ライナー「買い被りかと………」

コック長「買い被りかどうかは、この目で判断させてもらおう」ニヤッ

ライナー「では、微力ながらお手伝いをさせていただきます………むっ?」


 コンコン、ガチャッ


サシャ「失礼します! ライナー!! お待たせしましたっ!」

ライナー「おお、サシャ。待ちわびたぞ………(湯上りでのエプロン姿っていうのもまたきゃわわ/////)」フフッ

コック長「おや………ああ、そうか、この子が君の………ふふ、可愛らしい彼女さんだね」ニコニコ

副コック長「この子も手伝ってくれるのかい?」

ライナー「はい。私の相棒で、将来の伴侶となる女性ですから」

サシャ「ッ………も、もー、ライナーは、そういうこと、真顔で言うから………/////」カァァ

ライナー「照れるな。おまえは美しいぞ、サシャ」

サシャ「ッ、そ、そういうところが、ですってばぁ………////」テレテレ


コック長「ははは、こりゃいいものを見せて貰った。おまえら独身共にはちと目の毒かな?」ニヤニヤ

コックA「ほっといてくだしあ!!」ムキーッ!!

コックB「どうせ俺たちもてませんよ!」ギャオーッ!!

コックC「いいもんいいもん、お嬢がいるもん。お嬢可愛いもん!!」エグッエグッ

コックD「ああ、可愛いよなぁお嬢………白ワンピに麦わら帽子。清楚だけど明朗快活! 笑顔がたまらなく可愛いよなぁ」ウットリ


サシャ「ッ!? ………あ、あのう」アセアセ

ライナー「………つかぬことをお尋ねしますが、そのお嬢というのは」アセアセ


コック長「ん? あぁ、旦那と女将さんの娘さんだけど、ホラ、今日君たちを案内した」

副コック長「あの子は俺たちにとっては娘の様な………若いコックたちには、アイドルの様な………まぁ、そういう可愛い子なんだよ」ハハハ


ライナー「は、はぁ」シセンソラシ

サシャ「そ、そうですかぁ」シセンソラシ


コック's「?????」キョトン


ライナー(………苦労しそうだな、俺以上に。死ぬなよ、ベルトルト)エイメン

サシャ(このコックさん達や、あの子のお父さんが、私のお父さん並じゃないことだけは祈っててあげます………)エイメン


ライナー「さ、さておき、調理法ですね。若輩者ではありますが、いくつか考えてきたものがありますので、ご説明させていただきます」

コック長「おお、そうか!! じゃあまずこのマグロなんだが――――」ウンタラカンタラ

ライナー「なるほど、牛と同じで部位によって脂の乗りや身の質が………」ナルホド

サシャ「ああ、こうやって捌くんですか」フムフム


 ワイワイ、ペラペラ、カクカクシカジカ
 アアナルホド、デハコンナノハドウデショウ
 オオ、ナカナカオモシロイ……
 コレハクンセイニシタラオモシロインジャナイデショウカ
 クンセイ! ソウイウノモアルノカ!!
 エヘヘ、ワタシシュリョウミンゾクデスカラネ(テレテレ
 (ア、コノコモカワイイナ)
 オイ、オレノヨメニテェダシタラ、ウマレテキタコトヲコウカイサセテヤルゾ?
 ス、スイマセン………




~厨房・物陰~


料理人「う、う………出番がないですのぉ………せっかく付き添いで来たのにぃ………」シクシク


 調理場の物陰にひっそりとうずくまり、サメザメと泣きじゃくる少女の姿があった。

 彼女の名前はクロコ・シライ。料理人である。その胸は貧弱であった。

 トロスト区の訓練兵団の厨房で腕を揮う彼女がなぜこの場にいるのか?

 その経緯は、およそ一月前に遡る。


~約1ヶ月前・食事中~


キース『まずい』カタン

リヴァイ『マシになってきたとはいえ、この程度では人の食い物とは言えん』カタン

ユミル『食材が哀れだ。実際マズイ』カタン


料理人『えっ』


キース『少しは勤勉さという物を覚えろ。なんだこのチョウリ=ジツは。それでもリョウリニンか』

リヴァイ『海に行くとき、てめえもついて来い。向こうには魚料理のタツジン=シェフがいる………教育の手配してやるから、その破滅的なチョウリ=ジツをいくらかマシにしろ』

ユミル『あ、断ったらクビな』


料理人『そ、そんな! クビになったら私、これからどうやって生きていけばいいんですの!?』オドオド


キース『安心しろ。再就職先は紹介してやる』

リヴァイ『帝愛グループとかいう、ここのところ経済成長著しい企業にな』

ユミル『なんでも地下開発を盛んに行っているらしいが、万年人手不足らしい。そこの労働施設で汗をかいてもらおう』


料理人『て、ててて帝愛グループですって!? 黒い噂が絶えない劣悪環境での長時間労働を強いる超絶ブラック企業じゃありませんのぉおおおおっ!!?』


キース『そう噂する者もいるらしいな。真実か嘘かは、知ったことではないが………で、どうする? 海に来るか?』


料理人『…………い、行きます(選択肢はないも同然ですの)』ビクビク


リヴァイ『それでもなおチョウリ=ジツが上がらなかったら、やはりてめえはクビだ。当然だが』

料理人『!?』

ユミル『そうなれば地下労働施設送りは確定っ………栄転っ……これは栄転だよ、リョウリニン………どっちに転んだとしても、てめえには栄転だっ……!』


料理人『転落の間違いではございませんのぉおおおおおお!?』ガーン!?


キース『コングラッチュレーション………』パチパチ

リヴァイ『コングラッチュレーション………』パチパチ

ユミル『おめでとう………おめでとう……』パチパチ



料理人『』チーン




……
………


~厨房・物陰~


 そうしたビハインド・ウォーターめいた状況もあり、クロコは己の不遇を嘆き、悲しんでいたのである。その胸は貧弱であった。

 実際カチグミめいたライナーの姿は、クロコにとってまばゆいモノであった。

 リョウリ=ジツもライナーが上であることを、クロコも心の底では理解していたのだ。


サシャ「おいしくなーれ♪ おいしくなーれ♪」フンフフーン♪

ライナー「ははは(かわいいなぁ、サシャは)」ワハハ


 しかしライナー、サシャの間にある圧倒的リア充めいたアトモスフィアも、彼女の傷ついた心をいちいちささくれ立たせてくれる。

 認めるしかない。しかし認めたくない。ニリツハイハン的な思いは、クロコをますます惨めな気持ちにさせた。


料理人「ち、ちくしょぉ………どいつもこいつも、私をないがしろにしてぇ…………む?」ジッ


 ひとしきり泣き喚いたのち、クロコは近くに魚の入った生簀を発見した。


生簀「ギョッ、ギョギョッ」←魚

料理人「……………なんて憎たらしい顔をした食材なんでしょう」イラッ


料理人「…………そうだ!」ピコーン

料理人「腹いせに、ここの魚をつまみ食いしてやるですのぉ!!」バッ


 思い立つやいなや、クロコは決断的速度で生簀に手を突っ込み、魚を掴みあげた!


魚「何をする気だ、オヌシ」

料理人「ふふん、暴れるんじゃないですの!! これからおまえを私が食ってやるんですのよ!!」

魚「おいおい、やめときなお嬢ちゃん。オヌシ程度の未熟なチョウリ=ジツでは、うかつに俺を食うと瀕死じゃすまんぜ」ピチピチッ

料理人「うっせえですの!!」グサッ

魚「グワーッ!!?」バタッ


 ブッダミット! 振り下したホウチョウ・アタックで、魚は一刀両断! ムゴイ!


魚「…………」ピクピクッ


料理人「フンッ、魚の分際で生意気にしゃべるんじゃないですの…………では早速」スパスパッ

料理人「フフフ、このテンサイ・リョウリニン、クロコ・シライが、おまえのキレイな白身を食ってやりますの! あーん………」


 パクッ


料理人「っ! お、おおっ、凄くおいしいですの!!」パクパク

魚「……………」ニヤリ

料理人「っ、あ、ぁるぇ………?」ブクブク

トラフグ「ドーモ、クロコ=サン。ハジメマシテ、トラフグです」ペコリ


 アイサツ! サカナの名乗り!


トラフグ「テトロドトキシン=カラテの味はどうかな」

料理人「アイエッ!? アイエエエエエッ……ナンデ……シビレル、ナンデ?」


 なんということだろう!

 指先や口唇部のシビレの正体はトラフグ=サンのステミ・アタック!

 捕食者を殺す者、テトロドトキシンの猛毒カラテだ!


トラフグ「オヌシはリョウリニンのようだが、斯様なチョウリ=ジツでは、この私に挑むなど実際十年ハヤイ!!」

料理人「アバーッ!? あ、アナタはまさか────テトロドトキシン・トラフグ=サン!?」ピクピク


 ウカツ! トラフグ=サンが油断ならぬ相手であることを見極められなかったことがクロコの敗因であった。実際マケグミめいた。


料理人「アイエッ!? アイエエエエッ!?」


トラフグ「オヌシごときミジュクモノなど、実際ベイビーサブミッションめいて毒殺できる………ハイクを詠め、クロコ=サン!」

料理人「ウ、ウグッ………」ヨロヨロ

トラフグ「未熟者死すべし! イヤーッ!!」

料理人「グワーッ!?」バタッ

トラフグ「イヤーッ!」

料理人「グワーッ!?」バタバタ

トラフグ「イヤーッ!」

料理人「イ、イヤグワーッ!?」ブクブク


 断末魔! 口から泡を吹き出しながら、身体を痙攣させる料理人の身体。ムゴイ!

 ミジュクなチョウリ=ジツでトラフグをチョウリして勝利を得たリョウリニンは歴史上存在しない! インガオホー!

 おお、ブッダ! この世界はマッポーめいて残酷なのだ! ショッギョムッジョ!!


トラフグ「サヨナラ!」クックック

料理人「ちくしょう………ちくしょうですの………」ビクンビクン



……
………


 この後、魚を取りに来たコックにより助けられ、クロコは奇跡的に一命を取り留めた!

 しかし『高級魚をつまみ食いして死にかける』という至極マヌケめいたブザマさは瞬く間に訓練兵の知るところとなり、

 「魚女」と蔑まれ、ますますムラハチめいた扱いを受けることになった。


キース「アプレンティス料理人であれば、セプクしてしかるべきヒドイ醜態だが、オヌシもこれで少しは学んだだろう?」


 キース=サンの温かい言葉を受け、リョウリニン・クロコは己のミジュクなチョウリ=ジツを心の底から思い知り、今後は精進していくことになる。


 テンサイ(自称)リョウリニン・クロコの料理修業はまだまだ続く。その胸は貧弱であった。


………
……

※寝ます。残業で徹夜だったんです。

 ああフグ食いたい………今夏だけど、食いたい。

 ところで先ほど、私は謝ったな。


 ――――アレは嘘だ。


 おやすみなさい。

>>1です。

 ……喉カゼ引きました。熱は引きましたが、どうにもセキが止まらず、調子が悪いです。

 本日宴会シーンを投下予定でしたが、大事を取って投下は明日にしたいと思います。

 申し訳ありませんが、明日までお待ちください。

 黒子の呪いかなぁ………(またイジめてやろ)

※さて、>>1です。黒子はもっともっと虐めてやるべきだと思うんですの!

 では投下開始です………。



………
……


~脱衣所~


エレン「ふいー、なんだかんだあったけど、いい湯だったなぁ」ホッコリ

ベルトルト「そうだね。しかしこの着替え………えっと、『ユカタ』って言ったっけ? 東洋にあった服なんだってね」

エレン「涼やかでいいな。ズボンみたいに締め付けないし、ゆったりしてるし」

アルミン「微妙に全員デザインが違うんだね。うん、着心地もいい感じだ、僕結構好きだな、こういうの」

ジャン「そうかぁ? なんかスースーする感じがちょっとな………このカクオビっていう長布で締めるのも、どうも落ち着かねえや」

コニー「え、ええっと、右が内側で、左が外側で………うがーっ、ほどける! うまく着れねえ!!」ワタワタ

マルコ「結構着辛いな」ヨイショ


マルコ「さて、荷物を置いて、宴会場に行こうか………エレン、ベルトルト、改めて謝罪するよ。本当にすまなかった………言い訳にしかならないけど、どうかしていたよ」

アルミン「――――うん。僕たちもごめん、エレン」

ジャン「すまなかったな、ベルトルト」

 ゴメン
 ゴメンナ
 スマナカッタ

エレン「もう二度とやらねえって誓うなら、いいさ」

マルコ「ああ。もう二度とあんなマネはしない。誓うよ」

ベルトルト「うん、それじゃこの話はこれでおしまいだ。あまり気に病まないでね、マルコ、みんな」

エレン「ああ! これから美味しい食事なんだから、気持ちを切り替えて楽しもうぜ!」ハハハ

ベルトルト「そうだね!」ハハハ


エレン「よし出ようか」

アルミン「うん」


 ガラッ


ミカサ「あ、エレン、アルミン!」バッタリ

アニ「あんたたちも上がったの? 私達はこれから宴会場に向かうところなんだけど」バッタリ


アルミン「あっ、ミカ………さ………?」ポカーン

ミカサ「アルミン、顔が真っ赤………湯あたりでもした? 大丈夫?」

アニ「? どうかした?」キョトン

エレン「お、アニ、ミカサ! おまえらもユカタ着てるんだな! 涼しくていいよな、コレ。似合ってるぞ」

アニ「ん………ありがと。あんたも良く似合ってるよ」


アルミン「ミ、ミミミ、ミミミ、ミカサ、そ、その…………す、すっすっす、すごく、似合ってる、よ、そ、その、ユカタ………////」カァァッ

ジャン「お、おおおおおう、そ、そそそそそうだな。その、も、萌木色の、ユカタ………黒髪に映えて、すごく、綺麗だ………////」ドキドキ

ミカサ「そう? ありがとう」ニコリ


ジャン「――――」ブシュウッ

アルミン「――――」ブシュウッ

マルコ「アルミンとジャンはのぼせたみたいだね」フォロー


ミーナ「あっ、みんなもユカタ着たんだー! うん、涼やかじゃん! 似合ってるよ!」

クリスタ「お風呂どうだった? そっちも露天風呂あったんでしょ? すごかったよねーーーっ! 男湯と女湯は時間で入れ替わるらしいから、後でそっちにも入りたいなぁ」

女の子「その時はまた一緒に入ろうね。あっ、ベルトルさん! 湯加減大丈夫だった? なんだか君も顔赤いよ? 大丈夫?」

ベルトルト「う、うん………ちょ、ちょっと熱かったけど、いいお湯、だったよ………(ユカタって、鎖骨が結構モロに見えて………////)」アセアセ


コニー「おい、おまえらなんで立ち止まって…………!?」ギョッ

ハンナ「あっ、コニー。なんだ、上手に着れてないじゃない」

コニー「う、うっせえな。こういうの、器用じゃねえんだよ(ハ、ハンナのユカタ姿………か、可愛い/////)」アセアセ

ハンナ「しょーがないなぁ。ほら、後ろ向いてくれる?」ヨイショット


コニー「えっ、ちょっ、お、おまっ/////(こ、腰に、抱きつかれてる!?)」ドキドキ


ハンナ「えっと、こうやって、こう縛って………っと。よしっ、これでバッチリだね! うん、似合ってるよ!」ニコ

コニー「お、おう、ありがとな…………ハ、ハンナこそ、その………似合ってるぞ、それ/////」テレテレ

ハンナ「ホント? ふふっ、ありがと」エヘヘ

コニー(なんか知らんが、うまく着れなくてよかった!!)ヤッタ!

フランツ(ぐぬぬ)


マルコ「先ほど誓った矢先になんだけど、女子のあの格好―――――素晴らしいね(後で着せたまま雌豚を背後から………おっとイカンイカン)」ニコリ

アルミン「…………いい(何故だ。贔屓目抜きにしても恐ろしくミカサに似合ってる)」ドクドク

ジャン「………鼻血が止まらない(首筋が鎖骨が喉元がすげーきれーうつくしーの)」ドクドク


女の子「あ、そうだ! 結構のぼせちゃってる人多いみたいだし、お風呂上りにジュースはいかが?」

エレン「おおっ、くれくれ! ちょうどノドが渇いてたんだ!」

アニ「私もちょうだい」

アルミン「ぼ、僕も」ダラダラ

ジャン「お、オレ、も………」ダラダラ

ベルトルト「いただこうかな」


女の子「ちょっと待っててね…………はい、どうぞ!」スッ




・サワーチェリージュース:ただのさくらんぼジュース…………ではない。シュワッと爽快な口当たり。軽やかな酸味ととすっきりした果実味。




エレン「えっ、なんだこれ、シュワシュワしてる!?」

ベルトルト「おや、炭酸水かな。近くに天然のガス水があるの?」


女の子「うん、天然の炭酸水だよ! ヒエヒエでおいしいんだから! えっと…………美容、美肌、ダイエット、疲労回復、便秘解消にも良いんだって」

ベルトルト(あんちょこ読みながら説明してる可愛い////)キュン


女性陣「」ピクッ


 ヒソヒソ………ヒソヒソ………
 ダイエット? ビヨウ? ビハダ? ベンピカイショウ?


コニー「??? なんだ、女どもが急に騒ぎ出したな」

フランツ「女性には男にはよく分からない悩みってものはあるもんだよ」タブン


ミカサ「うっすらピンク色をしているけど、これは?」

女の子「サワーチェリージュースを炭酸水で割ったんだ。まぁ、試してみて」ニコッ


アニ「じゃあ、いただきます………あ、口当たりが良くて飲みやすいね」コクリ

ミカサ「うん、爽やかでおいしい。ひんやりしてて、火照った体に気持ちいい」コクコク

コニー「お? なんだこれ、冷たい石がコップの底に入ってる」

女の子「あ、氷石だよ。氷代わりに入れるんだけど、冷たくって美味しいでしょ?」

ジャン(このジュース、オレに対して悪意を感じるが………気のせいか?)ゴクリ


※『キルシュタイン』とはドイツ語。日本語で『さくらんぼ石』を意味するそうです。まさにチェリーボーイd(ry


エレン「おお、面白いなこれ。ジュワーってする」ゴクン

アルミン「冷たくって美味しいね!」

ベルトルト「すっきりした甘さと、程よい酸味に…………うん、このシュワッとする感じがいいね。好きだな、コレ」ゴクゴク


女の子「ホント? 良かったぁ、いっぱいあるからおかわりするなら言ってね!」


ミーナ「甘酸っぱくておいしいね」

クリスタ「あははっ、なにこれー、口の中でしゅわしゅわ弾ける! 面白いね!」キャッキャッ

ハンナ「うん。でも、なんだかお腹すいてきちゃったねー」

コニー「おう、なんかコレ飲んだら、ますます腹減って来たなー」

エレン「それじゃ、ちゃっちゃと荷物置いて、宴会場行こうぜ!」


 オーッ!!



……
………


………
……



~厨房~


ライナー「ヒャッハァッ!!」ジャッジャッジュカカカカッ

サシャ「ゲルギムガンゴーグフォ………お・い・し・く!! なぁあああれぇええええええええ!!」ジャジャジャジャッ


副コック長「う、嘘だろ。フグの身欠きなんて、教えてねえぞ………(し、しかし、完璧!? そう簡単に出来るような技術じゃねえのに!?)」


ライナー「カーカカカカカカッ!!」ザシュザシュザシュザシュッ

サシャ「きらきりきるきるきれきれ」スパスパスパスパッ!!


コックB「!?(今度はマグロの解体!? は、速いッ!? なんという包丁さばき………!!)」

コックC(あ、あっという間にコツを掴みやがった………なんだ、こいつら!! 尋常じゃねえぞ!!)

コック長(正直、ウチの従業員に欲しいぐらいだわ)カンシン


コックD「あ、コック長ー! なんかここで泡吹いて倒れてるヒトがいますー」

コック長「なに!?」


料理人「ア、アバーッ………アイエエエ、オタスケー………」ブクブク


コックA「…………ああ、確かコイツ、訓練兵団の付添料理人だったっけ。ウデが悪いから鍛えてやってくれって言ってたような」

コック長「ああ、そういや契約の一部に入ってたっけか。あ、こりゃフグに当たったな」

副コック長「フグ当たったのか? どれ…………あ、こりゃダメだわ。無理だわ。死ぬわ」

コックC「で、でも、助けられませんかね」

コック長「とりあえずひたすら水飲ませては吐かせてを繰り返させろ。プラス小便させとけ。それでダメならそこまでだ」

コックC「は、はい。ほ、ほら、立てる?」

料理人「アイエッ………アイエエエッ………トラフグ=サンが………テトロドトキシン=カラテが………」ビクンビクン

副コック長「まったく、チョウリ=ジツも磨かずにフグ捌くとか、実際ハラキリめいてるぞ」



……
………


~宴会場~


エレン「…………」ソワソワ

アニ「みっともないからそわそわしないの」メッ

エレン「わ、悪い。でもさ、まだ来ないのかな。腹減ったし、釣った魚がどうなったか気になるし。みんな似たような感じだぜ?」

ミカサ「私も………」ソワソワ

アルミン「ミカサまで………(まぁ、みんなお腹すいてるもんね。僕もお腹減ったし………)」グゥゥッ



 ガラッ


エレン「!!」

アニ「!!」

ミカサ「!!」

アルミン「!!」


ライナー「よう、待たせたな、おまえら!!」

サシャ「お、おまたせ、しましたぁ」ダラダラダラダラナイアガラ


 ウオオオオオッ!! マッテタゾーッ!!
 メシッ!! メシハマダカーッ!! メッシャァアアアアッ!!


エレン「!? サシャの涎が、かつてないほどに………滝かアレは」

アニ「これは期待してよさそうだね………しかしどうにかならないのかな、アレ。位置的にライナーには見えてないけど、慎みのかけらもないよ」

ミカサ「サシャの涎の量でおいしさの期待値が変わるというのも妙な話だけど………よっぽど美味しいのが出来たと見える」

アルミン「僕、食べられる魚は釣れなかったんだよな………」ショボン

エレン「運がなかっただけだろ? すげえデカいの釣ったってマルコが言ってたぞ?」

アルミン「!? マルコが!?」チラッ

マルコ「…………」ニコリ

アルミン(なんだろう。純粋にフォローしてくれたんだろうって思いたいけど、ここ最近の彼を見てると素直にそう思えない)ニ、ニコ


 ガラッ

キース「静粛にしろ………」

リヴァイ「………ああ、腹減った」

ユミル「いやぁ、いい風呂だったな」


 シーン……


キース「席に付いたな? ………それでは全員、グラスを手に取れ」

リヴァイ「………」スッ

ユミル「………」スッ


キース「全員、グラスに飲み物を注ぎ終わったか?」


エレン「………」スッ

アニ「………」スッ

ミカサ「………」スッ

アルミン「………」スッ


キース「さて、ここまでの長旅、そして海洋生物の調査………ごくろうだった」

キース「色々と言いたいこともあるが……………その様子では、耳にも入らんだろう」ニヤリッ



キース「遠慮はいらん―――――大いに飲み、騒ぎ、食え! 乾杯!!」



 カンパイ!!

 カチンッ、チーンッ!!


女の子「お待たせしましたっ!! お料理運ぶよっ!!」


 ワァアアアアアアッ!!!


エレン「ッ、きたきたきたきた!!」ワクワク

ミカサ「ッ!!」ワクワク



……
………


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【前菜】

・サワーチェリージュース:さくらんぼジュースを炭酸水で割ったもの。シュワッと爽快な口当たり。軽やかな酸味ととすっきりした果実味。

・くらげときゅうりのピリ辛和え:シャキシャキきゅうりとコリコリくらげのコンビネーション。ピリッとした味わいと食感がやみつき。

・なまこの酢の物:新鮮な赤なまこを、かぼすと香酢などと混ぜ合わせたもの。食感・香り共に良し。食べると食欲がわいてくる!

・キャビア三種盛り:ベルーガ・オシェトラ・ゼウルーガの三種のキャビア。つぶの大きさや食感、味わいの違いを楽しめる。お好みでレモンを絞っても良し


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女の子「お料理の名前は、お手元のメニューに書いてあるからご覧くださいー!!」


一部女子たち「ッ!!!?」ビクッ

サシャ「??」

アニ「???」

ミカサ「????」


ハンナ(ね、ねぇ、このナマコと、クラゲって………)ヒソヒソ

クリスタ(う、うん………)ビクビク

モブ子(ぅ、うう。アレ、ホントに食べれるヤツなんだ………)オドオド

モブ江(だ、大丈夫なのかなぁ、これ………)ドキドキ


 ヒソヒソ……ヒソヒソ……


ミーナ(…………)シュン

マルコ「―――――…………」チラッ


マルコ「…………うん、いやぁ、美味しそうだ! いっただきまーす!」パクッ


一部女子たち「!!!?」ビクッ


ミーナ(!? ご、ご主人様!?)


マルコ「ふむふむ…………あっ、このナマコ、コリコリしてて美味しいね」ニコッ

エレン「おおっ、ホントだ! 悪くないな!」コリコリ

アルミン「うん、すっぱくて、噛んでると少し甘みが出るね」コリコリ

ベルトルト「こっちのクラゲも………うん、いいね。歯ごたえが何とも」コリコリ


ハンナ「!!? お、美味しいの、それ!?」

コニー「………? うめぇけど? 結構好きだぞ、この食感」コリコリ

クリスタ「ほ、本当!? 嘘じゃないよね、コニー!?」


フランツ「ああ、見た目はちょっとアレかもしれないけど、かなりイケるよ、これ」コリコリ

エレン「くらげの方は少しピリ辛だなぁ。うん、食欲がわいてくるな。きゅうりのシャキシャキ感もまた………」コリコリ、シャキシャキ

ジャン「おお、前菜には相応しい感じだな。どんどん食欲がわいてくる!」コリコリ

ミカサ「………うん、イケる」モグモグ

アニ「実は私、ちょっとくらげの方は苦手なんだ。サシャ、食べる?」

サシャ「いただきマス!!」ウオオオオッ!!


 オオ、ナカナカオイシイ!!
 ミタメジャワカラネエモンダナ
 ワイワイ、ガヤガヤ……


クリスタ「…………」ゴクリッ

ハンナ「………ッ」ゴクリ

クリスタ「え、えいっ!!」パクッ

ハンナ「あ、あむっ!」パクッ

ミーナ「!!!」ドキドキ


クリスタ「…………!! お、美味しい! ホントに、なんかくにゅくにゅ、こりこりって感じだね」モグモグ

ハンナ「あ、コレ自体にはあんまり味が無いんだね。でも良く味が染みてて………うん、うん」コリコリ

他女子「あ、美味しい」モグモグ


ミーナ「や、やったぁ………」パァァッ

マルコ(……………ふん)プイッ




女の子「ベルトルさんベルトルさん、ほら、この黒くてちっちゃい卵、ベルトルさんが取ったチョウザメの卵だよ!」

ベルトルト「えっ、じゃあ、これがキャビアってやつかい?」

ミカサ「ん? このキャビアについてるスプーン、骨か何かで出来てる?」

女の子「うん、仰る通り! 金属のスプーンだと味が着いちゃって風味を損ねるらしいんだ」

ベルトルト「へぇ、気が利いてるね。じゃあ、早速いただくよ」パクッ

女の子「うん、うん」


ベルトルト「あっ、これはいいね! 魚の卵っていうから生臭いのを想像してたけど、すごくなめらかでスッキリしてる………ぷちぷちと口の中で弾ける感じがいいね」モグモグ

女の子「えへへっ、良かったぁ。私も食べたことないし、マズかったらどうしよって………」


ベルトルト「ああ、なら…………ほら、一口どうぞ」スッ


女の子「え、ええっ!?(こ、これって、あーんってこと!?)」ドキドキ

ベルトルト「??? だって君も食べたことないんでしょ? 折角だし、一緒に食べようよ?」

女の子「じゃ、じゃあ、あ、あーん………////」ドキドキ


 キャッキャッ、ア、オイシー
 コノプチプチカン、イイネー
 チンミダナ


アルミン「なんなんでしょうねえ、これ。流行ってるのかしらー、廃れればいいのにー」

ジャン「流行に乗る人って無様よねー、やだー、死ねばいいのにー」

マルコ「結構なことだ。だが、流行はおまえらなんぞ意識していない」

アルミン「」

ジャン「」


エレン「んー、うまいけど、もうちょっと、こう………そろそろ、魚が食いたいなー、なんて………」チラッ

ミカサ「ん………そろそろ、貝とか、ウニとか、出してくれてもいいと思ったりする………」チラッ

ライナー「………ああ、もったいぶるのもなんだしな。そろそろ出すか。お願いしまーーーす!!」

 ガラッ

仲居A「ハーイ!!」

仲居B「お待たせしました。お刺身と、揚げ物、煮物、焼き物、蒸し物………ただいまお持ちしました」


 ワァアアアアッ!!!
 スッゲエ!!
 イッパイキターーーッ!!


コニー「おっ!! 待ってましたぁ!!(お、おれの釣ったヤツはどこだろ!)」キョロキョロ

フランツ「待ちわびたよ!!(僕のはどこだ! どこだっ!!)」キョロキョロ

仲居C「教官方には、はい! お酒です!」ニコッ

キース「これはこれは、忝い………」

リヴァイ「ようやくか………」

ユミル「はは………やぁーっと呑める」

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【刺身】

・刺身盛り合わせ
  :紋甲イカ、モイカ、ヤリイカ、伊勢海老、クエ、マハタ、関サバ、関アジ、ウマズラハギ、マグロ、タイ、イサキ、ヒラメ、カレイ、アカヤガラ、ヒラマサ、生うに、生あわび、赤貝、つぶ貝、シマアジ、カツオなど。
   シェフからの厚意でイクラやトロサーモン、生えび、卵焼きなどもある。新鮮なワサビを摩り下ろして、醤油を付けてどうぞ。

・オニオコゼの姿薄造り(生肝添え):弾力のある白身は、薄造りでも秀逸。濃厚な味わいの肝はポン酢で。

・ふぐ刺し:薄造り。摩訶不思議な絶味とはよく言ったもの。ふぐポン酢につけて召し上がれ。もみじおろし、アサツキ、かぼすはお好みで。


【揚げ物】

・クジラの赤味肉の竜田揚げ:濃厚な風味とさっくりした食感。サクサクジューシィ。

・チョウザメの天ぷら:意外なほどにうまい。白身魚のようなほっくりした食感で、癖がなくて美味しい。

・カキフライ:みんな大好きカキフライ! ソース・レモン・タルタルソース、お好みで!

・イカフライ:塩味の効いたさっくりイカフライ。レモンを絞ってぱくっと行けば、おつまみに最適!

・アジフライ:サラリマンのお酒のお供にアジフライ! 出来立てサックサク! 中身はホックホク!

・ウナギの骨せんべい:ウナギの骨を揚げたものに、のり塩を振ったもの。酒のつまみ。バリバリ、ボリボリ、スナック感覚で食べられる妙味。


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【焼き物】

・うなぎ・あなごのかば焼き:甘しょっぱいタレでつけ焼きしたかば焼き。表面パリパリ、中はほっくり。

・かつおのたたき:刺身もいいが、軽く炙ったたたきも良い。ネギ・ニンニク・大葉・おろし生姜などとご一緒に。

・マグロのステーキ:半生レアなトロステーキ。添えたカリカリのにんにくチップの食感がいい仕事をしている。

・ウニ・牡蠣・さざえ・ホタテ:目の前の炭火で網焼き! ジュージューいいはじめたらアツアツのまま食べよう。お手元のポン酢、大根おろし、醤油、バターはお好みで。

・あわびのステーキ(バター醤油ソース・うにソース):二種類のソースで味わう、むっちりした歯ごたえと奥深い旨味。添え物のアスパラも良く味が染みている。

・伊勢海老のマヨネーズ炒め:強火でさっと炒めたプリプリ海老に、濃厚なコクのあるマヨネーズを和えたもの。ごはんがススム!

・ヒラメのムニエル:シンプルイズベスト。軽い下味の塩コショウとバターのみでもイケる。味の変化には横のクリームソースを。


【蒸し物】

・茶碗蒸し:伊勢海老の切り身・ホタテ・すり身で作ったカマボコなど、海の幸がいっぱい! ぷるっぷる!

・牡蠣の酒蒸し:ちゅるり、ぷりぷり、とろん。擬音だけでも伝わる旨さ。

・ハマグリの酒蒸し:ちゅるんと一口。ごま油の香りが良いアクセント。

・蒸し蟹:みっちりと身の詰まったタラバカニ。黙々と食べるのが作法。ボリューム満点な食べごたえ!

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【煮物】

・タイの姿煮:こってりとした甘じょっばい味わい。刻み生姜によって臭みゼロ。トロリとほぐれる身の柔らかさと、脂の旨味は絶品!

・オニオコゼの煮つけ:見た目からは想像もつかないほどに、緻密な身の食感とゼラチン質の皮の美味しさ。肝も良く味が染みていておいしい!

・ホタルイカの煮つけ:ぷりぷりこりこりした食感と味わい。酒のおともにぴったり!

・ほっこり煮穴子:ふっくらと柔らかく煮炊いたアナゴ。アナゴのほくほくとした甘味が味わえる

・カレイの煮つけ:あっさり仕立てのカレイの煮付け。お行儀が悪いと言われようと、残り汁をご飯にかけるとおいしいよ!



【その他】

・白米:一粒一粒が煌めくようなツヤツヤ銀シャリ。これが無ければ始まらない。

・米酒:米から作った酒。未成年はダメ。すっきりとした辛口で、すいすい呑める。

・ワイン:西部の白ワイン。酸味のある若い味わいだが、なかなか悪くない。

・ビール:麦酒。キンキンに冷えてやがる………殺人的なうまさ


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ユミル「アジフライかぁ。どれどれ」

ユミル(カラッと揚がったきつね色の衣に、ソースをかけて……♪)ドバッ

ユミル(うんうん、このちょっとかけ過ぎかなってぐらいがいいんだよな)フンフフーン♪

ユミル(程よくしみたところを、ガブッと)ザクッ


ユミル「うん、うん………」ザクザク


ユミル(アツアツでほっくりしたアジ……濃いめのソースが良く合う)ハフハフ

ユミル(新鮮で揚げたてなせいか、アジの臭みが全くない。カラッとした衣のザクザク感と、ソースの甘味………こいつはいい)ウンウン

ユミル(んで、よーく冷えた酒をキューッとあおる、と)ゴクリ


ユミル「ぷはぁー………いいねえ、最ッ高だよ」ウマイ


リヴァイ「ほぅ……チョウザメのてんぷらか。どれ……」


リヴァイ(まずは塩を軽くつけて……)チョイチョイ、パクッ

リヴァイ(てんぷらのサクサクとした食感………しかし脂っこくはない。よく油も切れていて軽さがある)サクサク

リヴァイ(上品な白身魚のようなほくほく感と、ほのかな甘さ………塩が風味を引き立てる。これがチョウザメか)サクサクッ


リヴァイ「なるほどなるほど………」ウムウム


リヴァイ(次は昆布だしのツユにつけてみるか)チョイチョイ、パクッ

リヴァイ(これは………サクサクの衣が僅かにしっとりした。この食感も面白い。サクサクとじっとりの中間だな)ジャクッジャクッ

リヴァイ(何より昆布のうまみ・香りと一体になって、ともすれば味気ない白身に深い味わいが加わった………なるほどなるほど)モグモグ

リヴァイ(っと、酒だ。米で作った酒か………どれ)キュッ


リヴァイ「ッ!! ふぅ…………悪くない」ウマイ


キース「イカフライ、か。まずはレモンを絞って、このまま行くとしよう」パクッ


キース(うむ、良く塩が利いている……表面はざっくり、中はむちむちした身が詰まっている)コリコリ

キース(噛むごとにイカの甘味が舌の上に広がる……ジュワッと染み出す油も、レモン汁の風味が程よく中和してくれる)コリコリ

キース(次は、このちょいとこのソースを付けてみて、と………ほほう、マヨネーズソースか)パクッ

キース(意外だな。マヨネーズの脂っこさでくどさが出るものと思いきや、酸味が思いのほか爽やかだ)モグモグ

キース(しかもイカのほのかな甘みによくマッチして、まろやかなコクが生まれている………)モグモグ


キース「旨いな………どれ、こっちのカキフライも行ってみるか……レモンを絞って、と」パクッ


キース(ッ!? こ、これは熱い!! し、しかし………)ハフホフ

キース(噛んだ瞬間に、内からトロリと染み出してくる、このクリーミーな旨味と言ったらどうだ………)ホフッホフッ

キース(ザクッ、ジュワッ、トロリだ………おお、なんという旨さだ………)ハフハフ

キース(これは堪らん………冷えた麦酒を………)グビッグビッ


キース「ッ~~~~~~~はぁ! 酒がまたウマい!!」ウマイ


キース(酒も良い味だ。素晴らしい)ホッコリ

リヴァイ(教官職も、こういう役得があるのは悪くないな)ホッコリ

ユミル(海に来て良かったぁ)ホッコリ


キース「おっと、イカンイカン。つい飲み過ぎてしまいそうになるな」

リヴァイ「これだけ旨い料理だ。酒もすすむというものだが………」

ユミル「酔っぱらわない程度にしたいもんだなぁ。あ、こっちの煮付けもウマい」モグモグ


仲居D「おや、教官方、もしよろしければ熱燗はいかがです?」


リヴァイ「何? アツカン? なんだそれは?」


コック「そのお米の酒を陶器ごと温めるんですよ。また違った風味と味が楽しめますよ」


リヴァイ「さっさと寄越せ」ハヤキコト

ユミル「こっちもだ」カゼノ

キース「いただこう」ゴトシ


ミカサ「こ、これがウニ………オレンジ色? 黄色?」

アニ「うん。まずはこのまま醤油につけて、っと」パクッ

ミカサ「うん」モグッ

アニ「ん~~~~~♪」

ミカサ「ふぁ………♪」

アニ(トロリとした舌触りに、芳醇な香り………やっぱり美味しいな、ウニ)オイシイ

ミカサ(甘い………お醤油でしょっぱくなってる筈なのに………)オイシイ


エレン「おおおっ、このウニってヤツ、メチャクチャうまいな!! 誰が獲った来たんだ!?」

アルミン「うんっ、焼いてもイケるし、このままでも美味しい! なんて濃厚な味わいなんだ! こんな美味しいの食べたことないよ!!」


ミカサ「!!! わ、私! 私とアニ!!」ピョンピョン

アニ「いや。ウニはほとんどミカサが獲った」

ミカサ「!?(え、そ、そんなことないのに………)」オロオロ

エレン「ホントか! 凄いぞ、ミカサ!」ナデナデ

ミカサ「っ!!」ポワワッ

アルミン「う、うん。えらいえらい/////(わぁ、ミカサの髪、さらさらだぁ)」ポンポン

アニ「えらいえらい」ヨシヨシ


ミカサ「///////」テレテレ


アニ(良かったね、ミカサ)ヨシヨシ


サシャ「うに、カキ、さざえ、ほたて………どれもこれも素晴らしい。しかし、特にオススメなのはこれです!!」

サシャ「このあわびは私が獲ってきました!! さぁ、ライナー! あーんです!!」ドヤァ

ライナー「ははは、サンキュ、サシャ………おっ、こりゃまた歯ごたえがあっていいな」モグモグ

サシャ「喜んでくれて何よりです!」

ライナー「けど、こっちはどうだ、サシャ。アワビが粒ぞろいで数もいっぱいあったから、ステーキにしてみたぞ」


 ジュウウウッ


サシャ「い、いつの間にこれを作ったんです!?」

ライナー「コックさんたちにも手伝ってもらってな………ほれ、あーん」アーン

サシャ「いただきまうンまぁあああああああああああああああああああああい!!!」フギャアアアアアアアッ!!

ライナー「おっ、うにソースもぶっつけで作ってみたが、なかなかいいな。甘みがあってとろける」ウムウム

サシャ「バター醤油の方もおいしいいいいいいいいいいっ!!!! ふんわりバターの香りがして、もぐもぐ、香ばしい醤油の香りも、むぐむぐ」ムシャムシャ

ライナー「ははは、無理に喋らんでもいいぞ、サシャ。食いたいだけ食え。これだけあるんだ」ハハハ


サシャ「あれもうまい! こっちもうまい! これもイケる! これも! これも! これも! これも!!」グロリアノブンダアアアアッ

ライナー「ははは、慌てて食うなよ」




女の子「…………」セッセッ

ベルトルト「あれ? 君、何やってるの?」

女の子「あっ………/////」テレテレ

ベルトルト「あっ、お刺身や焼き物を、ご飯の上に乗せてるのか」

女の子「え、えへへ、お行儀悪いところ見せちゃったかな」

ベルトルト「いや、すごくおいしそうだよ! 僕もやってみようかな」

女の子「うん! この辺の漁師さんは良くやってる食べ方なんだけど、すっごく美味しいんだから。あ、私がやってあげるよ」セッセ



・海鮮丼(女の子セレクション):ご飯の上に軽くあぶった海苔。マグロ、生うに、イクラ、サーモン、ホタテ、生えび、蒸しカニ、ヤリイカ、アナゴが乗っている。かき込むように食うべし



女の子「お醤油にワサビを溶いて、かけて………刻みネギを散らして………はい、ベルトルさん!」スッ


ベルトルト「これはおいしそうだ。うん、いただきます」パクッ


ベルトルト「――――――――!!?」ビクッ


女の子「どうかな?」

ベルトルト「お、おいしい!!!! これ、すごくおいしいよ!!」スゴイ

女の子「ホント!? 良かったぁ、気に入ってくれて!」ニコニコ

ベルトルト「ふっくらしたお米に、こんなにお魚が合うなんて!! 脂ののった魚のトロみが、お米と一緒に食べることで丁度いい味わいになってる!」ガツガツ

女の子「あはは、慌てて食べて喉に詰まらせちゃだめだよー…………って、あれ?」キョトン


全員「……………」ジーッ


ベルトルト「おいしい、おいしい!!」ニコニコ


全員「……………ッ」ゴクリ

女の子「…………み、皆もやってみる? すごくおいしいよ?」アセアセ

全員「!!」コクコク


ミーナ「わ、私も食べよっ………」

マルコ「おい、おまえはこっちを食え」

ミーナ「えっ………」

マルコ「な、なんだ? ご主人様が釣った魚だぞ。食えないっていうのか」

ミーナ「い、いえ………はい。いただきます」ニコッ

マルコ「ッ…………////」


・うな丼(マルコ特製):外はパリパリ、中はふわふわのウナギを乗せたつやつやご飯。じゅんわりとタレが染みたご飯もイケる


ミーナ「あ、美味しい。なんだか、ホッとする味」

マルコ「昆布だしをかけて、サラサラ食べてもいいぞ」

ミーナ「あっ、こ、これもおいしい! 脂っこさが消えて、さっぱりして………すごくいい香りもする!」

マルコ「煮魚と一緒にご飯を食べるのもいいな………うん、うん。タイの姿煮か。脂がのっていて、甘じょっぱくて、ご飯に合うな」

ミーナ「お魚とご飯って合うんだなぁ………」ホッコリ

マルコ(…………ま、たまにはこいつとこうやってまったり食うのもいいか)


トーマス「う、うめぇ……うめぇよぉぉお………こんなうまいもの、食ったことねぇよぉ………」ポロポロ

モブ子「そ、そこまで!? 私も………ふわああっ!! こ、このマグロのステーキってすごい!! 焼いてるのにトロントロンだよぉ!!」モグモグ

モブ江「ん~~~~♪ ホントにこのカキって美味しい!! お酒の風味がふんわり香って、酒蒸しってこんなにおいしいものだったんだぁ………」ンマイ

モブ代「………………(なんだろう。カニを食べていると無言になる)」ムキムキ、モグモグ

ミリウス「おおおおっ、俺の釣ったオニオコゼって、こんなにウマいのか!! ぷるぷるだ!!」ガツガツ

ナック「コメってこんな美味いものだったのか。煮物、焼き物、刺身、なんでも合うぞ!!」パクパクッ

ダズ「ヒラマサの刺身も、んー………あれ、ジャン、何食ってんだ?」

ジャン「放っておいてくれ…………(ウマズラハギの肝。うん、これも悪くないんだが、他のに比べりゃ数段落ちる………)」


コニー「な、なぁハンナ! おれの釣ったこのカツオ、食ってみろよ! タタキっていう軽く炙ったヤツもあるぞ/////」スッ

フランツ「ぼっ、僕の釣った関アジのお刺身もおいしいよっ! どうぞ、食べてみて/////」スッ

ハンナ「えっ、あっ/////(な、ナニコレ。私モテキ? これがモテキなの………//////)」ヤダ、ドッチモステキ


クリスタ「ん~~♪ この茶碗蒸しって美味しいよぉ。あつあつだけど、ぷるぷるしてて、エビもぷりっぷりで………はふぅ♪」オイシイ

サムエル「ヒラメのムニエルもいいなぁ………なんかライナーの、兄貴の味って感じだ。クリームソースのせいか?」

ライナー「ああ、それ作ったの俺だ。ここのコックさんも気に入ってくれた逸品だぞ」


 エッ、ソンナノモアルノ?! ヤダ、ナクナルマエニワタシタベル!!
 チョ、ズルイゾ、オレモクウ!! オレモ!!


モブ香「ふぅぁ………このフグも、美味しい………なんか、レベルからして段違いって感じの味わいだよぉ………」ウマァイ

アニ「あんまり数が無いみたいだね(レア物は早めに食べないと売り切れちゃうかも)」

エレン「おっ、生イカのしこしこした食感もいいな。甘くておいしい………」

アルミン「このエビのマヨネーズ炒めもいいよ! 甘くて、ちょっとピリ辛だ………うーん、ご飯が欲しくなるな」

サシャ「ふぉうぞふぉうぞ(どうぞどうぞ)」スッ

アルミン「あ、あはは、ありがとうサシャ(この子凄いな。食いながらよそったぞ……)」

エレン「あれ? なぁライナー! タイはともかく、俺の釣ったあの、クエ? とかいうのは?」

ライナー「アレは別格だ。流石に全部処理しきれんだろうってことで、明日食うぞ」


ミカサ「えっ。エレンの釣ったお魚、食べたかった………」ショボン

エレン「はは、マハタとクエは御預けだってさ。でもほら、このタイの煮付けも俺が釣ったヤツだぞ、ほれ、あーん」

ミカサ「えっ、えええっ!?」オロオロ、チラッ

アニ「…………ん」コクリ

ミカサ「っ!! あ、あぁーん………////」パクパク

エレン「あはは、ミカサ、雛鳥みてえだな。ほれ」

ミカサ「ぱくっ…………!! お、おいしい! 甘くて、トロりとして!! 全然臭みも無い!!」オイシイ!!

エレン「よしよし、良かったな、ミカサ! もっといっぱいあるからな!」ニコニコ

アニ「うんうん。いっぱい食べなよ、ミカサ」ヨシヨシ


ミカサ「//////(しあわせ)」ゴロゴロ


女の子「みんなー、飲み物もおかわりいっぱいあるから、ジャンジャン飲んでねーっ!!」


 ハーイ!!

 ワイワイ、ヤンヤヤンヤ、ドンチャンドンチャン


………
……


~厨房~


料理人「アイエ………アイエエエ………」ピクピク

コックC「ふーっ、どうにか峠は越えたね」

コックB「あー、安心したら喉渇いたな………もう料理終ったし、酒でも………あれ?」

コックA「どうした?」



コックB「―――――――ここに大量に置いてあったさくらんぼワインと、リキュールどうした?」



コックA「えっ!? ま、まさか、お嬢が間違って持って行っちまったんじゃ………そういや、炭酸水と割ってたような!?」

コックC「さほど強い酒じゃねえけど、マズくねえか!?」



……
………

※さて、宴会と言えば酒。

 そして酒を飲んで人が変わるのは、良くあること。

 次回へ続きます。>>1は揚げたてのアジフライやイカフライが大好きです。刺身もいいけどね。

 貝はね。好きだけど食えないんだ。アレルギーなんだよぉおおおっ!!

※ムール貝、赤貝、とり貝、みる貝、ほっき貝、帆立貝、あわび、さざえ、つぶ貝、あさり、はまぐり、しじみ、牡蠣

 以上、全滅。食ったら死ぬレベル。人生半分は損してる気がします

 食べられる人がウラヤマシス

※投下開始します。短いです。ボルガ博士、お許しください!

………
……



~宴会場~


 ハハハハ!!
 ワイワイ、ガヤガヤ


エレン「から揚げもイケるなぁ。えっと、これは………ああ、ライナーの釣ったくじらってヤツか!」

エレン(結構癖があるけどおいしいなぁ)ムグムグ

エレン(うん。なんかこう、独特のにおいがあるけど、あんまし気にはならないな)ハグハグ

エレン(ははは、これだけ食い物があると、食っても食っても足りないなぁ)ハハハ

エレン(あ、から揚げじゃなくて、竜田揚げっていうのか。うん、ザクザクしててうまいや)モグモグ

エレン(んー、次はこの刺身を…………おお、これもうまい! フグってヤツか! なるほどなるほど)ムグムグ


ミカサ「もぐもぐ、ん、んぐっ!? ご、ごくごく…………ぷあっ」プハー

アニ「慌てて食べちゃダメだよ、ミカサ。ごくごく。しっかしこのジュース、美味しいね」オイシイ

ミカサ「ええ、不思議な味………だんだん幸せな気分になってくる………」ゴクゴク

アニ「なんだか、クセになっちゃうねぇ………」ゴクゴク

ミカサ「うん…………」トローン

アニ「ねー…………」トローン


エレン(ははは、この二人はジュースが気に入ったみたい…………ん? あれは、コニーとハンナ?)ジッ


コニー「…………なぁ、ハンナ」

ハンナ「ん? なぁにー? コニーもカキ食べる? 美味しいよ?」

コニー「いや、そうじゃねえんだ」

ハンナ「じゃあ、なぁに?」

コニー「おれ、さ。なんか、おかしいんだ………」

ハンナ「????」

コニー「ハンナを見てるとよ………胸のここんところが、妙にドキドキするんだ………」ジッ

ハンナ「!!!!?!?」ドキッ

コニー「ハンナ………」スッ

ハンナ「えっ、ええっ!!? /////(ほ、頬に手、あ、当たって……か、顔が、ひょっひょっとして、これ、これ!!)」ドキドキ

コニー「なぁ、これってなんだと思う………?」フゥーッ

ハンナ(は、はぅうっ!? み、耳元でセクスィーボイスゥ………/////)


エレン(おお、コニーがハンナに迫ってる! 様子がおかしいような気もするが、あんまり見ちゃ悪いか)

エレン(フランツ、ぼやぼやしてるとコニーに取られちま…………ん? よく見ると、他の連中も………)チラッ



フランツ「すぴすぴ………うぅん、ハンナァ………僕の尻を舐めなよ………」ウハハ

トーマス「ぐぅぐぅ………うへへ、イイケツしてやがりゅ………」ニヘヘ

ダズ「ぐぉーぐぉー…………しゃぶれよ」フヒヒ


エレン(フランツとトーマスは寝てるのか………ありゃ、女子でも何人か寝ちまってるな)

エレン(まぁ、ここに来るまで結構過酷な道のりだったし、皆昼間に思いっきり遊んで疲れてるもんな………)

エレン(けど…………)チラッ


アルミン「しぎゃんしなきゅ出身!! ありゅみん・ありゅれりゅとれす!!」バッ

ジャン「とろしゅときゅ出身!! やん・う゛ぁれんたいんれす!!」バッ

アルミン「僕の特技は、胃の粘膜を削ぎ落とされることです」キリッ

ジャン「オレの特技は、馬の物まねです」キリッ

アルミン「ってそれ君そのまんまやーん!!」バシッ

ジャン「わはははははっ!! おめーこそなんだよその特技ィ!!」ゲラゲラ


エレン(いや、誰だよ!?)


ミリウス「いいか? 俺は常々こう考えているんだ―――――この世にパンツなんか無ければいい、と」

ナック「続けてくれ」

ミリウス「仮に女子の制服がスカートだったら! そして中身がノーパンだったら! これだけで立体機動の訓練が捗るだろ!?」

ナック「フザケるなバカヤロー。いいか、エロ本で例えてやる。エロ本はモザイクがあるからいいんだ。夢が詰まってるんだよ。イマジネーションだ、わかるか? 俺の言ってること」

ミリウス「!! 続きを聞かせろ!」

ナック「気になるあの子の服を脱がせて、おまんまんを確認する………はたしてそれは理想通りなのか? 想像以上なのか? 想像以上だとして、それは前向きな意味なのか、後ろ向きな意味なのか」

ミリウス「!!」

ナック「そう、それだ。イマジネーションだ。見えないからいいんじゃあないか………常に見えてる状態がデフォルトだったら、興奮しないだろうがッッッ!! 分かったか、この童貞野郎ッ!!」

ミリウス「」イラッ


エレン(不毛すぎる会話だ…………)


ミリウス「ッ………確かに、オレは早計だったようだ。わるかったよ、早漏野郎」ドンッ

ナック「いてっ。おい、やめろよ、早計で童貞で、ついでに包茎野郎」ドンッ

ミリウス「おい、そんなに強くやってねえだろ。大きなお世話だ、短小野郎」ドンッ

ナック「ははは殺すぞ皮つきミドリガメ」ドンッ


ミリウス「――――」

ナック「――――」


ミリウス「オラァッ!!」バキッ

ナック「ウラァッ!!」ドガッ

ミリウス「いいパンチしてるぜッ! この野郎!!」ズガッ

ナック「かかってきやがれッ!!」ベキィッ



エレン(宴会でテンションあがりすぎだろあいつら………)ヤレヤレ


エレン(喧嘩なんかしたら、教官たちが止めに―――――)チラッ


キース「すやすや………おまえは巨人の餌にでもなってもらおう………これはウソ。ちゃんと訓練して生き残るんだよ」スヤスヤ


エレン(寝てるゥゥウウウウウウッ!? しかも微妙にイイハナシっぽいこと呟きながら!!)

エレン(っていうかなんだよあの酒の山! 全部飲んだのか!?)


ユミル「うぉーい、くりすたぁ………ひざまくらしてくれぇー」ゴロンッ

クリスタ「んもぉー、しょーがないなぁ………よちよち、ユミルは甘えん坊しゃんでちゅね~♪」ヨシヨシ


エレン(ッ!? おいおい、酔った勢いでもヤバいだろ、あの二人の関係は秘密なんだから!! 誰かに見られたら――――)キョロキョロ


リヴァイ「……………」


エレン(あっ、リヴァイ教官はまともそうだ。止めに入って――――)


リヴァイ「……………」スースー


エレン(くれねええええええ!? 目ェ開けたまま寝てるよォォオオオ!?)コワイ


アルミン「大体さ、なんでだよ、なんで僕もてないんだよ。おかしいだろ………常識的に考えてよぉ」ネチネチ

ジャン「オレだってさぁ、成績上位者でさぁ~~~~~? もっとこう、なぁ? モテたっておかしくないだろぉがよォォ~~~ッ?」グダグダ


エレン(ち、違う。なんか全員………性格が変わっちまったみたいに………)オロオロ

エレン(【前】の時の駐屯兵団の飲んだくれ共が、あんな感じだったような。まさか………)クンクン



エレン「!? こ、これ、ほんのり酒のニオイがする!!?」



エレン(俺は風呂上りと最初のカンパイの一杯だけ飲んだけど、酒の味なんかしなかったぞ!?)

エレン(なんかの間違いで混ざり込んだのか!? だ、誰か正気の人間は………!?)キョロキョロ

ライナー「うわはははははははは!!」ケラケラケラケラ

サシャ「きゃははははははははは!!」ケタケタケタケタ

ライナー「おおう!? サシャが十人いるぞぉ~~! わはは、抱きしめきれんぞぉ~~~~?」ギュウウッ

サシャ「うわぁい、ライナーがいっぱぁい~♪ いっぱいぎゅーしてもらえりゅ~~~~~っ!!」ギュウウッ


ミーナ「ごひゅじんしゃまぁ………だっこぉ」ギュウッ

マルコ「なんらよー、なまいきらぞー、めしゅぶたのぶんざいでー、ごしゅじんしゃまによりかかるとはー………しちゅけてやろーかぁ?」トロン

ミーナ「やぁー! わらひだって、おんにゃのこらのぉー! たまにはいいこいいこしてほしぃのぉー!!」イヤイヤ

マルコ「んだぁ? しょーがねえめしゅぶたらなぁ………ほーれ、ぎゅー」ギュッ

ミーナ「わぁい、あすなろだきー♪」エヘヘッ


モブ子「なにさぁ、なにさぁ、エレンもベルトルトもさぁ、こんないー女がいるってのにさぁっ……」グビグビ

モブ江「わかりゅー、わかりゅよー! あさまでのもうねぇー?」チビチビ

モブ代「ひどいよっ、あんまりだよっ………えぐえぐっ」グイグイッ

モブ香「わたしたちの良さがわからん男がわるいんじゃー。男なんて、男なんてぇ………」ゴクゴク


エレン「OH、地獄絵図………」


ベルトルト「もぐもぐ、ごくん。あー、海鮮丼、美味しかったぁ」プハァ

 ウヘヘヘ、スピースヤスヤ
 ナニサナニサ

ベルトルト(あ、あれ? なんだかみんなの様子が変だぞ?)

女の子「べーるとーるしゃーーーん!! のんれるーーーっ!?」ガバァ

ベルトルト「んわっ!? な、なに、急に!?」

女の子「んふふ~~~、べるとるしゃんのからだぁ、ちべたくて、きもちぃー」スリスリ

ベルトルト「ちょ、ちょっと、こ、困るよっ////// えっ、この匂い………まさか、お酒!?」


エレン(!! ベルトルトが無事だった!!)


ベルトルト「だ、駄目だよ、君は今酔っぱらってて、冷静じゃないんだ。僕だって男だし、君みたいな子にくっつかれたら、どうにかなっちゃうよ………////」

女の子「ん~? いいよぉ~? べるとるしゃんらったらぁ、わらひ、どうにからってもぉ………////」シュルッ

ベルトルト「うわぁぁぁっ!!? 服脱ごうとしちゃだめぇええええええっ//////」カァァッ

エレン「!! ベルトルトッ! 大丈夫かっ!?」

ベルトルト「! エレン、君は正気か!? 助けてくれぇええええっ!!」


エレン「い、今そっちに―――――」ガシッ

エレン「えっ?」クルッ


アニ「………」ミギウデガッシリ

ミカサ「………」ヒダリウデガッシリ

エレン「」


ベルトルト「!? アニ、ミカサッ!?」

女の子「あーっ、いけないんらー! ほかのこのなまえらんかよんでぇー!! わらひのことらけをちゃんとみるのーーっ!!」グイッ

ベルトルト「へっ!?」

女の子「ちゅーーーーっ」チュッ

ベルトルト「んむううっ!?//////」チュッ


エレン「べ、ベルトルトォオオオオオオオオオオオッ!?」


女の子「んちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」チュッチュッ

ベルトルト「ん、んんっ、んっ//////」チュウッ

女の子「ん、へへ………わらひの、ふぁーすとちゅー♪」

ベルトルト「あ、あぅ…………/////」フラッ


 バタッ


エレン「べ、ベルトルトが死んだ!!」

 コノヒトデナシ!!

エレン「何すんだよ、アニ、ミカサ!! ベルトルトを助けられなかっただろ!?」

アニ「んあ?」

ミカサ「らにぃ?」


エレン「ッ、この匂い………お、おまえらも、飲んだのか、酒………」


アニ「しゃけぇ~~~~?」

ミカサ「しゃけ?」


エレン「酒だよ、お・さ・け! おまえらがさっき飲んでたジュースに、酒が混ざってたんだよ!!」

アニ「おーしゃーけー?」

ミカサ「おしゃけ?」

アニ「あに、そんなののまないもん! おしゃけは、おとなになってかららもん!」プイッ

ミカサ「みかさもそうらもん! そんなふりょーじゃらいもん!!」プイッ


エレン(あ、だめだ。これ通じないパターンだ)


アニ「しょんなことより、ほらぁっ」ウデヒロゲ

ミカサ「しょうだ! しょんなことよりっ!」ウデヒロゲ


エレン「は? なんだよ、そのポーズ」


アニ「ぎゅーするのらー!」

ミカサ「するろらー!」


エレン「」


アニ「ぎゅーちて、あいしてりゅーの、きちゅ、しろー!」

ミカサ「きちゅちろー!」

エレン「ってちょ、まてぃ! ぐおっ、ば、ばか、押すなッ、迫るなァッ!!」グイグイッ

アニ「ちゅーするろら! にゃーーっ!!」ピョン

ミカサ「うにゃーーーっ!!」ピョン

エレン「うおっ、た、倒れ―――――ぐふっ!?」ドザッ

アニ「あはは~~~~~! 倒れてやんのぉ~~~~!」ケラケラ

ミカサ「かっこわりゅーい!!」エヘエヘ


エレン「ってててて………お、おい、二人とも、俺の上からどけよ。立ち上がれないだろ?」イタタ

アニ「むー、まだそんなころゆってるぅ………いいからぁ、むちゅーってするの!!」チューッ

ミカサ「むちゅーするろら!」


エレン「は?」


アニ「きちゅ、ちろー!」

ミカサ「そうらー! きちゅちろー!!」


エレン(きちゅ? キ、キスのことか?)ビクビク


アニ「ちゅーするろら!」

ミカサ「しゅれー!!」


エレン「えっ、えっえっ」オロオロ


アニ「きちゅちろよー!」

ミカサ「ちろーっ!!」


エレン(だ、だめだ。なんとかして、こいつらを引き剥がして逃げるか………部屋に送り届けねえと!)

エレン(誰彼かまわずキス魔になってやがる………放置したまんまじゃだめだ)


エレン「キスはしないけど、一人ずつだっこならしてやれるぞ」

アニ「じゃあ、だっこー!!」ガバッ

ミカサ「らっこぉー!!」ガバッ


エレン「だ、だから一回離れろッ! 一人ずつだってばぁ!!(もうむにゅむにゅさっきから柔らかいのが当たってヤベえんだよ/////)」ドキドキ


アニ「あはははは!! わかったら! 離れるら!」

ミカサ「えへへへへ!! ちゃんとだっこちゅるんだぁー……」


エレン「やれやれ………ほら、部屋までだっこして運ぶからじっとしてろよ。まずはどっちからだ!」


アニ「わらひ!!」

ミカサ「じゅるい!!」

アニ「じゃあみかしゃからでいーよー」

ミカサ「ほんとぉー? うれしいー!」

アニ「わらひたち、かぞくらもん、ねー♪」

ミカサ「ねぇー♪」


エレン「ミカサからだな。よっと………(あれ、コイツ体重軽くなったか? 体つきも、妙に女の子っぽく………//// い、いやまてまて、相手はミカサだぞ!?)」ブンブン


ミカサ「うわぁぁぁい、おんぶらーー!」キャッキャッ

アニ「むぅぅー」プクー

エレン「あ、あはは、待ってろアニ。すぐ戻ってくるからな」

アニ「うらきしちゃめーらんらから!!」プンプン

エレン「浮気なんてしねえよ。大丈夫だから、な? いい子で待ってろ」ヨシヨシ


エレン「ほら、次はアニの番だろー」

アニ「待ってましたぁー。だっこぉー」ギュウッ

エレン「え、えっと、アニ? 前からだとだっこは……」

アニ「おひめしゃま、だっこぉーーー!」ケラケラケラ

エレン「」

アニ「らんだよぉー、一度くらいいいらろー? できないにゃら、ちゅーしちゃうぞー、ちゅー♪」

エレン「わ、分かったよ。ほ、ほら、ひざ裏乗せて」

アニ「んー♪」

エレン「背中に手を置いて、と」

アニ「あんっ♪ えっちぃ/////」ジトーッ

エレン「バカ言ってんなよ。ほら、これでいいんだろ?(やっぱアニ軽い………下は見ないようにしよう。肝のがはだけておっぱいが見えちまいそうだ)」ドキドキ

アニ「んふぅ…………ほんろに、おひめしゃまになったみちゃい~~♪」フンフン

エレン「はいはい、さっさと行くぞ、こら」テクテク


……
………

※誤字ですたい

×:肝のがはだけて
○:キモノがはだけて


………
……



~401号室~


アニ「さぁ、むちゅってするのら!」

ミカサ「するのら!!」

アニ「えりぇん………あんらは、ひつもひつも………わらひたちをぞんざいにあちゅかってよぉー!!」

エレン「そ、そんなことないだろ?」

アニ「そんなことありゅのらー!! ちゃんとおとめあちゅかい、ちろよぉー!!」

ミカサ「おとめなんらぞー!!」


エレン(だめだ。ヨッパライだ。まともに相手しても意味がない………ハンネスさんを思い出しちまった)


エレン「はいはい、してるしてる」

アニ「おやすみのー、ちゅー」

ミカサ「ちゅー!」


エレン「はいはい、ほら。これでいいだろ。お休みアニ」チュッ

アニ「むぅ………ほっぺなのはきにいらないが、まぁいい、ほめてちゅかわす」ニコニコ

エレン「分かったから、ほら、寝ろよ」

ミカサ「わたちもー!! ちゅう! ちゅうちて!!」

エレン「へいへい、お休みミカサ」チュッ

ミカサ「でこちゅー♪ にへへへ~~~~」ニヘラ

アニ「うわき? うわきなの?」ジワッ

エレン「家族に対する愛情表現だ。泣くな」ナデナデ

アニ「ならばよち!!」


エレン「じゃあ、俺はこれで………おい、なんで裾を掴むんだよ! 破けちゃうだろ!? 高そうだぞこのユカタ!!」

アニ「やら、やらぁああああ!! えりぇんもここにいるのらーっ! いっちょにねるにょらーーーっ!!」

ミカサ「ねるのらぁーーーーっ!!」

エレン「ちょっ!? どういうパワーしてんだおまえら!? ぐ、ぐおおおっ!! は、離れろッ………!!」

アニ「わたちはひだりー。ひっかかったにゃー、このマヌケー」

ミカサ「じゃあわたちはみぎー。かかったにゃ、アホが」


エレン「おっ、おいアニ、ミカサっ! 離せってば!! 誰かに見つかったら誤解されちゃうだろ!?」



アニ「すぅすぅ」Zzzz

ミカサ「くぅくぅ」Zzzz

エレン(寝つき早ッ!?)ガビーン


エレン「く、くそっ! 左右から抱きつきやがって! これじゃ、抜け出せん!! おいっ!! 離せってば!!」


アニ「諦めて私の抱き枕になるが良いむにゃむにゃ」

ミカサ「へっへ、十五の小娘じゃねえんだからよぅすやすや」


エレン「おまえら実は起きてるだろマジで」コムスメハテメエラダ


アニ「寝言だよすうすう」

ミカサ「どう聞いても寝言すぴすぴ」


エレン「こんなざーとらしい寝言があるかボケ」


エレン(こうなったら無理やりにでも逃げ出そう………)

エレン(早く抜け出さないと………)グイッグイッ


アニ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄むにゃむにゃ」

ミカサ「WRYYYY………うにゅうにゅ」


エレン「く、くそ! ビクともしねえ!!」ゼーハーゼーハー


アニ「まだまだだねすやすや」

ミカサ「ヌルいヌルいぐうぐう」


エレン(というより、逆効果だ………)

エレン(動けば動くほど、密着具合が変化して、体がこすれ合って………おっぱいやら何やらが当たってるのがスゲー分かる………マジでヤバい)ムラムラ

エレン(しかもこいつらのユカタがはだけて………月明りでうっすら見えてる………/////)ドキドキ


アニ「」ムニュムニュ

ミカサ「」プニュプニュ


エレン(やっぱアニでけえ! ミカサもあちこちやわこい!! ああ畜生! 畜生ッ!! 鎮まれ俺の愚息ッ!!)

アニ「素直になっちゃいなよ進撃の巨人すぴすぴ」

ミカサ「進撃してもいいのよぐうぐう」

エレン「楽しんでるだろおまえら!! しまいにゃ鼻に指突っ込むぞ!?」

アニ「わざわざ宣言するだなんて青いねボーイすやすや」ガシッ

ミカサ「こうして腕ごと抱きつかれてどうやって鼻フックするのすぴすぴ」ガシッ

エレン「俺のばかぁああああああああああっ!!」





エレン(いよいよ動けなくなった………)ズーン


アニ「それで次はどうするのかなむにゃむにゃ」

ミカサ「勝てないと思うならエレンは諦めるのむにゃむにゃ」


エレン「なぁ、やめようぜ、二人ともさ………こういうの良くねえって」


アニ「…………」

ミカサ「…………」


エレン「アニにしろ、ミカサにしろ、こういう形で、酒の勢いなんかでえっちなことしても、冷静に戻ったら悲しいだけだと思うぞ?」

エレン「イヤだろ、そんなのって。俺だって嫌だ……って聞いてる?」


アニ「私は寝てるから説得なんて無意味すやすや」

ミカサ「エレンは本当に残念な子くうくう」


エレン「外道ッッ!!」


アニ「いかにもむにゃむにゃ」


エレン「人非人ッッ!!」


ミカサ「いかにもすやすや」


エレン「鬼畜! 悪魔!  地獄の底から来た奴輩!!」



アニ&ミカサ「いかにもッッ!! ………すやすや」


エレン「起きてるくせに! 起きてるくせに!! 折角いいこと言ったのに!!」ブワッ


エレン(やだよ………俺はアニと結婚して、幸せになって、それが初体験になるんだろ………)ポロポロ

エレン(こんな形で失うのはやだよ………)ヒックヒック

エレン(しかもミカサが、家族が一緒なんて………こんなのあんまりだ………)シクシク


アニ「泣かせちゃったぁ。仕方ないこの辺りで勘弁してやろうくぅくぅ」

ミカサ「エレンマジヒロイン。しょうがないからこのまま寝ようすやすや」


エレン「くそぅ………くそ、くそぉ………」エグッエグッ


アニ「両手に花で幸せなくせにむにゃむにゃ」

ミカサ「まんざらでもない癖にすやすや」



……
………

※ねむです。眠いのです

 今日は寝ます。

 続きはまた明日辺りで宜しくお願いします。
 本日も一日お疲れ様でした。おやすみなさい。良い夢を……。

※アルミン「あるるかぁぁああああん!!」

 という夢を見て飛び起きました。

 おじいちゃんから譲り受けた懸糸傀儡(からくり)で戦うアルミンか。胸が熱くなるな。

 これエレンはナルミ枠になるのかな。腕無くなってるし。ミカサはしろがね。

 アレ? あまり違和感なくて怖い。


 妄言さておき、書き溜めたら投下します。今日はゆっくりです……


………
……



~早朝~


コニー「ん………ふぁああ……」

コニー「良く寝…………」パチッ

コニー(あん? なんか体が動かねえ? なんだ? ここ、どこだ?)

コニー「上に何か乗って………」チラッ


ハンナ「すぅすぅ………」ギュウッ


コニー「」


コニー(全裸のハンナがおれにまたがって、胸元にしがみついた状態で眠っている)

コニー(ところで『はんらのはんな』ってちょっと語感が似てる気がするのは、おれの気のせいじゃねえよな?)ゲンジツトウヒ

コニー(おっぱいやらけえなぁ………あっ、勃ってきた)ムクムク


ハンナ「んぅ………ふぁ」

コニー「ッ!? ハ、ハンナ!?」

ハンナ「あっ………こにぃ………お、おはよ/////」テレッ


コニー(そ、そうだ! お、おれは確か、宴会場でメシ食ってて、それで――――それで?)

コニー(だ、駄目だ、思い出せない! なんだ、ここどこだ? 宴会場じゃない! お、おれっていったい何をやったんだ? なにがどうなってんだよ、この状況!!)


コニー「な、なぁ、ハンナ。昨日のことなんだけどよ…………」アセアセ

ハンナ「ッ、やだっ、お、思い出させないでよぉ、恥ずかしい………////」プイッ

コニー「!?」



ハンナ「昨日はその…………激しかったね、コニー/////」ポッ



コニー「」


ハンナ「私の手を引いて、空き部屋まで連れて………あんなに情熱的に告白して………あんなの、ずるいよ」テレテレ

ハンナ「あんなにも私のことを思ってくれてたなんて………知ってる? 女の子って、自分のために必死になってくれる男の子を、かっこいいって思うんだよ?」ジッ

ハンナ「そんなの………好きになっちゃうよ………////」カァァ

コニー「」


ハンナ「その後、強引に私のこと………押し倒してさ」

コニー「!?」

ハンナ「私、何が何だかわからなくて………でも、イヤじゃなくて、嬉しくて………////」カァァッ

ハンナ「コニー、すごく上手で………私に気づかいながら、いろいろしてくれて……すっごく恥ずかしかったけど、その………」

ハンナ「き、気持ちよかった、よ………//////」ドキドキ


コニー「」


ハンナ「な、なんだか照れちゃうけど、これからよろしくね、コニー」ニコ

コニー「」


 コニーの脳みそは、まだ十四年という短い人生経験の中ではあるが、かつてないほどにフル回転していた。

 しかし悲しいかな、コニーはバカである。彼にこの状況をうまく理解できる頭脳は存在しなかった。

 そして当然の帰結として、


コニー「おう、これからもよろしくな!!」

コニー(なんだか知らんが、とにかくよし!!)


 コニー・スプリンガーは、考えるのをやめた。



……
………


………
……


~同時刻、別の部屋~


女の子「おきてー、おきてってばー!! ベルトルさーん!!」ユッサユッサ

ベルトルト「うーん………?」ムニャムニャ

ベルトルト(え、あれ………朝? 僕、何が、どうなって………えっ?)

ベルトルト「あっ、ああああああああっ!!?」ガバッ

女の子「きゃぁっ!? べ、ベルトルさん、いきなり起き上がらないでよぉ………あーびっくりした」ドキドキ

ベルトルト「ご、ごめん!! こ、ここは!? ぼ、僕、あの後気を失っちゃって………」

女の子「ここは、その………私の部屋、です………」

ベルトルト「君の………?」キョロキョロ

ベルトルト(僕、彼女にキスされて………情けないけど、気絶しちゃって………)

ベルトルト「君が僕を運んでくれたの?」

女の子「う、うん………ご、ごめんね、ベルトルさん………」ショボン


ベルトルト「あ、いや、その。僕もその、ごめん。重かったんじゃない? 良く運べたね」

女の子「こ、これでも漁師の娘ですから………」

ベルトルト「え、えっと。昨夜のこと、覚えてる………?」

女の子「ッ~~~~~~!!」カァァッ

ベルトルト(Oh………この反応、覚えてるな)

女の子「…………ぅう」プルプル

ベルトルト(酔った勢いでやっちゃったことだしなぁ………うん、ここは)

ベルトルト「あ、いやぁ、その。僕は昨日のこと、全然おぼえて―――――(いや、待て)」

女の子「べ、ベルトルさん?」オズオズ

ベルトルト(覚えてない、と言ってごまかすのは簡単かもしれないけど………)



女の子『ん、へへ………わらひの、ふぁーすとちゅー♪』



ベルトルト(女の子の初めてのキスを、覚えてないなんて、そんなの男として言っていいものだろうか………?)ウーンウーン

女の子「っ………(ベルトルさん、難しい顔してる)」


女の子(そ、そうだよね。私も酔った勢いでついあんなことしちゃって………迷惑に、思ってるよね)プルプル

女の子(ベルトルさん、カッコいいし………ひょっとしたら、向こうに彼女とかいるかもしれないし………)ジワッ

女の子(うん……………私の、勝手な思いで、困らせて…………)


女の子「っ…………ご、ごめんね、ベルトルさん」

ベルトルト「えっ?」

女の子「う、うん。なんていうか、その、私酔っぱらっちゃったみたいでさ!」

ベルトルト「う、うん。そんな様子だったね」


女の子(うん、そうだよ、これでいいんだ。幼馴染のアニって子にはよろしくって言われたけど、ベルトルさん自身がどう思うかだし………)

女の子(キス、なんて、別に、大したこと、じゃ………)ポロッ


ベルトルト「!」


女の子「ッ!!」ゴシゴシッ

ベルトルト「あ、そ、その――――」

女の子「あ、あははっ! だ、大丈夫だから、ノーカン! ノーカンで考えてるから、大丈夫!」ニコッ

女の子「あ、あははっ、わ、私なんかに、その………されても、迷惑だろうし、ね?」

ベルトルト「え、あ、いや、その、そんなこと――――」アセアセ

女の子「あははっ、ベルトルさんは優しいね! で、でも、そんなに、思い悩まなくってもいいから! ね! わ、私の方には、その、と、特に、そういう感情があったわけじゃ、ないから………」プイッ

ベルトルト「ッ! …………そ、そう」ズキッ


女の子「…………」

ベルトルト「…………」


女の子「ごめん………私、朝の仕込みの手伝いに行ってくるから………」

ベルトルト「え………?」

女の子「あ、そ、そうだ! この部屋でて、三つ階段下りて右に行けば、すぐベルトルさんたちの部屋があるから!」

ベルトルト「あ、ああ、うん」

女の子「そ、そのっ、私、この部屋にベルトルさん運んだあとはっ、何もしてないからっ! 私も、酔いが回って、そのまま寝ちゃったみたいだから!」

ベルトルト「う、うん」

女の子「え、えっと、だ、だから、その、安心してね? 迷惑、だったよね?」

ベルトルト「べ、別に、そんな、迷惑なんて思ってないよ! あ、安心も何も………」アセアセ

ベルトルト(嬉しかった、し………)


女の子(うん。これでいいんだ。これでいいんだよ)

女の子(ベルトルさんだって、内地にいるんだし。何日かしたら、お、お別れ、で………)

女の子(兵隊さんだし、帰っちゃうん、だか、ら………もう、会うことも、ないかもしれ、な………)ポロッ


ベルトルト(!!! や、やっぱり、この子――――)

女の子「ッ――――じゃ、じゃあ、また、ね!」クルッ

ベルトルト「ッ!! ちょ、ちょっと、待っ」


 ガチャッ、バタン
 タッタッタッタ………


ベルトルト(…………)

ベルトルト「あの子、泣いてた………」ボソッ

ベルトルト(最低だな、僕は………思い悩んだって、気を使ったって………泣かせちゃ意味ないじゃないか)クソッ



……
………


………
……


~同時刻・402号室~


アニ「ん、んん…………」ピクンッ

アニ「ん………ふあっ、朝か」パチッ


アニ(ッ、なんだ? 軽い頭痛がする………風邪かな。体調管理はしっかりしてたつもりだけど)

アニ(体がだるいけど………熱はない、かな。うん、軽い頭痛とだるさだけかな)

アニ(あれ? だけど、いつの間に私、部屋に戻ったんだろ…………えっと、ご飯食べて、その後は………)サワッ

アニ(ん? あれ、なにこれ?)サワサワ

アニ(なんだ? 壁? 壁にしては妙に温かくてかたくて、弾力あるけど)グニグニ

アニ(え………? 肌? これ? 誰か布団にもぐりこんでる? 一体誰の―――)チラッ



エレン「よ、よぉ、アニ…………」ヒクヒク

アニ「」


エレン「や、やっと、起きてくれたんだなぁ………」ゲッソリ

アニ「…………夜這い?」

エレン「生憎、もう朝だよ(おまえとミカサのおかげでな)」

アニ「…………朝駆け?」

エレン「生憎、おまえらに押さえ込まれてたせいで、やろうと思ってもそんなマネはできなかったよ」

アニ「お、押さえ込まれてた…………一体誰が? 何が?」オロオロ


エレン(おー混乱してる混乱してる)


エレン「夕食の飲み物に酒が混ざり込んでた」カク

エレン「アニとミカサがそれを呑んで酔っ払った」カク

エレン「俺が部屋に二人を運んだんだが、二人は俺に抱きついたまま眠りだした」シカ

エレン「動けないから、ずっとこのままで現在に至る」ジカ


アニ「」


エレン(夜の間ずっと、言い訳考えてたからすらすらいえたなぁ)



ミカサ「エレミカSSが最近増えてきたとてもいいことすばらしいむにゃむにゃ」スピスピ


アニ「………ホントにミカサも抱きついてる(何やら不穏な寝言を言ってるところはスルーしよう)」ノゾキコミ


エレン「ハナッタレのガキの頃以来だ、こいつと添い寝したのはよ…………あ、先に言っておくけど、別に寝てる間にヘンなことはしてないからな! アニにも、ミカサにも!」

アニ「あんたのそういうところは信用してるよ………他の連中は? 部屋にいないの?」

エレン「多分、宴会場で酔いつぶれてんじゃねえか? 確認した限り無事だったのは、俺とベルトルトと、多分ハンナぐらいじゃねえかな?」

アニ「そ、そう………ごめん、エレン。迷惑かけたね」

エレン「ああ、うん。分かってくれたところで、一つお願いがあるんだが」

アニ「えっ?」


エレン「そろそろ、その。離してくれると、嬉しい…………ついでに、ミカサも剥がしてくれ」


アニ「ッ////////」カァァァッ


エレン「それと、おまえほとんどユカタ脱げかけてるから、その………目のやり場に、非常に困るんだ(俺の腹に直に当たって、谷間が丸見えなんだよ……/////)」

アニ「ッ!!!!」バッ!!

エレン「俺も、さ。その………男だし。アニのこと、女の子として魅力的に思ってるから、こういうのは、その………色々、困る」ドキドキ

アニ「ぅ、ううっ…………ごめん、ほんと、ごめん………」イソイソ

エレン「大丈夫だ。約束しただろ? そういうのは、結婚するまではしないってさ」


アニ(ッ、私のために、我慢してくれたんだ…………大事に、思ってくれてるんだ)キュン

アニ(ごめん、エレン。あんたには悪いけど、やっぱりそういうのって、嬉しいよ)ドキドキ


エレン「で、さ。アニ………剥がしてくれないか、コイツ。まるで万力か何かなんだ………ビクともしねえ」グイグイ

ミカサ「おっぱいはいやらしくなんかない………聖域………すやすや」ガッチリ

アニ「う、うん、分かったよ。ほら、ミカサ、起きな。起きなってば」ユサユサ


エレン「ムリだ。ミカサは一度寝たら大声出そうと起きない。叩いて起こそうとしても、容易に回避してくるぞ」

アニ「なにそれこわい」

エレン「命の危機とか察知すると起きるけど、ブレード叩き込むわけにはいかないし………」

アニ「地味に危険な発言してるの気付いてる? く、この、ミカサ、起きろってば」グイグイ

エレン「だってミカサだし。だからその程度じゃ起きねえよ」

ミカサ「いやらしく肥大化した脂肪の塊なんかただの飾り………安易な巨乳派など笑止………慎ましやかでありながらも気品ある貧乳こそが至高。これは真理………ぐうぐう」ガッチリ

アニ「こ、こうなったら無理やりでも………ふっ!! くっ!!? ほ、ホントにビクともしない!?」

ミカサ「うんとこしょどっこいしょ、それでもミカサは剥がれませんむにゃむにゃ」

アニ「ホントに寝てるの、この子………?」

エレン(お前が言うな)イラッ


アニ「どうすれば起きるの………?」ゼーハーゼーハー

エレン「実際問題、起床時間が来れば秒単位の狂いも無く目覚めると思う」

アニ「マシーンか何か?」

エレン「ミカサだし」

ミカサ「私はー♪ なーみーだをながさないー♪ ミカッサー♪ ロボットですけぇー♪ マッスィーンでっすけぇー♪ ミカッサー♪ すやすや」

アニ「やだそれこわい」

エレン「ガキの頃はこのまま水ぶっかけると起きてたんだ。思えば、水を怖がってたんだな。でも、今は通用するかどうか」

アニ「えっ、なんで?(水を怖がるって、狂犬病かなにかかい)」

エレン「ほら、昨日泳げるようになっちまっただろ、こいつ」

アニ「水陸両用だね」

エレン「ズゴックのような女になっちまった」

アニ「新ジャンルだね」

エレン「ズゴック系幼馴染なんていらないよ」

アニ「私もそんな妹はいらないかな」

ミカサ「失礼なむにゃむにゃ」


アニ「水かけてみようか」

エレン「嫌な予感しかしないが一応言っておく。俺にはかけるなよ」

アニ「大丈夫、任せて。えいっ」パシャッ

ミカサ「インド人を右にむにゃむにゃ」ササッ

アニ「!? 回避した!?」

エレン「そして俺に直撃だな」ビッチョリ

アニ「ご、ごめんっ!!」アセアセ

エレン「掛け声が可愛かったから許すよ」

アニ「ッ////// ば、ばかっ」カァァァッ

ミカサ「朝っぱらから何をやっているのやらこのカップルは不毛くうくう」

エレン(誰のせいだと思ってやがる)イラッ

アニ(誰のせいだと思ってんの)イラッ


エレン「マジで水陸両用になってるな」

アニ「手ごわい敵だね………ん、日の上り具合から察するに、まだ四時ぐらいかな。何時に起きるの、ミカサは?」

エレン「起床ラッパで起きるところからして、多分6時には起きる。だから選択肢としては、『①このまま寝て6時まで待つ』『②引きずってでも風呂に引きずり込んで起こす』ってところか」

ミカサ「権力には屈しない。理不尽な暴力にも屈しない。両方やらなきゃならないってところがヒロインの辛いところだと思うすぴすぴ」

エレン「さっきから何を言ってるんだおまえは」

アニ「…………」スタスタ

エレン「なぜドアに向かう」

アニ「………」ガチャッ

エレン「なぜ鍵を掛けた。返答は?」

アニ「じゃあ答え①で」トウッ

エレン「わっ!? 飛びつくなよぐえっ!?」ギュウッ

アニ「まぁまぁ、固いことは言いっこなしで」スリスリ


エレン「ん……くっつきすぎじゃね?」

アニ「こういう機会でもないと、あんたと一緒に寝れないし」フフッ

エレン「まぁ………ただ寝る分には、問題ない」

アニ「ちょっと寝たりない感じだったしね。このまま六時まで寝よ」

エレン「ん………」

アニ「あんたも寝てないでしょ? いいじゃない。逃げようとしなければ、ミカサもそう強く抱きしめてくるわけじゃないんでしょ?」


ミカサ「その通りミカサのハグは基本的にソフト&ウェット。ただし逃げようとするとハード&ドライで雑巾と化すのむにゃむにゃ」


エレン「怖ッ!!」ゾッ


アニ「そういうわけだし、さっさと寝ちゃおうよ」

エレン「あー、もー、そうだな。さっきからなんか、自分でも何言ってんのか分からねーぐらい眠い」ウトウト

アニ「ね、ぎゅってしてよ」

エレン「ああ、ほれ」ギュッ

アニ「ん~~~~♪ あと、ちゅー」

エレン「おまえ酔っぱらってる時も同じようなこと言ってたぞ。大概お前も今、テンションおかしいよな」

アニ「いいから、ほら」

エレン「…………あぁ、おやすみ、アニ」チュッ

アニ「んっ、ちゅっ…………おやすみ、エレン」スッ

エレン「おう…………すやすや」Zzz

アニ「ん…………」Zzz

ミカサ「これにてめでたしめでたし、大好きなエレンとアニと一緒に眠ることが出来るミカサちゃん大勝利なのであったぐうぐう」



……
………

※うん。眠気が酷い時のテンションで書くもんじゃないね。

 キャラ崩壊のノリで書いてしまった。申し訳ありません。

 次は朝食からですねー。明日もまた残業地獄で帰れないかもです。

 本日もお疲れ様でした。おやすみなさい。良い夢を。

※帰宅………明日も出勤か。
 なぜか掲示板に異様に繋がりにくい現在。私のPCだけでしょうか。

 さておき、皆様レスありがとうございます。
 いつもいつもご感想ありがとうございます。
 レスを読んで、いつも励みになっています。
 頑張って仕事終わらせて、明日の深夜には投下していきたいと思います。

 ところで、花火大会の時期ですね。電車内にちらほら浴衣姿の女性が見えるようになりました。
 私は安価で出てきたヨーダに興味が出てきたので、借りたスターウォーズ4・5・6でも週末に纏めて観ようとか思ってます。

 一人でな。




 一人でな。(泣)   おやすみなさい。


………
……



~朝(6時)~


ミカサ「めいざふぉーすびーうぃじゅーすやすやすぴぷー」


【5:59:30】←誰が何と言おうと時計


 ここは、ミカサの夢の中。


鉄仮面『エレン、私の仲間になって。そして共にこの世界に安定と秩序をもたらそう』コーホー

エレン『ふざけんな!! 絶対に仲間になんかならない!』

鉄仮面『憲兵団の力は素晴らしい………ので、エレンは早くダークサイドの力に気付くべき』コーホー

エレン『アルミンの家族を体よく口減らしにしたてめえらが、何を言う!!』

鉄仮面『私がアルミンの家族を殺した? じゃあエレンは私も殺すの?』コーホー

エレン『!?』


鉄仮面『本当は貴方も分かっているはず………』スッ


 カシャンッ


エレン『!!?』ビクッ


ミカサ『私が貴方の家族、ミカサなのだ』


エレン『う、うそだ、デタラメだ!! そんなのウソっぱちだ!!』

ミカサ『自分の心に聞いてみるがいい。それが真実だということは確定的に明らか』コーホー


エレン『ノォ………ノォォォオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!』ポロポロ


ミカサ『エレン、貴方はいずれリヴァイもといチビをも倒しうる。ダリス総統もそれを危惧しているのだ』コーホー

ミカサ『それがエレンの運命、私の仲間になるべき……そうすれば家族で世界を支配することができる』コーホー

ミカサ『私と共に来るべき。ので、それしか道は無いむにゃむにゃ。断るなら他の家族を………アルミンとアニをこちらに引き込まざるを得ない』コーホー

エレン『うっ、うわああああっ!! それだけはっ、それだけはやらせねえええええっ!!』

ミカサ『来るか、エレン! この私に勝――――』コーホー


【6:00:00】カチッ


ミカサ「!!!」カッ


ミカサ「―――――朝だ」ムクリ

ミカサ「んっ…………」バキバキッゴキリッ

ミカサ「夢見は悪かったけど、妙に体が軽い」

ミカサ「爽やかな朝だ。体調も万全。こんな気分で目覚めたのなど、いつ振りだろう…………あれ?」チラッ

※PCがツンデレ状態に……デレ期に入ったので、投下再開します。


エレン「ア、アニ、やめてくれ………トンファーキックだけは………それだけは………うーんうーん」ギュッ

アニ「トンファーキックの神髄は、トンファーを使わないことこれに尽きる。理解しなよすぅすぅ」ギュッ



ミカサ「」



ミカサ「エレンとアニが抱き合っている…………のを、更に私が抱きしめている………」プルプル

ミカサ(しかも、半裸で………////)ササッ

ミカサ(これは夢? それとも現実? 昨夜、何が………?)

ミカサ(駄目だ、思い出せない。気づかぬうちに、私は大人の階段を昇ってしまったの?)

ミカサ(どういうことなの………全然覚えてない。そんなの嫌だ)ブルブル

ミカサ「…………エレン、アニ、おきて」ユサユサ


エレン「母さん、もうちょっと寝かせてくれよぉむにゃむにゃ」

アニ「お父さん、お願いだから添い寝しないですぴすぴ」


ミカサ「おきて、おきて」ユサユサ

エレン「ん、んぁ………? お、ぉ? ミカサぁ?」

アニ「ふぁあ………あ、おきたんだ、ミカサ」

ミカサ「これはどういうこと? YOBAI? 東洋の伝統文化YOBAIなの?」オロオロ

エレン「おまえも酒に酔うと覚えてないクチかよ………」ヤレヤレ

ミカサ「お、お酒!? そういえば、昨夜の記憶がぷっつり途絶えて………わ、私は、昨夜何を!?」オロオロ


アニ(……………)チラッ

エレン(!)チラッ


アニ「昨日は激しかったね、エレン(ミカサの抱擁が)」ニコリ

ミカサ「!?」ビクッ

エレン「…………ああ、ミカサが全然離してくれなかったもんな(物理的に)」ニヤリ

ミカサ「!!!? ど、どういうこと!?」オロオロ


アニ「まったく、傷つくよ………いつからあんたは、そういう女になったんだい、ミカサ」ヤレヤレ

エレン「全然寝かせてくれないんだもんなぁ」ヤレヤレ

ミカサ「…………ッ!?」ウルウル

アニ(きゃわわ)キュン

エレン(きゃわわ)キュン

ミカサ「ご、ごべんなざいっ、わ、わだじ、おぼえでないっ! 説明を! 説明を!!」ポロポロ

アニ「!? ごめんごめん、冗談が過ぎたね。ちゃんと教えてあげるから、泣かないの(可愛い)」ナデナデ

エレン「ははは、ごめんなミカサ。つい意地悪しちまったな(かわいい)」ヨシヨシ

ミカサ「ひっぐ、うぇぇ………ぜづめいをっ………ぜづめいをぉ………」ヒックヒック

アニ「とりあえず、エレンは部屋に戻って。私らも支度するから、朝食で合流しよう」

エレン「分かった、また後でな。あとミカサへの説明よろしく」

ミカサ「ごべんなざいっ………ごべんなざいぃっ………」エグッエグッ

アニ「やりすぎたかな………ごめんね、ミカサ。実はね………」カクカクシカジカ


……
………


………
……


~宴会場~


ジャン「…………朝だね、アルミンくん」

アルミン「そうだね、ジャンくん。だけどこれはどういうことだと思う?」

ジャン「俺が聞きたいよ、アルミンくん」

アルミン「だよね、ジャンくん」


 アノフタリ、ダキアッテネテタンダッテヨー
 ヤダッ、ヤッパリアノフタリッテ……ドッチガウケデドッチガセメ?
 ホモォ……ウホッ、ウホホッ、ウホッ


ジャン「」ゲフッ

アルミン「」ガハッ


ジャン(朝起きたらホモ扱いだったでござる)チーン

アルミン(何故だ。夕食時にいろいろ食べた後の記憶がまるでない………)


ミーナ「ごっしゅじんさまー♪」ヒシッ

マルコ「ッ、あ、暑っ苦しいから引っ付くな」アセアセ

ミーナ「//////」テレテレ

マルコ(くそ、なんだというんだ。朝起きたら何故かこいつを慈しむように抱きしめていた。畜生、デレデレした面しやがって………////)カァァッ


コニー「ハーンナー♪」イチャイチャ

ハンナ「コーニイー♪」ラブラブ


フランツ「」ブシュッ


ダズ「おい、フランツが吐血したぞ」

トーマス「大声出さないでくれ………頭がズキズキする」ズキズキ

ナック「酒が混ざってたらしいぜ? 俺も良く覚えてないけど、目が覚めたら顔面ボコボコだし」イテェ

ミリウス「俺もだ………ナックと殴り合いでもしてたのかな………」イテェ


モブ子「み、水ぅ…………あだま、いだぁい………」グデーン

モブ江「誰かぁ…………お水をぉお…………死ぬ、シヌゥ………」アウアウ

モブ代「こんなの絶対おかしいよっ………てぇひひぃええええっ!?」ズキズキ

モブ香「み、みんな、平気!? 今お水持ってくるから!(私お酒に強いみたいで良かったぁ)」ササッ



キース「失態だな。教官の立場にある我々が………」モウセイ

リヴァイ「不覚だな………アツカンとやらが、あそこまで酔いが回るものだったとは」ハンセイ

ユミル(あ、あぶないところだった………なんとかクリスタとの関係は気づかれずに済んだらしい)チラッ

クリスタ「…………(早起きできて良かった………気を付けなきゃ)」ホッ




ベルトルト「…………」ズーン

エレン「おはようみんな………あっ、べ、ベルトルト、昨日はゴメンな、大丈夫だったか!?」

ベルトルト「うん…………」ズーン

エレン(とても大丈夫って顔じゃないな)


エレン「俺で良ければ、いつでも力になるからな?」アセアセ

ベルトルト「うん………ありがと、エレン…………」ドヨーン

ベルトルト(はぁ…………あの子のことが、頭から離れない。けど、どうすればいいんだろう………)ハァ

エレン(根が深そうだな…………)


壁|女の子(ベルトルさん…………)ズキッ



ミカサ「…………」プンスカ

アニ「ミカサ。そんなに怒らなくってもいいじゃないか」アセアセ

ミカサ「…………アニは意地悪。エレンも意地悪」プクーッ

アニ「ご、ごめんってば。ね?(やだ頬っぺた膨らましてジト目してる。全然怖くない可愛い)」キュンキュン

エレン「アニ、ミカサ、起きてきたのか? ミカサ、さっきは悪かったな」


ミカサ「…………」プイッ


エレン「あ、あれ?」


アニ「ごめん、ミカサがへそを曲げちゃってさ」

ミカサ「へそなんて曲げてない。私は自分の身体をコントロールできるけど、そんなところを曲げることはできない」プイッ

アニ「…………この調子で、さ」

エレン「そ、そうか。ごめんってば、ミカサ。どうすれば許してくれるんだ?」

ミカサ「むぅ………もとはと言えば、私がずっと抱きしめて離さなかったのが原因。それは私が悪い」

ミカサ「だけど、誤解させるような言い方をしたのはアニとエレンが悪い………私はしばらく二人に反省してもらいたい」

ミカサ「………ので、私はアニとエレンに対して、誠意を見せてほしいと思う」

エレン「よしよし、ごめんな。朝食一品、好きなのやるから」ナデナデ

ミカサ「ぅ、うっ………そ、そんな、サシャのような扱いはいやだ………////」テレッ

アニ「(とか言いつつまんざらでもなさそうじゃないか)………まぁ、そういわずにさ。私も一品あげるから、ね?」ヨシヨシ

ミカサ「む、む………そ、そこまで言うなら、しかたない。仲直りしよう、エレン、アニ………」ニコニコ


エレン(俺の家族がこんなに可愛いはずはある)ハハハ

アニ(ちょろ可愛いなぁ)ウフフ


………
……



~厨房~


ライナー「昨日はとんだハプニングだったが、教官たちからお咎めなくてホッとしたな」

サシャ「故意の飲酒じゃないからってことで済んで良かったですね」

ライナー「いつの間にかお酒が紛れ込んでたなんて、びっくりしたな。あ、これこのまま焼いていいんですか?」

コックA「うん、お願いするね。しっかし済まなかったね。こっちの不手際のせいで」

コックB「それに、朝食の準備まで手伝ってもらって………」

ライナー「いえ、お世話になっているのはこちらですし、それに料理の勉強にもなりますので」

サシャ「あ、夕食のこれを、これに合わせてみるのはどうです?」

コックC「!? お、面白い………それ、面白いよ、サシャちゃん!!」

コックD「うん! これ、合うんじゃないかな! やってみよう!」

コック長(それを組み合わせるとは………やはり天才か………)


副コック長「私が不幸にもこれから貴様を指導することになった、副コック長である! 話しかけられたとき以外は口を開くな! 口でクソたれる前と後に“サー”と言え! 返事はどうした!」

料理人「ヒ、ヒエッ、サー、イエスサー……」ビクビクッ

副コック長「ふざけるな! 大声だせ! タマ落としたか!!」

料理人「サ、サー、イエスサー!!! (わ、わたくしは女ですのぉ………)」ビクッ

副コック長「貴様、名前はなんだ? 貴様は何者だ?」

料理人「く、クロコ・シライですの、サー!!」

副コック長「ふざけるな! 貴様はこれから魚女だ! いい名前だろ? 気に入ったか?」

料理人「」

副コック長「どうした? お似合いだろう、魚女? つまみ食いしたトラフグ=サンは、『死ぬほど』美味かっただろうが?」ニヤニヤ

料理人「ア、アイエッ…………トラフグ=サンがぁ、トラフグ=サンがぁ………」ビクビク

副コック長「俺の訓練は厳しい。しかしそれに耐えきった時、貴様は食材のメキキ=ジツ、適切なチョウリ=ジツを身に付け、食材が満載されたテツ=ナベを軽々と振るい、炎を操ることができる!」

副コック長「各種調味料・スパイスを利かせた、香り高いリョウリも、食材の持ち味をイカしたリョウリも、思うがままだ!」

副コック長「そうだ、貴様が俺のチョウリ=ジツを身に付けることができれば………貴様は真のリョウリニンとなれるのだ! 食材に祈りを捧げる食の司祭だ!」

副コック長「その日までは魚女だ! つまみ食いした魚で死にかけた、この世で最も最下等のコメディ野郎だ! 魚の餌のゴカイ以下の存在でしかない! 分かったか、魚女!!」

料理人「サ、サー、イエスサー!!!!(どうしてこんなことにぃ)」エグッエグッ


副コック長「さぁ、まずは貴様の全く大したことが無いチョウリ=ジツを見てやる! この魚を捌いてみせろ!!」

ウナギ「Hey, C'mon!」ピチピチ

料理人「イ、イヤーッ!!」ザシュッ

ウナギ「Slowly………」ヌルン

料理人「!? か、躱しやがったですの!?」

副コック長「FUUUUUCK!! なんだそのヘッピリ腰は! 魚一匹満足にシメることもできんのかッ!? ヤル気あるのか魚女!? 爺のファックのほうがまだ気合が入っている!」

料理人「アイエッ!? アイエエエエッ!?」ビクビクッ

副コック長「目立ちたくてわざと間違えた? 貴様はボッチか? 友達いないのか?」

料理人「サ、サー、ノーサー!!」ビクビク

副コック長「嘘つけこのボッチが! 貴様がやっていいのは、ダイコンのかつら剥き、キャベツ千切り、ジャガイモ皮むき、以上だ。良いというまで練習してろ!」

料理人「ちくしょぉお…………ちくしょぉおおおおっ…………」エグエグッ


副コック長(フム、やはり才能はなさそうだ………しかし、まずは徹底的に心を壊してやろうと思ったが、ガッツはありそうだな)


コック長「鱧は小骨が多い。骨切りはこうやる」ザクザク

ライナー「これは………なかなか難しいが、大体覚えた。こんな感じか」ザクザク

サシャ「約1ミリ幅ぐらいですかね。結構難しいです。スピードと精密動作性が要求されますね」ザクザク


コックABCD(何あいつら………初見で骨切りが完璧にできてる………化物だ)ゾクッ


コック長「さて、かば焼きにしても、湯引きしても美味いが、何を作ろうか?」

ライナー「てんぷらも良さそうですが………朝からかば焼きやてんぷらは少々重そうですね。湯引きか………吸い物もいいな」ウーン

サシャ「今回は湯引きにしましょう。吸い物にはこっちを使います」スッ

ライナー「ん? そいつは昨日行きがけに川で獲った貝の………」


サシャ「実はこれには―――」カクカクシカジカ

コック長「な、なんと! そんな効果が!!」

ライナー「成程、そいつは気が利いている」

サシャ「すでに砂抜きは済んでます。早速作りましょう!」

コック長「いいねぇ、本当に気が利くし、器量もいい。ウチの息子の嫁に欲しいぐらいだ………おっとと、それぐらい魅力的という意味だよ、そう睨まないでくれ」ハハハ

ライナー「す、すいません」タハハ

サシャ「ライナーったら」エヘヘ

コックABCD(ま、負けていられない!!)クワッ


副コック長「野菜の声が聞こえるようになるまで切れ。切りつづけろ。聞こえないようなら貴様に目はない。そのまま死ね」ククク

料理人「ッ………ぅわあああああああああああああああっ!!」ポロポロ

料理人(もう、馬鹿にされたくないっ、馬鹿にされたくないっ………私は、私はっ、一人前のリョウリニンになるんですのぉおおっ!!)ザクザクザクザク

副コック長(ほう、ここでペースを上げてくるか。いいぞいいぞ、プライドと根性は一人前だな)フフフ



……
………


………
……


~朝食~


キース「昨夜は色々とトラブルもあったが………今日も一日が始まる! 食事後はまた海へ出かける! 気を抜くな!!」

キース「それと、二日酔いの者には、サシャ・ブラウスがいいものを用意してくれたそうだ。ぜひ味わってみると良い。では――――いただきます」


 イタダキマース!!


女の子「そ、その………お料理、お持ちしました………」


 ワーイ!!
 キョウハナンダロナ。ウマソーッ!!
 フツカヨイニイイモノッテナンダロ


ベルトルト「あ、あのっ、さっきは、その…………」シドロモドロ

女の子「ッ、し、失礼します………そ、その、仕事中、ですので………」ソソクサ

ベルトルト「!!?(避けられてる………!!)」ガーン


***************************************************************************

~朝食メニュー~

白米:つやつや銀シャリ。おかわりもあるぞ!

しじみ汁:サシャが沢で獲ってきたしじみを吸い物にした。二日酔いにはこれ!

伊勢海老の味噌汁:酒を飲んでない人はこっち。海老の旨味がしみ込んだ贅沢な味!

川海苔の佃煮:近くの沢で獲れた川海苔の佃煮。海の岩海苔とは違う風味で、ご飯との相性バッチリ

アジの一夜干し:塩加減が丁度良い、脂の乗ったアジの一夜干し。水分が抜けてうまみが凝縮されている。付け合せにたっぷりの大根おろし(クロコがおろした大根)

うなたま:サシャのアイデアで夕食で余ったうなぎの甘いかば焼きを卵焼きに挟んだもの。相性抜群!

温泉卵:とろとろ温泉卵。未知の食感!

鱧の湯引き:白い花の様な美しさ。濃いめの梅肉だれが、淡泊なハモの旨みを更に引き出す。

ほうれん草のお浸し:かつおぶしがたっぷりかかったほうれん草。シャキシャキの歯ごたえが楽しめる。

ひじき煮:大豆、にんじん、こんにゃく、れんこんなども入った、ホッとする味。

長芋とオクラのねばねば和え:栄養たっぷりのねばねばコンビに、たっぷりのぷちぷちイクラを乗せたもの。わさび・酢醤油をつけて召し上がれ!


***************************************************************************


サシャ「二日酔いの人は、この吸い物を飲んでみてください! だいぶ違いますよ!」

モブ子「あうぅ、何も食べたくないぃ………」グデーン

サシャ「まぁ、そういわずに。二日酔いには抜群ですから」

モブ江「貝のおすまし? うぅ、そんなものより…………水を………」アウアウ

サシャ「何も食べなかったら、一日乗り切れませんよ?」

モブ代「あぅう、分かったよぉ…………ごくごく………!?」

モブ子「あ、お、おいしい………薄い味なのかと思ったら、しっかりと貝の味が染み出てる」コクコク

モブ江「うん、しかもなんだか、お腹の中から重さが………頭も気持ちスッキリしてきたような………」ゴクゴク

トーマス「ネギの味も染み出てて、凄くいいな」ゴクリ

サシャ「二日酔いにはこれ! ですよ!!」ドヤァ

モブ代「これはとっても嬉しいなって!! なんだか他のものも食べられるような気がしてきた!」


リヴァイ「鱧か。見た目も美しいな…………ほう、梅のタレか。食欲をそそる」パクッ

キース「小骨も全て断たれているな、いい腕だ。ひんやりとした口当たり………夏らしいさっぱりとした食感が、実に良い」ハムハム

ユミル「うん。食ってると他の物にも手が出るようになるな。酒飲みにもありがたい味付けで助かる」モムモム

キース「まったく、料理人とはかくあるべきだな………食い手の体調にも配慮できる。全く素晴らしい」モグモグ

リヴァイ「ほう、このアジの一夜干しもまた………生魚を焼くだけとは、また違った味わいがある………」ウマイ

ユミル「おお、癖のあるアジの旨味が、さらに際立って………豊かな脂の味が………(やっべえ、また酒が飲みたくなる)」モムモム

キース「大根おろしが憎い仕事をしてくれる………」ハグハグ

リヴァイ「あのふざけた料理人も、これぐらい仕事してくれりゃあな」ヤレヤレ

キース「まったくだな」ウム

ユミル「実際マズいしな」ウンウン


~その頃・厨房(地獄)では~


コック長「次は~~~~」ウンタラカンタラ

料理人「ゼェゼェ………や、やってやるで―――――ぐああっ!?」ビキッ!

コック長「ん? どうした?」

料理人「リョウウデガクダケマシタノォー!!」ギャアアアアッ

副コック長「んん~~~? 別に砕けてやしねーぜ?」クレイジーダイヤモンドッ!

料理人「!? ば、馬鹿な!? い、今、確かに両腕は疲労骨折したはずですの!?」ギョッ

コック長「あぁ~~? 聞こえんなぁ~~~~~!?」ニヤニヤ

副コック長「料理ができるよ! やったね、魚女!」ニコニコ

コックABCD「さっ! 料理を続けましょうか………!」ニコリ


料理人「いっそ殺してほしいですのチクショォオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

料理人「こ、こうなったら、ところんやってやりますのよオルァアアアアアアアアアアッ!!」キエーッ!!


サシャ「もぐもぐ………んん~~~~っ!! やっぱり、私のカンは正しかったです! 最高の相性ですっ!!」パァァッ

ミカサ「? サシャ、それは?」

サシャ「卵焼きの間に、夕食で余ったうなぎのかば焼きを挟んでみました! とろふわで美味しいですよ! ささ、ミカサもどうぞ」

ミカサ「うん…………!! こ、これは、凄く好きな味!!」パァァッ

サシャ「こっちの温泉卵もいいですよー、とろとろの濃厚な味わいがなんとも………んんぅ、うまぁぁああい!!」ニッコニコ

ミカサ「とろとろで、黄身が濃厚で…………あぁ、おいしい」ニコニコ

エレン「おお、確かに美味そうだ。俺も―――――ッ!?」

アニ「私も――――ッ!?」

ミカサ「……………」ガッシリ

エレン「な、なんだよミカサ! 服を掴むなよ!!」

アニ「や、破けちゃうでしょ………――――!?」ハッ


ミカサ「約束、約束…………!!」キラキラキラキラ


エレン「し、仕方ねえな。ほら、やるよ………うなたまでいいか?」スッ

ミカサ「うんうん」ニコリ

アニ「約束だもんね………はい、温泉卵」スッ

ミカサ「ありがとう」ニコニコ


ミカサ「はむ」パクッ


エレン(いいなぁ)ゴクリ

アニ(早まったかなぁ)ゴクリ


ミカサ「…………~♪」ニコニコ


エレン「…………ま、いいか。喜んでるしな。……なぁアニ。温泉卵半分やるから、うなたま一口くれよ」スッ

アニ「いいよ。はい」スッ

エレン「~~~♪」ウマイ

アニ「~~~♪」オイシイ

ミカサ「~~~~♪」シアワセ


コニー「おお、ひじきもうまいな」

ハンナ「こっちの長芋オクラもおいしいよ? トロトロプチプチの食感が………はい、あーんしてぇ」

コニー「ちょ、や、やめろよ、恥ずかしいだろ/////」テレテレ

ハンナ「もぉ、昨日はあんなにカッコ良かったのにぃ////」ポッ


 イチャイチャ、ラブラブ


フランツ「」モグモグ、ダラダラ

ライナー(く、食いながら血を吐いている………不憫すぎる)アセアセ


ジャン「おお、この味噌汁………濃厚でコクがあるなぁ」ズズッ

アルミン「こっちの川海苔もイケる。口の中に入れた瞬間にふわって香る」モグモグ

ミリウス「行儀悪いかもしれねえけど、白米にかけて、と………んおおっ、うめえ!」シャバシャバ

クリスタ「アツアツご飯に川海苔乗せて~♪ あーん………んー、おいしい!!」モムモム

ナック「ほうれん草乗っけても、食感にアクセントが出ていい感じだな」シャキシャキ

ミーナ「アジもごはんに凄く合うね! おかわりが欲しくなっちゃう!」モグモグ

マルコ「あはは、サシャじゃないけど、こっちもあっちも、美味しいね」ニコニコ

エレン「おー、そういう食い方もうまそうだな! な、ベル―――――!?」



ベルトルト「……………」モグモグ



エレン(通夜みたいな顔をしてやがる………)ゾッ

ミカサ(こ、この顔は………かつて入団式の時の、焼き肉パーティをやったときの………)ビクビク

アニ(昨夜、一体何があったの………)オロオロ


ベルトルト「…………」チラッ

女の子「!!」ササッ

ベルトルト「!!(目を逸らされた…………!?)」ガーン

ベルトルト(………なんでだろう、なんで、こんな気持ちになるんだろう………)ズキズキ

女の子(ベルトルさん…………)ズキンズキン

ベルトルト(今日はこれから、また海に出る………彼女と一緒の船なんだよな…………どうすればいいんだろ)ハァ

女の子(どう接したらいいのか、わかんないよぉ)ウルウル


エレン「あの二人、放っておけないな。どうにかして力になりたいな………もどかしいっつーか、まどろっこしいっつーか」ヤレヤレ

アニ「うん。なんか、あの二人見てると、なんだかもやもやするよ。全く、素直になればいいのに」ヤレヤレ


クリスタ(分かるけど、貴方たちがそれ言うの?)アセアセ

ミカサ(ちょっと前までの貴方たちみたいだとは言えない)ヤレヤレ



……
………

※PCがツンデレすぎて今日は何度か悲鳴を上げました

 あと見返して気づいた。素で忘れてたんですが、サムエルが空気になってる……釣り以降出てないし。

 明日も投下しますが、今日もまだ投下するかもしれません。

「うなたま」って「うまき」のイメージでいいの?

>>746
イエス、うまきです。
美味しいうなぎにふわふわ卵焼きってバツグンに合いますよね。

ところでこんなのも書いたので、良かったらどうぞ。
以前言ってたミーナの番外編(本編には何ら関係のないヤツ)です。

アルミン「巨人……い、いや、違う! あれは―――!!」
アルミン「巨人……い、いや、違う! あれは―――!!」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1375622363/)


それではまた明日。
本日もお疲れ様でした。おやすみなさい。地獄の月曜日を……

>>1です。

 突発的に別のおはなしを書きたくなったので、本日は別スレ立てて投下させていただきました。

 良かったら読んでみてください。

 エレン「種付け?」
 エレン「種付け?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1375700496/)

 明日も種付けの方を投下するやもです。すいませんすいません。

なんかすげーどうでもいいけど
せっかくおまけ編で本編終わったんだしスレタイを
エレン「ジュマンジ………?」から
エレン「ジュマンジ………!」に変えるとかどう?

遅レスだけどジュマンジ終わって子供に戻ったエレンとカルラが再会(?)した時ってこんな感じだったんだろうなって感動したので
描いたの自分じゃないけど皆におすそわけ
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=35921877


※帰宅
 戦場でしたわ………輪投げの列に並んで投げて、景品貰ってまた並んでを多分6回繰り返し、
 合間合間でガチャポンの抽選券を貰っては待ち、景品貰ってまた抽選券を貰っては待ち……。

 精も根も尽き果てました、今日は眠ります。


>>767
 神画像再び。ありがとうございます。

 これですね。まさにこれです。

 壁が壊れ母が死に、激闘の末にようやく勝ち取った平穏の中で鈍く光る。

 カルラは死ぬ間際に、どんな気持ちでエレンを送り出したのだろう。
 どれだけエレンを愛していたか。どれだけエレンの今後を案じていたか。
 深く考えさせられる画像です。本当にありがとうございます。


 あれ書いてた頃は純粋でしたね、必死でさ………今はなんか流行に流されてキチSSやゲスSSをノリで書いたりして………。
 もっと精進していこうと思います。

 明日の夜21:00くらいには投下開始です。長らく放置してしまったSSですが、どうかお付き合いください。


………
……



~西の港~


キース「これより、先日に引き続き三班に分かれての海域調査を行う」

キース「ただし、先日とは異なり、本日は女子たちも船に乗って釣りを体験してもらおうか」


 ハッ!!


キース「また、三班はまだ漁師の方の体調が思わしくないため、先日に引き続き娘さんに案内をしてもらう。では全員乗り込め!!」

ベルトルト(ッ!! やっぱり、同じ船か………)チラチラ

女の子(ベルトルさんも、一緒…………)チラッ


エレン(あの二人、なんとかしてやりてぇけど………別の船じゃ無理そうだな。頼んだぞ、アニ)ヒソヒソ

ライナー(アニ、俺の親友を任せたぞ)ヒソヒソ

アニ(ん。承った)コクリ


~船・沖合 リヴァイ班~


リヴァイ「昨日と同じだ。準備ができた者から開始しろ」


ミカサ「エレン、頑張ろう」

エレン「ああ、大物釣り上げようぜ!」

サシャ「私もでっかいの釣っちゃいますよ!」

ライナー「おっ、なら釣果数でも競ってみるか?」

エレン「よーし、今日はたくさん釣るぞー!」

ミカサ「受けて立つ」

サシャ「負けませんよ?」

ミリウス「おいおい、俺たちを忘れないでほしいな! なぁトーマス…………おい、トーマス?」


トーマス「」ピクピク


リヴァイ「こいつ…………また船酔いか? 器用な野郎だ………立ったまま気絶してやがる」


 ピクピクッ………


ミカサ「…………来た」ギランッ


 シュバッ!! ザッパァァァアンッ!!


ミカサ「―――――フィッシュ」パシッ

ライナー「早速か! やるな、ミカサ!」

エレン「うおっ!? まだ釣り針垂らしてから十秒も経ってねえぞ!?」

リヴァイ「これは………ほう、イサキか。刺身、焼き魚、煮魚、から揚げ………何で食っても美味い万能魚だな。この時期のは脂が乗って旨いらしい」

エレン「やったな、ミカサ!!」

ミカサ「!!!(エレンが、褒めてくれた!!)」


ミカサ(この調子でいっぱい釣る………!!)シュッ


 ピクピクッ………ザバッ


ミカサ「フィッシュ」パシッ


 シュッ………ザバッ


ミカサ「フィッシュ」パシッ


 シュッ………ザバッ


ミカサ「フィッシュ」パシッ


 シュッ、シュッ、シュッ………ザバッ、ザバッ、ザバッ


ミカサ「フィッシュフィッシュフィィィイイイシュッ!!!」パシッ、パシッ、パシッ


 ドッサリ
 ピチピチッ、ピチピチッ、ピチピチッ


エレン「」

ライナー「」

サシャ「」

ミリウス「」

リヴァイ「流石だな…………」


ミカサ「…………」ドヤァ


ライナー「え? 何が起こった? わ、わからん。全然わからん………」オロオロ

サシャ「こ、こんなにいっぱいのイサキが!!」キラキラキラ

ミリウス「つ、釣りでも凄いんだな、ミカサは………」スゲエ

エレン「いや、おかしいだろ?! なんで竿振った次の瞬間には魚釣れてるんだよ!?」


ミカサ「そ、そんなにホメないで欲しい………流石にテレる//////」テレテレ


エレン「」

ライナー(深く考えないでおこう………自分のペースで釣るんだ。自分のペースで………)



リヴァイ(釣り方としては邪道すぎる………直接針をひっかけてやがるんだ。そりゃ簡単に釣れる)

リヴァイ(まぁ………どうせ腹に入るんだからいいか。釣り人のマナーやらルールやら言っても仕方ねえ………)


 ザパァアアンッ、ザパァァアンッ


リヴァイ「さて、こっちは順調だが………他の班はどうだろうな?(波風が強い。雲も見えてきた………これは荒れるかもしれん)」


~船・沖合 キース班~


キース「うむ…………なんというかな、逆に褒めてやりたい気分だ。アルミン・アルレルト、ジャン・キルシュタイン」

アルミン「」

ジャン「」


 ピチピチッ、ピチピチッ


キース「ダツにエイ、ウツボにタカノハダイ………シーラカンスまで………狙って釣っているのか?」

キース「どれもこれも不味くて喰えたものではない魚ばかりを釣り上げるとは………漁師でも捨てる類のモノだぞ、そいつらは」

アルミン「」

ジャン「」


マンボウ「やあ、また会ったねキミタチ」ピチピチ

バラムツ「俺のことが好きなのか?」ビチビチ

アブラソコムツ「愛してるなら食えるだろ? ただし俺たちの愛はおまえらの尻から液体となって出ていく」ピチピチ



キース「マンボウ、バラムツ、アブラソコムツ………またか」

キース「言うまでもないが、あえて言おう」



キース「捨 て ろ」



アルミン「」ブワッ

ジャン「」ブワッ

マンボウは食べれるぞ
おばあちゃんがマグロと勘違いしながら食ってたのを
思い出した


 ザッパァァアンッ


ナック「っと…………う、うわっ?! これって確か、マダコだったっけ? うひゃあ、ウネウネしてるなぁ」

サムエル「事前に聞いてなきゃ、食えるもんだとは思えない見た目だなぁオイ………おっ、こっちも釣れた。マルスズキかぁ………」

ミーナ「わ、わわっ、わっ! こ、これ、引いてるよね?! え、えっと、えっと!!」オロオロ

マルコ「慌てないで」ガシッ

ミーナ「ッ!? は、はい!!」グググッ


 ザパッ!!


ミーナ「や、やったぁっ! 釣れたっ! えっと、これは…………」

マルコ「それはサヨリだよ。まぁ………刺身なら、そこそこ食べられる」

ミーナ「そ、そうなんだ…………ですか」

マルコ「別に敬語じゃなくてもいい。好きに喋りなよ」ボソッ

ミーナ「! う、うん!!」パァァッ


モブ子「わわっ、つ、釣れちゃった!! マルアジだね!! やったあ!!」アハハッ

モブ江「わお、こっちも! ベラだ!!」ヤッタ!

モブ香「ひゃあっ! スズメダイ!? や、やった! これって、確か美味しいんだよね? ねっ?」ワーイ

モブ代「ぐぬぬ…………よいしょおおおっ!! よっしゃあ! キスゲットォッ!!」ニヘヘッ


 キャッキャッ、スゴーイ
 ヤッタネ、ウフフッ


アルミン「なぜだ………なぜなんだ………こんなにも多種多様の魚が生息しているのに………」

ジャン「どうしてオレ達は………ひどい………あんまりだ………」


 ゴロゴロ………


キース「む? 空模様が…………(ふむ、荒れそうだな)」


~船・沖合 女の子班(ユミル含む)~


ユミル「よーし、そんじゃ全員釣り開始なー」


フランツ「」ゲロゲロ

ユミル「おい、フランツ。体調悪いなら休んでろ。ベルトルト、おまえも休むか?」

ベルトルト「…………」フラフラ

コニー「なぁ、ベルトルト? 調子悪いなら休んでた方がいいぞ?」

ベルトルト「…………うん、うん」ボーッ

コニー「おーい、おいってば………」

ダズ「お、おいおい、ベルトルト、大丈夫か?」

ユミル「おまえも休むか、ベルトルト?」

ベルトルト「いえ………大丈夫です」ユラユラ


ユミル(全然大丈夫に見えねえよ)

アニ(何があったか知らないけど………重傷だね。とりあえず聞きだすか)


ベルトルト(はぁ………なんでだろ。気が重い………あの子に嫌われちゃったのかな、僕は)チラッ

女の子「!!」

ベルトルト「…………あっ(目が合った!)」フリフリ

女の子「ッ…………」プイッ

ベルトルト「!?」


アニ「ベルトルト、ちょっとこっちにきな………」グイッ

ベルトルト「あ、アニ? ちょ、ちょっと、引っ張らないでっ………」ワタワタ

アニ「いいから来い」グイグイ

ベルトルト「わわっ! わ、分かったよ………」シブシブ




女の子(ベルトルさん………ごめんなさい。今は、君にあわせる顔がないよ)ジワッ


~船首付近~


アニ「さて、ベルトルト」ジロッ

ベルトルト「!? な、なんだい、アニ?」ビクビク


アニ「まだ間に合うよ―――――速やかに自首するんだ。今なら罪は軽い」


ベルトルト「犯罪行為をあの子にした覚えはないよッ!?」

アニ「ふぅん? あの子と何かあったのは間違いないんだね?」フフフ

ベルトルト「ッ………アニ、君はいつからそんなに口がうまくなったんだい?」

アニ「さぁ? 彼氏の親友の弁が立つからね、うつったんじゃない? ま、私の話はいいよ………あの子と何があったの?」

ベルトルト「君には関係ない話だよ………僕の問題なんだ、これは」プイッ

アニ「何も全て話せって言ってる訳じゃないよ。力になれたらって、そう思ってるんだ」

アニ「エレンも、ライナーも心配してる………それとも、私じゃ力になれない?」ジッ


ベルトルト「………ずるいよ、アニは。そんな言い方されたら、言わないわけにもいかないじゃないか」

※中途半端ですが、本日はここでおーわーりー。

 お風呂もご飯もまだなのです………明日の21:00には再開予定です。ではまた。

※あ、それと忘れてましたが、返信です。

>>783-784
 >>1自身はマンボウは釣ったことも食べたこともありません。
 知人の漁師さんから『食べられるとけどまったく旨くない』と聞いたことがあり、
 基本リリースするという話をうのみにしてました。
 間違っていたらすいません。

※今帰ってきました。お酒呑んじゃったので、書き溜めだけ投下します。

 とても短いです。すいませんすいません。


~船・甲板~


 ザパァァアアンッ
 ピチピチッ

コニー「おー、釣れたあ! 結構おおきいな! なんて魚なんだ?」パァァッ

女の子「うん、それアカカマス………塩焼きとか干物がおいしいよ。鮮度がいいなら刺身もイケるね………」ハァ

ハンナ「私もー!! 」

女の子「キビナゴね。鮮度が落ちやすいから、すぐに生簀に入れてね………」フゥ

ダズ「おっし!!」パシッ

女の子「マゴチ。小さな棘が多いから、針を取るとき気を付けてね………」ズーン

ユミル「お、私も釣れ……………………は?」ピチピチッ

女の子「鰊(にしん)だね。この辺りじゃよく釣れるよ………」ナゲヤリ

ユミル(言うな………分かってるから………この魚には嫌な思い出しかないんだよ………)チクショウ


女の子「……………はぁ」ズーン

クリスタ(……………)ジーッ


クリスタ「ねぇ、どうかしたの? 元気がないように見えるけれど………」

女の子「えっ!?」ビクッ

クリスタ「あっ、急にごめんなさい。でも、なんだか辛そうに見えたから………」キラキラキラキラ


女の子(えっと、確かクリスタ、だっけ? 天使みたいな子だなぁ………ベルトルさんも、こういう女の子の方が好みなのかな)ボーッ

クリスタ(やっぱり、ユミルそのものだ………【前】の時のユミルと、同じ顔立ち………)ジーッ


クリスタ「何かあったの? その………目元、赤い跡が残ってるけど」ヒソヒソ

女の子「!! い、いや、その………なんでもない、です」アセアセ

クリスタ「ひょっとして、お節介だったかな?」

女の子「そ、そんなことは………ただ、どうしたらいいのか、分からないだけで………」


クリスタ「!」ピコーン


クリスタ「ひょっとして、ベルトルトのこと?」

女の子「ッ!?」ビクッ

クリスタ「あ、大当たりかな?」

女の子「な、なんで、分かったの………いや、分かったんです?」オロオロ

クリスタ「敬語なんていいよ。分かったっていうか、昨日他の女子たちもそんな話してたし、なんだかベルトルトと仲が良さそうだったじゃない?」

女の子「仲がいいなんて、そんなこと…………」

クリスタ「その、ね? お節介なのは承知の上なんだけど、私で良かったら、相談に乗るよ?」

女の子「えっ?」


クリスタ「私と貴女は初対面の様なものだけど………言って吐き出せることもあると思うんだ」

クリスタ「私もそういうことあったから………ね? どうかな?」

女の子「ぅ………」ジーッ

クリスタ「?」キョトン


女の子(なんだろ………初めて会ったようなものなのに、この子はどこか、信用できるような………懐かしいような)

女の子(不思議な気持ちだ。なんだか、相談しちゃってもいいような気がする)

女の子(うん。そうだね、話してみよう。ダメで元々だし、この子も兵隊さんなんだし、そのうち帰っちゃうんだし………)


女の子(………ベルトルさんたちと、一緒に)ズキン


女の子「そ、そのぅ………実は、昨日の夜、ベルトルさんと…………」



 ゴロゴロ…………



……
………


~船首付近~


アニ「ふぅん………そんなことが」

ベルトルト「ぅ、うん…………(結局、ありのまま全て聞きだされてしまった………女子って怖い)」ズーン

アニ「ベルトルトも隅に置けないね。泊まり先で女の子を落とすなんてさ(しかも外側だけとはいえ、あのユミルを)」フフッ

ベルトルト「か、からかわないでくれるかな!? こっちは真剣に悩んでるんだよ?」

アニ「悩む? 何を?」

ベルトルト「えっ?」

アニ「ねぇ、ベルトルト。あんたは何を悩んでるの?」

ベルトルト「そ、それは、その……………だから、あの子との仲が、ぎくしゃくしてるから、なんだか気まずくって………」

アニ「そこだよ、ベルトルト。なんでぎくしゃくして、気まずいのがあんたにとって困るのか。それをよく考えてみれば、答えは出ると思うよ」


ベルトルト「僕が、どうして困るのか……?」

アニ「そう。そこだけをよく考えて、理由に気付けば、後は自分の心に従えばいい」

ベルトルト「アニには、僕の悩みの理由が分かるの?」

アニ「多分ね。だけど教えてあげない。別に意地悪ってわけじゃなくて、これはあんたが気づかなきゃいけないことだから………」

ベルトルト「僕が、気づかなきゃいけないこと…………」

アニ「だけど、時間がないから………ヒントだけあげるよ」

ベルトルト「ヒント?」


アニ「ああ、ヒントさ―――――私達はあと数日でここを離れて、トロスト区へ帰ることになる」

アニ「ベルトルト、あんたはもう二度と、あの子とは逢えないかもしれない」


ベルトルト「―――――」ズキン


アニ「ごめんね。すごく嫌な気持ちになったでしょ? でも、それがあんたの心だよ。ただ流されるだけでいたくないっていう、あんたの心」

ベルトルト「僕の、心…………」

アニ「その声を聞きな。どうするかは、あんたの自由だ。逃げたっていいんだ。誰も咎めない。だけど、助けてもくれない」

ベルトルト「………アニは、アニなら、どうするの?」オロオロ

アニ「甘ったれないで。もう一度言うけど、あんたはどうする? どうしたいの? それが重要なんだよ」

ベルトルト「ぼ、僕が? 僕が、自分で、どうしたいか…………?」

アニ「あんたが受動的で、主体性が無いことは知ってる…………だけど、私がどうこうじゃない。正解なんてきっとない」


アニ「男の子でしょ、ベルトルト。後悔だけはしないようにね」クルッ


ベルトルト「アニ…………」


アニ(私は、後悔していない。結果論と言えばそれまでだけど………私は自分の心に従った。ヒトと巨人で、ヒトを選んだ)

アニ(戦士としては失格だったかもしれないけれど、私は私を貫けた)

アニ(エレンと、ミカサと、アルミンを………この三人を守るって、決めたから)


アニ(例え、あれがどんな結末を招いたとしても………私は後悔だけはしたくない。しないと決めた)

※今日はここでおしまいです。ごめんなさい。

 飲んじゃったから、この続きをノリで書くととんでもないことに。

 このままだと、海からむろみさん出てきちゃう………。

 続きは明日。いつも通り夜に投下します。それではおやすみなさい。

※帰宅……。ご飯食べてお風呂入った後、書き溜め作業に入ります。

 今日の投下は難しいかもです。

それと、そのう……エレン「種付け?」の後日談を書いていただくことはできませんか?
あのあとどうなったのか気になってしょうがないです

※投下は明日の夜になります。久々に残業のない木曜日です。

>>817
 エレン「種付け?」の後日談ですか。
 一応、後日談的なものは考えていたんですが、本編が思いのほか長くなったしテンポ悪いしで、
 投下しない方が吉かと思っていました。

 しかしスレ見返してみたら、意外に後日談希望の方が多かったので、ちょっと考えさせてください。

アニ・らいおんはーと
久々に見た!
エレアニ最高だね!!!

※ただいま帰宅。お風呂にする。メシにする。それから投下。

>>820
 ご感想ありがとうございます。アニ、らいおんはーとかぁ………遥か昔のことのように思えます。
 ジュマンジ投下開始してから、もう二ヶ月も経ってたんですね。
 久々にエロでも書こうかなぁ。

※百合と聞いてミーナのスカルファックが最初に頭に浮かびました。

 私はもう死んだ方がいいかもしれない。

 お風呂入ってきます……orz


~船・甲板~


女の子「…………って感じなんだ」

クリスタ「そうなんだ。ベルトルトに、そ、その、キ、キ、きしゅ、を//////」カァァッ

女の子「う、うわああ、い、言わないでよぉ!!」アワワワ

クリスタ「ご、ごめんなさい!」アセアセ

女の子「なんていうか、その、お酒の勢いであんなことしちゃって………死にたい」ズーン

クリスタ「そ、そんなに落ち込まないで!」

女の子「ベルトルさん、困った顔してたなぁ………そりゃそうだよね。私なんかにキスされたって、キス、された、って……」ジワッ

クリスタ「べ、ベルトルトも戸惑ってただけだって!!」

女の子「ハ、ハハ、そりゃ戸惑うよね………私みたいのからキスされたら、戸惑うよ。うん、そうだよ………」ズズーン

クリスタ「そ、そういう意味じゃなくて、えと、えっと………」

女の子「クリスタは優しいなぁ………でもいいんだ。ベルトルさんは内地の人だし、私みたいなそばかす女なんて………」ドズズーン

クリスタ「そんなことないってば!! 宴会の時、ベルトルトだってあなたと一緒に食事してて、とても楽しそうだったし!」

エレアニエロも随分昔に感じられるな

ていうか淫蕩状態の逆レイプ以外にライサシャエロってあったっけ?

>>826
 お気になさらず。
 そういやライサシャ書いてなかったですねぇ。
 うん、一つ濃厚なのを検討してみます。


女の子「そ、そうかなぁ………ベルトルさん、優しい人なんだ。だから、別に私でなくても、きっと………」ウルウル


ユミル「違ぇよ」ヌッ


女の子「ッ!?」ビクッ

クリスタ「ッ?! ユ、ユミッ…………ル、教官!?」ビクッ

ユミル「………悪い。盗み聞くつもりはなかったんだが、聞こえちまったんだ」ポリポリ

女の子「い、いえ………」アセアセ

ユミル「…………けど、ベルトルト・フーバーはきっと、あんたのことは、憎からず思ってるはずだぞ?」

女の子「………なんで? どうして、そう言い切れるんです?」キッ

ユミル「私が教官だからさ。ベルトルト・フーバーは、成績優秀者。能力的には優秀だが、判断を他の人に託すなど、主体性に欠ける受身な性格をしている」

ユミル「どんなこともそつなくこなすが、同郷のライナーやアニ以外には、どこか距離を置いたように他人と接する。決して己の本心を見せようとはしない男だ」

女の子「ッ…………ぅ、う、やっぱり、私のことなんか………」プルプル


クリスタ(ユミル………どういうつもりなの?)オロオロ


ユミル「けどな、そんなあいつが、心底嬉しそうに笑っていたのを見たことがある」

女の子「え………?」


ユミル「おまえだよ。おまえと話していた時だ」キッパリ


女の子「わ、私、と?」

ユミル「昨夜の宴会の時には、目を疑った。あいつは嬉しそうに笑っていやがった。年相応に、無邪気にな」

ユミル「あいつもあんたのことが好きなのかもな」

女の子「えっ…………?」


クリスタ(ユミル………)


ユミル「今朝に気まずくなっちまったってのは、確かに思い悩むことかもしれねえが、あいつが困った顔をしていたように見えたってのは、あんたの主観的なもんだろ?」

ユミル「あれでなかなか気配りができるヤツだしな。大方、あんたが傷つかないようにするには、なんて言ったらいいのか悩んでただけなんじゃねえの?」

女の子「そ、そんな、こと…………」

ユミル「ない、と言い切れないだろ? なんでだと思う?」


女の子「そ、そんな、こと…………」

ユミル「ない、と言い切れないだろ? なんでだと思う?」

女の子「わ、わかりません………」

ユミル「あんたがあいつと、ベルトルトとちゃんと話をしてやらないからさ」

ユミル「あんたがあんまり露骨に避けるもんだから、あんなに落ち込んじまって………分かるか? 落ち込んじまってるんだよ。少なからず意識されてんだよ、あんたは」

クリスタ「! う、うん! そうだよ、きっと!!」

女の子「…………そ、そうなのかな」

ユミル「まぁ、あいつにも、もうちょっと強引さは欲しいけどな。どっかの死に急ぎ野郎みたいによ」ハッ

クリスタ「は、はは………」

女の子「し、しにいそ………何?」


ユミル「ああ、こっちの話だ。なんにせよ、あんたどうするんだ? 私らあと数日でトロスト区に戻るんだけどさ」


女の子「ッ………!!」


ユミル「自分の気持ちに嘘ついて、蓋して、それっぽい理由で納得させて、それで幸せだっていうならそれでいい」

ユミル「けどな、今のあんたはどう見ても幸せってツラじゃない。不景気まっしぐらって感じの、ひでえツラしてやがるよ………正視に耐えねえ」


女の子「ぅ、う…………」ジワッ


クリスタ「ッ?! そ、それは、言い過ぎじゃないでしょうか、ユミル教官!」

ユミル「レンズ訓練兵、黙ってろ」ジロッ

クリスタ「ッ…………」キッ

ユミル「だからな、あんたはもうちょっと、てめえの気持ちに素直になるべきだ」

ユミル「臆病ばっかりじゃ駄目だ。相手が動いてくれるのを待っているだけじゃ、掴めないものはある」


ユミル「そんなんじゃ、ハッピーエンドはやってこない。生まれ変わったつもりでやってみりゃ、案外うまく行くかもしれんぞ?」


クリスタ「!!」ハッ!


女の子「生まれ変わったつもり、で?」キョトン


ユミル「ッ、言葉のあやだ………ま、そういうこった。あんまり思い悩んで、眉間のシワ増やすなよな」クルッ

クリスタ「ちょ、ちょっと、ユミル教官ッ………」

ユミル「邪魔したな。私も仕事に戻るよ。特にあのイガグリ坊主は目を離すとロクなことをしねえしな」スタスタ

クリスタ「ご、ごめんね、でも、あんまり思い悩まないでね!!」トテトテ

女の子「う、うん………」


女の子(生まれ変わったつもりで………自分の気持ちに、正直に、か………)

女の子(私は、私は………私の気持ちは………)

女の子(私は、ベルトルさんのこと…………)ウーンウーン


クリスタ「待ってってば、ユミル」ヒソヒソ

ユミル「んだよ………怒ってるのか? クリスタ」ヒソヒソ

クリスタ「んーん? 最初は怒ってたけど、やっぱり『いいこと』してるじゃない、ユミルはさ」クスクス

ユミル「別に………そんなんじゃないさ」


ユミル(私はただ―――――見慣れた自分のツラが、あんなひでえ表情してるのにムカついただけだ)フンッ


クリスタ「もぅ! 素直じゃないんだから!」プンプン

ユミル「ハッ、そうさ。私は性根がひん曲がってて、とってもずるいんだ。王様やってたからな」ハハン

クリスタ「ああ言えばこう言う!!」モーッ

ユミル「ええ、ええ、そうでしょうともさ」ククク


 ゴロゴロ…………グラッ


クリスタ「ッ!? きゃ、きゃあっ!?」フラッ

ユミル「! クリスタ!!」ガシッ

クリスタ「あ、ありがとう、ユミル………けど、なに? 船が揺れたけど………!?」

ユミル「!? こ、これは………!!」ハッ!?

クリスタ「こ、これって、波が………風も!?」


クリスタ(ひょっとして、これって座学で勉強した――――!!)


~船首付近~


ベルトルト(あの子と、もう逢えないって思ったら………胸が痛くなった)

ベルトルト(あの透き通った声が聞けなくなる………はにかんだような笑みが見られなくなる)

ベルトルト(思い出の中にだけ残って………それも少しずつ、時の流れと共におぼろげになっていく………それは、そんなのは)プルプル

ベルトルト(嫌だ………な。ああ、嫌だ。凄く、嫌な気分になる)

ベルトルト(この嫌な気分を払拭するには………やっぱり、僕はあの子と、話をすべきなんだろうな)


ベルトルト「ありがとう、アニ………僕がどうすればよいのか………僕はどうしたいのか、なんだか分かった気がするよ」

アニ「そりゃ良かったね。…………うん、少しはマシな顔つきになったじゃないか」フフッ

ベルトルト「そ、そんなに顔に出てたかな、僕?」

アニ「そりゃあもう。この世の終わりみたいな顔してたよ」


ベルトルト「…………アニは凄いね。ライナーも、皆から慕われて………僕ばっかり、置いてけぼりにされちゃってる気分だよ」

アニ「今からでも追いつけるさ。私なんかよりずっと、あんたは勇敢で強い男でしょ?」

ベルトルト「アニは乙女だもんね」ハハハ

アニ「…………」ゲシッゲシッ

ベルトルト「そ、そういうところは乙女っぽくないから、やめようよ!?」イタイイタイ

アニ「全く…………さて、戻ろうか。あんまりサボッてるわけにもいかないだろ………私らも釣りを―――――!?」グラッ

ベルトルト「!? こ、これは、船が………!?」グラグラ


 ゴロゴロ………ピシャッ!!
 ビュゥウウウウウッ!!


アニ「!? 時化?! いつの間に、こんな………」ヨロヨロ

ベルトルト「こ、これって、まずいんじゃないか?!」ヨロッ


 タタタタッ


ユミル「! アニ! ベルトルト! ここにいたか! 早く船内に入れ!! 港に戻るぞ!!」

アニ「ッ、了解! っと………こりゃ、やっかいだね」ググッ

ベルトルト「了解! うわっ………」グラグラ

ユミル「クッ、あんまり海側に立つな! 高波が来たらそのまま持っていかれるぞ!!」グググ……


アニ(ッ、酷い揺れだ………故郷からこっちに来た時を思い出すよ)クソッ


 パラパラ………ザァアアアアアアッ


ベルトルト「雨まで降ってきた………!!」


~船・甲板~


ダズ「あれ? 昨日はこんなに揺れなかったはずなんだけどな」オット

ハンナ「きゃっ!?」ヨロッ

コニー「おっと、あぶねえ!」ガシッ

ハンナ「あ、ありがと、コニー………」フゥ

ダズ「す、すげえ風が………!? なんだ? 雨まで降って来たぞ!?」オイオイ


女の子(ッ?! い、いけない!! 時化だ!!)ハッ?!


女の子「み、皆! 何かにつかまって、船内に入って!! すぐに港まで戻るよ!!」アセアセ


 ワ、ワカッタ!! リョウカイッ!!


女の子(私も、戻らないと…………?!)ギョッ!?


フランツ「」ウーンウーン

女の子(!? あ、あの子、調子悪くて休んでた子………あんなところにいたら、波が来たら海に落ちちゃう!)


女の子(助けないと!!)ググッ


フランツ「」ウーンウーン

女の子「おきて! おきて!」ペチペチ

フランツ「う、ううん………あ、ぼ、僕は………?!」

女の子「話しは後! とにかく船の中に戻るんだよ!」

フランツ「わ、わかった!! う、くっ、ち、力が、入らない………」グググッ

女の子「しっかりして! う、うう、お、おもい………」ググググ


ベルトルト「―――――無事かい!?」ヨロヨロ


女の子「ッ!? べ、ベルトルさん!?」

ベルトルト「酷い時化だ! 早く船内に――――フランツ!? 何をやっているんだ、早くこっちに!!」ガシッ

フランツ「す、すまない、ベルトルト」ヨロヨロ


女の子「この人、調子が悪そうで―――――きゃあっ!?」ドタッ

ベルトルト「!?」


 ザパアアアアッ


女の子(ッ!? 本格的に、波が荒れてきた! た、立たないと………ッ?! あ、足が………)ズキンッ

ベルトルト「フランツ、中に入ってるんだ!!」ブォンッ!!

フランツ「う、うわあっ!?」ドサッ

ベルトルト(フランツは………よし、かなり荒っぽいやり方だが、これで船内に入れた!)グッ

ベルトルト「君も早く!! 早くこっちに!!」グラグラ

女の子「ご、ごめんなさい………あ、足を、挫いちゃったみたいで………」

ベルトルト「!? 今そっちに行く!! 動かないで………」ヨロヨロ


ベルトルト「手を伸ばして!!」ジリジリ

女の子「う、うん!」ググッ

ベルトルト(後、もう少し………)グググッ

女の子「う、ううっ………」


 ガシッ


ベルトルト(! よし、掴ん―――――)


 ザバアアアアアアアアアアッ!!


女の子「!?」ゴポポッ

ベルトルト「!?」ゴポポッ

女の子「あっ、あああっ!?」ズルッ

ベルトルト「お、落ち―――――うわあああああっ!?」ズルルッ


 ザッポォオオオオンッ………


~船内~


ユミル「よし………船を出すぞ! っておい、クリスタ! アニ! あの女の子とベルトルトはどこいった!?」

クリスタ「え、えっ!? あの子、一緒じゃないの!? ベルトルトもいない!?」

アニ「!? まさか、波に…………!?」

フランツ「た、大変だ………ベルトルトとあの子は、僕を助けるために………」ヨロヨロ

アニ「!!」

クリスタ「そ、そんな………」


ユミル「ッ………船を、出すぞ」クッ


アニ「! 待って下さい! まず船の甲板を調べてからでも―――!」

ユミル「ンな悠長なことをしているヒマはねえ………」ギリギリギリ


クリスタ「そんなっ!? あの二人を助けないと!!」

ユミル「駄目だ………船にしがみついてるにしろ、落ちたにしろ………一刻の猶予もねえ。全滅の危険がある以上、リスクは最小限にすべきだ」

クリスタ「そ、そんなっ!?」オロオロ

ユミル「いいな、これは命令だ! 今すぐ船を出して、港に戻るぞ!!」


 ハッ!!


ユミル(畜生………もっと早く気づくべきだった。私の責任だ………私の)ギリッ

アニ(ベルトルト………無事でいなよ………)クッ

女の子(大丈夫………ベルトルトが一緒なら、きっと………)



 ザァアアアッ…………



……
………

※というわけで今晩は終わりです。

 続きは明日の夜にでも。

 王大人、死亡確認………。

※本当だ!? ご指摘ありがとうございます!

×:女の子(大丈夫………ベルトルトが一緒なら、きっと………)
○:クリスタ(大丈夫………ベルトルトが一緒なら、きっと………)

※帰宅……日に日に残業が増えておる気がする。

 進撃×ドリフターズの妄想が止まらない昨今、何はともあれ投下準備。

 今日も短くなりそうです。

………
……


~西の港~


キース「突然の嵐だったが………けが人はいないか?」


 シーン………


キース「そうか………諸君らには伝えておかねばならないことがある」

キース「ベルトルト・フーバーが、行方不明だ。恐らく付添案内人の娘さんを助けるために、海に落ちたものと思われる………」


 ザワッ!?


キース「両名共に、生死不明だ………恐らく、生存は絶望的だろう」クッ

ライナー「な…………!?」

エレン「べ、ベルトルトが………あ、アニ!?」バッ

アニ「…………ごめん。私があいつと話し込んでさえいなければ、こんなことには」クッ

クリスタ「あ、アニは悪くないよ! それを言うなら、私だって………」


ユミル「私がもっと天候に気を配っていれば、このようなことにはなりませんでした。いかなる処罰でもお受けします」


クリスタ(そ、そんな……ユミル?!)


リヴァイ「てめえの責任じゃあねえよ………聞いた限りじゃあ、てめえに非はねえ」

ユミル「しかし………」

リヴァイ「天候不順で起こる事故に関しちゃ、訓練兵の自己責任だ。フーバーは民間人の少女を助けようとして、海に落ちた」

リヴァイ「冷たい言い方だが………これが自己責任でなくてなんだと言う。ヤツは兵士としての責務を全うしようとした」

リヴァイ「むしろ褒められてしかるべきことをした。これはてめえの教育が行き届いていた証拠だ」

キース「………そうだな。結果的に助けられなかったとしても………その行為自体に、なんら落ち度はない」

エレン「ま、待ってください! ベルトルトも、あの子も、まだ死んだと決まったわけじゃありません!!」

ライナー「そ、そうです! 今からでも、救助に向かいましょう!!」

リヴァイ「駄目だ。この嵐では、二次遭難の危険性が高い」

ライナー「ッ、そ、そんな! こ、このまま、二人を見捨てろっていうんですかッ!?」


キース「これは命令だ…………この嵐が止み次第、捜索を行う。全員、民宿へ戻って待機………今のうちに休んでおけ。以上だ………」クルッ


エレン「ッ………畜生」グッ

アニ「くっ………どうして、こんなことに」ググッ

アルミン「エレン、アニ………とにかく、戻ろう」

ミカサ「うん………ここにいても、何にもならない。今は体を休めるべき」

エレン「…………ああ、分かってる、分かってるよ、アルミン、ミカサ」クソッ

アニ「うん…………」

ライナー「ベルトルト…………」クッ

サシャ「ライナーもです…………体に障ります。せめて、屋内に入りましょう」ギュッ

ライナー「ありがとな、サシャ………」


 ザァアアアッ………ピシャッ!! ゴロゴロ………
 ザパァアアンッ、ザパアアアンッ……


ライナー(無事でいろよ、ベルトルト………)クッ



……
………


………
……


~???~


女の子「う、う…………ん」ピクッ

女の子「あ、あれ? ここは…………?」ムクリ


 パチッパチパチッ……


女の子「………火?」

ベルトルト「あ………気が付いたの?」

女の子「ッ?!」バッ

ベルトルト「良かった………大丈夫? 怪我はない?」

女の子「ベルトル、さん………?」


女の子「ここは………? 洞窟? 洞穴?」キョロキョロ

ベルトルト「覚えてない? 僕たち、船から落っこちたんだよ」

ベルトルト「気を失ってしまった君を抱えて、ここまで泳いだんだ。どこかの島、なのかな。多分だけど………」

女の子「あっ…………!!」


女の子(思い出した………そうだ、時化が来て、ベルトルさんが私を庇って………助けようとして)


ベルトルト「この辺りには島はなかったはずだから………相当流されたんだと思う」

ベルトルト「いずれにせよ、嵐が去るまでは本格的な探索は避けよう」

ベルトルト「ひとまず、飲料水といくつかの果物は確保してある。火もこの通り―――――?」キョトン

女の子「あ、ああ、あう…………」ガタガタ

ベルトルト「どうしたの? 寒い? もっと、火に寄った方が………」

女の子「あ、ち、ちがっ………そ、その、わ、私、私…………」ブルブル


女の子(最低だ、私。最悪だ………ベルトルさんを、巻き込んで、こんな、こんな………)

今言うのは失礼だけどエレンとアニとカルラの絡みをみたい


女の子(こ、こんなの、こんなの、私、なんて、ドジで、馬鹿で………)ポロポロ

女の子(あ、だめだ、もう、ワケわかんない………)エグッエグッ


ベルトルト「!」


女の子(嫌だ。私また、ベルトルさん、困らせてる………でも、止まらない。止まんないよぅ………)ヒックヒック

女の子(もう、自分の気持ちに素直になるとか、そんな話じゃない。絶対嫌われた………こ、こんな、こんなの)ポロポロ


ベルトルト「…………ごめんね」ギュッ


女の子「え…………え?」ギュウウッ

ベルトルト「不安だよね………僕が君をしっかり守っていれば、こんなことにはならなかった」

女の子「ち、ちがっ………違う、わたし、私が、間抜けだったから、ベルトルさん、巻き込んでっ……」ヒックヒック

ベルトルト「巻き込まれてなんかいない。むしろ、僕が君を巻き込んだ。本当にすまない」ギュウッ

女の子「べ、べるどる、ざぁん…………」ブワッ


ベルトルト「落ち着いた? ごめんね、抱きしめたりして………」スッ

女の子「う、ううん…………ありがとう、ベルトルさん。元気、出た。安心した………」ニコッ

ベルトルト「あはは、うん。それは良かったよ」アハハ

女の子「ねえ、ベルトルさん。どうして、そんなに優しいの?」モジモジ

ベルトルト「や、優しいかなぁ、僕? よく分からないや………だけど、これだけは言える」

女の子「う、うん」ドキドキ

ベルトルト「前にも言ったけれど、僕は兵士だ。君たち市民を守る義務がある」

女の子「…………え?」ズキン


ベルトルト「約束する。必ず、君を無事に家まで送り届けてみせるから、安心して………」ニコッ



女の子「――――――ッ」ブワッ



ベルトルト(え、ええええっ?! ま、また泣いちゃって………ぼ、僕のせい!?)オロオロ


女の子「…………わからない」フルフル

ベルトルト「え?」

女の子「私に、優しくしてくれるのも………私が、貴方の守るべき市民だから? それだけなの?」ヒックヒック

ベルトルト「え? え? ええっ?」オロオロ


ベルトルト(こ、これって、その、も、もしかして…………)ドキドキ


女の子「ご、ごめんね。変なこと聞いてるの、分かってる………けど、知りたい」

女の子「貴方は、誰にでも優しいだけなの? それとも………その」モジモジ


ベルトルト「ッ、僕、は………僕は、えっと、えっと………その」アワワワ



アニ『男の子でしょ、ベルトルト。後悔だけはしないようにね』



ベルトルト(!! そうだ、僕は、僕の、心は…………)


ベルトルト「その、僕は…………そんなに、喋るのが得意じゃないから、うまく言えないかもしれないけれど………」

女の子「…………」コクリ

ベルトルト「今朝、君が泣いてる顔見て、すごく嫌な気持ちになった………泣いてる君を、見たくないって、そう思った」

女の子「ッ、うん………」ションボリ

ベルトルト「あ、あっ、違っ! そ、その、悪い意味じゃなくて………」アセアセ

女の子「い、いいよ? べ、別に、気を使わなくったって、わ、わたし、ぞ、ぞのっ………」ヒックヒック

ベルトルト「だ、だから違うっ! ぼ、僕は! 君には、その………笑っていて欲しいなって、そう思ったんだ!!」


女の子「えっ…………」ビクッ


ベルトルト「な、情けない話なんだけどさ………さっき、アニに相談して、アドバイスを貰って………それで、やっと自覚したんだ」


アニ『それがあんたの心だよ。ただ流されるだけでいたくないっていう、あんたの心』

アニ『あんたはどうする? どうしたいの? それが重要なんだよ』


ベルトルト「僕には、主体性とか、積極性がなくって………だけど、このままじゃ駄目だって、そう思ったんだ」

ベルトルト「このままだと、僕は絶対に後悔するから………」


女の子「後悔………?」

ベルトルト「うん…………僕はあと数日もしたら、トロスト区に帰る」

女の子「ッ――――!!」ズキンッ

ベルトルト「だけど――――いや、だからこそ、言わなきゃいけないって、そう思ったんだ」

ベルトルト「それを、嫌だなって思う、僕の気持ちを。君と離れるのが嫌だって感じる、僕の気持ちを」

女の子「え、えええっ!?」ワタワタ

ベルトルト「僕の、素直な気持ちを、君を思うと、温かい気持ちになる、この心を………その、伝えなきゃって、そう、思って………/////」カァァァッ


女の子「?! ッ~~~~~~~//////」ボンッ


ベルトルト「え、えっと、だから、その、僕は、僕は、君のことが…………/////」ドキドキ


女の子(えっ、えっ、えっ、こ、これって、この、この流れって…………//////)ドキドキ

ベルトルト(い、言うんだ! 勇気を出して、言うんだ! さぁ、言うんだ!!)クワッ


ベルトルト「きっ、君の、君のことがっ………/////」バクバクバクバク

女の子「わ、私の、こと、が…………?/////」バックンバックン





ベルトルト「―――――――――すきれすぶっ!!!」ガブッ





女の子(!? 噛んだッ!?)ガーン

ベルトルト(噛んだッ!?)イタイ!!


 シーン………


女の子「…………」

ベルトルト「…………」ショボーンヌ





女の子「――――――わっ、私もですッ!!! べるとるしゃんが、だいすきれすっ!!! ////////」クワッ!!!





ベルトルト(!!! なかったことにしてくれた!!)パァァァアッ
 
女の子(わ、私も噛んだ………)イタイ!!


ベルトルト「―――――!?」ハッ!?

女の子「―――――!?」ハッ!?


ベルトルト「//////」ボンッ

女の子「//////」ボンッ


ベルトルト「っっっ/////」テレテレ

女の子「っ………/////」テレテレ



???「ほーう…………良かったなぁ、ベルトルト」



ベルトルト「ッ!?」ビクッ!!

女の子「!?」ビクッ!!




……
………


~時は遡り、十数分前~


 パカラッパカラッパカラッ……


エレン「くそっ、ひでえ嵐だな………」クッ

アニ「視界もはっきりしない………」

ミカサ「…………ん?」ジーッ

アルミン「どうしたの、ミカサ?」

ミカサ「アルミン、あそこ………洞窟が見える」ユビサシ

アルミン「え? よく分かるね、こんな視界が悪いのに………あれ? あれって明かり? 火がついてるの?」

ライナー「ッ!! あそこは海岸の横だ!! ベルトルトが流れ着いているのかもしれんぞ!!」

アルミン「――――!! あり得る話だ!! 様子を見に行こうッ!!」グイッ


 パカラッパカラッパカラッ………



……
………


………
……



ライナー「俺たちがおまえらのことを心配してるって時によぉ………イチャイチャイチャイチャとよぉ………」ピキッビキィッ


ベルトルト「ラッ、ライナー!?」ビクビク

女の子「なっ、なんで、ここに?! え、えっ?! こ、ここ、島じゃないの!?」オロオロ


エレン「生憎と、ここは本土だ………なんだ? どっかの無人島の方が都合が良かったのか?」ニヨニヨ

アニ「バカ、エレン………そんな野暮なこと言っちゃだめだよ」ニヨニヨ

アルミン「そうだよエレン………そんなこと言ったら」ニヨニヨ

サシャ「ええ、可愛そうじゃないですかぁ」ニヨニヨ

ミカサ「なんにしても二人が無事で良かった。なぜかしばらく様子を見ようって、アルミンが言い出したから」


ベルトルト「!?」ビクッ

女の子「!?」ビクッ


ベルトルト「し、しばらく、様子を見よう? え、え、アルミン、そ、それって、まさか………」オロオロ

女の子「しょ、しょのぅ………ぜ、全部、見てたの? き、聞いてたの? しょ、しょうなの?」オロオロ


ミカサ「………? うん、見事な噛みっぷりだった」キョトン


ベルトルト「」ガフッ

女の子「」ゲフッ


ジャン「おーい、おまえら!! 急に隊列はなれて何を………おおっ!! ベルトルト!! そっちの子も無事か!!」パァァアッ

ユミル「何ッ?! べ、ベルトルト!! おまえら、ここに流されてたの…………なんだ? なんで笑ってんだ、おまえら?」


エレン「」ニヨニヨ

アニ「」ニヨニヨ

アルミン「」ドヤァ

ミカサ「?」キョトン

ライナー(ったく………心配かけさせやがってよぉ)グスッ

※という感じで本日は御開き。

>>860
 あー、エレンとの結婚報告に行くアニですか。
 それは案としてあります!
 出し惜しみしてたつもりはないんですけど、どうにも出す機会がなかったもので……。
 時期は明確に言えませんけど、そのうち書きますね。


 では、また明日。おやすみなさい………。

※今日は別のSS投下してたのと、急遽明日の朝に予定が入ってしまったため、本日投下できなくなりました。

 すいませんすいません。

※エレン「ドリフターズ?」です。

 巨人をメッタ殺しにする爽快+熱血系を目指したいところです。

 頑張って書き上げます。書きあげないとカルタゴほろぶ。


………
……



~民宿~


キース「貴様も大概悪運が強い男だな。しかし、今は素直に貴様の生還を喜ぼう。よくぞ戻った………ベルトルト・フーバー訓練兵」

ユミル「ったく、心配かけさせやがって」

リヴァイ「全くだ」


ベルトルト「は、はっ!! この度はご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ありませんっ!!」

女の子「そ、そのっ、ベルトルさんをあまり責めないでください。ベルトルさんは、私を助けてくれようとしただけなんです」

ベルトルト「いえ………彼女を危険な目に合わせてしまったのは、ひとえに私の未熟が原因です」ウツムキ

女の子「そ、そんなっ! ち、違います! 彼は、私が足を挫いたから、そのせいで………」アタフタ


キース「フーバー、そう謙遜せずとも良い。貴様はむしろ賞賛されてしかるべきことをした。結果的に彼女を救うことができたのだ。そのことについて咎めるつもりはない」

リヴァイ「………てめえの選択は間違っちゃいない。己の命を顧みず、よく決断した。てめえが正式な兵士ならボーナスでもつけてやりたいところだがな」

ユミル「ま、一緒に遭難しちまったんじゃ世話ねえわな」


女の子「!!! そ、それじゃ………!!」パァァッ


ユミル「けどな、同期の連中、誰も彼もがおまえのことを心配してたぞ? あとできちんと謝っとけよ」

ベルトルト「え、し、心配? ぼ、僕………私を、ですか?」

リヴァイ「てめえの自己評価が低いのは今に始まったことじゃあねえが………もう少し自覚しろ」ヤレヤレ

ユミル「おまえは案外、同期からは信頼されてんだよ、馬鹿」

ベルトルト「そ、そのようなことは………」アセアセ

ユミル(特に女子がな。モテモテじゃねえか、ベルトルさんよ)ククク

キース「同期に過度の心的ストレスを与えた罰だ。貴様はこれより厨房へ赴き、ライナー・ブラウン、サシャ・ブラウス両名の調理を手伝ってこい」

リヴァイ「魚、捌けるんだろう? とっとと行け」


ベルトルト「ッ…………は、はいっ!!」バッ

ベルトルト「教官方におかれましては、今後はより一層のご指導、ご鞭撻のほどを宜しくお願い致します………」ペコッ

女の子「よ、よかったね、ベルトルさっ………あいたっ!?」ズキッ

ベルトルト「おっと………はは、駄目だよはしゃいじゃ。君はけが人なんだから」ギュッ

女の子「あ、あはは、ご、ごめん//////」テレテレ


ユミル「おっと、そういやその子は足を怪我してたんだろ? ああ、追加命令だ…………ちゃんと抱っこして部屋まで送り届けてやれ」ニヤニヤ


ベルトルト「えっ!?」

女の子「えぇえええええっ!?」


リヴァイ「! そうだな………おら、さっさと出ていけ」ククク

ベルトルト「え、えっと、その…………か、抱えるよ?」スッ

女の子「だ、だめっ、わ、私、重いから、駄目っ………ひゃあっ!?」フワッ

ベルトルト「あはは、大丈夫。羽根みたいに軽いよ」ニコニコ

女の子「お、おひめ、しゃま、だっこ…………あぅう//////」ポポンッ

ベルトルト「では、失礼します、教官」スッ


 スタスタ……
 チョ、チョット、オロシテッ!! オロシテッテバッ!!
 オヒメサマダッコナンテ、ワタシノキャラジャナイヨォ!!
 ソウカナ? ボクニトッテ、キミハオヒメサマダヨ?
 バ、バカッ………/////


キース(青春だな。私にもあのような時期が………)ウムウム


~民宿・廊下~


 スタスタ……


女の子「べ、ベルトルさぁん! ほ、本当に大丈夫だから、おっ、降ろしてよぅ!! ひ、人が見てるからっ!!」

ベルトルト「駄目だよ。手当したと言っても、結構派手に捻っちゃってるんだから、無理にあるいちゃダメだって」ハハハ

女の子「ぅあ、う………ああー、すれちがった仲居さんがニヤニヤしてるよぉ………もう、しばらく顔見せられないよぉ………/////」

ベルトルト「あはは、大丈夫だっ――――!!」

女の子「あっ………!?」

女将「…………」ヨロヨロ

ベルトルト「ッ、降ろすよ?」スッ

女の子「う、うん…………お、お母さん、わ、私………――――!?」パシンッ

ベルトルト「!?」

女将「……………」プルプルプルプル

女将「この、馬鹿娘!! 人様に迷惑かけて、挙句死にかけるとは何事ですかっ!! あまつさえ命を救ってくれた方に抱いて運んでもらうなど、恥を知りなさいッ!!」パシッ

女の子「っ…………」ヒリヒリ


女将「この馬鹿娘! 馬鹿っ! 馬鹿っ!!! どれだけ人に迷惑をかけてると思っているの!!」パァンッ!!

ベルトルト「ま、待ってください!!」ガシッ

女将「ベルトルトさん、でしたわよね? 貴方が娘を助けてくれたと聞きました………ありがとうございます」

女将「ですが、これは躾です。罰です。この娘には、人様の命を預かる船に乗る者としての自覚が足りません! 私の手を離してください!」

ベルトルト「いいえっ! 離しません!!」

女の子「べ、ベルトルさん、いいの………お母さんが怒るの、当たり前だし」ヒリヒリ


ベルトルト「違う! 女将さん、貴女は彼女が船乗りとしての責務を全うしていないとおっしゃいましたが、それは違います!」

ベルトルト「彼女は、体調不良で動けなかった私の仲間を助けようとしてくれたのです!」

ベルトルト「本来は民間人を助けるべき立場にある兵士が、訓練兵とはいえど、民間人の彼女によって命を救われました」

ベルトルト「彼女の負傷はそれが原因です! 怪我さえしなければ、彼女もまた無事に陸へ戻ってきたはずです」

ベルトルト「むしろ、彼女を助けるべき私が、彼女を助けきれなかったことについて、深くお詫び申し上げます」

ベルトルト「だから――――叩くのであれば、私を叩いてください。彼女に怪我をさせ、遭難の憂き目に合わせたことは全て、私の責です!」


ベルトルト「彼女には一切の非はありません!! 罰を与えると言うのであれば、どうか、私に!!!」キッ


女将「…………」スッ

女の子「べ、ベルトルさん………」ヒリヒリ

女将「ベルトルト、さん。本当に、ほ、ほんとう、に………あ、ありがとう、ございまずっ。この子を、この娘を、救ってくれて………」ポロッ

女の子「お、お母さんっ………」ウルッ

女将「この子は、まったく、心配ばかり、かけてっ………」ギュッ

女の子「ごめんなざいっ、ごめんなざぁい………」ポロポロ

女将「後で皆にも謝るのよ………どれだけ、泣いたことか。どれだけ、心配したか………」ヒックヒック

女の子「お母さん、お父さん………コックさんたち………仲居さん………ごめんなざい、ごめんなざぁい……」エグエグッ


ベルトルト(邪魔しちゃ悪いな………皆に謝ってから、厨房に行こう)スッ

※仕事疲れ……週末には姉貴引っ掴んで里帰りー。
 明日明後日あたりでこの番外編も終わらせたいデス。

 おやすみなさい、良い夢を……。

………
……



~民宿・廊下~


ベルトルト「……………」テクテク

ベルトルト(みんな…………みんな、本当に、僕を心配してくれていた)

ベルトルト(僕は………)



……
………


………
……


~数分前・広間~

ベルトルト『皆、戻ってき――――』

コニー『っああああああっ!?』


ベルトルト『!?』ビクッ


マルコ『ほ、本当だ! 本当に、ベルトルトが帰ってきた!! みんな、ベルトルトが帰って来たぞッ!!!』


 ズドドドドドドドドドドドッ!!!


ベルトルト『!!!!?!?』ビクビクッ


コニー『べるとるどぉおおおおおおっ!! あしはついでるよなぁああああっ!? いぎでるよなぁああああっ!?』ブワッ

フランツ『ごべんよぉおおおおっ!! ぼぐがっ、ぼぐを、まもるだめにっ!! よがっだぁあああああっ!!!』ビエエエッ


ベルトルト『う、うわっ!? だ、大丈夫だよ、二人とも。僕はぴんぴんしてるって』アハハ


ダズ『俺は、俺は………時化が来たとき、自分が助かることで頭の中がいっぱいで………お前みたいに、誰かを助けようって気持ちに、なれなかった………ごめんな、ごめんなぁ』エグッエグッ


ベルトルト『な、泣かないで、ダズ。あんな状況だし、僕だって混乱してたよ。彼女を助けられたのも運が良かっただけだし』アセアセ


マルコ『ベルトルト! 怪我はないの!? どこか打ったりしてない?!』オロオロ

クリスタ『良かった。良かった、ベルトルト………また、生きて逢えて、本当に嬉しい………』ポロポロ


ベルトルト『そんな、大げさだよマルコ、クリスタ。僕なんか別に………』


ミーナ『バカッ! 皆心配してたんだからねッ!! あんたが死んじゃったら、私達どんな顔してトロスト区に帰ればいいのよッ!!』ヒックヒック

アルミン『そうだよっ! ベルトルトの馬鹿!! 皆がどんな思いでいたか!!』


ベルトルト『え………?』


ハンナ『よがっだよぉおおおっ…………』エグッエグッ

モブ子『僕なんかなんて言わないでよぉ………か、悲しくなっちゃうよぉ………』ポロポロ


ベルトルト『え………な、なんで? どうして、みんなそんな………』


ジャン『ハァ!? ふざけんなよてめえ! てめえみたいなのでもいなくなったら、その………寂しいだろうが!!』フン


ベルトルト『ジャン………』


エレン『そうだぜ、ベルトルト。俺たちは苦しい訓練を、一緒に乗り切って来たじゃねえか。おまえが死んだら、みんなが悲しむだろ?』

ミカサ『一人ぼっちは寂しい。とても寒くなる…………私達は一緒にご飯を食べて、勉強して、訓練して、毎日を頑張ってきた。貴方にとってそんなに軽いものなの?』


ベルトルト『エレン、ミカサ………』

ベルトルト『そう、だね…………ご、ごめん、みんな。ごめん。本当に、心配かけて…………ごめんなさい』シュン


アニ『ベルトルト……………他にも言うことがあるだろ?』


ベルトルト『えっ?』


エレン『あのな、ベルトルト。無事に戻ってこれたんだから、謝る前に、俺らに言わなきゃならないことがあるだろ?』

ミカサ『とても大事なこと』


ベルトルト『!!…………た、ただいま、みんな』


アニ『うん。お帰り、ベルトルト』

エレン『ああ、お帰り』


 オカエリ、ベルトルト!!
 ブジデヨカッタ!!
 オカエリ! オカエリ!!


ベルトルト『…………』


ユミル(…………お帰り、ベルトルさん。良かったな)




……
………


………
……



ベルトルト「……………」

ベルトルト「……………」ポロポロ

ベルトルト「おかしいな。どうして涙なんて………」ポロポロ

ベルトルト「僕は、僕は………――――ああ、そうか」


ベルトルト(僕なんかが生きていたのを、喜んでくれる人がいる…………)

ベルトルト(壁を壊して、人類を皆殺しにしようとした、僕を…………)

ベルトルト(僕は、浅ましいな。それを、嬉しいって思ってるんだ)

ベルトルト(彼らが心配してくれたことが、嬉しいって…………)


リヴァイ『てめえの自己評価が低いのは今に始まったことじゃあねえが………もう少し自覚しろ』

ユミル『おまえは案外、同期から信頼されてんだよ、馬鹿』


ベルトルト「……………ッ」ポロポロ


ベルトルト(僕はずっと、一人ぼっちだと思ってた。ライナーとアニだけが、本当の友達だと思っていた………)

ベルトルト(だけどライナーもアニも………気づかないうちに、僕の手の届かないところに行ってしまったように感じていた)

ベルトルト(巨人化能力が失われて、壁内に取り残されて………僕は、目的を見失った)

ベルトルト(ライナーとアニが勧めるままに、訓練兵団に入って…………でも、二人はすぐにたくさんの友達が出来て、尊敬されて………)

ベルトルト(僕だけだった。僕だけ、ひとりぼっちだった………だって、そうだろう?)

ベルトルト(あの二人は、きっと最初から壁内の人類を滅ぼそうとするつもりはなくって………)

ベルトルト(僕だけが、人類抹殺をバカみたいに、何の疑いも無く遂行しようとしていた)

ベルトルト(僕だけだ。僕だけが、殺人未遂を犯していた。僕だけが、何も知らずに………本気で、殺そうとしてたんだ)

ベルトルト(その人たちに対して、どうして笑顔を向けられるだろう………そこまで恥知らずにはなれなかった。なりたくなかった)

ベルトルト(そうだ。今更、仲良くなれるはずがない)

ベルトルト(そんな風に思えるなら、どれだけ良かっただろう)

ベルトルト(声を大にして言えたら、どれだけ気が楽だっただろう)


 ―――僕は巨人なんです。

 ――――人類の敵なんです。


 ―――――貴方たちを、皆殺しにしようとしていたんです………。


ベルトルト(言えない………言えるわけがない…………)

ベルトルト(僕は、寂しかったんだ………一人ぼっちは嫌だった………)

ベルトルト(ライナーもアニも、エレンもミカサもアルミンも、みんなが声をかけてくれる………)

ベルトルト(だけど、それはうわべだけだと思っていたんだ………僕が死んだって、誰も悲しみはしないって………)

ベルトルト(そう思っていた)

ベルトルト(そう、思っていたのに…………)



 ――――お帰りなさい、ベルトルト。



ベルトルト(僕は、一人ぼっちじゃなかったんだ)

ベルトルト(僕は初めて、君たちと心が繋がったって、そう思えた………)


ベルトルト(うれしいなぁ…………うれしいなぁ………)

ベルトルト(僕が生きていて、嬉しいって言ってくれる人がいた………)

ベルトルト(僕が死んだら悲しいって、怒ってくれる人がいた………)

ベルトルト(僕がいなくなったら嫌だって、泣いてくれる人が………)

ベルトルト(あんなにたくさん…………あんなにも、いっぱい…………)


ベルトルト「ぅ、わ………うわああっ………」ポロポロ

ベルトルト「っ…………はは、こんな顔、ライナーには見せられないな」

ベルトルト「顔を洗ってから、厨房に行こう…………」テクテク




……
………


~厨房~


ベルトルト「失礼します。ライナー、サシャ。料理の手伝いに来たよ」

ライナー「! ベルトルト、そりゃ助かるが、いいのか? どう考えても本調子じゃないだろ?」

サシャ「彼女を抱えてずっと泳いでいたのでしょう? 休んでいても………」

ベルトルト「僕の事なら大丈夫、伊達に鍛えてるわけじゃないよ。それに、これは皆に心配をかけたことへの罰だから………頑張ってやらせてもらうよ」

ライナー「そうか。だが無理はするなよ」

サシャ「キツいようならこっそり替わってあげますからね」

ベルトルト「ありがとう。その時はちゃんと言うから。もうみんなに心配はかけないよ」アハハ


ライナー「…………ベルトルト、おまえなんか、雰囲気変わったか?」


ベルトルト「えっ?」

ライナー「なんというか、どこか笑顔が柔らかくなった」

ベルトルト「そ、そうかな?」

ライナー「ああ、そうだ。うん、いい顔してるぞ、おまえ」


サシャ「ベルトルトは今、モテキですからね!! かわゆい彼女ができて、一皮むけたんですよきっと!」ウフフ

ベルトルト「ッ!? さ、サシャ!!」アセアセ

ライナー「おお、そういやあの子と――――」

コック長「お嬢と?」

ライナー「交際することに…………えっ」

サシャ「えっ」

ベルトルト「えっ」


コック長「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ベルトルト「あ………ど、どうも。お料理のお手伝いをさせていただきます、ベルトルト・フーバーです」

コック長「………」

ベルトルト「???」キョトン


ライナー(アカン)

サシャ(あ、これアカンやつや)


ベルトルト「えっと………?」

コック長「…………ドーモ、ベルトルト=サン。コック長です」ペコッ

ベルトルト「あ、これはドーモ、ご丁寧に」ペコッ

コック長「君がお嬢を助けてくれたんだってな………礼を言う」

ベルトルト「…………いえ。もっと早く気づいていたら、そもそもは………僕が至らなかったせいで、彼女を危険にさらしました」

副コック長「何言ってやがる。大時化の海に飛び込んで生きて帰ってこれるヤツなんざそういねえ」スッ

コック長「君がいなかったらお嬢は………本当にありがとう」

ベルトルト「そ、そんな………ぼ、僕はそんなに大した奴なんかじゃn」アセアセ


コック長「だが、それとこれとは別の話だ」ギラリ

副コック長「お嬢と付き合う………? いい度胸してんなこのウド野郎………三枚に卸してやろうか?」ジャキッ

コックABCD「アッオーンッ!! 狩リノ時間ダ!! オレタチ、オマエ、マルカジリ!」ギヌロッ


ベルトルト「」

ライナー(アイエエエ………)

サシャ(ガンバッテ!!)


コック長「冗談だ。だが、お嬢との交際を認めてほしいなら、俺たちにチョウリ=ジツを示せ」ジロッ

副コック長「お嬢の命の恩人とは言え、料理においては妥協なんぞしねえからな」ギロッ

コックABCD「そうだ!! お嬢との交際を認めてほしいならば、タツジン=シェフ並のチョウリ=ジツを見せろ。生半可なものだったらサシミだ!! 夕餉の一品に加えて一巻の終わりにしてやる!!」ギラギラ

コック長「まぁ、タツジン=シェフ並までは言わんが………最低でも、このコックABCD程度のワザマエは見せてほしいところだな。どうだ、受けるか?」ジロッ



ベルトルト「―――――わかりました、その話、お受けします!! 全力を尽くします!」バッ



ライナー(!! おお、ベルトルト!! いつのまにそんな熱血風味に………親友として嬉しく思うぞ!)ワクテカ

サシャ(一人の女を巡って、男が命を賭ける………いいシチュエーションですね!!)ワクテカ


コックA「おお、いい返事だな。じゃあさっそくだけど、このアジを全部開きにしておいてくれないか?」ククク

コックB「ヘヘヘ………百匹いるからそれなりに手間だろうが、まぁ夕食までにはできるだろ? できないわけないよな?」ニヤニヤ


ベルトルト「はい!! やらせていただきます!!」


コックC「ハッ、いい度胸だ。じゃあ道具はここのを好きに使え」ニタニタ

コックD「それが終わったらおれに声をかけてくれよ? 終わったらな?」ヘラヘラ


ベルトルト「――――終わりました!」



 ズララララララララッ×100



コック's「」



料理人(?! な、なんですの………あいつ、指の股に何本も包丁を挟んで………)←野菜の皮むき中のクロコ

料理人(ま、まさか!? あ、あれで、一度に何匹もの魚を捌いたっていうんですの………こ、この一瞬で!?)ゴ、ゴクリ


ライナー「おまえの六爪流…………相変わらず見事だな、ベルトルト。怖気が走るような速度だ」

ベルトルト「何言ってるんだライナー。君の肉汁一滴、血一滴こぼさずに肉牛を瞬時に解体する大技………猛牛青龍斬に比べれば、大したことないよ」ニコニコ

サシャ「ライナーのアレは凄まじいですよね! でもベルトルトの今の技も凄かったです! 目で追うのがやっとでしたよ!」エヘヘ


コックA「め、目で、追う? は?」


サシャ「そういえばベルトルトは【前】の時には総合成績三位の人でしたっけね」

ベルトルト「? 何を言ってるのかわかんないけど、やだなあサシャ。成績と包丁さばきに因果関係はないよ」ハハハ

ライナー「そうだぞ? おっちょこちょいだな、サシャは」ハハハ

サシャ「ちょ、ちょっと思い違いしただけじゃないですかっ! そんなに笑わなくってもいいじゃないですかぁ!!」プンプン


コックB「いやいやいやいや待て、どうなってんだその包丁さばき」


副コック長(ふ、不覚にも手元が見えなかったぞ…………)

コック長(とんでもなく速い包丁さばき。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね)


ライナー「あ、言ってませんでしたっけ? 元々、俺よりベルトルトの方が魚を捌くのは得意なんですよ」


コックC(微塵にも聞いてない!! 詐欺だ!!)


ベルトルト「ライナーは肉、僕は魚。他にも同郷のアニって子は、野菜の調理が得意なんですよ」

サシャ「ふええ、アニってば、そうだったんですか!」オドロキ

ライナー「アニなんかその気になれば、空中で大根をかつら剥きにするもんな」ハハハ


料理人(は!? な、なんですの、それ………)ポカーン


ベルトルト「飾り切りも上手だったね。リンゴやキュウリで巨人の彫刻とか作ってたし」

ライナー「他にもスパイスをふんだんに使った香り高い調理じゃあ、アニには敵わねえな。ありゃ完全にセンスだろうな、香辛料の使い方が絶妙すぎる」マジデスゲエ

ベルトルト「あの女性らしい繊細な技量はなかなか身につかないよね」ハハハ

サシャ「今度、アニに頼んで教わってみたいですねえ。私はどうにも得意分野がなくって………」ザクザクシュババッ


コックD(その腕で!? よそ見しながらも完璧な手順でアンコウを吊るし切りしてるその腕前で!?)ガーン


ライナー「俺らが一分野にほぼ偏ってるぶん、サシャは万能だよな。不得意な料理っていうのがない。学習能力が高くて、なんだって一回見ればうまく調理できる」


副コック長(!? ひ、一目見ただけで? ま、まさか、フグの身欠きを完璧に出来ていたのは………)ブルブル


ベルトルト「そうだよ、自信持って! 僕も魚を捌く以外はからっきしだしさ!」

サシャ「え、えへへ、そうですかぁ?」テレテレ

ライナー「ああ、座学の方でもそっちの才能を有効活用してくれりゃ完璧なんだがな」ハハハ

ベルトルト「違いないね」ハハハハ

サシャ「もぉおおお! 上げて落とすなんてひどいです!」

ベルトルト「ごめんごめん…………あ、そろそろ蒸し終わったかな」シュッ


 シュウウウウウウッ………


コックC(!? こ、このベルトルトとかいうヤツ! いつの間に蒸し魚を…………し、しかも、ありゃ今夜のメインに使おうと思っていた、最高級のキンキ!!)

コック長(フザけたチョウリ=ジツなら蹴り倒して止めているところだが………この蒸し具合! 恐らく身をほぐせば、一見半生のように見えるだろう。しかしその実、しっかりと骨まで熱の通った最高の蒸し加減だ!!)

コックD(信じられん………何が『魚を捌く以外はからっきし』だよ。こんなフワフワしっとりした蒸し魚、見たことねえ………)

副コック長(こんな絶妙の火加減の蒸し魚を作るのは、俺でも疲労困憊になるほどの集中力が必要だってのに………まるで児戯のように)ゾクッ


コック長(この坊主、どこでこんな蒸し方を………)


魚『イマダァアアア、トリダセェエエエエッ』

魚『ソコダァアアア、ソコヲサバクンダァアアア』

魚『インドジンヲミギニィィイイイ』


ベルトルト(なんだか魚を調理する時って妙な声が聞こえるんだよね。気味が悪いなぁ)


ベルトルト「あ、またチョウザメが獲れたんですね? これは捌くの初めてだなぁ………っと、キャビアはこの部分にあるんですよね?」ヨイショ

副コック長「あ、ああ。そうだが………(なぜわかる!?)」

ベルトルト「DAAAAIDARAAAAAAAAAAAA!!!」ビュオンッ


 ズバッ!!


コックA(掛け声怖い)ブルブル


ベルトルト「よいしょ」ズルルッ


コックC「!? 一瞬でキャビアを引きずり出し………!? ば、馬鹿なッ!?」


チョウザメ「え? なに、なんなん? お腹が軽い」ピチピチ


コックA「か、掻っ捌いたはずの腹が………元通り、だと………」ワナワナ

コックB「チョウザメはキャビアを取り出すために、どうしても腹を掻っ捌いて殺す必要があるのに、そ、それを、こいつ………」ブルブル

コックC「チョウリ=ジツの………次元が違う………」ガクッ

コックD「敵わねェ………」ハハハ


副コック長(お、俺にも無理だあれは………コック長でなければ、無理だ………)ギリリッ

コック長「背筋が凍えるような鋭いワザマエ…………なんという逸材だ。滾る、血が滾るぞ………」ブルッ



サシャ「ッ………凄い技量ですね(ですが、それは覚えました)」ゴクリ

ライナー「モ・ド・シ・ギ・リ………なんと見事な」ゾクッ

ベルトルト「そ、それほどでもないよ。ああ、カニの身も剥がすんですね? それじゃパパッとやってしまいます。ハッ!!」バヒュッ!!



ベルトルト「極彩と散れ」シュバッ


ベルトルト「終わりましたー」コトッ


 ドッサリ


コックA(何か一瞬光ったと思ったら、次の瞬間カニが身と殻に分離していたでござる)ガハッ

コックB(しかも殻はカニの形状を保ったままだ………なんのイリュージョンだこれは………)グハッ


ベルトルト「ああ、これがフグってやつですか。ちょっと拝借………」

ベルトルト「しをみること」カシュッ

ベルトルト「―――きするがごとし」ッチン


 フワフワッ、トササササッ


コックC(トラフグ=サンが、空中で薄造りに化けた………しかも薄造りが落ちた先には皿! 盛り付け完璧!)ゲハッ

コックD(骨身や皮の落下先にも鍋………猛毒部分はゴミ箱に………!?)ゴブッ

副コック長「!!? ご、ゴミ箱が、う、動いて………まさか、トラフグ=サンの心臓は、まだ………!?」ゴハッ

コック長「ありゃあ俺にもできねえ………おい坊主、俺の、俺たちの完敗だ」


ベルトルト「えっ」

ライナー「えっ」

サシャ「えっ」


コック長「お嬢、いい男を見つけてきやがって………」グスッ

コックABCD「完敗だ………完全、敗北だ」ハハハ


料理人(私が馬鹿だったんですの………あんな、あんな人外共相手に、料理で勝とうだなんて………)ポロポロ


副コック長「おい、クロコ………おまえみたいなリョウリニン(笑)なんぞとは比べ物にならん逸材がここにいる。それも………一度に三人も!!」

料理人「言われなくてもわかってますのよ畜生ぉおおおおおおおおおおおっ!!」ブワッ


ベルトルト「なんだかわからないけど、とにかくヤッターッ!!」

ライナー「ヤッター!」

サシャ「ヤッター!」



物陰|女の子(ベルトルさんって料理もできるんだ………ステキ………惚れ直しちゃいそう………////)カァァッ



……
………

※ベルトルさん無双の会。伏線張っておいて困ることはないと確信した今日この頃。
 明日は残業がないと良いなぁ。明後日は残業だよ……雨もやんでほしいなぁ。あと姉貴帰って欲しいなぁ。
 おやすみなさい、続きは明日となります。ご意見、ご感想、いつもありがとうございます。

極彩と散れってもしかしてメルブラ知ってますか?

「海」ってあとどれくらい?





ライベルアニ3人で料理したらパねぇな………

※米返しです。

>>919
 ヘタレ七夜プレイヤーでしたよ。今はブレイブルーばっかりやってます。

>>920
 海編は頑張ればあと一回。遅くて二~三回くらいで終わります。
 その後は何を書こうかというところで、アニの結婚前夜(エレアニがカルラに結婚のご挨拶に行くおはなし)か、
 レイシング、ライサシャエロのいずれかにしようかと思っています。

おまけは、あと何スレ書くんですか?

このスレ長生きだな
おもろいから続けてくれると嬉しいわ

※帰宅。今日は投下できそうにないです。明日は残業がないらしいので明日……終わればいいな。
 以下※返し。

>>922
 うーん、何スレ続くかはわかりません。
 おまけ自体はこの『ジュマンジ』でしかできないネタ(カルラ生存とか、海行ったりとか)がいっぱいあるので、なんとも。
 海ネタは完全に趣味が入ってますね。面白くなかったらごめんなさい。
 そのうちキチSSとかネタSSとかクロスSSとかホモSSとかレズSSとか書きたいです。

>>923
 ありがとうございます。でも長生きしすぎな気もしてきました。
 ミーナのキチSSと種付SS、あれは若気の至りです。ある意味やらなきゃ良かったかも。

※帰宅。レイシングはメドが立ったのでそのうち。結婚前夜はこの次ぐらい。

 書き溜めゼロのため、ゆっくり投下開始……。



……
………

~宴会場~


キース「思わぬトラブルもあったが、今はただ同期の帰還を喜ぼう。ひたすら食って楽しめ」


 ヤッターーーーッ!!


女の子「お料理お持ちしましたー!!」エヘヘッ

ベルトルト「僕も運ぶの手伝うよ!」

エレン「お? 今日は鍋ものなのか!」

ベルトルト「うん。せっかくだから別の調理法も試してみようと思ってね!」

ライナー「まずはフグ尽くしだ…………覚悟して食えよ、おまえら」

ジャン「お、おいおい、脅かすんじゃねえよライナー。確か、フグって毒アリの魚だったよな………オレはまだ死にたかねえぞ」

ライナー「違う。あまりの美味さにだ」

ジャン「ハッハッハ、そりゃ楽しみだなあ、おい」


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・ふぐ薄造り:刺身の歯ごたえ、口中に広がる甘み、旨味の奥深さ、天下一品。

・ふぐ皮:「鮫皮」「身皮」「とうとうみ」の三種。部位ごとに個性のある味わいと歯ごたえ。

・ふぐの煮凝り:プルプル上質なゼラチン質で固めた。ゼリーというよりグミのような弾力。なのに口の中に入れると………トロリ!

・ふぐのから揚げ:から揚げ族最強の一角。骨周りの美味さは悲鳴が上がるレベル。しゃぶるように味わうべし。

・ふぐ白子:優雅で品のある深い味わい。とろりとろとろ、ふわっ。形容しがたい珍味。

・ふぐちり:最強無敵の鍋の一つ。昆布などで取ったダシ汁にフグの切り身や骨を野菜と一緒に煮込んだ。部位ごとの食感や旨味の違いを楽しめる。ゼラチン質の皮の部分はぷるっぷる!


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サシャ「ふぎゃああああああああああ!!!!! から揚げおいちぃいいいいいいいい!!!」

コニー「ぬふぅぅううううううう!!! 白子うんめえええええええええ!!」

フランツ「あばばばばばばばば!!! ふぐちり美味ィィイイいいいいいいいっ!!」

エレン「ふ、ふぐ鍋って、こんなにウメェものなのか!? なんだこれ!」

ミカサ「ど、どうしてこんなに美味しい!? 味はそんなに濃くない………むしろ薄味なのに」

アルミン「す、凄いよ! 薄味なのに、なんでこんなに美味しいの?! 食堂の味の薄いスープと全然違う!」


ライナー「当然だ。フグの旨味というものは、いわゆる脂の旨味じゃあない」

ベルトルト「脂肪を殆ど含まない、純粋にタンパク質などの旨味成分と食感に依存しているんだ」

アニ「何より、この昆布から出た旨味が、フグ自体の美味しさを何倍にも引き立ててる………」

ミカサ「おいしい! おいしい!!」モグモグ

エレン「あっ、ミカサ! 一人占めすんなよっ!」

アニ「あんたはこっちを食べてみな」

エレン「これは? な、なんかブルブルしてるな」

アニ「白子だよ。さっと湯がいてみたから、ポン酢につけて………ん」

エレン「お、おう。あーん…………っほああああああ! うまああああああああああああっ!!」フギャーー!!

アルミン「またまた、エレンったらおおげさな…………うわあああああああああああああうまあああああああああああい!!」フギャーー!!

ミカサ「な、なんと例えればいいの? 脂っこさとかじゃない………旨いとしか言えない。自分の語彙の少なさが恨めしいほど、美味しい………」ポワーッ


ライナー「白子の美味さは、フグの中でも最強………覚えておくと良い」ニヤリ


女の子「フグの他にも、みんなが釣ったお魚、色々持ってくるからねーっ!!」サササッ


クリスタ「あれ、なにこれ? 小さいおにぎりの上に………お刺身?」

ライナー「ん? ………ああ、それか。ここのコックの人が作った。昔、東洋にあった『スシ』って料理を再現してみたんだと」

クリスタ「スシ?」

ライナー「酢飯と切り身を握って作ることから『ニギリ』とも言うらしい」

クリスタ「へぇ~、なんだか可愛い形だね!」

ライナー「こっちはふぐの寿司だ。醤油にちょっとつけて食べてみろ」

クリスタ「いただきま~す♪」パクッ

クリスタ「!! ふわぁ、口の中に入れると、ご飯がはらはらってほどけて、ふぐの淡白な甘みが………――――!?」ビクッ

ライナー「!? ど、どうした、クリスタ?!」

クリスタ「か、かりゃい…………み、みじゅっ! みじゅぅっ!!」ワタワタ

ライナー「………すまん。ワサビが入ってるのを言い忘れた。ほら、水だ」


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・寿司握り盛り合わせ:寿司の王様・大トロから、中トロ、トロ、赤身、ヒラメ、えんがわ、フグ、イサキ、タイ、サバ、イワシ、イカ、甘えび、赤貝、ミル貝、うに、いくら、タマゴ、アナゴ、ウナギなど。

・????:教官たちの舌をもうならせる最強のアルコール飲料


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クリスタ「んくっ、んくっ…………ぷはっ、はぁはぁ………」

ライナー「お、おいおい、大丈夫か?」

クリスタ「あははっ、大丈夫! でもおいしいよ! あ、教官方もおひとついかがですか?」

ユミル「おっ? じゃあ私はこっちの大トロを…………んはぁっ! うめえ!! やっぱ大トロは最高だな!! トロットロでプルップルだ!!」

リヴァイ「こちらのヒラメのニギリも良い。取れたてのヒラメではなく、あえて時間を置いたものを使ったな?」

ベルトルト「はい。ヒラメは締めてから多少時間を置いた方が旨味が増しますので」

リヴァイ「新鮮なヒラメの歯ごたえもいいが、ヒラメのにじみ出る旨味といったら…………やるな、てめえ」


ベルトルト「ありがとうございます。せっかくですから、こちらとも食べ比べてみてもおいしいですよ? お醤油に漬けずに召し上がってみてください」

ユミル「こちらは………!! 昆布締めか!! おおっ、ほんのりした塩気と甘みがいいなぁ! コメの酒が欲しくなる!」

リヴァイ「これは………成程、普通のニギリよりもずっと旨味が濃縮されている………悪くない。てめえはどうにも俺を失望させんな」ククク

ベルトルト「過分なお言葉です、リヴァイ教官」

キース「ほう!! ――――ライナー・ブラウン訓練兵。この『フグ皮の煮凝り』は貴様の料理か?」

ライナー「いいえ。ベルトルト・フーバーによるものです、教官」

ベルトルト「あ、は、はい!」

キース「ふふ、箸で刺しても跳ね返されるほどの弾力。しかし口の中に入れれば淡雪のように消えてゆく………(酒欲しい)」

ユミル「こりゃまたいいな…………(酒飲みたい)」

リヴァイ「ポン酢の酸味と、豊かな河豚皮の食感…………繊細にして鮮やかだ。結構、結構だ、ベルトルト・フーバー訓練兵(酒)」ニヤリ


ベルトルト「よろしければ、こちらの白子ポン酢などもいかがでしょうか」

キース「いただこうか…………!!!!?」


キース(!? こ、これは、湯がいてない!? 生!? 生のふぐ白子だと!?)

ユミル(い、異次元の美味さだ…………熱を通していないだけで、ここまで食感が違うのか!?)

リヴァイ(なんという濃厚なコクだ! う、お………あっという間に、口の中でとろけて消えた、だと…………)


キース(………酒が欲しい)

ユミル(………何はなくとも酒………)

リヴァイ(酒よこせ………酒っ………なんでもいいから酒っ………)


ベルトルト「あ、それとお米のお酒に、乾燥させたふぐひれを焼いて浸してみました。どうぞ」


キース(!! でかした、ベルトルト・フーバー!!)グビッ

ユミル(おお、琥珀色に透き通ってやがる………)ゴクン

リヴァイ(素晴らしい香りだ…………どれ)ゴクリ


キース「」ムフー

ユミル「」ハフー

リヴァイ「」ホッコリ


ベルトルト「い、いかがですか?」ゴクリ

ライナー「…………」ゴクリ


キース「素晴らしいものを食わせてもらった…………礼を言うぞ、ベルトルト・フーバー訓練兵」

ユミル「なぁ、この酒、向こうでも作ってくれねえか? こんなの飲んじまったら、他のが飲めねえよ………」

リヴァイ「比類なきチョウリ=ジツだった………特に最後のひれ酒………あんなにウマい酒は初めてだ」



ベルトルト「ヤッター!!」

ライナー「バンザイヤッター!!」

※やはり今日終わらなかった………。眠ります。
 明日は飲み会のため更新は難しそうです。
 明後日からは里帰り…………の、筈でしたが!

 姉がアニサマ行くとかぬかすので引きずられていってきます!!

 更新は日曜日になります! おやすみなさい!

※とりあえず次スレ立てます。
 このスレは海編の続きで埋めていきます。

次スレ:【番外編】エレン「ジュマンジ……?」【5スレ目】 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1377431813/)


キース「キスのてんぷらもイイな………ほっこりとした優しい甘みが、またなんとも」ウマイ

リヴァイ「酒が旨い………本当にすばらしいぞ、ベルトルト。このヒレ酒、向こうでも作れ」

ユミル「はぁ~~~~! このタコわさもいい! 酒が進む!!」


 ウマイ! グビグビ
 イカン、マタノミスギチマイソウダ……シカシ、トマラン
 コウナリャモウ、キョウモノミマクルカナ……


ライナー「やったな、ベルトルト!」

ベルトルト「うん!」


女の子「お待たせしました! 他の料理もお持ちしま…………あっ?!」ズキッ

ベルトルト「危ない!」スッ

女の子「あうっ!」グラッ、ポポイッ

ライナー「おっと! 危ない危ない、落とすところだぞ」キャッチ

アニ「よっとと………」キャッチ

女の子「ご、ごめんなさい、皆さん。ベルトルさんも、ごめん…………ちょっとフラついちゃって………」

ベルトルト「足を怪我してるんだから、無理しちゃだめだよ? 今日は休んでいた方が……」

女の子「で、でも………その、少しでもいいからベルトルさんと、一緒にいる時間が欲しいし………////」テレテレ

ベルトルト「ッ…………あ、ぅ、あ/////」ボンッ


ライナー「…………」ニヤニヤ

アニ「…………」ニヨニヨ


ベルトルト(嗚呼、幼馴染たちの視線が恥ずかしい………/////)カァァッ


コニー「おお! 新しい料理がきたのか!?」

エレン「あっ、それって俺が昨日釣った奴だ!!」

ライナー「おお、今日のメインが来たな」

ベルトルト「僕の作ったキンキの蒸し魚もぜひ食べてみて!」


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・キンキの一尾蒸し:頭から尻尾まで丸々蒸しあげたキンキ。見には張りがありつつもしっとりとした絶妙な蒸し加減!

・マハタの握り:背びれの身を少しだけ削って握りにした。これまた絶品!

・クエ・マハタの刺身:醤油か、マハタの肝ポン酢でどうぞ。薄くしっとりとした刺身を昆布出汁の効いた鍋汁にさっとくぐらせて、湯引きにしてもおいしい。

・マハタの食道から胃の湯引き:湯通しにした後、ポン酢醤油と和え紅葉下ろしを乗せたもの。

・マハタの心臓の煮付け:なんとマハタの心臓は小指の先ほどの大きさしかない! 釣り手であるエレンにのみ食す特権がある。少々苦みがある大人の味!

・マハタの肝の煮付け:コリコリとした食感が楽しめる濃厚な味わい!

・クエ鍋:三國無双鍋。別名『アラ鍋』。身はプリプリで皮がトロッとゼラチン質の食感! 具も白菜・しいたけ・ねぎ・にんじん・豆腐・春菊・もち・くずきりと盛りだくさん!


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エレン「おお、これがクエ………!!」

アニ「幻の高級魚と呼ばれる魚………」

ミカサ「エレン、そんな凄いものを釣ったの!? 凄い!」

アルミン「い、いったいどんな味が………まずは刺身だね」パクッ

エレン「俺も」モグモグ

アニ「私も初めて食べるよ」パクリ

ミカサ「どんな味が………」モムモム


エレン「ッ…………!!」コリコリッ

アニ「!!!」モチモチッ

ミカサ「ッ~~~~~~!!」プリプリッ

アルミン「…………」ポワーッ


エレン「言葉がないってのは、こういう時を言うのか?」ホワーッ

アニ「うん。言葉にするだけ無粋な気がする………」ホワーッ

ミカサ「ただ、美味しいとしか言えない」ホワワッ

アルミン「食感が、噛むたびに変わっていく魚なんて初めてだ………」ホアーッ


ライナー「おっと、そうだエレン。おまえには特別にこれだ」スッ

エレン「? これは?」

ベルトルト「マハタの心臓の煮つけだよ。君が食べるといい」

エレン「は!? あれだけデカい魚の心臓が、これっぽっちなのか!? 1メートルはあったぞ、あの魚!」

アルミン「えええっ!? これ、小指の先ぐらいしかないよ!?」

ベルトルト「意外でしょ? 君が食べるべきだ」

ライナー「これは釣り上げたおまえだけの特権だ。おまえに食う権利があるからな」


アニ「おめでと、エレン」

サシャ「おめでとうございましゅ………(いいなぁ)」ジュルリ

ミカサ「うん、おめでとう、エレン」


エレン「お、おう………なんか緊張するな」ゴクリ

アルミン「どんな味なんだろ。ね、食べてみなよ、エレン」

エレン「お、おう!」パクッ

ミカサ「ど、どう?」ドキドキ


エレン「おおおっ、すっげえコリッコリだ! 味も濃厚で、コクがあって、すっげえうまい!!」パァアッ


ライナー「ははは、羨ましいな。次行くときは俺も釣り上げないとな!」

サシャ「私もです! 私も心臓食べてみたいです!!」

ベルトルト「あははっ、僕も釣り上げたいなぁ。その時はまた、案内よろしくね!」

女の子「う、うんっ!! 私、がんばるからね!」ニコッ


ジャン「このクエの身………すげえプリップリだ! メッチャクチャうめえぞ!!」

マルコ「こっちの皮もトロトロプルプルで、すごく面白い食感だ!」

ミーナ「何より、味がすごい! すごく濃厚で、さっきのふぐちりにも全然負けてないよ!!」

サシャ「シメに雑炊作りましょう! 絶対おいしいですよ、これで雑炊作ったら!!」

コニー「う、うおお………涙出てきた………なんてうまいんだ」

ハンナ「あはは、コニーったら。ほら、涙拭いて」フキフキ


キース「よーし! 今夜は無礼講だ!!」

リヴァイ「もう腹は決めた………今夜は飲み明かす」


 オオーーーーーッ!?


ユミル「あれもこれも美味いんじゃ、しょーがねえかぁ………あ、そうだ。まだ冷静なうちに伝えておかにゃならなかった。ベルトルト」

ベルトルト「はっ! なんでありましょうか」バッ

ユミル「おまえさん、まだ風呂入ってないだろ? ………あの子を助けた褒美だ。今から入浴を許可する」

ベルトルト「えっ」


ライナー「そういやさっきまで調理場いたから気づかなかったが………ベルトルト、おまえずいぶんと磯臭いぞ?」

ベルトルト「あ、そういえばお風呂入ってなかったな………」

リヴァイ「実質、おまえの貸切だな。俺たちはさっき十分に堪能したし、就寝ギリギリまでなら入っていても構わんぞ」

キース「ああ、構わない」

ベルトルト「あ、ありがとうございます! で、でも………」

女の子「私のことは気にしないで!(そういえば私もなんだかんだ仕事で汗だくになっちゃった。後で入らないとなぁ)」

アニ「彼女から許可も下りたことだし、気兼ねなく入ってきなよ」

女の子「//////」ポッ

ベルトルト「も、もう! そ、それじゃ僕、お風呂入ってくるから!!」トタタタタッ


コニー「いいなぁ、ベルトルト。あんだけ広い風呂を独り占めかよー」ブーブー

ハンナ「私たちはダメなのかな」


リヴァイ「てめえらはさっき入ったろうが。無礼講ってだけで満足しておけ」


 ハッ!!


~風呂場・男湯~


 カポーン……


ベルトルト(貸切って言われてもなぁ………僕、そんなに長湯するほうじゃないしなぁ)

ベルトルト(ああ、だけど温泉って気持ちいいなぁ………この『ぬる湯』って、じんわり体にしみこむようで、優しい感じだな)

ベルトルト(…………なんだかウトウトしてきた)

ベルトルト(そういえば、海に落ちてからはずっと泳ぎっぱなしだったし、料理の手伝いもしたし………本当に疲れたな)

ベルトルト(ん…………少し、寝ちゃおうかな)ウトウト

ベルトルト(……………)スースー


~温泉入口~


【女湯】 【男湯】


仲居「あれ、男湯女湯の暖簾、換え忘れてるじゃないの」

従業員「あっ、ほんとだ。ったく、夜になったら入れ替えだっつってるのに、担当のやつサボりやがったな………」


 サッサッ、クルッ

【男湯】 【女湯】


従業員「これでよし」フンス

仲居「ねぇ、中見なくていいの? お客様がいたらマズいんじゃない?」

従業員「大丈夫だって、今は訓練兵団の兵士さんたちの貸切だし、あの方々は入浴時間とか厳守なんだろ?」

仲居「でも教官の方々が入ってたらマズいでしょ?」

従業員「それこそ平気じゃんか。あの人ら男しかいねえんだし。たぶん、だから担当の奴もうっかり忘れてたんだろ?」

仲居「うーん…………それもそうかなぁ。考えてみたら、いつもみたいに急いで換える必要もないしね」ハハハ


女の子「うんしょ………あいたた、結構酷く捻っちゃったかなぁ」イタタ

従業員「ああ、お嬢。御疲れ様です。お仕事はひと段落ですか?」

女の子「あ、お疲れ様! うん、これからお風呂にでもゆっくり入ろうと思ってるんだ」

仲居「どうぞ、ごゆっくり。我々も戸締りを済ませたら、宿舎に戻りますので」

女の子「はーい、お疲れ様! また明日ね!」


 ガラッ、ピシャンッ



……
………


~男湯(女湯)~


ベルトルト「…………んあ?」パチッ

ベルトルト「ふあ…………ずいぶん寝ちゃったのかなぁ」


ベルトルト(そういえば、こっち側の露天はまだ入ってなかったっけ)


ベルトルト「よし、軽く入ってから出ることにしようかな」テクテク



 ガラッ、ピシャンッ





 ガラッ、ピシャンッ


女の子「ふー………とりあえず、汗流したら露天行こうかな」

女の子「~~~♪ ~~~~~♪」フンフフーン

※このToLoveるな場面と魚料理の描写を書きたかったがために、この番外編を書いていた。

 というところで本日の投下は終わりです。明日、明後日辺りには番外編も終了予定。

 本日終らせる予定でしたが、PCツンデレ化のため断念しました。

 おやすみなさい。地獄の月曜日を………。


~一方その頃宴会場~


 ところ変わって宴会場。今ここは大歓声と熱気に包まれていた。

 民宿側の配慮により、とある催しが開かれたのだ。

 宴会にはつきもの…………カラオケ大会である。

 『なんでこの時代にカラオケがあるんだ!』などという至極ご尤もなご指摘については割愛である。


 閑話休題。


 先陣を切ったのは、ご存じ『死に急ぎ野郎』改め、『夢追い人』エレン・イェーガー。


エレン「夢の国を~探す君の名を~~~♪ 誰もが心に刻むまで~♪」


 特筆して上手いという訳ではなかったものの、夢に思いを馳せる彼らしい曲のチョイスに、観客となった同期達の反応はまずまずであった。

 幼馴染であるミカサやアルミン、そして恋人であるアニは、特に楽しそうに彼の歌う姿を見つめていた。


 続く二番手の歌い手は、彼の幼馴染、アルミン・アルレルト。


アルミン「ホウキ雲~の向こうに~♪ みーつけ~た~ひと粒~の星~はぁ~♪ 輝く星でも微かな星でも~♪ キ~ミだけの光♪」


 『性別:アルミン』の異名は伊達ではないことを証明するかのような可愛らしい歌声であったが、意外にも女子たちからは好評であった。

 照れながらも一生懸命に歌うアルミンの姿に、誰もが微笑ましげに合いの手を打ち、万雷の拍手に包まれる盛り上がりの中、アルミンの歌は終了した。

 アルミンはずっと恥ずかしそうに頬を染めていたが、どこか満足げで、嬉しそうであった。


 宴会場が温まって来たところで続く三番手は、マルコ・ボットとミーナ・カロライナ。誰もが嫌な予感を感じ、すぐにその予感は的中した。


マルコ「俺は地獄のテロリス~ト♪」

ミーナ「昨日母さん犯した~ぜッ♪」

マルコ「明日は父さんほってやァァれェエエ♪」

ミーナ「犯せ犯せ犯せ全てを犯せェ~♪」


 エレンやアルミンのほっこりとした歌の余韻をかき消すかのようなデスボイスに、会場は阿鼻叫喚の地獄絵図となるかに見えた。

 その時、ステージに向かい飛び上がる影があった。

 そして繰り出されるカラテ=キック! 実際による一撃必殺により、マルコミナは爆発四散! ムゴイ!

 変態夫妻を蹴り倒し、ステージに上がったのは、なんと人類最強リヴァイであった。

 そしておもむろにカラオケ=リモコンを操作するリヴァイ。

 ――――アイエエエッ! ナンデ!? リヴァイ兵長ナンデ!? 

 混乱しながらも、彼らは悟った。

 あのリヴァイ兵長が歌う!

 彼らは固唾を飲んで、リヴァイ教官がリモコンを操作する姿を見つめていた。


 そして、曲が流れだす。



リヴァイ「ハイ・ホー♪ ハイ・ホー♪ 声ーをそろーえー♪」



 温まっていた宴会場の空気は、常温を通り超えて絶対零度に凍りついた。

 リヴァイなりのギャグであったのだろうが、自虐すぎるにも程があった。

 彼を嫌い、散々にチビ、チビと陰口を叩くミカサですら、引き攣った笑みを浮かべるばかりである。

 なお、リヴァイはこの時点で、既に一升瓶の米酒を、既に三本ほどカラにしていた。

 この時の記憶がリヴァイの脳裏から消え去っていることは、彼にとって幸せであろう。


 微妙すぎる空気の中、ハードルが上がった次の歌い手の登場である。



コニー「君が好きだ~と! 叫び~たいっ! 明日を変えて~みよう~♪」



 歌い手は自称天才のコニー・スプリンガー。凍りついた空気を纏めて吹き飛ばす熱唱で、会場の空気は常温程度にまで熱を取り戻す。

 空気を読まないことは強さであることを知った、訓練兵一同であった。

 なおハンナはずっと赤面していた。フランツは血を吐いて気絶した。


 場の空気も元通りになったことで、心機一転、気を取り直して次の歌い手がステージへと上がる。



ミカサ「いつか他のだ~れか~を~♪ 好きになったとしても~♪ 貴方はずっと~♪ 特別で……大切で……またこの季節が、巡ってく~……♪」



 情感のこもったしっとりとした歌声に、エレンやアニらをはじめ、多くの者が聞き惚れた。

 一部の女子は歌詞に込められた健気さに胸を押さえ、思わず涙をこぼした。

 知らぬ存ぜぬはエレンばかりである。

 アルミンとジャンが殺意を込めた視線を送るものの、意に介した風どころか、気づいてすらいない。

 流石はエレン・イェーガー。流石は鈍感主人公の名を恣(ほしいまま)にする男である。


サシャ「い~ざ進めや~キッチン~♪ 目指す~は~ジャ~ガイモ~♪」

ライナー「茹でた~ら~♪ 皮をむい~て♪ グ~ニグ~ニ~と~潰せ~♪」


 少しばかりしんみりとした会場に、一転して明るい歌声が響く。


サシャ「小麦粉~♪ タマゴに~♪ パン粉を~ま~ぶ~して~♪」

ライナー「揚げれ~~ば♪ コロッケだ~~~よ♪」

ライサシャ「キテレーツ・ガイジーン♪」


 ライナー・サシャの馬鹿夫婦によるデュエットだ。歌詞のシュールさも相まって、会場からは笑い声が途絶えなかった。


 会場が明るい雰囲気に包まれた頃、一気に四人もの歌い手がステージ上に上がった。



アニ「向き合えず置き去りなまま~♪ 目を逸らし~ていた過去を~♪ 許したい~と思うのは~♪ 許されたいからなのかな~♪

ミカサ「僕らがただ自由で~♪ いら~れた~あの頃は遠くて! 無邪気な笑顔だけじゃ~♪ この頃は~過ごせないけど~♪」

エレン「僕らは~進んでゆく~♪ それ~でも~進み~続けてく~♪」

アルミン「何かを~信じられる~♪ 言葉が~残ってるから~♪」



 幼馴染三人組にアニを加えた、仲良し四人組によるカルテットである。

 最初は嫌そうにメンツに加わったアニであったが、最後はノリノリであった。

※誤字です。
 ×:アルミン「何かを~信じられる~♪ 言葉が~残ってるから~♪」
 ○:アルミン「何かを~信じられる~♪ 心が~残ってるから~♪」


 会場は再びヒートアップし、いよいよ真打ち登場と、密かに息巻くウマ………もとい男がいた。


 ジャン・キルシュタイン。童貞である。その顔は馬面であった。


 そして今ここに、彼ら訓練兵団を熱狂させる歌い手が、輝く舞台(ステージ)へと降り立った。

 最高のパフォーマンス。すべての観客を魅了する天界の歌声。

 音楽とは人の心を揺さぶるもの、その表現には限界などないことを、その歌声のみで示す存在がいた。

 それは勿論、ご存じジャン・キルシュタイン………














 ――――ではなく、ユミルであった。


ユミル「メールトッ♪ とーけーてーしーまーいーそうーーー♪」


 さながら天界から舞い降りた天使の如き歌声に、宴会場にいる誰もが魅了された。

 ユミルが一曲を歌い終えた途端、訓練兵たちは大歓声を上げた。そして叫ぶ。アンコール、アンコール、と。

 気分を良くしたのか、ユミルはそのままマイクを握りしめたまま、掟破りの十曲連続で歌い続けた。

 どれだけ低い音域の歌であろうと、逆に高い音域の歌であろうと、ユミルは完璧以上に歌い切った。

 魂に直接訴えかけるような歌声に、一同は酔いしれた。

 こんなに美しい歌声がこの世に存在していたのかと、あまりの感動に涙するものさえいた。

 オーディエンスの反応にますます気をよくしたユミルは、他人のリクエストの曲まで歌いだす始末であった。

 それを咎めることなく、更に盛り上がるオーディエンス。鳴り止まぬ歌声。大歓声と拍手。

 ここはライブ会場。ユミルという『うたのキングさま』による独壇場。

 ユミルが示し、ユミルが魅了し、ユミルが下す。光に溢れる美しい場所だ。



 しかし、この世界は美しいが、マッポーめいて残酷なのだ。


 光が現れれば、必ずそこには影が生まれる。


 これによって最も被害を被ったのは、歌の巧さにはかねてより定評のあるジャン・キルシュタインであった。


 彼の不幸は三つあった。

 彼のリクエストした曲が、ユミルの次であったこと。

 その曲を、ユミルが知っていたこと。

 そして何よりも、ユミルが酔っていたこと。


 釣りの結果然り、ホモ疑惑然り、不幸続きの彼にとって、歌こそは唯一のよりどころであった。

 ここで一発逆転、ミカサに己の魅力をアピールするのだと、彼は意気込んでいた。

 にも関わらず、その機会を奪われたのだ。泣きっ面に蜂とはこのことであった。

 だがジャンは耐えた。いずれユミルの歌も途切れるだろう、という期待があった。


 自惚れでもなんでもなく、ジャンは己の歌に自信があった。

 ユミルほどに、いや、ユミル以上に観客を熱狂させるだけの実力を備えていると自負していた。

 ゆえに、ジャンは静かに機会を待った。

 ユミルとてどんな曲でも歌えるわけではない。きっと知らない曲が流れれば、自分に順番を譲ってくれるだろう。

 ジャンはそう期待した。そして、機会はやってきた。

 いつかどこかで聞いたメロディ。高まる観客のテンション。ステージの熱は今や最高潮。

 激しいロック調のイントロが、ジャンの心に熱い火を灯す。

 ひそかに予備のマイクを構え、力強く歌いだそうとした。


 その瞬間の事だった。




ユミル「あ? この曲入れたの誰だ? キャンセルだ、キャンセル」ポチッ




 ジャンの期待は、真夏の淡雪の如き儚さで消え去った。爆発四散! ムゴイ!


 ジャンは現実を誰よりも理解している。

 無礼講、などという言葉は建前である。鵜呑みにするものは愚か者である。

 ここでジャンがユミルに噛みつけば、後によくない影響を残すことなど、わかり切ったことであった。


 ジャンは泣いた。力いっぱい泣いた。大声で泣き喚いた。

 何かを訴えるように、これ見よがしにユミルの前をうろうろしながら泣いた。

 しかし、これが全くの無駄。



ユミル「おい、どけよ馬面。うるせえし気分悪いだろうが。地下労働施設に送られたいか? ええ?」

ジャン「」



 ブッダミット! なんという無体。職権乱用にも程がある。

 嗚呼、しかし覆らない!

 この世はマッポーめいて残酷なのだ。ショッギョムッジョ!


 しかし、彼を助けるものは誰一人としていない。

 人類に革新をもたらした調査兵団前団長であるキース・シャーディス。

 人類最強の呼び声高い、今や『伝説』の調査兵団前兵長であるリヴァイ。

 両名はほろ酔い気分に天使の歌声というコンボにより、あっけなく夢の世界へと意識を旅立たせていた。


 ならばと視線を向けた先には、唯一ユミルに対するストッパーとなりうる訓練兵、クリスタ・レンズ。

 ―――天使や女神の異名に違わぬ彼女の優しさならば或いは。

 そんな期待がジャンにはあった。

 しかし、世界はマッポーめいて残酷である。


クリスタ「ユミル………ステキ………/////」ポーッ


 彼女もまた、ユミルの歌声に酔いしれている者の一人であり、ジャンの実際馬面めいた顔などアウトオブ眼中であった。


 ジャンは泣いた。力いっぱい泣いた。声の限りに泣き喚いた。

 あんまりだ、あんまりじゃねえかと、まるで赤子のように泣きじゃくった。

 そこでようやくジャンの異変に気づく者がいた。

 ご存じミカサ・アッカーマンであった。

 彼女は五体を投げ出して泣き喚くジャンのそばに音もなく近づき、しゃがみ込むと、




ミカサ「ジャン、うるさい」




 冷たい言葉とともに、首筋に手刀を一閃。ワザマエ!


 それはジャンにとってのカイシャクであった。実際オーバーキルめいた。

 意識が途切れる寸前に彼の耳朶を打ったミカサの言葉は、ジャンにとってはまるで神の言葉だった。

 どんな斬撃よりも深く彼の心を削ぎ落とした。

 涙の海に沈み、ジャンは静かに意識を手放した。その直前、彼が見たものは――――



アルミン「ジャン………」ポロポロ



 友が一人、その境遇を憐れみ、静かに泣く姿であった――――。



……
………

※メルトの音域出るよ。ユミルだもの。ですもの。

※といったところで本日は投下終了。

 呑んで書いたら、こうなった。お酒飲んだ日は避けた方がよかね。

 続きは明日になります。おやすみなさい……。


………
……



~露天風呂~


 カポーン


ベルトルト「ひゃー、やっぱり広いなぁ。凄い湯煙だ」

ベルトルト(奥の方に行けば景色も見えるかなぁ)ザバザバ


 リリリリリ……リリリリリ……


ベルトルト(正面には海の波間が揺らめき、背後の山々からは鈴虫の声が聞こえる………)ノホホン

ベルトルト(両足を伸ばして、こんなにゆったりと過ごすなんて、本当に久しぶりだ)ホフゥ

ベルトルト「んんっ………本当に独り占めだ」

ベルトルト「…………」


ベルトルト「…………あと数日で、トロスト区に帰るのか」ポツリ


ベルトルト「あの子とも、お別れか…………」

ベルトルト(一通り景色を眺めておこう………いつでも鮮明に思い出せるように)

ベルトルト(おかしなものだな。口下手な僕が、こんなにも話をしたいって、そう思う)

ベルトルト(あの子とも、あとでいっぱい話をしよう)

ベルトルト(色んなことを話そう。沢山思い出を作ろう)



ベルトルト「いつか―――――ここに戻ってくるときまで、寂しくないように」ポツリ



 ガララッ



ベルトルト(ん? 戸が開いた音………?)


 ペタッ……ペタペタ……ペタッ……


ベルトルト(誰か入って来たのかな)クルッ


 モヤモヤ、モワーン


ベルトルト(うわあ、凄い湯煙で、まるで見えないや。お掃除の人かな?)


 チャポッ……チャプッ……


ベルトルト(あ、あれ? 湯船に入ってきた? 他にお客さんはいないはずだけど……)


 ビュオオオッ


ベルトルト(あっ、突風だ。湯煙がはれ…………て…………)


女の子「ふあっ!? わぁ、凄い風だ………な………?」

ベルトルト「―――――――――」


 スッポンポーン


ベルトルト「」

女の子「」


ベルトルト(ああそうか。まだ僕きっと、寝てるんだ。リアルな夢だなぁ。せっかくだから隅々まで見ておこう。いつでも鮮明に思い出せるように)ジーッ

女の子「」ポカーン


ベルトルト(おっぱい)ジーッ↑

女の子「」

ベルトルト(おへそ)ジーッ

女の子「」

ベルトルト(そして花園)ジーッ↓

女の子「!? べ、べべっ、べ、べべべ、ベルトル、しゃん…………な、なっ、ななななな………//////」カァァッ


ベルトルト「…………」

ベルトルト「―――――!?」ギョッ

ベルトルト「………―――――しゃ、喋っただと!? 夢じゃないッ!?」


ベルトルト「な、なんで、ここにっ………」クルッ

女の子「こ、こっちの台詞だよぉッ!! な、なんでベルトルさんがここにいるのよぉおおおおお!? こっち女湯だよっ!?」サッ

ベルトルト「またまたご冗談を」

女の子「冗談なんかじゃないよっ!!」

ベルトルト「えええええっ!?」


ベルトルト「で、でも僕、確かに男湯に………」

女の子「!! ひょっとして、ベルトルさん入ったの夕食後すぐだった?」

ベルトルト「う、うん」

女の子「………あちゃあ、それってちょうど男湯女湯の入れ代わりのタイミングだよ」

ベルトルト「従業員さんが確認しないで暖簾を入れ換えちゃったのかな………」

女の子「………長湯してたの?」

ベルトルト「え、えーっと、教官たちからはゆっくり入っていいって言われてたから! うん、ゆっくり入らせてもらいました!」


ベルトルト(疲れてたから眠っちゃっただけなんだけど………そう言ったら彼女が気にするだろうし。うん)


ベルトルト「き、君はその、いつもこの時間帯に?」

女の子「待って、ベルトルさん。その前に一つ答えてほしいんだけど」

ベルトルト「な、なんだい?」アセアセ


女の子「そ、その………み、見た?」プルプル

ベルトルト「――――――な、なにを、かな?」プイッ


女の子「み、見たんだ………」ウルウル

ベルトルト「ッ!? み、みみみみ、みて、ない!! ほ、本当だ!! ライナーの命に誓ってもいいよ!!」

女の子「ほ、ほほほほ本当!? 嘘じゃないよね?! ね?!」

ベルトルト「ほ、ほほほほ本当だよ!! そ、そう! 湯煙で! 湯煙で、全然!! それに僕、ボーっとしてたし!」


女の子(よ、良かったぁ………)ホッ

ベルトルト(肌が真っ白で、出るところ出てて…………は、はえて、なかった…………まずい、鼻血でそう/////)ウググ


ベルトルト「あ、え、えっと………その、僕、そろそろ出るね?」オズオズ

女の子「あ…………」


ベルトルト(こ、こんな場所にいられるか!! 僕の超大型巨人がフーバーしてしまうっ!!)マエカガミ


ベルトルト「わざとじゃないとはいえ、ごめん。不快な思いをさせたと思う。あ、後ろ向いてるけど、危なそうなら避けてね?」ザブザブ

女の子「ま、待って、ベルトルさん!!」ガシッ

ベルトルト「う、うわっ!?」

女の子「……………」

ベルトルト「え、えっと? その、腕を掴まれてると、お風呂から出れないんだ、けど………?」

女の子「お話を聞いてくださいお願いします!!!」

ベルトルト「はい」シャキッ



女の子「わ、私はね! べ、別にベルトルさんと一緒のお風呂でも、さっぱり全然これっぽっちも不快な思いはしていないっていうか!!」

ベルトルト「う、うん。そうなんだ? そ、それは良かった」オロオロ

女の子「うんっ! そう! 良かったの! とっても良かった!!」グルグルグルグル

ベルトルト(視点が定まってないぞこの子)

女の子「え、えっとね! わ、私たちはその、お付き合いをしているんですよね!!」グルグルグルグル

ベルトルト「す、少なくとも僕の認識じゃ、その通りだよ?」オロオロ

女の子「そ、そうですだよ!!」グルングルン

ベルトルト(ですだよ?)

女の子「で、でも私は、あんまりベルトルしゃんのことを知りましぇん!!」グルグルグル

ベルトルト「そ、そうだね。僕もあんまり、君のことを知らないね」アセアセ

女の子「お、お話とか、どうかな! どうでしょう! どうなのよう!!」グルグルグルグル

ベルトルト「お、お話?」


女の子「こっ―――――このまま、一緒にお風呂入ろう!」

ベルトルト「――――――」


女の子「だっ、駄目かなっ! かなっ!?」

ベルトルト「ちょ、ちょっと待って! ぼ、僕だって男だし、や、やっぱりそういうのは、まだ早いっていうか!!」オロオロ

女の子「だ、ダメ? そんなに、イヤかな………」ショボン

ベルトルト「そ、そうじゃない! 嫌なんかじゃない、嬉しい! だ、だけど、自分を抑えられるか、自信がない!」

女の子「だ、大丈夫! 信じてるから! ベルトルさん、優しいし!!」フンス

ベルトルト(君は思春期童貞男子の性欲をナメてる)マタオサエ

女の子「そっ、それに………そういうことになっても、ベルトルさん………優しいと思うから」ボソボソ

ベルトルト(聞こえてるから聞こえちゃってるから!! ヤバイヤバイヤバイヤバイ)ムクムクムクムク

女の子「そ、それでその、わ、私が、ベルトルさんの、お、お、お、お背中を流して差し上げましょう!」

ベルトルト「」

女の子「…………とか何とか言ってみちゃったりして」アバババババ


ベルトルト(テンパッてるなー。僕もだけど)アバババババ

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