モンスターハンター室伏「ここがポッケ村か…」(106)

ポッケ村

室伏「初めまして、この村の専属ハンターとしてギルドから派遣されてきた室伏です」

ポッケ村長「そうか、ヌシが新しいハンターさんかえ。…ところで…」

ドボルベルグ「ブモーッ!」ふしゅー!ふしゅー!

ポッケ村長「ヌシの後ろにおる、山みたいにごっついあれはなんじゃい?」

室伏「武器です」

ドボルベルグ「ブモッフ!」コクコク…

ポッケ村長「武器…ぢゃと?」

室伏「はい。俺のハンマーです」

ドボルベルグ「モォー!」ふんすっ!

ポッケ村長「……」

室伏「…なにか?」

ポッケ村長「…いや、なんでもないわい」

ポッケ村長「そういえば、ハンターさんや」

ポッケ村長「最近、この村の近くの雪山でティがレックスが住み着いたようでの…」

ポッケ村長「ヤツは非常に強力で獰猛ぢゃて、遭遇たら逃げるんぢゃぞ?」

ポッケ村長「いくらハンターさんとてヤツの猛攻をくらえば一撃ぢゃろう…」

室伏「はは…確かに一撃でしたよ…ほら」

ポッケ村長「ん?」

ティがレックス「」チーン…

室伏「あんまりしつこく追い掛けてくるんで…つい」ハハ…

ドボルベルグ「フモッフ!」ふしゅー!

ポッケ村長「…」

ネコートさん「オババ殿!大変だ!」ウナーゴ!

ポッケ村長「なんぢゃ?」

ネコートさん「この村のすぐ近くまで、ブランゴの群れが迫ってきているっ!」

ポッケ村長「なんと!…きゃつめ、前任のハンター殿がいなくなって調子づきおって…!」

室伏「俺がなんとかしてきましょうか?」

ネコートさん「む?貴殿、何者だ?」

ポッケ村長「…この村の新しいハンターさんぢゃよ」

室伏「それじゃあ行ってきます」

ネコートさん「待たれよ!新米の貴殿にはブランゴの大群を率いるドドブランゴを相手にするには荷がおも…」

室伏「よっこら…」ガシッ!…ズァ!

ドボルベルグ「モォー!」フワッ…

室伏「…せっと!」ガシャコン!

…ズシン!…ズシン!…

…ハッハッハッ!…
…ブモーッ…

ネコートさん「………オババ殿」

ポッケ村長「ネコートさんや…言いたいことは痛いほど分かるぞい」

ネコートさん「…山が…動いていくな」

…ドシン!…ドシン!…

ポッケ村長「わしゃ何も見とらん…見とらんよ」

ネコートさん「…いや、だって!ほら!あれ!」

ポッケ村長「今日は空が綺麗ぢゃのう…」ほっほっほ…

ネコートさん「……そうですね」

雪山

室伏「はっはっはっはっは!」ブォン!ブォン!ブォン!

…ぐるぐるぐるぐる!…

ドボルベルグ「モオォーー!」

ブランゴ「ウキィー!」グチャ!
ブランゴ「ウキャッ!?」ボキッ!…メリメリ…
ブランゴ「ウキッキ!?」ベチャ!
ドドブランゴ「タ…タッケテー!」グチャ!…ドロ~…
ブランゴ「ウギイッ!」プチッ…

室伏「はっはっはっはっは」ブンブンブンブン!

ドボルベルグ「フモー!フモー!」

…グルグルグルグル…

…ズシーン…ズシーン!…

室伏「只今もどりました」

ドボルベルグ「フモッフ♪」

ポッケ村長「…雪山が何やら紅く染まっておるのぉ」

ネコートさん「そーですね」

ポッケ村長「まるで、血のようぢゃ」

ネコートさん「そーですね」

室伏「はい、これお土産です」

ドドブランゴ「」グチャ…ドロ~…

ポッケ村長「これまた真っ赤ぢゃのう」

ネコートさん「こいつに苦戦していた前任のハンターとは一体何だったのか…」

すうじつご…

~蟹さんがでました~

ギルドマネージャー「ハンターさん!ダイミョウザザミよ!ダイミョウザザミ!」

ギルドマネージャー「今夜は蟹鍋がいいわぁ~」フリフリ…

室伏「いってきます」

ドボルベルグ「フモフモ!」ふしゅー!ふしゅー!

先輩女ハンター「ふん!あんたなんかあのおっきな蟹さんにはさまれて痛い思いをすれはいいんだわ!」

密林 ベースキャンプ

室伏「よし!始めようか」ガシッ!

ドボルベルグ「フモッフ!」ふんす!

室伏「はあぁぁーーー…」ブン…ブン…ブンブンブン!…

…ぐるぐるぐるぐる…

室伏「どおりゃあーっ!」ブォン!…ポイッ!

ドボルベルグ「ブモオォー!!」

……キイィーーン!…

山菜じぃ「…!?…や…山が…飛んでいきおった!?」

密林 浜辺

ダイミョウザザミ「~♪」モグモグ…

…キラン☆…

ダイミョウザザミ「…?」ジー…

…ゴオォーーー!…

アイルー「そ…空から物凄い勢いで何かが飛んでくるニャー!?」ウナーゴ!

ドボルベルグ「モオォー!」キイィーン!

ダイミョウザザミ「…\(^o^)/」

…チュドオォーーン!!…

…ゴキッ!…メリメリ!…ボリッ!…プチっ…

ダイミョウザザミ「」チーン


…クエストクリア!!…

…クリアタイム…49:55…

ハンターズギルド

ギルドマネージャー「あらあらぁ、早かったわねぇ。5秒で帰ってくるなんてぇ~」フリフリ…

室伏「これ、お土産のザザミソブイです」

ギルドマネージャー「うふふ…流石はハンターさんねぇ」

先輩女ハンター「ふ…ふん!なによ!あんな蟹倒したくらいでいい気になっちゃって!」

室伏「…」ズイッ…

先輩女ハンター「な、なによ?…自慢しにきたの?そんなのちっとも…」

室伏「先輩にもお土産です」スッ…

先輩女ハンター「あ……」

室伏「それじゃあ…」

…スタスタ…

先輩女ハンター「…ありがとう、ハンマーの人……」

先輩女ハンター「………好きかも///」ぽっ…

ギルドマネージャー「………ぽっ」///

またすうじつご…
~魚竜さんがでました~

かギルドマネージャー「ハンターさん!ハンターさん!今度はガノトトスがあらわれたみたいよぉ~」フリフリ…

室伏「すみません…自分今日はちょっと…」

ドボルベルグ「ンモ~」

先輩女ハンター「ふん!…どーせガノトトスに怖じ気付いたんでしょ…………好き///」ぽっ

室伏「いぇ…今日は火山に採掘に行こうかと…」

ギルドマネージャー「あらあら~…残念ねぇ…」ズイッ…

ギルドマネージャー「今はガノトトスのお刺身がおいしい季節なに…」ボソッ…

室伏「いってきます!」

ドボルベルグ「ブモー!」ふしゃあ!

ギルドマネージャー「いってらっしゃ~い」フリフリ…

先輩女ハンター「あ、あんたなんか魚竜のヒレでビンタされて目を回せばいいんだわ!…………愛してる///」ぽっ…

砂漠 地底湖…

室伏「この辺は足元が滑りやすいから気をつけるんだぞ」

ドボルベルグ「フモ!フモ!」コクコク…

…つるっ!…

ドボルベルグ「フモッ!?」グラッ…

…バッシャーン!…ゴチッ☆…

???『ウボアァー!?』

ドボルベルグ「モッファー!?」バシャバシャ!

室伏「ほら、いわんこっちゃない…今引き揚げてやるからじっとしろ」グィっ…

…ザバアァ!…

ドボルベルグ「モフー…モフー…」ブルブル…

室伏「はっはっは…お前はお茶目だなぁ…」

室伏「…ん?…なんだ?あれは…」

ガノトトス「」ぷかー…

…クエストクリア!!…

一方その頃、ユクモ村では…

ティーン元気「オッス!村長さん!オッス!オッス!」チィース!

ユクモ村長「あら?貴方はどちら様ですの?」

ティーン元気「自分はティーン元気ッス!」

ユクモ村長「まぁ!では貴方がこの村の新しいハンターさんですのね!」

ティーン元気「そっスよ!」

ユクモ村長「ところでハンターさんが背中に担いでらっしゃるモノは何ですか?」

ティーン元気「あ~…やっぱ気になります?気になっちゃいますよねぇ~!」

ティーン元気「これ、俺専用のランス 撃 竜 槍 ってゆうんッスよ!カッケーっしょ?」ドギャーン!

ユクモ村長「まぁ!そうでしたの!とても大きくて太くてたくましそうですわ!」

ティーン元気「だっしょ?これで突かれたらどんなヤツでも一発で昇天ッスよ!」

ユクモ村長「それは頼もしいですわ!」ウフフ…

ティーン元気「任しといて下さいッス!」グッ!

…ウフフフ…
…アハハハ…

ユクモ村長「ところでハンターさん…」ジー…

ティーン元気「なんっスか?」

ダイミョウザザミ亜種「ぶくぶく…」バンザーイ!

ユクモ村長「その紫色の大きな蟹さんはなんですの?」

ティーン元気「やだなぁ!村長さん!こいつぁ盾に決まってるっしょ?」ガシッ!…ヒョイ…

ダイミョウザザミ亜種「…///」イヤンイヤン…

ユクモ村長「盾…ですの?」

ティーン元気「ほら!ランスには盾が付き物っしょ?」アハハ…

ユクモ村長「なるほど、確かにそうですわね」オー…ソナルモノ…

…ウフフフ…
…アハハハ…

鬼門番(…ふ…やれやれだぜ…)

またまたすうじつご…

~爆鎚さんがきたました~

ギルドマネージャー「ちょっとぉ~!ハンターさん!大変よ!ウラガンキンが出たの!」クネクネ…

室伏「ウラガンキン?」

先輩女ハンター「そんなのも知らないの?ウラガンキンは別の大陸で爆鎚竜って呼ばれてるモンスターよ…………べ、別にあんたの為に調べたんじゃないからねっ///」ピト…スリスリ…

ギルドマネージャー「そうなのぉ~!別の大陸から来ちゃったみたいなの~!」

室伏「なるほど。放っておくと何やら厄介そうですね…では早速現地へ向かいます」

ドボルベルグ「モッファー!」ふしゅー!

先輩女ハンター「ふ、ふーん!さっさと行って爆鎚竜にはねられてぺったんこになっちゃえばいいのよ!…………抱いて///」ぽっ

火山 ベースキャンプ

室伏「ふぅ…ここまで来るのに随分と時間がかかったな」

ドボルベルグ「フモフモ」

室伏「一旦ここで仮眠をとらせてもらうよ…お前も休むか?」

ドボルベルグ「フモッフ!」フルフル…

室伏「そうか…。俺が寝てる間、自由にしててもいいが、あまり遠くにいっては駄目だぞ」ふわぁ~…

ドボルベルグ「フモッ!」こくっ!

室伏「………」zzZ

ドボルベルグ「……」クルリ…

…ズシン、ズシン…

火山 ふもと…

ドボルベルグ「ブモー…」キョロキョロ…

ドボルベルグ「……モ?」ピタッ

ウラガンキン「……ウラ?」

ドボルベルグ「………」ジー…

ウラガンキン「………」ジー…

ドボルベルグ「………///」ぽっ…

ウラガンキン「………///」ぽっ…

ポッケ村

ネコートさん「む、ハンター殿。今戻られたのか?」

室伏「はい!」

ドボルベルグ「ブモー」

ネコートさん「そうか…。任務、ご苦ろ…………ん?」

ウラガンキン「……ウラ?」ガキーン!

ネコートさん「………な」

ネコートさん(なんか増えとるニャー!??)ギニャー!

室伏「では、俺はギルドに報告に行くので、これで…」ペコ…

…ズシン…ズズシン…ズシン…

ネコートさん「お…おば、おば……オババ殿!!」ガタガタ…

ポッケ村長「わしゃあ何も見とらん…何も見とらんよ…」ニッコリ…

さらにすうじつご…

~妹さんがきましたにゃあ~

イモートたん「あ!お姉たま!」

ネコートさん「イモート!?お前…何故ここにいるニャ…コホン…いるのだ?」

イモートたん「わ…わたちもお姉たまみたいに立派なギルドの職員さんになりたいの!」

ネコートさん「わがままを言うな!」

イモートたん「でも…!」

ネコートさん「でもではない!」

ネコートさん「いいか?ギルドの要職に就くには様々な経験が必要なのだ」

ネコート「ハンター達の狩に同行したり、ギルドの雑務をこなしたりして多くの人々から信頼を得なければならん」

ネコートさん「しかも危険が付きまとうこともある!お前にはそれが出来るか?」

イモートたん「わ…わたち…わたち…」ふえぇ…

ネコートさん「だいたい、お前は…」

…ウナーゴ!…
…ニャ…ニャア…

室伏「こんにちは、ネコートさん」

ネコートさん「む…、ハンター殿」

イモートたん「お姉たまの馬鹿ぁー!」ウニャー!

…タッタッタッタッタッ!…

ネコートさん「待て!何処へ行く!?…この時期の雪山は危険だぞ!」

室伏「…今の子は?」

ネコートさん「あいつの名はイモート…私の妹だ」

室伏「そうですか…。あの…良ければ様子を見て来ましょうか?」

ネコートさん「ハンター殿!?…いや、しかし…こんなことで貴殿の手を煩わせるわけには…」

室伏「村長さん!緊急依頼が来たんで行ってきます」

ポッケ村長「あいわかった!いっておいで」

室伏「はい!」

ネコートさん(ハンター殿…)

ネコートさん「すまない…不出来な妹を…頼む」

室伏「任せて下さい」

雪山 雪原…

イモートたん「お姉たまなんて…お姉たまなんて…」ぐす…

イモートたん「…わたちの気持ちもちらないくせに…」めそめそ…

イモートたん「…ちらない…くせに…」ポロポロ…

イモートたん「…」トボトボ…

???『グオォー!』

イモートたん「な…何!?…今の?」クルリ…

ラージャン「オォ…ッ!」フシュゥ…フシュウ…

イモートたん「ひ…ひぃ!」ガタガタ…

ラージャン「グオォ!」バッ!

イモートたん「た…たしゅけ……」ガチガチ…

室伏「ふんぬぅ!」ブォン!

ドボルベルグ「ブモー!」
ウラガンキン「ウラー!」

…ブンブンブンブン!…

ラージャン「…!?」ビクッ!

…ダダダダダッ!…

イモートたん(え…?ラージャンが凄い勢いで逃げて…)チラッ…

室伏「もう大丈夫だ!…怪我はないかい?」

イモートたん「は、はい…ありが……」ピタッ…

ドボルベルグ「フモ?」
ウラガンキン「ウラ?」

イモートたん「あ…あなたが背中に担いでるのは…なんでしゅか?」ジー…

室伏「あぁ、コイツらは俺の武器だよ」

ドボルベルグ「フモッフ!」
ウラガンキン「ウラァー!」

イモートたん「……か」

室伏「…か?」

イモートたん「…かっこいい///」キラキラ…

室伏「え?」

イモートたん「おいたんはハンターさんでしゅよね!」

室伏「そうだけど?」

イモートたん「わたちをおいたんのオトモにしてくだしゃい!」キラキラ…

室伏「君を…オトモに…?」

イモートたん「はいっ!」ふんす!

ポッケ村…

室伏「…ということがあったんですが…」

ネコートさん「ふむ…どうしたものか…」ヤレヤレ…

イモートたん「ちゃんとドボルベルグちゃんとウラガンキンちゃんお散歩に連れていくから!」

ドボルベルグ「フモ!」
ウラガンキン「ウラ!」

ネコートさん「いや、しかしだな…」

イモートたん「おいたんのエサもちゃんとつくるから…!ね!」キラキラ…

ネコートさん「あのなぁ…」

ネコートさん(…まぁ、このハンター殿についていれば少くとも危険な目に遇うことはあるまい)

ネコートさん「ハンター殿…イモートを雇ってやってもらえないだろうか」

室伏「わかりました。喜んで」

イモートたん「やったぁ!」

ネコートさん「何から何まですまぬなハンター殿……イモート、ハンター殿にくれぐれも迷惑をかけるんじゃないぞ?」

イモート「はいっ!」むふー

よくじつ…

~麒麟たんがすきです、でもおいたんのほうがもっと好きです~

室伏「雪山に麒麟が現れたって当ですか?」

ギルドマネージャー「ホントよぉ~…だからパッパトといってやっつけちゃってぇ~」

先輩女ハンター「ふ~んだ!あんたなんか麒麟の雷に撃たれて黒こげになればいいわ!………もっとかまってよ///」ダキッ…

イモートたん「はなれて!おいたんからはなれてぇ~」ぐぃ~…

トレニャーさん「ほっほっほ…若いモンはえぇのう…」

雪山 山上

大剣ハンター「おい!なにやってんだ!援護してくれ!」ガキィーン!

ボウガンハンター「んなこと言ってもよぉ!…もう弾が…」

麒麟「ヒヒーン!」バッ!

…バチバチバチ!…

大剣ハンター「ぐあぁー!」

ボウガンハンター「かはっ…」

麒麟「ヒヒーン!」パカラッ!パカラッ!

大剣ハンター「くそ…体が…動か…ねえ…」バチバチ…

ボウガンハンター「ちくしょう…こんな…ヤツに…!」プスプス…

イモートたん「あ~!麒麟たんめ~っけ!」ウニャー!

イモートたん「おいた~ん!」フリフリ…

…ズシン…ズズシン…ズシン…

麒麟「…!?」ビクッ!

大剣ハンター「な…なんだ!?…ありゃあ!?」

ボウガンハンター「バカでかい山と…でっかい鉱山が…近づいて来やがる…!?」

麒麟「ヒヒーン!」パカラッ!パカラッ!パカラッ!

イモート「おいたん!麒麟たんが逃げてくよ!」

室伏「逃がさん!」ブォン!

ドボルベルグ「ブモー!」
ウラガンキン「ウラー!」

…バシコーン!…

キリン「ヒヒィーン!?」グチャ…

キリン「」死ーン

…クエストクリア!…

ポッケ村 鍛冶屋

…トン!…テン!…カンカン!…

鍛冶職人「ほい!出来たよ!」スッ…

室伏「……あの、ちょっと際どすぎませんか?」パシッ…

鍛治職人「ん?そうかい?」

イモートたん「それ…な~に?」

室伏「君専用の麒麟装備なんだが…」

イモートたん「わ!フリフリのブラにオトナぱんつ!」キラキラ…

室伏(…一応気に入ってくれた…のか?)

イモートたん「ありがとう!おいたん!」

…タッタッタッタ!…

イモートたん「ほらほら見てお姉たま!おいたんに貰ったオトナぱんつ!」ババーン!

ネコートさん「…ハンター殿、後で話がある…」ゴゴゴ…

室伏「…!?」

一方その頃 大砂漠では…

~変態が出たぞー!~

ジェンモーラン「オォー!」

弓ハンター「急げ!ヤツに逃げられるまえにありったけの砲弾を持って来い!」

女ハンター「はい!」

…タッタッタッタ!…

女ハンター「急がなきゃ!」ゴソゴソ…

女ハンター「…ん?…なにこ……」ゴソ…

北島「それは私の お い な り さ ん だ」すっぽんぽん…

女ハンター「…」ゾワ…

北島「気持ちいい…超気持ちいい…」ハァハァ…

女ハンター「い…いやあぁー!」

弓ハンター「どうした!?なにがあ…」

北島「こら!大きな声を出すんじゃない!」ガシッ!

女ハンター「いやぁ~!へんた~い!」ジタバタ!

弓ハンター「」ポカーン…

北島「先にセクハラを働いておいて人を変態呼ばわりとは何事だ!」すっぽんぽん

女ハンター「ひぃ~!」ウルウル…

北島「君はもっと常識を身につけるべきだ!」すっぽんぽん

弓ハンター「てめえは常識の前に服を身につけやがれ!」スパーン!

北島「誰だ!?」クルリ…

弓ハンター「そりゃ俺のセリフだ…」

弓ハンター「おめぇ…なにもんだ?」

北島「私は…」

ジェンモーラン「オォッ!」ズアッ!

女ハンター「…!…弓ハンターさん!モーランが突撃してきます!」

弓ハンター「なんだと!?」

…ズドドドド!…

弓ハンター「チッ!今からこの砂上船の舵をきったところで回避が間に合わねぇ!」

北島「ちょっとそこのモリを一本借りるぞ」…

女ハンター「そんなものでなにを…」

北島「何って…そりゃ漁だよ」スッ…

北島「モリは…獲物の目が見えるくらいまで引き寄せてから…」

北島「…放てってなァッ!」

北島「エントリィーッ!!」バッ!

…ザバーン!…

弓ハンター「あの野郎!大砂漠の流砂の海に飛び込みやがった!?」

女ハンター「じ…自殺行為ですよ!?」

北島「イィーーーッ…ヤッハアァーーッ!」ズドムッ!

ジェンモーラン「…!?…ギャオォーーーン!!」

…バッシャアァーン!…

ジェンモーラン「」ぷかー…

北島「プハァ…!」ザバァ!

女ハンター「あのジェンモーランを…たった一本のモリで…!」

弓ハンター「…色んな意味で大した変態だなありゃあ」

いっしゅうかんご…

~じょうずに殺(ヤ)りましたァッ!!~

ポッケ村 ハンターさん宅

室伏「ぜぇ…ぜぇ…」

ポッケ村長「まさか…あのハンター殿が…こんなことになるとはの…」

イモートたん「おいたん…」

ネコートさん「医者の話では今夜が峠だそうだが…」

イモートたん「わたちの…せいで…」ウルウル…

室伏「はぁ…はぁ…」

ポッケ村長「過ぎたことを気にしても始まらん。とにかく今は皆で無事に回復することを祈るしかあるまいよ」

イモートたん「おいたん…」めそめそ…

ネコートさん(…しかし、意外な所に伏兵がいたものだ…)

数時間前…

ハンターさん宅 キッチン

イモートたん「はい!たくさんめしあがれ♪」ニャーン

…ブショワ~…ブクブク…もわ~ん…

室伏「…」チラッ…

イモートたん「えへへ~…」にこにこ…

室伏「……いただきます」スッ…

室伏「…」もぐもぐも……

イモートたん「ねぇねぇ?おいしい?」キラキラ…

室伏「……」ニコ…

イモートたん「…おいたん?」

室伏「ウボアァーッ!」プッシャアァ!

イモートたん「きゃあー!だ、誰か来てえぇー!」

村人女「どうたの!?…一体何事!?」

村人男「…!…大変だぁ!…ハンターさんの体中の穴という穴から謎の液体がーッ!?」ビクッ!

―――
――


室伏「ぜぇ…ぜぇ…」

―体力 1―スタミナ 1―

ギルドマネージャー「ま…まぁ、ハンターさんなら大丈夫よぉ~!ほらこの人って殺しても死ななさそうだしぃ~?…ねぇ?」

先輩女ハンター「そ、そうよ!いつまで寝たフリしてるのよ!さっさと目を覚ましなさいよ!……クンカクンカ…ハァハァ///」ぬうっ…

鍛冶屋「あんた…いつから布団の中に…」

先輩女ハンター「なによ?割と最初からいたけど悪い?…ふーんだ!」べーっ…

イモートたん「はなれて!おいたんからはなれてぇー!」ぐぃ~…

トレニャーさん「ほっほっほ…若いモンはええのう…」


…翌日、ハンターさんは元気になったそうです…

一方その頃 孤島では…

~お…怒っていらっしゃる!?~

怒り喰らうイビルジョー「グワオォーン!」

双剣ハンター「お…おい…あれ!」ガクガク…

片手剣ハンター「しっ!…見つかったら確実に殺されるぞ!」ブルブル…

怒り喰らうイビルジョー「オォ…」

双剣ハンター「くそぅ…よりによって何で“ヤツ”がこんな所に…」プルプル…

片手剣ハンター「わかんねぇよ!…ただひとつわかるのは…」

怒り狂う吉田(沙保里)「…フンガー!!」フシュウ…フシュウ…

片手剣・双剣「…も、もの凄く怒っていらっしゃるー!?」ガクブル…

怒り喰らうイビルジョー「グオォーン!」シュバッ!

…ズシン!…ズシン!…ズシン!…

片手剣ハンター「あの狂暴竜…ヤツに向かって突進を…!?」

双剣ハンター「や…やめ…!」

怒り狂う吉田「フンガーッ!!」ガシッ!…ヒョイ!

双剣ハンター「か…片手で受け停めて…軽々と持ち上げやがった!」

片手剣「…終ったな」

怒り喰らうイビルジョー「グ…オォ!?」ジタバタ…

怒り狂う吉田「力一杯抱キ締メル…ソレダケダ。…耐エテミロ…!」グググッ!

…メリメリ!…ゴリッ!…ボキボキボキ!…

怒り喰らうイビルジョー「オ…オォ…!?」ジタバタ…ブクブク…

…ミシミシミシッ!…ブチッ!…グリュ!…バキャッ!…グチュグチュ…コキッ!…ベチャ!……ドローリ…

怒り喰らうイビルジョー「」死ーン

怒り狂う吉田「フンッガアァーッ!!」フシュウ…フシュウ…

双剣ハンター「なんという力…なんという残忍さだ…」ウプッ…

片手剣ハンター「ヤツはそこにいるだけで全ての生物を狩り尽くし、生態系をことごとく破壊していく天災のようなものだからな」

怒り狂う吉田「フンガー…フンガー…」フシュウ…フシュウ…

双剣ハンター「…なんであんなに怒ってんだろな?」

片手剣ハンター「…しらん」

片手剣ハンター「…ん?…そう言えば、ヤツはいつの間に姿を消し…」キョロキョロ…

…ガシッ!…ガシッ!…

片手剣ハンター「…!?」ビクッ!
双剣ハンター「…!?」ダラダラダラ…

『力一杯抱キシメル…ソレダケダ。…耐エテミロ…!』ゴゴゴゴ…

片手剣・双剣「「アッ――!」」

一方その頃 砦では…

~紳士再び~

ラオシャンロン「ギャオォーン!」

女ハンター「ラオシャロンが立ち上がりました!」

弓ハンター「よし!今だ!撃竜槍のレバーを倒せ!」

女ハンター「はい!」ガシッ!

…気持ちいい…

女ハンター「う~ん!」ぐぃ~…

…超気持ちいい…

女ハンター「おかしいなぁ…ぜんぜん倒れな……い…」

北島「やぁ!」ビンビン!

女ハンター「…」ゾワ…

女ハンター「いぃやあぁー!!」

弓ハンター「おい!こんな時に何をや…」

北島「こら!大きな声を出すんじゃない!落ち着け!君が握ったのは私のおち…」すっぽんぽん

女ハンター「それ以上言うなぁ~!このへんたーい!!」

北島「前もそうだが先にセクハラを働いたのは君だそ!…それに私は変態ではなく紳士だ!」すっぽんぽん

弓ハンター「よう!また会ったな変態!」ガッ!

北島「何をする!?」

ラオシャンロン「ギャオォーン!」ドゴォ!

女ハンター「しまった!砦が!」

弓ハンター「くそ!てめぇがまたいらん邪魔してくれたせいで!」

北島「そこにあるバリスタの矢を一本借りていくぞ」

弓ハンター「あぁ?そんなもんでなにするつもりだ?」

北島「今日の海は穏やかだな」

女ハンター「…?…何の話を…?」

北島「深くまで潜ってやるぜ!」ググ…

ラオシャンロン「グオォーン!」

北島「今だ!エントリィーーッ!」バッ!

弓ハンター「…!…あの野郎…ラオシャンロンの口の中に飛び込みやがった!?」

ラオシャンロン「…?」ゴクリ…

女ハンター「飲み込まれちゃいましたよ!?」

北島「イィーー…ヤッハアァーーッ!!」ズバアァー!

ラオシャンロン「グギャアァー!」ドッシャアァ…!

女ハンター「ラオシャンロンのお腹をぶち破って外に飛び出した!?」

弓ハンター「色んな意味でとんでもねぇ変態だな…」

北島「変態ではない!紳士と呼びたまへ!」すっぽんぽん

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