ミカサ「私のスケッチブック」(26)

ミカサ「~~♪」カキカキ

ミカサ「…うん、我ながら良いデキ…とても可愛く描けた…」

クリスタ「ミカサ、お絵描きしてるの?」

ミカサ「わっ…!」

ミカサ「…クリスタ…後ろから突然話しかけるのは良くない、とても心臓に悪い…ビックリした」

クリスタ「ごめんごめん、驚かせる気はなかったの」

ミカサ「…ならいいけど…」

クリスタ「それより、ミカサがお絵描きなんて珍しいね」

ミカサ「別に珍しくない、絵は私の数少ない趣味の一つ、ただあまり人前に披露したりしてないだけ」

クリスタ「へぇ~…お絵描きが趣味なんて素敵だな~、どんな絵を描いてるの?」

ミカサ「…見たい?」

見たい!

クリスタ「…見せてくれると嬉しいな」

ミカサ「…わかった、特別にクリスタに見せてあげる」

ミカサ「…どうぞ」スッ

クリスタ「わー、ありがとう!どれどれ…」ペラペラ

クリスタ(1ページ目はエレンの似顔絵か…ふふっ…ミカサらしいね…)ペラペラ

クリスタ(2ページ目もエレンの似顔絵…本当にミカサはエレンのことが好きなんだなぁ…)ペラペラ

クリスタ(…3ページ目もエレンか…ちょっと顔の角度が変わったかな…)ペラペラ

だろうな

やはりぶれないな、アッカーマンは

クリスタ(4ページ…5ページ…6ページもエレン…以下省略)ペラペラ

クリスタ(全部エレンだ…エレンしか描かれてない…しかも写真みたいにとても精密だ…)

クリスタ「あ、あの…ミカサ…これは…?」

ミカサ「…?エレンだけど?」

クリスタ(確かにエレン以外の何者でもないね)

ミカサ「それより…どう?私の絵は?」

クリスタ「う、うん…とても上図だと思うよ…」

ミカサ「それほどでもある」

こええよ・・・

ミカサさん……最高です。

ですよね~

ミカサ「私の描いた絵はこのスケッチブックだけじゃないんだけど…もっと見たい?」

クリスタ「えっ…まだあるの?」

ミカサ「うん、これはエレンの似顔絵専用のスケッチブック」

クリスタ(エレン用って…同じような似顔絵が何ページも続いてるスケッチブックなんて軽くホラーだよ…)

クリスタ「そ、そっか…」

ミカサ「で、他のも見る?見ない?」

クリスタ(次こそはエレン以外の絵が見られるかな…)

クリスタ「う、うん…見せて」

申し訳程度のアルミン要素……?

面白いです!
期待!

パラパラ漫画みたいになってるのかと一瞬思った。


ミカサ「はい、どうぞ」スッ

クリスタ「…どれどれ」

クリスタ(1ページ目は…鼻…?1ページ丸々鼻に使われてる……)ペラペラ

クリスタ(2ページ目は…眼かな?…色まで塗ってある…綺麗な金色だ…)ペラペラ

クリスタ(3ページ目は…唇?うわぁ…口の中の断面図まだしっかりだ…妙に艶かしい…)ペラペラ

クリスタ(…これはもしかして…)

クリスタ「あ、あの…これって…」

ミカサ「ん?エレンの唇がどうかした?」

(ノ∀`)

美化されている確率が高すぎて困る

美化はされてないんじゃね?
ミカサはエレンそのものを愛してそう。

クリスタ「も、もうこのスケッチブックはいいや…他のはある…?」

ミカサ「…全部見ないの?」

クリスタ「う、うん…ちょっと私にはレベルが高すぎたみたい」(エレンの身体パーツ集…本当にレベル高いよ…)

ミカサ「それは残念…後半からはもっと滾るやつがたくさんあるのに…」

クリスタ(エレンも御愁傷様…)

ミカサ「本当に見ないの?」チラッチラッ

クリスタ「う、うん…」

ミカサ「今見ないと後悔するかもよ?もう見せてあげないかもよ?」チラッチラッ

見たら後悔しそうwwwwwww

勇気をだせ~クリスタ

クリスタ「べ、別にいいよ!」

ミカサ「そう…本当に後悔(ry」

クリスタ「あ、あのさ!私、ミカサの描いた風景画とか見たいな~」

ミカサ(セリフ被せられた…)

ミカサ「…風景画?」

クリスタ「う、うん!」

ミカサ「風景画…というのは微妙かもしれないけど…空想の中の風景を絵にしてみたのならある」

クリスタ「空想の風景?」

ミカサ「…うん。クリスタは『海』って知ってる?」

クリスタ「うみ?」

ミカサ「アルミンから聞いた話なんだけど…外の世界にはこの壁の中とは比較にならないほど大きい潮水の溜まりがある…らしい」

クリスタ「潮水の溜まり…?うそっ、そんなのがあったら商人が取り尽くしちゃうよ!」

ミカサ「取りきれないほど大きい…らしい」

ミカサ「エレンは『海』に憧れていた、だから私はアルミンから聞いた話を元に私なりのイメージで『海』を描いてみた」

クリスタ(取り尽くせないほど大きい潮水の溜まり…見てみたい…これは期待できる…!)

ミカサ「あくまで私のイメージであって実物じゃないけど…本当にそれでいい?」

クリスタ「もちろん!私凄く気になるよ!」

ミカサ「そこまで期待されると少し恥ずかしいかも…」

クリスタ(今までのは恥ずかしくないのかな…?)

ミカサ「はい、どうぞ」

クリスタ「ん、どれどれ…」

クリスタ「!!」

クリスタ(こ、これが海…凄く綺麗…確かにそれを生で見られるなら命すら惜しくない人もいるかもしれない…けれど…)

クリスタ(…なんで裸のエレンが一緒に描かれてるんだろう)

休憩します

安定のミカサ

アッカーマン流石ブレがない

取り敢えず乙

待ってるぞ

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